JP2004239065A - レシプロエンジンおよびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自着火燃焼による2サイクル運転に対応して、高圧縮比を実現するためにピストンと吸排気バルブとが位置的に干渉する配置とした場合でも、4サイクル運転への切替を可能とする。
【解決手段】予混合圧縮自着火2サイクル運転を行なうのに必要な高圧縮比を得るために、レシプロエンジン10のピストン144と吸排気バルブ132,134が、ピストンの上死点TDC付近で位置的に重なる干渉を起こす配置としている。このエンジン10を4サイクル運転に切り替えたとき、上死点TDC付近で吸排気バルブ132,134がピストン144と干渉しないよう、吸排気バルブの開閉弁タイミングが設定されている。この結果、運転サイクルに応じてピストンのストローク位置を可変するような機構を設けることなく、高圧縮比による2サイクル運転から、4サイクル運転に切り替えることができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃焼サイクルを4サイクルと2サイクルに切換可能な可変サイクルエンジンを制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、運転サイクルを4サイクルと2サイクルで切り替えて運転される可変サイクルエンジンが知られている。こうした可変サイクルエンジンは、広範なダイナミックレンジで運転されるエンジンにおいて、両サイクルの利点を充分に引き出そうとするものである。かかるエンジンは、例えば以下の特許文献1に記載されている。また、近年、運転サイクルに燃焼方式を組み合わせて、エンジンの性能を最大限に引き出そうとする技術が提案されている(下記特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2742825号
【特許文献2】
特開平2002−256911号
【0004】
かかる技術は、予め形成した混合気をエンジンのシリンダ内に吸引してから火花点火して燃焼させる予混合燃焼方式と2サイクルおよび4サイクル運転を組み合わせ、一方、吸気行程前半に気筒内に燃料噴射を行なうことで形成された混合気を圧縮して自着火燃焼させる方式と4サイクル運転とを組み合わせて、広い運転範囲でノッキングの発生を回避しつつ、エンジンを効率良く運転しようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした運転サイクルの切替を行なうエンジン、特に混合気の圧縮をピストンの上昇により行なうレシプロエンジンでは、高圧縮比を実現しようとするとピストンと吸排気バルブとが位置的に重なり合ってしまうことがあると言う問題があった。予混合圧縮自着火方式の2サイクル運転では、ピストンの上死点付近で吸排気バルブは開弁しないから、両者の干渉という問題は生じない。このため、高圧縮比を実現すべく、ピストンの上死点において残っている筒内高さ(ピストン表面とシリンダブロック天井とのクリアランス)は、小さな値に設定される。他方、4サイクル運転では、自着火燃焼のための高圧縮比が必要なく、しかも吸排気バルブがピストンの上死点付近で開弁される。4サイクル運転での吸排気弁の開閉弁タイミングの一例を図9に示した。4サイクル運転では上死点TDCをまたぐように吸排気バルブが開弁されることがあることから、ピストン表面との干渉を回避すべく、ピストンの上死点位置を低く設定し、上死点におけるクリアランスを確保していた。このため、レシプロエンジンにおいて運転サイクルを切り替えようとすると、2サイクル運転での高圧縮比の実現と4サイクル運転でのバルブの干渉の防止という背反する課題を解決しなければならなかった。
【0006】
この相反した要求を満たすために、中折れコンロッドなど、圧縮比の可変機構を組み込み、運転サイクル毎にコンロッドの中折れ点を変更するなどして、圧縮を変更する構成を考えることができる。この場合、運転サイクルに応じてピストンの上死点位置が変更されるから、ピストンと吸排気バルブとの干渉という問題を生じることなく、2サイクル運転での高圧縮比を実現することができるものの、圧縮比の可変機構が必要となってしまい、部品点数の増加、制御の煩雑化など、別種の課題を生じてしまう。
【0007】
