JP2004239053A - 保管ケース管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】点在する複数の保管ボックスE,F,G,Hと、保管ボックスE〜Hに備えられた1又は2以上の施錠可能な保管ケースa1〜d5と、各保管ケースに備えられID確認により同ケースを解錠する保管ケース解錠手段とを有する保管ケース管理システムにおいて、カードリーダ13とログイン確認手段を有する複数のパソコン12と、パソコン12と保管ケース解錠手段とを接続するLAN17と、カードリーダ13で認定したIDカードとログイン確認手段で確認したログイン暗証番号とが一致するとき、特定グループに属する保管ケースにつき、その解錠手段を解錠可能状態とする解錠許可手段とを有し、解錠が許可されている保管ケースで、保管ケース解錠手段がID確認をしたときに保管ケースを解錠する。
【選択図】 図1
Description
ロッカー装置は、解錠手段と、任意数の保管ケースを特定のカードに対して設定する手段と、カード読み取り装置と、暗証番号入力装置とを有している。
その作用を次に説明する。複数の保管ケースのうち任意の保管ケースを指定して、特定の利用者が暗証番号を登録する。1つの保管ケースに対して、異なる人が各自固有の暗証番号を登録することが可能である。また、管理者は、特定の保管ケースを特定の人にのみ解錠可能とすることもできる。利用者は、保管ケースを開けようとするときは、カードを読み込ませ暗証番号を入力する。そして、その保管ケースがそのカード及び暗証番号に対して、解錠可能となっている場合にのみ、解錠される。
(1)特定の人のみ解錠可能とする保管ケースの設定が、任意に可能と
されているので誰を解錠可能とするか別に管理する必要があり、事務が煩雑である。また、必要物を探すため特定の保管ケースを解錠したいときにも、誰がその保管ケースを解錠可能なのか、その都度、別に管理されているデータを確認する必要があり、無駄な時間がかかる問題があった。
(2)重要な書類や劇薬等が保管されている保管ケースについて解錠可能者を任意に設定可能とすると、不必要な人まで登録される恐れがあり、セキュリティ上問題がある。
(3)複数の保管ケースを解錠可能な責任者は、全ての保管ケースについて、各暗証番号を記憶する必要があり、きわめて煩雑である。それが面倒であるために、同じ暗証番号を使用することは、セキュリティ上問題である。
(1)点在する複数の保管ボックスと、該保管ボックスに備えられた1又は2以上の施錠可能な保管ケースと、各保管ケースに備えられIDの確認により該保管ケースを解錠する保管ケース解錠手段とを有する保管ケース管理システムにおいて、(a)ID確認手段と、ログイン確認手段とを有する複数の操作者確認装置と、(b)操作者確認手段と保管ケース解錠手段とを接続するLANと、(c)ID確認手段で認定したIDと、ログイン確認手段で確認したログインデータとが一致しているときに、保管ケースのうち特定グループに属する保管ケースについて、その解錠手段を解錠可能状態とする解錠許可手段とを有し、(d)解錠許可手段により解錠が許可されている保管ケースにおいて、保管ケース解錠手段がID確認を行ったときに、保管ケースを解錠する。
(2)(1)に記載する保管ケース管理システムにおいて、前記操作者
確認装置が、パソコンであることを特徴とする。操作者確認装置としては、パソコン以外にも、カード読み取り機能と指紋読み取り(顔確認手段でも可)を備えた専用端末でも良い。
(4)(3)に記載する保管ケース管理システムにおいて、前記LANがサーバに接続され、 前記サーバが階層により分類されたファイル群を記憶しており、前記ファイルを分類する階層と、前記保管ケースを分類する階層とが同一であることを特徴とする。
例えば、通常の会社組織で考えれば一般的に、経営者、部長、課長、係長、主任、一般社員という階層が考えられる。そして、営業部、開発部、製造部、総務部、資材部等の部毎に、部長、課長、係長、主任、一般社員が存在する。
各部の部長は、当然自らの部内にある保管ケースを解錠する権限を有している。また、各部の部長は、総務部を除く他部の保管ケースを解錠する権限を有している。総務部については、人事等のプライベートな情報があるため、総務部長及び経営者のみが保管ケースについて解錠権限を有することとしている。
上記説明したことは、階層により、特定グループに属する保管ケースについて解錠可能状態とすることの具体例である。従って、部長等の役職によらずに、社員の等級に応じて階層分けしても良い。また、特定プロジェクトの社員等に、特別の階層を与えても良い。
図1に保管ケース管理システムの一部を図示する。各個人A,B,C,D用の机14の上に各々、パソコン12、モニター11,カードリーダ13が設置されている。机14には、施錠可能な個人用ケース15が備えられている。各パソコン12は、LANケーブル17により、イーサネット(登録商標)16を介して、サーバ18に接続している。
4個の保管ボックスE,F,G,Hは、各々モニター21、カードリーダ22とを備えている。また各々が、保管ケースa1〜a5、b1〜b5、c1〜c5、d1〜d5の保管ケースを備えている。各保管ボックスを制御しているマイコン(図示せず。)もLANケーブル17により、イーサネット(登録商標)16を介してサーバ18に接続している。
