JP2004234529A - キオスク端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力手段をタッチパネルやキーからの文字入力から、音声入力へ自動的に切り替えるキオスク端末を提供する。
【解決手段】キオスク端末には、ディスプレイと重ねて配置され、操作者のタッチによる入力を感知するタッチパネルと、操作者の声を感知して文字データに変換する音声入力装置が備えられている。入力画面が表示され(S3)、入力フィールドへのタッチをタッチパネルが感知すると(S5:YES)、50音入力画面が表示される(S7)。操作者は50音入力画面に表示されている文字をタッチしてデータを入力する(S9、S11)。また、入力画面が表示されたり(S3)、タッチパネルからの入力がなされたり(S9:YES)してから5秒間、タッチパネルからの入力がない場合には(S27:YES、S23:YES)、音声入力の受付を行う(S31)。即ち、音声入力に切り替える。
【選択図】 図5
【解決手段】キオスク端末には、ディスプレイと重ねて配置され、操作者のタッチによる入力を感知するタッチパネルと、操作者の声を感知して文字データに変換する音声入力装置が備えられている。入力画面が表示され(S3)、入力フィールドへのタッチをタッチパネルが感知すると(S5:YES)、50音入力画面が表示される(S7)。操作者は50音入力画面に表示されている文字をタッチしてデータを入力する(S9、S11)。また、入力画面が表示されたり(S3)、タッチパネルからの入力がなされたり(S9:YES)してから5秒間、タッチパネルからの入力がない場合には(S27:YES、S23:YES)、音声入力の受付を行う(S31)。即ち、音声入力に切り替える。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キオスク端末関し、詳細には、入力手段をタッチパネルやキー等を用いた文字入力から、音声入力へ自動的に切り替えるキオスク端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種情報やサービスを提供する無人の情報端末であるキオスク端末は、街頭やコンビニエンスストアなどの人が集まる場所や、市役所、図書館、美術館等の公共スペースに設置されている。キオスク端末への入力方法は、タッチパネルを用いた文字入力が主流であり、音声入力やキー操作を用いた文字入力によるものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−44520公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キオスク端末を操作する操作者は不特定多数であり、特に公共スペースに設置されているキオスク端末においては、機械操作に不慣れである操作者が操作を行うことも多い。キオスク端末の主流の入力方法であるタッチパネルによる文字入力は、画面を触れるだけという簡単な操作ではあるが、画面を触れることによりデータ入力を行うことができるという概念のない操作者にとっては、戸惑ってしまうという問題がある。さらに、タッチパネルやキーによる文字入力において、いくつかの文字(例えば名前や住所)を入力しなければならない場合には、画面やキー配列から文字を探し出し、文字にタッチして選択するという操作を繰り返さなければならず、この文字を探す作業は、表示されている文字列に慣れるまでは困難であり、手間がかかるという問題がある。さらに、腕や手に障害があったり、老人であったり、手に怪我をしていたりして、画面をタッチすることが難しい場合には、他人の手を借りないと操作を行うことができないという問題もある。また、視覚障害者にとっては、全てのキオスク端末のキー配列が同じでないために、キー入力に戸惑うことも多く、さらにタッチパネルによる入力はどの部分にタッチをすればよいのかわからずに他人の手を借りざるを得ないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、入力手段をタッチパネルやキーからの文字入力から、音声入力へ自動的に切り替えるキオスク端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のキオスク端末では、通信ネットワークに接続可能であり、操作者からの指示を音声で入力する音声入力手段と、操作者からの指示を文字で入力する文字入力手段と、操作者へのメッセージを音声で出力する音声出力手段と、操作者からの指示が入力される入力項目又は操作者へのメッセージを表示する画面を出力する画面出力手段とを備え、操作者と対話を行って目的の処理を遂行する対話型のキオスク端末であって、前記画面出力手段で前記入力項目が出力された際に、まず前記文字入力手段からの入力の受付を行い、前記入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに前記文字入力手段からの入力がない場合には、前記音声入力手段からの入力の受付を行う入力方法切替手段を備えている。
【0007】
この構成のキオスク端末では、入力方法切替手段は、画面出力手段で入力項目が出力された際に、まず文字入力手段からの入力の受付を行い、入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに文字入力手段からの入力がない場合には、音声入力手段からの入力の受付を行う。
【0008】
また、請求項2に係る発明のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記入力方法切替手段により、前記音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、前記画面出力手段又は前記音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示する入力方法切替提示手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
【0009】
この構成のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、入力方法切替提示手段は、入力方法切替手段により、音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、画面出力手段又は音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムの構成図である。本実施の形態では、キオスク端末を用いたネットワークシステムとして、地方自治体の図書館の蔵書検索システムを例に挙げる。本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムでは、図書館5にサーバ2が設置されており、同じく図書館5に設置されているキオスク端末1が館内ネットワーク3を介してサーバ2へ接続されている。さらに、市役所6や公民館7にもキオスク端末1が設置されており、インターネット4を介してサーバ2へ接続されている。
【0011】
