JP2004247473A - 冷却装置及び方法、当該冷却装置を有する露光装置 - Google Patents

冷却装置及び方法、当該冷却装置を有する露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】結像性能の劣化となる光学部材の熱膨張による変形を、振動を伝えることなく低減させることで、所望の結像性能をもたらす冷却装置及び方法、当該冷却装置を有する露光装置を提供すること。
【解決手段】真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材に接するように配置されたペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の前記光学部材と接する面と反対側の面と対向する位置に、前記反対側の面と所定の間隔を空けて配置された輻射板と、前記輻射板が前記ペルチェ素子の前記反対側の面以外と輻射による熱交換を行うことを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴とする冷却装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には冷却装置に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基盤等の被処理体を露光する露光装置に用いられる光学素子を冷却する冷却装置に関わる。本発明は、特に、露光光源として紫外線や極端紫外線(EUV:ExtremeUltraViolet)光を利用する露光装置に用いられる光学素子を冷却する冷却装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、レチクル又はマスク(本出願ではこれらの用語を交換可能にする)に描写された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する縮小投影露光装置が従来から使用されている。
【0003】
縮小投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くするほど、解像度は高くなる。このため、近年の半導体素子の微細化への要求に伴い露光光の短波長化が進められ、超高圧水銀ランプ(i線:波長約365nm)、KrFエキシマレーザー(波長約248nm)、ArFエキシマレーザー(波長約193nm)と用いられる紫外線の波長は短くなってきた。
【0004】
しかし、半導体素子は、ムーアの法則に従って、急速に微細化しており、紫外光を用いたリソグラフィーでは限界がある。そこで、100nm以下の非常に微細な回路パターンを効率よく転写するために、紫外光よりも更に波長が短い、波長10nm〜15nm程度の極端紫外光(EUV光)を用いた縮小投影露光装置(以下EUV露光装置)が開発されている。
【0005】
露光光の短波長化が進むと物質による光の吸収が非常に大きくなり、可視光や紫外光で用いられるような光の屈折を利用した屈折素子、即ち、レンズを用いることは難しく、更に、EUV光の波長領域では使用できる硝材が存在しなくなり、光の反射を利用した光学素子、即ち、ミラー(例えば多層膜ミラー)のみで光学系を構成する反射型光学系が用いられる。
【0006】
ミラーは、露光光を全て反射するわけではなく、30%以上の露光光を吸収する。吸収した露光光は、分熱となりミラーの表面形状を変形させて光学性能(特に、結像性能)の劣化を引き起こしてしまう。そこで、ミラーは、温度変化によるミラー形状の変化を小さくするために線膨張係数の小さな、例えば、線膨張係数が10ppbといった低熱膨張ガラスで構成される。
【0007】
EUV露光装置は、0.1μm以下の回路パターンの露光に使用されるため、線幅精度が非常に厳しく、ミラーの表面形状は0.1nm程度以下の変形しか許容されない。従って、ミラーの線膨張係数を10ppbとしても、温度が除々に上昇し、ミラー表面の形状が変化してしまう。例えば、ミラーの厚さが50mmであれば、0.2℃の温度上昇により、ミラー表面の形状が0.1nm変化することになる。つまり、EUV露光装置で用いられるミラーは、非常に精度よく温度が一定に保たれている必要があるのである。
【0008】
しかし、EUV露光装置においては、露光光路中に含まれる残留ガス(高分子有機ガスなど)成分とEUV光との反応によりミラー表面にコンタミが付着し、反射率が低下することを防ぐために、露光光路雰囲気中は、1×10−6[Pa]程度の高真空に維持されている。そのため、ミラーを冷却するための伝熱手段としては、気体を吹き付けるなどの対流伝熱によるものは用いられず、熱伝達による伝熱もしくは輻射伝熱によるしかない。上記の露光光路雰囲気には、ガス供給装置によりヘリウムを供給するようにしても良い。但し、ヘリウムを供給した上で気圧が1×10−4[Pa]以下、好ましくは1×10−6[Pa]程度であるのが好ましい。
