JP2004237395A - 乾式渦流バレル研磨機 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨機回りがコンパクトで集塵効率の向上した乾式渦流バレル研磨機を提供すること。
【解決手段】筒状固定槽2とこの下部に配置した回転盤3とからなるバレル槽1に集塵機23を接続して、固定槽2と回転盤3との間隙Sよりバレル槽1内の研磨粉を吸引除去する。このときバレル槽1の下方に研磨粉を吸引する吸引管19を水平に設け、吸引管19と集塵機23とを固定配管20で接続する。バレル槽1を反転軸14回りに反転すると、吸引管19が固定配管20より離脱する構造となっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は乾式渦流バレル研磨機の改良に関し、研磨機回りがコンパクトで集塵効率の向上した乾式渦流バレル研磨機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の乾式渦流バレル研磨機は、例えば実用新案登録2602327号に開示されているように、バレル槽の底部に吸引管を垂直に取り付け、これに可撓性ホースを繋いで集塵機と接続した構造となっていた。この研磨機の動作を説明すると次の通りである。即ち、バレル槽の回転槽を回転してバレル槽内の研磨石とワークに渦流動を生じさせてワークを研磨し、同時に集塵機を作動して発生した研磨粉を回転槽と固定槽の間隙より吸引除去していた。この時、研磨粉は一旦、回転槽とアンダープレートで囲まれた空間に入った後、吸引管、ホースを介して集塵機へ回収されていた。また研磨が終了すると、回転槽と集塵機の動きを止め、研磨石とワークを排出するためにバレル槽を揺動軸回りに反転して排出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの研磨機には次のような問題があった。即ち、研磨終了後はバレル槽を反転して研磨石やワークを排出する必要がある。そうするとバレル槽の反転状態時にも、ホースが吸引管(吸引管は逆さ状態になる)に接続された状態を許容せねばならず、このことがホースを必要以上に長尺にし、配管の取り回しを複雑にするとともに集塵能力を低下させていた。
【0004】
また吸引管がアンダープレートの底部に垂直に取り付けられているので、アンダープレート底面の吸引管のないところ(吸引管から遠いところ)では吸引作用が充分に及ばず、研磨粉が残ることがあった。とりわけワークに切削油などが付着していると、研磨粉も切削油で濡れるので研磨粉残りが著しくなる。この対策として吸引管の径を大きくして集塵効率を上げることが考えられたが、これに接続された可撓性ホースの径も大きくなって配管の取り回しが複雑になる。また吸引管を複数本取り付けようとすると、ホース配管の取り回しがいっそう複雑になる。こうした問題は研磨機が小型になるほど顕著に現れた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明はこうした課題を解決することを目的としたもので、次の発明によって解決することができる。即ち、筒状固定槽とこの下部に配置した回転盤とからなるバレル槽に集塵機を接続してバレル槽内の研磨粉を吸引除去するようにした乾式渦流バレル研磨機において、前記バレル槽の下方に研磨粉を吸引する吸引管を設け、常時はこの吸引管が前記集塵機に接続状態であり、前記バレル槽の反転時はこの吸引管が前記集塵機より離脱状態となることを特徴とした乾式渦流バレル研磨機によるものである。さらにこの研磨機において、前記吸引管が前記バレル槽底部以外の側部に設けられていると良いのである。
【0006】
【発明の効果】
上記発明によれば、常時、つまり研磨時は集塵機の作用が吸引管を介してバレル槽に短距離で及ぶので集塵機の能力を無駄なく発揮できる。またバレル槽の反転時は吸引管が集塵機より離脱するので、集塵のための配管がコンパクトにでき、バレル研磨機周辺が簡素化されるといった効果がある。また吸引管をバレル槽底部以外の側部に設ければ、集塵機の吸引作用がバレル槽底に対して水平方向から及ぶので、研磨粉残りが解消され、集塵効率が向上するという効果もある。
【0007】
【発明の実施の形態】
次にこの研磨機の実施形態について図1と図2を参照しながら説明する。
バレル槽1は、主に筒状固定槽2とその下部に同心配置された椀型の回転盤3とからなる。固定槽2の内面にはポリウレタンなどのライニング2aが貼着され、同様に回転盤3の上面にもライニング3aが貼着されている。そしてこれらは間隙Sを介して対向配置されている。また回転盤3の中央にはセンターポール4が取り付けられている。
【0008】
前記回転盤3の下方には円板状部材を介して回転軸5が取り付けられ、この回転軸5の下端にはプーリ6が固着されてモータ7とにベルト(不図示)が掛けられている。つまりモータ7を始動すると、ベルトを介してプーリ6が回転し、これに伴って回転軸5と回転盤3が回転する構造となっている。
【0009】
一方、前記固定槽2は有底筒状のアンダープレート8上に支持固定されている。このアンダープレート8は下方が中央に孔を有する底部8aとその周囲を取り囲む側部8bで構成され、前記の孔にボス9が下から嵌合固着され、前記回転軸5との間に軸受を介して回転軸5が回転可能となっている。またボス9と回転盤3の環状凸部3bとの間には、研磨粉の回転軸側への進入を防ぐ保護シール10が設けられている。11はアンダープレート8下面に設けられて、ボス9が嵌合する箇所のみが切り欠かれたモータ7を載置するベースで、さらにこの下にプーリ6やベルトを覆うカバー12が取り付けられている。
