JP2004244775A - 丸編機における異常検出・停止装置 - Google Patents

丸編機における異常検出・停止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004244775A
JP2004244775A JP2003038099A JP2003038099A JP2004244775A JP 2004244775 A JP2004244775 A JP 2004244775A JP 2003038099 A JP2003038099 A JP 2003038099A JP 2003038099 A JP2003038099 A JP 2003038099A JP 2004244775 A JP2004244775 A JP 2004244775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
detector
knitting machine
dial
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003038099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Onishi
康司 大西
Yasuo Nakamura
保雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Precision Fukuhara Works Ltd
Original Assignee
Precision Fukuhara Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Precision Fukuhara Works Ltd filed Critical Precision Fukuhara Works Ltd
Priority to JP2003038099A priority Critical patent/JP2004244775A/ja
Publication of JP2004244775A publication Critical patent/JP2004244775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

【目的】ダイアルにおいて糸の巻き付きが発生したとき、それを自動的に検出し、編機を停止させる。
【構成】検出子(21)と、異常伝達手段(22)と、編機を停止させる編機停止機構からなる。検出子(21)は、ダイアル針溝(15)に設置され、異常な糸の押圧力により針溝内を摺動可能である。異常伝達手段(22)は、前記検出子(21)と接触する接触子(26)を有する。前記接触子(26)は検出子(21)と接触することにより停止信号を発信する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は丸編機における異常検出・停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダブルニットストライパー付きの機械では、ストライパーの誤動作又は柄作成ミスにより、図1の矢印の部分に糸が巻き付く可能性がある。糸が巻き付いてそのまま機械が回転を続けると、やがてダイヤル針のバットに大きく負荷が掛かりスマッシュに至る場合がある。スマッシュが発生すると、糸はダイアル針のバット部にに巻き付いているため、ダイヤル針は全損する可能性がある。この現象は、より複雑な柄が編成できる両面選針機で発生しやすく、スマッシュしたときの被害もより大きい。発明者の知る限り、従来、この異常事態を自動的に検出する装置は知られていない。
【0003】
別の目的で編機の異常を検出する装置としては下記特許文献1に示すような技術が知られている。その文献に記載された目的とは、編針のラッチが予定された動作に反して完全に閉鎖位置にあるか部分的に開かれている場合に編機を停止させると共に、編成された編地が盛り上がっている場合に編機を停止させることである。
【特許文献1】特開2001−89960
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ダイアルにおいて糸の巻き付きが発生したとき、それを自動的に検出し、編機を停止させる装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ダイアルにおいて糸の巻き付きが発生したとき、それを自動的に検出し、丸編機を停止させる装置であって、ダイアル針溝に設置され、異常な糸の押圧力により針溝内を摺動可能な検出子と、前記検出子と接触可能な接触子を有する異常伝達手段と、前記接触子が検出子と接触することにより発生した停止信号で、編機を停止させる編機停止機構からなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の態様】
検出子は、好ましくは、水平基部と、水平基部の一端に設けられた検出部とを有する1枚のプレートである。検出部は外方へ向かって、窪みを設けて異常な糸を受け止め易くするのが好ましい。窪みは、例えば、湾曲状、三角状、コの字型等にすることができる。
