JP2004242278A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract


【課題】 長いメッセージであっても不要な改行を設けることなく表示でき、メッセージを閲覧する際の消費電力量を低減できる携帯端末を提供する。
【解決手段】 通信機能を持つ携帯端末において、主表示部30と、副表示部であってメッセージを電光表示する電光表示部10と、入力部70などを備える。画像付きの電子メールの閲覧にあたり、画像データが主表示部30に表示され、メッセージデータは電光表示制御部に渡され、電光表示部10において電光表示されるように表示単位の点灯が制御され、電光表示文字として電光表示部10に表示される。電光表示部10の表示制御として利用者より一時停止/解除に加え、電光表示文字の移動方向、移動速度の指定などが可能である。また、特定通信先との過去の通信履歴データを時系列に次々に電光表示することで過去に交わされた電子メールを動きのある電光表示文字で会話として再現する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、通信機能を持つ携帯端末に関する。
携帯電話など通信機能を持つ携帯端末が広く普及している。これら携帯端末には電子メールなどのメッセージを通信する機能、受信したメッセージを液晶ディスプレイに表示する機能などを持つものも多い。ディスプレイは筐体の大きさの制約から小さな液晶ディスプレイが用いられている。また、電子メールとして画像付メールを送受信する機能を持つものも多い。この場合、小型カメラレンズとCCDを持ち、取り込んだ画像データを基に画像付メールを生成し、受信した画像付メールを液晶画面に表示して閲覧する。
特開平8−88841号公報 特開2001−320454号公報
上記の従来の携帯端末では、以下の問題を有していた。
第一に、従来の携帯端末ではディスプレイが小さく、電子メールなどのメッセージや静止画や動画などの画像を表示するには不十分な大きさであった。電子メールなどのメッセージのみを表示する場合であってもディスプレイの大きさが十分ではなく一度に表示できる文字数に制限があった。画像付電子メールを表示する場合、ディスプレイ上に画像を表示するとディスプレイの表示エリアが画像で埋まってしまい、メッセージの表示エリアがさらに狭いものとなってしまう。
第二に、従来の携帯端末では電子メールなどのメッセージを表示する場合、ディスプレイが小さいため、一行に表示できる文字数に制限があった。そこで、文字数が所定数以上あるメッセージを表示する場合、改行を繰り返して表示するものとなっていた。改行は意味の区切りではなく文字数に応じて強制的に行なわれるため一見して読みにくい場合があった。
第三に、従来の携帯端末ではバックライト付の液晶ディスプレイを用いた場合、一度の充電で端末を使用できる時間が短くなるという問題があった。バックライト付の液晶ディスプレイを用いる場合には消費電力量が大きくなるが、携帯端末の筐体大きさの制約から充電池の充電容量には制約があるため、携帯端末を使用できる時間が短くなってしまう。
第四に、弱視者や老人にとって、従来の携帯端末では文字の視認性が十分ではない場合があった。バックライト付の液晶ディスプレイとして例えばモノクロ液晶が用いられ、ホワイトベースに黒色で文字が表示される。このモノクロ表示によれば視力に問題のない者にとっては十分の視認性があっても弱視者や老人にとって文字の視認性が十分ではない場合があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、筐体の大きさの制約から小さなディスプレイを搭載する場合であっても、ディスプレイのエリアを有効に活用し、画像に併せて長いメッセージも同時に表示できる携帯端末を提供することを目的とする。
また、本発明は、筐体の大きさの制約から小さなディスプレイを搭載する場合であっても、メッセージに対して不要な改行を施すことなく、メッセージの読みやすい携帯端末を提供することを目的とする。
また、本発明は、メッセージを閲覧する際の消費電力量を低減し、使用できる時間を長く保つようにした携帯端末を提供することを目的とする。
また、本発明は、弱視者や老人にとっても文字の視認性が十分高い携帯端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の携帯端末は、通信機能を持つ携帯端末において、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して前記電光表示部の表示データとして前記電光表示制御部に出力する主制御部とを備えたものである。
上記構成により、電光表示部を設けてメッセージを電光表示文字として表示するので、小さい表示エリアであっても長いメッセージを扱うことができる。また、メッセージに対して不要な改行が施されることがなく読みやすくなる。メッセージを閲覧する観点から考えれば、文字を電光表示とし、視点の移動を少なしてメッセージを読むことは、大画面に静止文字を表示して視点を移動しつつメッセージを読む場合に劣らない閲覧性が得られる。
なお、電光表示部の表示単位をLEDとすれば、電光表示文字の視認性を大きくすることができる。利用者が弱視者や老人であっても文字を容易に読むことができ、夜間や暗い屋内であっても文字を容易に読むことができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の携帯端末は、通信機能を持つ携帯端末において、主表示部と、前記主表示部における表示を制御する主表示制御部と、副表示部となる電光表示部であって、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して前記電光表示部の表示データとして前記電光表示制御部に出力し、前記メッセージデータ以外のデータを前記主表示部の表示データとして主表示制御部に出力する主制御部とを備えたものである。
上記構成により、画像とメッセージを併せて表示する場合、メッセージデータ以外の表示データ、例えば画像を主表示部である液晶表示部に表示し、メッセージを副表示部である電光表示部において表示することができる。
ここで、主表示部に表示する「メッセージデータ以外の表示データ」は、文字通り、電光表示部に表示されるメッセージデータ以外の表示データであれば特に限定されない。閲覧する電子メールが画像付きメールであれば当該画像であっても良く、また、閲覧する電子メールとは無関係の他のアプリケーションの画像データ、例えば、通信機能が映像コンテンツデータを取り込む機能を備え、受信したテレビジョン番組や映画や閲覧中のホームページなどの画像データ、また、記録メディアから読み込んだ映画などの画像データであっても良い。つまり、後者であれば、主表示部で映画やスポーツ番組の映像を鑑賞しつつ、別途、着信した電子メールのメッセージを電光表示部において電光表示することができる。
なお、この場合、前記電光表示制御部が、携帯端末の利用状態における電光表示部の天地方向に合わせ、電光表示部における電光表示文字の表示方向および移動方向を調整する機能を備えることが好ましい。利用者が主表示部に表示される映像コンテンツに応じて、主表示部が縦長となる方向に携帯端末を持っても、主表示部が横長となる方向に携帯端末を持っても、電光表示部における電光表示文字の表示方向および移動方向が利用者の読みやすい方向で表示されることとなる。
また、メッセージのみを閲覧する場合、主表示部を消灯したまま、電光表示部のみを用いてメッセージを閲覧すれば、消費電力量を抑制することができる。
上記目的を達成するため、本発明の第3の携帯端末は、通信機能を持つ携帯端末において、主表示部と、前記主表示部における表示を制御する主表示制御部と、副表示部となる電光表示部であって、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、前記通信機能を介して入力された電子メールデータのメッセージの表示先として前記主表示部と前記副表示部のいずれかを選択する表示先選択部と、前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出し、前記表示先選択部を介した選択情報に応じて前記主表示制御部または前記電光表示制御部のいずれかに出力する主制御部とを備えたものである。
上記構成により、電子メールを受信した場合、利用者の選択により当該電子メールの表示先を主表示部と電光表示部のいずれにするかを選択することができる。例えば、受信した電子メールを大きく表示したい場合は主表示部を選択して主表示部に表示すれば良い。受信した電子メールを表示しようとしたタイミングにおいて主表示部を他のアプリケーションで使用中であったり、消費電力を抑えたい場合、電光表示部を選択して電光表示部に表示すれば良い。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記電光表示部の電光表示を一時停止する要求を利用者から受け付け、一時停止設定情報を前記電光表示制御部に出力する一時停止設定部と、前記電光表示部の電光表示一時停止を解除する要求を利用者から受け付け、一時停止解除情報を前記電光表示制御部に出力する一時停止解除部を備え、前記電光表示制御部が、前記一時停止設定情報を受けると前記電光表示部の表示単位の点灯状態を一時固定し、前記一時停止解除情報を受けると前記電光表示部の表示単位の点灯状態の一時固定を解除する構成も好ましい。
上記構成により、利用者自身が必要に応じて電光表示文字を一時停止することができる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記電光表示部に表示中の表示データを繰り返して表示するリピート出力要求を利用者から受け付け、リピート出力情報を前記主制御部に出力するリピート出力指示部と、表示データを所定順に表示する順送り出力要求を利用者から受け付け、順送り出力情報を前記主制御部に出力する順送り出力指示部を備え、前記主制御部が、前記リピート出力情報を受けると順送り出力制御を停止して前記電光表示部に表示中の表示データを繰り返して前記電光表示制御部に出力するリピート出力制御を行ない、前記順送り出力情報を受けるとリピート出力制御を停止して表示データを所定順に前記電光表示制御部に出力する順送り出力制御とする構成も好ましい。
上記構成により、利用者自身が必要に応じて、表示データのうち内容を再確認したい表示データなどがあればリピートさせることができる。また、リピートを解除して順送り表示に戻すこともできる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記電光表示部において表示文字が移動する方向として順方向移動と逆方向移動のいずれかの選択を利用者から受け付け、表示文字移動方向選択情報を前記電光表示制御部に出力する表示文字移動方向選択部を備え、前記電光表示制御部が、前記表示文字移動方向選択情報に応じて、当該選択にかかる文字移動方向にて前記表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する構成も好ましい。
