JP2004239102A

JP2004239102A - Installing structure of fuel injector for engine

Info

Publication number: JP2004239102A
Application number: JP2003026829A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Kurosaka; 斉黒坂; Kenichiro Ikeda; 健一郎池田
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2003-02-04
Filing date: 2003-02-04
Publication date: 2004-08-26

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To enhance installation workability of a fuel injector by reducing the number of related parts of the fuel injector in an installing structure of the fuel injector for an engine for cutting off an operation sound of the fuel injector. <P>SOLUTION: This installing structure of the fuel injector 140 installs the fuel injector in an installation hole by forming the installation hole 123 in a cylinder head 115 of the engine 110. The fuel injector has a valve 143 for opening-closing a fuel injection nozzle 142, an actuator 144 for driving the valve for opening-closing, a housing front half part 151 provided with the fuel injection nozzle and installed in the installation hole by fitting and a housing rear half part 152 continuing with the housing front half part and housing the actuator. The housing rear half part is covered with a soundproof cover 190, and a part between the housing front half part and the installation hole can be sealed by a seal part 192 integrally formed in the soundproof cover. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン用燃料噴射装置の取付構造の改良技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
エンジン用燃料噴射装置の取付構造において、燃料噴射装置の作動音を遮断するようにした技術が知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−３１８０８０号公報（第２頁−第３頁、図１−図６）
【０００４】
特許文献１による従来のエンジン用燃料噴射装置の取付構造の概要を次の図１１で説明する。
図１１（ａ），（ｂ）は従来のエンジン用燃料噴射装置の取付構造の概要図であり、特開平１０−３１８０８０号公報の図１及び図６を再掲する。（ａ）はエンジン用燃料噴射装置の取付構造の全体構成を示し、（ｂ）は（ａ）のｂ−ｂ線断面構成を示す。なお、符号は振り直した。
【０００５】
従来のエンジン用燃料噴射装置の取付構造は、（ｂ）のように、エンジンの吸気通路２０１の壁部２０２に各気筒毎の取付孔２０３を設け、これらの取付孔２０３にシール部材２０４を介して燃料噴射装置（インジェクタ）２０５の噴射側２０５ａを嵌合にて取付けたというものである。
さらに従来のエンジン用燃料噴射装置の取付構造は、（ａ），（ｂ）のように、これらの燃料噴射装置２０５の各燃料供給口２０５ｂ間を１個の燃料供給管２０６で連結し、燃料供給管２０６に一体に形成された円筒状の各防音壁（防音カバー）２０７にて、燃料噴射装置２０５を囲ったというものである。各防音壁２０７は、壁部２０２の近傍まで延びている。燃料噴射装置２０５の作動音を防音壁２０７によって遮断することができる。
２１１は防音壁２０７の側部開口２０７ａを塞ぐカバー、２１２は受電用コネクタ、２１３は給電用コネクタである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術は、取付孔２０３と燃料噴射装置２０５との間をシール部材２０４によってシールするとともに、燃料噴射装置２０５を防音壁２０７によって囲うものである。燃料噴射装置２０５の取付け手順としては、先ず燃料噴射装置２０５の噴射側２０５ａにシール部材２０４を取付け、次に壁部２０２の取付孔２０３に燃料噴射装置２０５を取付け、その後に、燃料噴射装置２０５に防音壁２０７を被せるとともに燃料供給管２０６を取付けるようにすることが考えられる。このような燃料噴射装置２０５の取付構造は、部品数が多く組付け作業性の点で改良の余地がある。
【０００７】
そこで本発明の目的は、燃料噴射装置の作動音を遮断するようにしたエンジン用燃料噴射装置の取付構造において、燃料噴射装置の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置の組付け作業性を高めることができる技術を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、エンジン用吸気通路、エンジンのシリンダ又はシリンダヘッドに取付孔を形成し、この取付孔に燃料噴射装置を取付けるようにしたエンジン用燃料噴射装置の取付構造であって、燃料噴射装置が、燃料噴射ノズルを開閉する弁と、この弁を開閉駆動するアクチュエータと、燃料噴射ノズルを設けるとともに取付孔に嵌合にて取付けるハウジング前半部と、このハウジング前半部に連なるとともにアクチュエータを収納するハウジング後半部とを備えた、エンジン用燃料噴射装置の取付構造において、ハウジング後半部を防音カバーで覆うとともに、この防音カバーに一体に形成されたシール部によってハウジング前半部と取付孔との間をシールしたことを特徴とする。
【０００９】
請求項１によれば、燃料噴射装置のうち、アクチュエータを収納したハウジング後半部を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音を遮断することができる。さらには、防音カバーに一体に形成されたシール部によって、取付孔に対するハウジング前半部の取付け部分を、気密性や水密性を保持するようにシール（封止）することができるとともに、シール部の組付け状態を目視にて容易に確認することができる。しかも、防音カバーにシール部を一体に形成したので、別部材からなるシール部材は不要である。
このように、燃料噴射装置の作動音を遮断する性能（騒音防止性能）を確保しつつ、部品数を削減することができる。従って、燃料噴射装置の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置の組付け作業性を高めることができる。
【００１０】
請求項２は、エンジンのシリンダヘッドに取付孔を形成し、この取付孔に燃料噴射装置を取付けるようにしたエンジン用燃料噴射装置の取付構造であって、燃料噴射装置が、燃料噴射ノズルを開閉する弁と、この弁を開閉駆動するアクチュエータと、燃料噴射ノズルを設けるとともに取付孔に嵌合にて取付けるハウジング前半部と、このハウジング前半部に連なるとともにアクチュエータを収納するハウジング後半部とを備えた、エンジン用燃料噴射装置の取付構造において、ハウジング後半部を防音カバーで覆うとともに、この防音カバーに一体に形成された弾性材からなるシール部によってハウジング前半部と取付孔との間をシールしたことを特徴とする。
【００１１】
請求項２によれば、燃料噴射装置のうち、アクチュエータを収納したハウジング後半部を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音を遮断することができる。さらには、防音カバーに一体に形成されたシール部によって、取付孔に対するハウジング前半部の取付け部分を、気密性や水密性を保持するようにシール（封止）することができるとともに、シール部の組付け状態を目視にて容易に確認することができる。しかも、防音カバーにシール部を一体に形成したので、別部材からなるシール部材は不要である。
このように、燃料噴射装置の作動音を遮断する性能（騒音防止性能）を確保しつつ、部品数を削減することができる。従って、燃料噴射装置の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置の組付け作業性を高めることができる。
【００１２】
ところで、エンジンのシリンダヘッドに取付孔を形成した場合には、エンジンの燃焼室での燃焼に伴う熱や振動が、シリンダヘッドを介して燃料噴射装置に伝わり得る。
これに対して請求項２によれば、防音カバーに形成された弾性材からなるシール部によって、ハウジング前半部と取付孔との間をシールするようにしたので、シリンダヘッドから燃料噴射装置へ伝わる熱や振動を、シール部によって抑制することができる。従って、シリンダヘッドに取付けた燃料噴射装置の耐久性をより高めることができる。
【００１３】
請求項３は、ハウジング後半部が、ハウジング前半部とは反対側の位置に、燃料を取入れる燃料供給部とコネクタとを備えた筒状部材であり、この筒状部材の周囲を防音カバーによって覆ったことを特徴とする。
