JP2004252875A - プラント監視方式およびプラント監視装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラント1を構成する設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手段4、及びこの上位状態導出手段が導出した前記上位の状態を表示する表示手段5を備えたプラント監視装置。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、上水や下水の水処理プラント、河川の流量調整プラント、治水用ダムの貯水放流制御を行う治水プラント、発電用ダムの貯水放流制御を行う水力発電プラント、等の所謂プラントにおけるプラントを構成する設備機器の状態を表示するプラント監視方式、及びプラント監視方式を実行するプラント監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のプラント監視方式、プラント監視装置においては、プラントを構成する設備機器の状態表示は、例えば特開平11−46419号公報(特許文献1)に記載されているように、設備機器の各種状態の状態検出手段の検出値の各々を個別に表示、例えば弁の開度を表示、している。また、前記の特許文献1には記載されていないが、従来のプラント監視方式、プラント監視装置においては、例えば、ポンプ水位(貯水池の水位)は水位計の水位検出値を第1の表示要素にその程度を表示し、ポンプ運転状態(負荷状態)は回転数(負荷電流)の値から第2の表示要素にその程度を表示し、弁の開閉状態は例えば前記特許文献の表示形態で第2の表示要素にその程度を表示し、降雨量は雨量計の計測値を、第4の表示要素にその程度を表示し、それら各状態表示は個別表示の形態になっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−46419号公報(段落番号0004〜0021、図1〜5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の表示方式では、前述のように、プラントを構成する設備機器の各種状態の各々を個別にその程度を表示している。従って、プラント状態を見てその状態に応じて設備機器を操作制御する際には、各設備機器がどのような状態にあるので例えばプラント全体はどのような状態にあり何れの設備機器を操作制御する必要があるのか判断するのに、オペレータが前記各種状態毎の個別表示を確認して当該判断をしている。また、例えば、ポンプの運転状態や降雨量など、各種状態毎の個別表示は、別々の表示装置で表示したり、同一の表示装置であっても異なる画面に表示される。従って、前記各種状態毎の個別表示の確認にそれなりの時間を要し、また、オペレータの経験や勘に依存しているので、プラントの上位の状態把握や設備機器の操作制御が画一的でなく、所望な監視制御が十分には行われなかったり、所望な監視制御を行うのに時間がかかったりする。
【0005】
この発明は、上前述のような従来の実情に鑑みてなされたもので、オペレータによるプラント状態の確認を早く確実に行え、ひいてはプラントの所望な監視制御を短時間に行うことを可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るプラント監視方式は、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態を検出し、これら検出された各状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を求め、この上位の状態を表示するものである。
【0007】
この発明に係るプラント監視装置は、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手段、及びこの上位状態導出手段が導出した前記上位の状態を表示する表示手段を備えているものである。
【0008】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図3により説明する。図1はプラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の一例を示す図、図2はプラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の一例を示す図、図3は図2における上位状態導出手順にプロセス状態を当てはめた一例を示す図である。
【0009】
先ず、図1によりプラント及びその監視装置の構成及び機能を説明する。
【0010】
同図において、プラント及びその監視装置おいて、プラント及びその監視装置は、プラント1の各種設備機器11,12,・・・1n、各種の状態検出手段111,121,・・・1nn、プラントバス2、コントロ−ラ3、プラント状態デ−タ31、CPU等の上位状態導出装置4、入力処理部41、演算部からなる演算部42、表示処理部43、シンボル定義情報44、シンボル定義情報テ−ブル441、及び表示手段5を備えている。
【0011】
前記プラント1は、例えば上水や下水の水処理プラント、河川の流量調整プラント、治水用ダムの貯水放流制御を行う治水プラント、発電用ダムの貯水放流制御を行う水力発電プラント、等の所謂プラントである。