本発明の装置は、こうした問題を解決し、運転サイクルを切り替えて、2サイクル運転での高圧縮比の実現と、4サイクル運転におけるピストンに対する吸排気バルブの干渉の防止とを両立できるレシプロエンジンの運転技術を実現することを目的としてなされた。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上記課題の少なくとも一部を解決する本発明のレシプロエンジンは、
燃料を吸排気する吸排気バルブの開閉弁タイミングを制御可能なレシプロエンジンであって、
前記吸排気バルブを駆動するバルブ駆動機構を設け、
混合気の圧縮を行なうピストンを、高圧縮比を実現可能とするために、その上死点付近で前記吸排気バルブの少なくとも一つとその開弁位置で重なり合う位置関係に配置し、
高圧縮比での運転時には、前記ピストンの上死点付近で、前記吸排気バルブを開弁しない2サイクル運転を行ない、
高圧縮比での運転時以外では、4サイクル運転を行なうと共に、前記ピストンの表面と重なり合う開弁位置を取るバルブの開弁を、前記ビストンとの干渉が生じない開弁タイミングに設定したこと
を要旨としている。
【0009】
このレシプロエンジンに対応したエンジンの制御方法の発明は、
燃料を吸排気する吸排気バルブの開閉弁タイミングを制御可能なレシプロエンジンの制御方法であって、
混合気の圧縮を行なうピストンを、高圧縮比を実現可能とするために、その上死点で該ピストンの表面が、前記吸排気バルブの少なくとも一つとその開弁位置で重なり合う位置関係に配置しておき、
高圧縮比での運転時には、前記ピストンの上死点付近で、前記吸排気バルブを開弁しない2サイクル運転で、燃料噴射および吸排気バルブの開閉を制御し、
高圧縮比での運転時以外では、4サイクル運転で燃料噴射および吸排気バルブの開閉弁を制御すると共に、前記ピストンの表面と重なり合う開弁位置を取るバルブの開弁を、前記ビストンとの干渉が生じない開弁タイミングで行なうこと
を要旨としている。
【0010】
かかるレシプロエンジンおよびその制御方法によれば、ピストンは、高圧縮比を実現可能とするために、その上死点でピストンの表面が、吸排気バルブの少なくとも一つとその開弁位置で重なり合う位置関係になっているが、高圧縮比での運転時には、2サイクル運転がなされるため、ピストンの上死点付近で、吸排気バルブは開弁されず、両者が重なり合って干渉するということがない。他方、高圧縮比での運転時以外では、4サイクル運転により燃料噴射および吸排気バルブの開閉弁が制御されるが、この場合には、ピストンの表面と重なり合う開弁位置を取るバルブについては、ビストンとの干渉が生じない開弁タイミングで開弁する。この結果、圧縮比を機械的に変更する仕組みを設けることなく、高圧縮比の2サイクル運転と、高圧縮比の運転以外でのバルブとピストンとの干渉の防止とを、両立させることができる。
【0011】
なお、ピストンの表面に窪み(リセス)を設けてバルブとの干渉を防止することもある程度は可能である。従って、吸気バルブか排気バルブの少なくとも一方については、リセスを設けることで干渉を防止し、リセスの設けていないバルブを、ピストンの表面と開弁位置で重なり合うバルブとして扱うことができる。こうしたバルブとしては、吸気バルブまたは排気バルブのいずれか一方または両方とすることができる。
【0012】
2サイクル運転時の圧縮比は14ないし16とすることができる。圧縮比をこの程度に選択すれば、予混合自着火燃焼を行なうことが可能である。
【0013】
【発明の他の態様】
本願発明は、種々の気筒数のエンジンに適用することができる。また、エンジンは自動車用に限らず、船舶や航空機などのエンジンに適用することも可能である。更に、本願発明は、上述したエンジンの制御装置のみならず、係る制御装置を搭載した移動機器(車両など)として把握することも可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
(1)実施例の全体構成:
はじめに、実施例の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1実施例のレシプロエンジン10とその制御装置であるエンジン制御用ユニット(以下、ECUという)30とを示す概略構成図である。このエンジン10は、後述するように、4サイクル運転と2サイクル運転とを切り替えて運転可能なタイプである。このガソリンエンジン10は、3つの気筒♯1ないし♯3を備える。これらの気筒は、4サイクル運転の場合には、吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の4つの行程を繰り返しながら燃焼室内で混合気を燃焼させて、そのときに発生する燃焼エネルギを機械的仕事に変換して動力として出力する。他方、2サイクル運転される場合には、吸入・圧縮行程と、爆発・掃気行程の2つの行程を繰り返しながら、混合気を燃焼させて、動力を得ている。
