JP2004244843A

JP2004244843A - Track working vehicle

Info

Publication number: JP2004244843A
Application number: JP2003033762A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Ichijo; 昌幸一條; Keiji Hata; 恵治畑; Shiro Mikami; 史郎三上; Shuji Ito; 修二伊藤; Shinichi Iwata; 伸一岩田; Masaki Ota; 正樹太田; Atsushi Sakuyama; 篤作山
Original assignee: Hokkaido Railway Co; Nichijo Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Hokkaido Railway Co; Nichijo Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2003-02-12
Filing date: 2003-02-12
Publication date: 2004-09-02
Anticipated expiration: 2023-02-12
Also published as: JP4210528B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a track working vehicle for safely and easily attaching-detaching a working device. <P>SOLUTION: A hook 4 and a bracket 6 are arranged by projecting from a front part of a track vehicle 1. A snow removing device 10 is provided with a horizontal pipe 14 and a lock pin 15. The snow removing device 10 is provided with auxiliary wheels 21 and 31 liftable by hydraulic cylinders 24 and 34. When housing the auxiliary wheels 21 and 31 by contracting the hydraulic cylinders 24 and 34 in a state of allowing a rear part of the snow removing device 10 movably supported by the auxiliary wheels 21 and 31 to abut on the front part of the track vehicle 1, the horizontal pipe 14 engages with the hook 4. When further inserting the lock pin 15 into a hole 7 of the bracket 6 by the unillustrated hydraulic cylinder, the snow removing device 10 is installed in the track vehicle 1. When removing the snow removing device 10, inverse work is performed. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、除雪装置等の作業装置を装着した軌道作業車に関し、さらに詳しく言えば、作業装置を容易に脱着するための技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
軌道上を走行する車両（以下、軌道車両という）の端部に除雪装置を装着した軌道除雪車は周知である。一般的には、車両本体から除雪装置を取り外して草刈装置等の他の作業装置を軌道車両に装着することで、除雪以外の作業用途にも使用できるように構成されている。
【０００３】
軌道車両に装着される除雪装置としてはラッセル式除雪装置又はロータリ式除雪装置があり、積雪状況等に応じていずれかが使用される。しかし、各方式ごとに軌道除雪車（作業車）を用意することは費用がかかり、また、保管場所も必要となるため、１台でラッセル除雪とロータリ除雪の両方式の除雪作業に対応できるよう、あるいは路線の往復除雪などに対応できるよう、車輌の前部と後部とに除雪装置を装着可能に構成されたものもある。
【０００４】
図９は、車輌の前部と後部にラッセル式除雪装置とロータリ式除雪装置をそれぞれ装着した軌道除雪車の一例を示す側面図である。もちろん、前部と後部の双方にラッセル式除雪装置を装着したり、双方にロータリ式除雪装置を装着することも可能である。また、除雪装置以外の作業装置を装着する場合も同様である。
【０００５】
ところで、軌道車両に装着される作業装置は重量が大きく、その装着及び取り外し作業は手間が掛かる上に危険も伴う作業であった。ここで、従来の作業装置とそれを装着した軌道作業車における作業装置の脱着作業について、図９及び図１０を参照して説明する。
【０００６】
軌道除雪車においては、路線の往復除雪などのために方向転換が要求されるが、自動車などと違って軌道除雪車の向きを変えることは容易ではない。そこで、従来、転車台と呼ばれる機構を軌道車両に設けておくことで、方向転換できるように構成されたものがある。
【０００７】
図９において、車両本体の前部にラッセル式除雪装置１１０を装着し、後部にロータリ式除雪装置を装着した軌道車両１００（軌道除雪車）が示されている。軌道車両１００の台車の下部には転車台１０１が装着されている。転車台１０１と車両１００の台車間には油圧シリンダ１０２（図１０）が配設されており、走行時は図９に示すように油圧シリンダを収縮させて転車台１０１を収納した状態とし、方向転換作業時には図１０に示すように油圧シリンダ１０２を伸張させることで軌道車両を除雪装置とともに持ち上げ、軌道車両の車輪を線路面から浮かせた状態にする。転車台１０１は旋回台座を有しており、車輪を線路面から浮かせた状態の軌道車両１００を、人手により旋回させて軌道除雪車の向きを変え、油圧シリンダ１０２を収縮させて軌道車両の車輪を線路に降ろし、さらに転車台１０１を格納状態に戻して方向転換が行われる。
【０００８】
このような転車台を備える軌道車両においては、除雪装置（作業装置）の脱着も転車台を利用して行われる。その作業について図１０を参照して説明する。先ず、油圧シリンダ１０２を伸張させることで軌道車両１００を除雪装置と共に持ち上げる。その状態で、線路上にセットした補助台車１０３を除雪装置、この場合はラッセル式除雪装置１１０の下部に移動させ、補助台車と除雪装置の位置合せ及び油圧シリンダ１０２による高さ調節をして除雪装置１１０を補助台車１０３に装着する。さらに、除雪装置１１０を軌道車両１００に取り付けているボルト・ナット１１１（図１１）を外し、補助台車１０３に載せた除雪装置１１０を人力で押して移動させ、除雪装置１１０を軌道車両１００から取り外す。そして、油圧シリンダ１０２を収縮させて軌道車両１００を線路上に降ろし、転車台１０１を格納して除雪装置の取り外し作業が終了する。除雪装置を装着する場合は上記の逆となる。なお、図１１は除雪装置１１０のフレームを示す後面図で、除雪装置１１０を軌道車両１００に装着するためのボルト・ナット１１１が左右両側で計１０個所程度設けられている。また、ロータリ式除雪装置１５０あるいは他の作業装置を軌道車両１００に脱着するための構成と作業も同様である。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の作業装置とそれを装着した軌道作業車においては、上述したような作業装置の脱着作業を行うに際し、車両一端あるいは両端に重量のある作業装置を装着した軌道作業車を、面積の小さな転車台１０１で持ち上げた状態において、補助台車１０３と除雪装置１１０（作業装置）の正確な位置合せのために作業員が除雪装置１１０の下にもぐりこむ必要があり、非常に危険であった。また、ボルト・ナット１１１の取り外しあるいは装着を行うためには、除雪装置と車両本体間での上下方向の位置合せもかなり正確に行う必要がある。これらのことから、脱着作業自体も非常に手間が掛かり、従来は数人がかりで半日程度の時間を要していた。
【００１０】
本発明は、従来の軌道作業車における上述の問題を解決し、作業装置の安全かつ容易な脱着を行うことのできる軌道作業車を提供することを課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、本発明により、軌道上を走行する軌道車両に作業装置を装着した軌道作業車において、フック状部材を軌道車両と作業装置の一方側に設け、他方側に前記フック状部材に嵌合する嵌合部材を設けるとともに、アクチュエータによりロック位置とロック解除位置とに移動されるロックピンを軌道車両と作業装置の一方側に設け、他方側に前記ロックピンが挿入されるロックピン受け部材を設け、前記嵌合部材を前記フック状部材に嵌合させ前記ロックピンを前記ロックピン受け部材に挿入することで作業装置が軌道車両に装着され、前記ロックピンを前記ロックピン受け部材から退避させることで作業装置の軌道車両からの分離が可能となることにより解決される。
