JP2004234630A - ポイント記録器、方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 いわゆるポイントカードを集約し、さらにポイントの交換対象の制限を緩和する。
【解決手段】 ICカード10の個別ポイント記録部102a〜cには、特定のサービス等提供者A〜Cでしか使用できない個別ポイントが記録されている。これを、第一共通ポイント変換部104により共通ポイントに変換する。共通ポイントをサービス等提供者で利用する場合は、個別ポイント変換部108により個別ポイントに戻して利用する。どの提供者A〜Cで利用できる個別ポイントに戻すかは任意なので、提供者A〜Cのいずれにおいても利用できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、サービスおよび商品などに引換可能なポイントを記録した媒体に関する。
従来より、銀行、カード会社、物販会社などのサービスおよび商品の提供者は、自社のサービス等の利用のインセンティブを与えるため、サービス等を利用する度にポイントを利用者に与えることがある。例えば、10万円を定期預金するごとに、1ポイントを預金した者に与える。ここで、サービス等の提供者は、利用者に磁気カードを持たせ、利用者の所有するポイントを磁気カードに記録していくことが多い。かかるポイントを蓄積して所定量に達すると、ポイントを与えたサービス等の提供者の提供するサービスと交換することができる。
なお、ポイントを記録したカード、いわゆるポイントカードを発行することについては例えば特許文献1に記載がある。
特開2002−15376号公報
しかしながら、上記のような方法によれば、各提供者ごとにカードを発行するため、利用者はサービス等ごとにカードを持たねばならない。カードも多数になれば、かさばり、携帯に不便である。
ここで、カードを一種類に統一できれば、カードを一枚だけ携帯すればよいので、利用者にとり便利である。しかし、蓄積したポイントは、ポイントを与えたサービス等の提供者の提供するサービスとしか交換できないので、利用者にとり不便である。すなわち、ポイントの交換対象が制限されているので、利用者にとりポイントの価値が少なく、ポイントを蓄積しようというインセンティブが損なわれてしまう。
そこで、本発明は、いわゆるポイントカードを集約し、さらにポイントの交換対象の制限を緩和することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録手段と、個別ポイント記録手段に記録された個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換手段とを備えるように構成される。
上記のように構成されたポイント記録器によれば、交換対象が制限されている個別ポイントを、より汎用的な共通ポイントに変換することができるため、ポイントの交換対象の制限を緩和できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、共通ポイントを個別ポイントに変換する個別ポイント変換手段を備えるように構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、共通ポイント変換手段により得られた共通ポイントを電子マネーに変換する電子マネー変換手段を備えるように構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明であって、電子マネーを共通ポイントに変換する変換手段を備えるように構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明であって、個別ポイント記録手段はICにより実装されているように構成される。
上記のように構成されたポイント記録器によれば、ICは磁気テープ等に比べて記憶容量が大きいため、個別ポイント記録手段が、より多くの情報を記録できる。これにより、より多くの種類の個別ポイントを記録でき、いわゆるポイントカードを集約することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明であって、個別ポイント記録手段はICにおける接触メモリまたは非接触メモリにより実装されているように構成される。
請求項7に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明であって、電子マネーを記録する電子マネー記録手段を備え、電子マネー記録手段はICにより実装されているように構成される。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明であって、電子マネー記録手段はICにおける非接触メモリにより実装されているように構成される。
請求項9に記載の発明は、サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録工程と、個別ポイント記録工程により記録された個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換工程とを備えるように構成される。
