JP2004249079A - Pants type disposable diaper - Google Patents

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JP2004249079A JP2003184678A JP2003184678A JP2004249079A JP 2004249079 A JP2004249079 A JP 2004249079A JP 2003184678 A JP2003184678 A JP 2003184678A JP 2003184678 A JP2003184678 A JP 2003184678A JP 2004249079 A JP2004249079 A JP 2004249079A
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a pants type disposable diaper which prevents urine from oozing out of its end flaps or side flaps, and lets moisture inside out of them. <P>SOLUTION: A diaper 1A has an excrement absorbing part 9 formed in the center of the width direction of a front waist region 6, a rear waist region 8 and a crotch region 7, end flaps 10 extending in the transverse direction immediately outside of longitudinal opposite ends of the excrement absorbing part 9, and side flaps 11 extending in a longitudinal direction immediately outside of transversely opposite side edges of the excrement absorbing part 9. These flaps 10 and 11 are formed with an inside sheet 17 located to the face skin, and an outside sheet 18 united with the inside sheet 17 and located on the non-facing side of the skin. The inside sheet 17 is composed of a composite nonwoven fabric bonding the side facing the skin of a melt-blown nonwoven fabric 20 joined to a spun-bonded nonwoven fabric 19, and the outside sheet 18 is composed of a thermal-bonded nonwoven fabric 22. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排泄物を吸収、保持するパンツ型の使い捨ておむつに関する。
【０００２】
【従来の技術】
肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成され、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前後胴周り域が連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成されたパンツ型の使い捨ておむつがある（特許文献１および特許文献２参照）。
【０００３】
それら特許文献に開示のおむつは、コアの両端縁の外側に位置して横方向へ延びるエンドフラップと、コアの両側縁の外側に位置して縦方向へ延びるサイドフラップとを有し、前後胴周り域のサイドフラップが合掌状に重なり合い、それら胴周り域のサイドフラップの側縁近傍が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線を介して接合されている。
【０００４】
特許文献１に開示のおむつは、表面シートに親水性繊維不織布が使用され、裏面シートに疎水性繊維不織布が使用されている。このおむつは、エンドフラップとサイドフラップとが不織布からなる表面シートと裏面シートとから形成され、それらフラップが通気性を有するので、おむつ内部の湿気をエンドフラップやサイドフラップからおむつの外側へ逃がすことができる。
【０００５】
特許文献２に開示のおむつは、表面シートに透液性繊維不織布が使用され、裏面シートに不透液性プラスチックフィルムとフィルムの外側に位置する疎水性繊維不織布とをラミネートした複合シートが使用されている。このおむつは、エンドフラップとサイドフラップとが表面シートと裏面シートとから形成され、裏面シートに使用されたプラスチックフィルムがそれらフラップにおける尿の滲入を防ぐので、尿がエンドフラップやサイドフラップからおむつの外側へ滲み出すことはない。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−４５４００号公報
【特許文献２】
特開２００２−１０２２８１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１に開示のおむつは、表面シートや裏面シートに使用する繊維不織布の耐水圧にもよるが、表面シートの外面を拡散した尿がエンドフラップやサイドフラップに達すると、尿がそれらフラップを形成する不織布に滲入し、尿がそれらフラップからおむつの外側へ滲み出してしまう場合がある。特許文献２に開示のおむつは、裏面シートにプラスチックフィルムと繊維不織布とをラミネートした複合シートが使用されているので、プラスチックフィルムによってエンドフラップやサイドフラップの通気性が低下し、おむつ内部の湿気をそれらフラップからおむつの外側に逃がすことができない。
【０００８】
本発明の目的は、エンドフラップやサイドフラップからの尿の滲み出しを防ぐことができ、内部の湿気をエンドフラップやサイドフラップから逃がすことができるパンツ型の使い捨ておむつを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前記前後胴周り域と前記股下域とのうちの少なくとも該股下域の横方向中央に形成された排泄物吸収部と、前記吸収部の縦方向両端縁の外側に位置して横方向へ延びるエンドフラップと、前記吸収部の横方向両側縁の外側に位置して縦方向へ延びるサイドフラップとを有し、前記前後胴周り域のサイドフラップが連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成されたパンツ型の使い捨ておむつである。
【００１０】
前記前提における本発明の特徴は、前記エンドフラップと前記サイドフラップとが、肌対向側に位置する内側シートと、肌非対向側に位置して前記内側シートに接合された外側シートとから形成され、前記内側シートには、メルトブローン不織布と前記メルトブローン不織布の肌対向面と肌非対向面とのうちの少なくとも該肌対向面に接合されたスパンボンド不織布とから形成された複合不織布が使用され、前記外側シートには、熱融着性の繊維不織布が使用されていることにある。ここで、熱融着性の繊維不織布とは、ノーバインディングで自己接着可能な熱融着性繊維で形成される不織布のことをいう。たとえば、スパンボンド不織布や短繊維で形成されたサーマルボンド不織布等がある。サーマルボンド不織布は、スルーエアー法やエンボス等によるカレンダー法により製造される。
【００１１】
本発明の実施態様の一例としては、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた耐水圧（ＪＩＳ Ｌ １１９２ Ａ法に準拠）が１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にあり、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた透湿度（ＪＩＳ Ｌ １０９９に準拠）が２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にある。
【００１２】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた曲げ剛性が０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にあり、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた引張強度（ＪＩＳ Ｌ １０９６ Ａ法に準拠）が１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にある。
【００１３】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記外側シートの摩擦堅牢度（ＪＩＳ
Ｌ ０８４９に準拠）が１００回の摩擦で破損なしである。
【００１４】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記外側シートを形成する繊維不織布がサーマルボンド不織布とスパンボンド不織布とのうちのいずれかである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【００１６】
図１，２は、一例として示すおむつ１Ａの斜視図と、前後胴周り域６，８の連結を解除した状態で示す図１のおむつ１Ａの部分破断展開平面図とであり、図３は、図１のおむつ１Ａの分解斜視図である。図１，２では、横方向を矢印Ｘ、縦方向を矢印Ｙで示す。なお、表面シート２や中間シート３、繊維不織布１９，２０，２１、フィルム２２の肌対向面とは、おむつ着用者の肌に対向する面をいい、表面シート２や中間シート３、繊維不織布１９，２０，２１、フィルム２２の肌非対向面とは、着用者の肌に非対向の面をいう。
【００１７】
おむつ１Ａは、透液性表面シート２および中間シート３と、それらシート２，３の間に介在する吸液性コア４と、中間シート３の外側に位置する通気不透液性アウターシート５とから構成されている。
【００１８】
おむつ１Ａは、互いに対向する前胴周り域６および後胴周り域８と、それら胴周り域６，８の間に位置する股下域７とを有する。おむつ１Ａは、表面シート２およびコア４が位置してコア４の吸液機能が作用する排泄物吸収部９と、コア４の両端縁４ａ（排泄物吸収部９の縦方向両端縁）の外側に位置して横方向へ延びる一対のエンドフラップ１０と、コア４の両側縁４ｂ（排泄物吸収部９の横方向両側縁）の外側に位置して縦方向へ延びる一対のサイドフラップ１１とを有する。排泄物吸収部９は、前後胴周り域６，８と股下域７との横方向中央に形成され、前後胴周り域６，８間を縦方向へ延びている。
【００１９】
おむつ１Ａでは、前後胴周り域６，８のサイドフラップ１１が合掌状に重なり合い、それら胴周り域６，８のサイドフラップ１１の側縁近傍が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線１２を介して接合されている。前後胴周り域６，８が連結されたおむつ１Ａには、胴周り開口１３とその下方に一対の脚周り開口１４とが形成されている。
【００２０】
表面シート２は、その平面形状が矩形を呈し、コア４の両端縁４ａから縦方向外方へ延びる両端部２ａと、コア４の両側縁４ｂから横方向外方へ延びる両側部２ｂとを有する。中間シート３は、その平面形状が矩形を呈し、コア４の両端縁４ａから縦方向外方へ延びる両端部３ａと、コア４の両側縁４ｂから横方向外方へ延びる両側部３ｂとを有する。
【００２１】
両端部２ａ，３ａと両側部２ｂ，３ｂとでは、シート２，３どうしが互いに重なり合った状態で、それらシート２，３の肌対向面と肌非対向面とが接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。コア４は、その平面形状が矩形を呈し、前後胴周り域６，８間に延びている。コア４は、表面シート２と中間シート３とに接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。
【００２２】
アウターシート５は、肌対向側に位置する内側シート１７と、肌非対向側に位置して内側シート１７に接合された外側シート１８とから形成されている。アウターシート５は、面積が表面シート２や中間シート３のそれよりも大きく、平面形状が実質的に砂時計型を呈する。
【００２３】
内側シート１７には、スパンボンド不織布１９とメルトブローン不織布２０とを一体化した複合不織布（ＳＭ不織布）が使用されている。内側シート１７は、その坪量が１３〜１９ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．２ｍｍの範囲にある。内側シート１７では、スパンボンド不織布１９の肌非対向面にメルトブローン不織布２０の肌対向面が重なり、それら不織布１９，２０を形成する繊維どうしが互いの交差部位で熱融着によって接合されている。スパンボンド不織布１９は、それを形成する繊維の繊度が１．８〜３．０ｄの範囲にあり、メルトブローン不織布２０は、それを形成する繊維の繊度が０．２５〜０．３ｄの範囲にある。スパンボンド不織布１９とメルトブローン不織布２０とは、疎水性であって通気性を有する。
【００２４】
外側シート１８には、サーマルボンド不織布２１が使用されている。外側シート１８は、その坪量が１３〜２５ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．８ｍｍの範囲にある。サーマルボンド不織布２１は、それを形成する繊維の繊度が２．０〜３．０ｄの範囲にあり、疎水性であって通気性を有する。内側シート１７と外側シート１８との間には、平面形状が矩形の通気不透液性プラスチックフィルム２２が介在している。フィルム２２は、その面積が表面シート２や中間シート３のそれよりも小さく、排泄物吸収部９に配置されている。
【００２５】
排泄物吸収部９では、中間シート３の肌非対向面がスパンボンド不織布１９の肌対向面に接着剤２３を介して断続的に接合され、フィルム２２の肌非対向面がサーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。エンドフラップ１０とサイドフラップ１１とでは、メルトブローン不織布２０の肌非対向面とサーマルボンド不織布２１の肌対向面とが重なり、それら不織布２０，２１どうしが接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００２６】
接着剤１５は、表面シート２の肌非対向面に塗布され、接着剤１６は、中間シート３の肌対向面に塗布されている。接着剤２３は、中間シート３の肌非対向面に塗布され、接着剤２４は、サーマルボンド不織布２１の肌対向面に塗布されている。それら接着剤１５，１６，２３，２４は、表面シート２や中間シート３、サーマルボンド不織布２１にスパイラル状に塗布されている。接着剤１５，１６，２３，２４をスパイラル状に塗布すると、シート２，３や不織布２１に接着剤１５，１６，２３，２４が塗布された塗布部分と接着剤１５，１６，２３，２４が塗布されていない非塗布部分とが形成される。
【００２７】
スパンボンド不織布は、乾式紡糸型に分類され、熱可塑性合成樹脂を溶融紡糸かつ延伸することによって作られた複数条の連続繊維がネットコンベア上で捕集され、ウェブ化したものである。それら繊維は、ネットコンベア上で開繊堆積するとともに、繊維どうしが互いの交絡部分で熱融着する。スパンボンド不織布は、連続繊維から形成されており、高い柔軟性と高い強度とを有する。
【００２８】
メルトブローン不織布は、スパンボンド不織布と同様に乾式紡糸型に分類され、熱可塑性合成樹脂を溶融紡糸するとともに、紡糸ノズルの出口に高温・高圧の空気流を噴射して繊維を延伸かつ開繊した後、繊維がネットコンベア上で捕集され、ウェブ化したものである。メルトブローン不織布は、極細繊維から形成され、繊維密度が高く、高い耐水性を有する。
【００２９】
サーマルボンド不織布は、乾式接着型に分類され、低融点の熱融着性繊維を含むウェブに熱プレスをしたり、熱風を噴射し、熱融着性繊維を溶融させて繊維どうしを固定したものである。
【００３０】
なお、このおむつ１Ａの内側シート１７の製造方法の一例は、以下のとおりである。メルトブローン不織布２０を製造した後、不織布２０を形成する繊維が軟化状態にある製造直後の不織布２０の上に、スパンボンド不織布１９を製造しつつ堆積させ、それら不織布１９，２０を形成する繊維どうしを熱融着させる。
【００３１】
図４，５は、図２のＩＶ−ＩＶ線矢視断面図と、図２のＶ−Ｖ線矢視断面図とである。図４，５では、接着剤１５，１６，２３，２４の図示を省略している。
【００３２】
エンドフラップ１０では、表面シート２と中間シート３との両端部２ａ，３ａがコア４の両端縁４ａから縦方向外方へわずかに延び、それらシート２，３の両端部２ａ，３ａからさらに縦方向外方へアウターシート５が延びている。エンドフラップ１０は、その大部分がアウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。エンドフラップ１０には、内側シート１７と外側シート１８との間に介在して横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材２５が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材２５は、サーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている（図３参照）。
【００３３】
サイドフラップ１１では、表面シート２と中間シート３との両側部２ｂ，３ｂがコア４の両側縁４ｂから横方向外方へわずかに延び、それらシート２，３の両側部２ｂ，３ｂからさらに横方向外方へアウターシート５が延びている。サイドフラップ１１は、その大部分がアウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。サイドフラップ１１には、内側シート１７と外側シート１８との間に介在して縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材２６が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材２６は、サーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている（図３参照）。
【００３４】
