JP2004250134A - スクリューコンベア並びにクーラント及びスラッジの回収装置 - Google Patents

スクリューコンベア並びにクーラント及びスラッジの回収装置 Download PDF

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義博 秋田
Nobuyuki Kito
信行 木藤
Shigeki Miwa
茂樹 三和
Tadashi Iwanami
董 岩波
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Abstract

【課題】クーラント及びスラッジの回収装置に適し、搬送中にもクーラントを効率的に回収できるスクリューコンベアを提供。
【解決手段】長尺のケーシング21と、底部21aに長手方向に配設されたスクリュー22と、一端に設けられスクリューを駆動するための駆動部23と、他端に設けられた筒状開口部24と、ケーシングの上面が開口し被搬送物が投入可能にされた略U字形断面部25と、一端側の下面に設けられた排液口26と、を備えたスクリューコンベア20とし、筒状開口部の開口断面積が徐々に拡大しかつ断面軸24aが上面に傾斜するようにし、さらに排液口を下側にして筒状開口部が上になるように斜め上方向に配設する。また、クーラントの分離装置4,5,6の分配装置4a,5a,6aと撹拌分配装置40との間に配設し、効率よくスラッジ14及びクーラント14′を処理する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の研削又は研磨加工ラインで発生する加工スラッジをクーラントと共に回収し、クーラントとスラッジとに分離し、クーラントを再度使用し、スラッジを固形化して回収するクーラント及びスラッジの回収装置に適したスラッジを搬送するスクリューコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、研削や研磨加工で生じる加工スラッジ(研削屑や研磨屑)は、加工位置に供給されるクーラント(油性あるいは水性)により加工位置から除去される。かかる加工スラッジとクーラントとは共に回収され沈殿槽や濾過装置等の分離装置でクーラントとスラッジとに分離し、スラッジが取り除かれたクーラントを再度加工ラインに供給される。しかし、スラッジはクーラントを含んでおりそのままでは再利用ができず廃棄される。そこで、クーラントを含んだスラッジを遠心分離器に投入し、クーラントの含有量を減量する一方クーラントを回収する。さらにプレス装置によりクーラントを排出し、さらに円盤状のブリケット(パンケーキ)等に固形化することによりクーラント含有量を減らし、また、ブリケットにすることにより取扱を容易にして製鋼所に持ち込み再利用している。(例えば、特許文献1参照)。しかし、このものは、各工程間が自動化されていない。そこで、研削ライン、濾過装置、プレス装置を搬送ライン等で結び自動化を計っている(例えば、特許文献2参照)。また、スラッジ等の搬送にはベルトコンベアやスクリューコンベアが用いられている。
【0003】
【先行技術文献】
【特許文献1】
実開昭61−879号公報
【特許文献2】
特開2001−300597号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大量の集中クーラント装置を用いて複数の研削装置や、研磨装置を有する大量生産ラインにおいては、クーラントの処理量、加工スラッジの処理量は膨大である。一方、生産ラインやクーラント装置を停止することは許されない。さらにクーラントから分離、排出されるスラッジを分離、圧縮、固形化するクーラント及びスラッジの回収装置の停止によって、クーラントシステムを停止させることはラインを止めることであり許されない。特許文献1のものはかかる点について示唆も開示もされていない。
【0005】
そこで、複数のラインを併設したり、処理容量の大きな設備とすると、費用もかかり、より大きな設備が必要となり、無駄も多い。また、特許文献2のものもクーラントの種類や鋼種別にそれぞれ個別の処理ラインを設けることは記載されているが、このようなクーラントシステムの停止については示唆も開示もされていない。また、分離装置やプレス装置等でクーラントの一部が回収されるが、ベルトコンベアやスクリューコンベア等でのクーラントの回収は考慮されていない。
【0006】
