JP2004243935A - 車両用熱交換器 - Google Patents

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Toshiharu Watanabe
年春 渡辺
Naohisa Kamiyama
直久 神山
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Abstract

【課題】コンデンサと空調サイクルとの接続作業の効率向上を図ることができる車両用熱交換器を提供する。
【解決手段】冷媒通路8を冷媒Bの向流が可能な構造にすることにより、冷媒通路8の左右方向一端側Rに入口10と出口11の両方を形成することができる。従って、冷媒通路8と空調サイクルとの接続作業は、コンデンサ5の左右方向一端側Rで行うだけで済み、作業効率の向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ラジエータの前方にコンデンサを配置した車両用熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンルームの前方には、エンジン冷却水を循環して冷却するためのラジエータが設置されている。また、その前方には、空調冷媒を凝縮させるためのコンデンサが近接状態で設置されている。そして、車両の前方から導入した空気を、これらラジエータ及びコンデンサの熱交領域であるコア部に通過させて、コア部内を循環する冷却水や冷媒を放熱により冷却するようになっている。
【0003】
コンデンサとラジエータとでは、コンデンサが内部の冷媒を気相から液相に相変化させるだけで良いのに対して、ラジエータ内では内部の冷却水を相変化させずに、冷却水の顕熱分を通過空気により強制的に奪いとる方式のため、一般的にラジエータ内を循環する冷却水の流量を大きくする必要があり、ラジエータの上下サイズの方が、コンデンサよりも大きめに形成される。また、ラジエータの上下に位置するタンクも、なるべく大きく形成した方が内部を流れる冷却水の通水抵抗が小さくなるため、この点も、ラジエータの上下サイズを、コンデンサよりも大きくする要因となっている。
【0004】
そして、コンデンサの構造としては、上下に冷媒通路となる管状のヘッダーを横方向に備え、上下のヘッダーの間に、冷媒が縦方向に通過する断面扁平状のチューブを複数形成し、各チューブの間に放熱用のフィンを設けている。コア部で液化された冷媒はリキッドタンクにいったん貯められた後に、コンデンサから空調サイクルへと循環される。
【0005】
空調サイクルからコンデンサのヘッダーへの接続口は、冷媒をコンデンサのコア部における左右方向一端側から他方側へ循環させるために、ヘッダーの左右両側に、それぞれ入口及び出口として設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−18880号公報(図6)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の構造にあっては、コンデンサへの冷媒の入口と出口が、コンデンサの左右両側にそれぞれ設けられていたため、作業者はコンデンサの左右両側において、作業位置を変えて空調サイクルとの接続作業を行う必要があり、作業効率の面で不利であった。
【0008】
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、コンデンサと空調サイクルとの接続作業の効率向上を図ることができる車両用熱交換器を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、エンジン冷却水用のラジエータの前方に、熱交換領域であるコア部の上下サイズがラジエータの上下サイズよりも小さい空調冷媒用のコンデンサを配置した車両用熱交換器であって、前記コンデンサにおけるコア部の上方又は下方で且つラジエータの前方に位置するスペースに、冷媒の向流が可能な冷媒通路を形成すると共に、該冷媒通路における左右方向一端側に冷媒の入口と出口を形成し、該冷媒通路によりコア部の内部へ冷媒を循環可能にしたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明にあっては、冷媒通路の一部を上下で区分することにより、冷媒通路内での冷媒の向流を可能にしたことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