【００１２】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、アクチュエータにより昇降可能な補助車輪を作業装置に設け、該補助車輪を下降させることにより作業装置が軌道上に押し上げられて移動可能となることを提案する。
【００１３】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記補助車輪を下降させた場合、前記嵌合部材と前記フック状部材とが高さ方向において干渉しない位置関係となり、前記補助車輪を上昇させた場合、前記嵌合部材と前記フック状部材とが高さ方向において嵌合可能な位置関係となることを提案する。
【００１４】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記補助車輪を下降させ前記嵌合部材と前記フック状部材とが高さ方向において干渉しない位置関係となった状態で軌道車両と作業装置とを当接させ、該当接状態で前記補助車輪を上昇させることにより作業装置が下降して前記嵌合部材が前記フック状部材に嵌合することを提案する。
【００１５】
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記フック状部材は、前記嵌合部材を受ける受け部への導入部を有することを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記各アクチュエータを制御するコントローラを着脱可能なカップラを、軌道車両と作業装置とにそれぞれ設けることを提案する。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図１は、本発明に係る作業装置としてのラッセル式除雪装置１０と、その除雪装置が装着される軌道車両１との装着部付近を概略的に示す側面図（一部断面図）である。
【００１７】
この図に示す軌道車両１は、先に説明した従来の軌道車両１００と基本的には同じであるが、転車台１０１は有っても無くても構わない。そして、本実施形態の軌道車両１では、その車台２の前端にある端面板３から突出する鉤状のフック４と、ロックピン受けブラケット（以下、車体側ブラケットという）６とが設けられている。フック４の上面には、除雪装置１０の後述する水平パイプを受けるための受け部５（略半円状の切欠き）が形成されている。また、車体側ブラケット６には、除雪装置１０に設けられた後述するロックピンが挿入されるピン受け穴７が形成されている。フック４と車体側ブラケット６は、端面板３の正面図（図１のＣ−Ｃ線から見た図）である図２に示すように、車両幅方向の左右にそれぞれ１対ずつ設けられている。
【００１８】
一方、除雪装置１０においては、上下フレーム１１，１２の前部にラッセル板１３が装着されている。除雪装置の後端部には水平パイプ１４（嵌合部材）及びロックピン１５が設けられている。水平パイプ１４は軌道車両１のフック４に嵌合されるものであり、ロックピン１５は軌道車両１のロックピン受けブラケット（車体側ブラケット）６に挿入されるものである。
【００１９】
除雪装置１０の後端部の正面図（図１のＢ−Ｂ線から見た図）である図３に示されるように、水平パイプ１４は、左右のブラケット１８，１８を介して縦フレーム１９，１９によって支持される。水平パイプ１４の下側には、軌道車両１のフック４が進入できるだけの高さを有する空間部２０が設けてある。
【００２０】
また、ロックピン１５は、横向きに配設された油圧シリンダ１６のロッド先端に取り付けられており、２枚一組になったロックピン受けブラケット１７に設けられた穴部に進入できるようになっている。なお、除雪装置側のロックピン受けブラケット１７を、軌道車両１側のロックピン受けブラケット（車体側ブラケット）６と区別するため、装置側ブラケットと呼ぶ。ロックピン１５，油圧シリンダ１６，２枚一組の装置側ブラケット１７は、左右対称に１対ずつ設けられている。なお、ロックピン１５は油圧シリンダ１６のロッド先端にピン（符号省略）により枢着されており、油圧シリンダ１６とロックピン１５が直線上に無くてもロックピン１５が移動できるように構成されており、設計の自由度を高めている。
【００２１】
図４は、除雪装置１０を軌道車両１に装着した状態を概略的に示す側面図（一部断面図）である。また、図５は、図４のＤ−Ｄ線での断面図である。
図４に示すように、除雪装置１０を軌道車両１に装着した状態では、除雪装置の水平パイプ１４が軌道車両１のフック４の受け部に嵌合し、ロックピン１５が車体側ブラケット６に挿入されている。このとき、図５から分るように、軌道車両１の車体側ブラケット６は、除雪装置１０の２枚一組となった装置側ブラケット１７の間に入り込んだ状態となっている。そして、油圧シリンダ１６を伸長させることにより、ロックピン１５が装置側ブラケット１７と車体側ブラケット６とを貫通して挿入される。これにより、軌道車両１と除雪装置１０とが前後左右及び上下方向にしっかりと位置決めされ、除雪装置１０が軌道車両１に装着・支持される。
【００２２】
ところで、図１及び図４に示されるように、除雪装置１０には補助前輪３１と補助後輪２１とが設けられている。
補助後輪２１は、支持部材２２の一端部に枢着され、回転可能に支持される。支持部材２２は、車輪の反対側端部に位置する軸２３が図示しないブラケットに枢着されて該ブラケットを介して下フレーム１２に支持され、揺動可能となっている。油圧シリンダ２４は、上端部が補助フレーム２５のブラケットに枢着・支持されている。また、油圧シリンダ２４のロッド先端がピンを介して支持部材２２の中央部付近に枢着されている。これにより、油圧シリンダ２４の伸張と収縮によって補助後輪２１が軸２３を中心として揺動するように構成されている。油圧シリンダ２４を収縮させると、支持部材２２がほぼ水平状態となり、補助後輪２１がレール面から離間した格納状態となる（図４）。また、油圧シリンダ２４を伸張させると、支持部材２２がほぼ垂直になるまで補助後輪２１が下降する（図１）。
【００２３】
補助前輪３１も同様の構成となっており、油圧シリンダ３４の上端がブラケット３５に枢着され、上フレーム１１に支持される。油圧シリンダ３４を収縮させると、支持部材３２がほぼ水平状態となり、補助前輪３１がレール面から離間した格納状態となる（図４）。また、油圧シリンダ３４を伸張させると、支持部材３２がほぼ垂直になるまで補助前輪３１が下降する（図１）。
【００２４】
油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４へは、本例の場合、軌道車両１から油圧が供給される。油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を伸張させることにより、補助後輪２１及び補助前輪３１がレール面に当接し、除雪装置１０を押し上げるように構成されている。本例の場合、油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を最大限伸張させると、図１に示すように、除雪装置の水平パイプ１４の下面が軌道車両のフック４の上端より高くなるように設定されている。
【００２５】
次に、除雪装置１０の軌道車両１への脱着作業について説明する。
まず、除雪装置１０を軌道車両１から取り外す作業から説明する。
図４及び図５に示すように、除雪装置１０が軌道車両１に装着された状態では、油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４が収縮されており、補助前輪３１および補助後輪２１がレール面から離間するように格納されている。また、ロックピン１５が車体側ブラケット６及び装置側ブラケット１７に挿入されている。この状態から、油圧シリンダ１６を収縮させることにより、ロックピン１５が車体側ブラケット６から引き抜かれる。このとき、装置側ブラケット１７の外側板からはロックピン１５が抜けているが、内側板からはロックピン１５が完全に抜けておらず、ロックピン１５の先端部が装置側ブラケット１７の内側板に入ったままの状態となるように構成されている（図３参照）。
【００２６】
そして、油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を伸張させると、図４において補助前輪３１は時計回りに、補助後輪２１は反時計回りにそれぞれ回動して、補助前輪３１および補助後輪２１がレール面に当接し、除雪装置を上昇させる。上述したように、除雪装置の水平パイプ１４は軌道車両のフック４の上面に設けられた受け部５に載っているものであり、また、ロックピン１５が車体側ブラケット６から抜けているため、除雪装置１０が上方に移動することが可能である。
【００２７】
なお、軌道車両１に装着された除雪装置１０の油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を伸張させると、補助前輪３１および補助後輪２１は自動的に左右のレール間に嵌合し、補助前輪３１および補助後輪２１の車輪の顎（図５参照）が左右のレールに嵌合するため、補助前輪３１および補助後輪２１の位置合わせなどは必要がなく、作業員が除雪装置の下にもぐりこむ必要も無い。したがって、危険を伴うことも無い。
【００２８】
油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４が最大限伸張すると、除雪装置の水平パイプ１４の下面が軌道車両のフック４の上端より高くなり、除雪装置１０と軌道車両１との装着が解除される。除雪装置１０と軌道車両１との装着が解除された状態（除雪装置１０が自身の補助前輪３１および補助後輪２１で支持された状態）で、除雪装置１０を人力により前方に押すことによって、図１に示すように、除雪装置１０が軌道車両１から切り離される。なお、切り離しの前に、軌道車両１から除雪装置１０への油圧ライン等の接続を分離しておく。除雪装置１０を人力で移動させる場合、動き始めは重いが、一端動き出してしまえば案外容易に移動させることができる。