上記構成により、電光表示される文字の閲覧にあたり、利用者が自由に電光表示文字の文字移動方向を選択することができ、例えば、読み落とした文字を確認するために表示文字を逆方向に移動させて再表示したりすることができる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、利用者から電光表示文字移動速度の入力を受け付け、電光表示文字移動速度情報を前記電光表示制御部に出力する電光表示文字移動速度情報入力部を備え、前記電光表示制御部が、前記電光表示文字移動速度情報に応じて、当該移動速度にて前記表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する構成も好ましい。
上記構成により、電光表示される文字の読み取りにあたり、利用者が自由に電光表示文字の文字移動速度を選択することができる。例えば、ゆっくり読みたいメッセージの場合に文字移動速度を遅くし、飛ばし読みしたいメッセージの場合に文字移動速度を速くするなどの操作を利用者自らが行なうことができる。
なお、文字移動速度の指示は、最大逆方向移動速度から最大順方向移動速度までの間で入力可能であることが好ましい。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記主制御部が表示データを所定順に管理し、前記電光表示部に電光表示する表示データの先送りスキップと逆送りスキップのいずれかの選択を利用者から受け付け、スキップ選択情報を前記電光表示制御部に出力するスキップ選択部を備え、前記主制御部が、前記スキップ選択情報に応じて、当該選択にかかる先送りスキップ先または逆送りスキップ先の表示データを前記電光表示制御部へ出力する構成も好ましい。
上記構成により、電光表示される文字の読み取りにあたり、再び読み直したいメッセージの場合には逆送りスキップを選択することにより再度当該メッセージを冒頭から読み直すことができ、読み飛ばしたいメッセージの場合には先送りスキップを選択することにより次のメッセージを冒頭から読むことができる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記主制御部が、前記通信機能を介して送信したデータおよび受信したデータを通信先のID情報ごとに時系列に整理して保持し、通信先ID情報と当該通信先との通信履歴の閲覧要求を利用者から受け付け、通信履歴閲覧要求情報を前記主制御部に出力する通信履歴閲覧要求部を備え、前記主制御部が、前記通信履歴閲覧要求情報に応じて、当該要求にかかる通信先との送信データおよび受信データを表示データとして時系列に前記電光表示制御部へ出力する構成も好ましい。
上記構成により、特定通信先との過去のメッセージのやりとりを時系列に電光表示することができる。例えば、送信メッセージと受信メッセージを文字が流れ動く電光表示文字で再現できるので、過去に両者の間で交わされたメッセージのやりとりがあたかも会話として交わされているように再現することができる。
なお、前記送信データおよび受信データを前記電光表示制御部へ出力する際、前記送信データに送信データである旨を示す送信表示データを付加し、前記受信データに受信データである旨を示す受信表示データを付加して前記電光表示制御部へ出力し、前記電光表示部において、前記送信データが送信データである旨を示す送信表示データとともに表示され、前記受信データが受信データである旨を示す受信表示データとともに表示されることが好ましい。
上記構成により、過去のメッセージのやりとりを時系列に電光表示する際、現在表示されているメッセージが当該特定通信先への送信データであるのか、当該特定通信先からの受信データであるのかが容易に判別できる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記主制御部における前記電子メールデータを作成する機能として、前記入力部を介して入力された一つの文字に対する複数の状態データと、前記文字の電光表示の状態を所定時間間隔で切り換える旨の状態表示切り換え制御情報とを前記メッセージデータに含めて電子メールを作成する機能を含み、前記電光表示制御部が、前記電光表示部において前記メッセージデータを電光表示する際、前記文字に対する複数の状態データと前記状態表示切り換え制御情報に従い、前記文字の状態が所定時間ごとに切り換わるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する構成も好ましい。
上記構成により、文字として複数の状態、例えば、一つの文字について第1の状態と第2の状態を交互に表示すれば、文字が動的に動いたり、点滅したり、状態が変わるように見える効果が得られる。これら文字状態の変化により“踊るメッセージ文字”としての視覚的遊び効果を与えることができる。
なお、上記の文字としては、感嘆符や疑問符などの特殊文字、括弧記号などの記号、いわゆる顔文字、一見意味がない記号や文字を組み合わせて擬似的にひらがなやカタカナや漢字に見立てるいわゆる“ギャル文字”など、視覚的に認識しうる多種多様な文字が含まれ得る。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記電光表示部が筐体内で可動であり、前記電光表示部の表示面を前記筐体の正面方向側と背面方向側のいずれでも配置できる構成とすることも好ましい。
上記構成により、利用者の好みや利用状態に応じて電光表示部の表示面の配置方向を変えることができる。利用者が携帯端末の正面を見て利用している場合、電光表示部を正面方向に配置すれば電光表示部の表示面を見て電光表示される文字を読むことができる。また、携帯端末が二つ折りにできる筐体で二つ折りにしている状態であれば電光表示部の表示面を背面方向に配置すれば二つ折りにしている状態のままであっても外表面において直接見える電光表示部の表示面を見て電光表示される文字を読みことができる。
次に、上記第1から第3の携帯端末において、前記電光表示部の上辺、下辺、右辺、左辺の少なくとも一辺に第2の電光表示部を設けた構成とすることも好ましい。
上記構成により、電光表示部に表示される電光表示文字の周辺に第2の電光表示部に表示される各種制御情報や各種装飾を表示できる。
本発明の携帯端末によれば、電光表示部にメッセージを電光表示文字として表示することができ、小さい表示エリアであっても長いメッセージを扱うことができる。メッセージを閲覧する観点から考えれば、文字を電光表示とし、視点の移動を少なしてメッセージを読むことは、大画面に静止文字を表示して視点を移動しつつメッセージを読む場合に劣らない閲覧性が得られる。
本発明の携帯端末によれば、副表示部である電光表示部に電子メールのメッセージデータを電光表示文字として表示することができ、主表示部に画像などを表示することができる。画像は、電子メールが画像付きメールであれば当該画像とすることができ、また、電子メールとは無関係の他のアプリケーションの画像、例えば、通信機能を介して受信しているテレビジョン画像や映画や閲覧中のホームページ、また、記録メディアから読み込んだ映画などの画像とすることができる。つまり、主表示部で映画やスポーツ番組を鑑賞しつつ、着信した電子メールを電光表示部において多少長いメッセージでも電光表示文字として読むことができる。
また、本発明の携帯端末によれば、電光表示部の一時停止/解除、順方向送り/逆方向送り、順方向スキップ/逆方向スキップ、文字送り速度の調整など多様な表示制御を利用者の指定により行なうことができる。
また、本発明の携帯端末によれば、特定通信先との過去のメッセージのやりとりを時系列に電光表示することができる。送信メッセージと受信メッセージが文字が流れ動く電光表示文字で再現されるので、過去に両者の間で交わされたメッセージのやりとりがあたかも会話として交わされているように再現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の携帯端末の実施例を説明する。
本発明の実施例1にかかる携帯端末を示す。
実施例1の携帯端末は、通信機能を持ち、いわゆる電話としての音声入出力機能に加え、電子メールや画像メールなどのデータを送受信するデータ送受信機能、さらに電子メールや画像メールを表示・閲覧する表示閲覧機能を搭載した携帯電話に適用した例である。なお、以下の実施例においては主表示部を備えた構成例を示す。
図1は本発明の実施例1にかかる携帯端末の基本構成例のブロック図である。図1の例では、携帯電話100は、電光表示部10、電光表示制御部20、主表示部30、主表示制御部40、主制御部50、音声入出力制御部60、スピーカ61、マイクロホン62、入力部70、通信I/F80、画像処理部90、小型電子カメラ装置91の各ブロックを備え、図示のように連携し合っている。
副表示部である電光表示部10は、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データを電光表示するものである。表示単位は発光を制御することができるものであれば良い。例えば、LED、有機EL素子、液晶素子、小型電球など多様なものが挙げられる。以下の実施例では表示単位はLEDとする。LEDを表示単位として電光表示を行なえば、表示単位の輝度も高く電光表示文字の視認性が高くなる。これら表示単位をドットとして表示文字を描画する。表示文字を描画するためにはある程度のドット数が必要である。例えば、縦方向に16ドット、横方向に160ドットを持つ。この場合、1文字が16ドット×16ドットで表示されるものとすれば、横方向に10文字を表示することができる。
電光表示制御部20は、主制御部50において電子メールから抽出されたメッセージデータを受け、当該メッセージが電光表示部10において電光表示されるように電光表示部10の表示単位の点灯のオンオフを制御する。電光表示文字の形成位置を所定時間経過ごと移動方向に1ドット(1表示単位)づつずらすように表示単位の点灯のオンオフを制御して電光表示文字があたかも移動しているように表示を制御する。
主表示部30は、画像などが表示される小型ディスプレイであれば良く、特に限定されない。例えば、バックライト付のカラーTFT液晶、視野角の広いいわゆる横電界方式(IPS)のTFT液晶、MIM液晶などの液晶表示装置がある。なお、この例では主表示部30は液晶表示装置としたが、有機EL表示素子によるディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイなどであっても良い。なお、電光表示部10のみで電子メールのメッセージを閲覧する場合には、主表示部30のバックライトなどを消灯したままとすることができる。
主表示制御部40は、主制御部50において電子メールから抽出されたメッセージデータ以外のデータ、例えば画像データなどの表示データを主制御部50から受け、当該表示データが主表示部30において表示されるように主表示部30の表示を制御する。その結果、主表示部30に画像などが表示される。