【0015】
ガソリンエンジン10の燃焼室は、シリンダブロック140内に設けられた円筒形のシリンダ142と、シリンダ142内を上下に摺動するピストン144と、シリンダブロックの上部に設けられたシリンダヘッド130などによって形成されている。ピストン144は、コネクティングロッド146を介してクランクシャフト148に接続されている。ピストン144は、クランクシャフト148の回転に応じてシリンダ142内を上下に摺動する。なお、本実施例のエンジン10は、高圧縮比を実現するために、上死点TDCにおけるピストン144上面からシリンダヘッド130頂部までのクリアランスを小さくし、圧縮比14ないし16を可能としている。このクリアランスは、上死点TDCにおいて吸気バルブ132,排気バルブ134を開弁すると、両バルブがピストン144に接触する程度である。
【0016】
この燃焼室内には、燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射弁14と、噴射した燃料に点火するための点火プラグ136とが設けられている。また、各燃焼室には、吸入空気を取り入れるための吸気通路12と、燃焼室内で発生した燃焼ガスを排出するための排気通路16などが接続されている。以下、吸気系と排気系の構成について説明する。
【0017】
吸気通路12には、上流側から、塵埃の除去を行なうエアクリーナ20、吸入空気量Qを検出するエアフロメータ13、過給器50のコンプレッサ54、過給により上昇した吸気温度を低下するインタクーラ62、吸入空気量を制御するスロットルバルブ22、吸気の脈動を緩和するサージタンク60が設けられている。また、吸気通路12には、吸気温度TAを検出する吸気温度センサ15や吸気管圧力を検出する圧力センサ23、が設けられている。ECU30からの制御を受けて電動アクチュエータ24がスロットル弁22を適切な開度に制御することで、燃焼室内に吸入される空気量が調整される。
【0018】
吸気通路12が接続されたシリンダヘッドには、上述した燃料噴射弁14の他、吸気バルブ132、排気バルブ134、点火プラグ136などが設けられている。各燃焼室に設けられた燃料噴射弁14には、図示しない燃料ポンプで高圧に加圧された燃料が供給されている。吸気バルブ132および排気バルブ134には、それぞれ電動アクチュエータ162,164が設けられており、両バルブ132,134は、通常のカム機構ではなく、電動アクチュエータ162,164で駆動されている。これら電動アクチュエータ162,164は、円盤状の電歪素子を複数枚積み重ねた構造となっている。ECU30から信号を出力して、電歪素子に印加する電圧を変更することにより、電動アクチュエータ162,164は、任意のタイミングでそれぞれの吸気バルブ132および排気バルブ134を開閉することが可能である。このため、本実施例における各気筒のバルブの開弁期間(開弁タイミングから閉弁タイミングまでの期間)は、自由に制御することができる。例えば、排気バルブ134を排気行程において開き、その後一旦閉じてから、吸気行程において短時間再度開弁するといったことも可能である。各バルブ132,134の開閉弁タイミングについては、後で詳しく説明する。
【0019】
排気通路16の下流には、過給器50の排気側タービン52を介して、触媒26が設けられている。触媒26は、排気ガスに含まれる大気汚染物質を浄化するための公知の触媒である。この他、排気通路16には、過給圧を制御するためのウェイストゲートバルブ25、排気の状態から燃焼室における混合気の空気過剰率λを検出する空気過剰率センサ28、あるいは排気温度TBを検出する排気温度センサ29などが設けられている。ウェイストゲートバルブ25は、その開度を調整することにより、過給器50の排気側タービン52に供給される排気ガスを調整し、結果的に、吸気側タービン54により過給状態、即ち過給圧を制御することができる。ウェストゲートバルブ25は、ECU30により、その開度を制御されている。
【0020】
