JP2004253923A - 情報受信装置 - Google Patents

情報受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004253923A
JP2004253923A JP2003040279A JP2003040279A JP2004253923A JP 2004253923 A JP2004253923 A JP 2004253923A JP 2003040279 A JP2003040279 A JP 2003040279A JP 2003040279 A JP2003040279 A JP 2003040279A JP 2004253923 A JP2004253923 A JP 2004253923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
output
format
conversion
character
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003040279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4176506B2 (ja
Inventor
Yoshito Yamazaki
義人 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003040279A priority Critical patent/JP4176506B2/ja
Publication of JP2004253923A publication Critical patent/JP2004253923A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176506B2 publication Critical patent/JP4176506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】使用者の状況や都合に応じた適切な情報形態を用いて受信情報を出力することのできる情報受信装置を提供する。
【解決手段】文字情報抽出部20が受信情報に含まれる付加文字情報を抽出し、音声情報変換部21は、音声情報出力形式決定部22が決定する付加文字情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式に従って、文字情報から音声情報への変換を行う。変換された音声情報は、音声情報出力形式決定部22が決定する付加文字情報の特徴に対応付けられた出力形式に従って、主情報に重畳されて出力される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主情報に付加情報を重畳して使用者に提供する情報受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビ放送に代表されるように受信中の画像及び音声に代表される主情報の上に、文字の表示によって各種の情報を挿入する形で表示させることは、従来からよく行われていることである。従来のアナログ放送では、緊急放送に代表される告知放送などの付加情報は、予め放送局において、画像及び音声によって構成される主情報に重畳した上で放送していた。この方法は、視聴者側の都合とは無関係に付加情報の強制的な視聴を視聴者に強いるもので、付加情報が視聴者にとって重要性の低い情報であった場合には、付加された情報は寧ろ邪魔なものであった。
【0003】
これに対して、図7に示されるようなデジタル放送では、情報を情報の特徴を示す特徴コードを付加したデジタルデータで伝送し、主情報と付加情報とを別々のデジタルデータとして送り、受信装置において主情報に付加情報を重畳して出力する形式が採用されている。
【0004】
前記主情報に該当する情報は、EIT(Event Information Table)と呼ばれるテーブルから始まるデータフォーマットの中に記述されている。また、緊急放送に代表される告知付加情報に該当する情報はPMT(Program Map Table)と呼ばれるテーブルに記述され、PMTはEITの前に付加されている。
【0005】
前記告知付加情報は、災害などの緊急情報、交通情報、各種お知らせなど、主情報の内容と直接的な関連を持たないが、特定の地域に住む視聴者など、その告知情報を必要とする視聴者には確実に通知されるべき内容を含んでいる。告知付加情報が格納されるPMTには、例えば、告知付加情報が緊急情報である場合、サービス種別:緊急情報を流すチャンネルID、
開始終了フラグ:緊急情報の放送有無、
信号種別:地震であるか、津波であるかといった緊急情報の種別、
地域符号:緊急情報の対象となる地域、
等を示す特徴コードが付加されている。
【0006】
一方、主情報に関する特徴コードは、主情報データの前に付加されたEIT内に記述されている。EITは、EIT内コンポーネント記述子と、EIT内コンテント記述子とから構成されている。
【0007】
EIT内コンポーネント記述子には、
ストリームコンテント:主情報の種類(画像、音声など)、
コンポーネントタイプ:主情報の種別(画面比、ステレオ/モノラル音声など)、を示す特徴コードが記述されている。
【0008】
また、EIT内コンテント記述子には、
ジャンル大分類:ニュース、スポーツ、ドラマ、映画、など、
ジャンル中分類:主情報の大分類からさらに細かい分類、
(大分類「スポーツ」であれば野球、サッカー、ゴルフ、など)
のような主情報のジャンルを示す特徴コードが記述されている。
【0009】
さらに、主情報には、主情報の内容と直接的な関連を持つ付随情報が付加されていることがある。付随情報の一例として、主情報のジャンルがドラマである場合に文字情報で提供される解説などが挙げられる。付随情報の通知対象は主情報の通知対象と同一であるが、用いられる情報の形態は、文字、音声、画像など、さまざまな形態が考えられる。これら付随情報の特徴を示す特徴コードは、付随情報の中身と共にPES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれるテーブルの中に格納されている。例えば図7に示されるPESのデータフォーマットでは、データユニット内のユニット種類内に、この付随情報が文字、画像、音声のいずれで構成されているかを示す特徴コードが記述されている。
【0010】
前記付随情報も、主情報に付加されて送信され、特徴コードが記述されていることにより、前述した告知付加情報と付随情報とをあわせて付加情報とすることが可能である。
【0011】
このように、デジタル放送では、主情報及び付加情報には以上で述べたような特徴コードが付加されているので、図6のような構成のデジタル放送受信装置を用いることにより、付加情報のうち、主情報の内容と直接的な関連を持たない告知付加情報に関して、前記特徴コードを検出した結果に基づいて、出力の要否、出力時期、主情報への重畳の形式をある程度は視聴者側で選択できるようになった。
【0012】
図6のデジタル放送受信装置では、以下の手順を経て、主情報に付加情報を重畳して出力している。
【0013】
受信された信号はRF部1、復調部2を経てデコード部3に入力される。デコードされたデジタル信号は、主情報付加情報分離部4で主情報と付加情報に分離される。
【0014】
主情報は付加情報重畳部10に送られ、付加情報は付加情報特徴コード検出部5に送られる。
【0015】
付加情報特徴コード検出部5では、付加情報のジャンル、通知対象地域、文字、音声といったデータの種類など、付加情報の特徴を示す特徴コードを検出し、付加情報分類部6へ送る。
【0016】
データ入力部12は視聴者側設定情報部11に記憶されている視聴者が設定可能な各種情報の入力及び編集を支援する。例えば、デジタルテレビ放送受信機では、データ入力部12に予め記憶されたプログラムを実行することにより、使用者は画面に表示されるメニュー画面を見ながら、デジタルテレビ放送受信機に付属のリモコンキーを用いて対話式に項目を選択することで、設定を変更することが可能である。
【0017】
付加情報分類部6では、予めデータ入力部12によって入力されて、視聴者側設定情報部11に記憶されている付加情報分類テーブル14を基に、付加情報を分類する。付加情報分類テーブル14は、例えば表1に示されるように、検出された特徴コードである情報のジャンルと通知対象地域の組合せを、A1からE5の記号で表したものである。
【0018】
【表1】
Figure 2004253923
【0019】
付加情報分類部6は、付加情報が付加情報分類テーブル14に示されたA1からE5のいずれに相当するかを判定して、その判定結果を付加情報出力要否決定部8へ送る。
【0020】
同様に、視聴者側設定情報部11には、予めデータ入力部12によって入力された付加情報出力要否決定テーブル15と、付加情報出力時期決定テーブル16と、付加情報出力形式決定テーブル17とが記憶されている。
【0021】
付加情報出力要否決定テーブルは表2に示されるように、付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報の出力が必要か否かを決定するものである。
【0022】
【表2】
Figure 2004253923
【0023】
付加情報出力時期決定テーブルは表3に示されるように、付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報を、例えば、即時に出力するか、または、ある時刻が到来するまで出力を待つか、というような出力時期を決定するものである。
【0024】
【表3】
Figure 2004253923
【0025】