本発明の課題は、上述した問題点等に鑑み、集中クーラントを用いて、多数の研削又は研磨ラインを有する大量生産ラインにあっても、集中クーラント及び研削又は研磨ラインを停止させることなく、効率的に各装置を配置したクーラント及びスラッジの回収装置に適し、かつ、搬送装置としてスクリューコンベアでもクーラントを効率的に回収できるスクリューコンベアを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、長尺のケーシングと、前記ケーシング内の底部に長手方向に配設されたスクリューと、前記ケーシングの一端に設けられ前記スクリューを駆動するための駆動部と、前記ケーシングの他端に設けられた筒状開口部と、を有するスクリューコンベアであって、前記ケーシングは上面が開口し被搬送物が投入可能にされた略U字形断面部と、前記ケーシングの一端側の前記ケーシングの下面に設けられた排液口と、を備え、前記筒状開口部の開口断面積が徐々に拡大しかつ断面軸が上面に傾斜するようにされたスクリューコンベアが前記排液口を下側にして前記筒状開口部が上になるように斜め上方向に配設したスクリューコンベアを提供することにより前述した課題を解決した。
【0008】
即ち、略U字形断面部の上面の開口から投入されるスラッジはスクリューにより上方の筒状開口部に向かって搬送され、スラッジからしみでる含有クーラントはケーシング内壁面に沿って下方に流れ排液口から排出される。スクリューコンベアの筒状開口部ではスラッジが貯まり押上げられる。筒状開口部の開口断面積が徐々に拡大しかつ断面軸が上面に傾斜するようにしているのでスラッジが円筒部で圧縮され易くなり、押し出されるようにしてスラッジが排出され、かつ含有クーラントがしみ出され、搬送中でも含有クーラントを減らすことができる。しみ出したクーラントは、前述したと同様にスクリューコンベアのケーシング内壁面に沿って下方に流れ排液口から排出される。排出されたクーラントは戻されるが、スラッジも混入するので分離装置に戻すのが好ましい。筒状開口断面が例えば同径であるとスラッジが詰まって排出されないことがある。逆に拡大面積が大きすぎると絞り効果が少なくなりクーラントのしみだし量が低下する。また、排液口はスラッジ投入位置より駆動部側に設け、スラッジが直接排液口から落ちないようにする。また、排液口は単に開口してもよいが、編み目状の開口部としてスラッジの落下を防ぐ等してもよい。
【0009】
スクリューを連続して回転させてスラッジを送ると、しみ出したクーラントも一緒に上方に流れようとし、クーラントの回収効率が悪くなる。そこで、請求項2に記載の発明においては、前記スクリューコンベアを間欠運転するようにした。間欠運転することにより、クーラントがケーシング内壁面に沿って下方に移動し易くなり、より多くのクーラントが回収できる。
【0010】
さらに、本発明のスクリューコンベアは、複数の研削盤又は研磨盤等で構成される研削又は研磨加工ラインと、前記加工ラインにクーラントを分配供給するクリーンタンクと、前記加工ラインから排出される加工スラッジを含むクーラントを加工スラッジとクーラントとに分離して微量クーラントを含むスラッジを排出し、前記加工スラッジを除去したクーラントを前記クリーンタンクに戻すようにされた分離装置と、前記分離装置に併設され、前記排出されたスラッジを選択的に2方のいずれか一に分配する分配装置と、前記分配装置により分配された一方のスラッジを貯留するスラッジボックスと、前記分配装置により分配された他方のスラッジを搬送するためのスクリューコンベアに用いる。さらに、本発明スクリューコンベアから搬送されるスラッジを一時貯留し、複数の排出口より前記スラッジを分配排出可能にされた撹拌分配装置と、前記撹拌分配装置の複数の排出口のそれぞれに配置され、前記排出口から排出される前記スラッジをそれぞれ圧縮してさらに微量クーラントを排出しながら、前記スラッジを固形化する複数のプレス装置と、前記プレス装置でプレスされた固形化されたスラッジを回収する回収装置と、を有するクーラント及びスラッジの回収装置とするのがよい(請求項3)。
【0011】
即ち、研磨や研削の加工ラインから排出されるクーラントとスラッジを分離するための濾過装置や沈殿装置等の分離装置に排出されたスラッジを選択的に2方のいずれか一に分配する分配装置を設け、後工程へのスラッジの供給が困難になった時に、直接スラッジをシステム外に排出し、スラッジボックスに貯留できるようにした。従って、後工程に問題がおきても分離装置を停止することなくスラッジを排出し続けることができる。スラッジボックスに排出されたスラッジは従来のように、人手で処理され、別途、廃棄あるいは別途遠心分離器や、プレスにより固形化される。分配装置により後工程に廻された他方のスラッジは、本発明スクリューコンベアにより、撹拌分配装置に送られる。撹拌分配装置はスラッジを一時貯留し、撹拌によりスラッジを撹拌しスラッジの滞留を防止し、複数の排出口からスラッジを分配するようにされており、撹拌分配装置から分配排出されたスラッジは2台のプレス装置で固形化され、固形化されたスラッジ(ブリケット又はパンケーキ)は回収装置により回収される。回収されたブリケット等は製鋼所でリサイクルされる。