おむつ１Ａは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の耐水圧（内外側シート１７，１８両者を合わせた耐水圧）が１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にある。耐水圧が１００ｍｍ未満では、おむつ１Ａの着用中に排泄された尿が表面シート２の外面を拡散してエンドフラップ１０やサイドフラップ１１に達すると、尿がそれらフラップ１０，１１を形成するアウターシート５に滲入し、尿がエンドフラップ１０やサイドフラップ１１からおむつ１Ａの外側に滲み出してしまう場合がある。なお、耐水圧は、ＪＩＳ Ｌ １０９２ Ａ法（低水圧法）に準拠し、以下の方法で測定した。
（１）おむつ１Ａのエンドフラップ１０またはサイドフラップ１１からアウターシート５を切り取り、４０ｍｍ×４０ｍｍの耐水圧測定用シート片を作成する。（２）耐水圧の測定には、低水圧防水度試験機（テスター産業株式会社製、型式；ＦＩ−８０５）を使用した。なお、この試験機で耐水圧を測定するには測定用シート片が１５０ｍｍ以上の直径を有する必要があるが、特殊な治具を使用することで、４０ｍｍ×４０ｍｍの測定用シート片の耐水圧測定が可能である。治具には、ゴムパッキン（内径１５〜３０ｍｍ、幅５ｍｍ、厚み４ｍｍ）と、ゴムパッキンの内径１５〜３０ｍｍと同じ大きさの開口を有するステンレス板（直径１３５ｍｍ、厚み１．７ｍｍ、）と、ＦＳ高真空用グリース（１０−６ｍｍＨｇの高真空が得られ、−４０〜２０４℃で使えるグリース）とを使用した。
（３）ゴムパッキンを蒸留水の噴出口がある台座の上に置く。このとき、噴出口の中心とゴムパッキンの中心とを一致させるとともに、ゴムパッキンが台座から滑らないようにするため、台座に接するゴムパッキンの接触面にＦＳ高真空用グリースを塗る。次に、測定用シートをゴムパッキンの上に載せ、測定用シート片を押さえ込むように、測定用シート片の上にステンレス板を載せる。さらに、ステンレス板の上にクランプを載せ、クランプのハンドルを閉めて測定用シート片をゴムパッキンとステンレス板との間に固定する。耐水圧の測定条件は、室温、試験機における水の上昇速度；１０±３ｃｍ／ｍｉｎである。なお、耐水圧の測定値は、４回測定したうちの最小値を採用している。
【００３５】
おむつ１Ａは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度（内外側シート１７，１８両者を合わせた透湿度）が２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にある。透湿度が２２０ｇ／ｍ２・ｈ未満では、おむつ１Ａ内部の湿気をエンドフラップ１０やサイドフラップ１１からおむつ１Ａの外側に逃がすことができない。なお、透湿度は、ＪＩＳ Ｌ １０９９（ウォーター法）に準拠し、以下の方法で測定した。
（１）おむつ１Ａのエンドフラップ１０またはサイドフラップ１１からアウターシート５を切り取り、円形（直径７５ｍｍ）の透湿度測定用シート片を作成する。
（２）透湿度測定用カップに水（２０ｍｌ）を入れる。アウターシート５を形成するスパンボンド不織布１９がカップの内側に面するように、測定用シート片をカップの頂部にたるみなく延びた状態で載せる。次に、カップの頂部周縁にリングを載せ、測定用シート片の周縁部をカップの頂部周縁とリングの底部周縁とで挟んだ後、リングの頂部周縁に重りを載せて測定用シート片をカップに固定する。
（３）溶融させた封ろう剤ミツロウをカップの頂部周縁の外側に形成された外周溝に流し込み、外周溝に位置する測定用シート片の周縁部を封ろうする。
（４）測定用シート片を取り付けたカップを温度４０℃、湿度５０％の恒温恒湿装置に入れ、１時間経過後にカップを恒温恒湿装置から取り出し、その直後にカップの第１質量（単位；ｍｇ）を測定する。再びカップを恒温恒湿装置に入れ、１時間経過後にカップを恒温恒湿装置から取り出し、その直後にカップの第２質量（単位；ｍｇ）を測定する。
（５）透湿度は、カップの第１質量をＡ、カップの第２質量をＢとし、Ｃ＝（Ａ−Ｂ）÷Ｓで算出する。ここで、Ｃは透湿度（単位；ｇ／ｍ２・ｈ）、Ａ−Ｂはカップの１時間当たりの質量変化（単位；ｇ／ｈ）、Ｓは透湿面積（カップの頂部開口面積）（単位；ｍ２）である。
【００３６】
おむつ１Ａは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の曲げ剛性（内外側シート１７，１８両者を合わせた曲げ剛性）が０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にある。曲げ剛性が０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍを超過すると、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の柔軟性が低下し、着用者の肌に接したそれらフラップ１０，１１が着用者に不快な刺激を与える場合がある。なお、曲げ剛性は、以下の方法で測定した。
（１）おむつ１Ａのエンドフラップ１０またはサイドフラップ１１からアウターシート５を切り取り、１００ｍｍ×１００ｍｍの曲げ剛性測定用シート片を作成する。なお、測定用シート片には、弾性部材が含まれていない。
（２）測定用シート片の接着剤を溶解する。接着剤の溶解手順は、以下のとおりである。測定用シート片をトルエンに３０分間浸し、１０分毎に計４回掻き混ぜる。３０分後に測定用シート片をトルエンから取り出し、濾紙でトルエンを拭き取る。次に、測定用シート片を洗浄用トルエンに浸して５分間掻き混ぜた後、測定用シート片をトルエンから取り出し、濾紙でトルエンを拭き取る。さらに、測定用シート片をオーブン（温度４０℃全開）内に入れて１時間乾燥させた後、測定用シート片を室温（温度２０℃、湿度６０％）で１時間放置し、乾燥放置させた測定用シート片の曲げ剛性を測定する。
（３）曲げ剛性の測定には、ＡＵＴＯＭＡＴＩＣ ＰＵＲＥ ＢＥＮＤＩＮＧ ＴＥＳＴＥＲ（カトーテック株式会社製、型式；ＫＥＳ ＦＢ−２ ＡＵＴＯ−Ａ）を使用した。測定条件は、チャック間距離；１０ｍｍ、純曲げ方式；最大曲率２．５ｃｍ−１まで表面側に曲げた後、元に戻し、さらに、−２．５ｃｍ−１まで裏面側に曲げた後、元に戻す、である。曲げ剛性は、測定用シート片の縦方向と横方向との両者について行い、縦横の曲げ剛性の平均値を算出し、その平均値を採用した。
【００３７】
おむつ１Ａは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の引張強度（内外側シート１７，１８両者を合わせた引張強度）が１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にある。引張強度が１３Ｎ／２５ｍｍ未満では、エンドフラップ１０またはサイドフラップ１１を強く引っ張ったときに、アウターシート５が破損する場合がある。なお、引張強度は、ＪＩＳ Ｌ １０９６（Ａ法）に準拠し、以下の方法で測定した。
（１）おむつ１Ａのエンドフラップ１０またはサイドフラップ１１からアウターシート５を切り取り、４０ｍｍ×２５ｍｍの引張強度測定用シート片を作成する。
（２）引張強度の測定には、インストロン（インストロンジャパン株式会社製、型式；５５６４型）を使用した。測定用シート片の両端部を引張試験機のチャックでつかむ。引張強度の測定条件は、チャック間距離；２０ｍｍ（測定用シート片のチャック間距離；２０ｍｍ）、測定用シート片の幅；５０ｍｍ、引っ張り速度；１００ｍｍ／ｍｉｎである。
【００３８】
おむつ１Ａは、外側シート１８の摩擦堅牢度が１００回の摩擦で破損なしである。１００回の摩擦で破損が生じると、着用したおむつ１Ａが衣類や寝具と擦れることによって外側シート１８が破れてしまう場合がある。なお、外側シート１８の摩擦堅牢度は、ＪＩＳ Ｌ ０８４９に準拠し、以下の方法で測定した。
（１）アウターシート５から２２０ｍｍ×３０ｍｍの摩擦堅牢度測定用シート片を作成し、測定用シート片の外面（外側シートの外面）の摩擦堅牢度を測定する。測定用シート片の寸法が２２０ｍｍに満たない場合は、測定用シート片の両端にシート部材を継ぎ足して寸法を補充する。
（２）摩擦堅牢度の測定には、ＣＯＬＯＲ ＦＡＳＴＮＥＳＳ ＲＵＢＢＩＮＧ ＴＥＳＴＥＲ（テスター産業株式会社製、型式；ＡＢ−３０１）を使用した。測定は、摩擦試験機ＩＩ型を使用し、乾燥試験のみを行った。
【００３９】
おむつ１Ａは、表面シート２や中間シート３、サーマルボンド不織布２１に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３〜１５ｇ／ｍ２の範囲にある。それらシート２，３や不織布２１に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３ｇ／ｍ２未満では、シート２，３どうしや不織布２０，２１どうしの接着強度が弱く、シート２とシート３とが剥離したり、不織布２０と不織布２１とが剥離してしまう場合がある。不織布２１に対する接着剤２４の塗布量が１５ｇ／ｍ２を超過すると、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の剛性が増加し、それらフラップ１０，１１の柔軟性が低下してしまう。また、不織布１９，２０，２１を形成する繊維の繊維間隙に接着剤２４が滲入し、接着剤２４によってそれらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度が低下してしまう。なお、接着剤２４の塗布量は、以下の方法で測定した。
（１）おむつ１Ａのエンドフラップ１０またはサイドフラップ１１からアウターシート５を切り取り、１００ｍｍ×１００ｍｍの塗布量測定用シート片を作成し、測定用シート片の重量を直示天秤で測定する。
（２）測定用シート片に塗布された接着剤をトルエンで溶解する。接着剤の溶解手順は、以下のとおりである。測定用シート片をトルエンに３０分間浸し、１０分毎に計４回掻き混ぜる。３０分後に測定用シート片をトルエンから取り出し、濾紙でトルエンを拭き取る。次に、測定用シート片を洗浄用トルエンに浸して５分間掻き混ぜた後、測定用シート片をトルエンから取り出し、濾紙でトルエンを拭き取る。さらに、測定用シート片をオーブン（温度４０℃全開）内に入れて１時間乾燥させた後、測定用シート片を室温（温度２０℃、湿度６０％）で１時間放置し、乾燥放置させた測定用シート片の質量を直示天秤で測定する。
（３）接着剤の塗布量は、接着剤を溶解する以前の測定用シート片の質量（単位；ｍｇ）をＤ、接着剤を溶解した後の測定用シート片の質量（単位；ｍｇ）をＥとし、Ｆ＝（Ｄ−Ｅ）÷０．０１で算出する。ここで、Ｆは接着剤の塗布量（単位；ｇ／ｍ２）である。
【００４０】
おむつ１Ａは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の耐水圧が前記範囲にあるので、おむつ１Ａの着用中に排泄された尿がそれらフラップ１０，１１に達したとしても、尿がそれらフラップ１０，１１からおむつ１Ａの外側へ滲み出すことはない。おむつ１Ａは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の透湿度が前記範囲にあるので、おむつ１Ａ内部の湿気をそれらフラップ１０，１１からおむつ１Ａの外側へ逃がすことができ、おむつ１Ａ内部の蒸れを防ぐことができる。
【００４１】
おむつ１Ａは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の曲げ剛性と引張強度とが前記範囲にあるので、それらフラップ１０，１１が高い柔軟性を有し、フラップ１０，１１が着用者の肌に不快な刺激を与えることはなく、それらフラップ１０，１１を強く引っ張ったとしても、フラップ１０，１１が破損してしまうことはない。おむつ１Ａは、外側シート１８が高い摩擦堅牢度を有するので、着用したおむつ１Ａが衣類や寝具と擦れたとしても、外側シート１８が破れることはない。
【００４２】
図６，７は、前後胴周り域６，８の連結を解除した状態で示す他の実施の形態のおむつ１Ｂの部分破断展開平面図と、図６のおむつ１Ｂの分解斜視図とであり、図８，９は、図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線矢視断面図と、図６のＩＸ−ＩＸ線矢視断面図とである。図６では、横方向を矢印Ｘで示し、縦方向を矢印Ｙで示す。図８，９では、接着剤１５，１６，２３，２４の図示を省略している。なお、不織布２８の肌対向面とは、着用者の肌に対向する面をいい、不織布２８の肌非対向面とは、着用者の肌に非対向の面をいう。
【００４３】
おむつ１Ｂは、透液性表面シート２および中間シート３と、それらシート２，３の間に介在する吸液性コア４と、中間シート３の外側に位置して面積がそれらシート２，３のそれよりも大きい砂時計型の通気不透液性アウターシート５とから構成されている。
【００４４】
おむつ１Ｂは、前後胴周り域６，８と、それら胴周り域６，８の間に位置する股下域７とを有する。おむつ１Ｂは、コア４が位置してその吸液機能が作用する排泄物吸収部９と、コア４の両端縁４ａ（排泄物吸収部９の縦方向両端縁）の外側に位置して横方向へ延びる一対のエンドフラップ１０と、コア４の両側縁４ｂ（排泄物吸収部９の横方向両側縁）の外側に位置して縦方向へ延びる一対のサイドフラップ１１とを有する。
【００４５】
表面シート２と中間シート３とは、コア４の両端縁４ａから縦方向外方へ延びる両端部２ａ，３ａと、コア４の両側縁４ｂから横方向外方へ延びる両側部２ｂ，３ｂとを有する。両端部２ａ，３ａと両側部２ｂ，３ｂとでは、それらシート２，３どうしが重なり合った状態で、シート２，３の肌対向面と肌非対向面とが接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。
【００４６】
シート２，３の両側部２ｂ，３ｂは、コア４の上面の側へ向かって折曲され、表面シート２の両側部２ｂがそれの両端部２ａに接着剤（図示せず）を介して接合されている。両側部２ｂ，３ｂには、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材２７が収縮可能に取り付けられている。弾性部材２７は、表面シート２と中間シート３との間に介在し、それらシート２，３に接着剤１６を介して断続的に接合されている。コア４は、前後胴周り域６，８間に延び、表面シート２と中間シート３とに接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。
【００４７】
アウターシート５は、肌対向側に位置する内側シート１７と、肌非対向側に位置する外側シート１８とから形成されている。内側シート１７には、スパンボンド不織布１９，２８とメルトブローン不織布２０とを一体化した複合不織布（ＳＭＳ不織布）が使用されている。内側シート１７は、その坪量が１３〜１９ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．２ｍｍの範囲にある。スパンボンド不織布１９，２８は、それを形成する繊維の繊度が１．８〜３．０ｄの範囲にあり、メルトブローン不織布２０は、それを形成する繊維の繊度が０．２５〜０．３ｄの範囲にある。スパンボンド不織布１９，２８とメルトブローン不織布２０とは、疎水性であって通気性を有する。
【００４８】
内側シート１７では、スパンボンド不織布１９の肌非対向面とメルトブローン不織布２０の肌対向面とが重なるとともに、スパンボンド不織布２８の肌対向面とメルトブローン不織布２０の肌非対向面とが重なり、それら不織布１９，２０，２８を形成する繊維どうしが互いの交差部位で熱融着によって接合されている。
【００４９】
このおむつ１Ｂの内側シート１７の製造方法の一例は、以下のとおりである。スパンボンド不織布２８を製造した後、不織布２８を形成する繊維が軟化状態にある製造直後の不織布２８の上に、メルトブローン不織布２０を製造しつつ堆積させ、それら不織布２０，２８を形成する繊維どうしを熱融着させる。次に、不織布２０を形成する繊維が軟化状態にある製造直後の不織布２０の上に、スパンボンド不織布１９を製造しつつ堆積させ、それら不織布１９，２０を形成する繊維どうしを熱融着させる。
【００５０】
外側シート１８には、サーマルボンド不織布２１が使用されている。外側シート１８は、その坪量が１３〜２５ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．８ｍｍの範囲にある。サーマルボンド不織布２１は、それを形成する繊維の繊度が２．０〜３．０ｄの範囲にあり、疎水性であって通気性を有する。内側シート１７と外側シート１８との間には、通気不透液性プラスチックフィルム２２が介在している。フィルム２２は、排泄物吸収部９に配置されている。
【００５１】
排泄物吸収部９では、中間シート３の肌非対向面がスパンボンド不織布１９の肌対向面に接着剤２３を介して断続的に接合され、フィルム２２の肌非対向面がサーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。エンドフラップ１０とサイドフラップ１１とでは、スパンボンド不織布２８の肌非対向面とサーマルボンド不織布２１の肌対向面とが重なり、それら不織布２２，２８どうしが接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００５２】
エンドフラップ１０では、表面シート２と中間シート３との両端部２ａ，３ａがコア４の両端縁４ａから縦方向外方へわずかに延び、両端部２ａ，３ａからさらに縦方向外方へアウターシート５が延びている。エンドフラップ１０は、その大部分がアウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。エンドフラップ１０には、横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材２５が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材２５は、サーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００５３】
サイドフラップ１１では、コア４の両側縁４ｂからアウターシート５が横方向外方へ延びている。サイドフラップ１１は、アウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。サイドフラップ１１には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材２６が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材２６は、サーマルボンド不織布２１の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００５４】
接着剤１５，１６，２３，２４は、表面シート２の肌非対向面、中間シート３の肌対向面と肌非対向面、サーマルボンド不織布２１の肌対向面にスパイラル状に塗布されている。おむつ１Ｂを図６の状態からパンツ型に成形するには、前後胴周り域６，８が互いに対向するように、表面シート２を内側にしておむつ１Ｂを股下域７で折り曲げ、前後胴周り域６，８のサイドフラップ１１を合掌状に重ね合わせた後、それら胴周り域６，８のサイドフラップ１１の側縁近傍を縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線１２を介して接合すればよい。
