JP2004240754A - 印刷方式及び出力制御方式 - Google Patents
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Abstract
【目的】印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供すること。
【構成】パーソナルコンピュータ(以降、PCと略する)及び/又はセットトップボックス(以降、STBと略する)と接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有し、リンク先及び/又はジャンプ先の情報が指示された該ページ内に存在していると判断された場合には、印刷出力時にリンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、印刷出力時のリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在しているページ番号を付加して出力する。
【選択図】 図2
【構成】パーソナルコンピュータ(以降、PCと略する)及び/又はセットトップボックス(以降、STBと略する)と接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有し、リンク先及び/又はジャンプ先の情報が指示された該ページ内に存在していると判断された場合には、印刷出力時にリンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、印刷出力時のリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在しているページ番号を付加して出力する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PC及び/又はSTBと接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が含まれているか否かの状況により、印刷出力形態を変えることにより、リンク先及び/又はジャンプ先情報が印刷出力ページ内の何ページ目に存在しているか等の関連付けが容易に分かるようにした印刷方式及び出力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのWWWアクセス可能な装置を用いて印刷装置への印刷出力が指示された場合では、例えば、PC上で設定されている紙種、用紙サイズ、印刷方向等の各種情報を元にPC上で表示中の画面情報を元に展開し、該展開データを印刷装置に送信して印刷出力するタイプのものが存在している。
【0003】
更には、インテリジェントで高級な印刷装置システムでは、PC上から送信されるHTMLやXML等のテキスト情報を解析可能なシステム構成を有しているため、該テキスト情報、印刷メディアの存在場所(上段、下段等)、紙種、用紙サイズ、印刷方向等の各種情報をPCから受け取ることにより、印刷装置側で指定された印刷イメージに展開して、該データを印刷出力するものもある。
【0004】
又、複数枚に亘る印刷出力等を実行する場合に、出力物の順番が分からなくなることを防ぐことを考慮して、印刷指示時にフッター印刷を指定しておくことにより、指定されたエリアに、指定された形式で、ページ番号情報を出力することが可能な印刷装置も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来からのHTML等の言語で記載されたファイルを印刷可能なWeb印刷装置では、指示されたページ情報(テキスト及び/又は画像)を、該言語で記載されたコマンドに基づいて、指定された用紙に、指定されたフォントサイズで出力するように構成されている。又、プリンタドライバ等を介して出力する際に、縮小、拡大等が指定されていた場合には、それらの情報も加味して出力するものである。
【0006】
これらの方式を用いて出力した場合では、ネットワークから受け取った、例えばテキストファイル(HTML、XML等)を解釈して、単にプリントイメージに展開して印刷装置に出力するのみである。そのため、実際に印刷出力した場合に、例えば出力ページ枚数が複数ページに及ぶようなファイルであった場合には、1ページ目に記載されている文字列情報の詳細情報(リンク先情報)が、印刷出力した印刷物の中に存在していることは分かっているものの、該情報が印刷物中の何ページ目に記載されているのかを探し出す場合を考える(8ページ目に記載されている)と、1ページ目のリンク元情報から順番にページを手繰っていく必要が生じ、非常に煩雑であるといった問題があった。
【0007】
表示装置上に出力している場合では、Webブラウザがリンク情報を読み取り、リンク先にクリック操作によりジャンプすることができるようなカラクリが設けてある。
【0008】
本発明の第1の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力するような場合で、その出力が複数ページに跨って該出力が互いにリンク及び/又はジャンプ情報を有しているような場合に、リンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、リンク先及び/又はジャンプ元のページ番号を付加出力することにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力する場合に、リンク情報及び/又はジャンプ情報が複数ページに跨った場合に、変わりづらくならないように、印刷出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に印刷するか否かの確認を行うことにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先の必要情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0010】
本発明の第3の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力するような場合に、リンク情報及び/又はジャンプ情報が指示されたファイル内に存在しないような場合に、該ファイル内に存在しない情報を別のページに縮小して印刷することにより、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、PC等を用いたWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内にリンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有することにより、リンク先及び/又はジャンプ元情報の存在しているパージ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に付加することを特徴とする。
【0012】
又、リンク先及び/又はジャンプ先情報を印刷出力時に付加するか否かの選択手段を有することを特徴とする。
【0013】
前述の第1の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、該ファイル内のリンク先及びジャンプ先情報が該ファイル内に存在しているか否かの判断を実行する手段を有することにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける構成となっている。
【0014】
前述の第2の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、該ファイル内のリンク先及びジャンプ先のページ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に印刷出力するか否かの確認手段を有することにより、必要に応じてリンク元及び/又はジャンプ元情報が出力されるようになるため、印刷メディアであっても、使用者にとって使い勝手の良いシステムとなる。
【0015】
前述の第3の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、リンク先及びジャンプ先のページ情報が印刷指示されたファイル内に存在するか否かの判断手段を有することにより、ファイル内に存在しないリンク先及びジャンプ先のページ情報を自動的に取得して、縮小表示により印刷出力することにより、縮小出力された情報がどういうデータであるかが一目瞭然となるため、使用者にとって読み易い資料を出力することができるシステムとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
<実施の形態1>
図1はパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【0018】
図1において、本システムは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)Xと、WebサーバWSと、少なくとも1台のXMLデータを処理できるプリンタAがネットワークNにより接続された構成となっている。
【0019】
尚、PC Xの代わりに、ワークステーション、携帯情報端末等の情報処理装置を接続することも可能である。又、PC X及びWebサーバWSは、複数種のフォントに掛かるフォントデータ群やWebのデータや画像データ等が格納されている。
【0020】
本システムでは、PC XからプリンタAに対して印刷したいwebのURLや印刷部数等の印刷要求を出し、プリンタAからWebサーバにファイル要求を出し、Webサーバは必要な文書データやフォントデータ等を集めて、プリンタAに転送し、プリンタはその転送されたデータを展開することによって印刷する。
