JP2004236672A - モップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ワックス剤が床上でかすれる現象を低減し、使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させるモップを提供する。
【解決手段】巾木(モップ本体)2側の底面側に対し床拭き部材8を着脱自在に装着することで床F上にワックス掛け等が行えるモップ1において、巾木2の底面側に対し床拭き部材8の一部を床F上から逃がし得るようにした空間状のワックス剤溜まり部15を形成する。ワックス剤溜まり部15は、巾木2の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側に深く折り曲げた如き形状になっており、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の空き間隔を設けることで構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】巾木(モップ本体)2側の底面側に対し床拭き部材8を着脱自在に装着することで床F上にワックス掛け等が行えるモップ1において、巾木2の底面側に対し床拭き部材8の一部を床F上から逃がし得るようにした空間状のワックス剤溜まり部15を形成する。ワックス剤溜まり部15は、巾木2の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側に深く折り曲げた如き形状になっており、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の空き間隔を設けることで構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床拭き部材を着脱自在に装着することで床上にワックス掛け等が行え、しかもワックスをかすれることなく効率的にワックス掛けが行えるモップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモップ51は、一般的には、図5に示すようにモップ本体としての巾木52の上面側の中心位置に対し回動部材53を介して手持ち部材54を装着(図6参照)し、巾木52の底面側に対し面ファスナーの如き繊維貼着材55を介して床拭き部材(以下、スキージと称する)56を着脱自在に装着することで所要の要件を満たす。
【0003】
一般例として本例の巾木52は、平板状の構成を有しており、巾木52の底面側に面ファスナーの如き繊維貼着材55…が固着されている。そして、各々の繊維貼着材55…に対しスキージ56の裏面側を貼り付けることでワックス掛け等の目的に利用されるものである。かくして例えばワックス掛けを行う場合、多くの場合、図6に示すように、例えば床F上にワックス剤Wをあらかじめに振り撒いて手持ち部材54を持って巾木52を床F上に沿って滑らせ移動させることでスキージ56の略全面及び先端側でワックス剤Wを押し出し、これにより床F上へのワックス掛けを行うのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては巾木52が平板状の構成であり、手持ち部材54を介して巾木52に押力を与えると、この押力が巾木52の全面に対し分散するため、この過程でスキージ56にワックス剤Wのムラが生じることが多く、したがって上述した従来のモップ51では、ワックス掛けに際し床F上でワックス剤Wがかすれることが多く、効率的な作業を行い得ない欠点が内在していた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み成されたものであり、床拭き部材に対しワックス剤を押し広げて行く部分を複数構成することでワックス剤が床上でかすれる現象を低減し、もって使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させるモップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、モップ本体である巾木2側の底面側に対し床拭き部材8を着脱自在に装着することで床F上にワックス掛け等が行えるモップ1において、モップ本体2の底面側に対し床拭き部材8の一部を上記床F上から逃がし得るワックス剤溜まり部15を少なくとも1つ以上形成して成ることを特徴とする。
ワックス剤溜まり部15は、モップ本体2の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側に深く折り曲げた如き形状を与えるとともに、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成されることを特徴とする。ワックス剤溜まり部15は、モップ本体2の床拭き部材8を装着する側の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成されることを特徴とする。
ワックス剤溜まり部15の前後部の押圧部13,14は床面上に圧止するよう突出形成してある。
モップ本体2の上面側には、当該上面に近い側の一部を支点に回動可能である手持ち部材9が装着されて成ることを特徴とする。
