JP2004242282A - 端末側接続装置及び網終端装置側接続装置 - Google Patents

端末側接続装置及び網終端装置側接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ISDNのS/T点における無線通信を適切に行う。
【解決手段】 ISDNの端末のS/Tインターフェイスに接続され、ISDNの網終端装置のS/Tインターフェイスに接続される網終端装置側接続装置との間で無線通信を行うことにより、端末及び網終端装置をS/T接続する端末側接続装置は、端末から網終端装置へ送信される信号のフレームを検出する端末側フレーム検出部と、端末側フレーム検出部により検出されたフレームにおけるDチャネルビットを検出するDチャネルビット検出部と、網終端装置から端末へ送信される信号を、網終端装置側接続装置から受信し、端末へ送信する端末側送信部と、端末側送信部により端末へ送信されるDチャネルエコービットに、Dチャネルビットを挿入するDチャネルエコービット挿入部とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、端末側接続装置及び網終端装置側接続装置に関する。特に本発明は、ISDNにおける無線通信を実現する端末側接続装置及び網終端装置側接続装置に関する。
従来、ISDNのS/T点において、無線通信を行うシステムが提案されている(特許文献1参照。)。
特開平8−46614号公報
ISDNの標準仕様によると、複数の端末間における通信の競合制御等を行うために、端末から網終端装置に送信されるDチャネルビットの値を、網終端装置から端末に送信されるDチャネルエコービットに挿入して返信する。データを送信した端末は、Dチャネルエコービットを参照して、他の端末と競合していないことを確認する。しかしながら、S/T点を単に無線通信にしてしまうと、通信の遅延等により、Dチャネルビットの値がDチャネルエコービットにただちに反映されない場合がある。この場合、端末は、Dチャネルが競合状態にあるとして、通信を開始できない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる端末側接続装置及び網終端装置側接続装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
即ち、本発明の第1の形態によると、ISDNの端末のS/Tインターフェイスに接続され、ISDNの網終端装置のS/Tインターフェイスに接続される網終端装置側接続装置との間で無線通信を行うことにより、端末及び網終端装置をS/T接続する端末側接続装置であって、端末から網終端装置へ送信される信号のフレームを検出する端末側フレーム検出部と、端末側フレーム検出部により検出されたフレームにおけるDチャネルビットを検出するDチャネルビット検出部と、網終端装置から端末へ送信される信号を、網終端装置側接続装置から受信し、端末へ送信する端末側送信部と、端末側送信部により端末へ送信されるDチャネルエコービットに、Dチャネルビットを挿入するDチャネルエコービット挿入部とを備えることを特徴とする端末側接続装置を提供する。
Dチャネルエコービット挿入部は、Dチャネルビットが検出された後に、端末側送信部により初めて端末へ送信されるDチャネルエコービットに、Dチャネルビットを挿入してもよい。
また、ISDNの端末に接続された端末側網終端装置のUインターフェイスに接続され、Uインターフェイスの信号を、S/Tインターフェイスの信号に変換して出力すると共に、入力されたS/Tインターフェイスの信号を、Uインターフェイスの信号に変換して端末側網終端装置に送信するS/T−U間変換部を更に備え、端末側フレーム検出部は、S/T−U変換部が出力した信号のフレームを検出し、Dチャネルビット検出部は、端末側フレーム検出部により検出されたフレームにおけるDチャネルビットを検出し、端末側送信部は、網終端装置側接続装置から受信した信号を、S/T−U変換部へ送信し、Dチャネルエコービット挿入部は、端末側送信部がS/T−U変換部に送信するDチャネルエコービットに、Dチャネルビットを挿入してもよい。
本発明の第2の形態によると、ISDNの網終端装置のS/Tインターフェイスに接続され、ISDNの端末のS/Tインターフェイスに接続される端末側接続装置との間で無線通信を行うことにより、端末及び網終端装置をS/T接続する網終端装置側接続装置であって、網終端装置から端末へ送信される信号のフレームを検出する網終端装置側フレーム検出部と、網終端装置に送信する信号のフレームの位相を、網終端装置側フレーム検出部により検出されたフレームに応じて調整する位相調整部とを備えることを特徴とする網終端装置側接続装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ISDNのS/T点における無線通信を適切に行うことができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、通信システム10の機能ブロック図を示す。通信システム10は、ISDNの端末100と、ISDNの網終端装置130とを、S/T点において、無線通信により接続することを目的とする。通信システム10は、端末100と、端末側接続装置110と、網終端装置側接続装置120と、網終端装置130とを備える。
