JP2004237990A - 積層板材梱包物 - Google Patents

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Genichi Takayama
源一 高山
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TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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Abstract

【課題】保管時や運搬時に積層された板材の端部が損傷されるのを防止し、梱包を解いたときに発生する廃棄物の量を減少させる。
【解決手段】積層板材梱包物1は、複数枚の板材2が積層された積層体3を各板材2がばらけないように一体に梱包して成るものである。前記積層体3の両端部には、上下面および外周端面を包むようにキャップ4が被せられる。積層体3の外周端面には保護帯材5がキャップ4の上から巻かれている。前記積層体3上の複数箇所には保護帯材5の上から複数本の結束バンド6が保護帯材5と直交する方向に巻かれて、積層体3とキャップ4と保護帯材5とが一体に結束されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、複数枚の板材が積層された積層体を各板材がばらけないように一体に梱包して成る積層板材梱包物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築用床板などの板材は梱包して出荷されるもので、複数枚の板材が積層された積層体の全体を段ボールのような梱包材で被覆した後、これをポリプロピレンなどの結束バンドを用いて結束している。このような積層板材梱包物では、梱包を解くと、梱包材が大量のゴミとなるため、建築現場で発生する廃棄物の量を増大させる要因となっている。
【0003】
この廃棄物の問題に鑑み、段ボールのような梱包材を用いない積層板材梱包物も提案されている。例えば、図5および図6に示した積層板材梱包物は、複数枚の板材56が積層された積層体55の外周端面を発泡材より成る保護帯材54で被覆した後、板材56がばらけないように、積層体55の全体をシュリンクフィルム51で包装するとともに、その外周の複数箇所を結束バンド52で結束したものである(特許文献参照)。なお、図中、53は積層体55のコーナ部分を衝撃から保護するためのコーナ保護材であり、合成樹脂、ゴム、フェルトなどから成り、保護帯材54の内面の4カ所に一体に貼着されている。
【0004】
【特許文献】
実公昭58−26922号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の積層板材梱包物は、保管時は一端部を下にして立て掛けられるため、シュリンクフィルム51が破損して美観を損ねるおそれがある。また、運搬時は重量が嵩むことから一端部を地面に着けたまま引きずられるため、シュリンクフィルム51に加えて保護帯材54も破損して積層体55が露出し、最下位置の板材56の一端部が地面に擦られて傷付けられるという問題がある。
また、積層板材梱包物の梱包を解いたとき、シュリンクフィルム51は廃棄物となるが、このシュリンクフィルム51は嵩張って取り扱いにくいという問題もある。
【0006】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、保管時や運搬時、積層された板材の端部が損傷されるのを防止し、しかも、梱包を解いたときに発生する廃棄物の量を減少させた積層板材梱包物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による積層板材梱包物は、複数枚の板材が積層された積層体を各板材がばらけないように一体に梱包して成るもので、前記積層体の両端部に、上下面および外周端面を包むようにキャップが被せられるとともに、積層体の外周端面には保護帯材がキャップの上から巻かれている。さらに、前記積層体上の複数箇所には保護帯材の上から複数本の結束バンドが保護帯材と直交する方向に巻かれて、積層体とキャップと保護帯材とが一体に結束されている。
【0008】
この発明の上記した構成において、「キャップ」は、保管時に積層体の端部が地面に直接接触しないように、また、運搬時に地面に擦られて損傷しないようにするためのものである。好ましくは、摩擦抵抗が小さな材質の材料でキャップを構成すれば、たとえ一端部を地面に着けたまま引きずられても、キャップが地面上を滑って破損が防止される。
【0009】
この発明の好ましい実施態様においては、前記保護帯材として、発泡シート材の表面に補強のための合成樹脂フィルムを一体に貼り合わせたものを用いる。前記発砲シート材としてはポリエチレンなどのクッション性に優れた材料が、また、補強のための合成樹脂フィルムとしてはポリエチレンなどの引っ張り強度に優れた材料が、それぞれ用いられる。この実施態様によると、保護帯材は板材を衝撃から保護する機能を保持しつつ強度が高められ、破損の防止に有効である。
