JP2004249482A - 連続紙における個片識別情報図柄の形成方法 - Google Patents

連続紙における個片識別情報図柄の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】連続紙において、ナンバリングやバーコードに代わる新規な個別識別手段の形成方法を提供する。
【解決手段】所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片2となる長尺な連続紙1にあって、個別帳票片長L1 と異なる円周長L2 の円筒状印刷版5を用いて、連続紙1の長手方向に沿って識別情報パターン3を事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄4を、各個別帳票片2に夫々異なる形態で形成するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票片に施される個片識別情報の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
チケット,籤券,金券,投票券,遊技場での景品交換券等の帳票片においては、帳票片に表示されたナンバリングやバーコードからなる個片識別情報により、各帳票片の管理や真贋判定が行われている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。かかる帳票片にあって、ロール紙或いは折り畳み紙等の長尺な連続紙を印字媒体に用いる場合には、各個別帳票片間で共通する地紋やデザイン図柄とともにナンバリングやバーコードを事前印刷しておき、発行時に所要可変情報の印字を行った後、連続紙を所要長さに切り離して個別帳票片としている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−56910号公報
【特許文献2】
特開平11−184946号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように帳票片に表示される個片識別情報としてのナンバリングは、第三者が同じものを印字することが容易であるため、偽造され易いという問題点があり、バーコードにあってもその構成が一般に良く知られるところとなり、印字用のアプリケーションソフトも市販されているため、偽造が容易となっている。
【0005】
また、所要可変情報の印字後に切り離される帳票片の長さが、各帳票片毎に異なるような場合には、個片識別情報としてのナンバリングやバーコードを連続紙に事前印刷することができないため、発行時における所要可変情報の印字時に、ナンバリングやバーコードが同時に印字される。この場合、特にバーコードにあっては、印字品質が悪いと、バーの太り,細り,掠れ等に起因してスキャナによる誤読や読み取り不能等の不具合が発生していた。
【0006】
本発明は、従来のナンバリングやバーコードに代わる新規な個片識別情報の形成表示手段を提供するものであり、その目的とするところは、偽造を防止し得るとともに、所要可変情報の印字後に切り離される帳票片の長さに拘わらず、個片識別情報を事前印刷できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片となる長尺な連続紙において、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、連続紙の長手方向に沿って識別情報パターンを事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄を、各個別帳票片に夫々異なる形態で形成するようにしたことを特徴とする連続紙における個片識別情報図柄の形成方法である。
【0008】
かかる構成にあって、個別帳票片に形成される個片識別情報図柄が、各個別帳票片間で夫々異なる形態であるため、該個片識別情報図柄を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片の識別が可能となる。ここで、個片識別情報図柄は、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、識別情報パターンを長手方向に沿って事前印刷した連続紙を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片の長さに拘わらず、連続紙に識別情報パターンを事前印刷しておくことができ、また、識別情報パターンの一部分からなる各個片識別情報図柄を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止することができる。
【0009】
上記個片識別情報図柄を、個別帳票片の長さ方向に沿う側端からの距離が変化する連続線状をなすものとする一方、個別帳票片を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域を設定するとともに、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、前記各読み取り領域内における個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取る個片データ読み取り手段によって前記個片識別情報図柄が読み取られるものとする構成が提案される。
【0010】
かかる構成にあっては、連続線状をなす個片識別情報図柄が、個別帳票片を幅方向に沿って区分した複数の読み取り領域の何れかに存在するため、個片データ読み取り手段によって、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、各読み取り領域の何れかに存在する個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出することにより、個片識別情報図柄から個片識別情報データを読み取ることができる。また、このように、個片識別情報図柄を連続線状とすることにより、円筒状印刷版による識別情報パターンの印刷が容易となり、さらに印刷に用いるインクの使用量を低減し得る利点がある。