明にあっては、冷媒通路を、上下に並設したパイプ部材で形成し、これらのパイプ部材の一部に上下連通する連通部を設けることにより、冷媒通路内での向流を可能にしたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明にあっては、冷媒通路により、冷媒をコンデンサのコア部の左右方向他端部側から一端部側へ向けて循環させると共に、コンデンサのコア部の左右方向他端部側にオイルクーラのコア部を一体化させ、且つオイルをオイルクーラのコア部におけるコンデンサとは反対側の端部から循環させることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明にあっては、オイルクーラにおけるコア部の上方又は下方で且つラジエータの前方に位置するスペースに、オイルの向流が可能なオイル通路を形成すると共に、該オイル通路におけるコンデンサとは反対側の端部にオイルの入口と出口を形成したことを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ラジエータよりも上下サイズの小さいコンデンサの上下にデッドスペースが存在しているため、そのスペースを利用してコンデンサの上方又は下方に位置する冷媒通路を拡大形成し、その内部を冷媒の向流が可能な構造した。そして、冷媒通路を向流可能な構造にすることにより、冷媒通路の左右方向一端側に冷媒の入口と出口の両方を形成することができる。従って、空調サイクルとの接続作業は、コンデンサの左右方向一端側で行うだけで済み、接続作業の効率向上を図ることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明によれば、コンデンサの上下のスペースは上下方向で余裕があるため、その余裕を利用して、冷媒通路を上下に拡大し、冷媒通路の一部を上下に区分することで、冷媒通路内を容易に向流構造にすることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、コンデンサの上下のスペースの余裕を利用して、パイプ部材を並設できるので、製造容易な向流構造にすることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、コンデンサのコア部における左右方向他端部側は、入口から最初に冷媒が導入される温度の高い上流側であり、その温度が高い冷媒の上流側に、コンデンサよりも相対的に温度の高いオイルクーラを一体化させたため、温度が下がった冷媒の下流側を一体化させる場合に比べて、オイルクーラとの温度差が小さくなり、オイルクーラによる熱影響が少なくなる。オイルクーラ側も、温度が下がった下流側をコンデンサに一体化させているため、更にオイルクーラによる冷媒への熱影響が少なくなる。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、オイルクーラにおけるコア部の上方又は下方におけるオイル通路も向流構造にして、そのコンデンサとは反対側の端部にオイルの入口と出口の両方を形成したため、オイルクーラとトランスミッション機構との接続作業の効率向上も図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。尚、図1中、矢示R側が「左右方向一端側」としての車両進行方向右側で、矢示L側が「左右方向他端部側」としての車両進行方向左側である。
【0020】
ラジエータ1は、車両の前方に配置された図示しない周知のエンジンルームの前方に設置され、上下のタンク2、3と、その間に形成される熱交換領域としてのコア部4とから形成されている。図示しない周知のエンジンユニットから送られてきた温度の高いエンジン冷却水Aは、上部のタンク2に供給された後、コア部4を通過する間に空気Eにより冷却されて、下部のタンク3よりエンジンユニットに戻される。
【0021】
また、ラジエータ1の前方位置には、空調サイクル用の冷媒Bを冷却するコンデンサ5と、オートマテイック車のトランスミッション用のオイルCを冷却するオイルクーラ6とが、一体化された状態で配置されている。オイルクーラ6はコンデンサ5の左側Lに一体化されている。
【0022】
まず、コンデンサ5の構造を説明する。コンデンサ5は、冷媒Bを循環させる複数のチューブの間に放熱用のフィンを形成したコア部7と、その上下に設けられた冷媒通路8、9とから構成される。コア部7は、タンク2、3を含めたラジエータ1全体の上下サイズよりも小さく、上下の冷媒通路8、9は、コア部7の上下で且つラジエータ1のタンク2、3の前方に存在するスペースSに形成されている。