主制御部50は、携帯電話の制御部として各部分を制御する部分であり、通信I/F80を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して電光表示部10における表示データとして電光表示制御部20に出力し、メッセージデータ以外のデータを主表示部30の表示データとして主表示制御部40に出力する機能を備えている。さらに、主制御部50は、入力処理として、入力部70を介した利用者からの入力情報、通信I/F80を介した外部からの受信データ、マイクロホン62および音声入出力制御部60を介した利用者からの音声入力情報の入力処理を実行する。主制御部50は入力処理に応じて情報処理を行ない、電光表示するメッセージデータを電光表示制御部20に対して出力し、画像などの表示データを主表示制御部40に対して出力し、音声出力する音声データを音声入出力制御部60に対して出力する。
音声入出力制御部60は、通信I/F80および主制御部50を介して外部から受信された音声データを受け、スピーカ61に出力する。また、利用者がマイクロホン62を介して入力した音声データを主制御部50に出力する。主制御部50に渡された音声データは通信I/F80を介して外部に送信される。
本発明を携帯電話に適用する場合に必要となるが、本発明を音声による入出力を行なわない携帯電話以外の機器に適用する場合には必須構成とはならない。
スピーカ61は小型のスピーカであり、与えられた電気信号を音声に変換できるものであれば特に限定されない。例えば、このスピーカ61に耳を当ててスピーカ61から発せられる音声を聴く。なお、音声外部出力端子を備え、外付けしたスピーカに接続することができるものであっても良い。
マイクロホン62は小型のマイクロホンであり、音声を電気信号に変換できるものであれば特に限定されない。例えば、単指向性のマイクロホンで良く、また、両指向性のマイクロホン、多数のマイクロホンを並べたマイクロホンアレイなどであっても良い。
通信I/F80は、通信機能を持ちデータを送受信するインタフェースである。実施例1の例では無線による通信機能を持ち、アンテナを備える。
画像処理部90は、画像を取り込んで画像データを生成する部分である。本発明を画像付電子メールの送信機能を備えた携帯電話に適用する場合には必要となるが、本発明を画像付電子メールの送信機能を持たない携帯電話に適用する場合には必須構成とはならない。画像処理部90には、小型電子カメラ装置91など画像を取り込むための要素を備えている。小型電子カメラ装置91のカメラレンズ部分の設置位置は特に限定されない。カメラレンズは筐体内で回転可能すれば、筐体正面側(内面側)と筐体背面側(内面側)のいずれにも向けられる。図示の状態では背面側に配置されている。
入力部70は、入力ボタンなどを持ち、利用者による押下により利用者からの各種指示情報の入力を受け付け、当該指示情報を主制御部50に出力する。
なお、実施例1の例では、入力部70は、通信制御情報入力部71、データ入力部72を基本構成として備え、オプションとして順送り出力指示部73、リピート出力指示部74、一時停止設定部75、一時停止解除部76を備えている。なお、図示しているボタンの他にも、利用者からの入力を受け付けるため、適宜各種ボタンが設けられ、対応するボタンの押下により各部に対して情報が入力される。また、ボタン数を低減するため、各種シフトキーやファンクションキーを用意しておき、シフトキーやファンクションキー押下により、データ入力部72のボタンに多様な機能を割り当てることができる。
通信制御情報入力部71は、従来の携帯電話同様、利用者からのボタン押下を受け、通話や保留など通話関係の制御情報や、データ送受信やデータ閲覧などデータ通信関係の制御情報などの入力を行なう部分である。
データ入力部72は、従来の携帯電話同様、利用者からのボタン押下を受け、数字、カタカナ、アルファベットなど各種データを入力する部分である。スクロールキーなどを持つ場合もある。
順送り出力指示部73は、本発明特有のものであって、表示データを所定順に電光表示する順送り出力要求を利用者から受け付け、順送り出力情報を前記主制御部に出力する部分である。
リピート出力指示部74は、本発明特有のものであって、電光表示部10に表示中の表示データを繰り返して表示するリピート出力要求を利用者から受け付け、リピート出力情報を主制御部50に出力するものである。
なお、順送り出力指示部73とリピート出力指示部74の操作ボタンを兼用し、操作ボタンを一回押下すると一方の押下となり、次に一回押下すると他方の押下となるように構成することができる。
一時停止設定部75は、本発明特有のものであって、電光表示部10の電光表示を一時停止する要求を利用者から受け付け、一時停止設定情報を電光表示制御部20に出力する部分である。
一時停止解除部76は、本発明特有のものであって、一時停止設定部75を介して一時停止を設定している場合に当該一時停止を解除する要求を利用者から受け付け、一時停止解除情報を電光表示制御部20に出力する部分である。
なお、一時停止設定部75と一時停止解除部76の操作ボタンを兼用し、操作ボタンを一回押下すると一方の押下となり、次に一回押下すると他方の押下となるように構成することができる。
入力部70が順送り出力指示部73、リピート出力指示部74、一時停止設定部75、一時停止解除部76を備えている構成の場合、電光表示制御部20と主制御部50は以下の処理を行なう。電光表示制御部20は、一時停止設定部75から一時停止設定情報を受けると電光表示部10の表示単位の点灯状態を一時固定する。一時停止解除部76から一時停止解除情報を受けると電光表示部10の表示単位の点灯状態の一時固定を解除する。主制御部50は、リピート出力指示部74からリピート出力情報を受けると順送り出力制御を停止して電光表示部10に表示中の表示データを繰り返して電光表示制御部20に出力するリピート出力制御を行なう。電光表示制御部20は当該表示データを電光表示部10に繰り返して電光表示することとなる。また、主制御部50は、順送り出力指示部73から順送り出力情報を受けるとリピート出力制御を停止して表示データを所定順に電光表示制御部20に出力する順送り出力制御を行なう。電光表示制御部20は主制御部50から順次渡される表示データを電光表示部10に電光表示することとなる。
図2は実施例1にかかる基本構成を持つ携帯電話を正面から見た様子を示す図の例である。
図2に示すように、本発明の実施例1にかかる携帯電話100は、上部筐体110と下部筐体120の2つの筐体を持ち、いわゆる折り畳み開閉式となっている。上部筐体110にはスピーカ61、副表示部となる電光表示部10、主表示部30、通信I/F80のアンテナ81が設けられ、下部筐体120には入力部70、マイクロホン62が設けられている。図2の例では入力部70は、基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、図中、例えば、左から順にオプションである順送り出力指示部73、リピート出力指示部74、一時停止設定部75、一時停止解除部76を備えている。なお、入力部70のボタン配置、ボタン数などは一例を示したものであり、ボタン配置のレイアウトは多様なものが可能であり、ボタン数も増減が可能である。
なお、図2の構成例では、電光表示部10が主表示30の上側に設けられているが、電光表示部10が主表示30の下側に設けられていても良い。一般的に言えば、映像と文字を一度に閲覧する場合、文字が下側に表示される形式に慣れている事情(例えば、従来、字幕付き映画は下側にキャプションが付されていたという事情)を考慮すれば電光表示部10を下側に設ける方が使いやすい場合もあり得るからである。
図2中、直接表示のない電光表示制御部20、主表示制御部40、主制御部50、音声入出力制御部60、画像処理部90は、上部筐体110および下部筐体120の内部に設けられており、小型電子カメラ装置91のカメラレンズは背面に設けられている。また、上部筐体110および下部筐体120の内部には、音声入出力機能、データ送受信機能、表示閲覧機能などの各機能を実現するための各種電子部品などが内蔵されている。
実施例1の携帯電話の利用例は以下のようになる。
通常の電話機能を利用する場合、利用者は通信制御情報入力部71の通話ボタンを押下し、データ入力部72のボタンを押下して通話先電話番号を入力し、マイクロホン62およびスピーカ61を介して相手方と音声により会話する。
電子メールを作成・送信する場合、利用者はデータ入力部72のボタンを押下してデータを入力して電子メールを作成する。データ入力部72のボタン押下により送信先番号を入力し、通信制御情報入力部71の送信ボタンを押し、通信I/F80を介して電子メールを送信する。
通信I/F80を介して受信した電子メールを受信・閲覧する場合、利用者は通信制御情報入力部71の閲覧ボタンを押下する。まず、電光表示部10に受信した電子メールのタイトルなどのヘッダ情報が示される。電光表示部10が一行しか表示できない場合、通信制御情報入力部71のスクロールボタンを押下し、上下にスクロールして電子メールのタイトルを閲覧する。ここで、内容を閲覧したい電子メールが見つかれば、電光表示部10に当該電子メールのタイトルが表示されている状態で通信制御情報入力部71の閲覧ボタンを押下する。
閲覧ボタンの押下により、主制御部50から電光表示制御部20に電子メールデータが渡され、電光表示制御部20が電光表示部10の表示単位のオンオフを制御して、電光表示文字により電子メールデータを電光表示する。
ここで、電子メールに画像が添付されている場合、主制御部50から主表示制御部40に画像データが渡され、主表示部30に画像を表示する構成としても良い。
なお、電光表示部10に電光表示されている電光表示文字の一時停止設定/解除や、リピート表示/順送り表示の切り換えなどは、順送り出力指示部73、リピート出力指示部74、一時停止設定部75、一時停止解除部76のボタン操作により行なうことができる。
図3は一例として、メッセージと画像を備えた画像付電子メールを本発明の携帯電話により閲覧する様子を模式的に示す図である。この例では画像は相手側の顔写真であり、メッセージは「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」というものである。なお、この例では電光表示部10の幅は一度に10個の電光表示文字が表示できる幅となっている。図3に模式的に示すように、主表示部30に画像が表示され、副表示部である電光表示部10にはメッセージが電光表示される。電光表示の様子は図3の右側に模式的に示したようになる。
なお、電光表示部10では所定期間ごとに表示単位のオンオフが1ドットずつシフトしていくが、図3では説明が分かりやすいように、シフトの結果ちょうど1文字分がシフトする期間経過ごとに上から順に示したものである。
図3の例では、最初から「こんにちは。今度お食」の10文字が表示されているが、閲覧開始直後から10文字が表示されるものでも良く、すべての文字が右端から左方向へ順に移動することにより電光表示されていくものでも良いことは言うまでもない。
図4は一時停止設定部75、一時停止解除部76のボタン操作により、一時停止設定/解除を行なう様子を模式的に示した図である。この例では上から3番目の期間において一時停止設定部75のボタン押下を行なって一時停止を設定し、上から6番目の期間において一時停止解除部76のボタン押下を行なって一時停止を解除した例である。
複数の電子メールが受信されている場合、順送り出力指示部73の操作により順送り出力制御が設定されれば、当該電子メールのメッセージの電光表示が完了すると、次の電子メールのメッセージが電光表示部10に電光表示され、画像が主表示部30に表示される。リピート出力指示部74の操作によりリピート出力制御が設定されれば、当該電子メールのメッセージの電光表示が完了すれば、再び同じ当該電子メールのメッセージの電光表示が開始される。
なお、電光表示部10により電子メールのメッセージのみを閲覧する場合、主表示部を消灯したまま、副表示部である電光表示部のみを用いてメッセージを閲覧することができるものとする。このように主表示部を消灯すれば電力消費を大きく低減することができる。
以上、本発明の実施例1にかかる携帯端末によれば、電光表示部10により電子メールのメッセージを電光表示文字として表示することができる。画像を伴う電子メールである場合は、画像を主表示部である液晶表示部に表示し、メッセージを副表示部である電光表示部に表示することができる。
本発明の実施例2にかかる携帯端末を示す。
実施例2の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、電光表示部において表示文字が移動する方向として順方向移動と逆方向移動のいずれかの選択を利用者から受け付けることが可能な携帯電話の例である。
本発明の実施例2にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。ただし、実施例2の携帯電話では、入力部70は基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、表示文字移動方向選択部77を備えている。
表示文字移動方向選択部77は、電光表示部10において表示文字が移動する方向として順方向移動と逆方向移動のいずれかの選択を利用者から受け付け、表示文字移動方向選択情報を電光表示制御部20に出力するものである。例えば、表示文字移動方向選択部77は操作入力ボタンを持ち、利用者は当該表示文字移動方向選択部77の操作入力ボタンを介して「順方向移動」と「逆方向移動」を選択する。電光表示制御部20は、表示文字移動方向選択情報に応じて選択された文字移動方向にて表示データが電光表示されるように電光表示部10の表示単位の点灯を制御する。
図5は実施例2にかかる基本構成を持つ携帯電話の正面図である。
図5に示すように、本発明の実施例2にかかる携帯電話100は図2に示した構成と同様であるが、入力部70は表示文字移動方向選択部77を備えた例となっている。図5の例では表示文字移動方向選択部77は、左側にある左向きの順方向移動選択ボタンと右側にある右向きの逆方向移動選択ボタンを備えている。左側にある順方向移動選択ボタンを押下して順方向移動を選択すれば、電光表示文字が電光表示部10の右側から左側に移動するように表示される。右側にある逆方向移動選択ボタンを押下して逆方向移動を選択すれば、電光表示文字が電光表示部10の左側から右側に逆戻りするように表示される。
実施例2の携帯電話の利用は次のように行なわれる。
通常の電話機能を利用する場合、電子メールを作成・送信する操作例は実施例1で説明したので説明を省略する。また、通信I/F80を介して受信した電子メールを受信・閲覧を行なう基本操作例も実施例1と同様である。
図6は、電子メールの閲覧において、順方向移動選択/逆方向移動選択を操作する例を模式的に示す図である。この例でも画像は相手側の顔写真であり、メッセージの一部に「10時20分発の新幹線に乗りました。」というフレーズが含まれているものとする。
図6に模式的に示すように、当初、電光表示部10にはメッセージが順方向移動により電光表示されている。図6中の一番目の期間ではメッセージのうち「10時20分発の新幹」の文章部分が電光表示されているものとする。メッセージの電光表示文字は順方向に移動しつつ表示されていく。
この例では図6の5番目の期間に到った時、送信相手のメッセージにおける新幹線の発車時間の表示部分が順方向移動に伴って左端から消えてしまっている。ここで、利用者が新幹線の発車時間について再度確認したくなったとする。利用者は表示文字移動方向選択部77の右側の逆方向移動選択ボタンを押下すると電光表示文字の逆方向移動が選択される。文字移動方向選択部77は逆方向が選択された旨の表示文字移動方向選択情報を生成して電光表示制御部20に出力する。電光表示制御部20は当該時点の表示単位のオンオフ状態から逆方向に1ドットずつ逆方向にシフトしつつ表示して行く。図6の例では6〜9番目の期間にわたり電光表示文字が逆方向に移動するように電光表示される。
この例では9番目の期間において新幹線の発車時間が表示されて確認できたので利用者は順方向移動選択ボタンを押下して電光表示文字の順方向移動を選択している。10番目の期間において電光表示文字が順方向へ移動している。
以上、本発明の実施例2にかかる携帯端末によれば、電子メールメッセージの電光表示において、電光表示文字の順方向移動/逆方向移動の利用者による選択が可能となる。
本発明の実施例3にかかる携帯端末を示す。
実施例3の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、電光表示部において表示文字が移動する速度の選択を利用者から受け付けることが可能な携帯電話の例である。
本発明の実施例3にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。ただし、実施例3の携帯電話では、入力部70は基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、電光表示文字移動速度情報入力部78を備えている。
電光表示文字移動速度入力部78は、電光表示部10において表示文字が移動する速度の入力を利用者から受け付け、電光表示文字移動速度情報を電光表示制御部20に出力するものである。例えば、電光表示文字移動速度入力部78は操作入力ボタンを持ち、利用者は当該電光表示文字移動速度入力部78の操作入力ボタンを介して電光表示文字移動速度の入力を行なう。
電光表示制御部20は、入力された電光表示文字移動速度情報に応じて、当該移動速度にて表示データが電光表示されるように電光表示部10の表示単位のオンオフを制御する。
図7は実施例3にかかる基本構成を持つ携帯電話の正面図である。
図7に示すように、本発明の実施例3にかかる携帯電話100は図2に示した構成と同様であるが、入力部70は電光表示文字移動速度入力部78を備えた例となっている。図7の例では電光表示文字移動速度入力部78はホイールを備えており、ホイールの基準位置からの回転角度に応じて入力される電光表示文字移動速度を割り当てている。例えば、ホイール周囲の一部に設けられた基準線が利用者に正対する位置をホイールの基準位置とする。図7は当該基準線が太線で描かれ、基準線が利用者に正対している状態となっている。この状態での電光表示文字移動速度0とし、ホイールを基準位置から左方向に回すとその回転角度に比例して左方向(順方向)への電光表示文字移動速度が速くなり、ホイールを基準位置から右方向に回すとその回転角度に比例して右方向(逆方向)への電光表示文字移動速度が速くなる。ホイールの左右への最大回転角度には制限があり、左方向への最大回転角度が最大順方向移動速度となり、右方向への最大回転角度が最大逆方向移動速度となる。つまり、電光表示文字移動速度の入力は、最大逆方向移動速度から最大順方向移動速度までの間で入力可能となっている。
実施例3の携帯電話の利用例は以下のようになる。
通常の電話機能を利用する場合、電子メールを作成・送信する操作例は実施例1で説明したので説明を省略する。また、通信I/F80を介して受信した電子メールを受信・閲覧を行なう基本操作例も実施例1と同様である。
図8は、電子メールの閲覧において、電光表示文字移動速度入力を操作する例を模式的に示す図である。この例でも画像は相手側の顔写真であり、メッセージの一部に「10時20分発の新幹線に乗りました。」というフレーズが含まれているものとする。
図8に示した1番目の期間では、電光表示文字移動速度入力部78のホイールの回転角度は図中に模式的に示したように左方向へ中程度の回転角度となっており、入力された電光表示文字移動速度は中程度であったとする。この順方向中速による電光表示文字の移動は図6の場合同様、図8に示した2番目の期間までにちょうど一文字分が左方向へ移動する程度の速度とする。1〜4番目の期間の間、電光表示文字が一文字ずつ順方向に移動しつつ表示されていく。
次に、図8の4番目の期間に到った時に利用者が電光表示文字移動速度入力部78のホイールをさらに左方向へ回して回転角度を大きくし、入力された電光表示文字移動速度が順方向高速になったとする。例えば、この順方向高速による電光表示文字の移動は順方向中速に比べて2倍であり、一つ次の期間までにちょうど二文字分が左方向へ移動する程度の速度とする。4〜7番目の期間の間、電光表示文字が二文字ずつ順方向に移動しつつ表示されていく。
次に、図8の7番目の期間に到った時に利用者が電光表示文字移動速度入力部78のホイールを右方向へ回して基準位置に戻し、入力された電光表示文字移動速度が0になったとする。移動速度が0であるので、電光表示文字は静止状態となる。7〜9番目の期間の間、電光表示文字は静止状態にある。
次に、図8の9番目の期間に到った時に利用者が電光表示文字移動速度入力部78のホイールをさらに右方向へ回して中程度の回転角度とし、電光表示文字移動速度を逆方向中速に設定したとする。この逆方向中速による電光表示文字の移動は次の期間までにちょうど一文字分が右方向へ逆戻りする程度の速度とする。9〜10番目の期間の間、電光表示文字が一文字ずつ逆方向に移動しつつ表示されていく。
実施例3にかかる携帯端末によれば、電子メールメッセージの電光表示において、利用者が自由に電光表示文字の文字移動速度を選択することができる。
本発明の実施例4にかかる携帯端末を示す。
実施例4の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、所定順で表示される表示データの順方向スキップ、逆方向スキップを利用者から受け付けることが可能な携帯電話の例である。
なお、以下の例では受信した電子メールが複数あり、例えばこれら複数の電子メールのデータが主制御部50内に受信順に時系列に並べられているとする。
本発明の実施例4にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。ただし、実施例4の携帯電話では、入力部70は基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、スキップ選択部79を備えている。
スキップ選択部79は、電光表示部10に電光表示する表示データの先送りスキップと逆送りスキップのいずれかの選択を利用者から受け付け、スキップ選択情報を電光表示制御部20に出力する。例えば、スキップ選択部79は操作入力ボタンを持ち、利用者は当該スキップ選択部79の操作入力ボタンを介して順方向スキップまたは逆方向スキップの指定を行なう。
主制御部50は、入力されたスキップ選択情報に応じて、当該選択にかかる先送りスキップ先または逆送りスキップ先の表示データを電光表示制御部20へ出力する。電光表示制御部20は、主制御部50から渡された表示データが電光表示されるように電光表示部10の表示単位のオンオフを制御する。
図9は実施例4にかかる基本構成を持つ携帯電話の正面図である。
図9に示すように、本発明の実施例4の携帯電話100は図2に示した構成と同様であるが、入力部70はスキップ選択部79を備えた例となっている。
なお、この例では表示文字移動方向選択部77も設けた例とし、スキップ選択部79は2箇所に分割してあり、左側が順方向スキップ選択ボタン79−1であり、右側が逆方向スキップ選択ボタン79−2となっている。左側にある順方向スキップ選択ボタン79−1を押下すれば順方向スキップが選択され、主制御部50に対して順方向スキップ選択情報が渡され、右側にある逆方向スキップ選択ボタン79−2を押下すれば逆方向スキップが選択され、主制御部50に対して逆方向スキップ選択情報が渡される。主制御部50は順方向スキップ選択情報または逆方向スキップ選択情報に従って、電子メッセージデータの所定順において順方向にある電子メッセージまたは逆方向にある電子メッセージの表示データを電光表示制御部20に出力する。
実施例4の携帯電話の利用例は以下のようになる。
通常の電話機能を利用する場合、電子メールを作成・送信する操作例は実施例1で説明したので説明を省略する。また、通信I/F80を介して受信した電子メールを受信・閲覧を行なう基本操作例も実施例1と同様である。
図10は、電子メールの閲覧において、順方向スキップ選択/逆方向スキップ選択を操作する例を模式的に示す図である。主制御部50には通信I/F80を介して受信した電子メールが3つあり、時系列順に「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」「10時20分発の新幹線に乗りました。」「携帯端末に関する発明の特許出願をしました。」というものであったとする。
図10に模式的に示すように、電光表示部10にはメッセージが順方向移動により電光表示されており、図中の1番目の期間では、「10時20分発の新幹線に乗りました。」のメッセージのうち「10時20分発の新幹」の文章部分が電光表示されているものとする。メッセージの電光表示文字は順方向に移動しつつ表示されていく。電光表示文字の移動は図6の場合同様、次の期間までにちょうど一文字分が左方向へ移動する速度とする。1〜4番目の期間の間、電光表示文字が一文字ずつ順方向に移動しつつ表示されていく。
例えば、図10の4番目の期間に到った時、利用者が順方向スキップ選択ボタン79−1を押下したとする。スキップ選択部79は順方向スキップ選択情報を生成して主制御部50に出力する。主制御部50は順方向スキップ選択情報を受け、記憶している3つの電子メールのうち、2番目の電子メール「10時20分発の新幹線に乗りました。」の順方向にある3番目の電子メール「携帯端末に関する発明の特許出願をしました。」の表示データを電光表示制御部20に出力する。電光表示制御部20は3番目の電子メールのメッセージの電光表示を制御する。図10の5番目の期間から「携帯端末に関する発明の特許出願をしました。」というメッセージを順方向移動により表示していく。
次に、例えば、図10の8番目の期間に到った時、利用者が逆方向スキップ選択ボタン79−2を押下したとする。スキップ選択部79は逆方向スキップ選択情報を生成して主制御部50に出力する。主制御部50は逆方向スキップ選択情報を受け、記憶している3つの電子メールのうち、3番目の電子メール「携帯端末に関する発明の特許出願をしました。」の逆方向にある2番目の電子メール「10時20分発の新幹線に乗りました。」の表示データを電光表示制御部20に出力し、電光表示制御部20は2番目の電子メールのメッセージの電光表示を制御する。図10の9番目の期間では「10時20分発の新幹線に乗りました。」の表示データの電光表示が開始される。
次に、例えば、図10の9番目の期間に到った時、利用者が引き続き逆方向スキップ選択ボタン79−2を押下したとする。スキップ選択部79は逆方向スキップ選択情報を生成して主制御部50に出力する。主制御部50は逆方向スキップ選択情報を受け、記憶している3つの電子メールのうち、2番目の電子メールの逆方向にある1番目の電子メール「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」の表示データを電光表示制御部20に出力し、電光表示制御部20は1番目の電子メールメッセージの電光表示を制御する。図10の10番目の期間では「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」との電光表示が開始される。
以上、本発明の実施例4にかかる携帯端末によれば、電子メールメッセージの電光表示において、所定順で表示される表示データの順方向スキップ、逆方向スキップを利用者から受け付けることが可能となる。
本発明の実施例5にかかる携帯端末を示す。
実施例5の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、通信相手を指定し、当該通信相手との過去の送受信データを時系列に電光表示して再生することが可能な携帯電話の例である。
本発明の実施例5にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。ただし、実施例5の携帯電話では、入力部70は基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、通信履歴閲覧要求部710を備えている。
通信履歴閲覧要求部710は、過去の通信履歴を閲覧したい通信相手を指定する部分である。通信履歴閲覧要求部710は、通信先ID情報と当該通信先との通信履歴の閲覧要求を利用者から受け付け、通信履歴閲覧要求情報を生成して主制御部50に出力する。通信先ID情報は通信先が特定できる情報であれば良い。例えば、通信先の電話番号、通信相手の名前、通信相手のハンドル名、利用者自身が通信先ごとに決めたID情報など多様なものが可能である。また、通信先ID情報と対応付けた通信先リストを主表示部である主表示部30に表示し、当該通信先リストにおいて特定の通信先を指定することにより通信先ID情報を指定する方法でも良い。通信履歴閲覧要求部710は操作入力ボタンを持ち、通信先ID情報と当該通信先との通信履歴の閲覧要求を利用者から受け付ける。
ただし、通信履歴閲覧要求部710は通信先ID情報の入力に関して入力部70のデータ入力部72が持つテンキーを介して受け付ける構成としても良く、通信先リストを用いて指定する方法であれば、通信先の指定は通信制御情報入力部71やデータ入力部72が持つスクロールキーにより指定を受け付ける構成でも良い。通信履歴閲覧要求部710は「通信履歴閲覧」などの操作入力ボタンを持ち、当該ボタンの押下により通信履歴の閲覧要求を受け付ける。通信履歴閲覧要求部710は通信先ID情報と当該通信先との通信履歴の閲覧要求を利用者から受け付けると通信履歴閲覧要求情報を生成して主制御部50に出力する。
主制御部50は、通信機能を介して送信したデータおよび受信したデータを通信先ごとに時系列に整理して保持している。主制御部50は通信履歴閲覧要求部710から渡された通信履歴閲覧要求情報に応じて、当該要求にかかる通信先との送信データおよび受信データを表示データとして時系列に電光表示制御部20へ出力する。電光表示制御部20は主制御部50から渡された表示データが時系列に電光表示されるように電光表示部10の表示単位のオンオフを制御する。なお、送信データ、受信データが画像付電子メールである場合、電光表示部10における送信メッセージ、受信メッセージの電光表示に併せて、主表示部30において送信メッセージに付されていた画像、受信メッセージに付されていた画像を表示することもできる。
図11は実施例5にかかる基本構成を持つ携帯電話の正面図である。
図11に示すように、実施例5の携帯電話100は図2に示した構成と同様であるが、入力部70は通信履歴閲覧要求部710を備えた例となっている。
実施例5の携帯電話の利用例は以下のようになる。
図12は、通信履歴として記憶されているデータの例を模式的に示す図である。主制御部50には過去に送受信した電子メールが通信先ごとに整理されて記憶されている。ここでは説明を簡単にするため、通信先ID番号1と通信先ID番号2の2つの通信先との送受信データのみが示されている。
例えば、利用者がAさんとの間で過去に交わした電子メールメッセージを時系列に再生したい場合、通信履歴閲覧要求部710を介してAさんの通信先ID情報と通信履歴の閲覧要求を入力する。ここではAさんの通信先ID情報が“1”であるとする。通信履歴閲覧要求部710は通信履歴閲覧要求情報を生成して主制御部50に出力する。
主制御部50は通信履歴閲覧要求情報を受け、通信先ID“1”の送受信データを時系列順に電光表示制御部20に出力する。この例ではまず、送信データ1「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」が電光表示制御部20に渡され、電光表示部10において「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」と電光表示される。引き続き送信データ2「いいですよ。いつにしましょうか。」が電光表示制御部20に渡され、電光表示部10において「いいですよ。いつにしましょうか。」と電光表示される。このように、送信データ1、受信データ1、送信データ2、受信データ2、送信データ3、・・・と時系列順に過去の送受信データが電光表示部10に電光表示されて行く。
ここで、送信データおよび受信データを電光表示制御部20へ出力する際、送信データに送信データである旨を示す送信表示データを付加し、受信データに受信データである旨を示す受信表示データを付加して電光表示制御部20へ出力し、電光表示部10において、送信データが送信データである旨を示す送信表示データとともに表示され、受信データが受信データである旨を示す受信表示データとともに表示されることが好ましい。このように工夫することで、利用者が電光表示部10に時系列順に再生される過去のそれぞれのメッセージが、自分が送ったものであるか、相手から送られたものであるかが容易に把握できる。
図13は、送信表示データ、受信表示データを伴って送受信データが電光表示部10に電光表示される例を模式的に示す図である。この例では通信先ID1のAさんとの通信履歴が電光表示部10に再生されている例である。この例ではさらに画像付メールであり、画像も主表示部30に表示される例とする。
図13において電光表示部10の左端に“送:”、“受:”のヘッダーが表示されている。この例ではヘッダー部分は固定表示され、メッセージは右端からヘッダーまで移動しつつ電光表示されている。最初、送信1のメッセージ「こんにちは。今度お食事をご一緒しましょう。」が“送:”のヘッダーとともに電光表示され、主表示部30に当該送信メッセージに付されていた画像が再生される。次に、受信1のメッセージ「いいですよ。いつにしましょうか。」が“受:”のヘッダーとともに電光表示され、主表示部30に当該受信メッセージに付されていた画像が再生される。その後も時系列順に送信2のメッセージ、受信2のメッセージと続いて再生されて行く。
本発明の実施例5の携帯端末によれば、過去のメッセージのやりとりを時系列に電光表示することができ、送信メッセージと受信メッセージを文字が流れ動く電光表示文字で再現できるので、過去に両者の間で交わされたメッセージのやりとりがあたかも会話として交わされているように再現することができる。
本発明の実施例6にかかる携帯端末を示す。
実施例6の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、電光表示部の上辺、下辺、右辺、左辺の少なくとも一辺に第2の電光表示部が設けられている携帯電話の例である。第2の電光表示部を設けることにより各種制御情報や装飾を表示することができる。なお、第2の電光表示部の表示単位の発光色を第1の電光表示部の表示単位の発光色と異なるものとすることができる。両者の発光色を異なるものとすれば、第2の電光表示部11における制御情報や装飾の表示を際立たせることができる。
本発明の実施例6にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。ただし、実施例6の携帯電話では電光表示部10には基本構成となるエリアに加え、上辺、下辺、右辺、左辺の少なくとも一辺に制御情報を表示するための第2の電光表示部11が設けられている。
図14は、電光表示部10の左側に第2の電光表示部11が設けられている構成例を模式的に示す図である。この例では電光表示部10の左側に第2の電光表示部11が設けられている。この構成の場合、第2の電光表示部11には各種ヘッダー情報、電光表示部10に電光表示される情報の種別など多様な制御情報、ハートマークなどの記号、顔文字などの各種装飾の表示が可能となる。
図15は、電光表示部10の上側に第2の電光表示部11が設けられている構成例を模式的に示す図である。この場合、第2の電光表示部11は直線状であるので、当該ライン全体を点灯させたり、点滅させたり、数ドットの点灯個所を電光表示で左方向または右方向へ送ることで様々な装飾や制御情報を表現することができる。
図16の例は、上記実施例5の通信履歴閲覧を行なう場合に、電光表示部10の上側に設けられた第2の電光表示部11において数ドットの点灯個所を電光表示で左右に送ることで送信メッセージであるか受信メッセージであるかを表現した例である。図16に示したように送信データ1を電光表示部10に電光表示する場合、第2の電光表示部11では3ドットの点灯個所を右から左へ電光表示で送ることにより送信データであることを表現している。受信データ1を電光表示部10に電光表示する場合、第2の電光表示部11では3ドットの点灯個所を左から右へ電光表示で送ることにより受信データであることを表現している。
以上、実施例6の携帯端末によれば、電光表示部10に表示データを電光表示することができ、第2の電光表示部11に各種の制御情報や装飾を表示することができる。
実施例1から6の携帯端末の電光表示部10の電光表示において、各種の効果を与えることができる。例えば、電光文字を動的に変化させる、点滅させる、文字の状態を変えるなどの多様な効果を与えることができる。これらの効果は、主制御部50から与えるべき効果の指定情報を電光表示制御部20に与え、電光表示制御部20が当該効果が生じるように表示単位の点灯のオンオフを制御する。
なお、文字としては、感嘆符や疑問符などの特殊文字、括弧記号やハートマークなどの記号文字、いわゆる顔文字、一見意味がない記号や文字を組み合わせて擬似的にひらがなやカタカナや漢字に見立てるいわゆる“ギャル文字”など、視覚的に認識しうる多種多様な文字が含まれ得る。また、文字の状態の変化としては、文字の外形の変化や、色の変化なども含まれ得る。これら文字状態の変化により“踊るメッセージ文字”としての視覚的遊び効果を与えることができる。
図17は本発明の携帯端末の電光表示部10の電光表示における効果の一例を示すものである。この例では、メッセージ文尾の「ありがとう!」という部分が電光表示されたときに移動方向へのシフトを一時停止し、「ありがとう!」という電光文字を点滅する効果を与える場合を模式的に示したものである。
文尾に「ありがとう!」という文を含むメッセージが電光表示され、図17において、上から第3の期間に到ったとき「ありがとう!」という文尾まで表示される。この第3の期間に到った時、一時停止が始まり、第3の期間で「ありがとう!」という電光文字が点灯オンとなり、第4の期間で「ありがとう!」という電光文字が点灯オフとなる。この点灯オンオフが第3から第8の期間まで繰り返され、電光表示文字の点滅が行なわれる。
同様に、文尾にハートマークを付けたメッセージである場合、第1の状態が外形の小さなハートマーク、第2の状態が外形の大きなハートマークとすれば、電光表示されるハートマークが経時的に大きくなったり小さくなったりという、あたかも鼓動しているような視覚的効果が得られ、“ドキドキ感”や“ラブラブ感”を動的に意味するという心理的効果も得られる。また、第1の状態が通常のハートマーク、第2の状態が左右に割れたハートマークとすれば、電光表示されるハートマークは割れたということが強調される視覚的効果が得られ、“失恋した”という悲しい心理的効果も得られる。
図18は顔文字の表情を変える効果の一例を模式的に示すものである。電子メールは、メッセージ「嬉しかったです。」の文尾に第1の状態と第2の状態を持つ顔文字が付されている例である。顔文字の表情を変える場合、顔文字として複数の表示状態、例えば第1の状態と第2の状態を与えておき、電光表示文字の移動方向へのシフトに合わせて第1の状態と第2の状態を切り換えつつ交互に表示すれば良い。
送信する側の主制御部50は、実施例1で説明したように電子メールデータを作成するが、入力部70を介して入力された一つの顔文字に対する複数の状態データと、顔文字の電光表示の状態を所定時間間隔で切り換える旨の状態表示切り換え制御情報とをメッセージデータに含めて電子メールを作成する機能を備えている。例えば、主制御部50の記憶装置の中に顔文字データが格納されており、入力部70を介して顔文字リストなどから顔文字を選択する。複数の顔文字を選択しつつ入力部70を介して状態表示切り換え制御情報を入力する。例えば、1番目の顔文字の選択と2番目の顔文字の選択の間に“/”記号を入力する。ここでは、この“/”記号が前後にある顔文字データに対する状態表示切り換え制御情報とする。所定時間間隔は例えば0.5秒などに固定しておいても良い。また、顔文字の状態表示を切り換える際に電光表示の移動を一時停止する指定も可能である。
図18に示した例では一つの顔文字として第1の状態データと第2の状態データの2つの状態データが指定入力されている。なお、他のテキストによるメッセージ部分は上記の実施例と同様、入力部70を介してテキストデータを入力して作成する。また、この例では顔文字の状態表示を切り換える際に電光表示の移動を一時停止する指定がされているものとする。主制御部50は上記のように作成した電子メールデータを通信I/F80を介して送信する。
受信する側の主制御部50は、実施例1で説明したように通信I/F80を介して受信した電子メールからメッセージデータを抽出するが、その際、受信した電子メールデータに含まれている一つの顔文字に対する複数の状態データと状態表示切り換え制御情報もメッセージデータの一部として抽出し、電光表示制御部20に出力する。この例では一つの顔文字の表示データとして第1の状態データと第2の状態データの2つの状態データと、顔文字の表示データを当該第1の状態データと第2の状態データの間で所定時間ごとに切り換える旨の状態表示切り換え制御情報とを電光表示制御部20に出力する。
電光表示制御部20は、電光表示部10において受信したメッセージデータを電光表示する際、メッセージ中の顔文字部分の電光表示にあたり、状態表示切り換え制御情報に従い、顔文字の表示データを当該第1の状態データと第2の状態データの間で切り換え、顔文字の表示状態が所定時間ごとに切り換わるように電光表示部10の表示単位の点灯を制御する。
図18の例では、第1の期間まではメッセージが電光表示で移動方向にシフトしつつ表示されている。その際、顔文字の表示データとして第1の状態データが用いられ、表示される顔文字は第1の状態のものとなっている。第2の期間に到ったとき顔文字を含むメッセージが文尾まで表示され、電光表示文字が一時停止される。この後、第2から第7の期間まで電光表示文字の移動が一時停止される。第3の期間では顔文字の表示データとして第2の状態データが用いられ、表示される顔文字は第2の状態のものに変わる。次の第4の期間では顔文字の表示データとして第1の状態データが用いられ、表示される顔文字は第1の状態のものに戻る。このように第2から第7の期間中、顔文字として第1の状態と第2の状態が交互に表示される。
このように、顔文字として第1の状態と第2の状態を交互に表示すれば、顔文字の表情が変わるように見える効果が得られる。
同様に、一見意味がない記号や意味の違う文字などを組み合わせて擬似的にひらがなやカタカナや漢字に見立てるいわゆる“ギャル文字”についても同様に状態を変化させることができる。いわゆる“ギャル文字”の状態を経時的に変えることにより、“踊るギャル文字”のような視覚的遊び効果を付すことができる。例えば“ギャル文字”の一つについて第1の状態と第2の状態を与えておき、電光表示文字の移動方向へのシフトに合わせて第1の状態と第2の状態を切り換えつつ交互に表示すれば良い。例えば、本来はギリシャ文字の“σ”をひらがなの“の”に見立てたり、ギリシャ文字の“ω”をひらがなの“ん”に見立てるなどがギャル文字と言われるが、例えば、“ん”について第1の状態を小さい外形の“ω”、第2の状態を大きな外形の“ω”として第1の状態と第2の状態を所定回数繰り返せば、“ω”が鼓動しているような視覚的効果が得られる。また、第1の状態を“ω”とし、第2の状態を“ε”とすれば、文字が90度回りながら踊っているような視覚的効果が得られる。
なお、上記例では、記号、マーク、顔文字、ギャル文字について第1の状態と第2の状態という2つの状態で切り替える説明としたが、3つ以上の状態を設定して3つ以上の状態間で遷移させても良い。
本発明の実施例8にかかる携帯端末を示す。
実施例8の携帯端末は、実施例1の携帯端末と同様の携帯電話であるが、電光表示部が筐体内で可動であり、電光表示部の表示面を筐体の正面方向側と背面方向側のいずれでも配置できる携帯電話の例である。
図19に示すように、電光表示部10は上部筐体110に設けられており、上部筐体110に対して180度上下方向に回転可能となっている。図19の左側は携帯電話の筐体を開き、上部筐体110と下部筐体120の正面側(内面側)から見た状態の図である。この状態では電光表示部10を上部筐体110の正面側(内面側)に配置する。このように電光表示部10を上部筐体110の正面側(内面側)に配置することにより電光表示部10に電光表示されるメッセージなどを読むことができる。
携帯電話を閉じるときに、電光表示部10を上部筐体110内で回転し、電光表示部10の表示面を上部筐体110の内側から上部筐体110の背面側に向くように回転させる。このように回転させて携帯電話の筐体を閉じた状態を示す図が図19の右側の図である。
図19の右側の図は携帯電話の筐体を閉じ、上部筐体110と下部筐体120を2つ折りに重ねた状態で上部筐体110の背面側(外面側)から見た状態の図である。このように電光表示部10を上部筐体110の背面側(外面側)に配置することにより、携帯電話を2つ折りにした状態のまま電光表示部10に電光表示されるメッセージなどを読むことができる。
本発明の実施例9にかかる携帯端末を示す。
実施例9の携帯端末は、通信機能を持ち、いわゆる電話としての音声入出力機能、電子メールや画像メールなどのデータを送受信するデータ送受信機能、それらを表示・閲覧する表示閲覧機能に加え、テレビジョン番組や映画などのコンテンツデータの受信、チューニング、主表示部への表示の諸機能を搭載した携帯電話に適用した例である。主表示部30にテレビジョン番組や映画などのコンテンツデータを表示しつつ、電光表示部10に電子メールのメッセージを電光表示することができるものである。
また、実施例9の例では、電子メールデータのメッセージの表示先として主表示部と副表示部のいずれかを選択する表示先選択部を備えた構成例を説明する。
本発明の実施例9にかかる携帯電話の基本構成例のブロック図は実施例1で示した図1と同様で良い。
本発明の実施例9の携帯電話において、電光表示部10、電光表示制御部20、主表示部30、主表示制御部40、音声入出力制御部60、画像処理制御部90は、実施例1のものと同様で良い。
通信I/F80は、通信機能を持ちデータを送受信するインタフェースであるが、電話音声データ、電子メールデータの送受信機能に加え、実施例9の例では地上波デジタル放送や、衛星放送、その他のキャリアが提供するテレビジョン番組、映画などのコンテンツデータのアンテナ機能、チューナ機能などの受信機能を備えている。
主制御部50は、実施例1に示したように、携帯電話の制御部として各部分を制御する部分であり、通信I/F80を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して電光表示部10の表示データとして電光表示制御部20に出力し、メッセージデータ以外のデータを主表示部30の表示データとして主表示制御部40に出力する機能および入力処理機能を基本機能として備え、さらに必要に応じて実施例2から実施例8に示した諸機能を備えることが可能であるが、本実施例9の携帯端末の主制御部50では、テレビジョン番組や映画などのコンテンツデータの映像ストリームデータ処理、主表示制御部40への映像ストリーム出力処理など映像データ処理の諸機能を備えている。
また、この例では、主制御部50は、通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出し、表示先選択部720を介した選択情報に応じて主表示制御部40または電光表示制御部20のいずれかに出力する機能を備えている。
入力部70は、実施例1で示したように、利用者による押下により利用者からの各種指示情報の入力を受け付け、当該指示情報を主制御部50に出力する部分であるが、実施例9の例では、テレビジョン番組や映画などのコンテンツデータの視聴に関する各種指示情報の受け付けが可能なボタンを備えている。
携帯電話を模式的に示した正面図の一例を図20に示す。実施例9の携帯電話では、入力部70は基本構成である通信制御情報入力部71、データ入力部72に加え、コンテンツデータ受信ボタン720、チャンネルシフトキー730を備え、さらに、表示先選択ボタン740を備えている。また、図示しているボタンの他にも、利用者からの入力を受け付けるため、チャンネル選択ボタン、音量調整ボタンなど適宜各種ボタンが設けても良い。対応するボタンの押下により各部に対して情報が入力される。
主表示部30にテレビジョン番組や映画などのコンテンツデータを表示して視聴しつつ、電光表示部10に電子メールのメッセージデータを電光表示する場合の操作の流れの一例を以下に示す。なお、図21、図22は携帯電話の筐体のうち、主表示部30および電光表示部10が設けられている上部筐体110のみを示している。
利用者は入力部70のコンテンツデータ受信ボタン720を押下してテレビジョン番組や映画などのコンテンツデータの受信指示を行なう。
通信I/F80を介してテレビジョン番組や映画などのコンテンツデータが受信される。
必要に応じてチャンネルシフトキー730を押下し、データ入力部72の数字キーをチャンネル選択ボタンとして用いる。制御部50はチャンネルシフトキー730の信号を受けるとデータ入力部72からの入力をチャンネル選択情報として処理し、通信I/F80のチューニングを制御する。
受信されたコンテンツデータは、通信I/F80から主制御部50に渡され、主制御部50から主表示制御部40に画像データが渡される。主表示制御部40の制御により主表示部30に画像が表示される。なお、コンテンツの音声データは主制御部50から音声入出力制御部60を介してスピーカ61から流される。利用者は主表示部30に表示される映像データを視聴することができる(図21(A)の状態)。
利用者が主表示部30で表示されている映像データを視聴中、通信I/F80を介して電子メールの着信があった場合、着信ランプ(図示せず)の点灯や音声コールなどで着信を利用者に知らせる。受信者が、主表示部30でテレビジョン番組などを視聴しつつ、電子メールを閲覧したい場合は、利用者は通信制御情報入力部71の閲覧ボタンを押下する。電光表示部10に受信した電子メールのタイトルなどのヘッダ情報が示される。通信制御情報入力部71のスクロールボタンを押下し、上下にスクロールして電子メールのタイトルを閲覧することも可能である。
タイトルを見て、内容をすぐに閲覧したい電子メールではない場合、そのまま無視することができる。ここで、内容を閲覧したい電子メールが見つかれば、電光表示部10に当該電子メールのタイトルが表示されている状態で通信制御情報入力部71の閲覧ボタンを押下し、さらに、利用者は表示先選択ボタン740を操作して電子メールの表示先を主表示部30とするか電光表示部10とするかを選択する。例えば、左矢印ボタンで主表示部30、右矢印ボタンで電光表示部10が選択されたという選択情報が入力される。
表示先選択ボタン740を介して電光表示部10の選択情報が入力された場合、主制御部50が電子メールデータからメッセージデータを抽出し、電光表示制御部20に電子メールのメッセージデータを渡す。電光表示制御部20は電光表示部10の表示単位のオンオフを制御して、電光表示文字により電子メールデータを電光表示する(図21(B)の状態)。
表示先選択ボタン740を介して主表示部30の選択情報が入力された場合、主制御部50が主表示制御部40に電子メールデータを渡す。主表示部30では今まで利用されていたアプリケーション、つまり、映像コンテンツデータの表示が中止され、主表示制御部40の制御のもと、主表示部30に電子メールデータが表示され、電子メールが閲覧可能となる。
次に、電光表示文字の流れる方向の工夫について述べる。電光表示制御部20が、携帯端末の利用状態における電光表示部の天地方向に合わせ、電光表示部10における電光表示文字の表示方向および移動方向を調整する機能を備えたものである。
テレビジョン番組や映画の映像コンテンツは、縦横比16:9などのワイド型表示が多い。そこで、携帯端末の主表示部30も横長の方向に向けて映像を表示した方が都合が良い。そこで、主表示制御部40が主表示部30における映像の表示方向を横長方向とする。利用者は実施例9の携帯電話を横向きにして主表示部30に表示される映像データを視聴する(図22(A)の状態)。
ここで、電光表示部10の電光表示文字の表示方向と流れる方向を工夫する。今、携帯電話を横向きにしているため、電光表示部10が縦長になっている。そこで電光表示制御部20は、携帯電話のこの配置方向で電光表示文字が正立するように天地をとった表示をし、さらに、電光表示文字が流れる方向を上下方向、例えば、下から上に流れるように工夫する(図22(B)の状態)。
なお、上記例では、テレビジョン番組や映画のコンテンツデータを通信I/F80を介して受信する例を示したが、本実施例9の携帯電話ではテレビジョン番組データや映画データを取り込めれば良いので、入力部70が小型の記録メディアのドライブを備え、記録メディアに記録されている映画データなどを取り込む仕組みであっても良い。取り込んだ映画データを主制御部50により映像データストリームに加工して主表示制御部40に出力する。
また、上記例では、テレビジョン番組や映画のコンテンツデータを通信I/F80を介して受信する例を示したが、通信I/F80を介してインターネットに接続し、そのホームページなどを主表示部30に表示し、主表示部30においてホームページを閲覧しつつ、着信した電子メールのメッセージデータを電光表示部10に電光表示する例であっても良い。
上記の実施例1から実施例9の携帯端末の構成例は主表示部および主表示制御部を備えた構成例としたが、それぞれの実施例において主表示部と主表示制御部を備えずに、電光表示部と電光表示制御部と主制御部を備えた構成も可能である。この場合、主制御部は電子メールデータからメッセージデータを抽出して電光表示部の表示データとして電光表示制御部に出力することとなる。
また、上記の実施例1から実施例8の携帯端末は携帯電話として説明したが、本発明の携帯端末は携帯電話への適用に限定されず、通信機能を備えたものであれば、ノート型パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド小型コンピュータ、パームトップコンピュータ、ウェラブルコンピュータ、マウントヘッド型コンピュータ、ポケットベル、デジタルカメラ、デジタルボイスレコーダーなど多様なものに適用することができる。
また、上記の実施例1から実施例8に示した図2などの携帯端末の各要素の配置を示した正面図の例においては、電光表示部10と主表示部30が多少離れた配置なっているが、両者が接するように配置し、両者を一つのディスプレイカバーで覆う構成として、見た目には一つのディスプレイを二つの表示領域に分けたものであっても良い。また、図23に示すように、一つのディスプレイを二つの表示領域に分け、一方を電光表示部10、他方を主表示部30としても良い。
また、上記の実施例1から実施例8に示した図2などの携帯端末の各要素の配置を示した正面図の例においては、電光表示部10が主表示部30の上側に設けられているが、図24に示すように、電光表示部10が主表示部30の下側に設けられた構成としても良く、右側、左側などに配置することも可能である。また、電光表示部10を主表示部30と同じ上部筐体110ではなく下部筐体120側に設ける構成でも良い。
また、通信制御情報入力部71やデータ入力部72などの入力部70の各種ボタン配置、ボタン数、ボタン形状など特に限定されず、各種ボタンのレイアウト、ボタン数、ボタン形状などは適宜設計することができる。
本発明は、電子メールなどのテキストデータを閲覧表示する機能を備えた端末であれば、広く適用することができる。
また、本発明は、電子メールなどのテキストデータを閲覧表示する機能に加え、画像データを表示する機能を備えた端末にも広く適用することができる。画像データを主表示部に表示し、電子メールのメッセージデータを電光表示部に電光表示できる。例えば、画像付き電子メールデータにつき、電子メールの画像を主表示部に表示しつつ、電子メールのメッセージデータを電光表示部に電光表示文字で表示する。また例えば、通信機能を介して受信したテレビジョン番組や映画を主表示部に表示しつつ、電子メールのメッセージデータを電光表示部に電光表示文字で表示する。
例えば、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、ハンドヘルド小型コンピュータ、パームトップコンピュータ、ウェラブルコンピュータ、マウントヘッド型コンピュータ、ポケットベルなど多様なものに適用することができる。
本発明の実施例1にかかる携帯端末の基本構成例のブロック図 実施例1にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 画像とメッセージを備えた電子メールを本発明の携帯電話により閲覧する様子を模式的に示す図 一時停止設定/解除を行なう様子を模式的に示した図 実施例2にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 電子メールの閲覧において、順方向移動選択/逆方向移動選択を操作する例を模式的に示す図 実施例3にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 電子メールの閲覧において、電光表示文字移動速度入力を操作する例を模式的に示す図 実施例4にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 電子メールの閲覧において、順方向スキップ選択/逆方向スキップ選択を操作する例を模式的に示す図 実施例5にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 通信履歴として記憶されているデータの例を模式的に示す図 送信表示データ、受信表示データを伴って送受信データが電光表示部に電光表示される例を模式的に示す図 電光表示部に第2の電光表示部が設けられている構成例を模式的に示す図 電光表示部10の上側に第2の電光表示部11が設けられている構成例を模式的に示す図 図15に示した第2の電光表示部11において数ドットの点灯個所を電光表示で左右に送る例を模式的に示す図 電光表示部10の電光表示における効果の一例として文字を点滅する効果の例を模式的に示す図 電光表示部10の電光表示における効果の一例として顔文字の表情を変える効果の例を模式的に示す図 電光表示部10が筐体内において正面から背面まで回転可能である構成例を模式的に示す図 実施例9にかかる携帯電話の構成の一例を示す正面図 主表示部30に映像コンテンツデータを表示しつつ、電光表示部10に電子メールのメッセージデータを表示する様子を説明する図 主表示部30の映像コンテンツの表示方向に応じて電光表示部10の電光表示文字の正立方向、移動方向の工夫を説明する図 一つのディスプレイを二つの表示領域に分け、一方を電光表示部10、他方を主表示部30とした構成例の正面図 電光表示部10が主表示部30の下側に設けられた構成例の正面図
符号の説明
10 電光表示部
11 第2の電光表示部
20 電光表示制御部
30 主表示部
40 主表示制御部
50 主制御部
60 音声入出力制御部
61 スピーカ
62 マイクロホン
70 入力部
71 通信制御情報入力部
72 データ入力部
73 順送り出力指示部
74 リピート出力指示部
75 一時停止設定部
76 一時停止解除部
77 表示文字移動方向選択部
78 電光表示文字移動速度情報入力部
79 スキップ選択部
79−1 順方向スキップ選択ボタン
79−2 逆方向スキップ選択ボタン
710 通信履歴閲覧要求部
720 コンテンツデータ受信ボタン
730 チャンネルシフトキー
740 表示先選択ボタン
80 通信I/F
81 アンテナ
90 画像処理部
91 小型電子カメラ装置
100 携帯電話

Claims (14)

  1. 通信機能を持つ携帯端末において、
    複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、
    前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、
    前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して前記電光表示部の表示データとして前記電光表示制御部に出力する主制御部とを備えた携帯端末。
  2. 通信機能を持つ携帯端末において、
    主表示部と、
    前記主表示部における表示を制御する主表示制御部と、
    副表示部となる電光表示部であって、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、
    前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、
    前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出して前記電光表示部の表示データとして前記電光表示制御部に出力し、前記メッセージデータ以外のデータを前記主表示部の表示データとして主表示制御部に出力する主制御部とを備えた携帯端末。
  3. 通信機能を持つ携帯端末において、
    主表示部と、
    前記主表示部における表示を制御する主表示制御部と、
    副表示部となる電光表示部であって、複数の表示単位がアレイ状に配列され、表示データの文字が移動するように表示データを電光表示する電光表示部と、
    前記電光表示部の表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する電光表示制御部と、
    前記通信機能を介して入力された電子メールデータのメッセージの表示先として前記主表示部と前記副表示部のいずれかを選択する表示先選択部と、
    前記通信機能を介して入力された電子メールデータからメッセージデータを抽出し、前記表示先選択部を介した選択情報に応じて前記主表示制御部または前記電光表示制御部のいずれかに出力する主制御部とを備えた携帯端末。
  4. 前記通信機能が映像コンテンツデータを取り込む機能を備え、
    前記主表示部に表示される前記表示データが、前記映像コンテンツデータであり、
    前記主表示部における前記映像コンテンツデータの表示中に、前記電光表示部において前記電子メールデータのメッセージデータの電光表示が可能である請求項2または3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記電光表示制御部が、携帯端末の利用状態における前記電光表示部の天地方向に合わせ、前記電光表示部における電光表示文字の表示方向および移動方向を調整する機能を備えた請求項1から4のいずれかに記載の携帯端末。
  6. 前記電光表示部の電光表示を一時停止する要求を利用者から受け付け、一時停止設定情報を前記電光表示制御部に出力する一時停止設定部と、前記電光表示部の電光表示一時停止を解除する要求を利用者から受け付け、一時停止解除情報を前記電光表示制御部に出力する一時停止解除部を備え、
    前記電光表示制御部が、前記一時停止設定情報を受けると前記電光表示部の表示単位の点灯状態を一時固定し、前記一時停止解除情報を受けると前記電光表示部の表示単位の点灯状態の一時固定を解除する請求項1から5のいずれかに記載の携帯端末。
  7. 前記電光表示部に表示中の表示データを繰り返して表示するリピート出力要求を利用者から受け付け、リピート出力情報を前記主制御部に出力するリピート出力指示部と、表示データを所定順に表示する順送り出力要求を利用者から受け付け、順送り出力情報を前記主制御部に出力する順送り出力指示部を備え、
    前記主制御部が、前記リピート出力情報を受けると順送り出力制御を停止して前記電光表示部に表示中の表示データを繰り返して前記電光表示制御部に出力するリピート出力制御を行ない、前記順送り出力情報を受けるとリピート出力制御を停止して表示データを所定順に前記電光表示制御部に出力する順送り出力制御とする請求項1から6のいずれかに記載の携帯端末。
  8. 前記電光表示部において表示文字が移動する方向として順方向移動と逆方向移動のいずれかの選択を利用者から受け付け、表示文字移動方向選択情報を前記電光表示制御部に出力する表示文字移動方向選択部を備え、
    前記電光表示制御部が、前記表示文字移動方向選択情報に応じて、当該選択にかかる文字移動方向にて前記表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する請求項1から7のいずれかに記載の携帯端末。
  9. 利用者から電光表示文字の移動速度の入力を受け付け、電光表示文字移動速度情報を前記電光表示制御部に出力する電光表示文字移動速度情報入力部を備え、
    前記電光表示制御部が、前記電光表示文字移動速度情報に応じて、当該移動速度にて前記表示データが電光表示されるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する請求項1から8のいずれかに記載の携帯端末。
  10. 前記主制御部が表示データを所定順に管理し、
    前記電光表示部に電光表示する表示データの先送りスキップと逆送りスキップのいずれかの選択を利用者から受け付け、スキップ選択情報を前記電光表示制御部に出力するスキップ選択部を備え、
    前記主制御部が、前記スキップ選択情報に応じて、当該選択にかかる先送りスキップ先または逆送りスキップ先の表示データを前記電光表示制御部へ出力する請求項1から9のいずれかに記載の携帯端末。
  11. 前記主制御部が、前記通信機能を介して送信したデータおよび受信したデータを通信先のID情報ごとに時系列に整理して保持し、
    通信先ID情報と当該通信先との通信履歴の閲覧要求を利用者から受け付け、通信履歴閲覧要求情報を前記主制御部に出力する通信履歴閲覧要求部を備え、
    前記主制御部が、前記通信履歴閲覧要求情報に応じて、当該要求にかかる通信先との送信データおよび受信データを表示データとして時系列に前記電光表示制御部へ出力する請求項1から10のいずれかに記載の携帯端末。
  12. 前記主制御部における前記電子メールデータを作成する機能として、前記入力部を介して入力された一つの文字に対する複数の状態データと、前記文字の電光表示の状態を所定時間間隔で切り換える旨の状態表示切り換え制御情報とを前記メッセージデータに含めて電子メールを作成する機能を含み、
    前記電光表示制御部が、前記電光表示部においてメッセージデータを電光表示する際、前記文字に対する複数の状態データと前記状態表示切り換え制御情報に従い、前記文字の状態が所定時間ごとに切り換わるように前記電光表示部の表示単位の点灯を制御する請求項1から11のいずれかに記載の携帯端末。
  13. 前記電光表示部が筐体内で可動であり、前記電光表示部の表示面を前記筐体の正面方向側と背面方向側のいずれにでも配置できる請求項1から12のいずれかに記載の携帯端末。
  14. 前記電光表示部の上辺、下辺、右辺、左辺の少なくとも一辺に第2の電光表示部を設けた請求項1から13のいずれかに記載の携帯端末。
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