【0010】
さらに好ましい実施態様の保護帯材は、積層体の積層厚より大きな幅を有し、保護帯材の両縁部分が積層体の上面および下面に折り重ねられた状態で結束される。この実施態様によると、積層体の最上位置の板材は外周端面と上面との角縁部分が、また最下位置の板材は外周端面と下面との角縁部分が、保護帯材の折り重ね部分で保護される。
【0011】
さらに好ましい実施態様の保護帯材は、保護帯材が二重になっている補強部分を有し、その補強部分を積層体の一端部に位置させている。この実施態様によると、補強部分を有する端部を下にして立て掛けたり、その端部を地面に着けたまま引きずったりしても、補強部分によって保護帯材の破損と積層体の損傷とが防止される。
【0012】
この発明による他の実施態様の積層板材梱包物は、複数枚の板材が積層された積層体を各板材がばらけないように一体に梱包して成るもので、前記積層体の両端部に、上下面および外周端面を包むようにキャップが被せられるとともに、積層体の外周端面には積層体の積層厚に応じた幅の第1の保護帯材と、積層体の積層厚より大きな幅を有する第2の保護帯材とが、それぞれ上下に重ねられてキャップの上から巻かれたものである。前記積層体上の複数箇所には、第2の保護帯材の両縁部分が積層体の上面および下面に折り重ねられた状態で、第1、第2の保護帯材の上から複数本の結束バンドが各保護帯材と直交する方向に巻かれて、積層体とキャップと第1、第2の各保護帯材とが一体に結束されている。
【0013】
【作用】
この発明による積層板材梱包物は、保管時に一端部を下にして立て掛けたり、運搬時に一端部を地面に着けたまま引きずったりしても、積層体の両端部にはキャップが被せられているので、積層体が露出することはなく、最下位置の板材の一端部が地面に擦られて傷付けられることもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施例である積層板材梱包物1の外観を、図2および図3は、その積層板材梱包物1の構成を、それぞれ示している。
図示例の積層板材梱包物1は、複数枚の板材2が積層された積層体3を各板材2がばらけないように一体に梱包して成るものである。前記積層体3の両端部には、上下面および外周端面を包むようにキャップ4,4がそれぞれ被せられている。積層体3の外周端面には保護帯材5が、両端部はキャップ4の上から巻かれている。
【0015】
前記積層体3上の複数箇所には、保護帯材5の上から複数本の結束バンド6が保護帯材5と直交する方向に巻かれており、これにより積層体3とキャップ4と保護帯材5とが一体に結束されている。この結束バンド6はポリプロピレンなどの合成樹脂製のものが用いられる。
なお、図示例では、全ての結束バンド6を積層体3の幅方向に巻き付けているが、これに限らず、少なくとも1本の結束バンド6は積層体3の長さ方向に巻き付けるようにしてもよい。
【0016】
この実施例の保護帯材5は、保護帯材5が上下に二重になっている補強部分5aを有しており、その補強部分5aを積層体3の一方の端部に位置させている。また、保護帯材5は、積層体3の積層厚dより大きな幅Dに形成されており、この保護帯材5の上縁部分5bと下縁部分5cとが積層体3の上面および下面に折り重ねられた状態で前記結束バンド6によって結束されている。
【0017】
前記保護帯材5は、ポリエチレンなどのクッション性に優れた発泡シート材の表面に、補強のための合成樹脂フィルムが一体に貼り合わされたものである。前記合成樹脂フィルムとしてはポリエチレンフィルムのような引っ張り強度に優れた材料が用いられる。
【0018】
前記キャップ4は、この実施例では、ボール紙の表面に鉱物性の白色顔料を塗布して平滑性をもたせた硬質のコートボール紙を用いて形成されているが、平滑性を有しかつ接着剤や工具などを使用することなく箱型に組み立てることが容易なものであれば、コートボール紙に限られることはない。
【0019】
なお、上記した実施例では、保護帯材5は、積層体3の積層厚dより大きな幅Dに形成して、この保護帯材5の上縁部分5bと下縁部分5cとを積層体3の上面および下面に折り重ねているが、前記保護帯材5に代えて、図4に示すように、積層体3の積層厚dに応じた幅(例えば積層厚dに一致する幅)の第1の保護帯材5′と積層体3の積層厚dより大きな幅を有する第2の保護帯材7とを重ねて用い、第2の保護帯材7の上縁部分7aと下縁部分7bとを積層体3の上面および下面に折り重ねるようにしてもよい。
【0020】