蔵書検索システムの利用者は、図書館5、市役所6及び公民館7に設置されているキオスク端末1を操作することにより、サーバ2に蓄えられている図書館5の蔵書データを検索することができ、図書館5にどのような本があるのか、求める本が図書館5に収蔵されているのか等を検索することができる。
【0012】
次に、キオスク端末1の構造について説明する。図2は、キオスク端末1の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、キオスク端末1にはキオスク端末1の制御を司るCPU10が設けられ、CPU10には、各種のデータを一時的に記憶するRAM11と、BIOS等を記憶したROM12と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインターフェース13とが接続されている。I/Oインターフェース13には、タッチパネル14、ディスプレイ15、音声入力装置16、スピーカ17、ハードディスク装置18及びLANカード19が接続されている。
【0013】
ディスプレイ15は、操作者に案内メッセージや各種情報、操作者が入力したデータを表示するデータ入力フィールド等を画像や文字で表示した画面情報を表示する。例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイである。また、タッチパネル14は、ディスプレイ15の前面に重ねて配置され、圧力の変化を感知することにより、操作者のタッチパネル14への指等でのタッチを認識し、入力の受け付けを行う。尚、このタッチパネル14は、指など人体によるタッチでの容量結合による電界の変化を感知する容量結合方式や、圧力の変化を感知する感圧式に限らず、静電気による電気信号を感知する静電式や赤外線の遮断を感知する赤外線走査式等他の方法を用いてタッチパネル14へのタッチを認識するものであってもよい。
【0014】
また、音声入力装置16は、操作者の音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換するものである。スピーカ17は、操作者への案内メッセージ等を音声により出力する。また、LANカード19はルータ20を介して、図書館5に設置されている場合には館内ネットワーク3に接続され、市役所6や公民館7に設置されている場合にはインターネット4に接続されている。
【0015】
また、ハードディスク装置18には、画面情報記憶エリア180と、音声情報記憶エリア181と、入力データ記憶エリア182と、変換データ記憶エリア183と、その他の情報記憶エリア184と、CPU10で実行されるプログラムを記憶したプログラム記憶エリア185とが設けられている。尚、画面情報記憶エリア180には、ディスプレイ15に表示される画面データが記憶されており、音声情報記憶エリア181には、スピーカから流す音声データが記憶されており、入力データ記憶エリア182には、操作者が入力したデータを記憶されており、変換データ記憶エリア183には、入力された文字を漢字やカタカナに変換する際に用いられるデータベースが記憶されており、その他の情報記憶エリア184には、ディスプレイ15に表示される書名入力画面151の入力フィールド151a(図3参照)に表示される文字や数字が一時的に記憶される入力フィールド表示データエリア等が記憶されており、プログラム記憶エリア185には、CPU10実行されるプログラムが記憶されている。
【0016】
次に、本発明の主要部であるキオスク端末1でのデータ入力について説明する。本発明では、キオスク端末1が操作者に対して、何らかのデータの入力を要求している場合において、通常はタッチパネル14からの入力の受け付けをおこなう。しかし、所定時間(例えば5秒)経過してもタッチパネル14からの入力を受け付けない場合には、音声入力装置16からの入力受付に切り替える。その際には、操作者に対して音声及び画面による案内メッセージを提供する。そこで、本実施の形態では、蔵書検索システムにおける検索書名の入力を例に挙げて、図3乃至図7を参照して、画面イメージ図及びフローチャートを用いて説明する。図3は、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される書名入力画面151のイメージ図である。図4は、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される50音入力画面152のイメージ図である。図5は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理のフローチャートである。図6は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の文字入力変換処理のフローチャートである。図7は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の音声入力変換処理のフローチャートである。
【0017】
まず、図3を参照して、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される書名入力画面151について説明する。図3に示すように、書名入力画面151は、ディスプレイ15に表示されており、ディスプレイ15の上部中央には入力装置(マイクロフォン)16が備えられ、ディスプレイ15の左右にはスピーカ17が備えられている。また、ディスプレイ15の上にはタッチパネル14が重ねて設置されている。なお、入力装置(マイクロフォン)16が備えられている場所は、これに限らず操作者の声を取得しやすい場所であればよい。スピーカ17が備えられている場所も、これに限らず出力された音声を操作者が聞き取ることができる場所であればよい。書名入力画面151には、「検索したい本の名前を入力して下さい。入力フィールドに触れると、50音入力画面が表示されます。」という操作者への案内メッセージが画面上部に表示されている。また、案内メッセージの下、画面中央部には書名の入力フィールド151aが設けられている。操作者がタッチパネル14を操作して入力されたデータや、音声入力装置が認識した音声データがここに表示される。入力フィールド151aの下には、変換ボタン151b、確定ボタン151c及び中止ボタン151dが表示されている。ここで、操作者が入力フィールド151aに書名を入力し、確定ボタン151bを選択するか、又は「確定」と音声を入力することにより、入力したデータを確定させると、入力されたデータはサーバ2へ送信され、その書名に該当する本が図書館5に所蔵されているか、所蔵されていればどの場所に開架されているか、現在は貸し出し中か等の検索結果がディスプレイ15に表示される。
【0018】
また、タッチパネル14において、ディスプレイ15の変換ボタン151bが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10はその変化を感知し、変換ボタン151bが選択されたと判断する。同様に、タッチパネル14において、ディスプレイ15の確定ボタン151cが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は確定ボタン151cが選択されたと判断する。同様に、タッチパネル14において、ディスプレイ15の中止ボタン151dが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は中止ボタン151dが選択されたと判断する。