また、上記巾木2の左右両端には、巾木の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…となっている防護部31,31を設けたことを特徴とする。
【0007】
以上のように構成された本発明にあって、先ず床F上に例えばあらかじめワックス剤Wを散布し、この上に本発明のモップ1を置く。すると、モップ1底面のスキージ8で巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bが床F上のワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2に区切り、特にワックス剤W2の存在が当該位置部分のスキージ8をワックス剤溜まり部15内へ逃げさせ、スキージ8と床F上との間にワックス剤W2の溜まりを保持する。続いてモップ1を前方へ床F上を滑らせて移動させると、モップ1底面のスキージ8の上記拭き突部A,Bの部分がワックス剤W1,W2を床F上に沿って押し出す。この場合、スキージ8の拭き突部Aでのワックス剤W1の押し出しでワックス掛けにかすれが生じたとしても、スキージ8の後続の拭き突部Bでのワックス剤W2の押し出しで当該かすれを補なわさせる。
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の双方の側辺側11,12の互いの押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成される場合、あるいは巾木2の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成される場合であっても、ワックス剤溜まり部15はワックス剤W2の存在の反力で床拭き部材8を上方へ逃げさせ、一時的に溜める。これにより、床拭き部材8と床F上との間でワックス剤W2の溜まりを保持しながら床拭き部材8の当該ワックス剤溜まり部15を構成する後方の端部に対応する拭き突部Bがワックス剤W2を続いて床F上に押し広げることを可能にするため、モップ1の一動作中に2段階で連続してワックス剤W1,W2を床F上に押し広げることとなってワックス剤Wのかすれを低減させる。
ワックス剤溜まり部15を形成する前後の押圧部13,14は床F面に圧止され、巾木2全般で床F面を押圧するときにこれらに押圧力が集約増大し、ワックス剤溜まり部15から順次に漏出されるようにワックス剤Wが供給されることと相俟ち、床F面にワックス剤Wを強く塗着させる。
一方、本発明のモップ1は、巾木2に対し回動自在の棒状の手持ち部材9を装着してあるため、ワックス掛け作業の作業性を向上させる。
巾木2の左右両端の防護部31,31は、モップ1自体を床F上で移動させているときに衝突することがある壁、家具その他に対しての傷付けを防止させ、また防護部31,31相互間に形成された凹所は床拭き部材8の左右に突出状に形成した帯部分21を折り曲げ収納して位置決めさせ、床拭き部材8の巾木2に対する装着性を向上させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1において符号1はモップであり、図2にも示すようにモップ本体としての巾木2と、巾木2上の両端及び底面側に固着される面ファスナーの如き繊維貼着材3,4,5と、巾木2の底面側に繊維貼着部材3,4を介して着脱自在に貼着される床拭き部材(以下、スキージと称する)8と、巾木2上面の中心位置に回動部材6を介して配設される手持ち部材9とを備えて構成されている。
【0009】
巾木2は、例えばアルミニウム材等の軽金属を用いて構成されており、水平方向の所要寸法分の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側にV字状の如く深く折り曲げた如き形状を成すとともに、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで当該押圧部13,14の間から上方に向けてワックス剤溜まり部15が構成されている。ワックス剤溜まり部15は、巾木2単独で考えた場合、双方の側辺側11,12の押圧部13,14間の空き領域を介し巾木2の内部空間と外界とを空間的に繋ぐものであり、巾木2の底面側に後述するスキージ8を貼着させた際に当該部分のスキージ8を上記内部空間(ワックス剤溜まり部15)内の上方の方向へ逃すことが可能となり、このスキージ8の逃げで床F上に散布したワックス剤Wの溜まりをあまり拡散させることなくワックス剤溜まり部15に対応するスキージ8下に一時的に溜めるように確保することが可能となるようになっている。
【0010】
また、このワックス剤溜まり部15の前後部は床F面上に圧止されることになるよう、床F面側に突出する上記の押圧部A,Bを形成しているのである。この押圧部A,Bは巾木2裏面に後述するようにスキージ8が装着固定されたとき、床F面にスキージ8を部分的に強く押圧する拭き突部A,Bを形成するようになっている。
【0011】