ハウジング後半部のうち、ハウジング前半部とは反対側の位置に、燃料を取入れる燃料供給部とコネクタとを備えたので、燃料供給部に接続された燃料ホースやコネクタに接続されたハーネスが、ハウジング後半部を覆った防音カバーに干渉しにくい。例えば、燃料ホースやハーネスを通すための切欠き部を、防音カバーに設ける必要はない。
従って、騒音源としてのアクチュエータを収納したハウジング後半部を、筒状部材とすることができる。この筒状部材の周囲を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音がハウジング後半部から外部へ伝わることを、より十分に遮断することができる。このため、防音カバーによる騒音防止効果を、より高めることができる。
【００１４】
請求項４は、防音カバーが筒状部材の外面に接するように覆ったことを特徴とする。
筒状部材からなるハウジング後半部の外面を、防音カバーが接するように覆ったので、アクチュエータが作動するときのハウジング後半部の振動を防音カバーによって抑制することができる。従って、防音カバーによる騒音防止効果を、より高めることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Ｆｒは前側、Ｒｒは後側、Ｌは左側、Ｒは右側、ＣＬは車幅中心（車体中心）を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【００１６】
図１は本発明に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車１０は、車体フレーム１１と、車体フレーム１１のヘッドパイプ１２に取付けたフロントフォーク１３と、フロントフォーク１３に取付けた前輪１４と、フロントフォーク１３に連結したハンドル１５と、車体フレーム１１の後上部に取付けたスイング式パワーユニット１６と、パワーユニット１６の後部に取付けた後輪１７と、車体フレーム１１の後部上部にパワーユニット１６を懸架するリヤサスペンション１８と、車体フレーム１１の後部上部に取付けた物品収納部２１と、物品収納部２１の上部に取付けたシート２２と、物品収納部２１の後方で車体フレーム１１の後部上部に取付けた燃料タンク２３と、車体フレーム１１を覆うボディカバー３０とを、主要構成としたスクータ型の小型車両である。
【００１７】
パワーユニット１６は、物品収納部２１及びシート２２の下方に配置したものである。物品収納部２１はヘルメット等の各種物品Ｐを収納する収納ボックスである。
ボディカバー３０は、ヘッドパイプ１２の前部を覆うフロントカバー３１と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド３２と、運転者の足載せのためのステップフロア３３と、ステップフロア３３の下方に配置して車体フレーム１１の下部を覆うアンダカバー３４と、車体フレーム１１の後半部を覆うリヤサイドカバー３５とからなる。
図中、４１はフロントサスペンション、４２はヘッドランプ、４３はメータ、４４はフロントフェンダ、４５はハンドルカバー、４６はメインスタンド、４７はリヤフェンダ、６１は車体フレームのダウンフレーム部、６２は車体フレームのフロア支持フレーム部である。
【００１８】
図２は本発明に係る自動二輪車の後部拡大側面図である。
車体フレーム１１は、ステップフロア３３の下方で、前部の前フレーム６０と後部の後フレーム７０とに前後二分割した分割フレームである。すなわち、前部結合面６４に後部結合面７４を重ね合わせてボルト止めすることで、前・後フレーム６０，７０を一体化することができる。後フレーム７０は、後端部にサブフレーム８０をボルト止めしたものである。
【００１９】
パワーユニット１６は、前部のエンジン１１０と後部の無段変速機１６１との組合せ構造である。エンジン（内燃機関）１１０は、シリンダを車体前方へ向けてほぼ水平に配置した、単気筒４サイクル水冷式エンジンである。無段変速機１６１は、例えばベルト式変速機である。
この図は、後輪１７の左側方にエアクリーナ１３１を配置し、このエアクリーナ１３１をパワーユニット１６の後部上部に取付けたことを示す。５１はエンジン用排気管、５２はマフラである。Ａ１は、後述するフレーム側ピボット９２とエンジン側ピボット９５とを通る直線である。
【００２０】
図３は本発明に係る自動二輪車の後部拡大平面図であり、パワーユニット１６の右側にエンジン用ラジエータ５３を一体に設けたことを示す。
サブフレーム８０は、後フレーム７０の左右の主フレーム部７１，７１から起立した左右の物品収納部用ポスト８１，８１と、物品収納部用ポスト８１，８１間を繋いだ連結ステー８２とからなる。５４は点火プラグ、６３，７２，７３はクロスメンバである。
【００２１】
図４は本発明に係るスイング式パワーユニット周りの側面図である。
エンジン１１０は、クランクケース１１１から車体前方へ向って、シリンダブロック１１２並びにその内部のシリンダ（図示せず）を前方へ略水平に延出し、シリンダブロック１１２の前端にシリンダヘッド１１５をボルト止めにて接合し、シリンダヘッド１１５の前端にヘッドカバー１１７をボルト止めにて接合したものである。１１９はクランクシャフトである。
【００２２】
この図は、エアクリーナ１３１と、エアクリーナ１３１の出口に接続したコネクティングチューブ（連結チューブ）１３２と、コネクティングチューブ１３２の下流端に接続したスロットルボディ１３３と、スロットルボディ１３３の下流端に接続したインレットパイプ１３４と、インレットパイプ１３４の下流端に接続した吸気ポート１２２とによって、エンジン１１０の吸気系１３０をなすことを示す。
ここで、吸気系１３０のうち、エアクリーナ１３１の出口から吸気ポート１２２の入口までの通路のことを、「エンジン用吸気通路１３７」とする。
【００２３】
このような吸気系１３０のうち、エアクリーナ１３１とコネクティングチューブ１３２とスロットルボディ１３３とインレットパイプ１３４とを、車体後方から前方へ向けて略水平な状態で、エンジン１１０の上方に配置し、さらに、インレットパイプ１３４の下流端をエンジン１１０の吸気ポート１２２に接続した。
【００２４】
スロットルボディ１３３は、インレットパイプ１３４の上流端に接続するとともにクランクケース１１１の略上方に配置し、絞り弁１３５を内蔵したものである。絞り弁１３５は、吸気ポート１２２の上流側に配置して、吸気ポート１２２の断面積を調節する弁である。
【００２５】
図５は本発明に係るスイング式パワーユニット周りの平面図であり、左右一対の防振リンク９３，９３間に挟まれる空間Ｓに、インレットパイプ１３４を通したことを示す。インレットパイプ１３４は、シリンダ軸線Ｏと略平行に並べて、その上流端を車体後方に向けた吸気管である。
【００２６】
ここで、車体フレーム１１に防振リンク機構９０を介してパワーユニット１６の前部を上下スイング自在に取付けたことを、上記図３〜図５に基づき説明する。
防振リンク機構９０は、（１）左右の主フレーム部７１，７１に、ゴムブッシュ並びにフレーム側ピボット９２，９２を介して、左右の防振リンク９３，９３の上端部を上下スイング自在に取付けるとともに、（２）左右の防振リンク９３，９３の下端部に、ゴムブッシュ並びにエンジン側ピボット９５を介して、エンジン１１０の左右のハンガ部１１２ａ，１１２ａを上下スイング自在に取付けるようにしたものである。９６は管状のスペーサである。
【００２７】
図４に示すように、左右一対のフレーム側ピボット９２（この図では左のみ示す。以下同じ。）は、物品収納部２１の底部２１ａとエンジン１１０の上面Ｕ１との間で且つ物品収納部２１の底部２１ａに寄せた位置にあり、フレーム側ピボット９２の後下方の位置にエンジン側ピボット９５を配置した。さらには、フレーム側ピボット９２よりも車体前方側に燃料噴射装置１４０を配置した。
【００２８】
図６は本発明に係るエンジンのシリンダヘッド周りの側面断面図である。
エンジン１１０は、クランクケース１１１（図２参照）から車体前方へ向って、シリンダブロック１１２内のシリンダ１１３を略水平に延出し、シリンダ１１３にピストン１１４を挿通し、シリンダヘッド１１５に燃焼室１１６を設け、シリンダヘッド１１５とヘッドカバー１１７とで動弁室１１８を形成し、この動弁室１１８に動弁機構１２８を収納したものである。
【００２９】
シリンダヘッド１１５は、燃焼室１１６に連なり吸気弁１２１を備えた吸気ポート１２２と、燃焼室１１６に連なり排気弁１２５を備えた排気ポート１２６とを、一体に形成したものである。
吸気弁１２１は、燃焼室１１６と吸気ポート１２２との間に配置して両者の間を開閉する弁であり、バルブステム１２１ａを備える。排気弁１２５は、燃焼室１１６と排気ポート１２６との間に配置して両者の間を開閉する弁であり、バルブステム１２５ａを備える。
【００３０】
吸気ポート１２２は、燃焼室１１６に連なる下流側から上流側へ向って、吸気弁１２１の位置からシリンダ１１３の軸線Ｏに略平行に且つ燃焼室１１６から遠ざかる方向（この図の左側）に延出した後、軸線Ｏにほぼ直角に外方へ屈曲し、再び軸線Ｏに略平行に延出する、略Ｕ字形状の通路であって、この通路は、シリンダヘッド１１５内で、車体前方（この図の左側）に向って凸である。このようにして、シリンダヘッド１１５の上部から略後方へ吸気ポート１２２を延ばした。
【００３１】
このような形状の吸気ポート１２２は、上流端１２２ａを、シリンダヘッド１１５の上部に車体後方（この図の右側）に向って開口し、その開口部に形成したフランジ１２２ｂを、インレットパイプ１３４の下流端にボルト止めにて接続したものである。
【００３２】
本発明は、吸気系１３０のうち、インレットパイプ１３４の上流側にある絞り弁１３５（図４参照）と吸気弁１２１との間に、燃料噴射装置１４０を配置するとともに、この燃料噴射装置１４０を前上方から後下方へ向けた状態でエンジン１１０に取付けたものである。
【００３３】
具体的には、略Ｕ字形状の吸気ポート１２２の屈曲した底部、すなわち、吸気ポート１２２の前端部（この図の左側）に取付孔（取付口）１２３を形成し、この取付孔１２３に燃料噴射装置１４０を、前上方から吸気ポート１２２の下流側へ向けて取付け、吸気ポート１２２を介して燃焼室１１６へ燃料を噴射する燃料噴射装置１４０を、シリンダヘッド１１５の近傍に配置した。