【0023】
本来、このスペースSには、ヘッダーと称される上下寸法の小さい冷媒用の管が通されるだけであったが、この実施形態では、前記冷媒通路8、9がスペースSいっぱいに拡大された状態で形成されている。
【0024】
上方の冷媒通路8は、上部通路8aと下部通路8bに上下で区分されている。上部通路8aの右端が冷媒Bの入口10で、下部通路8bの右端が冷媒Bの出口11になっている。入口10及び出口11は、空調装置の空調サイクルに配管により接続される。その際の接続作業は、入口10と出口11が、両方とも右側Rの同じ位置に形成されているため、作業者は同じ位置でしかも上方で入口10と出口11の接続作業を行うことができ、作業効率が良い。
【0025】
上側の冷媒通路8における下部通路8bは、コア部7の上辺部におけるオイルクーラ6側部分を残した状態で、コア部7を形成するチューブの上端に接続されている。また、下部通路8bは仕切壁12により2つに分割されている。また、上部通路8aは下部通路8bの上側を越えて、コア部7の上辺部に残されたオイルクーラ6側部分に接続されている。
【0026】
一方、下方の冷媒通路9も、上部通路9aと下部通路9bに分割されている。上部通路9aはコア部7の下辺部における右側Rの部分だけに接続され、コア部7の下辺部におけるそれ以外は、上部通路9aを越えて延びる下部通路9bに接続されている。下部通路9bは仕切壁13により2つに分割されている。そして、上部通路9a及び下部通路9bの右端にはリキッドタンク14が接続されている。
【0027】
従って、上方の冷媒通路8における入口10から導入された冷媒Bは、入口10から一番遠い左側Lの端部からコア部7に入り、そのまま下へ流れる。そして、下方の下部通路9bで折り返されて、コア部7内を上側に流れ、再度、上側の下部通路8bにて折り返された後、コア部7を下降して、下方の下部通路9bよりリキッドタンク14内に入る。
【0028】
冷媒Bはリキッドタンク14の手前で気体から液体に相変化するため、リキッドタンク14へは液状の冷媒Bが入り込む。そして、リキッドタンク14から下方の上部通路9aを経て、コア部7の右側Rの端部を上昇した冷媒Bは、上方の下部通路8bを通過して出口11より空調サイクルへ戻される。このように、入口10から導入した冷媒Bを、入口10から最も遠い位置よりコア部7内に入れ、コア部7内を循環させながら、最終的に入口10と同じ位置にある出口11より取り出すことができる。
【0029】
上下の冷媒通路8、9において、上部通路8a、9aと下部通路8b、9bとが上下で重なっている部分では、冷媒Bの流れる方向が逆になっている(向流状態になっている)。このように、冷媒通路8、9を上下に拡大して、その内部で冷媒Bを向流させる構造にしたことにより、上方の冷媒通路8においては、入口10と出口11とを同じ位置に形成することができ、下方の冷媒通路9においては、リキッドタンク14を冷媒Bの下流側部分に設置することができた。
【0030】
次に、オイルクーラ6の説明をする。コンデンサ5の左側Lに一体化されているオイルクーラ6のコア部15は、冷媒BもオイルCも何も流れない疑似チューブ16を間に挟んだ状態で、コンデンサ5のコア部7と一体化される。このような疑似チューブ16を介在させているのは、少しでもオイルクーラ6による熱影響を緩和させるためである。コア部7、15の上下の冷媒通路8、9、17、18同士も、仕切壁19、20にてそれぞれ区画されている。即ち、コンデンサ5用の冷媒通路8とオイルクーラ6用の冷媒通路17とは、仕切壁19を介して仕切られているものの、外形は一体連続に形成されており、同様に下方の冷媒通路9,18も外形が一体連続に形成されたものを仕切壁20によって左右に区画されている。
【0031】
オイルクーラ6における下方の冷媒通路18は、ラジエータ1における下側のタンク3の前方のスペースS内へ拡大することにより、上部通路18aと下部通路18bに区分され、上部通路18aの左端がオイルCの入口21で、下部通路18bの左端が出口22になっている。オイルクーラ6の場合も、入口21と出口22が同じ側で且つトランスミッションに近い下方に形成されているため、トランスミッションとの接続作業の効率が良い。
【0032】
