JP2004242463A - 直流電圧発生装置 - Google Patents

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学 左右田
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Abstract

【課題】本発明は、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流の関係における非直線性を補正して負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値を等しく制御し、負荷電流の変動を抑制して負荷電圧を一定に保つことを目的とする。
【解決手段】加算手段15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係がy=f(x)で表されるとき、電流検出手段12で検出した負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )となる演算機能を持つ負荷電流変換手段20を電流検出手段12の次段に直列接続したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高安定な直流電圧が要求され、かつ負荷電流が変動するような、例えば四極管やクライストロンといった真空管やトランジスタ等の負荷に対して、負荷電流が変動した際も、負荷電圧の変動を高速に抑制することで、負荷に高安定な直流電力を供給することが可能な直流電圧発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源装置としては、オン・オフを繰り返すことで入力直流電圧からパルス電圧を生成するスイッチング素子と、生成したパルス電圧を直流電圧に変換し出力するトランス及び整流平滑回路と、出力直流電圧と基準電圧を比較し、その差電圧を増幅する誤差増幅器と、外部から入力されたタイミング信号により誤差増幅器の遅れ分を補償する電圧波形を生成し出力する波形生成回路と、誤差増幅器と波形生成回路から出力される電圧を加算して出力する加算器と、加算器の出力電圧をスイッチング素子を駆動するスイッチングパルスに変換し出力するパルス幅変調器とを具備し、出力直流電圧でレーダ、通信用送信機等の負荷を駆動するようにしている。
【0003】
そして、出力直流電圧を誤差増幅器に入力して基準電圧との差電圧を増幅し、この誤差増幅器の出力と波形生成回路の出力とを加算器で加算し、パルス幅変調器では入力された加算器出力に基づいてスイッチングパルスのパルス幅を変調しスイッチング素子のオン・オフの間隔を制御して基準電圧と出力直流電圧の差が無くなるようにしている。即ち、誤差増幅器及びパルス幅変調器で出力直流電圧値が基準電圧値と等しくなるようにフィードバック制御することで出力直流電圧を安定させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、負荷が四極管等の場合、後述するように、出力電力を変化させて使用することがあり、このとき、出力電力の変化に伴って負荷電流が変化するため、上述のようなフィードバック制御のみでは出力直流電圧(負荷電圧)が変動する恐れがある。
【0005】
これに対し、負荷電流に関連したフィードフォワード制御を、さらに追加することにより、負荷電流が変化しても負荷電圧の変動を抑制するようにした従来の直流電圧発生装置としては、例えば図11に示すようなものがある。同図において、直流電源3と、第1〜第4のスイッチング素子4a〜4d及び各スイッチング素子4a〜4dに逆並列に接続された還流用ダイオード5a〜5dからなるインバータ部2と、インバータ部2の出力端子間に共振用コンデンサ6を介して1次巻線が接続された昇圧用トランス7と、昇圧用トランス7の2次巻線に接続された全波整流器(整流回路部)8とで共振型コンバータ1が構成されている。共振型コンバータ1内には共振用コンデンサ6と昇圧用トランス7の漏れインダクタンスにより共振回路部が形成されている。
【0006】
インバータ部2内の接続関係をさらに説明すると、第1のスイッチング素子4aを正極側、第2のスイッチング素子4bを負極側とするスイッチ直列接続回路と、第3のスイッチング素子4cを正極側、第4のスイッチング素子4dを負極側とするスイッチ直列接続回路とが並列接続され、各スイッチ直列接続回路の正極側が直流電源3の正極に接続され、各スイッチ直列接続回路の負極側が直流電源3の負極に接続されている。第1及び第2のスイッチング素子4a、4bの相互接続点と第3及び第4のスイッチング素子4c、4dの相互接続点との間に、共振用コンデンサ6を介して昇圧用トランス7の1次巻線が接続されている。
【0007】
共振型コンバータ1の出力端子間に平滑用コンデンサ9が接続され、平滑用コンデンサ9と並列に負荷10が接続されている。負荷10は、例えば四極管やクライストロンといった真空管やトランジスタ等である。図11では、負荷10として四極管が接続されている。
【0008】
また、直流電圧発生装置にはさらに、負荷10の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段11、負荷10に流れる負荷電流を検出する電流検出手段12、負荷電圧検出手段11によって検出された負荷電圧を基準値に制御する制御器(制御手段)14、制御器14の出力と電流検出手段12の出力を加算する加算器(加算手段)15、及び加算器15の出力に比例した周波数でインバータ部2のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段16が設けられている。
【0009】
そして、インバータ部2の第1と第4のスイッチング素子4a、4dを同時に点弧することにより共振用コンデンサ6と昇圧用トランス7の漏れインダクタンスによって構成される共振回路に共振電流が流れ、昇圧用トランス7によって昇圧され、全波整流器8によって整流され、整流された電荷によって平滑コンデンサ9を充電し負荷10に供給する直流電圧を発生させる。次にインバータ部2の第2と第3のスイッチング素子4b、4cを同時に点弧することにより、前記と同様の共振電流が流れる。この動作を繰り返すことにより負荷10に対し直流電力を供給する。