【0012】
各種設備機器11〜1nは、例えば、ポンプ、貯水池(貯水ダム、貯水槽)、放水量調整弁、送風機、等の所謂、プラントを構成する設備機器である。
【0013】
前記状態検出手段111〜1nnは、ポンプ水位検出手段、貯水池水位検出手段、ポンプ揚水量検出手段、ポンプ負荷量(ポンプモ−タの電流)検出手段、ポンプ故障率(ポンプ延べ運転時間に対するポンプ故障の度合い)検出手段、降雨量検出手段、放水量調整弁等の弁開度検出手段、等の所謂、プラント1における前記設備機器11〜1nの各種状態を検出する各種検出手段である。
【0014】
前記プラントバス2は、前記プラント1の各種設備機器11〜1n及び各種の状態検出手段111〜1nnと、コントロ−ラ3との間の情報伝送を司る情報ネットワ−クの一部をなすプラント構内LAN等の、所謂プラントバスである。
【0015】
前記コントロ−ラ3は、遠隔地における上位状態導出装置4、入力処理部41、演算部からなる演算部42、表示処理部43、シンボル定義情報44、シンボル定義情報テ−ブル441、及びCRT等の表示手段5を備えた監視制御装置からの制御指令や設定された制御機能により前記プラント1の各種設備機器11〜1nを制御したり、前記各種の状態検出手段111〜1nnからプラント1における前記設備機器11〜1nの各種状態のデ−タ、つまりプラント状態デ−タ31、を収集し保存するもので、プラントの規模やコントロ−ラの種類により、1台、或いは数台、或いは設備機器11〜1n毎に設置される。
【0016】
前記上位状態導出装置4は、本実施の形態では前記入力処理部41、前記演算部42、前記表示処理部43、及び前記シンボル定義情報44で構成されており、プラント1を構成する前記設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出するもので、その導出方式、手順の詳細は図2及び図3に示してあり、追って説明する。
【0017】
前記入力処理部41は、前記コントロ−ラ3が保存しているプラント状態データ31の取得処理を行う部分である。前記演算部42は入力したプラント状態データ31から前記シンボル定義情報44を用いてプラント状態の度合を算出する部分である。表示処理部43は前記演算部42の算出結果に基づいて表示シンボルを作成する部分である。
【0018】
前記シンボル定義情報44は、図示のように、前記表示手段5に表示する表示シンボルとその表示要因となる複数のプラント状態との対応付け及び各プラント状態の重み係数αとの関連付けを定義したデータを、シンボル定義情報テ−ブル441として編集したものである。このシンボル定義情報テ−ブル441のデ−タに基づいて、複数のプラント状態をまとめたデ−タ、つまり前述のプラント1を構成する前記設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タ、を前記演算部42が算出により導出する。
【0019】
前記表示手段5は、CRT、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、等の表示装置であり、前記表示処理部43で作成したシンボルを表示する部分である。このシンボルでの表示の形態は種々あり、その具体例は、図10を用いて、追って説明する。
【0020】
次に、図2により、前記上位状態導出装置4での、プラント1を構成する前記設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タの導出から前記シンボルの表示に至る手順について、図1と関連付けながら説明する。
【0021】
図2において、4つのプラント状態A〜Dを例に説明すると、先ず、ステップST1で、コントロ−ラ3(図1)が保存しているプラントに関する状態データ31(図1)から必要な状態データ、つまりプラント状態A〜Dのデ−タ、を取り出す。この例では4つのプラント状態A〜Dについて、それらを纏めたト−タルとしての状態E、つまり状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E、を演算部42(図1)が算出する(ステップST2)。
【0022】
前記状態Eを算出する式は以下のようになる。
状態E = α1×状態A + α2×状態B + α3×状態C+ α4×状態D
なお、状態A〜D : 0〜1で表されるプラント状態
α1〜4 : 各状態の重み係数 ※α1+ … + α4 = 1
【0023】
前記プラント状態A〜Dから算出された前記上位の状態Eは、シンボルの塗りつぶし具合で表現する(ステップST3)。
【0024】
前述の4つのプラント状態A〜Dの具体的な事例として、ポンプ水位(貯水池の水位)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態から、それらのト−タルとしての状態「緊急度」(それらの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)を算出により導出する例を、図3に示してある。
【0025】
