JP2004234556A - 画面データ生成方法、コンピュータ、プログラム - Google Patents

画面データ生成方法、コンピュータ、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータの設定を行う設定者・操作者の作業の煩雑さを軽減しうるようなGUIを提供する。
【解決手段】二つ以上の項目と、前記項目の各々に対応させた入力欄とが設けられた画面を表示装置に表示させるための画面データをコンピュータによって生成する画面データ生成方法であって、前記入力欄は、前記項目に対応付ける設定値を、前記項目に対応付け可能な複数の設定値候補の中から選択させ入力させるために設けられたものであり、前記コンピュータが、互いに異なる前記設定値候補が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成するステップを備える。
【選択図】 図24

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面データ生成方法、コンピュータ、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理装置で取り扱われるデータ量が急激に増加している。このような状況に対応するために、情報処理装置の外部でデータを記憶・管理するためのストレージシステムが多用されている。ストレージシステムは、多数のディスクドライブ(物理ディスク)を備える。そして、これらディスクドライブを例えばRAID方式によって管理・運用することにより、これらディスクドライブ上で多数の論理ボリュームを編成して、情報処理装置に対して論理的な記憶領域を提供することができる。
また、ストレージシステムと情報処理装置とを、TCP/IP(TransmissionControl Protocol/Internet Protocol)プロトコル等を用いたネットワークで相互に接続し、情報処理装置からのファイルレベルでのアクセスを実現するNAS(Network Attached Storage)と呼ばれるストレージシステムも開発されている。
【0003】
上述したようなストレージシステムにおける保全性・耐障害性を向上させるために、ストレージシステム内の論理ボリュームのデータを、同じストレージシステム内又は別のストレージシステムに設けられた別の論理ボリュームにコピーする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、ストレージシステムにおいてファイルデータとして記憶されているデータを、別のストレージシステムにコピーする技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−333838号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−351703号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
論理ボリュームが多数ある場合に、ある論理ボリュームのデータをコピーするとすれば、どの論理ボリュームをコピー先とするかを指定して設定する必要が生じる。また、「ファイルデータ」として記憶されているデータは、複数の論理ボリュームに格納されている場合がある。このような場合に、あるファイルデータをコピーするとすれば、そのファイルデータが格納されている論理ボリュームの各々について、コピー先となる論理ボリュームを一対一に重複なく設定する必要が生じる。データのコピー元となる論理ボリュームが多数ある場合、設定を行う設定者は、あるコピー元論理ボリュームに対するコピー先論理ボリュームとして既に設定した論理ボリュームを、別のコピー元論理ボリュームのコピー先論理ボリュームとして設定しないように、常に配慮していなければならない。コピー元論理ボリュームとコピー先論理ボリュームとの対応関係を判断することは、煩雑且つ困難であり、このような設定作業は、設定者にとって大変な負担である。 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、画面データ生成方法、コンピュータ、プログラム等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様は、二つ以上の項目と、前記項目の各々に対応させた入力欄とが設けられた画面を表示装置に表示させるための画面データをコンピュータによって生成する画面データ生成方法であって、前記入力欄は、前記項目に対応付ける設定値を、前記項目に対応付け可能な複数の設定値候補の中から選択させ入力させるために設けられたものであり、前記コンピュータが、互いに異なる前記設定値候補が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成するステップを備える。
【0008】
上記「項目」は、どのようなものであってもよい。本発明をストレージシステムに適用した場合には、例えば、コピー元記憶ボリュームの識別子、コピー元物理ディスクの識別子、プライマリLUの識別子、コピー元LUの識別子等を「項目」として捉えることができる。「設定値」は、各「項目」に対応付けるべきものであり、どのようなものであってもよい。本発明をストレージシステムに適用した場合には、例えば、コピー先記憶ボリュームの識別子、コピー先物理ディスクの識別子、セカンダリLUの識別子、コピー先LUの識別子等を「設定値」として捉えることができる。「コンピュータ」も、どのようなものであってもよい。本発明をストレージシステムに適用した場合には、例えば、ホストコンピュータ、アレイコントローラ、管理端末、情報処理装置、記憶デバイス制御装置、チャネル制御部、ディスク制御部等を「コンピュータ」として捉えることができる。「画面データ」も、どのような形式のものであってもよい。例えば、HTML、XML等の言語で記述されたファイルであってもよい。
【0009】
このような構成によれば、コンピュータの設定を行う設定者・操作者の作業の煩雑さを軽減しうるようなGUIを提供することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
【0011】
【実施例1】
図1に示すようなコンピュータシステム2000に、本発明を適用する例について以下説明する。ここでは、複数のプライマリLUの各々についてセカンダリLUを設定する状況に、本発明を適用する。
【0012】
===コンピュータシステムの構成の概略===
図1に示すように、コンピュータシステム2000は、ホストコンピュータ2100と、ホストコンピュータ2100が接続するアレイコントローラ2200と、アレイコントローラ2200に接続するディスクアレイ2300とを備える。ホストコンピュータ2100とアレイコントローラ2200は、直接接続してもよいし、図示のようにネットワークを介して接続してもよい。図示のネットワークは、TCP/IPに準拠したネットワークであると想定する。
【0013】
ホストコンピュータ2100は、例えば図13に示すようなものであり、プログラムを実行したり演算をおこなったりするCPUや、プログラムやデータを記憶するためのメモリや、アレイコントローラ2200への接続用のポートや、プログラムやデータを記憶するための記憶装置や、入力操作を行うための入力装置や、データを出力(例えば表示・プリント)するための出力装置や、各種プログラムを記録媒体から記憶装置・メモリにインストールするための記録媒体読取装置等を備える。ホストコンピュータ2100は、パーソナルコンピュータ等、どのようなコンピュータであってもよい。
【0014】
ディスクアレイ2300は、例えば図8(A)に示すように、多数の物理ディスク(この図では301〜308)から構成されている。
【0015】
アレイコントローラ2200は、ディスクアレイ2300の多数の物理ディスクを管理・制御し、これら物理ディスク上で、多数の論理ボリューム(「LU」と称す;図1の例では、LU0〜LU7の計8個を示す)を編成する。
【0016】
アレイコントローラ2200もコンピュータである。よって、ホストコンピュータ2100と同じ形態であってもよいし、例えば、プログラムを実行したり演算をおこなったりするCPUや、プログラムやデータを記憶するためのメモリ・NVRAMや、ホストコンピュータ2100との接続用のインタフェース部等を備えたユニット(図12(A)参照)であってもよい。このような形態の場合、プログラムは、ホストコンピュータ2100の記録媒体読取装置からインストールすることができる。なお、LUの編成は、RAID方式によりおこなってもよい。
【0017】
このように構成されたコンピュータシステム2000のディスクアレイ2300内で、二つのLUでペアを形成し、ペアを組んだLU間でデータを二重化する方法が知られている。これを「複製管理」とも称する。
【0018】
アレイコントローラ2200は、あるLU(以下、「プライマリLU」と称する)に記憶されているデータの複製を、これとは別のLU(以下、「セカンダリLU」と称する)にも記憶するデータの「複製管理機能」2240を提供する。複製管理機能2240は、アレイコントローラ2200のCPUがNVRAMに記憶されているプログラムを実行することにより実現される。また、アレイコントローラ2200は、後述するWebサーバとしての機能や、画面データを生成するためのGUI生成部2220等の各種機能を備える。これら機能も、CPUがNVRAMに記憶されているプログラムを実行することにより実現される。
【0019】
プライマリLUと、その複製が記憶されるセカンダリLUとの組み合わせの設定などの複製管理機能2240に関する設定や複製管理機能2240の制御は、ホストコンピュータ2100や、アレイコントローラ2200を管理するための管理端末(図1には不図示)によって行うことができる。ホストコンピュータ2100や管理端末には、Webブラウザ等のGUIソフトウェアがインストールされている。GUIソフトウェアを通じて、上記複製管理機能2240の設定・制御を行うためのコンソール画面(後述)がホストコンピュータ2100等の出力装置に表示される。設定者は、このコンソール画面を通じて、アレイコントローラ2200の複製管理機能2240を設定・制御する。
【0020】
上述した「複製管理機能」によれば、ホストコンピュータ2100等からの指示に応じて、プライマリLUとセカンダリLUの制御状態を、「ペア状態」および「スプリット状態」の双方向に遷移させることができる。
【0021】
「ペア状態」では、プライマリLUの内容が更新されると、セカンダリLUの内容も直ちに更新される。すなわち、「ペア状態」にあるプライマリLUとセカンダリLUとの間では、双方の内容の同一性がリアルタイムに確保されることになる。
【0022】