ECU30は、過給圧のみならず、ガソリンエンジン10の動作全体を制御するものである。ECU30は、CPUや、RAM、ROM、A/D変換素子、D/A変換素子などをバスで相互に接続して構成された周知のマイクロコンピュータである。ECU30は、エンジン回転速度Ne やアクセル開度θacを検出し、これらに基づいて電動アクチュエータ24を駆動して、スロットル弁22を適切な開度に制御する。エンジン回転速度Ne は、クランクシャフト148の先端に設けたクランク角センサ32によって検出することができる。アクセル開度θacは、アクセルペダルに内蔵されたアクセル開度センサ34によって検出することができる。また、ECU30は、エアフロメータ13を用いて検出した吸入空気量Qに基づいて、燃料噴射弁14を適切なタイミングで駆動することにより、燃焼室内に適切な量の燃料を適切なタイミングで供給する。更に、排気通路16に空気過剰率センサ28が設けられていることから、空気過剰率センサ28からの出力に基づいて、燃料噴射弁14の駆動時間あるいはスロットル弁22の開度を制御することで、燃焼室内に形成する混合気の空気過剰率が適切な値となるように制御することも可能である。
【0021】
また、ECU30は、点火プラグ136に火花を形成するタイミングを制御する点火時期制御や、吸気バルブ132,排気バルブ134の開閉弁タイミングの制御も行なっている。本実施例では、予混合火花点火燃焼を行なう4サイクル運転と、圧縮自着火燃焼を行なう2サイクル運転とを切り替えて、エンジン10を運転するので、ECU30は、4サイクル運転では点火時期制御も行なってる。吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングの制御は運転サイクルにより大きく異なる。以下、燃焼サイクルと吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングの制御、特に運転サイクルの切替過渡時の制御について、詳しく説明する。
【0022】
(2)運転サイクル:
本実施例のガソリンエンジン10は、エンジンの運転領域に応じて、2サイクル運転と4サイクル運転とを切り換える。すなわち、エンジン負荷が比較的低い領域では、熱効率の高い2サイクル運転を行ない、エンジン負荷の高い領域では、高速回転が容易な4サイクル運転を行なう。2サイクル運転を行なう場合と、4サイクル運転を行なう場合とでは、ピストンの動きに対するバルブの開閉時期が異なっているが、このガソリンエンジン10では、電動アクチュエータ162,164で吸気バルブ132および排気バルブ134を駆動しているので、これらバルブを開閉時期を容易に切り換えることができることは既に説明した。
【0023】
図2は、本実施例において、ECU30が、エンジン回転速度および負荷に応じて運転条件を切り換える様子を概念的に示した説明図である。図中でハッチングを付した領域が4サイクル運転を行なう領域であり、ハッチングが付されていない領域が2サイクル運転を行なう領域である。以下、圧縮自着火燃焼による2サイクル運転について説明する。公知の4サイクル運転条件については、詳しい説明は省略する。
【0024】
図3は、ガソリンエンジン10の低負荷条件時における動作を概念的に示した説明図である。4サイクル式のガソリンエンジンとは異なり、2サイクル式のガソリンエンジンは掃気行程と呼ばれる行程を有している。更に、2サイクルエンジンは、クランクシャフト148が1回転する間に全ての行程を一巡する点でも4サイクルエンジンとは異なっている。図3(a)〜(f)には、2サイクルエンジンの膨張行程、排気行程、掃気行程(前記および後期)、吸気行程、圧縮行程のそれぞれの行程が概念的に示されている。2サイクルエンジンでは、シリンダ142内でピストン144を上下動させながら、吸気バルブ132および排気バルブ134の2つのバルブを適切なタイミングで開閉させることにより、これらの行程を次々と切り換えていく。ピストンの動きに伴う吸気バルブ132,排気バルブ134の開閉状態も、図3には、模式的に示してある。
【0025】
説明の都合上、燃焼室内の混合気を燃焼させた状態から説明する。混合気を燃焼させると、燃焼室内には高圧の燃焼ガスが発生してピストン144を押し下げようとする。図3(a)に示すように膨張行程では、ピストン144を降下させながら、燃焼室内で発生した圧力をトルクに変換して動力としてクランクシャフト148に出力する。ピストン144がある程度まで降下したら、適切なタイミングで排気バルブ134を開く。燃焼室内には、燃焼ガスが未だ高い圧力のまま閉じこめられているから、ピストン144の降下中でも、排気バルブ134を開くことにより燃焼ガスを排出させることができる(図3(b)参照)。
【0026】
