JP2004238155A - 粉粒体圧送方法及び粉粒体圧送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続し、空気流で粉粒体を圧送することにした。特に、噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結するとともに、筒状フレーム内に噴気を行う噴気口を筒状フレームの内周面に沿ったリング状に、しかも輸送管の下流側に向けて形成することにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気流を用いて粉粒体を圧送する粉粒体圧送方法及び粉粒体圧送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体を搬送する方法の一つとして圧送装置を用いたものが知られている。かかる圧送装置では、一方向に伸延した輸送管内に空気流を生起し、空気流の上流側において輸送管内に粉粒体を投入して、空気流によって空気流の下流側に向けて粉粒体を圧送するものである。
【0003】
かかる圧送装置では、輸送管の最上流部分に空気流生成手段としてのブロワーを接続し、このブロワーによって輸送管内に空気流を生起している。そして、輸送管のブロワーよりも下流部分に粉粒体投入部を設け、この粉粒体投入部において輸送管内に粉粒体を投入している。
【0004】
粉粒体投入部では、通常、ロータリーバルブを用いて粉粒体を供給すべく構成している。すなわち、このロータリーバルブでは、回転するインペラーによって粉粒体を所定量ずつ輸送管内に投入し、空気流によって圧送すべく構成している。
【0005】
かかる圧送装置において、粉粒体が、粉砕により微粒子化した氷や、造雪装置で生成した雪等の氷雪である場合には、ブロワーから送気した空気はブロワーによる加圧によって加温状態となっており、搬送物である氷雪を融解させることがあるために、ブロワーと粉粒体投入部との間にインタークーラ等の熱交換器を介設し、空気流の空気の温度を低下させることを行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−312449号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにロータリーバルブを用いた圧送装置では、ロータリーバルブの回転するインペラー部分に完全なシール加工を施すことができないために、インペラー部分において常に空気漏れが発生しており、エネルギーロスが生じているという問題があった。
【0008】
しかも、搬送能力を向上させるべく空気流の圧力をさらに高くした場合には、インペラー部からの空気漏れもさらに大きくなり、搬送効率の向上が困難となるという問題があった。
【0009】
さらに、ブロワーで空気流を生成した場合には、どんなにブロワーの出力を高めても比較的低圧(約0.03〜0.05Mpa)の圧力でしかないために、管内圧損上昇によって小径の輸送管では輸送困難となることが多く、大径の輸送管が必要となることにより、ロータリーバルブやブロワー等も大型化する必要があり、圧送装置で粉粒体の大量搬送を行う場合には、圧送装置の導入コストが極めて大きくなるという問題があった。
【0010】
そのうえ、ロータリーバルブは、その構造上、輸送管との連結部分において不連続に連結されており、不連続な連結部分において粉粒体の停留や粘性のある粉粒体の付着が生じ、搬送の障害となる場合があった。
【0011】
特に、粉粒体が氷雪である場合には、圧送装置は氷点下あるいは氷点下に近い環境下で使用される場合が多く、このような場合には、停留状態の氷雪を核として氷の成長が生じ、ロータリーバルブ内部での粉粒体の凍結による付着や輸送管の粉粒体による閉塞を生起したりするおそれがあった。
【0012】
そこで、圧送装置は厳重な温度管理の下において稼働させており、かかる温度管理のために圧送装置の導入コスト及び運用コストが極めて大きくなるという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の粉粒体圧送方法では、搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続し、空気流で粉粒体を圧送することとした。
【0014】
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結するとともに、筒状フレームの内周面には噴気口を設け、この噴気口から筒状フレーム内に噴気を行うこと。