「スプリット状態」では、プライマリLUに対して更新があった場合でも、その更新内容はセカンダリLUに直ぐには反映されない。「スプリット状態」にある間にプライマリLUに書き込まれたデータは、プライマリLUとセカンダリLUとが再び「ペア状態」へと遷移する際にセカンダリLUに反映される。「スプリット状態」の間におけるプライマリLUの内容とセカンダリLUの内容との差分を示す差分データは、複製管理機能2240により管理される。この差分データは、例えば、LUの記憶領域上に設定されたブロックの単位で管理される。
【0023】
「ペア状態」から「スプリット状態」への遷移は、ホストコンピュータ2100等からその旨の指示コマンド(以下、「スプリット指示」と称する)が送出されることにより行われる。「ペア状態」から「スプリット状態」に移行することにより、セカンダリLUの内容は、スプリット状態に遷移した時点の内容のまま保持される。「スプリット指示」は、例えば、データをバックアップする際に送出される。「スプリット状態」にあるセカンダリLUのデータを、例えば、バックアップサーバ2400を介して磁気テープ2450等にバックアップすれば、プライマリLUに影響を与えることなくバックアップを取得することができる。また「スプリット指示」は、過去のある時点におけるプライマリLUの内容にアクセスしたい場合にも送出される。すなわち、「スプリット状態」にあるセカンダリLUの内容は、スプリット状態に遷移した時点の内容のまま保持されるので、ユーザは過去のある時点におけるプライマリLUの内容にアクセスすることができる。このような用途のために送出されるスプリット指示は、「スナップショット指示」と称されることがある。また、セカンダリLUに保持される、過去のある時点におけるプライマリLUの内容は、スナップショットイメージと呼ばれることがある。
【0024】
「スプリット状態」から「ペア状態」への遷移も、ホストコンピュータ2100等からその旨の指示コマンド(以下、「リシンク指示」と称する)が送出されることにより行われる。「リシンク指示」は、例えば、バックアップが完了した場合や、スナップショットイメージを保持しておく必要が無くなった場合に送出される。リシンク指示が送出されると、複製管理機能2240は、管理していた差分データを利用して、プライマリLUとセカンダリLUの内容を一致させ、その後、プライマリLUとセカンダリLUの制御状態を「ペア状態」に遷移させる。
【0025】
このような複製管理をおこなうためにLUのペアを形成するような状況に、本発明を適用する。
複製管理機能2240を設定するために表示装置2150に表示されるコンソール画面3000の一例を図2に示す。このコンソール画面3000では、プライマリLU(設定すべき「項目」、「コピー元記憶ボリューム」に対応する)についてセカンダリLU(「設定値」、「コピー先記憶ボリューム」に対応)を設定する。画面3000の左半分にはプライマリLUの名前(識別子)が、右半分には、各プライマリLUに対して設定すべきセカンダリLUの名前(識別子)を入力するための入力欄3050、3100、3150が表示される。本例では、入力欄3050、3100、3150には、いわゆる「プルダウンメニュー」方式を採用し、セカンダリLUとして設定することのできる候補が、このプルダウンメニューに表示されるようになっている。
【0026】
設定を行うプライマリLUをLU0、LU1、LU2とした場合、LU3〜LU7の五つのLUが、セカンダリLUの候補(「設定値候補」、「コピー先記憶ボリューム候補」に対応)となりうる。よって、図2に示すように、各入力欄3050、3100、3150のプルダウンメニューを操作することにより、LU0、LU1、LU2の各々について、LU3〜LU7のうちの一つをセカンダリLUとして選択入力することができる。
【0027】
複製管理をおこなうためには、各プライマリLUに対して、異なるセカンダリLUを設定しなければならない。よって、コンソール画面3000に何ら仕掛けが設けられていない場合には、入力欄3050、3100、3150を一つ一つ操作して、互いに異なるセカンダリLU名を選択入力する必要が生じる。
【0028】
このような場合において、互いに異なるセカンダリLU名が各入力欄3050、3100、3150にデフォルトとして表示されていれば、上記のような煩雑な選択入力をしないで済む。このような状況に本発明を適用することで、上記選択入力を省略して設定者の作業の煩雑さを軽減することが可能となる。
【0029】
===画面データ生成プロセス===
アレイコントローラ2200のデフォルト制御部2230は、コンソール画面3000の入力欄3050、3100、3150のプルダウンメニューにデフォルトとして表示されるセカンダリLU候補の名前を決定することができる。
【0030】
デフォルト制御部2230は、図3(A)〜図3(C)に示すような「デフォルトLU一覧」4000を作成し、メモリに記憶する。このデフォルトLU一覧4000では、「セカンダリLU候補」欄4100と、「デフォルトフラグ」欄4200とを備える。「セカンダリLU候補」欄4100には、セカンダリLUの候補の名前(本例ではLU3〜LU7)を記す。「デフォルトフラグ」欄4200は、どのセカンダリLU候補が、入力欄3050、3100、3150にデフォルトとして表示するセカンダリLU候補に決定されたかを示す。「デフォルトフラグ」欄4200の各フィールドには、当初は、すべて「0」が記されているものとする。あるLUが、デフォルトとして表示されるセカンダリLU候補に決定されたら、「デフォルトフラグ」欄4200中、そのLUに対応するフィールドに「1」を記す。
【0031】
デフォルト制御部2230は、まず、プライマリLUの一つであるLU0について、入力欄3050にデフォルトとして表示されるべきセカンダリLU候補を決定する。デフォルト制御部2230は、デフォルトLU一覧4000の「デフォルトフラグ」欄4200を参照する。現段階では、「デフォルトフラグ」欄4200は、オール「0」となっている(図3(A)の状態)。そこで、デフォルト制御部2230は、一覧4000の一番上に記録されているLU3を、LU0の入力欄3050にデフォルトとして表示させることを決定する。そして、この決定をおこなったことをメモリ等に記憶するとともに、デフォルトLU一覧4000の「デフォルトフラグ」欄4200中のLU3に対応するフィールドに「1」を記す(図3(B)の状態)。
【0032】
デフォルト制御部2230は、次に、プライマリLUの一つであるLU1について、入力欄3100にデフォルトとして表示されるべきセカンダリLU候補を決定する。デフォルト制御部2230は、デフォルトLU一覧4000の「デフォルトフラグ」欄4200を参照する。現段階では、「デフォルトフラグ」欄4200は、LU3に対応するフィールドにのみ「1」が記されている(図3(B)の状態)。そこで、デフォルト制御部2230は、LU3の次に記録されているLU4を、LU1の入力欄3100にデフォルトとして表示させることを決定する。そして、この決定をおこなったことをメモリ等に記憶するとともに、デフォルトLU一覧4000の「デフォルトフラグ」欄4200中のLU4に対応するフィールドにも「1」を記す(図3(C)の状態)。
【0033】
デフォルト制御部2230は、上記と同様のプロセスを、LU2の入力欄3150についても行う。その結果、LU2の入力欄3150に、LU5をデフォルトとして表示させることを決定する。
【0034】
すべてのプライマリLUについて、デフォルトとして表示すべきセカンダリLUを決定したら、デフォルト制御部2230は、決定の結果をGUI生成部2220に通知する。
【0035】
GUI生成部2220では、決定結果を反映するようなコンソール画面を表示させるための画面データを生成する。そして、生成した画面データをWebサーバ機能2210に送信する。
【0036】
Webサーバ機能2210は、この画面データを、ホストコンピュータ2100のWebブラウザに送信する。Webブラウザは、受信した画面データに基づいて、コンソール画面を出力装置に表示させる。
【0037】
出力装置に表示されるコンソール画面3000の一例を図4に示す。コンソール画面3000の入力欄3050、3100、3150には、互いに異なるセカンダリLU候補の名前(すなわち、LU3、LU4、LU5)が重複なく表示される。このような構成によれば、設定者は、入力欄3050、3100、3150に対してこれ以上なんら操作を行わなくても、コンソール画面に表示されている「OK」ボタン3200を押すだけで、各プライマリLUについて、異なるセカンダリLUを重複なく対応付けることができる。すなわち、入力欄3050、3100、3150を操作して、プライマリLUの各々にセカンダリLUを一つ一つ対応付ける必要がなくなる。したがって、このような構成によれば、設定者の手間を相当省き、作業の煩雑さを軽減することが可能となる。
【0038】
【実施例2】
図5に示すようなストレージシステム(NASともいう)にも、本発明を適用することができる。本実施例でも、データのコピー元となる複数のコピー元論理ボリューム(LU)の各々に、データのコピー先となるコピー先論理ボリューム(LU)を対応付けるような状況を想定する。
【0039】
===ストレージシステムの構成の概略===
本発明の適用対象となりうるストレージシステムの構成例について、まず説明する。
【0040】
<<ストレージシステム>>
図5に、ストレージシステム600の構成例を示す。図5に示すストレージシステム600は、記憶デバイス制御装置100と、記憶デバイス300とを備える。記憶デバイス300は、データを格納するための物理的又は論理的な記憶領域を提供する。記憶デバイス制御装置100は、この記憶デバイス300を管理・制御する。記憶デバイス制御装置100および記憶デバイス300については、以降詳述する。
なお、図5の例には、一つの記憶デバイス制御装置100と、二つの記憶デバイス300が図示されているが、記憶デバイス制御装置100および記憶デバイス300の個数はこれに限定されない。記憶デバイス制御装置100と記憶デバイス300とは、図5に示すように、直接接続してもよいし、ネットワークを介して間接的に接続してもよい。
図5に示すように、ストレージシステム600は、LAN(Local Area Network)400を介して、情報処理装置200に接続する。ストレージシステム600は、これら情報処理装置200に、データを格納するための記憶領域や、ファイル共有サービス等を提供する。一方、これら情報処理装置200は、ストレージシステム600に対して、各種設定を行うことができる。
【0041】
また、図6に、本実施例のストレージシステム600の外観図を示す。本実施例では、記憶デバイス制御装置100と、記憶デバイス300とを別個の筐体に納めて、各筐体を隣接配置している。しかし、当然、記憶デバイス制御装置100と記憶デバイス300とを同一筐体に納めてもよい。
【0042】
<<情報処理装置>>
ストレージシステム600に接続する情報処理装置200の物理的構成の一例を図7(A)に、論理的構成の一例を図7(B)に示す。