【0019】
次に、図4を参照して、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される50音入力画面152について説明する。タッチパネル14において、操作者が触れることにより、ディスプレイ15の入力フィールド151aと重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は、で入力フィールド151aにタッチされたと判断し、50音入力画面152が書名入力画面151上に表示される。図4に示すように、書名入力画面151の下半分に50音入力画面152が表示される。50音入力画面152には、ひらがなで「あ」から順に「ん」までの46文字と、濁点「゛」、半濁点「゜」、「ぁ」、「ぃ」、「ぇ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」、及び数字「0」〜「9」のボタン群が表示されている。尚、ボタン群の各ボタンに重なる部分のタッチパネル14に圧力の変化が生じると、そのボタンが選択されたとCPU10で判断され、入力フィールド151aに表示される。
【0020】
次に、図5乃至図7のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の動作について説明する。まず、図5を参照して、フィールド入力処理について説明する。このフィールド入力処理では、書名入力画面151を表示して、書名入力画面151内の入力フィールド151aへのデータ入力を行う。データ入力は、通常タッチパネル14による文字入力により行われるが、5秒間入力がない場合には、音声入力装置による音声入力へ自動で切り替わる。尚、CPU10は、この5秒間を計測するために、入力待ち時間計測処理プログラムを常時実施している。この入力待ち時間計測プログラムでは、入力待ち時間カウンタを1秒毎に1加算している。そして、本フローチャートでは特に記載しないが、フィールド入力処理においてCPU10は、入力フィールドを有する画面を表示した際、又は、タッチパネル14の圧力変化による入力や音声入力装置16からの音声の入力を受け付けた際に、入力待ち時間カウンタを「0」にクリアする。これにより、入力待ち時間カウンタの値は、「入力フィールドを表示してから入力を受け付けずに経過した時間(秒)」又は「前回の入力からの経過した時間(秒)」即ち「入力を待っている時間(秒)」を示している。
【0021】
まず、スピーカ17から入力フィールド151aへの入力を促す音声による案内を出力する(S1)。この案内は、例えば「検索したい本の名前を書名欄に入力して下さい。書名欄の入力フィールドに触れると、50音入力画面が表示されます。」である。次いで、ディスプレイ15に書名入力画面151(図3参照)を表示する(S3)。音声案内の出力を行うと(S1)、音声の出力完了を待たずに、すぐに書名入力画面151が表示されるので(S3)、操作者にとっては、ほぼ同時に実施されたように感じられる。次いで、タッチパネル14の圧力変化により、入力フィールド151aにタッチされたか否かを判断する(S5)。入力フィールド151aにタッチされた場合には(S5:YES)、50音入力画面152(図4参照)を表示して(S7)、タッチパネル14による文字入力の処理を行う。
【0022】
まず、タッチパネル14の圧力変化により、50音入力画面152のいずれかのボタンが選択されたか否かを判定する(S9)。50音入力画面152のボタンが選択されている場合には(S9:YES)、選択されたボタンに該当する文字又は数字を、キオスク端末1のハードディスク装置18のその他の情報記憶エリア184に設けられている入力フィールド表示データエリア(図示外)に記憶することにより、入力フィールド151aに表示し(S11)、S9へ戻る。そして、次の文字又は数字の入力があるか否かの判定を行う(S9)。ここで、すでに入力フィールド表示データエリアにデータが記憶され、入力フィールド151aに文字又は数字が表示されている場合には、記憶されているデータの後に追加記憶して入力フィールド151aに表示する。50音入力画面152のボタンが選択されていない場合には(S9:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、変換ボタン151bが選択されたか否かを判定する(S13)。変換ボタン151bが選択された場合には(S13:YES)、文字入力変換処理を行う(S15)。この文字入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が行われる。この処理については、図6のフローチャートを参照して後述する。
【0023】
変換ボタン151bが選択されていない場合には(S13:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、確定ボタン151cが選択されたか否かを判定する。確定ボタン151cが選択された場合には(S17:YES)、入力フィールドに表示されている文字データを、ハードディスク装置18の入力データ記憶エリア182に記憶する(S19)。そして処理を終了する。尚、本フィールド入力処理終了後には、入力データ記憶エリアに記憶されている書名データがサーバ2へされる。そして、ディスプレイ15には、キオスク端末1とサーバ2とが更新をしている間には、「検索中です」等の案内が表示され、スピーカ17からも「検索中です」等の音声案内が出力される。検索の結果がサーバ2からキオスク端末1へ送信されてくると、ディスプレイ15には検索結果画面が表示される。
【0024】
確定ボタン151cが選択されていない場合には(S17:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、中止ボタン151dが選択されているか否かを判定する(S21)。中止ボタン151dが選択されている場合には(S21:YES)、本フィールド入力処理を終了する。入力終了後には、書名入力画面151が表示される前に表示されていた画面(図示外)が表示される。中止ボタン151dが選択されていない場合には(S21:NO)、音声入力へ切り替えるか否かを判断するために、書名入力画面151の表示又は前回の入力から5秒経過したか否かを判定する(S23)。この判定は入力待ち時間カウンタの値が「5」以上であるか否かにより行われる。5秒経過していない場合には(S23:NO)、まだタッチパネル14からの入力を待つのでS9へ戻る。
【0025】