【0009】
熱伝達によるミラー冷却装置としては、図8に示すような装置が考えられる。
【0010】
図8は、冷却媒体として液体もしくは気体を用いたミラー冷却装置の概略構成図である。図8(a)は冷却装置を下面から見た下面図であり、図8(b)は冷却装置を側面から見た側面図である。図中、101はミラー、102は冷却媒体を流す水路配管、103は水路配管102と後述する流路104を結合する継手、104は水路配管102に冷却媒体を流入する流路を示している。ここで、水路配管102はミラー101の裏面に接触している。本冷却装置は、水路配管102に冷媒を流すことにより、熱伝達による伝熱を利用してミラー101を冷却する。これによりミラー101の温度上昇を抑制することが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図8に示すような、水路配管を含む冷却機構の場合、水路配管を流れる冷却媒体の乱流等に起因して発生する振動がミラーに伝達する。0.1nmの精度が要求されるミラーが振動すると、求める結像性能は得られない。
【0012】
そこで、本発明は、結像性能の劣化となる光学部材の熱膨張による変形を低減し、かつ振動が生じない冷却装置及び方法、当該冷却装置を有する露光装置を提供することを例示目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての冷却装置は、真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材に接するように配置されたペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の前記光学部材と接する面と反対側の面と対向する位置に、前記反対側の面と所定の間隔を空けて配置された輻射板と、前記輻射板が前記ペルチェ素子の前記反対側の面以外と輻射による熱交換を行うことを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴としている。
【0014】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるだろう。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の例示的一態様である冷却装置及び冷却方法について説明する。なお、各図において、同一の部材については、同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は本発明の冷却装置1を示す概略構成図である。
【0016】
冷却装置1は、真空チャンバ内VC内に置かれた光学部材Mを冷却する冷却装置である。真空チャンバVC内は、残留ガス成分と露光光Lとの反応により光学部材Mの表面にコンタミが付着し、反射率が低下することを低減させるため、不図示の真空ポンプによって1×10−6[Pa]程度の真空に維持されている。光学部材Mは、真空チャンバVC内において、不図示の光学部材支持定盤に支持された、不図示の光学部材支持部を介して所定の場所に位置決めされ、反射、屈折及び回折等を利用して光を結像させる。光学部材Mは、例えば、ミラー、レンズ、平行平板ガラス、プリズム及びフレネルゾーンプレート、キノフォーム、バイナリオプティックス、ホログラム等の回折光学素子を含む。本実施形態においては、光学部材としてミラーを例に説明する。冷却装置1は、図1によく示されているように、検出部001と、ペルチェ素子002と、極低温面003と、輻射遮蔽部材004と、制御部005とを有する。
【0017】
検出部001は、光学部材Mの露光光Lが照射される照射領域以外に取り付けられ、光学部材Mの温度を検出する。光学部材Mの温度は、露光光Lが照射されることによって、照射領域は高温、照射領域外は低温となる(即ち、温度分布を生じる)ため、光学部材M全体の平均の温度を検出するように構成される。なお、本実施形態では、検出部001を光学部材Mに接触させているが、光学部材Mと非接触に検出部001を構成し、光学部材Mの温度を検出させてもよい。
【0018】