このように、シリンダヘッド１１５に取付孔１２３を形成し、この取付孔１２３に燃料噴射装置１４０を取付けることができる。
【００３４】
以上の説明から明らかなように、燃料噴射方式は、前上方の燃料噴射装置１４０から吸気弁１２１へ向って燃料Ｆｕを噴射するように、吸気ポート１２２に料噴射装置１４０を傾けて取付けた、いわゆる吸気ポート内噴射方式である。
【００３５】
次に、上記エンジン用燃料噴射装置１４０の取付構造について、図６及び図７に基づき説明する。
図７は図６の７矢視図であり、燃料噴射装置１４０、取付ボス１２４、燃料ホース１７３及びハーネス１７７周りを前上方から見た構成を示す。
図６及び図７を参照しつつ説明すると、吸気ポート１２２は外面１２２ｃに取付ボス１２４を一体に設け、この取付ボス１２４に燃料噴射装置１４０並びに燃料供給ジョイント１７０をボルト共締めにて取付けたことを特徴とする。
【００３６】
詳しくは、取付ボス１２４は、燃料噴射装置１４０の後方（インレットパイプ１３４寄りの位置）に配置するとともに、燃料噴射装置１４０の長手方向に対して、ほぼ平行に延びる。このような取付ボス１２４は、図７に示すように平面視において、インレットパイプ１３４が延びる方向に対して略直交する方向に延びることで、燃料噴射装置１４０の後部（インレットパイプ１３４側）を囲うように配置した、細長い突起物である。
【００３７】
取付ボス１２４の先端面に板状の取付ステー１８１をボルト止めし、取付ステー１８１の先端を燃料噴射装置１４０の取付溝１４９に嵌合することで、取付ボス１２４に燃料噴射装置１４０を取付けることができる。
このように、吸気ポート１２２を介して燃焼室１１６へ燃料を噴射する燃料噴射装置１４０の後方で、吸気ポート１２２の外面１２２ｃに取付ボス１２４を設け、この取付ボス１２４に燃料噴射装置１４０を取付けるようにしたので、燃料噴射装置１４０を吸気ポート１２２の外面１２２ｃに強固に取付けることができる。
【００３８】
燃料供給ジョイント１７０は、燃料噴射装置１４０を取付ボス１２４に取付けるための取付ステー１８１と共に、取付ボス１２４にボルト止めした構成である。具体的には、燃料供給ジョイント１７０の側部から径外方にステー部１７８を延ばし、取付ボス１２４に板状の取付ステー１８１並びにステー部１７８をこの順に重ねて、複数のボルト１８２・・・にて止めた。
取付ボス１２４にステー部１７８を取付けることで、燃料供給ジョイント１７０の回り止めを図ることができ、この結果、ホースジョイント１７１の位置を固定することができる。
【００３９】
さらに本発明は、図６及び図７に示すように、シリンダヘッド１１５を構成する側壁１１５ｃ，１１５ｄを、燃料噴射装置１４０に沿わせて形成することで、側壁１１５ｃ，１１５ｄによって燃料噴射装置１４０の少なくとも一部を囲うように構成したことを特徴とする。
【００４０】
より具体的には、シリンダヘッド１１５は、左後部における角部を窪ませ、その窪み部分１１５ａに燃料噴射装置１４０並びに燃料供給ジョイント１７０を配置するようにした。このようにすることで、シリンダヘッド１１５を構成する側壁１１５ｂのうち、窪み部分１１５ａの側壁１１５ｃ，１１５ｄによって、燃料噴射装置１４０並びに燃料供給ジョイント１７０の、それぞれ前部及び右側部を囲うことができる。
【００４１】
このように、保護部材の役割を兼ねる取付ボス１２４及び側壁１１５ｃ，１１５ｄを、燃料噴射装置１４０に沿わせて形成することによって、外力に対して燃料噴射装置１４０を確実に保護することができる。
【００４２】
図８は本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の断面図である。燃料噴射装置１４０は、図示せぬ電子制御ユニットで演算された噴射信号に基づいて、燃料を噴射するインジェクタであり、例えば、ソレノイドバルブ式ノズルからなる。
【００４３】
詳しくは、燃料噴射装置１４０は、外部から燃料を取入れる燃料供給部１４１と、この燃料供給部１４１から取入れた燃料を噴射する燃料噴射ノズル１４２と、この燃料噴射ノズル１４２を開閉する弁１４３と、この弁１４３を開閉駆動するアクチュエータ１４４とを、筒状のハウジング１４７内に備えたものである。
アクチュエータ１４４は、ソレノイド１４５と、ソレノイド１４５によってスライドするプランジャ１４６とからなる。
【００４４】
ハウジング１４７は、取付孔１２３に嵌合にて取付けるハウジング前半部１５１と、このハウジング前半部１５１に連なるハウジング後半部１５２とからなる。ハウジング前半部１５１並びにハウジング後半部１５２は、別体同士の組合せ品又は一体品からなる。
ハウジング前半部１５１は、燃料噴射ノズル１４２を設けるとともに弁１４３を収納した、円筒状の筒状部材である。
ハウジング後半部１５２は、アクチュエータ１４４を収納するとともに、ハウジング前半部１５１とは反対側の位置（後端部）に燃料供給部１４１とコネクタ１４８とを備えた、円筒状の筒状部材である。
【００４５】
噴射信号に基づきソレノイド１４５が励磁して、プランジャ１４６を吸引することでスライドさせ、プランジャ１４６のスライドに応じて弁１４３が開くことにより、上端の燃料供給部１４１から供給された燃料を下端の噴射ノズル１４２から噴射させることができる。
【００４６】
さらに燃料噴射装置１４０は、上部の燃料供給部１４１に連結された燃料供給ジョイント１７０を介して燃料供給系１７２に接続したものである。
具体的には、燃料噴射装置１４０の上端の燃料供給部１４１に燃料供給ジョイント１７０を嵌合にて取付け、燃料供給ジョイント１７０の側部から径外方にホースジョイント１７１を延ばし、ホースジョイント１７１に燃料供給系１７２の燃料ホース１７３を接続するようにした。１７４はホースバンド、１７５はホースプロテクタ、１７９はＯリングである。
コネクタ１４８は、コネクタ１７６にてハーネス（電線）１７７を接続するものである。
【００４７】
さらに図７を参照すると、ホースジョイント１７１に接続された燃料ホース１７３及びコネクタ１４８に接続されたハーネス１７７は、互いに干渉しないように、且つ、シリンダヘッド１１５にも干渉しないように配置されることになる。
【００４８】
図９は本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の取付構造の断面図であり、図６に対応し、吸気ポート１２２及び燃料噴射装置１４０周りの断面構造を示す。図１０は本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の取付構造の分解図である。
【００４９】
図９及び図１０を参照しつつ説明すると、燃料噴射装置１４０はハウジング後半部１５２を防音カバー１９０で覆うとともに、この防音カバー１９０に一体に形成されたシール部１９２によってハウジング前半部１５１と取付孔１２３との間をシール（封止）したことを特徴とする。
【００５０】
詳しく説明すると、吸気ポート１２２の壁部１２２ｄに設けられた取付孔１２３は、外面１２２ｃ側の端にシール当接部１２３ａを形成したものである。このシール当接部１２３ａは外面１２２ｃから窪んで、その底面を平坦なシール面１２３ｂとした凹部である。この凹部１２３ａは外面１２２ｃ側から見たときに円形状を呈しており、取付孔１２３よりも大径である。
【００５１】
ハウジング前半部１５１の径はハウジング後半部１５２の径よりも小さい。このため、ハウジング前半部１５１とハウジング後半部１５２の境には段差部１５３を有する。また、ハウジング前半部１５１の径は取付孔１２３の径よりも小さい。
【００５２】
防音カバー１９０（防音ブーツ１９０とも言う。）は耐熱性を有する弾性材、例えばシリコンゴム等の耐熱ラバーからなる、円筒状の筒状部材である。防音カバー１９０の内径は、ハウジング後半部１５２の径と同一又は若干小さい寸法である。筒状部材からなるハウジング後半部１５２の外面１５２ａに、弾性を有する防音カバー１９０の内面１９１を接するようにして、ハウジング後半部１５２の周囲を防音カバー１９０で覆うことができる。
【００５３】
このような防音カバー１９０は、段差部１５３を囲うように径内方へ縁取りした環状の鍔部１９２を有する。この鍔部１９２は、防音カバー１９０に一体に形成された、弾性材からなるシール部材の役割を果たす。以下、鍔部１９２のことを「シール部１９２」と言う。シール部１９２の外径はシール当接部１２３ａの径より若干小さい。
【００５４】
次に、上記構成の燃料噴射装置１４０並びに防音カバー１９０の取付け手順を図６、図９及び図１０を参照しつつ説明する。なお、この取付け手順は、燃料噴射装置１４０並びに防音カバー１９０の取付構造の理解を容易にするために説明するものであり、次の内容に限定されるものではない。
【００５５】
先ず図１０に示すように、ハウジング１４７に防音カバー１９０を被せることにより、ハウジング後半部１５２を防音カバー１９０にて密着させた状態で覆うとともに、シール部１９２を段差部１５３にて囲う。ハウジング前半部１５１は、防音カバー１９０並びにシール部１９２から露出した状態になる。
次に、取付孔１２３にハウジング前半部１５１を嵌合する。この結果、シール部１９２の外端面１９３はシール面１２３ｂに接触する。
次に、燃料供給ジョイント１７０のホースジョイント１７１に燃料ホース１７３を接続する。
【００５６】
次に図６に示すように、燃料噴射装置１４０に取付ステー１８１を止め、取付ボス１２４に取付ステー１８１並びに燃料供給ジョイント１７０のステー部１７８をこの順に重ねて、ボルト１８２・・・にて止める。
この結果、図９に示すように、シール部１９２の外端面１９３は取付孔１２３のシール面１２３ｂに密着するとともに、シール部１９２の内端面１９４はハウジング１４７の段差部１５３に密着する。これで、取付孔１２３とハウジング前半部１５１との間を、シール部１９２によってシールすることができる。
最後に、コネクタ１４８にハーネス１７７を接続して、作業を完了する。
【００５７】
次に、上記構成の防音カバー１９０の作用について図８に基づき説明する。