なお、前述の状態E(プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態)の導出の仕方は、プラントを構成する複数の設備機器の各状態の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態とすること、及び同一設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態とすること、の何れに対しても適用できる。
【0026】
図3において、4つのプラント状態、即ちポンプ水位(貯水池の水位)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態を例に説明すると、先ず、ステップST1で、コントロ−ラ3(図1)が保存しているプラントに関する状態データ31(図1)から必要な状態データ、つまりポンプ水位(貯水池の水位)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態のデ−タ、を取り出す。この例ではポンプ水位(貯水池の水位)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態の4つのプラント状態ついて、それらを纏めたト−タルとしての状態「緊急度」、つまりポンプ水位(貯水池の水位)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態「緊急度」、を演算部42(図1)が導出する(ステップST2)。
【0027】
前記状態「緊急度」を導出する式は以下のようになる。
緊急度 =0.25×ポンプ水位 + 0.25×ポンプ故障度 + 0.25×降雨量
+ 0.25×ポンプ運転状態
※重み係数αはすべて0.25とする。
例えば各状態が0.5だとすると、上位の状態「緊急度」は0.5(中)となる。
【0028】
なお、前記重み係数は、前記状態Eから見た夫々の個別状態の重要度を示すものである。前記状態E「緊急度」から見て、ポンプ水位(貯水池の水位と等価)、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態が何れも同じ程度の重要度であれば、重み係数は何れも0.25となる。つまり、前記状態E「緊急度」を1として、前記4つの個別検出情報(ポンプ水位、ポンプ故障度、降雨量、ポンプ運転状態)の重み付けをしてある。例えば、前記状態E「緊急度」から見て、ポンプ水位(貯水池の水位)の重要度が他に比較して高いとすると、ポンプ水位(貯水池の水位)の重み係数を例えば0.4に設定し、他のポンプ故障度の重み係数を0.2、降雨量の重み係数を0.2、ポンプ運転状態の重み係数を0.2とすることによって、ポンプ水位(貯水池の水位)の状態変化が、前記状態E「緊急度」の変化に大きく現れる。
【0029】
また、故障度は、プラント以外の通常の機器では、正常は故障度0、故障は故障度1の区分が多いが、水処理プラントなどのプラント系では、例えば送風機などもそうであるが、重故障、軽故障、のように複数の故障状態を持つ場合がある。このような場合は、正常は故障度0、軽故障は故障度0.5、重故障は故障度1のように故障度を表す。
【0030】
前記プラントの状態を検出したプロセス値の組み合わせから複合的に生じるプラントの上位の状態「緊急度」(2時間後に貯水池1号溢水)を、シンボルの塗りつぶし具合で表現する(ステップST3)。
【0031】
なお、図3において、図2のプラント状態A〜Dに、それぞれ、ポンプ水位、故障度、降雨量、ポンプ運転状態が相当し、状態Eに「緊急度」が相当する。
【0032】
前述の概念を実プラントに対応した場合、例えば、降雨量(単位時間あたりの雨量)が局地的豪雨などにより極端に多く、貯水池、貯水ダム、貯水槽の容積の関係で、現在のポンプの運転状態によるポンプ水量やポンプ故障率(経年劣化によるポンプ能力低下)や放水調節弁の開度であれば、30分後に貯水池、貯水ダム、貯水槽から溢れ出る可能性があるような場合、溢出対処の緊急性を、人が判断する場合は、どうしても判断に時間を要し、人の経験や勘に依存することになり、必ずしも所望の処置が迅速に行われるとは限らないが、前述のこの発明の実施の形態1によれば、前述の判断をCPU等の上位状態導出装置4が判断し、その結果を表示手段で表示し、緊急程度に応じて警報などの報知をするようにしてあるので、当該判断を迅速に、かつ人の経験や勘に依存することなく的確に行え、当該貯水池からの水の溢出の可能性に対する処置も早期に的確に行える。
【0033】
また、他の実プラントの事例として、例えば、第1の貯水池(貯水ダム、貯水槽)から他の第2の貯水池(貯水ダム、貯水槽)に第1のポンプで送水する場合、第1の貯水池(貯水ダム、貯水槽)の水位が集中豪雨などによりその水位が急増し始めた際には第1の貯水池(貯水ダム、貯水槽)から他の第2の貯水池(貯水ダム、貯水槽)への送水量を増やす必要があるが、少なくとも当該ポンプの揚水量、及び前記第1の貯水池(貯水ダム、貯水槽)の水位で決まるポンプ負荷量(ポンプモ−タの電流)の双方から、当該ポンプに更に電力を供給するか、或いは第2のポンプを起動するか、人が判断するのではなく、CPU等の上位状態導出装置4が判断し、その結果を表示手段で表示し、緊急程度に応じて警報などの報知をするようにすれば、当該判断を迅速に、かつ人の経験や勘に依存することなく的確に行え、当該第1の貯水池(貯水ダム、貯水槽)から他の第2の貯水池(貯水ダム、貯水槽)への送水量を増加を、早期に適切に行える。