ペルチェ素子002は、例えば、p型半導体及びn型半導体を熱的に平行に配置して構成される。ペルチェ素子002は、後述する制御部005に制御され、光学部材Mと接合してペルチェ効果により光学部材Mを冷却する。「ペルチェ効果」とは、2種類の導体や半導体の接点に電流を流すと電導率の違いから熱の移動が起こるという現象である。本実施形態では、ペルチェ素子002は、p型半導体及びn型半導体で構成しているので、p型半導体からn型半導体の領域では電子が流れにくいため熱を吸収する吸熱面006を形成し、n型半導体からp型半導体の領域では電子が流れやすいため熱を放出する放熱面007を形成する。従って、ペルチェ素子002の吸熱面006を光学部材Mに接合することで、光学部材Mから熱を吸収して冷却することができる。ペルチェ素子002の吸熱面006は、光学部材Mへの露光光Lの照射領域を超える面積を有している。その理由は、露光光Lの照射面積と比較してペルチェ素子002の吸熱面の面積が小さい場合、露光光Lにより加熱された光学部材Mの裏面における加熱面の面積の方が、ペルチェ素子002の吸熱面006の面積より大きくなるため、全ての熱を吸収することが困難であるからである。上記構成をすることにより、露光光Lにより発生した熱は効率良くペルチェ素子002に吸収することが出来る。ここで、ペルチェ素子002の大きさは、露光光Lの熱分布に伴って適宜決定することが可能である。ペルチェ素子002と光学部材Mの間には、不図示の熱伝導率の高い電気絶縁部材が介入してある。電気絶縁部材の材料は、例えば窒化アルミ(AlN)などである。光学部材Mと電気絶縁部材は、例えば放出ガスが少なく、熱伝導性の良い接着剤などで接合される。絶縁部材とペルチェ素子002は、放出ガスが少なく、熱伝導性の良い蒸着、半田等の金属メタライズによって接合される。なお、光学部材Mは、例えばインバと言った金属性の低熱膨張材、ZERODURと言ったガラス材料の低熱膨張材でも構わない。ペルチェ素子002が吸収する熱量は、印加電圧によって調整することができる。また、ペルチェ素子002は、時間応答性が高いため、高速、高精度に吸熱面006の温度を制御して、光学部材Mの温度を所定の値にすることができる。ペルチェ素子002の放熱面007からの排熱は、後述する極低温面003に輻射によって伝熱される。
【0019】
極低温面003は、光学部材Mとは別の不図示の支持体で支持されており、ペルチェ素子002の放熱面007と対向した位置に配置されている。極低温面003は、例えば液体窒素などによってペルチェ素子002の放熱面007から放熱される熱量を吸収できるだけの低温に冷却されている。極低温面003は、ペルチェ素子002の放熱面007を輻射により冷却するので、その輻射伝熱効率を高めるために、表面を粗くしたり、表面処理をしたりして放射率を高くしている。また、極低温面003として、真空到達度の向上や残留ガス及び水分の吸着を目的としたクライオパネルやクライオコイルを利用しても良い。
【0020】
輻射遮蔽部材004は、光学部材Mとは別の不図示の支持体で支持されており、極低温面と光学部材Mとの間に配置されている。輻射遮蔽部材004は、例えばアルミなどの熱伝導性の良い材料より成り、表面を研磨したり、表面処理したりして、放射率を低くしてある。その理由は、輻射遮蔽部材004自身が極低温面等と輻射伝熱することを防止するためである。
【0021】
制御部005は、検出部001の検出する光学部材Mの温度が所定の値となるようにペルチェ素子002に印加する印加電圧を変化させることで、ペルチェ素子003の吸熱面006の温度を制御する。即ち、制御部005は、ペルチェ素子002が吸収しなければならない熱量を算出し、かかる熱量からペルチェ素子003の吸熱面006の温度を決定する。更に、制御部005は、決定したペルチェ素子002の吸熱面006の温度に基づいて、ペルチェ素子002に印加する印加電圧を決定する。かかる制御により、ペルチェ素子002の吸熱面006が吸収する熱量が調整され、光学部材Mの温度が所定の値となる。換言すれば、制御部005は、光学部材Mの温度を一定に保つ機能を有する。
【0022】
ここで、図2を参照して、冷却装置1を用いた光学部材Mの冷却方法について説明する。図2は、真空雰囲気下に置かれた光学部材Mを冷却する冷却方法1000を説明するためのフローチャートである。
【0023】
まず、検出部001は、露光光Lが照射されていない状態(初期状態)の光学部材Mの温度を検出し、検出した初期状態の温度を制御部005に送信する。制御部005は、受信した光学部材Mの初期状態の温度を所定の値として記憶する(ステップ1001)。但し、初期状態では、光学部材Mは表面形状に変化がないものとする。次に、露光光Lが照射されると(ステップ1002)、検出部001が光学部材Mの温度を検出する(ステップ1003)。そして、検出部001が検出した光学部材Mの温度と所定の値が等しいかどうか判断する(ステップ1004)検出した光学部材Mの温度と所定の値が等しい場合、光学部材Mに露光光Lが照射している間は、ステップ1004以下を繰り返す。検出した光学部材Mの温度と所定の値が異なる場合、制御部005は、光学部材Mの温度が所定の値となるために必要なペルチェ素子002の吸熱面006の温度を算出する。(ステップ1005)。制御部005は、算出したペルチェ素子002の吸熱面006の温度に基づいてペルチェ素子002に印加する印加電圧を算出し印加する(ステップ1006)。これにより、光学部材Mの温度を所定の値とすることができる。以下、光学部材Mに露光光Lが照射されている間は、ステップ1004以下を繰り返す。
