JP2004239798A - 移動体の位置監視装置 - Google Patents

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JP2004239798A
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Akira Fukuda
明 福田
Katsuji Miwa
勝二 三輪
Eiji Hirano
英二 平野
Hisaaki Maeda
久昭 前田
Kenichi Furuki
健一 古木
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Koden Electronics Co Ltd
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Koden Electronics Co Ltd
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Abstract

【課題】渡り鳥などの野性動物の行動を監視するために、そのような移動体に長期にわたって搭載され、間欠的に動作せしめられるGPS受信機を含む位置監視装置において、消費電力を節減し、電池の寿命を延長する。
【解決手段】本発明に係わる移動体の位置監視装置は、GPS信号を間欠的に受信して自位置を検出する自位置検出手段と、検出された自位置をその検出時の時間と共に保存する保存手段と、上記各手段に動作電力を供給する給電手段を備えると共に位置監視対象の移動体に取付けられる。そして、上記自位置検出手段は、上記GPS信号のうちアルマナック情報を予め保存しておき、エフェメリス情報を受信して処理することにより現在位置を算定する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、移動体の位置の監視装置に関するものであり、特に、野鳥などの野性動物の生態を調査するためにその移動の様子を長期間にわたって監視するのに適した移動体の位置監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、野鳥などの野性動物の生態を調査するために、その移動の様子を長期間にわたって追跡・監視するシステムが開発されてきている。例えば、本出願人らの先行の特許出願には、監視対象の野鳥などにGPS受信機を備えた移動局を固定し、GPS受信機で検出した自位置データを内蔵のメモリに保存させ、野鳥などが予め指定された地域に達したときに、メモリに保存中の自位置データを無線で送信させ、これを地上の無線受信局で受信するという構成が開示されている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−181927号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
監視対象の野鳥が渡り鳥の場合、その移動の状況を、少なくとも1年ほどの期間にわたって監視する必要がある。このように、監視期間が長期にわたる場合の最大の問題点は、いかにして電池の寿命を引き延ばすかということにある。野鳥の位置を検出するためにGPS受信機を動作させると、そのつど電力が消費され、電池の寿命が短縮される。また、保存したデータを無線で送信するたびに、電力が消費され、電池が消耗する。
【0005】
電池の寿命を延ばすには、電力容量を増やすことが有効である。しかし、電池の重量が増加し、野鳥などへの負荷が過大になり、自然の状態を乱してしまうおそれがある。電池の寿命を延ばすには、GPS受信機の動作の頻度を低下させることが有効である。しかし、動作の頻度を低下させすぎると、肝心な移動データの分解能が確保できなくなるという問題がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、移動データの分解能を確保しながら電池の消耗を少しでも抑えることができる移動体の位置監視装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決する本発明に係わる移動体の位置監視装置は、GPS信号を間欠的に受信して自位置を検出する自位置検出手段と、前記検出された自位置をその検出時の時間と共に保存する保存手段と、前記各手段に動作電力を供給する給電手段を備えると共に位置監視対象の移動体に取付けられるように構成されている。そして、この自位置検出手段は、GPS信号のうちアルマナック情報を予め保存しておき、エフェメリス情報を受信して処理することにより現在位置を算定する構成であるから、電力消費量の大きなGPS信号の受信時間を短縮できるという効果が奏される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態によれば、GPS信号の受信をGPS時刻50秒から約33秒間だけ間欠的に行う構成であるから、この受信をUTC(協定世界時)00秒から開始する場合に比べて、受信にかかる時間を17%ほど短縮でき、そのぶん電池の寿命を延ばすことができるという効果が奏される。
【0009】
図3は、GPS信号の構成を示す信号フォーマット図である。1周期は12分30秒の長さであり、それぞれ30秒の長さの25フレームから成る。1フレームは、それぞれ6秒の長さの5個のサブフレームから成る。各フレームにおいて、先行の3個のサブフレーム(1〜3)には、エフェメリス情報と呼ばれる「衛星の軌道情報」などが書き込まれている。各フレームの後続の2個のサブフレーム(4,5)には、アルマナック情報と呼ばれる情報が書き込まれている。このアルマナック情報は、GPS時刻とUTC(協定世界時)の差である「うるう秒」などに関する情報が含まれる。
【0010】
本発明の第1の特徴によれば、GPS信号のうち、サブフレーム1〜3のエフェメリス情報のみが時々刻々変化する自位置の測定に必要な情報として受信される。残るサブフレーム4〜5のアルマナック情報のうち「うるう秒」などのGPS信号の受信や測位に必要な成分は、変化の周期が長く予測可能なことから、その受信が省略される。そして、このサブフレーム4〜5のアルマナック情報については、受信が省略される代わりに、GPS信号の受信や測位に際して最低限必要な成分である「うるう秒」などの情報が初期データとして、予めGPS受信部内に書き込まれる。