本発明によれば、燃料噴射装置１４０のうち、アクチュエータ１４４を収納したハウジング後半部１５２を防音カバー１９０で覆うことによって、アクチュエータ１４４の作動音を遮断することができる。さらには、防音カバー１９０に一体に形成されたシール部１９２によって、取付孔１２３に対するハウジング前半部１５１の取付け部分を、気密性や水密性を保持するようにシール（封止）することができるとともに、シール部１９２の組付け状態を目視にて容易に確認することができる。しかも、防音カバー１９０にシール部１９２を一体に形成したので、別部材からなるシール部材は不要である。
【００５８】
このように、燃料噴射装置１４０の作動音を遮断する性能（騒音防止性能）を確保しつつ、部品数を削減することができる。従って、燃料噴射装置１４０の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置１４０の組付け作業性を高めることができる。
【００５９】
ところで、シリンダヘッド１１５に取付孔１２３を形成した場合には、エンジン１１０の燃焼室１１６（図６参照）での燃焼に伴う熱や振動が、シリンダヘッド１１５を介して燃料噴射装置１４０に伝わり得る。
【００６０】
これに対して本発明によれば、防音カバー１９０に形成された弾性材からなるシール部１９２によって、ハウジング前半部１５１と取付孔１２３との間をシールするようにしたので、シリンダヘッド１１５から燃料噴射装置１４０へ伝わる熱や振動を、シール部１９２によって抑制することができる。従って、シリンダヘッド１１５に取付けた燃料噴射装置１４０の耐久性をより高めることができる。
【００６１】
さらに本発明によれば、ハウジング後半部１５２のうち、ハウジング前半部１５１とは反対側の位置に、燃料供給部１４１とコネクタ１４８とを備えたので、燃料供給部１４１に接続された燃料ホース１７３やコネクタ１４８に接続されたハーネス１７７が、ハウジング後半部１５２を覆った防音カバー１９０に干渉しにくい。例えば、燃料ホース１７３やハーネス１７７を通すための切欠き部を、防音カバー１９０に設ける必要はない。
【００６２】
従って、騒音源としてのアクチュエータ１４４を収納したハウジング後半部１５２を、筒状部材とすることができる。この筒状部材１５２の周囲を防音カバー１９０で覆うことによって、アクチュエータ１４４の作動音がハウジング後半部１５２から外部へ伝わることを、より十分に遮断することができる。このため、防音カバー１９０による騒音防止効果（防音効果）を、より高めることができる。
【００６３】
さらにまた本発明によれば、筒状部材からなるハウジング後半部１５２の外面１５２ａ（図９参照）を、防音カバー１９０が接するように覆ったので、アクチュエータ１４４が作動するときのハウジング後半部１５２の振動を防音カバー１９０によって抑制することができる。従って、防音カバー１９０による騒音防止効果を、より高めることができる。
【００６４】
さらに本発明によれば、図６及び図９を参照すると、燃料噴射装置１４０は、取付溝１４９に板状の取付ステー１８１を嵌合にて取付け、この取付ステー１８１を取付ボス１２４にボルト止めしたものである。取付ステー１８１は、板厚方向にバネ性（弾性）を有する金属製薄板であり、板面が取付孔１２３の開口側（すなわち、シール面１２３ｂ側）に向いている。燃料噴射装置１４０に取付けられた取付ステー１８１を、取付ボス１２４にボルト止めすることにより、取付ステー１８１は燃料噴射装置１４０をシール面１２３ｂ側に弾発する。その弾発力により、ハウジング後半部１５２及び段差部１５３を介して、シール部１９２をシール面１２３ｂに押しつける。この結果、取付孔１２３とハウジング前半部１５１との間を、シール部１９２によってシールすることができる。
【００６５】
シール部１９２の厚みの圧縮量、すなわち、シール部１９２の外端面１９３から内端面１９４までの寸法の圧縮量については、取付ステー１８１の弾発力を設定することによって、任意に設定することができる。従って、シール部１９２のシール性能を最適状態に容易に設定することができる。
しかも、燃料噴射装置１４０が長手方向（図９に示す矢印Ａ方向）へ振動することを、取付ステー１８１の弾発力によって、抑制することができる。この結果、燃料噴射装置１４０の取付構造の防音効果を、より高めることができる。
【００６６】
なお、上記本発明の実施の形態において、エンジン用吸気通路１３７又はエンジン１１０のシリンダ１１３に取付孔１２３を形成し、この取付孔１２３に燃料噴射装置１４０を取付けるようにしてもよい。
【００６７】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１は、燃料噴射装置のうち、アクチュエータを収納したハウジング後半部を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音を遮断することができる。さらには、防音カバーに一体に形成されたシール部によって、取付孔に対するハウジング前半部の取付け部分を、気密性や水密性を保持するようにシール（封止）することができるとともに、シール部の組付け状態を目視にて容易に確認することができる。しかも、防音カバーにシール部を一体に形成したので、別部材からなるシール部材は不要である。
このように、燃料噴射装置の作動音を遮断する性能（騒音防止性能）を確保しつつ、部品数を削減することができる。従って、燃料噴射装置の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置の組付け作業性を高めることができる。
【００６８】
請求項２は、燃料噴射装置のうち、アクチュエータを収納したハウジング後半部を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音を遮断することができる。さらには、防音カバーに一体に形成されたシール部によって、取付孔に対するハウジング前半部の取付け部分を、気密性や水密性を保持するようにシール（封止）することができるとともに、シール部の組付け状態を目視にて容易に確認することができる。しかも、防音カバーにシール部を一体に形成したので、別部材からなるシール部材は不要である。
このように、請求項２によれば、燃料噴射装置の作動音を遮断する性能（騒音防止性能）を確保しつつ、部品数を削減することができる。従って、燃料噴射装置の関連部品数を少なくすることができるとともに、燃料噴射装置の組付け作業性を高めることができる。
さらに請求項２は、防音カバーに形成された弾性材からなるシール部によって、ハウジング前半部と取付孔との間をシールするようにしたので、シリンダヘッドから燃料噴射装置へ伝わる熱や振動を、シール部によって抑制することができる。従って、シリンダヘッドに取付けた燃料噴射装置の耐久性をより高めることができる。
【００６９】
請求項３は、ハウジング後半部のうち、ハウジング前半部とは反対側の位置に、燃料を取入れる燃料供給部とコネクタとを備えたので、燃料供給部に接続された燃料ホースやコネクタに接続されたハーネスが、ハウジング後半部を覆った防音カバーに干渉しにくい。例えば、燃料ホースやハーネスを通すための切欠き部を、防音カバーに設ける必要はない。
従って、騒音源としてのアクチュエータを収納したハウジング後半部を、筒状部材とすることができる。この筒状部材の周囲を防音カバーで覆うことによって、アクチュエータの作動音がハウジング後半部から外部へ伝わることを、より十分に遮断することができる。このため、防音カバーによる騒音防止効果を、より高めることができる。
【００７０】
請求項４は、筒状部材からなるハウジング後半部の外面を、防音カバーが接するように覆ったので、アクチュエータが作動するときのハウジング後半部の振動を防音カバーによって抑制することができる。従って、防音カバーによる騒音防止効果を、より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】発明に係る自動二輪車の左側面図
【図２】本発明に係る自動二輪車の後部拡大側面図
【図３】本発明に係る自動二輪車の後部拡大平面図
【図４】本発明に係るスイング式パワーユニット周りの側面図
【図５】本発明に係るスイング式パワーユニット周りの平面図
【図６】本発明に係るエンジンのシリンダヘッド周りの側面断面図
【図７】図６の７矢視図
【図８】本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の断面図
【図９】本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の取付構造の断面図
【図１０】本発明に係るエンジン用燃料噴射装置の取付構造の分解図
【図１１】従来のエンジン用燃料噴射装置の取付構造の概要図
【符号の説明】
１１０…エンジン、１１３…シリンダ、１１５…シリンダヘッド、１２２…吸気ポート、１２３…取付孔、１２３ａ…シール当接部、１２３ｂ…シール面、１３７…エンジン用吸気通路、１４０…燃料噴射装置、１４１…燃料供給部、１４２…燃料噴射ノズル、１４３…弁、１４４…アクチュエータ、１４７…ハウジング、１４８…コネクタ、１５１…ハウジング前半部、１５２…ハウジング後半部（筒状部材）、１５２ａ…筒状部材の外面、１５３…段差部、１９０…防音カバー、１９２…シール部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an improved technique for mounting a fuel injection device for an engine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In an engine fuel injection device mounting structure, a technique is known in which an operation sound of the fuel injection device is shut off (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-318080 (Pages 2 to 3, FIGS. 1 to 6)
[0004]
An outline of a conventional mounting structure for an engine fuel injection device according to Patent Document 1 will be described with reference to FIG.