【0034】
また、前述のように、ポンプ水位、故障度、降雨、ポンプ運転状態から、それらのト−タルとしての状態「緊急度」(それらの組み合わせから複合的に生じる上位の状態)を、1つのシンボル(具体的には後述の図10に示されているマ−ク、グラフ、計測器メ−タ表示、特殊文字表示、等)として表示することにより、貯水池の予測水位など、プラントを構成する設備機器の、複数の検出デ−タからの予測・推測の状態や広範囲でのプラント状態などを、即座に把握できる。
【0035】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図4及び図5により説明する。図4はプラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図、図5はプラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の他の例を示す図である。
【0036】
先ず、図4によりプラント及びその監視装置の構成及び機能を説明する。
【0037】
図4において、前述の図1と同一部分、相当部分には同一符号を付して、その説明は書略する。図4は、前述のこの発明の実施の形態1(図1)に、鳴動装置(報知手段)6、鳴動処理部45、鳴動条件定義情報46、及び鳴動条件定義情報テ−ブル461を追加したものである。
【0038】
前記鳴動装置(報知手段)6は、ブザ−、ベル等である。鳴動処理部45は、演算部12の算出結果、即ちプラント状態A〜Dからそれらのト−タルとしての状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)、の程度に応じて各種音のブザーを鳴動させる部分である。
【0039】
前記鳴動条件定義情報46は、前記演算部42での算出結果による鳴動のパターンを定義したデータであり、図示の鳴動条件定義情報テ−ブル461で示すように、前記表示のシンボルA,B・・・と、これら各シンボルに対し鳴動装置(報知手段)6で鳴動させる各種音との対応付け、及び鳴動開始の閾値との関連付けを定義したデータを、鳴動条件定義情報テ−ブル461として編集したものである。このデータの定義に基づいて前記鳴動処理部45により鳴動条件の判断が行われる。
【0040】
次に、図5により、前記上位状態導出装置4での、プラント1を構成する前記設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態Eのデ−タの導出から前記鳴動装置(報知手段)6の鳴動に至る手順について、図4と関連付けながら説明する。図5において、前述の図2と同一手順には原則として同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0041】
図5において、前述のステップST2で、プラント状態A〜Dから、それらのト−タルとしての状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)が算出により導出され、その結果、状態Eの値が閾値を超えておれば、ステップST31のように、プラント状態A〜Dから算出された前記状態Eをシンボルの塗りつぶし具合で表現するシンボルで表示手段5に表示するのみでなく、鳴動条件定義情報46の鳴動条件定義情報テ−ブル461に基づいて、鳴動処理部45が鳴動装置(報知手段)6を作動させる。
【0042】
前記鳴動処理部45による鳴動装置(報知手段)6を作動は、例えば、鳴動条件定義情報テ−ブル461に例示されているように、状態Eの値が閾値0.3以上0.4未満であれば、ピポピポという音を発し、シンボル表示は当該閾値の程度に応じた塗りつぶしのシンボルAで表示される。状態Eの値が閾値0.4以上0.5未満であれば、ブ−ブ−という閾値0.3以上0.4未満の場合とは異なる音を発し、シンボル表示は当該閾値の程度に応じた塗りつぶしのシンボルBで表示される。状態Eの値が閾値0.5以上であれば、カンカンという閾値0.3以上0.5未満の場合とは異なる音を発し、シンボル表示は当該閾値の程度に応じた塗りつぶしのシンボルCで表示される。このように、状態Eの値が所定の閾値を超えると、ブザー鳴動等、鳴動装置(報知手段)6を作動させることによりオペレータに報知する。
【0043】
状態Eの値が閾値0.3以下の場合は、ステップST32のように、前記鳴動処理部45による鳴動装置(報知手段)6の作動は行われず、プラント状態A〜Dから算出された前記状態Eをシンボルの塗りつぶし具合で表現するシンボルで表示手段5に表示するのみである。
【0044】
なお、前記閾値は、降雨量を例として説明すると、例えば或る降雨量(最大と考えられる降雨量)を1とすれば、降雨量0から降雨量最大までを0〜1で表すことができる。そこで、降雨量に応じて例えば3段階で警報を鳴らしたい場合には、閾値を0.3,0.4,0.5のように設定し、それに応じた鳴動を行う。つまり、正常|0.3|注意|0.4|警告|0.5|危険、のように設定し、閾値0.3,0.4,0.5に応じた鳴動を行うようにする。また、段階無しで警報を鳴らしたい場合には、閾値を1つだけ設定し、当該閾値を超えることにより、アラ−ムを鳴動させる。つまり、正常|0.5|異常、のように設定し、閾値0.5を超えれば鳴動を行うようにする。