【0011】
図2は、本発明の位置監視装置がサブフレーム1〜3のエフェメリス情報を受信する場合の受信タイミングを示すタイミングチャートである。GPS信号の受信の開始後、同期の確立によって信号が捕捉されて復調が可能になるまでに、10秒前後の時間が費やされる。このため、目的とするサブフレーム1〜3のエフェメリス情報を受信するには、その出現に先立つ十数秒前にGPS信号の受信を開始する必要がある。図2のタイミングチャートは、UTC(協定世界時)の00秒に受信を開始し、約40秒間だけ受信を行う場合を示している。
【0012】
図1は、本発明の位置監視装置がサブフレーム1〜3のエフェメリス情報を受信する場合の他の受信タイミングを示すタイミングチャートである。UTC(協定世界時)から13秒ほどのうるう秒だけずれたGPS時刻を基準に受信が行われる。図1の場合、GPS時刻50秒から受信を開始し、約33秒間だけ受信を行う場合を示している。この図1の受信タイミングによれば、図2の受信タイミングを採用する場合に比べて7秒間ほど、比率でいえば17%ほど受信にかかわる時間を短縮できる。
【0013】
【実施例】
図4は、本発明の一実施例に係わる移動体の位置監視装置の構成を示す機能ブロック図である。本装置は、GPS受信部10と、入出力/電源制御部20とから構成されている。GPS受信部10は、高周波処理/復調部11と、判定/処理部12と、記憶部13と、タイマ14と電源制御部15とを備えている。入出力/電源制御部20は、入出力部21と、電源制御部22と、主電源23と、補助電源24とを備えている。
【0014】
図4の右端に点線で囲んで示す外部コンピュータからGPS受信部10に初期値が入力される。すなわち、入出力/電源制御部20の入出力部21を介して、GPS受信部10の判定/処理部12に、GPS信号のアルマナックデータ、UTC時刻(協定世界時)による現在時刻と動作開始時刻、動作間隔などが転送される。判定/処理部12は、外部コンピュータから転送されてきたアルマナックデータ、動作開始時刻、動作間隔などを記憶部13内に書き込み、現在時刻をタイマ14に初期設定する。
【0015】
GPS受信部10が動作開始待ち状態にある期間内には、入出力/電源制御部20内の補助電源24からGPS受信部10内の電源制御部15に電力が供給され、この電源制御部15からGPS受信部10内の各部に電力が供給される。判定/処理部12は、記憶部13内に記憶されているアルマナックデータの中からうるう秒(約13秒)を読出し、タイマ14が示すUTC時刻からこのうるう秒を加算することにより、UTC時刻をGPS時刻に変換する。同様に、判定/処理部12は、記憶部13に書き込まれているUTC時刻による動作開始時刻からうるう秒を加算することによりGPS時刻に変換する。判定/処理部12は、GPS時刻に変換された動作開始時刻から所定の信号同期補足期間を減算し、これがGPS時刻の現在時刻と一致するか否かを判定する。
【0016】
判定/処理部12は、上記判定結果が一致すると、入出力/電源制御部20内の入出力部21に起動信号を送出する。この起動信号を受けた入出力部21は、電源制御部22を介して主電源23を起動し、ここからGPS受信部10内の電源制御部15への電力供給を開始させる。電源制御部15は、電力の供給源を補助電源24から主電源23に切替え、主電源電力をGPS受信部10内の各部に供給する。
【0017】
この主電源電力の供給開始により、高周波処理/復調部11によるGPS信号の受信・復調と、判定/処理部12による測位が開始される。判定/処理部12は、検出した現在位置を現在時刻と共に記憶部13に記憶する。
【0018】
判定/処理部12は、動作開始時刻から所定のTTFF時間(約33秒)の時間が経過すると、入出力/電力制御部20内の入出力部21に動作停止信号を送信する。この動作停止信号を受けた入出力部21は、電力制御部22を介して主電源23からの電源電力の供給を停止させる。この主電源電力の供給の停止を受けたGPS受信部10内の電源制御部15は、電力供給源を補助電源24に切替え、GPS受信部10内の各部に供給する。
【0019】
このように、入出力/電源制御部20内の給電源を主電源23と補助電源24との2系統に分離したたため、小容量の補助電源をボタン電池などの簡易・小型な電池で実現できるという利点がある。
【0020】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係わる移動体の位置監視装置は、GPS信号のうちアルマナック情報を予め保存しておき、エフェメリス情報を受信して処理することにより現在位置を算定する構成であるから、電力消費量の大きなGPS信号の受信時間を短縮でき、移動データの分解能を確保しながら電池の消耗を少しでも抑えることができるという効果が奏される。
【0021】
本発明の好適な実施の形態によれば、GPS信号の受信をGPS時刻を基準にして行う構成であるから、この受信をUTCを基準にして行う場合に比べて、受信にかかる時間を17%ほど短縮でき、そのぶん電池の寿命を延ばすことができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動体の位置監視装置によるGPS信号の受信のタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図2】本発明の一実施例に係わる移動体の位置監視装置によるGPS信号の他の受信のタイミングを説明するためのタイミングチャートである。
【図3】GPS信号の構成を示す信号フォーマット図である。
【図4】本発明の一実施例に係わる移動体の位置監視装置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 GPS受信部
11 高周波処理/ 復調部
12 判定/ 処理部
13 記憶部
14 タイマ
15 電源制御部
20 入出力/ 電源制御部
21 入出力部
22 電源制御部
23 主電源
24 補助電源