【００２９】
除雪装置１０の軌道車両１への装着作業は取り外しの場合と逆である。
すなわち、図１に示すように、自身の補助前輪３１および補助後輪２１で支持された除雪装置１０を人力で押しながら軌道車両１に近づけ、除雪装置の後部を軌道車両の端面板３に当接させる。すると、除雪装置の水平パイプ１４が軌道車両のフック４の上部に位置し、また、軌道車両の車体側ブラケット６が除雪装置の２枚一組の装置側ブラケット１７の間に入り込んだ状態となる。ここで、軌道車両１から除雪装置１０への油圧ライン等を接続し、除雪装置の油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を収縮させる。これにより、補助前輪３１及び補助後輪２１がそれぞれ回動して（除雪装置押し上げ時とは逆方向に）、除雪装置１０が下降し始める。水平パイプ１４がフック４の受け部５に嵌合すると、補助前輪３１および補助後輪２１がレール面から離間して除雪装置１０が軌道車両１によって支持される。そして、図５に示すように、除雪装置の油圧シリンダ１６を伸張させ、ロックピン１５を車体側ブラケット６（および装置側ブラケット１７の外側板）に挿入する。これにより、図４に示すように、除雪装置１０が軌道車両１に装着された状態となる。
【００３０】
除雪装置１０の軌道車両１への装着時においても、除雪装置の後部を軌道車両の端面板３に当接させるだけで、水平パイプ１４とフック４との前後方向（図１の左右方向）の位置決め、あるいはロックピン１５と車体側ブラケット６との前後方向（図１の左右方向）の位置決めがなされる。さらに、除雪装置の油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を収縮させるだけで、水平パイプ１４とフック４との上下方向の位置決め（水平パイプ１４のフック４への嵌合）、および、ロックピン１５と車体側ブラケット６との上下方向の位置決めが自動的になされるため、作業は極めて容易である。
【００３１】
ところで、図１に示すように、軌道車両１のフック４には、水平パイプ１４を受けるための受け部５が設けられているが、水平パイプ１４の受け部５への嵌合を容易にするため、フック４の上部内側（受け部５の前端側）に導入部４ａが形成されている。この導入部４ａを設けたことにより、除雪装置装着時の、油圧シリンダ２４及び油圧シリンダ３４を収縮させて除雪装置を下降させるときに、水平パイプ１４の位置が受け部５の真上（中心の真上）から多少前側に位置している場合でも、除雪装置が下降することにより水平パイプ１４が導入部４ａの斜面に当接してフック４の受け部５に導かれ、水平パイプ１４とフック４との嵌合が容易かつ確実に行われるようになっている。
【００３２】
図６は、除雪装置１０の油圧系統を簡易的に示す模式図である。
この図において、除雪装置１０の油圧制御部４１には、軌道車両１との間に油圧路４２，４３が配設されている。油圧路４２，４３は、それぞれ軌道車両に設けられている油圧ポンプと油タンクに接続されている。油圧制御部４１は電磁弁４４を備えており、この電磁弁４４から前述した油圧シリンダ２４，３４（除雪装置の昇降用）と油圧シリンダ１６（ロックピン作動用）間に油圧路４５，４６，４７が連絡されている。各油圧シリンダとの油圧路はそれぞれ伸張側と収縮側があるがここでは図の簡略化のために１本のラインで示してある。なお、油圧路４７は、左右の油圧シリンダ１６，１６に接続されるため、先が２本になっている。
【００３３】
電磁弁４４のソレノイドバルブはコントローラ４０により制御される。また、電磁弁４４への制御信号線は軌道車両１の運転席にも延びている。本例では、コントローラ４０はカップラ４８に着脱可能に構成されており、軌道車両１の運転席にもコントローラ４０が着脱可能なカップラが設けられている（図示せず）。したがって、除雪装置の着脱作業にあたり、軌道車両１の運転席から油圧シリンダ２４，３４，１６を制御することもできるし、軌道車両１の運転席からコントローラ４０を取り外して除雪装置のカップラ４８にセットすることで、除雪装置の脇から制御することもできる。
【００３４】
除雪装置１０を軌道車両１に装着した状態、あるいは軌道車両１から取り外した状態で電磁弁４４をロックすれば、各油圧シリンダ２４，３４，１６は伸張又は収縮の状態でロックされるが、事故防止のために装着状態あるいは取り外し状態で補助前輪３１と補助後輪２１及びロックピン１５を機械的にロックする安全装置を設けてある。その安全装置は図示を省略してあるが、例えばロックピン１５の場合、ロックピンの先端に穴を設け、油圧シリンダ１６を伸長させてロックピン１５の先端が２枚一組となった装置側ブラケット１７の外側板から突出したときに、その穴に安全ピンを嵌装する構成とすることができる。これにより、除雪装置装着時のロックピン１５の抜け止めが確実になされる。
【００３５】
補助前輪３１と補助後輪２１の安全装置としては、例えば補助前輪３１と補助後輪２１が装着されている支持部材２２に安全ボルトを設けておき、除雪装置装着時（補助車輪格納時）と取り外し時（補助車輪下降時）のそれぞれの状態で、支持部材２２を除雪装置フレームに上記安全ボルトで固定するような構成とすることができる。これにより、除雪装置装着時と取り外し時において補助車輪が回動することを確実に防止でき、装着時（除雪作業時）における補助車輪の下降と、除雪装置取り外し時の補助車輪の巻き込み（除雪装置の下降）とを確実に防止できる。
【００３６】
上記のように、本発明の除雪装置と軌道車両においては、補助車輪２１，３１と、その補助車輪を回動させて除雪装置自体を昇降させるアクチュエータ（本例では油圧シリンダ）ならびに除雪装置を簡単に軌道車両に連結する構成とを有しているので、除雪装置の着脱作業時に作業員が除雪装置の下にもぐる必要が無く、着脱作業を安全に行うことができる。作業時間も、従来は半日ほどかかっていたものが１０〜１５分で済み、画期的に作業時間を短縮することができる。
【００３７】
図示例では作業装置としてラッセル式除雪装置の場合で説明したが、ロータリ式除雪装置あるいは草刈装置等、他の作業装置の場合も基本的には上記説明したラッセル式除雪装置１０と同様の構成で対応することができる。なお図示例では、ロックピン１５を除雪装置１０側に設けていたが、ロックピン１５及びその油圧シリンダ１６は、軌道車両１側に設けることも可能である。
【００３８】
とこで、ロータリ式除雪装置の場合は除雪装置の最前部にオーガが有り、オーガに続いてブロワ等が設けられるために、補助前輪の設置が困難な場合が有る。そこで、補助後輪は前記説明したラッセル式除雪装置１０の場合と同様とし、補助前輪を設けずに、前側だけ台車を利用するようにした第２の実施形態について説明する。
【００３９】
図７は、本発明に係る作業装置としてのロータリ式除雪装置５０と、その除雪装置が装着される軌道車両１との装着部付近を概略的に示す平面図（上側）と側面図（下側）を並べた２面図である。
【００４０】
この図において、除雪装置５０はオーガ５１，ブロワ５２，シュート５３を有している。また、除雪装置の前端には左右の１対の掻き寄せ翼６１，６１が装着されている。除雪装置５０の後端部には、前記説明した実施形態のラッセル式除雪装置１０と同様に、補助後輪２１と水平パイプ１４が設けられている。この他、図では隠れて見えないが、補助後輪２１を昇降させるための油圧シリンダ２４やロックピン１５及びその油圧シリンダ１６等が設けられている（図４参照）。また、軌道車両１の端部にはフック４と、図では見えない車体側ブラケット６も設けられている。すなわち、除雪装置後部における構造は前記実施形態のラッセル式除雪装置１０の場合と同様である。
【００４１】
１対の掻き寄せ翼６１，６１は、その根元部を支点として回動可能になっており、油圧シリンダ６２，６２により図に仮想線で示すように展開可能に構成されている。また、掻き寄せ翼６１，６１は除雪装置５０に対して昇降（上下方向に移動）可能に構成されており、除雪装置５０と左右の掻き寄せ翼６１との間に油圧シリンダ６３，６３が配設されている。左右の油圧シリンダ６３，６３を伸張又は収縮させることにより、掻き寄せ翼６１，６１が下降又は上昇する。これにより、掻き寄せ翼６１が除雪装置５０に対して所定の範囲で昇降できるようになっており、積雪状態に応じて掻き寄せ翼の高さ（上下方向の位置）を調節する。
【００４２】
そして、この掻き寄せ翼６１の昇降機構を利用して、ロータリ式除雪装置５０の着脱時に、ロータリ式除雪装置５０の前側に台車を装着又は取り外す。
すなわち、油圧シリンダ６３，６３を収縮させることにより、図８（ｂ）に実線で示すように掻き寄せ翼６１が上昇するので、レール上にセットした台車７０を掻き寄せ翼６１の下に移動させ位置合せを行う。油圧シリンダ６３，６３をある程度伸張させると図８（ｂ）に仮想線で示すように掻き寄せ翼６１が下降して台車７０の上に載る。さらに、油圧シリンダ６３，６３を伸張させると、台車７０があるために掻き寄せ翼６１はそれ以上下降できず、ロータリ式除雪装置５０の前側部分が台車７０の上に持ち上げられる。台車７０を取り外す場合は、油圧シリンダ６３，６３を収縮させてやれば、掻き寄せ翼６１が上昇するので、台車７０を移動させればよい。
【００４３】
本実施形態における除雪装置５０の軌道車両１への脱着作業について説明する。