(2)噴気口からの噴気は、輸送管の下流側に向けて行うこと。
(3)噴気口は、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成していること。
(4)輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設する。
【0015】
また、本発明の粉粒体圧送装置では、搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続した。
【0016】
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結するとともに、筒状フレームの内周面には、筒状フレーム内に噴気を行う噴気口を設けたこと。
(2)噴気口からの噴気は、輸送管の下流側に向けて行うべく構成したこと。
(3)噴気口は、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成したこと。
(4)輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設したこと。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の粉粒体圧送方法及び粉粒体圧送装置は、搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続し、空気流で粉粒体を圧送するものである。
【0018】
すなわち、従来は供給部よりも上流側に設けていた噴気手段に相当するブロワーによって粉粒体を搬送するための空気流を生成していたが、本発明では、供給部よりも下流側に設けた噴気手段によって粉粒体を搬送するための空気流を生成しているものである。
【0019】
したがって、供給部部分に従来使用していたロータリーバルブを用いる必要がなく、粉粒体圧送装置の低コスト化を図ることができる。
【0020】
しかも、供給部の下流側に噴気手段を設けていることにより、噴気手段による噴気によって供給部内の空気を噴気手段へと誘引する気流を生成することができ、噴気手段から噴気した空気に漏れを生じさせることなく、供給部内から誘引した空気とともに輸送管の下流側に送気を行うことにより、搬送効率を向上させることができる。
【0021】
噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結している。
【0022】
したがって、噴気手段と輸送管との連結部分を略連続的に構成することができるので、この連結部分に粉粒体の停留を生じることを防止でき、停留の生起による搬送効率の低下及び粉粒体による輸送管の閉塞を防止できる。
【0023】
さらに、筒状フレームの内周面に筒状フレーム内に向けて噴気を行う噴気口を設けることにより、噴気にともなう断熱膨張によって生成した空気流の温度を低下させることができ、粉粒体が氷雪等の熱の影響を受けやすい粉粒体であっても、インタークーラ等の冷却装置を設けることなく圧送することができる。したがって、粉粒体圧送装置の低コスト化を図ることができる。
【0024】
さらに、噴気口からの噴気を輸送管の下流側に向けて行うことによって、噴気した空気が筒状フレーム内において逆流することを防止でき、供給部内の空気を噴気手段側に誘引する気流を容易に生成することができる。
【0025】
しかも、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に噴気口を形成した場合には、輸送管内に圧力の揺らぎの少ない安定的な空気流を生成することができ、粉粒体の搬送効率を向上させることができる。
【0026】
そして、輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設した場合には、噴気手段の配設数に応じて粉粒体の搬送能力を容易に向上させることができる。
【0027】
【実施例】
以下において、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0028】
図1に本発明に係る粉粒体圧送装置Aの一例を示す。紛粒体圧送装置Aは、搬送する紛粒体Bを供給する供給部1と、同供給部1内の紛粒体Bを目的地まで搬送する輸送管2とを、輸送管2内に空気流を生起する噴気手段である噴気機構部3を介して接続することによって構成している。紛粒体Bとしては、砕氷、氷雪、穀物、樹脂ペレット、砂、砂利等が考えられる。
【0029】