【0012】
各分離装置から排出されるスラッジは各分離装置からのスラッジは一旦スクリューコンベアでまとめて搬送するようにしたので撹拌分配装置周りが混雑することがない。また、本発明スクリューコンベアによりスラッジを一度撹拌分配装置にまとめ、撹拌しながら各プレス装置に必要量が分配される。従って、分離装置、スクリューコンベア、プレス装置等を1つのラインにして複数配設するのに較べ、クーラント及びスラッジの排出量に対するプレス装置の処理量との調整が非常に容易になる。また、大容量のものに較べ省エネルギーとなる。例えば、分離装置からのスラッジの排出量が少なければ、1台のプレスで稼働させればよく、スラッジの量が多ければ、2台さらには3台(設備してあれば)のプレスを稼働させる。スラッジの量がプレスの処理能力を超えた場合には、複数の分離装置の内の一部又は全部の分離装置のスラッジを分配装置によりスラッジボックスに排出する。また、最も重要であるプレス装置が停止した場合にもスラッジを適切に分配し、また、各装置が停止した場合にも前述したように逐次スラッジボックスにスラッジを排出して分離装置を停止させない。なお、スクリューコンベア、回収装置は1台でも複数でもよいが、コスト、メンテナンス、故障の確率から見て、プレス装置2〜3台に対して、1台程度が好ましい。また、撹拌分配装置もプレス装置の台数に応じて、分配数、あるいは台数を適宜配設する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を示すスクリューコンベアの部分断面側面図である。図1において、スクリューコンベア20は、長尺のケーシング21と、ケーシング内の底側21aに長手方向に配設されたスクリュー22と、ケーシングの一端に設けられスクリューを駆動するための駆動部23と、ケーシングの他端に設けられた筒状開口部24とからなるスクリューコンベアを用いる。ケーシング21は上面が開口部28で開口し被搬送物が投入可能にされた略U字形断面部25と、ケーシングの一端側のケーシングの下面に設けられた排液口26とが設けられている。駆動部23は減速機付電動機とされ、出力軸がスクリュー軸22aに接続されている。筒状開口部24はその開口断面積が徐々に拡大しかつ断面軸が上面に傾斜するようにされている。かかるスクリューコンベアからなるスクリューコンベア20は排液口26を下側にして筒状開口部24が上になるように斜め上方向に配設されている。スクリューコンベア20の設置角度θは20〜40°程度である。設置状態で断面軸が前述したθよりさらに5〜20°大きな角度αとなるように上方に傾いており、筒状開口部から矢印20aで示すようにスラッジが排出するようにされている。
【0014】
スクリューコンベア7に排出されたスラッジはスクリューコンベアに排出される。スクリューコンベア20内のスラッジから含有クーラント14′がしみ出し、排液口26に排出される。スクリューコンベア20は間欠運転しながら、スラッジを上方に送るので、しみ出すクーラントを効率よく排液口26から排出される。さらに上方に傾く筒状開口部24で軽く圧縮されながらさらにクーラントをしみ出させながらスラッジ14を排出する。
【0015】
次に、発明のスクリューコンベアを使用した本発明クーラント及びスラッジの回収装置について述べる。図2は本発明の実施の形態を示すクーラント及びスラッジの回収装置の全体システム図、図3は分離装置に併設された分配装置の断面説明図、図4は撹拌分配装置の部分断面正面図、図5は同部分断面上面図、図6は同部分断面側面図、図7は撹拌羽根の先端部の立体図である。図2において、複数の研削盤11で構成された研削加工ライン1に併設して、研削加工ラインにポンプ等を用いてクーラント(研削液)12を供給するクリーンタンク2と、研削研削加工ラインから戻るスラッジ(研削屑)13aを含有するクーラント13が集められるダーティタンク3が設けられている。ダーティタンク3からポンプによりスラッジを含むクーラント13が供給される3台の分離装置4,5,6が設けられている。分離装置はマグネットセパレータ式濾過槽で、クーラント13を磁石槽に通すことによりスラッジ14とクーラント12とに分離する。スラッジと分離されたクーラント12はそれぞれクリーンタンク2に戻される。なお、分離装置は上述のものの他、沈殿式マグネットセパレータ濾過槽、フィルタを用いた濾過式等種々のものが使用可能である。