【００５５】
おむつ１Ｂは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の耐水圧（内外側シート１７，１８両者を合わせた耐水圧）が１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にあり、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度（内外側シート１７，１８両者を合わせた透湿度）が２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にある。耐水圧が１００ｍｍ未満では、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１に達した尿がアウターシート５に滲入し、尿がそれらフラップ１０，１１からおむつ１Ｂの外側へ滲み出してしまう場合がある。透湿度が２２０ｇ／ｍ２・ｈ未満では、おむつ１Ｂ内部の湿気をエンドフラップ１０やサイドフラップ１１からおむつ１Ｂの外側に逃がすことができない。耐水圧は、ＪＩＳ Ｌ １０９２ Ａ法（低水圧法）に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。透湿度は、ＪＩＳ Ｌ １０９９に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００５６】
おむつ１Ｂは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の曲げ剛性（内外側シート１７，１８両者を合わせた曲げ剛性）が０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にあり、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の引張強度（内外側シート１７，１８両者を合わせた引張強度）が１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にある。曲げ剛性が０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍを超過すると、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の柔軟性が低下する。引張強度が１５Ｎ／２５ｍｍ未満では、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１を強く引っ張ったときに、アウターシート５が破損する場合がある。曲げ剛性は、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。引張強度は、ＪＩＳ Ｌ １０９６（Ａ法）に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００５７】
おむつ１Ｂは、外側シート１８の摩擦堅牢度が１００回の摩擦で破損なしである。１００回の摩擦で破損が生じると、着用したおむつ１Ｂが衣類や寝具と擦れることによって外側シート１８が破れてしまう場合がある。外側シート１８の摩擦堅牢度は、ＪＩＳ Ｌ ０８４９に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００５８】
おむつ１Ｂは、表面シート２や中間シート３、サーマルボンド不織布２１に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３〜１５ｇ／ｍ２の範囲にある。シート２，３や不織布２１に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３ｇ／ｍ２未満では、シート２，３どうしや不織布２１，２８どうしが剥離してしまう場合がある。不織布２１に対する接着剤２４の塗布量が１５ｇ／ｍ２を超過すると、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の剛性が増加し、それらフラップ１０，１１の柔軟性が低下してしまう。また、接着剤２４によってそれらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度が低下してしまう。接着剤１５，１６，２４の塗布量は、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００５９】
おむつ１Ｂは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１における耐水圧と透湿度とが前記範囲にあるので、それらフラップ１０，１１からの尿の滲み出しを防ぐことができるとともに、それらフラップ１０，１１からおむつ１Ｂ内部の湿気をおむつ１Ｂの外側へ逃がすことができ、おむつ１Ｂの蒸れを防ぐことができる。おむつ１Ｂは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１における曲げ剛性と引張強度とが前記範囲にあるので、それらフラップ１０，１１が高い柔軟性を有し、フラップ１０，１１が着用者の肌に不快な刺激を与えることはなく、それらフラップ１０，１１を強く引っ張ったとしても、フラップ１０，１１が破損してしまうことはない。おむつ１Ｂは、外側シート１８が高い摩擦堅牢度を有するので、着用したおむつ１Ｂが衣類や寝具と擦れたとしても、外側シート１８が破れることはない。
【００６０】
おむつ１Ｂでは、それが表面シート２を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材２７が収縮してそれらシート２，３の両側部２ｂ，３ｂがコア４の上方へ向かって起立する。おむつ１Ｂでは、起立したそれらシート２，３の両側部２ｂ，３ｂが尿や大便に対する障壁を形成するので、尿や大便が股下域からおむつ１Ｂの外側へ漏れてしまうことを防ぐことができる。
【００６１】
図１０，１１は、他の一例として示すおむつ１Ｃの斜視図と、前後胴周り域６，８の連結を解除した状態で示す図１０のおむつ１Ｃの部分破断展開平面図とであり、図１２は、図１０のおむつ１Ｃの分解斜視図である。図１０，１１では、横方向を矢印Ｘ、縦方向を矢印Ｙで示す。なお、不織布２９の肌対向面とは、着用者の肌に対向する面をいい、不織布２９の肌非対向面とは、着用者の肌に非対向の面をいう。
【００６２】
おむつ１Ｃは、透液性表面シート２および中間シート３と、それらシート２，３の間に介在する吸液性コア４と、中間シート３の外側に位置して面積がそれらシート２，３のそれよりも大きい砂時計型の通気不透液性アウターシート５とから構成されている。
【００６３】
おむつ１Ｃは、互いに対向する前後胴周り域６，８と、それら胴周り域６，８の間に位置する股下域７とを有する。おむつ１Ｃは、コア４が位置してその吸液機能が作用する排泄物吸収部９と、コア４の両端縁４ａ（排泄物吸収部９の縦方向両端縁）の外側に位置して横方向へ延びる一対のエンドフラップ１０と、コア４の両側縁４ｂ（排泄物吸収部９の横方向両側縁）の外側に位置して縦方向へ延びる一対のサイドフラップ１１とを有する。
【００６４】
表面シート２と中間シート３とは、コア４の両端縁４ａから縦方向外方へ延びる両端部２ａ，３ａと、コア４の両側縁４ｂから横方向外方へ延びる両側部２ｂ，３ｂとを有する。両端部２ａ，３ａと両側部２ｂ，３ｂとでは、シート２，３どうしが重なり合った状態で、それらシート２，３の肌対向面と肌非対向面とが接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。
【００６５】
シート２，３の両側部２ｂ，３ｂは、コア４の上面の側へ向かって折曲され、表面シート２の両側部２ｂがそれの両端部２ａに接着剤（図示せず）を介して接合されている。両側部２ｂ，３ｂには、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材２７が収縮可能に取り付けられている。弾性部材２７は、表面シート２と中間シート３との間に介在し、それらシート２，３に接着剤１６を介して断続的に接合されている。コア４は、前後胴周り域６，８間に延び、表面シート２と中間クシート３とに接着剤１５，１６を介して断続的に接合されている。
【００６６】
アウターシート５は、肌対向側に位置する内側シート１７と、肌非対向側に位置する外側シート１８とから形成されている。内側シート１７には、スパンボンド不織布１９，２８とメルトブローン不織布２０とを一体化した複合不織布（ＳＭＳ不織布）が使用されている。内側シート１７は、その坪量が１３〜１９ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．２ｍｍの範囲にある。スパンボンド不織布１９，２８は、それを形成する繊維の繊度が１．８〜３．０ｄの範囲にあり、メルトブローン不織布２０は、それを形成する繊維の繊度が０．２５〜０．３ｄの範囲にある。スパンボンド不織布１９，２８とメルトブローン不織布２０とは、疎水性であって通気性を有する。
【００６７】
内側シート１７では、スパンボンド不織布１９の肌非対向面とメルトブローン不織布２０の肌対向面とが重なるとともに、スパンボンド不織布２８の肌対向面とメルトブローン不織布２０の肌非対向面とが重なり、それら不織布１９，２０，２８を形成する繊維どうしが互いの交差部位で熱融着によって接合されている。このおむつ１Ｃの内側シート１７の製造方法は、図６のおむつ１Ｂのそれと同一である。
【００６８】
外側シート１８には、スパンボンド不織布２９が使用されている。外側シート１８は、その坪量が１３〜２５ｇ／ｍ２の範囲にあり、その厚み寸法が０．１〜０．８ｍｍの範囲にある。スパンボンド不織布２９は、それを形成する繊維の繊度が１．０〜１．１ｄの範囲にあり、疎水性であって通気性を有する。
【００６９】
排泄物吸収部９では、中間シート３の肌非対向面がスパンボンド不織布１９の肌対向面に接着剤２３を介して断続的に接合され、スパンボンド不織布２８の肌非対向面がスパンボンド不織布２９の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。エンドフラップ１０とサイドフラップ１１とでは、スパンボンド不織布２８の肌非対向面とスパンボンド不織布２９の肌対向面とが重なり、それら不織布２８，２９どうしが接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００７０】
接着剤１５，１６，２３，２４は、表面シート２の肌非対向面、中間シート３の肌対向面と肌非対向面、サーマルボンド不織布２１の肌対向面にスパイラル状に塗布されている。ただし、接着剤２３は、吸収部９の端縁近傍と吸収部９の縦方向中央部分とに塗布され、吸収部９の端縁近傍と中央部分との間の部分３１には塗布されていない。また、接着剤２４は、股下域７と前後胴周り域６，８のサイドフラップ１１の側縁近傍とに塗布され、前後胴周り域６，８のうちのサイドフラップ１１の側縁近傍を除く部分３２（エンドフラップ１０を含む）には塗布されていない。なお、部分３２では、スパンボンド不織布２８の肌非対向面とスパンボンド不織布２９の肌対向面とが後記する弾性部材２５，３０に塗布された接着剤を介して接合されている。
【００７１】
図１３，１４は、図１１のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線矢視断面図と、図１１のＸＩＶ−ＸＩＶ線矢視断面図とである。図１３，１４では、接着剤１５，１６，２３，２４の図示を省略している。
【００７２】
エンドフラップ１０では、表面シート２と中間シート３との両端部２ａ，３ａがコア４の両端縁４ａから縦方向外方へわずかに延び、両端部２ａ，３ａからさらに縦方向外方へアウターシート５が延びている。エンドフラップ１０は、その大部分がアウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。エンドフラップ１０には、横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性部材２５が収縮可能に取り付けられている。エンドフラップ１０と股下域７との間には、横方向へ延びる複数条の胴周り用補助弾性部材３０が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材２５と胴周り用補助弾性部材３０とは、それら弾性部材２５，３０に塗布された接着剤（図示せず）を介してスパンボンド不織布２８の肌非対向面とスパンボンド不織布２９の肌対向面とに断続的または連続的に接合されている。
【００７３】
サイドフラップ１１では、コア４の両側縁４ｂからアウターシート５が横方向外方へ延びている。サイドフラップ１１は、アウターシート５（内側シート１７および外側シート１８）から形成されている。サイドフラップ１１には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材２６が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材２６は、スパンボンド不織布２９の肌対向面に接着剤２４を介して断続的に接合されている。
【００７４】
おむつ１Ｃを図１１の状態からパンツ型に成形するには、前後胴周り域６，８が互いに対向するように、表面シート２を内側にしておむつ１Ｂを股下域７で折り曲げ、前後胴周り域６，８のサイドフラップ１１を合掌状に重ね合わせた後、それら胴周り域６，８のサイドフラップ１１の側縁近傍を縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線１２を介して接合すればよい。
【００７５】
おむつ１Ｃは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の耐水圧（内外側シート１７，１８両者を合わせた耐水圧）が１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にあり、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度（内外側シート１７，１８両者を合わせた透湿度）が２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にある。耐水圧が１００ｍｍ未満では、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１に達した尿がアウターシート５に滲入し、尿がそれらフラップ１０，１１からおむつ１Ｃの外側へ滲み出してしまう場合がある。透湿度が２２０ｇ／ｍ２・ｈ未満では、おむつ１Ｃ内部の湿気をエンドフラップ１０やサイドフラップ１１からおむつ１Ｃの外側に逃がすことができない。耐水圧は、ＪＩＳ Ｌ １０９２ Ａ法（低水圧法）に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。透湿度は、ＪＩＳ Ｌ １０９９に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００７６】
おむつ１Ｃは、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の曲げ剛性（内外側シート１７，１８両者を合わせた曲げ剛性）が０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にあり、それらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の引張強度（内外側シート１７，１８両者を合わせた引張強度）が１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にある。曲げ剛性が０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍを超過すると、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１の柔軟性が低下する。引張強度が１５Ｎ／２５ｍｍ未満では、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１を強く引っ張ったときに、アウターシート５が破損する場合がある。曲げ剛性は、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。引張強度は、ＪＩＳ Ｌ １０９６（Ａ法）に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００７７】
おむつ１Ｃは、外側シート１８の摩擦堅牢度が１００回の摩擦で破損なしである。１００回の摩擦で破損が生じると、着用したおむつ１Ｃが衣類や寝具と擦れることによって外側シート１８が破れてしまう場合がある。外側シート１８の摩擦堅牢度は、ＪＩＳ Ｌ ０８４９に準拠し、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００７８】
おむつ１Ｃは、表面シート２や中間シート３、スパンボンド不織布２９に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３〜１５ｇ／ｍ２の範囲にある。シート２，３や不織布２１に対する接着剤１５，１６，２３，２４の塗布量が３ｇ／ｍ２未満では、シート２，３どうしや不織布２１，２８どうしが剥離してしまう場合がある。不織布２１に対する接着剤２４の塗布量が１５ｇ／ｍ２を超過すると、サイドフラップ１１の剛性が増加し、フラップ１１の柔軟性が低下してしまう。また、接着剤２４によってそれらフラップ１０，１１におけるアウターシート５の透湿度が低下してしまう。接着剤１５，１６，２４の塗布量は、図１のおむつ１Ａと同様の方法で測定した。
【００７９】
おむつ１Ｃでは、弾性部材２５，３０一本に対する接着剤の塗布量が０．０１〜０．２ｇ／ｍの範囲にある。弾性部材２５，３０に対する接着剤の塗布量が０．０１ｇ／ｍ未満では、それら弾性部材２５，３０が伸長したときに、弾性部材２５，３０が不織布２８，２９から剥離してしまう場合がある。弾性部材２５，３０に対する接着剤の塗布量が０．２ｇ／ｍを超過すると、接着剤によってそれら弾性部材２５，３０の伸縮性が抑制され、弾性部材２５，３０の収縮力を利用することができず、着用者の胴周りの締め付けが不十分となり、おむつ１Ｃが着用位置から不用意にずれ下がってしまう場合がある。
【００８０】