巾木2のV字状に屈曲された双方の側辺側11,12には、巾木2の水平方向の全長に沿って逆コ字状に屈曲する屈曲収容部17,18が形成されて繊維貼着材3,4を収容し固着しており、この繊維貼着材3,4を介して巾木2の底面側に対しスキージ8を着脱自在に装着するものである。尚、双方の側辺側11,12の先端13,14には垂直上方に屈曲する屈曲部19が形成されている。また図3、図4にも示すように巾木2上面の左右の側辺側にも繊維貼着材5,5が固着されるものであり、スキージ8の左右両端の帯部分21,21を折り曲げて当該帯部分21,21の内側を着脱自在に貼着させ、スキージ8の固定性を強めている。
【0012】
巾木2の左右両端には、図3、図4にも示すように例えば合成樹脂(乃至ゴム材等でも良い)から成る防護部31,31が外部より挿入され嵌合されて室内の壁や家具等に接触しても当該壁や家具等を傷付けてしまうことを防止している。特に、防護部31,31の左右両端(巾木2に対しては前後両端)には巾木2の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…として設けられており、これが傷付け防止を図るとともに、双方の防護部31,31において突起32,32間の窪んだ部分がスキージ8の帯部分21,21の貼着をガイドする部分とも成っている。
【0013】
ところでスキージ8は、図3にも示すように両端(一端のみも可)に帯部分21,21を有するとともに全面的に内表面側が繊維質となって繊維貼着材3,4,5への着脱自在の貼着が可能となり、外表面側(床Fに接する側)には複数の紐状の部分22…が所謂格子状に高密度に構成されており、各紐状の部分22…によりワックス剤Wの染込み保持性、及びワックス剤Wの床F上への引き伸ばし性を高めている。図1、図4に示すようにスキージ8内面の本体部分的な広い領域の側は巾木2底面の繊維貼着材3,4に貼着され、帯部分21,21は巾木2上の両端側の繊維貼着材5,5に貼着され、これらの貼着で巾木2に対し強固に装着されている。
【0014】
一方、図4にも示すように巾木2上面の中心位置には回動部材6を介して棒状あるいは筒状の手持ち部材9が巾木2上の垂直前後の方向に回動自在に装着されている。回動部材6は、回動軸42を回動自在に保持する左右の回動保持体43を巾木2に対し装着する一方で、回動軸42に対して突起板44を一体に設け、この突起板44の上下間を手持ち部材保持部45の側面から見てコ字状の突起板46,46で挟むとともに円柱状の操作部47の雄ネジ(図示せず)を各突起板44,46,46へ螺入して突起板44に対し手持ち部材保持部45を巾木2の左右方向に揺動自在に保持することで構成されている。手持ち部材保持部45は、手持ち部材9を挿入させるパイプ状部分48を有しパイプ状部分48には手持ち部材9の保持状態を維持する雄ネジ部材(図示せず)挿通用の孔(図示せず)が形成されている。
【0015】
次に、図1及び図4を参照して本実施の形態の使用の一例について説明する。先ず床F上に例えばあらかじめワックス剤Wを散布し、この上に本例のモップ1を置く。すると、モップ1底面のスキージ8において巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bが床F上のワックス剤Wを集中的に押圧して当該ワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2に区切るとともに、ワックス剤W2の存在が当該位置部分のスキージ8をワックス剤溜まり部15内へ逃げさせ、当該位置部分のスキージ8と床F上との間にワックス剤W2の溜まりを保持させる。
【0016】
しかる状態でモップ1を前方(図示矢印の方向)へ床F上を滑らせて移動させると、モップ1底面のスキージ8において拭き突部A,Bの部分がワックス剤W1,W2を床F上に沿って押し出す。このため同時にスキージ8の2個所の拭き突部A,Bでワックス掛けを実施することができ、スキージ8の拭き突部Aでのワックス剤W1の押し出しでワックス掛けにかすれが生じたとしても、スキージ8の拭き突部Bでのワックス剤W2の押し出しで、これらの拭き突部A,Bに巾木2に対する押圧力が集約することと相俟ち、強く塗布して当該かすれを補うことができる。従って本例のモップ1は使い易さを向上させ、作業性を一段と向上させると共に、床F面上に突出する押圧部13,14更には拭き突部A,Bによって床F面を強く押圧し、ワックス剤Wを強く塗着する。また、モップ1のワックス掛け作業中で壁、家具等に巾木2が当たっても防護部31,31によってそれへの傷付けを防止する。
【0017】
また、床F上にあらかじめ散布したワックス剤Wに対してモップ1を置くとき、モップ1の前後でワックス剤溜まり部15によって3つの溜まりのワックス剤W1,W2…に区切ることもでき、前後方にモップ1を移動させることで同様に一層効率的に作業を行うことができる。
【0018】