【0011】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光を吸収する特性を有する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキによって形成する構成が提案される。かかる構成にあっては、特定波長の光の吸収を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能であるため、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、赤外吸収インキまたは紫外吸収インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【0012】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する特性を有する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキによって形成してもよい。かかる蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキを用いると、これらのインキの蛍光発光を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能となるため、この場合にも、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。
【0014】
図1は、ロール紙または折り畳み紙からなる長尺な連続紙1を示し、該連続紙1は所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片2(図3参照)となる。この連続紙1の表面には、個別帳票片長L1 と異なる円周長L2 の円筒状印刷版5(図2参照)を用いて、連続紙1の長手方向に沿って識別情報パターン3が事前印刷されている。ここで、円筒状印刷版5は、図2に示すように、輪転印刷機の圧胴6の外周面に装着されて版面を構成しており、一対をなす他方の圧胴7との間に連続紙1を通すことにより印刷を連続的に行い得るようになっている。この第一実施例では、該識別情報パターン3が不規則波形を呈する連続線状となっており、円筒状印刷版5を用いて印刷されることにより円周長L2 毎に同一波形が周期的に連続するものとなっている。また、図1は、個別帳票片長L1 より長い円周長L2 の円筒状印刷版5を用いて印刷した例を示し、所要可変情報の印字後に切り離されることとなる複数の個別帳票片2の個別帳票片長L1 が全て同一長さとなる場合を想定している。尚、所要可変情報の印字後に切り離される個別帳票片2の長さが、各個別帳票片2毎に異なるような場合には、個別帳票片長L1 と円周長L2 とが一致することを避けるため、想定される個別帳票片長L1 の最大長さよりも円周長L2 を長くした円筒状印刷版5が用いられる。
【0015】
前記識別情報パターン3は、通常の印刷用インキで印刷される図示しない地紋やデザイン図柄と重ねて事前印刷されている。この場合、該識別情報パターン3の印刷には、所定の特性を有する特殊インキが用いられる。この特殊インキとしては、可視領域外における特定波長の光を吸収する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキや、或いは可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが好適なものとして挙げられる。ここで、赤外吸収インキは、照射された赤外線を吸収する特性を有するインキであり、この赤外吸収インキを検知するには、赤外線を照射する発光部と、照射した赤外線の吸収を検出する機能を持つ受光部とを備えた赤外線センサーが用いられる。また、紫外吸収インキは、照射された紫外線を吸収する特性を有するインキであり、この紫外吸収インキを検知するには、紫外線を照射する発光部と、照射した紫外線の吸収を検出する機能を持つ受光部とを備えた紫外線センサーが用いられる。一方、蛍光インキは、紫外線の照射により蛍光発光する特性を有するインキであり、この蛍光インキを検知するには、紫外線を照射する発光部と、蛍光発光を検出する機能を持つ受光部とを備えた蛍光センサーが用いられる。また、赤外蛍光発光インキは、特定の波長の光を照射すると赤外域で蛍光発光する特性を有するインキであり、この赤外蛍光発光インキを検知するには、特定の波長の光を照射する発光部と、赤外域での蛍光発光を検出する機能を持つ受光部とを備えた蛍光センサーが用いられる。
【0016】
そして、上記のように識別情報パターン3を事前印刷した連続紙1に対して、所要可変情報(図示省略)の印字を行った後、該連続紙1を所要長さに切り離すことにより、図3に示すように、各個別帳票片2に夫々異なる形態で個片識別情報図柄4を形成する。即ち、該個片識別情報図柄4は、個別帳票片2の長さ方向に沿う側端10からの距離が幅方向で変化する連続線状の不規則波形図柄として夫々異なる形態で形成されることとなる。
【0017】
図4は、各個別帳票片2に形成された個片識別情報図柄4から個片識別情報データを読み取る、個片データ読み取り手段を示し、該個片データ読み取り手段は、個別帳票片2を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域R1 〜R5 を設定するとともに、個別帳票片2の長さ方向に沿う複数の読み取り位置S1 〜S4 で、上述した特殊インキに対応するセンサーにより、前記各読み取り領域R1 〜R5 内における個片識別情報図柄4の、個別帳票片2の側端10からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取るように構成されている。