【0021】
図2は、図1に示したPC X及びWebサーバWSの概略構成を示すブロック図である。
【0022】
図2において、101はCPU、即ち中央処理装置であり、この装置全体の制御及び演算処理等を行う。102はROMであり、システム起動プログラム及び文字変換用の文字パターンデータ等を記憶する。103はRAMであり、CPU101の演算に使用するデータ、CPU101の演算結果を一時記憶する。
【0023】
104はキーボード制御部(KBC)であり、キーボード(KB)105よりキー入カデータ(文字コードや制御コード)を受け取りCPU101へ伝達する。106はディスプレイ制御部(CRTC)であり、RAM103に格納された表示情報、即ち、文字コードから変換されたビットマップイメージを読み出し、CRTl07に転送する。尚、CRT107は、CRTC106よりビットマップイメージを受け取り表示画面に表示する。
【0024】
108はディスク制御部(DKC)であり、外部記憶装置109のデータ伝送等の制御を行う。109は外部記憶装置で、FD即ちフロッピーディスク装置、或はHD即ちハードディスク装置、或はCD−ROM等で構成される。外部記憶装置109にはプログラム及びデータを記憶させておき、CPU101は必要に応じて記憶データを参照したり、又はRAM103にロードする。
【0025】
110はネットワーク制御部(NTC)であり、ネットワーク装置(NT)111の通信動作制御を行う。112はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータ転送を行う。
【0026】
図3は図2に示したRAM103のメモリマップの一例を示す図であり、図1に示したシステム構成におけるメモリマップに対応する。
【0027】
図3において、本装置は、基本I/Oプログラム、ウインドウシステム等のオペレーティングシステム及び本発明の処理となるアプリケーションが実行されることにより動作する。基本I/Oプログラムは、図1に示したROM102に格納されている。オペレーティングシステムは、図1に示した外部記憶装置109に示すハードディスク(HD)に格納されている。そして、電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャライズプログラムローディング)機能によりHDからオペレーティングシステムがRAMに読み込まれ、その動作が開始される。
【0028】
尚、本発明に係るプログラム及び関連データは、図1に示した外部記憶装置109におけるフロッピーディスク(FD)或はCD−ROM等の記憶媒体を介して供給される。そして、FD或はCD−ROMからプログラム及び関連データを一旦HDヘインストールすることにより、HDからRAM103にロードし実行することが可能となる。又、HDヘインストールせずに直接FD或はCD−ROMからRAMロードして実行することも可能である。
【0029】
図3において、210は基本I/Oプログラムで、ROM102等よりRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。
【0030】
211はウインドウシステム等のオペレーティングシステムがRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。212は本発明のプログラム等を含むアプリケーションがRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。
【0031】
213は関連データで、RAM103にロードされ実行可能となった状態を示し、214は各々のプログラムが使用するワークエリアである。
【0032】
尚、基本I/Oプログラムは、ROM102内のシステム起動プログラムによりRAM103に読み込まれる。又、外部記憶装置109としてのフロッピーディスク装置、或はCD−ROMからアプリケーションプログラム及び関連データを一旦ハードディスク装置ヘインストールした状態で電源がONされたときに、ハードディスク装置からRAM103にロードすることにより実行することが可能となる。
【0033】
尚、ハードディスク装置ヘインストールせずに、直接フロッピーディスク装置、或はCD−ROMからRAM103にロードして実行することも可能である。
【0034】
図4は図1に示したプリンタAの構成を説明するブロック図であり、図1に示した文書処理システムのネットワーク装置111とネットワーク装置を介して通信可能に構成されているものとする。
【0035】
尚、本システムにおける出力エンジンは、レーザビームプリンタであっても良く、バブルジェットプリンタ或は熱転写等の出力エンジンであっても良い。又、XML形式の文書データ、図形データ、表形式データ、画像データを印刷処理できる機能を有している。
【0036】
図4において、211はCPUであり、この装置全体の制御及び演算処理等を行うものである。212はROMであり、システム起動プログラム及び書体別の文字パターンデータ等を記憶している。
【0037】
213はRAMであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、様々な処理毎に各々のプログラム及びデータがロードされ実行される領域である。
【0038】
215はプリンタコントローラ(PRTC)であり、216はプリンタエンジン(PRT)である。214はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。217はディスクコントローラ(DKC)で、ハードディスク218に対するデータ書込アクセスとデータ読み出しアクセスを制御する。219はネットワーク制御部(NTC)であり、ネットワーク装置(NT)220の動作制御を行う。
【0039】
尚、ROM212には、文字パターンデータ(フォントデータ)等が格納されている。そして、RAM213又はHD217には、WebサーバWSへ要求した文書データやイメージデータ或はフォントデータ等がWebサーバWSからダウンロードされ、格納される。
【0040】
CPU211は、WebサーバWSから供給された文書データ、イメージデータ或はフォントデータを、ROM212内にあるプログラムに従って文字パターンデータや画像データ(ビットマップデータ)を生成して、プリンタコントローラ215内の印刷バッファに展開する。
【0041】
プリンタコントローラ215は、ビットマップデータに基づいて生成した印刷コントロール信号をプリンタエンジン216に出力する。ネットワークコントローラ217は、図1に示したネットワークNを介してクライアントパソコンX,YやファイルサーバFSとの間でデータ送受信を行う際のネットワーク装置(NT)218の動作を制御している。
【0042】
本処理の流れは、ホスト側の処理とプリンタ側の処理に分かれていて、ホスト側の処理は、図1に示したWebサーバWS上で行なわれたり、PC Xで処理されたりする。
【0043】
図8及び図9に従来からのシステムを用いてHTMLファイルをPC上からアクセスした場合、該ファイルを接続されているプリンタに出力した場合の例を示している。
【0044】
図8はHTMLファイルである。該ファイルをInternet Explore等のWeb Softを用いて、実際にPCの表示器上に表示させた例が図9である。
【0045】
図8の左側に記載された「ここから印刷ページ○ページ目」は、図8に記載したファイルを実際に印刷出力した場合に、記載された場所がそのページに出力される事を示しているものである。又、図9の左側に記載された「ここから表示ページ○ページ目」は、図8に記載したファイルを、実際にPC上の表示器上に表示させた場合に、その場所が次ページの先頭になることを示している。
【0046】
図5及び図6に本発明のシステムを用いてHTMLファイルをPC上からアクセスした場合、該ファイルを接続されているプリンタに出力した場合の例を示している。
【0047】
図5はHTMLファイルである。該ファイルをInternet Explore等のWeb Softを用いて、実際にPCの表示器上に表示させた例が図6である。
【0048】
図5の左側に記載された「ここから印刷ページ○ページ目」は、図6に記載したファイルを実際に印刷出力した場合に、記載された場所がそのページに出力されることを示しているものである。又、図6の左側に記載された「ここから表示ページ○ページ目」は、図5に記載したファイルを、実際にPC上の表示器上に表示させた場合に、その場所が次ページの先頭になることを示している。
【0049】
従来例(図8)と本発明(図5)のHTMLファイル内容の違いは、図5に示したHTMLファイル中の5〜8行目及び24行目である。これらの5つの行には、該ファイル中のジャンプ先のページ情報を実際に印刷出力された際にレイアウトされるページ情報として、ジャンプ元情報の後ろに付加挿入( −−> 1/4 page 、−−> 3/4 page )して作成されたものである。
【0050】
入力されたファイル図8が本システムによって図5に変換され、この変換されたHTMLファイルを印刷出力すると、図6のように出力されるものである。
【0051】
実際の動作について、以下に図10−1及び図10−2のフローチャートに従って説明を加える。
【0052】
使用しているPC上からWeb閲覧ソフトを用いてインターネットにアクセスすると、所望のページのHTMLファイル等をネットワークを介して取得する。この取得したファイルが図8に示したものである。このファイルをWeb閲覧ソフトで表示したものが、先にも記載した通り図9である。
【0053】