5秒経過した場合には(S23:YES)、音声入力への切り替えを行うので、まず不要となる50音入力画面152を消去し(S25)、スピーカ17から音声による音声入力への切り替えの案内を出力する(S29)。この案内は、例えば「只今から、音声入力に切り替わります。検索したい本の名前を、ゆっくりと機械に向かって仰って下さい。本の名前の入力を終えたら、『確定』と仰って下さい。検索を開始します。検索を中止する場合には『中止』と仰って下さい。表示されている文字を漢字に変換したり、カタカナに変換したりする場合には、『変換』と仰って下さい。本の名前が長い場合には、単語毎に仰って頂きますと、漢字変換が簡単にできます。」というように、音声による入力をサポートする内容のものである。
【0026】
次いで、音声入力装置16が音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換された音声入力データがあるか否かを判定する(S31)。音声入力データがない場合には(S31:NO)、繰り返し音声入力データがあるか否かの判定を繰り返す(S31)。音声入力データがある場合には(S31:YES)、その音声入力データが「かくてい」であるか否かを判定する(S33)。「かくてい」である場合には(S33:YES)、書名の全てが入力フィールド151aに表示され、操作者が、検索書名を確定させて検索を実行する意思を伝えているということなので、入力フィールド表示データエリアに記憶されているデータを、ハードディスク装置18の入力データ記憶エリア182に記憶する(S35)。そして処理を終了する。尚、本フィールド入力処理終了後には、S19の処理終了後と同様に、入力データ記憶エリアに記憶されている書名データがサーバ2へされる。そして、ディスプレイ15には、キオスク端末1とサーバ2とが更新をしている間には、「検索中です」等の案内が表示され、スピーカ17からも「検索中です」等の音声案内が出力される。検索の結果がサーバ2からキオスク端末1へ送信されてくると、ディスプレイ15には検索結果画面が表示される。
【0027】
また、音声入力データが「かくてい」でない場合には(S33:NO)、音声入力データが「ちゅうし」であるか否かを判定する(S37)。音声入力データが「ちゅうし」である場合には(S37:YES)、操作者が検索書名の入力を中止するという意思を伝えているということなので、本フィールド入力処理を終了する。フィールド入力処理終了後には、書名入力画面151が表示される前に表示されていた画面(図示外)が表示される。
【0028】
また、音声入力データが「ちゅうし」でない場合には(S37:NO)、音声入力データが「へんかん」であるか否かを判定する(S39)。音声入力データが「へんかん」である場合には(S39:YES)、音声入力変換処理を行う(S41)。この音声入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が行われる。この処理については、図7のフローチャートを参照して後述する。そして、S5へ戻る。音声入力データが「へんかん」でない場合には(S39:NO)、音声入力データを入力フィールド表示データエリアに記憶することにより、入力フィールド151aに表示し(S43)、S5へ戻る。ここで、すでに入力フィールド表示データエリアにデータが記憶され、入力フィールド151aに文字又は数字が表示されている場合には、記憶されているデータの後に追加記憶して入力フィールド151aに表示する。
【0029】
さらに、S5において、入力フィールド151aにタッチされていないと判定された場合には(S5:NO)、音声入力へ切り替えるか否かを判断するために、書名入力画面151の表示又は前回の入力から5秒経過したか否かを判定する(S27)。この判定は入力待ち時間カウンタの値が「5」以上であるか否かにより行われる。5秒経過していない場合には(S27:NO)、まだ入力フィールド151aへのタッチを待つのでS5へ戻る。5秒経過した場合には(S27:YES)、音声入力へ切り替えるのでS29へ進み、スピーカ17から音声による音声入力への切り替えの案内を出力して(S29)、音声入力データの受付処理を行い(S31〜S43)、S5へ戻る。
【0030】
S41又はS43の処理を終えてS5へ戻ると、入力方法は音声入力装置16からの音声入力から、タッチパネル14による文字入力へ戻ることになるので、タッチパネル14による文字入力を行いたい場合には、文字入力を行うことができる。また、続けて音声入力を行いたい場合には、入力フィールド151aに触れずに5秒経過すると自動的に音声入力へ切り替わるので(S5:NO、S27:NO、S29)、引き続き音声入力を行うことができる。
【0031】
以上の処理を繰り返し実施することにより、タッチパネル14からの文字入力又は音声入力装置16からの音声入力により入力フィールド151aへ表示されるデータが入力され、最終的に確定ボタン151cが選択されたり(S17:YES)、音声により「かくてい」と入力されることにより(S33:YES)、入力フィールド151aのデータが入力データ記憶エリア182に記憶されて(S19,S35)、本フィールド入力処理は終了する。
【0032】
次に、図6のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の中の文字入力変換処理について説明する。この文字入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換がタッチパネル14からの文字入力により行われる。
【0033】
まず、変換を行うデータがあるか否かを判定する(S101)。入力フィールド表示データエリアになにも記憶されていない場合や変換処理を終えていない入力データがない場合には、変換を行うデータがないと判定し(S101:NO)、そのまま処理を終了する。変換処理を行うデータがある場合には(S101:YES)、そのデータを変換した漢字やカタカナの変換候補を、変換データ記憶エリアに記憶されているデータベースの中から取得し、変換候補リスト画面(図示外)を作成してディスプレイ15に表示する(S103)。次いで、タッチパネル14の圧力変化により、変換候補リスト画面に表示されている変換候補のうちのどれが選択されているか否かを判定する(S105)。タッチパネル14の圧力変化を感知せず、変換候補の選択がなされていない場合には(S105:NO)、繰り返し変換候補が選択されているか否かを判定する(S105)。変換候補の選択がなされた場合には(S105:YES)、選択された変換候補を入力フィールド表示データエリアに追加記憶し、入力フィールド151aへ表示する(S107)。そして処理を終了し、フィールド入力処理へ戻る。
【0034】
次に、図7のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の中の音声入力変換処理について説明する。この音声入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が音声入力装置16からの音声入力により行われる。
【0035】
