JP2004236565A - スピニングリールのロータ - Google Patents

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智博 西川
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Abstract

【課題】スピニングリールのロータにおいて、リール全体を軽量化するとともに、釣り糸の放出性能を向上させる。
【解決手段】スピニングリールのロータ3は、釣り糸案内部31が第1ロータアーム33にのみ装着された、いわゆるベールレスタイプのものであって、ロータ本体30と、ロータ本体30に揺動自在に装着された釣り糸案内部31とを有している。ロータ本体30は、筒状部32と、筒状部32の後端部外周面の対向する位置から筒状部32と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム33及び第2ロータアーム34とを有している。筒状部32の後端部の前面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)は、スプール4の前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲である。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピニングリールのロータ、特に、リール本体に回転自在かつ前後移動可能に装着され、スプールに釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スピニングリールは、ハンドルと、ハンドルが回転可能に装着されるリール本体と、リール本体の前部に回転自在に装着されたロータと、ロータの前部に配置された前後移動するスプールとを備えている。スピニングリールのロータは、リール本体に回転自在かつ前後移動可能に装着され、スプールの糸巻胴部に釣り糸を案内して巻き付けるためのものである。
【0003】
このようなスピニングリールでは、ロータは、リール本体に回転自在に装着される筒状部と、筒状部の後端部の対向する位置から筒状部と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム及び第2ロータアームとを有するロータ本体と、第1ロータアーム及び第2ロータアームの先端に糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され釣り糸を糸巻胴部に案内するための釣り糸案内部とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特に、投げリールの場合には、スプールの糸巻胴部は、細い糸を多く巻き付けるために大径に形成され、糸巻胴部がロータの筒状部の外周に配置されている。ここでは、キャスティングを行うときは、糸巻胴部を前端側に移動させ、釣り糸が第1ロータアーム及び第2ロータアームに接触しにくくしている。
【0004】
第1ロータアームの先端には、第1ベール支持部材が揺動自在に装着され、第1ベール支持部材の先端には、釣り糸をスプールに案内するためのラインローラが装着されている。第2ロータアームの先端には、第2ベール支持部材が揺動自在に装着され、ラインローラと第2ベール支持部材との間には、線材を略U状に湾曲させた形状のベールが固定されている。第1ベール支持部材及び第2ベール支持部材、ラインローラ、ベールにより釣り糸をスプールに案内する釣り糸案内部が構成されている。このような釣り糸案内部は、ベールを揺動させた糸巻取姿勢と、それから反転しベールを揺動させた糸開放姿勢との間で揺動自在である。
【0005】
【特許文献1】
特許第3240108号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のスピニングリールでは、特に投げリールでは、糸巻胴部がロータの筒状部の外周に配置されているので、糸巻胴部を前端側に移動させても、糸開放姿勢に揺動させたベールと第1ロータアーム及び第2ロータアームとに釣り糸が接触して抵抗となりやすく、釣り糸の放出性能が低下するおそれがある。そこで、この問題を解決するために、第1ロータアーム及び第2ロータアームを短く形成することが考えられる。第1ロータアーム及び第2ロータアームを短く形成すると、第1ロータアーム及び第2ロータアームが揺動時にスプールに接触するのを防止するために、ベールを長く形成する必要がある。このようにベールを長く形成すると、ベール自身の重量化に伴い、リール全体の軽量化を阻害するおそれがある。
【0007】