続いて、適切なタイミングで吸気バルブを132開くと、過給器50によって加圧された吸気通路12内の空気が流入し、燃焼室内に残っている燃焼ガスを押し出すようにして排気バルブ134から排出させる(図3(c)参照)。図において、ハッチングが付されている部分は、燃焼ガスが残存している領域を示しており、ハッチングを付されていない部分は、吸入空気が流入した領域を表している。このように、吸入空気で押し出すようにして燃焼室内から燃焼ガスを排出させる動作は「掃気」と呼ばれる。また、掃気を行なう行程は掃気行程と呼ばれる。2サイクルエンジンでは、吸気通路内が加圧されているので、ピストン144が下死点(以下、BDCとも言う)を過ぎて上昇に転じても、なお燃焼室内の燃焼ガスを掃気することができる。図3(d)は、掃気行程の後半にピストン144を上昇させながら、燃焼室内を掃気している様子を概念的に示している。2サイクル運転では、このタイミングで燃料噴射弁14を開弁して、所定量の燃料を噴射する。この結果、筒内には混合気が形成される。
【0027】
掃気の進行と混合気の形成に伴って、図3(e)に示すように、排気バルブ134は閉じられるが、燃焼室内の圧力が吸気通路内の圧力に達するまでは、吸気バルブ132を介して吸入空気がなお流入する。燃焼室内圧力が吸気通路内の圧力に達したタイミングを見計らって、吸気バルブ132を閉じる。すると、ピストン144の上昇に伴って、燃焼室内の混合気は圧縮される(図3(f)参照)。圧縮された混合気は自着火し、爆発燃焼を起こす。こうして運転サイクルは図3(a)に戻り、再び、膨張・排気行程から運転が繰り返される。なお、本実施例のガソリンエンジン10では、2サイクル運転では、図4に示すようにピストンの下死点(BDC)前、約30°のタイミングで、吸気バルブ132を開いている。また、この実施例では、燃料噴霧の噴射期間はピストンの下死点(BDC)付近から排気バルブ134が閉じる直前までの期間、具体的には、掃気行程の下死点前20度から下死点後60度の範囲内で設定された適切な期間に設定されている。
【0028】
燃料を噴射後、所定のタイミングで排気バルブ134を閉じた後は、図3(e)に示すように、吸気バルブ132から加圧された空気が燃焼室内に流入する。排気バルブ134を閉じるタイミングEXC1は、ピストンの下死点(BDC)後、約20°〜約50°の範囲で好適に設定することができる(図4参照)。掃気行程の後半で噴射された燃料噴霧は、吸入空気の流れによって、燃焼室内に分散され、吸入空気と混合する。本実施例のエンジン10では、低負荷条件でこうして形成される混合気の空気過剰率が、約0.2〜0.6の値となるように、燃料噴射量が設定されている。
【0029】
そして、所定のタイミングで吸気バルブ132を閉じてやると、それ以降は、ピストンの上昇とともに燃焼室内の混合気が圧縮される。実施例のエンジン10においては、吸気バルブ132を閉じるタイミングINC1は、図4に示すようにピストンの下死点(BDC)後、約60°に設定されている。吸気バルブ132を閉じるタイミングは、代表的には約50°〜約70°の範囲で適宜設定することができる。このようなタイミングに設定することにより、混合気の実質的な圧縮比を、10〜14の範囲の所望の値とすることができる。実施例のエンジン10では、実質的な圧縮比は12に設定されている。
【0030】
適切なタイミングで吸気バルブ132を閉じた後、ピストン144を上昇していくと、図3(f)に示すように、燃焼室内で混合気が圧縮され、ピストンの上死点(以下、TDCとも言う)付近で自着火する。その結果、燃焼室内の形成された混合気は速やかに爆発燃焼する。
【0031】
以上説明した2サイクル運転の場合には、図4に示したように、吸気バルブ132、排気バルブ134共に、上死点TDC付近では、バルブが開かれることはない。このため、高圧縮比を実現するために、上死点TDCにおけるピストン144上面からシリンダヘッド130までのクリアランスが小さく、上死点TDCにおいて吸気バルブ132,排気バルブ134を開弁すると、両バルブがピストン144に接触してしまう程度のクリアランスとなっていても、2サイクル運転において、吸排気バルブ132,134がピストン144と干渉することはない。
【0032】
(3)第1実施例における運転サイクル切替処理:
図2に示した高回転条件下で4サイクル運転されていたエンジン10が、運転条件が変化して2サイクル運転に切り替えられる場合、あるいはその逆の切替を行なう場合の制御について、以下詳しく説明する。図5は、第1実施例においてECU30が行なう制御を示すフローチャートである。また、図6は、第1実施例における吸排気バルブのバルブタイミングを示す説明図である。以下、これらの図面を参照しながら、実施例の運転サイクル切替制御について説明する。なお、以下の説明では、4サイクル運転とは、予混合された混合気に火花点火して燃焼を行なう4サイクル運転を意味し、2サイクル運転とは、予混合された混合気を圧縮して自着火させて燃焼を行なう2サイクル運転を意味している。