FIGS. 11 (a) and 11 (b) are schematic views of a mounting structure of a conventional engine fuel injection device, and FIGS. 1 and 6 of JP-A-10-318080 are shown again. (A) shows the entire configuration of the mounting structure of the engine fuel injection device, and (b) shows a cross-sectional configuration taken along line bb of (a). The reference numerals have been re-assigned.
[0005]
As shown in FIG. 2 (b), a mounting structure of a conventional engine fuel injection device is provided with mounting holes 203 for each cylinder in a wall 202 of an intake passage 201 of an engine. That is, the injection side 205a of the fuel injection device (injector) 205 is attached by fitting.
Further, in the conventional mounting structure of the engine fuel injection device, as shown in FIGS. 3A and 3B, the fuel supply ports 205b of the fuel injection device 205 are connected by one fuel supply pipe 206, and The fuel injection device 205 is surrounded by cylindrical soundproof walls (soundproof covers) 207 formed integrally with the supply pipe 206. Each soundproof wall 207 extends to the vicinity of the wall 202. The operation noise of the fuel injection device 205 can be cut off by the soundproof wall 207.
211 is a cover for closing the side opening 207a of the soundproof wall 207, 212 is a power receiving connector, and 213 is a power feeding connector.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional technique, the space between the mounting hole 203 and the fuel injection device 205 is sealed by a seal member 204, and the fuel injection device 205 is surrounded by a soundproof wall 207. As a mounting procedure of the fuel injection device 205, first, the seal member 204 is mounted on the injection side 205a of the fuel injection device 205, then the fuel injection device 205 is mounted on the mounting hole 203 of the wall 202, and then the fuel injection device 205 is mounted. It is conceivable to cover the soundproof wall 207 and attach the fuel supply pipe 206. Such a mounting structure of the fuel injection device 205 has a large number of parts and has room for improvement in terms of assembling workability.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide an engine fuel injection device mounting structure in which the operation noise of the fuel injection device is cut off, the number of related parts of the fuel injection device can be reduced, and the assembly of the fuel injection device is performed. An object of the present invention is to provide a technique capable of improving workability.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a first aspect of the present invention is a mounting structure for an engine fuel injection device, wherein a mounting hole is formed in an engine intake passage, an engine cylinder or a cylinder head, and the fuel injection device is mounted in the mounting hole. A fuel injection device includes a valve for opening and closing a fuel injection nozzle, an actuator for driving the valve to open and close, a fuel injection nozzle, and a housing front half provided with a fuel injection nozzle fitted to a mounting hole, and a housing front half. And a rear half of the housing for accommodating the actuator, wherein the rear half of the housing is covered with a soundproof cover, and the front half of the housing is formed by a seal formed integrally with the soundproof cover. And between the mounting hole and the mounting hole.
[0009]
According to the first aspect, the operating sound of the actuator can be cut off by covering the rear half of the housing in which the actuator is housed with the soundproof cover. Further, the mounting portion of the front half of the housing with respect to the mounting hole can be sealed (sealed) so as to maintain airtightness and watertightness by a seal portion formed integrally with the soundproof cover. The assembled state can be easily confirmed visually. Moreover, since the seal portion is formed integrally with the soundproof cover, a separate seal member is not required.
In this way, the number of components can be reduced while ensuring the performance of shutting off the operating noise of the fuel injection device (noise prevention performance). Therefore, the number of related parts of the fuel injection device can be reduced, and the workability of assembling the fuel injection device can be improved.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, there is provided an engine fuel injector mounting structure in which a mounting hole is formed in a cylinder head of an engine, and the fuel injection device is mounted in the mounting hole, wherein the fuel injection device opens and closes a fuel injection nozzle. A valve, an actuator for driving the valve to open and close, a fuel injection nozzle, a front half of a housing that is fitted and fitted to a mounting hole, and a rear half of a housing that is connected to the front half of the housing and houses the actuator. In the mounting structure of the engine fuel injection device, the rear half of the housing is covered with a soundproof cover, and the space between the front half of the housing and the mounting hole is sealed by a seal portion formed of an elastic material integrally formed with the soundproof cover. It is characterized by.
[0011]
According to the second aspect, in the fuel injection device, the operating sound of the actuator can be cut off by covering the rear half of the housing containing the actuator with the soundproof cover. Further, the mounting portion of the front half of the housing with respect to the mounting hole can be sealed (sealed) so as to maintain airtightness and watertightness by a seal portion formed integrally with the soundproof cover. The assembled state can be easily confirmed visually. Moreover, since the seal portion is formed integrally with the soundproof cover, a separate seal member is not required.
In this way, the number of components can be reduced while ensuring the performance of shutting off the operating noise of the fuel injection device (noise prevention performance). Therefore, the number of related parts of the fuel injection device can be reduced, and the workability of assembling the fuel injection device can be improved.
[0012]
By the way, when the mounting hole is formed in the cylinder head of the engine, heat and vibration accompanying combustion in the combustion chamber of the engine can be transmitted to the fuel injection device via the cylinder head.
On the other hand, according to the second aspect, the space between the front half of the housing and the mounting hole is sealed by the seal portion made of an elastic material formed on the soundproof cover, so that the sound is transmitted from the cylinder head to the fuel injection device. Heat and vibration can be suppressed by the seal portion. Therefore, the durability of the fuel injection device attached to the cylinder head can be further improved.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, the rear half of the housing is a tubular member provided with a fuel supply portion for taking in fuel and a connector at a position opposite to the front half of the housing, and the periphery of the tubular member is covered with a soundproof cover. It is characterized by being covered.
In the rear half of the housing, the fuel supply unit for taking in fuel and the connector are provided at a position opposite to the front half of the housing, so that the fuel hose connected to the fuel supply unit and the harness connected to the connector are: Less likely to interfere with the soundproof cover that covers the rear half of the housing. For example, it is not necessary to provide a cutout for passing a fuel hose or harness in the soundproof cover.
Therefore, the rear half of the housing containing the actuator as a noise source can be a tubular member. By covering the periphery of the cylindrical member with the soundproof cover, transmission of the operation sound of the actuator from the rear half of the housing to the outside can be more sufficiently blocked. For this reason, the noise prevention effect by the soundproof cover can be further enhanced.
[0014]
The fourth aspect is characterized in that the soundproof cover is covered so as to be in contact with the outer surface of the tubular member.
Since the outer surface of the rear half portion of the cylindrical housing is covered with the soundproof cover, the vibration of the rear half portion of the housing when the actuator operates can be suppressed by the soundproof cover. Therefore, the noise prevention effect of the soundproof cover can be further enhanced.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In addition, “front”, “rear”, “left”, “right”, “up”, and “down” follow directions viewed from the driver, and Fr is the front side, Rr is the rear side, L is the left side, and R is the right side. , CL indicate the vehicle width center (body center). Also, the drawings should be viewed in the direction of reference numerals.
[0016]
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle according to the present invention.
The motorcycle 10 includes a body frame 11, a front fork 13 attached to a head pipe 12 of the body frame 11, a front wheel 14 attached to the front fork 13, a handle 15 connected to the front fork 13, and a rear of the body frame 11. A swing type power unit 16 mounted on the upper part, a rear wheel 17 mounted on the rear part of the power unit 16, a rear suspension 18 for suspending the power unit 16 on a rear upper part of the body frame 11, and an article storage mounted on a rear upper part of the body frame 11 The main components include a part 21, a seat 22 mounted on the upper part of the article storage part 21, a fuel tank 23 mounted on the rear upper part of the body frame 11 behind the article storage part 21, and a body cover 30 covering the body frame 11. It is a small scooter type vehicle.
[0017]
The power unit 16 is disposed below the article storage section 21 and the seat 22. The article storage section 21 is a storage box for storing various articles P such as a helmet.
The body cover 30 includes a front cover 31 covering the front portion of the head pipe 12, a leg shield 32 covering the driver's legs, a step floor 33 for placing the driver's feet, and a lower part of the step floor 33. An under cover 34 is disposed to cover the lower portion of the body frame 11 and a rear side cover 35 covers the rear half of the body frame 11.
