JP2004239941A - マイクロミラーユニット及びその製造方法並びに該マイクロミラーユニットを用いた光スイッチ - Google Patents

マイクロミラーユニット及びその製造方法並びに該マイクロミラーユニットを用いた光スイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】犠牲層厚を厚くすることなくミラー振れ角を大きくすることのできる、マイクロミラーユニットを提供する。
【解決手段】基板3をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラー1と、マイクロミラー1を支持するトーションバー2と、トーションバー2を回転動作可能に支持するフレーム部8と、基板3に対して一端が枢設されて、外部からの作用力を他端で受けることにより、フレーム部8を、基板3から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板9と、が基板3上にそなえられ、基板3について支持板9の反対側から前記作用力を支持板9に与えるための作用力供給部34が、基板に設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MEMS(Micro Electric Mechanical System)によるマイクロミラー技術に関し、特に、波長(チャンネル)多重数の多い波長多重光信号の大規模チャンネル切り替え(クロスコネクト)に用いて好適な、マイクロミラーユニット及びその製造方法並びに該マイクロミラーユニットを用いた光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、幹線系の光信号の高速化に伴い、光クロスコネクト装置等の光スイッチ機能においても10Gbps(ギガビット毎秒)を超える超高速の光信号を取り扱う必要が生じている。また、WDM(Wavelength Division Multiplex)伝送技術における波長多重数の増加により、スイッチング規模も莫大なものとなりつつある。
【0003】
このような背景の中、大規模光スイッチ用に、MEMSによるマイクロティルトミラーアレイを用いた光スイッチの開発が進められている。例えば、非特許文献1に記載された技術や、以下に示す特許文献1で提案されている光スイッチがある。なお、MEMSによるマイクロティルトミラーに関しては、以下に示す特許文献2等により提案されている技術が知られている。
【0004】
以下、MEMSによるマイクロティルトミラーについて説明する。
図8(A)はMEMSによるマイクロティルトミラー(ユニット)を模式的に示す上面図、図8(B)はこの図8(A)におけるA矢視側面図で、これらの図8(A),図8(B)に示すように、マイクロティルトミラーは、A矢視側面においてコの字形状(壁部31,32)を有する下板基板(以下、単に「基板」という)3上に、マイクロミラー(以下、単に「ミラー」という)1と、このミラー1と一体成形されミラー1を支持するトーションバー2と、電極5とをそなえて構成され、トーションバー2が基板3の壁部31,32において回動可能に支持されている。
【0005】
これにより、図8(B)に示すように、ミラー1と基板3との間に壁部31,32の高さに応じた空間が設けられ、電極5に所定電流を与えることにより、ミラー1を電極5で発生する電磁力によってトーションバー2を軸として回動させることができる。なお、このような構造を有するマイクロティルトミラーは、例えば、(1)基板3上に電極5をエッチング等により形成した後、(2)その上から酸化シリコン(SiO)樹脂等による層(犠牲層)4を形成し、(3)さらにその上からミラー1及びトーションバー2をエッチング等によって形成して、(4)最終的に、犠牲層4を所定の除去剤を用いたウェットエッチング等によって除去することで作製される。
【0006】
さて、かかるマイクロティルトミラーを用いて大規模な光スイッチを実現したい場合、切り替え対象のチャンネル数が多くなるほど、ミラー1の回動角(振れ角)が大きいものが要求される。ここで、ミラー1の振れ角を大きくするには、基板3からミラー1までの高さを高くすればよいが、図9中に例示するように、ミラー1の基板3からの高さは、その製造工程において電極5とミラー1との間に形成される犠牲層4の厚さ7で決まるため、ミラー1の振れ角を大きくするには、犠牲層厚7を大きくする必要がある。
【0007】
【非特許文献1】
D.T. Neilson et al., ”Fully provisioned 112×112 micro−mechanical optical crossconnect with 35.8T b/s demonstrated capacity,”Optical FiberCommunications Conference (OFC 2000), Postdeadline paper PD−12, March 2000.