【0033】
図5に示した運転サイクル切替処理ルーチンは、所定のインターバルで繰り返し実行されており、この処理ルーチンが起動されると、まずエンジン10の運転状態を読み込む処理を行なう(ステップS100)。エンジン10の運転状態としては、本実施例では、その回転数Neや吸入空気量Q読む込むものとした。回転数Neは、回転数センサから直接読み込むことができる。吸入空気量Qは、アクセル開度θacやスロットルバルブ22の開度など、あるいは吸気または排気バルブのバルブタイミングなどに基づいて予測するものとしても良い。
【0034】
次に、このエンジン回転数Neと吸入空気量Qから、図2に示したマップを参照し、エンジン10の運転サイクルを決定する処理を行なう(ステップS110)。図2に示したように、一般に高負荷高回転域では4サイクル運転が選択される。運転サイクルの決定は、具体的には、2サイクル運転を行なうべき運転領域にあると判断すればフラグFを値に1に、4サイクル運転を行なうべき運転領域にあると判断すればフラグFを値0に、それぞれ設定するのである。そこで、決定された運転サイクルに従って、目標過給圧P0を計算する処理を行なう(ステップS120)。目標過給圧P0は、各運転サイクルにおいて最終的に必要となる過給圧である。2サイクル運転の方が目標過給圧P0は高いが、本実施例では4サイクル運転では過給を行なわないものとしているので、4サイクル運転時の目標過給圧P0は値0に設定される。次に、このフラグFの値に従って、エンジン10の運転領域に基づいて決定された運転サイクルについて判別する処理を行なう(ステップS130)。
【0035】
ここで、2サイクル運転が設定されていると判断された場合には、処理はステップS140以下に移行し、運転サイクルの切替の遷移処理を行なう(ステップS140)。遷移処理とは、例えば過給圧を目標用過給圧P0まで徐々に変更する処理や切替時のEGR量を変更すると言った処理である。その後、2サイクル運転での定常的な運転に移行する(ステップS150)。2サイクル運転での吸排気バルブ132,134の開閉弁のタイミングは、図4に示した通りであり、ビストン144の上死点TDC付近では、いずれのバルブも開弁されていない。従って、吸排気バルブ132,134がピストン144干渉することはない。この結果、エンジン10は、その設計通り、高圧縮比で2サイクル運転を実施することができる。エンジン10は、予混合自着火燃焼により、2サイクル運転されることになる。
【0036】
他方、ステップS130における運転サイクルの判断で、フラグF=0、即ち4サイクル運転が設定されていると判断すると、処理はステップS240以下に移行し、運転サイクルの切替の遷移処理を行なった上で(ステップS240)、4サイクル運転での定常的な運転に移行する(ステップS250)。4サイクル運転での吸排気バルブ132,134の開閉弁のタイミングを、図6に示した。図6(A)は、クランク角度に併せて吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングを示したものであり、図6(B)は吸排気バルブ132,134のリフト量を運転サイクルに沿って示したものである。本実施例における4サイクル運転での吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングは、従来技術として図9に示した通常の4サイクル運転での吸排気バルブの開閉弁タイミングと比較すれば、吸排気バルブ132,134共に、上死点TDC付近で開弁していないところに特徴がある。即ち、本実施例では、ビストン144の上死点TDC前で排気バルブ134は閉じ、上死点TDCを過ぎてから吸気バルブ132が開くものとされている。このため、上死点TDC付近で、吸排気バルブ132,134がピストン144干渉することはない。なお、4サイクル運転では、予混合火花点火により燃焼を行なわせており、2サイクル運転ほど高い圧縮比は必要としていないので、吸気バルブ132の閉弁タイミングを下死点BDCを越えた所定のタイミングとし、圧縮比を2サイクル運転より低くしている。
【0037】