おむつ１Ｃは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１における耐水圧と透湿度とが前記範囲にあるので、それらフラップ１０，１１からの尿の滲み出しを防ぐことができるとともに、それらフラップ１０，１１からおむつ１Ｃ内部の湿気をおむつ１Ｃの外側へ逃がすことができ、おむつ１Ｃの蒸れを防ぐことができる。おむつ１Ｃは、エンドフラップ１０やサイドフラップ１１における曲げ剛性と引張強度とが前記範囲にあるので、それらフラップ１０，１１が高い柔軟性を有し、フラップ１０，１１が着用者の肌に不快な刺激を与えることはなく、それらフラップ１０，１１を強く引っ張ったとしても、フラップ１０，１１が破損してしまうことはない。おむつ１Ｃは、外側シート１８が高い摩擦堅牢度を有するので、着用したおむつ１Ｃが衣類や寝具と擦れたとしても、外側シート１８が破れることはない。
【００８１】
おむつ１Ｃは、エンドフラップ１０に延びる不織布２９に接着剤２４が塗布されていないので、エンドフラップ１０に延びる不織布２１に接着剤２４が塗布された図１，６のおむつ１Ａ，１Ｂと比較し、エンドフラップ１０における透湿度が向上する。
【００８２】
おむつ１Ｃでは、それが表面シート２を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性部材２７が収縮してそれらシート２，３の両側部２ｂ，３ｂがコア４の上方へ向かって起立する。おむつ１Ｃでは、起立したそれらシート２，３の両側部２ｂ，３ｂが尿や大便に対する障壁を形成する。
【００８３】
表面シート２には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルムのいずれかを使用することができる。中間シート３には、親水性繊維不織布、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、疎水性繊維不織布どうしをラミネートした複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することができる。なお、中間シート３に通気不透液性プラスチックフィルムや疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用する場合は、プラスチックフィルム２２を省くことが好ましい。それらシート２，３を形成する不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンポンド、ケミカルボンドの各製法により製造されたものを使用することができる。
【００８４】
スパンボンド不織布１９，２８，２９やメルトブローン不織布２０を形成する繊維、サーマルボンド不織布２２を形成する繊維、シート２，３の繊維不織布を形成する繊維には、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【００８５】
コア４は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマー粒子とフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマー粒子とフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。コア４は、それの型崩れやポリマー粒子の脱落を防止するため、全体がティッシュペーパーや親水性繊維不織布等の透液性シートに包被されていることが好ましい。ポリマー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。
【００８６】
接着剤１５，１６，２３，２４には、ホットメルト型接着剤を使用することが好ましい。なお、接着剤１５，１６，２３，２４には、ホットメルト型接着剤の他に、アクリル系接着剤やゴム系接着剤のいずれかを使用することもできる。接着剤１５，１６，２３，２４は、図示のスパイラル状の他に、シート２，３や不織布２１，２９にジグザグ状や波状、ドット状、縞状のうちのいずれかの態様で塗布されていてもよい。
【００８７】
図１，６のおむつ１Ａ，１Ｂでは、中間シート３とフィルム２２とのうちのいずれか一方または両者を省くこともでき、外側シート１８にスパンボンド不織布を使用することもできる。図１０のおむつ１Ｃでは、中間シート３を省くこともでき、外側シート１８にサーマルボンド不織布を使用することもできる。
【００８８】
【発明の効果】
本発明にかかるパンツ型の使い捨ておむつによれば、エンドフラップとサイドフラップとが内側シートと外側シートとから形成され、内側シートにメルトブローン不織布の少なくとも肌対向面にスパンボンド不織布を接合した複合不織布が使用され、外側シートに熱融着性の繊維不織布が使用されているので、それらフラップが高い耐水性と高い強度とを有するとともに、高い柔軟性を有する。
【００８９】
エンドフラップとサイドフラップとにおける内外側シート両者を合わせた耐水圧が１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にあり、エンドフラップとサイドフラップとにおける内外側シート両者を合わせた透湿度が２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にあるおむつでは、それらフラップからの尿の滲み出しを防ぐことができ、おむつ内部の湿気をそれらフラップからおむつの外側へ円滑に逃がすことができる。このおむつは、それらフラップにおける尿の漏出を防ぎつつ、おむつ内部の蒸れを防ぐことができる。
【００９０】
エンドフラップとサイドフラップとにおける内外側シート両者を合わせた曲げ剛性が０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にあり、エンドフラップとサイドフラップとでの内外側シート両者を合わせた引張強度が１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にあるおむつでは、それらフラップが高い柔軟性を有し、フラップが着用者の肌に不快な刺激を与えることはなく、それらフラップを強く引っ張ったとしても、フラップが破損してしまうことはない。
【００９１】
外側シートの摩擦堅牢度が１００回の摩擦で破損なしであるおむつでは、着用したおむつが衣類や寝具と擦れたとしても、外側シートが破れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図１】一例として示す使い捨ておむつの斜視図。
【図２】前後胴周り域の連結を解除した状態で示す図１のおむつの部分破断展開平面図。
【図３】図１のおむつの分解斜視図。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線矢視断面図。
【図５】図２のＶ−Ｖ線矢視断面図。
【図６】前後胴周り域の連結を解除した状態で示す他の実施の形態のおむつの部分破断展開平面図。
【図７】図６のおむつの分解斜視図。
【図８】図６のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線矢視断面図。
【図９】図６のＩＸ−ＩＸ線矢視断面図。
【図１０】他の一例として示すおむつの斜視図。
【図１１】前後胴周り域の連結を解除した状態で示す図１０のおむつの部分破断展開平面図。
【図１２】図１０のおむつの分解斜視図。
【図１３】図１１のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線矢視断面図。
【図１４】図１１のＸＩＶ−ＸＩＶ線矢視断面図。
【符号の説明】
１Ａ 使い捨ておむつ
１Ｂ 使い捨ておむつ
１Ｃ 使い捨ておむつ
２ 透液性表面シート
３ 中間シート
４ 吸液性コア
５ 不透液性アウターシート
６ 前胴周り域
７ 股下域
８ 後胴周り域
９ 排泄物吸収ゾーン
１０ エンドフラップ（エンドフラップゾーン）
１１ サイドフラップ（サイドフラップゾーン）
１３ 胴周り開口
１４ 脚周り開口
１７ 内側シート
１８ 外側シート
１９ スパンボンド不織布
２０ メルトブローン不織布
２１ サーマルボンド不織布
２８ スパンボンド不織布
２９ スパンボンド不織布[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pants-type disposable diaper that absorbs and holds excrement.
[0002]
[Prior art]
It consists of a liquid-permeable top sheet located on the skin contact side, a liquid-impervious back sheet located on the skin non-contact side, and a liquid-absorbent core interposed between the sheets, before facing each other A pant-type body comprising a waist area and a rear waist area, and a crotch area positioned between the waist areas, wherein the waist area is connected to form a waist opening and a pair of leg openings. There are disposable diapers (see Patent Document 1 and Patent Document 2).
[0003]
The diapers disclosed in these patent documents have end flaps that extend laterally and are located outside the both end edges of the core, and side flaps that are located outside the both side edges of the core and extend longitudinally. The side flaps in the surrounding area overlap each other in the form of a palm, and the vicinity of the side edges of the side flaps in the trunk surrounding area are joined via a number of heat-sealing lines arranged intermittently in the vertical direction.
[0004]
In the diaper disclosed in Patent Document 1, a hydrophilic fiber nonwoven fabric is used for the top sheet, and a hydrophobic fiber nonwoven fabric is used for the back sheet. In this diaper, end flaps and side flaps are formed from a non-woven topsheet and backsheet, and these flaps are breathable, allowing moisture inside the diaper to escape from the end flaps and side flaps to the outside of the diaper. Can do.
[0005]
The diaper disclosed in Patent Document 2 uses a liquid-permeable non-woven fabric for the top sheet, and a composite sheet in which a liquid-impervious plastic film and a hydrophobic non-woven fabric positioned outside the film are laminated on the back sheet. ing. In this diaper, end flaps and side flaps are formed from a top sheet and a back sheet, and the plastic film used for the back sheet prevents urine from entering the flaps. It does not bleed out.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2002-45400 A
[Patent Document 2]
JP 2002-102281 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Although the diaper disclosed in Patent Document 1 depends on the water pressure resistance of the fiber nonwoven fabric used for the top sheet and the back sheet, when the urine diffused on the outer surface of the top sheet reaches the end flap or the side flap, the urine removes the flap. There is a case where the nonwoven fabric is formed and urine oozes out of the diaper from the flaps. The diaper disclosed in Patent Document 2 uses a composite sheet obtained by laminating a plastic film and a fiber nonwoven fabric on the back sheet. Therefore, the air permeability of the end flap and the side flap is lowered by the plastic film, and moisture inside the diaper is reduced. They cannot escape from the flap to the outside of the diaper.
[0008]
The objective of this invention is providing the underpants type disposable diaper which can prevent the urine from seeping out from an end flap or a side flap, and can let internal moisture escape from an end flap or a side flap.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The premise of the present invention for solving the above-mentioned problems includes a front waistline region and a back waistline region facing each other, and a crotch region located between the waistline regions, the front and back waistline region and the crotch region An excrement absorbing portion formed at least in the lateral center of the crotch region, an end flap extending laterally located outside the longitudinal end edges of the absorbing portion, and a side of the absorbing portion. A pants-type disposable having side flaps that are located outside both side edges in the direction and extending in the vertical direction, wherein the side flaps in the front and rear waist areas are connected to form a waist opening and a pair of leg openings A diaper.
[0010]
The feature of the present invention in the premise is that the end flap and the side flap are formed of an inner sheet positioned on the skin facing side and an outer sheet positioned on the skin non-facing side and joined to the inner sheet. The inner sheet uses a composite nonwoven fabric formed of a meltblown nonwoven fabric and a spunbond nonwoven fabric bonded to at least the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric and the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric, A heat-fusible fiber nonwoven fabric is used for the outer sheet. Here, the heat-fusible fiber nonwoven fabric refers to a nonwoven fabric formed of heat-fusible fibers that can be self-adhered without binding. For example, there are a spunbond nonwoven fabric and a thermal bond nonwoven fabric formed of short fibers. The thermal bond nonwoven fabric is manufactured by a calendar method using a through air method or embossing.