即時:即時に出力する
時刻1:受信時刻以降の至近の00分、15分、30分、あるいは45分の四半時のいずれか
時刻2:受信時刻以降の至近の00分、あるいは30分の半時のいずれか
時刻3:受信時刻以降の13:00
付加情報には、主情報に重畳して出力される時に、文字で出力される付加文字情報、音声で出力される付加音声情報、画像で出力される付加画像情報、等がある。付加情報出力形式決定テーブル17は表4に示されるように、付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報であって、付加文字情報であれば画面上の表示位置、付加音声情報であれば出力に使用する音声チャンネル、付加画像情報であれば画面上の表示位置のように、それぞれの出力形式を決定し、主情報に重畳して出力される時には少なくともその出力形式に従うようにするための参照テーブルである。
【0026】
【表4】
Figure 2004253923
【0027】
形式1
付加文字情報:画面上部に重畳
付加音声情報:副音声出力
付加画像情報:子画面で右下表示
形式2
付加文字情報:画面上部に重畳
付加音声情報:副音声出力
付加画像情報:出力しない
形式3
付加文字情報:画面上部に重畳
付加音声情報:出力しない
付加画像情報:出力しない
例えば、付加情報分類部6によりA1と分類された付加情報であって、付加文字情報であれば、形式1に指定される形式に従って、主情報を表示する画面上部に重畳して出力され、付加情報分類部6によりB1と分類された付加情報であって、付加音声情報であれば、形式2に指定される形式に従って、副音声チャンネルに出力される、というような付加情報の出力形式を決定する。
【0028】
付加情報出力要否決定部8は、付加情報分類部6にて付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報の分類結果と、視聴者側設定情報部11に記憶された付加情報出力要否決定テーブル15とを基に、付加情報の出力要否を決定する。
【0029】
そして出力「要」と判定された付加情報は、付加情報格納部7に格納され、出力「否」と判定された付加情報は廃棄される。
【0030】
付加情報出力時期決定部9は、付加情報分類部6にて付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報の分類結果と、視聴者側設定情報部11に記憶された付加情報出力時期決定テーブル16とを基に、出力時期を決定する。
【0031】
付加情報出力時期決定部9での決定に基づいて、付加情報は、その出力時刻に付加情報格納部7から付加情報重畳部10へと送られる。
【0032】
付加情報出力形式決定部13は、付加情報分類部6にて付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報の分類結果と、視聴者側設定情報部11に記憶された付加情報出力形式決定テーブル17とを基に、出力する付加情報の種類と付加情報の分類毎の出力形式、すなわち、主情報への重畳の形式を設定する。
【0033】
そして、これらの出力時期と出力形式とをもとに、付加情報重畳部10にて付加情報を主情報に重畳して出力する。
【0034】
以上のように、従来のデジタル放送では視聴者側で設定した基準に基づいて、付加情報の出力の要否、出力時期、出力形式を判定し、付加情報の出力制御を行うことが可能となっている。
【0035】
デジタルデータで伝送されるデジタル放送の普及により、主情報にこれら付加情報を付加することは、より容易なこととなり、扱う情報の種類や量も多くなってきている。そうした状況にあって、視聴者にとって必要な情報が確実に伝達される方法が必要とされていた。また、放送に限らず、種々の情報受信装置において、付加情報を使用者の設定に応じて取捨選択して受信できるような方法が必要とされている。
【0036】
視聴者または使用者の都合とは無関係な情報の提供を回避する手段として、特許文献1では、映像情報を送信する親局とその映像情報を受信する複数の子局より構成される放送システムにおいて、どの子局に情報の表示を行うかを指定するために、情報のヘッダに表示地域アドレスを付加することで、情報提供者の要求に合うような送信が可能な情報配信システムが開示されている。
【0037】
特許文献2では、複数の付加情報を映像あるいは音声データと共に多重して送信し、付加情報を復元して表示する受信装置において、優先範囲に応じて付加情報を記憶することで、ユーザにとって使い勝手の良い放送または通信の受信装置が提案されている。
【0038】
特許文献3では、受信可能な放送局からの放送を巡回受信し、受信した放送に多重された情報の中から、利用者が指定した条件に対応する情報を選択的に表示または記憶することができるデータ受信装置及び方法が開示されている。
【0039】
【特許文献1】
特開平3−117123号公報(公開日:平成3年5月17日)
【0040】
【特許文献2】
特開平10−304269号公報(公開日:平成10年11月13日)
【0041】
【特許文献3】
特開平9−214376号公報(公開日:平成9年8月15日)
【0042】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の付加情報の出力制御は、送られてきた付加情報の出力要否、出力時期、出力形式について調整するだけであり、例えば、付加文字情報は文字を用いて出力され、文字を音声に変換して出力するというように異なる情報形態に変換して出力することまでは考慮されていなかった。
【0043】
例えば、使用者がテレビ放送を視聴中に、告知付加情報が文字によって主情報である画像に重畳されて表示されると、その告知付加情報が使用者にとって必要でないならば、画面上に表示される文字がかえって主情報の視聴の邪魔となることがある。反対にその告知付加情報が使用者にとって必要であるにもかかわらず、文字が主情報である画像の隅などに表示されていると、画面を注視していない場合などでは見落としてしまうことがある。
【0044】
また、付加情報が音声によって主情報に重畳されると、主情報が音楽番組などの音声を重視する番組である場合には、音声が割り込まれるためにその視聴を妨げてしまうことがある。
【0045】
一方、受信情報を一時的に記憶しておきたい場合などでは、音声情報または画像情報の全体を音声または画像のような情報形態を変換せずに記憶しておくと、必然的に記憶容量が増大してしまうという問題が生じることがある。
【0046】
以上のような問題を避けるために、使用者の状況や都合に応じて受信情報の情報形態を変換して出力することが有効である。
【0047】
本発明は上記問題点に鑑み、使用者の状況や都合に応じた適切な情報形態を用いて受信情報を出力することのできる情報受信装置を提供する。
【0048】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、主情報に付加情報を重畳して出力する情報受信装置であって、主情報または付加情報から成る受信情報の情報形態を変換する情報形態変換手段と、変換された受信情報の出力を行う出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0049】
上記の構成により、情報形態変換手段は、主情報または付加情報から成る受信情報の情報形態の変換を行う。例えば、文字情報から音声情報へ、音声情報から文字情報へ、画像情報から文字情報へ、のように受信情報の情報形態の変換を行う。また、出力手段は前記情報形態変換手段により情報形態を変換された受信情報の出力を行う。
【0050】
それにより、使用者の状況や都合に応じて、受信情報の情報形態を変えて受信することができる。
【0051】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる文字情報を音声情報に変換することを特徴としている。
【0052】
上記の構成により、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる文字情報から音声情報への変換を行う。
【0053】
それにより、文字によって出力されていた受信情報を音声によって出力することができるために、使用者が画面上に表示される文字によって視聴を妨げられること無く受信情報を使用者に伝達することができる。また、音声が発せられるために使用者に注意を喚起することができるので、使用者が必要とする受信情報の見落としを防止できる。
【0054】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる音声情報を文字情報に変換することを特徴としている。
【0055】
上記の構成により、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる音声情報から文字情報への変換を行う。
【0056】
それにより、音声によって出力されていた受信情報を文字によって出力することができるために、使用者が音声を出力したくない場合などに音声によって視聴を妨げられることを防止し、必要な受信情報を使用者に伝達することができる。また、音声情報を文字情報に変換することによりデータ量の削減が可能なので、受信情報を記憶する際のデータ容量を削減することができる。
【0057】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる画像情報を文字情報に変換することを特徴としている。
【0058】
上記の構成により、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる画像情報から文字情報への変換を行う。例えば、画像中に文字が描かれている部分を取り出して画像情報から文字情報への変換を行う。