本発明の課題は、スピニングリールのロータにおいて、リール全体を軽量化するとともに、釣り糸の放出性能を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るスピニングリールのロータは、リール本体に回転自在かつ前後移動可能に装着され、スプールの糸巻胴部に釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータであって、リール本体に回転自在に装着され糸巻胴部が外周に配置される筒状部と、筒状部の後端部外周面の対向する位置から筒状部と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム及び第2ロータアームとを有するロータ本体と、第1ロータアームにのみ糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着された1又は複数の部材からなり、釣り糸を糸巻胴部に案内するための釣り糸案内部とを備えている。筒状部の後端部のスプールが最近接する面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプールの軸方向距離(H)は、スプールの前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲である。
【0009】
このスピニングリールのロータは、第1ロータアームにのみ糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着され、釣り糸を糸巻胴部に案内するための釣り糸案内部とを備えた、いわゆるベールレスタイプのものである。ここでは、ベールレスタイプのリールであるので、従来のベール部分の重量分を軽量化できるので、リール全体を軽量化できる。また、筒状部の後端部のスプールが最近接する面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプールの軸方向距離(H)は、スプールの前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲であるので、第1ロータアームの長さを従来に比して短くできる。したがって、釣り糸が第1ロータアームに接触するのを防止できるので、釣り糸の放出性能を向上できる。
【0010】
発明2に係るロータは、発明1のロータにおいて、釣り糸案内部は、第1ロータアームの先端に揺動自在に装着された支持部材と、支持部材の先端に基端が装着された固定軸と、固定軸に回転自在に装着され釣り糸を案内するために回転可能に設けられたラインローラと、ラインローラに釣り糸を案内する釣り糸案内面を有し固定軸の先端に設けられた固定軸カバーとをさらに備えている。ラインローラの回転中心と支持部材の揺動中心との間のスプールの軸方向距離(L)は、スプールの前後移動距離(S)の50%以上85%以下の範囲である。この場合、ラインローラの回転中心と支持部材の揺動中心との間のスプールの軸方向距離(L)は、スプールの前後移動距離(S)の50%以上85%以下の範囲であるので、第1ロータアームの長さを従来に比して短くした分だけ、支持部材の長さを従来に比して長くできる。
【0011】
発明3に係るロータは、発明1又は2のロータにおいて、筒状部の後端部の後面と第1ロータアームの先端部の前面との間のスプールの軸方向距離(R1)は、筒状部の後端部の後面と第2ロータアームの先端部の前面との間のスプールの軸方向距離(R2)より短い。この場合、すなわち第1ロータアームの長さは第2ロータアームの長さより短いので、釣り糸案内部を有する第1ロータアームの重心と第2ロータアームの重心とを合わせることにより、回転バランスを向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態によるスピニングリールは、図1から図3に示すように、ハンドル組立体1と、ハンドル組立体1を有し釣竿に装着されるリール本体2と、リール本体2の前部に回転自在に装着された装着されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された前後移動するスプール4とを主に備えている。また、スピニングリールは、ハンドル組立体1の回転に連動してロータ3を回転駆動するロータ駆動機構5と、ロータ3の回転に連動してスプール4を前後移動させるオシレーティング機構6とを備えている。
【0013】
リール本体2は、内部にロータ駆動機構5とオシレーティング機構6とを収納している。リール本体2は、図1から図4に示すように、両側が開口する筐体部10と、筐体部10の両側をそれぞれ塞ぐ第1蓋部11及び第2蓋部12と、筐体部10に一体形成された竿取付部13と、筐体部10、第1蓋部11及び第2蓋部12を後方から覆うカバー部材14とを有している。
【0014】
