JP2004240890A - ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミドルウェアを利用するかどうかにかかわらず、業務処理要求手段が同じインタフェースで業務処理手段の呼び出しを行うことができるようにする(同じコーディング内容で業務処理要求手段を実現できるようにする)。
【解決手段】ミドルウェア呼び出し手段7は、分散呼び出し処理スタブ手段2と同一のインタフェースを実装しており、業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェア5を呼び出す機能を備える。業務処理要求手段1は、ミドルウェア5を利用する場合にもミドルウェア5を利用しない場合にも同じインタフェースで業務処理手段4に対する業務処理要求を行う。ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300は、ミドルウェア5を利用する場合にのみ必要となる手段(ミドルウェア呼び出し手段7等)を自動的に生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークによって接続されるコンピュータシステムにおいて、ミドルウェアの存在を意識せずにクライアント装置からサーバ装置上に配置された業務アプリケーション(業務処理手段)を呼び出す方式(ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図19は、従来のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の一例の構成および動作を説明するためのブロック図である。
【0003】
従来においては、クライアント装置100からサーバ装置200の業務処理手段4の呼び出しを行う場合について、ミドルウェアを利用する場合には、業務処理要求手段1(ミドルウェアを利用しない場合における業務処理要求手段)をそのまま利用することができず、ミドルウェア5独自のインタフェースを呼び出すコーディングがなされた業務処理要求手段1’の生成を行なわなければならなかった。すなわち、ミドルウェアを利用する場合に使用する業務処理要求手段を業務処理要求手段1とは異なる業務処理要求手段1’にする必要があった。
【0004】
ところで、特許文献1に記載された発明では、CORBAサーバ上で実行されるEJB(Enterprise Java(登録商標) Beans)を呼び出すためのJava(登録商標)クライアントの呼び出し方法が記述されている。この従来技術は、Adapterパターンを利用して透過的にサーバ上の業務アプリケーションを呼び出すアイデアに関する技術である点で、本発明と類似する。しかし、特許文献1では、業務アプリケーションを呼び出すために必要な手段の生成方法には言及されておらず、また、CORBA特有の例外が発生した場合の処理方法に関しても記述されていなかった。なお、Adapterパターンとは、あるクラスのインタフェースを、クライアントが求める他のインタフェースに変換して、インタフェースに互換性のないクラス同士を組み合わせることができるようにするパターンのことをいう。
【0005】
なお、本発明に関連する従来技術に係る文献としては、上記の特許文献1の他に、下記の特許文献2,特許文献3,および特許文献4がある。以下に、これらの文献に記載された発明(技術)と本願発明との差異について説明する。
【0006】
特許文献2に記載された発明は、マスタプロセッサ上に画像処理プログラムと同一のインタフェースを持つマスタ通信プログラムを置くという点で、本願発明と類似の構成をとっているが、画像処理プログラムを同じマスタプロセッサ上で動かそうとしている点(本願発明とは逆の目的・効果となっており、その目的等の差異に起因する構成上の違いがある点)で、本願発明とは明確に相違している。また、本願発明では、図8等における例外変換手段8を置くことにより、通信インフラ(インフラストラクチャ)で発生した例外を吸収することができるが、特許文献2においては、この点に触れられていない。本願発明は、通信インフラにおいて発生した例外をも開発者(業務開発者)に意識させることなく透過にできる点で特許文献2記載の技術とは異なっている。
【0007】
特許文献3に記載された発明は、パラメータ定義情報格納部に定義された情報をもとに通信に用いるクライアントオブジェクトとサーバオブジェクトとを自動生成するという点で本願発明と類似の構成をとっているが、本願発明においてはミドルウェア呼び出し手段(特許文献3におけるクライアントオブジェクト)の生成において、ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを呼び出す変換を行うアダプタを自動生成している点で、特許文献3記載の技術とは異なっている(実際の通信は、ミドルウェアに隠蔽される)。また、例外変換手段8を自動生成できる点(本願発明における後述の図10参照)が特許文献3では触れられていない。本願発明は、通信インフラにおいて発生した例外をも開発者に意識させることなく透過にできる手段を自動生成できる点で、特許文献3記載の技術とは異なっている。
【0008】
特許文献4に記載された発明は、ソースプログラムの情報をもとにインタフェース定義ファイルを自動生成するという点で本願発明と類似の構成をとっている。しかし、本願発明は、ミドルウェア呼び出し手段(特許文献4におけるインタフェース定義ファイル)の生成において、ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを呼び出す変換を行うアダプタを自動生成している点で、特許文献4記載の技術とは異なっている(実際の通信は、ミドルウェアに隠蔽される)。また、本願発明における例外変換手段8を自動生成できる点(図10参照)が、特許文献4では触れられていない。本願発明は、通信インフラにおいて発生した例外をも開発者に意識させることなく透過にできる手段を自動生成できる点で、特許文献4記載の技術とは異なっている。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−250768号公報(第2頁、図6、図7、図8)
【0010】
【特許文献2】
特開2000−020481号公報(第2頁、図3)
【0011】
【特許文献3】
特開2001−005791号公報(第2頁、図1、図4)
【0012】
【特許文献4】
特開平07−282017号公報(第2頁、図1)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術では、上記のように、ミドルウェアを利用するかどうかでクライアント装置側の呼び出し手段である業務処理要求手段のコーディングの内容が変わるため、ミドルウェアを利用するかどうかをシステム開発の初期段階で決定する必要があり、システム開発と並行して基盤方式を検討することができないという問題点があった。
【0014】
また、特許文献1記載の発明は、透過的にサーバ上の業務アプリケーションを呼び出すために必要な手段の生成方法に言及しておらず、また、CORBA特有の例外が発生した場合の処理方法に関しても記述されていなかったので、以下のaおよびbに示すような問題点があった。
【0015】
a.後述の図8等における例外変換手段8のような手段が存在しないので、ミドルウェアが送出する例外がそのまま業務処理要求手段に渡るために、完全にミドルウェア透過とはいえない。
【0016】
b.後述の図3等におけるミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300のような装置がないため、システムを構成する手段をコーディングする作業に手間がかかる(本願発明では、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300によるミドルウェア呼び出し手段7等の自動生成が行われるため、この手間を省くことができる)。
【0017】
本発明の目的は、上述の点に鑑み、ミドルウェアを利用するかどうかにかかわらず、業務処理要求手段が同じインタフェースで業務処理手段の呼び出しを行うことができ(同じコーディング内容で業務処理要求手段を実現でき)、ミドルウェアの存在を意識せずにクライアント装置からサーバ装置上に配置された業務アプリケーション(業務処理手段)を呼び出すことができるミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式を提供することにある。また、本発明の他の目的は、そのようなミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式を実現するために必要な手段を自動的に生成することができるミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークによって接続されるコンピュータシステムにおいて、実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段と、前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段と、ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段と、ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段と、前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段と、前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換(ミドルウェアにあうインタフェースへの変換)を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段と、前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段とを有する。