In the figure, 41 is a front suspension, 42 is a headlamp, 43 is a meter, 44 is a front fender, 45 is a handle cover, 46 is a main stand, 47 is a rear fender, 61 is a down frame part of a body frame, and 62 is a body frame. It is a floor support frame.
[0018]
FIG. 2 is a rear enlarged side view of the motorcycle according to the present invention.
The body frame 11 is a divided frame which is divided into two parts, a front frame 60 at the front and a rear frame 70 at the rear, below the step floor 33. That is, the front and rear frames 60 and 70 can be integrated by superposing the rear coupling surface 74 on the front coupling surface 64 and bolting the same. The rear frame 70 has a sub-frame 80 bolted to the rear end.
[0019]
The power unit 16 has a combined structure of a front engine 110 and a rear continuously variable transmission 161. The engine (internal combustion engine) 110 is a single-cylinder four-cycle water-cooled engine in which cylinders are arranged substantially horizontally toward the front of the vehicle body. The continuously variable transmission 161 is, for example, a belt-type transmission.
This figure shows that the air cleaner 131 is arranged on the left side of the rear wheel 17 and this air cleaner 131 is mounted on the upper rear part of the power unit 16. 51 is an exhaust pipe for the engine, and 52 is a muffler. A1 is a straight line passing through a frame-side pivot 92 and an engine-side pivot 95 described later.
[0020]
FIG. 3 is an enlarged rear plan view of the motorcycle according to the present invention, and shows that an engine radiator 53 is integrally provided on the right side of the power unit 16.
The sub-frame 80 includes left and right article storage section posts 81, 81 standing from the left and right main frame sections 71, 71 of the rear frame 70, and a connecting stay 82 connecting the article storage section posts 81, 81. . 54 is a spark plug, and 63, 72 and 73 are cross members.
[0021]
FIG. 4 is a side view around the swing type power unit according to the present invention.
The engine 110 extends the cylinder block 112 and the cylinder (not shown) substantially horizontally forward from the crankcase 111 toward the front of the vehicle body, and bolts the cylinder head 115 to the front end of the cylinder block 112 with a bolt. The head cover 117 is joined to the front end of the cylinder head 115 by bolting. 119 is a crankshaft.
[0022]
This figure shows an air cleaner 131, a connecting tube (connection tube) 132 connected to the outlet of the air cleaner 131, a throttle body 133 connected to the downstream end of the connecting tube 132, and an inlet pipe 134 connected to the downstream end of the throttle body 133. And the intake port 122 connected to the downstream end of the inlet pipe 134 to form the intake system 130 of the engine 110.
Here, in the intake system 130, a passage from the outlet of the air cleaner 131 to the inlet of the intake port 122 is referred to as “engine intake passage 137”.
[0023]
In such an intake system 130, the air cleaner 131, the connecting tube 132, the throttle body 133, and the inlet pipe 134 are disposed above the engine 110 in a substantially horizontal state from the rear to the front of the vehicle body. The downstream end of the pipe 134 was connected to the intake port 122 of the engine 110.
[0024]
The throttle body 133 is connected to the upstream end of the inlet pipe 134, is disposed substantially above the crankcase 111, and has a built-in throttle valve 135. The throttle valve 135 is a valve arranged upstream of the intake port 122 to adjust the cross-sectional area of the intake port 122.
[0025]
FIG. 5 is a plan view around the swing type power unit according to the present invention, and shows that an inlet pipe 134 has been passed through a space S sandwiched between a pair of left and right anti-vibration links 93. The inlet pipe 134 is an intake pipe arranged substantially parallel to the cylinder axis O and having an upstream end directed toward the rear of the vehicle body.
[0026]
Here, the fact that the front portion of the power unit 16 is attached to the vehicle body frame 11 via the anti-vibration link mechanism 90 so as to freely swing up and down will be described with reference to FIGS.
The anti-vibration link mechanism 90 (1) attaches the upper ends of the left and right anti-vibration links 93 to the left and right main frame portions 71, 71 via rubber bushings and frame-side pivots 92, 92 so as to freely swing up and down. (2) The left and right hanger portions 112a, 112a of the engine 110 are attached to the lower ends of the left and right anti-vibration links 93, 93 via a rubber bush and an engine-side pivot 95 so as to be vertically swingable. is there. 96 is a tubular spacer.
[0027]
As shown in FIG. 4, a pair of left and right frame-side pivots 92 (only the left side is shown in this figure; the same applies hereinafter) is provided between the bottom 21 a of the article storage section 21 and the upper surface U1 of the engine 110 and the article storage section 21. The engine-side pivot 95 is disposed at a position close to the bottom 21 a of the, and at a position below and behind the frame-side pivot 92. Further, the fuel injection device 140 is arranged on the vehicle body front side with respect to the frame-side pivot 92.
[0028]
FIG. 6 is a side sectional view around the cylinder head of the engine according to the present invention.
The engine 110 extends a cylinder 113 in a cylinder block 112 substantially horizontally from a crankcase 111 (see FIG. 2) toward the front of the vehicle body, inserts a piston 114 into the cylinder 113, and inserts a combustion chamber 116 into a cylinder head 115. The valve operating chamber 118 is formed by the cylinder head 115 and the head cover 117, and the valve operating mechanism 128 is housed in the valve operating chamber 118.
[0029]
The cylinder head 115 is formed integrally with an intake port 122 connected to the combustion chamber 116 and provided with an intake valve 121 and an exhaust port 126 connected to the combustion chamber 116 and provided with an exhaust valve 125.
The intake valve 121 is a valve disposed between the combustion chamber 116 and the intake port 122 to open and close between the two, and has a valve stem 121a. The exhaust valve 125 is a valve disposed between the combustion chamber 116 and the exhaust port 126 to open and close between the two, and includes a valve stem 125a.
[0030]
The intake port 122 extends from the downstream side connected to the combustion chamber 116 to the upstream side, in a direction substantially parallel to the axis O of the cylinder 113 and away from the combustion chamber 116 from the position of the intake valve 121 (left side in this figure). After that, a substantially U-shaped passage which bends outward at a substantially right angle to the axis O and extends again substantially in parallel to the axis O is provided in the cylinder head 115 at the front of the vehicle body (the (Left side in the figure). In this manner, the intake port 122 is extended substantially rearward from the upper portion of the cylinder head 115.
[0031]
The intake port 122 having such a shape has an upstream end 122a opened above the cylinder head 115 toward the rear of the vehicle body (right side in this figure), and a flange 122b formed in the opening is connected to the downstream side of the inlet pipe 134. It is connected to the end by bolting.
[0032]
According to the present invention, the fuel injection device 140 is disposed between the throttle valve 135 (see FIG. 4) on the upstream side of the inlet pipe 134 and the intake valve 121 in the intake system 130, and the fuel injection device 140 is It is attached to the engine 110 from the upper front to the lower rear.
[0033]
Specifically, an attachment hole (attachment port) 123 is formed at the bent bottom of the substantially U-shaped intake port 122, that is, at the front end (left side in this figure) of the intake port 122. The injection device 140 is mounted from the upper front to the downstream side of the intake port 122, and the fuel injection device 140 that injects fuel into the combustion chamber 116 via the intake port 122 is arranged near the cylinder head 115.
Thus, the mounting hole 123 is formed in the cylinder head 115, and the fuel injection device 140 can be mounted in the mounting hole 123.
[0034]
As is apparent from the above description, in the fuel injection system, the fuel injection device 140 is attached to the intake port 122 at an angle so as to inject the fuel Fu from the upper front fuel injection device 140 toward the intake valve 121. This is a so-called intake port injection method.
[0035]
Next, a mounting structure of the engine fuel injection device 140 will be described with reference to FIGS.
FIG. 7 is a view taken in the direction of the arrow 7 in FIG.
Explaining with reference to FIGS. 6 and 7, the intake port 122 has a mounting boss 124 integrally provided on the outer surface 122c, and the fuel injection device 140 and the fuel supply joint 170 are mounted on the mounting boss 124 by bolts. It is characterized by.
[0036]
More specifically, the mounting boss 124 is arranged behind the fuel injection device 140 (at a position near the inlet pipe 134), and extends substantially parallel to the longitudinal direction of the fuel injection device 140. As shown in FIG. 7, such a mounting boss 124 extends in a direction substantially perpendicular to the direction in which the inlet pipe 134 extends in a plan view, thereby surrounding the rear portion of the fuel injection device 140 (the inlet pipe 134 side). Elongated projections arranged in such a manner.
[0037]
Mounting the fuel injection device 140 to the mounting boss 124 by bolting a plate-like mounting stay 181 to the distal end surface of the mounting boss 124 and fitting the distal end of the mounting stay 181 into the mounting groove 149 of the fuel injection device 140. Can be.
As described above, the mounting boss 124 is provided on the outer surface 122 c of the intake port 122 behind the fuel injection device 140 that injects fuel into the combustion chamber 116 via the intake port 122, and the fuel injection device 140 is mounted on the mounting boss 124. As a result, the fuel injection device 140 can be firmly attached to the outer surface 122c of the intake port 122.