【0007】
より好ましくは、検出子に前記水平基部から下方へ突出したバットを設ける。ダイアル溝底の一部を一段深い二段溝としてこの二段溝に前記バットを挿入することにより、検出子の水平方向の摺動範囲を規制することができる。また、前記検出子の設定時に水平基部の上端が少なくとも部分的に編機構造物により覆われるようにすることにより、検出子の上下方向の運動も規制することができる。ここでいう編機構造物は、ダイアルカムホルダーであるのが好ましいが、ダイアル溝を塞ぐ蓋のようなものであってもよい、
【0008】
異常伝達手段は、例えば、筒体と、この筒体の下端外に突き出ている接触子と、この接触子と当接して上端外に突き出ている操作棒と、接触子を跳ね上げるスプリングを有するものであって、筒体が、常に編機本体のグランドに接続され、接触子が跳ね上がったときに、接触子上部と接点部材が接触し、筒体と配線間が電気的に導通するものとすることができる。
【0009】
別の構成では、異常伝達手段は、筒体と、その中の導電物と、筒体からスプリングを介して下方へ突出する接触子を有するものであって、接触子が接続端子を介して、常に電気的に導通しているものとすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
【0011】
図1は丸編機の要部断面図であり、符号10は回転シリンダーを示す。シリンダー10の外周には、軸方向に延びる針溝11内を滑動自在なシリンダー針12が収容されている。
【0012】
編成時には、シリンダー針12と協働するダイアル針13は水平方向に配設され、ダイアル14の針溝15内において半径方向に滑動自在である。
【0013】
上記シリンダー針12はシリンダーカムホルダー16に固定されているカム17によって、また、ダイアル針13はダイアルカムホルダー18に固定されているカム19によって通常の方法で作動または制御される。
【0014】
本発明の編機異常検出・停止装置20(以下、単に「停止装置20」ということがある)は、ダイアルの針溝内に設けられた検出子21と、ダイアルカムホルダー18に設けられた異常伝達装置22と、停止信号に基づき編機を停止させる機構からなる。本発明の停止装置20は、ダイアル14という回転体の異常を検出するので、通常1個で十分であるが、必要に応じて複数個設定することもできる。
【0015】
図2は本発明の停止装置20に使用する検出子21の側面図である。水平基部21aと、水平基部の一端に設けられた検出部21bと、水平基部から下方へ突出したバット21cとを有する1枚の金属製プレートである。検出部21bは外方(糸ガイドの方向)へ向かって、湾曲した窪み21dを有するので、異常な糸を受け止め易くなっている。ある具体例では、水平基部は長さ45mm、高さ6mmであり、検出部は高さ15mmであり、全体の厚みは針厚と同じである。
【0016】
検出子21は、ダイアル針溝15のうち、糸切換のために針抜きをしている溝に設定するのが好ましい。検出子21の水平部21a下端がダイアル溝15の底を摺動する。
【0017】
ダイアル溝底の一部は、一段深い二段溝23となっており、ここに前記バット21cを挿入することにより、検出子21の摺動範囲を規定している。これにより、通常回転時に遠心力により検出子が外側に飛び出したり、糸(Y)が検出子21に巻き付いて内側に移動したときに検出部21bがダイアルホルダー18に接触したりすることを防止することができる。さらに上下方向でもダイアルカムホルダー18で検出子21の上部を押さえて上方への飛び出しを押さえることができる。その結果、編機の清掃作業の際に使用するエアガンによるエアブローでも検出子21が針溝15から飛び出すのを防止することができる。
【0018】
図3(a)は検出子21の通常位置であって、バット21cが二段溝23の最も外方位置にある。図3(b)は異常な糸の圧力により編機内方へ検出子21が押し込められた状態の位置であって、バット21cは二段溝23の最も内方位置にある。
【0019】
異常伝達装置22は、図1,3(a)(b)に示すように、ダイアルカムホルダー18の外縁に設定された取付台24を介して、ダイアルカムホルダー18から突き出る形で軸方向に設置される。その設置位置において、異常伝達装置22の接触子26(後述)は、編機内方へ押し込められた検出子21と接触可能である。図3(b)は接触直後の状態を示しているので、既に接触していない。
【0020】
この異常伝達装置22は、図4に示すように、円筒体25と、この円筒体25の下端外に突き出ている接触子26と、この接触子26と当接して上端外に突き出ている操作棒27と、接触子26を跳ね上げるスプリング28を有する。円筒体25は、常に編機本体のグランドに接続されている。
【0021】
接触子26が導電性の検出子21に接触すると、接触子の拘束が解除され、スプリング28により点線で示す位置に接触子26と操作棒27が上昇する。すると、操作棒27と接点部材29が接触し導通となって、配線30に電気が流れ、発生した異常信号によって編機を停止させる。図5(a)(b)は編機停止回路を示す2つの例である。
【0022】