【0010】
負荷10である四極管は、バイアスとしてアノード・カソード間に一定の直流電圧を印加し、コントロールグリッドの電圧を変化させることでアノード・カソード間に流れる電流を変化させて電力増幅をする。このとき、アノード・カソード間の電圧が変動すると、四極管の出力電力が変動するため安定した電力増幅が行われない。このため、負荷電圧を負荷電圧検出手段11を用いて検出し、制御器14で負荷電圧を基準値にフィードバック制御することで負荷電圧の変動を抑制している。
【0011】
また、四極管等の負荷10では、出力電力を変化させて使用することがある。このとき、出力電力の変化に伴って負荷電流が変化するため、フィードバック制御のみでは負荷電圧が変動する。
【0012】
ここで、図12に示すように、インバータ部2の1スイッチング毎の共振電流は、共振用コンデンサ6と昇圧用トランス7の漏れインダクタンスによって構成される共振回路によって決定される。このため、回路条件が固定であれば共振型コンバータ1からの供給電流は、理論的にインバータ部2のスイッチング周波数に比例する。共振型コンバータ1を用いた直流電圧発生装置は、この供給電流がスイッチング周波数に比例することを利用し、電流検出手段12で検出した負荷電流に適当な一定ゲイン17を乗じて共振型コンバータ1からの供給電流値と負荷に流れる負荷電流値とが等しくなるスイッチング周波数になるように制御器14の出力に加算器15を用いて加算するフィードフォワード制御を追加し、インバータ部2のスイッチング周波数を高速に制御して負荷電流の変化分を共振型コンバータ1から供給することで負荷電圧の変動を抑制するようにしていた。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−159177号公報(第2−3頁、図1、図2)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載の従来技術は、誤差増幅器及びパルス幅変調器で出力直流電圧値が基準電圧値と等しくなるようにフィードバック制御することで出力直流電圧を安定させるようにしている。しかし、負荷が四極管等の場合、出力電力を変化させて使用することがあり、このとき、出力電力の変化に伴って負荷電流が変化するため、上述のようなフィードバック制御のみでは出力直流電圧が変動する恐れがある。
【0015】
一方、図11に示す直流電圧発生装置では、電流検出手段で検出した負荷電流に一定ゲインを乗じて制御器の出力に加算するフィードフォワード制御でインバータ部のスイッチング周波数を高速に制御し、負荷電流の変化分を共振型コンバータから供給することで負荷電圧の変動を抑制するようにしていた。
【0016】
しかし、図12に示すように、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流の関係には直線性がない。このため、電流検出手段で検出した負荷電流に一定ゲインを乗じて制御器の出力に加算するフィードフォワード制御をしたとき、共振型コンバータからの供給電流と負荷電流との間に誤差が生じ、結果として負荷電圧が変動するという問題が生じていた。
【0017】
また、インバータ部のスイッチングによって発生する共振電流の波高値Ipeakが共振型コンバータの入力直流電圧、つまり直流電源電圧に比例するよりも、共振型コンバータからの供給電流が直流電源電圧に比例する。したがって、共振型コンバータの入力である直流電源電圧が変動すると、インバータ部のスイッチング周波数が一定でも共振型コンバータからの供給電流値が変動する。
【0018】
このため、直流電源電圧が変動すると、負荷電流と共振型コンバータからの供給電流との間に誤差が生じ、結果として負荷電圧が変動するという問題が生じていた。
【0019】
さらに、共振型コンバータからの供給電流値と負荷電流値が等しくなるようなインバータ部のスイッチング周波数は、負荷両端にかかる負荷電圧の状態によって異なる。このため、負荷電圧の状態が変化することによって負荷に流れる電流値と共振型コンバータからの供給電流値との間に誤差が生じ、この場合も負荷電圧が変動するという問題が生じる。
【0020】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、フィードフォワード制御に負荷電流I を負荷電流変換器でf−1(I )に変換した出力を用いることで、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流の関係における非直線性を補正して共振型コンバータからの供給電流値と負荷電流値を等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷電圧を一定に保つことができる直流電圧発生装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f(x)
で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )となるような演算機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0022】
電流検出手段で検出された負荷電流I が負荷電流変換手段でf−1(I )に変換され、これを制御手段の出力に加算するフィードフォワード制御が実行される。これにより、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流との関係における非直線性が補正され、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とが等しく制御されて負荷電流の変動が適正に抑制される。
【0023】
請求項2記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f(x)
で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )となるように演算する演算部と、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧を入力とし、当該直流電源電圧に反比例した値V を前記演算部の出力f−1(I )に乗算する乗算部とを備え、出力がV ×f−1(I )となるような演算機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0024】
