JP2004244227A - 漆喰 - Google Patents

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Abstract

【課題】石膏ボードなどの人工的に製造された新建材の下地表面に塗布することにより、調湿度、調温度、消臭作用、抗菌作用などの効果をもつ漆喰を提供する。
【解決手段】焼成した動物骨粉を含有する漆喰とし、好ましくは、上記漆喰に軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土、珪藻土、竹炭のいずれか1以上を含有する漆喰とする。これにより、調湿度、調温度などの効果の他、ホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質や各種菌類を吸着分解するなどの効果を有し、また剥離しにくい漆喰となる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家屋の壁、屋根等に塗布する漆喰に関する。
【0002】
【従来の技術】
漆喰は主として石灰、砂(白王)、ふのり、すさ等を水で練ったものである。これを荒壁等の表面に強度保持と美的形成の仕上げとして塗布し、家屋の壁、屋根等を形成するものである。
従来公知の漆喰としては、耐久性を高めるために漆喰に卵白とアルコールを加えたもの(例えば、特許文献1参照)や牛骨粉を加えたもの(例えば、特許文献2参照)がある。
【0003】
【特許文献1】
特公昭58−15454号公報
【特許文献2】
特開2001−146459号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
古来の一般建築物の多くは土を主材とした荒壁の表面に漆喰を塗布した漆喰壁であった。漆喰壁は主に防火性、調湿度、調温度、遮音性などの効果があることで知られており、代表的な建築物には土蔵等がある。
近代の一般建築物では、下地は土ではなく石膏ボードなどの人工的に製造された新建材の薄壁が主流となり、表面にはセメントや化学溶剤などを含有した壁材料を塗布した壁構造が一般的になった。壁の下地が石膏ボードなどの人工的に製造された新建材では通気性がなく、従来の荒壁のような防火性、調湿度、調温度、遮音性などの効果はない。
現代でも美的形成を目的に漆喰を石膏ボードなどの人工的に製造された新建材の下地の表面に塗布する場合も多々あるが、荒壁の表面に塗布した場合のような呼吸作用はほとんどなく、調湿度、調温度などの効果もごく小程度に限られる。
また、セメントや化学溶剤などを含有した壁材料を人工的に製造された新建材の下地に塗布した壁構造からは結露が生じ、カビ・ダニの発生やアレルギーの原因となるとともに、シックハウス症候群になる化学性有害物質が出ることが確認されている。さらに、室内には化学物質から成る素材からできた製品や磁気を発生する電気製品が数多く存在しており、室内内部の空気中には、シックハウス症候群の原因のホルムアルデヒド、トルエンなどの化学性有害物質が浮遊し、電磁波が大量に放射され、人体に有害であると言われている。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、セメントや化学溶剤などを含有せず、焼成した動物骨粉などを含有する天然素材を下地表面に塗布することにより、従来の漆喰と比較して、より効果の大きい調湿度、調温度、耐熱断熱性、消臭作用、抗菌作用を有し、ホルムアルデヒド、トルエンなどの化学物質吸着作用、電磁波の吸着・防磁作用の効果がある多機能の漆喰を提供する。
なお、この漆喰は、下地に直接塗布しても剥離しない強い吸着性や強度を保持し、さらに工程の短縮、従来の漆喰同様の美的形成をも特徴とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、焼成した動物骨粉を含有する漆喰を提供する。
焼成した動物骨粉とは、動物生骨を煮沸し、900℃〜1100℃前後で焼成し、粉砕して得られるものである。
焼成した動物骨粉は、主体親和性、多孔質吸着性、イオン交換性、膨潤性の特徴を有し、抗菌・防カビ効果の持続性、調温・調湿・保温性・結露防止、速乾性、吸熱・放熱性・耐熱・断熱性、臭気の吸着無臭化、電磁波の吸着防磁、空気清浄作用の効果があることが知られている。