図７に示す装着状態から除雪装置５０を取り外す場合、先ず、油圧シリンダ６３を収縮させて掻き寄せ翼６１を上昇させる。そして、レール上にセットした台車７０を掻き寄せ翼６１の下に移動させ位置合せを行い、油圧シリンダ６３を伸張させることで除雪装置５０の前側部分を台車７０の上に持ち上げる。このとき除雪装置５０の後端部分では、前記実施形態で説明したように、ロックピン１５を車体側ブラケット６から抜くとともに、油圧シリンダ２４（図１，４）を伸張させて補助後輪２１を下降させ、除雪装置５０の後側部分をレール上に持ち上げる。これにより、水平パイプ１４とフック４との嵌合が外れ、除雪装置５０は台車７０と補助後輪２１によってレール上に支持される。そして、油圧系統及び電気系統を車両本体から切り離し、除雪装置５０を人力により移動させることで、除雪装置５０を軌道車両１から離間させる。なお、台車７０と掻き寄せ翼６１のセット部６５とにピン挿入穴が設けられており、ロックピン７１を両者に挿入することにより、台車７０の位置ズレを防止している（図８）。
【００４４】
除雪装置５０を軌道車両１に装着する場合は上記と逆であり、台車７０と補助後輪２１によりレール上を移動可能に支持された除雪装置５０を軌道車両１に近づけ、除雪装置の後部を軌道車両１の端面板に当接させる。そして、台車７０と掻き寄せ翼６１間にセットしたロックピン７１を抜き取る。次に、除雪装置と車両本体間で油圧ライン及び電源ラインを接続し、油圧シリンダ６３，６３及び油圧シリンダ２４を収縮させる。油圧シリンダ６３の収縮により、台車７０上に掻き寄せ翼６１が載っている除雪装置５０の前側では除雪装置５０が下降し、また、除雪装置５０の後側でも油圧シリンダ２４の収縮により補助後輪２１が回動して除雪装置５０が下降する。ある程度除雪装置５０が下降すると水平パイプ１４とフック４とが嵌合し、除雪装置５０の後側では補助後輪２１がレール面から離間する。水平パイプ１４とフック４の嵌合により除雪装置５０が軌道車両１によって支持されるため、除雪装置５０の前側では、さらに油圧シリンダ６３が収縮すると（除雪装置５０は下降せず）掻き寄せ翼６１が上昇する。そして、前記実施形態で説明したように、ロックピン１５の油圧シリンダ１６を伸長させてロックピン１５を車体側ブラケット６に挿入する。また、掻き寄せ翼６１の上昇により、掻き寄せ翼６１と台車７０とが離間するので、台車７０を移動させてレール上から取り除く。このようにして除雪装置５０が軌道車両１に装着され、除雪作業が可能となる。
【００４５】
本実施形態の場合、ロータリ除雪装置５０の前側では台車７０を使用することになるが、その台車７０の除雪装置への取り付け位置はオーガ前方の左右の掻き寄せ翼６１，６１の間である。この左右の掻き寄せ翼の間には、図７から分るように何の部材も無いため、台車７０のセットに際し位置の確認は容易であり、従来のラッセル式除雪装置のように除雪装置の下に作業員がもぐり込まなくてもよい。したがって、従来のラッセル式除雪装置の場合と比べて台車のセットは容易であり危険も少ない。ロータリ除雪装置５０の後部側は自動的に補助後輪２１が進退するので、作業は容易で危険も少ない。
【００４６】
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。
例えば、フックとその嵌合部材及びロックピンとそのブラケットの形状や設置位置は適宜変更することができる。図１２に示すように、作業装置１０側にフック４（ここでは下面に受け部を有している）を設け、軌道車両１側にフックと嵌合する嵌合部材（ここでは水平パイプ１４）を設けることもできる。また、ロックピン１５を軌道車両１側に設け、そのロックピンが挿入されるブラケット６を作業装置１０側に設けることもできる。また、嵌合部材（ここでは水平パイプ１４）を軌道車両１の内部側に設置し、作業装置のフック４が車両内に進入するよう構成することもできる。ロックピンとそのブラケットについても同様である。嵌合部材の形状も円形断面パイプに限らず任意である。その場合、フックの受け部形状を嵌合部材に応じた形状にすればよい。嵌合部材が２つあるいは３つ以上に分割された構成でも良い。ロックピンの形状やそのロックピンが挿入されるブラケット（装置側、車体側）の形状、あるいは、ロックピンの移動方向（実施形態では水平方向とした）も任意である。
【００４７】
さらに、除雪装置をレール上に上昇・支持させるための補助車輪（補助前輪、補助後輪）あるいは除雪装置を地面上に上昇させるための押圧板の構成は、その移動方向やリンク構成、あるいは装着位置等も適宜変更することができる。また、それらを動かすためのアクチュエータも油圧シリンダに限らない。
【００４８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の軌道作業車によれば、嵌合部材をフック状部材に嵌合させロックピンを受け部材に挿入することで作業装置が軌道車両に装着され、ロックピンを受け部材から退避させることで作業装置の軌道車両からの分離が可能となるので、従来ボルト・ナットによって連結されていた作業装置の軌道車両からの分離及び作業装置の軌道車両への取り付け作業が容易となり、作業時間を大幅に短縮することができる。
【００４９】
請求項２の構成により、アクチュエータにより昇降可能な補助車輪を作業装置に設け、該補助車輪を下降させることにより作業装置が軌道上に押し上げられて移動可能となるので、作業装置の装着作業あるいは分離作業時に台車を用いなくて済む。したがって台車の位置決めのために作業員が作業装置の下にもぐる必要も無く、安全に作業を行うことができる。また、作業時間を飛躍的に短縮することができる。
【００５０】
請求項３の構成により、補助車輪を下降させると嵌合部材とフック状部材とが干渉しない高さ関係となり、また、補助車輪を上昇させると嵌合部材とフック状部材とが嵌合可能な高さ関係となるので、嵌合前段階から嵌合状態への移行、及び、嵌合状態から嵌合解除状態への移行を容易に行うことができる。
【００５１】
請求項４の構成により、補助車輪を下降させた（作業装置を押し上げた）状態で軌道車両と作業装置とを当接させ、その当接状態で補助車輪を上昇させることにより作業装置が下降して嵌合部材がフック状部材に嵌合するので、嵌合部材とフック状部材との嵌合及び嵌合解除が容易にでき、作業時間を大幅に短縮することができる。
【００５２】
請求項５の構成により、フック状部材が嵌合部材を受ける受け部への導入部を有するので、嵌合部材とフック状部材を嵌合させる際の位置関係の許容度が大きくなり、両者を容易に嵌合させることができる。
【００５３】
請求項６の構成により、各アクチュエータを制御するコントローラを着脱可能なカップラを軌道車両と作業装置とにそれぞれ設けたので、各アクチュエータを軌道車両から、または車両外部の作業装置の傍らから制御することができ、作業態様を広げて装着あるいは取り外し作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ラッセル式除雪装置と軌道車両との装着部付近を概略的に示す側面図（一部断面図）である。
【図２】軌道車両の端面板の正面図である。
【図３】ラッセル式除雪装置の後端部の正面図である。
【図４】ラッセル式除雪装置を軌道車両に装着した状態を概略的に示す側面図（一部断面図）である。
【図５】除雪装置と軌道車両の装着部の様子を示す断面図である。
【図６】除雪装置の油圧系統を簡易的に示す模式図である。
【図７】ロータリ式除雪装置と軌道車両との装着部付近を概略的に示す２面図である。
【図８】ロータリ式除雪装置の前側に台車を使用する実施形態を示す２面図である。
【図９】従来の軌道除雪車の一例を示す側面図である。
【図１０】その軌道除雪車における除雪装置の着脱作業を説明するための側面図である。
【図１１】その軌道除雪車における除雪装置の後面図である。
【図１２】本発明の変形例を説明する模式図である。
【符号の説明】
１軌道車両
１０ラッセル式除雪装置
４フック
５受け部
６車体側ブラケット（ロックピン受け部材）
１４水平パイプ（嵌合部材）
１５ロックピン
１６油圧シリンダ（アクチュエータ）
１７装置側ブラケット
２１補助後輪
２４油圧シリンダ（アクチュエータ）
３１補助前輪
３４油圧シリンダ（アクチュエータ）
４０コントローラ
４４３連電磁弁
４８カップラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a track work vehicle equipped with a work device such as a snow removal device, and more particularly to a technique for easily detaching the work device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A track snowplow in which a snow removal device is attached to an end of a vehicle traveling on a track (hereinafter referred to as a track vehicle) is well known. In general, the snow removal device is removed from the vehicle body and another working device such as a mowing device is attached to the track vehicle so that it can be used for work other than snow removal.