共振型コンバータからの供給電流は直流電源電圧に略比例する。電流検出手段で検出された負荷電流I が、負荷電流変換手段においてf−1(I )に変換された後、これに直流電源電圧に反比例した値V が乗算されることで、請求項1記載の発明の作用に加えてさらに、直流電源電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することが可能となる。
【0025】
請求項3記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f(x)
で表されるとき、入力信号I に対する出力信号がf−1(I )の関係となるような離散データを予め1次元の配列として記憶し、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1(I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0026】
負荷電流変換手段には、入力信号I に対する出力信号f−1(I )の関係が離散データとして記憶されているので、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流との関係に特異点が存在して関数近似することが困難な場合においても、そのスイッチング周波数と供給電流との関係における非直線性が確実に補正されて負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することが可能となる。
【0027】
請求項4記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧が(V の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f(x) k=1、2、3、…
と表されるとき、前記直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、当該各kに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め2次元の配列として記憶し、前記直流電源電圧が(V の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0028】
負荷電流変換手段には、直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、各kに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、請求項3記載の発明の作用に加えてさらに、直流電源電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することが可能となる。
【0029】
請求項5記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記負荷電圧検出手段で検出された負荷電圧が(V の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f (x) m=1、2、3、…
と表されるとき、前記負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、当該各mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め2次元の配列として記憶し、前記負荷電圧が(V の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0030】
共振型コンバータからの供給電流値はインバータ部のスイッチング周波数が同じでも負荷電圧の状態によって異なる。負荷電流変換手段には、負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、各mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、請求項3記載の発明の作用に加えてさらに、負荷電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することが可能となる。
【0031】
請求項6記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧がV(k=1、2、3、…)及び前記負荷電圧検出手段で検出された負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f (x) k、m=1、2、3、…
と表されるとき、前記直流電源電圧がV及び前記負荷電圧が(V の状態のとき、当該各k、mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め3次元の配列として記憶し、前記直流電源電圧がV、前記負荷電圧がV の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0032】
負荷電流変換手段には、直流電源電圧がV 、負荷電圧が(V の状態のとき、各k、mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、請求項3記載の発明の作用に加えてさらに、直流電源電圧及び負荷電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することが可能となる。
【0033】
請求項7記載の発明は、直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
y=f(x)
で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、当該入力された負荷電流I の値に応じて1〜n番目のゲインK …K をゲイン選択手段を用いて選択し、前記負荷電流I にゲインK …K の何れかを乗じ、前記1〜n番目の各区間における負荷電流I とゲインとの乗算結果がf−1(I )に等しくなるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを要旨とする。