請求項10に記載の発明は、サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録処理と、個別ポイント記録処理により記録された個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項11に記載の発明は、サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録処理と、個別ポイント記録処理により記録された個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるICカード(ポイント記録器)10の使用態様を説明するための図である。図示省略したユーザはICカード10を携帯して、銀行A、カード会社B、物販会社Cに赴き、サービスまたは商品の提供を受ける。その際、銀行A、カード会社B、物販会社Cから個別ポイントの供与を受ける。個別ポイントの供与は、ICカード10に銀行A等に置かれたポイントリーダ/ライタ20が個別ポイントのデータを書き込むことにより行われる。ポイントリーダ/ライタ20は、ICカード10と接触することにより、ICカード10に書き込みを行うことができる。なお、個別ポイントは、個別ポイントを供与した者のサービス等とのみ引換可能なポイントである。例えば、銀行Aから与えられた個別ポイントは、銀行Aのサービスとだけ引換可能である。
また、ユーザはICカード10を携帯して、銀行A、カード会社B、物販会社Cに赴き、共通ポイントを個別ポイントに変換したものと引換にサービスまたは商品の提供を受ける。銀行A等は、ユーザにサービス等を提供するかわりに、提供したサービス等の分だけ個別ポイントを低減する。個別ポイントの低減は、ICカード10に銀行A等に置かれたポイントリーダ/ライタ20が個別ポイントを低減する旨のデータを書き込むことにより行われる。
なお、銀行A、カード会社B、物販会社Cは、それぞれが、個別ポイントを管理するポイント管理システム(図示省略)を有している。ポイント管理システムが、ポイントリーダ/ライタ20を制御して、個別ポイントの供与および低減を行う。
また、ユーザはICカード10を携帯して、店舗Dに赴き、ICカード10に蓄積された電子マネーと引換にサービスまたは商品の提供を受ける。店舗Dは、ユーザにサービス等を提供するかわりに、提供したサービス等の分だけ電子マネーの残高を低減する。電子マネーの残高の低減は、ICカード10に店舗Dに置かれた電子マネーリーダ/ライタ30が電子マネーの残高を低減する旨のデータを書き込むことにより行われる。電子マネーリーダ/ライタ30は、ICカード10と近接(ただし、非接触)することにより、ICカード10に書き込みを行うことができる。
なお、店舗Dは、電子マネーの残高を管理する電子マネー管理システム(図示省略)を有している。電子マネー管理システムが、電子マネーリーダ/ライタ30を制御して、電子マネーの残高の低減を行う。
図2は、ICカード10のハードウェア構成を示すブロック図である。ICカード10は、CPU12、接触メモリ14、接触インタフェース15、非接触メモリ16、非接触インタフェース17、ROM18を備える。なお、ICはIntegrated Circuitの略である。
CPU12は、接触メモリ14、非接触メモリ16およびROM18に接続されており、これらを制御する。接触メモリ14は、ポイントリーダ/ライタ20からの書き込みを受けて情報を記録するメモリである。接触インタフェース15は、ポイントリーダ/ライタ20に接触して、ポイントリーダ/ライタ20と接触メモリ14との間の情報のやりとりを可能にする接触型インタフェースである。非接触メモリ16は、電子マネーリーダ/ライタ30からの書き込みを受けて情報を記録するメモリである。非接触インタフェース17は、電子マネーリーダ/ライタ30に近接して、電子マネーリーダ/ライタ30と非接触メモリ16との間の情報のやりとりを可能にするTypeCのインタフェースである。ROM18は、後述するICカード10の機能(個別ポイントと共通ポイントとの間の変換、電子マネーと共通ポイントとの間の変換)を実現するためのプログラムを記録しておくための読み出し専用メモリである。CPU12は、ROM18から、かかるプログラムを読み出して動作し、ICカード10の機能を実現する。
図3は、ICカード(ポイント記録器)10の機能ブロック図である。ICカード(ポイント記録器)10は、個別ポイント記録部102a、102b、102c、第一共通ポイント変換部104、共通ポイント記録部106、個別ポイント変換部108、電子マネー変換部110、電子マネー記録部112、第二共通ポイント変換部114を備える。図3においては図示の便宜上、ICカード(ポイント記録器)10は、ポイントリーダ/ライタ20および電子マネーリーダ/ライタ30の双方に接続されるように図示している。しかし、実際は、ICカード(ポイント記録器)10は、ポイントリーダ/ライタ20および電子マネーリーダ/ライタ30のいずれか一方に接続される。