【0059】
それにより、画像によって出力されていた受信情報のうち、画像情報の中に含まれる文字情報だけを抽出して出力することができる。また、画像情報から文字情報のみの変換を行うことでデータ量の削減が可能となり、受信情報を記憶する際のデータ容量を削減することができる。
【0060】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記出力手段は受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式を定め、前記情報形態変換手段が該情報形態変換形式に従って情報形態を変換することを特徴としている。
【0061】
上記の構成により、出力手段は受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式を定める。例えば、受信情報の特徴が「通知対象地域」と「情報のジャンル」との組合せで決まる文字情報を音声情報に変換する場合には、「自地域向けの緊急放送は音声情報に変換する」、「他地域向けの緊急放送は音声情報に変換しない」、「交通情報は緊急情報とは別の音声で音声情報変換を行う」のような、情報形態変換を行おうとする受信情報の特徴に対応する情報形態変換形式が定められる。情報形態変換手段は、このようにして出力手段によって定められた対応関係に従って音声情報変換を行う。
【0062】
それにより、受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式に従って、受信情報の情報形態が変換されるので、使用者にとって受信情報の特徴の判別を容易に行うことができる。
【0063】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記情報形態変換手段は、受信情報が変換される前の情報形態特徴に予め定められた、受信情報が変換された後の情報形態特徴との対応関係に応じて、情報形態変換を行うことを特徴としている。
【0064】
上記の構成により、情報形態変換手段は、例えば文字情報から音声情報への変換を行う場合には、変換前の文字情報における情報形態特徴(例えば、文字の大きさ、文字の色、文字のフォント、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、特定の単語が含まれているか等の文字特徴)に予め定められた変換後の音声情報における情報形態特徴(例えば、音量、周波数、話者の違い、音声のスピード等の音声情報特徴)との対応関係に応じて文字情報を音声情報に変換する。
【0065】
それにより、変換前の情報形態で表現されている情報形態特徴すなわち文字特徴を、変換後の情報形態で表現される情報形態特徴すなわち音声情報特徴へ置換えること(例えば、大きい文字から大音量の音声へ変換を行う、赤色の文字は高い周波数の音声への変換を行う)が行われるので、受信情報の強調や受信情報の判別を容易に行うことができる。
【0066】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記出力手段は、前記情報形態変換手段により変換された受信情報の出力形式を、予め定められた受信情報の特徴との対応関係に従って決定することを特徴としている。
【0067】
上記の構成により、出力手段は情報形態変換を行おうとする受信情報の特徴に対応付けられた出力形式(例えば、受信情報の出力要否、受信情報の出力時期、音声情報の出力に用いる音声チャンネル、画像情報が画面に表示される表示位置など)に従って、情報形態変換手段にて変換された受信情報の出力を行う。
【0068】
それにより、受信情報の特徴に対応付けられた出力形式に従って受信情報の出力が行われるので、使用者の状況や都合に応じて、受信情報の出力形式を変えて受信することができる。
【0069】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記情報形態変換手段及び出力手段は、前記受信情報に付加された、前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式の決定のための変換用情報を抽出する変換用情報抽出手段を備え、抽出された変換用情報に応じて、情報形態変換及び出力形式決定を行うことを特徴としている。
【0070】
上記の構成により、変換用情報抽出手段は、送信側にて前記受信情報に付加されている、受信情報の情報形態を変換する際に用いる情報形態変換形式と、変換された前記受信情報の出力形式と、が記述されている変換用情報を抽出する。それに従って、情報形態変換手段は受信情報の情報形態変換を行い、出力手段は情報形態変換手段により情報形態を変換された受信情報の出力を行う。
【0071】
それにより、送信側すなわち、受信情報の提供者側においても、受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式及び出力形式を設定することができるので、送信側が指定した情報形態変換形式及び出力形式によって、使用者に受信情報の受信を行わせることができる。
【0072】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記変換用情報抽出手段によって抽出された変換用情報を、使用するか、使用しないか、を選択可能なことを特徴としている。
【0073】
上記の構成により、前記変換用情報を抽出しても、それを使用するか、使用しないかという使用者の設定に従って、情報形態変換手段は受信情報の情報形態変換を行い、出力手段は出力形式の決定と受信情報の出力を行う。
【0074】
それにより、送信側すなわち、受信情報の提供者側において指定された情報形態変換形式及び出力形式に強制的に従うか、使用者側の設定を優先させるか、といった選択が可能である。
【0075】
また、本発明に係る情報受信装置は、上記の課題を解決するために、前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を記述しているテーブルの入力及び編集を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作、または、前記入力手段に接続された外部機器を用いることにより、前記情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を変更可能なことを特徴としている。
【0076】
上記の構成により、使用者が入力手段の操作によって、情報形態変換形式及び変換された前記出力形式を記述しているテーブルの入力及び編集を行うことが可能である。また、入力手段に接続された外部機器からの操作、または、データを転送することにより、前記テーブルの入力及び編集を行うことが可能である。
【0077】
それにより、簡便な操作によって、情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式の変更が可能である。また、装置に拡張性を持たせることができる。
【0078】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
本発明の情報受信装置における実施の一形態について、図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0079】
図1は本発明の情報受信装置における、第1の実施の形態であるデジタルテレビ受信装置の構成ブロック図であり、文字情報から音声情報への変換を行うことを特徴としている。
【0080】
本実施の形態のデジタルテレビ受信装置は、図6の1〜11、13〜17を備えている。そしてさらに文字情報抽出部20、音声情報変換部21、音声情報出力形式決定部22、音声情報出力形式決定テーブル18、データ入力部23を備えている。
【0081】
なお、図6に示される従来のデジタルテレビ受信装置と符号が同一であるブロックについては、同一の機能を有するので詳細な説明を省略する。
【0082】
入力手段は、視聴者側設定情報部11に記憶されている各種設定情報の入力及び編集を行うものであり、データ入力部23から構成される。
【0083】
情報形態変換手段は、文字情報から音声情報への変換を行うものであり、文字情報抽出部20と、音声情報変換部21と、音声情報出力形式決定部22と、音声情報出力形式決定テーブル18と、を組合せた構成である。
【0084】
出力手段は、受信情報の特徴に応じて、前期情報形態変換手段にて文字情報を音声情報に変換する際の情報形態変換形式と、変換された受信情報の出力形式とを決定し、前記変換された受信情報を出力するものであり、音声情報出力形式決定部22と、音声情報出力形式決定テーブル18と、付加情報重畳部10と、を組合せた構成である。
【0085】
付加情報とは、図7に示されるように、主情報に付加されて伝送される情報のことである。すなわち、PMTに記述されている「主情報の内容と直接的な関連を持たない情報」と、PESに記述されている「主情報の内容と直接的な関連を持つ付随情報」との両方であって、いずれも受信情報の特徴(本実施の形態では付加情報の特徴)を示す特徴コードが記述されており、特徴コードに従って情報の分類が可能なものである。本発明の実施の形態における特徴コードとは、例えば既出の表1に記載したように、情報のジャンルが「緊急情報」であることを示すコードや、通知対象地域が「居住地を含む市以下」であることを示すコードなどを指す。
【0086】
主情報付加情報分離部4にて主情報より分離された付加情報であって、主情報に重畳して出力される時に、音声で出力される付加音声情報と、画像で出力される付加画像情報と、文字情報を音声情報に変換せずに文字で出力される付加文字情報とは、図6に示される従来のデジタルテレビ受信装置と同一の手順にて、使用者の設定に応じた出力形式に従って主情報へ重畳されて出力される。