この異常伝達装置自体は前記特許文献1に記載されているように公知であり(特許文献1[0002参照])、市販もされている。この実施例の製品は「335.000.040」という型式名でMEMMINGER−IRO社(ドイツ国)から入手可能である。その他、前記特許文献1の中で開示している他の形式の異常伝達装置も使用することができる。
【0023】
異常伝達装置は、さらに図6のような接触式のものとすることもできる。これは、非導電物の円筒体32と、その中の導電物33と、円筒体32からスプリング31を介して下方へ突出する接触子26a、上方へ突出する接続端子34とからなる。
【0024】
接触子26aが導電性の検出子21に接触すると、接触子26aと導電物33が導通となって、接続端子34に電気が流れ、発生した異常信号によって編機を停止させる。接触子26aにスプリング31を設けているのは、接触子26aが検出子21と当たったとき、根元部で破壊するのを防止するためである。
【0025】
なお、上記の各例では、接触子26、26aを金属製プレートなど導電性のものとしているが、異常伝達装置の設定次第では非導電性のものを採用することもできる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の編機異常検出・停止装置は、ダイアルにおいて糸の巻き付きが発生したとき、それを自動的に検出し、編機を停止させることができる。その結果、機械の安全性向上を図ることにより、全体的な性能を向上させることができる。また、既存機にも簡単に取り付けが可能であるので、ダイヤルへの巻き付きに不安を持つユーザーへの供給が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】丸編機の要部断面図である。
【図2】本発明の編機異常検出・停止装置に使用する検出子の側面図である。
【図3】(a)は検出子21の通常位置を示す側面図である。(b)は異常な糸の圧力により編機内方へ検出子21が押し込められた状態の位置を示す側面図である。
【図4】本発明の編機異常検出・停止装置に使用する異常伝達装置22の断面図である。
【図5】(a)(b)は編機停止機構を示す2種類のブロック回路図である。
【図6】本発明の編機異常検出・停止装置に使用する異常伝達装置22Aの別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 シリンダー
11 針溝
12 シリンダー針
13 ダイアル針
14 ダイアル
15 ダイアル針溝
16 シリンダーカムホルダー
17 カム
18 ダイアルカムホルダー
19 カム
20 編機異常検出・停止装置
21 検出子
21a 水平基部
21b 検出部
21c バット
21d 窪み
22,22A 異常伝達装置
23 二段溝
24 取付台
25 円筒体
26,26A 接触子
27 操作棒
28 スプリング
29 接点部材
30 配線

Claims (8)

  1. ダイアル(14)において糸の巻き付きが発生したとき、それを自動的に検出し、丸編機を停止させる装置であって、
    ダイアル針溝(15)に設置され、異常な糸(Y)の押圧力により針溝内を摺動可能な検出子(21)と、
    前記検出子(21)と接触可能な接触子(26;26A)を有する異常伝達手段(22;22A)と、
    前記接触子(26)が検出子(21)と接触することにより発生した停止信号で、編機を停止させる編機停止機構からなることを特徴とする
    丸編機における異常検出・停止装置。
  2. 前記検出子(21)が、水平基部(21a)と、水平基部の一端に設けられた検出部(21b)とを有するプレートからなる請求項1記載の装置。
  3. 前記検出部(21b)が外方へ向かって、窪み(21d)を有する請求項2記載の装置。
  4. 前記検出子(21)が、さらに、前記水平基部(21a)から下方へ突出したバット(21c)を有する請求項2記載の装置。
  5. 前記ダイアル針溝(15)底の一部を一段深い二段溝(23)として、前記検出子(21)の設定時にこの二段溝に前記バット(21c)を挿入可能とした請求項4記載の装置。
  6. 前記検出子(21)の設定時に水平基部(21a)の上端が少なくとも部分的に編機構造物により覆われる請求項2ないし5のいずれかに記載の装置。
  7. 異常伝達手段が、筒体(25)と、この筒体の下端外に突き出ている接触子(26)と、この接触子と当接して上端外に突き出ている操作棒(27)と、前記接触子(26)を跳ね上げるスプリング(28)を有するものであって、筒体(25)が、常に編機本体のグランドに接続され、接触子(26)が跳ね上がったときに、接触子上部と接点部材(29)が接触し、筒体(25)と配線(30)間が電気的に導通する請求項1ないし6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記異常伝達手段(22A)が、非導電物の筒体(32)と、その中の導電物(33)と、筒体からスプリング(31)を介して下方へ突出する接触子(26A)を有するものであって、接触子(26A)が接続端子(34)を介して、常に電気的に導通している請求項1ないし6のいずれかに記載の装置。