Claims (4)

  1. GPS信号を間欠的に受信して自位置を検出する自位置検出手段と、前記検出された自位置をその検出時の時間と共に保存する保存手段と、前記各手段に動作電力を供給する給電手段を備えると共に位置監視対象の移動体に取付けられる移動体の位置監視装置において、
    前記自位置検出手段は、前記GPS信号のうちアルマナック情報を予め保存しておき、エフェメリス情報を受信して処理することにより現在位置を算定することを特徴とする移動体の位置監視装置。
  2. 請求項1において、
    前記自位置検出手段は、前記GPS信号の受信をGPS時刻50秒から約33秒間だけ間欠的に行うことを特徴とする移動体の位置監視装置。
  3. 請求項1と2のそれぞれにおいて、
    前記位置検出手段は、前記GPS信号の間欠的な受信を所定周期で行うことを特徴とする移動体の位置監視装置。
  4. 請求項1乃至3のそれぞれにおいて、
    前記給電手段は、前記自位置検出手段に、GPS信号の受信待ち状態にある期間内の給電を行う第1の給電手段と、GPS信号の受信中に給電を行う第2の給電手段とを備えたことを特徴とする移動体の位置監視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032637A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Seiko Epson Corp 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
JP2008157645A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Casio Comput Co Ltd Gps受信装置およびgps受信方法

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