【0019】
また、本発明のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、上記のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式に対して、ミドルウェアによって発生した独自の例外をミドルウェアを利用しない場合に分散呼び出し処理スタブ手段から返却される例外と同等の例外にラッピングするクライアント装置上の例外変換手段を追加的に有し、上記のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式におけるミドルウェア透過分散呼び出し生成手段の代わりに、分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および前記例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段を有するように構成することも可能である。
【0020】
なお、本発明のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、より一般的には、クライアント装置とサーバ装置とがネットワークによって接続されるコンピュータシステムにおいて、分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、業務処理要求のインタフェースの変換(ミドルウェアにあうインタフェースへの変換)を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるミドルウェア呼び出し手段と、ミドルウェアを利用する場合にもミドルウェアを利用しない場合にも同じインタフェースで業務処理手段に対する業務処理要求を行う業務処理要求手段と、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる手段を自動的に生成するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置とを有すると表現することができる。
【0021】
また、本発明は、以下のa〜dに示すようなミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置として実現することも可能である。
【0022】
a.分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段とを有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
【0023】
b.分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段とを有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
【0024】
c.分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、手段に名前を関連付けてその実体を保存し、その名前をもとに手段の実体を検索できるディレクトリ機構に関する規則であるディレクトリ機構格納規則と、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力し、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース,前記ミドルウェアインタフェース,および前記ディレクトリ機構格納規則に基づいて業務処理呼び出し手段のコードを自動生成するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段とを有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
【0025】
d.分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、手段に名前を関連付けてその実体を保存し、その名前をもとに手段の実体を検索できるディレクトリ機構に関する規則であるディレクトリ機構格納規則と、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および例外変換手段を自動的に生成して出力し、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース,前記ミドルウェアインタフェース,および前記ディレクトリ機構格納規則に基づいて業務処理呼び出し手段のコードを自動生成するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段とを有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
【0026】
さらに、本発明は、以下のaおよびbに示すようなプログラムの態様で実現することも可能である。
【0027】
a.クライアント装置,サーバ装置,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置を有するコンピュータシステムを、実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段,前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段,ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段,ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段,および前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置上のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段として機能させるためのプログラム。
【0028】
b.クライアント装置,サーバ装置,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置を有するコンピュータシステムを、実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段,前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段,ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段,ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段,ミドルウェアによって発生した独自の例外をミドルウェアを利用しない場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段から返却される例外と同等の例外にラッピングするクライアント装置上の例外変換手段,ならびに前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段および前記例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置上のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段として機能させるためのプログラム。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
(1) 第1の実施の形態
【0031】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【0032】
図1を参照すると、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、業務アプリケーションを配置するサーバ装置200と、ネットワークを介してサーバ装置200と接続して業務アプリケーションの分散呼び出しを行うクライアント装置100と、ミドルウェア5を利用する場合にのみ必要となる手段(ミドルウェア呼び出し手段7)を自動的に生成するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300とを含んで構成されている。
【0033】
なお、本図においては、クライアント装置100は1つのみの記載となっているが、複数存在してもかまわない。また、クライアント装置100とサーバ装置200とは同一の装置であってもかまわない。
【0034】
図2は、ミドルウェアを利用しない場合およびミドルウェアを利用する場合のそれぞれにおけるクライアント装置100およびサーバ装置200の構成を示すブロック図である。
【0035】
まず、ミドルウェアを利用しない場合の構成について説明する。
【0036】
図2を参照すると、ミドルウェアを利用しない場合には、クライアント装置100は、業務処理要求手段1と、分散呼び出し処理スタブ手段2とを含んで構成されている。また、サーバ装置200は、分散呼び出し処理スケルトン手段3と、業務処理手段4とを含んで構成されている。