【0016】
図3に示すように、分離装置4,5,6はマグネットセパレータ61上に設けられた底板62上に分離されたスラッジ14を掻き揚げコンベア63でタンク64の上方に掻き揚げる。タンク64の上方にはタンク排出部65が設けられ掻き揚げられたスラッジ14が下方に落下するようにされている。排出部65の下方には分配装置4a,5a,6aが設けられており、スラッジを一方は併設されたスラッジボックス4b、5b、6bに、他方は一次スクリューコンベア7、スクリューコンベア20にそれぞれ選択的に分配するようにされている。スラッジボックス4b、5b、6bはスラッジを貯留しフォークリフト等で移動可能な一般的な上部が開口された箱形の容器である。分配装置はダンパータイプで空気圧シリンダ66により切換板67の傾き方向を切換えてスラッジの排出先を切り換える。一次スクリューコンベア7、本発明スクリューコンベア20は上部が開口する略U字形断面部を有しており、図3の実線Aで示すようにスラッジ14は一次スクリューコンベア7又はスクリューコンベア20のU字形断面部の上部開口8、28から投入される。また、図3の点線Bで示す場合にスラッジ14はスラッジボックス4b,5b,6bに投入される。切換板67は空圧シリンダ66へのエアーの供給により実線の位置に固定し、空圧シリンダからエアーが抜けるとばね68のばね力により点線位置になるようにされ、非常停止や、エアーの供給が止まっても安全側(点線側)になるようにされている。また、分離装置4,5,6のタンク部表面には板状の鉄板の一辺を溶接した多数のフィン9(図2)が形成され、クーラントの温度を下げ、またスラッジからの湯気の発生を少なくする。
【0017】
分離装置4,5の排出部65の下方には一次スクリューコンベア7が水平に設置され、分離装置4,5のスラッジが投入されスクリューコンベアの出口7aから排出される。さらに、一次スクリューコンベア7の出口下方に配設された本発明スクリューコンベア20にスラッジ14が投入される。排液口26の下にはクーラント受け32が置かれ、スラッジ14からしみだしたクーラント14′を貯留し、さらに、貯留したクーラントをポンプ等により分離装置6に戻すようにされている。スクリューコンベア20が異常により停止した場合には、スラッジ供給停止信号を発するようにされ、この信号により、分配装置4a,5a,6aがスラッジをスラッジボックス側に排出するようにされている。また、すべてのスラッジをスラッジボックスに排出するのではなく、一次スクリューコンベア7のみが異常により停止した場合には、分配装置4a,5aがスラッジをスラッジボックスに排出し、分配装置6aはスクリューコンベア20にそのまま分配するようにされている。
【0018】
図2に示すように、スクリューコンベア20の筒状開口部24の下にベルトコンベア31が設けられ、さらに、ベルトコンベアの終端に撹拌分配装置40がその上部41を開口して設置され、スクリューコンベアから排出されるスラッジ14が撹拌分配装置に投入される。ベルトコンベア31は装置間の高さ、水平位置等の調整のために適宜配置される。図4,5,6に示すように、撹拌分配装置40は箱形の上部41と弧側42aを下側にして並列に配置された略半円筒状内壁面42bを有する下部42とでスラッジを貯留できるようにされている。貯留量はスクリューコンベア7、スクリューコンベア20以降では一番大きくされ、一時貯留が可能にされている。下部42の底には開口部43aが開口し、それぞれスクリューコンベア43のスラッジ投入側の開口部となるようにスクリューコンベアがそれぞれ取り付けられている。符号43mはスクリューを駆動するための減速機付電動機である。底に貯まったスラッジ14はスクリューコンベア43の排出側43bの排出口47より排出される。
【0019】
略半円筒の中心軸42dを軸にしてその先端が略半円筒状内壁面に沿って回転可能にされた二組の撹拌羽根44が設けられている。撹拌羽根の軸42dには減速機付電動機45が接続され、それぞれ独立に、左右に回転・停止可能にされている。図7に示すように、撹拌羽根44は幅が狭く、複数の穴44aの開いた棒状の羽根が複数本放射状に取付られる。より詳しくは、撹拌羽根44は平板44bを底のない長手方向に延びる箱状にされ、内側に平板のリブ44cを溶接し、穴44aが形成されている。また隣接する羽根同士は隙間の内容に配置され、羽根間でスラッジに塊が残らないようにされる。また、回転面は平板の厚み分となり、スラッジを少ない抵抗で効率よく撹拌する。なお、撹拌羽根は直線となるようにしたが、先端を回転方向に傾ける等種々の形態が可能である。羽根44によりスラッジ間の付着、上部、下部の内壁への付着やブリッジ現象の発生を防止し、スラッジが底の開口部43aよりスムースに落下し、滞りなくスクリューコンベア43により排出される。また、撹拌羽根を駆動する減速機付電動機45の電流値が検出可能にされ、この電流値が所定電流より大きくなると撹拌分配装置40へのスラッジ供給停止信号を発するようにされている。