【特許文献1】
国際公開第00/20899号パンフレット
【特許文献2】
米国特許第6,044,705号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のマイクロミラーユニットにおいては、基板3からミラー1までの高さを稼ぐために犠牲層厚7を厚くしていたが、犠牲層厚7を厚くすると、図8(A)及び図8(B)中に示すように、犠牲層4を除去する際に、ウェットエッチング等の除去方法では完全に除去できない部分(残留犠牲層)6が生じ、ミラー1と基板3及び電極5が固着した状態となる場合があった。かかる場合には、ミラー1が動作しないので、結局、犠牲層厚7を厚くすることはできず、ミラー振れ角の制限や、歩留まりの低下を招いていた。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、犠牲層厚を厚くすることなくミラー振れ角を大きくすることのできる、マイクロミラーユニット及びその製造方法並びに該マイクロミラーユニットを用いた光スイッチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明のマイクロミラーユニットは、基板をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラーと、マイクロミラーを支持するトーションバーと、トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力を他端で受けることにより、フレーム部を、基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が基板上にそなえられ、基板について支持板の反対側から前記作用力を支持板に与えるための作用力供給部が、基板に設けられていることを特徴としている(請求項1)。
【0011】
また、好ましくは、作用力供給部を、基板について支持板の反対側から流体注入用に空けられた注入穴として構成して、注入穴から注入される流体の圧力によって、支持板の他端がフレーム部を基板から離隔する方向へ持ち上げたり(請求項2)、更には、作用力供給部を、支持板の他端に作用力を与えるための作用棒の挿入をガイドするために空けられたガイド穴として構成して、ガイド穴を通じて挿入された作用棒によって、支持板がフレーム部を基板から離隔する方向へ持ち上げたりしてもよい(請求項3)。
【0012】
さらに、本発明のマイクロミラーユニットの製造方法は、基板をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラーと、マイクロミラーを支持するトーションバーと、トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力によりフレーム部を基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が基板上にそなえられたマイクロミラーユニットの製造方法であって、基板について支持板の反対側から前記作用力を支持板に与えるための作用力供給部を設ける第1工程と、基板上に、支持板とともに所定厚の犠牲層とを形成する第2工程と、犠牲層上に、前記のマイクロミラー,トーションバーおよびフレーム部とを形成する第3工程と、犠牲層を除去する第4工程と、作用力供給部を通じて、基板について支持板の反対側から前記作用力を支持板の他端に与えて、フレーム部を、基板から離隔する方向に持ち上げて支持板の他端で支持させる第5工程とを有することを特徴としている(請求項4)。
【0013】
また、本発明のマイクロミラーユニットを用いた光スイッチは、複数の入力光ファイバがアレイ状に接続され、入力光ファイバからの入力光をコリメートして出射する入力光学系と、複数の出力光ファイバがアレイ状に接続されるとともに、入力光学系から出射される光を受光して出力光ファイバへ出力する出力光学系と、入力光学系と出力光学系との間の各光路を切り替えるための複数のマイクロミラーユニットとをそなえるとともに、複数のマイクロミラーユニットが、基板をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラーと、マイクロミラーを支持するトーションバーと、トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力によりフレーム部を基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が基板上にそなえられ、基板について支持板の反対側から前記作用力を支持板に与えるための作用力供給部が、基板に設けられていることを特徴としている(請求項5)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態を説明する。