ポイントリーダ/ライタ20は、個別ポイント記録部102a、102b、102cに個別ポイントを供与し、あるいは個別ポイントを低減する。個別ポイントを供与する場合は、その旨の情報を第一共通ポイント変換部104に送る。個別ポイントを低減する場合は、その旨の情報を第一共通ポイント変換部104および個別ポイント変換部108に送る。ポイントリーダ/ライタ20は、個別ポイント記録部102a、102b、102cに記録された個別ポイントの残高を読み出す。残高を読み出すことにより、引換に提供できるサービス等の上限がわかる。
電子マネーリーダ/ライタ30は、販売した商品の代金に相当する分だけ電子マネー記録部112から電子マネーの残高を低減する。電子マネーリーダ/ライタ30は、電子マネー記録部112に記録された電子マネーの残高を読み出す。残高を読み出すことにより、販売できる商品の金額の上限がわかる。
個別ポイント記録部102a、102b、102cは、個別ポイントを記録するためのメモリである。個別ポイント記録部102aは銀行Aが供与する個別ポイントを記録する。個別ポイント記録部102bはカード会社Bが供与する個別ポイントを記録する。個別ポイント記録部102cは物販会社Cが供与する個別ポイントを記録する。個別ポイント記録部102a、102b、102cは、ポイントリーダ/ライタ20から個別ポイントに関するデータの書き込みを受ける。例えば、銀行Aにおいて10万円を定期預金するごとに、1ポイントを個別ポイント記録部102aに記録していく。この場合、銀行Aに1000万円を定期預金すると、1000万円/10万円=100ポイント(個別ポイント)が個別ポイント記録部102aに書き込まれる。個別ポイント記録部102a、102b、102cは接触メモリ14により実装される。
第一共通ポイント変換部104は、個別ポイント記録部102a、102b、102cから個別ポイントを読み出して、共通ポイントに変換する。共通ポイントは、共通ポイント記録部106に記録される。そして、個別ポイント記録部102a、102b、102cの個別ポイントを抹消(0ポイントに)する。なお、共通ポイント=個別ポイント×所定の係数、である。例えば、共通ポイントは、個別ポイント記録部102aに記録された銀行Aの個別ポイント×10、個別ポイント記録部102bに記録されたカード会社Bの個別ポイント×0.002、個別ポイント記録部102cに記録された物販会社Cの個別ポイント×0.01である。
例えば、銀行Aに1000万円を定期預金して、100ポイント(個別ポイント)が個別ポイント記録部102aに記録されているとする。すると、第一共通ポイント変換部104は、共通ポイントを求める(100ポイント×10=1000ポイント(共通ポイント))。
また、カード会社Bにてサービスを受け、500,000ポイント(個別ポイント)が個別ポイント記録部102bに記録されたとする。すると、第一共通ポイント変換部104は、共通ポイントを求める(500,000ポイント×0.002=1000ポイント(共通ポイント))。
さらに、物販会社Cから商品を購入し100,000ポイント(個別ポイント)が個別ポイント記録部102cに記録されたとする。すると、第一共通ポイント変換部104は、共通ポイントを求める(100,000ポイント×0.01=1000ポイント(共通ポイント))。
このように、銀行A、カード会社Bおよび物販会社Cというようにユーザが巡回してサービス等の提供を受けると、共通ポイント記録部106に1000+1000+1000=3000ポイント(共通ポイント)が記録される。
なお、第一共通ポイント変換部104は、ポイントリーダ/ライタ20から個別ポイントを供与する旨の信号を受けたときに作動する。これにより、個別ポイントが供与される度に、共通ポイントが算出され、共通ポイント記録部106に蓄積されていく。なお、第一共通ポイント変換部104は、ポイントリーダ/ライタ20から個別ポイントを低減する旨の信号を受けたときにも作動するが、動作の説明は後述する。
共通ポイント記録部106は、共通ポイントを記録する。
個別ポイント変換部108は、共通ポイント記録部106から共通ポイントを読み出し、個別ポイントに変換する。このとき、共通ポイント記録部106に記録された共通ポイントを抹消(0ポイントに)する。個別ポイントの求め方は、第一共通ポイント変換部104で説明したものの逆である。例えば、銀行Aの個別ポイント=共通ポイント/10、として求めることができる。個別ポイント変換部108は、ポイントリーダ/ライタ20から個別ポイントを低減する旨の信号を受けたときに作動する。なお、ポイントリーダ/ライタ20は個別ポイントと引換にサービス等を提供するのはいずれの提供者であるかを示す情報を個別ポイント変換部108に送る。これにより、個別ポイント変換部108は、どの個別ポイントに共通ポイントを変換するかを決定する。
