JP2004247957A - パス容量増減判断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期変動と短期変動を持つ上位レイヤトラフィックに対し、トラヒックロスを最低限に抑えることでスループットを維持できる必要十分な帯域を提供する。
【解決手段】本発明は、上位レイヤトラフィックの緩やかな長期的な変動を観測すると共に、短期的なランダムな変動を観測、取得したトラヒックデータから、長期変動と短期変動の両者を考慮して、下位レイヤパスの増減判断を行うことにより、下位レイヤパス本数を制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パス容量増減判断方法に係り、特に、パスネットワークに適用される可変容量リンク設定方法における、パス容量増減判断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットを始めとするデータ通信トラフィックが急増している。このため、ネットワークには、多量のトラフィックを処理し、大容量伝送を行うため、大容量ネットワークノード装置、及び大容量リンク技術が必要となっている。
【0003】
インターネットを代表するIP(Internet Protocol) やイーサネット(登録商標)などのネットワークは、トラフィックを伝送するための下位レイヤネットワークとして、帯域固定の回線交換型ネットワークである。SDH(Synchronous Digital Hierarchy) を用いたネットワークを用いることが多い。SDHネットワークは、始点、終点を定め、パスを固定的に設定する方式を持つネットワークであり、一度パスを設定すると、ネットワーク内では常に一定の容量が確保される。
【0004】
最近、次世代の下位レイヤネットワーク技術としては、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術と、光スイッチによる光クロスコネクト技術を用いた、フォトニックネットワークが実現間近となっている。上記ネットワークでは、波長単位でトラフィックを取り扱い、大容量で柔軟なネットワークを実現することを目的としているが、現在のところ始点・終点間におけるパス容量は、SDHネットワークと同様の手法を用いて決定されている。
【0005】
また、上位レイヤトラフィック量の大容量化に対応するため、上位レイヤのIP,イーサネット(登録商標)においては、リンクアグリゲーションと呼ばれる技術を用いて、複数のリンクを仮想的な1本のリンクとする方式が実用化されてる。一方で、下位レイヤにおいては、バーチャルコンカチネーションと呼ばれる技術を用いて、下位レイヤの複数のパスを束ねて仮想的な1本の大容量パスとして上位レイヤに帯域を提供する方式が用いられている。
【0006】
上位レイヤとして、IPやイーサネット(登録商標)などのネットワークを下位レイヤネットワークと階層化し、上位レイヤトラフィックを、下位レイヤパスに収容する場合、上位レイヤトラフィック量は、緩やかだが大きく変動するため、下位レイヤネットワーク内では、パスの内部に収容するトラフィックの最大トラフィック量を予め想定し、パスの容量に余裕を持たせ、固定的にパスを設定することが必要である。そのため、SDHネットワークや、フォトニックネットワークでは、実際に下位レイヤパスに収容する平均トラフィック量に対し、はるかに大容量のパスを用意する必要があり、下位レイヤネットワークの資源利用効率という観点で見た場合、極めて非効率である。
【0007】
上記の問題点を解決するため、可変容量リンク装置及び、可変容量リンク設定方法(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照)が提案されており、これらをまとめて、可変容量リンク機構と呼んでいる。当該機構は、上位レイヤにおいては、IP、イーサネット(登録商標)などのトラフィックを観測し、トラフィック量を把握すると共に、下位レイヤにおいては、シグナリングプロトコルや、ルーティングプロトコルを用いて、下位レイヤパスの設定削除を行う。上位レイヤでのトラフィック量の観測結果に応じて、下位レイヤパス本数を増減し、上位レイヤに提供するパス容量を変更する。この技術を導入することにより、上位レイヤに対しては、オンデマンドで帯域を提供できる柔軟な下位レイヤネットワークでありつつ、下位レイヤネットワーク内では、リソースの利用効率の向上を図ることが可能となる。
【0008】
上記の従来の技術では、可変容量リンク装置、可変容量を実現するためのネットワークノード内部機能ブロック構成が述べられており、その中で、上位レイヤから入力するトラフィックを複数の光パスから構成される光パス群に振り分けるための機構が述べられている。
【0009】
一方、可変容量リンク設定方法では、トラフィック量に合わせて、パス本数を増減し、可変容量リンクの始点ノード、中継点ノード、終点ノードに位置するネットワークノードが連携して通信を行い、ネットワーク的に、容量可変を実現する方法が述べられている。
【0010】
トラフィック量に合わせてパス本数を増減するためには、トラフィック量の観測が不可欠であるが、上記可変容量リンク設定方法でのトラフィック観測では、一定時間毎に上位レイヤトラフィックの平均値を観測し、長期的な緩やかな変動を観測しているだけである。
【0011】
一方、上位レイヤトラフィックは、多数のユーザから発生するトラフィックが集束したトラフィックであり、トラフィックの特性として2つの特徴がある。一つの特徴として、ネットワークを使用しているユーザ数の変化に依存した、緩やかなトラフィック量の変動がある。もう一つの特徴として、ユーザが実際にネットワークを利用する際に生じる、バースト的なトラフィックに起因する短期的・ランダムな変動もある。例えば、インターネット上のWWW(World Wide Web)サイトを閲覧する際には、閲覧を開始した瞬間に多量のデータがWWWサイトからユーザに対して送信されるが、そのトラフィックの発生の形態はバースト的であり、そのような形態のトラフィックが多数重ね合わされ、その結果、上位レイヤトラフィックの特性として、短期的・ランダムな変動が現れる。
【0012】
【非特許文献1】
「築島、高橋、岡崎、渡辺『フォトニックネットワークにおける可変容量光パスバーチャルコンカチネーション方式』2002年 3月28日、電子情報通信学会総合大会,予稿集p.502 」
【0013】
【非特許文献2】
「岡崎、築島、渡辺、高橋『可変容量光パス網における波長リソース削減効果の評価』2002年 8月 2日、電子情報通信学会通信方式研究会, 予稿集 pp.49−54 」
【0014】