【0037】
これらの手段は、それぞれ、概略、次のように動作する。
【0038】
業務処理要求手段1は、業務処理手段4のクライアントであり、業務処理の呼び出しを行う。
【0039】
分散呼び出し処理スタブ手段2と分散呼び出し処理スケルトン手段3とは、業務処理手段4と同一のメソッドを実装し、分散した環境において業務処理手段4を呼び出す機能を持つ。
【0040】
ここで、ミドルウェアを利用しない場合には、クライアント装置100に分散呼び出し処理スタブ手段2が配置され、サーバ装置200に分散呼び出し処理スケルトン手段3が配置される。これにより、クライアント装置100とサーバ装置200との間の通信を隠蔽する機能が実現される。デザインパターンでいうProxyパターンである。Proxyパターンとは、あるオブジェクトへのアクセスを制御するために、そのオブジェクトの代理を提供するパターンのことをいう。
【0041】
業務処理手段4は、実際の業務処理を行う。
【0042】
次に、ミドルウェアを利用する場合の構成について説明する。
【0043】
図2を参照すると、ミドルウェア5を利用する場合には、クライアント装置100は、業務処理要求手段1と、ミドルウェア呼び出し手段7とを含んで構成されている。また、サーバ装置200は、分散呼び出し処理スタブ手段2と、分散呼び出し処理スケルトン手段3と、業務処理手段4と、業務処理呼び出し手段6とを含んで構成されている。
【0044】
このうち、ミドルウェア呼び出し手段7は、自動的に生成される。自動生成を行うタイミングとしては、例えば、以下のa〜cが挙げられる。
【0045】
a.あらかじめシステム起動前に生成しておく。
【0046】
b.最初に呼び出しが行われたときに生成する。
【0047】
c.インタフェースを更新したかどうかを検出し、更新(または新規追加)されていたら生成する。
【0048】
これらの手段は、それぞれ、概略、次のように動作する。
【0049】
業務処理要求手段1は、業務処理手段4のクライアントであり、業務処理の呼び出しを行う。
【0050】
分散呼び出し処理スタブ手段2と分散呼び出し処理スケルトン手段3とは、分散した環境において業務処理手段4を呼び出す機能を持つ。
【0051】
業務処理手段4は、実際の業務処理を行う。
【0052】
ミドルウェア5は、クライアント装置100とサーバ装置200との間に介在し、以下のa〜fに示す機能を提供する基盤アプリケーションである。
【0053】
a.負荷を分散させるために、複数のサーバ装置を接続して全体を1つのシステムに見せる機能
【0054】
b.システムダウン時の影響を最小限に留めるために、複数のサーバ装置を接続して1つまたは複数のサーバ装置が停止した場合でもフェールソフトによりシステムの稼動を継続する機能
【0055】
c.サーバ装置上に配置された業務アプリケーションをサーバ装置を停止することなく交換する機能
【0056】
d.業務閉塞やその閉塞を解除する機能
【0057】
e.時間のかかる業務処理をキューイングしておき、処理タイミングを指定して非同期に業務アプリケーションを呼び出す機能
【0058】
f.一括して実行したい業務処理を外部ファイルに記憶しておき、そこから情報を抽出することにより一括して多量の業務アプリケーションを実行する機能
【0059】
業務処理呼び出し手段6は、ミドルウェア5と分散呼び出し処理スタブ手段2との間でAdapterパターンのアダプタとしてインタフェースの変換を行う。
【0060】
ミドルウェア呼び出し手段7は、分散呼び出し処理スタブ手段2と同一のインタフェースを実装しており、業務処理要求手段1からきた業務処理要求のインタフェースの変換(ミドルウェア5にあうインタフェースへの変換)を行って、ミドルウェア5を呼び出す機能を備える。本手段もアダプタとして動作する。
【0061】
図3は、本実施の形態を実現する上で必要となるミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300(分散アプリケーションアクセス生成装置)の構成と、その内部に配置されるミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320の入出力の態様とを示すブロック図である。
【0062】
図3を参照すると、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300は、その内部にミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320が配置されており、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320の入力となる分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311およびミドルウェアインタフェース312とを含んでいる。
【0063】
ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320は、分散呼び出し処理スタブ手段2のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311とミドルウェア5のインタフェースであるミドルウェアインタフェース312とを入力として、ミドルウェア5を利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段7を生成(出力)する。
【0064】
図4は、ミドルウェアを利用しない場合における業務処理要求時の一連の処理(分散アプリケーションアクセス処理)を示す流れ図である。この処理は、分散呼び出し処理スタブ手段取得ステップA1と、分散呼び出し処理スケルトン手段呼び出しステップA2と、業務処理手段呼び出しステップA3と、処理結果分散呼び出し処理スタブ手段返却ステップA4と、処理結果業務処理要求手段返却ステップA5とからなる。
【0065】
図5は、ミドルウェアを利用する場合における業務処理要求時の一連の処理(分散アプリケーションアクセス処理)を示す流れ図である。この処理は、ミドルウェア呼び出し手段取得ステップB1と、ミドルウェア呼び出しステップB2と、業務処理呼び出し手段呼び出しステップB3と、分散呼び出し処理スタブ手段取得・呼び出しステップB4と、分散呼び出し処理スケルトン手段呼び出しステップB5と、業務処理手段呼び出しステップB6と、処理結果業務処理呼び出し手段返却ステップB7と、処理結果ミドルウェア呼び出し手段返却ステップB8と、処理結果業務処理要求手段返却ステップB9とからなる。
【0066】
図6は、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320によるコード自動生成処理を示す流れ図である。この処理は、ミドルウェア呼び出し手段雛型生成ステップC1と、ミドルウェア呼び出し手段コード生成ステップC2とからなる。
【0067】
図7は、本実施の形態においてミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300により生成されるコード(ミドルウェア呼び出し手段7のコード)の具体例を示す図である。
【0068】
次に、図1〜図7を参照して、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の全体の動作について詳細に説明する。
【0069】
第1に、図2および図4を参照して、ミドルウェアを利用しない場合に、クライアント装置100からの業務処理要求がサーバ装置200で処理され、その処理結果がクライアント装置100に返却される際の、一連の処理の流れを説明する。
【0070】
クライアント装置100上の業務処理要求手段1は、分散呼び出し処理スタブ手段2を、ローカルファイル,サーバ上のファイル,ディレクトリサーバ,ハッシュ表(ローカルまたはサーバ装置200上のハッシュ表),または連想リスト等から取得する(ステップA1)。
【0071】
業務処理要求手段1は、サーバ装置200上の業務処理手段4を分散呼び出し処理スタブ手段2を通して間接的に呼び出すために、上記で取得した分散呼び出し処理スタブ手段2のメソッドを呼び出す。そして、クライアント装置100上の分散呼び出し処理スタブ手段2は、ネットワークを介して、サーバ装置200上の分散呼び出し処理スケルトン手段3の同一インタフェースのメソッドを呼び出す(ステップA2)。
【0072】
分散呼び出し処理スケルトン手段3は、業務処理手段4の同一インタフェースのメソッドを呼び出す(ステップA3)。
【0073】
業務処理手段4は、要求された業務処理を実行し、処理結果を分散呼び出し処理スケルトン手段3に返却する。そして、分散呼び出し処理スケルトン手段3は、ネットワークを介して、クライアント装置100上の分散呼び出し処理スタブ手段2に処理結果を返却する。これにより、業務処理手段4の処理結果が、分散呼び出し処理スケルトン手段3を通して分散呼び出し処理スタブ手段2に返却される(ステップA4)。
【0074】
分散呼び出し処理スタブ手段2は、業務処理要求手段1に処理結果を返却する(ステップA5)。
【0075】
第2に、図3および図6を参照して、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内に配置されたミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320によるコード自動生成処理を説明する。