尚、本実施の形態においては、巾木2の前方及び後方の側辺側11,12を底面側へ所謂曲げ加工することでワックス剤溜まり部15を構成する場合を例に説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば一枚の金属板(樹脂板も可)で構成される巾木の水平方向の中央に対し水平方向の全長に沿って上方に湾曲(乃至は屈曲)する部分を構成することで対応しても良いことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているために、床拭き部材(スキージ)8に対しワックス剤Wを保持しながら押し広げて行くワックス剤溜まり部15を複数構成することでモップ1によるワックス掛け作業に際し、ワックス剤Wが床F上でかすれる現象を低減し、もってワックス掛けに際する使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる。
【0020】
即ち、これは本発明において、上記モップ本体である巾木2の底面側に対しスキージ8の一部を床F上から逃がし得るワックス剤溜まり部15を少なくとも1つ以上形成して成るからであり、これによって、ワックス掛けを行う際にモップ1のスキージ8に対しモップ1の移動方向にワックス剤Wを複数に区切って保持しながら押し広げてゆく拭き突部A,Bが構成されるため、一度の押し出し作業に伴うスキージ8の移動でワックス剤Wを多段的に連続して床F上に押し広げることができ、結果としてワックス剤Wが床F上でかすれる現象を後続側が補って低減させ、これによりワックス掛けに際する使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させるのである。
【0021】
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成される場合、床拭き部材8で巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bとが床F上のワックス剤Wを集中的に押圧して当該ワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2…に区切るとともに、ワックス剤W2が床拭き部材8を上方へ逃げさせ、もって床拭き部材8との間でワックス剤W2の溜まりを保持できるため、本発明のモップ1を例えば前後に移動するように一動作させた場合に明かにワックス剤Wのかすれを有効に防止し、確実に使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる。
【0022】
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成される場合も、ワックス剤溜まり部15はワックス剤W2の存在の反力で床拭き部材8を上方へ逃げさせ、これにより床拭き部材8と床F上との間でワックス剤W2の溜まりを保持することが可能であり上述と同様の効果が得られる。
【0023】
特にワックス剤溜まり部15の前後部の押圧部13,14は床F面上に圧止するよう突出形成してあるから、巾木2全体で床F面に押圧するとき、その押圧力は押圧部13,14更には拭き突部A,Bに集約されてワックス剤Wを床F面に強く塗着し、かすれ等を生じさせずに床F面にワックス剤Wを体裁良く塗布することができる。
【0024】
一方、本発明のモップ1は、巾木2に対し回動自在の手持ち部材9を装着してあるため、ワックス掛けの作業性が良く、この観点からも使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる効果が得られる。
【0025】
また、上記巾木2の左右両端には、巾木の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…となっている防護部31,31を設けてあるため、ワックス掛け作業中に巾木2が壁や家具その他に当たることがあっても、防護部31,31が壁や家具その他に対する傷付けを防止することができる。そればかりでなく、巾木2の左右で突出する防護部31,31相互間で形成される凹所は、床拭き部材(スキージ)8の左右で突出してある帯部分21を折り曲げ収納させておくことができ、こうすることで床拭き部材8の巾木2に対する装着状態を一層確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す側面図である。
【図2】同じく巾木の構成を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図3】同じく巾木と床拭き部材との関係を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図4】同じく一部切断の平面図である。
【図5】従来の技術を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図6】同じくそれの使用の状態を示す一部切断側面図である。
【符号の説明】
1…モップ 2…巾木(モップ本体)
3…繊維貼着材 4…繊維貼着材
5…繊維貼着材 6…回動部材
8…床拭き部材(スキージ) 9…手持ち部材
11…側辺側 12…側辺側
13…押圧部 14…押圧部
15…ワックス剤溜まり部 17…屈曲収容部
18…空曲収容部 19…収容部
21…帯部分 22…紐状の部分
31…防護部 32…突起
42…回動軸 43…回転保持体
44…突起板 45…手持ち部材保持部
46…突起板 47…操作部
48…パイプ状部分
51…モップ 52…巾木
53…回動部材 54…手持ち部材