供給部1は、漏斗状のホッパー4で構成しており、同ホッパー4の上端には、紛粒体Bを投入するための投入口5を設けるとともに、同ホッパー4の下端には、供給部1に投入された紛粒体Bを噴気機構部3へ送給するための送出口6を設けている。
【0030】
輸送管2は、所要の内径を有する円筒管で構成している。
【0031】
噴気機構部3は、ホッパー4の送出口6と輸送管2とを連通連結するとともに輸送管2内に紛粒体Bを搬送するための空気流Eの生起する噴気管8と、この噴気管8に空気を送給するエアーコンプレッサー9とによって構成している。
【0032】
噴気管8は、図2に示すように、輸送管2の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレーム10で構成している。
【0033】
特に、筒状フレーム10は、それぞれ略円筒状とした第1フレーム11と、第2フレーム12と、第3フレーム13とで構成しており、第2フレーム12には一端に第1フレーム11を挿入して連結し、他端に第3フレーム13を螺入して連結することにより、第2フレーム12内で第1フレーム11の一端と第3フレーム13の一端とを対向させながら第1フレーム11と、第2フレーム12と、第3フレーム13とを一体的に連結している。
【0034】
第1フレーム11は、第2フレーム12内に挿入する円筒状の挿入壁14と、この挿入壁14の一端に外方に向けて突設した第1連結用フランジ15とで構成している。挿入壁14の内径は、輸送管連結フランジ16を介して接続する輸送管2の内径と略一致させている。また、第2フレーム12内に挿入する挿入壁14の端部内側面には、外方に向けて拡開状とした内側傾斜面17を設けている。さらに、本実施例では、第2フレーム12内に挿入状態となる挿入壁14の外周面に、後述する環状空間Cの容積を大きくするための空間拡張用凹部18を設けている。
【0035】
第2フレーム12は、第1フレーム11の挿入壁14を嵌入可能とする円筒状の環囲壁19で構成している。さらに、この環囲壁19には、第1フレームの挿入側とは反対側の端部に、第3フレーム13を螺入可能とする雌ネジ部20を設けている。しかも、環囲壁19の内周面における略中央部には、周方向に沿って凹条部21を形成しており、この凹条部21と第2フレーム12に嵌入した第1フレーム11の挿入壁14とによって環状空間Cを形成すべく構成している。なお、第2フレーム12に嵌入した第1フレーム11の挿入壁14が、環状空間Cを完全に閉塞することがないように、第1フレーム11の挿入壁14の寸法を調整している。
【0036】
また、第2フレーム12には、環状空間Cと連通連結した通気路を有する空気導入管22を突設し、この空気導入管22とエアーコンプレッサー9とを空気送給管23を介して接続することにより、エアーコンプレッサー9によって環状空間Cに空気を送給可能としている。
【0037】
第3フレーム13は、外周面に第2フレーム12の雌ネジ部20と螺合する雄ネジ部24を設け、第2フレーム12に進退自在に螺着可能とした螺着筒壁25で構成している。さらに、螺着筒壁25の一端には、第2フレーム12の内周面と当接する当接面26を設けている。そして、第3フレーム13を第2フレーム12に螺着する場合には、第2フレーム12に第1フレーム11を挿入して連結する前に、第2フレーム12の第1フレーム挿入側から第3フレーム13を挿入して、第2フレーム12の雌ネジ部20に第3フレーム13の雄ネジ部24を螺入することにより螺着している。
【0038】
第3フレーム13の第2フレーム12への螺入にともなって、第3フレーム13の螺着筒壁25を第2フレーム12から突出させ、さらに、第3フレーム13の当接面26を第2フレーム12の内周面と当接させている。
【0039】
また、第2フレーム12に螺着した第3フレーム13の第2フレーム12内部に位置する端部外側面には、外方に向けて縮径状とした外側傾斜面27を設けている。
【0040】
この外側傾斜面27は、第3フレーム13の第2フレーム12への螺合連結後、さらに第2フレーム12に第1フレーム11を挿入連結した場合に、第1フレーム11の内側傾斜面17と、所定間隔だけ離隔して位置すべく構成している。
【0041】
外側傾斜面27と内側傾斜面17との離隔間隔は、第3フレーム13の第2フレーム12への螺入寸法を調整することによって、調整可能としている。この外側傾斜面27と内側傾斜面17とによって形成した空間を噴気送通空間Dと呼ぶことにする。
【0042】