[0011]
As an example of an embodiment of the present invention, the water pressure resistance (based on JIS L 1192 A method) of both the inner and outer sheets in the end flap and the side flap is in the range of 100 mm or more and 500 mm or less, Moisture permeability (according to JIS L 1099) of 220 g / m is obtained by combining both the inner and outer sheets of the end flap and the side flap. 2 ・ More than h and 800g / m 2 -It is in the range of h or less.
[0012]
As another example of the embodiment of the present invention, the bending rigidity of the end flap and the side flap combined with the inner and outer sheets is 0.005 g · cm. 2 / Cm or more and 0.1 g · cm 2 The tensile strength (based on JIS L 1096 A method) of both the end flap and the side flap in the end flap and the side flap is in the range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less. .
[0013]
As another example of the embodiment of the present invention, the friction fastness of the outer sheet (JIS)
L 0849)) is 100 times without friction.
[0014]
As another example of the embodiment of the present invention, the fiber nonwoven fabric forming the outer sheet is either a thermal bond nonwoven fabric or a spunbond nonwoven fabric.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The details of the pants-type disposable diaper according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0016]
1 and 2 are a perspective view of a diaper 1A shown as an example, and a partially broken developed plan view of the diaper 1A of FIG. 1 shown in a state where the connection of the front and rear waist regions 6, 8 is released. It is a disassembled perspective view of 1 A of diapers of FIG. 1 and 2, the horizontal direction is indicated by an arrow X, and the vertical direction is indicated by an arrow Y. In addition, the surface sheet 2, the intermediate sheet 3, the fiber nonwoven fabric 19, 20, 21, and the skin facing surface of the film 22 refer to the surface facing the skin of the diaper wearer, and the surface sheet 2, the intermediate sheet 3, the fiber nonwoven fabric 19 , 20, 21 and the non-facing surface of the film 22 are surfaces that are not facing the wearer's skin.
[0017]
The diaper 1A includes a liquid-permeable surface sheet 2 and an intermediate sheet 3, a liquid-absorbent core 4 interposed between the sheets 2 and 3, and an air-permeable liquid-impermeable outer sheet 5 positioned outside the intermediate sheet 3. It is composed of
[0018]
The diaper 1 </ b> A includes a front waistline region 6 and a back waistline region 8 that face each other, and a crotch region 7 that is located between the waistline regions 6 and 8. The diaper 1A includes the excrement absorbing part 9 on which the topsheet 2 and the core 4 are positioned and the liquid absorbing function of the core 4 acts, and the outer sides of both end edges 4a of the core 4 (vertical end edges of the excrement absorbing part 9). And a pair of side flaps 11 that are located outside of both side edges 4b of the core 4 (lateral side edges of the excreta absorption part 9) and extend in the vertical direction. Have. The excrement absorbing portion 9 is formed at the center in the lateral direction between the front and rear waist regions 6 and 8 and the crotch region 7, and extends between the front and rear waist regions 6 and 8 in the vertical direction.
[0019]
In the diaper 1A, the side flaps 11 in the front and rear waist regions 6, 8 overlap each other in the shape of a palm, and the vicinity of the side edges of the side flaps 11 in the waist regions 6, 8 are intermittently arranged in the vertical direction. 12 is joined. In the diaper 1A to which the front and rear waist areas 6, 8 are connected, a waist opening 13 and a pair of leg openings 14 are formed below.
[0020]
The surface sheet 2 has a rectangular shape in plan view, and has both end portions 2 a extending from the both end edges 4 a of the core 4 in the longitudinal direction outward and both side portions 2 b extending from the both side edges 4 b of the core 4 in the laterally outward direction. . The intermediate sheet 3 has a rectangular planar shape, and has both end portions 3 a extending from the both end edges 4 a of the core 4 in the longitudinal direction outward, and both side portions 3 b extending from the both side edges 4 b of the core 4 in the laterally outward direction. .
[0021]
In both end portions 2a, 3a and both side portions 2b, 3b, the skin-facing surface and the non-skin-facing surface of the sheets 2, 3 are placed through adhesives 15 and 16 in a state where the sheets 2 and 3 overlap each other. It is joined intermittently. The core 4 has a rectangular planar shape and extends between the front and rear waist regions 6 and 8. The core 4 is intermittently joined to the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 via adhesives 15 and 16.
[0022]
The outer sheet 5 is formed of an inner sheet 17 positioned on the skin facing side and an outer sheet 18 positioned on the skin non-facing side and joined to the inner sheet 17. The outer sheet 5 has an area larger than that of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3, and the planar shape substantially exhibits an hourglass shape.
[0023]
A composite nonwoven fabric (SM nonwoven fabric) in which a spunbond nonwoven fabric 19 and a meltblown nonwoven fabric 20 are integrated is used for the inner sheet 17. The inner sheet 17 has a basis weight of 13 to 19 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.2 mm. In the inner sheet 17, the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric 20 overlaps the skin non-facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19, and the fibers forming the nonwoven fabrics 19, 20 are joined to each other by thermal fusion at the intersections. The spunbond nonwoven fabric 19 has a fineness of fibers forming it in the range of 1.8 to 3.0 d, and the meltblown nonwoven fabric 20 has a fineness of fibers forming it in the range of 0.25 to 0.3 d. . The spunbond nonwoven fabric 19 and the meltblown nonwoven fabric 20 are hydrophobic and have air permeability.
[0024]
A thermal bond nonwoven fabric 21 is used for the outer sheet 18. The outer sheet 18 has a basis weight of 13 to 25 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.8 mm. The thermal bond nonwoven fabric 21 has a fineness of fibers forming it in the range of 2.0 to 3.0 d, is hydrophobic, and has air permeability. Between the inner sheet 17 and the outer sheet 18, a gas-permeable liquid-impermeable plastic film 22 having a rectangular planar shape is interposed. The area of the film 22 is smaller than that of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 and is disposed in the excreta absorbing portion 9.
[0025]
In the excrement absorbing part 9, the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3 is intermittently joined to the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19 via the adhesive 23, and the skin non-facing surface of the film 22 is the thermal bond nonwoven fabric 21. The skin facing surface is intermittently joined via an adhesive 24. In the end flap 10 and the side flap 11, the skin non-facing surface of the melt blown nonwoven fabric 20 and the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 are overlapped, and the nonwoven fabrics 20 and 21 are intermittently joined via the adhesive 24. Yes.
[0026]
The adhesive 15 is applied to the skin non-facing surface of the top sheet 2, and the adhesive 16 is applied to the skin facing surface of the intermediate sheet 3. The adhesive 23 is applied to the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3, and the adhesive 24 is applied to the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21. These adhesives 15, 16, 23, and 24 are spirally applied to the top sheet 2, the intermediate sheet 3, and the thermal bond nonwoven fabric 21. When the adhesives 15, 16, 23, and 24 are applied in a spiral shape, the application portions where the adhesives 15, 16, 23, and 24 are applied to the sheets 2, 3 and the nonwoven fabric 21 and the adhesives 15, 16, 23, and 24 are formed. An uncoated portion that is not coated is formed.
[0027]
Spunbonded nonwoven fabrics are classified into dry spinning types, and are obtained by collecting a plurality of continuous fibers made by melt spinning and stretching a thermoplastic synthetic resin on a net conveyor and forming a web. The fibers are spread and deposited on a net conveyor, and the fibers are heat-sealed at the entangled portions of each other. The spunbonded nonwoven fabric is formed from continuous fibers and has high flexibility and high strength.
[0028]
Meltblown nonwoven fabrics are classified as dry spinning types, as are spunbond nonwoven fabrics. After melt spinning a thermoplastic synthetic resin, a high-temperature, high-pressure air stream is injected at the outlet of the spinning nozzle to draw and open the fibers. The fibers are collected on a net conveyor and converted into a web. The meltblown nonwoven fabric is formed from ultrafine fibers, has high fiber density, and high water resistance.
[0029]
Thermal bond non-woven fabrics are classified as dry-bonding types, and the fibers containing low-melting-point heat-fusible fibers are hot pressed or hot air is blown to melt the heat-fusible fibers and fix the fibers together. It is.
[0030]
In addition, an example of the manufacturing method of the inner sheet | seat 17 of this diaper 1A is as follows. After the melt blown nonwoven fabric 20 is manufactured, the fibers forming the nonwoven fabric 20 are softened and deposited on the nonwoven fabric 20 immediately after manufacture while the spunbond nonwoven fabric 19 is manufactured, and the fibers forming the nonwoven fabrics 19 and 20 are bonded together. Heat seal.
[0031]
4 and 5 are a sectional view taken along line IV-IV in FIG. 2 and a sectional view taken along line VV in FIG. 4 and 5, illustration of the adhesives 15, 16, 23, and 24 is omitted.
[0032]
In the end flap 10, both end portions 2 a and 3 a of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 slightly extend outward in the vertical direction from both end edges 4 a of the core 4, and further vertically extend from both end portions 2 a and 3 a of the sheets 2 and 3. The outer sheet 5 extends outward in the direction. Most of the end flap 10 is formed of the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of waist elastic members 25 extending between the inner sheet 17 and the outer sheet 18 and extending in the lateral direction are attached to the end flap 10 so as to be shrinkable. The waist elastic member 25 is intermittently joined to the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 via an adhesive 24 (see FIG. 3).
[0033]
In the side flap 11, both side portions 2 b and 3 b of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 slightly extend laterally outward from both side edges 4 b of the core 4, and further laterally from both side portions 2 b and 3 b of the sheets 2 and 3. The outer sheet 5 extends outward in the direction. Most of the side flaps 11 are formed from the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of leg-around elastic members 26 extending in the longitudinal direction are interposed between the inner sheet 17 and the outer sheet 18 so as to be retractable. The leg-around elastic member 26 is intermittently joined to the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 via an adhesive 24 (see FIG. 3).
[0034]
In the diaper 1 </ b> A, the waterproof pressure of the outer sheet 5 (water pressure combined with both the inner and outer sheets 17 and 18) in the flaps 10 and 11 is in the range of 100 mm or more and 500 mm or less. If the water pressure resistance is less than 100 mm, when the urine excreted while wearing the diaper 1A diffuses the outer surface of the top sheet 2 and reaches the end flap 10 or the side flap 11, the outer sheet forms the flaps 10 and 11 5, and urine may ooze out of the diaper 1 </ b> A from the end flap 10 or the side flap 11. The water pressure resistance was measured by the following method in accordance with JIS L 1092 A method (low water pressure method).
(1) The outer sheet 5 is cut out from the end flap 10 or the side flap 11 of the diaper 1A, and a sheet piece for water pressure resistance measurement of 40 mm × 40 mm is created. (2) A low water pressure waterproofness tester (manufactured by Tester Sangyo Co., Ltd., model; FI-805) was used for measuring the water pressure resistance. In order to measure the water pressure resistance with this testing machine, the measurement sheet piece needs to have a diameter of 150 mm or more, but by using a special jig, the water pressure resistance of the 40 mm × 40 mm measurement sheet piece. Measurement is possible. The jig includes a rubber packing (inner diameter 15-30 mm, width 5 mm, thickness 4 mm), and a stainless steel plate (diameter 135 mm, thickness 1.7 mm) having an opening having the same size as the inner diameter 15-30 mm of the rubber packing, FS high vacuum grease (10 -6 A high vacuum of mmHg was obtained, and a grease usable at −40 to 204 ° C. was used.
(3) Place the rubber packing on the pedestal with the outlet of distilled water. At this time, FS high vacuum grease is applied to the contact surface of the rubber packing that is in contact with the pedestal so that the center of the ejection port and the center of the rubber packing coincide with each other and the rubber packing does not slip from the pedestal. Next, the measurement sheet is placed on the rubber packing, and a stainless steel plate is placed on the measurement sheet piece so as to hold down the measurement sheet piece. Further, the clamp is placed on the stainless steel plate, the handle of the clamp is closed, and the measurement sheet piece is fixed between the rubber packing and the stainless steel plate. The measurement conditions of the water pressure resistance are room temperature, the rising speed of water in the testing machine; 10 ± 3 cm / min. In addition, the measured value of the water pressure resistance adopts the minimum value among the four measurements.
[0035]
The diaper 1A has a moisture permeability of the outer sheet 5 at the flaps 10 and 11 (a moisture permeability of both the inner and outer sheets 17 and 18) of 220 g / m. 2 ・ More than h and 800g / m 2 -It is in the range of h or less. Moisture permeability is 220g / m 2 If it is less than h, moisture inside the diaper 1A cannot be released from the end flap 10 or the side flap 11 to the outside of the diaper 1A. The moisture permeability was measured by the following method based on JIS L 1099 (water method).
(1) The outer sheet 5 is cut out from the end flap 10 or the side flap 11 of the diaper 1A, and a circular (75 mm diameter) moisture permeability measurement sheet piece is created.
(2) Put water (20 ml) into a moisture permeability measuring cup. The measurement sheet piece is placed on the top of the cup without sagging so that the spunbond nonwoven fabric 19 forming the outer sheet 5 faces the inside of the cup. Next, a ring is placed on the top peripheral edge of the cup, and the peripheral edge of the measurement sheet piece is sandwiched between the top peripheral edge of the cup and the bottom peripheral edge of the ring, and then a weight is placed on the top peripheral edge of the ring to cup the measurement sheet piece. To fix.
(3) The melted wax sealant beeswax is poured into the outer peripheral groove formed outside the top peripheral edge of the cup, and the peripheral edge of the measurement sheet piece located in the outer peripheral groove is sealed.