端末100は、終端抵抗105を介して端末側接続装置110と接続される。端末側接続装置110は、終端抵抗105を介して端末100のS/Tインターフェイスに接続される。そして、端末側接続装置110は、無線機115を用いて、網終端装置側接続装置120と無線通信を行う。網終端装置側接続装置120は、終端抵抗125を介して網終端装置130のS/Tインターフェイスに接続される。そして、網終端装置側接続装置120は、無線機118を用いて、端末側接続装置110と無線通信を行う。網終端装置130は、終端抵抗125を介して網終端装置側接続装置120と接続される。そして、網終端装置130は、ISDN網140と接続される。
図2は、ISDNにおける端末100及び網終端装置130間のデータのフレーム構造を示し、図2(a)は、網終端装置130から端末100に送信されるデータのフレーム構造を示す。網終端装置130は、Dチャネルビットと、直流平衡ビット(L)と、フレーミングビット(F)と、データ(Bチャネル)と、Dチャネルエコービット(E)と、Dチャネルビットと、途中を一部省略して、データ(Bチャネル)と、Dチャネルエコービット(E)と、Dチャネルビットと、直流平衡ビット(L)とを順次端末100に送信する。この際、網終端装置130は、フレーミングビット(F)から最後の直流平衡ビット(L)までを、48ビットの1フレームとして端末100に送信する。
図2(b)は、端末100から網終端装置130に送信されるデータのフレーム構造を示す。端末100は、Dチャネルビットと、直流平衡ビット(L)と、フレーミングビット(F)と、データ(Bチャネル)と、途中を一部省略して、Dチャネルビットと、直流平衡ビット(L)と、データ(Bチャネル)と、直流平衡ビット(L)と、Dチャネルビットと、直流平衡ビット(L)とを順次網終端装置130に送信する。この際、端末100は、フレーミングビット(F)から最後の直流平衡ビット(L)までを、48ビットの1フレームとして網終端装置130に送信する。
本図を用いて、端末100及び網終端装置130間における、Dチャネルビットを用いた競合制御について説明する。ISDNの標準仕様によると、一の網終端装置130に対して、複数の端末100を共通のバスにより接続することができる。この場合、何れか1つの端末100のみが網終端装置130と通信可能であるので、複数の端末100間で競合制御を行う必要がある。
例えば、端末100は、網終端装置130に送信すべきデータを有しない場合に、Dチャネルビットを1としている。そして、端末100は、網終端装置130に送信すべきデータを有する場合に、Dチャネルビットを0にする。これを受けて、網終端装置130は、Dチャネルエコービット(E)を0として端末100に返信する(例えば、図2(b)から図2(a)への矢印)。端末100は、送信したDチャネルビットの内容が、返信されるDチャネルエコービット(E)の内容と同一である場合には、網終端装置130と通信可能であると判断できる。一方、端末100は、送信したDチャネルビットの内容が、返信されるDチャネルエコービット(E)の内容と相違する場合には、他の端末が網終端装置130と通信中であると判断する。
このように、適切に通信を開始するためには、網終端装置130は、図2(a)に示したDチャネルエコービット(E)に、図2(b)に示したDチャネルビットの値を挿入する必要がある。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、端末100が網終端装置130に送信するフレームの位相は、網終端装置130が端末100に送信するフレームの位相に比べて、2ビット相違する必要がある。しかしながら、端末100及び網終端装置130間を単に無線通信させてしまうと、無線通信によるデータの遅延等の原因により、本図で示したようなフレームの位相の相違や、Dチャネルエコービットへの値の挿入を実現できない場合がある。この場合、ISDNの標準規格に基づいて製造された端末100及び網終端装置130は、適切な通信を行うことができない。例えば、実験によると、端末100及び網終端装置130間における、適切な通信を行うために許容される遅延量は、30us(ISDNデータ5ビット分)である。一方、無線通信による遅延量は、数ms程度の場合がある。そこで、端末側接続装置110及び網終端装置側接続装置120は、本図で示したISDNのフレーム構造を満たすべく、端末100及び網終端装置130間の通信の調整を行う必要がある。