55…繊維貼着材 56…スキージ
A…拭き突部 B…拭き突部
F…床 W…ワックス剤
W1…ワックス剤 W2…ワックス剤
【発明の属する技術分野】
本発明は、床拭き部材を着脱自在に装着することで床上にワックス掛け等が行え、しかもワックスをかすれることなく効率的にワックス掛けが行えるモップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のモップ51は、一般的には、図5に示すようにモップ本体としての巾木52の上面側の中心位置に対し回動部材53を介して手持ち部材54を装着(図6参照)し、巾木52の底面側に対し面ファスナーの如き繊維貼着材55を介して床拭き部材(以下、スキージと称する)56を着脱自在に装着することで所要の要件を満たす。
【0003】
一般例として本例の巾木52は、平板状の構成を有しており、巾木52の底面側に面ファスナーの如き繊維貼着材55…が固着されている。そして、各々の繊維貼着材55…に対しスキージ56の裏面側を貼り付けることでワックス掛け等の目的に利用されるものである。かくして例えばワックス掛けを行う場合、多くの場合、図6に示すように、例えば床F上にワックス剤Wをあらかじめに振り撒いて手持ち部材54を持って巾木52を床F上に沿って滑らせ移動させることでスキージ56の略全面及び先端側でワックス剤Wを押し出し、これにより床F上へのワックス掛けを行うのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては巾木52が平板状の構成であり、手持ち部材54を介して巾木52に押力を与えると、この押力が巾木52の全面に対し分散するため、この過程でスキージ56にワックス剤Wのムラが生じることが多く、したがって上述した従来のモップ51では、ワックス掛けに際し床F上でワックス剤Wがかすれることが多く、効率的な作業を行い得ない欠点が内在していた。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み成されたものであり、床拭き部材に対しワックス剤を押し広げて行く部分を複数構成することでワックス剤が床上でかすれる現象を低減し、もって使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させるモップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、モップ本体である巾木2側の底面側に対し床拭き部材8を着脱自在に装着することで床F上にワックス掛け等が行えるモップ1において、モップ本体2の底面側に対し床拭き部材8の一部を上記床F上から逃がし得るワックス剤溜まり部15を少なくとも1つ以上形成して成ることを特徴とする。
ワックス剤溜まり部15は、モップ本体2の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側に深く折り曲げた如き形状を与えるとともに、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成されることを特徴とする。ワックス剤溜まり部15は、モップ本体2の床拭き部材8を装着する側の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成されることを特徴とする。
ワックス剤溜まり部15の前後部の押圧部13,14は床面上に圧止するよう突出形成してある。
モップ本体2の上面側には、当該上面に近い側の一部を支点に回動可能である手持ち部材9が装着されて成ることを特徴とする。
また、上記巾木2の左右両端には、巾木の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…となっている防護部31,31を設けたことを特徴とする。
【0007】
以上のように構成された本発明にあって、先ず床F上に例えばあらかじめワックス剤Wを散布し、この上に本発明のモップ1を置く。すると、モップ1底面のスキージ8で巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bが床F上のワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2に区切り、特にワックス剤W2の存在が当該位置部分のスキージ8をワックス剤溜まり部15内へ逃げさせ、スキージ8と床F上との間にワックス剤W2の溜まりを保持する。続いてモップ1を前方へ床F上を滑らせて移動させると、モップ1底面のスキージ8の上記拭き突部A,Bの部分がワックス剤W1,W2を床F上に沿って押し出す。この場合、スキージ8の拭き突部Aでのワックス剤W1の押し出しでワックス掛けにかすれが生じたとしても、スキージ8の後続の拭き突部Bでのワックス剤W2の押し出しで当該かすれを補なわさせる。