【0076】
ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320は、分散呼び出し処理スタブ手段2の入出力仕様である分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311を読み込み、同一のインタフェースを実装したコードの雛形を生成し、それをミドルウェア呼び出し手段7の雛形とする(ステップC1)。
【0077】
次に、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320は、ミドルウェア5の入出力仕様であるミドルウェアインタフェース312から、ミドルウェア5のクライアント装置100側の入出力仕様を読み込み、処理要求、つまり、上記のステップC1で生成した雛形の入力を変換してミドルウェア5を呼び出すコードを生成し、上記のステップC1で生成した雛形の出力を変換してミドルウェア5から返却された処理結果を返却するコードを生成し、それらのコードをミドルウェア呼び出し手段7に実装する(そのようなコードを有するミドルウェア呼び出し手段7を生成する)(ステップC2)。
【0078】
ここで、図7に、上記のようにして生成されるミドルウェア呼び出し手段7のコードの具体例を記述する。
【0079】
第3に、図2および図5を参照して、ミドルウェア5を利用する場合に、クライアント装置100からの業務処理要求がサーバ装置200で処理され、その処理結果がクライアント装置100に返却される際の、一連の処理の流れを説明する。
【0080】
クライアント装置100上の業務処理要求手段1は、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320で自動生成されたミドルウェア呼び出し手段7を取得する(ステップB1)。なお、取得方法は、図4のステップA1における取得方法と同様の各種の方法が考えられる。
【0081】
業務処理要求手段1は、サーバ装置200上の業務処理手段4をミドルウェア呼び出し手段7を通して間接的に呼び出すために、上記で取得したミドルウェア呼び出し手段7の同一インタフェースのメソッドを呼び出す。そして、ミドルウェア呼び出し手段7は、業務処理要求をミドルウェア5のインタフェースにあうように変換し、ミドルウェア5を呼び出す(ステップB2)。
【0082】
ミドルウェア5内でクライアント装置100からサーバ装置200への通信が行われ、ミドルウェア5の内部でサーバ装置200上の業務処理呼び出し手段6が呼び出される(ステップB3)。
【0083】
業務処理呼び出し手段6は、ステップB2で変換された業務処理要求を復元し、分散呼び出し処理スタブ手段2を取得してそのメソッドを呼び出す(ステップB4)。
【0084】
分散呼び出し処理スタブ手段2は、分散呼び出し処理スケルトン手段3のメソッドを呼び出す(ステップB5)。
【0085】
分散呼び出し処理スケルトン手段3は、業務処理手段4の同一インタフェースのメソッドを呼び出す(ステップB6)。
【0086】
業務処理手段4は、要求された業務処理を実行し、処理結果を分散呼び出し処理スケルトン手段3に返却する。分散呼び出し処理スケルトン手段3は、分散呼び出し処理スタブ手段2に処理結果を返却する。分散呼び出し処理スタブ手段2は、業務処理呼び出し手段6に処理結果を返却する。これにより、業務処理手段4の処理結果が、分散呼び出し処理スケルトン手段3および分散呼び出し処理スタブ手段2を通して業務処理呼び出し手段6に返却される(ステップB7)。
【0087】
業務処理呼び出し手段6は、処理結果をミドルウェア5のインタフェースにあうように変換する。そして、ミドルウェア5により、サーバ装置200からクライアント装置100への通信が行われ、変換された処理結果がミドルウェア呼び出し手段7に返却される(ステップB8)。
【0088】
クライアント装置100上のミドルウェア呼び出し手段7は、変換された処理結果を復元し、復元後の処理結果を業務処理要求手段1に返却する(ステップB9)。
【0089】
(2) 第2の実施の形態
【0090】
図8は、本発明の第2の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成を示すブロック図である。本実施の形態(第2の実施の形態)に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、第1の実施の形態における構成・動作に加えて、ミドルウェア5において独自の例外が発生しその例外が必要な場合に対処できる構成・動作を有している。
【0091】
図8を参照すると、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式は、図1に示した第1の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式と同様に、業務アプリケーションを配置するサーバ装置200と、ネットワークを介してサーバ装置200と接続して業務アプリケーションの分散呼び出しを行うクライアント装置100と、ミドルウェア5を利用する場合にのみ必要となる手段(ミドルウェア呼び出し手段7および例外変換手段8)を自動的に生成するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300とを含んで構成されている。
【0092】
図9は、ミドルウェアを利用しない場合およびミドルウェアを利用する場合のそれぞれにおけるクライアント装置100およびサーバ装置200の構成を示すブロック図である。
【0093】
図9を参照すると、本実施の形態においては、ミドルウェア5において独自の例外が発生しその例外が必要な場合に対処できるように、クライアント装置100に例外変換手段8が配置されている。
【0094】
クライアント装置100に配置された例外変換手段8は、ミドルウェア5によって発生した独自の例外を、ミドルウェア5を利用しない場合に分散呼び出し処理スタブ手段2から返却される例外と同等の例外にラッピングする。
【0095】
図10は、ミドルウェア5において独自の例外が発生しその例外が必要な場合に本実施の形態を実現する上で必要となるミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300(分散アプリケーションアクセス生成装置)の構成と、その内部に配置されるミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’の入出力の態様とを示すブロック図である。
【0096】
図10を参照すると、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内に配置されたミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’は、分散呼び出し処理スタブ手段2のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311とミドルウェア5のインタフェースであるミドルウェアインタフェース312とを入力として、ミドルウェア呼び出し手段7とともに、例外変換手段8をも自動生成する。すなわち、分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311およびミドルウェアインタフェース312の例外仕様を入力として、例外変換手段8を自動的に生成(出力)する。
【0097】
図11は、本実施の形態においてミドルウェアを利用する場合における業務処理要求時の一連の処理(分散アプリケーションアクセス処理)を示す流れ図である。この処理は、ミドルウェア呼び出し手段取得ステップD1と、ミドルウェア呼び出しステップD2と、業務処理呼び出し手段呼び出しステップD3と、分散呼び出し処理スタブ手段取得・呼び出しステップD4と、分散呼び出し処理スケルトン手段呼び出しステップD5と、業務処理手段呼び出しステップD6と、処理結果業務処理呼び出し手段返却ステップD7と、処理結果ミドルウェア呼び出し手段返却ステップD8と、業務処理成功判定ステップD9と、例外発生箇所判定ステップD10と、例外変換ステップD11と、処理結果業務処理要求手段返却ステップD12とからなる。
【0098】
図12は、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’によるコード自動生成処理を示す流れ図である。この処理は、ミドルウェア呼び出し手段雛型生成ステップE1と、ミドルウェア呼び出し手段コード生成ステップE2と、例外変換手段コード生成ステップE3とからなる。
【0099】
図13は、本実施の形態においてミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300により生成されるコード(ミドルウェア呼び出し手段7および例外変換手段8のコード)の具体例を示す図である。
【0100】
次に、図8〜図13を参照して、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の動作について説明する。ここでは、クライアント装置100上に配置される例外変換手段8に関する動作を中心にして詳細に説明する(例外変換手段8に関する動作以外の動作は第1の実施の形態と基本的に同様の動作となる)。なお、ミドルウェアを利用しない場合の処理の流れは、第1の実施の形態の場合と同一であるため(図4参照)、ミドルウェアを利用する場合についてだけ説明を行う。
【0101】