この図8は、表示されている場合には、通常通りの動作をするため、リンク先情報を見たければ、リンクされているリンクもの情報をマウス等でクリックする事により表示したり、元に戻ったりすることが可能である。このファイルを印刷する場合について説明する。
【0054】
図10−1のステップS0では、現在閲覧中のHTMLファイルを、ネットワークに接続されているプリンタに印刷出力するか否かの判断を行なっている。
【0055】
もし、印刷指示がされていたら、ステップS2へ、そうでなければステップS1で印刷指示以外の処理を実行することになる。ステップS0で印刷指示がなされていた場合には、ステップS2で印刷対象のHTMLファイルを読み込み、指示に従った処理を実行する。
【0056】
続いて、ステップS3では、実際に印刷を行う際に必要な、印刷用紙サイズ、フォントサイズ、画像ファイル等を取得することになる。
【0057】
ステップS4では、これまでに取得されたHTMLファイル、各種印刷に必要な情報を基に事前のレイアウト処理(プリスキャン)を実行する。このプリスキャンを実行することにより、実際の印刷イメージの情報を取得することが可能となる。更に、ステップS5ではステップS4で行なったプレスキャンにより得られた各ページの先頭となる位置情報、印刷指示されたファイル内に存在しているリンク先情報がこのファイル内に存在しているか否かの情報及びリンク元情報が存在している行の横ライン方向の文字数を保存処理を実行する。この処理により、本発明である、リンク先情報をリンク元情報の一部に出力可能となる。
【0058】
次に、ステップS6では、先に得られた印刷指示されたファイル内に、リンク情報が存在しているか否かの判断を行なっている。ここで、該ファイル内にリンク情報が含まれていた場合にはステップS7へジャンプする。もしここで、該ファイル内にリンク情報が全く存在していなかった場合には、ステップS9に行き、通常通りの印刷出力を実行する。
【0059】
続いて、ステップS6で、印刷指示されたファイル内にリンク情報が存在していると判断された場合にはステップS7で、先に得られた印刷指示されたファイル内に存在するリンク情報が、全て該ファイル内に存在しているか否かの判断を行なっている。もし、全てのリンク先の情報が、該ファイル内に存在していると判断された場合にはAへ遷移する。そうでない場合には、ステップS8へジャンプする。
【0060】
ステップS8では、印刷指示されたファイル内に存在するリンク情報が、全て該ファイル外に存在しているか否かの判断を行なっている。もし、全てのリンク先の情報が印刷指示されたファイル外に存在していると判断された場合には、Bへ遷移する。そうでない場合には、該ファイル内に存在するリンク先の情報が印刷指示された該ファイルの内、外共に存在していることになり、Cにジャンプすることになる。
【0061】
先ず、ステップS7で、該ファイル内にリンク情報が全て含まれていると判断された場合には、ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS12で、リンク元情報の存在している位置に該ページ情報を付加する。ステップS12では、ページ付加情報としてX/XXpageという形式で出力を行なった例である。実際に図8のHTMLファイルに対して、本発明を実行した場合の印刷出力に使われるファイルが図5である。そして、この新規に作成されたHTMLファイルを出力した例が図6である。
【0062】
次に、ステップS7で、該印刷ファイル内に含まれる全てのリンク情報が該ファイル内に存在していなかった場合には、ステップS8へ行く。
【0063】
ステップS8では、印刷指示されたファイル内に存在しているリンク情報が全て該印刷ファイル外に存在していた場合には、ステップS21で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報を別ファイルとして取得し、該取得情報をHTMLファイルに構成する。続いて、ステップS22で、既に取得している全てのリンク情報を別ページに出力するようにファイルを構成して印刷する。この場合の印刷出力例を図15に示している。
【0064】
ステップS8で、全てのリンク情報が、該印刷ファイル内・外ともに存在していると判断された場合には、ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に該印刷ファイル内にリンク情報が存在している場合には、リンク先情報の存在しているページナンバーを取得すると共に、該ページ情報をリンク元情報の存在している位置に付加する処理を実行する。又、該印刷ファイル外にリンク情報が存在している場合には、リンク先情報を別ファイルとして、該取得情報をHTMLファイルに構成する。続いて、ステップS32では、ステップS31で既に取得している該印刷ファイルの情報を印刷出力する。この場合の印刷出力例を図13に示している。
【0065】
<実施の形態2>
実施の形態1では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力するとして記載してきたが、これに限らず固定された出力形式でも構わない。
【0066】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0067】
ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS13で、リンク元情報の存在している位置に該ページ情報を付加する。ステップS13では、ページ付加情報としてXXpageと言う形式で出力を行なった例である。
【0068】
図11に記載した通りで、リンク先情報をリンク元の場所に埋め込む際に、XXpageと記載するようにしても一向にに構わない。
【0069】
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力する、実際のページ番号を用いて印刷出力するとして記載してきたが、リンク情報及び/又はジャンプ情報が印刷出力された用紙上で何処に存在しているのか(印刷ページの何ページ目にあるのか、この印刷用紙内には無いのかの)情報が明確に分かれば良いことを考えると、これに限らず、リンク情報の印刷物内での有無を明示的に示す方法として、存在する場合と存在したに場合とで、各々マークを異ならせて印刷出力するようにしても構わない。
【0070】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0071】
ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS14では、リンク先情報が、印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に★(ファイル内に存在しているマーク)を付加し、印刷ファイル外に存在していた場合には、☆(ファイル内に存在していないマーク)を付加する。図12に上述した場合に例を示している。
【0072】
<実施の形態4>
実施の形態1〜3では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力する、実際のページ番号を用いて印刷出力するとして記載してきたが、リンク情報及び/又はジャンプ情報が印刷出力された用紙上で何処に存在しているのか(印刷ページの何ページ目にあるのか、この印刷用紙内にはないのかの)情報が明確に解ればよいことを考えると、これに限らず、リンク情報の印刷物内での有無を明示的に示す方法として、存在する場合と存在したに場合とで、各々マークを異ならせて印刷出力するようにしても構わない。
【0073】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0074】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS33で、リンク先情報が印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している出力色を通常印刷色とは異なった色で出力するようにタグ情報を付加し、印刷ファイル外に存在していた場合には、上記ファイル内に存在していた場合の色とは更に異なった色を使用して出力できるようにタグ情報を付加したものである。不図示である。
【0075】
<実施の形態5>
実施の形態1,2では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式に関して述べてきたが、更に分かり易くするために、特に印刷HTMLファイル内に存在しているリンク情報がファイルの内・外ともに存在している場合において、例えば、ファイル内にリンク情報が存在していれば、ページ番号を付加(図10−2のステップS12、ステップS13)することにする。そして、リンク情報がファイル外にあるものに対しては、全てのファイル外情報をWeb閲覧ソフトを用いて取得して、それらの情報は縮小して別紙に印刷する。
【0076】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0077】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報が印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS34では、リンク先情報が、印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に、該ページ情報(XXpageという形式)を付加する。リンク先情報が、印刷ファイル外に存在していた場合には、それらの情報は縮小して別紙に印刷する。
【0078】