〔A〕本発明の一実施形態の説明
図1(A)は本発明の一実施形態にかかるマイクロティルトミラー(マイクロミラー)ユニット100を示す模式的上面図、図1(B)は図1(A)におけるB矢視図、図1(C)は図1(A)におけるC矢視図である。
【0015】
本発明のマイクロミラーユニット100は、これらの図1(A)〜図1(C)に示すように、マイクロミラー1(以下、単に「ミラー1」と略記する)、トーションバー2,下板基板3(以下、単に「基板3」と略記する),電極5,フレーム部8および跳板9をそなえて構成されている。
ここで、ミラー1は光を反射するものであり、トーションバー(ミラー保持棒)2はミラー1を支持するとともにミラー1の回転軸として機能するものである。又、基板3は、マイクロミラーユニット100の土台として機能するものであって、図1(B)に示すように、四隅には、跳板9の土台として機能する土台部33をそなえている。更に、これらの土台部33にはリング状の止め具33Aが一体に形成されている。
【0016】
さらに、各四隅の土台部33近傍の基板3の縁部に、本願発明の特徴的な構造である作用力供給用穴34をそなえている。本実施形態においては、作用力供給用穴34は、図1(A)〜図1(C)に示すマイクロミラーユニット100の製造過程において基板3について跳板9の反対側から液体(例えば水やウェットエッチング材)を注入するために空けられた注入穴として構成されている。
【0017】
これにより、本実施形態におけるマイクロミラーユニット100の製造過程においては、この作用力供給用穴34から注入される液体による水圧を作用力として跳板9に与えることができるようになっている。換言すれば、作用力供給用穴34は、基板3について跳板9の反対側から作用力を跳板9に与えるための作用力供給部として機能する。
【0018】
なお、本実施形態において、ミラー1は、一辺が250μm程度の正方形形状を有しており、基板3は、一辺が500μm程度の正方形形状を有している。又、トーションバー2の直径は5〜10μm程度である。ただし、これらの寸法はあくまでも例示であり、他の寸法としてもよい。又、ミラー1の形状は円形状にしてもよい(例えば図7の符号22A,22B参照)。
【0019】
また、電極5は、ミラー1を静電力(電磁力)によりトーションバー2を回転軸にして回転させるためのものであり、フレーム部8は、トーションバー2を回動可能に支持するものである。更に、跳板(支持板)9は、本例では基板3における4隅に設けられて、基板3とフレーム部8とを4点で支持するようになっている。
【0020】
具体的には、基板3面の4隅それぞれの跳板9は、対応する位置の土台部33に対して一端が枢設されるとともに、他端はフレーム部8の一箇所に固定されている。即ち、跳板9の一端に設けられた穴部(図示省略)に土台部33と一体に形成されたリング状の止め具33Aが貫通されることにより、跳板9の一端が土台部33に枢設されているのである。
【0021】
また、跳板9の他端および跳板9の他端が固定されるフレーム部8の箇所は、フレーム部8を所定距離だけ基板3から離隔させた位置で固定するための位置決め加工が施されている。具体的には、フレーム部8の該当箇所には嵌め込み穴(位置決め穴)8Aが設けられるとともに、跳板9の他端は、嵌め込み穴8Aに嵌め込まれて固定されるような嵌め込み固定部(突起部)9Aが設けられている。
【0022】
なお、跳板9の寸法〔図1(B)に示す幅W,図1(C)に示す長さL等〕は、フレーム部8を持ち上げて支持するために必要な力等を勘案して、適切な寸法に設定される。又、跳板9の幅Wについては、フレーム部8の幅と同じでもよいし、異なっていてもよい。
上述のごとく構成されたマイクロミラーユニット100は、以下に示すように作成するようになっている。
【0023】
まず、図2(A)〜図2(C)に示すように、基板3に、該基板について跳板9の反対側から作用力を跳板9に与えるための作用力供給用穴(作用力供給部)34を設ける(第1工程)。本例においては、土台部33が形成される近傍の4箇所に作用力供給用穴34を空ける。尚、図2(A)はマイクロミラーユニット100の製造過程での構造を示す模式的上面図、図2(B)は図2(A)におけるP−P′矢視断面図、図2(C)は図2(A)におけるQ−Q′矢視断面図である。
次いで、基板3上に、嵌め込み固定部9Aを有する跳板9と所定厚の犠牲層4とを形成する(第2工程)。具体的には、基板3と一体の土台部33およびリング状止め具33Aを基板3の4隅に形成するとともに電極5についてもエッチング処理を通じて形成したのち、跳板9と犠牲層4とを形成する。
【0024】