図7(A)に示すように、情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、記憶装置203、表示装置204、入力装置205、ポート206等を備える。情報処理装置200の記憶装置203やメモリ202には、各種プログラムが記憶されている。記憶されているプログラムの例としては、オペレーティングシステム(OS)、ファイル共有機能プログラム、Webブラウザ等がある(図7(B)参照)。情報処理装置200のCPU201が、これらプログラムを実行することにより、様々な機能が実現する。
【0043】
本実施例の各情報処理装置200では、それぞれ、異なるOS(図14の例ではUnix(登録商標)とWindows(登録商標))が動作しているものとする。
情報処理装置200は、そのファイル共有機能プログラムにより、ストレージシステム600に対して、「ファイルアクセス要求」を送信することができる。(「ファイルアクセス要求」とは、ファイル名を指定してデータアクセスを行うための要求である。)これにより、情報処理装置200は、ストレージシステム600から、ファイル共有サービスを受けることができる。ファイル共有機能プログラムとしては、NFS(Network File System)クライアントやCIFS(Common Interface File System)クライアント(図14参照)がある。
【0044】
また、情報処理装置200のWebブラウザは、HTTPやFTP等の通信プロトコルに従って、ストレージシステム600のWebサーバ(後述)とリクエスト/レスポンスを送受信することができる。この仕組みにより、情報処理装置200は、ストレージシステム600の各種設定を行うことができる。
【0045】
情報処理装置200は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションであってもよいし、メインフレームコンピュータであってもよい。なお、図5には、二つの情報処理装置200が図示されているが、情報処理装置200の個数は二つに限定されない。また、情報処理装置200で動作するOSも、上記のものに限定されない。
【0046】
LAN400は、VLAN、VPN等を含む専用のネットワークであってもよいが、その代わりにインターネット、WAN等を使用してもよい。LAN400を介した情報処理装置200と記憶デバイス制御装置100との間の通信は、TCP/IP等の通信プロトコルに従って行われる。
【0047】
<<記憶デバイス>>
記憶デバイス300の物理的構成の一例を図8(A)に、論理的構成の一例を図8(B)に示す。
記憶デバイス300は、多数のディスクドライブ(物理ディスク)301〜309から構成されており、情報処理装置200に対して物理的または論理的な記憶領域を提供する。これらディスクドライブが提供する物理的な記憶領域上には、論理ボリューム(Logical Units、LU)が論理的に設定されている。データは、これらLUに記憶される。ディスクドライブとしては、例えば、ハードディスク装置、フレキシブルディスク装置、半導体記憶装置等、様々なものを用いることができる。なお、図8(A)においては、記憶デバイス300に九つのディスクトドライブ301〜309が図示されているが、ディスクドライブ301〜309の個数はこれに限られない。
【0048】
記憶デバイス300では、複数のディスクドライブ301〜309によりディスクアレイを構成してもよい。この場合、ディスクアレイをRAID方式によって管理・運用することにより、情報処理装置200に対して論理的な記憶領域を提供してもよい。図8(A)、図8(B)の例では、記憶デバイス300に含まれる九つのディスクドライブ301〜309には、九つのLU(LU0〜LU8)が設定されている。また、九つのディスクドライブ301〜309は、三つのグループ(RAIDグループ0〜2と称す)に分けられている。各グループは、RAID方式によって管理されている。RAID方式によるディスクアレイの管理・運用は、記憶デバイス制御装置100によって行われるが、このことについては後述する。なお、RAIDグループの個数やRAIDグループの組み方はこれに限定されないし、LUの個数や編成の仕方も、図示のようなものに限られない。
【0049】
記憶デバイス300に設定されるLUには、情報処理装置200からアクセス可能な「ユーザLU」や、記憶デバイス制御装置100のチャネル制御部(CHN)110(後述)の制御のために使用される「システムLU」がある。システムLUには、CHN110で実行されるOSや、後述する各種プログラムが格納されている。なお、ここでは、図8(A)、図8(B)に示すLU0〜8は、すべてユーザLUであると想定する。
【0050】
<<記憶デバイス制御装置>>
図5に示すように、記憶デバイス制御装置100は、LAN400を介して情報処理装置200と接続されており、ストレージシステム600を管理・制御するためのコマンドやリクエスト/レスポンス等をこれら情報処理装置200と授受する。
【0051】
また、記憶デバイス制御装置100は、記憶デバイス300とも接続されており、情報処理装置200から受信したコマンドに従って記憶デバイス300に対する制御を行う。例えば、情報処理装置200からデータの入出力要求を受信して、記憶デバイス300に記憶されているデータの入出力のための処理を行う。
【0052】
図5に示す記憶デバイス制御装置100は、二つのCHN110、共有メモリ120、キャッシュメモリ130、二つのディスク制御部(DKA)140、管理端末160、接続部150を備える。記憶デバイス制御装置100の構成要素の個数はこれに限定されるものではない。
【0053】
<チャネル制御部(CHN)110>
CHN110の物理的構成の一例を図9(A)に、論理的構成の一例を図9(B)に示す。以下、図5、図9(A)、図9(B)、図14等を参照して、CHN110について説明する。
【0054】
▲1▼ CHN110のハードウェア構成例
図9(A)に示すように、本実施例のCHN110は、一つのユニットに構成される。以下、このユニットのことを「NASボード」ともいう。NASボードは、回路基板により構成され、ネットワークインタフェース部111と、CPU112と、メモリ113と、入出力制御部114と、I/O(Input/Output)プロセッサ119と、NVRAM(Non Volatile RAM)115と、ボード接続用コネクタ116と、通信コネクタ117とを備え、これらが単一のユニット118として構成されている。
【0055】
ネットワークインタフェース部111は、情報処理装置200と通信を行うための通信インタフェースである。例えば、情報処理装置200から送信されてくるファイルアクセス要求やHTTPリクエスト等を受信する。
【0056】
通信コネクタ117は、記憶デバイス制御装置100を、LAN400を介して情報処理装置200と通信可能に接続するためのコネクタである。例えばイーサネット(登録商標)等に対応している。
CPU112は、CHN110をNASボードとして機能させるための制御を司る。
【0057】
メモリ113には様々なプログラムやデータが記憶される。例えば図10、図11等に示すようなテーブルや、図9(B)に示すNASマネージャ706等の各種プログラムを記憶する。CPU112が、このメモリ113や、上述したシステムLUに記憶されているプログラムを実行することにより、後述するソフトウェア構成が実現される。
【0058】
入出力制御部114は、DKA140、キャッシュメモリ130、共有メモリ120、管理端末160等とデータやコマンドの授受を行う。入出力制御部114は、I/Oプロセッサ119やNVRAM115を備えている。I/Oプロセッサ119は、上記データやコマンドの授受を制御する。NVRAM115は、I/Oプロセッサ119の制御を司るプログラムを格納するための不揮発性メモリである。
【0059】
ボード接続用コネクタ116は、記憶デバイス制御装置100に設けられたコネクタ(不図示)に結合される。これにより、NASボードが記憶デバイス制御装置100に電気的に接続される。
【0060】
本実施例の二つのCHN110は、内部LAN151で接続されている。また、各CHN110は、この内部LAN151により、管理端末160にも接続されている。このような構成により、CHN110に実行させるためのマイクロプログラム等のコンピュータプログラムを管理端末160から送信し、それをCHN110にインストールすることが可能となっている。管理端末160の構成については後述する。
【0061】
上述したように、CHN110のCPU112が、メモリ113やシステムLUに記憶されている各種プログラムを実行することにより、例えば図9(B)に示すようなソフトウェア構成が実現される。このソフトウェア構成について説明する。
【0062】
▲2▼ CHN110のソフトウェア構成例
図9(B)に示すように、CHN110のオペレーティングシステム701(NASヘッドともいう)上では、RAIDマネージャ708、ボリュームマネージャ707、ファイルシステムプログラム703、ネットワーク制御部702、NASマネージャ706などのソフトウエアが動作する。
【0063】
(a)RAIDマネージャ708
RAIDマネージャ708は、DKA140のRAID制御部740(後述;図12(B)、図14参照)にパラメータを設定したり、RAID制御部740を制御したりする機能を有する。より具体的には、RAIDマネージャ708は、オペレーティングシステム701、オペレーティングシステム701上で動作する他のアプリケーション、管理端末等からパラメータや制御指示情報を受け付けて、受け付けたパラメータをRAID制御部740に設定したり、RAID制御部指示情報に対応する制御コマンドを送信したりする。因みに、DKA140のRAID制御部740は、記憶デバイス300のディスクドライブ(物理ディスク)とLUとを対応付けてLUを設定したり、RAIDグループを設定・管理したりする機能である。
【0064】
ここで設定される「パラメータ」としては、例えば、RAIDグループを構成するディスクドライブ(物理ディスク)301〜309を定義するためのパラメータ、LUのエミュレーションタイプや容量を示すパラメータなどがある。「エミュレーションタイプ」は、LUの「動作仕様」を規定するパラメータである。エミュレーションタイプによって規定される動作仕様としては、例えば、ボリューム容量(LUの容量)、論理トラック容量(LUを構成する論理トラック一つ当たりのバイト数)、論理トラック数/論理シリンダ(一つの論理シリンダを構成する論理トラック数)、論理シリンダ数/ボリューム(一つのLUを構成する論理シリンダ数)等があげられる。各LUとこれらパラメータとの対応付けは、RAID制御部740によって、図10に示すような「LU管理テーブル」800にて管理されている。
【0065】