本発明者は、従来の漆喰に焼成した動物骨粉を混合して家屋の壁の石膏ボード等に塗布したところ、これらの効果を発揮することを確認した。このため、焼成した動物骨粉を含有した漆喰を家屋の壁、屋根等に使用することにより、家屋内の湿気を吸着して湿度を適度に保つことができ、特にホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質を吸着分解し、シックハウス症候群の発症を抑制する特徴があり、各種菌類を吸着分解する特徴を有する。
また、従来の漆喰では石灰を混入して固化させていたが、本発明の漆喰では石灰を混入しなくても固化し、家屋の壁等の仕上げとして塗布できることを確認した。
従来例のように、卵白及びアルコール、牛骨粉を混合した漆喰では、混合物が有機物であるため腐敗してしまうおそれがあったが、本発明の動物骨粉は焼成してあるため腐敗することはない。
【0007】
上記漆喰に軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土(以下、珪酸塩白土と略す。)、珪藻土、シリカ又は竹炭のいずれか1以上を配合することが好ましい。
珪酸塩白土には多孔質吸着性、イオン交換作用等の効果があることが知られており、本発明者は、漆喰に珪酸塩白土を焼成した動物骨粉とともに含有してみたところ、調湿等の効果が高まり、特に脱臭、抗菌性の効果が高まることを確認した。これは、珪酸塩白土はpH6前後の酸性であり、焼成した動物骨粉はpH10前後のアルカリ性であるため化学反応により調湿等、特に脱臭、抗菌性の効果が高まり、またイオン交換作用があるのでこれらと関連して本効果が現れるものと思われる。
また、焼成した動物骨粉は主体親和性があるため珪酸塩白土とよく馴染むものである。
【0008】
上記漆喰に珪藻土、シリカ又は竹炭を配合した場合も、珪酸塩白土を配合した場合と同様の効果が得られることを確認した。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態について説明するが、本発明の範囲がこの実施形態に限定されるものではない。
本発明の漆喰は、焼成した動物骨粉を1〜20kg、好ましくは2.5〜5kg、珪酸塩白土を2〜40kg、好ましくは5〜10kg、白王を20〜45kg、好ましくは21.5〜43kg、一般的に漆喰に使用されている材料、例えば、消石灰、糊材、すさ等を5〜40kg、好ましくは10〜20kg、これらを水で練って漆喰とし、家屋の壁面等に5〜30平方メートル、好ましくは7.5〜15平方メートル当たりに塗布するものである。
本発明の漆喰は、上記漆喰に珪藻土、シリカ又は竹炭を適宜量混入した漆喰としてもよく、また上記漆喰において珪酸塩白土を混入しない漆喰としてもよい。
【0010】
焼成した動物骨粉としては、動物の骨を適当な大きさに切断乃至粉砕し、煮沸し、焼成したものを用いることができる。
原料とする「動物の骨」は、哺乳類、魚類、鳥類、その他の生物の骨、貝殻及びサンゴからなる群から選択される1種或いは2種類以上を用いることができるが、牛、馬、羊等の草食動物の硬骨を主体とするもの、中でも畜産場等で廃棄される生骨が好ましい。なお、豚、猪等は軟骨が多く、製造途中の煮沸工程で大部分が溶けてしまう可能性がある。
原料とする「動物の骨」は、適度な大きさ(例えば5mm〜50mm、好ましくは5mm〜30mm)に切断乃至粉砕して破砕片状、粒子状、或いは粉状とした後に煮沸するのが好ましい。この際、あまりに細かな粉状とすると熱圧によって骨材の溶解速度が遅くなる。
なお、骨材の破砕は、煮沸後の骨材を一旦凍結庫(冷凍庫)等内で凍結させ、凍結した骨を粉砕するようにしてもよい。煮沸後の骨は気孔の中に多数の水分が残存しているため凍結し易く、凍結した骨は粉砕しやすくなるからである。この際の凍結時の温度はマイナス100度〜マイナス40度程度で時間は1〜3時間前後とするのが好ましい。
【0011】
煮沸は、にかわ、エナメル、脂肪、骨ずい等の有機物を骨から分離除去するための工程であり、煮沸によって骨の外側のみならず気孔内に付着している有機物をも分離除去することができる。