【0045】
前述のように、この発明の実施の形態2では、プラント状態A〜Dから、それらのト−タルとしての状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)が算出により導出され、その結果、状態Eの値が所定の閾値を超えれば、鳴動装置(報知手段)6が作動するので、オペレ−タがCRT等の表示手段5から離れた位置にいても鳴動装置(報知手段)6によりプラントの異常を知ることができ、鳴動装置(報知手段)6を備えていない前述のこの発明の実施の形態1に比べ、必要な情報を即座に得られる。
【0046】
なお、前述のこの発明の実施の形態2において、例えば、図5のステップ32のように状態Eの値が、所定の閾値0.3以下であればシンボル表示の塗りつぶしの色はライトブル−、閾値0.3を超え0.4以下であればシンボル表示の塗りつぶしの色は黄色、閾値0.4を超え0.5以下であればシンボル表示の塗りつぶしの色は橙色、閾値0.5を超えれば赤色、というように色別表示も併せて行えば、オペレータによる視覚確認が容易で更に早く広範なプラント状態の把握が可能となる。
【0047】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図6及び図7により説明する。図6はプラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図、図7はプラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の他の例を示す図である。
【0048】
図6において、前述の図1と同一部分、相当部分には同一符号を付して、その説明は省略する。図4は、前述のこの発明の実施の形態1(図1)に、音声告知装置7、音声・コメント処理部47、音声・コメント定義情報48、及び音声・コメント定義情報テ−ブル481を追加したものである。
【0049】
前記音声・コメント処理部47は、演算部42の算出結果である前記状態Eと音声・コメント定義情報48とから、前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)の程度に応じた音声告知・コメント表示の条件判断を行う部分である。
【0050】
前記音声・コメント定義情報48は、図示のコメント定義情報テ−ブル481で示すように、プラント状態A〜Dから、それらのト−タルとしての状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)の程度で区別されたプラント状態A,B,Cとこれら各プラント状態に対する各種コメントとの対応付け、及び前記プラント状態A,B,Cを区別する前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)の程度の閾値との関連付けを定義したデータを、コメント定義情報テ−ブル481として編集したものである。このデータの定義に基づいて前記前記音声・コメント処理部47により音声告知・コメント表示の判断が行われる。
【0051】
前記CRT等の表示手段5では、前記演算部42で導出した前記状態Eに基づいて表示処理部43で作成した前記表示シンボルの他に、前記演算部42で導出した前記状態Eの程度に応じた前記音声・コメント処理部47での前記コメント定義情報テ−ブル481を使用した判断結果に基づいてコメントも表示する。音声告知装置(報知手段)7では前記音声・コメント処理部47の判断結果に基づいて音声告知を行う部分である。
【0052】
次に、図7により、前記上位状態導出装置4での、プラント1を構成する前記設備機器11,12,・・・1nの複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態Eのデ−タの導出から前記音声告知装置(報知手段)7の告知動作に至る手順について、図6と関連付けながら説明する。図7において、前述の図2と同一手順には原則として同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0053】
図7において、前述のこの発明の実施の形態1及び2の場合と同様に、前述のステップST2で、プラント状態A〜Dから、それらのト−タルとしての状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)が算出により導出され、その結果、状態Eの値が閾値を超えておれば、ステップST31のように、プラント状態A〜Dから算出された前記状態Eの大きさをシンボルの塗りつぶし具合で表現するシンボルで表示手段5に表示する。
【0054】
次いで、演算部42の出力、即ちステップST2における前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)、の程度に応じ、前記音声・コメント処理部47が、コメント定義情報テ−ブル481に定義された音声・コメント定義情報に基づいて、コメント1〜3から該当コメントを選択判定し(ステップST4)、そのコメントを、前記表示手段5に表示すると共に、前記音声告知装置(報知手段)7により音声告知する(ステップST5)。
【0055】