【0087】
すなわち、付加情報特徴コード検出部5にて検出された付加情報の特徴に応じて、付加情報分類部6によって分類された判定結果に従って、付加情報出力要否決定部8にて出力要否が、付加情報出力時期決定部9にて出力時期が、付加情報出力形式決定部13にて出力形式が、それぞれ決定される。
【0088】
文字情報抽出部20は、付加情報出力要否決定部8にて出力「要」と判断され、付加情報格納部7に記憶された付加情報全体の中から付加文字情報の中身である文字情報を抽出して、音声情報変換部21へ入力される音声情報変換用文字データとする。また、例えば件名と本文とのように、付加文字情報が複数の部分から構成されており部分毎に音声情報変換を行える場合に、音声情報変換の対象となる付加文字情報の範囲の抽出も文字情報抽出部20で行う。
【0089】
文字情報抽出部20で抽出された音声情報変換用文字データには、付加文字情報の中身である文字情報を表す文字コードが含まれる。音声情報変換部21は、文字情報抽出部20で抽出された音声情報変換用文字データを入力として、音声信号データベースを参照しながら文字情報から音声情報への変換を行う。音声情報変換部21として、次に示されるような手順に従って文字を音声に変換する音声変換装置が好適である。
(1)音声データベースに、子音と母音の組合せから成る音声信号を、男性または女性など複数の話者のそれぞれについて蓄えている。
(2)音声情報変換用文字データを子音と母音の組合せに変換する。
(3)音声データベースを参照して、子音と母音の組合せから音の順番通りに最適な音声信号を配置する。
(4)音の継ぎ目を滑らかにする、アクセントを付けるなど、自然な音となるように音声波形処理を行う。
【0090】
音声情報変換部21では、文字情報抽出部20で生成された音声情報変換用文字データを入力として、音声情報出力形式決定部22が決定する音声情報特徴(例えば、音量、周波数、話者の違い、音声のスピード等)に従って付加文字情報から音声情報への変換を行う。
【0091】
音声情報出力形式決定部22は、予めデータ入力部23によって入力されて、視聴者側設定情報部11に記憶されている音声情報出力形式決定テーブル18を参照する。
【0092】
音声情報出力形式決定テーブル18は表5に示されるように、付加情報分類部6が付加情報の特徴に応じて、付加情報分類テーブル14を参照することによりA1からE5の記号に分類された付加情報を、
形式1:文字情報全文を、男性Aで音声情報に変換する。
【0093】
変換された音声情報は、必ず副音声に重畳する。
形式2:件名のみを、男性Aで音声情報に変換する。
【0094】
変換された音声情報は、他の付加音声情報がある場合には重畳しない。形式3:文字情報全てを、女性Aで音声情報に変換する。
【0095】
変換された音声情報は、必ず副音声に重畳する。
形式4:音声情報変換しないで、付加文字情報のまま出力する。
のように、情報形態変換形式(音声情報変換の対象となる付加文字情報の範囲、変換しようとする音声情報特徴)と、文字情報から変換された音声情報を主情報へ重畳して出力する時の出力形式と、を定める参照テーブルである。
【0096】
変換後の音声情報特徴として、音声変換装置に蓄えられた音声データベースの中から最適なものを使用することができる。
【0097】
形式4のように文字情報から音声情報への変換を行わない場合には、付加情報出力形式決定部13は付加情報出力形式決定テーブル17にて指定される出力形式に従って付加情報の出力形式を決定する。例えば、表4における形式1ないし形式3にそれぞれ指定されている「画面上部に重畳」のような付加文字情報の出力形式に従って、付加文字情報が主情報に重畳して出力される。
【0098】
【表5】
Figure 2004253923
【0099】
形式1
変換範囲 :文字情報全文
音声情報特徴:男性A
出力形式 :必ず副音声に重畳
形式2
変換範囲 :件名のみ
音声情報特徴:男性A
出力形式 :付加音声情報がある場合は重畳しない
形式3
変換範囲 :文字情報全文
音声情報特徴:女性A
出力形式 :必ず副音声に重畳
形式4
変換範囲 :変換しない
音声情報特徴:−
出力形式 :−
なお、付加文字情報を音声情報に変換する場合に、元の付加文字情報もそのまま文字として、主情報に重畳して出力するか、出力しないか、といった更に詳細な出力形式や、音声変換装置に蓄えられた音声データベースによって実現可能な範囲において音量、周波数、話者の違い、音声のスピード等を細かく設定することも可能である。
【0100】
このようにして、音声情報変換部21にて音声情報に変換された付加情報は付加情報重畳部10に送られ、前記音声情報出力形式決定部22で指定される出力形式に応じて、主情報に重畳されて出力が行なわれる。
【0101】
以上の方法に従えば、これまで文字によって出力されていた付加文字情報が音声情報に変換され、更に使用者が指定した出力形式に従って出力されるので、使用者には、付加文字情報が画面に表示されることによって視聴を妨げられること無く受信情報が伝達される。また、音声が発せられることによって注意が喚起されるので、画面を注視していなくても受信情報の見落としを防止することができる。
【0102】
なお、付加情報分類テーブル14、付加情報出力要否決定テーブル15、付加情報出力時期決定テーブル16、付加情報出力形式決定テーブル17、音声情報出力形式決定テーブル18は視聴者側設定情報部11に記憶され、データ入力部23を用いて使用者がこれらテーブルの編集を行い、設定を変更することができる。
【0103】
データ入力部23に予め記憶されたプログラムを実行することにより、使用者が画面に表示されるメニュー画面を見ながら対話式に項目を選択する方法に加えて、キーボード、ポインティングデバイスなどの入出力デバイスを接続し、これらの操作により、使用者がこれらテーブルを直接に編集することも可能である。
【0104】
また、外部機器と接続可能なインターフェース部を備え、パソコンなどの外部機器よりこれらテーブルのダウンロードを行うことも可能である。
【0105】
さらに、通信ユニット部を備えることにより、固定電話網、移動電話網、LANなどによって接続されたネットワークより、これらテーブルのダウンロードを行うことも可能である。
【0106】
〔第2の実施の形態〕
本発明の情報受信装置における第2の実施の形態について、図2に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0107】
図2は本発明の情報受信装置における、第2の実施の形態であるデジタルテレビ受信装置の構成ブロック図である。
【0108】
本実施の形態のデジタルテレビ受信装置は、図1の1〜17、20、21、23を備えている。また、図1の22及び18にそれぞれ代えて、音声情報出力形式決定部33及び音声情報出力形式決定テーブル30を備えている。そしてさらに、文字特徴抽出部31、変換用情報抽出部32、変換用情報記憶部34を備えている。なお、図1に示される、本発明における第1の実施の形態と符号が同一であるブロックについては、同一の機能を有するので説明を省略する。
【0109】
情報形態変換手段は、文字情報から音声情報への変換を行い、さらに変換前の文字情報における情報形態特徴を、変換後の音声情報における情報形態特徴に置換えるものであり、文字情報抽出部20と、音声情報変換部21と、音声情報出力形式決定部33と、音声情報出力形式決定テーブル30と、変換用情報記憶部34と、を組合せた構成である。
【0110】
出力手段は、受信情報の特徴に応じて、前期情報形態変換手段にて文字情報を音声情報に変換する際の情報形態変換形式と、変換された受信情報の出力形式とを決定し、前記変換された受信情報を出力するものであり、音声情報出力形式決定部33と、音声情報出力形式決定テーブル30と、変換用情報記憶部34と、付加情報重畳部10と、を組合せた構成である。
【0111】
変換用情報抽出手段は、送信側で文字情報に付加された音声情報変換及び出力形式決定の為の変換用情報を抽出するものであり、変換用情報抽出部32及び変換用情報記憶部34から構成される。
【0112】
文字情報抽出部20で抽出された音声情報変換用文字データは、さらに文字特徴抽出部31及び変換用情報抽出部32へ送られる。
【0113】
付加文字情報が音声情報に変換されずに文字として出力される場合、主情報に重畳されて画面に出力される文字は、例えば、文字の色、文字の大きさ、文字のフォント、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、のいずれで表記されているか、特定の単語が含まれているかというような、文字情報における情報形態特徴(文字特徴)を含んでいる。付加文字情報を音声情報に変換する場合に、これらを音声情報における情報形態特徴(音声情報特徴)に置換えることができる。
【0114】
文字特徴抽出部31では、文字情報抽出部20にて抽出された音声情報変換用文字データに含まれる前記文字特徴の抽出を行う。音声情報変換用文字データには、付加文字情報の中身を表す文字コードと、文字特徴を表す制御符号とが含まれている。
【0115】
文字の色、文字の大きさ、文字のフォントは次のように、これら文字特徴を表す制御符号が文字コードに加えられている。文字コード「00XX」と「00YY」との2文字が、例えば、
COL(RED){00XX00YY} 赤色文字、
COL(BLUE){00XX00YY}青色文字、
SSZ{00XX00YY} 文字の大きさ「小」、
LSZ{00XX00YY} 文字の大きさ「大」、
CFS(GOTHIC){00XX00YY} 文字フォント「ゴシック」、