具体的に煮沸工程では、上記処理した骨を圧力釜(圧縮釜)に投入し、5気圧前後の圧力をかけて約200〜400℃で60分程度煮沸する。この際、圧力釜の中にカセイソーダ又は製造済みの骨粉を混入して煮沸すれば、カセイソーダや水酸化カリウム等のアルカリの作用で有機物が鹸化されて水に溶けやすくなり、有機物の分離作用が促進されて骨から除去されやすくなるから、煮沸時間を短縮することができる。この場合のカセイソーダまたは骨粉の混入量としては、生骨200kg に対してカセイソーダを200〜300ccまたは骨粉を500g 〜1kg 程度混入するのが好ましい。
このようにして得られた動物骨粒は900°C〜1100°C前後で焼成する。これによって有機物などを充分に除去することができる。
焼成した動物骨材は、冷却後、必要に応じてパウダー機にかけて20〜200メッシュ前後、例えば50〜100メッシュの粉状の骨粉に粉砕した後充分に乾燥させておくのが好ましい。この際、カセイソーダで処理することにより有機物その他の汚れをより一層完全に落とすことができる。
【0012】
以上の製造方法によれば、例えば、牛骨を原料とした場合であれば原料生骨の重量比約40%の骨粉を得ることができ、当該骨粉は、カルシウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7%)、バリウム(約1.03%),ナトリウム(約0.76%),イオウ(約0.64%)、他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等を含有する。また、粒子の内外に渡って無数の微小気孔が連通存在し、イオン化すればカルシウム、ナトリウム等によりアルカリ性を呈する。
【0013】
珪酸塩白土は、優良質2対1型モンモリロナイト粘土と呼ばれ、地質学上の含沸石粘土鉱物であり、特に、その粘土質分が著しい珪化作用を受けた白色乃至黄白色又は薄茶色の白土であり、主に秋田県八沢木で産出されるものである。珪酸塩白土は、二酸化ケイ素(約73重量%)を主成分とし、アルミニウム(約10重量%)、ナトリウム(約5重量%)、鉄(約5重量%)他にカルシウム、カリウム、マグネシウム等を含有する。珪酸塩白土の組成単位は、マイナスの電気を帯びた珪酸化合物の核に、多くの陽イオン(微量要素といわれる金属イオン=ミネラル)が付着したコロイド粒子(超微粒子)である。
また、珪酸塩白土には、置換性塩基の含有量が極めて多く、このためイオン交換作用を有し、臭いの原因と思われる化学物質を吸着分解したり、各種菌類を吸着分解したりする特徴を有する。
珪酸塩白土は、20〜500メッシュ前後、例えば350〜500メッシュの粉状に粉砕しておき、混合させやすくしておくのが好ましい。
【0014】
白王は、石灰岩を砂状に打ち砕いたものであり、直径0.5〜4mm前後、例えば直径1mm前後の粉状に粉砕しておき、混合させやすくしておくのが好ましい。
【0015】
消石灰は、漆喰の主成分となる材料であり、消石灰が乾燥し、空気中の炭酸ガスの吸収による炭酸化により硬化して、家屋の外壁等を成すものである。消石灰としては、例えば、粉末消石灰、生石灰クリーム、貝灰などを使用する。
なお、本発明の漆喰は、消石灰を含有させなくとも固化するので消石灰を配合しなくともよい。
【0016】
糊材は、適度の粘度を与え、乾燥後の結合と固着を計る材料である。糊材としては、例えば、紅藻類の角又、銀杏草、ふのり、メチルセルロースなどを使用する。
【0017】
すさは、わら、麻、紙などの繊維を短く裁断し、もみほぐしたものであり、漆喰塗り時の材料の落下を防ぎ、乾燥後の塗材の収縮亀裂を防ぐ効果がある。すさとしては、例えば、はますさ、白毛すさ、南京すさ、さらしすさ、油すさ、紙すさ、化学繊維すさなどを使用する。
【0018】
上記材料の他に、耐水性を向上させるための大豆油、菜種油、鯨油などを配合してもよい。
【0019】
珪藻土は、主として珪藻の殻でできている淡色軟質のケイ酸質岩石であり、粒子に無数の細孔を有する構造をしており、調湿性、耐熱性、遮音性、脱臭性の特徴がある。
シリカは、二酸化ケイ素の結晶であり、天然には、石英、水晶、めのう、珪砂として存在する。多孔質構造をしているため、調湿性などを有するものである。