例えば、銀行Aにおいて100ポイント(個別ポイント)と引換に定期預金の金利を0.1%上乗せするサービスを提供しているとする。また、共通ポイントが3000ポイント、共通ポイント記録部106に記録されているとする。なお、この共通ポイントは、銀行Aの個別ポイントが変換されたものに限らず、カード会社Bあるいは物販会社Cの個別ポイントが変換されたものでもかまわない。この場合、個別ポイント変換部108は、共通ポイントを銀行Aの個別ポイントに変換する(3000/10=300)。銀行Aの個別ポイント(300)は、個別ポイント記録部102aに記録される。ここで、ユーザは、金利の0.2%上乗せを希望したとする。すると、銀行Aの個別ポイントは100×2=200ポイント消費することになる。よって、ポイントリーダ/ライタ20は、個別ポイント記録部102aから200ポイント消費する旨の情報を書き込む。すると、銀行Aの個別ポイントは300−200=100ポイントとなる。この個別ポイントは、第一共通ポイント変換部104により再び共通ポイントに変換され、共通ポイント記録部106に記録される。
上記のように、カード会社Bあるいは物販会社Cの個別ポイントを付与されても、共通ポイントに変換されることにより、銀行Aのサービス(金利上乗せ)と引換可能である。このように、共通ポイントは銀行A、カード会社Bおよび物販会社Cのいずれの提供するサービス等と引換可能である。
電子マネー変換部110は、共通ポイント記録部106に記録された共通ポイントを電子マネーに変換する。なお、電子マネー(円)=共通ポイント×所定の係数、である。例えば、電子マネー(円)=共通ポイント×1である。なお、共通ポイント記録部106に記録されている共通ポイントは抹消(0ポイントに)する。
電子マネー記録部112は、電子マネーを記録する。
第二共通ポイント変換部114は、電子マネー記録部112に記録された電子マネーを共通ポイントに変換し、共通ポイント記録部106に記録する。なお、共通ポイントへの変換法は、電子マネー変換部110で説明したものの逆である。例えば、共通ポイント=電子マネー(円)×1である。なお、電子マネー記録部112に記録されている電子マネーは抹消(0円に)する。
次に、本発明の実施形態の動作を図4ないし6のフローチャートを参照して説明する。
図4は、銀行A等から個別ポイントの供与を受ける場合の動作を示すフローチャートである。まず、利用者は銀行A、カード会社Bおよび物販会社Cのいすれかに行き、サービス等の提供を受ける。これにより、銀行A等から個別ポイントを受け取る(S10)。すなわち、ポイントリーダ/ライタ20が個別ポイント記録部102a等に個別ポイントを記録する。例えば、個別ポイント記録部102aに100ポイントを記録する。
次に、第一共通ポイント変換部104は、個別ポイント記録部102a等から個別ポイントを読み出して、共通ポイントに変換する(S12)。例えば、個別ポイント記録部102aに記録された100ポイントを共通ポイント(1000ポイント)に変換する。このとき、個別ポイントは抹消(0ポイントに)する。
最後に、共通ポイントを共通ポイント記録部106に記録する(S14)。
図5は、共通ポイントを個別ポイントに変換し、個別ポイントと引換に銀行A等からサービス等の供与を受ける場合の動作を示すフローチャートである。
例えば、利用者は銀行Aに赴き、個別ポイントと引換にサービスの供与を受けることを希望する。この場合、個別ポイント変換部108が共通ポイントを銀行Aの個別ポイントに変換する(S20)。例えば、共通ポイントが3000ポイントだけ共通ポイント記録部106に記録されている場合、銀行Aの個別ポイント(300ポイント)に変換する。このとき、共通ポイント記録部106に記録された共通ポイントを抹消(0ポイントに)する。
次に、個別ポイントを個別ポイント記録部102a等に記録する(S22)。例えば、銀行Aの個別ポイント(300ポイント)を個別ポイント記録部102aに記録する。
そして、銀行A等からサービス等の供与を受け、個別ポイントを消費する(S24)。すなわち、ポイントリーダ/ライタ20が個別ポイント記録部102a等に記録された個別ポイントを減じる。例えば、個別ポイント記録部102aに記録された銀行Aの個別ポイント(300ポイント)を、提供したサービス等の分の200ポイント減じて100ポイントとする。
次に、第一共通ポイント変換部104は、個別ポイント記録部102a等から個別ポイントを読み出して、共通ポイントに変換する(S26)。例えば、個別ポイント記録部102aに記録された100ポイントを共通ポイント(1000ポイント)に変換する。このとき、個別ポイントは抹消(0ポイントに)する。
最後に、共通ポイントを共通ポイント記録部106に記録する(S28)。
図6は、電子マネーと引換に店舗Dから物品を購入する場合の動作を示すフローチャートである。
まず、共通ポイント記録部106から電子マネー変換部110が共通ポイントを読み出して電子マネーに変換する(S30)。例えば、共通ポイント(1000ポイント)を電子マネー(1000円)に変換する。
次に、電子マネーを電子マネー記録部112に記録する(S32)。
そして、店舗Dにおいて商品を購入し、電子マネーを消費する(S34)。すなわち、電子マネーリーダ/ライタ30は電子マネーの残高を商品の代金の分だけ低減する。
なお、フローチャートには示さなかったが、電子マネー記録部112に記録された電子マネーを共通ポイントに変換し、さらに個別ポイントに変換して、銀行A等のサービス等の提供と引き換えることも可能である。