筐体部10は、たとえば表面に陽極酸化被膜が形成されたマグネシウム合金製の軽量かつ比強度を維持可能な部材であり、ロータ駆動機構5やオシレーティング機構6を収納支持するための収納空間10aを形成し得る枠状の部材である。筐体部10は、奥行き(図3紙面直交方向)がほぼ同じ寸法で形成されたものである。筐体部10の前面には、逆転防止機構50の後述するワンウェイクラッチ51や後述するピニオンギア9等が装着される円板状の機構支持部10bが形成されている。後部には、逆転防止機構50の後述する切換操作部52が支持される操作支持部10cが形成されている。また、機構支持部10bの後方には、ピニオンギア9及び切換操作部52を支持するための中間支持部10dが上部から下方に向けて延びている。
【0015】
第1蓋部11は、比強度及び耐食性を高く維持可能なアルミニウム合金製の部材であり、筐体部10の一面を覆うように形成されている。第1蓋部11は、図2に示すように、マスターギア7に近接して配置されている。第1蓋部11は、図1及び図4から明らかなように、筐体部10の一面側の開口のうち、ハンドル組立体1の回転により回転するマスターギア7を覆う第1カバー部11aと、第1カバー部11aから後方(図1に破線で示した部分より後方)の開口が露出する第2切欠き部11bとを有している。このような第2切欠き部11bを設けたのは、第1蓋部11とカバー部材14との重複部分を可及的に少なくして軽量化を図るためである。
【0016】
また、第1蓋部11には、図2及び図4に示すように、マスターギア7が設けられたマスターギア軸8の一端を支持する第1ボス部11cが壁面の略中央部分に外方に突出して形成されている。また、第1蓋部11の前部には、ロータ3の内部に入り込む円板部を構成する略半円形の第1フランジ部11dが形成されている。第1フランジ部11dの前部には、機構支持部10bの後面に配置され機構支持部10bの外周面と略面一に構成される略半円弧状の第1機構収納カバー11eが形成されている。第1蓋部11はマスターギア7が近接して配置されているため、マスターギア軸8に大きな負荷が作用したとき、第1ボス部11cには大きな力が作用しやすい。そこで、第1蓋部11は比強度を高く維持するために金属製にしてある。第1蓋部11の前下部には、カバー部材14を装着するとともに、洗浄時の水抜きやグリスの充填等のメンテナンスを行うための第1ねじ孔11fが形成されている。
【0017】
第2蓋部12は、第1蓋部11と略対称な鏡像関係の形状であり、第2カバー部12a、第2切欠き部12b、第2ボス部12c、第1フランジ部11dと略鏡像関係の形状の第2フランジ部12d、及び機構収納カバー12eが形成されている。また第2ねじ孔12f(図2参照)も第1ねじ孔11fと対向する位置に形成されている。第1フランジ部11d及び第2フランジ部12dは、筐体部10の機構支持部10b後面の外周面とで円形を構成するように形成されている。この円形部分がロータ3の後面に僅かな隙間ではまり込むように構成されている。第2蓋部12はマスターギア7から比較的遠くに配置されているため、第2ボス部12cには大きな力は作用しにくい。したがって、軽量化を図るために、たとえばナイロン66などの合成樹脂製としている。第2ボス部12cは、マスターギア軸8の他端を支持するために第2蓋部12の壁面の第1ボス部11cと対向する略中央部分に外方に突出して形成されている。
【0018】
竿取付部13は、筐体部10から上方に延びるT字形状の部材であり、先端に形成された前後に延びるリール脚13aが釣竿に図示しないリールシートに装着可能である。なお、竿取付部13は軽量化及び肉厚の均一化を図るために上面及び前面に肉盗み部13b、13cがそれぞれ形成されている。
カバー部材14は、第1蓋部11及び第2蓋部12を装着した状態の筐体部10を後方から側部及び底部を覆うように湾曲して形成されている。カバー部材14は、第1蓋部11及び第2蓋部12の後端部に形成された第1切欠き部11b及び第2切欠き部12bを塞ぐととも、リール本体2の後端角部を含む側面及び後面の傷付きを防止するために設けられている。カバー部材14は、ABS樹脂等の比較的硬質の合成樹脂製であり、表面に金属めっきを施している。カバー部材14は、前端側部の第1ねじ孔11e及び第2ねじ孔12eに対向する位置に段付きのねじ装着孔14a、14bが形成されている。このねじ装着孔14a、14bに第1ねじ孔11f及び第2ねじ孔12fにねじ込まれるねじ部材14cが装着されカバー部材14を第1蓋部11及び第2蓋部12に固定するとともにメンテナンス時に開けることができるようになっている。カバー部材14は後端下面で筐体部10の下面にねじ込まれる。ねじ部材14dによっても固定されている。
【0019】
ロータ駆動機構5は、ハンドル組立体1のハンドル軸1aがねじ込み固定されるマスターギア軸8と、マスターギア軸8に一体形成されたマスターギア7と、マスターギア7と噛み合うピニオンギア9とを備えている。