[0003]
As a snow removal device attached to the track vehicle, there is a Russell type snow removal device or a rotary type snow removal device, and one of them is used depending on the snow accumulation condition or the like. However, it is expensive to prepare a track snow plow (work vehicle) for each method, and a storage space is also required, so that one unit can handle both the Russell snow removal and the rotary snow removal work. In some cases, a snow removal device can be attached to the front and rear portions of the vehicle so as to cope with a snow removal on a route.
[0004]
FIG. 9 is a side view showing an example of a track snowplow in which a Russell snowplow and a rotary snowplow are respectively attached to the front and rear of the vehicle. Of course, it is also possible to attach a Russell snow removal device to both the front and rear, or to attach a rotary snow removal device to both. The same applies when a work device other than the snow removal device is mounted.
[0005]
By the way, the working device mounted on the track vehicle is heavy, and the mounting and detaching operations are laborious and dangerous. Here, with reference to FIGS. 9 and 10, a description will be given of a conventional work device and a work work for detaching the work device in a track work vehicle equipped with the work device.
[0006]
An orbital snowplow requires a change of direction for reciprocating snow on a route, but unlike an automobile or the like, it is not easy to change the direction of an orbital snowplow. In view of this, there has heretofore been configured to change the direction by providing a mechanism called a turntable in the track vehicle.
[0007]
FIG. 9 shows a track vehicle 100 (track snowplow) having a Russell snow removal device 110 attached to the front of the vehicle body and a rotary snow removal device attached to the rear. A turntable 101 is attached to the lower part of the carriage of the track vehicle 100. A hydraulic cylinder 102 (FIG. 10) is disposed between the turntable 101 and the carriage 100. During traveling, the hydraulic cylinder is contracted to accommodate the turntable 101 as shown in FIG. At the time of conversion work, as shown in FIG. 10, the hydraulic cylinder 102 is extended to lift the track vehicle together with the snow removal device so that the wheels of the track vehicle are lifted from the track surface. The turntable 101 has a swivel base, and the track vehicle 100 with the wheels floating from the track surface is manually turned to change the direction of the track snowplow, and the hydraulic cylinder 102 is contracted to reduce the wheels of the track vehicle. Is lowered to the track, and the turntable 101 is returned to the retracted state to change the direction.
[0008]
In a track vehicle having such a turntable, the snow removal device (working device) is also attached and detached using the turntable. The operation will be described with reference to FIG. First, the track vehicle 100 is lifted together with the snow removal device by extending the hydraulic cylinder 102. In this state, the auxiliary carriage 103 set on the track is moved to the lower part of the snow removal device, in this case, the Russell snow removal device 110, and the position of the auxiliary carriage and the snow removal device is adjusted and the height is adjusted by the hydraulic cylinder 102 to remove the snow. The device 110 is attached to the auxiliary cart 103. Further, the bolts and nuts 111 (FIG. 11) that attach the snow removal device 110 to the track vehicle 100 are removed, and the snow removal device 110 placed on the auxiliary carriage 103 is pushed and moved manually to remove the snow removal device 110 from the track vehicle 100. Then, the hydraulic cylinder 102 is contracted to lower the track vehicle 100 onto the track, the turntable 101 is stored, and the removal work of the snow removal device is completed. When a snow removal device is installed, the reverse is true. FIG. 11 is a rear view showing the frame of the snow removal device 110, and about 10 bolts and nuts 111 for attaching the snow removal device 110 to the track vehicle 100 are provided on both the left and right sides. The configuration and work for attaching / detaching the rotary snow removal device 150 or other work device to / from the track vehicle 100 are also the same.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional work device and the track work vehicle equipped with the work device, when performing the work of attaching / detaching the work device as described above, the track work vehicle equipped with a heavy work device at one or both ends of the vehicle is reduced in area. In the state where it was lifted by the small turntable 101, it was necessary for the worker to go under the snow removal device 110 in order to accurately align the auxiliary carriage 103 and the snow removal device 110 (working device), which was very dangerous. In addition, in order to remove or install the bolts and nuts 111, it is necessary to align the vertical direction between the snow removal device and the vehicle body fairly accurately. For these reasons, the detachment work itself is very laborious, and conventionally it takes several people and takes about half a day.
[0010]
An object of the present invention is to solve the above-described problems in a conventional track work vehicle and to provide a track work vehicle in which a work device can be removed safely and easily.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, in the track work vehicle in which the work device is mounted on the track vehicle traveling on the track, the hook-like member is provided on one side of the track vehicle and the work device, and the hook-like member is provided on the other side. A lock pin receiver is provided in which a lock pin is provided on one side of the track vehicle and the work device, and the lock pin is inserted on the other side while providing a fitting member to be fitted and moving to a lock position and a lock release position by an actuator. A work device is mounted on the track vehicle by providing a member, fitting the fitting member to the hook-like member, and inserting the lock pin into the lock pin receiving member. The lock pin is removed from the lock pin receiving member. The problem is solved by allowing the work device to be separated from the track vehicle by retracting.
[0012]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention provides an auxiliary wheel that can be moved up and down by an actuator in the work device, and the work device is pushed up on the track to be movable by lowering the auxiliary wheel. suggest.
[0013]
Further, in order to solve the above-described problem, the present invention provides a positional relationship in which the fitting member and the hook-shaped member do not interfere in the height direction when the auxiliary wheel is lowered, and the auxiliary wheel is raised. In this case, it is proposed that the fitting member and the hook-like member have a positional relationship that allows fitting in the height direction.
[0014]
In order to solve the above problems, the present invention provides a track vehicle and a working device in a state where the auxiliary wheel is lowered so that the fitting member and the hook-shaped member do not interfere with each other in the height direction. It is proposed that when the auxiliary wheel is raised in the corresponding contact state, the work device is lowered and the fitting member is fitted to the hook-like member.
[0015]
Moreover, in order to solve the said subject, this invention proposes that the said hook-shaped member has the introduction part to the receiving part which receives the said fitting member.
Further, in order to solve the above-described problems, the present invention proposes that a coupler that can attach and detach a controller that controls each actuator is provided in each of the track vehicle and the work device.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view (partially sectional view) schematically showing the vicinity of a mounting portion between a Russell snow removal device 10 as a working device according to the present invention and a track vehicle 1 to which the snow removal device is mounted.
[0017]
The track vehicle 1 shown in this figure is basically the same as the conventional track vehicle 100 described above, but the turntable 101 may or may not be provided. In the track vehicle 1 of this embodiment, a hook-like hook 4 protruding from an end face plate 3 at the front end of the chassis 2 and a lock pin receiving bracket (hereinafter referred to as a vehicle body side bracket) 6 are provided. . On the upper surface of the hook 4, a receiving portion 5 (substantially semicircular notch) for receiving a horizontal pipe (described later) of the snow removal device 10 is formed. The vehicle body side bracket 6 is formed with a pin receiving hole 7 into which a lock pin (described later) provided in the snow removal device 10 is inserted. As shown in FIG. 2, which is a front view of the end face plate 3 (viewed from line CC in FIG. 1), the hook 4 and the vehicle body side bracket 6 are provided in pairs on the left and right sides in the vehicle width direction. Yes.
[0018]
On the other hand, in the snow removal device 10, a Russell plate 13 is attached to the front portions of the upper and lower frames 11 and 12. A horizontal pipe 14 (fitting member) and a lock pin 15 are provided at the rear end of the snow removal device. The horizontal pipe 14 is fitted into the hook 4 of the track vehicle 1, and the lock pin 15 is inserted into the lock pin receiving bracket (vehicle body side bracket) 6 of the track vehicle 1.
[0019]
As shown in FIG. 3, which is a front view of the rear end portion of the snow removal device 10 (viewed from line BB in FIG. 1), the horizontal pipe 14 is connected to the vertical frame 19 via the left and right brackets 18, 18. , 19. A space 20 having a height that allows the hook 4 of the track vehicle 1 to enter is provided below the horizontal pipe 14.
[0020]
The lock pin 15 is attached to the tip of the rod of the hydraulic cylinder 16 disposed sideways so that it can enter a hole provided in a lock pin receiving bracket 17 which is a set of two. Yes. In addition, in order to distinguish the lock pin receiving bracket 17 on the snow removal device side from the lock pin receiving bracket (vehicle body side bracket) 6 on the track vehicle 1 side, it is referred to as a device side bracket. A pair of the lock pin 15, the hydraulic cylinder 16, and the two device side brackets 17 are provided symmetrically. The lock pin 15 is pivotally attached to the rod tip of the hydraulic cylinder 16 by a pin (not shown), and is configured so that the lock pin 15 can move even if the hydraulic cylinder 16 and the lock pin 15 are not in a straight line. The design freedom is increased.