又、上記例では、リンク外情報に関しては、単に縮小印刷すると記載したが、これに限らず、更に分かり良くするためには、リンク元情報の一部に何らかのマークを付加すると同時に、縮小印刷を実行する方法も考えられる。
【0079】
図14に上述した場合に例を示している。
【0080】
<実施の形態6>
実施の形態5では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式に関して述べてきた。又、更に分かり易くするために、特に印刷HTMLファイル内に存在しているリンク情報がファイルの内・外共に存在している場合において、例えば、ファイル内にリンク情報が存在していれば、ページ番号を付加(図10−2のステップS12、ステップS13)することにする。そして、リンク情報がファイル外にあるものに対しては、全てのファイル外情報をWeb閲覧ソフトを用いて取得して、それらの情報は縮小して別紙に印刷すると記載してきたが、出力装置は印刷装置ではなく実際にWeb閲覧ソフトで使用している表示装置を使って該取得情報を表示出力することも可能である。
【0081】
図10−1及び図10−2に記載されているフローチャートの印刷部分を表示に変更することにより、同様の処理が可能となることは言うまでもない。
【0082】
前記置き換えを行った状態で、このフローチャートを用いて説明を加える。
【0083】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報の表示されるページ位置情報を取得して、ステップS34では、リンク先情報が出力指示されたファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に、該ページ情報(XXpageという形式)を付加する。リンク先情報が出力指示ファイル外に存在していた場合には、それらの情報は縮小して別ページに表示出力する。
【0084】
又、上記例では、リンク外情報に関しては、単に縮小印刷すると記載したが、これに限らず、更に分かり良くするためには、リンク元情報の一部に、何らかのマークを付加すると同時に、縮小印刷を実行する方法も考えられる。
【0085】
図16に上述した場合に例を示している。
【0086】
又、図15にリンクアドレスをまとめて印刷出力するように記載している(図もそのようになっている)が、これを表示装置への出力に置き換えても一向に構わないことは言うまでもない。
【0087】
これまでの実施形態(実施の形態1〜6)については、片面印刷につき記載してきたが、これに限らず、両面印刷であっても同様の手法を用いて出力することが可能なことは言うまでもない。
【0088】
又、これまでの説明に関しては、パフォーマンスの高いPC側で処理する場合について記載してきたが、PC上の付加を軽くすること、印刷装置のインテリジェント化が進んでいること等を考慮すると、例えば、Web上のHTML、XMLファイルを印刷装置側に送信し、印刷装置側でイメージへの展開、ページ番号の付加及び縮小印刷等を行っても良い。
【0089】
以上、各種説明してきた通りであるが、これに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々応用可能であることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、Web上の表示画面情報を印刷装置に出力する際に、印刷指示された印刷ページ内に、リンク先の情報及び/又はジャンプ情報が該ページ内に存在しているのか、それ以外の場所に存在しているのかが明確になるばかりか、出力ページ間の関連付けも容易に理解できるようになるため、印刷出力されたものを読んでいく場合では、既にリンク情報の存在の有無が分かっているため、該情報を探し回らなくて済むようになり、非常に有効となる。
【0091】
又、出力された紙メディアを急に渡されて読む場合であっても、上記出力形式が使われていることを把握している人にとっては、容易に情報に辿り付けることになり、必要性は増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理システム構成を示した概略ブロック図である。
【図2】図1に示した本発明におけるパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明における図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。
【図4】本発明における図1に示したプリンタの構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるHTMLファイル(テキストファイル)の内容の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルをディスプレイ上で見た際の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の概略を示す図である。
【図8】従来例のHTMLファイル(テキストファイル)の内容を示す図である。
【図9】従来例の図8に示したHTMLファイルを表示器に表示した場合の例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1における処理を示すためのフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態2における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態5における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態6における図8に示したHTMLファイルを実際に表示出力した場合の例の概略を示す図である。
【符号の説明】
A プリンタ
WS Webサーバ
X パーソナルコンピュータ(クライアントPC)
N ネットワーク
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 キーボードコントローラ
105 キーボード
106 CRTコントローラ
107 CRT
108 ディスクコントローラ
109 外部記憶装置(HD,FD,CR−ROM)
110 ネットワークコントローラ
111 ネットワーク装置
112 システムバス
【発明の属する技術分野】
本発明は、PC及び/又はSTBと接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が含まれているか否かの状況により、印刷出力形態を変えることにより、リンク先及び/又はジャンプ先情報が印刷出力ページ内の何ページ目に存在しているか等の関連付けが容易に分かるようにした印刷方式及び出力制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのWWWアクセス可能な装置を用いて印刷装置への印刷出力が指示された場合では、例えば、PC上で設定されている紙種、用紙サイズ、印刷方向等の各種情報を元にPC上で表示中の画面情報を元に展開し、該展開データを印刷装置に送信して印刷出力するタイプのものが存在している。
【0003】
更には、インテリジェントで高級な印刷装置システムでは、PC上から送信されるHTMLやXML等のテキスト情報を解析可能なシステム構成を有しているため、該テキスト情報、印刷メディアの存在場所(上段、下段等)、紙種、用紙サイズ、印刷方向等の各種情報をPCから受け取ることにより、印刷装置側で指定された印刷イメージに展開して、該データを印刷出力するものもある。
【0004】
又、複数枚に亘る印刷出力等を実行する場合に、出力物の順番が分からなくなることを防ぐことを考慮して、印刷指示時にフッター印刷を指定しておくことにより、指定されたエリアに、指定された形式で、ページ番号情報を出力することが可能な印刷装置も存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来からのHTML等の言語で記載されたファイルを印刷可能なWeb印刷装置では、指示されたページ情報(テキスト及び/又は画像)を、該言語で記載されたコマンドに基づいて、指定された用紙に、指定されたフォントサイズで出力するように構成されている。又、プリンタドライバ等を介して出力する際に、縮小、拡大等が指定されていた場合には、それらの情報も加味して出力するものである。
【0006】
これらの方式を用いて出力した場合では、ネットワークから受け取った、例えばテキストファイル(HTML、XML等)を解釈して、単にプリントイメージに展開して印刷装置に出力するのみである。そのため、実際に印刷出力した場合に、例えば出力ページ枚数が複数ページに及ぶようなファイルであった場合には、1ページ目に記載されている文字列情報の詳細情報(リンク先情報)が、印刷出力した印刷物の中に存在していることは分かっているものの、該情報が印刷物中の何ページ目に記載されているのかを探し出す場合を考える(8ページ目に記載されている)と、1ページ目のリンク元情報から順番にページを手繰っていく必要が生じ、非常に煩雑であるといった問題があった。
【0007】
表示装置上に出力している場合では、Webブラウザがリンク情報を読み取り、リンク先にクリック操作によりジャンプすることができるようなカラクリが設けてある。
【0008】