JP2003038099A 2003-02-17 2003-02-17 丸編機における異常検出・停止装置 Pending JP2004244775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003038099A JP2004244775A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 丸編機における異常検出・停止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003038099A JP2004244775A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 丸編機における異常検出・停止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004244775A true JP2004244775A (ja) 2004-09-02

Family

ID=33022710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003038099A Pending JP2004244775A (ja) 2003-02-17 2003-02-17 丸編機における異常検出・停止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004244775A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104499182A (zh) * 2014-12-25 2015-04-08 宁波慈星股份有限公司 针织横机中检验探针左右摆动角度的装置
CN107151860A (zh) * 2016-12-12 2017-09-12 罗永文 电脑横机织针检测装置
CN110093715A (zh) * 2018-12-21 2019-08-06 浙江理工大学 状态检测系统及状态检测方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104499182A (zh) * 2014-12-25 2015-04-08 宁波慈星股份有限公司 针织横机中检验探针左右摆动角度的装置
CN107151860A (zh) * 2016-12-12 2017-09-12 罗永文 电脑横机织针检测装置
CN110093715A (zh) * 2018-12-21 2019-08-06 浙江理工大学 状态检测系统及状态检测方法
CN110093715B (zh) * 2018-12-21 2024-04-12 浙江理工大学 状态检测系统及状态检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8690095B2 (en) Bobbin fixing apparatus
CN100507796C (zh) 用于电器用具的操作装置
KR20130036186A (ko) 자기 조작-방지 특징을 가진 뚜껑 잠금 장치
BRPI0512074B1 (pt) Medidor de controle com desativação de segurança
JP2004244775A (ja) 丸編機における異常検出・停止装置
JP2019025342A5 (ja)
JP2021527771A (ja) ドア本体アセンブリ用の電気プラグロック、ドア本体アセンブリ、及び自動販売機
CN105937101A (zh) 一种缝纫机及其断线检测机构
CN104867778B (zh) 具有断开布置的限制器型空气断路器
US20170345242A1 (en) Coin storage cassette
KR100893563B1 (ko) 편직기용 사도 및 이를 구비하는 양말편직기
KR20090062914A (ko) 누전차단기의 트립 코일 어셈블리
KR100809357B1 (ko) 가전제품의 도어락 장치
CN108899256B (zh) 通用两种断路器的漏电脱扣装置
US20020056598A1 (en) Wire-winding box capable of detecting the line
US2448639A (en) Fabric contacting circuit closer for knitting machines
KR101108432B1 (ko) 락커의 파손감지 기능을 구비한 도어락 장치
KR20060085808A (ko) 드럼세탁기 컨트롤패널 어셈블리의 버튼 조립구조
CN209534489U (zh) 动件位置检测模块及打印机
CN113294962B (zh) 冰箱及其门体状态检测方法
KR200256223Y1 (ko) 브레이크스위치의 전원차단장치
CN211112739U (zh) 顶开式滚筒洗衣机及其筒组件
KR200418226Y1 (ko) 양말편직기의 편침 검침기
CN221226143U (zh) 剩余电流动作断路器
US3585624A (en) Feeler-controlled stop motion device