噴気送通空間Dは、一端を環状空間Cと連通連結するとともに、他端を筒状フレーム10の内部空間と連通連結して、エアーコンプレッサー9によって環状空間Cに送給された空気を、筒状フレーム10の内部空間に送気可能としており、特に、第1フレーム11と第3フレーム13とを近接させることにより噴気送通空間Dを狭小として、環状空間Cから筒状フレーム10の内部空間に向けて空気を噴気させるべく構成している。
【0043】
図2において、28は第1フレーム11を第2フレーム12に固定装着するための固定ネジであり、29は第3フレーム13に螺着した固定フランジであって、この固定フランジ29によって、第3フレーム13の第2フレーム12への螺着位置を固定して、噴気送通空間Dに変動が生じることを防止している。また、30は、一端をエアーコンプレッサー9に接続した空気送給管23を空気導入管22に固定接続するための固定金具である。
【0044】
上記した噴気管8を供給部1と輸送管2との間に介設する場合には、次のようにしている。
【0045】
まず、噴気管8を供給部1に接続する場合には、噴気管8の第3フレーム13の端部に、この第3フレーム13の螺着筒壁25に螺着可能とした第2連結用フランジ31を螺着し、この第2連結用フランジ31を供給部1であるホッパー4の下端に設けた供給部連結フランジ32とパッキン33を介して当接させ、複数の固定ボルトと固定ナットを用いて接続している。
【0046】
そして、噴気管8に輸送管2を接続する場合には、噴気管8の第1フレーム11の端部に設けている第1連結用フランジ15に、輸送管2の端部に設けた輸送管連結フランジ16をパッキン33を介して当接させ、複数の固定ボルトと固定ナットを用いて接続している。
【0047】
次に、このように構成した紛粒体圧送装置Aを用いて、紛粒体Bを搬送する搬送方法について説明する。
【0048】
まず、供給部1の投入口5に紛粒体Bを投入する。すると、同紛粒体Bは自重によりホッパー4の下端に設けた送出口6へと降下する。
【0049】
一方、噴気機構部3では、噴気管8と連結したエアーコンプレッサー9を作動させることにより、噴気管8に設けた環状空間Cに圧縮空気を送気する。
【0050】
環状空間Cに送気された圧縮空気は、同環状空間Cと連通連結した噴気送通空間Dを通って噴気管8の筒状フレーム10の内部空間に送気される。このとき、第1フレーム11と第3フレーム13とを近接させておくことによって噴気送通空間Dを狭小とすることにより、噴気送通空間Dから筒状フレーム10の内部空間に向けて空気を噴気させることができる。
【0051】
この筒状フレーム10の内部空間への空気の噴気によって、筒状フレーム10内には強力な空気流Eを生起することができ、この空気流Eを噴気管8に連結した輸送管2の下流側に送気させることにより、ホッパー4から噴気管8に送給された紛粒体Bを噴気管8から輸送管2に圧送し、輸送管2のさらに下流側に圧送可能としている。
【0052】
特に、このようにして生起された空気流Eは、空気流Eの上流に存在するホッパー4内の空気を誘引して、さらに増加した空気流Eとなりながら下流方向へ送出することができるので、この空気の流れに沿って粉粒体Bが移動することとなり、紛粒体Bを効率よく輸送管2の下流側へ増速しつつ圧送することができる。
【0053】
すなわち、噴気管8から噴気した空気に漏れを生じさせることがなく、しかも、供給部1側から紛粒体Bとともに大気も一緒に誘引することになるので、圧縮空気のロスをゼロにすることができるとともに、誘引した大気とともに輸送管2の下流側に送気を行うことにより、搬送効率を向上させることができる。
【0054】
特に、ホッパー4内の空気を誘引する作用を生起することにより、ホッパー4内の粉粒体B共々噴気管8に誘引することができ、ホッパー4における粉粒体Bの送給不良の生起を防止できる。
【0055】
さらに、噴気送通空間Dは、第1フレーム11の挿入壁14の端部内側面に外方に向けて拡開状とした内側傾斜面17と、第3フレーム13の螺着筒壁25の端部外側面に外方に向けて縮径状とした外側傾斜面27とにより形成しているため、同噴気送通空間Dが筒状フレーム10の内部空間と連通した連通部分である噴気口dは、筒状フレーム10の内周面に沿ってリング状となり、この噴気口dから噴気した空気を、筒状フレーム10の内周面に沿って噴気して、輸送管2内に圧力の揺らぎの少ない安定的な空気流Eを生成することができる。したがって、粉粒体Bの搬送効率を向上させることができる。
【0056】