LU管理テーブル800では、各LUの「LU名」810、LUの上記「エミュレーションタイプ」820、LUの「容量」830、LUが属する「RAIDグループ」840のほか、各LUが設定されている物理ディスクの「物理ディスク番号」850と、各LUが使用されているか否かを示す「使用フラグ」860とが管理されている。LUが使用中の場合、使用フラグ860に「1」が入力される。LUが未使用の場合、使用フラグ860に「0」が入力される。上記テーブル800は、例えば、DKA140のメモリ143やNVRAM144(後述;図12(A)参照)に記憶してもよいし、記憶デバイス制御装置110の共有メモリ120や管理端末160に記憶してもよいし、記憶デバイス300のシステムLUに記憶してもよい。
【0066】
また、RAIDマネージャ708がRAID制御部740に送信する制御コマンドとしては、RAIDの構成・削除・容量変更を指示するコマンド、各LUや各RAIDグループの構成情報を要求するコマンド(以下、「構成情報要求コマンド」と称す)などがある。
【0067】
(b)ボリュームマネージャ707
ボリュームマネージャ707は、仮想化論理ボリューム(Virtual Logical Unit Group,以下「VLU」と称す)をファイルシステムプログラム703に提供する機能を有する。「仮想化論理ボリューム(VLU)」とは、記憶デバイス300に設定されたLUをさらに仮想的に編成した論理的なグループである。1つのVLUは、1以上のLUによって構成されている。このような構成では、ファイルシステムプログラム703および情報処理装置200では、LUではなく、VLUを認識する。
ボリュームマネージャ707は、図11に示すような「仮想化論理ボリューム管理テーブル」900にて、VLU(910)と、それを構成するLU(920)との対応付けを管理している。このテーブル900は、例えば、CHN110のメモリ113やNVRAM115に記憶してもよいし、記憶デバイス制御装置110の共有メモリ120や管理端末160に記憶してもよいし、記憶デバイス300のシステムLUに記憶してもよい。
【0068】
(c)ファイルシステムプログラム703
ファイルシステムプログラム703の主な機能は、ネットワーク制御部702が受信したファイルアクセス要求に指定されているファイル名と、そのファイル名が格納されているVLU上のアドレスとの対応づけを管理することである。ファイルシステムプログラム703は、例えば、ファイルアクセス要求に指定されているファイル名に対応するVLU上のアドレスを特定することができる。
【0069】
(d)ネットワーク制御部702
ネットワーク制御部702は、NFS711と、Samba712の2つのファイルシステムプロトコルに準拠して構成される。NFS711は、NFSクライアント(図14参照)が動作するUNIX(登録商標)系の情報処理装置200からのファイルアクセス要求を受け付ける。一方、Samba712は、CIFSクライアント(図14参照)が動作するWindows(登録商標)系の情報処理装置200からのファイルアクセス要求を受け付ける。
【0070】
(e)NASマネージャ706
NASマネージャ706は、ストレージシステム600(すなわちNAS)の動作状態の確認や、ストレージシステム600の設定・制御などを行うためのプログラムである。
【0071】
NASマネージャ706は、Webサーバ713、GUI生成部714、スナップショット制御部715およびデフォルト候補制御部716としての機能も有する。
【0072】
Webサーバ713は、ストレージシステム600の設定・制御を行うためのWebページを情報処理装置200に提供する。より詳しくいえば、NASマネージャ706のWebサーバ713は、情報処理装置200からのHTTPリクエストに応じて、Webページのデータを情報処理装置200に送信する。ストレージシステム600のシステム管理者は、情報処理装置200の表示装置204に表示されたWebページを見ながら入力装置205を使ってWebページを操作して、ストレージシステム600の設定・制御の指示をおこなうことができる。Webページでは、例えば、▲1▼LUの管理・設定(例えば、容量の設定、容量の管理、容量の拡張・縮小、ユーザ割り当て等)や、▲2▼DKA140によって行われる複製管理やリモートコピー(レプリケーション)等の機能に関する設定・制御(例えば、コピー元のLUとコピー先のLUの設定・変更)等を行うことができる。Webページの操作により、ストレージシステム600の設定・制御に関するデータがNASマネージャ706へ送信される。
【0073】
NASマネージャ706は、設定・制御に関するデータを受信して、そのデータに対応する設定・制御を実行する。これにより、情報処理装置200からストレージシステム600の様々な設定や制御を行うことができる。
NASマネージャ706のGUI生成部714、スナップショット制御部715及びデフォルト候補制御部715は、ボリュームマネージャ707、RAIDマネージャ708及びDKA140のRAID制御部740と連携して、Webサーバ713の「アプリケーションサーバ」として機能する。そして、本実施例においては、「アプリケーションサーバ」として機能するこれらの部分が、「画面データ」を生成する。すなわち、本実施例においては、「アプリケーションサーバ」としての部分を含む記憶デバイス制御装置100が、「画面データを生成するコンピュータ」として機能する。これらの動作については以降詳述する。
【0074】
<ディスク制御部(DKA)140>
DKA140は、記憶デバイス300の制御を行うためのものである。
DKA140の物理的構成の一例を図12(A)に、論理的構成の一例を図12(B)に示す。以下、図5、図12(A)、図12(B)、図14等を参照して、DKA140について説明する。
【0075】
▲1▼ DKA140のハードウェア構成例
図12(A)に示すように、本実施例のDKA140は、インタフェース部141、メモリ143、CPU142、NVRAM144、ボード接続用コネクタ145を備え、これらが単一のユニット148として形成されている。
【0076】
インタフェース部141は、接続部150を介してCHN110等と通信を行うための通信インタフェースであるとともに、記憶デバイス300と通信を行うための通信インタフェースである。
CPU142は、DKA140全体の制御を司ると共に、CHN110等、記憶デバイス300、管理端末160と通信を行う。
メモリ143には様々なプログラムやデータが記憶される。
NVRAM144は、CPU142の制御を司るプログラム等を格納する不揮発性メモリである。
CPU142が、メモリ143、NVRAM144や、上述したシステムLUに記憶されているプログラムを実行することにより、後述するソフトウェア構成が実現される。また、上述のように、メモリ143やNVRAM144には、上記LU管理テーブル800(図10参照)が記憶されている場合もある。
【0077】
ボード接続用コネクタ145は、記憶デバイス制御装置100に設けられたコネクタ(不図示)に結合される。これにより、DKA140が記憶デバイス制御装置100に電気的に接続される。
【0078】
本実施例の二つのDKA140は、内部LAN151で接続されている。また、各DKA140は、この内部LAN151により、管理端末160にも接続されている。このような構成により、DKA140に実行させるためのマイクロプログラム等のコンピュータプログラムを管理端末160から送信し、それをDKA140のNVRAM144等にインストールすることが可能となっている。管理端末160の構成については後述する。
【0079】
上述したように、DKA140のCPU142が、メモリ143、NVRAM144やシステムLUに記憶されている各種プログラムを実行することにより、例えば図12(B)に示すようなソフトウェア構成が実現される。このソフトウェア構成について簡単に説明する。
【0080】
▲2▼ DKA140のソフトウェア構成例
図12(B)に示すように、DKA140上では、RAID制御部740、リモートコピー制御プログラム750、複製管理プログラム760などのソフトウェアが動作する。
【0081】
(a)RAID制御部740
上述したように、RAID制御部740は、記憶デバイス300のディスクドライブ(物理ディスク)とLUとを対応付けてLUを設定したり、RAIDグループを設定・管理したりする機能である。RAID制御部740は、各LUと各種パラメータ(既述)との対応付けを、上記LU管理テーブル800(図10参照)にて管理している。
また、上述したように、RAID制御部740は、RAIDマネージャ708から送信されてくる制御コマンドに従って、RAIDの構成・削除・容量変更を行ったり、記憶デバイス300に対する入出力を行ったり、構成情報要求コマンドに従って各LUや各RAIDグループの構成情報を送信したりする。
CHN110や情報処理装置200は、論理アドレスを指定してLUへのデータアクセス要求を送信してくるので、RAID制御部740では、受信したデータアクセス要求を、物理アドレス指定による物理ディスク301〜309へのデータアクセス要求に変換する。
【0082】
(b)複製管理プログラム760
複製管理プログラム760は、上記実施例1で説明した「複製管理機能」等を行う。
【0083】
(c)リモートコピー制御プログラム750
リモートコピー制御プログラム750は、災害発生時のデータ消失防止(ディザスタリカバリ)などを目的として、「レプリケーション」又は「リモートコピー」を行う機能を提供する。この「レプリケーション」や「リモートコピー」とは、ある特定の場所(「プライマリサイト」)のストレージシステム600のデータの複製を、他の場所(「セカンダリサイト」)に設置された他のストレージシステム(不図示)にも記憶する制御のことをいう。
【0084】
<接続部150>
接続部150は、CHN110、共有メモリ120、キャッシュメモリ130、DKA140を相互に接続する。CHN110、共有メモリ120、キャッシュメモリ130、DKA140間でのデータやコマンドの授受は、接続部150を介して行われる。接続部150は、例えば、高速スイッチングによりデータ伝送を行う超高速クロスバスイッチなどの高速バスである。
【0085】
<共有メモリ120、キャッシュメモリ130>
共有メモリ120及びキャッシュメモリ130は、CHN110及びDKA140が共有する記憶メモリである。共有メモリ120は、主に制御情報やコマンド等を記憶するために利用される。キャッシュメモリ130は、主にデータを記憶するために利用される。
例えば、あるCHN110が情報処理装置200から受信したデータ入出力コマンドが書き込みコマンドである場合には、当該CHN110は、書き込みコマンドを共有メモリ120に書き込むと共に、情報処理装置200から受信した書き込みデータをキャッシュメモリ130に書き込む。DKA140は、共有メモリ120を監視しており、共有メモリ120に書き込みコマンドが書き込まれたことを検出すると、当該コマンドに従ってキャッシュメモリ130から書き込みデータを読み出して記憶デバイス300に書き込む。