【0020】
スクリューコンベア43の排出口47と開口部43aとの間は円形断面の筒部と上面が開口する略U字形断面部43cが設けられている。略U字形断面部のスクリュー軸から上面43dまでの高さがスクリューの外径の1.5倍以上にされ、上面に蓋46が設けられ、排出口47と開口部43a以外が密閉されている。図2に示すように、スクリューコンベア43の排出口47の下方には、ホッパー48が設けられ、ホッパーの排出口49からプレス装置51にスラッジを供給するようにされている。プレス装置が停止したりして、ホッパー48が満杯になり、プレス装置へのスラッジ供給に問題が発生したときに、スラッジ供給停止信号を発するようにされ、スクリューコンベア43が停止するようにされている。
【0021】
ホッパーの排出口49にプレス装置51がそれぞれ1台づつ計2台配設されている。プレス装置51はホッパー48の排出口49から排出されたスラッジ14をプレスにより圧縮し、さらに微量クーラントを排出しながら、スラッジをパンケーキあるいはブリケット状に固形化する。このプレス装置そのものは前述した特許文献1,2にも記載されているような従来の種々のプレス装置でよく、本発明には直接関係ないので説明を省略する。プレス装置51で固形化されたブリケット15は、プレス装置51間に配設された回収コンベア52に排出され、回収コンベア終端にはフレコンパック53が置かれている。回収コンベア終端にはカウンタが設けられブリケット個数を数え、所定数になると回収コンベアを停止し、満了のブザーが発するようにされている。回収コンベア52とフレコンパック53とで回収装置54を構成する。各装置及び装置間でしみ出したクーラントはクーラント15′受け33に貯留し、さらに、貯留したクーラント15′をポンプ等により分離装置6に戻すようにされている。
【0022】
かかる本発明スクリューコンベアを用いた、クーラント及びスラッジの回収装置によれば、研削ライン1からダーティタンク3を経てスラッジを含むクーラント13は各分離装置4,5,6でクーラント12とクーラントを含むスラッジ14に分離される。正常作動では、各分配装置はスラッジ14をそれぞれの一次スクリューコンベア7及びスクリューコンベア20に排出する。スクリューコンベア20でスラッジからのクーラントのしみだしを促進させながら、スラッジを搬送する。スクリューコンベア20から排出されたクーラントは撹拌分配装置40で撹拌羽根44で撹拌されながら、一時貯留し、さらにクーラントのしみだしを促進しながら、下部でそれぞれ二分される。撹拌羽根44を互いに下側から中央側に回るようにするとほぼ二分される。一方の撹拌羽根の回転を逆にすると逆にした方にスラッジが優先して供給される。スラッジの満杯信号は電動機の電流値から検出するようにしているので、スラッジから発生する湯気等の影響を受けない。スラッジは下部42,42の底よりそれぞれ開口部43aからスクリューコンベア43によりスクリューコンベアの排出口47よりホッパー48に排出される。スクリューコンベア43内ではスラッジの他、撹拌部でしみだしたクーラントも加わり比較的大量のクーラントが集まるが、略U字形断面部43cの上面43dに蓋46を設けるようにしているので、点検等のために蓋を開けてもクーラントが漏れ出すことがない。
【0023】
さらに、ホッパー48の排出口49より適宜の量のスラッジがプレス装置51に供給され、順次固形(ブリケット)化して、固形化されたブリケット15は回収コンベア52で集められ、フレコンパック53に投入される。フレコンパックでスラッジブリケットを製鋼所に運びリサイクルする。それぞれ、しみ出したクーラント14′,15′はクーラント受け32,33等に貯められポンプ等により分離装置6に戻される。また、各装置及び装置間に適宜にスラッジ(スラッジ)供給停止信号を発生させる等、後工程のスラッジ供給に問題が発生したときに、前工程からのスラッジの供給を停止するようにして、最終的には分離装置からのスラッジ14をスラッジボックス4b,5b,6bに放出するようにして、加工ライン1へのクーラント12の供給を停止しないようにできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明においては、スクリューコンベアの排液口側が下側になるように斜め上方に配置しクーラントを下方に導き、さらに斜め上方に傾いた筒状開口部を設けスラッジを圧縮して絞るようにしたので、クーラントを効率的に回収できるスクリューコンベアを提供するものとなった(請求項1)。さらに、間欠運転により、クーラントを下方に移動し易くさせたのでクーラントの回収効率がよいものとなった(請求項2)。