まず、変換を行うデータがあるか否かを判定する(S201)。入力フィールド表示データエリアになにも記憶されていない場合や変換処理を終えていない入力データがない場合には、変換を行うデータがないと判定し(S201:NO)、そのまま処理を終了する。変換処理を行うデータがある場合には(S201:YES)、そのデータを変換した漢字やカタカナの変換候補、変換データ記憶エリアに記憶されているデータベースの中から取得し、変換候補リスト画面(図示外)を作成してディスプレイ15に表示する(S203)。次いで、スピーカ17から音声で変換候補の選択を促す案内を出力する(S205)。この案内は例えば、「画面に表示されている変換候補リストから選択し、番号を仰って下さい。」である。次いで、音声入力装置16が音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換された音声入力データがあるか否かを判定する(S207)。音声入力データがない場合には(S207:NO)、繰り返し音声入力データがあるか否かを確認する(S207)。
【0036】
音声入力データがある場合には(S207:YES)、音声入力データが変換候補リスト画面に表示されている番号であるか否かを判定する(S209)。例えば、変換処理を行うデータが「ほん」であり、変換候補リスト画面に表示されている変換候補として「本」「翻」「奔」「叛」「反」「ホン」が挙げられ、夫々に「1:本」「2:翻」「3:奔」「4:叛」「5:反」「6:ホン」と番号が振られているとすると、音声入力データが「1」〜「6」に一致するか否かを判定する。表示されている番号である場合には(S209:YES)、その番号の変換候補を入力フィールド表示データエリアに追加記憶し、入力フィールド151aへ表示する(S211)。そして処理を終了し、フィールド入力処理へ戻る。表示されている番号でない場合には(S209:NO)、「もう一度、画面に表示されている変換候補の番号を仰ってください。」等のエラーの案内をスピーカから出力し(S213)、S207へ戻り引き続き音声入力データがあるか否かの確認を行う(S207)。
【0037】
尚、音声入力装置16が音声入力手段に相当し、タッチパネル14が文字入力手段に相当し、スピーカ17が音声出力手段に相当し、ディスプレイ15が画面出力手段に相当する。また、図5に示すフィールド入力処理のフローチャートのS23〜S27、S31の処理を実施するCPU10がキオスク端末1の入力方法切替手段として機能し、S29の処理を実施するCPU10がキオスク端末1の入力方法切替提示手段として機能する。
【0038】
以上説明したように、上記実施の形態のキオスク端末1では、入力画面が表示されたり、タッチパネル14からの入力を受け付けたりしてから、一定時間経過後までに、タッチパネル14からの入力を受け付けない場合には、自動的に音声入力装置16からの入力の受け付けに切り替わる。また、音声入力装置16からの入力に切り替わった際には、スピーカ17から音声による案内が出力され、操作者に入力が音声入力に切り替えられたことを報知している。
【0039】
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態では、画面に1つの入力フィールドしか存在していないが、これは1つに限らず複数の入力フィールドが存在していてもよい。また、上記実施の形態では、入力されたデータを削除する方法について特に記載していないが、これは、1文字削除ボタンや全て削除ボタン等を変換ボタン、確定ボタン及び中止ボタンと同様に画面に設け、入力フィールド表示エリアに記憶されているデータを削除するようにしてもよい。さらに、音声入力においても、音声入力データが「さくじょ」、「けす」、「ひともじけす」、「ぜんぶけす」、「いちもじさくじょ」、「ぜんさくじょ」等、データを削除する旨のものであれば、入力フィールド表示エリアに記憶されているデータを削除するようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施の形態では、1つの入力フィールドにおける入力について、文字入力から音声入力に切り替わり、音声入力により1フレーズの音声データの入力が行われ、入力フィールド151aに表示されたり、音声入力変換処理が行われたりした都度、文字入力に戻っている。しかし、文字入力に戻るタイミングはこれに限らず、1つの入力フィールドへの入力が終了した時点(「かくてい」の入力があった時点)で文字入力に戻ったり、1つの入力画面全ての入力が終了した時点で文字入力に戻ったり、キオスク端末1で行われる一連の処理の全てが終了した時点で文字入力に戻ったりしても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のキオスク端末では、入力方法切替手段は、画面出力手段で入力項目が出力された際に、まず文字入力手段からの入力の受付を行い、入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに文字入力手段からの入力がない場合には、音声入力手段からの入力の受付を行うことができる。したがって、文字入力手段による入力方法がわからずに戸惑っている操作者に対しては、音声入力手段に自動で切り替えることができるので、機械操作に不慣れな操作者は音声で入力することができて便利である。また、タッチパネルやキーによる文字入力の操作に慣れている操作者は音声入力手段によらず、文字入力手段を利用することができる。
【0042】
また、請求項2に係る発明のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、入力方法切替提示手段は、入力方法切替手段により、音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、画面出力手段又は音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示することができる。したがって、操作者は、入力方法の切り替えが行われたことを知ることができるため、スムースに音声入力手段による入力を行うことができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムの構成図である。
【図2】図2は、キオスク端末1の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、キオスク端末1のタッチパネル14に表示される書名入力画面151のイメージ図である。
【図4】図4は、キオスク端末1のタッチパネル14に表示される50音入力画面152のイメージ図である。
【図5】図5は、キオスク端末1で実施されるフィールド入力処理のフローチャートである。
【図6】図6は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の文字入力変換処理のフローチャートである。
【図7】図7は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の音声入力変換処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 キオスク端末
2 サーバ
3 館内ネットワーク
4 インターネット
10 CPU10
14 タッチパネル
15 ディスプレイ
16 音声入力装置
17 スピーカ
【発明の属する技術分野】