【非特許文献3】
「岡崎、渡辺、築島、高橋、滝川『VCOP(Vertual Concatenated Optical Path) 方式の評価』2002年 3月28日、電子情報通信学会総合大会, 予稿集 p.503」
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の可変容量リンク設定方法では、トラフィック量の緩やかな変動のみを観測してパス容量を増減するため、ユーザ自身のデータの送受信によって生じるバースト性を捉えることができず、トラフィックの短期的・ランダムな変動に対して、パス帯域が不足して、パケットロスが発生する可能性がある。パケットロスが発生すると、エンドユーザに対して、データ転送の遅延の増大、スループットの低下等の影響がでる。
【0016】
そのため、下位レイヤにおいてパス容量を増減しながらも、パケットロスを防ぎ、常に高品質なパスを上位レイヤネットワークに提供する必要がある。
【0017】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、上位レイヤトラフィックの緩やかな長期的な変動を観測すると共に、短期的なランダムな変動を観測し、取得したトラヒックデータから、長期変動と短期変動の両者を考慮して、下位レイヤパスの増減判断を行うことにより、下位レイヤパス本数を制御することで、長期変動と短期変動を持つ上位レイヤトラフィックに対し、トラヒックロスを最低限に抑えることでスループットを維持できる必要十分な帯域を提供しながらも、なおかつ下位レイヤのリソースの使用量を必要最低限に抑えることが可能なパス容量増減判断方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0019】
本発明は、パス通信網において、外部から入力するトラフィック量に応じて、パス通信網内におけるパスの容量を変更するためのパス容量増減判断方法において、
外部のネットワークから入力されるトラヒック量の観測から、観測したトラフィックのデータをトラフィックデータとして取得するトラフィックデータ取得過程(ステップ1)と、
得られたトラフィックデータを元に、トラフィック量の長期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の長期変動予測を行う長期変動予測過程(ステップ2)と、
得られたトラフィックデータを元に、トラフィック量の短期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の短期変動予測を実行する短期変動予測過程(ステップ3)と、
長期変動予測過程及び短期変動予測過程から得られる一定時間後のトラフィックの予測値、及び事前に設定される許容トラフィックロス率から、パス帯域増減判断を行うための判断データを作成する判断データ作成過程(ステップ4)と、
パス容量、及び許容トラフィックロス率から閾値を決定する閾値決定過程(ステップ5)と、
判断データと閾値を比較することによりパス容量の増減判断を行う増減判断過程(ステップ6)と、からなる。
【0020】
また、本発明は、トラフィックデータ取得過程において、トラフィック量の観測を行う際に、一定時間毎にトラフィック量のサンプリングを行う。
【0021】
また、本発明は、トラフィック取得過程において、トラフィック量の観測を行う際に、一定時間毎に積算トラフィック量を取得する。
【0022】
また、本発明は、長期変動予測過程において、得られたトラフィックデータから、一定時間過去のトラフィックデータを用いて、時間を関数としたトラフィックの長期変動を表す近似関数を作成することで、将来におけるトラフィック量の長期変動特性を予測する。
【0023】
また、本発明は、近似関数を作成する際に、トラフィックデータに対し、線形関数または、三角関数で表される関数を用いて、最小二乗法を用いてフィッティングを行うことで、近似関数を導出する。
【0024】
また、本発明は、近似関数を作成する際に、スプライン関数を用いて、トラフィックデータを補完することで、近似関数を導出する。
【0025】
また、本発明は、近似関数を作成する際に、過去のトラフィックデータから、典型的なトラフィック変動を示す時間を変数とした関数を作成し、関数を、トラフィックデータに対し、最小二乗法を用いてフィッティングを行うことで、近似関数を導出する。
【0026】
また、本発明は、近似関数を作成する際に、取得したトラフィックデータにフーリエ変換を行い、トラフィックの特性を示すスペクトルを算出し、スペクトルから、一定周波数以下の長期変動成分に対して逆フーリエ変換を行うことで、トラフィックの長期変動特性を表す近似関数を導出する。
【0027】
また、本発明は、短期変動予測過程において、一定時間過去のトラフィックデータから分散値・標準偏差値を算出し、トラフィックの短期変動特性とする。
【0028】
また、本発明は、分散値・標準偏差値を算出する際に、トラヒックデータから、トラフィック量の長期変動特性を取り除いた、トラフィックデータを作成し、トラヒックデータから分散値・標準偏差値を算出し、トラヒックの短期変動特性とする。
【0029】
また、本発明は、分散値・標準偏差値を算出する際に、一定時間過去のトラヒックデータに対してフーリエ変換を行い、トラフィック特性を示すスペクトルを算出し、スペクトルから、事前に定める一定周波数以上の短期変動成分を抽出したデータを作成し、データから分散値・標準偏差値を算出し、トラフィックの短期変動特性とする。
【0030】
また、本発明は、トラフィックデータに対するフーリエ変換において、トラフィック量の長期変動特性を取り除いたトラヒックデータ(プレホワイトニング)を作成し、トラフィックデータに対し、フーリエ変換を行う。
【0031】
また、本発明は、短期変動予測過程において、時間を変数とした分散値・標準偏差の分布を作成し、分布から、時間を変数としたトラフィックの近似関数を作成することにより、将来におけるトラヒック量の短期変動特性を予測する。
【0032】
また、本発明は、近似関数を求める際に、分布に対して、線形関数または、三角関数で表される関数に、最小二乗法を用いて、フィッティングを行うことにより、近似関数を導出する。
【0033】
また、本発明は、近似関数を求める際に、分布に対して、スプライス関数を分散値・標準偏差値の分布に対してフィッングを行うことにより、近似関数を導出する。
【0034】
また、本発明は、近似関数を求める際に、過去の分散値・標準偏差値の分布から、典型的なトラフィックの短期変動特性を表す時間を変数とした関数を作成し、関数を現在の分散値・標準偏差値分布に対してフィッティングを行うことにより近似関数を導出する。