マスターギア軸8は、リール本体2の第1蓋部11及び第2蓋部12に形成された第1ボス部11c及び第2ボス部12cに装着された軸受15a、15bによりリール本体2に回転自在に装着されている。マスターギア軸8の両端内周部には、雌ねじ部8a、8bがそれぞれ形成されている。雌ねじ部8a、8bは、ハンドル組立体1を糸巻取方向に回転したときねじが締まる方向のねじである。したがって、図2左側の雌ねじ部8aは左ねじであり、右側の雌ねじ部8bは右ねじである。なお、ハンドル組立体1は、図1及び図3に示す左位置と図2に示す右位置とのマスターギア軸8の両端のいずれにも装着可能である。しかし、雌ねじ部8a、8bのねじ方向が異なるため、ハンドル軸1aを左右に取り付ける場合、それぞれ専用のものが用意されている。なお、図2には左ハンドル用のハンドル軸1aが図示されている。
【0020】
ピニオンギア9は、中空筒状の部材であり、前部がロータ3を貫通してロータ3を回転不能に装着している。ピニオンギア9の内周部には、スプール軸16が貫通して配置されている。ピニオンギア9の前部にはナット17が装着されており、ナット17によりロータ3がピニオンギア9に固定されている。ピニオンギア9は、その軸方向の中間部と後端部とがそれぞれ軸受18a、18bによりリール本体2の筐体部10に回転自在に支持されている。軸受18aは、機構支持部10bに装着され、軸受18bは、中間支持部10dに装着されている。ピニオンギア9の後端側に形成されたギア部9bには、環状の切欠き部9cが形成されている。この環状の切欠き部9cは、後述する減速機構20をコンパクトに配置するために設けられている。
【0021】
オシレーティング機構6は、図2及び図3に示すようにピニオンギア9に噛み合う減速機構20と、減速機構20に連動して回転する螺軸21と、螺軸21に係合して前後に往復移動するスライダ22と、スライダ22をスプール軸16方向に案内する2本のガイド軸23a、23bを有している。
減速機構20は、図5に示すように、ピニオンギア9に噛み合う大径ギア25a及び小径ギア25bを有する段付きギア部25と、小径ギア25bに噛み合う第1中間ギア26a及び第1中間ギア26aと間隔を隔てて配置された第2中間ギア26bとを有する中間軸26と、螺軸21に回転不能に装着され第2中間ギア26bに噛み合う従動ギア27とを備えている。
【0022】
段付きギア部25は、ピニオンギア9と平行な軸回りに回転する。大径ギア25aは、ピニオンギア9に噛み合うねじギアである。小径ギア25b、第1中間ギア26a、第2中間ギア26b及び従動ギア27は、ともにねじギアであり、中間軸26は、段付きギア部25と食い違う軸回りに回転し、従動ギア27が装着された螺軸21は、中間軸26と食い違いかつピニオンギア9と平行な軸回りに回転する。中間軸26の第2中間ギア26bは、ピニオンギア9の切欠き部9cの下方に配置されている。これにより、切欠き部を形成しない場合に比べて螺軸21をピニオンギア9に近接して配置させることができ、リール全体のコンパクト化を図ることができる。このような構成の減速機構20では、ピニオンギア9の回転が大きく減速されて螺軸21に伝達される。
【0023】
螺軸21は、表面に交差する螺旋状の溝21aが形成された部材であり、スプール軸16と平行に配置されている。螺軸21は、筐体部10の前後端にたとえば合成樹脂製の軸受を介して回転自在に装着されている。螺軸21は、筐体部10の後方から装着され、筐体部10の後面にねじ止め固定された固定板54により抜け止めされている。
【0024】
スライダ22は、内部に螺軸21の溝21aに係合する係合部材22aが装着されている。スライダ22は、スプール軸16の後端部に回転不能かつ移動不能に連結されている。スライダ22は、係合部材22aの先端が溝21aに係合することにより、螺軸21の回転に応じてスプール軸方向に往復移動し、スプール軸16をハンドル組立体1の回転に連動して往復移動させる。
【0025】
ガイド軸23a、23bはスライダ22を貫通しており、スライダ22をスプール軸16に沿って案内する。ガイド軸23aは、筐体部10の後端と中間支持部10dとに両端が固定されている。ガイド軸23aは、筐体部10の後方から装着されており、螺軸21を抜け止めする固定板54により後端が抜け止めされている。ガイド軸23bは、筐体部10の前後端に両端が固定されている。ガイド軸23bは筐体部10の前方から装着されている。ガイド軸23bの前部には、第1蓋部11の前部を固定する固定ねじ19が接触可能であり、この固定ねじ19により抜け止めされている。
【0026】
ロータ3は、図3、図6から図8、図10に示すように、釣り糸案内部31が第1ロータアーム33にのみ装着された、いわゆるベールレスタイプのものであって、ピニオンギア9を介してリール本体2に回転自在に装着されたロータ本体30と、ロータ本体30に揺動自在に装着された釣り糸案内部31とを有している。
【0027】
ロータ本体30は、たとえば表面に陽極酸化被膜が形成されたマグネシウム合金製であり、筒状の筒状部32と、筒状部32の後端部外周面の対向する位置から筒状部32と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム33及び第2ロータアーム34とを有している。