本発明の第1の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力するような場合で、その出力が複数ページに跨って該出力が互いにリンク及び/又はジャンプ情報を有しているような場合に、リンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、リンク先及び/又はジャンプ元のページ番号を付加出力することにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力する場合に、リンク情報及び/又はジャンプ情報が複数ページに跨った場合に、変わりづらくならないように、印刷出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に印刷するか否かの確認を行うことにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先の必要情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0010】
本発明の第3の目的は、ネットワークより受け取ったファイルを印刷装置に出力するような場合に、リンク情報及び/又はジャンプ情報が指示されたファイル内に存在しないような場合に、該ファイル内に存在しない情報を別のページに縮小して印刷することにより、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける印刷方式及び出力制御方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、PC等を用いたWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内にリンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有することにより、リンク先及び/又はジャンプ元情報の存在しているパージ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に付加することを特徴とする。
【0012】
又、リンク先及び/又はジャンプ先情報を印刷出力時に付加するか否かの選択手段を有することを特徴とする。
【0013】
前述の第1の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、該ファイル内のリンク先及びジャンプ先情報が該ファイル内に存在しているか否かの判断を実行する手段を有することにより、印刷出力されたメディアであっても、リンク先及び/又はジャンプ先情報に簡単に辿り付ける構成となっている。
【0014】
前述の第2の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、該ファイル内のリンク先及びジャンプ先のページ情報をリンク元及び/又はジャンプ元に印刷出力するか否かの確認手段を有することにより、必要に応じてリンク元及び/又はジャンプ元情報が出力されるようになるため、印刷メディアであっても、使用者にとって使い勝手の良いシステムとなる。
【0015】
前述の第3の目的を達成するために、印刷対象のファイルを出力しようとした場合に、リンク先及びジャンプ先のページ情報が印刷指示されたファイル内に存在するか否かの判断手段を有することにより、ファイル内に存在しないリンク先及びジャンプ先のページ情報を自動的に取得して、縮小表示により印刷出力することにより、縮小出力された情報がどういうデータであるかが一目瞭然となるため、使用者にとって読み易い資料を出力することができるシステムとなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
<実施の形態1>
図1はパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【0018】
図1において、本システムは、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)Xと、WebサーバWSと、少なくとも1台のXMLデータを処理できるプリンタAがネットワークNにより接続された構成となっている。
【0019】
尚、PC Xの代わりに、ワークステーション、携帯情報端末等の情報処理装置を接続することも可能である。又、PC X及びWebサーバWSは、複数種のフォントに掛かるフォントデータ群やWebのデータや画像データ等が格納されている。
【0020】
本システムでは、PC XからプリンタAに対して印刷したいwebのURLや印刷部数等の印刷要求を出し、プリンタAからWebサーバにファイル要求を出し、Webサーバは必要な文書データやフォントデータ等を集めて、プリンタAに転送し、プリンタはその転送されたデータを展開することによって印刷する。
【0021】
図2は、図1に示したPC X及びWebサーバWSの概略構成を示すブロック図である。
【0022】
図2において、101はCPU、即ち中央処理装置であり、この装置全体の制御及び演算処理等を行う。102はROMであり、システム起動プログラム及び文字変換用の文字パターンデータ等を記憶する。103はRAMであり、CPU101の演算に使用するデータ、CPU101の演算結果を一時記憶する。
【0023】
104はキーボード制御部(KBC)であり、キーボード(KB)105よりキー入カデータ(文字コードや制御コード)を受け取りCPU101へ伝達する。106はディスプレイ制御部(CRTC)であり、RAM103に格納された表示情報、即ち、文字コードから変換されたビットマップイメージを読み出し、CRTl07に転送する。尚、CRT107は、CRTC106よりビットマップイメージを受け取り表示画面に表示する。
【0024】
108はディスク制御部(DKC)であり、外部記憶装置109のデータ伝送等の制御を行う。109は外部記憶装置で、FD即ちフロッピーディスク装置、或はHD即ちハードディスク装置、或はCD−ROM等で構成される。外部記憶装置109にはプログラム及びデータを記憶させておき、CPU101は必要に応じて記憶データを参照したり、又はRAM103にロードする。
【0025】
110はネットワーク制御部(NTC)であり、ネットワーク装置(NT)111の通信動作制御を行う。112はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータ転送を行う。
【0026】
図3は図2に示したRAM103のメモリマップの一例を示す図であり、図1に示したシステム構成におけるメモリマップに対応する。
【0027】
図3において、本装置は、基本I/Oプログラム、ウインドウシステム等のオペレーティングシステム及び本発明の処理となるアプリケーションが実行されることにより動作する。基本I/Oプログラムは、図1に示したROM102に格納されている。オペレーティングシステムは、図1に示した外部記憶装置109に示すハードディスク(HD)に格納されている。そして、電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャライズプログラムローディング)機能によりHDからオペレーティングシステムがRAMに読み込まれ、その動作が開始される。
【0028】
尚、本発明に係るプログラム及び関連データは、図1に示した外部記憶装置109におけるフロッピーディスク(FD)或はCD−ROM等の記憶媒体を介して供給される。そして、FD或はCD−ROMからプログラム及び関連データを一旦HDヘインストールすることにより、HDからRAM103にロードし実行することが可能となる。又、HDヘインストールせずに直接FD或はCD−ROMからRAMロードして実行することも可能である。
【0029】
図3において、210は基本I/Oプログラムで、ROM102等よりRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。
【0030】
211はウインドウシステム等のオペレーティングシステムがRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。212は本発明のプログラム等を含むアプリケーションがRAM103にロードされ実行可能となった状態を示す。
【0031】
213は関連データで、RAM103にロードされ実行可能となった状態を示し、214は各々のプログラムが使用するワークエリアである。
【0032】
尚、基本I/Oプログラムは、ROM102内のシステム起動プログラムによりRAM103に読み込まれる。又、外部記憶装置109としてのフロッピーディスク装置、或はCD−ROMからアプリケーションプログラム及び関連データを一旦ハードディスク装置ヘインストールした状態で電源がONされたときに、ハードディスク装置からRAM103にロードすることにより実行することが可能となる。
【0033】
尚、ハードディスク装置ヘインストールせずに、直接フロッピーディスク装置、或はCD−ROMからRAM103にロードして実行することも可能である。
【0034】
図4は図1に示したプリンタAの構成を説明するブロック図であり、図1に示した文書処理システムのネットワーク装置111とネットワーク装置を介して通信可能に構成されているものとする。
【0035】
尚、本システムにおける出力エンジンは、レーザビームプリンタであっても良く、バブルジェットプリンタ或は熱転写等の出力エンジンであっても良い。又、XML形式の文書データ、図形データ、表形式データ、画像データを印刷処理できる機能を有している。
【0036】
図4において、211はCPUであり、この装置全体の制御及び演算処理等を行うものである。212はROMであり、システム起動プログラム及び書体別の文字パターンデータ等を記憶している。
【0037】
213はRAMであり、使用制限のないデータ記憶領域であり、様々な処理毎に各々のプログラム及びデータがロードされ実行される領域である。
【0038】