なお、跳板9は、後段の工程(第4工程)である犠牲層4を除去した後には、止め具33Aに対して一端が枢設され他端が自由端となるように形成しておく。具体的には、各止め具33Aに跳板9の一端に設けられた穴部(図示省略)に土台部33と一体に形成されたリング状の止め具33Aを貫通させておき、かつ、跳板9と土台部33とが当接する部分には犠牲層4が挟まれるように形成する。
【0025】
これにより、後段の第4工程で跳板9の周囲の犠牲層4が除去されると、跳板9は止め具33Aのリング軌道に沿って、他端を自由端として動かすことができるのである。このとき、自由端側で基板3に形成された作用力供給用穴34からの作用力を適切に受けて動くことができるように、跳板9と作用力供給用穴34の位置を合わせて形成しておく。
【0026】
また、犠牲層4は、前述の図8(A)〜図8(C)の場合と同様に、ミラー1の回転角を確保するために形成されるものであるが、ミラー1の回転に支障が生じることのないように、後段の犠牲層4を除去する工程によって確実に犠牲層4を除去できるような厚さが設定される。更に、犠牲層4は、除去されるまではミラー1,トーションバー2,電極5,フレーム部8および跳板9を固定および保護する機能を果たす。
【0027】
ついで、上述のごとく形成された犠牲層4上に、マイクロミラー1およびトーションバー2とともに、嵌め込み穴8Aを有するフレーム部8をエッチング等により形成する(第3工程)。このようにして、犠牲層4を除去する前段のデバイス100Aを作成する〔図2(A)〜図2(C)参照〕。
このように形成されたデバイス100Aについて、例えばウェットエッチング剤を用いたウェットエッチング処理により、犠牲層4を除去する(第4工程)。これにより、図3または図4(A)に示すように、犠牲層4上に形成されていたマイクロミラー1,トーションバー2およびフレーム部8は4つの止め具33A上に乗った状態となる。尚、図3については、犠牲層4が除去されたデバイス100Aについての図2(B)に相当する矢視図で、図4(A)は一つの跳板9とフレーム部8の高さの関係に着目した図である。
【0028】
上述のごとく犠牲層4が除去された後に、作用力供給用穴34を通じて、基板3について跳板9の反対側から作用力を跳板9の他端に与えて、フレーム部8を、基板3から離隔する方向に持ち上げて跳板9の他端で支持させる(第5工程)。具体的には、跳板9の他端に対して、外部から作用力としての例えば水圧を与えて、フレーム部8の形成面側に(基板3から隔離する方向に)回動させて、フレーム部8を基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持させる。
【0029】
図4(A)〜図4(C)は、上述の第5工程の作用を説明する模式図である。この図4(A)〜図4(C)に示すように、注入穴から注入される液体の圧力PWによって、跳板9の他端がフレーム部8を基板3から離隔する方向へ持ち上げる〔図4(B)参照〕。このとき、最終的に跳板9の他端をなす嵌め込み固定部9Aが、フレーム部8の嵌め込み穴8Aに嵌め込まれて固定される〔図4(C)参照〕まで、跳板9の先端はフレーム部8に接触しながら移動していく。
【0030】
これにより、図1(B),図2(B)に示すように、犠牲層4を、ウェットエッチング処理によっても残留しないような高さh1としながら、フレーム部8の高さ(即ちフレーム部8と一体のミラー1およびトーションバー2の高さ)を、h1よりも高いh2とすることができるので、基板3面に対するミラー1の高さを高くすることができる。
【0031】
なお、上述の第5工程で注入する液体として、第4工程で用いられるウェットエッチング剤を用いることもでき、このようにすれば、上述の第4工程と第5工程とを同時に行なって、作業工数を減少させることを期待できる。
このように、本発明の一実施形態によれば、作用力供給部としての作用力供給用穴34からの作用力により、犠牲層4の厚さを厚くすることなく、ミラー1と基板3との距離を大きくしてミラー振れ角を大きくとすることができるので、残留犠牲層が生じることによる歩留まりの低下を回避しつつ、ミラー1の振れ角を大きくすることができる利点がある。
【0032】
〔A1〕一実施形態の変形例の説明
上述の一実施形態においては、作用力供給用穴34を、マイクロミラーユニット100の製造過程(第5工程)において基板3について跳板9の反対側から液体(例えば水やウェットエッチング材)を注入するために空けられた注入穴として構成して、跳板9に対して水圧PWを与えるようになっているが、本発明によればこれに限定されず、その他の流体を注入するための注入穴として構成して、跳板9に対して流体圧PFを与えるようにしてもよい。
【0033】