(4) Put the cup with the measurement sheet piece in a constant temperature and humidity device at a temperature of 40 ° C. and a humidity of 50%, take out the cup from the constant temperature and humidity device after 1 hour, and immediately after that, the first mass (unit) Mg) is measured. The cup is again placed in the thermo-hygrostat, and after 1 hour, the cup is removed from the thermo-hygrostat, and immediately after that, the second mass (unit: mg) of the cup is measured.
(5) The moisture permeability is calculated by C = (A−B) ÷ S, where A is the first mass of the cup and B is the second mass of the cup. Here, C is moisture permeability (unit: g / m 2 H), AB is mass change per hour of cup (unit: g / h), S is moisture permeable area (top opening area of cup) (unit: m) 2 ).
[0036]
The diaper 1A has a flexural rigidity of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (bending rigidity combining both the inner and outer sheets 17 and 18) of 0.005 g · cm. 2 / Cm or more and 0.1 g · cm 2 / Cm or less. Flexural rigidity is 0.1g · cm 2 When exceeding / cm, the flexibility of the end flaps 10 and the side flaps 11 decreases, and the flaps 10 and 11 in contact with the wearer's skin may give an unpleasant stimulus to the wearer. The bending stiffness was measured by the following method.
(1) The outer sheet 5 is cut out from the end flap 10 or the side flap 11 of the diaper 1A, and a sheet piece for measuring a bending stiffness of 100 mm × 100 mm is created. Note that the measurement sheet piece does not include an elastic member.
(2) Dissolve the adhesive of the sheet piece for measurement. The procedure for dissolving the adhesive is as follows. The measurement sheet piece is soaked in toluene for 30 minutes and agitated 4 times every 10 minutes. After 30 minutes, the measurement sheet piece is taken out of the toluene, and the toluene is wiped off with a filter paper. Next, the measurement sheet piece is immersed in washing toluene and stirred for 5 minutes, and then the measurement sheet piece is taken out of the toluene, and the toluene is wiped off with a filter paper. Further, the measurement sheet piece was placed in an oven (temperature 40 ° C. fully open) and dried for 1 hour, and then the measurement sheet piece was left at room temperature (temperature 20 ° C., humidity 60%) for 1 hour and left to dry. Measure the bending stiffness of the measurement sheet piece.
(3) For the measurement of bending rigidity, AUTOMATIC PURE BENDING TESTER (manufactured by Kato Tech Co., Ltd., model: KES FB-2 AUTO-A) was used. Measurement conditions are: distance between chucks: 10 mm, pure bending method; maximum curvature 2.5 cm -1 After bending to the surface side, return to the original, and further -2.5cm -1 After bending to the back side, return to the original. The bending stiffness was measured for both the longitudinal direction and the lateral direction of the measurement sheet piece, the average value of the longitudinal and lateral bending stiffnesses was calculated, and the average value was adopted.
[0037]
In the diaper 1A, the tensile strength of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (the tensile strength obtained by combining both the inner and outer sheets 17 and 18) is in the range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less. If the tensile strength is less than 13 N / 25 mm, the outer sheet 5 may be damaged when the end flap 10 or the side flap 11 is pulled strongly. The tensile strength was measured by the following method in accordance with JIS L 1096 (Method A).
(1) The outer sheet 5 is cut out from the end flap 10 or the side flap 11 of the diaper 1 </ b> A, and a 40 mm × 25 mm tensile strength measurement sheet piece is created.
(2) Instron (Instron Japan Co., Ltd., model: 5564 type) was used for measurement of tensile strength. Grasp both ends of the measurement sheet piece with the chuck of a tensile tester. The measurement conditions of the tensile strength are: distance between chucks: 20 mm (distance between chucks of measurement sheet pieces: 20 mm), width of measurement sheet pieces: 50 mm, pulling speed: 100 mm / min.
[0038]
In the diaper 1A, the outer sheet 18 has a friction fastness of 100 times without damage. If breakage occurs due to 100 times of friction, the outer sheet 18 may be torn by rubbing the worn diaper 1A with clothing or bedding. The friction fastness of the outer sheet 18 was measured by the following method in accordance with JIS L 0849.
(1) A 220 mm × 30 mm frictional fastness measuring sheet piece is prepared from the outer sheet 5, and the frictional fastness of the outer surface of the measuring sheet piece (the outer surface of the outer sheet) is measured. When the dimension of the measurement sheet piece is less than 220 mm, a sheet member is added to both ends of the measurement sheet piece to supplement the dimension.
(2) COLOR FASTNESS RUBING TESTER (manufactured by Tester Sangyo Co., Ltd., model: AB-301) was used for measuring the fastness to friction. For the measurement, a friction tester type II was used and only a drying test was performed.
[0039]
As for diaper 1A, the application amount of the adhesives 15, 16, 23, and 24 to the surface sheet 2, the intermediate sheet 3, and the thermal bond nonwoven fabric 21 is 3 to 15 g / m 2 It is in the range. The application amount of the adhesives 15, 16, 23, 24 to the sheets 2, 3 and the nonwoven fabric 21 is 3 g / m. 2 If less, the adhesive strength between the sheets 2 and 3 and the nonwoven fabrics 20 and 21 is weak, and the sheet 2 and the sheet 3 may peel off, or the nonwoven fabric 20 and the nonwoven fabric 21 may peel off. The application amount of the adhesive 24 to the nonwoven fabric 21 is 15 g / m. 2 If it exceeds, the rigidity of the end flaps 10 and the side flaps 11 will increase, and the flexibility of these flaps 10 and 11 will decrease. Further, the adhesive 24 penetrates into the fiber gaps of the fibers forming the nonwoven fabrics 19, 20, and 21, and the moisture permeability of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 is lowered by the adhesive 24. The application amount of the adhesive 24 was measured by the following method.
(1) The outer sheet 5 is cut out from the end flap 10 or the side flap 11 of the diaper 1A, a sheet piece for coating amount measurement of 100 mm × 100 mm is created, and the weight of the sheet piece for measurement is measured with a direct balance.
(2) Dissolve the adhesive applied to the measurement sheet piece with toluene. The procedure for dissolving the adhesive is as follows. The measurement sheet piece is soaked in toluene for 30 minutes and agitated 4 times every 10 minutes. After 30 minutes, the measurement sheet piece is taken out of the toluene, and the toluene is wiped off with a filter paper. Next, the measurement sheet piece is immersed in washing toluene and stirred for 5 minutes, and then the measurement sheet piece is taken out of the toluene, and the toluene is wiped off with a filter paper. Further, the measurement sheet piece was placed in an oven (temperature 40 ° C. fully open) and dried for 1 hour, and then the measurement sheet piece was left at room temperature (temperature 20 ° C., humidity 60%) for 1 hour and left to dry. The mass of the sheet piece for measurement is measured with a direct balance.
(3) The coating amount of the adhesive is D for the mass (unit: mg) of the sheet piece for measurement before dissolving the adhesive, and the mass (unit: mg) for the sheet piece for measurement after dissolving the adhesive. E is calculated as F = (D−E) ÷ 0.01. Here, F is the application amount of the adhesive (unit: g / m 2 ).
[0040]
In the diaper 1A, the water pressure resistance of the end flap 10 and the side flap 11 is in the above range. Therefore, even if the urine excreted during wearing of the diaper 1A reaches the flaps 10, 11, the urine is in the flaps 10, 11 It does not ooze out to the outside of the diaper 1A. In the diaper 1A, since the moisture permeability of the end flap 10 and the side flap 11 is in the above range, moisture inside the diaper 1A can be released from the flaps 10 and 11 to the outside of the diaper 1A, thereby preventing the diaper 1A from being steamed. be able to.
[0041]
In the diaper 1A, since the bending rigidity and tensile strength of the end flap 10 and the side flap 11 are in the above-mentioned range, the flaps 10, 11 have high flexibility, and the flaps 10, 11 are uncomfortable to the wearer's skin. There is no stimulation, and even if the flaps 10 and 11 are pulled strongly, the flaps 10 and 11 are not damaged. In the diaper 1 </ b> A, the outer sheet 18 has high friction fastness. Therefore, even if the worn diaper 1 </ b> A rubs against clothes or bedding, the outer sheet 18 is not torn.
[0042]
6 and 7 are a partially fractured development plan view of the diaper 1B of another embodiment shown in a state where the connection of the front and rear waist regions 6, 8 is released, and an exploded perspective view of the diaper 1B of FIG. 8 and 9 are a sectional view taken along line VIII-VIII in FIG. 6 and a sectional view taken along line IX-IX in FIG. In FIG. 6, the horizontal direction is indicated by an arrow X, and the vertical direction is indicated by an arrow Y. 8 and 9, illustration of the adhesives 15, 16, 23, and 24 is omitted. The skin facing surface of the nonwoven fabric 28 refers to the surface facing the wearer's skin, and the skin non-facing surface of the nonwoven fabric 28 refers to the surface not facing the wearer's skin.
[0043]
The diaper 1B includes a liquid-permeable surface sheet 2 and an intermediate sheet 3, a liquid-absorbent core 4 interposed between the sheets 2 and 3, and an outer surface of the intermediate sheet 3 that has an area of the sheets 2 and 3 It is composed of an hourglass-type air-permeable liquid-impervious outer sheet 5 larger than that.
[0044]
The diaper 1 </ b> B has front and rear waist regions 6 and 8 and a crotch region 7 positioned between the waist regions 6 and 8. The diaper 1B is located laterally in the excrement absorption part 9 where the core 4 is located and the liquid absorption function acts, and on the outer sides of both end edges 4a of the core 4 (vertical end edges of the excretion absorption part 9). And a pair of side flaps 11 which are located outside the both side edges 4b of the core 4 (both side edges of the excretion absorbing part 9) and extend in the vertical direction.
[0045]
The top sheet 2 and the intermediate sheet 3 include both end portions 2a and 3a extending from the both end edges 4a of the core 4 in the longitudinally outward direction, and both side portions 2b and 3b extending from the both side edges 4b of the core 4 in the laterally outward direction. Have. At both end portions 2a, 3a and both side portions 2b, 3b, the skin-facing surface and the non-skin-facing surface of the sheets 2, 3 are intermittently connected via adhesives 15 and 16 in a state where the sheets 2 and 3 overlap each other. Are joined together.
[0046]
Both side portions 2b and 3b of the sheets 2 and 3 are bent toward the upper surface side of the core 4, and both side portions 2b of the surface sheet 2 are bonded to both end portions 2a thereof with an adhesive (not shown). Has been. A stretchable elastic member 27 extending in the vertical direction is attached to both side portions 2b and 3b so as to be shrinkable. The elastic member 27 is interposed between the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 and is intermittently joined to the sheets 2 and 3 via the adhesive 16. The core 4 extends between the front and rear waist regions 6 and 8, and is intermittently joined to the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 via adhesives 15 and 16.
[0047]
The outer sheet 5 is formed of an inner sheet 17 positioned on the skin facing side and an outer sheet 18 positioned on the skin non-facing side. For the inner sheet 17, a composite nonwoven fabric (SMS nonwoven fabric) in which the spunbond nonwoven fabrics 19 and 28 and the melt blown nonwoven fabric 20 are integrated is used. The inner sheet 17 has a basis weight of 13 to 19 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.2 mm. The spunbonded nonwoven fabrics 19 and 28 have a fineness of fibers forming the same in a range of 1.8 to 3.0 d, and the meltblown nonwoven fabric 20 has a fineness of fibers forming the same in a range of 0.25 to 0.3 d. It is in. The spunbond nonwoven fabrics 19 and 28 and the melt blown nonwoven fabric 20 are hydrophobic and have air permeability.
[0048]
In the inner sheet 17, the non-skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19 and the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric 20 overlap, and the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the nonskin facing surface of the meltblown nonwoven fabric 20 overlap. The fibers forming 19, 20, and 28 are joined to each other at the intersections by heat fusion.
[0049]
An example of the manufacturing method of the inner sheet 17 of the diaper 1B is as follows. After producing the spunbond nonwoven fabric 28, the fibers forming the nonwoven fabric 28 are softened and deposited on the nonwoven fabric 28 immediately after production while the meltblown nonwoven fabric 20 is produced, and the fibers forming the nonwoven fabrics 20, 28 Heat seal. Next, the spunbond nonwoven fabric 19 is deposited on the nonwoven fabric 20 immediately after manufacture in which the fibers forming the nonwoven fabric 20 are in a softened state, and the fibers forming the nonwoven fabrics 19 and 20 are heat-sealed.
[0050]
A thermal bond nonwoven fabric 21 is used for the outer sheet 18. The outer sheet 18 has a basis weight of 13 to 25 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.8 mm. The thermal bond nonwoven fabric 21 has a fineness of fibers forming it in the range of 2.0 to 3.0 d, is hydrophobic, and has air permeability. A ventilation impermeable plastic film 22 is interposed between the inner sheet 17 and the outer sheet 18. The film 22 is disposed in the excreta absorption part 9.
[0051]
In the excrement absorbing part 9, the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3 is intermittently joined to the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19 via the adhesive 23, and the skin non-facing surface of the film 22 is the thermal bond nonwoven fabric 21. The skin facing surface is intermittently joined via an adhesive 24. In the end flap 10 and the side flap 11, the skin non-facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 are overlapped, and the nonwoven fabrics 22 and 28 are intermittently bonded to each other via the adhesive 24. ing.
[0052]
In the end flap 10, both end portions 2 a and 3 a of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 slightly extend outward in the vertical direction from both end edges 4 a of the core 4, and further outward in the vertical direction from both end portions 2 a and 3 a. 5 extends. Most of the end flap 10 is formed of the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of waist elastic members 25 extending in the lateral direction are attached to the end flap 10 so as to be shrinkable. The waist elastic member 25 is intermittently joined to the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 via an adhesive 24.