215はプリンタコントローラ(PRTC)であり、216はプリンタエンジン(PRT)である。214はシステムバスであり、上述の構成要素間のデータの通路となるべきものである。217はディスクコントローラ(DKC)で、ハードディスク218に対するデータ書込アクセスとデータ読み出しアクセスを制御する。219はネットワーク制御部(NTC)であり、ネットワーク装置(NT)220の動作制御を行う。
【0039】
尚、ROM212には、文字パターンデータ(フォントデータ)等が格納されている。そして、RAM213又はHD217には、WebサーバWSへ要求した文書データやイメージデータ或はフォントデータ等がWebサーバWSからダウンロードされ、格納される。
【0040】
CPU211は、WebサーバWSから供給された文書データ、イメージデータ或はフォントデータを、ROM212内にあるプログラムに従って文字パターンデータや画像データ(ビットマップデータ)を生成して、プリンタコントローラ215内の印刷バッファに展開する。
【0041】
プリンタコントローラ215は、ビットマップデータに基づいて生成した印刷コントロール信号をプリンタエンジン216に出力する。ネットワークコントローラ217は、図1に示したネットワークNを介してクライアントパソコンX,YやファイルサーバFSとの間でデータ送受信を行う際のネットワーク装置(NT)218の動作を制御している。
【0042】
本処理の流れは、ホスト側の処理とプリンタ側の処理に分かれていて、ホスト側の処理は、図1に示したWebサーバWS上で行なわれたり、PC Xで処理されたりする。
【0043】
図8及び図9に従来からのシステムを用いてHTMLファイルをPC上からアクセスした場合、該ファイルを接続されているプリンタに出力した場合の例を示している。
【0044】
図8はHTMLファイルである。該ファイルをInternet Explore等のWeb Softを用いて、実際にPCの表示器上に表示させた例が図9である。
【0045】
図8の左側に記載された「ここから印刷ページ○ページ目」は、図8に記載したファイルを実際に印刷出力した場合に、記載された場所がそのページに出力される事を示しているものである。又、図9の左側に記載された「ここから表示ページ○ページ目」は、図8に記載したファイルを、実際にPC上の表示器上に表示させた場合に、その場所が次ページの先頭になることを示している。
【0046】
図5及び図6に本発明のシステムを用いてHTMLファイルをPC上からアクセスした場合、該ファイルを接続されているプリンタに出力した場合の例を示している。
【0047】
図5はHTMLファイルである。該ファイルをInternet Explore等のWeb Softを用いて、実際にPCの表示器上に表示させた例が図6である。
【0048】
図5の左側に記載された「ここから印刷ページ○ページ目」は、図6に記載したファイルを実際に印刷出力した場合に、記載された場所がそのページに出力されることを示しているものである。又、図6の左側に記載された「ここから表示ページ○ページ目」は、図5に記載したファイルを、実際にPC上の表示器上に表示させた場合に、その場所が次ページの先頭になることを示している。
【0049】
従来例(図8)と本発明(図5)のHTMLファイル内容の違いは、図5に示したHTMLファイル中の5〜8行目及び24行目である。これらの5つの行には、該ファイル中のジャンプ先のページ情報を実際に印刷出力された際にレイアウトされるページ情報として、ジャンプ元情報の後ろに付加挿入( −−> 1/4 page 、−−> 3/4 page )して作成されたものである。
【0050】
入力されたファイル図8が本システムによって図5に変換され、この変換されたHTMLファイルを印刷出力すると、図6のように出力されるものである。
【0051】
実際の動作について、以下に図10−1及び図10−2のフローチャートに従って説明を加える。
【0052】
使用しているPC上からWeb閲覧ソフトを用いてインターネットにアクセスすると、所望のページのHTMLファイル等をネットワークを介して取得する。この取得したファイルが図8に示したものである。このファイルをWeb閲覧ソフトで表示したものが、先にも記載した通り図9である。
【0053】
この図8は、表示されている場合には、通常通りの動作をするため、リンク先情報を見たければ、リンクされているリンクもの情報をマウス等でクリックする事により表示したり、元に戻ったりすることが可能である。このファイルを印刷する場合について説明する。
【0054】
図10−1のステップS0では、現在閲覧中のHTMLファイルを、ネットワークに接続されているプリンタに印刷出力するか否かの判断を行なっている。
【0055】
もし、印刷指示がされていたら、ステップS2へ、そうでなければステップS1で印刷指示以外の処理を実行することになる。ステップS0で印刷指示がなされていた場合には、ステップS2で印刷対象のHTMLファイルを読み込み、指示に従った処理を実行する。
【0056】
続いて、ステップS3では、実際に印刷を行う際に必要な、印刷用紙サイズ、フォントサイズ、画像ファイル等を取得することになる。
【0057】
ステップS4では、これまでに取得されたHTMLファイル、各種印刷に必要な情報を基に事前のレイアウト処理(プリスキャン)を実行する。このプリスキャンを実行することにより、実際の印刷イメージの情報を取得することが可能となる。更に、ステップS5ではステップS4で行なったプレスキャンにより得られた各ページの先頭となる位置情報、印刷指示されたファイル内に存在しているリンク先情報がこのファイル内に存在しているか否かの情報及びリンク元情報が存在している行の横ライン方向の文字数を保存処理を実行する。この処理により、本発明である、リンク先情報をリンク元情報の一部に出力可能となる。
【0058】
次に、ステップS6では、先に得られた印刷指示されたファイル内に、リンク情報が存在しているか否かの判断を行なっている。ここで、該ファイル内にリンク情報が含まれていた場合にはステップS7へジャンプする。もしここで、該ファイル内にリンク情報が全く存在していなかった場合には、ステップS9に行き、通常通りの印刷出力を実行する。
【0059】
続いて、ステップS6で、印刷指示されたファイル内にリンク情報が存在していると判断された場合にはステップS7で、先に得られた印刷指示されたファイル内に存在するリンク情報が、全て該ファイル内に存在しているか否かの判断を行なっている。もし、全てのリンク先の情報が、該ファイル内に存在していると判断された場合にはAへ遷移する。そうでない場合には、ステップS8へジャンプする。
【0060】
ステップS8では、印刷指示されたファイル内に存在するリンク情報が、全て該ファイル外に存在しているか否かの判断を行なっている。もし、全てのリンク先の情報が印刷指示されたファイル外に存在していると判断された場合には、Bへ遷移する。そうでない場合には、該ファイル内に存在するリンク先の情報が印刷指示された該ファイルの内、外共に存在していることになり、Cにジャンプすることになる。
【0061】
先ず、ステップS7で、該ファイル内にリンク情報が全て含まれていると判断された場合には、ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS12で、リンク元情報の存在している位置に該ページ情報を付加する。ステップS12では、ページ付加情報としてX/XXpageという形式で出力を行なった例である。実際に図8のHTMLファイルに対して、本発明を実行した場合の印刷出力に使われるファイルが図5である。そして、この新規に作成されたHTMLファイルを出力した例が図6である。
【0062】
次に、ステップS7で、該印刷ファイル内に含まれる全てのリンク情報が該ファイル内に存在していなかった場合には、ステップS8へ行く。
【0063】
ステップS8では、印刷指示されたファイル内に存在しているリンク情報が全て該印刷ファイル外に存在していた場合には、ステップS21で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報を別ファイルとして取得し、該取得情報をHTMLファイルに構成する。続いて、ステップS22で、既に取得している全てのリンク情報を別ページに出力するようにファイルを構成して印刷する。この場合の印刷出力例を図15に示している。
【0064】
ステップS8で、全てのリンク情報が、該印刷ファイル内・外ともに存在していると判断された場合には、ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に該印刷ファイル内にリンク情報が存在している場合には、リンク先情報の存在しているページナンバーを取得すると共に、該ページ情報をリンク元情報の存在している位置に付加する処理を実行する。又、該印刷ファイル外にリンク情報が存在している場合には、リンク先情報を別ファイルとして、該取得情報をHTMLファイルに構成する。続いて、ステップS32では、ステップS31で既に取得している該印刷ファイルの情報を印刷出力する。この場合の印刷出力例を図13に示している。
【0065】
<実施の形態2>
実施の形態1では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力するとして記載してきたが、これに限らず固定された出力形式でも構わない。
【0066】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0067】
ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS13で、リンク元情報の存在している位置に該ページ情報を付加する。ステップS13では、ページ付加情報としてXXpageと言う形式で出力を行なった例である。