前記表示手段5へのコメント表示、および前記音声告知装置(報知手段)7によるコメントの音声告知は、前記ステップST2における前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)の程度が、閾値0.3以上0.4未満の範囲であればプラント状態はAでありコメント1となり、閾値0.4以上0.5未満の範囲であればプラント状態はBでありコメント2となり、閾値0.5以上であればプラント状態はCでありコメント3となる。
【0056】
次に、前記表示手段5へのコメント表示、および前記音声告知装置(報知手段)7によるコメントの音声告知、の具体例を説明する。
【0057】
プラント状態Aが、ステップST2により、例えば、貯水池1号が降雨量の程度により5時間後に溢水する可能性がある状態E(閾値0.3以上0.4未満の範囲)の場合であれば、コメント1は、例えば“貯水池1号が5時間後に溢水”“降雨量が注意状態”となる。或いはコメント1は、例えば、“貯水池1号が、5時間後に溢水”“降雨量が、注意状態”“対処方法は、ポンプ1号を100%運転”となる。
【0058】
プラント状態Bが、ステップST2により、例えば、貯水池1号が降雨量の程度により2時間後に溢水する可能性がある状態E(閾値0.4以上0.5未満の範囲)の場合であれば、コメント2は、例えば“貯水池1号が、2時間後に溢水”“降雨量が、警告状態”となる。或いは、コメント2は、例えば、“貯水池1号1が、2時間後に溢水”“降雨量が、警告状態”“対処方法は、ポンプ2号を運転開始”となる。
【0059】
プラント状態Cが、ステップST2により、例えば、貯水池1号が降雨量の程度により0.5時間後に溢水する可能性がある状態E(閾値0.5以上の範囲)の場合であれば、コメント3は、例えば“貯水池1号が、0.5時間後に溢水”“降雨量が、危険状態”となる。或いは、例えば“貯水池1号が、0.5時間後に溢水”“降雨量が、危険状態”となる。“対処方法は、ポンプ3号を運転開始”となる。
【0060】
前述のように、この発明の実施の形態3では、プラント状態A〜Dから、それらのト−タルとしての前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)が算出により導出され、その結果、状態Eの値が所定の閾値を超えれば、その程度に応じて、音声告知装置(報知手段)7でコメントが告知され、CRT等の表示手段5にコメントが表示されるので、オペレ−タは前記状態E(状態A〜Dの組み合わせから複合的に生じる上位の状態E)の程度を知ることができ、また、オペレ−タがCRT等の表示手段5から離れた位置にいても音声告知装置(報知手段)7により前記状態Eの程度を知ることができ、コメントが表示機能やコメント音声告知機能が設けられていない前述のこの発明の実施の形態1および2に比べ、必要な重要情報や異常時の対処方法を即座に知ることができる。
【0061】
なお、図7のステップST5に例示してあるように、プラント状態A異常(値:XX)、プラント状態C異常(値:XX)のような簡略表示、具体的には、例えば、“貯水池1号異常(5時間後溢水)” “貯水池3号異常(0.5時間後溢水)”等のコメントの表示、音声告知としてもよい。
【0062】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図8により説明する。図8はプラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態(前述のこの発明の実施の形態1〜3における前記状態E)や、その関連情報の表示、及びその手順の一例を水処理プラントの場合を事例として示す図である。
【0063】
図8において、前述の図2、図5、及び図7と同一部分、相当部分には同一符号を付して、その説明は省略する。また、図8の手順は、前述の図1、図4、図6等の装置によって汎用OSを利用して実行できるので、装置構成の図示は省略する。
【0064】
この発明の実施の形態4は、図8に示すように、先ず、プラントの上位状態(プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態(前述のこの発明の実施の形態1〜3における状態E)を表現するシンボル49がCRT等の表示手段によって表示される。
【0065】
次いで、このシンボル49が表示されている状態において、当該シンボル49を指す(例えばカ−ソルをシンボル49に移動してクリック)ことにより、ブロック50のようにシンボル49に含まれる個々のプロセス状態(前述のこの発明の実施の形態1〜3における状態えの演算因子である個別状態A〜D(図8の例ではポンプ水位、故障度、降雨、ポンプ運転状態))をシンボル等で表示する。
【0066】
更に、ブロック50中の個々のプロセス状態を表すシンボルを指すことにより、それぞれの項目に関する詳細データ、即ち、例えば図8に示すようなポンプ水位(貯水池水位)のトレンドグラフ51、ポンプ運転状態データ52、等を表示する。
【0067】
換言すれば、前記シンボル49、前記ブロック50〜52の詳細情報をリンクさせてある。このように、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を表現するシンボルと、当該上位状態の導出因子である状態の詳細情報をリンクさせることにより、詳細な情報を即座に得ることができる。尤も、前記シンボル49、及び前記ブロック50〜52の詳細情報を、同一画面上に同時に表示してもよい。