図3は、端末側接続装置110の機能ブロック図を示す。端末側接続装置110は、端末側インターフェイス部300と、ANDゲート305と、クロック抽出部310と、端末側フレーム検出部320と、フレーム検出部330と、ANDゲート335と、フレーム再組立部340とを有する。端末側インターフェイス部300は、端末100から網終端装置130へ送信される信号を終端抵抗105から受け取る。また、端末側インターフェイス部300は、フレーム再組立部340から受けた信号を終端抵抗105に送る。より詳しくは、端末側インターフェイス部300は、終端抵抗105から受けたAMI(Alternation mark Inversion)信号を、それぞれがAMI信号の+及び−を示す2つのTTL(Transistor−Transistor Logic)信号にレベル変換し、ANDゲート305、クロック抽出部310、及び端末側フレーム検出部320に出力する。より具体的には、端末側インターフェイス部300は、プラスのAMI信号を受け取った場合に、(+)のTTL信号を1とし、マイナスのAMI信号を受け取った場合に、(−)のTTL信号を1とする。また、端末側インターフェイス部300は、フレーム再組立部340から受け取ったTTL信号をAMI信号にレベル変換し、終端抵抗105に送る。
ANDゲート305は、受け取った(+)及び(−)の信号の論理積を、無線機118及びフレーム再組立部340に出力する。なお、本図におけるTTL信号は負論理であるので、ANDゲート305は、(+)又は(−)の信号の少なくとも一方が1である場合に1を出力する。クロック抽出部310は、端末側インターフェイス部300から信号を受け取り、クロックを抽出し、抽出した当該クロックをフレーム再組立部340に送る。端末側フレーム検出部320は、端末100から網終端装置130へ送信される信号を、端末側インターフェイス部300から受け取り、当該信号のフレームを検出する。端末側フレーム検出部320は、検出したフレームの情報をフレーム再組立部340に通知する。フレーム検出部330は、無線機118から受け取った信号のフレームを検出し、検出した当該フレームの情報をフレーム再組立部340に通知する。なお、フレーム検出部330は、必要に応じて、無線機118から受け取った信号のクロックを抽出してもよい。ANDゲート335は、(+)を示すTTL信号及び(−)を示すTTL信号を無線機118から受け取り、これらの信号の論理積をNRZ(Non Return to Zero)信号としてDチャネルエコービット挿入部360に出力する。
フレーム再組立部340は、Dチャネルビット検出部350と、Dチャネルエコービット挿入部360と、端末側送信部370とを有する。Dチャネルビット検出部350は、クロック抽出部310から受け取ったクロックと、端末側フレーム検出部320により検出されたフレームの情報とに基づき、当該フレームにおけるDチャネルビットの値を検出し、Dチャネルエコービット挿入部360に送る。Dチャネルエコービット挿入部360は、フレーム検出部330により検出されたフレームの情報に基づき、ANDゲート335から受け取った信号のDチャネルエコービットを特定する。そして、Dチャネルエコービット挿入部360は、Dチャネルビット検出部350から受け取ったDチャネルビットの値を、Dチャネルエコービットに挿入し、端末側送信部370に送る。
端末側送信部370は、受け取った信号を端末側インターフェイス部300を介して端末100に送る。即ち、Dチャネルエコービット挿入部360は、Dチャネルビットが検出された後に、端末側送信部370により初めて端末100へ送信されるDチャネルエコービットに、Dチャネルビット検出部350から受け取ったDチャネルビットの値を挿入する。更に、フレーム再組立部340は、ISDN物理インターフェイスの規格に従い、バイオレーション処理、FAビット処理、Nビット処理、及びLビット処理を行ってもよい。
このように、端末側接続装置110は、端末100から網終端装置130へ送信される信号からDチャネルビットを検出し、網終端装置130から端末100へ送信されるDチャネルエコービットに挿入することができる。従って、端末100は、無線通信による遅延の影響を受けずに、送信したDチャネルビットの値をただちに受信することができる。ただし、複数の端末100が網終端装置130に接続されている場合には、端末側接続装置110は、競合の有無に関わらずDチャネルビットの値をDチャネルエコービットに挿入するので、競合制御を適切に行わせることが出来ない。従って、本実施形態に示す端末側接続装置110によると、単一の端末100は、単一の網終端装置130と無線通信を適切に行うことができる。なお、これに代えて、ISDN網140からの接続を予めマルチプレクスすることにより、複数の網終端装置130のそれぞれと、複数の端末100のそれぞれとを無線通信させてもよい。