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の双方の側辺側11,12の互いの押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成される場合、あるいは巾木2の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成される場合であっても、ワックス剤溜まり部15はワックス剤W2の存在の反力で床拭き部材8を上方へ逃げさせ、一時的に溜める。これにより、床拭き部材8と床F上との間でワックス剤W2の溜まりを保持しながら床拭き部材8の当該ワックス剤溜まり部15を構成する後方の端部に対応する拭き突部Bがワックス剤W2を続いて床F上に押し広げることを可能にするため、モップ1の一動作中に2段階で連続してワックス剤W1,W2を床F上に押し広げることとなってワックス剤Wのかすれを低減させる。
ワックス剤溜まり部15を形成する前後の押圧部13,14は床F面に圧止され、巾木2全般で床F面を押圧するときにこれらに押圧力が集約増大し、ワックス剤溜まり部15から順次に漏出されるようにワックス剤Wが供給されることと相俟ち、床F面にワックス剤Wを強く塗着させる。
一方、本発明のモップ1は、巾木2に対し回動自在の棒状の手持ち部材9を装着してあるため、ワックス掛け作業の作業性を向上させる。
巾木2の左右両端の防護部31,31は、モップ1自体を床F上で移動させているときに衝突することがある壁、家具その他に対しての傷付けを防止させ、また防護部31,31相互間に形成された凹所は床拭き部材8の左右に突出状に形成した帯部分21を折り曲げ収納して位置決めさせ、床拭き部材8の巾木2に対する装着性を向上させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1において符号1はモップであり、図2にも示すようにモップ本体としての巾木2と、巾木2上の両端及び底面側に固着される面ファスナーの如き繊維貼着材3,4,5と、巾木2の底面側に繊維貼着部材3,4を介して着脱自在に貼着される床拭き部材(以下、スキージと称する)8と、巾木2上面の中心位置に回動部材6を介して配設される手持ち部材9とを備えて構成されている。
【0009】
巾木2は、例えばアルミニウム材等の軽金属を用いて構成されており、水平方向の所要寸法分の前方の側辺側11、及び後方の側辺側12を床Fに対面する方向へ互いに内側にV字状の如く深く折り曲げた如き形状を成すとともに、当該双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで当該押圧部13,14の間から上方に向けてワックス剤溜まり部15が構成されている。ワックス剤溜まり部15は、巾木2単独で考えた場合、双方の側辺側11,12の押圧部13,14間の空き領域を介し巾木2の内部空間と外界とを空間的に繋ぐものであり、巾木2の底面側に後述するスキージ8を貼着させた際に当該部分のスキージ8を上記内部空間(ワックス剤溜まり部15)内の上方の方向へ逃すことが可能となり、このスキージ8の逃げで床F上に散布したワックス剤Wの溜まりをあまり拡散させることなくワックス剤溜まり部15に対応するスキージ8下に一時的に溜めるように確保することが可能となるようになっている。
【0010】
また、このワックス剤溜まり部15の前後部は床F面上に圧止されることになるよう、床F面側に突出する上記の押圧部A,Bを形成しているのである。この押圧部A,Bは巾木2裏面に後述するようにスキージ8が装着固定されたとき、床F面にスキージ8を部分的に強く押圧する拭き突部A,Bを形成するようになっている。
【0011】
巾木2のV字状に屈曲された双方の側辺側11,12には、巾木2の水平方向の全長に沿って逆コ字状に屈曲する屈曲収容部17,18が形成されて繊維貼着材3,4を収容し固着しており、この繊維貼着材3,4を介して巾木2の底面側に対しスキージ8を着脱自在に装着するものである。尚、双方の側辺側11,12の先端13,14には垂直上方に屈曲する屈曲部19が形成されている。また図3、図4にも示すように巾木2上面の左右の側辺側にも繊維貼着材5,5が固着されるものであり、スキージ8の左右両端の帯部分21,21を折り曲げて当該帯部分21,21の内側を着脱自在に貼着させ、スキージ8の固定性を強めている。
【0012】
巾木2の左右両端には、図3、図4にも示すように例えば合成樹脂(乃至ゴム材等でも良い)から成る防護部31,31が外部より挿入され嵌合されて室内の壁や家具等に接触しても当該壁や家具等を傷付けてしまうことを防止している。特に、防護部31,31の左右両端(巾木2に対しては前後両端)には巾木2の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…として設けられており、これが傷付け防止を図るとともに、双方の防護部31,31において突起32,32間の窪んだ部分がスキージ8の帯部分21,21の貼着をガイドする部分とも成っている。
【0013】
ところでスキージ8は、図3にも示すように両端(一端のみも可)に帯部分21,21を有するとともに全面的に内表面側が繊維質となって繊維貼着材3,4,5への着脱自在の貼着が可能となり、外表面側(床Fに接する側)には複数の紐状の部分22…が所謂格子状に高密度に構成されており、各紐状の部分22…によりワックス剤Wの染込み保持性、及びワックス剤Wの床F上への引き伸ばし性を高めている。図1、図4に示すようにスキージ8内面の本体部分的な広い領域の側は巾木2底面の繊維貼着材3,4に貼着され、帯部分21,21は巾木2上の両端側の繊維貼着材5,5に貼着され、これらの貼着で巾木2に対し強固に装着されている。