第1に、図10および図12を参照して、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内に配置されたミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’によるコード自動生成処理を説明する。
【0102】
ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’は、分散呼び出し処理スタブ手段2の入出力仕様である分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311を読み込み、同一のインタフェースを実装したコードの雛形を生成し、それをミドルウェア呼び出し手段7の雛形とする(ステップE1)。
【0103】
次に、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’は、ミドルウェア5の入出力仕様であるミドルウェアインタフェース312から、ミドルウェア5のクライアント装置100側の入出力仕様を読み込み、処理要求、つまり、上記のステップE1で生成した雛形の入力を変換してミドルウェア5を呼び出すコードを生成し、上記のステップE1で生成した雛形の出力を変換してミドルウェア5から返却された処理結果を返却するコードを生成し、それらのコードをミドルウェア呼び出し手段7に実装する(そのようなコードを有するミドルウェア呼び出し手段7を生成する)(ステップE2)。
【0104】
さらに、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’は、ミドルウェアインタフェース312の例外仕様を読み込み、「ミドルウェア5で発生した例外とミドルウェア5を介さないでも発生した例外とを識別し、ミドルウェア5で発生した例外の場合に、その例外をミドルウェア5を介さないでも発生する例外に変換してミドルウェア透過で返却される例外にラッピングするコード」を生成し、そのコードを例外変換手段8に実装する(そのようなコードを有する例外変換手段8を生成する)(ステップE3)。
【0105】
ここで、図13に、上記のようにして生成されるミドルウェア呼び出し手段7および例外変換手段8のコードの具体例を記述する。
【0106】
第2に、図9および図11を参照して、ミドルウェアを利用する場合に、クライアント装置100からの業務処理要求がサーバ装置200で処理され、その処理結果がクライアント装置100に返却される際の、一連の処理の流れを説明する。
【0107】
クライアント装置100上の業務処理要求手段1は、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’で自動生成されたミドルウェア呼び出し手段7を取得する(ステップD1)。なお、取得方法は、図4のステップA1における取得方法と同様の各種の方法が考えられる。
【0108】
業務処理要求手段1は、サーバ装置200上の業務処理手段4をミドルウェア呼び出し手段7を通して間接的に呼び出すために、上記で取得したミドルウェア呼び出し手段7のメソッドを呼び出す。そして、ミドルウェア呼び出し手段7は、業務処理要求をミドルウェア5のインタフェースにあうように変換し、ミドルウェア5を呼び出す(ステップD2)。
【0109】
ミドルウェア5内でクライアント装置100からサーバ装置200への通信が行われ、ミドルウェア5の内部でサーバ装置200上の業務処理呼び出し手段6が呼び出される(ステップD3)。
【0110】
業務処理呼び出し手段6は、ステップD2で変換された業務処理要求を復元し、分散呼び出し処理スタブ手段2を取得してそのメソッドを呼び出す(ステップD4)。
【0111】
分散呼び出し処理スタブ手段2は、分散呼び出し処理スケルトン手段3のメソッドを呼び出す(ステップD5)。
【0112】
分散呼び出し処理スケルトン手段3は、業務処理手段4の同一インタフェースのメソッドを呼び出す(ステップD6)。
【0113】
業務処理手段4は、要求された業務処理を実行し、処理結果(業務処理手段4で発生した例外を含む)を分散呼び出し処理スケルトン手段3に返却する。分散呼び出し処理スケルトン手段3は、分散呼び出し処理スタブ手段2に処理結果(業務処理手段4または分散呼び出し処理スケルトン手段3で発生した例外を含む)を返却する。分散呼び出し処理スタブ手段2は、業務処理呼び出し手段6に処理結果(業務処理手段4,分散呼び出し処理スケルトン手段3,または分散呼び出し処理スタブ手段2で発生した例外を含む)を返却する。これにより、業務処理手段4の処理結果(業務処理手段4,分散呼び出し処理スケルトン手段3,または分散呼び出し処理スタブ手段2で発生した例外を含む)が、分散呼び出し処理スケルトン手段3および分散呼び出し処理スタブ手段2を通して業務処理呼び出し手段6に返却される(ステップD7)。
【0114】
業務処理呼び出し手段6は、処理結果(業務処理手段4,分散呼び出し処理スケルトン手段3,または分散呼び出し処理スタブ手段2で発生した例外を含む)をミドルウェア5のインタフェースにあうように変換する。そして、ミドルウェア5により、サーバ装置200からクライアント装置100への通信が行われ、変換された処理結果がミドルウェア呼び出し手段7に返却される(ステップD8)。
【0115】
クライアント装置100上のミドルウェア呼び出し手段7は、変換された処理結果(業務処理手段4,分散呼び出し処理スケルトン手段3,分散呼び出し処理スタブ手段2,またはミドルウェア5で発生した例外を含む)を復元し、復元した処理結果が業務処理の成功を示すものであるか否かを判定する(ステップD9)。
【0116】
ミドルウェア呼び出し手段7は、ステップD9で「処理結果が業務処理の成功を示すものである」と判定した場合(業務処理が成功した場合)には、その処理結果を業務処理要求手段1に返却する(ステップD12)。
【0117】
一方、ミドルウェア呼び出し手段7は、ステップD9で「処理結果が業務処理の成功を示すものではない」と判定した場合(復元した処理結果が例外であった場合)には、その処理結果(例外)を例外変換手段8に渡す。そして、例外変換手段8は、その例外がミドルウェア5で発生したものであるのかそれ以外で発生したものであるのかを識別(判定)する(ステップD10)。
【0118】
例外変換手段8は、ステップD10で「その例外がミドルウェア5で発生したものである」と判定した場合には、その例外をミドルウェア5を介さないでも発生する例外(ミドルウェア透過で返却される例外)に変換(ラッピング)し(ステップD11)、ラッピングした例外を業務処理要求手段1に返却する(ステップD12)。
【0119】
一方、例外変換手段8は、ステップD10で「その例外がミドルウェア5で発生したものではない」と判定した場合には、その例外をそのまま業務処理要求手段1に返却する(ステップD12)。
【0120】
(3) 第3の実施の形態
【0121】
次に、本発明の第3の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置について説明する。
【0122】
上記の第1の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式で言及したミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300(図1および図3参照)は、独立した発明として成立しうる。
【0123】
すなわち、図3は、本発明の第3の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置(ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300)の構成を示すブロック図にも該当する。本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300は、分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311およびミドルウェアインタフェース312を入力としてミドルウェア呼び出し手段7を自動生成してクライアント装置100上に出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320を含んで構成されている。
【0124】
また、図6は、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300の処理を示す流れ図にも該当する。
【0125】
なお、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300の動作は、上記の第1の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の説明で述べた図6に示す動作(処理)の内容と同様のものになる。
【0126】
(4) 第4の実施の形態
【0127】
次に、本発明の第4の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置について説明する。
【0128】
上記の第2の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式で言及したミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300(図8および図10参照)は、独立した発明として成立しうる。
【0129】