【0034】
負荷電流変換手段は、入力した負荷電流I の値に応じて1〜n番目のゲインK …K を選択し、この1〜n番目の各区間において負荷電流I と選択したゲインとを乗算し、その乗算結果がf−1(I )に等しくなる。したがって、負荷電流I の値に応じた各区間で出力がf−1(I )となるように直線近似することが可能となり、全体としてインバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流との関係における非直線性が補正され、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とが等しく制御されて負荷電流の変動が適正に抑制される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態を示す図である。なお、図1及び後述の各実施の形態を示す図において前記図11における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以て示し、重複した説明を省略する。
【0037】
本実施の形態では、加算器15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係が
y=f(x) …(1)
で表されるとき、電流検出手段12で検出された負荷電流値がI のとき、入力I に対して、出力がf−1(I )となるような演算機能を有する負荷電流変換手段としての負荷電流変換器20が電流検出手段12の次段に直列接続されている。
【0038】
共振型コンバータ1からの供給電流は、理論的にはインバータ部2のスイッチング周波数に比例する。しかし、一般的には直線性を示さないため、負荷電流I に一定ゲインを乗じてフィードフォワード制御しても誤差が生じる。このため、負荷電流が変動したとき、負荷10の両端に印加される負荷電圧が変動する。
【0039】
これに対し、本実施の形態では、電流検出手段12で検出された負荷電流I に対し、負荷電流変換器20により式(1)における供給電流値yを負荷電流値I に置換えたy=f(x)の逆関数に相当するf−1(I )に変換して制御器14の出力に加算するフィードフォワード制御を実行している。これにより、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流の関係における非直線性が補正され、x=f−1(I )を式(1)に代入すると、y=I となることからも分かるように、共振型コンバータ1からの供給電流値yと負荷10に流れる電流値I が一致する。つまり、平滑コンデンサ9に流れ込む電流値と流れ出す電流値を等しくすることができる。このため、負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0040】
図2に負荷電流I と負荷電流変換器出力f−1(I )との関係を示す。図中の点線は6次の多項式でインバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流の関係を近似している。
【0041】
上記のように、本実施の形態は、フィードフォワード制御に負荷電流変換器出力f−1(I )を用いることで、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流の関係における非直線性が補正され、共振型コンバータ1からの供給電流値と負荷電流値を等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0042】
図3には、本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態では、電流検出手段12の次段に直列接続された負荷電流変換器21に、電流検出手段12で検出された負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )になるように演算する演算部21aと、電源電圧検出手段13により検出された直流電源電圧に反比例した値V を、演算部21aの出力f−1(I )に乗算する乗算部21bとが備えられている。演算部21aは、上記第1の実施の形態における負荷電流変換器そのものの演算機能を有しており、入力電流I をf−1(I )に変換して出力する。負荷電流変換器21は、負荷電流I をf−1(I )に変換した結果に、電源電圧検出手段13により検出した直流電源電圧Vdcに反比例した値V を乗じて新たにV ×f−1(I )を出力する。
【0043】
共振型コンバータ1の共振回路で発生する共振電流の波高値はインバータ部2に入力される直流電源電圧に比例する。したがって、共振型コンバータ1からの供給電流はインバータ部2のスイッチング周波数が一定のとき、直流電源電圧に略比例する。
【0044】
したがって、本実施の形態は、ある直流電源電圧Vdc1のときに前記式(1)を満たす関数をfとすると任意の直流電源電圧Vdcのとき、
dc/Vdc1=V …(2)
を満たすV を、演算部21aの出力f−1(I )に乗じてV ×f−1(I )を負荷電流変換器21の出力とすることにより、直流電源電圧が上昇したときは共振型コンバータ1からの供給電流を下げるように、また直流電源電圧が低下したときは共振型コンバータ1からの供給電流を上げるように動作する。
【0045】
上記のように、本実施の形態は、フィードフォワード制御に負荷電流変換器出力V ×f−1(I )を用いることで、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流の関係における非直線性が補正され、直流電源電圧に変動が生じたときにも、共振型コンバータ1からの供給電流値と負荷電流値を等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0046】
図4及び図5には、本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態では、図4に示すように、負荷電流変換器22が記憶装置22aで構成されており、予め入力信号I に対する出力信号f−1(I )が1対1の関係で記憶されている。データは入力データ、出力データともに離散データである。そして、負荷電流変換器22は、電流検出手段12で検出された負荷電流I が入力されると、この負荷電流I の値に対応したf−1(I )が出力されるようになっている。