図4は、網終端装置側接続装置120の機能ブロック図を示す。網終端装置側接続装置120は、網終端装置側インターフェイス部400と、クロック抽出部410と、網終端装置側フレーム検出部420と、フレーム再組立部430と、フレーム検出部440と、位相調整部450とを有する。網終端装置側インターフェイス部400は、網終端装置130から端末100へ送信される信号を終端抵抗125から受け取る。また、網終端装置側インターフェイス部400は、位相調整部450から受けた信号を終端抵抗125に送る。より詳しくは、網終端装置側インターフェイス部400は、終端抵抗125から受け取ったAMI信号を、それぞれが+及び−を示す2つのTTL信号にレベル変換し、無線機115、クロック抽出部410、及び網終端装置側フレーム検出部420に送る。一方、網終端装置側インターフェイス部400は、位相調整部450から受け取ったTTL信号をAMI信号にレベル変換し、終端抵抗125に送る。
クロック抽出部410は、網終端装置側インターフェイス部400から受け取った信号からクロックを抽出し、網終端装置側フレーム検出部420に送る。網終端装置側フレーム検出部420は、網終端装置側インターフェイス部400から受け取った信号のフレームを、クロック抽出部410から受け取ったクロックに基づいて検出し、位相調整部450に送る。フレーム再組立部430は、無線機115から受け取ったNRZ信号を、それぞれが(+)及び(−)を示す2つのTTL信号に変換し、位相調整部450に送る。この際、フレーム再組立部430は、フレーム検出部440を用いてフレームを検出させてもよい。更に、フレーム再組立部430は、無線機115から受けた信号に対して、バイオレーション処理及びLビット処理を行ってもよい。
フレーム検出部440は、フレーム再組立部430から受け取った信号のフレームを検出し、検出した当該フレームの情報をフレーム再組立部430に送る。位相調整部450は、フレーム再組立部430から受け取った信号のフレームを、フレーム検出部440から受け取ったフレームの情報に応じて特定する。そして、位相調整部450は、フレーム再組立部430から受け取った信号のフレームの位相を、網終端装置側フレーム検出部420により検出されたフレームに応じて調整する。例えば、位相調整部450は、フレーム再組立部430から受け取った信号の位相を、網終端装置側フレーム検出部420から受け取ったフレームの位相より2ビット分早めるように遅延させる。そして、位相調整部450は、調整した信号を網終端装置側インターフェイス部400を介して網終端装置130に送る。
上記説明から明らかなように、本実施形態の通信システム10によれば、ISDNのS/T点における無線通信を適切に行うことができる。特に、無線通信による遅延が大きい場合、例えば、10ms程度である場合においても、通信システム10は、適切に通信を行うことができる。
図5は、変形例における通信システム10の機能ブロック図を示す。通信システム10は、端末100と、終端抵抗105を介して端末100に接続する端末側網終端装置108と、端末側網終端装置108のU点インターフェイスに接続するU点無線通信システム50と、U点無線通信システム50のU点インターフェイスに接続するISDN網140とを備える。本例における通信システム10は、端末側網終端装置108及びISDN網140間のISDNのU点を、U点無線通信システム50により無線通信させることを目的とする。
U点無線通信システム50は、端末側接続装置110と、無線機115と、無線機118と、網終端装置側接続装置120と、網終端装置130とを有する。端末側接続装置110は、端末側網終端装置108のUインターフェイスに接続される。そして、端末側接続装置110は、無線機115を用いて、網終端装置側接続装置120と無線通信を行う。網終端装置側接続装置120は、終端抵抗125を介して網終端装置130のS/Tインターフェイスに接続される。そして、網終端装置側接続装置120は、無線機118を用いて端末側接続装置110と無線通信を行う。網終端装置130は、終端抵抗125を介して網終端装置側接続装置120と接続される。また、網終端装置130は、ISDN網140とUインターフェイスにおいて接続される。