【0014】
一方、図4にも示すように巾木2上面の中心位置には回動部材6を介して棒状あるいは筒状の手持ち部材9が巾木2上の垂直前後の方向に回動自在に装着されている。回動部材6は、回動軸42を回動自在に保持する左右の回動保持体43を巾木2に対し装着する一方で、回動軸42に対して突起板44を一体に設け、この突起板44の上下間を手持ち部材保持部45の側面から見てコ字状の突起板46,46で挟むとともに円柱状の操作部47の雄ネジ(図示せず)を各突起板44,46,46へ螺入して突起板44に対し手持ち部材保持部45を巾木2の左右方向に揺動自在に保持することで構成されている。手持ち部材保持部45は、手持ち部材9を挿入させるパイプ状部分48を有しパイプ状部分48には手持ち部材9の保持状態を維持する雄ネジ部材(図示せず)挿通用の孔(図示せず)が形成されている。
【0015】
次に、図1及び図4を参照して本実施の形態の使用の一例について説明する。先ず床F上に例えばあらかじめワックス剤Wを散布し、この上に本例のモップ1を置く。すると、モップ1底面のスキージ8において巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bが床F上のワックス剤Wを集中的に押圧して当該ワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2に区切るとともに、ワックス剤W2の存在が当該位置部分のスキージ8をワックス剤溜まり部15内へ逃げさせ、当該位置部分のスキージ8と床F上との間にワックス剤W2の溜まりを保持させる。
【0016】
しかる状態でモップ1を前方(図示矢印の方向)へ床F上を滑らせて移動させると、モップ1底面のスキージ8において拭き突部A,Bの部分がワックス剤W1,W2を床F上に沿って押し出す。このため同時にスキージ8の2個所の拭き突部A,Bでワックス掛けを実施することができ、スキージ8の拭き突部Aでのワックス剤W1の押し出しでワックス掛けにかすれが生じたとしても、スキージ8の拭き突部Bでのワックス剤W2の押し出しで、これらの拭き突部A,Bに巾木2に対する押圧力が集約することと相俟ち、強く塗布して当該かすれを補うことができる。従って本例のモップ1は使い易さを向上させ、作業性を一段と向上させると共に、床F面上に突出する押圧部13,14更には拭き突部A,Bによって床F面を強く押圧し、ワックス剤Wを強く塗着する。また、モップ1のワックス掛け作業中で壁、家具等に巾木2が当たっても防護部31,31によってそれへの傷付けを防止する。
【0017】
また、床F上にあらかじめ散布したワックス剤Wに対してモップ1を置くとき、モップ1の前後でワックス剤溜まり部15によって3つの溜まりのワックス剤W1,W2…に区切ることもでき、前後方にモップ1を移動させることで同様に一層効率的に作業を行うことができる。
【0018】
尚、本実施の形態においては、巾木2の前方及び後方の側辺側11,12を底面側へ所謂曲げ加工することでワックス剤溜まり部15を構成する場合を例に説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば一枚の金属板(樹脂板も可)で構成される巾木の水平方向の中央に対し水平方向の全長に沿って上方に湾曲(乃至は屈曲)する部分を構成することで対応しても良いことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているために、床拭き部材(スキージ)8に対しワックス剤Wを保持しながら押し広げて行くワックス剤溜まり部15を複数構成することでモップ1によるワックス掛け作業に際し、ワックス剤Wが床F上でかすれる現象を低減し、もってワックス掛けに際する使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる。
【0020】
即ち、これは本発明において、上記モップ本体である巾木2の底面側に対しスキージ8の一部を床F上から逃がし得るワックス剤溜まり部15を少なくとも1つ以上形成して成るからであり、これによって、ワックス掛けを行う際にモップ1のスキージ8に対しモップ1の移動方向にワックス剤Wを複数に区切って保持しながら押し広げてゆく拭き突部A,Bが構成されるため、一度の押し出し作業に伴うスキージ8の移動でワックス剤Wを多段的に連続して床F上に押し広げることができ、結果としてワックス剤Wが床F上でかすれる現象を後続側が補って低減させ、これによりワックス掛けに際する使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させるのである。
【0021】