【0035】
また、本発明は、判断データ作成過程において、長期トラフィック変動予測区間を設定し、長期トラフィック変動予測区間における長期変動予測のトラヒックの最大値を予測トラフィック量とすると共に、短期トラフィック変動予測区間を設定し、短期トラフィック変動予測区間における短期変動予測の分散・標準偏差値の最大値を予測短期変動値とし、事前に規定されるトラフィックロス率と、予測トラフィック量と、予測短期変動値を変数として、判断データを算出する。
【0036】
また、本発明は、閾値決定過程において、パス容量及び事前に規定されるトラフィックロス率を変数として、閾値を設定する。
【0037】
また、本発明は、増減判断過程において、閾値にパス容量増加閾値と、パス容量減少閾値を設け、判断データが減少閾値を下回っている場合は、パス容量を減少させる判断行う。
【0038】
また、本発明は、パス通信網として、ITU−T,G.707準拠のフォトニックネットワーク、SDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy/Synchronous Optical NETwork),ITU−TG.709準拠のフォトニックネトワーク、ATMネットワーク、MPLS(Multi Protocol Label Switching)、または、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)ネットワークを特定する。
【0039】
また、本発明は、パスとして、ITU−T,G.607準拠のSTS/VCス、ITU−T,G.709準拠のオプティカルパス、ATMのVP(Virtual Path)・VC(Vertual Channel) 、または、MPLS(Multi Protocol Label Switching)・GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)におけるLSP(Label Switched Path) を特定する。
【0040】
上記ように、本発明では、トラフィック量の長期変動及び短期変動の予測値からパス容量の増減判断を行うことにより、パケットロスを防ぎ、常に高品質なパスを上位レイヤネットワークに提供することが可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
【0042】
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、パス容量増減判断方法をインストールした多数のネットワークノード装置からなるパス通信網において、下位レイヤパスの容量制御を実現する形態について説明する。
【0043】
本実施の形態では、パス通信網として、ITU−T,G.709の勧告に準拠するフォトニックネットワークを想定する。なお、フォトニックネットワーク以外にも、ITU−T,G.707の勧告に準拠する、SDHネットワーク、ATMネットワーク等が想定される。
【0044】
また、本実施の形態では、パスとして、ITU−T,G.709勧告に準拠する光パスを想定する。当該パス以外にも、SDH/SONETパスや、ATMパス、LSP(ラベル・スイッチド・パス)等が想定される。
【0045】
パス通信網に接続するネットワークとして、IPネットワークを想定する。IPネットワーク以外にもIEEE802.3準拠の、イーサネット(登録商標)(登録商標)・ネットワーク,FC(Fibre Channel) ネットワーク等が想定される。
【0046】
図2は、本発明の第1の実施の形態において制御対象となるネットワーク装置構成を示す。
【0047】
ネットワーク装置1内には、IP信号を処理するIPネットワーク機能部6と、光パスの設定・解除、及びクロスコネクトを行うフォトニックネットワーク機能部3を有し、2つの異なるネットワークを制御するための制御管理部2を具備する。
【0048】
制御管理部2は、IPネットワーク制御管理機能部7と、フォトニックネットワーク制御管理機能部8の2つの機能部を具備し、両ネットワークの管理・制御を行う。
【0049】
本実施の形態における容量制御方法は、制御管理部2、または、装置1自身のファームウェアが保持しており、IPネットワークのトラフィック量情報をもとに、フォトニックネットワークの光パスの構成変更を行うことを可能とする。
【0050】
装置1は、同等の他装置との接続には、WDM(Wavelength Division Multiplexing)された信号を提供するWDMリンク4を用いて接続される。
【0051】
装置1においては、WDMされた波長を単位として、フォトニックネットワークにおいて、波長単位で光パスを提供することができる。さらに、複数の光パスを束ねて論理的に大容量な光パスを構成することができる。この場合、複数の光パスが束ねられたことにより、論理的に1本の光パスと見做すことができる。
【0052】
これ以降、複数の光パスを束ねた論理的な大容量光パスを、光パスと呼び、光パスを構成する、波長を単位とした個々の光パスをメンバ光パスと呼ぶこととする。
【0053】
光パスを構成するメンバ光パスの本数を増減させることにより、光パスの容量を変更することができる。
【0054】
複数のメンバ光パスを束ねて1本の光パスとして取り扱う技術として、本実施の形態では、光パスバーチャルコンカチネーション技術、または、IEEE802.3adリンクアグリゲーション技術を規定する。
【0055】
装置1は、IP/イーサネット(登録商標)ネットワークに対しては、イーサネット(登録商標)インタフェース・POSインタフェース5等を持ち、他のIPルータや、イーサネット(登録商標)スイッチに接続される。
【0056】
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成を示す。
【0057】
ノード装置が複数接続されて、ネットワークを構成する。同図においては、ノノード装置11、13、14、15が該当する。ノード装置は、図2で説明した機能ブロックを持つノード装置11、15と、IPネットワーク機能部を持たないノード装置13、14が混在する。
【0058】
IPネットワークとフォトニックネットワークの境界となるノード装置11、15において、IPネットワークとフォトニックネットワーク間でのトラフィックの受け渡しを行うと共に、フォトニックネットワーク内において、光信号のクロスコネクションを行う。
【0059】
ノード装置13、14は、フォトニックネットワーク内において、光信号のクロスコネクションを行う。
【0060】
