JP2004250357A - スキンケア外用剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線防止剤及び/又は消炎剤から選ばれる成分に対して海綿動物に含まれるタンパク質をアルカリ溶液、酸性溶液あるいはタンパク質加水分解酵素を用いて、溶解し、分解させることによって得られた海綿由来のペプチドを0.01重量%以上配合することによってスキンケア外用剤を製造する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線防止効果及び/又は消炎効果に優れるスキンケア外用剤に関する。
また、本発明は、紫外線防止剤及び/又は消炎剤から選ばれる成分と、海綿由来のペプチドとを配合されてなり、肌を痛めることなく、紫外線防止効果や消炎効果が格段に改善されたスキンケア外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紫外線防止剤を含有するスキンケア外用剤は、長期間使用すると、デリケートな肌を傷めて、ただれやかぶれを来たすことがあった。
また、消炎剤を含有するスキンケア外用剤においても、消炎剤単独では消炎効果が得られにくいために消炎剤自体配合量を増やす必要があったが、同様にただれやかぶれの問題があった。
これらただれやかぶれを抑制するために、紫外線防止剤とトレハロースを併用すること(特開平6−122618号公報)、消炎剤とトレハロースを併用すること(特開平6−128136号公報)も報告されたが、いずれもスキンケア効果を高め、ただれやかぶれの問題を解決できなかった。
【0003】
本発明者らは、先に海綿由来のペプチドに著しい細胞増殖効果が発現することに注目し、海綿由来のペプチドとアスコルビン酸グルコシドの配合による美白用皮膚外用剤を提案(特開2002−114635号公報)し、また、海綿由来のペプチドとベタイン類の配合による肌荒れ改善と保湿用皮膚外用剤を出願した(特開2002−87925号公報)が、いずれの場合も紫外線防止剤や消炎剤との併用によって、双方の相乗効果を高めるものではなかった。
上述するように、従来、紫外線防止剤及び/又は消炎剤と組み合わせて皮膚のかぶれやただれに影響なく、紫外線防止効果及び消炎効果を向上するものは存在していなかった。
【0004】
【特許文献】
【特許文献1】特開平6−122618号公報
【特許文献2】特開平6−128136号公報
【特許文献3】特開2002−114635号公報
【特許文献4】特開2002−87925号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術に鑑み、本発明では、紫外線防止剤及び/又は消炎剤と組み合わせて紫外線防止効果及び/又は消炎効果を発揮せしめるとともに、かぶれやただれなどのデリケートな皮膚への影響を最小限に抑えて、これらの効果を最大限発揮することのできるスキンケア外用剤を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、紫外線防止剤及び/又は消炎剤に対して海綿由来のペプチドを配合したスキンケア外用剤について鋭意検討した結果、上記両成分に対して海綿由来のペプチドの配合による相乗効果により、紫外線防止機能及び/又は消炎効果が著しく優れ、肌を傷めることがなく、しかも持続性の良いスキンケア外用剤が得られることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、次の構成を基本とするものである。
(1)紫外線防止剤及び/又は消炎剤から選ばれる成分に対して、海綿由来のペプチドが配合されてなることを特徴とするスキンケア外用剤。
(2)海綿由来のペプチドが、0.01重量%以上含有されてなることを特徴とする(1)記載のスキンケア外用剤。
(3)海綿由来のペプチドが、海綿動物に含まれるタンパク質をアルカリ溶液、酸性溶液又はタンパク質加水分解酵素を用いて、溶解し、分解させることによって得られたものであることを特徴とする(1)又は(2)記載のスキンケア外用剤。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の具体的な実施の形態について説明する。
本発明で使用する海綿由来のペプチドは、天然海綿から得られたものである。
すなわち、身体の洗浄用や化粧用などのスポンジとして使用される天然の海綿動物に含まれるタンパク質をアルカリ溶液、酸性溶液又はタンパク質加水分解酵素を用いて、溶解し、分解させることによって容易に製造できる。このときの製造方法は、特に限定されるものではなく、目的や設備に応じて選定すればよい。
本発明で上記公知方法で得られる海綿由来のペプチドは、生理的に活性な物質であり、ヒト細胞に対して増殖促進作用を有する。
【0008】
さらに、かかるペプチドを追加的に限外濾過膜、精密濾過膜、ゲル濾過又はイオン交換樹脂によって低分子量体を分画して使用するのが好ましい。
本発明のスキンケア外用剤では、紫外線防止剤及び/又は消炎剤と併用することによって相乗効果が格段と発揮される理由としては、海綿由来のペプチドには、グリシン含有率が高いことによるものと解される。
【0009】
本発明で使用する海綿由来のペプチドとしては、実質的に分子量500〜10,000の範囲のペプチドを使用する。好ましくは、分子量約500〜5,000程度の低分子量ペプチドを主成分とするものであるが、皮膚表面における定着性を向上せしめる点で分子量5,000〜10,000程度のペプチドをも含有させるようにするのが良い。
本発明では、海綿由来のペプチドの配合量は、固形分として0.01重量%以上が必要である。0.01重量%未満では、紫外線防止剤や消炎剤との配合による相乗効果が発現しないからである。好ましくは、0.01〜30重量%の範囲が適当である。
30重量%を越えると、添加効果が変わらず、経済的な損失である。さらに好ましくは0.02重量%〜20重量%の範囲が適当である。
【0010】
本発明において使用できる紫外線防止剤としては、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の二種類の使用が可能である。
前者の紫外線吸収剤としては、以下のものが挙げられる。
パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す)、N,N−ジエトキシPABAエチルエステル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、その他、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニルベンゾトリアゾール等が挙げられる。