【0047】
上記のように、本実施の形態は、負荷電流変換器22に、入力信号I に対する出力信号f−1(I )の関係が離散データとして記憶されているので、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流との関係に、図5に示すように特異点が存在して関数近似することが困難な場合においても、そのスイッチング周波数と供給電流との関係における非直線性が確実に補正されて共振型コンバータ1からの供給電流値と負荷電流値を等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0048】
図6には、本発明の第4の実施の形態を示す。本実施の形態では、負荷電流変換器23が記憶装置23aで構成されており、電源電圧検出手段13で検出された直流電源電圧が(V の状態において、加算器15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係が
y=f(x) k=1、2、3、… …(3)
と表されるとき、直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、各kに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データが2次元の配列として記憶されている。
【0049】
負荷電流変換器23は、直流電源電圧が(V の状態において、電流検出手段12で検出された負荷電流I が入力されたとき、f−1 (I )を出力し、この出力f−1 (I )が制御器14の出力に加算されてフィードフォワード制御が実行される。
【0050】
上記のように、本実施の形態は、負荷電流変換器23に、直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、各kに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、直流電源電圧に変動が生じたときにも、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流との関係における非直線性が確実に補正されて負荷電流値と共振型コンバータ1からの供給電流値とを等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0051】
図7には、本発明の第5の実施の形態を示す。本実施の形態では、負荷電流変換器24が記憶装置24aで構成されており、負荷電圧検出手段11で検出された負荷電圧が(V の状態において、加算器15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係が
y=f (x) m=1、2、3、… …(4)
と表されるとき、負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、各mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データが2次元の配列として記憶されている。
【0052】
負荷電流変換器24は、負荷電圧が(V の状態において、電流検出手段で12で検出された負荷電流I が入力されたとき、f−1 (I )を出力し、この出力f−1 (I )が制御器14の出力に加算されてフィードフォワード制御が実行される。
【0053】
共振型コンバータからの供給電流値はインバータ部のスイッチング周波数が同じでも負荷電圧の状態によって異なる。本実施の形態は、負荷電流変換器24に、負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、各mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、負荷電圧に変動が生じたときにも、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流との関係における非直線性が確実に補正されて負荷電流値と共振型コンバータ1からの供給電流値とを等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0054】
図8には、本発明の第6の実施の形態を示す。本実施の形態では、負荷電流変換器25が記憶装置で構成されており、電源電圧検出手段13で検出された直流電源電圧がV(k=1、2、3、…)及び負荷電圧検出手段11で検出された負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態において、加算器15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係が
y=f (x) k、m=1、2、3、… …(5)
と表されるとき、直流電源電圧がV及び前記負荷電圧が(V の状態のとき、各k、mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データが3次元の配列として記憶されている。
【0055】
負荷電流変換器25は、直流電源電圧がV 、負荷電圧がV の状態において、電流検出手段12で検出された負荷電流I が入力されたとき、f−1 (I )を出力し、この出力f−1 (I )が制御器14の出力に加算されてフィードフォワード制御が実行される。
【0056】
上記のように、本実施の形態は、負荷電流変換器25に、直流電源電圧がV 、負荷電圧が(V の状態のとき、各k、mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係が離散データとして記憶されているので、直流電源電圧及び負荷電圧に変動が生じたときにも、インバータ部2のスイッチング周波数と共振型コンバータ1からの供給電流との関係における非直線性が確実に補正されて負荷電流値と共振型コンバータ1からの供給電流値とを等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0057】