IPトラフィックがノード11でフォトニックネットワークに収容され、ノード15で再びフォトニックネットワークから出てIPトラフィックとして引き渡される場合、ノード11とノード15の間に光パスが設定される。
【0061】
トラフィックが一方向に流れる単方向光パスの場合、IPネットワークからフォトニックネットワークにトラフィックが流入するノードを始点ノードとし、フォトニックネットワークからIPネットワークにトラフィックが出されるノードを終点ノードとして、始点ノードと終点ノードの間に光パスが設定される。
【0062】
双方向にトラフィックが流れる双方向光パスの場合は、始点となり得る2つのノード間のどちらかを始点ノードとし、他方を終点ノードとする。この取り決めは、ノード装置間で取り決めを行ってもよいし、予め決めてもよい。
【0063】
設定される光パスは、始点ノードと終点ノードの間に、中継ノードを含んでもよい。
【0064】
図3において、始点ノードをノード装置11、終点ノードをノード装置15とすると、中継ノードは1ノードであり、ノード装置13とノード装置14を光パスの経路の可能性としてノード装置13とノード装置14を経由する選択肢が存在するが、光パスを構成するメンバパスの経路は、メンバ光パス毎に異なる経路を用いても良いし、同一の経路を選択してもよい。また、中継ノードは、0台でも2台以上でもよい。
【0065】
図3のように、フォトニックネットワーク内では、光パス機能部と管理制御部のみを持つ装置11,15が中継ノードとして存在してもよいし、図3には示されていないが、IPネットワーク機能部とフォトニックネットワーク機能と管理制御部とを持ち、IPネットワークとフォトニックネットワークの境界となり得る装置が、中継ノードとして存在してもよい。
【0066】
以下に、IPトラフィックの光パスへの収容と、始点ノードと終点ノードの間の伝送の詳細を述べる。始点ノードは前述したように、図3中の装置11、終点ノードを図3中の装置15とする。
【0067】
上記ネットワーク構成においては、始点ノード装置11に流入するIPトラフィックは、IPネットワークとのインタフェースであるイーサネット(登録商標)インタフェースや、POSインタフェース12を介して、IPネットワークから流入する。流入したIPトラフィックは、ノード装置11内のIP機能部において宛先毎に振り分けられ、下位レイヤ機能部である光パス機能部に引き渡される。光パス機能部では、設定されている光パスにIPトラフィックを収容する。
【0068】
光パスに収容されたトラフィックは、フォトニックネットワークにおけるノード間リンクであるWDMリンク17、または、18に、波長多重信号として送出される。WDMリンクは、通常1対の光ファイバで構成されているが、複数対の光ファイバを1本のWDMリンクと見做すこともあり得る。また、トラフィックが送出されるWDMリンクは、メンバー光パス経路選択プロトコルによって選択され、メンバー光パスが設定されているWDMリンクである。
【0069】
WDMされた信号は、フォトニックネットワーク内の中継ノード装置13または、14においてクロスコネクションされた後、終点ノード装置15まで到達する。
【0070】
終点ノード装置15に到達したトラフィックは、光パスから取り出され、IPネットワーク信号を再構築した上で、IPネットワークとのインタフェース16を介してIPネットワークに引き渡される。
【0071】
本実施の形態では、光パスに収容されるIP/イーサネット(登録商標)トラフィック量を当該ノードにおいて観測し、IP/イーサネット(登録商標)トラフィックの品質を劣化させることなく、フィトニックネットワークにおいて光パス容量を制御するための判断方式の詳細について説明する。
【0072】
図4は、本発明の第1の実施の形態における光パス容量増減判断の基本フローチャートであり、可変容量リンク装置を持つネットワークにおいて、トラフィック量に応じた、パス本数の増減判断を行うためのパス容量増減判断の基本フローを示す。
【0073】
ステップ21) 光パス容量の増減判断では、まず、外部のネットワークから入力されるトラフィック量の観測から、観測したトラフィックのデータをトラフィックデータとして取得する。
【0074】
ステップ22) 得られたトラフィックデータを元に、トラフィック量の長期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の長期変動予測を実行する。
【0075】
ステップ23) 得られたトラフィックデータを元に、トラフィック量の短期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の短期変動予測を実行する。
【0076】
ステップ24) 上記のステップ22及びステップ23から得られる一定時間後のトラフィックの予測値、及び事前に設定される許容トラフィックロス率から、パス帯域増減判断を行うための判断データを作成する。
【0077】
ステップ25) パス容量、及び事前に設定される許容トラフィックロス率から閾値を決定する。
【0078】
ステップ26) 判断データと閾値を比較することからパス容量の増減判断を行う。
【0079】
これにより、パス容量の増減を判断することを可能としている。
【0080】
上記のそれぞれのステップについて詳細な動作を説明する。
【0081】
まず、ステップ21のトラヒックの観測について以下に説明する。
【0082】
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるトラフィックデータ取得方法のフローチャートである。
【0083】
トラフィックを観測し、トラフィック量の情報を蓄積する(ステップ31)。
事前に定めるトラフィック観測周期であるTc毎のトラフィック観測時間が到来すると(ステップ32)、蓄積したトラフィック量の情報を元に、以下に示す2つのトラフィックデータを取得する。その1つとして、Tc間の総トラフィック量を取得し(ステップ33)、Tc間の平均トラフィックQa[t]を算出し(ステップ34)、データベースへの登録を行う(ステップ35)。
【0084】
また、Δt間のトラフィック量ΔQを取得し(ステップ36)、Tc毎の瞬間トラフィックQs[t]を算出し(ステップ37)、データベースへ登録する(ステップ38)。
【0085】
なお、データベースは、Qa[t]とQs[t]で共有してもよいし、別々に準備してもよい。
【0086】
図6に双方のトラフィック量取得方法について示す。
【0087】
▲1▼トラフィック観測周期をTc47、現在時刻を時刻t=T0 48とし、t=T0 においてトラフィック量の観測を行う。流入するトラフィック41を観測する。
【0088】
▲2▼Tc間の積算トラヒック量45Qc[T0 ]を観測する。