しかも、噴気口dからの噴気は、輸送管2の下流側に向けて行うことによって、噴気口dから噴気した圧縮空気が筒状フレーム10内において逆流することを防止して、筒状のフレーム10内において搬送方向に沿った空気流Eを容易に、かつ効率良く生成することができる。
【0057】
そのうえ、狭小な噴気送通空間Dから広大な筒状フレーム10の内部空間に空気を噴気させることにより、噴気させた空気には断熱膨張による自己冷却を生起することができ、噴気によって生成した空気流Eの温度を低下することができる。したがって、粉粒体Bが氷雪等の熱の影響を受けやすい粉粒体Bであっても、インタークーラ等の冷却装置を設けることなく圧送することができ、粉粒体圧送装置Aの低コスト化を図ることができる。
【0058】
噴気送通空間Dの大きさは、第2フレーム12に螺着した第3フレーム13を回転させることにより第3フレーム13を第2フレーム12に対して進退させることにより調整可能としており、噴気送通空間Dの大きさを調整することにより生成する空気流Eの圧力及び風量を調整可能としている。特に、噴気管8に長い輸送管2を接続して輸送経路を長くした場合には、噴気送通空間Dを小さくして噴気口dを絞り、高圧高速の空気流Eを生起するようにし、輸送経路が短い場合には、噴気送通空間Dを大きくして噴気口dを開くことにより、エアーコンプレッサー9の圧力を下げて消費電力の低減を図ることができる。
【0059】
上記したように、筒状フレーム10の内径形状と、輸送管2の内径形状とは略一致させているので、筒状フレーム10と輸送管2との連続部分を略連続的に構成することができ、同連続部分において紛粒体Bの停留が生じることを防止することができる。その結果、紛粒体Bの停留の生起による搬送効率の低下、及び紛粒体Bによる閉塞を防止することができる。
【0060】
従来の紛粒体圧送装置では、供給部よりも上流側にブロワーを設けるとともに、このブロワーから送気された高圧エアーをロータリーバルブに吹き込ませながら大気圧下にある紛粒体をインペラーの回転によって、高圧下に押し込んで輸送管へ送り込まなければならず、エネルギーのロスが極めて大きかった。
【0061】
これに対し、本実施例に係る紛粒体圧送装置Aでは、供給部1と輸送管2とを噴気機構部3を介して接続することによって、噴気機構部3で生成した搬送方向へ向かう空気流Eにより、搬送方向の上流側に位置する紛粒体Bを誘引しながら搬送方向へ送出している。すなわち、供給部1よりも下流側に設けた噴気機構部3によって紛粒体Bを搬送するための空気流Eを生成しているところに大きな特徴がある。
【0062】
このように、搬送すべき紛粒体Bと、同紛粒体Bを搬送する空気流Eとの配置と、同空気流Eの流れの方向とをうまく組み合わせることによって、単純な構成によって紛粒体Bを搬送することができるため、非常に高価なブロワーもロータリーバルブも不必要とすることができる。その結果、使用する機材としては、ホッパー4、噴気管8、エアーコンプレッサー9、及び輸送管2で充分であり、同じ搬送能力に対して、大幅なコストダウンを可能とすることができる。
【0063】
しかも、このように機材を少なくすることができることに加えて、ブロワーを使用しないことに伴って、輸送管2を小径のものとすることができ、装置自体をコンパクト化することができる。その結果、紛粒体圧送装置Aを持ち運べるサイズとして使用勝手を良くすることができる。
【0064】
他の実施例として、図3に示すように上記した噴気機構部3を複数個直列に接続することによって、輸送管2内に噴気機構部3の配設個数に比例した強力な空気流Eを生成することができ、短時間により多くの紛粒体Bを搬送することができる。
【0065】
また、噴気機構部3を直接的に複数個直列に接続するのではなく、図4に示した紛粒体圧送装置A2のように、輸送管2の中途部に噴気機構部3を適宜介設して、輸送管2を介しながら複数の噴気機構部3を直列に連設してもよい。
【0066】
ここで、介設する噴気機構部3は、前段の噴気機構部3による空気流Eが紛粒体Bの搬送能力を失う手前に配置することが望ましい。その結果、輸送管2内において連続して紛粒体Bを搬送できる空気流Eを形成することができ、紛粒体Bを遠隔した目的地まで圧送することができる。
【0067】
図3及び図4における噴気機構部3の噴気管8は、全て輸送管2の下流方向に向けて噴気口dからの噴気を行うべく構成しているが、少なくとも一つは逆向きに取付けることにより必要に応じて粉粒体を逆方向にも送給可能に構成することもできる。
【0068】