この結果、エンジン10は、4サイクル運転でも、ピストン144と吸排気バルブ132,134との干渉を生じることがない。従って、ピストン144のシリンダ142に対するストローク位置を変更する機構を設けることなく、2サイクル運転での高圧縮比を実現しつつ、4サイクル運転に切り替えた後も、そのまま運転を継続することができる。
【0038】
(4)第2実施例:
次に第2実施例における運転サイクルの切替処理について説明する。第2実施例では、第1実施例とほぼ同様のハードウェア構成を備えるが、図7に示すように、ピストンヘッドの形状が第1実施例とは異なっている。即ち、図示するように、この実施例では、ピストン244の上面には、吸気バルブ132側にリセス(くぼみ)244aが設けられており、ピストン244が上死点TDCにある時に吸気バルブ132を開弁しても、両者の位置が重なって干渉を起こすと言うことがない。排気バルブ134については、ピストン244の上部にリセスは設けられておらず、上死点TDC付近で排気バルブ134を開弁すると、両者は干渉を生じる。本実施例では、吸気バルブ132側のみにリセス244aを設けることで、2サイクル運転で必要とされる高圧縮比を確保している。
【0039】
かかる実施例での運転サイクルの切替処理自体は、第1実施例(図5)と同一である。但し、4サイクル運転での吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングが第1実施例とは異なっている。この実施例における開閉弁タイミングを、図8に示した。図示するように、この実施例では、吸気バルブ132は、第1実施例とは異なり、上死点TDC手前のタイミングから開弁されている。ピストン244には、吸気バルブ132側についてはリセス244aが設けられているので、上死点TDCの手前から吸気バルブ132を開弁して上死点TDCを迎えても、両者が干渉することはない。吸気バルブ132を上死点TDCの手前から開弁しておくことができることから、吸気バルブ132の開弁時間を制御する様々な制御が採用可能となる。
【0040】
他方、排気バルブ134側については、ピストン244の上面にリセスがなく、ピストン244と排気バルブ134とがハードウェア上は干渉する可能性が存在するものの、排気バルブ134を、上死点TDCの手前で閉弁しているので、排気バルブ134がピストン244と干渉するということがない。
【0041】
以上説明した第2実施例によれば、第1実施例と同様、2サイクル運転では、高圧縮比を確保した上で自着火運転を実現しつつ、4サイクル運転では、ピストンのストローク位置を切り替える仕組みなどを採用することなく、吸排気バルブ132,134をピストン144と干渉する畏れなく駆動することが可能となっている。
【0042】
(5)変形例:
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが、本発明のこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施することができる。例えば、第2実施例では、ピストン244の吸気バルブ132側上面にリセス244aを設けたが、これに代えて排気バルブ側にリセスを設けるものとしても良い。この場合、吸気バルブ132は、上死点TDCを越えてから開くものとし、排気バルブ134を制御の必要に応じて、上死点TDCを越えてから閉じることが可能となる。従って、例えば排気ポートに一旦排出され、その後再度筒内に吸入される排気の多寡を制御して、筒内温度を制御するといった制御を実施することができる。また、上記の実施例では、吸排気バルブ132,134は、電動アクチュエータ162,164により駆動するものとし、そのバルブタイミングは電動アクチュエータ162,164の電気的な駆動タイミングで調整するものとしたが、油圧駆動アクチュエータでもよい。図6,図8などに示した開閉弁タイミングが実現できるのであれば、クランクシャフトに連動して回転するカムシャフトによりバルブタイミングを制御するものとしても良い。この場合、4サイクル運転と2サイクル運転では、クランクシャフトの1回転に対するカムの動きが本質的に異なるので、運転サイクル毎に使用するカムとカムシャフトを別々に設け、運転サイクル毎に切り替えるものとしても良い。
【0043】