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の双方の側辺側11,12の互いの先端である押圧部13,14との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成される場合、床拭き部材8で巾木2底面の前方の側辺側11の押圧部13に対応する拭き突部Aと後方の側辺側12の押圧部14に対応する拭き突部Bとが床F上のワックス剤Wを集中的に押圧して当該ワックス剤Wを2つあるいは3つの溜まりのワックス剤W1,W2…に区切るとともに、ワックス剤W2が床拭き部材8を上方へ逃げさせ、もって床拭き部材8との間でワックス剤W2の溜まりを保持できるため、本発明のモップ1を例えば前後に移動するように一動作させた場合に明かにワックス剤Wのかすれを有効に防止し、確実に使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる。
【0022】
上記ワックス剤溜まり部15が、巾木2の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成される場合も、ワックス剤溜まり部15はワックス剤W2の存在の反力で床拭き部材8を上方へ逃げさせ、これにより床拭き部材8と床F上との間でワックス剤W2の溜まりを保持することが可能であり上述と同様の効果が得られる。
【0023】
特にワックス剤溜まり部15の前後部の押圧部13,14は床F面上に圧止するよう突出形成してあるから、巾木2全体で床F面に押圧するとき、その押圧力は押圧部13,14更には拭き突部A,Bに集約されてワックス剤Wを床F面に強く塗着し、かすれ等を生じさせずに床F面にワックス剤Wを体裁良く塗布することができる。
【0024】
一方、本発明のモップ1は、巾木2に対し回動自在の手持ち部材9を装着してあるため、ワックス掛けの作業性が良く、この観点からも使い易さを向上させ、かつ作業の効率性を向上させる効果が得られる。
【0025】
また、上記巾木2の左右両端には、巾木の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起32,32…となっている防護部31,31を設けてあるため、ワックス掛け作業中に巾木2が壁や家具その他に当たることがあっても、防護部31,31が壁や家具その他に対する傷付けを防止することができる。そればかりでなく、巾木2の左右で突出する防護部31,31相互間で形成される凹所は、床拭き部材(スキージ)8の左右で突出してある帯部分21を折り曲げ収納させておくことができ、こうすることで床拭き部材8の巾木2に対する装着状態を一層確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す側面図である。
【図2】同じく巾木の構成を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図3】同じく巾木と床拭き部材との関係を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図4】同じく一部切断の平面図である。
【図5】従来の技術を示す要部拡大の分解斜視図である。
【図6】同じくそれの使用の状態を示す一部切断側面図である。
【符号の説明】
1…モップ 2…巾木(モップ本体)
3…繊維貼着材 4…繊維貼着材
5…繊維貼着材 6…回動部材
8…床拭き部材(スキージ) 9…手持ち部材
11…側辺側 12…側辺側
13…押圧部 14…押圧部
15…ワックス剤溜まり部 17…屈曲収容部
18…空曲収容部 19…収容部
21…帯部分 22…紐状の部分
31…防護部 32…突起
42…回動軸 43…回転保持体
44…突起板 45…手持ち部材保持部
46…突起板 47…操作部
48…パイプ状部分
51…モップ 52…巾木
53…回動部材 54…手持ち部材
55…繊維貼着材 56…スキージ
A…拭き突部 B…拭き突部
F…床 W…ワックス剤
W1…ワックス剤 W2…ワックス剤
Claims (6)
- モップ本体である巾木側の底面側に対し床拭き部材を着脱自在に装着することで床上にワックス掛け等が行えるモップにおいて、
モップ本体の底面側に対し床拭き部材の一部を床上から逃がし得るワックス剤溜まり部を少なくとも1つ以上形成して成ることを特徴とするモップ。 - ワックス剤溜まり部は、モップ本体の前方の側辺側、及び後方の側辺側を床に対面する方向へ互いに内側に深く折り曲げた如き形状を与えるとともに、当該双方の側辺側の互いの先端である押圧部との間に所要寸法分の非接触の間隔を設けることで構成されることを特徴とする請求項1記載のモップ。
- ワックス剤溜まり部は、モップ本体の床拭き部材を装着する側の底面の一部に上方へ湾曲乃至屈曲する部分を設けることで構成されることを特徴とする請求項1記載のモップ。
- ワックス剤溜まり部の前後部の押圧部は床面上に圧止するよう突出形成してある請求項1乃至3のいずれか記載のモップ。
- モップ本体の上面側には、当該上面に近い側の一部を支点に回動可能である手持ち部材が装着されて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載のモップ。
- 巾木の左右両端には、巾木の水平方向の外方に突出する先端が湾曲状の突起となっている防護部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載のモップ。
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