この場合、順方向(噴気方向を搬送方向側としたもの)に噴気を行う噴気管8と、逆方向(噴気方向を搬送方向の反対側としたもの)に噴気を行う噴気管とに圧縮空気を送気するエアーコンプレッサー9には同一のものを使用し、エアーコンプレッサー9と各噴気管8とを接続する空気送給管23の中途部に介設した電磁切替弁でいずれか一方の噴気管8にのみ圧縮空気を強空することにより、粉粒体を所要方向に送給可能とすることもできる。
【0069】
特に、噴気管8の内径形状と輸送管2の内径形状とを略一致させており、しかも噴気口dを小さく絞っていることにより、粉粒体Bを逆送した場合に空気の噴気を行っていない噴気管8の噴気送通空間D部分において粉粒体Bによる閉塞が生じることはない。
【0070】
上記した実施例では、供給部1をホッパー4で構成し、紛粒体Bの自重による降下を利用して紛粒体Bを噴気管8に供給すべく構成しているが、供給部1は図5に示すように構成することもできる。
【0071】
すなわち、図5に示す紛粒体圧送装置A3の供給部1’では、同供給部1’を、紛粒体B’を収容するホッパー4’と、同ホッパー4’の最下部に設けたスクリュウコンベア34とで構成しており、スクリュウコンベア34によってホッパー4’内の粉粒体Bを噴気機構部3に向けて送出すべく構成している。図5中、35はスクリュウコンベア34を駆動するモータ装置である。
【0072】
スクリュウコンベア34は、棒状のスクリュウ軸36と、同スクリュウ軸36の外周の長手方向に沿って螺旋状に設けたスクリュウ羽根37とにより構成している。
【0073】
このように構成した供給部1’では、ホッパー4’に紛粒体B’を投入すると、紛粒体B’はホッパー4’の最下部に位置するスクリュウコンベア34に供給され、モータ装置35によりスクリュウ軸36を回転させることによって、紛粒体B’を軸方向、かつ噴気機構部3に向けて移送することができる。
【0074】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続し、空気流で粉粒体を圧送することによって、従来必要であったロータリーバルブを不要とすることができる。しかも、供給部の下流側に噴気手段を設けていることにより、噴気手段による噴気によって供給部内の空気も噴気手段へと誘引されることにより、噴気手段から噴気した空気の漏れを防止しながらより多くの空気を輸送管の下流側に送気することができ、搬送効率を向上させることができる。
【0075】
請求項2記載の発明によれば、噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結することにより、噴気手段と輸送管との連結部分を連続的とすることができ、この連結部分に粉粒体が停留するおそれがなく、停留の生起による搬送効率の低下及び粉粒体による輸送管の閉塞を防止できる。
【0076】
さらに、筒状フレームの内周面には噴気口を設け、この噴気口から筒状フレーム内に噴気を行うことによって、噴気にともなう断熱膨張によって空気流の温度を低下させることができ、粉粒体が氷雪等の溶解しやすいものの場合でも、インタークーラ等の冷却装置を設けることなく低温の空気流を生起することができる。このように、熱の影響を受けやすい粉粒体を安定して搬送することができる。
【0077】
請求項3記載の発明によれば、噴気口からの噴気を、輸送管の下流側に向けて行うことによって、容易に供給部内の空気を噴気手段側に誘引する気流を生成することができる。
【0078】
請求項4記載の発明によれば、噴気口を、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成することによって、輸送管内に圧力の揺らぎの少ない安定的な空気流を生成することができ、粉粒体の搬送効率を向上させることができる。
【0079】
請求項5記載の発明によれば、輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設することによって、粉粒体の搬送能力を容易に向上させることができる。
【0080】
請求項6記載の発明によれば、搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続したことによって、従来必要であったロータリーバルブを不要とすることができ、低コストで粉粒体圧送装置を導入可能とすることができる。しかも、供給部の下流側に噴気手段を設けたことにより、請求項1記載の発明と同様に、噴気手段による噴気によって供給部内の空気も噴気手段へと誘引されることにより、噴気手段から噴気した空気の漏れを防止しながらより多くの空気を輸送管の下流側に送気することができ、搬送効率を向上させることができる。