この他、本実施例では、3気筒エンジンを例にしたが、3気筒以外のエンジン、例えば2気筒、4気筒、5気筒、6気筒、8気筒、12気筒など、気筒数の異なるエンジンに適用することができる。また、運転サイクルを2サイクル運転に切り替えた時点の筒内ガス温度が4サイクル運転による高いガス温度を保っていると、異常燃焼が生じやすいので、温度の低い(あるいは低下させた)ガス(外部EGRや新気など)を導入するなどの手法により、筒内ガスの温度を低下する制御を併用することも差し支えない。こうした筒内ガス温度の低下は、排ガスの温度自体を下げる方法、シリンダブロックの温度を急速に低下して結果的に筒内ガス温度を低下する方法、インタクーラにより吸気温度を一時的に低下する方法など、種々の手法が知られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのエンジン10およびその制御装置の概略構成図である。
【図2】エンジンの回転数および負荷と運転サイクルとの関係を示す説明図である。
【図3】2サイクル運転の行程について説明する説明図である。
【図4】2サイクル運転における吸排気バルブの開閉弁タイミングを示す説明図である。
【図5】実施例における運転サイクル切替処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】第1実施例における吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングとリフトの様子を示す説明図である。
【図7】第2実施例におけるリセス244aを備えたピストン244の形態を示す説明図である。
【図8】第2実施例における吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングとリフトの様子を示す説明図である。
【図9】従来技術における吸排気バルブ132,134の開閉弁タイミングとリフトの様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10…ガソリンエンジン
12…吸気通路
13…エアフロメータ
14…燃料噴射弁
15…吸気温度センサ
16…排気通路
20…エアクリーナ
22…スロットル弁
23…圧力センサ
24…電動アクチュエータ
25…ウェイストゲートバルブ
26…触媒
28…空気過剰率センサ
29…排気温度センサ
30…ECU
32…クランク角センサ
34…アクセル開度センサ
50…過給器
52…排気側タービン
54…吸気側タービン
60…サージタンク
62…インタクーラ
100…ガソリンエンジン
130…シリンダヘッド
132…吸気バルブ
134…排気バルブ
136…点火プラグ
140…シリンダブロック
142…シリンダ
144,244…ピストン
146…コネクティングロッド
148…クランクシャフト
162,164…電動アクチュエータ
244a…リセス

Claims (5)

  1. 燃料を吸排気する吸排気バルブの開閉弁タイミングを制御可能なレシプロエンジンであって、
    前記吸排気バルブを駆動するバルブ駆動機構を設け、
    混合気の圧縮を行なうピストンを、高圧縮比を実現可能とするために、その上死点で該ピストンの表面が、前記吸排気バルブの少なくとも一つとその開弁位置で重なり合う位置関係に配置し、
    高圧縮比での運転時には、前記ピストンの上死点付近で、前記吸排気バルブを開弁しない2サイクル運転を行ない、
    高圧縮比での運転時以外では、4サイクル運転を行なうと共に、前記ピストンの表面と重なり合う開弁位置を取るバルブの開弁を、前記ビストンとの干渉が生じない開弁タイミングに設定した
    レシプロエンジン。
  2. 前記2サイクル運転は圧縮自着火燃焼である請求項1記載のレシプロエンジン。
  3. 前記4サイクル運転は火花点火燃焼である請求項1記載のレシプロエンジン。
  4. 燃料を吸排気する吸排気バルブの開閉弁タイミングを制御可能なレシプロエンジンの制御方法であって、
    混合気の圧縮を行なうピストンを、高圧縮比を実現可能とするために、その上死点で該ピストンの表面が、前記吸排気バルブの少なくとも一つとその開弁位置で重なり合う位置関係に配置しておき、
    高圧縮比での運転時には、前記ピストンの上死点付近で、前記吸排気バルブを開弁しない2サイクル運転で、燃料噴射および吸排気バルブの開閉を制御し、
    高圧縮比での運転時以外では、4サイクル運転で燃料噴射および吸排気バルブの開閉弁を制御すると共に、前記ピストンの表面と重なり合う開弁位置を取るバルブの開弁を、前記ビストンとの干渉が生じない開弁タイミングで行なう
    レシプロエンジンの制御方法。
  5. 2サイクル運転時の圧縮比は14ないし16である請求項4記載のレシプロエンジンの制御方法。
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