[0038]
The fuel supply joint 170 is configured to be bolted to the mounting boss 124 together with a mounting stay 181 for mounting the fuel injection device 140 to the mounting boss 124. Specifically, a stay portion 178 is extended radially outward from a side portion of the fuel supply joint 170, and a plate-like mounting stay 181 and a stay portion 178 are stacked on the mounting boss 124 in this order, and a plurality of bolts 182. Stopped at
By attaching the stay portion 178 to the attachment boss 124, the rotation of the fuel supply joint 170 can be prevented, and as a result, the position of the hose joint 171 can be fixed.
[0039]
Further, according to the present invention, as shown in FIGS. 6 and 7, the side walls 115c and 115d constituting the cylinder head 115 are formed along the fuel injection device 140, so that the side wall 115c and 115d It is characterized by being configured to surround at least a part.
[0040]
More specifically, the cylinder head 115 has a left rear corner depressed, and the fuel injection device 140 and the fuel supply joint 170 are arranged in the depression 115a. By doing so, the front and right sides of the fuel injection device 140 and the fuel supply joint 170 can be surrounded by the side walls 115c and 115d of the recessed portion 115a among the side walls 115b constituting the cylinder head 115. .
[0041]
In this way, by forming the mounting boss 124 and the side walls 115c and 115d, which also serve as protective members, along the fuel injection device 140, the fuel injection device 140 can be reliably protected against external force.
[0042]
FIG. 8 is a sectional view of an engine fuel injection device according to the present invention. The fuel injection device 140 is an injector that injects fuel based on an injection signal calculated by an electronic control unit (not shown), and includes, for example, a solenoid valve type nozzle.
[0043]
Specifically, the fuel injection device 140 includes a fuel supply unit 141 that takes in fuel from the outside, a fuel injection nozzle 142 that injects fuel that is taken in from the fuel supply unit 141, and a valve 143 that opens and closes the fuel injection nozzle 142. An actuator 144 for opening and closing the valve 143 is provided in a cylindrical housing 147.
The actuator 144 includes a solenoid 145 and a plunger 146 that is slid by the solenoid 145.
[0044]
The housing 147 includes a housing front half part 151 that is fitted to the mounting hole 123 by fitting, and a housing rear half part 152 that is continuous with the housing front half part 151. The housing front half part 151 and the housing rear half part 152 are made of a combined product or an integrated product of separate bodies.
The front half part 151 of the housing is a cylindrical member provided with the fuel injection nozzle 142 and accommodating the valve 143.
The housing rear half 152 is a cylindrical member that houses the actuator 144 and includes a fuel supply unit 141 and a connector 148 at a position (rear end) opposite to the housing front half 151.
[0045]
The solenoid 145 is excited based on the injection signal, and the plunger 146 is slid by sucking the plunger 146 and the valve 143 is opened according to the sliding of the plunger 146, so that the fuel supplied from the upper fuel supply unit 141 is injected at the lower end. It can be ejected from the nozzle 142.
[0046]
Further, the fuel injection device 140 is connected to a fuel supply system 172 via a fuel supply joint 170 connected to an upper fuel supply section 141.
Specifically, the fuel supply joint 170 is fitted to the fuel supply portion 141 at the upper end of the fuel injection device 140 by fitting, and the hose joint 171 is extended radially outward from the side of the fuel supply joint 170, and is connected to the hose joint 171. The fuel hose 173 of the fuel supply system 172 was connected. 174 is a hose band, 175 is a hose protector, and 179 is an O-ring.
The connector 148 connects the harness (electric wire) 177 with the connector 176.
[0047]
Still referring to FIG. 7, the fuel hose 173 connected to the hose joint 171 and the harness 177 connected to the connector 148 are arranged so as not to interfere with each other and not to interfere with the cylinder head 115. Become.
[0048]
FIG. 9 is a cross-sectional view of the mounting structure of the engine fuel injection device according to the present invention, and corresponds to FIG. 6 and shows a cross-sectional structure around the intake port 122 and the fuel injection device 140. FIG. 10 is an exploded view of the mounting structure of the engine fuel injection device according to the present invention.
[0049]
Referring to FIGS. 9 and 10, the fuel injection device 140 covers the rear half portion 152 of the housing with a soundproof cover 190, and the front half portion 151 of the housing and the mounting hole are formed integrally by a seal portion 192 formed on the soundproof cover 190. 123 is sealed (sealed).
[0050]
More specifically, the mounting hole 123 provided in the wall portion 122d of the intake port 122 has a seal contact portion 123a formed at the end on the outer surface 122c side. The seal contact portion 123a is a concave portion which is depressed from the outer surface 122c and has a flat bottom surface 123b. The concave portion 123a has a circular shape when viewed from the outer surface 122c side, and has a larger diameter than the mounting hole 123.
[0051]
The diameter of the housing front half 151 is smaller than the diameter of the housing rear half 152. For this reason, a step portion 153 is provided at the boundary between the housing front half portion 151 and the housing rear half portion 152. Further, the diameter of the housing front half 151 is smaller than the diameter of the mounting hole 123.
[0052]
The soundproof cover 190 (also referred to as a soundproof boot 190) is a cylindrical member made of a heat-resistant elastic material, for example, heat-resistant rubber such as silicon rubber. The inner diameter of the soundproof cover 190 is the same as or slightly smaller than the diameter of the housing rear half 152. The outer periphery of the housing rear half 152 can be covered with the soundproof cover 190 so that the inner surface 191 of the elastic soundproof cover 190 is in contact with the outer surface 152a of the housing rear half 152 made of a cylindrical member.
[0053]
Such a soundproof cover 190 has an annular flange portion 192 which is rimmed inward so as to surround the step portion 153. The flange portion 192 plays a role of a seal member formed of an elastic material and formed integrally with the soundproof cover 190. Hereinafter, the flange portion 192 is referred to as a “seal portion 192”. The outer diameter of the seal portion 192 is slightly smaller than the diameter of the seal contact portion 123a.
[0054]
Next, a procedure for mounting the fuel injection device 140 and the soundproof cover 190 having the above-described configuration will be described with reference to FIGS. 6, 9, and 10. FIG. Note that this mounting procedure is described to facilitate understanding of the mounting structure of the fuel injection device 140 and the soundproof cover 190, and is not limited to the following contents.
[0055]
First, as shown in FIG. 10, the housing 147 is covered with a soundproof cover 190 to cover the rear half portion 152 of the housing with the soundproof cover 190 in close contact therewith, and the seal portion 192 is surrounded by a step portion 153. The housing front half part 151 is exposed from the soundproof cover 190 and the seal part 192.
Next, the housing front half part 151 is fitted into the mounting hole 123. As a result, the outer end surface 193 of the seal portion 192 contacts the seal surface 123b.
Next, the fuel hose 173 is connected to the hose joint 171 of the fuel supply joint 170.
[0056]
Next, as shown in FIG. 6, the mounting stay 181 is stopped on the fuel injection device 140, the mounting stay 181 and the stay portion 178 of the fuel supply joint 170 are stacked on the mounting boss 124 in this order, and are stopped with bolts 182. .
As a result, as shown in FIG. 9, the outer end surface 193 of the seal portion 192 is in close contact with the seal surface 123b of the mounting hole 123, and the inner end surface 194 of the seal portion 192 is in close contact with the step portion 153 of the housing 147. Thus, the space between the mounting hole 123 and the housing front half 151 can be sealed by the seal portion 192.
Finally, the harness 177 is connected to the connector 148, and the operation is completed.
[0057]
Next, the operation of the soundproof cover 190 having the above configuration will be described with reference to FIG.
According to the present invention, the operating sound of the actuator 144 can be cut off by covering the rear half portion 152 of the fuel injection device 140 that houses the actuator 144 with the soundproof cover 190. Furthermore, the seal portion 192 formed integrally with the soundproof cover 190 can seal (seal) the mounting portion of the housing front half portion 151 with respect to the mounting hole 123 so as to maintain airtightness and watertightness. , The assembled state of the seal portion 192 can be easily confirmed visually. Moreover, since the seal portion 192 is formed integrally with the soundproof cover 190, a separate seal member is not required.
[0058]
In this manner, the number of components can be reduced while ensuring the performance (noise prevention performance) of shutting off the operation noise of the fuel injection device 140. Therefore, the number of related parts of the fuel injection device 140 can be reduced, and the workability of assembling the fuel injection device 140 can be improved.
[0059]
By the way, when the mounting hole 123 is formed in the cylinder head 115, heat and vibration accompanying combustion in the combustion chamber 116 (see FIG. 6) of the engine 110 can be transmitted to the fuel injection device 140 via the cylinder head 115. .
[0060]
On the other hand, according to the present invention, the space between the front half part 151 of the housing and the mounting hole 123 is sealed by the seal part 192 made of an elastic material formed on the soundproof cover 190. Heat and vibration transmitted to the injection device 140 can be suppressed by the seal portion 192. Therefore, the durability of the fuel injection device 140 attached to the cylinder head 115 can be further improved.