【0024】
ここで、ステップ1004において光学部材Mの温度と所定の温度範囲とを比較するようにしても構わない。この所定温度は、好ましくは23度程度(22度〜24度)とするのが良い。
【0025】
以上により冷却装置1及び冷却方法1000によれば、真空雰囲気下に置かれた光学部材であっても、結像性能の劣化となる振動を生じずに、光学部材を冷却することが可能である。同時に結像性能の劣化となる光学部材Mの熱膨張による変形を低減させて所望の光学性能を実現することができる。
【0026】
ここで、図2のフローチャートのステップ1001において、必ずしも「光学部材の初期温度」を「所定の値」とする必要はなく、光学部材Mが設計値通りの形状になる温度を「所定の値」とすれば良い。例えば、光学部材が23[℃]であれば、設計値通りの形状となることが分かっていれば、「所定の値」は23[℃]とすれば良い。勿論、この値は装置によって異なるが、20[℃]から25[℃]の間、好ましくは22[℃]から24[℃]の間に設定するのが良い。
【0027】
また、光学部材に温度分布がある場合を考えると、検出部001の取付場所によっては、検出部で検出される温度と光学部材Mの全体の平均温度、もしくは検出部で検出される温度と光学部材の光が当たる(入射する)領域の平均温度との差が大きな場合がある。このような場合、検出部で検出される温度から、光学部材の温度(平均温度差)を推測しても良いし、検出部で検出される温度と不図示の温度計等の温度計測手段により検出したVC内の温度とにより、光学部材の温度を推測し、その推測された温度に従って冷却するようにしても良い。
【0028】
次に、図3を参照して、冷却装置1の変形例である冷却装置1Aについて説明する。冷却装置1は、冷却装置1Aに比較して、輻射板008について異なる。ここで、図3は図1に示す冷却装置1の変形例である冷却装置1Aを示す概略構成図である。但し、図3において図1に示されている露光光Lは省略してある。
【0029】
冷却装置1Aは、冷却装置1と同様、図示しない真空ポンプによって1×10−6[Pa]程度の真空に維持された真空チャンバVC内に置かれた光学部材Mを冷却する冷却装置である。冷却装置1Aは、図3によく示されているように、検出部001と、ペルチェ素子002と、極低温面003と、輻射遮蔽部材004と、輻射板008を有する。
【0030】
輻射板008は、ペルチェ素子002の放熱面007に接合され、極低温面003に対向した位置に配置されている。輻射板008の材料は、熱伝導性が良く、表面の放射率が高い例えば窒化アルミなどから成る。輻射板008の材料が電気伝導体の場合は、ペルチェ素子002と輻射板008の間に、不図示の熱伝導率の高い電気絶縁部材を介入させる。ペルチェ素子002と電気絶縁部材は、放出ガス量が少なく熱伝導性の良い、蒸着や半田などの金属メタライズによって接合される。電気絶縁部材と輻射板008は、放出ガス量が少ない、金属メタライズやろう付け、溶接などで接合される。輻射板008の材料が電気絶縁体の場合は、ペルチェ素子002と輻射板008は、金属メタライズによって接合される。輻射板008の表面は、粗してあったり、表面処理を施してあったりして放射率が高められている。更に、輻射板008はペルチェ素子002の放熱面007と同等以上の面積を有する。
【0031】
ペルチェ素子002の放熱面007からの排熱は、熱伝達により輻射板008に伝熱しその裏面に熱伝導される。輻射板008と、光学部材Mとの間には、輻射遮蔽部材004が設けてあり、両者の間は熱的に遮断されている。輻射板008裏面と極低温面003表面の間には、温度差が形成されているため、輻射伝熱により輻射板008は冷却される。輻射板008が冷却されることにより、ペルチェ素子002の放熱面007は熱伝達により冷却され、ペルチェ素子002からの排熱を回収することができる。
【0032】