【0068】
図11に記載した通りで、リンク先情報をリンク元の場所に埋め込む際に、XXpageと記載するようにしても一向にに構わない。
【0069】
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力する、実際のページ番号を用いて印刷出力するとして記載してきたが、リンク情報及び/又はジャンプ情報が印刷出力された用紙上で何処に存在しているのか(印刷ページの何ページ目にあるのか、この印刷用紙内には無いのかの)情報が明確に分かれば良いことを考えると、これに限らず、リンク情報の印刷物内での有無を明示的に示す方法として、存在する場合と存在したに場合とで、各々マークを異ならせて印刷出力するようにしても構わない。
【0070】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0071】
ステップS11で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS14では、リンク先情報が、印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に★(ファイル内に存在しているマーク)を付加し、印刷ファイル外に存在していた場合には、☆(ファイル内に存在していないマーク)を付加する。図12に上述した場合に例を示している。
【0072】
<実施の形態4>
実施の形態1〜3では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式として、例えばフッターと同一形式を用いて印刷出力する、実際のページ番号を用いて印刷出力するとして記載してきたが、リンク情報及び/又はジャンプ情報が印刷出力された用紙上で何処に存在しているのか(印刷ページの何ページ目にあるのか、この印刷用紙内にはないのかの)情報が明確に解ればよいことを考えると、これに限らず、リンク情報の印刷物内での有無を明示的に示す方法として、存在する場合と存在したに場合とで、各々マークを異ならせて印刷出力するようにしても構わない。
【0073】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0074】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報の印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS33で、リンク先情報が印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している出力色を通常印刷色とは異なった色で出力するようにタグ情報を付加し、印刷ファイル外に存在していた場合には、上記ファイル内に存在していた場合の色とは更に異なった色を使用して出力できるようにタグ情報を付加したものである。不図示である。
【0075】
<実施の形態5>
実施の形態1,2では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式に関して述べてきたが、更に分かり易くするために、特に印刷HTMLファイル内に存在しているリンク情報がファイルの内・外ともに存在している場合において、例えば、ファイル内にリンク情報が存在していれば、ページ番号を付加(図10−2のステップS12、ステップS13)することにする。そして、リンク情報がファイル外にあるものに対しては、全てのファイル外情報をWeb閲覧ソフトを用いて取得して、それらの情報は縮小して別紙に印刷する。
【0076】
図10−2に記載されているフローチャートを用いて概略を説明する。
【0077】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基に、リンク先情報が印刷されるページ位置情報を取得して、ステップS34では、リンク先情報が、印刷ファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に、該ページ情報(XXpageという形式)を付加する。リンク先情報が、印刷ファイル外に存在していた場合には、それらの情報は縮小して別紙に印刷する。
【0078】
又、上記例では、リンク外情報に関しては、単に縮小印刷すると記載したが、これに限らず、更に分かり良くするためには、リンク元情報の一部に何らかのマークを付加すると同時に、縮小印刷を実行する方法も考えられる。
【0079】
図14に上述した場合に例を示している。
【0080】
<実施の形態6>
実施の形態5では、印刷指示されたHTMLファイル内に存在しているリンク情報及び/又はジャンプ情報が該印刷ファイル内、ファイル外、ファイル内・外ともに存在していた場合について、リンク情報の出力方式に関して述べてきた。又、更に分かり易くするために、特に印刷HTMLファイル内に存在しているリンク情報がファイルの内・外共に存在している場合において、例えば、ファイル内にリンク情報が存在していれば、ページ番号を付加(図10−2のステップS12、ステップS13)することにする。そして、リンク情報がファイル外にあるものに対しては、全てのファイル外情報をWeb閲覧ソフトを用いて取得して、それらの情報は縮小して別紙に印刷すると記載してきたが、出力装置は印刷装置ではなく実際にWeb閲覧ソフトで使用している表示装置を使って該取得情報を表示出力することも可能である。
【0081】
図10−1及び図10−2に記載されているフローチャートの印刷部分を表示に変更することにより、同様の処理が可能となることは言うまでもない。
【0082】
前記置き換えを行った状態で、このフローチャートを用いて説明を加える。
【0083】
ステップS31で、プリスキャンにより取得された情報を基にリンク先情報の表示されるページ位置情報を取得して、ステップS34では、リンク先情報が出力指示されたファイル内に存在していた場合には、リンク元情報の存在している位置に、該ページ情報(XXpageという形式)を付加する。リンク先情報が出力指示ファイル外に存在していた場合には、それらの情報は縮小して別ページに表示出力する。
【0084】
又、上記例では、リンク外情報に関しては、単に縮小印刷すると記載したが、これに限らず、更に分かり良くするためには、リンク元情報の一部に、何らかのマークを付加すると同時に、縮小印刷を実行する方法も考えられる。
【0085】
図16に上述した場合に例を示している。
【0086】
又、図15にリンクアドレスをまとめて印刷出力するように記載している(図もそのようになっている)が、これを表示装置への出力に置き換えても一向に構わないことは言うまでもない。
【0087】
これまでの実施形態(実施の形態1〜6)については、片面印刷につき記載してきたが、これに限らず、両面印刷であっても同様の手法を用いて出力することが可能なことは言うまでもない。
【0088】
又、これまでの説明に関しては、パフォーマンスの高いPC側で処理する場合について記載してきたが、PC上の付加を軽くすること、印刷装置のインテリジェント化が進んでいること等を考慮すると、例えば、Web上のHTML、XMLファイルを印刷装置側に送信し、印刷装置側でイメージへの展開、ページ番号の付加及び縮小印刷等を行っても良い。
【0089】
以上、各種説明してきた通りであるが、これに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々応用可能であることは言うまでもない。
【0090】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、Web上の表示画面情報を印刷装置に出力する際に、印刷指示された印刷ページ内に、リンク先の情報及び/又はジャンプ情報が該ページ内に存在しているのか、それ以外の場所に存在しているのかが明確になるばかりか、出力ページ間の関連付けも容易に理解できるようになるため、印刷出力されたものを読んでいく場合では、既にリンク情報の存在の有無が分かっているため、該情報を探し回らなくて済むようになり、非常に有効となる。
【0091】
又、出力された紙メディアを急に渡されて読む場合であっても、上記出力形式が使われていることを把握している人にとっては、容易に情報に辿り付けることになり、必要性は増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理システム構成を示した概略ブロック図である。
【図2】図1に示した本発明におけるパーソナルコンピュータの概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明における図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。
【図4】本発明における図1に示したプリンタの構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるHTMLファイル(テキストファイル)の内容の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルをディスプレイ上で見た際の例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の概略を示す図である。
【図8】従来例のHTMLファイル(テキストファイル)の内容を示す図である。