たとえば、図5(A)〜図5(C)に示すように、作用力供給用穴34を、マイクロミラーユニット100の製造過程(第5工程)において基板3について跳板9の反対側から気体(例えば空気)を注入するために空けられた風穴として構成して、跳板9に対して気体圧PAを与えるようにしてもよい。
さらに、図6(A)〜図6(C)に示すように、作用力供給用穴34を、マイクロミラーユニット100の製造過程(第5工程)において基板3について跳板9の反対側から跳板9の自由端に作用力を与えるための作用棒34Aの挿入をガイドするために空けられたガイド穴として構成して、跳板9に対してガイド穴34を通じて挿入された作用棒34Aで、跳板9を持ち上げるようにしてもよい。
【0034】
なお、上述の本実施形態にかかるマイクロミラーユニット100や、図5(A)〜図5(C),図6(A)〜図6(C)に示す手法で製造されたマイクロミラーユニットにおいては、跳板9およびフレーム部8における位置決め加工については、上述の本実施形態における態様に限定されるものではなく、例えば嵌め込み固定部9Aの形状は本実施形態のごとく凹字形状ではなく、凸字形状とすることとしてもよい。この場合には、フレーム部8には1つの跳板9に対して1つの嵌め込み穴8Aを設ければよいことになる。
【0035】
また、嵌め込み穴8Aを設けずに同様の高さ制御を行なうことも可能である。例えば、フレーム部8の跳板9との接触面の所定位置に溝部を形成して、当該溝部で跳板9の先端が嵌合固定されるようにしてもよいし、フレーム部8の跳板9との接触面の所定位置に凸部分を形成して、当該部分で跳板9が固定されるようにすること等が考えられる。
【0036】
また、作用力供給部としては、本実施形態における作用力供給用穴34に限定されるものではなく、基板3の4隅近傍の縁部に切り欠きを設けることで、この切り欠きを通じて作用力を跳板9に供給するようにしてもよい。
〔B〕光スイッチの説明
次に、以下では、上述したマイクロミラーユニットを用いた光スイッチについて説明する。
【0037】
図7は上述したマイクロミラーユニットを用いた光スイッチの構成を示す模式的斜視図で、この図7に示す光スイッチは、L字形状(水平面部24A及び垂直面部24B)を有する筐体24上に、入力光学系21Aと出力光学系21Bとを一体化した入出力一体型ファイバブロック21が設けられるとともに、筐体24の垂直面部24B上の所定位置にコーナーミラー23が設けられ、且つ、前記の水平面部24Aと垂直面部24Bとが交差する部分にマイクロミラーアレイブロック22が設けられた構造を有している。
【0038】
ここで、入力光学系(入力コリメータ)21Aは、複数(ここでは16本)の入力光ファイバ20Aがアレイ状に接続され各入力光ファイバ20Aからの入力光をコリメートして出射するものであり、出力光学系(出力コリメータ)21Bは、複数(ここでは16本)の出力光ファイバ20Bがアレイ状に接続されるとともに入力光学系21Aから出射される光を受光して出力光ファイバ20Bへ出力するものである。
【0039】
そして、マイクロミラーアレイブロック22には、入力コリメータ21Aに挿入される入力光ファイバ20Aの本数分の入力マイクロミラーユニット22A(図7中で白抜き丸印で示す)と、出力コリメータ21Bに挿入される出力光ファイバ20Bの本数分の出力マイクロミラーユニット22B(図7中で網がけ丸印で示す)とがそれぞれ光ファイバ20A,20Bの配列に応じてアレイ状に設けられており、入力コリメータ21Aから出射されるビーム光を入力マイクロミラーユニット22Aでコーナーミラー23へ反射させ、当該コーナーミラー23による反射光を出力マイクロミラーユニット22Bでさらに出力コリメータ21Bへ反射することで、例えば図7中に矢印25で示すような光路を辿ってビーム光が空間を伝送されるようになっている。
【0040】
したがって、各マイクロミラーユニット22A,22Bのミラー振角を個々に制御することで、入力コリメータ21A(入力光ファイバ20A)と出力コリメータ21B(出力光ファイバ20B)との間の光路25を任意に切り替えることができ、マイクロミラーユニット数に応じた規模(図7では16チャンネル×16チャンネル)の光クロスコネクトが可能な空間光スイッチが実現されることになる。
【0041】
そして、上記の各マイクロミラーユニット22A,22Bが、それぞれ、前述した跳板9で支持されるミラー1のリフトアップ構造を有している。このように、光スイッチに前述したリフトアップ構造をもったマイクロミラーユニットを適用することで、個々のマイクロミラーユニット22A,22Bのミラー振れ角を、犠牲層厚を厚くすることなく大きくとることができるので、残留犠牲層が生じることによる歩留まりの低下を回避しつつ、光路切り替え幅を大きくとることができ、大規模な(多チャンネルの)光スイッチを低コストで実現することができる。
【0042】