【0086】
<管理端末160>
管理端末160はストレージシステム600を保守・管理するためのコンピュータである。管理端末160は、例えば図13に示すように、CPU161、メモリ162、ポート163、記録媒体読取装置164、入力装置165、出力装置166、記憶装置168を備える。
【0087】
管理端末160では、CPU161が、メモリ162・記憶装置168に記憶されているプログラム・データに基づいて、各種機能が実現される。例えば、管理端末160は、Webサーバとして機能しうる。一方、Webブラウザがインストールされていれば、管理端末160は、CHN110のNASマネージャ706のWebサーバ713にアクセスして、Webサーバ713から送信されるWebページを出力装置166で表示することも可能となる。
記録媒体読取装置164は、記録媒体167に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータは、メモリ162や記憶装置168に格納される。従って、例えば記録媒体167に記録されたプログラムを、記録媒体読取装置164を用いて上記記録媒体167から読み取って、メモリ162や記憶装置168に格納するようにすることができる。記録媒体167としてはフレキシブルディスクやCD−ROM、半導体メモリ等を用いることができる。
ポート163は、内部LAN151に接続されている。これにより、管理端末160は、記録媒体読取装置164で読み取ったプログラムを、CHN110やDKA140へ送信することができる。
【0088】
===画面データ生成プロセス===
本実施例のストレージシステム600全体のソフトウェア構成を図14に示す。このように構成されたストレージシステム600において本発明を具現する例について以下説明する。本例では、ユーザが、情報処理装置200を操作して、ある仮想化論理ボリューム(VLU)のデータのコピー先を決定する処理について、図15および図19のフローチャートを参考にして説明する。
【0089】
まず、ユーザは、情報処理端末200においてWebブラウザを起動する。次に、Webブラウザに、適切なアドレス(この場合、記憶デバイス制御装置100で動作するWebサーバ713のアドレス)を入力して、Webサーバ713へ向けてHTTPリクエストを送信させる(以上、図15のS1000)。Webブラウザは、入力されたアドレスに従って、記憶デバイス制御装置のWebサーバ713にアクセスし(S1010)、そこからWebページ(以下、「システム管理コンソール画面」と称す)1500を表示するためのHTMLファイルを取得する(S1020)。そして、取得したHTMLファイルに従って、システム管理コンソール画面1500を、情報処理端末200の表示装置204に表示させる(S1030)。
【0090】
システム管理コンソール画面1500の一例を図16に示す。画面1500は、入力欄1510と、表示部分1520と、入力欄1531〜1533と、「OK」ボタン1540と、「キャンセル」ボタン1550とが表示される。入力欄1510は、コピーしたいVLUを入力して指定するために設けられている。表示部分1520は、指定されたVLUを構成しているLUの名前(設定をおこなうべき「項目」、「コピー元記憶ボリュームの識別子」に対応する)を表示するための部分である。入力欄1531〜1533は、各LUについてコピー先となるLUの名前(設定されるべき「設定値」、「コピー先記憶ボリュームの識別子」に対応する)を選択して入力するために設けられている。「OK」ボタン1540は、入力欄1510、1531〜1533への入力完了時に押すことによってHTTPリクエストを送信させる。「キャンセル」ボタン1550は、画面1500への入力を終了したりするためにある。
【0091】
ユーザは、情報処理装置200の入力装置205を操作して、表示されたシステム管理コンソール画面の入力欄1510に、コピーしたいVLUの名前(VLU名)を入力する。入力した状態を図17に示す。本例では、入力欄1510に入力された「FS1」という名前のVLUのコピー先を決定するものとする。入力が完了したら、ユーザは、画面の「OK」ボタン1540を押して、Webブラウザにデータを送信させる(S1040)。Webブラウザは、入力されたデータ(VLU名「FS1」)を送信するとともに、そのVLUを構成しているLUの名前と、それらLUの各々について、そのデータのコピー先となりうるLUの候補の名前とを返送するよう指示するリクエストをWebサーバ713へ送信する(S1050)。
【0092】
このリクエストを受信したWebサーバ713は、GUI生成部714(図14参照)を起動して、このGUI生成部714に対して、リクエストに対応するHTMLファイルを生成するよう指示する要求を送信する(S1060)。
【0093】
GUI生成部714は、上述したように、Webサーバ713についての「アプリケーションサーバ」として機能する部分の一つである。サーバサイドJava(登録商標)、CGI等の技術を利用して実現される。
上記要求を受信したGUI生成部714は、HTMLファイルを生成するのに必要なデータを収集すべく、スナップショット制御部715(図14参照)を起動して、このスナップショット制御部715に対して、必要なデータを送るよう指示する要求を送信する(S1070)。
【0094】
スナップショット制御部715も、上述したように、Webサーバ713についての「アプリケーションサーバ」として機能する部分の一つである。上記要求を受信したスナップショット制御部715は、まず、VLU「FS1」を構成しているLUを調べる。これは、以下の手順により行われる。
【0095】
まず、スナップショット制御部715は、ボリュームマネージャ707(図14参照)に対して、VLU「FS1」を構成しているLUの名前(DevNameともいう)を通知するよう指示する要求を送信する(S1080)。
上記要求を受信したボリュームマネージャ707は、仮想化論理ボリューム管理テーブル900(図11参照)を参照して、VLU「FS1」を構成しているLU名を調べる(S1090)。図11に示すテーブル900によれば、VLU「FS1」を構成しているLUが、「LU0」および「LU1」であることが分かる。調べ終わったら、ボリュームマネージャ707は、調べたLU名をスナップショット制御部715に通知する(S1100)。
スナップショット制御部715は、ボリュームマネージャ707からの通知により、VLU「FS1」を構成しているLUが、LU0及びLU1であることを認識する(S1110)。
【0096】
次に、スナップショット制御部715は、VLU「FS1」を構成しているLU0、LU1に対応付け可能なLUがどれであるかを調べる。あるLU(コピー元LU)のデータを、他のLU(コピー先LU)にコピーする際には、コピー元LUとコピー先LUとは「同一構成」でなければならない。すなわち、コピー元LUおよびコピー先LUのパラメータ(既述;例えば、エミュレーションタイプや容量)が一致しなければならない。そこで、スナップショット制御部715は、LU0、LU1と「同一構成」であり、且つ、未使用であるLUを調べる。これは、以下の手順により行われる。
【0097】
まず、スナップショット制御部715は、RAIDマネージャ708に対して、LU0、LU1と「同一構成」であり、且つ、未使用であるLUを記した「空きLU一覧」を送るよう指示する要求を送信する(S1120)。
上記要求を受信したRAIDマネージャ708は、DKA140のRAID制御部740に対して、上記要求を転送する(S1130)。
このコマンドを受信したRAID制御部740は、LU管理テーブル800(図10参照)を参照して、エミュレーションタイプ及び容量がLU0、LU1と同一で、使用フラグ860に「0」が入力されている(すなわち、未使用の)LUをLU0、LU1の各々について調べる(S1140)。LU管理テーブル800によれば、この条件を満たしているのは、LU0、LU1について、ともにLU2〜LU8であることが分かる。(本例では、これらLU2〜LU8が、「設定値候補」または「コピー先記憶ボリューム候補」にあたる。)調べ終わったら、RAID制御部740は、空きLU一覧1400を作成する(S1150)。
【0098】
空きLU一覧1400の一例を図18に示す。「対象LU名」欄1410には、VLU「FS1」を構成するLU(すなわち、データのコピーの対象となるLU)である「LU0」、「LU1」の名前が記される。「対応空きLU」欄1420には、LU0、LU1の各々について、対応付け可能な未使用の(すなわち「空き」の)LUである「LU2」〜「LU8」の名前が記される。RAID制御部740は、この空きLU一覧1400をRAIDマネージャ708に送信する(図19のS1160)。
【0099】
空きLU一覧1400を受信したら、RAIDマネージャ708は、空きLU一覧1400をスナップショット制御部715に転送する(S1170)。
【0100】
次いで、スナップショット制御部715は、受信した空きデバイス一覧1400と、『「対応空きLU」欄1420に記されたLU2〜LU8の中の一つを、LU0およびLU1のコピー先LU候補のデフォルトとして決定せよ』と指示する要求とをデフォルト候補制御部716に送信する(S1180)。
【0101】
デフォルト候補制御部716では、受信した空きLU一覧1400と要求とに基づいて「デフォルトLU一覧」1600を作成する(S1190)。デフォルトLU一覧1600の一例を図20に示す。S1190をより詳しく説明すると、デフォルト候補制御部716は、空きLU一覧1400に、「デフォルトフラグ」欄1630を追加する。これをデフォルトLU一覧1600とする。よって、デフォルトLU一覧1600は、空きLU一覧1400と同様に、「対象LU名」欄1610と、「対応空きLU」欄1620と、これらに加えて、あるLUがコピー先LU候補のデフォルトとして決定されたかどうかを示す「デフォルトフラグ」欄1630を備える。デフォルトLU一覧1600を作成した当初は、「対応空きLU」欄1620に記されたLU2〜LU8は、いずれもデフォルトとして決定されていない。したがって、当初は、この欄1630の各フィールド全てに「0」が記されている(図20参照)。このデフォルトLU一覧1600は、例えば、CHN110のNVRAM115やメモリ113(図9参照)に作成してもよいし、記憶デバイス制御装置100の共有メモリ120やキャッシュメモリ130(図5参照)に作成してもよいし、記憶デバイス300のシステムLU(不図示)に作成してもよい。
【0102】