下方の冷媒通路18における上部通路18aは、コア部15の下辺部の左側部分だけに接続され、下部通路18bは上部通路18aを越えて、コア部15の下辺部の右側部分(コンデンサ5側)に接続されている。また、上方の冷媒通路17は上下に区分されていない一体構造で、コア部15の上辺部全体に接続されている。
【0033】
従って、入口21から導入されたはオイルCは、上部通路18aからコア部15の左側部分を上昇した後、上方の冷媒通路17で折り返されて、コア部15の右側(コンデンサ5側)を下降する。そして、下部通路18bを通って出口22よりトランスミッションに戻される。
【0034】
このように、オイルクーラ6が一体化されるコンデンサ5の左側Lは、コンデンサ5において、入口10から最初に冷媒Bが導入される温度の高い上流側であり、その温度が高い冷媒Bの上流側に、相対的に冷媒Bよりも温度の高いオイルCを流すオイルクーラ6を一体化させたため、コア部7を通過することにより温度が下がった冷媒Bの下流側を一体化させる場合に比べて、オイルクーラ6との温度差が小さくなり、オイルクーラ6側の熱により、コンデンサ5側の冷媒Bが加熱される影響が少ない。つまり、せっかくコア部7で温度が下げられた冷媒Bが、オイルクーラ6側の熱により再加熱されることはない。
【0035】
更に、オイルクーラ6側も、オイルCの温度が下がる下流側(右側R)をコンデンサ5に一体化させているため、温度の高い上流側を一体化させる場合に比べて、更にオイルクーラ6による冷媒Bへの熱影響が少なくなる。
【0036】
図3及び図4に示すものは、この発明の第2実施形態であり、ラジエータ1やコンデンサ5やオイルクーラ6の基本構造は、第1実施形態と同様であり、コンデンサ5及びオイルクーラ6における上下の冷媒通路8,9,17,18部分の構成が異なっている。
【0037】
上方の冷媒通路8及び17は、上下に並設された左右方向に延びるパイプ部材8A、8Bで形成されており、下方の冷媒通路9及び18も、同様にパイプ部材9A、9Bで形成されている。これらパイプ部材8A、8B、9A、9Bは、仕切壁19、20により、コンデンサ5部分とオイルクーラ6部分とに区画されている。
【0038】
パイプ部材8A内のコンデンサ5側の上部通路8aは、右側Rに入口10がある一方でオイルクーラ6に隣接する部分で連通部8cを介して、仕切壁12、12aで3つの区画に分割形成されたパイプ部材8Bのオイルクーラ6に隣接する通路8b1に繋がる。入口10から入った冷媒Bは、上部通路8aから連通部8cを経由して通路8b1からコア部7に下方へ流れる。パイプ部材9Aのコンデンサ5側は仕切壁13、13aで3つの通路9a1、9a2,9a3に分割形成されており、パイプ部材9Bのコンデンサ5側は仕切壁13により2つの通路9b1、9b2に分割形成されている。パイプ部材8Bの通路8b1からコア部7へ流れた冷媒Bはオイルクーラ6側のパイプ部材9Aの通路9a1に入り、ここでオイルクーラ6から遠ざかるように上方へ折り返し、コア部7を通って通路8b2へ流れる。パイプ部材8Aの通路8b2ではさらに下方に折り返し、コア部7を通りパイプ部材9Aの通路9b2に流れる。パイプ部材9Aの通路9a2とパイプ部材9Bの通路9b2とは連通部9cで繋がっており、通路9a2に入った冷媒Bは通路9b2に連通部9cを介して入り、その右側Rに繋がったリキッドタンク14を経由して、ここからパイプ部材9Aの通路9a3に入り、コア部7を通って通路8b3を通過して、出口11に至る。なお、パイプ部材9Bの左右中央部分の通路9b1は閉ざされており冷媒等が入らない部分である。
【0039】
下方のパイプ部材9Aのオイルクーラ6側は、仕切壁13bにより2つの通路18a1と18a2とに分割され、オイルCの入口21が通路18a1に繋がっている。パイプ部材9Bのオイルクーラ6側の通路18bはコンデンサ5に隣接する通路18a2に連通部9dを介して繋がっている。入口21から入ったオイルCは、通路18a1からコア部15の左側Lを上方へ流れパイプ部材8Bの通路17bに入り、ここで下方へ折り返し、コア部15のコンデンサ5側部分を経由して、下方のパイプ部材9Aの通路18a2に入る。ここから連通部9dを介してパイプ部材9Bの通路18bに入ったオイルCは、通路18bの左側Lに形成された出口22に至る。なお、パイプ部材8Aの左側Lの通路17aは閉ざされており冷媒等が入らない部分である。
【0040】
この第2の実施形態によれば、2つのパイプ部材を上下に並設してあるので、基本的に上下のパイプで通路は分離しており、上下で連通が必要な部分に連通部を設け、また、パイプ部材を内部を適宜仕切壁によって区画分割すればよいので、比較的製造が容易である。