【0089】
▲3▼Tc間の平均トラフィック量を、Qa[t](tは時間)とすると、時間平均トラフィック量50は、以下の式で与えられる。
【0090】
Qa[T0 ]=Qc[T0 ]/Tc
▲4▼これにより求めた平均トラフィック量データQa[T0 ]を、時系列データQa[t](tは時間)として、データベースに保存する。
【0091】
▲5▼一方で、時刻T0 から、十分に短い時間46ΔT間の積算トラフィック量44ΔQを観測する。サンプリングトラフィック量42をQs[t]とおくと、Qs[t]は、次の式で与えられる。
【0092】
Qs[t]=ΔQ/ΔT
▲6▼Qs[t]を時系列データとして、データベースに保存する。
【0093】
以上が、上記のステップ21における詳細な動作である。
【0094】
次に、上記のステップ22の詳細な動作を説明する。
【0095】
ステップ22では、トラフィックの長期変動特性の算出から、長期変動予測を実行する。
【0096】
図7は、本発明の第1の実施の形態における長期変動特性の算出フローチャートを示し、図8は、本発明の第1の実施の形態における長期変動特性の算出方法を説明するため図である。
【0097】
トラフィックの長期変動特性の算出は、光パス容量増減判断間隔Ti毎に行う。現在時刻が、光パス増減判断時刻を行う時刻t=T0 とする。
【0098】
このT0 は、トラフィック量取得の説明に用いた時刻T0 と同時である場合と、そうでない場合とがある。
【0099】
事前に定める時間Tlong63から、データベースより、時間T0 −Tlong≦t≦T1 の平均トラフィック量データQa[t]を取得する(ステップ61)。
【0100】
取得した平均トラフィックデータに対し、線形関数を準備し、最小二乗法を用いてフィッティングを行い、近似関数を導出する(ステップ62)。
【0101】
フィッティングを行った結果、時刻tを関数としたトラフィック量の長期変動特性を表す近似関数L(t)64を得る。例えば、L(t)は、以下のように表される。
【0102】
L(t)=a・t+b
上記のaとbは最小二乗近似により定まる係数である。この、近似関数の変数tに将来の予測区間65における、時間を代入することで長期変動予測を行う。
以上が、本実施の形態におけるステップ22の詳細な動作である。
【0103】
次に、上記のステップ23の詳細な動作を説明する。
【0104】
図9は、本発明の第1の実施の形態における短期変動特性算出のフローチャートであり、図10は、本発明の第1の実施の形態における短期変動特性算出処理を説明するための図である。
【0105】
トラフィックの短期変動特性の算出は、事前に予め定められる時間Ti 毎に行う。
【0106】
算出を行う時刻をT0 とすると、事前に定める時間Tshort を用いて、時刻tがT0 −Tshort からT0 までのサンプリングトラフィック量データを取得する(ステップ71)。
【0107】
取得したサプリングトラフィック量データから、トラフィックの長期変動特性を除去し(ステップ72)、短期変動特性を抽出して、標準偏差Sを算出する(ステップ73)と共に、将来の短期変動特性として、将来の標準偏差を示す関数S(t)を予測する(ステップ74)。
【0108】
以下図10を用いて説明する。
【0109】
取得したサンプリングトラフィック量47は、同図中の四角85で表すように、ばらついている。そのサンプリングトラフィックデータから、長期変動特性の近似関数であるL(t)82を除去して、サンプリングトラフィック量(差分)86を得る。
【0110】
その時刻tがT0 −Tshort からT0 まで差分データ87から標準偏差値(S)89を算出する。さらに予測区間88までの区間において、将来の標準偏差を示す関数S(t)を予測する。
【0111】
データベースから読み出すサンプリングトラフィック量データが10点だった場合、現在時刻はT0 なので過去の10点分のサンプリングデータは表1のようになる。
【0112】
【表1】
Figure 2004247957
値Qs [T0 −9Tc ]〜Qs [T0 ]までが、それぞれの時刻T0 −9Tc 〜T0 におけるサンプリングトラヒックデータである。
【0113】
表1で示されるトラヒックデータからフィッティングにより求めた関数L(t)との差分を求める。表1のサンプリングトラフィック量データから、トラフィック長期変動成分を除去した際の例を表2に示す。
【0114】
【表2】
Figure 2004247957
以上の操作により、短期変動特性の抽出が完了する。
【0115】
上記の短期変動特性から、標準偏差値を得る。標準偏差値をSとする。
【0116】
本実施の形態では、将来の標準偏差値の予測値として、以下に示す関数を用いる。
【0117】
S(t)=L(t)/L(T0 −Tshort /2)・S
上記の関数に予測区間の時刻を代入することにより、将来の標準偏差を予測する。
【0118】
次に、ステップ24の詳細な動作を説明する。
【0119】
図11は、本発明の第1の実施の形態における判断データ作成のフローチャートである。
【0120】
現在時刻をT0 とした際に、L(t)に対し、T0 ≦t≦T0 +Ti の予測区間を代入し、当該区間におけるL(t)の最大値を算出する(ステップ91)。
算出された最大値をトラフィック量予測値Lf とする。
【0121】
Sr (t)に、T0 ≦t≦T0 +Ti の予測区間を代入し、当該区間におけるS(t)の最大値を算出する(ステップ92)。
【0122】
算出された最大値を予測標準偏差値Sf とする。
【0123】
上記のトラフィック量予測値Lf と、予測標準偏差値Sf から判断データを作成する(ステップ93)。判断データをDf とおき、Df を次のように与える。
Df =Qf +β・Sf
ここで、βは、事前に設定したトラフィックロス率から定まる係数である。以上が本実施の形態におけるステップ24の詳細な動作である。
【0124】
次に、ステップ25の動作について詳細に説明する。
【0125】
時刻T0 における光パス本数Nから閾値を設定する。閾値には、パス本数増加を判断する増加閾値と、パス本数の減少を判断する減少閾値の2種類を設定する。増加閾値と減少閾値は、それぞれ次の式で表される。
【0126】
増加閾値 Qni=A・N−βi ・C
減少閾値 Qnd=A・(N−1)−βd ・C
ここで、Aは光パス本数1本あたりの容量である。Nは、現在の光パスが持つ波長本数である。Cは閾値にヒステリシスを設ける定数である。βi 及びβd は、事前に定められたトラフィックロス率から定まる定数である。以上が本実施の形態におけるステップ25の詳細な動作である。
【0127】
次に、ステップ26の動作を詳細に説明する。