次に、デフォルト候補制御部716は、「対象LU名」欄1610に最初に登場するLU0について、「対応空きLU」欄1620に記されたLU(すなわち、LU2〜LU8)のうちのいずれかを、コピー先LU候補のデフォルトとして設定する(S1200)。このS1200を、図23を参照して、より詳細に説明する。まず、デフォルト候補制御部716は、デフォルトLU一覧1600を参照する(S1201)。そして、「対象LU名」欄1610に、設定を行うべきLUが二つ以上あるのを認識する(S1202:Y)。現段階では、デフォルトLU一覧1600の「デフォルトフラグ」欄1630は、オール「0」となっている。そこで、デフォルト候補制御部716は、「デフォルトフラグ」欄1630中、最初に登場するLU2を、LU0のコピー先LU候補のデフォルトとして設定する(S1203)。そして、図21に示すように、該当フィールド(すなわち、「デフォルトフラグ」欄1630中、LU0側のLU2に該当するフィールド)に「1」を記す。
【0103】
次に、デフォルト候補制御部716は、「対象LU名」欄1610に二番目に登場するLU1について、「対応空きLU」欄1620に記されたLUのうちのいずれかを、デフォルトとして決定する(S1210)。S1210を、図23を参照して、より詳細に説明する。デフォルト候補制御部716は、デフォルトLU一覧1600を参照して、「デフォルトフラグ」欄1630中のLU0側のLU2に該当するフィールドに「1」が記されていること(すなわち、LU2が、LU0についてのデフォルトとして設定されていること)を認識する。そこで、デフォルト候補制御部716は、「対応空きLU」欄1620中、LU2の次に登場するLU3を、LU1のコピー先LU候補のデフォルトとして設定する(S1204)。そして、図22に示すように、該当フィールド(すなわち、「デフォルトフラグ」欄1630中、LU1側のLU3に該当するフィールド)に「1」を記す。
【0104】
「対象LU名」欄1610に、設定を行うべきLUが残っていれば(図23のS1205:Y)、それら各LUについてもS1204を実行する。本例では、LU0、LU1以外に設定を行うべきLUはないので(S1205:N)、図23のプロセスを終了する。
【0105】
デフォルト候補制御部716は、作成したデフォルトLU一覧1600を、スナップショット制御部715へ送信する(S1220)。
【0106】
スナップショット制御部715は、受信したデフォルトLU一覧1600を参照することにより、LU0についてはLU2が、LU1についてはLU3が、コピー先LU候補のデフォルトとしてそれぞれ設定されていることを認識する(S1230)。次いで、スナップショット制御部715は、GUI生成部714に対して、▲1▼VLU「FS1」を構成するLUが、LU0、LU1であることと、▲2▼LU0、LU1に対して対応付け可能で未使用のコピー先LU候補が、LU2〜LU8であることと、▲3▼LU0についてはLU2が、LU1についてはLU3が、コピー先LU候補のデフォルトとしてそれぞれ設定されていることとを通知する(S1240)。
【0107】
GUI生成部714では、受け取った上記▲1▼〜▲3▼の情報に基づいて、Webブラウザへ返信すべきHTMLファイル(すなわち、「画像データ」)を生成する(S1250)。そして、生成したHTMLファイルをWebサーバ713に送信する(S1260)。
Webサーバ713は、生成されたHTMLファイルを受信し、そのファイルを、HTTPレスポンスとして情報処理装置200のWebブラウザへ送信する(S1270)。
【0108】
情報処理装置200のWebブラウザは、受信したHTMLファイルに基づいて、例えば図24に示すようなシステム管理コンソール画面1500を、情報処理装置200の表示装置204に表示させる(S1280)。図24に示す画面1500の例では、1520の部分に、VLU「FS1」を構成するLUの名前である「LU0」と「LU1」が表示される。入力欄1531には、LU0についてのコピー先LU候補のデフォルトとして、「LU2」が表示される。入力欄1532には、LU1についてのコピー先LU候補のデフォルトとして、「LU3」が表示される。
【0109】
上述した画面データ生成プロセスと、このプロセスの結果として表示されるシステム管理コンソール画面1500によれば、仮想化論理ボリュームを構成するLUが表示されるばかりでなく、これらLU(すなわち、データのコピー元となるコピー元LU)の各々について、異なるコピー先LU候補の名前がデフォルトとして重複なく表示される。このような構成によれば、ユーザやシステム管理者は、入力欄1531〜1533に対してこれ以上なんら操作を行わなくても、画面1500の「OK」ボタン1540を押すだけで、各コピー元LUについて、異なるコピー先LUを重複なく対応付けることができる。すなわち、ユーザやシステム管理者は、入力欄1531〜1533を操作して、コピー元LUの各々にコピー先LUを一つ一つ対応付ける必要はない。したがって、このような構成によれば、ユーザやシステム管理者の手間を相当省き、作業の煩雑さを軽減することが可能となる。
【0110】
因みに、ユーザやシステム管理者が画面1500の「OK」ボタン1540を押して、コピー元LUとコピー先LUとの対応付けを確定した後(図19のS1280の後)には、確定した対応付けに関する情報が情報処理装置200からストレージシステム600へ送信される。その情報は、さらに、記憶デバイス制御装置100のDKA140の複製管理プログラム760やリモートコピー制御プログラム750に転送される。そして、これらプログラム750、760が、コピー元LU/コピー先LUについて、複製管理、リモートコピー、レプリケーション等を実行する。
【0111】
===応用例1===
上記入力欄1531〜1533にデフォルトとして表示されているコピー先LU候補を、ユーザやシステム管理者が操作したときに、LU0やLU1に対応付け可能となっている他のコピー先LU候補(LU2〜LU8)が、例えば図25に示すようなプルダウンメニュー形式で表示されるようにしてもよい。
このような構成によれば、ユーザやシステム管理者が、デフォルトとして表示されている設定値候補以外の設定値候補を選択したい場合に、他の設定値候補(図25の例では、LU1に対応する入力欄1532に表示されている「LU2」、「LU4」〜「LU8」)も表示される。これにより、ユーザやシステム管理者は、他の設定値候補を閲覧し、その中から別の設定値候補を簡単に選択することが可能となる。
【0112】
===応用例2===
図26に示すように、例えば、入力欄1531にデフォルトとして表示されているコピー先LU候補「LU2」を、ユーザやシステム管理者が操作したときに、LU1の入力欄1532に表示されている「LU3」以外の候補「LU4」〜「LU8」が例えばプルダウンメニュー形式で表示されるようにしてもよい。 このような構成によれば、ユーザやシステム管理者が、デフォルトとして表示されている設定値候補(例えば、図26において、コピー元LU「LU0」に対応付けられているコピー先LU候補「LU2」)以外の設定値候補を選択したい場合に、他の項目に既に対応付けられている設定値候補(コピー元LU「LU1」に対応付けられているコピー先LU「LU3」)を除いた他の設定値候補(すなわち「LU4」〜「LU8」)が表示されることになる。これにより、ユーザやシステム管理者が、他の項目に既に対応付けられている設定値候補を誤って選択してしまう状況を回避することが可能となる。
【0113】
===応用例3===
図27に示すように、LU0の入力欄1531が操作されて、デフォルトとして表示されていた「LU2」が「LU3」に変更された場合、LU1の入力欄1532に表示されるコピー先LU候補をも、入力欄1531において変更された「LU3」以外のLU(図示の例では「LU2」)に変更するようにしてもよい。
【0114】
このような構成によれば、一つの入力欄を操作してそこに表示されている設定値候補を変更した場合、他の入力欄に対してまで操作を行わなくても、画面1500の「OK」ボタン1540を押すだけで、各コピー元LUについて、異なるコピー先LU候補を重複なく対応付けることが可能となる。したがって、ユーザやシステム管理者の作業の煩雑さをさらに軽減することが可能となる。
【0115】
===応用例4===
設定値候補の各々にパラメータを付し、このパラメータに基づいて、入力欄の各々にデフォルトとして表示される設定値を決定するようにしてもよい。以下、具体例をあげて説明する。
【0116】
図28に示すようなLU管理テーブル800において、図10に示すもの以外に、例えば、各LUへの入出力の速度を表す「アクセス速度」870や、各LUを使い始めた時期を表す「使用開始日」880等のパラメータをさらに管理する。そして、RAID制御部740は、図15のS1140、S1150において、LU管理テーブル800を調べて空きLU一覧1400を作成する際に、LU管理テーブル800におけるこれらパラメータ870、880をも参照して、例えば図29に示すような空きLU一覧1400を作成する。つまり、RAID制御部740は、図28のLU管理テーブル800を参照して、性能の良い(すなわち、「アクセス速度」が速く、「使用開始日」が最近である)LU6〜LU8が上位に表れ、LU6〜LU8に次ぐ性能を有するLU3〜LU5がその次に表れるように、空きLU一覧1400を作成する。
【0117】
デフォルト候補制御部716は、図19のS1190〜S1210において、性能の良い順に、デフォルトとなるコピー先LU候補を決定することになる。このような手順を経て表示される画面の一例を図30に示す。入力欄1531、1532には、性能の良い「LU6」「LU7」が、デフォルトとして表示される。
このような構成によれば、優良な特性を有する設定値候補を、優先的にデフォルトとして表示することが可能となる。
【0118】
なお、上記パラメータとしては、「アクセス速度」、「使用開始日」以外に、LUが構成される物理ディスクの「メーカ」、物理ディスクの「価格」等が考えられる。当然、これら以外のパラメータも採用可能である。
【0119】
また、パラメータが複数ある場合に、どちらのパラメータを優先して参照するかを、ユーザやシステム管理者に選択させる構成としてもよい。例えば、ユーザやシステム管理者が、画面上で上記パラメータを選択できるようにしておくこともできる。図31に例示するように、パラメータを選択するための入力欄1534を設け、優先的に用いるべきパラメータをユーザやシステム管理者に選択させることとしてもよい。
例えば、ユーザ等が、「アクセス速度」を優先的に用いるパラメータとして選択したものとする。この場合において、例えば、「アクセス速度」の速いLUと、「使用開始日」が最近であるLUとでは、「アクセス速度」の速いLUの方が、優先的に、入力欄1531、1532に表示されることになる。
【0120】
===応用例5===
コピー元LUが属するRAIDグループと、コピー先LU候補が属するRAIDグループとが異なるように対応付けを行ってもよい。
例えば、図15のS1140、S1150において、LU管理テーブル800を調べて空きLU一覧1400を作成する際に、RAID制御部740は、▲1▼エミュレーションタイプ及び容量がコピー元LU0、LU1と同一で、▲2▼使用フラグ860に「0」が入力されていて(すなわち、未使用であり)、▲3▼コピー元LU0、LU1とは異なるRAIDグループに属するようなLUを探せばよい。この場合、RAID制御部740は、コピー元LU「LU0」、「LU1」とは異なるRAIDグループに属する「LU3」〜「LU8」を、対応付け可能なコピー先LU候補として選択する。