図6は、変形例における端末側接続装置110の機能ブロック図を示す。なお、本例において、端末側接続装置110以外の各部材は、図1から図4で説明した同一符号の各部材と略同一の構成をとるので、説明を省略する。本例における端末側接続装置110は、図3に示す端末側接続装置110の各部材に加えて、更にS/T−U変換部380を有する。他の構成は、図3に示す端末側接続装置110と略同一であるので、相違点を説明する。
S/T−U変換部380は、ISDNの端末100に接続された端末側網終端装置108のUインターフェイスに接続される。そして、S/T−U変換部380は、Uインターフェイスの信号を、S/Tインターフェイスの信号に変換して、端末側インターフェイス部300に出力する。また、S/T−U変換部380は、端末側インターフェイス部300から入力されたS/Tインターフェイスの信号を、Uインターフェイスの信号に変換して端末側網終端装置108に送信する。
端末側フレーム検出部320は、S/T−U変換部380が出力した信号を、端末側インターフェイス部300を介して受け取り、その信号のフレームを検出する。Dチャネルビット検出部350は、端末側フレーム検出部320により検出されたフレームにおけるDチャネルビットを検出する。端末側送信部370は、網終端装置側接続装置120から無線機118、115を介して受信した信号を、端末側インターフェイス部300を介してS/T−U変換部380に送信する。この際、Dチャネルエコービット挿入部360は、端末側送信部370がS/T−U変換部380に送信するDチャネルエコービットに、Dチャネルビット検出部350により検出されたDチャネルビットを挿入する。
図7は、S/T−U変換部380の機能ブロック図を示す。図8は、ISDNのU点で送受信されるデータのフレーム構造を示す。S/T−U変換部380は、終端部700と、ヘッダ部デコード部710と、バッファ部720と、S/T点フレーミング部730と、終端部740と、バッファ部750と、ヘッダ部エンコード部760と、U点フレーミング部770とを有する。
終端部700は、ISDNのU点における信号を端末側網終端装置108から受信して、受信した信号のDチャネル及びBチャネルの信号線を終端する。そして、終端部700は、図8に示した信号のうち、データ部分のスロット1からスロット20までの信号のそれぞれから、Bチャネル及びDチャネルのデータを取得して、バッファ部720に格納する。
ヘッダ部デコード部710は、ISDNのU点における信号を端末側網終端装置108から受信して、受信した信号のうち、データのヘッダ部分を選択して取得する。そして、ヘッダ部デコード部710は、ヘッダ部分に基づいて所定の処理を行う。例えば、ヘッダ部分は、それぞれが8ビットのデータであるフレームワード及びCLチャネルを含んでおり、CLチャネルは、更に、信号の誤りを検出・訂正するためのCRC(Cyclic Redundancy Check Code)を含んでいてもよい。この場合、ヘッダ部デコード部710は、CRCを用いて、バッファ部720に格納されたDチャネル及びBチャネルのデータの誤りを訂正し、訂正結果をバッファ部720に格納する処理を行ってもよい。
バッファ部720は、終端部700が受信したDチャネル及びBチャネルのデータを格納する。そして、S/T点フレーミング部730は、バッファ部720に格納されたDチャネル及びBチャネルのデータを、ISDNのS/T点における信号のフレーム構造(例えば図2に示したフレーム構造)に準拠した信号として、端末側インターフェイス部300に出力する。
終端部740は、ISDNのS/T点における信号を端末側インターフェイス部300から受信して、受信した信号のDチャネル及びBチャネルの信号線を終端する。そして、バッファ部750は、終端部740が受信したDチャネル及びBチャネルのデータを格納する。ヘッダ部エンコード部760は、ISDNのU点における信号のヘッダ部分を生成する。具体的には、ヘッダ部エンコード部760は、ヘッダ部分のCLチャネル内の信号として、信号の誤りを検出・訂正するためのCRCを、バッファ部750に格納されたDチャネル及びBチャネルのデータに基づいて生成してもよい。
U点フレーミング部770は、バッファ部720に格納されたDチャネル及びBチャネルのデータと、ヘッダ部エンコード部760により生成されたヘッダ部分とを、図8に示すISDNのU点における信号のフレーム構造に準拠するタイミングで、端末側網終端装置108に出力する。例えば、U点フレーミング部770は、ヘッダ部分、Dチャネルの信号、Bチャネルの信号、及びこれらのパリティを、377ビットのデータとして、1.178msの期間に出力する。