[0053]
In the side flap 11, the outer sheet 5 extends laterally outward from both side edges 4 b of the core 4. The side flap 11 is formed from the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of leg-around elastic members 26 extending in the vertical direction are attached to the side flap 11 so as to be shrinkable. The leg-around elastic member 26 is intermittently joined to the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21 via an adhesive 24.
[0054]
The adhesives 15, 16, 23, and 24 are spirally applied to the skin non-facing surface of the top sheet 2, the skin facing surface and the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3, and the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21. In order to form the diaper 1B from the state of FIG. 6 into a pant-type, the front sheet 2 is folded inside the crotch region 7 so that the front and rear waist regions 6, 8 face each other, and the front and back waist regions After the 6 and 8 side flaps 11 are overlapped in the shape of a palm, the vicinity of the side edges of the side flaps 11 in the waist areas 6 and 8 are joined via a number of heat-sealing wires 12 arranged intermittently in the vertical direction. do it.
[0055]
The diaper 1B has a water pressure resistance of the outer sheet 5 at the flaps 10 and 11 (water pressure pressure combined with both the inner and outer sheets 17 and 18) in the range of 100 mm or more and 500 mm or less. Has a water vapor transmission rate (water vapor transmission rate of both the inner and outer sheets 17, 18) of 220 g / m. 2 ・ More than h and 800g / m 2 -It is in the range of h or less. When the water pressure resistance is less than 100 mm, urine that has reached the end flap 10 and the side flap 11 may infiltrate into the outer sheet 5 and the urine may ooze out from the flaps 10 and 11 to the outside of the diaper 1B. Moisture permeability is 220g / m 2 If it is less than h, moisture inside the diaper 1B cannot be released from the end flap 10 or the side flap 11 to the outside of the diaper 1B. The water pressure resistance was measured by the same method as the diaper 1A in FIG. 1 in accordance with the JIS L 1092 A method (low water pressure method). The moisture permeability was measured in the same manner as the diaper 1A of FIG. 1 according to JIS L 1099.
[0056]
The diaper 1B has a flexural rigidity of the outer sheet 5 at the flaps 10 and 11 (bending rigidity combining both the inner and outer sheets 17 and 18) of 0.005 g · cm. 2 / Cm or more and 0.1 g · cm 2 The tensile strength of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (the tensile strength combining both the inner and outer sheets 17 and 18) is in the range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less. Flexural rigidity is 0.1g · cm 2 When exceeding / cm, the flexibility of the end flaps 10 and the side flaps 11 decreases. If the tensile strength is less than 15 N / 25 mm, the outer sheet 5 may be damaged when the end flap 10 or the side flap 11 is pulled strongly. The bending stiffness was measured by the same method as that of the diaper 1A in FIG. The tensile strength was measured by the method similar to diaper 1A of FIG. 1 according to JIS L 1096 (Method A).
[0057]
In the diaper 1B, the friction fastness of the outer sheet 18 is 100 times and no breakage. If breakage occurs due to 100 times of friction, the outer sheet 18 may be torn by rubbing the worn diaper 1B with clothing or bedding. The friction fastness of the outer sheet 18 was measured in the same manner as the diaper 1A in FIG. 1 in accordance with JIS L 0849.
[0058]
The diaper 1B has a coating amount of 3 to 15 g / m of the adhesives 15, 16, 23 and 24 applied to the top sheet 2, the intermediate sheet 3, and the thermal bond nonwoven fabric 21. 2 It is in the range. The coating amount of the adhesives 15, 16, 23, 24 on the sheets 2, 3 and the nonwoven fabric 21 is 3 g / m. 2 If it is less than this, the sheets 2 and 3 and the nonwoven fabrics 21 and 28 may be separated. The application amount of the adhesive 24 to the nonwoven fabric 21 is 15 g / m. 2 If it exceeds, the rigidity of the end flaps 10 and the side flaps 11 will increase, and the flexibility of these flaps 10 and 11 will decrease. Further, the moisture permeability of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 is lowered by the adhesive 24. The application amounts of the adhesives 15, 16, and 24 were measured by the same method as the diaper 1A in FIG.
[0059]
In the diaper 1B, the water pressure resistance and moisture permeability of the end flap 10 and the side flap 11 are in the above-mentioned range. The moisture inside 1B can be released to the outside of the diaper 1B, and the diaper 1B can be prevented from being steamed. In the diaper 1B, since the bending rigidity and tensile strength in the end flap 10 and the side flap 11 are in the above ranges, the flaps 10 and 11 have high flexibility, and the flaps 10 and 11 are uncomfortable to the wearer's skin. There is no stimulation, and even if the flaps 10 and 11 are pulled strongly, the flaps 10 and 11 are not damaged. In the diaper 1B, since the outer sheet 18 has high friction fastness, even if the worn diaper 1B rubs against clothes and bedding, the outer sheet 18 is not torn.
[0060]
In the diaper 1 </ b> B, when it is curved in the longitudinal direction with the top sheet 2 inside, the elastic member 27 contracts and both side portions 2 b and 3 b of the sheets 2 and 3 stand up toward the upper side of the core 4. In the diaper 1B, the side portions 2b and 3b of the standing sheets 2 and 3 form a barrier against urine and stool, so that urine and stool can be prevented from leaking from the crotch region to the outside of the diaper 1B.
[0061]
10 and 11 are a perspective view of a diaper 1C shown as another example, and a partially broken developed plan view of the diaper 1C of FIG. 10 shown in a state where the connection of the front and rear waist regions 6, 8 is released. Fig. 11 is an exploded perspective view of the diaper 1C of Fig. 10. 10 and 11, the horizontal direction is indicated by an arrow X and the vertical direction is indicated by an arrow Y. In addition, the skin opposing surface of the nonwoven fabric 29 refers to a surface facing the wearer's skin, and the skin non-facing surface of the nonwoven fabric 29 refers to a surface not facing the wearer's skin.
[0062]
The diaper 1 </ b> C includes a liquid-permeable surface sheet 2 and an intermediate sheet 3, a liquid-absorbent core 4 interposed between the sheets 2 and 3, and an area of the diaper 1 </ b> C located outside the intermediate sheet 3. It is composed of an hourglass-type air-permeable liquid-impervious outer sheet 5 larger than that.
[0063]
The diaper 1 </ b> C includes front and rear waist regions 6 and 8 that face each other, and a crotch region 7 that is located between the waist regions 6 and 8. The diaper 1 </ b> C is located laterally in the excrement absorption part 9 where the core 4 is located and the liquid absorption function acts, and on the outer sides of both end edges 4 a of the core 4 (vertical end edges of the excretion absorption part 9). And a pair of side flaps 11 which are located outside the both side edges 4b of the core 4 (both side edges of the excretion absorbing part 9) and extend in the vertical direction.
[0064]
The top sheet 2 and the intermediate sheet 3 include both end portions 2a and 3a extending from the both end edges 4a of the core 4 in the longitudinally outward direction, and both side portions 2b and 3b extending from the both side edges 4b of the core 4 in the laterally outward direction. Have. At both end portions 2a, 3a and both side portions 2b, 3b, the skin facing surface and the non-skin facing surface of the sheets 2, 3 are intermittently connected via adhesives 15, 16 in a state where the sheets 2, 3 overlap each other. Are joined together.
[0065]
Both side portions 2b and 3b of the sheets 2 and 3 are bent toward the upper surface side of the core 4, and both side portions 2b of the surface sheet 2 are bonded to both end portions 2a thereof with an adhesive (not shown). Has been. A stretchable elastic member 27 extending in the vertical direction is attached to both side portions 2b and 3b so as to be shrinkable. The elastic member 27 is interposed between the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 and is intermittently joined to the sheets 2 and 3 via the adhesive 16. The core 4 extends between the front and rear waist regions 6 and 8, and is intermittently joined to the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 via adhesives 15 and 16.
[0066]
The outer sheet 5 is formed of an inner sheet 17 positioned on the skin facing side and an outer sheet 18 positioned on the skin non-facing side. For the inner sheet 17, a composite nonwoven fabric (SMS nonwoven fabric) in which the spunbond nonwoven fabrics 19 and 28 and the melt blown nonwoven fabric 20 are integrated is used. The inner sheet 17 has a basis weight of 13 to 19 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.2 mm. The spunbond nonwoven fabrics 19 and 28 have a fineness of fibers forming the same in a range of 1.8 to 3.0 d, and the melt blown nonwoven fabric 20 has a fineness of fibers forming the same in a range of 0.25 to 0.3 d. It is in. The spunbond nonwoven fabrics 19 and 28 and the melt blown nonwoven fabric 20 are hydrophobic and have air permeability.
[0067]
In the inner sheet 17, the non-skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19 and the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric 20 overlap, and the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the nonskin facing surface of the meltblown nonwoven fabric 20 overlap. The fibers forming 19, 20, and 28 are joined to each other at the intersections by heat fusion. The manufacturing method of the inner sheet 17 of the diaper 1C is the same as that of the diaper 1B of FIG.
[0068]
A spunbond nonwoven fabric 29 is used for the outer sheet 18. The outer sheet 18 has a basis weight of 13 to 25 g / m. 2 The thickness dimension is in the range of 0.1 to 0.8 mm. The spunbond nonwoven fabric 29 has a fineness of fibers forming it in the range of 1.0 to 1.1d, is hydrophobic, and has air permeability.
[0069]
In the excreta absorbing part 9, the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3 is intermittently joined to the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 19 via the adhesive 23, and the skin non-facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 is spunbond nonwoven fabric. 29 is intermittently bonded to the skin facing surface via an adhesive 24. In the end flap 10 and the side flap 11, the non-skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 29 overlap, and the nonwoven fabrics 28 and 29 are intermittently joined via the adhesive 24. ing.
[0070]
The adhesives 15, 16, 23 and 24 are spirally applied to the skin non-facing surface of the top sheet 2, the skin facing surface and the skin non-facing surface of the intermediate sheet 3, and the skin facing surface of the thermal bond nonwoven fabric 21. However, the adhesive 23 is applied to the vicinity of the edge of the absorbing portion 9 and the central portion in the longitudinal direction of the absorbing portion 9, and is not applied to the portion 31 between the vicinity of the end edge of the absorbing portion 9 and the central portion. . The adhesive 24 is applied to the crotch region 7 and the vicinity of the side edge of the side flap 11 in the front and rear waist regions 6 and 8, and excludes the vicinity of the side edge of the side flap 11 in the front and back waist regions 6 and 8. The portion 32 (including the end flap 10) is not applied. In the portion 32, the non-skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 29 are joined via an adhesive applied to the elastic members 25 and 30 described later.
[0071]
13 and 14 are a sectional view taken along line XIII-XIII in FIG. 11 and a sectional view taken along line XIV-XIV in FIG. In FIGS. 13 and 14, illustration of the adhesives 15, 16, 23, and 24 is omitted.
[0072]
In the end flap 10, both end portions 2 a and 3 a of the top sheet 2 and the intermediate sheet 3 slightly extend outward in the vertical direction from both end edges 4 a of the core 4, and further outward in the vertical direction from both end portions 2 a and 3 a. 5 extends. Most of the end flap 10 is formed of the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of waist elastic members 25 extending in the lateral direction are attached to the end flap 10 so as to be shrinkable. Between the end flap 10 and the crotch region 7, a plurality of waistline auxiliary elastic members 30 extending in the lateral direction are attached so as to be shrinkable. The waist elastic member 25 and the waist auxiliary elastic member 30 are formed on the non-skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 28 and the spunbond nonwoven fabric through an adhesive (not shown) applied to the elastic members 25 and 30. It is joined intermittently or continuously to 29 skin facing surfaces.
[0073]
In the side flap 11, the outer sheet 5 extends laterally outward from both side edges 4 b of the core 4. The side flap 11 is formed from the outer sheet 5 (the inner sheet 17 and the outer sheet 18). A plurality of leg-around elastic members 26 extending in the vertical direction are attached to the side flap 11 so as to be shrinkable. The leg-around elastic member 26 is intermittently joined to the skin facing surface of the spunbond nonwoven fabric 29 via the adhesive 24.
[0074]
In order to form the diaper 1C from the state of FIG. 11 into a pants shape, the front sheet 2 is folded inside the crotch region 7 so that the front and rear waist regions 6 and 8 face each other, and the front and back waist regions After the 6 and 8 side flaps 11 are overlapped in the shape of a palm, the vicinity of the side edges of the side flaps 11 in the waist areas 6 and 8 are joined via a number of heat-sealing wires 12 arranged intermittently in the vertical direction. do it.
[0075]
The diaper 1C has a water pressure resistance of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (water pressure pressure combined with both the inner and outer sheets 17 and 18) in the range of 100 mm or more and 500 mm or less. Has a water vapor transmission rate (water vapor transmission rate of both the inner and outer sheets 17, 18) of 220 g / m. 2 ・ More than h and 800g / m 2 -It is in the range of h or less. If the water pressure resistance is less than 100 mm, the urine that has reached the end flap 10 and the side flap 11 may permeate into the outer sheet 5 and the urine may ooze out from the flaps 10 and 11 to the outside of the diaper 1C. Moisture permeability is 220g / m 2 If it is less than h, moisture inside the diaper 1C cannot be released from the end flap 10 or the side flap 11 to the outside of the diaper 1C. The water pressure resistance was measured by the same method as the diaper 1A in FIG. 1 in accordance with the JIS L 1092 A method (low water pressure method). The moisture permeability was measured in the same manner as the diaper 1A of FIG. 1 according to JIS L 1099.