【0128】
図12は、本発明の第1の実施の形態における光パス容量増減決定処理のフローチャートである。
【0129】
設定した閾値と、判断データを比較し、Df ≧Qniであれば(ステップ101,Yes)、パス本数増加の判断を行い(ステップ102)、Df <Qndであれば(ステップ103,Yes)、パス本数減少の判断を行う(ステップ104)。どちらでもない場合(ステップ101,No,ステップ103,No)には、次の増減判断を実行する時間まで待機する(ステップ105)。
【0130】
以上が本実施の形態におけるステップ26の詳細な動作である。
【0131】
上記の判断の結果、光パス容量の増加が決定した場合には、光パス容量の増加を行い(ステップ102)、当該判断の結果、光パス容量の減少が決定した場合には、光パス容量の減少を行う(ステップ104)。
【0132】
以上が本実施の形態における詳細な説明である。
【0133】
[第2の実施の形態]
本実施の形態におけるネットワーク装置構成、ネットワーク構成、パス通信網、パス通信網に接続されるネットワークは、前述の第1の実施の形態と同様である。トラフィック量に応じたパス本数の増減判断を行うためのパス容量増減判断の基本フローは、第1の実施の形態と同様である。
【0134】
まず、トラフィックの観測処理(図4,ステップ21)について説明する。
【0135】
図13は、本発明の第2の実施の形態におけるトラフィックデータ取得処理のフローチャートである。
【0136】
トラフィックを観測し、トラフィック量の情報を蓄積する(ステップ111)。事前に定めるトラフィック観測周期であるTc 毎のトラフィック観測時間が到来すると(ステップ112)、蓄積したトラフィック量の情報を元に、以下に示すトラフィックデータを取得する。
【0137】
Δt間のトラフィック量ΔQを取得し(ステップ113)、Tc 毎の瞬間トラフィックQ[t]を算出し(ステップ114)、データベースへ登録する(ステップ115)。
【0138】
図14は、本発明の第2の実施の形態におけるトラフィック量取得処理を説明するための図である。
【0139】
トラフィック観測周期124をTc 、現在時刻を時刻125をt=T0 とし、t=T0 においてトラフィック量の観測を行う。流入するトラフィック121を観測する。
【0140】
時刻T0 から十分に短い時間123ΔT間の積算トラフィック量122ΔQを観測する。トラフィック量126をQ[t]とおくと、Q[t]は次の式で与えられる。
【0141】
Q[t]=ΔQ/ΔT
Q[t]を時系列データとしてデータベースに保存する。
【0142】
以上が本実施の形態におけるステップ21の動作である。
【0143】
次に、本実施の形態での図4のステップ22の動作を説明する。
【0144】
当該ステップでは、トラフィックの長期変動特性の算出から、長期変動予測を実行する。
【0145】
図15は、本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた長期変動特性算出処理のフローチャートであり、図16は、本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた長期変動特性算出処理を説明するための図である。トラフィックの長期変動特性の算出は、光パス容量増減判断間隔Ti 毎に行う。現在の時刻が、光パス増減判断を行う時刻t=T0 とする。
【0146】
このT0 は、トラフィック量取得の説明に用いた時刻T0 と同時である場合と、そうでない場合とがある。
【0147】
事前に定める時間Tからデータベースより時間T0 −T≦t≦T0 のトラフィック量データQ[t]を取得する(ステップ131)。
【0148】
取得した平均トラフィックデータに対し、FFT(高速フーリエ級数展開)を行い(ステップ132)、トラフィックのスペクトル134を取得する(ステップ132)。
【0149】
得られたスペクトルのうち事前に定める角周波数ω0 に対し、ω≦ω0 となるような角周波数135の領域のデータに対し、逆フーリエ変換を行うことで、トラフィックの長期変動成分のみを有する関数を導出する(ステップ133)。得られた関数を、トラフィック量の長期変動特性を表す関数L(t)とする。
【0150】
この、近似関数の変数tに将来の予測区間における時間を代入することで、長期変動予測を行う。
【0151】
以上が、本実施の形態におけるステップ22の動作である。
【0152】
次に、本実施の形態におけるステップ23の動作について説明する。
【0153】
図17は、本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた短期変動特性算出処理のフローチャートであり、図18は、本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた短期変動特性算出処理を説明するための図である。トラフィックの短期変動特性の算出は、事前に定められている時間Ti 毎に行う。算出を行う時刻をT0 とすると、事前に定める時間Tを用いて、時刻tがT0 −T≦t≦T0 までのトラフィックデータを取得する(ステップ141)。
取得したトラフィックデータに対し、FFT(高速フーリエ級数展開)を行い(ステップ142)、トラフィックのスペクトル145を取得する。
【0154】
得られたスペクトルのうち事前に定める角周波数ω1に対し、ω≧ω1となるような角周波数146の領域データに対し、逆フーリエ変換を行う(ステップ143)ことで、トラフィックの短期変動成分のみを有する関数を算出する。当該関数から標準偏差Sを算出する(ステップ144)と共に、将来の短期変動特性として、将来の標準偏差を示す関数S(t)を算出する。
【0155】
以上が、本実施の形態におけるステップ23の動作である。
【0156】
ステップ24以降の処理は、前述の第1の実施の形態の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0157】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0158】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、トラフィックのランダムな変動、つまり、上位レイヤトラフィック量の分散/標準偏差を考慮して、パス容量を決定・変更することで、トラフィックロスの少ない、高スループットなパスを上位レイヤに提供することが可能となる。
【0159】