本発明は、キオスク端末関し、詳細には、入力手段をタッチパネルやキー等を用いた文字入力から、音声入力へ自動的に切り替えるキオスク端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種情報やサービスを提供する無人の情報端末であるキオスク端末は、街頭やコンビニエンスストアなどの人が集まる場所や、市役所、図書館、美術館等の公共スペースに設置されている。キオスク端末への入力方法は、タッチパネルを用いた文字入力が主流であり、音声入力やキー操作を用いた文字入力によるものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−44520公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キオスク端末を操作する操作者は不特定多数であり、特に公共スペースに設置されているキオスク端末においては、機械操作に不慣れである操作者が操作を行うことも多い。キオスク端末の主流の入力方法であるタッチパネルによる文字入力は、画面を触れるだけという簡単な操作ではあるが、画面を触れることによりデータ入力を行うことができるという概念のない操作者にとっては、戸惑ってしまうという問題がある。さらに、タッチパネルやキーによる文字入力において、いくつかの文字(例えば名前や住所)を入力しなければならない場合には、画面やキー配列から文字を探し出し、文字にタッチして選択するという操作を繰り返さなければならず、この文字を探す作業は、表示されている文字列に慣れるまでは困難であり、手間がかかるという問題がある。さらに、腕や手に障害があったり、老人であったり、手に怪我をしていたりして、画面をタッチすることが難しい場合には、他人の手を借りないと操作を行うことができないという問題もある。また、視覚障害者にとっては、全てのキオスク端末のキー配列が同じでないために、キー入力に戸惑うことも多く、さらにタッチパネルによる入力はどの部分にタッチをすればよいのかわからずに他人の手を借りざるを得ないという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、入力手段をタッチパネルやキーからの文字入力から、音声入力へ自動的に切り替えるキオスク端末を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のキオスク端末では、通信ネットワークに接続可能であり、操作者からの指示を音声で入力する音声入力手段と、操作者からの指示を文字で入力する文字入力手段と、操作者へのメッセージを音声で出力する音声出力手段と、操作者からの指示が入力される入力項目又は操作者へのメッセージを表示する画面を出力する画面出力手段とを備え、操作者と対話を行って目的の処理を遂行する対話型のキオスク端末であって、前記画面出力手段で前記入力項目が出力された際に、まず前記文字入力手段からの入力の受付を行い、前記入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに前記文字入力手段からの入力がない場合には、前記音声入力手段からの入力の受付を行う入力方法切替手段を備えている。
【0007】
この構成のキオスク端末では、入力方法切替手段は、画面出力手段で入力項目が出力された際に、まず文字入力手段からの入力の受付を行い、入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに文字入力手段からの入力がない場合には、音声入力手段からの入力の受付を行う。
【0008】
また、請求項2に係る発明のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記入力方法切替手段により、前記音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、前記画面出力手段又は前記音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示する入力方法切替提示手段を備えたことを特徴とする構成となっている。
【0009】
この構成のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、入力方法切替提示手段は、入力方法切替手段により、音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、画面出力手段又は音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムの構成図である。本実施の形態では、キオスク端末を用いたネットワークシステムとして、地方自治体の図書館の蔵書検索システムを例に挙げる。本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムでは、図書館5にサーバ2が設置されており、同じく図書館5に設置されているキオスク端末1が館内ネットワーク3を介してサーバ2へ接続されている。さらに、市役所6や公民館7にもキオスク端末1が設置されており、インターネット4を介してサーバ2へ接続されている。
【0011】
蔵書検索システムの利用者は、図書館5、市役所6及び公民館7に設置されているキオスク端末1を操作することにより、サーバ2に蓄えられている図書館5の蔵書データを検索することができ、図書館5にどのような本があるのか、求める本が図書館5に収蔵されているのか等を検索することができる。
【0012】
次に、キオスク端末1の構造について説明する。図2は、キオスク端末1の電気的構成を示すブロック図である。図2に示すように、キオスク端末1にはキオスク端末1の制御を司るCPU10が設けられ、CPU10には、各種のデータを一時的に記憶するRAM11と、BIOS等を記憶したROM12と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oインターフェース13とが接続されている。I/Oインターフェース13には、タッチパネル14、ディスプレイ15、音声入力装置16、スピーカ17、ハードディスク装置18及びLANカード19が接続されている。
【0013】
ディスプレイ15は、操作者に案内メッセージや各種情報、操作者が入力したデータを表示するデータ入力フィールド等を画像や文字で表示した画面情報を表示する。例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイである。また、タッチパネル14は、ディスプレイ15の前面に重ねて配置され、圧力の変化を感知することにより、操作者のタッチパネル14への指等でのタッチを認識し、入力の受け付けを行う。尚、このタッチパネル14は、指など人体によるタッチでの容量結合による電界の変化を感知する容量結合方式や、圧力の変化を感知する感圧式に限らず、静電気による電気信号を感知する静電式や赤外線の遮断を感知する赤外線走査式等他の方法を用いてタッチパネル14へのタッチを認識するものであってもよい。
【0014】