[0021]
FIG. 4 is a side view (partially sectional view) schematically showing a state in which the snow removal device 10 is mounted on the track vehicle 1. FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
As shown in FIG. 4, in the state where the snow removal device 10 is mounted on the track vehicle 1, the horizontal pipe 14 of the snow removal device is fitted to the receiving portion of the hook 4 of the track vehicle 1, and the lock pin 15 is attached to the vehicle body side bracket 6. Has been inserted. At this time, as can be seen from FIG. 5, the vehicle body side bracket 6 of the track vehicle 1 is in a state of entering between the device side brackets 17 of the snow removal device 10 as a set. Then, by extending the hydraulic cylinder 16, the lock pin 15 is inserted through the device side bracket 17 and the vehicle body side bracket 6. As a result, the track vehicle 1 and the snow removal device 10 are firmly positioned in the front, rear, left, and right directions, and the snow removal device 10 is mounted and supported on the track vehicle 1.
[0022]
By the way, as shown in FIGS. 1 and 4, the snow removal device 10 is provided with auxiliary front wheels 31 and auxiliary rear wheels 21.
The auxiliary rear wheel 21 is pivotally attached to one end portion of the support member 22 and is rotatably supported. The support member 22 is swingable by a shaft 23 positioned at the opposite end of the wheel pivotally attached to a bracket (not shown) and supported by the lower frame 12 via the bracket. The upper end of the hydraulic cylinder 24 is pivotally supported and supported by a bracket of the auxiliary frame 25. Further, the rod tip of the hydraulic cylinder 24 is pivotally attached to the vicinity of the center portion of the support member 22 via a pin. Thereby, the auxiliary rear wheel 21 is configured to swing around the shaft 23 by the expansion and contraction of the hydraulic cylinder 24. When the hydraulic cylinder 24 is contracted, the support member 22 is substantially horizontal, and the auxiliary rear wheel 21 is retracted from the rail surface (FIG. 4). When the hydraulic cylinder 24 is extended, the auxiliary rear wheel 21 is lowered until the support member 22 becomes substantially vertical (FIG. 1).
[0023]
The auxiliary front wheel 31 has the same configuration, and the upper end of the hydraulic cylinder 34 is pivotally attached to the bracket 35 and supported by the upper frame 11. When the hydraulic cylinder 34 is contracted, the support member 32 is in a substantially horizontal state, and the auxiliary front wheel 31 is in a retracted state separated from the rail surface (FIG. 4). When the hydraulic cylinder 34 is extended, the auxiliary front wheel 31 is lowered until the support member 32 becomes substantially vertical (FIG. 1).
[0024]
In the case of this example, hydraulic pressure is supplied from the track vehicle 1 to the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34. By extending the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34, the auxiliary rear wheel 21 and the auxiliary front wheel 31 are in contact with the rail surface, and the snow removal device 10 is pushed up. In this example, when the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 are extended to the maximum extent, the lower surface of the horizontal pipe 14 of the snow removal device is set to be higher than the upper end of the hook 4 of the track vehicle as shown in FIG. Yes.
[0025]
Next, the work of attaching / detaching the snow removal device 10 to / from the track vehicle 1 will be described.
First, the operation of removing the snow removal device 10 from the track vehicle 1 will be described.
As shown in FIGS. 4 and 5, when the snow removal device 10 is mounted on the track vehicle 1, the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 are contracted, and the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 are separated from the rail surface. To be stored. A lock pin 15 is inserted into the vehicle body side bracket 6 and the device side bracket 17. From this state, the lock pin 15 is pulled out from the vehicle body side bracket 6 by contracting the hydraulic cylinder 16. At this time, the lock pin 15 is removed from the outer plate of the device side bracket 17, but the lock pin 15 is not completely removed from the inner plate, and the tip of the lock pin 15 is the inner plate of the device side bracket 17. It is comprised so that it may remain in the state (refer FIG. 3).
[0026]
When the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 are extended, the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 rotate in the clockwise direction and the counter rear wheel 21 in FIG. Touch the surface and raise the snow removal device. As described above, the horizontal pipe 14 of the snow removal device is placed on the receiving portion 5 provided on the upper surface of the hook 4 of the track vehicle, and the lock pin 15 is detached from the vehicle body side bracket 6. The snow removal device 10 can move upward.
[0027]
When the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 of the snow removal device 10 attached to the track vehicle 1 are extended, the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 are automatically fitted between the left and right rails, and the auxiliary front wheel 31 and Since the chin of the wheel of the auxiliary rear wheel 21 (see FIG. 5) is fitted to the left and right rails, there is no need to align the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21, and an operator needs to go under the snow removal device. There is no. Therefore, there is no danger.
[0028]
When the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 extend to the maximum extent, the lower surface of the horizontal pipe 14 of the snow removal device becomes higher than the upper end of the hook 4 of the track vehicle, and the attachment of the snow removal device 10 and the track vehicle 1 is released. By pushing the snow removal device 10 forward by human power in a state where the snow removal device 10 and the track vehicle 1 are released (the snow removal device 10 is supported by the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21), As shown in FIG. 1, the snow removal device 10 is separated from the track vehicle 1. Before disconnection, the connection of the hydraulic line or the like from the track vehicle 1 to the snow removal device 10 is disconnected. When the snow removal device 10 is moved manually, it is heavy at the beginning of movement, but can be moved unexpectedly easily once it starts moving.
[0029]
The work of attaching the snow removal device 10 to the track vehicle 1 is the reverse of the removal operation.
That is, as shown in FIG. 1, the snow removal device 10 supported by its own auxiliary front wheel 31 and auxiliary rear wheel 21 is brought close to the track vehicle 1 while pushing it manually, and the rear portion of the snow removal device is brought into contact with the end face plate 3 of the track vehicle. Make contact. Then, the horizontal pipe 14 of the snow removal device is positioned above the hook 4 of the track vehicle, and the vehicle body side bracket 6 of the track vehicle enters a state between the pair of device side brackets 17 of the snow removal device. . Here, a hydraulic line or the like from the track vehicle 1 to the snow removal device 10 is connected, and the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 of the snow removal device are contracted. As a result, the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 rotate (in a direction opposite to that when the snow removal device is pushed up), and the snow removal device 10 starts to descend. When the horizontal pipe 14 is fitted into the receiving portion 5 of the hook 4, the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 are separated from the rail surface, and the snow removal device 10 is supported by the track vehicle 1. Then, as shown in FIG. 5, the hydraulic cylinder 16 of the snow removal device is extended, and the lock pin 15 is inserted into the vehicle body side bracket 6 (and the outer plate of the device side bracket 17). As a result, as shown in FIG. 4, the snow removal device 10 is mounted on the track vehicle 1.
[0030]
Even when the snow removal device 10 is mounted on the track vehicle 1, the horizontal pipe 14 and the hook 4 can be moved in the front-rear direction (left-right direction in FIG. 1) simply by bringing the rear portion of the snow removal device into contact with the end face plate 3 of the track vehicle. Positioning or positioning of the lock pin 15 and the vehicle body side bracket 6 in the front-rear direction (left-right direction in FIG. 1) is performed. Furthermore, the horizontal pipe 14 and the hook 4 are positioned in the vertical direction (fitting the horizontal pipe 14 to the hook 4), and the lock pin 15 and the vehicle body simply by contracting the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34 of the snow removal device. Since the vertical positioning with the side bracket 6 is automatically performed, the operation is extremely easy.
[0031]
As shown in FIG. 1, the hook 4 of the track vehicle 1 is provided with a receiving portion 5 for receiving the horizontal pipe 14. However, the horizontal pipe 14 can be easily fitted into the receiving portion 5. Therefore, the introduction part 4a is formed on the upper inner side of the hook 4 (the front end side of the receiving part 5). By providing this introduction portion 4a, when the snow removal device is mounted, when the snow removal device is lowered by contracting the hydraulic cylinder 24 and the hydraulic cylinder 34, the position of the horizontal pipe 14 is directly above the receiving portion 5 (the center Even when the snow removal device descends, the horizontal pipe 14 comes into contact with the slope of the introduction portion 4a and is guided to the receiving portion 5 of the hook 4 even when the snow removal device is lowered. Can be easily and reliably fitted.
[0032]
FIG. 6 is a schematic diagram simply showing the hydraulic system of the snow removal device 10.