筒状部32は、後端から前方に向けてテーパ状に縮径した後に円筒状に形成された概ね筒状の部材である。筒状部32の前部には、前壁32aが形成されており、前壁32aの中央部にはピニオンギア9の前部が貫通するボス部32bが形成されている。ボス部32bは、ピニオンギア9の前部に回転不能に装着されている。前壁32aの前部でピニオンギア9の前部にはナット17がねじ込まれており、このナット17によりロータ3がピニオンギア9に固定されている。また、筒状部32の前部には、スプール軸16への釣り糸の巻き付きを防止するための筒状の糸絡み防止部材35が装着されている。
【0028】
第1ロータアーム33の先端には、釣り糸案内部31が糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着されている。第1ロータアーム33の内部には、釣り糸案内部31の揺動に連動して動作する連動機構40が装着されている。第1ロータアーム33の径方向外周側は第1カバー部材36により覆われている。
第2ロータアーム34は、第1ロータアーム33と同様に前方に延びており、径方向外周側は、第2カバー部材37により覆われている。第2ロータアーム34の先端部は前方に突出した形状に形成されている。第2ロータアーム34は、ロータ3の回転バランスをとるために設けられたものである。このため、第2ロータアーム34は、釣り糸案内部31が装着された第1ロータアーム33の重心位置に近づけるために重心位置を前方側に偏倚させている。重心位置を前方側に偏倚させるために、第2ロータアーム34には基端側に切り欠き部34aが形成されているとともに、先端側にバランス部材38を装着するためのバランス部材収納部34bが形成されている。バランス部材38は、たとえばタングステン合金製である。また、第2ロータアーム34は、重心を前方に偏倚させるために、図7及び図8から明らかなように、前方に延びる長さが第1ロータアーム33より長くなっている。
【0029】
ここで、図6に示すように、第1ロータアーム33の釣り糸案内部31の揺動軸芯を通る第1直線L1と第2ロータアーム34の幅方向の中心を通りかつ第1直線L1と実質的に平行な第2直線L2とがロータ本体30の回転軸芯Xを挟んで逆側に略同じ距離だけ離れて配置されるように、第1ロータアーム33及び第2ロータアーム34は形成されている。このように第1ロータアーム33及び第2ロータアーム34を配置すると、釣り糸案内部31が回転軸芯Xに対して外側に偏倚(図6では第1直線L1に対して外側に偏倚)して配置されていても、回転バランスをさらに良好に維持することができる。
【0030】
糸絡み防止部材35は、筒状部32の円筒部分と面一に形成された円筒状の噛み込み防止部35aと、噛み込み防止部35aの後端部に中心に向けて対向して設けられた1対の舌状の係合部35bとを有している。噛み込み防止部35aの先端は他の部分より大径に形成されており、これにより、スプール4内部に侵入した釣り糸がロータ3内に入らないようにしている。また、噛み込み防止部35aの先端内周面には、回転バランス補正用のバランス部材39を収納するためのバランス部材収納部35cが形成されている。バランス部材39も、たとえばタングステン合金製である。なお、バランス部材収納部35cは、図3では、開示の便宜のため第2ロータアーム34に近接した位置に形成されているが、実際には、図6に示すように後述釣り糸案内部31が揺動する方向で第1ロータアーム33及び第2ロータアーム34の中間位置に配置されている。このようにバランス部材収納部35cを配置することにより、釣り糸案内部31が第1直線L1より回転軸芯Xからさらに離れる方向に偏倚して配置されていても、釣り糸案内部31に対して回転軸芯Xと逆側に配置されたバランス部材39により回転バランスを補正することができる。
【0031】
糸絡み防止部材35は、図3及び図6に示すように、係合部35bの前面から装着された2本のねじ部材29により前壁32aに固定されている。なお、前壁32aの前面は糸絡み防止部材35を装着した状態で、係合部35bを含めて環状の平坦面となっている。係合部35bを含めた平坦面を前壁32aの前面に形成するために、前壁32aには、舌状の係合部35bが入り込む被係合部32cが形成されている。これにより、スプール4側から異物が入り込んで付着しても、スプール4を外せば異物をふき取りなどして除去しやすい構造となっている。
【0032】
釣り糸案内部31は、図6から図8に示すように、第1ロータアーム33の先端に装着された支持部材41と、支持部材41の先端に基端が固定された固定軸42と、固定軸42に回転自在に装着され釣り糸を案内可能なラインローラ43と、固定軸42の先端に設けられた固定軸カバー44と、固定軸カバー44の先端に設けられ釣り糸を係止する釣り糸係止部45とを有している。
【0033】