竹炭は、主として真竹、孟宗竹などを原料とし、釜で焼成炭化させたものであり、多孔質構造をしており、調湿やマイナスイオンの発生等の効果がある。
これらは、20〜500メッシュ前後、例えば200〜300メッシュの粉状に粉砕しておき、混合させやすくしておくのが好ましい。
珪酸塩白土、珪藻土、シリカ又は竹炭は、これらから1種のみ配合してもよく、また複数組み合わせて配合してもよい。
【0020】
以下に、本発明の漆喰の好適な混合割合を示す。
粉末消石灰、ふのり、またすさ及び水等を適宜割合で混合し、10kgの従来の漆喰を作製する。これに300メッシュに粉砕した焼成動物骨粉2.5kg、200メッシュに粉砕した珪酸塩白土(ソフトシリカ(株)製)5kg、直径1mm前後に粉砕した白王(常陸稲田砕石販売合資会社製、埼玉県秩父産)21、5kgを加えてよく混合して本発明の漆喰とする。
上記漆喰を一般的な施工方法で、家屋の壁面等に使用し、上記の重量を約7.5平方メートル当たりに塗布するようにする。
【0021】
また、他の混合割合としては、従来の漆喰20kg、300メッシュに粉砕した焼成動物骨粉5kg、200メッシュに粉砕した珪酸塩白土10kg、直径1mm前後に粉砕した白王43kgを混合させて、約15平方メートル当たりに塗布するようにしても同様の効果が得られる。
焼成した動物骨粉のみを漆喰に含有させる場合は、焼成した動物骨粉15kgに対して従来の漆喰20kg、白王43kgを混合し、約15平方メートル当たりに塗布するのが好ましい。
なお、混合割合は上記のものに限定するものではなく、これらは本発明者が行った実験の中で好適な結果を得られたものを列挙したものである。
また、混合手順は上記の他、すべての材料を撹拌してから水を加えたり、ふのりを水で溶解させてから残りの材料を加えたりして本発明の漆喰としてもよい。
【0022】
焼成した動物骨粉を含有した漆喰又は焼成した動物骨粉及び珪酸塩白土を含有した漆喰をそれぞれ六畳間の部屋の壁の石膏ボードに塗布したところ、漆喰には焼成した動物骨粉、又は珪酸塩白土という多孔質吸着性のあるものが含有されおり、これらに水分を吸着する膨潤性が高いため、屋内の湿度を好適に保つ。またホルムアルデヒド、トルエンなどのシックハウス症候群の原因と思われている化学物質も吸着分解され、時間とともにこれらの濃度を減少させることができ、空気清浄や臭いのもととなる成分をも吸着分解し、屋内を脱臭することができることを確認した。
焼成した動物骨粉は、アルカリ性を示すため、カビの胞子、各種菌類等を殺菌し、繁殖を抑制することができ、また電磁波の吸着・防磁の作用があるため、室内の電磁波を人体に害がないように弱め、遮断することができ、さらに、固化しやすいため、従来の漆喰よりも薄く塗布しても表面の強度を保持し、剥離することがない。
【0023】
漆喰に焼成した動物骨粉のみを混入した場合と焼成した動物骨粉及び珪酸塩白土を混入した場合とを比較した結果、焼成した動物骨粉及び珪酸塩白土を混入した場合の方が脱臭、各種菌類等の殺菌により大きな効果を示すことを本発明者は確認した。
これらは、珪酸塩白土がpH6前後の酸性、焼成した動物骨粉がpH10前後のアルカリ性を示すため化学反応を起こし、臭いのもととなる成分を分解し、各種菌類等の殺菌を行うためと思われる。また、珪酸塩白土にはイオン交換作用があり、有毒ガスを吸着分解するモンモリロナイト粘土を含むため、臭いの原因となる化学物質を吸着分解し、各種雑菌等を吸着分解する作用もあり、これらの相乗効果で大きな効果を示すものと思われる。
【0024】
本発明の漆喰にさらに珪藻土、シリカ又は竹炭を含有させてもよく、珪藻土、シリカ又は竹炭には無数の細孔があり、多孔質構造をしているため、焼成した動物骨粉とともに配合させることにより、上記と同様に調湿等に大きな効果を発揮する。
【0025】
焼成した動物骨粉は、温度が高くなると反応性が高くなり、上記の効果がより強く現れるようになる。このため、本発明の漆喰は、特に夏場や暖房時に好適なものである。

Claims (2)

  1. 焼成した動物骨粉を含有する漆喰。
  2. 軟質多孔性高度珪化珪酸塩白土、珪藻土、シリカ又は竹炭のいずれか1以上を含有する請求項1に記載の漆喰。
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