【0068】
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図9により説明する。図9はプラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図である。図9において、前述の図1、図4、及び図6と同一部分、相当部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0069】
この発明の実施の形態5は、図9に示すように、前述のこの発明の実施の形態1〜4の機能を全て併せ持つ装置とし、更に、オペレ−タ入力機器8からの入力に応動するメンテナンス部53を設けたものである。
【0070】
前記メンテナンス部53は、オペレータ入力機器8によるオペレータからのメンテナンス入力に基づいて、シンボル定義情報44、鳴動条件定義情報46、音声・コメント定義情報48、をそれぞれ更新するものである。前記メンテナンス部53により、シンボル表示やプラント状態の変更にも柔軟に対応できる。
【0071】
実施の形態6.
以下、この発明の実施の形態6を図10により説明する。図10は各種の表示形態(a)〜(c)を示す図である。
【0072】
図10において、(a)は、貯水池1号溢水の可能性が“溢水無し”の場合はライトブル−のゾ−ン、“5H後溢水”の場合は黄色のゾ−ン、“2H後溢水” の場合は橙色のゾ−ン、“0.5H後溢水” の場合は赤色のゾ−ンとし、前述の図2、図5、図7における状態E(プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態)を表現するシンボルを貯水池の形のシンボルとし、前記状態Eの程度に応じて、当該シンボルが矢印の方向に移動するようにし、溢水までの時間を併せて表示するようにしたたものであり、前記状態Eの程度、及び溢水までの時間を一目にして把握できる。
【0073】
図10において、(b)は、貯水池1号の貯水池の形をシンボルとし、貯水池の水位が、前記状態E(プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態)を表現するシンボルを貯水池の水とし、前記状態Eの程度に応じて貯水池のシンボルの水位が矢印の方向に移動するようにし、溢水までの時間を併せて表示するようにしたものであり、前記状態Eの程度、及び溢水までの時間を一目にして把握できる。
【0074】
図10において、(C)は、前記状態E(プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態)を表現するシンボルを貯水池を簡略表示するシンボルとし、前記状態Eの程度に応じて貯水池のシンボルの塗りつぶしの度合いが矢印の方向に変化するようにし、異常度も併せて表示するようにしたもので、前記状態Eの程度、及び異常度を一目にして把握できる。
【0075】
なお、本件発明は、表示形態そのものに特徴があるのではないので、前述の図10の(a)〜(c)、及び図8などの表示形態に特定されるものではなく、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態の利便性の理解を助けるための事例である。
【0076】
【発明の効果】
この発明は、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態を検出し、これら検出された各状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を求め、この上位の状態を表示するプラント監視方式としたので、オペレータによるプラント状態の確認を早く確実に行え、ひいてはプラントの所望な監視制御を短時間に行うことを可能にできる効果がある。
【0077】
また、この発明は、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手段、及びこの上位状態導出手段が導出した前記上位の状態を表示する表示手段を備えたプラント監視装置としたので、前記プラントを構成する設備機器の複数種類の状態を検出し、これら検出された各状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を求め、この上位の状態を表示するプラント監視方式を実行する場合に使用する装置を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、プラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の一例を示す図。
【図2】この発明の実施の形態1を示す図で、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の一例を示す図。
【図3】図2における上位状態導出手順にプロセス状態を当てはめた一例を示す図。
【図4】この発明の実施の形態2を示す図で、プラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図。