支持部材41は、先端に糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着されている。固定軸42は、支持部材41の先端に基端が回転不能に係止され、取付ボルト42aにより支持部材41に固定される。固定軸42の外周には、ラインローラ43が1対の軸受46を介して回転自在に装着されている。ラインローラ43は、外周面に釣り糸を案内する環状の案内溝47が形成されており、糸ヨレが生じにくいようになっている。また、ラインローラ43の外周面の両端は、支持部材41及び固定軸カバー44により覆われている。
【0034】
固定軸カバー44は、固定軸42の先端に設けられ頂点44bが後方かつスプール4に向けて偏芯した略円錐形状の部材である。固定軸カバー44の後面側の稜線近傍の図7にハッチングで示す領域がラインローラ43に釣り糸を案内する釣り糸案内面44cとなっている。固定軸カバー44の前面には、他の部分より凹んだつまみ凹部44aが形成されている。このようなつまみ凹部44aを設けると釣り糸案内部31を糸巻取姿勢から糸開放姿勢に戻す際に便利である。釣り糸係止部45は、頂点44bと滑らかに連続して頂点44bから突出し先端が他の部分より太く形成されている。
【0035】
ロータ3の寸法関係を図10に詳細に示す。
筒状部32の後端部のスプール4が最近接する面(たとえば筒状部32の後端部の前面に突出する突出部32dの前面)と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)は、スプール4の前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲である。具体的には、筒状部32の後端部のスプール4が最近接する面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)が26mm、スプール4の前後移動距離(S)が40mmであって、筒状部32の後端部のスプール4が最近接する面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)は、スプール4の前後移動距離(S)の65%となっている。
【0036】
ラインローラ43の回転中心と支持部材41の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(L)は、スプール4の前後移動距離(S)の50%以上85%以下の範囲である。具体的には、ラインローラ43の回転中心と支持部材41の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(L)が32.7mm、スプール4の前後移動距離(S)が40mmであって、ラインローラ43の回転中心と支持部材41の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(L)は、スプール4の前後移動距離(S)の81.75%となっている。
【0037】
筒状部32の後端部の後面と第1ロータアーム33の先端部の前面との間のスプール4の軸方向距離(R1)は、筒状部32の後端部の後面と第2ロータアーム34の先端部の前面との間のスプール4の軸方向距離(R2)より短くなっている。また、第2ロータアーム34の前端部側の径方向厚さ(D1)は、第2ロータアーム34の後端部側の径方向厚さ(D2)より厚くなっている。
【0038】
ロータ3は、図3に示すように、逆転防止機構50により糸繰り出し方向の回転を禁止・解除可能である。逆転防止機構50は、筐体部10の機構支持部10bに装着されたローラ型のワンウェイクラッチ51を有している。ワンウェイクラッチ51は、逆転禁止状態と逆転可能状態とに切換可能である。逆転防止機構50は、ワンウェイクラッチ51を逆転禁止状態と逆転可能状態とに切り換える切換操作部52をさらに有している。切換操作部52は、筐体部10の操作支持部10c及び中間支持部10dに揺動自在に支持されている。
【0039】
スプール軸16の先端には、図9に示すように、雄ねじ部16aと、互いに平行に切り欠かれた面取り部16bとが形成されており、スプール4は、雄ねじ部16aに螺合する着脱ナット55により、スプール軸16に回転不能かつ着脱自在に装着されている。
スプール4は、図3に示すように、浅溝形のものであり、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に糸巻胴部4aより大径に形成された筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの先端部に糸巻胴部4aより僅かに大径に形成された前フランジ部4cとを備えている。
【0040】
糸巻胴部4aは、スプール軸16に対して回転不能であり、ロータ3の筒状部32及び糸絡み防止部材35の外周側に配置されている。糸巻胴部4aは、先端側内周に一体形成された前壁部4dと、前壁部4dの内周側に後方に突出して一体形成されたボス部4eとを有している。前壁部4dには、軽量化を図るために多数の透孔4gが形成されている。