冷却装置1Aによれば、ペルチェ素子002の放熱面007よりも大きな面積を有する輻射板008で極低温面003と輻射伝熱することにより、ペルチェ素子007と極低温面003が直接輻射伝熱する機構、つまり冷却装置1よりも、より大きな輻射伝熱量を得ることができる。換言すると、冷却装置1よりも大きな排熱を回収することができる。これにより、光学部材Mに振動等を伝えることなく、光学部材Mの温度を所定の値にし、結像性能の劣化となる熱膨張による変形を低減させて、所望の光学性能を得ることができる。なお、ペルチェ素子002を用いた光学部材Mの冷却方法、制御部005を用いたペルチェ素子002の制御方法については図1、図2を参照して説明した冷却装置1、冷却方法1000と同様であるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0033】
次に、図4を参照して、冷却装置1Aの変形例である冷却装置1Bについて説明する。冷却装置1Aは、冷却装置1Bに比べて、熱伝導部材009について異なる。ここで、図4は図3に示す冷却装置1Aの変形例である冷却装置1Bを示す概略構成図である。但し、図4において図1に示されている露光光Lは省略してある。
【0034】
冷却装置1Bは、冷却装置1Aと同様、図示しない真空ポンプによって1×10−6[Pa]程度の真空に維持された真空チャンバVC内に置かれた光学部材Mを冷却する冷却装置である。本実施形態においては、光学部材Mとしてミラーを例に説明する。冷却装置1Bは、図4によく示されているように、検出部001と、ペルチェ素子002と、極低温面003と、輻射遮蔽部材004と、輻射板008、熱伝導部材009を有する。
【0035】
熱伝導部材009は、比較的熱伝導率の高い材料、例えばアルミなどより成る。熱伝導部材009は、光学部材Mと共通のもしくは別の支持体で支持され、一端はペルチェ素子002の放熱面007、もう一端は輻射板008に接合されている。熱伝導部材009の材料が電気伝導体の場合は、ペルチェ素子002と熱伝導体009の間に、不図示の熱伝導率の高い電気絶縁部材を介入させる。ペルチェ素子002と熱伝導部材009は、放出ガス量が少なく熱伝導性の良い、蒸着や半田などの金属メタライズによって接合される。熱伝導部材009の材料が電気絶縁体の場合は、ペルチェ素子002と熱伝導部材009は蒸着や半田などの金属メタライズによって接合される。熱伝導部材009と輻射板008は、放出ガス量が少ない、金属メタライズやろう付け、溶接などで接合される。熱伝導部材009は、その表面の放射率を低く抑えるために、表面を研磨したり、表面処理を施したりしてある。また、熱伝導部材009として、同様に表面の放射率を高められたヒートパイプを用いても良い。
【0036】
ペルチェ素子002の放熱面007より放熱された熱は、熱伝導部材009に熱伝達される。更に、伝達された熱は、熱伝導部材009の内部を伝導し、輻射板008へと熱を伝える。熱伝導部材009によりペルチェ素子002の排熱を受け取った輻射板008は、冷却装置1Aと同様の方法でペルチェ素子002の放熱面007を冷却し、ペルチェ素子002の排熱を回収することができる。
【0037】
ペルチェ素子002と輻射板008との位置関係は、熱伝導部材009の形態により決まるため、熱伝導部材009の形態を変えることにより、輻射板008は真空チャンバVC内のどの位置にも配置することができる。つまり、極低温面003が真空チャンバVC内のどの位置に配置されていたとしても、輻射板008は、極低温面と対向した位置に配置することができる。これにより、真空チャンバVC内で、ペルチェ素子002の放熱面007と対向した位置に、輻射板008及び極低温面003が配置できない場合でも、冷却装置1Aと同様の機能を有する冷却装置1Bを形成することができる。
【0038】
かかる冷却装置1Bによれば、光学部材Mに振動等を伝えることなく、光学部材Mの温度を所定の値にし、結像性能の劣化となる熱膨張による変形を低減させて、所望の光学性能を得ることができる。なお、ペルチェ素子002を用いた光学部材Mの冷却方法、制御部005を用いたペルチェ素子002の制御方法については図1、図2を参照して説明した冷却装置1、冷却方法1000と同様であるので、ここでは詳しい説明は省略する。
【0039】
図5は本冷却装置を露光装置に応用した例である。
【0040】
本発明の露光装置2は、露光用の照明系としてEUV光(例えば、波長13.4nm)を用いて、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でマスク011に形成された回路パターンを被処理体に露光する投影露光装置である。本露光装置は、サブミクロン以下のリソグラフィー工程に最適であり、以下、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置を例に説明する。このステップ・アンド・スキャン方式とは、マスクに対してウエハを連続的に走査してマスクパターンをウエハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウエハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。