【0018】
ここで、図示したように、個別帳票片2を幅方向に沿って区分して5つの読み取り領域R1 〜R5 を設定し、個別帳票片2の長さ方向に沿う4つの読み取り位置S1 〜S4 で読み取りを行う場合には、5通りの個片識別情報データを読み取ることが可能であり、読み取り領域R1 内での検知に「1」,読み取り領域R2 内での検知に「2」,読み取り領域R3 内での検知に「3」,読み取り領域R4 内での検知に「4」,読み取り領域R5 内での検知に「5」を夫々割り当てれば、図4に示した形態の個片識別情報図柄4の場合には、読み取り位置S1 で読み取り領域R5 内に存在する個片識別情報図柄4が検出され、読み取り位置S2 で読み取り領域R1 内に存在する個片識別情報図柄4が検出され、読み取り位置S3 で読み取り領域R4 内に存在する個片識別情報図柄4が検出され、読み取り位置S4 で読み取り領域R2 内に存在する個片識別情報図柄4が検出されるので、個片識別情報データは「5142」となる。尚、読み取り領域の数及び読み取り位置の数は、予め任意に設定可能であり、その数を多くすれば個片識別情報データ数をさらに多くすることができる。また、個片識別情報図柄4を常に各個別帳票片2の同一部分において読み取るようにするために、個別帳票片2の上端を検出し、該上端から所定距離L3 の位置を読み取り開始位置(読み取り位置S1)とする制御がなされることとなる。
【0019】
上記のように、個別帳票片長L1 と異なる円周長L2 の円筒状印刷版5を用いて、連続紙1の長手方向に沿って識別情報パターン3を事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片2に夫々異なる形態で個片識別情報図柄4を形成したので、該個片識別情報図柄4を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片2を識別することができる。これにより、個片識別情報図柄4を、従来のナンバリングやバーコードに代わる新規な個片識別情報として用いることができる。また、個片識別情報図柄4は、識別情報パターン3を長手方向に沿って事前印刷した連続紙1を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片2に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片2の長さに拘わらず、連続紙1に識別情報パターン3を事前印刷しておくことができる。さらに、識別情報パターン3の一部分からなる各個片識別情報図柄4を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止し得るものとなる。
【0020】
図5は、第二実施例を示し、この実施例は、連続紙1の長手方向に沿って所定幅の印刷領域8を設け、該印刷領域8に識別情報パターン3を事前印刷したものである。このように、識別情報パターン3を事前印刷する専用の印刷領域8を設けることにより、連続紙1の他の印刷領域11に事前印刷される地紋やデザイン図柄、及び所要可変情報の印字が識別情報パターン3と重ならないため、該識別情報パターン3を酸化重合インキやUVインキ等の通常の印刷インキを用いて事前印刷することができるとともに、通常の光センサーを用いる個片データ読み取り手段によって個片識別情報図柄4を読み取ることが可能となる。
【0021】
尚、上記第一実施例及び第二実施例では、識別情報パターン3を不規則波形を呈する連続線状の図柄で構成した例を示したが、これに代えて、折れ線状の連続図柄としてもよい。また、このような連続線状の図柄や折れ線状の連続図柄を構成する線を破線としてもよい。さらに、図6に示すように、個片識別情報図柄4を、個別帳票片2の長さ方向に沿う側端10からの距離が異なる複数のバー9からなる識別情報パターンで構成することもできる。この場合にあっては、個別帳票片2の複数のバー9をパターン認識し、画像処理により個片識別情報データを生成する個片データ読み取り手段が適用される。
【0022】
また、上記各実施例では、光学的に検知可能なインキによって識別情報パターン3を事前印刷する例を示したが、これ以外に識別情報パターン3は、磁気センサーにより検知可能な磁性インキで印刷することも可能である。さらに、該磁性インキを含め、上述した赤外吸収インキ,紫外吸収インキ,蛍光インキ,赤外蛍光発光インキ等の特殊インキは、透明なものを用いることができ、このような透明な特殊インキを用いて個片識別情報図柄4を視認不能に形成することにより、デザイン図柄や所要可変情報の視認性を向上し得るとともに、偽造防止効果がさらに優れたものとなる。
【0023】
【発明の効果】
上述したように、本発明は、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片となる長尺な連続紙にあって、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、連続紙の長手方向に沿って識別情報パターンを事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄を、各個別帳票片に夫々異なる形態で形成するようにしたから、該個片識別情報図柄を個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取ることにより、各個別帳票片を識別することができる。ここで、個片識別情報図柄は、個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、識別情報パターンを長手方向に沿って事前印刷した連続紙を、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、各個別帳票片に形成されるものであるため、切り離される各個別帳票片の長さに拘わらず、連続紙に識別情報パターンを事前印刷しておくことができ、また、識別情報パターンの一部分からなる各個片識別情報図柄を見ただけでは、何を表すものか解らないため、偽造を防止することができる。