【0041】
ボス部4eは、図9に示すように、外形が正六角形の形状をしている。ボス部4eは、スプール軸16に回転自在に装着されており、取付部材56によりスプール軸16に回転不能に装着される。取付部材56は、ボス部4eを回転不能に係止するボス係止部材57と、ボス係止部材57をスプール軸16に対して回転不能にする係止部材58とを有している。ボス係止部材57は、ボス部4eと対向する前面57aに12角の星形断面の係止凹部57bを有しているとともに、後面57cに係止部材58に係合する4つの円形の係止突起57dを有している。係止部材58は、円板状の部材であり、スプール軸16の面取り部16bに係合するスリット58aを中心に有している。また、外周面に係止突起57dに係合する4つの係止溝58bを有している。面取り部16bにスリット58aをはめ込むことにより係止部材58はスプール軸16に回転不能に装着される。また、係止溝58bに係止突起57dを係止させることで、ボス係止部材57がスプール軸16に対して回転不能になる。なお、ボス係止部材57の係止凹部57bには、弾性体製のワッシャ部材59が装着されている。ワッシャ部材59は、スプール軸16の外形より僅かに小さい内径の孔部59aを有しており、孔部59aをスプール軸16に装着することにより、ボス係止部材57及び係止部材58のスプール軸16に対する前後移動を規制している。
【0042】
このような星形断面の係止凹部57bで六角形断面のボス部4eを係止させることにより、30度間隔の回転位相でスプール4をスプール軸16に回転不能に装着できる。これにより、着脱ナット55を緩めるだけでスプール4を回すことができ、ロータ3を回転させることなく仕掛けの垂らし長さを調整できる。
スカート部4bには、図1に示すように、軽量化を図るために内径が異なる多数の透孔4fが形成されている。前フランジ部4cには、糸巻胴部4aの外周面から僅かに前方に拡径するテーパ状の外周面を有している。これによりキャスティング時に釣り糸に作用する放出抵抗が大きく減少する。
【0043】
次にスピニングリールの動作について説明する。
なお、動作の説明では右手でキャスティングする場合を説明する。キャスティングの際には、釣り糸案内部31を糸巻取姿勢にして釣り糸を釣り糸案内部に引っ掛けた状態にして仕掛けの垂らし長さを調整する。
まずハンドル組立体1を糸巻取方向に回してスプール4をストロークの最先端近くに配置した状態で釣り糸案内部31が所定の回転位相となるようにする。具体的には、釣り糸案内部31の操作のしやすさや釣り糸のつまみやすさを考慮し、たとえば、右手でキャスティングするときには釣り糸案内部31を釣竿側から見てスプール4の左側に配置すると釣り糸案内部31を左手で操作しやすい。
【0044】
仕掛けの垂らし長さを変更する際には、着脱ナット55を緩めてスプール4を前方に移動させてボス部4eとボス係止部材57との係合を解除する。この状態でスプール4を回して仕掛けの垂らし長さを適当な位置に調整する。垂らし長さを調整したらスプール4を後方に移動させてボス部4eをボス係止部材57に係止させる。このとき、ボス部4eは30度毎にボス係止部材57に係合するので、仕掛けの垂らし長さを細かく調整できる。そして着脱ナット55を締めて垂らし長さの調整を終わる。
【0045】
この状態で左手(釣竿を持つ手の逆の手)の指先で釣り糸案内部31の固定軸カバー44をつまんで釣り糸案内部31を糸開放姿勢に揺動させる。このとき、固定軸カバー44につまみ凹部44aが形成されているので、固定軸カバー44をつまみやすくなり、釣り糸案内部31をつまんで簡単に揺動させることができる。そして、スプール4に巻き付けられた釣り糸を、左手でつまんで釣竿を右手の人差し指で引っ掛けてキャスティングする。
【0046】
キャスティングが終わると、左手で釣り糸案内部31を糸開放姿勢から糸巻取姿勢に戻し、左手で釣り糸をつまんで釣り糸案内部31の釣り糸係止部45に係止する。釣り糸係止部45に係止された釣り糸は、固定軸カバー44の釣り糸案内面44cを通ってラインローラ43の案内溝47に案内される。この状態でハンドル組立体1を糸巻取方向に僅かに回転させて釣り糸にわずかにテンションをかけて置き竿する。
【0047】
仕掛けに獲物が掛かってハンドル組立体1を回すとロータ3が糸巻取方向に回転するとともにスプール4が前後移動する。このとき、ハンドル組立体1の回転はマスターギア軸8を介してマスターギア7に伝達され、ピニオンギア9を介してロータ3が回転する。また、ピニオンギア9から減速機構20を介してオシレーティング機構6が動作してスプール4が前後移動する。
【0048】