なお、上述の図7に示すマイクロミラーアレイブロック22を構成する個々のマイクロミラーユニット22A,22Bが、前述の図1に示すような構造を有しているが、この他に、各マイクロミラーユニット22A,22Bを構成するフレーム部8,跳板(支持板)9および基板3のうちの少なくとも一つを、複数のマイクロミラーユニット間で共用しながら、マイクロミラーアレイブロック22を構成するようにしてもよい。このようにすれば、複数個のマイクロミラーユニット22A,22Bを同時に製造することができ、製造工数を大幅に削減させることができる。
【0043】
また、上述した例では、入力コリメータ21Aと出力コリメータ21Bとを一体化している(このように一体化すると光軸の調整を簡易且つ高精度に行なえる)が、別体として異なる位置(例えば、対向する位置等)に配置される場合もある。また、入力コリメータ21A及び出力コリメータ21Bの構成は、既存のものでよい。また、上述した例では、リフトアップ構造を有するマイクロミラーユニットを光スイッチに適用した場合について説明したが、光スイッチ以外のデバイス(例えば、ディスプレイ等の表示装置)に適用することもできる。
【0044】
そして、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができることはいうまでもない。
〔C〕付記
(付記1) 基板をそなえるとともに、
光を反射するマイクロミラーと、
該マイクロミラーを支持するトーションバーと、
該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、
該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力を他端で受けることにより、該フレーム部を、該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられ、
該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部が、該基板に設けられていることを特徴とする、マイクロミラーユニット。
【0045】
(付記2) 該作用力供給部が、該基板について該支持板の反対側から流体注入用に空けられた注入穴として構成されて、該注入穴から注入される流体の圧力によって、該支持板の他端が該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げられたことを特徴とする、付記1記載のマイクロミラーユニット。
(付記3) 該作用力供給部が、該支持板の他端に作用力を与えるための作用棒の挿入をガイドするために空けられたガイド穴として構成されて、該ガイド穴を通じて挿入された作用棒によって、該支持板が該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げられたことを特徴とする、付記1記載のマイクロミラーユニット。
【0046】
(付記4) 前記のフレーム部及び支持板の少なくとも一方に、該フレーム部を所定距離だけ該基板から離隔させた位置で固定するための位置決め加工が施されていることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項記載のマイクロミラーユニット。
(付記5) 該位置決め加工が、該フレーム部に設けられた位置決め穴と、該支持板に設けられ該位置決め穴と嵌合固定される突起部とで形成されていることを特徴とする、付記4記載のマイクロミラーユニット。
【0047】
(付記6) 基板をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラーと、該マイクロミラーを支持するトーションバーと、該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力により該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられたマイクロミラーユニットの製造方法であって、該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部を設ける第1工程と、
該基板上に、該支持板とともに所定厚の犠牲層とを形成する第2工程と、
該犠牲層上に、前記のマイクロミラー,トーションバーおよびフレーム部とを形成する第3工程と、
該犠牲層を除去する第4工程と、
該作用力供給部を通じて、該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板の他端に与えて、該フレーム部を、該基板から離隔する方向に持ち上げて該支持板の他端で支持させる第5工程とを有することを特徴とする、マイクロミラーユニットの製造方法。