後者の紫外線散乱剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛又はカオリン等が挙げられる。
【0011】
本発明では、これらの化合物の1種又は2種以上を選択して使用される。
本発明に用いられる紫外線吸収剤又は紫外線散乱剤の配合量は、皮膚外用剤全量中好ましくは0.01〜10重量%、さらに好ましくは0.05〜5重量%である。0.01重量%未満では、紫外線防止の効果が発揮されず、10重量%を超えると、その効果は飽和してしまい経済性が良くない。
【0012】
一方、本発明で使用される消炎剤としては、アラントイン又はその誘導体、グリチルレチン、パントテン酸、ビタミンE又はそれらの誘導体がある。
上記アラントイン又はその誘導体は、アラントイン、アラントインアセチル−DL−メチオニン等である。上記グリチルレチン又はその誘導体は、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸又はこれらの塩、グリチルレチン酸アラントイン、グリチルレチン酸グリセリン、グリチルレチン酸ステアリル等がある。
また、グリチルリチン酸として甘草抽出物を配合することは構わない。
上記パントテン酸又はその誘導体は、パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、パントテン酸カルシウム又はパントテン酸ナトリウム等がある。
さらに、上記ビタミンE又はその誘導体は、d−δ−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール等がある。
これらの消炎剤の配合量は、皮膚外用剤全量中、好ましくは0.01〜10重量%の範囲内である。0.01重量%未満では薬効が期待できず、10重量%を超えて配合しても、それ以上の効果の増大は少なく、不経済である。さらに好ましくは0.05〜5重量%である。
【0013】
本発明では、紫外線防止剤又は消炎剤のいずれかと海綿由来のペプチドと配合しても良いし、紫外線防止剤及び消炎剤と海綿由来のペプチドと配合しても良い。
さらに、本発明のスキンケア外用剤には、次のような任意成分を添加することができる。
例えば、医薬品、化粧品等の皮膚外用剤に用いられるその他の成分、例えばエデト酸、二、三又は四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム等の金属イオン封鎖剤、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸プロピル、酸化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、水、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、増粘剤、色剤、粉末、薬剤、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸又はリン酸等の無機酸等を配合することができる。当然のことながら、これらの成分は、本発明の効果を損なわない質的量的範囲内で用いられなければならない。
【0014】
本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−二層系又は水−油−粉末三層系等のどのような剤型でも構わない。
また、本発明の皮膚外用剤の用途も任意であり、化粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル、ボディ用皮膚外用剤や軟膏等の外用剤に用いることができる。
【0015】
以下の調製例及び実施例によってさらに詳しく本発明を説明する。
【参考例】
海綿由来のペプチドを以下の工程で調製する。
SUNTRON MWH−1型により生成した電解酸性水と塩酸を用いて、pH1の酸性水を調整した。沐浴海綿粉砕物1kgを40倍量の酸性液に浸漬して、90℃で7時間、加水分解を行った。ほとんど、分解残渣のない状態で着色も少なかった。室温に冷却後、40%水酸化ナトリウム溶液で中和して濾過した。次いで、イオン交換樹脂(カチオン、アニオン混合タイプ)を投入し、2時間攪拌して脱塩処理を行った。その後、濾過してイオン交換樹脂を除去し、海綿加水分解であるペプチドの濃度が、15重量%の溶液を得た。
次いで、この溶液に安定剤として、メチルバラペン0.1%及びエタノール10%を添加してペプチド水溶液とした。
【0016】
【実施例】
クエン酸ナトリウム0.03重量%、ジブチルヒドロキシトルエン0.025重量%、1,3‐ブチレングリコール15重量%、エタノール5重量%、メチルパラベン0.1重量%、アロエエキス0.03重量%、表1の処方(紫外線防止剤、消炎剤及びペプチド)及び精製水残余(全量が100重量%)からなるスキンケアー外用剤を製造した。
【0017】
スキンケア外用剤の配合処方
【表1】
【0018】
実施例1のスキンケア外用剤(紫外線吸収剤としてN,N−ジメチルPABAエチルエステル及び、補助剤として参考例の海綿由来ペプチド使用)を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、著しく日焼けを防止することができ、しかも皮膚表面での定着性、耐水性にも優れていて汗で流れ落ちることが少なく持続性にも優れていた。また、皮膚への刺激が抑えられるためにヒリつきもなく使用感も非常に優れていた。
【0019】
実施例2のスキンケア外用剤(消炎剤としてパントテニルアルコール及び補助剤として参考例の海綿由来ペプチド使用)を夏季の屋外作業で火照った顔面に塗布したところ、消炎剤配合量が少量にもかかわらず、火照りを速やかに鎮静することができた。しかも皮膚表面での定着性、耐水性にも優れていて屋外を歩行しても汗で流失することが少なく持続効果にも優れていた。
【0020】
実施例3のスキンケア外用剤(紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、消炎剤としてグリチルリチン酸ジカリウム、補助剤として参考例の海綿由来ペプチド使用)のスキンケア外用剤を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、著しく日焼けを防止することが出来、火照りを感じることはまったくなかった。しかも皮膚表面での定着性、耐水性にも優れていて汗で流れ落ちることが少なく持続効果にも優れていた。
【0021】