また、本発明の実施形態では、個別ポイント記録部102a、102b、102cが接触メモリ14により実装されるとして説明を行なってきた。しかし、個別ポイント記録部102a、102b、102cを非接触メモリにより実装することも可能である。この場合、接触メモリ14を、非接触メモリ16と同様な非接触メモリに置き換え、さらに、接触インタフェース15を、非接触インタフェース17と同様な非接触インタフェースに置き換える。このようすれば、ポイントリーダ/ライタ20が、ICカード10と近接すれば、接触しなくても、ICカード10に書き込みを行うことができる。
本発明の実施形態によれば、交換対象が制限されている個別ポイントを、第一共通ポイント変換部104によって、より汎用的な共通ポイントに変換することができるため、ポイントの交換対象の制限を緩和できる。さらに、共通ポイントを電子マネー変換部110により電子マネーに変換できるため、ICカード10の汎用性がさらに高まる。
しかも、本発明の実施形態によれば、ICは磁気テープ等に比べて記憶容量が大きいため、より多くの種類の個別ポイントを記録でき、いわゆるポイントカードを集約することができる。
本発明の実施の形態にかかるICカード(ポイント記録器)10の使用態様を説明するための図である。
ICカード10のハードウェア構成を示すブロック図である。
ICカード(ポイント記録器)10の機能ブロック図である。
銀行A等から個別ポイントの供与を受ける場合の動作を示すフローチャートである。
共通ポイントを個別ポイントに変換し、個別ポイントと引換に銀行A等からサービス等の供与を受ける場合の動作を示すフローチャートである。
電子マネーと引換に店舗Dから物品を購入する場合の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ICカード(ポイント記録器)
12 CPU
14 接触メモリ
15 接触インタフェース
16 非接触メモリ
17 非接触インタフェース
18 ROM
102a〜c 個別ポイント記録部
104 第一共通ポイント変換部
106 共通ポイント記録部
108 個別ポイント変換部
110 電子マネー変換部
112 電子マネー記録部
114 第二共通ポイント変換部

Claims (11)

  1. サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録手段と、
    前記個別ポイント記録手段に記録された前記個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換手段と、
    を備えたポイント記録器。
  2. 請求項1に記載のポイント記録器であって、
    前記共通ポイントを前記個別ポイントに変換する個別ポイント変換手段を備えたポイント記録器。
  3. 請求項1に記載のポイント記録器であって、
    前記共通ポイント変換手段により得られた前記共通ポイントを電子マネーに変換する電子マネー変換手段を備えたポイント記録器。
  4. 請求項1に記載のポイント記録器であって、
    電子マネーを前記共通ポイントに変換する変換手段を備えたポイント記録器。
  5. 請求項1または2に記載のポイント記録器であって、
    前記個別ポイント記録手段はICにより実装されている、
    ポイント記録器。
  6. 請求項5に記載のポイント記録器であって、
    前記個別ポイント記録手段は前記ICにおける接触メモリまたは非接触メモリにより実装されている、
    ポイント記録器。
  7. 請求項3または4に記載のポイント記録器であって、
    前記電子マネーを記録する電子マネー記録手段を備え、
    前記電子マネー記録手段はICにより実装されている、
    ポイント記録器。
  8. 請求項7に記載のポイント記録器であって、
    前記電子マネー記録手段は前記ICにおける非接触メモリにより実装されている、
    ポイント記録器。
  9. サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録工程と、
    前記個別ポイント記録工程により記録された前記個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換工程と、
    を備えたポイント記録方法。
  10. サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録処理と、
    前記個別ポイント記録処理により記録された前記個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. サービスまたは商品を提供する所定の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な個別ポイントを記録する個別ポイント記録処理と、
    前記個別ポイント記録処理により記録された前記個別ポイントを他の提供者が提供するサービスまたは商品と引換可能な共通ポイントに変換する共通ポイント変換処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
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