【0048】
(付記7) 該第1工程が、作用力供給部として流体注入用の注入穴を空ける工程により構成されるとともに、
該第5工程においては、該作用力供給部から流体を注入することにより、該流体の圧力によって、該フレーム部を、該基板から離隔する方向へ持ち上げて該支持板の他端で支持させることを特徴とする、付記6記載のマイクロミラーユニットの製造方法。
【0049】
(付記8) 該第5工程において注入すべき流体を該第4工程で犠牲層を除去するためのウェットエッチング剤とすることにより、上記の第4工程および第5工程を同時に行なうことを特徴とする、付記7記載のマイクロミラーユニットの製造方法。
(付記9) 該第1工程が、該支持板の他端に作用力を与えるための作用棒の挿入をガイドするためのガイド穴を空ける工程により構成されるとともに、
該第5工程において、該作用力供給部から、該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板の他端に与えられるように作用棒が挿入されて、該作用棒により与えられた前記作用力により、該フレーム部を、該基板から離隔する方向へ持ち上げて該支持板の他端で支持させることを特徴とする、付記6記載のマイクロミラーユニットの製造方法。
【0050】
(付記10) 複数の入力光ファイバがアレイ状に接続され、該入力光ファイバからの入力光をコリメートして出射する入力光学系と、
複数の出力光ファイバがアレイ状に接続されるとともに、該入力光学系から出射される光を受光して該出力光ファイバへ出力する出力光学系と、
該入力光学系と該出力光学系との間の各光路を切り替えるための複数のマイクロミラーユニットとをそなえるとともに、
該複数のマイクロミラーユニットが、
基板をそなえるとともに、
光を反射するマイクロミラーと、
該マイクロミラーを支持するトーションバーと、
該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、
該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力により該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられ、
該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部が、該基板に設けられていることを特徴とする、マイクロミラーユニットを用いた光スイッチ。
【0051】
(付記11) 前記のフレーム部,支持板および基板のうちの少なくとも一つが、該複数のマイクロミラーユニット間で共用されていることを特徴とする、付記10記載のマイクロミラーユニットを用いた光スイッチ。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、作用力供給部としての作用力供給用穴からの作用力により、犠牲層の厚さを厚くすることなく、ミラーと基板との距離を大きくしてミラー振れ角を大きくとすることができるので、残留犠牲層が生じることによる歩留まりの低下を回避しつつ、ミラーの振れ角を大きくすることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態としてのマイクロティルトミラーの構造を示す模式的上面図で、(B)は(A)におけるB矢視図で、(C)は(A)におけるC矢視図である。
【図2】(A)は本発明の一実施形態としてのマイクロティルトミラーの製造過程での構造を示す模式的上面図で、(B)は(A)におけるP−P′矢視断面図で、(C)は(A)におけるQ−Q′矢視断面図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのマイクロティルトミラーの製造過程での構造を示す模式図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明の一実施形態における跳板とフレーム部との固定方法を説明するための模式図である。
【図5】(A)〜(C)は本発明の一実施形態の第1変形例における跳板とフレーム部との固定方法を説明するための模式図である。
【図6】(A)〜(C)は本発明の一実施形態の第2変形例における跳板とフレーム部との固定方法を説明するための模式図である。
【図7】本発明のマイクロティルトミラーを用いた光スイッチの構成を示す模式的斜視図である。
【図8】(A)は本発明の従来例としてのマイクロティルトミラーの構造を示す模式的上面図、(B)は(A)におけるA矢視側面図である。
【図9】従来のマイクロティルトミラーの課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1 ミラー(マイクロミラー)
2 トーションバー
3 基板