【0024】
上記個片識別情報図柄を、個別帳票片の長さ方向に沿う側端からの距離が変化する連続線状をなすものとする一方、個別帳票片を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域を設定するとともに、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、前記各読み取り領域内における個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取る個片データ読み取り手段によって前記個片識別情報図柄が読み取られるものとする構成にあっては、連続線状をなす個片識別情報図柄が、個別帳票片を幅方向に沿って区分した複数の読み取り領域の何れかに存在するため、個片データ読み取り手段によって、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、各読み取り領域の何れかに存在する個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出することにより、個片識別情報図柄から個片識別情報データを読み取ることができる。
【0025】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光を吸収する特性を有する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキによって形成すれば、特定波長の光の吸収を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能であるため、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、赤外吸収インキまたは紫外吸収インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【0026】
また、個片識別情報図柄を、可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する特性を有する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキによって形成すれば、これらのインキの蛍光発光を検出するセンサーによってのみ個片識別情報図柄が検知可能となるため、この場合にも、通常の印刷インキで事前印刷されるデザイン図柄や印字による所要可変情報と、個片識別情報図柄とを重ね合わせても個片識別情報データの読み取りを支障なく行うことができる。また、蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキが特殊なインキであり、容易に入手することができないため、偽造防止効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例にかかる連続紙の平面図である。
【図2】印刷状態を示す概略斜視図である。
【図3】連続紙から切り離された複数の個別帳票片の平面図である。
【図4】データ読み取り手段の構成を示す説明図である。
【図5】第二実施例にかかる連続紙の平面図である。
【図6】他の形態の個片識別情報図柄が形成された個別帳票片の平面図である。
【符号の説明】
1 連続紙
2 個別帳票片
3 識別情報パターン
4 個片識別情報図柄
5 円筒状印刷版
10 側端
L1 個別帳票片長
L2 円周長
R1 〜R5 読み取り領域
S1 〜S4 読み取り位置

Claims (4)

  1. 所要可変情報の印字後に所要長さに切り離されて複数の個別帳票片となる長尺な連続紙において、
    個別帳票片長と異なる円周長の円筒状印刷版を用いて、連続紙の長手方向に沿って識別情報パターンを事前印刷し、所要可変情報の印字後に所要長さに切り離すことにより、個片データ読み取り手段によって個片識別情報データとして読み取られる個片識別情報図柄を、各個別帳票片に夫々異なる形態で形成するようにしたことを特徴とする連続紙における個片識別情報図柄の形成方法。
  2. 個片識別情報図柄が、個別帳票片の長さ方向に沿う側端からの距離が変化する連続線状をなすものであり、
    個別帳票片を幅方向に沿って区分して複数の読み取り領域を設定するとともに、個別帳票片の長さ方向に沿う複数の読み取り位置で、前記各読み取り領域内における個片識別情報図柄の、個別帳票片の側端からの距離を検出し、その検出した距離に基づいて個片識別情報データを読み取る個片データ読み取り手段によって前記個片識別情報図柄が読み取られるものであることを特徴とする請求項1記載の連続紙における個片識別情報図柄の形成方法。
  3. 個片識別情報図柄が、可視領域外における特定波長の光を吸収する特性を有する赤外吸収インキまたは紫外吸収インキによって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の連続紙における個片識別情報図柄の形成方法。
  4. 個片識別情報図柄が、可視領域外における特定波長の光の照射によって蛍光発光する特性を有する蛍光インキまたは赤外蛍光発光インキによって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の連続紙における個片識別情報図柄の形成方法。
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