【0041】
本図において、010は真空チャンバである。EUV光は大気に残存する残留ガス(例えば炭化水素等)と反応してコンタミを発生させ、ミラー面の反射率を低下させるという現象があるため、光学系が収まる中は真空雰囲気となっている。
【0042】
012は光源であり、例えば、レーザプラズマ光源が用いられる。これは、真空容器中のターゲット材に高強度のパルスレーザ光を照射し、高温のプラズマを発生させ、照射される波長13nm程度のEUV光を利用するものである。
【0043】
013は照明光学系であり、光源012から射出されたEUV光を後述するマスク011に均一照射するための光学系であり、本図では記していないが数枚のミラー及び照明領域を円弧状に限定するためのアパーチャが設けられている。本冷却装置は本照明光学系013において図示していないが、適用することができるのはもちろんである。本冷却構造を適用することにより、ミラー面の面変形を抑制することができ、優れた結像性能を発揮することができる。
【0044】
014は投影光学系である。投影光学系014は複数の反射ミラーを用いてマスク011面上のパターンを像面である被処理体015面上に縮小投影する。投影光学系014におけるミラー枚数は4枚乃至6枚で構成する。
【0045】
011はマスクである。マスク011は反射型マスクで、マスク面上には転写されるべき回路パターンが形成されている。マスク011は後述するマスクステージ016に支持されている。マスク011は後述する被処理体015と光学的に共役の関係に配置されている。
【0046】
016はマスクステージであり、マスク011を支持している。マスクステージ016は不図示の移動機構に接続されており、移動機構の例としてはリニアモータなどである。リニアモータによりマスク011及び被処理体015を同期した状態で走査させる。また、マスクステージ016は不図示のアライメント検出機構により適正な位置に駆動することが可能である。ここで、アライメント検出機構はマスク011の位置と投影光学系014の光軸との位置関係、及び、被処理体015の位置と投影光学系014の光軸との位置関係を計測し、マスク015の投影像が被処理体015の所定の位置に一致するようにマスクステージ016と後述するウエハステージ017の位置と角度を設定する。
【0047】
015は被処理体であるが、本実施例ではウエハである。被処理体015は液晶基板その他の被処理体を広く含む。被処理体にはフォトレジストが塗布されている。フォトレジスト塗布工程は、前処理と、密着性向上剤塗布工程と、フォトレジスト塗布処理と、プリベーク処理とを含む。前処理は、洗浄、乾燥などを含む。密着性向上剤塗布処理は、フォトレジストと下地との密着性を高めるための表面改質(即ち、界面活性剤塗布による疎水性化)処理であり、HMDS(Hexamethyl−disilazane)などの有機膜をコート又は蒸気処理する。プリベークは、ベーキング(焼成)工程であるが現像後のそれよりもソフトであり、溶剤を除去する。
【0048】
017はウエハステージであり、ウエハは不図示のウエハチャックによって支持されている。ウエハステージ017は、例えばリニアモータによって、走査方向(以下X方向)、走査方向と直交する方向(以下Y方向)、被処理体の有する面の法線方向(以下Z方向)に被処理体015を移動する。被処理体015は前記したように、マスク011と同期して移動する。ここで、ウエハステージ017は不図示のフォーカス検出機構により動作する。フォーカス検出機構は被処理体015面でZ方向のフォーカス位置を計測し、ウエハステージ017の位置及び角度を制御することによって、露光中、常時被処理体015面を投影光学系014による結像位置を保つ。
【0049】
次に、図6及び図7を参照して、上述の露光装置500を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図6は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。本実施形態においては、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いてリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
【0050】