図9及び図10には、本発明の第7の実施の形態を示す。本実施の形態では、負荷電流変換器26は、加算器15の出力値をxとし、共振型コンバータ1からの供給電流値をyとし、xとyとの関係が前記式(1)で表されるとき、入力された負荷電流I の値に応じて1〜n番目のゲインK …K をゲイン選択手段26aを用いて選択し、負荷電流I にゲインK …K の何れかを乗じ、1〜n番目の各区間における負荷電流I とゲインとの乗算結果がf−1(I )に等しくなるような機能を有している。
【0058】
負荷電流変換器26は、入力した負荷電流I の値に応じて1〜n番目のゲインK …K を選択し、この1〜n番目の各区間において負荷電流I と選択したゲインとを乗算し、その乗算結果がf−1(I )に等しくなる。したがって、図10に入力負荷電流I と負荷電流変換器出力f−1(I )との関係を示すように、負荷電流I の値に応じた各区間で出力がf−1(I )となるように直線近似することが可能となる。この結果、全体としてインバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流との関係における非直線性が補正されて負荷電流値と共振型コンバータ1からの供給電流値とを等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷10の両端に印加される負荷電圧を一定に保つことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、7記載の発明によれば、フィードフォワード制御に、電流検出手段で検出した負荷電流I を負荷電流変換器でf−1(I )に変換した出力を用いたので、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流の関係における非直線性を補正して共振型コンバータからの供給電流値と負荷電流値を等しく制御することができ、負荷電流の変動を適正に抑制することができて負荷電圧を一定に保つことができる。
【0060】
請求項2記載の発明によれば、電流検出手段で検出した負荷電流I を、負荷電流変換手段においてf−1(I )に変換した後、これに直流電源電圧に反比例した値V を乗算し、フィードフォワード制御には、V ×f−1(I )に変換した出力を用いたので、請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、直流電源電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができる。
【0061】
請求項3記載の発明によれば、負荷電流変換手段には、入力信号I に対する出力信号f−1(I )の関係となる離散データが1次元の配列として記憶されているので、請求項1記載の発明の効果に加えてさらに、インバータ部のスイッチング周波数と共振型コンバータからの供給電流との関係に特異点が存在して関数近似することが困難な場合においても、そのスイッチング周波数と供給電流との関係における非直線性を確実に補正して負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができる。
【0062】
請求項4記載の発明によれば、負荷電流変換手段には、直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、各kに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係となる離散データが2次元の配列として記憶されているので、請求項3記載の発明の効果に加えてさらに、直流電源電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができる。
【0063】
請求項5記載の発明によれば、負荷電流変換手段には、負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、各mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係となる離散データが2次元の配列として記憶されているので、請求項3記載の発明の効果に加えてさらに、負荷電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができる。
【0064】
請求項6記載の発明によれば、負荷電流変換手段には、直流電源電圧がV、負荷電圧が(V の状態のとき、各k、mに対して入力信号I に対する出力信号f−1 (I )の関係となる離散データが3次元の配列として記憶されているので、請求項3記載の発明の効果に加えてさらに、直流電源電圧及び負荷電圧に変動が生じたときにも、負荷電流値と共振型コンバータからの供給電流値とを等しく制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である直流電圧発生装置の回路図である。
【図2】上記第1の実施の形態における負荷電流と負荷電流変換器出力の関係を示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の回路図である。
【図5】上記第3の実施の形態におけるスイッチング周波数と共振型コンバータ供給電流の関係を示す特性図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の回路図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の回路図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の回路図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態の回路図である。
【図10】上記第7の実施の形態における負荷電流と負荷電流変換器出力の関係を示す特性図である。
【図11】従来の直流電圧発生装置の回路図である。
【図12】上記従来例におけるスイッチング周波数と共振型コンバータ供給電流の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 共振型コンバータ
2 インバータ部
3 直流電源
6 共振回路部を構成する共振用コンデンサ
8 全波整流器(整流回路部)
10 負荷
11 負荷電圧検出手段