このスピニングリールは、第1ロータアー33にのみ釣り糸案内部31が設けられたベールレスタイプのリールであるので、従来のベール部分の重量分を軽量化でき、リール全体を軽量化できる。また、筒状部32の後端部のスプール4が最近接する面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)は、スプール4の前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲であるので、第1ロータアーム33の長さを従来に比して短くできる。したがって、釣り糸が第1ロータアーム33に接触するのを防止できるので、釣り糸の放出性能を向上することができる。
【0049】
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、筐体部10をマグネシウム合金製としたが、筐体部10の材質はマグネシウム合金に限定されずアルミニウム合金やチタン合金などの軽量で比強度が高い金属やガラス繊維強化ナイロンや炭素繊維強化樹脂などの比強度が高く軽量な合成樹脂であってもよい。
【0050】
(b) 前記実施形態では、第1蓋部11の材質をアルミニウム合金製としたが、第1蓋部11の材質はチタン合金などの軽量で比強度が高い金属であればどのようなものでもよい。
(c) 前記実施形態では、竿取付部13を筐体部10と一体形成したが、第1蓋部11と一体形成してもよい。
【0051】
(d) 前記実施形態では、糸絡み防止部材35は筒状部32にねじ止めされていたが、糸絡み防止部材35を筒状部32に弾性圧入係合する構成にしてもよい。
(e) 前記実施形態では、ロータ3の各寸法を図10にて例示したが、これらの寸法に限定されるものではなく、有効な範囲において任意に設定できる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、スピニングリールのロータにおいて、このスピニングリールはベールレスタイプのリールであるので、リール全体を軽量化できる。また、筒状部の後端部の前面と釣り糸案内部の揺動中心との間のスプール4の軸方向距離(H)は、スプールの前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲であるので、釣り糸の放出性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの側面図。
【図2】そのスピニングリールの背面断面図。
【図3】そのスピニングリールの側面断面図。
【図4】リール本体の分解斜視図。
【図5】減速機構の斜視図。
【図6】ロータの正面図。
【図7】ロータの右側面図。
【図8】ロータの左側面図。
【図9】スプールの取付構造を示す分解斜視図。
【図10】ロータの寸法関係を示す図。
【符号の説明】
1 ハンドル組立体
2 リール本体
3 ロータ
4 スプール
4a 糸巻胴部
30 ロータ本体
31 釣り糸案内部
32 筒状部
32c 被係合部
33 第1ロータアーム
34 第2ロータアーム
34a 切り欠き部
35 糸絡み防止部材
35b 係合部
38、39 バランス部材
41 支持部材
43 ラインローラ

Claims (3)

  1. リール本体に回転自在かつ前後移動可能に装着され、スプールの糸巻胴部に釣り糸を案内して巻き付けるスピニングリールのロータであって、
    前記リール本体に回転自在に装着され前記糸巻胴部が外周に配置される筒状部と、前記筒状部の後端部外周面の対向する位置から前記筒状部と間隔を隔ててそれぞれ前方に延びる第1ロータアーム及び第2ロータアームとを有するロータ本体と、
    前記第1ロータアームにのみ糸巻取姿勢と糸開放姿勢とに揺動自在に装着された1又は複数の部材からなり、釣り糸を前記糸巻胴部に案内するための釣り糸案内部とを備え、
    前記筒状部の後端部の前記スプールが最近接する面と前記釣り糸案内部の揺動中心との間の前記スプールの軸方向距離(H)は、前記スプールの前後移動距離(S)の50%以上80%以下の範囲である、スピニングリールのロータ。
  2. 前記釣り糸案内部は、前記第1ロータアームの先端に揺動自在に装着された支持部材と、前記支持部材の先端に基端が装着された固定軸と、前記固定軸に回転自在に装着され前記釣り糸を案内するために回転可能に設けられたラインローラと、前記ラインローラに前記釣り糸を案内する釣り糸案内面を有し前記固定軸の先端に設けられた固定軸カバーとをさらに備えており、
    前記ラインローラの回転中心と前記支持部材の揺動中心との間の前記スプールの軸方向距離(L)は、前記スプールの前後移動距離(S)の50%以上85%以下の範囲である、請求項1に記載のスピニングリールのロータ。
  3. 前記筒状部の後端部の後面と前記第1ロータアームの先端部の前面との間の前記スプールの軸方向距離(R1)は、前記筒状部の後端部の後面と前記第2ロータアームの先端部の前面との間の前記スプールの軸方向距離(R2)より短い、請求項1又は2に記載のスピニングリールのロータ。
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