また、音声入力装置16は、操作者の音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換するものである。スピーカ17は、操作者への案内メッセージ等を音声により出力する。また、LANカード19はルータ20を介して、図書館5に設置されている場合には館内ネットワーク3に接続され、市役所6や公民館7に設置されている場合にはインターネット4に接続されている。
【0015】
また、ハードディスク装置18には、画面情報記憶エリア180と、音声情報記憶エリア181と、入力データ記憶エリア182と、変換データ記憶エリア183と、その他の情報記憶エリア184と、CPU10で実行されるプログラムを記憶したプログラム記憶エリア185とが設けられている。尚、画面情報記憶エリア180には、ディスプレイ15に表示される画面データが記憶されており、音声情報記憶エリア181には、スピーカから流す音声データが記憶されており、入力データ記憶エリア182には、操作者が入力したデータを記憶されており、変換データ記憶エリア183には、入力された文字を漢字やカタカナに変換する際に用いられるデータベースが記憶されており、その他の情報記憶エリア184には、ディスプレイ15に表示される書名入力画面151の入力フィールド151a(図3参照)に表示される文字や数字が一時的に記憶される入力フィールド表示データエリア等が記憶されており、プログラム記憶エリア185には、CPU10実行されるプログラムが記憶されている。
【0016】
次に、本発明の主要部であるキオスク端末1でのデータ入力について説明する。本発明では、キオスク端末1が操作者に対して、何らかのデータの入力を要求している場合において、通常はタッチパネル14からの入力の受け付けをおこなう。しかし、所定時間(例えば5秒)経過してもタッチパネル14からの入力を受け付けない場合には、音声入力装置16からの入力受付に切り替える。その際には、操作者に対して音声及び画面による案内メッセージを提供する。そこで、本実施の形態では、蔵書検索システムにおける検索書名の入力を例に挙げて、図3乃至図7を参照して、画面イメージ図及びフローチャートを用いて説明する。図3は、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される書名入力画面151のイメージ図である。図4は、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される50音入力画面152のイメージ図である。図5は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理のフローチャートである。図6は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の文字入力変換処理のフローチャートである。図7は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の音声入力変換処理のフローチャートである。
【0017】
まず、図3を参照して、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される書名入力画面151について説明する。図3に示すように、書名入力画面151は、ディスプレイ15に表示されており、ディスプレイ15の上部中央には入力装置(マイクロフォン)16が備えられ、ディスプレイ15の左右にはスピーカ17が備えられている。また、ディスプレイ15の上にはタッチパネル14が重ねて設置されている。なお、入力装置(マイクロフォン)16が備えられている場所は、これに限らず操作者の声を取得しやすい場所であればよい。スピーカ17が備えられている場所も、これに限らず出力された音声を操作者が聞き取ることができる場所であればよい。書名入力画面151には、「検索したい本の名前を入力して下さい。入力フィールドに触れると、50音入力画面が表示されます。」という操作者への案内メッセージが画面上部に表示されている。また、案内メッセージの下、画面中央部には書名の入力フィールド151aが設けられている。操作者がタッチパネル14を操作して入力されたデータや、音声入力装置が認識した音声データがここに表示される。入力フィールド151aの下には、変換ボタン151b、確定ボタン151c及び中止ボタン151dが表示されている。ここで、操作者が入力フィールド151aに書名を入力し、確定ボタン151bを選択するか、又は「確定」と音声を入力することにより、入力したデータを確定させると、入力されたデータはサーバ2へ送信され、その書名に該当する本が図書館5に所蔵されているか、所蔵されていればどの場所に開架されているか、現在は貸し出し中か等の検索結果がディスプレイ15に表示される。
【0018】
また、タッチパネル14において、ディスプレイ15の変換ボタン151bが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10はその変化を感知し、変換ボタン151bが選択されたと判断する。同様に、タッチパネル14において、ディスプレイ15の確定ボタン151cが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は確定ボタン151cが選択されたと判断する。同様に、タッチパネル14において、ディスプレイ15の中止ボタン151dが表示されている部分と重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は中止ボタン151dが選択されたと判断する。
【0019】
次に、図4を参照して、キオスク端末1のディスプレイ15に表示される50音入力画面152について説明する。タッチパネル14において、操作者が触れることにより、ディスプレイ15の入力フィールド151aと重なっている部分の圧力が変化すると、CPU10は、で入力フィールド151aにタッチされたと判断し、50音入力画面152が書名入力画面151上に表示される。図4に示すように、書名入力画面151の下半分に50音入力画面152が表示される。50音入力画面152には、ひらがなで「あ」から順に「ん」までの46文字と、濁点「゛」、半濁点「゜」、「ぁ」、「ぃ」、「ぇ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」、及び数字「0」〜「9」のボタン群が表示されている。尚、ボタン群の各ボタンに重なる部分のタッチパネル14に圧力の変化が生じると、そのボタンが選択されたとCPU10で判断され、入力フィールド151aに表示される。
【0020】