4 犠牲層
5 電極
6 残留犠牲層
7 犠牲層の厚さ
8 フレーム部
8A 嵌め込み固定部(突起部)
9 支持板(跳板)
9A 嵌め込み穴(位置決め穴)
20A 入力光ファイバ
20B 出力光ファイバ
21 入出力一体型ファイバブロック
21A 入力光学系
21B 出力光学系
22 マイクロミラーアレイブロック
22A 入力マイクロミラーユニット
22B 出力マイクロミラーユニット
23 コーナーミラー
24 筐体
24A 水平面部
24B 垂直面部
25 矢印
33 土台部
33A 止め具
34 作用力供給部(作用力供給用穴)
34A 作用棒
100 マイクロミラーユニット
100A 犠牲層を除去する前段のデバイス

Claims (5)

  1. 基板をそなえるとともに、
    光を反射するマイクロミラーと、
    該マイクロミラーを支持するトーションバーと、
    該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、
    該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力を他端で受けることにより、該フレーム部を、該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられ、
    該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部が、該基板に設けられていることを特徴とする、マイクロミラーユニット。
  2. 該作用力供給部が、該基板について該支持板の反対側から流体注入用に空けられた注入穴として構成されて、該注入穴から注入される流体の圧力によって、該支持板の他端が該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げられたことを特徴とする、請求項1記載のマイクロミラーユニット。
  3. 該作用力供給部が、該支持板の他端に作用力を与えるための作用棒の挿入をガイドするために空けられたガイド穴として構成されて、該ガイド穴を通じて挿入された作用棒によって、該支持板が該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げられたことを特徴とする、請求項1記載のマイクロミラーユニット。
  4. 基板をそなえるとともに、光を反射するマイクロミラーと、該マイクロミラーを支持するトーションバーと、該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力により該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられたマイクロミラーユニットの製造方法であって、
    該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部を設ける第1工程と、
    該基板上に、該支持板とともに所定厚の犠牲層とを形成する第2工程と、
    該犠牲層上に、前記のマイクロミラー,トーションバーおよびフレーム部とを形成する第3工程と、
    該犠牲層を除去する第4工程と、
    該作用力供給部を通じて、該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板の他端に与えて、該フレーム部を、該基板から離隔する方向に持ち上げて該支持板の他端で支持させる第5工程とを有することを特徴とする、マイクロミラーユニットの製造方法。
  5. 複数の入力光ファイバがアレイ状に接続され、該入力光ファイバからの入力光をコリメートして出射する入力光学系と、
    複数の出力光ファイバがアレイ状に接続されるとともに、該入力光学系から出射される光を受光して該出力光ファイバへ出力する出力光学系と、
    該入力光学系と該出力光学系との間の各光路を切り替えるための複数のマイクロミラーユニットとをそなえるとともに、
    該複数のマイクロミラーユニットが、
    基板をそなえるとともに、
    光を反射するマイクロミラーと、
    該マイクロミラーを支持するトーションバーと、
    該トーションバーを回転動作可能に支持するフレーム部と、
    該基板に対して一端が枢設されて、外部からの作用力により該フレーム部を該基板から離隔する方向へ持ち上げて他端で支持する支持板と、が該基板上にそなえられ、
    該基板について該支持板の反対側から前記作用力を該支持板に与えるための作用力供給部が、該基板に設けられていることを特徴とする、マイクロミラーユニットを用いた光スイッチ。
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