【0041】
更に、図5に示すものはコンデンサ5とオイルクーラ6間の擬似チューブ16配設近傍の拡大図であり、この図から判るようにコンデンサ5のオイルクーラ側チューブ7aと擬似チューブ16間のバイプ部材8A、8B内に仕切り板19aを、オイルクーラ6のコンデンサ側チューブ15aと擬似チューブ16間のバイプ部材8A、8B内に仕切り板19bを設けることで、バイプ部材8A、8B内に冷媒BやオイルCが入らない上下2つの空間S1、S2を介在させオイルクーラ6からコンデンサ5への熱の影響を更に低減できる。同様に下部のパイプ部材9Aa、9Bb内にも同様に仕切り板20a、20bを追加することで、同様の効果を得られる。
【0042】
尚、以上の実施形態では、上下にタンク2、3を有する構造のラジエータ1を例にしたが、タンクを左右に有するタイプのラジエータでも良い。要は、コンデンサの上下サイズがラジエータよりも小さく、コンデンサの上下で且つラジエータの上端部又は下端部の前方に、冷媒の向流が可能な冷媒通路を形成できるデッドスペースが存在していれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るラジエータ及びコンデンサを示す正面図。
【図2】図1のラジエータ及びコンデンサを示す側面図。
【図3】この発明の第2の実施形態に係るラジエータ及びコンデンサを示す正面図。
【図4】図3のラジエータ及びコンデンサを示す側面図。
【図5】図3における疑似チューブ配設近傍における部分拡大図。
【符号の説明】
1 ラジエータ
4 コア部(ラジエータ)
5 コンデンサ
6 オイルクーラ
7 コア部(コンデンサ)
8、9 冷媒通路(コンデンサ)
8A,8B,9A,9B パイプ部材
8C 連通部
10 入口(冷媒)
11 出口(冷媒)
14 リキッドタンク
15 コア部(オイルクーラ)
17、18 冷媒通路(オイルクーラ)
21 入口(オイル)
22 出口(オイル)
A 冷却水
B 冷媒
C オイル
E 空気
R 右側(左右方向一端側)
L 左側(左右方向他端側)
S スペース

Claims (5)

  1. エンジン冷却水用のラジエータ(1)の前方に、熱交換領域であるコア部(7)の上下サイズがラジエータ(1)の上下サイズよりも小さい空調冷媒用のコンデンサ(5)を配置した車両用熱交換器であって、
    前記コンデンサ(5)におけるコア部(7)の上方又は下方で且つラジエータ(1)の前方に位置するスペース(S)に、冷媒(B)の向流が可能な冷媒通路(8)を形成すると共に、該冷媒通路(8)における左右方向一端側(R)に冷媒(B)の入口(10)と出口(11)を形成し、該冷媒通路(8)によりコア部(7)の内部へ冷媒(B)を循環可能にしたことを特徴とする車両用熱交換器。
  2. 請求項1に記載の車両用熱交換器であって、
    冷媒通路(8)の一部を上下で区分することにより、冷媒通路(8)内での冷媒(B)の向流を可能にしたことを特徴とする車両用熱交換器。
  3. 請求項1に記載の車両用熱交換器であって、
    冷媒通路(8)を、上下に並設したパイプ部材で形成し、これらのパイプ部材の一部に上下連通する連通部(8c)を設けることにより、冷媒通路(8)内での向流を可能にしたことを特徴とする車両用熱交換器。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用熱交換器であって、
    冷媒通路(8)により、冷媒(B)をコンデンサ(5)のコア部(7)の左右方向他端部側(L)から一端部側(R)へ向けて循環させると共に、コンデンサ(5)のコア部(7)の左右方向他端部側(L)にオイルクーラ(6)のコア部(15)を一体化させ、且つオイル(C)をオイルクーラ(6)のコア部(15)におけるコンデンサ(5)とは反対側の端部から循環させることを特徴とする車両用熱交換器。
  5. 請求項4に記載の車両用熱交換器であって、
    オイルクーラ(6)におけるコア部(15)の上方又は下方で且つラジエータ(1)の前方に位置するスペース(S)に、オイル(C)の向流が可能なオイル通路(18)を形成すると共に、該オイル通路(18)におけるコンデンサ(5)とは反対側の端部にオイル(C)の入口(21)と出口(22)を形成したことを特徴とする車両用熱交換器。
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