In this figure, hydraulic paths 42 and 43 are disposed between the hydraulic control unit 41 of the snow removal device 10 and the track vehicle 1. The hydraulic paths 42 and 43 are respectively connected to a hydraulic pump and an oil tank provided in the track vehicle. The hydraulic control unit 41 includes an electromagnetic valve 44, from which hydraulic paths 45, 46, between the hydraulic cylinders 24 and 34 (for lifting and lowering the snow removal device) and the hydraulic cylinder 16 (for operating the lock pin) described above. 47 is in contact. The hydraulic paths to the respective hydraulic cylinders have an expansion side and a contraction side, but are shown here as a single line for the sake of simplification of the drawing. Note that the hydraulic path 47 is connected to the left and right hydraulic cylinders 16 and 16 and therefore has two ends.
[0033]
The solenoid valve of the solenoid valve 44 is controlled by the controller 40. Further, the control signal line to the electromagnetic valve 44 extends to the driver's seat of the track vehicle 1. In this example, the controller 40 is configured to be attachable to and detachable from the coupler 48, and a coupler to which the controller 40 can be attached to and detached from the driver's seat of the track vehicle 1 is provided (not shown). Therefore, the hydraulic cylinders 24, 34, 16 can be controlled from the driver seat of the track vehicle 1 and the controller 40 can be removed from the driver seat of the track vehicle 1 and set to the coupler 48 of the snow remover when attaching and removing the snow remover. By doing so, it can also be controlled from the side of the snow removal device.
[0034]
If the solenoid valve 44 is locked in a state where the snow removal device 10 is mounted on or removed from the track vehicle 1, each hydraulic cylinder 24, 34, 16 is locked in an expanded or contracted state. For prevention, a safety device is provided that mechanically locks the auxiliary front wheel 31, the auxiliary rear wheel 21, and the lock pin 15 in a mounted or detached state. Although the safety device is not shown in the figure, for example, in the case of the lock pin 15, a device is provided in which a hole is provided at the tip of the lock pin and the hydraulic cylinder 16 is extended so that the tip of the lock pin 15 becomes a pair. When protruding from the outer plate of the bracket 17, a safety pin can be fitted into the hole. This ensures that the lock pin 15 is prevented from coming off when the snow removal device is mounted.
[0035]
As a safety device for the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21, for example, a safety bolt is provided on the support member 22 on which the auxiliary front wheel 31 and the auxiliary rear wheel 21 are mounted, and when the snow removal device is mounted (when the auxiliary wheel is stored) The support member 22 can be configured to be fixed to the snow removal device frame with the safety bolt in each state at the time of removal (when the auxiliary wheel is lowered). As a result, the auxiliary wheels can be reliably prevented from rotating when the snow removal device is attached and removed, and the auxiliary wheels are lowered when the snow removal device is attached (at the time of snow removal work), and the auxiliary wheels are involved when the snow removal device is removed (the snow removal device). Can be reliably prevented.
[0036]
As described above, in the snow removal device and the track vehicle of the present invention, the auxiliary wheels 21 and 31 and the actuator (hydraulic cylinder in this example) and the snow removal device that rotate the auxiliary wheels to raise and lower the snow removal device itself are simplified. Therefore, it is not necessary for an operator to go under the snow removal device when attaching or removing the snow removal device, and the attachment / detachment operation can be performed safely. The work time, which conventionally took about half a day, is 10 to 15 minutes, and the work time can be dramatically reduced.
[0037]
In the illustrated example, the description has been given of the case of the Russell type snow removal device as the work device. However, in the case of other work devices such as a rotary type snow removal device or a mowing device, the configuration is basically the same as that of the Russell type snow removal device 10 described above. Can respond. In the illustrated example, the lock pin 15 is provided on the snow removal device 10 side. However, the lock pin 15 and its hydraulic cylinder 16 may be provided on the track vehicle 1 side.
[0038]
Here, in the case of a rotary type snow removal device, there is an auger at the foremost part of the snow removal device, and a blower or the like is provided following the auger, so it may be difficult to install auxiliary front wheels. Therefore, a description will be given of a second embodiment in which auxiliary rear wheels are the same as in the case of the Russell-type snow removal device 10 described above, and a dolly is used only on the front side without providing auxiliary front wheels.
[0039]
FIG. 7 is a plan view (upper side) and a side view (lower side) schematically showing the vicinity of a mounting portion between a rotary snow removal device 50 as a working device according to the present invention and a track vehicle 1 to which the snow removal device is mounted. ).
[0040]
In this figure, the snow removal device 50 has an auger 51, a blower 52, and a chute 53. Also, a pair of left and right scraper blades 61, 61 are attached to the front end of the snow removal device. At the rear end of the snow removal device 50, the auxiliary rear wheel 21 and the horizontal pipe 14 are provided in the same manner as the Russell snow removal device 10 of the above-described embodiment. In addition, although not visible in the figure, a hydraulic cylinder 24, a lock pin 15, and its hydraulic cylinder 16 for raising and lowering the auxiliary rear wheel 21 are provided (see FIG. 4). Further, a hook 4 and a vehicle body side bracket 6 that is not visible in the drawing are also provided at the end of the track vehicle 1. That is, the structure at the rear of the snow removal device is the same as that of the Russell snow removal device 10 of the above embodiment.
[0041]
The pair of scraping blades 61, 61 are rotatable about their roots as fulcrums, and are configured to be deployable by hydraulic cylinders 62, 62 as indicated by phantom lines in the figure. The scraping blades 61 and 61 are configured to be movable up and down (moved in the vertical direction) with respect to the snow removal device 50, and hydraulic cylinders 63 and 63 are arranged between the snow removal device 50 and the left and right scraping blades 61. It is installed. By extending or contracting the left and right hydraulic cylinders 63, 63, the scraping blades 61, 61 are lowered or raised. Accordingly, the scraping blade 61 can move up and down within a predetermined range with respect to the snow removal device 50, and the height (position in the vertical direction) of the scraping blade is adjusted according to the snow accumulation state.
[0042]
Then, using the lifting mechanism of the scraping blade 61, when the rotary snow removal device 50 is attached or detached, a carriage is attached to or removed from the front side of the rotary snow removal device 50.
That is, when the hydraulic cylinders 63 and 63 are contracted, the scraping blade 61 is lifted as shown by the solid line in FIG. 8B, so the carriage 70 set on the rail is moved below the scraping blade 61. Perform alignment. When the hydraulic cylinders 63, 63 are extended to some extent, the scraping blades 61 are lowered and placed on the carriage 70 as indicated by phantom lines in FIG. Further, when the hydraulic cylinders 63 and 63 are extended, the scraping blade 61 cannot be lowered any more because of the carriage 70, and the front side portion of the rotary snow removal device 50 is lifted onto the carriage 70. When removing the carriage 70, if the hydraulic cylinders 63, 63 are contracted, the scraping blades 61 are raised, so the carriage 70 may be moved.
[0043]
The work of attaching / detaching the snow removal device 50 to / from the track vehicle 1 in this embodiment will be described.
When removing the snow removal device 50 from the mounted state shown in FIG. 7, first, the hydraulic cylinder 63 is contracted to raise the scraping blade 61. Then, the carriage 70 set on the rail is moved under the scraping blade 61 for alignment, and the hydraulic cylinder 63 is extended to lift the front portion of the snow removal device 50 onto the carriage 70. At this time, at the rear end portion of the snow removal device 50, as described in the above embodiment, the lock pin 15 is removed from the vehicle body side bracket 6 and the hydraulic cylinder 24 (FIGS. 1 and 4) is extended to extend the auxiliary rear wheel 21. Then, the rear portion of the snow removal device 50 is lifted onto the rail. Thereby, the fitting between the horizontal pipe 14 and the hook 4 is released, and the snow removal device 50 is supported on the rail by the carriage 70 and the auxiliary rear wheel 21. Then, the snow removal device 50 is separated from the track vehicle 1 by disconnecting the hydraulic system and the electric system from the vehicle body and moving the snow removal device 50 by human power. A pin insertion hole is provided in the cart 70 and the set portion 65 of the scraping blade 61, and the lock pin 71 is inserted into both to prevent the positional deviation of the cart 70 (FIG. 8).