上記説明から明らかなように、本変形例の通信システム10によれば、ISDNのS/T点の無線通信機能を利用して、通信遅延が本来ほどんど認められていないISDNのU点で、適切に無線通信させることができる。具体的には、ISDNのUインターフェイスにおいて有線通信が行われている既存の設備について、この有線部分をU点無線通信システム50に置き換えることにより、無線通信を実現できる。この際、端末100、終端抵抗105、及び端末側網終端装置108がこの順に接続されている設備をそのまま利用できるので、既存設備との親和性が高い。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
図1は、通信システム10の機能ブロック図。 図2は、ISDNにおける端末100及び網終端装置130間のデータのフレーム構造を示す図。 図3は、端末側接続装置110の機能ブロック図。 図4は、網終端装置側接続装置120の機能ブロック図。 図5は、変形例における通信システム10の機能ブロック図。 図6は、変形例における端末側接続装置110の機能ブロック図。 図7は、S/T−U変換部380の機能ブロック図。 図8は、ISDNのU点で送受信されるデータのフレーム構造を示す図。
符号の説明
10 通信システム
50 U点無線通信システム
100 端末
105 終端抵抗
108 端末側網終端装置
110 端末側接続装置
115 無線機
118 無線機
120 網終端装置側接続装置
125 終端抵抗
130 網終端装置
140 ISDN網
300 端末側インターフェイス部
305 ANDゲート
310 クロック抽出部
320 端末側フレーム検出部
330 フレーム検出部
335 ANDゲート
340 フレーム再組立部
350 Dチャネルビット検出部
360 Dチャネルエコービット挿入部
370 端末側送信部
380 S/T−U変換部
400 網終端装置側インターフェイス部
410 クロック抽出部
420 網終端装置側フレーム検出部
430 フレーム再組立部
440 フレーム検出部
450 位相調整部
700 終端部
710 ヘッダ部デコード部
720 バッファ部
730 S/T点フレーミング部
740 終端部
750 バッファ部
760 ヘッダ部エンコード部
770 U点フレーミング部

Claims (4)

  1. ISDNの端末のS/Tインターフェイスに接続され、ISDNの網終端装置のS/Tインターフェイスに接続される網終端装置側接続装置との間で無線通信を行うことにより、端末及び網終端装置をS/T接続する端末側接続装置であって、
    前記端末から前記網終端装置へ送信される信号のフレームを検出する端末側フレーム検出部と、
    前記端末側フレーム検出部により検出された前記フレームにおけるDチャネルビットを検出するDチャネルビット検出部と、
    前記網終端装置から前記端末へ送信される信号を、前記網終端装置側接続装置から受信し、前記端末へ送信する端末側送信部と、
    前記端末側送信部により前記端末へ送信されるDチャネルエコービットに、前記Dチャネルビットを挿入するDチャネルエコービット挿入部と
    を備えることを特徴とする端末側接続装置。
  2. 前記Dチャネルエコービット挿入部は、前記Dチャネルビットが検出された後に、前記端末側送信部により初めて前記端末へ送信されるDチャネルエコービットに、前記Dチャネルビットを挿入することを特徴とする請求項1記載の端末側接続装置。
  3. ISDNの端末に接続された端末側網終端装置のUインターフェイスに接続され、Uインターフェイスの信号を、S/Tインターフェイスの信号に変換して出力すると共に、入力されたS/Tインターフェイスの信号を、Uインターフェイスの信号に変換して前記端末側網終端装置に送信するS/T−U間変換部を更に備え、
    前記端末側フレーム検出部は、前記S/T−U変換部が出力した信号のフレームを検出し、
    前記Dチャネルビット検出部は、前記端末側フレーム検出部により検出された前記フレームにおけるDチャネルビットを検出し、
    前記端末側送信部は、前記網終端装置側接続装置から受信した信号を、前記S/T−U変換部へ送信し、
    前記Dチャネルエコービット挿入部は、前記端末側送信部が前記S/T−U変換部に送信するDチャネルエコービットに、前記Dチャネルビットを挿入する
    請求項1記載の端末側接続装置。
  4. ISDNの網終端装置のS/Tインターフェイスに接続され、ISDNの端末のS/Tインターフェイスに接続される端末側接続装置との間で無線通信を行うことにより、端末及び網終端装置をS/T接続する網終端装置側接続装置であって、
    前記網終端装置から前記端末へ送信される信号のフレームを検出する網終端装置側フレーム検出部と、
    前記網終端装置に送信する信号のフレームの位相を、前記網終端装置側フレーム検出部により検出されたフレームに応じて調整する位相調整部と
    を備えることを特徴とする網終端装置側接続装置。
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