[0076]
The diaper 1C has a flexural rigidity of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (a flexural rigidity combining both the inner and outer sheets 17 and 18) of 0.005 g · cm. 2 / Cm or more and 0.1 g · cm 2 The tensile strength of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 (the tensile strength combining both the inner and outer sheets 17 and 18) is in the range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less. Flexural rigidity is 0.1g · cm 2 When exceeding / cm, the flexibility of the end flaps 10 and the side flaps 11 decreases. If the tensile strength is less than 15 N / 25 mm, the outer sheet 5 may be damaged when the end flap 10 or the side flap 11 is pulled strongly. The bending stiffness was measured by the same method as that of the diaper 1A in FIG. The tensile strength was measured by the method similar to diaper 1A of FIG. 1 according to JIS L 1096 (Method A).
[0077]
In the diaper 1C, the outer sheet 18 has a friction fastness of 100 times and no damage. When breakage occurs due to 100 times of friction, the outer sheet 18 may be torn by rubbing the worn diaper 1C with clothing or bedding. The friction fastness of the outer sheet 18 was measured in the same manner as the diaper 1A in FIG. 1 in accordance with JIS L 0849.
[0078]
In the diaper 1C, the coating amount of the adhesives 15, 16, 23, and 24 on the top sheet 2, the intermediate sheet 3, and the spunbond nonwoven fabric 29 is 3 to 15 g / m. 2 It is in the range. The coating amount of the adhesives 15, 16, 23, 24 on the sheets 2, 3 and the nonwoven fabric 21 is 3 g / m. 2 If it is less than this, the sheets 2 and 3 and the nonwoven fabrics 21 and 28 may be separated. The application amount of the adhesive 24 to the nonwoven fabric 21 is 15 g / m. 2 If it exceeds, the rigidity of the side flap 11 will increase and the softness | flexibility of the flap 11 will fall. Further, the moisture permeability of the outer sheet 5 in the flaps 10 and 11 is lowered by the adhesive 24. The application amounts of the adhesives 15, 16, and 24 were measured by the same method as the diaper 1A in FIG.
[0079]
In the diaper 1C, the amount of the adhesive applied to one elastic member 25, 30 is in the range of 0.01 to 0.2 g / m. When the amount of adhesive applied to the elastic members 25 and 30 is less than 0.01 g / m, the elastic members 25 and 30 may peel off from the nonwoven fabrics 28 and 29 when the elastic members 25 and 30 extend. . When the application amount of the adhesive to the elastic members 25 and 30 exceeds 0.2 g / m, the elasticity of the elastic members 25 and 30 is suppressed by the adhesive, and the contraction force of the elastic members 25 and 30 can be used. It is not possible to tighten around the wearer's torso, and the diaper 1C may be inadvertently displaced from the wearing position.
[0080]
In the diaper 1C, since the water pressure resistance and moisture permeability of the end flap 10 and the side flap 11 are in the above ranges, the urine can be prevented from seeping out from the flaps 10 and 11, and the diaper can be prevented from the diapers. The moisture inside 1C can be released to the outside of the diaper 1C, and the diaper 1C can be prevented from being steamed. In the diaper 1C, since the bending rigidity and tensile strength in the end flap 10 and the side flap 11 are in the above ranges, the flaps 10 and 11 have high flexibility, and the flaps 10 and 11 are uncomfortable to the wearer's skin. There is no stimulation, and even if the flaps 10 and 11 are pulled strongly, the flaps 10 and 11 are not damaged. In the diaper 1C, since the outer sheet 18 has high friction fastness, even if the worn diaper 1C is rubbed against clothing or bedding, the outer sheet 18 is not torn.
[0081]
Since the adhesive 24 is not applied to the nonwoven fabric 29 extending to the end flap 10, the diaper 1C is compared with the diapers 1A and 1B of FIGS. 1 and 6 in which the adhesive 24 is applied to the nonwoven fabric 21 extending to the end flap 10, The moisture permeability in the end flap 10 is improved.
[0082]
In the diaper 1 </ b> C, when it is curved in the longitudinal direction with the top sheet 2 inside, the elastic member 27 contracts and both side portions 2 b and 3 b of the sheets 2 and 3 stand up toward the upper side of the core 4. In the diaper 1C, both side portions 2b and 3b of the standing sheets 2 and 3 form a barrier against urine and stool.
[0083]
For the surface sheet 2, any of a hydrophilic fiber nonwoven fabric, a hydrophobic fiber nonwoven fabric having a large number of openings, and a plastic film having a large number of fine holes can be used. The intermediate sheet 3 is laminated with a hydrophilic fiber nonwoven fabric, a hydrophobic fiber nonwoven fabric, a breathable liquid-impervious plastic film, a composite nonwoven fabric laminated with hydrophobic fiber nonwoven fabrics, a hydrophobic fiber nonwoven fabric and a breathable liquid-impervious plastic film. Any of the composite sheets made can be used. In addition, when using either the air-permeable liquid-impervious plastic film or the composite sheet which laminated the hydrophobic fiber nonwoven fabric and the air-permeable liquid-impermeable plastic film on the intermediate sheet 3, it is preferable to omit the plastic film 22. As the non-woven fabric forming these sheets 2 and 3, those produced by each method of spunlace, needle punch, melt blown, thermal bond, spun pond, and chemical bond can be used.
[0084]
For the fibers forming the spunbond nonwoven fabrics 19, 28, 29 and the melt blown nonwoven fabric 20, the fibers forming the thermal bond nonwoven fabric 22, and the fibers forming the fiber nonwoven fabric of the sheets 2 and 3, polyester-based, polyacrylonitrile-based, polyvinyl chloride System, polyethylene, polypropylene, and polystyrene can be used. As the fiber, a core-sheath type composite fiber, a parallel type composite fiber, an atypical hollow fiber, a microporous fiber, or a bonded type composite fiber can also be used.
[0085]
The core 4 is a mixture of particulate or fibrous superabsorbent polymer particles and fluff pulp, or a mixture of particulate or fibrous superabsorbent polymer particles, fluff pulp and thermoplastic synthetic resin fibers, Compressed to the required thickness. The core 4 is preferably entirely encapsulated in a liquid-permeable sheet such as tissue paper or hydrophilic fiber nonwoven fabric in order to prevent the core 4 from losing its shape or dropping off the polymer particles. As the polymer particles, starch-based, cellulose-based, and synthetic polymer-based particles can be used.
[0086]
For the adhesives 15, 16, 23, and 24, it is preferable to use a hot-melt adhesive. For the adhesives 15, 16, 23, and 24, any one of an acrylic adhesive and a rubber adhesive can be used in addition to the hot melt adhesive. The adhesives 15, 16, 23, 24 are applied to the sheets 2, 3 and the nonwoven fabrics 21, 29 in any form of zigzag, wavy, dots, and stripes in addition to the spiral shape shown in the figure. May be.
[0087]
In the diapers 1 </ b> A and 1 </ b> B of FIGS. 1 and 6, one or both of the intermediate sheet 3 and the film 22 can be omitted, and a spunbond nonwoven fabric can be used for the outer sheet 18. In the diaper 1 </ b> C of FIG. 10, the intermediate sheet 3 can be omitted, and a thermal bond nonwoven fabric can be used for the outer sheet 18.
[0088]
【The invention's effect】
According to the pants-type disposable diaper according to the present invention, a composite nonwoven fabric in which an end flap and a side flap are formed from an inner sheet and an outer sheet, and a spunbond nonwoven fabric is bonded to at least the skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric on the inner sheet. Since the heat-fusible fiber nonwoven fabric is used for the outer sheet, these flaps have high water resistance and high strength, and high flexibility.
[0089]
The water pressure resistance of both the inner and outer sheets in the end flap and the side flap is in the range of 100 mm or more and 500 mm or less, and the moisture permeability of the inner and outer sheets in the end flap and the side flap is 220 g / m. 2 ・ More than h and 800g / m 2 -In the diaper in the range below h, the urine exudation from those flaps can be prevented, and moisture inside the diapers can be smoothly released from the flaps to the outside of the diaper. This diaper can prevent the inside of the diaper from becoming stuffy while preventing leakage of urine in the flaps.
[0090]
Flexural rigidity of both end and side flaps for both inner and outer sheets is 0.005 g · cm 2 / Cm or more and 0.1 g · cm 2 For diapers that have a tensile strength in the range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less with the combined strength of both the inner and outer sheets of the end flaps and side flaps, the flaps have high flexibility. However, the flap does not give an unpleasant stimulus to the wearer's skin, and even if the flaps are pulled strongly, the flaps are not damaged.
[0091]
In a diaper in which the outer sheet has a friction fastness of 100 times and no breakage, even if the worn diaper rubs against clothing or bedding, the outer sheet is not torn.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a disposable diaper shown as an example.
2 is a partially broken developed plan view of the diaper of FIG. 1 in a state where the connection between the front and rear waist regions is released.
3 is an exploded perspective view of the diaper of FIG. 1. FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
FIG. 6 is a partially broken developed plan view of a diaper of another embodiment shown in a state in which the connection between the front and rear waist regions is released.
7 is an exploded perspective view of the diaper of FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
FIG. 10 is a perspective view of a diaper shown as another example.
11 is a partially broken developed plan view of the diaper of FIG. 10 shown in a state where the connection between the front and rear waist regions is released.
12 is an exploded perspective view of the diaper of FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
14 is a cross-sectional view taken along line XIV-XIV in FIG.
[Explanation of symbols]
1A disposable diapers
1B disposable diapers
1C disposable diapers
2 Liquid-permeable surface sheet
3 Intermediate sheet
4 Liquid absorbing core
5 Impervious outer sheet
6 Front waist area
7 Inseam
8 Rear waist area
9 Excretion absorption zone
10 End flap (end flap zone)
11 Side flap (side flap zone)
13 trunk opening
14 Leg opening
17 Inner sheet
18 Outer sheet
19 Spunbond nonwoven fabric
20 Meltblown nonwoven fabric
21 Thermal bond nonwoven fabric
28 Spunbond nonwoven fabric
29 Spunbond nonwoven fabric

Claims (5)

互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前記前後胴周り域と前記股下域とのうちの少なくとも該股下域の横方向中央に形成された排泄物吸収部と、前記吸収部の縦方向両端縁の外側に位置して横方向へ延びるエンドフラップと、前記吸収部の横方向両側縁の外側に位置して縦方向へ延びるサイドフラップとを有し、前記前後胴周り域のサイドフラップが連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成されたパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
前記エンドフラップと前記サイドフラップとが、肌対向側に位置する内側シートと、肌非対向側に位置して前記内側シートに接合された外側シートとから形成され、前記内側シートには、メルトブローン不織布と前記メルトブローン不織布の肌対向面と肌非対向面とのうちの少なくとも該肌対向面に接合されたスパンボンド不織布とから形成された複合不織布が使用され、前記外側シートには、熱融着性の繊維不織布が使用されていることを特徴とする前記おむつ。A front waistline region and a back waistline region facing each other, and a crotch region located between the waistline regions, and a laterally center of at least the crotch region between the front and back waistline regions and the crotch region An excrement absorbing part formed on the outer side, an end flap extending laterally extending outside both longitudinal edges of the absorbing part, and extending longitudinally located outside both lateral edges of the absorbing part In a pants-type disposable diaper having a side flap, wherein the side flaps in the front and rear waistline region are connected to form a waistline opening and a pair of leg hole openings,
The end flap and the side flap are formed from an inner sheet positioned on the skin facing side and an outer sheet positioned on the skin non-facing side and joined to the inner sheet, and the inner sheet includes a meltblown nonwoven fabric. And a non-skin facing surface of the meltblown nonwoven fabric and a spunbonded nonwoven fabric bonded to at least the skin facing surface, and the outer sheet is heat-fusible The said nonwoven fabric is used, The said diaper characterized by the above-mentioned. 前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた耐水圧（ＪＩＳ Ｌ １１９２ Ａ法に準拠）が、１００ｍｍ以上かつ５００ｍｍ以下の範囲にあり、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた透湿度（ＪＩＳ Ｌ １０９９に準拠）が、２２０ｇ／ｍ２・ｈ以上かつ８００ｇ／ｍ２・ｈ以下の範囲にある請求項１記載のおむつ。The water pressure resistance (based on JIS L 1192 A method) of both the inner and outer sheets in the end flap and the side flap is in the range of 100 mm or more and 500 mm or less, and the end flap and the side flap The diaper according to claim 1, wherein the moisture permeability (based on JIS L 1099) of both the inner and outer sheets is in the range of 220 g / m 2 · h to 800 g / m 2 · h. 前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた曲げ剛性が、０．００５ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以上かつ０．１ｇ・ｃｍ２／ｃｍ以下の範囲にあり、前記エンドフラップと前記サイドフラップとにおける前記内外側シート両者を合わせた引張強度（ＪＩＳ Ｌ １０９６Ａ法に準拠）が、１３Ｎ／２５ｍｍ以上かつ１５０Ｎ／２５ｍｍ以下の範囲にある請求項１または請求項２に記載のおむつ。Said end flaps and the inner bending stiffness combined outer sheet both in said side flaps is in the following range 0.005g · cm 2 / cm or more and 0.1g · cm 2 / cm, the said end flaps The diaper according to claim 1 or 2, wherein a tensile strength (based on the JIS L 1096A method) of both the inner and outer sheets in the side flap is in a range of 13 N / 25 mm or more and 150 N / 25 mm or less. 前記外側シートの摩擦堅牢度（ＪＩＳ Ｌ ０８４９に準拠）が、１００回の摩擦で破損なしである請求項１ないし請求項３いずれかに記載のおむつ。The diaper according to any one of claims 1 to 3, wherein the outer sheet has a fastness to friction (according to JIS L 0849) and no damage after 100 times of friction. 前記外側シートを形成する繊維不織布が、サーマルボンド不織布とスパンボンド不織布とのうちのいずれかである請求項１ないし請求項４いずれかに記載のおむつ。The diaper according to any one of claims 1 to 4, wherein the fiber nonwoven fabric forming the outer sheet is one of a thermal bond nonwoven fabric and a spunbond nonwoven fabric.
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