図7は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置500によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置500を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
【0051】
上述の露光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の実施例は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、LSIはVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサー、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
【0052】
以上、本冷却装置を露光装置に適応した例を示した。本発明の冷却装置はEUV光に限定することなく、他のエキシマレーザ光にも適応することが可能である。また、マスクやウエハなどにも適応することが可能である。
【0053】
本実施態様は以下のように書くことができる。
【0054】
(実施態様1) 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材に接するように配置されたペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の前記光学部材と接する面と反対側の面と対向する位置に、前記反対側の面と所定の間隔を空けて配置された輻射板と、前記輻射板が前記ペルチェ素子の前記反対側の面以外と輻射による熱交換を行うことを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴とする冷却装置。
【0055】
(実施態様2) 前記光学部材の温度を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて前記ペルチェ素子の動作を制御する制御部とを有することを特徴とする実施態様1記載の冷却装置。
【0056】
(実施態様3) 前記制御部は、前記ペルチェ素子にかける電圧を制御することを特徴とする実施態様2記載の冷却装置。
【0057】
(実施態様4) 前記光学部材の温度を検出する検出部と、前記検出部による検出結果に基づいて前記輻射板の温度調節を行う温度調節機構を有することを特徴とする実施態様1乃至3いずれか記載の冷却装置。
【0058】
(実施態様5) 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材の温度を検出する検出部と、前記光学部材に接合してペルチェ効果により前記光学部材を冷却するペルチェ素子と、前記検出部の検出する前記光学部材の温度が所定の値(所定の範囲内の値)となるように、前記ペルチェ素子の動作を制御する制御部と、前記ペルチェ素子の放熱面と対向する位置に配置され、前記ペルチェ素子の放熱面からの排熱を輻射伝熱により回収する極低温面と、前記極低温面が前記ペルチェ素子の放熱面以外から輻射により熱を吸収することを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴とする冷却装置。
【0059】
(実施態様6) 前記ペルチェ素子の吸熱面は、前記光学部材への露光光の照射領域を超える面積を有することを特徴とする実施態様5記載の冷却装置。
【0060】
(実施態様7) 前記極低温面と対向する位置に配置され、前記ペルチェ素子の放熱面に接合して排熱を伝導し、当該排熱を当該極低温面に輻射伝熱する輻射板を有することを特徴とする実施態様5記載の冷却装置。
【0061】
(実施態様8) 前記輻射板は、前記ペルチェ素子の放熱面の有する面積を超える面積を有することを特徴とする実施態様7記載の冷却装置。
【0062】
(実施態様9) 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材の温度を検出する検出部と、前記光学部材に接合してペルチェ効果により前記光学部材を冷却するペルチェ素子と、前記検出部の検出する前記光学部材の温度が所定の値となるように、前記ペルチェ素子の動作を制御する制御部と、前記ペルチェ素子の放熱面に接合して排熱を伝導する熱伝導部材と、前記熱伝導部材に接合された輻射板と、前記輻射板と対向する位置に配置され、当該輻射板と輻射伝熱し、当該ペルチェ素子の排熱を回収する極低温面と、前記光学部材が熱伝導部材から輻射により伝熱することを防止する輻射遮蔽部材を有する特徴とする冷却装置。
【0063】