【0010】
前記アンダープレート8の両側面にはブラケット13が取り付けられ、ここにバレル槽1を反転する反転軸14が固着されている。この反転軸14は軸受を介して一対のフレーム15上に支持されている。16はブラケット13の一方に取り付けられたバレル槽1の反転用ハンドルである。
【0011】
次にフレーム15の一方には反転軸14が貫通したストッパー17が設けられ、このストッパー17には反転軸14を挟み込むように水平方向に割溝17aが穿設されている。ストッパー17の上部には鉛直下方に向かって螺子孔(不図示)が穿たれ、ここに上部にロックレバー18を備えたボルト(不図示)が螺合するようになっている。そしてこのロックレバー18とボルトは、一方向回転クラッチの構造となっている。つまり、ロックレバー18を揺動回転すると、ボルトが一方向に間欠的に螺送されて割溝17aの幅を狭め、反転軸14を挟み込む。するとバレル槽1を所定の位置で固定できるのである。反転軸14の挟み込みを解除するには、ロックレバー18の上面にある不図示の方向切替ダイヤルを回して、ロックレバー18を揺動回転すれば、ボルトが先ほどと逆方向に間欠螺送されて割溝17aの挟み込みを緩めることができる。
【0012】
そしてバレル槽1のアンダープレート8の側部8bには水平方向に吸引管19が設けられている。吸引管19はアンダープレート8の底部8aに接して設けると集塵効率が非常に良い。この吸引管19に対向して箱状の固定配管20がフレーム15の一端に立設され、固定配管20の上部には吸引管19に対向した環状開口20aが穿設されている。そして吸引管19の先端には環状開口20aに接したときに、吸引漏れがないように環状シール21が取り付けられている。この環状シール21は固定配管20の壁面を擦りながら接続状態と離脱状態を繰り返すので、ゴムなどでできた断面V字型のものが良い。一方で固定配管20の下部にも環状開口20bが穿設され、可撓性ダクト22が接続されてさらにその先は集塵機23に接続されている。
【0013】
以上の研磨機を稼動すると次のようになる。即ち、バレル槽1は垂直な状態(この状態を本発明では『接続状態』と称す)となっており、槽内に所定量の研磨石とワークを投入する。次にモータ7を始動して回転盤3を回転すると、バレル槽1内では螺旋状の流動が生じワークの研磨が行われる。同時に集塵機23を作動すると、可撓性ダクト22、固定配管20、吸引管19を介して、回転盤3とアンダープレート8で囲まれた空間に吸引作用が生じる。この結果、バレル槽1内で研磨によって生じた研磨粉が間隙Sから下方に吸引される。そして研磨粉がアンダープレート8上に落ちても吸引管19から水平方向の吸引作用を受けることによってきれいに除去される。
【0014】
研磨が終了したら、モータ7と集塵機23を停止する。次にロックレバー18を揺動回転して割溝17aが開く方向にボルトを間欠螺送すると、反転軸14が回動可能となる。この後ハンドル16を持ってバレル槽1を図3の矢印A方向に反転し始めると、吸引管19の環状シール21が固定配管20の環状開口20aより離脱する(これ以降の状態を本発明では『離脱状態』と称す)。反転したバレル槽1の下方にはバケット24などを予め置いておいて、徐々に内容物を排出する。排出完了したらバレル槽1を元の接続状態に戻す。そしてロックレバー18の方向切替ダイヤルを回して、割溝17aが閉じる方向にボルトを間欠螺送しバレル槽1を固定する。以上の動作で一連のバレル研磨作業が終了する。
【0015】
上記実施形態は、固定配管20を介して吸引管19と集塵機23を接続する構成としたが、吸引管19を集塵機23に直接離脱可能に接続しても良い。また上記実施形態では、吸引管19を水平に設けたが、これが傾きを持って設けられても良い。さらに上記実施形態は、固定槽2と回転盤3の間隙Sから研磨粉を吸引するものだが、次のような形態にも本発明が適用できる。即ち、回転盤3の盤面の任意の箇所に、研磨石やワークは通過不能で研磨粉は通過できるスリットを穿孔して回転盤下方の空間と連通すれば、このスリットを介して研磨粉を吸引することもできる。また先の実施形態では固定槽2の下面に対して回転盤3を対向配置したが、実用新案登録2602327号に開示の研磨機のように、固定槽2の内周面に回転盤3の外周面が対向する構造としても良い。さらに先の実施形態では吸引管19は1つだけ設けたが、これを複数設けることによって集塵効率を上げるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を断面とした正面図
【図2】集塵機を除いた側面図
【図3】バレル槽の反転状態を示した要部側面図
【符号の説明】
1・・・バレル槽
2・・・筒状固定槽
3・・・回転盤
8a・・・アンダープレート底部(バレル槽底部)
8b・・・アンダープレート側部(バレル槽底部以外の側部)
19・・・吸引管
20・・・固定配管
23・・・集塵機
S・・・間隙

Claims (2)

  1. 筒状固定槽とこの下部に配置した回転盤とからなるバレル槽に集塵機を接続してバレル槽内の研磨粉を吸引除去するようにした乾式渦流バレル研磨機において、前記バレル槽の下方に研磨粉を吸引する吸引管を設け、常時はこの吸引管が前記集塵機に接続状態であり、前記バレル槽の反転時はこの吸引管が前記集塵機より離脱状態となることを特徴とした乾式渦流バレル研磨機。
  2. 前記吸引管が前記バレル槽底部以外の側部に設けられていることを特徴とした請求項1記載の乾式渦流バレル研磨機。
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