12 電流検出手段
13 電源電圧検出手段
14 制御器(制御手段)
15 加算器(加算手段)
16 スイッチングタイミング決定手段
20、21、22、23、24、25、26 負荷電流変換器(負荷電流変換手段)
21a 演算部
21b 乗算部
22a、23a、24a 記憶装置
26a ゲイン選択手段

Claims (7)

  1. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f(x)
    で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )となるような演算機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  2. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f(x)
    で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、出力がf−1(I )となるように演算する演算部と、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧を入力とし、当該直流電源電圧に反比例した値V を前記演算部の出力f−1(I )に乗算する乗算部とを備え、出力がV ×f−1(I )となるような演算機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  3. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f(x)
    で表されるとき、入力信号I に対する出力信号がf−1(I )の関係となるような離散データを予め1次元の配列として記憶し、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1(I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  4. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧が(V の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f(x) k=1、2、3、…
    と表されるとき、前記直流電源電圧が(V (k=1、2、3、…)の状態のとき、当該各kに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め2次元の配列として記憶し、前記直流電源電圧が(V の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  5. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記負荷電圧検出手段で検出された負荷電圧が(V の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f (x) m=1、2、3、…
    と表されるとき、前記負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態のとき、当該各mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め2次元の配列として記憶し、前記負荷電圧が(V の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  6. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記直流電源の出力である直流電源電圧を検出する電源電圧検出手段と、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記電源電圧検出手段で検出された直流電源電圧がV(k=1、2、3、…)及び前記負荷電圧検出手段で検出された負荷電圧が(V (m=1、2、3、…)の状態において、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f (x) k、m=1、2、3、…
    と表されるとき、前記直流電源電圧がV 及び前記負荷電圧が(V の状態のとき、当該各k、mに対して入力信号I に対する出力信号がf−1 (I )の関係となるような離散データを予め3次元の配列として記憶し、前記直流電源電圧がV、前記負荷電圧がV の状態において、前記電流検出手段で検出された負荷電流I が入力されたとき、出力がf−1 (I )となるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
  7. 直流電源からの入力直流電圧を周期的にスイッチングするインバータ部、共振回路部及び整流回路部を順次備え、可変直流電圧を出力して負荷を駆動する共振型コンバータと、前記負荷の両端に印加される負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、前記負荷に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、前記負荷電圧を基準値に制御する制御手段と、該制御手段の出力と前記電流検出手段の出力を加算する加算手段と、該加算手段の出力に比例した周波数で前記インバータ部のスイッチングタイミングを決定するスイッチングタイミング決定手段とを有する直流電圧発生装置であって、前記加算手段の出力値をxとし、前記共振型コンバータから供給される電流値をyとし、当該xとyとの関係が
    y=f(x)
    で表されるとき、前記電流検出手段で検出された負荷電流I を入力とし、当該入力された負荷電流I の値に応じて1〜n番目のゲインK …K をゲイン選択手段を用いて選択し、前記負荷電流I にゲインK …K の何れかを乗じ、前記1〜n番目の各区間における負荷電流I とゲインとの乗算結果がf−1(I )に等しくなるような機能を有する負荷電流変換手段を前記電流検出手段の次段に直列接続してなることを特徴とする直流電圧発生装置。
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