同様に、B部の共通書類は、保管ボックスFに集中して保管されている。C部の共通書類は、保管ボックスGに集中して保管されている。D部の共通書類は、保管ボックスHに集中して保管されている。ここで、例えば、D部は総務部であり、保管ボックスHには、取締役用の保管ケースe1〜e3も備えられている。
総務部を除く各部の部長A,B,Cは、当然自らの部内にある保管ケースを解錠する権限を有している。また、各部の部長A,B,Cは、総務部を除く他部の保管ケースを解錠する権限を有している。総務部については、人事等のプライベートな情報があるため、総務部長D及び取締役のみが保管ケースについて解錠権限を有することとしている。
また、各係長は、自己の係内の保管ケースを含めて、同じ課内の他の係の保管ケースについても解錠権限を有している。すなわち、Aa1係長は、Aa1係の保管ケースである保管ボックスEの保管ケースa1〜a5のみならず、同じAa課に属するAa1係の保管ケースである保管ボックスEの保管ケースb1〜b5についても解錠権限を有している。以下他の係長については同様なので説明を省略する。
図4に示す表は、マップとしてサーバの記憶手段に記憶されている。
例えば、A部部長は出社したとき、自分の机でパソコン12の電源をオンする。その後、カードリーダ13で自分のIDカードを読み込ませる(S1)。読み取られたIDカード情報はサーバに送信され、認証されると(S2:YES)、暗証番号をログインすることがパソコン画面上で要求される。A部部長は、記憶している暗証番号をキーボードから入力する(S3)。その暗証番号がサーバで認証されると(S4:YES)、サーバは、操作者の階層を認定する(S5)。この場合は、A部部長であることを認定する。
これにより、A部部長は、当該保管ケースを開けることができる。当該保管ケースが一度開けられ(S16:YES)、閉められると(S17:YES)、A部部長の作業が終わったと判断して、保管ボックスのマイコンは保管ケースを施錠する。A部部長が再び保管ケースを開けるときは、S12の作業から行う必要がある。
図5に戻って説明すると、A部部長が、仕事を終えてパソコンをログアウトすると(S8:YES)、スタート状態に戻る。
このように、一人の人について考えたときに、パソコン上でアクセス可能な情報ファイルと、解錠可能な保管ケースとが、各々階層により分類され、同じ分類についてアクセス可能かつ解錠可能とされているので、システムの管理が容易となる。
また、LANがサーバに接続され、前記サーバが階層により分類されたファイル群を記憶しており、前記ファイルを分類する階層と、前記保管ケースを分類する階層とが同一であるので、パソコン上の情報管理と、保管ケース内の書類の管理とを、同時に行うことができるため、管理が容易となる。
例えば、本実施の形態では、階層を部長、課長等の職制で分類しているが、開発プロジェクトや特許情報等の機密性の高い書類については、職制によらずに、プロジェクト毎の関連性を考慮して別な階層構造を採用しても良い。
本実施の形態では、ログインの方法として、暗証番号を利用しているが、指紋の照合または顔認識を利用して、本人を確認しても良い。そして、指紋照合装置(または顔認識装置)にカードリーダを併設した専用機をパソコンの代わりに使用しても良い。
また、ログインされた後、IDカードを使用して保管ケースが開けられない時間が長い場合には、所定時間経過すると自動的にログアウトさせて、再度ログインさせるシステムとしても良い。これにより、ログインしたことを忘れて外出した場合等のセキュリティが確保できる。
a1〜d5,e 保管ケース
12 パソコン
13 カードリーダ
17 LANケーブル
18 サーバ
21 モニター
22 カードリーダ
Claims (4)
- 点在する複数の保管ボックスと、該保管ボックスに備えられた1又は2以上の施錠可能な保管ケースと、各保管ケースに備えられIDの確認により該保管ケースを解錠する保管ケース解錠手段とを有する保管ケース管理システムにおいて、
ID確認手段と、ログイン確認手段とを有する複数の操作者確認装置と、
前記操作者確認装置と前記保管ケース解錠手段とを接続するLANと、
前記ID確認手段で認定したIDと、前記ログイン確認手段で確認したログインデータとが一致しているときに、前記保管ケースのうち特定グループに属する保管ケースについて、その解錠手段を解錠可能状態とする解錠許可手段とを有し、
前記解錠許可手段により解錠が許可されている前記保管ケースにおいて、前記保管ケース解錠手段がID確認を行ったときに、前記保管ケースを解錠することを特徴とする保管ケース管理システム。 - 請求項1に記載する保管ケース管理システムにおいて、
前記操作者確認装置が、パソコンであることを特徴とする保管ケース管理システム。 - 請求項1または請求項2に記載する保管ケース管理システムにおいて、
前記特定グループが階層により分類されていることを特徴とする保管ケース管理システム。 - 請求項3に記載する保管ケース管理システムにおいて、
前記LANがサーバに接続され、
前記サーバが階層により分類されたファイル群を記憶しており、
前記ファイルを分類する階層と、前記保管ケースを分類する階層とが同一であることを特徴とする保管ケース管理システム。
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