(実施態様10) 前記ペルチェ素子の吸熱面は、前記光学部材への露光光の照射領域を超える面積を有することを特徴とする実施態様9記載の冷却装置。
【0064】
(実施態様11) 前記光学部材はミラーであることを特徴とする実施態様1乃至10記載の冷却装置。
【0065】
(実施態様12) 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材に接合してペルチェ効果により前記光学部材を冷却するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の放熱面と対向する位置に配置され、前記ペルチェ素子の放熱面からの排熱を輻射伝熱により回収する極低温面と、前記極低温面が前記ペルチェ素子の放熱面以外から輻射により熱を吸収することを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴とする冷却装置。
【0066】
(実施態様13) 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却方法であって、前記光学部材の温度を検出するステップと、前記検出ステップで検出した温度が所定の値(所定の範囲内の値)となるように、前記光学部材に接合された前記ペルチェ素子を動作させるステップとを有することを特徴とする冷却方法。
【0067】
(実施態様14) 前記検出ステップで検出された前記光学部材の温度が所定の温度よりも高い場合及び低い場合は、前記ペルチェ素子に印加する電圧を変化させることを特徴とする実施態様13記載の冷却方法。
【0068】
(実施態様15) 実施態様1乃至12のうちいずれか一項記載の冷却装置と、前記冷却装置により冷却された光学部材を介してマスク又はレチクルに形成されたパターンを被処理体に露光する光学系とを有する露光装置。
【0069】
(実施態様16) 実施態様15記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、前記露光された前記被処理体に所定のプロセス(現像など)を行うステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
【0070】
【発明の効果】
本発明の冷却装置及び方法によれば、真空雰囲気下における光学部材を、ペルチェ素子を用いることにより精度よく、また応答よく冷却することができるため、結像性能の劣化となる光学部材の熱膨張による変形を低減させることが可能である。且つ、ペルチェ素子からの排熱は非接触で振動を伝えることなく極低温面において回収することにより、結像性能の劣化となる光学部材の振動も防止することができる。以上により、所望の光学性能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一側面としての冷却装置を示す概略構成図である。
【図2】真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す冷却装置の変形例である冷却装置を示す概略構成図である。
【図4】図1に示す冷却装置の変形例である冷却装置を示す概略構成図である。
【図5】本発明の例示的な露光装置の概略構成図である。
【図6】デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
【図8】従来のミラー冷却装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 冷却装置
2 露光装置
001 検出部
002 ペルチェ素子
003 極低温面
004 輻射遮蔽部材
005 制御部
006 ペルチェ素子吸熱面
007 ペルチェ素子放熱面
008 輻射板
009 熱伝導部材
010 真空チャンバ
011 マスク
012 光源
013 照明光学系
014 投影光学系
015 被処理体
016 マスクステージ
017 ウエハステージ
101 ミラー
102 水路配管
103 継手
104 流路
M 光学部材
L 露光光

Claims (1)

  1. 真空雰囲気下に置かれた光学部材を冷却する冷却装置であって、前記光学部材に接するように配置されたペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の前記光学部材と接する面と反対側の面と対向する位置に、前記反対側の面と所定の間隔を空けて配置された輻射板と、前記輻射板が前記ペルチェ素子の前記反対側の面以外と輻射による熱交換を行うことを防止する輻射遮蔽部材を有することを特徴とする冷却装置。
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