のような、文字の色を指定するCOL符号、文字の大きさを指定するSSZ符号ならびにLSZ符号、文字のフォントを指定するCFS符号、などの制御符号が付加されて記述されているとすると、これら制御符号の種類を特定すれば、どのような色、大きさ、フォントで表示されるべき文字情報であるかが判定できる。
【0116】
また、文字情報抽出部20によって抽出された音声情報変換用文字データの中から文字コードを特定すれば、その文字が、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、のいずれで表記されているかが判定できる。文字コードが記述されている順序を特定すれば、特定の単語が含まれているかどうかが判定できる。このようにして抽出された文字特徴が音声情報出力形式決定部33に送られる。
【0117】
音声情報出力形式決定部33は、予めデータ入力部12によって入力されて、視聴者側設定情報部11に記憶されている音声情報出力形式決定テーブル30を参照する。
【0118】
音声情報出力形式決定テーブル30は、表6ないし表9に示されるように、付加情報分類テーブル14に基づいて分類された付加情報であって、付加文字情報から音声情報に変換された付加情報を、例えば、形式1ないし形式3のように、どのような形式で出力するかを定める参照テーブルである。表7は表6の形式1を、表8は表6における形式2を、表9は表6における形式3を、それぞれ表している。形式1ないし形式3には、変換用情報抽出部32で抽出された変換用情報を使用するか、使用しないか、を指定する変換用情報使用有無と、音声情報変換優先順位と、音声情報への変換の対象となる文字情報の範囲を指定する音声情報変換範囲と、音声情報へ変換された後の音声情報特徴と、音声情報に変換された付加情報を主情報へ重畳して出力する時の出力形式と、が設定される。
【0119】
【表6】
Figure 2004253923
【0120】
形式1
【0121】
【表7】
Figure 2004253923
【0122】
形式2
【0123】
【表8】
Figure 2004253923
【0124】
形式3
【0125】
【表9】
Figure 2004253923
【0126】
例えば、形式2(表8)に示されるように、音声情報出力形式決定テーブル30にて「赤色の文字は女性Aで音声情報変換を行う」ことが指定されていると、音声情報出力形式決定部33は、音声変換装置(音声情報変換部21)に蓄えられた音声データベースから女性Aの音声を用いて、文字特徴抽出部31によって抽出された文字特徴のうち赤色の文字を表す制御符号COL(RED)が加えられた文字コードに対して音声情報変換を行うように指示を行う。
【0127】
同様にして、「大きな文字で表記された文字は音声情報に変換された後に大音量で出力する」、または「青色文字は話者が男性の音声で出力する」というように文字で表される特徴を音声情報特徴に置換えて付加文字情報を音声情報に変換することが可能である。
【0128】
以上の方法に従えば、音声情報変換の前後で、文字情報における情報形態特徴(文字特徴)が音声情報における情報形態特徴(音声情報特徴)へ置換えられるので、変換後においても使用者が受信情報の強調や判別を容易に行うことができる。
【0129】
変換用情報抽出部32では、文字情報抽出部20にて抽出された文字情報に、音声情報変換及び出力形式決定の為の変換用情報が付加されていた場合にはこれを抽出して表10で示されるようなテーブルを生成し、変換用情報記憶部34に記憶する。
【0130】
【表10】
Figure 2004253923
【0131】
変換用情報は、付加情報を送信する側にて付加することができるので、特に送信側で、付加文字情報から音声情報への変換を行う場合の音声情報特徴、音声情報変換を行う文字情報の範囲、音声情報に変換された付加情報を主情報へ重畳して出力する時の出力形式等、を指定したいときに用いられる。
【0132】
使用者側でも変換用情報が抽出された場合には、必ず変換用情報を使用するか、使用しないか、を指定することができる。表7における変換用情報使用有無の項目が「使用する」と設定されている場合は、変換用情報抽出部32で抽出された変換用情報に従って、付加文字情報が音声情報へ変換され、変換された音声情報は主情報に重畳されて出力が行われる。また、「使用しない」と設定されている場合は、音声情報出力形式決定テーブル30に定められている使用者が指定した音声情報変換優先順位に従って、付加文字情報が音声情報へ変換され、変換された音声情報は主情報に重畳されて出力が行われる。
【0133】
音声情報変換優先順位は、音声情報変換を行うための条件が重複した場合の優先順位を指定する。例えば、表9の形式3において、「件名」に「数字」が含まれている場合には音声情報変換優先順位「1」に従い、その「数字」は「女性A」ではなく「男性A」で音声情報変換が行われる。
【0134】
このようにして、音声情報変換部21にて生成された音声データを付加情報重畳部10に送り、前記音声情報出力形式決定部33で決定される出力形式に応じて、主情報に重畳して出力を行う。
【0135】
以上の方法に従えば、緊急情報などのように使用者に確実に伝達されるべき付加情報では、送信側で変換用情報を付加することにより、送信側が指定する音声情報特徴及び出力形式に従って出力させることが可能である。
【0136】
〔第3の実施の形態〕
本発明の情報受信装置における第3の実施の形態について、図3に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0137】
図3は本発明の情報受信装置における、第3の実施の形態であるデジタルテレビ受信装置の構成ブロック図である。図1に示される本発明における第1の実施の形態に代って、音声情報から文字情報への変換を行うことを特徴としている。
【0138】
本実施の形態のデジタルテレビ受信装置は、図1の1〜11、13〜17、23を備えている。また、図1の20、21、22、18にそれぞれ代えて、音声情報抽出部40、音声認識実行部41、音声認識出力形式決定部42、音声認識出力形式決定テーブル43を備えている。なお、図1に示される、本発明における第1の実施の形態と符号が同一であるブロックについては、同一の機能を有するので説明を省略する。
【0139】
情報形態変換手段は音声情報から文字情報への変換を行うものであり、音声情報抽出部40と、音声認識実行部41と、音声認識出力形式決定部42と、音声認識出力形式決定テーブル43と、を組合せた構成である。
【0140】
出力手段は、受信情報の特徴に応じて、前期情報形態変換手段にて音声情報を文字情報に変換する際の情報形態変換形式と、変換された受信情報の出力形式とを決定し、前記変換された受信情報を出力するものであり、音声認識出力形式決定部42と、音声認識出力形式決定テーブル43と、付加情報重畳部10と、を組合せた構成である。
【0141】
音声情報抽出部40では、付加情報を構成している付加文字情報、付加音声情報、付加画像情報の中から付加音声情報のみを抽出して、音声認識実行部41へ入力される音声認識用データとする。
【0142】
付加音声情報が文字情報に変換されずに音声として出力される場合、主情報に重畳されて出力される音声は、例えば、音量、周波数、話者の違い、音声のスピードというような音声情報における情報形態特徴(音声情報特徴)を含んでいる。付加音声情報を文字情報に変換する場合にこれらの音声情報特徴を、文字の色、文字の大きさ、文字のフォント等のような対応する文字情報における情報形態特徴(文字特徴)に置換えることができる。
【0143】
音声認識実行部41では、音声情報抽出部40にて抽出された音声認識用データに含まれる前記音声情報特徴の抽出を行う。例えば、音声波形信号を解析し、振幅の違いから音量の違いを、周波数の違いから話者の違いを判別する。
【0144】
音声認識出力形式決定部42は音声情報特徴を文字特徴に変換する際の対応関係を決定し、音声認識実行部41は決定された対応関係に従って付加音声情報から文字情報への変換を行う。音声認識出力形式決定部42は、予めデータ入力部23によって入力されて、視聴者側設定情報部11に記憶されている音声認識出力形式決定テーブル43を参照する。
【0145】
音声認識出力形式決定テーブル43は表11ないし表13に示されるように、付加音声情報から文字情報に変換された付加情報をどのような形式で出力するかを定める参照テーブルである。表12は表11の形式1を表し、表13は表11の形式2を表している。
【0146】
音声認識実行部41により、音声情報から文字コード「00XX」と「00YY」に変換された場合、音声認識出力形式決定テーブル43を参照して、例えば形式1のように音量「大」を文字「大」で出力する場合には、LSZ{00XX00YY}のように、文字「大」を指定するLSZ符号が付加される。
【0147】
同様にして形式2のように、高い周波数の音声を女性話者と認識して赤色文字にて、低い周波数の音声を男性話者として認識して青色文字にて出力する場合には、
COL(RED){00XX00YY} 赤色文字、
COL(BLUE){00XX00YY}青色文字、
のように、文字特徴を表す制御符号が付加される。
【0148】
【表11】
Figure 2004253923
【0149】
形式1
【0150】
【表12】
Figure 2004253923
【0151】
形式2
【0152】
【表13】
Figure 2004253923
【0153】
このようにして、音声認識実行部41にて生成された文字情報が、付加情報重畳部10に送られ、前記音声認識出力形式決定部42で決定される出力形式に応じて主情報に重畳されて出力が行なわれる。
【0154】