さらに、上位レイヤトラフィックを下位レイヤパスに収容するエッジノードにおいて、上位レイヤトラフィックのバッファリング時間を増加させることなく、下位レイヤパスへ収容することが可能であるので、上位レイヤトラフィックのエッジノードにおける、上位レイヤトラフィックのジッダ・ワンダの発生を抑制することができる。そのため、ジッダ・ワンダに敏感な上位レイヤアプリケーションに対しても、必要十分な伝送品質を担保することができる。
【0160】
また、本発明によれば、下位レイヤネットワーク内において、トラフィック量に合わせてパス容量を決定・変更し、下位レイヤリソースを下位レイヤパス間で共有することにより、下位レイヤネットワーク内における設備量を削減することができるため、下位レイヤパスの提供コストを削減することが可能である。
【0161】
その結果、上位レイヤに対して、固定的に下位レイヤのパス容量を提供する場合と同様の高スループット、低ジッダ・ワンダ環境を維持しながらも、低コストで下位レイヤパス容量を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態において制御対象となるネットワーク装置の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における光パス容量増減判断の基本フローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるトラフィックデータ取得処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるトラフィック量取得処理を説明するための図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における長期変動特性算出処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態における長期変動特性算出処理を説明するための図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における短期変動特性算出処理のフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態における短期変動特性算出処理を説明するための図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態における判断データ作成のフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態における光パス容量増減決定処理のフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるトラフィックデータ取得処理のフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるトラフィック量取得処理を説明するための図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた長期変動特性算出処理のフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた長期変動特性算出処理を説明するための図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた短期変更特性算出処理のフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施の形態におけるフーリエ変換を用いた短期変動特性算出処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク装置
2 制御管理部
3 フォトニックネットワーク機能部
4 WDMリンク
5 イーサネット(登録商標)インタフェース・POSインタフェース
6 IPネットワーク機能部
11,13,14,15 ノード装置
12 POSインタフェース
17,18,19,20 WDMリンク
41 トラフィック量
42 サンプリングトラフィック量
43 平均トラフィック量
44 Δt間のトラフィック量
45 Tc 間のトラフィック量
46 ΔT
47 観測周期
48 トラフィック観測時刻
63 Tlong
64 近似関数L(t)
65 予測区間
81 Tshort
82 近似関数
83 予測区間
84 近似関数L(t)との差分の計算
85 サンプリングトラフィック量
86 サンプリングトラフィック量
87 Tshort
88 予測区間
121 トラフィック
122 Δt間のトラフィック量
123 Δt
124 観測周期
125 トラフィック観測時刻
126 サンプリリングトラフィック量
134 トラフィックのスペクトル
135 角周波数
145 トラフィックのスペクトル
146 角周波数

Claims (21)

  1. パス通信網において、外部から入力するトラフィック量に応じて、該パス通信網内におけるパスの容量を変更するためのパス容量増減判断方法において、
    外部のネットワークから入力されるトラヒック量の観測から、観測したトラフィックのデータをトラフィックデータとして取得するトラフィックデータ取得過程と、
    得られた前記トラフィックデータを元に、前記トラフィック量の長期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の長期変動予測を行う長期変動予測過程と、
    得られた前記トラフィックデータを元に、前記トラフィック量の短期変動特性を算出し、将来のトラフィック量の短期変動予測を実行する短期変動予測過程と、
    前記長期変動予測過程及び前記短期変動予測過程から得られる一定時間後のトラフィックの予測値、及び事前に設定される許容トラフィックロス率から、パス帯域増減判断を行うための判断データを作成する判断データ作成過程と、
    パス容量、及び前記許容トラフィックロス率から閾値を決定する閾値決定過程と、
    前記判断データと前記閾値を比較することによりパス容量の増減判断を行う増減判断過程と、からなることを特徴とするパス容量増減判断方法。
  2. 前記トラフィックデータ取得過程において、トラフィック量の観測を行う際に、
    一定時間毎にトラフィック量のサンプリングを行う請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  3. 前記トラフィック取得過程において、トラフィック量の観測を行う際に、
    一定時間毎に積算トラフィック量を取得する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  4. 前記長期変動予測過程において、