【図5】この発明の実施の形態2を示す図で、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の他の例を示す図。
【図6】この発明の実施の形態3を示す図で、プラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図。
【図7】この発明の実施の形態3を示す図で、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手順の他の例を示す図。
【図8】この発明の実施の形態4を示す図で、プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態(前述のこの発明の実施の形態1〜3における前記状態E)や、その関連情報の表示、及びその手順の一例を水処理プラントの場合を事例として示す図。
【図9】この発明の実施の形態5を示す図で、プラント監視方式を実行するプラント監視装置の構成の他の例を示す図。
【図10】この発明の実施の形態6を示す図で、各種の表示形態(a)〜(c)を示す図。
【符号の説明】
1 プラント、 11,12,・・・1n 設備機器
111,121,・・・1nn 状態検出手段、
4 上位状態導出装置、 5 表示手段、
6 報知手段、 7 報知手段。
Claims (7)
- プラントを構成する設備機器の複数種類の状態を検出し、これら検出された各状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を求め、この上位の状態を表示するプラント監視方式。
- プラントを構成する設備機器の複数種類の状態を検出し、これら検出された各状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態を求め、この上位の状態を表示し、更に前記複数種類の各々の状態を表示するプラント監視方式。
- プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手段、及びこの上位状態導出手段が導出した前記上位の状態を表示する表示手段を備えたプラント監視装置。
- プラントを構成する設備機器の複数種類の状態のデ−タを組み合わせて前記複数種類の状態の組み合わせから複合的に生じる上位の状態のデ−タを導出する上位状態導出手段、及びこの上位状態導出手段が導出した前記上位の状態および前記複数種類の各々の状態を表示する表示手段を備えたプラント監視装置。
- 請求項3及び請求項4の何れか一に記載のプラント監視装置において、前記表示を色の塗りつぶしの度合で表示するシンボル表示とすることを特徴とするプラント監視装置。
- 請求項3〜請求項5の何れか一に記載のプラント監視装置において、前記状態が対処すべき状態の場合に報知することを特徴とするプラント監視装置。
- 請求項3〜請求項6の何れか一に記載のプラント監視装置において、前記複数種類の各々の状態、前記複数種類の状態の中の重要情報、及び対処すべき状態に対する対処方法の少なくとも一を前記状態の表示と共に表示することを特徴とするプラント監視装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003044705A JP2004252875A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | プラント監視方式およびプラント監視装置 |
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JP2003044705A JP2004252875A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | プラント監視方式およびプラント監視装置 |
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ID=33027322
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007120254A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Ebara Techno-Serve Co Ltd | 融雪装置のポンプ制御装置 |
JP2008204398A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Hitachi Ltd | 放流制御システム |
WO2023189022A1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-05 | 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 | 診断装置、診断方法、及び診断プログラム |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044705A patent/JP2004252875A/ja active Pending
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