[0061]
Furthermore, according to the present invention, the fuel supply unit 141 and the connector 148 are provided at the position opposite to the housing front half 151 in the housing rear half 152, so that the fuel hose 173 connected to the fuel supply unit 141 is provided. And the harness 177 connected to the connector 148 are less likely to interfere with the soundproof cover 190 covering the rear half 152 of the housing. For example, it is not necessary to provide a cutout for passing the fuel hose 173 and the harness 177 in the soundproof cover 190.
[0062]
Therefore, the rear half portion 152 of the housing that houses the actuator 144 as a noise source can be a tubular member. By covering the periphery of the cylindrical member 152 with the soundproof cover 190, the transmission of the operation sound of the actuator 144 from the rear half portion 152 of the housing to the outside can be more sufficiently blocked. For this reason, the noise prevention effect (soundproof effect) of the soundproof cover 190 can be further enhanced.
[0063]
Furthermore, according to the present invention, since the outer surface 152a (see FIG. 9) of the housing rear half portion 152 made of a cylindrical member is covered so that the soundproof cover 190 contacts, the housing rear half portion 152 when the actuator 144 operates is formed. The vibration can be suppressed by the soundproof cover 190. Therefore, the noise prevention effect of the soundproof cover 190 can be further enhanced.
[0064]
According to the present invention, referring to FIGS. 6 and 9, the fuel injection device 140 mounts a plate-shaped mounting stay 181 in the mounting groove 149 by fitting, and bolts the mounting stay 181 to the mounting boss 124. It was done. The mounting stay 181 is a thin metal plate having a spring property (elasticity) in the thickness direction, and the plate surface faces the opening side of the mounting hole 123 (that is, the seal surface 123b side). The mounting stay 181 attached to the fuel injection device 140 is bolted to the mounting boss 124 so that the mounting stay 181 resiliently ejects the fuel injection device 140 toward the seal surface 123b. Due to the elastic force, the seal portion 192 is pressed against the seal surface 123b via the rear half portion 152 and the step portion 153 of the housing. As a result, the space between the mounting hole 123 and the housing front half 151 can be sealed by the seal portion 192.
[0065]
The amount of compression of the thickness of the seal portion 192, that is, the amount of compression of the dimension from the outer end surface 193 to the inner end surface 194 of the seal portion 192 can be arbitrarily set by setting the elasticity of the mounting stay 181. it can. Therefore, the sealing performance of the seal portion 192 can be easily set to an optimum state.
In addition, the vibration of the fuel injection device 140 in the longitudinal direction (the direction of the arrow A shown in FIG. 9) can be suppressed by the elastic force of the mounting stay 181. As a result, the soundproofing effect of the mounting structure of the fuel injection device 140 can be further enhanced.
[0066]
In the embodiment of the present invention, a mounting hole 123 may be formed in the engine intake passage 137 or the cylinder 113 of the engine 110, and the fuel injection device 140 may be mounted in the mounting hole 123.
[0067]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above configuration.
According to the first aspect of the present invention, the operation sound of the actuator can be cut off by covering the rear half of the housing containing the actuator with the soundproof cover. Further, the mounting portion of the front half of the housing with respect to the mounting hole can be sealed (sealed) so as to maintain airtightness and watertightness by a seal portion formed integrally with the soundproof cover. The assembled state can be easily confirmed visually. Moreover, since the seal portion is formed integrally with the soundproof cover, a separate seal member is not required.
In this way, the number of components can be reduced while ensuring the performance of shutting off the operating noise of the fuel injection device (noise prevention performance). Therefore, the number of related parts of the fuel injection device can be reduced, and the workability of assembling the fuel injection device can be improved.
[0068]
According to a second aspect of the present invention, the operation sound of the actuator can be cut off by covering the rear half of the housing containing the actuator with the soundproof cover. Further, the mounting portion of the front half of the housing with respect to the mounting hole can be sealed (sealed) so as to maintain airtightness and watertightness by a seal portion formed integrally with the soundproof cover. The assembled state can be easily confirmed visually. Moreover, since the seal portion is formed integrally with the soundproof cover, a separate seal member is not required.
Thus, according to the second aspect, it is possible to reduce the number of parts while ensuring the performance (noise prevention performance) of shutting off the operation noise of the fuel injection device. Therefore, the number of related parts of the fuel injection device can be reduced, and the workability of assembling the fuel injection device can be improved.
Further, since the space between the front half of the housing and the mounting hole is sealed by a seal portion made of an elastic material formed on the soundproof cover, heat and vibration transmitted from the cylinder head to the fuel injection device can be reduced. It can be suppressed by the seal portion. Therefore, the durability of the fuel injection device attached to the cylinder head can be further improved.
[0069]
According to a third aspect of the present invention, the fuel supply unit and the connector for taking in fuel are provided at a position opposite to the front half of the housing in the rear half of the housing, so that the fuel hose and the connector are connected to the fuel supply unit. The harness is less likely to interfere with the soundproof cover covering the rear half of the housing. For example, it is not necessary to provide a cutout for passing a fuel hose or harness in the soundproof cover.
Therefore, the rear half of the housing containing the actuator as a noise source can be a tubular member. By covering the periphery of the cylindrical member with the soundproof cover, transmission of the operation sound of the actuator from the rear half of the housing to the outside can be more sufficiently blocked. For this reason, the noise prevention effect by the soundproof cover can be further enhanced.
[0070]
According to the fourth aspect, since the outer surface of the rear half of the housing made of the tubular member is covered so as to be in contact with the soundproof cover, the vibration of the rear half of the housing when the actuator operates can be suppressed by the soundproof cover. Therefore, the noise prevention effect of the soundproof cover can be further enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle according to the invention.
FIG. 2 is a rear enlarged side view of the motorcycle according to the present invention.
FIG. 3 is an enlarged rear plan view of the motorcycle according to the present invention.
FIG. 4 is a side view around a swing type power unit according to the present invention.
FIG. 5 is a plan view around a swing type power unit according to the present invention.
FIG. 6 is a side cross-sectional view around the cylinder head of the engine according to the present invention.
7 is a view taken in the direction of arrow 7 in FIG. 6;
FIG. 8 is a cross-sectional view of an engine fuel injection device according to the present invention.
FIG. 9 is a sectional view of a mounting structure of the fuel injection device for an engine according to the present invention.
FIG. 10 is an exploded view of the mounting structure of the engine fuel injection device according to the present invention.
FIG. 11 is a schematic view of a mounting structure of a conventional engine fuel injection device.
[Explanation of symbols]
110 ... Engine, 113 ... Cylinder, 115 ... Cylinder head, 122 ... Intake port, 123 ... Mounting hole, 123a ... Seal contact portion, 123b ... Seal surface, 137 ... Engine intake passage, 140 ... Fuel injection device, 141 ... Fuel supply unit, 142 ... Fuel injection nozzle, 143 ... Valve, 144 ... Actuator, 147 ... Housing, 148 ... Connector, 151 ... Housing first half, 152 ... Housing rear half (cylindrical member), 152a ... Outer surface of cylindrical member , 153: stepped portion, 190: soundproof cover, 192: seal portion.

Claims

A mounting structure for an engine fuel injection device, wherein a mounting hole is formed in an engine intake passage, an engine cylinder or a cylinder head, and a fuel injection device is mounted in the mounting hole. A valve for opening and closing a nozzle, an actuator for opening and closing the valve, an actuator for providing the fuel injection nozzle, and a front half of a housing to be fitted to the mounting hole by fitting; a housing connected to the front half of the housing and housing the actuator In the mounting structure of the engine fuel injection device having the rear half,
A mounting structure for a fuel injection device for an engine, wherein the rear half of the housing is covered with a soundproof cover, and a space between the front half of the housing and the mounting hole is sealed by a seal portion formed integrally with the soundproof cover. .

A mounting structure for an engine fuel injection device in which a mounting hole is formed in a cylinder head of an engine and a fuel injection device is mounted in the mounting hole, wherein the fuel injection device includes a valve that opens and closes a fuel injection nozzle. An actuator that opens and closes the valve, a front half of a housing that is provided with the fuel injection nozzle and is fitted to the mounting hole by fitting, and a rear half of a housing that is connected to the front half of the housing and houses the actuator. In the mounting structure of the engine fuel injection device,
The fuel injection for an engine, wherein the rear half of the housing is covered with a soundproof cover, and a space between the front half of the housing and the mounting hole is sealed by a seal portion formed of an elastic material integrally formed with the soundproof cover. Equipment mounting structure.

The rear half of the housing is a tubular member provided with a fuel supply unit for taking in fuel and a connector at a position opposite to the front half of the housing, and the periphery of the tubular member is covered with the soundproof cover. The mounting structure for a fuel injection device for an engine according to claim 1 or 2, wherein:

4. The mounting structure for an engine fuel injection device according to claim 3, wherein the soundproof cover is covered so as to be in contact with an outer surface of the tubular member.