[0044]
When the snow removal device 50 is mounted on the track vehicle 1, the reverse is true, and the snow removal device 50 supported so as to be movable on the rail by the carriage 70 and the auxiliary rear wheel 21 is brought close to the track vehicle 1, and the rear portion of the snow removal device is It abuts on the end face plate of the track vehicle 1. Then, the lock pin 71 set between the carriage 70 and the scraping blade 61 is extracted. Next, a hydraulic line and a power supply line are connected between the snow removal device and the vehicle body, and the hydraulic cylinders 63 and 63 and the hydraulic cylinder 24 are contracted. Due to the contraction of the hydraulic cylinder 63, the snow removal device 50 is lowered on the front side of the snow removal device 50 on which the scraping blade 61 is placed on the carriage 70, and the auxiliary rear wheel is also provided on the rear side of the snow removal device 50 by the contraction of the hydraulic cylinder 24. 21 rotates and the snow removal device 50 descends. When the snow removal device 50 is lowered to some extent, the horizontal pipe 14 and the hook 4 are fitted, and the auxiliary rear wheel 21 is separated from the rail surface on the rear side of the snow removal device 50. Since the snow removal device 50 is supported by the track vehicle 1 by the fitting of the horizontal pipe 14 and the hook 4, when the hydraulic cylinder 63 further contracts (the snow removal device 50 does not descend) on the front side of the snow removal device 50, the scraping blade 61. Rises. Then, as described in the above-described embodiment, the hydraulic cylinder 16 of the lock pin 15 is extended and the lock pin 15 is inserted into the vehicle body side bracket 6. Further, as the scraping blade 61 rises, the scraping blade 61 and the carriage 70 are separated from each other. Therefore, the carriage 70 is moved and removed from the rail. In this way, the snow removal device 50 is mounted on the track vehicle 1 and snow removal work is possible.
[0045]
In the case of this embodiment, a carriage 70 is used on the front side of the rotary snow removal device 50, and the position of the carriage 70 attached to the snow removal device is between the left and right scraping blades 61, 61 in front of the auger. Since there is no member between the left and right scraping blades as shown in FIG. 7, it is easy to confirm the position when setting the carriage 70, and the snow removal device of the conventional Russell type snow removal device can be confirmed. Workers do not have to go underneath. Therefore, compared with the case of the conventional Russell type snow removal device, the set of the carriage is easy and less dangerous. Since the auxiliary rear wheel 21 automatically advances and retreats on the rear side of the rotary snow removal device 50, the work is easy and less dangerous.
[0046]
Although the present invention has been described above with reference to the illustrated examples, the present invention is not limited to this, and appropriate modifications can be made.
For example, the shape and installation position of the hook and its fitting member and the lock pin and its bracket can be changed as appropriate. As shown in FIG. 12, a hook 4 (here, a receiving portion is provided on the lower surface) is provided on the working device 10 side, and a fitting member (here, a horizontal pipe 14) is fitted to the hook on the track vehicle 1 side. Can also be provided. Alternatively, the lock pin 15 can be provided on the track vehicle 1 side, and the bracket 6 into which the lock pin is inserted can be provided on the work apparatus 10 side. Further, a fitting member (here, the horizontal pipe 14) can be installed on the inner side of the track vehicle 1 so that the hook 4 of the working device enters the vehicle. The same applies to the lock pin and its bracket. The shape of the fitting member is not limited to the circular cross-section pipe and is arbitrary. In that case, the shape of the receiving portion of the hook may be a shape corresponding to the fitting member. The structure by which the fitting member was divided | segmented into 2 or 3 or more may be sufficient. The shape of the lock pin, the shape of the bracket (device side, vehicle body side) into which the lock pin is inserted, or the movement direction of the lock pin (in the embodiment, the horizontal direction) is also arbitrary.
[0047]
Furthermore, the configuration of the auxiliary wheel (auxiliary front wheel, auxiliary rear wheel) for raising and supporting the snow removal device on the rail or the pressing plate for raising the snow removal device on the ground is the moving direction, link configuration, or mounting. The position and the like can be changed as appropriate. Further, the actuator for moving them is not limited to the hydraulic cylinder.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the track work vehicle of the present invention, the work device is mounted on the track vehicle by receiving the lock pin by fitting the fitting member to the hook-shaped member and inserting the lock pin into the member. Since the work device can be separated from the tracked vehicle by retracting from the member, it is easy to separate the work device that has been conventionally connected by bolts and nuts from the tracked vehicle and to attach the work device to the tracked vehicle. The working time can be greatly shortened.
[0049]
According to the configuration of the second aspect, the auxiliary wheel that can be moved up and down by the actuator is provided in the working device, and the working device is pushed up on the track and moved by lowering the auxiliary wheel. There is no need to use a cart during work. Therefore, it is not necessary for the worker to go under the work device for positioning the carriage, and the work can be performed safely. In addition, the working time can be dramatically reduced.
[0050]
According to the configuration of claim 3, when the auxiliary wheel is lowered, the fitting member and the hook-like member are in a height relationship that does not interfere with each other, and when the auxiliary wheel is raised, the fitting member and the hook-like member can be fitted. Because of the height relationship, the transition from the pre-fitting stage to the mating state and the transition from the mating state to the mating release state can be easily performed.
[0051]
According to the configuration of claim 4, the track vehicle and the work device are brought into contact with the auxiliary wheel lowered (the work device is pushed up), and the work wheel is lowered by raising the auxiliary wheel in the contact state. Since the fitting member is fitted to the hook-like member, the fitting member and the hook-like member can be easily fitted and released, and the working time can be greatly shortened.
[0052]
According to the configuration of the fifth aspect, since the hook-shaped member has the introduction portion to the receiving portion that receives the fitting member, the tolerance of the positional relationship when the fitting member and the hook-shaped member are fitted increases. It can be easily fitted.
[0053]
According to the configuration of the sixth aspect, since the coupler that can attach and detach the controller for controlling each actuator is provided in each of the track vehicle and the work device, each actuator is controlled from the track vehicle or from the side of the work device outside the vehicle. It is possible to expand the work mode and easily perform the mounting or removal work.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view (partially sectional view) schematically showing the vicinity of a mounting portion between a Russell snow removal device and a track vehicle.
FIG. 2 is a front view of an end plate of the track vehicle.
FIG. 3 is a front view of a rear end portion of a Russell type snow removal device.
FIG. 4 is a side view (partially sectional view) schematically showing a state in which the Russell snow removal device is mounted on the track vehicle.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state of a snow removal device and a mounting portion of a track vehicle.
FIG. 6 is a schematic diagram simply showing a hydraulic system of the snow removal device.
FIG. 7 is a two-side view schematically showing the vicinity of the mounting portion between the rotary snow removal device and the track vehicle.
FIG. 8 is a two-side view showing an embodiment in which a cart is used on the front side of the rotary snow removal device.
FIG. 9 is a side view showing an example of a conventional track snowplow.
FIG. 10 is a side view for explaining the attaching / detaching operation of the snow removal device in the track snowplow.
FIG. 11 is a rear view of the snow removal device in the track snowplow.
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating a modification of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Track vehicle
10 Russell snow removal equipment
4 Hook
5 receiving part
6 Car body side bracket (lock pin receiving member)
14 Horizontal pipe (fitting member)
15 Lock pin
16 Hydraulic cylinder (actuator)
17 Device side bracket
21 Auxiliary rear wheel
24 Hydraulic cylinder (actuator)
31 Auxiliary front wheel
34 Hydraulic cylinder (actuator)
40 controller
44 Triple solenoid valve
48 Coupler

Claims

In a track work vehicle in which a work device is mounted on a track vehicle traveling on a track,
A hook-like member is provided on one side of the track vehicle and the working device, and a fitting member that fits the hook-like member is provided on the other side,
A lock pin that is moved to a lock position and an unlock position by an actuator is provided on one side of the track vehicle and the work device, and a lock pin receiving member into which the lock pin is inserted is provided on the other side,
By fitting the fitting member into the hook-shaped member and inserting the lock pin into the lock pin receiving member, the work device is mounted on the track vehicle, and the lock pin is retracted from the lock pin receiving member. A track work vehicle characterized in that the work device can be separated from the track vehicle.

The track work vehicle according to claim 1, wherein an auxiliary wheel that can be moved up and down by an actuator is provided in the work device, and the work device is pushed up and moved on the track by lowering the auxiliary wheel.

When the auxiliary wheel is lowered, the fitting member and the hook-shaped member are in a positional relationship that does not interfere in the height direction,
The track work vehicle according to claim 2, wherein when the auxiliary wheel is raised, the fitting member and the hook-like member have a positional relationship that allows fitting in the height direction.

The auxiliary wheel is lowered, the track vehicle and the work device are brought into contact with each other in a state where the fitting member and the hook-like member do not interfere with each other in the height direction, and the auxiliary wheel is raised in the corresponding contact state. 4. The track work vehicle according to claim 3, wherein the work device is lowered to fit the fitting member to the hook-shaped member. 5.

The track work vehicle according to claim 1, wherein the hook-shaped member has an introduction portion to a receiving portion that receives the fitting member.

The track work vehicle according to claim 1 or 2, wherein a coupler capable of attaching and detaching a controller for controlling each actuator is provided in each of the track vehicle and the work device.