【0025】
また、分離装置から排出されるスラッジをプレス装置側とスラッジボックス側に分配可能とし、さらに、プレス装置側に排出されたスラッジを本発明のスクリューコンベアにより一度撹拌分配装置にまとめたので、撹拌分配装置周りが混雑することがなくシステムが簡単なものとなった。さらには、撹拌しながら各プレス装置に必要量を分配するようにして、処理量の調整を非常に容易化し、システムを省エネルギーとし、最終的にスラッジをスラッジボックスに排出できるようにしたので、大量生産ラインにあっても、集中クーラント及び研削又は研磨ラインを停止させることなく、操作が容易で、メンテナンスがし易い、より安定した長時間稼働に適し、効率的なクーラント及びスラッジの回収装置を提供するものとなった(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すスクリューコンベアの部分断面側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すクーラント及びスラッジの回収装置の全体システム図である。
【図3】図2に使用される分離装置に併設された分配装置の断面説明図である。
【図4】図2に使用される撹拌分配装置の部分断面正面図である。
【図5】撹拌分配装置の部分断面上面図である。
【図6】撹拌分配装置の部分断面側面図である。
【図7】撹拌分配装置の撹拌羽根の先端部の立体図である。
【符号の説明】
1 加工ライン
2 クリーンタンク
3 ダーティタンク
4、5、6 分離装置
4a、5a、6a 分配装置
4b、5b、6b スラッジボックス
11 研削盤又は研磨盤
12 クーラント(加工スラッジを除去したクーラント)
13 (加工スラッジを含む)クーラント
13a 加工スラッジ
14 (微量クーラントを含む)スラッジ
15 固形化されたスラッジ
20 スクリューコンベア
21 ケーシング
21a ケーシングの底部
22 スクリュー
23 駆動部
24 筒状開口部
24a 筒状開口部の断面軸
25 略U字形断面部
26 排液口
40 撹拌分配装置
51 プレス装置
54 回収装置

Claims (3)

  1. 長尺のケーシングと、前記ケーシング内の底部に長手方向に配設されたスクリューと、前記ケーシングの一端に設けられ前記スクリューを駆動するための駆動部と、前記ケーシングの他端に設けられた筒状開口部と、を有するスクリューコンベアであって、前記ケーシングは上面が開口し被搬送物が投入可能にされた略U字形断面部と、前記ケーシングの一端側の前記ケーシングの下面に設けられた排液口と、を備え、前記筒状開口部の開口断面積が徐々に拡大しかつ断面軸が上面に傾斜するようにされたスクリューコンベアが前記排液口を下側にして前記筒状開口部が上になるように斜め上方向に配設されていることを特徴とするスクリューコンベア。
  2. 前記スクリューコンベアは間欠運転することを特徴とする請求項5に記載のスクリューコンベア。
  3. 複数の研削盤又は研磨盤等で構成される研削又は研磨加工ラインと、前記加工ラインにクーラントを分配供給するクリーンタンクと、前記加工ラインから排出される加工スラッジを含むクーラントを加工スラッジとクーラントとに分離して微量クーラントを含むスラッジを排出し、前記加工スラッジを除去したクーラントを前記クリーンタンクに戻すようにされた分離装置と、前記分離装置に併設され、前記排出されたスラッジを選択的に2方のいずれか一に分配する分配装置と、前記分配装置により分配された一方のスラッジを貯留するスラッジボックスと、前記分配装置により分配された他方のスラッジを搬送する請求項1又は2に記載の前記スクリューコンベアと、前記スクリューコンベアから搬送されるスラッジを一時貯留し、複数の排出口より前記スラッジを分配排出可能にされた撹拌分配装置と、前記撹拌分配装置の複数の排出口のそれぞれに配置され、前記排出口から排出される前記スラッジをそれぞれ圧縮してさらに微量クーラントを排出しながら、前記スラッジを固形化する複数のプレス装置と、前記プレス装置でプレスされた固形化されたスラッジを回収する回収装置と、を有することを特徴とするクーラント及びスラッジの回収装置。
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