図4の実施例では、第1の保護帯材5′として第1実施例の保護帯材5と同様の貼合せ構造のシート材を、また、第2の保護帯材7として「エアクッション」と呼ばれる多数の気泡部を有するクッションシートを、それぞれ用いているが、これに限らず、第1の保護帯材5′として単なるポリエチレンなどの発泡シート材を用いることもでき、また、第2の保護帯材7としてクラフト紙を用いることもできる。さらに、この実施例では第1の保護帯材5′を内側に、第2の保護帯材7を外側に、それぞれ配置しているが、第1の保護帯材5′を外側に、第2の保護帯材7の内側に、それぞれ配置してもよい。
【0021】
上記した積層板材梱包物1を製作するには、図3に示すように、複数枚の板材2を積層して積層体3にした後、積層体3の両端部3a,3bにキャップ4,4をそれぞれ被せる。つぎに、発泡シート材の側を内側にして保護帯材5を積層体3の外周端面に巻き付け、上下に重ねた両端部を熱溶着して無端状とする。この場合に、保護帯材5の上縁部分5bと下縁部分5cとは積層体3の上面および下面より突出した状態にある。
【0022】
つぎに、積層体3の長さ方向の複数の箇所に、積層体3の幅方向に結束バンド6を巻き付けて積層体3と保護帯材5とキャップ4とを結束する。この巻き付け時、保護帯材5の上縁部分5bと下縁部分5cとは積層体3の上面および下面へ折り重ねる。
【0023】
図4に示す実施例では、積層体3の両端部にキャップ4,4をそれぞれ被せた後、第1の保護帯材5′を積層体3の外周端面に巻き付け、さらにその上に第2の保護帯材7を巻き付ける。その後、第2の保護帯材7の上縁部分7aと下縁部分7bとを積層体3の上面および下面へ折り重ね、積層体3の長さ方向の複数の箇所に、積層体3の幅方向に結束バンド6を巻き付けて積層体3と第1、第2の各保護帯材5′,7とキャップ4とを結束する。
【0024】
このように製作した積層板材梱包物1は、保管時、一端部を下にして立て掛けたり、運搬時、一端部を地面に着けたまま引きずったりしても、積層体3の両端部にはキャップ4が被せられてあるので、たとえ保護帯材5または第1、第2の各保護帯材5′,7が破損したとしても、積層体3が露出することはなく、最下位置の板材2の一端部が地面に擦られて傷付けられることがない。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、保管時や運搬時、積層された板材の端部が損傷されるのを防止でき、しかも、梱包を解いたときに発生する廃棄物の量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である積層板材梱包物の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】積層板材梱包物の構成を示す分解斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来の積層板材梱包物の斜視図である。
【図6】従来の積層板材梱包物の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 積層板材梱包物
2 板材
3 積層体
4 キャップ
5 保護帯材
6 結束バンド
5′ 第1の保護帯材
7 第2の保護帯材

Claims (5)

  1. 複数枚の板材が積層された積層体を各板材がばらけないように一体に梱包して成る積層板材梱包物であって、前記積層体の両端部に、上下面および外周端面を包むようにキャップが被せられるとともに、積層体の外周端面には保護帯材がキャップの上から巻かれており、前記積層体上の複数箇所には保護帯材の上から複数本の結束バンドが保護帯材と直交する方向に巻かれて、積層体とキャップと保護帯材とが一体に結束されて成る積層板材梱包物。
  2. 前記保護帯材は、発泡シート材の表面に補強のための合成樹脂フィルムが一体に貼り合わされて成る請求項1に記載された積層板材梱包物。
  3. 前記保護帯材は、積層体の積層厚より大きな幅を有し、保護帯材の両縁部分が積層体の上面および下面に折り重ねられた状態で結束されている請求項1または2に記載された積層板材梱包物。
  4. 前記保護帯材は、保護帯材が二重に重なっている補強部分を有し、その補強部分を積層体の一端部に位置させている請求項1〜3のいずれかに記載された積層板材梱包物。
  5. 複数枚の板材が積層された積層体を各板材がばらけないように一体に梱包して成る積層板材梱包物であって、前記積層体の両端部に、上下面および外周端面を包むようにキャップが被せられるとともに、積層体の外周端面には積層体の積層厚に応じた幅の第1の保護帯材と、積層体の積層厚より大きな幅を有する第2の保護帯材とが、それぞれ上下に重ねられてキャップの上から巻かれており、前記積層体上の複数箇所には、第2の保護帯材の両縁部分が積層体の上面および下面に折り重ねられた状態で、第1、第2の保護帯材の上から複数本の結束バンドが各保護帯材と直交する方向に巻かれて、積層体とキャップと第1、第2の各保護帯材とが一体に結束されて成る積層板材梱包物。
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