以上の方法に従えば、音声によって出力されていた付加音声情報を文字によって出力することができるために、例えば、使用者が音楽番組を視聴している時などのように音声が割り込み出力されて視聴を妨げられたくない場合でも、使用者にとって必要な受信情報を使用者に伝達することが可能となる。
【0155】
また、変換前の情報形態特徴(音声情報特徴)が変換後の情報形態特徴(文字特徴)へ置換えられるので、変換後においても受信情報の判別を容易に行うことができる。
【0156】
また、受信情報を記憶する場合に、音声情報を文字情報に変換することでデータ量が削減されるので、記憶容量を削減することができる。
【0157】
〔第4の実施の形態〕
本発明の情報受信装置における第4の実施の形態について、図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0158】
図4は本発明の情報受信装置における、第4の実施の形態であるデジタルテレビ受信装置の構成ブロック図である。図1に示される本発明における第1の実施の形態に代って、画像情報から文字情報への変換を行うことを特徴としている。
【0159】
本実施の形態のデジタルテレビ受信装置は、図1の1〜11、13〜17、23を備えている。また、図1の20、21、22、18にそれぞれ代えて、画像中文字情報抽出部50、画像文字認識実行部51、文字情報出力形式決定部52、文字情報出力形式決定テーブル53を備えている。なお、図1に示される、本発明における第1の実施の形態と符号が同一であるブロックについては、同一の機能を有するので説明を省略する。
【0160】
情報形態変換手段は画像情報から文字情報への変換を行うものであり、画像中文字情報抽出部50と、画像文字認識実行部51と、文字情報出力形式決定部52と、文字情報出力形式決定テーブル53と、を組合せた構成である。
【0161】
出力手段は、受信情報の特徴に応じて、前期情報形態変換手段にて画像情報を文字情報に変換する際の情報形態変換形式と、変換された受信情報の出力形式とを決定し、前記変換された受信情報を出力するものであり、文字情報出力形式決定部52と、文字情報出力形式決定テーブル53と、付加情報重畳部10と、を組合せた構成である。
【0162】
画像中文字情報抽出部50では、付加情報を構成している付加文字情報、付加音声情報、付加画像情報の中から付加画像情報のみを抽出する。抽出された付加画像情報の中身である画像情報から、予め定められた画像処理及び文字認識の方法に従って、画像として記録されている文字部分(画像文字)を切り出す。切り出された文字部分は画像文字認識実行部51へ送られる。
【0163】
画像文字認識実行部51は、予め定められた画像処理及び文字認識の方法を用いて、画像中文字情報抽出部50にて画像より切り出された文字部分から文字コードへの変換を行う。同時に画像文字認識実行部51は、その文字部分が画像中の画像文字として表されている画像文字特徴(例えば、文字の色、文字の大きさ、文字のフォント等)を検出し、これら特徴を表す制御符号を付加して付加画像情報に含まれる画像文字を文字情報に変換する。
【0164】
文字情報出力形式決定部52は、画像情報における情報形態特徴(画像文字特徴)を文字情報における情報形態特徴(文字特徴)に変換する際の対応関係を決定し、画像文字認識実行部51は決定された対応関係に従って、付加画像情報に含まれる画像文字から文字情報への変換を行う。文字情報出力形式決定部52は、予めデータ入力部23によって入力されて、視聴者側設定情報部11に記憶されている文字情報出力形式決定テーブル53を参照する。
【0165】
文字情報出力形式決定テーブル53は表14ないし表16に示されるように、画像文字特徴を文字特徴に変換する際の対応付けと、主情報への出力形式を指定するものである。表15は表14の形式1を表し、表16は表14の形式2を表している。
【0166】
【表14】
Figure 2004253923
【0167】
形式1
【0168】
【表15】
Figure 2004253923
【0169】
形式2
【0170】
【表16】
Figure 2004253923
【0171】
このようにして、画像文字認識実行部51にて生成された文字情報が付加情報重畳部10に送られ、前記文字情報出力形式決定部52で決定される出力形式に応じて主情報に重畳されて出力が行なわれる。
【0172】
以上の方法に従えば、画像情報から必要な文字情報のみを取り出すことができる。画像情報に含まれる情報のうち使用者が必要とする一部、例えば、店舗紹介を行っている番組画像中に表示されている電話番号や住所などを一時的に保存しておきたい場合に、文字情報のメモとして記憶しておくことができる。その際に画像情報に含まれる文字情報のみの変換を行い、文字コードとして記憶されるためにデータ量の削減が可能となり、受信情報を記憶する際のデータ容量を削減することができる。
【0173】
〔第5の実施の形態〕
本発明の情報受信装置における第5の実施の形態について、図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0174】
図5は本発明の情報受信装置における、第5の実施の形態であるデジタルテレビ受信装置の構成ブロック図であり、文字で伝送される主情報を音声に変換して出力できることを特徴としている。主情報についても付加情報と同様に、受信情報の特徴(本実施の形態では主情報の特徴)を示す特徴コードが記述されているので、これら特徴コードの分類に従って情報形態を変換することや出力形式を指定することが可能である。
【0175】
本実施の形態のデジタルテレビ受信装置は、図2の1〜5、7、10、20、21、23、31〜34を備えている。そしてさらに主情報特徴コード検出部60、主情報格納部61、情報分類部62、情報分類テーブル63、出力要否決定部64、出力要否決定テーブル65、出力時期決定部66、出力時期決定テーブル67、出力形式決定部68、出力形式決定テーブル69、音声情報出力形式決定テーブル70を備えている。
【0176】
主情報特徴コード検出部60は、主情報に付加された受信情報の特徴を示す特徴コードを検出する。主情報格納部61は、主情報特徴コード検出部60にて検出された特徴コードに基づいて情報の分類を行い、分類された情報の出力要否、出力時期、出力形式の決定を行う。
【0177】
また、情報分類部62、情報分類テーブル63、出力要否決定部64、出力要否決定テーブル65、出力時期決定部66、出力時期決定テーブル67、出力形式決定部68、出力形式決定テーブル69、音声情報出力形式決定テーブル70の各部は、これまで述べてきた本発明の情報受信装置における実施の形態における付加情報に関する各ブロックと同一の機能を主情報に関しても適用しており、それぞれ、付加情報分類部6、付加情報分類テーブル14、付加情報出力要否決定部8、付加情報出力要否決定テーブル15、付加情報出力時期決定部9、付加情報出力時期決定テーブル16、付加情報出力形式決定部13、付加情報出力形式決定テーブル17、音声情報出力形式決定テーブル30に対応している。
【0178】
本構成により、これまで述べてきた本発明の情報受信装置における実施の形態と同様に、主情報特徴コード検出部60にて検出された特徴コードに基づいて分類された主情報の出力要否、出力時期、出力形式を決定しながら、情報形態を変換して出力することが可能である。
【0179】
本構成によれば、文字情報として送信された主情報を、受信装置にて音声情報に変換して出力することができる。データ放送などの文字情報が主体である主情報を受信している場合には、必要な情報を見落とさないように使用者は画面に表示される文字を注視している必要があったが、音声情報に変換されて音声が発せられるためにその必要がない。
【0180】
また、通常の場合、文字情報は音声情報よりデータ容量が少ないと考えられるので、受信側で音声情報として出力される情報であっても、文字情報として送信を行い、受信側で音声情報に変換を行うことによって伝送するデータ容量を削減することができる。
【0181】
なお、これまで述べてきた本発明の情報受信装置における実施の形態における情報形態変換手段及び出力手段は、それぞれ単独あるいは複数が組み合わされて用いられても良い。
【0182】
【発明の効果】
本発明の情報受信装置は、以上のように、主情報と付加情報とを受信し、主情報に付加情報を重畳して出力する情報受信装置であって、主情報または付加情報から成る受信情報の情報形態を変換する情報形態変換手段と、変換された受信情報の出力を行う出力手段と、を備えることを特徴とする構成である。
【0183】
それゆえ、主情報または付加情報から成る受信情報の情報形態を、例えば、文字情報から音声情報へ、音声情報から文字情報へ、画像情報から文字情報へ、のように変換して出力することができるので、使用者の状況や都合に応じて、受信情報の情報形態を変えて受信することができるという効果を奏する。
【0184】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる文字情報を音声情報に変換することを特徴とする構成である。
【0185】
それゆえ、文字によって出力されていた受信情報を音声によって出力することができるために、使用者が画面上に表示される文字によって視聴を妨げられること無く受信情報を使用者に伝達することができるという効果を奏する。また、音声が発せられるために使用者に注意を喚起することができるので、使用者が必要とする受信情報の見落としを防止できるという効果を奏する。
【0186】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる音声情報を文字情報に変換することを特徴とする構成である。
【0187】