すなわち、図10は、本発明の第4の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置(ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300)の構成を示すブロック図にも該当する。本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300は、分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311およびミドルウェアインタフェース312を入力としてミドルウェア呼び出し手段7および例外変換手段8を自動生成してクライアント装置100上に出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’を含んで構成されている。
【0130】
また、図12は、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300の処理を示す流れ図にも該当する。
【0131】
なお、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300の動作は、上記の第2の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の説明で述べた図12に示す動作(処理)の内容と同様のものになる。
【0132】
(5) 第5の実施の形態
【0133】
次に、本発明の第5の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置について説明する。
【0134】
本実施の形態(第5の実施の形態)に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置は、上記の第4の実施の形態に対して、さらに、「手段に名前を関連付けてその実体を保存し、その名前をもとに手段の実体を検索できるディレクトリ機構」を用意することにより、ミドルウェアを利用する場合とミドルウェアを利用しない場合とのシステム構成の違いを吸収することができるようにするものである。
【0135】
図14は、このようなディレクトリ機構(同図におけるディレクトリ機構10)の考え方を説明するための図である。
【0136】
先述のように、本発明では、ミドルウェアを利用しない場合には業務処理要求手段1から分散呼び出し処理生成スタブ手段2が呼び出されており、ミドルウェアを利用する場合には業務処理要求手段1からミドルウェア呼び出し手段7が呼び出されている。ここで、本実施の形態の考え方によると、図14に示すように、これら(ミドルウェアを利用しない場合における分散呼び出し処理スタブ手段2およびミドルウェアを利用する場合におけるミドルウェア呼び出し手段7)をディレクトリ機構10上の同一の位置aに関連付けるようにする。
【0137】
なお、図14においては、木構造でディレクトリ機構10を実現しているが、この他に、配列やハッシュ表を利用してディレクトリ機構を実現することも可能である。
【0138】
図15は、本発明の第5の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置(分散アプリケーションアクセス生成装置に該当するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300)の構成と、その内部に配置されるミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’の入出力の態様とを示すブロック図である。
【0139】
図15を参照すると、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内に配置されたミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、図10に示すミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’と比較して、ディレクトリ機構格納規則313が新たに入力に加えられることにより、業務処理呼び出し手段6を新たに自動生成する。
【0140】
図16は、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’によるコード自動生成処理を示す流れ図である。この処理は、ミドルウェア呼び出し手段雛型生成ステップF1と、ミドルウェア呼び出し手段コード生成ステップF2と、例外変換手段コード生成ステップF3と、業務処理呼び出し手段コード生成ステップF4とからなる。
【0141】
次に、図14〜図16を参照して、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の動作について説明する。ここでは、図16を参照して、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300内のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’によるコード自動生成処理を説明する。
【0142】
ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、分散呼び出し処理スタブ手段2の入出力仕様である分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311を読み込み、同一のインタフェースを実装したコードの雛形を生成し、それをミドルウェア呼び出し手段7の雛形とする(ステップF1)。
【0143】
次に、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、ミドルウェア5の入出力仕様であるミドルウェアインタフェース312から、ミドルウェア5のクライアント装置100側の入出力仕様を読み込み、処理要求、つまり、上記のステップF1で生成した雛形の入力を変換してミドルウェア5を呼び出すコードを生成し、上記のステップF1で生成した雛形の出力を変換してミドルウェア5から返却された処理結果を返却するコードを生成し、それらのコードをミドルウェア呼び出し手段7に実装する(そのようなコードを有するミドルウェア呼び出し手段7を生成する)(ステップF2)。
【0144】
さらに、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、ミドルウェアインタフェース312の例外仕様を読み込み、「ミドルウェア5で発生した例外とミドルウェア5を介さないでも発生した例外とを識別し、ミドルウェア5で発生した例外の場合に、その例外をミドルウェア5を介さないでも発生する例外に変換してミドルウェア透過で返却される例外にラッピングするコード」を生成し、そのコードを例外変換手段8に実装する(そのようなコードを有する例外変換手段8を生成する)(ステップF3)。
【0145】
加えて、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、ディレクトリ機構格納規則313(ここでは、図14に示すような、ディレクトリ機構10上での位置aから位置bへの変換規則を定めたディレクトリ機構格納規則313)を読み取り、分散呼び出し処理スタブ手段2が格納された位置bを取得する。その上で、ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’’は、分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース311およびミドルウェアインタフェース312からサーバ装置200側の入出力仕様を読み込み、「ミドルウェア5で出力された変換された処理要求を復元して分散呼び出し処理スタブ手段2を取得して呼び出すコード」を生成し、そのコードを業務処理呼び出し手段6に実装する(そのようなコードを有する業務処理呼び出し手段6を生成する)(ステップF4)。ここで、分散呼び出し処理スタブ手段2の実体は、ディレクトリ機構10上の位置bから取得される。
【0146】
なお、本実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置は、第4の実施の形態に対する変形形態に該当するものであった。ここで、第3の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置に対する同様の変形形態を実現することも可能である。この場合には、図16中のステップF3の処理が行われないこととなる。
【0147】
(6) 第6の実施の形態
【0148】
図17は、本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0149】
図17を参照すると、本発明の第6の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対して、ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1700を備える点が異なっている。
【0150】
ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1700は、クライアント装置100,サーバ装置200,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300を含むコンピュータシステムに読み込まれ、当該コンピュータシステムの動作を業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320として制御する。ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1700の制御による業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320に関する動作は、第1の実施の形態における業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320に関する動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0151】
(7) 第7の実施の形態
【0152】
図18は、本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0153】
図18を参照すると、本発明の第7の実施の形態は、図8に示した第2の実施の形態に対して、ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1800を備える点が異なっている。
【0154】
ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1800は、クライアント装置100,サーバ装置200,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置300を含むコンピュータシステムに読み込まれ、当該コンピュータシステムの動作を業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,例外変換手段8,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’として制御する。ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム1800の制御による業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,例外変換手段8,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’に関する動作は、第2の実施の形態における業務処理要求手段1,分散呼び出し処理スタブ手段2,分散呼び出し処理スケルトン手段3,業務処理手段4,業務処理呼び出し手段6を含むミドルウェア5,ミドルウェア呼び出し手段7,例外変換手段8,およびミドルウェア透過分散呼び出し生成手段320’に関する動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、以下に示すような効果が生じる。
【0156】
第1の効果は、業務開発者(クライアント装置側およびサーバ装置側ともに)がミドルウェアの存在を意識せずにシステムの開発を行うことができる点である。
【0157】
このような効果が生じる理由は、同一の業務処理要求手段および業務処理手段をミドルウェアを利用する場合もしない場合も共通に利用することができるからである。
【0158】
第2の効果は、ミドルウェアを利用した場合にのみ必要な手段を業務開発者がコーディングしないでもよい点にある。
【0159】
このような効果が生じる理由は、ミドルウェア呼び出し手段,例外変換手段,および/または業務処理呼び出し手段を、ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置(ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段)により自動的に生成することが可能となるからである。
【0160】
第3の効果は、業務開発者がミドルウェアで発生した例外を考慮しないでもよいようにできる点である。
【0161】
このような効果が生じる理由は、ミドルウェアで発生した例外をラッピングしてミドルウェアを利用しないでも発生する例外に変換する例外変換手段を持っているからである。
【0162】
第4の効果は、開発システムへのミドルウェアの適用をシステム開発の最終段階になって決定することが可能になった点である。
【0163】
このような効果が生じる理由は、サーバ装置側およびクライアント装置側の開発をともにミドルウェアの存在を意識せずに行うことができ、ミドルウェアを利用した場合にのみ必要な手段をミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置により自動的に生成することが可能になるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成および動作を説明するためのブロック図である。
【図3】図1中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の構成および動作を説明するためのブロック図であり、本発明の第3の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の構成を示すブロックでもある。
【図4】図1に示すミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式のミドルウェアを利用しない場合における分散アプリケーションアクセス処理を示す流れ図である。
【図5】図1に示すミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式のミドルウェアを利用する場合における分散アプリケーションアクセス処理を示す流れ図である。
【図6】図1中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置によるコード自動生成処理を示す流れ図である。
【図7】図1中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置により生成されるコード(ミドルウェア呼び出し手段のコード)の具体例を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示すミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の構成および動作を説明するためのブロック図である。
【図10】図8中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の構成および動作を説明するためのブロック図であり、本発明の第4の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の構成を示すブロックでもある。
【図11】図8に示すミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式のミドルウェアを利用する場合における分散アプリケーションアクセス処理を示す流れ図である。
【図12】図8中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置によるコード自動生成処理を示す流れ図である。
【図13】図8中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置により生成されるコード(ミドルウェア呼び出し手段および例外変換手段のコード)の具体例を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の考え方を説明するための図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態に係るミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置の構成を示すブロックである。
【図16】図15中のミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置によるコード自動生成処理を示す流れ図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図19】従来のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式の一例の構成および動作を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 業務処理要求手段
2 分散呼び出し処理スタブ手段
3 分散呼び出し処理スケルトン手段
4 業務処理手段
5 ミドルウェア
6 業務処理呼び出し手段
7 ミドルウェア呼び出し手段
8 例外変換手段
10 ディレクトリ機構
100 クライアント装置
200 サーバ装置
300 ミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置
311 分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース
312 ミドルウェアインタフェース
313 ディレクトリ機構格納規則
320,320’,320’’ ミドルウェア透過分散呼び出し生成手段
1700,1800 ミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス制御プログラム

Claims (9)

  1. クライアント装置とサーバ装置とがネットワークによって接続されるコンピュータシステムにおいて、