    得られた前記トラフィックデータから、一定時間過去のトラフィックデータを用いて、時間を関数としたトラフィックの長期変動を表す近似関数を作成することで、将来におけるトラフィック量の長期変動特性を予測する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  5. 前記近似関数を作成する際に、
    前記トラフィックデータに対し、線形関数または、三角関数で表される関数を用いて、最小二乗法を用いてフィッティングを行うことで、近似関数を導出する請求項4記載のパス容量増減判断方法。
  6. 前記近似関数を作成する際に、
    スプライン関数を用いて、前記トラフィックデータを補完することで、近似関数を導出する請求項4記載のパス容量増減判断方法。
  7. 前記近似関数を作成する際に、
    過去のトラフィックデータから、典型的なトラフィック変動を示す時間を変数とした関数を作成し、
    前記関数を、前記トラフィックデータに対し、最小二乗法を用いてフィッティングを行うことで、近似関数を導出する請求項4記載のパス容量増減判断方法。
  8. 前記近似関数を作成する際に、
    取得した前記トラフィックデータにフーリエ変換を行い、トラフィックの特性を示すスペクトルを算出し、
    前記スペクトルから、一定周波数以下の長期変動成分に対して逆フーリエ変換を行うことで、トラフィックの長期変動特性を表す近似関数を導出する請求項4記載のパス容量増減判断方法。
  9. 前記短期変動予測過程において、
    一定時間過去のトラフィックデータから分散値・標準偏差値を算出し、トラフィックの短期変動特性とする請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  10. 前記分散値・標準偏差値を算出する際に、
    前記トラヒックデータから、トラフィック量の長期変動特性を取り除いた、トラフィックデータを作成し、
    前記トラヒックデータから分散値・標準偏差値を算出し、トラヒックの短期変動特性とする請求項9記載のパス容量増減判断方法。
  11. 前記分散値・標準偏差値を算出する際に、
    一定時間過去のトラヒックデータに対してフーリエ変換を行い、トラフィック特性を示すスペクトルを算出し、
    前記スペクトルから、事前に定める一定周波数以上の短期変動成分を抽出したデータを作成し、
    前記データから分散値・標準偏差値を算出し、トラフィックの短期変動特性とする請求項9記載のパス容量増減判断方法。
  12. 前記トラフィックデータに対するフーリエ変換において、
    トラフィック量の長期変動特性を取り除いたトラヒックデータ(プレホワイトニング)を作成し、該トラフィックデータに対し、フーリエ変換を行う請求項11記載のパス容量増減判断方法。
  13. 前記短期変動予測過程において、
    時間を変数とした分散値・標準偏差の分布を作成し、
    前記分布から、時間を変数としたトラフィックの近似関数を作成することにより、将来におけるトラヒック量の短期変動特性を予測する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  14. 前記近似関数を求める際に、
    前記分布に対して、線形関数または、三角関数で表される関数に、最小二乗法を用いて、フィッティングを行うことにより、近似関数を導出する請求項13記載のパス容量増減判断方法。
  15. 前記近似関数を求める際に、
    前記分布に対して、スプライス関数を分散値・標準偏差値の分布に対してフィッングを行うことにより、近似関数を導出する請求項13記載のパス容量増減判断方法。
  16. 前記近似関数を求める際に、
    過去の分散値・標準偏差値の分布から、典型的なトラフィックの短期変動特性を表す時間を変数とした関数を作成し、
    前記関数を現在の分散値・標準偏差値分布に対してフィッティングを行うことにより近似関数を導出する請求項13記載のパス容量増減判断方法。
  17. 前記判断データ作成過程において、
    長期トラフィック変動予測区間を設定し、
    前記長期トラフィック変動予測区間における長期変動予測のトラヒックの最大値を予測トラフィック量とすると共に、
    短期トラフィック変動予測区間を設定し、
    前記短期トラフィック変動予測区間における短期変動予測の分散・標準偏差値の最大値を予測短期変動値とし、
    事前に規定されるトラフィックロス率と、予測トラフィック量と、予測短期変動値を変数として、判断データを算出する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  18. 前記閾値決定過程において、
    パス容量及び事前に規定されるトラフィックロス率を変数として、閾値を設定する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  19. 前記増減判断過程において、
    前記閾値にパス容量増加閾値と、パス容量減少閾値を設け、
    前記判断データが減少閾値を下回っている場合は、パス容量を減少させる判断行う請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  20. 前記パス通信網として、
    ITU−T,G.707準拠のフォトニックネットワーク、SDH/SONET(Synchronous Digital Hierarchy/Synchronous Optical NETwork),ITU−TG.709準拠のフォトニックネトワーク、ATMネットワーク、MPLS(Multi Protocol Label Switching)、または、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)ネットワークを特定する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
  21. 前記パスとして、
    ITU−T,G.707準拠のSTS/VCパス、ITU−T,G.709準拠のオプティカルパス、ATMのVP(Virtual Path)・VC(Vertual Channel) 、または、MPLS(Multi Protocol Label Switching)・GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)におけるLSP(Label Switched Path) を特定する請求項1記載のパス容量増減判断方法。
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