それゆえ、音声によって出力されていた受信情報を文字によって出力することができるために、使用者が音声を出力したくない場合などに音声によって視聴を妨げられることを防止し、必要な受信情報を使用者に伝達することができるという効果を奏する。また、音声情報を文字情報に変換することによりデータ量の削減が可能なので、受信情報を記憶する際のデータ容量を削減することができるという効果を奏する。
【0188】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる画像情報を文字情報に変換することを特徴とする構成である。
【0189】
それゆえ、画像によって出力されていた受信情報のうち、画像情報の中に含まれる文字情報だけを抽出して出力することができるという効果を奏する。また、画像情報から文字情報のみの変換を行うことでデータ量の削減が可能となり、受信情報を記憶する際のデータ容量を削減することができるという効果を奏する。
【0190】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記出力手段は受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式を定め、前記情報形態変換手段が該情報形態変換形式に従って情報形態を変換することを特徴とする構成である。
【0191】
それゆえ、受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式に従って受信情報の情報形態が変換されるので、使用者にとって受信情報の特徴の判別を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0192】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記情報形態変換手段は、受信情報が変換される前の情報形態特徴に予め定められた、受信情報が変換された後の情報形態特徴との対応関係に応じて、情報形態変換を行うことを特徴とする構成である。
【0193】
それゆえ、変換前の情報形態で表現されている情報形態特徴を、変換後の情報形態で表現される情報形態特徴へ置換えることが行われるので、受信情報の強調や受信情報の判別を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0194】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記出力手段は、前記情報形態変換手段により変換された受信情報の出力形式を、予め定められた受信情報の特徴との対応関係に従って決定することを特徴とする構成である。
【0195】
それゆえ、受信情報の特徴に対応付けられた出力形式に従って受信情報の出力が行われるので、使用者の状況や都合に応じて、受信情報の出力形式を変えて受信することができるという効果を奏する。
【0196】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記情報形態変換手段及び出力手段は、前記受信情報に付加された、前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式の決定のための変換用情報を抽出する変換用情報抽出手段を備え、抽出された変換用情報に応じて、情報形態変換及び出力形式決定を行うことを特徴とする構成である。
【0197】
それゆえ、送信側すなわち、受信情報の提供者側においても、受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式及び出力形式を設定することができるので、送信側が指定した情報形態変換形式及び出力形式によって、使用者に受信情報の受信を行わせることができるという効果を奏する。
【0198】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記変換用情報抽出手段によって抽出された変換用情報を、使用するか、使用しないか、を選択可能なことを特徴とする構成である。
【0199】
それゆえ、送信側すなわち、受信情報の提供者側において指定された、情報形態変換形式及び出力形式に強制的に従うか、使用者側の設定を優先させるか、といった選択が可能であるという効果を奏する。
【0200】
本発明の情報受信装置は、以上のように、前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を記述しているテーブルの入力及び編集を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作、または、前記入力手段に接続された外部機器を用いることにより、前記情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を変更可能なことを特徴とする構成である。
【0201】
それゆえ、使用者の操作により前記テーブルの入力及び編集を行うことができるので、簡便な操作によって、情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式の変更が可能であるという効果を奏する。また、外部機器からのデータ転送装置により前記テーブルの入力及び編集を行うことができるので、装置に拡張性を持たせることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態を示すものであり、デジタルテレビ受信装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の、第2の実施の形態を示すものであり、デジタルテレビ受信装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の、第3の実施の形態を示すものであり、デジタルテレビ受信装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の、第4の実施の形態を示すものであり、デジタルテレビ受信装置の全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の、第5の実施の形態を示すものであり、デジタルテレビ受信装置の全体構成を示すブロック図である。
【図6】従来のデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【図7】デジタル放送における番組情報の構成を示すデータフォーマット図である。
【符号の説明】
10 付加情報重畳部
20 文字情報抽出部
21 音声情報変換部
22、33 音声情報出力形式決定部
18、30 音声情報出力形式決定テーブル
23 データ入力部
31 文字特徴抽出部
32 変換用情報抽出部
34 変換用情報記憶部
40 音声情報抽出部
41 音声認識実行部
42 音声認識出力形式決定部
43 音声認識出力形式決定テーブル
50 画像中文字情報抽出部
51 画像文字認識実行部
52 文字情報出力形式決定部
53 文字情報出力形式決定テーブル
60 主情報特徴コード検出部
61 主情報格納部
62 情報分類部
63 情報分類テーブル
64 出力要否決定部
65 出力要否決定テーブル
66 出力時期決定部
67 出力時期決定テーブル
68 出力形式決定部
69 出力形式決定テーブル
70 音声情報出力形式決定テーブル

Claims (10)

  1. 主情報と付加情報とを受信し、主情報に付加情報を重畳して出力する情報受信装置であって、主情報または付加情報から成る受信情報の情報形態を変換する情報形態変換手段と、変換された受信情報の出力を行う出力手段と、を備えることを特徴とする情報受信装置。
  2. 前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる文字情報を音声情報に変換することを特徴とする、請求項1に記載の情報受信装置。
  3. 前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる音声情報を文字情報に変換することを特徴とする、請求項1に記載の情報受信装置。
  4. 前記情報形態変換手段は、前記受信情報に含まれる画像情報を文字情報に変換することを特徴とする、請求項1に記載の情報受信装置。
  5. 前記出力手段は受信情報の特徴に対応付けられた情報形態変換形式を定め、前記情報形態変換手段が該情報形態変換形式に従って情報形態を変換することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報受信装置。
  6. 前記情報形態変換手段は、受信情報が変換される前の情報形態特徴に予め定められた、受信情報が変換された後の情報形態特徴との対応関係に応じて、情報形態変換を行うことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報受信装置。
  7. 前記出力手段は、前記情報形態変換手段により変換された受信情報の出力形式を、予め定められた受信情報の特徴との対応関係に従って決定することを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の情報受信装置。
  8. 前記情報形態変換手段及び出力手段は、前記受信情報に付加された、前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式の決定のための変換用情報を抽出する変換用情報抽出手段を備え、抽出された変換用情報に応じて、情報形態変換及び出力形式決定を行うことを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の情報受信装置。
  9. 前記変換用情報抽出手段によって抽出された変換用情報を、使用するか、使用しないか、を選択可能なことを特徴とする、請求項8に記載の情報受信装置。