    分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるミドルウェア呼び出し手段と、
    ミドルウェアを利用する場合にもミドルウェアを利用しない場合にも同じインタフェースで業務処理手段に対する業務処理要求を行う業務処理要求手段と、
    ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる手段を自動的に生成するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式。
  2. クライアント装置とサーバ装置とがネットワークによって接続されるコンピュータシステムにおいて、
    実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段と、
    前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段と、
    ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段と、
    ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段と、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段と、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段と、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式。
  3. ミドルウェアによって発生した独自の例外をミドルウェアを利用しない場合に分散呼び出し処理スタブ手段から返却される例外と同等の例外にラッピングするクライアント装置上の例外変換手段を追加的に有し、請求項2記載のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段の代わりに、分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および前記例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段を有することを特徴とする請求項2記載のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式。
  4. 請求項2記載のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式が実現されるコンピュータシステムにおいて、
    分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、
    ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
  5. 請求項3記載のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式が実現されるコンピュータシステムにおいて、
    分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、
    ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
  6. 請求項2記載のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式が実現されるコンピュータシステムにおいて、
    分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、
    ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、
    手段に名前を関連付けてその実体を保存し、その名前をもとに手段の実体を検索できるディレクトリ機構に関する規則であるディレクトリ機構格納規則と、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力し、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース,前記ミドルウェアインタフェース,および前記ディレクトリ機構格納規則に基づいて業務処理呼び出し手段のコードを自動生成するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
  7. 請求項3記載のミドルウェア透過分散アプリケーションアクセス方式が実現されるコンピュータシステムにおいて、
    分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースと、
    ミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースと、
    手段に名前を関連付けてその実体を保存し、その名前をもとに手段の実体を検索できるディレクトリ機構に関する規則であるディレクトリ機構格納規則と、
    前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースおよび前記ミドルウェアインタフェースを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となるミドルウェア呼び出し手段および例外変換手段を自動的に生成して出力し、前記分散呼び出し処理スタブ手段インタフェース,前記ミドルウェアインタフェース,および前記ディレクトリ機構格納規則に基づいて業務処理呼び出し手段のコードを自動生成するミドルウェア透過分散呼び出し生成手段と
    を有することを特徴とするミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置。
  8. クライアント装置,サーバ装置,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置を有するコンピュータシステムを、実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段,前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段,ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段,ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段,および前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置上のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段として機能させるためのプログラム。
  9. クライアント装置,サーバ装置,およびミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置を有するコンピュータシステムを、実際の業務処理を行うサーバ装置上の業務処理手段,前記業務処理手段に対する業務処理要求を行う際に、ミドルウェアを利用する場合にはクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段を経由してミドルウェアへのアクセスを行い、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上の分散呼び出し処理スタブ手段を経由してサーバ装置へのアクセスを行うクライアント装置上の業務処理要求手段,ミドルウェアを利用する場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段とミドルウェアとの間におけるインタフェースの変換を行うサーバ装置上の業務処理呼び出し手段,ミドルウェアを利用する場合にはサーバ装置上に配置され、ミドルウェアを利用しない場合にはクライアント装置上に配置され、分散呼び出し処理スケルトン手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つ前記分散呼び出し処理スタブ手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段とともになり分散した環境において前記業務処理手段を呼び出す機能を持つサーバ装置上の前記分散呼び出し処理スケルトン手段,前記分散呼び出し処理スタブ手段と同一のインタフェースを実装しており、前記業務処理要求手段から発行された業務処理要求のインタフェースの変換を行って、ミドルウェアを呼び出す機能を備えるクライアント装置上のミドルウェア呼び出し手段,ミドルウェアによって発生した独自の例外をミドルウェアを利用しない場合に前記分散呼び出し処理スタブ手段から返却される例外と同等の例外にラッピングするクライアント装置上の例外変換手段,ならびに前記分散呼び出し処理スタブ手段のインタフェースである分散呼び出し処理スタブ手段インタフェースとミドルウェアのインタフェースであるミドルウェアインタフェースとを入力として、ミドルウェアを利用する場合にのみ必要となる前記ミドルウェア呼び出し手段および前記例外変換手段を自動的に生成して出力するミドルウェア透過分散呼び出し手段生成装置上のミドルウェア透過分散呼び出し生成手段として機能させるためのプログラム。
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