【0121】
デフォルト候補制御部716は、図19のS1190〜S1210において、「LU3」〜「LU8」の中から、デフォルトとなるコピー先LU候補を決定することになる。このような手順を経て表示される画面の一例を図32に示す。入力欄1531、1532には、「LU0」「LU1」とは異なるRAIDグループに属する「LU3」「LU4」が、デフォルトとして表示される。
このような構成によれば、コピー元LUのデータを、異なるRAIDグループに属するコピー先LUにコピーすることが可能となる。
【0122】
そもそも、ストレージシステムにおいてデータをコピーしたりLUのバックアップを作成したりするのは、データ保全性・耐障害性を考えたためである。本例によれば、コピー元LUと、コピー先LUとは、互いに異なるRAIDグループに属することになるので、万が一、コピー元LUの属するRAIDグループが故障したとしても、コピー先LUにおいてデータを確実に保持することが可能となる。よって、ストレージシステム全体のデータ保全性・耐障害性をさらに向上させることが可能となる。
【0123】
なお、図31の入力欄1534の一つの項目として”RAIDグループ分散”等をの項目設けることにより、応用例5のようなコピー先LUの選択方法についても、ユーザやシステム管理者に選択させることができる。
【0124】
なお、この場合にも、上記応用例4を適用することができる。すなわち、▲1▼コピー元LUとコピー先LUとが、異なるRAIDグループに属することとなるようにコピー先LUを決定し、更に、▲2▼コピー先LU候補として決定したLUに付帯するパラメータに基づいて、入力欄の各々にデフォルトとして表示されるコピー先LU候補を決定するようにしてもよい。
上述した例を用いて説明する。コピー元LU「LU0」、「LU1」とは異なるRAIDグループに属する「LU3」〜「LU8」の中から、さらに優先的に表示すべきLUを決定する。例えば、図28に示すようなLU管理テーブル800を参照して、「LU3」〜「LU8」のうち、性能の良い(例えば、「アクセス速度」が速く、「使用開始日」が最近である)LUが、デフォルトのコピー先LU候補となるようにする。本例では、入力欄1531、1532には、図30に示すように、コピー元LUとは異なるRAIDグループに属し、なおかつ、性能の良い「LU6」「LU7」が、デフォルトとして表示されることとなろう。
【0125】
なお、以上についても図31のような選択画面を用いて、ユーザやシステム管理者に選択させることができる。すなわち、例えば、入力欄1534の横に、もう一つ別の入力欄2を設ける。入力欄2においても入力欄1534と同様なパラメータが設けられている。ユーザは、まず、入力欄1534において、コピー先LUのRAIDグループを分散させるためのパラメータである上述の”RAIDグループ分散”項目を選択する。続いて入力欄2において例えば”アクセス速度”を選択する。これに対してデフォルト制御部は、まず入力欄1534で選択されている”RAIDグループ分散”に従って、コピー元LUとコピー先LUとが異なるRAIDグループに属することとなるようにコピー先LUを決定し、更に、決定されたコピー先LUが複数ある場合には、該複数のコピー先LUについて、入力欄2で選択されているパラメタであるアクセス速度が速いLUを優先的にデフォルトとして表示させるようにすることができる。
【0126】
===応用例6===
上記応用例5を応用すれば、コピー元LUが属するRAIDグループと、各コピー元LUに対応付けるコピー先LU候補が属するRAIDグループとが全て異なるように対応付けを行ってもよい。本例についていえば、コピー元LUであるLU0、LU1(ともにRAIDグループ0)と、LU0に対応付けるコピー先LU候補と、LU1に対応付けるコピー先LU候補とが、すべて異なるRAIDグループに属するように対応付けを行ってもよい。
これを実現するために、例えば、RAID制御部740は、S1140でLU管理テーブル800を参照して、LU0、LU1の各々について、異なるRAIDグループに属するコピー先LU候補が割り当てられるような空きLU一覧1400(図33参照)をS1150で作成する。
このような構成とすることにより、ストレージシステム全体のデータ保全性・耐障害性をさらに向上させることが可能となる。
なお、この場合にも、上記応用例4を適用することができる。
【0127】
===その他===
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に記載してきたが、添付のクレームにより定義される発明の精神及び範囲から離れることなく、これらにおける種々の変更、置換、改造が可能であることが理解されるべきである。
【0128】
【発明の効果】
本発明によれば、コンピュータの設定を行う設定者・操作者の作業の煩雑さを軽減しうるようなGUIを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるシステムの構成例を示す図である。
【図2】表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態によるデフォルトLU一覧の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態により表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態によるシステムの構成例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態によるストレージシステムの外観図である。
【図7】本発明の他の実施形態による情報処理装置の構成の一例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態による記憶デバイスの構成の一例を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態によるチャネル制御部の構成の一例を示す図である。
【図10】本発明の他の実施形態によるLU管理テーブルの一例を示す図である。
【図11】本発明の他の実施形態による仮想化論理ボリューム管理テーブルの一例を示す図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるディスク制御部の構成の一例を示す図である。
【図13】本発明の他の実施形態による管理端末の構成の一例を示す図である。
【図14】本発明の他の実施形態によるシステムのソフトウェア構成例を示す図である。
【図15】本発明の他の実施形態により、設定値候補のデフォルトを決定するプロセス例の一部を示すフローチャートである。
【図16】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図17】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図18】本発明の他の実施形態による空きLU一覧の一例を示す図である。
【図19】本発明の他の実施形態により、設定値候補のデフォルトを決定するプロセス例の一部を示すフローチャートである。
【図20】本発明の他の実施形態によるデフォルトLU一覧の一例を示す図である。
【図21】本発明の他の実施形態によるデフォルトLU一覧の一例を示す図である。
【図22】本発明の他の実施形態によるデフォルトLU一覧の一例を示す図である。
【図23】本発明の他の実施形態により、設定値候補のデフォルトを決定するプロセス例の一部を示すフローチャートである。
【図24】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の一例を示す図である。
【図25】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図26】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図27】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図28】本発明の他の実施形態によるLU管理テーブルの別の例を示す図である。
【図29】本発明の他の実施形態による空きLU一覧の別の例を示す図である。
【図30】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図31】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図32】本発明の他の実施形態により表示装置に表示される画面の別の例を示す図である。
【図33】本発明の他の実施形態による空きLU一覧の別の例を示す図である。
【符号の説明】
100 記憶デバイス制御装置
200 情報処理装置
300 記憶デバイス
301〜309 ディスクトドライブ
600 ストレージシステム
706 NASマネージャ
707 ボリュームマネージャ
708 RAIDマネージャ
713 Webサーバ
714 GUI生成部
715 スナップショット制御部
716 デフォルト候補制御部
740 RAID制御部
2100 ホストコンピュータ
2200 アレイコントローラ
2300 ディスクアレイ

Claims (14)

  1. 二つ以上の項目と、前記項目の各々に対応させた入力欄とが設けられた画面を表示装置に表示させるための画面データをコンピュータによって生成する画面データ生成方法であって、
    前記入力欄は、前記項目に対応付ける設定値を、前記項目に対応付け可能な複数の設定値候補の中から選択させ入力させるために設けられたものであり、
    前記コンピュータが、互いに異なる前記設定値候補が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成するステップ
    を備えることを特徴とする、画面データ生成方法。
  2. 前記画面データには、
    前記入力欄について、
    (i)前記デフォルトとして前記入力欄に表示されている前記設定値候補以外の前記設定値候補が前記表示装置に表示されるようにし、
    (ii)表示された前記設定値候補の中から一つの前記設定値候補を操作者に選択させることにより、前記デフォルトとして表示されている設定値候補を変更できるようにするための
    データが含まれることを特徴とする、請求項1記載の画面データ生成方法。
  3. 前記画面データには、
    前記入力欄について、
    (i)前記デフォルトとして前記入力欄の各々に表示されている前記設定値候補以外の前記設定値候補が表示されるようにし、