  10. 前記受信情報の情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を記述しているテーブルの入力及び編集を行う入力手段を備え、前記入力手段の操作、または、前記入力手段に接続された外部機器を用いることにより、前記情報形態変換形式及び変換された前記受信情報の出力形式を変更可能なことを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の情報受信装置。
JP2003040279A 2003-02-18 2003-02-18 情報受信装置 Expired - Fee Related JP4176506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003040279A JP4176506B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 情報受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003040279A JP4176506B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 情報受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004253923A true JP2004253923A (ja) 2004-09-09
JP4176506B2 JP4176506B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=33024213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003040279A Expired - Fee Related JP4176506B2 (ja) 2003-02-18 2003-02-18 情報受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4176506B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311757A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Funai Electric Co Ltd 放送受信装置
JP2009246427A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> データコンテンツ受信装置
JP2010004183A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Hochiki Corp 告知放送システムの受信機
JP2010004180A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Hochiki Corp 告知放送システム
JP2012257298A (ja) * 2012-08-03 2012-12-27 Hochiki Corp 告知放送システム
JP2013229732A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Hochiki Corp 告知放送受信機及び告知放送送信機
JP2014204382A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社構造計画研究所 情報転送装置、情報出力装置、情報転送方法、情報出力方法、およびプログラム
JP2019213198A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 エヌシーソフト・コーポレイションNcsoft Corporation 字幕生成方法および字幕生成装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311757A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Funai Electric Co Ltd 放送受信装置
JP2009246427A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> データコンテンツ受信装置
JP2010004183A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Hochiki Corp 告知放送システムの受信機
JP2010004180A (ja) * 2008-06-18 2010-01-07 Hochiki Corp 告知放送システム
JP2013229732A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Hochiki Corp 告知放送受信機及び告知放送送信機
JP2012257298A (ja) * 2012-08-03 2012-12-27 Hochiki Corp 告知放送システム
JP2014204382A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社構造計画研究所 情報転送装置、情報出力装置、情報転送方法、情報出力方法、およびプログラム
JP2019213198A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 エヌシーソフト・コーポレイションNcsoft Corporation 字幕生成方法および字幕生成装置
JP2021170803A (ja) * 2018-06-04 2021-10-28 エヌシーソフト・コーポレイションNcsoft Corporation 字幕生成方法および字幕生成装置
US11330342B2 (en) 2018-06-04 2022-05-10 Ncsoft Corporation Method and apparatus for generating caption
JP7269286B2 (ja) 2018-06-04 2023-05-08 エヌシーソフト・コーポレイション 字幕生成方法および字幕生成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4176506B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3953886B2 (ja) 字幕抽出装置
US7515212B2 (en) Digital broadcast receiver
JP6399725B1 (ja) テキストコンテンツ生成装置、送信装置、受信装置、およびプログラム
JP2006303936A (ja) コンテンツデータ、受信装置、生成装置および送信装置
KR20060127459A (ko) 디지털방송 콘텐츠 변환 기능을 갖는 디지털방송용 단말기및 그 방법
US7692722B2 (en) Caption service menu display apparatus and method
EP2056595A1 (en) Method for providing multimedia content list and sub-list, and broadcast receiving apparatus using the same
JP4176506B2 (ja) 情報受信装置
WO2006022071A1 (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
JP5649769B2 (ja) 放送受信装置
JP2005124169A (ja) 吹き出し字幕付き映像コンテンツ作成装置、送信装置、再生装置、提供システムならびにそれらで用いられるデータ構造および記録媒体
KR101061115B1 (ko) 디지털 방송 수신기 및 그의 서브타이틀 데이터 처리 방법
EP1698139B1 (en) Data reception terminal and mail creation method
US8719863B2 (en) Broadcast receiving apparatus and method of outputting program information as speech in broadcast receiving apparatus
JP2015018079A (ja) 字幕音声生成装置
JP2006211120A (ja) 文字情報表示機能を備えた映像表示システム
JP3694582B2 (ja) 受信装置
US20060140588A1 (en) Apparatus and method of inserting personal data using digital caption
JP2002354355A (ja) デジタル放送受信装置
KR20100030756A (ko) 영상표시장치 및 그 제어방법
JP2004312507A (ja) 情報受信装置
JPH11250068A (ja) 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
KR100296929B1 (ko) 다중자막서비스기능을가지는영상방송시스템
CN1988609A (zh) 图像显示设备及其显示方法
WO2013014824A1 (ja) メッセージ出力装置およびメッセージ出力方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees