JP2004241876A - 移動通信システム及び位置情報通知制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う移動通信システム及び位置情報通知制御方法であって、位置情報データベース11により管理している監視対象の移動端末の位置情報を、位置情報検索時間毎に位置情報検索装置1の位置情報検索部6によって検索して求めた位置情報検索データ10と位置関係起動トリガシナリオ9と位置情報検索判定データ8とを基に次回の位置検索時間を決定し、位置情報検索データ10と位置関係起動トリガシナリオ9とを基に監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを位置関係起動トリガ判定部7により判定する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の監視対象とした移動端末が、監視対象としたエリア等に到着した場合、或いは、監視対象とした2台の移動端末の相互間の距離が所望範囲内となった場合等に於いて、その移動端末に対して通知する移動通信システム及び位置情報通知制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の移動端末間又は移動端末と固定端末との間の通信を行う移動通信システムに於いては、移動端末に対する着信時に呼出しを行う為に、ネットワークシステム側に、その移動端末の現在位置を制御チャネルを介して、例えば、ホームロケーションレジスタHLR(Home Location Register)等のデータベースに登録し、その現在位置を含むエリア又はその近傍のエリアを含めて一斉呼出しを行うものである。従って、ネットワークシステム側に於いては、移動端末の位置登録によって、現在位置を例えばエリア単位で認識することができる。
【0003】
しかし、移動端末側では、現在位置を識別する手段を備えていない場合が一般的である。そこで、移動端末としてのPHS(Personal Handyphone System)による移動通信システムに於いては、基地局のサービスエリアが比較的狭いことにより、基地局の緯度,経度等による位置情報を基に、PHSの現在位置を、インターネットを介して或いはファクシミリにより提供するサービスが知られている。
【0004】
又GPS(Global Positioning System)を移動端末に搭載し、複数のGPS衛星から電波を受信して、移動端末内の処理或いは基地局を介して制御局に電波受信内容を転送して処理し、その結果を受信することにより、数m程度の精度で現在位置情報を得ることができる。
【0005】
又移動端末としてのPHSに対しては、そのPHSの現在位置情報及びPHS間が所望距離となった時に通知するサービスが提案されている。この場合、ネットワークシステム側のサービス制御局SCP(Service ControlPoint)に於いて、一定の時間間隔で、PHSが通信可能となった基地局のIDを取得し、その基地局のIDを基に基地局の緯度,経度をテーブル等により求め、この基地局の緯度,経度による現在位置情報を、PHSの要求に対して通知する。又は、それぞれのPHSの現在位置情報からPHS間の距離を算出し、所望の接近距離となった時に、それぞれのPHSに通知するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−209640号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動端末に対する現在位置情報の提供サービスに於いては、ネットワークシステム側では、HLR等の位置情報データベースを一定時間間隔で検索し、要求された現在位置をインターネットを介して、又はファクシミリにより通知、又はPHSに対して直接的に要求条件に合致した場合に通知するものである。この場合、位置情報データベースを一定時間間隔でアクセスして位置情報を検索するもので、例えば、PHS等の移動端末から要求された到着位置が現在位置から離れている場合、又はPHS等の移動端末間の距離が離れている場合でも、位置情報データベースに対するアクセスは一定時間間隔となり、多数の移動端末からの要求に対して位置情報データベースに対するアクセス頻度が増加し、通常の着信呼出制御等に影響を及ぼす問題がある。
【0008】
本発明は、要求された条件に従って通知を行うと共に、位置情報データベースに対する無駄なアクセスを低減することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動通信システムは、図1を参照して説明すると、要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末3に対して通知を行う移動通信システムに於いて、移動端末3の位置情報を位置情報データベース11によって管理する位置情報管理装置2と、位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末の位置情報を検索する位置情報検索装置1とを備え、この位置情報検索装置1は、位置関係起動トリガシナリオ9を登録し、且つ位置情報検索時間判定データ8を格納したデータ管理手段(データ管理部5)と、位置情報検索時間毎に位置情報管理装置2から移動端末の位置情報を取得し、この位置情報と位置関係起動トリガシナリオ9と位置情報検索時間判定データ8とを基に次回の位置情報検索時間を決定する位置情報検索手段(位置情報検索部6)と、この位置情報検索手段により検索した位置情報と位置関係起動トリガシナリオとを基に監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを判定する位置関係起動トリガ判定手段(位置関係起動トリガ判定部7)とを有するものである。
【0010】
又位置情報検索装置1のデータ管理手段(データ管理部5)は、監視対象の移動端末が移動する各エリア間の最短距離を格納したエリア間最短距離テーブルを有し、位置情報検索手段(位置情報検索部6)は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間の最短距離をエリア間最短距離テーブルから求めて、エリア間最短距離が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有するものである。
【0011】
又位置情報検索装置1のデータ管理手段(データ管理部5)は、監視対象の移動端末がエリア間を移動する時間を格納したエリア間最短移動時間テーブルを有し、位置情報検索手段(位置情報検索部6)は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間を移動する最短移動時間をエリア間最短移動時間テーブルから求めて、エリア間最短移動時間が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有するものである。
【0012】
本発明の位置情報通知制御方法は、要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う位置情報通知制御方法であって、位置情報管理装置1の位置情報データベース11により管理している監視対象の移動端末の位置情報を、位置情報検索時間毎に位置情報検索装置1の位置情報検索手段(位置情報検索部6)によって検索して求め、この位置情報と位置関係起動トリガシナリオ9と位置情報検索判定データ8とを基に次回位置検索時間を決定し、位置情報検索手段(位置情報検索部6)により求めた位置情報と位置関係起動トリガシナリオ9とを基に監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを位置関係起動トリガ判定手段(位置関係起動トリガ判定部7)により判定する過程を含むものである。
【0013】
又位置情報検索手段(位置情報検索部6)に於ける次回位置情報検索時間を、監視対象の移動端末とエリアとの間又は2台の移動端末間が短い程、短い時間間隔として設定する過程を含むことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態の説明図であり、移動通信システムの要部を示し、位置情報検索装置1と、位置情報管理装置2と、移動端末3と、カスタマ4と、エリア1,2,3・・・とを示し、これらのエリア対応の基地局を含む移動交換ネットワークは図示を省略している。
【0015】
又位置情報検索装置1は、データ管理手段としての位置情報検索時間判定データ8や位置関係起動トリガシナリオ9を格納したデータ管理部5と、位置情報検索手段としての位置情報検索データ10を処理する位置情報検索部6と、位置関係起動トリガ判定手段としての位置関係起動トリガ判定部7とを含み、位置情報管理装置2は、位置情報DB(位置情報データベース)11を備えている。
【0016】
位置情報検索装置1及び位置情報管理装置2は、例えば、ネットワークシステム側のサービス制御局に設けることができるものであり、又移動機3と位置情報検索装置1との間は、図示を省略した基地局等を介して通信することができる。又カスタマ4は、例えば、移動端末3の所有者やそれ以外の第三者とすることができる。又位置関係起動トリガシナリオ情報としては、その登録者,監視対象,起動トリガ条件,通知先,通知方法等を含むことができる。監視対象としては、移動端末ID,エリアID等により指定することができる。又起動トリガ条件としては、監視対象の移動端末が指定したエリア内に移動した場合、監視対象の2台の移動端末が同一エリア内に移動した場合、監視対象の2台の移動端末間の距離が所定の距離以内になった場合等に通知する為の条件を登録することができる。又通知方法としては、アラーム鳴動,eメール送信,自動アナウンス等を指定することができる。
【0017】
又位置情報検索時間判定データ8は、移動端末3の現在位置情報と、起動トリガ条件とに従った次回の位置情報検索時間を判定する為のデータを示し、例えば、指定した位置(エリア)に対して現在位置が非常に離れている場合には、次回位置情報検索時間までの時間間隔を長くし、接近するに従って時間間隔を短くして次回位置情報検索時間を決定する。
【0018】
又位置情報管理装置2の位置情報DB11に、例えば、移動端末ID対応に現在位置を登録するもので、通常の制御チャネルを用いた位置登録手段を適用して、移動端末3の現在の位置情報を登録することができる。そして、位置情報検索部6からの位置情報検索要求に従って移動端末3の位置情報を返送する。又カスタマ4又は移動端末3からの基地局(図示せず)等を介して、位置関係起動トリガシナリオ情報登録要求を、位置情報検索装置1が受信すると、データ管理部5に、位置関係起動トリガシナリオ9として登録する。
【0019】
又位置情報検索装置1の位置情報検索部6は、データ管理部5に登録された位置関係起動トリガシナリオ9に従って位置情報管理装置2の位置情報DB11に対して位置情報を要求し、移動端末の位置情報を取得し、この位置情報検索データ10と、位置情報検索時間判定データ8と位置関係起動トリガシナリオ9とを基に、次回位置情報検索時間を決定する。又位置関係起動トリガ判定部7は、位置関係起動トリガシナリオ9と位置情報検索データ10とを基に、起動トリガ条件となったことを判定すると、監視対象の移動端末3に対して通知する。
【0020】
図2は本発明の基本的な処理フローチャートを示し、位置情報検索時間判定データ8と、位置関係起動トリガシナリオ9とをデータ管理部5により管理し(A1)、各シナリオ毎に、位置情報の検索時間に従って監視対象移動端末の位置情報を獲得し(A2)、2台の移動端末間又は移動端末とエリアとの間の監視対象間の位置関係を割り出し(A3)、監視対象の位置関係に応じて、次回の位置情報検索時間を決定する(A4)。そして、決定した次回位置情報検索時間になると、ステップ(A2)に移行して、ステップ(A2)〜(A4)の処理を繰り返す。
【0021】
図3は本発明の実施の形態の主要部の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示す。前述のように、位置情報管理装置2の位置情報DB11に、移動端末からの位置情報登録によって移動端末の現在位置を例えばエリア単位で登録して管理する。なお、この位置情報管理装置2は、他の手段によって移動端末の現在位置を管理する構成とすることも可能である。
【0022】
データ管理手段としてのデータ管理部5は、登録要求に従った位置関係起動トリガシナリオ9を登録し、又位置関係検索時間判定データ8を予め設定し、位置情報検索手段としての位置情報検索部6からの要求に従って位置関係起動トリガシナリオ9及び位置関係検索時間判定データ8を返送する。位置情報検索部6は、位置情報管理装置2の位置情報DB11から移動端末の現在の位置情報を取得し、次に位置情報DB11にアクセスする時間、即ち、次回位置情報検索時間を決定する。又位置情報DB11から読出した移動端末の現在の位置情報を、位置関係起動トリガ判定手段としての位置関係起動トリガ判定部7に転送する。
【0023】
位置関係起動トリガ判定部7は、監視対象の移動端末の位置情報と、データ管理部5の位置関係起動トリガシナリオ9とを基に、監視対象の移動端末に対する通知を行う起動トリガ条件となったか否かを判定し、起動トリガ条件となった時は、監視対象の移動端末に対して、位置関係起動トリガシナリオ9に従って、例えば、ブザー鳴動,音声アナウンス等により通知する。
【0024】
図4は、監視対象の移動端末の在圏エリアと指定エリアとの間の最短距離に従った時間間隔で位置情報検索処理を行う本発明の実施の形態の処理フローチャートを示すもので、位置関係起動トリガシナリオの追加/更新(B1)、そして、位置情報検索部6は、位置関係起動トリガシナリオを参照し、監視対象の移動端末と指定エリアを抽出し(B2)、検索時間に従って、位置情報管理装置2の位置情報DB11に対して、移動端末の現在の位置情報としてエリア情報を要求し、在圏エリア情報を獲得する(B3)。
【0025】
又データ管理部5の位置情報検索時間判定データ8として、エリア間最短距離テーブルを含む場合に於いて、位置情報検索部6は、テーブルから、監視対象の移動端末の在圏エリアと指定エリアとの間の最短距離を求め(B4)、その最短距離に応じて次の位置情報を検索する時間を決定する(B5)。この場合、在圏エリアと指定エリアとの間の最短距離が短い程、次の位置情報を検索する時間間隔を短くする。従って、監視対象の移動端末の現在位置のエリアと目的としているエリアとの間の距離が非常に長い場合は、時間間隔を長くした次回位置情報検索時間を決定することにより、位置情報DB11に対するアクセス頻度を低減することができる。
【0026】
図5は、監視対象の移動端末の在圏エリアと指定エリアとの間の最短移動時間に従った時間間隔で位置情報検索処理を行う本発明の実施の形態の処理フローチャートを示すもので、位置関係起動トリガシナリオの追加/更新(C1)、そして、位置情報検索部6は、位置関係起動トリガシナリオを参照して、監視対象の移動端末と指定エリアとを抽出し(C2)、検索時間に従って、位置情報管理装置2の位置情報DB11に対して、監視対象の移動端末のエリア情報を要求し、在圏エリア情報を獲得する(C3)。
【0027】
又データ管理部5の位置情報検索時間判定データ8として、エリア間最短移動時間テーブルを含む場合に於いて、そのエリア間最短移動時間テーブルから、監視対象の移動端末の在圏エリアと指定エリアとの間の最短移動時間を抽出し(C4)、この抽出した最短移動時間が0か否かを判定し(C5)、0の場合は、隣接エリア間の場合に相当し、現在時間に最小検索時間間隔を加えた時間を、次回位置情報検索時間として決定し(C7)、ステップ(C3)に移行する。又最短移動時間が0でない場合は、隣接エリア間の場合ではないから、現在時間にその最短移動時間を加えた時間を、次回位置情報検索時間に決定し(C6)、ステップ(C3)に移行する。従って、監視対象の移動端末が目的のエリアに移動するまでの時間が長い場合は、次回位置情報検索時間の時間間隔を長くすることにより、監視対象の移動端末の現在位置のエリアと目的としているエリアとの間の距離が非常に長い場合、位置情報DB11に対するアクセス頻度を低減することができる。
【0028】
図6は、監視対象の移動端末間の距離に対応した時間間隔で位置情報検索処理を行う本発明の実施の形態の処理フローチャートを示すもので、位置関係起動トリガシナリオの追加/更新(D1)、そして、位置情報検索部6は、位置関係起動トリガシナリオを参照し、監視対象の2台の移動端末を抽出し(D2)、検索時間に従って、位置情報DB11に対して監視対象の2台の移動端末のエリア情報を要求し、在圏エリア情報を獲得する(D3)。
【0029】
又データ管理部5の位置情報検索時間判定データ8として、エリア間最短距離テーブルを含む場合に於いて、位置情報検索部6は、テーブルから、監視対象の2台の移動端末の在圏エリア間の最短距離を抽出し(D4)、この最短距離に応じて次回の位置情報の検索時間を決定する(D5)。そして、ステップ(D3)に移行し、決定した次回位置情報検索時間となると、位置情報DB11に対してアクセスして位置情報を検索する。
【0030】
図7は、監視対象の2台の移動端末の在圏エリア間の最短移動時間に従った時間間隔で位置情報検索処理を行う本発明の実施の形態の処理フローチャートを示すもので、位置関係起動トリガシナリオの追加/更新(E1)、そして、位置情報検索部6は、位置関係起動トリガシナリオを参照し、監視対象の2台の移動端末を抽出し(E2)、検索時間に従って、位置情報DB11に対して、監視対象の2台の移動端末のエリア情報を要求し、それぞれの在圏エリア情報を獲得する(E3)。
【0031】
又データ管理部5の位置情報検索時間判定データ8として、エリア間最短移動時間テーブルを含む場合に於いて、そのエリア間最短移動時間テーブルから、監視対象の2台の移動端末のそれぞれの在圏エリア間の最短移動時間を抽出し(E4)、抽出した最短移動時間が0か否かを判定し(E5)、0の場合、即ち、隣接した在圏エリアの場合、現在時間に最小検索時間間隔を加えた時間を、次回の位置情報検索時間として決定し(E7)、ステップ(E3)に移行する。又最短移動時間が0でない場合は、現在時間に、その最短移動時間を加えた時間を、次回の位置情報検索時間として決定し(E6)、ステップ(E3)に移行する。
【0032】
図8は、例えば、GPS搭載の移動端末等の実際の位置情報を獲得できる場合の本発明の実施の形態の処理フローチャートを示すもので、監視対象の2台の移動端末がそれぞれ同一エリア或いは隣接エリアに存在すると判定した場合(F1)、監視対象の2台の移動端末に対して、位置特定情報を要求し、それぞれの位置情報を獲得し(F2)、獲得した実際の位置情報から、監視対象の2台の移動端末間の距離を割り出し(F3)、この距離が短い程、時間間隔を短くした次回の位置情報検索時間を設定する(F4)。
【0033】
図9は位置関係起動トリガシナリオの説明図であり、登録者IDと、監視対象1の移動端末IDと、監視対象2の移動端末ID又はエリアIDと、起動トリガ条件の例えば同一エリア内=0,実際の距離=(m)と、通知先と、通知方法の例えばアラーム=0,Email=1,発信アナウンス=2とを含み、例えば、図1に於けるカスタマ4を登録者とし、監視対象1を移動端末A、監視対象2をエリア1、起動トリガ条件を0、通知先を移動端末A、通知方法を1として登録し、又移動端末Bを登録者とし、監視対象1を移動端末B、監視対象2を移動端末C、起動トリガ条件を100(m)、通知先を移動端末B、通知方法を0として登録した場合を示す。
【0034】
図10はエリア間最短距離テーブルの説明図であり、エリア間の最短距離をエリア対応に予め求めてテーブルに格納するもので、エリア間の最短距離=0の場合、隣接するエリア間を示す。又一つのエリアを介在したエリア間の最短距離は、介在しているエリアの大きさに従った距離となる。なお、基地局対応のエリアの集合をエリア情報として処理するシステムは、そのエリア情報に従ったエリア間の最短距離とすることができる。
【0035】
図11はエリア間最短移動時間テーブルの説明図であり、エリア間の最短移動時間を予め求めてテーブルに格納するもので、隣接エリア間の最短移動時間は0となる。従って、この最短移動時間が0の場合には、監視対象1,2のエリアが隣接していると判定することができる。
【0036】
前述の図10のエリア間最短距離テーブルと、図11のエリア間最短移動時間テーブルとは、距離と時間との関係であるから、対応した内容となる場合が一般的であるが、例えば、エリア間が比較的距離が短いとしても、交通手段が回り道となる場合、エリア間の最短移動時間を比較的長く設定することになる。更に、移動端末の移動速度を求めることにより、実際に近いエリア間の移動時間を求めることも可能である。この移動端末の移動速度を求める手段は、既に各種の手段が提案されている。
【0037】
図12は、監視対象間の距離に応じて、次回の位置情報検索時間を算出する場合の説明図であり、横軸を監視対象間距離(km)、縦軸を次回検索時間T(min)とし、監視対象1,2として移動端末とエリアとが指定された場合は、実線で示すように、監視対象1の移動端末と監視対象2のエリアとの間の距離が短い程、次回検索時間を短くする。又監視対象1,2の2台の移動端末の場合は、点線で示すように、それらの間の距離が短い程、次回検索時間を短くするものであるが、2台の移動端末がそれぞれ移動するから、次回検索時間は監視対象2をエリアとした場合に比較して短くする。例えば、監視対象1を移動端末、監視対象2をエリアとした場合の次回検索時間に対して、監視対象1,2を移動端末とした場合は、1/2に設定することもできる。
【0038】
図13は、位置情報検索部6に於ける位置情報検索データ10の一例の説明図であり、登録者IDと、監視対象1,2と、次回位置情報検索時間とを含み、例えば、登録者をカスタマとし、監視対象1を移動端末A、監視対象2をエリア1、次回位置情報検索時間を19:00:00、又登録者を移動端末B、監視対象1を移動端末B、監視対象2を移動端末C、次回位置情報検索時間を19:01:20とした場合を示している。位置情報検索部6は、次回位置情報検索時間を昇順にソートして管理し、内部の時計機構に従って、ソートした先頭の監視対象1,2についての位置情報獲得要求を、位置情報管理装置2の位置情報DB11に対して送出して、位置情報の検索を行うものである。
【0039】
図14は位置情報検索手順の説明図であり、位置情報検索装置1の位置情報検索時間判定テーブル8として、エリア間最短移動時間テーブルを有し、位置関係起動トリガシナリオ9として、登録者ID=カスタマP、監視対象1=移動端末A、監視対象2=エリア1、通知条件=0、通知先=移動端末A、通知方法=1(E−mail)とし、移動端末Aがエリア4→エリア3→エリア2→エリア1の経路で移動する場合、ステップS0〜S11の処理が行われる。
【0040】
即ち、ステップS0に於いては、次回位置情報検索時間となるまで位置情報の検索が行われない状態を示し、この時、移動端末Aは例えばエリア4に移動している。次のステップS1に於いては、位置関係起動トリガシナリオの監視対象1の移動端末Aの位置情報を、位置情報管理装置2の位置情報DB11に要求し、移動端末Aの位置情報としてエリア4の情報を獲得する。
【0041】
次のステップS2に於いては、エリア間最短移動時間テーブルから、エリア4とエリア1との間の最短移動時間の10分を抽出し、現在時間にこの最短移動時間を加えた時間を次回位置情報検索時間として設定する。次のステップS3に於いては、次回位置情報検索時間まで監視対象の移動端末Aについての検索処理を休止する。移動端末Aはこの間に例えばエリア3に移動する。
【0042】
次のステップS4に於いては、ステップS1と同様にして、移動端末Aの位置情報のエリア3の情報を獲得し、次のステップS5に於いては、ステップS2と同様にして、エリア3とエリア1との間の最短移動時間の3分を抽出し、現在時間に、この最短移動時間を加えた時間を次回位置情報検索時間として設定する。ステップS6に於いては、この次回位置情報検索時間になるまで、移動端末Aについての位置情報検索処理を休止する。この間に、移動端末Aは例えばエリア3からエリア2に移動する。
【0043】
次のステップS7に於いては、ステップS1と同様にして、移動端末Aの位置情報としてエリア2の情報を獲得し、次のステップS8に於いては、ステップS2と同様にしてエリア2とエリア1との間の最短移動時間0分を抽出する。エリア間最短移動時間が0であるから、現在時間に最小検索時間間隔(例えば、1分)を加えた時間を次回位置情報検索時間として設定する。
【0044】
次のステップS9に於いては、次回位置情報検索時間まで、監視対象の移動端末Aの位置情報検索を休止する。この間に移動端末Aは例えばエリア1に移動する。次のステップS10に於いては、ステップS1と同様にして、移動端末Aの位置情報としてエリア1の情報を獲得する。次のステップS11に於いては、位置関係起動トリガ判定部7(図1参照)に於いて、起動トリガ条件判定に従って、移動端末Aがエリア1内に移動したことを知らせる通知方法=1(E−mail)を、通知先の移動端末Aに対して送信する。それにより、移動端末Aは、目的のエリア1に移動したことを認識することができる。
【0045】
図15は位置情報検索手順の説明図であり、位置情報検索装置1の位置情報検索時間判定テーブル8として、エリア間最短距離テーブルを有し、位置関係起動トリガシナリオ9として、登録者ID=移動端末B、監視対象1=移動端末B、監視対象2=移動端末C、通知条件=100(m)、通知先=移動端末B、通知方法=0(アラーム)とし、監視対象1の移動端末Bがエリア5に存在し、監視対象2の移動端末Cがエリア1に存在する場合に於いて、次に説明するステップS0〜S11の処理が行われる。
【0046】
ステップS0は初期状態であり、次のステップS1に於いては、位置関係起動トリガシナリオの監視対象1,2の移動端末B,Cの位置情報を、位置情報管理装置2の位置情報DB11に要求し、移動端末Bのエリア5の情報と、移動端末Cのエリア1の情報とを獲得する。
【0047】
次のステップS2に於いては、エリア間最短距離テーブルから、エリア5とエリア1との間の最短距離200kmを抽出し、エリア間最短距離をd(km)として、次回位置情報検索時間T=(1/5)d+1(min)により求める。即ち、エリア間最短距離dが短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定することができる。なお、最小検索時間間隔を1(min)とした場合を示すが、この次回位置情報検索時間Tは、他の条件を加味して求めることも可能である。前述のエリア間最短距離d=200(km)の場合、次回位置情報検索時間T=200/5+1=41(min)となり、現在時間にこの次回位置情報検索時間Tの41分を加算した時間を、次回位置情報検索時間として設定する。
【0048】
次のステップS3に於いては、次回位置情報検索時間まで、監視対象1,2の移動端末B,Cの位置情報検索は休止する。この間に、例えば、移動端末Bはエリア5からエリア3に移動し、移動端末Cはエリア1に止まっている。次のステップS4に於いては、ステップS1と同様に、位置情報として、移動端末Bのエリア3の情報、移動端末Cのエリア1の情報を獲得する。次のステップS5に於いては、ステップS2と同様にして、エリア3とエリア1との間の最短距離30kmを抽出し、この最短距離30kmを基に、次回位置情報検索時間T=30/5+1=7(min)を算出し、現在時間にこの次回位置情報検索時間の7分を加算した時間を、次回位置情報検索時間Tとして設定する。
【0049】
次のステップS6に於いては、監視対象の移動端末B,Cの位置情報検索処理は、次回位置情報検索時間まで休止する。この間に、移動端末Bは例えばエリア3からエリア2に移動し、移動端末Cはエリア1に止まっている。次のステップS7に於いては、ステップS1と同様にして、位置情報として、移動端末Bのエリア2の情報、移動端末Cのエリア1の情報をそれぞれ獲得する。
【0050】
次のステップS8に於いては、ステップS2と同様にして、エリア間最短距離テーブルから、エリア2とエリア1との間の最短距離0kmを抽出する。エリア間最短距離が0km(監視対象は隣接エリアに存在する)であるから、監視対象1,2の移動端末B,Cに対して位置特定情報を要求する。この位置特定情報を基に例えば移動端末B,C間の距離を500mであると算出すると、次回位置情報検索時間T=0.5/5+1=1.01(1分6秒)として、現在時間にこの次回位置情報検索時間を加算した時間を次回位置情報検索時間として設定する。なお、移動端末の位置特定情報は、前述のGPSを利用した比較的精度の高い位置情報、又はPHS等に於ける狭いエリアを利用した位置情報、又は基地局との間の電波の伝搬時間を基にして求めた位置情報等を利用することができる。
【0051】
次のステップS9に於いては、次回位置情報検索時間まで、監視対象の移動端末B,Cについての位置情報検索を休止する。この間に、移動端末Bは例えばエリア2からエリア1に移動する。又移動端末Cはエリア1に止まっている。次のステップS10に於いては、ステップS1と同様にして、監視対象1の移動端末Bの位置情報としてエリア1の情報、監視対象2の移動端末Cの位置情報としてエリア1の情報を獲得する。
【0052】
次のステップS11に於いては、監視対象1,2の移動端末B,Cが同一エリア内に存在するから、位置特定情報を要求する。移動端末B,Cからの位置特定情報によって例えば移動端末B,C間の距離が90mであることを算出すると、起動トリガ条件判定により、移動端末Bと移動端末Cとの間の距離が100m以内になったことを通知するアラーム要求を、通知先の移動端末Bに対して送信する。それにより、移動端末Bは、移動端末Cが近くに存在することを認識できることになる。
【0053】
(付記1)要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う移動通信システムに於いて、前記移動端末の位置情報を位置情報データベースによって管理する位置情報管理装置と、前記位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末の位置情報を検索する位置情報検索装置とを備え、該位置情報検索装置は、前記位置関係起動トリガシナリオを登録し、且つ位置情報検索時間判定データを格納したデータ管理手段と、位置情報検索時間毎に前記位置情報管理装置から移動端末の位置情報を取得し、該位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオと前記位置情報検索時間判定データとを基に次回の位置情報検索時間を決定する位置情報検索手段と、該位置情報検索手段により検索した前記位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオとを基に監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを判定する位置関係起動トリガ判定手段とを有することを特徴とする移動通信システム。
【0054】
(付記2)前記位置情報検索装置の前記データ管理手段は、前記監視対象の移動端末が移動する各エリア間の最短距離を格納したエリア間最短距離テーブルを有し、前記位置情報検索手段は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間の最短距離を前記エリア間最短距離テーブルから求めて、エリア間最短距離が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有することを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記3)前記位置情報検索装置の前記データ管理手段は、前記監視対象の移動端末がエリア間を移動する時間を格納したエリア間最短移動時間テーブルを有し、前記位置情報検索手段は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間を移動する最短移動時間を前記エリア間最短移動時間テーブルから求めて、エリア間最短移動時間が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有することを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
【0055】
(付記4)要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う位置情報通知制御方法に於いて、位置情報管理装置の位置情報データベースにより管理している監視対象の移動端末の位置情報を、位置情報検索時間毎に位置情報検索装置の位置情報検索手段によって検索して求め、該位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオと位置情報検索判定データとを基に次回位置検索時間を決定し、前記位置情報検索手段により求めた前記位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオとを基に前記監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを位置関係起動トリガ判定手段により判定する過程を含むことを特徴とする位置情報通知制御方法。
【0056】
(付記5)前記位置情報検索手段に於ける次回位置情報検索時間を、監視対象の移動端末とエリアとの間又は2台の移動端末間が短い程、短い時間間隔として設定する過程を含むことを特徴とする付記4記載の位置情報通知制御方法。
(付記6)前記位置関係起動トリガシナリオは、位置関係を監視する監視対象と、監視対象の移動端末に対して通知する為の起動トリガ条件と、通知先と、通知方法とを含み、前記位置情報検索手段に於ける位置情報検索データは、監視対象と該監視対応の次回位置情報検索時間とを含み、該次回位置情報検索時間を昇順にソートして監視対象の位置情報の検索を前記位置情報データベースに対して行う過程を含むことを特徴とする付記4記載の位置情報通知制御方法。
【0057】
(付記7)前記位置情報検索時間毎に前記位置情報データベースを検索して求めた監視対象の位置情報としてのエリア情報により、エリア間最短距離テーブルを検索してエリア間最短距離を求め、該エリア間最短距離に所定の比率を乗算し、且つ最小検索時間間隔を加えた時間を次回の位置情報検索時間とし、該位置情報検索時間を現在時間に加えて次回位置情報検索時間を決定する過程を含むことを特徴とする付記4記載の位置情報通知制御方法。
(付記8)前記位置情報検索時間毎に前記位置情報データベースを検索して求めた監視対象の位置情報としてのエリア情報により、エリア間最短移動時間テーブルを検索してエリア間最短距移動時間を求め、該エリア間最短移動時間が0の時は最小検索時間間隔を現在時間に加えて次回位置情報検索時間とし、0でない時は、エリア間最短移動時間を減算時間に加えて次回位置情報検索時間とする過程を含むことを特徴とする付記4記載の位置情報通知制御方法。
【0058】
(付記9)前記位置情報検索手段は、前記位置情報検索により求めた位置情報により、監視対象が同一エリア内又は隣接エリア内に存在すると判定した時に、監視対象の位置特定情報を要求し、該位置特定情報により前記位置関係起動トリガ判定手段は、前記位置関係起動トリガシナリオに従った起動トリガ条件か否かを判定する過程を含むことを特徴とする付記4記載の位置情報通知制御方法。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、位置関係起動トリガシナリオによる監視対象の移動端末の位置情報を、位置情報検索時間毎に、位置情報データベース11をアクセスして取得して、監視対象の移動端末へ通知する起動トリガ条件か否かを判定すると共に、移動端末の位置情報を基に、次回位置情報検索時間を決定するもので、監視対象の2台の移動端末間又は監視対象の移動端末とエリアとの間が遠く離れている程、次回の位置情報検索時間間隔を長くして、位置情報データベース11に対するアクセス頻度を低減し、反対に近づくに従って次回の位置情報検索時間間隔を短くし、移動端末の移動に従って迅速な起動トリガ条件による判定が可能となり、監視対象の移動端末に対する通知を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の基本的な処理フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態の主要部の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の処理フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の処理フローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の処理フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の処理フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の処理フローチャートである。
【図9】位置関係起動トリガシナリオの説明図である。
【図10】エリア間最短距離テーブルの説明図である。
【図11】エリア間最短移動時間テーブルの説明図である。
【図12】次回の位置情報検索時間の算出説明図である。
【図13】位置情報検索データの説明図である。
【図14】位置情報検索手順の説明図である。
【図15】位置情報検索手順の説明図である。
【符号の説明】
1 位置情報検索装置
2 位置情報管理装置
3 移動端末
4 カスタマ
5 データ管理部
6 位置情報検索部
7 位置関係起動トリガ判定部
8 位置情報検索時間判定データ
9 位置関係起動トリガシナリオ
10 位置情報検索データ
11 位置情報DB(位置情報データベース)
Claims (5)
- 要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う移動通信システムに於いて、
前記移動端末の位置情報を位置情報データベースによって管理する位置情報管理装置と、
前記位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末の位置情報を検索する位置情報検索装置とを備え、
該位置情報検索装置は、前記位置関係起動トリガシナリオを登録し、且つ位置情報検索時間判定データを格納したデータ管理手段と、位置情報検索時間毎に前記位置情報管理装置から移動端末の位置情報を取得し、該位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオと前記位置情報検索時間判定データとを基に次回の位置情報検索時間を決定する位置情報検索手段と、該位置情報検索手段により検索した前記位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオとを基に監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを判定する位置関係起動トリガ判定手段とを有する
ことを特徴とする移動通信システム。 - 前記位置情報検索装置の前記データ管理手段は、前記監視対象の移動端末が移動する各エリア間の最短距離を格納したエリア間最短距離テーブルを有し、前記位置情報検索手段は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間の最短距離を前記エリア間最短距離テーブルから求めて、エリア間最短距離が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
- 前記位置情報検索装置の前記データ管理手段は、前記監視対象の移動端末がエリア間を移動する時間を格納したエリア間最短移動時間テーブルを有し、前記位置情報検索手段は、監視対象の移動端末の位置情報又は監視対象の2台の移動端末のそれぞれの位置情報を基にエリア間を移動する最短移動時間を前記エリア間最短移動時間テーブルから求めて、エリア間最短移動時間が短い程、短い時間間隔で次回位置情報検索時間を決定する機能を有することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
- 要求された位置関係起動トリガシナリオに従って監視対象の移動端末に対して通知を行う位置情報通知制御方法に於いて、
位置情報管理装置の位置情報データベースにより管理している監視対象の移動端末の位置情報を、位置情報検索時間毎に位置情報検索装置の位置情報検索手段によって検索して求め、該位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオと位置情報検索判定データとを基に次回位置検索時間を決定し、前記位置情報検索手段により求めた前記位置情報と前記位置関係起動トリガシナリオとを基に前記監視対象の移動端末に対する通知を行うか否かを位置関係起動トリガ判定手段により判定する過程を含む
ことを特徴とする位置情報通知制御方法。 - 前記位置情報検索手段に於ける次回位置情報検索時間を、監視対象の移動端末とエリアとの間又は2台の移動端末間が短い程、短い時間間隔として設定する過程を含むことを特徴とする請求項4記載の位置情報通知制御方法。
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