    (ii)表示された前記設定値候補の中から一つの前記設定値候補を操作者に選択させることにより、前記デフォルトとして表示されている設定値候補を変更できるようにするための
    データが含まれることを特徴とする、請求項1記載の画面データ生成方法。
  4. ある入力欄に前記デフォルトとして表示されている前記設定値候補が変更された場合に、
    前記コンピュータが、その入力欄に表示される変更された前記設定値候補と、他の入力欄にデフォルトとして表示される前記設定値候補とが互いに異なるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成するステップ
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の画面データ生成方法。
  5. 前記設定値候補の各々にはパラメータが対応付けられており、
    前記画面データを生成するステップにおいて、
    前記パラメータに基づいて、前記入力欄の各々にデフォルトとして表示される前記設定値候補を決定することを特徴とする、請求項1に記載の画面データ生成方法。
  6. 前記コンピュータは、記憶デバイス制御装置であり、
    この記憶デバイス制御装置は、データを記憶するための複数の記憶ボリュームに通信可能に接続され、前記記憶ボリュームを管理・制御するためのものであり、
    前記記憶デバイス制御装置は、情報処理装置に通信可能に接続され、
    前記情報処理装置は、前記表示装置を備え、
    前記二つ以上の項目は、二つ以上のコピー元記憶ボリュームの識別子であり、このコピー元記憶ボリュームは、データのコピー元となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値は、コピー先記憶ボリュームの識別子であり、このコピー先記憶ボリュームは、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値候補は、コピー先記憶ボリューム候補であり、このコピー先記憶ボリューム候補は、前記コピー元記憶ボリュームと同一の構成を有し、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となりうる記憶ボリュームであり、
    前記二つ以上のコピー元記憶ボリュームの各々に前記コピー先記憶ボリュームを対応付ける際に、前記画面データを生成するステップにおいて、
    互いに異なる前記コピー先記憶ボリューム候補の識別子が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の画面データ生成方法。
  7. 二つ以上の前記記憶ボリュームは、一つの仮想的且つ論理的な記憶領域を提供するための仮想化論理ボリュームを構成するものとし、
    前記方法はさらに、
    データのコピー元となる仮想化論理ボリュームが指定された場合に、前記記憶デバイス制御装置が、指定された前記仮想化論理ボリュームを構成する前記記憶ボリュームを、前記コピー元記憶ボリュームとして特定するステップと、
    前記記憶デバイス制御装置が、特定した前記コピー元記憶ボリュームの各々について前記コピー先記憶ボリューム候補を特定するステップと
    前記記憶デバイス制御装置が、特定した前記コピー元記憶ボリュームの識別子に対応させた前記入力欄の各々について、特定した前記コピー先記憶ボリューム候補の中から、デフォルトとしてその識別子が表示される前記コピー先記憶ボリューム候補を一つ決定するステップと
    を、前記画面データを生成するステップより前に実行する、請求項6記載の画面データ生成方法。
  8. 前記記憶デバイス制御装置は、前記記憶ボリュームを複数のRAIDグループに分けて運用し、
    前記画面データを生成するステップにおいて、
    (i)他の前記入力欄にデフォルトとしてその識別子が表示されるコピー先記憶ボリューム候補とは異なり、且つ
    (ii)前記コピー元記憶ボリュームが含まれるRAIDグループとは異なるRAIDグループに含まれる
    コピー先記憶ボリューム候補の識別子がデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成する、請求項6記載の画面データ生成方法。
  9. 前記記憶デバイス制御装置は、前記記憶ボリュームを複数のRAIDグループに分けて運用し、
    前記画面データを生成するステップにおいて、
    (i)他の前記入力欄にデフォルトとしてその識別子が表示されるコピー先記憶ボリューム候補とは異なり、且つ
    (ii)前記コピー元記憶ボリュームが含まれるRAIDグループとは異なるRAIDグループに含まれ、且つ
    (iii)他の前記入力欄にデフォルトとしてその識別子が表示されるコピー先記憶ボリューム候補が含まれるRAIDグループとも異なるRAIDグループに含まれる
    コピー先記憶ボリューム候補の識別子がデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成する、請求項6記載の画面データ生成方法。
  10. 二つ以上の項目と、前記項目の各々に対応させた入力欄とが設けられた画面を表示装置に表示させるための画面データを生成するコンピュータであって、
    前記入力欄は、前記項目に対応付ける設定値を、前記項目に対応付け可能な複数の設定値候補の中から選択させ入力させるために設けられたものであり、
    互いに異なる前記設定値候補が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成することを特徴とするコンピュータ。
  11. 前記コンピュータは、記憶デバイス制御装置であり、
    この記憶デバイス制御装置は、データを記憶するための複数の記憶ボリュームに通信可能に接続され、前記記憶ボリュームを管理・制御するためのものであり、
    前記記憶デバイス制御装置は、情報処理装置に通信可能に接続され、
    前記情報処理装置は、前記表示装置を備え、
    前記二つ以上の項目は、二つ以上のコピー元記憶ボリュームの識別子であり、このコピー元記憶ボリュームは、データのコピー元となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値は、コピー先記憶ボリュームの識別子であり、このコピー先記憶ボリュームは、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値候補は、コピー先記憶ボリューム候補であり、このコピー先記憶ボリューム候補は、前記コピー元記憶ボリュームと同一の構成を有し、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となりうる記憶ボリュームであり、
    前記画面データを生成する際に、
    互いに異なる前記コピー先記憶ボリューム候補の識別子が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成することを特徴とする、請求項10記載のコンピュータ。
  12. 前記コンピュータは、ストレージシステムであり、
    前記ストレージシステムは、データを記憶するための複数の記憶ボリュームと、前記複数の記憶ボリュームに通信可能に接続され、前記記憶ボリュームを管理・制御するための記憶デバイス制御装置とを備え、
    前記記憶デバイス制御装置は、情報処理装置に通信可能に接続され、
    前記情報処理装置は、前記表示装置を備え、
    前記二つ以上の項目は、二つ以上のコピー元記憶ボリュームの識別子であり、このコピー元記憶ボリュームは、データのコピー元となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値は、コピー先記憶ボリュームの識別子であり、このコピー先記憶ボリュームは、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値候補は、コピー先記憶ボリューム候補であり、このコピー先記憶ボリューム候補は、前記コピー元記憶ボリュームと同一の構成を有し、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となりうる記憶ボリュームであり、
    前記画面データを生成する際に、
    前記記憶デバイス制御装置が、互いに異なる前記コピー先記憶ボリューム候補の識別子が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成することを特徴とする、請求項10記載のコンピュータ。
  13. 二つ以上の項目と、前記項目の各々に対応させた入力欄とが設けられた画面を表示装置に表示させるための画面データを生成する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
    前記入力欄は、前記項目に対応付ける設定値を、前記項目に対応付け可能な複数の設定値候補の中から選択させ入力させるために設けられたものであり、
    互いに異なる前記設定値候補が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記表示装置に表示させるための画面データを生成する機能をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
  14. 前記コンピュータは、記憶デバイス制御装置であり、
    この記憶デバイス制御装置は、データを記憶するための複数の記憶ボリュームに通信可能に接続され、前記記憶ボリュームを管理・制御するためのものであり、
    前記記憶デバイス制御装置は、情報処理装置に通信可能に接続され、
    前記情報処理装置は、前記表示装置を備え、
    前記二つ以上の項目は、二つ以上のコピー元記憶ボリュームの識別子であり、このコピー元記憶ボリュームは、データのコピー元となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値は、コピー先記憶ボリュームの識別子であり、このコピー先記憶ボリュームは、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となる記憶ボリュームであり、
    前記設定値候補は、コピー先記憶ボリューム候補であり、このコピー先記憶ボリューム候補は、前記コピー元記憶ボリュームと同一の構成を有し、前記コピー元記憶ボリュームのデータのコピー先となりうる記憶ボリュームであり、
    前記画面データを生成する際に、
    互いに異なる前記コピー先記憶ボリューム候補の識別子が前記入力欄の各々にデフォルトとして表示されるような画面を前記情報処理装置の前記表示装置に表示させるための画面データを生成する機能を前記記憶デバイス制御装置に実現させることを特徴とする、請求項13記載のプログラム。
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