実施例4のスキンケア外用剤(紫外線吸収剤としてオクチルシンナメート、消炎剤としてグリチルリチン酸ジカリウム、補助剤として参考例の海綿由来ペプチド使用)を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、著しく日焼けを防止することが出来、火照りを感じることはまったくなかった。しかも皮膚表面での定着性、耐水性にも優れていて汗で流れ落ちることが少なく持続効果にも優れていた。
【0022】
【比較例】
比較例1(ペプチドを含まず、紫外線防止剤のN,N−ジメチルPABAエチルエステルのみ使用)のスキンケア外用剤を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、顔面の日焼けが避けられなかった。また、皮膚表面での定着性、耐水性が殆どなく、汗で流れ落ちやすく持続効果もなかった。また、皮膚への刺激によるヒリつき感があった。
【0023】
比較例2(消炎剤としてパントテニルアルコールのみ使用)のスキンケア外用剤を夏季の屋外作業で火照った顔面に塗布したところ、消炎剤配合量が実施例2の2.5倍量配合されているにもかかわらず、火照り感の鎮静に時間がかかった。しかも皮膚表面での定着性、耐水性が悪く屋外を歩行しても汗で流失しやすく、持続効果がなかった。
【0024】
比較例3のスキンケア外用剤(紫外線吸収剤として2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン及び消炎剤としてグリチルリチン酸ジカリウム)を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、日焼け防止の効果は小さく、消炎剤が実施例3の2.5倍量配合されているにもかかわらず、火照り感を伴った。また、皮膚表面での定着性、耐水性に欠け汗で流れ落ちやすかった。
【0025】
比較例4のスキンケア外用剤(紫外線吸収剤としてオクチルシンナメート、消炎剤としてグリチルリチン酸ジカリウム)を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、日焼け防止の効果は、小さく、消炎剤が実施例4の倍量配合されているにもかかわらず、火照り感を伴った。また、皮膚表面での定着性、耐水性に欠け汗で流れ落ちやすかった。
【0026】
【比較例5】
比較例5のスキンケア外用剤(紫外線防止剤と消炎剤を共に含有せず)を顔面に塗布して夏季の屋外作業を一日実施したところ、日焼け防止と消炎効果が小さく、日焼けして顔がヒリヒリした。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、消炎剤や紫外線防止剤と、海綿由来ペプチドの少量配合とによる相乗効果により、消炎効果、紫外線防止効果が飛躍的に向上するとともに、皮膚表面における安定性、持続性の点でも予想外な効果が得られた。
このため、皮膚作用がマイルドであり皮膚保護性を有するとともに、耐久性にも優れるスキンケア外用剤を提供することが可能となった。
本発明によるスキンケア外用剤は、一般外出用、アウトドアレジャー用、屋外作業用などの用途において幅広く使用が可能である。
Claims (3)
- 紫外線防止剤及び/又は消炎剤から選ばれる成分に対して、海綿由来のペプチドが配合されてなることを特徴とするスキンケア外用剤。
- 海綿由来のペプチドが、0.01重量%以上含有されてなることを特徴とする請求項1のスキンケア外用剤。
- 海綿由来のペプチドが、海綿動物に含まれるタンパク質をアルカリ溶液、酸性溶液又はタンパク質加水分解酵素を用いて、溶解し、分解させることによって得られたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のスキンケア外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040725A JP2004250357A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | スキンケア外用剤 |
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JP2003040725A JP2004250357A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | スキンケア外用剤 |
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---|---|
JP2004250357A true JP2004250357A (ja) | 2004-09-09 |
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ID=33024499
Family Applications (1)
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JP2003040725A Pending JP2004250357A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | スキンケア外用剤 |
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JP (1) | JP2004250357A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007521238A (ja) * | 2002-07-01 | 2007-08-02 | マリア ビラーニ, | 皮膚疾患の処置および予防のための海綿動物ベースの治療用組成物 |
KR101728125B1 (ko) | 2015-10-15 | 2017-04-19 | (주)비엔 | 해면 골편을 함유하는 화장료 조성물의 제조방법 |
-
2003
- 2003-02-19 JP JP2003040725A patent/JP2004250357A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2007521238A (ja) * | 2002-07-01 | 2007-08-02 | マリア ビラーニ, | 皮膚疾患の処置および予防のための海綿動物ベースの治療用組成物 |
KR101728125B1 (ko) | 2015-10-15 | 2017-04-19 | (주)비엔 | 해면 골편을 함유하는 화장료 조성물의 제조방법 |
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