【0081】
請求項7記載の発明によれば、噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結することによって、請求項2記載の発明と同様に、噴気手段と輸送管との連結部分を連続的とすることができ、この連結部分に粉粒体が停留するおそれがなく、停留の生起による搬送効率の低下及び粉粒体による輸送管の閉塞を防止できる。
【0082】
しかも、筒状フレームの内周面に、筒状フレーム内に噴気を行う噴気口を設けたことによって、噴気にともなう断熱膨張によって空気流の温度を低下させることができ、インタークーラ等の冷却装置を不要としてさらに低コストで粉粒体圧送装置を導入可能とすることができる。そして、氷雪等のように熱の影響を受けやすい粉粒体を安定して搬送することができる。
【0083】
請求項8記載の発明によれば、噴気口からの噴気を輸送管の下流側に向けて行うべく構成したことによって、請求項3記載の発明と同様に、容易に供給部内の空気を噴気手段側に誘引する気流を生成することができる。
【0084】
請求項9記載の発明によれば、噴気口を筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成したことによって、請求項4記載の発明と同様に、輸送管内に圧力の揺らぎの少ない安定的な空気流を生成することができ、粉粒体の搬送効率を向上させることができる。
【0085】
請求項10記載の発明によれば、輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設したことによって、請求項5記載の発明と同様に、粉粒体の搬送能力を容易にかつ低コストで向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紛粒体圧送装置の全体説明図である。
【図2】本発明に係る紛粒体の搬送原理を示す説明図である。
【図3】噴気機構部における他の実施例を示す説明図である。
【図4】紛粒体を遠隔した目的地に搬送する場合の紛粒体圧送装置の全体説明図である。
【図5】紛粒体を移送することができる供給部を有する紛粒体圧送装置の全体説明図である。
【符号の説明】
A 紛粒体圧送装置
B 紛粒体
C 環状空間
D 噴気送通空間
d 噴気口
E 空気流
1 供給部
2 輸送管
3 噴気機構部
8 噴気管
9 エアーコンプレッサー
10 筒状フレーム
Claims (10)
- 搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続し、空気流で粉粒体を圧送することを特徴とする粉粒体圧送方法。
- 噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結するとともに、
筒状フレームの内周面には噴気口を設け、この噴気口から筒状フレーム内に噴気を行うことを特徴とする請求項1記載の粉粒体圧送方法。 - 噴気口からの噴気は、輸送管の下流側に向けて行うことを特徴とする請求項2記載の粉粒体圧送方法。
- 噴気口は、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の粉粒体圧送方法。
- 輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉粒体圧送方法。
- 搬送する粉粒体を供給する供給部と、同供給部内の粉粒体を搬送する輸送管とを、輸送管内に空気流を生起する噴気手段を介して接続したことを特徴とする粉粒体圧送装置。
- 噴気手段は、輸送管の内径形状と略一致する内径形状を有する中空の筒状フレームを具備し、同筒状フレームを介して供給部と輸送管とを連通連結するとともに、
筒状フレームの内周面には、筒状フレーム内に噴気を行う噴気口を設けたことを特徴とする請求項6記載の粉粒体圧送装置。 - 噴気口からの噴気は、輸送管の下流側に向けて行うべく構成したことを特徴とする請求項7記載の粉粒体圧送装置。
- 噴気口は、筒状フレームの内周面に沿ったリング状に形成したことを特徴とする請求項7または請求項8記載の粉粒体圧送方法。
- 輸送管を介しながら複数の噴気手段を直列に連設したことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の粉粒体圧送方法。
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