【図9】従来例の図8に示したHTMLファイルを表示器に表示した場合の例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1における処理を示すためのフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態2における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態5における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態1における図8に示したHTMLファイルを実際に印刷出力した場合の例の概略を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態6における図8に示したHTMLファイルを実際に表示出力した場合の例の概略を示す図である。
【符号の説明】
A プリンタ
WS Webサーバ
X パーソナルコンピュータ(クライアントPC)
N ネットワーク
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 キーボードコントローラ
105 キーボード
106 CRTコントローラ
107 CRT
108 ディスクコントローラ
109 外部記憶装置(HD,FD,CR−ROM)
110 ネットワークコントローラ
111 ネットワーク装置
112 システムバス
Claims (14)
- パーソナルコンピュータ(以降、PCと略する)及び/又はセットトップボックス(以降、STBと略する)と接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有し、リンク先及び/又はジャンプ先の情報が指示された該ページ内に存在していると判断された場合には、印刷出力時にリンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、印刷出力時のリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在しているページ番号を付加して出力することを特徴とする印刷方式。
- 印刷指示されたページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が存在している場合で、該ページ情報を出力する際に、印刷指示時に設定されている各種モード(フッター印刷モード)に拘らず、自動的にページ番号印刷モードとして、各ページのページ番号もフッター位置に印刷するようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷方式。
- 印刷指示されたページ内にリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在している場合で、該ページ情報を出力する際に、印刷指示時に設定されているモードがページ番号印刷モードでは無かった場合には、ページ番号印刷形式の設定画面が表示されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷方式。
- 印刷指示されたページ内にリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在している場合で、該ページ情報を出力する際に、リンク元及び/又はジャンプ元の出力位置の一部に、ページ番号を印刷するか否かの設定が可能なように、ページ番号印刷形式の設定画面を表示すると共に、選択的に指示できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷方式。
- 印刷指示されたページ内にリンク先及び/又はジャンプ先情報が存在している場合で、該ページ情報を出力する際に、ページ先及び/又はジャンプ先情報を印刷指示時に設定されているモード(フッター印刷モード)の出力形式に応じた形式で印刷出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の印刷方式。
- パーソナルコンピュータ及び/又はセットトップボックスと接続されたTV等を用いて、WWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示された該ページ内に、リンク先及び/又はジャンプ先情報が全て含まれているか否かを判断する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが印刷出力ページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有し、リンク先及び/又はジャンプ先情報が指示された該印刷ページ外に存在していると判断された場合には、印刷指示ページ外のリンク情報及び/又はジャンプ情報を1ページにまとめて縮小印刷することを特徴とする印刷方式。
- 指定された印刷ページのリンク先及び/又はジャンプ情報が印刷指示ページ外に存在していた場合には、印刷指示ページ外のリンク情報及び/又はジャンプ情報のURL情報をまとめて印刷出力することを特徴とする請求項6記載の印刷方式。
- パーソナルコンピュータ及び/又はセットトップボックスと接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を印刷装置に出力する場合に、印刷出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が該ページ内外のどちらに存在しているかを判断する手段を有し、何れかのリンク元及び/又はジャンプ元情報の印刷出力位置の一部に、該ページ内外の区別するための特定のマーク(記号)を付加するようにしたことを特徴とする印刷方式。
- 印刷出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が指示されたページの内外かにより、リンク元及び/又はジャンプ元情報を色分け区別して出力するようにしたことを特徴とする請求項8記載の印刷方式。
- 印刷出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が指示されたページの内外かにより、リンク元及び/又はジャンプ元情報を自動的に色分けして出力するようにしたことを特徴とする請求項8記載の印刷方式。
- 印刷出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が指示されたページの内外かにより、印刷出力時に出力の色を指定する手段を有し、該手段で決定された色を用いて、リンク元及び/又はジャンプ元情報を区別して出力するようにしたことを特徴とする請求項8記載の印刷方式。
- パーソナルコンピュータ及び/又はセットトップボックスと接続されたTV等を用いてWWWにアクセス可能なシステムにおいて、表示されている画面情報を出力装置に出力する場合に、出力装置への指示がなされたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報を取得する手段と、出力装置への指示がなされたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報を出力装置へ出力する手段と、出力時にリンク先及び/又はジャンプ先のページが出力装置に対応したページの何ページ目に該当するのかを検出するための手段とを有し、リンク先及び/又はジャンプ先情報が指示された該出力装置に対応したページ外に存在していると判断された場合には、出力を指示されたページ外のリンク情報及び/又はジャンプ情報を出力装置の特定のページにまとめて縮小出力することを特徴とする出力制御方式。
- 出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が指示されたページ外に存在していた場合には、縮小表示された画面をクリックすることにより、リンク先及び/又はジャンプ先の先頭画面へ遷移することを特徴とする請求項12記載の出力制御方式。
- 出力を指示されたページ内のリンク先及び/又はジャンプ先情報が指示されたページ外に存在していた場合で、出力装置への方法として、特定のページへの出力が表示装置の1ページ(1画面)であることを特徴とする請求項12記載の出力制御方式。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003029730A JP2004240754A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 印刷方式及び出力制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=32956826
Family Applications (1)
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JP2003029730A Withdrawn JP2004240754A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 印刷方式及び出力制御方式 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007207037A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Canon Inc | 印刷指示装置、印刷装置および印刷システム |
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-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029730A patent/JP2004240754A/ja not_active Withdrawn
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