次に、図5乃至図7のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の動作について説明する。まず、図5を参照して、フィールド入力処理について説明する。このフィールド入力処理では、書名入力画面151を表示して、書名入力画面151内の入力フィールド151aへのデータ入力を行う。データ入力は、通常タッチパネル14による文字入力により行われるが、5秒間入力がない場合には、音声入力装置による音声入力へ自動で切り替わる。尚、CPU10は、この5秒間を計測するために、入力待ち時間計測処理プログラムを常時実施している。この入力待ち時間計測プログラムでは、入力待ち時間カウンタを1秒毎に1加算している。そして、本フローチャートでは特に記載しないが、フィールド入力処理においてCPU10は、入力フィールドを有する画面を表示した際、又は、タッチパネル14の圧力変化による入力や音声入力装置16からの音声の入力を受け付けた際に、入力待ち時間カウンタを「0」にクリアする。これにより、入力待ち時間カウンタの値は、「入力フィールドを表示してから入力を受け付けずに経過した時間(秒)」又は「前回の入力からの経過した時間(秒)」即ち「入力を待っている時間(秒)」を示している。
【0021】
まず、スピーカ17から入力フィールド151aへの入力を促す音声による案内を出力する(S1)。この案内は、例えば「検索したい本の名前を書名欄に入力して下さい。書名欄の入力フィールドに触れると、50音入力画面が表示されます。」である。次いで、ディスプレイ15に書名入力画面151(図3参照)を表示する(S3)。音声案内の出力を行うと(S1)、音声の出力完了を待たずに、すぐに書名入力画面151が表示されるので(S3)、操作者にとっては、ほぼ同時に実施されたように感じられる。次いで、タッチパネル14の圧力変化により、入力フィールド151aにタッチされたか否かを判断する(S5)。入力フィールド151aにタッチされた場合には(S5:YES)、50音入力画面152(図4参照)を表示して(S7)、タッチパネル14による文字入力の処理を行う。
【0022】
まず、タッチパネル14の圧力変化により、50音入力画面152のいずれかのボタンが選択されたか否かを判定する(S9)。50音入力画面152のボタンが選択されている場合には(S9:YES)、選択されたボタンに該当する文字又は数字を、キオスク端末1のハードディスク装置18のその他の情報記憶エリア184に設けられている入力フィールド表示データエリア(図示外)に記憶することにより、入力フィールド151aに表示し(S11)、S9へ戻る。そして、次の文字又は数字の入力があるか否かの判定を行う(S9)。ここで、すでに入力フィールド表示データエリアにデータが記憶され、入力フィールド151aに文字又は数字が表示されている場合には、記憶されているデータの後に追加記憶して入力フィールド151aに表示する。50音入力画面152のボタンが選択されていない場合には(S9:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、変換ボタン151bが選択されたか否かを判定する(S13)。変換ボタン151bが選択された場合には(S13:YES)、文字入力変換処理を行う(S15)。この文字入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が行われる。この処理については、図6のフローチャートを参照して後述する。
【0023】
変換ボタン151bが選択されていない場合には(S13:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、確定ボタン151cが選択されたか否かを判定する。確定ボタン151cが選択された場合には(S17:YES)、入力フィールドに表示されている文字データを、ハードディスク装置18の入力データ記憶エリア182に記憶する(S19)。そして処理を終了する。尚、本フィールド入力処理終了後には、入力データ記憶エリアに記憶されている書名データがサーバ2へされる。そして、ディスプレイ15には、キオスク端末1とサーバ2とが更新をしている間には、「検索中です」等の案内が表示され、スピーカ17からも「検索中です」等の音声案内が出力される。検索の結果がサーバ2からキオスク端末1へ送信されてくると、ディスプレイ15には検索結果画面が表示される。
【0024】
確定ボタン151cが選択されていない場合には(S17:NO)、タッチパネル14の圧力変化により、中止ボタン151dが選択されているか否かを判定する(S21)。中止ボタン151dが選択されている場合には(S21:YES)、本フィールド入力処理を終了する。入力終了後には、書名入力画面151が表示される前に表示されていた画面(図示外)が表示される。中止ボタン151dが選択されていない場合には(S21:NO)、音声入力へ切り替えるか否かを判断するために、書名入力画面151の表示又は前回の入力から5秒経過したか否かを判定する(S23)。この判定は入力待ち時間カウンタの値が「5」以上であるか否かにより行われる。5秒経過していない場合には(S23:NO)、まだタッチパネル14からの入力を待つのでS9へ戻る。
【0025】
5秒経過した場合には(S23:YES)、音声入力への切り替えを行うので、まず不要となる50音入力画面152を消去し(S25)、スピーカ17から音声による音声入力への切り替えの案内を出力する(S29)。この案内は、例えば「只今から、音声入力に切り替わります。検索したい本の名前を、ゆっくりと機械に向かって仰って下さい。本の名前の入力を終えたら、『確定』と仰って下さい。検索を開始します。検索を中止する場合には『中止』と仰って下さい。表示されている文字を漢字に変換したり、カタカナに変換したりする場合には、『変換』と仰って下さい。本の名前が長い場合には、単語毎に仰って頂きますと、漢字変換が簡単にできます。」というように、音声による入力をサポートする内容のものである。
【0026】
次いで、音声入力装置16が音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換された音声入力データがあるか否かを判定する(S31)。音声入力データがない場合には(S31:NO)、繰り返し音声入力データがあるか否かの判定を繰り返す(S31)。音声入力データがある場合には(S31:YES)、その音声入力データが「かくてい」であるか否かを判定する(S33)。「かくてい」である場合には(S33:YES)、書名の全てが入力フィールド151aに表示され、操作者が、検索書名を確定させて検索を実行する意思を伝えているということなので、入力フィールド表示データエリアに記憶されているデータを、ハードディスク装置18の入力データ記憶エリア182に記憶する(S35)。そして処理を終了する。尚、本フィールド入力処理終了後には、S19の処理終了後と同様に、入力データ記憶エリアに記憶されている書名データがサーバ2へされる。そして、ディスプレイ15には、キオスク端末1とサーバ2とが更新をしている間には、「検索中です」等の案内が表示され、スピーカ17からも「検索中です」等の音声案内が出力される。検索の結果がサーバ2からキオスク端末1へ送信されてくると、ディスプレイ15には検索結果画面が表示される。
【0027】
また、音声入力データが「かくてい」でない場合には(S33:NO)、音声入力データが「ちゅうし」であるか否かを判定する(S37)。音声入力データが「ちゅうし」である場合には(S37:YES)、操作者が検索書名の入力を中止するという意思を伝えているということなので、本フィールド入力処理を終了する。フィールド入力処理終了後には、書名入力画面151が表示される前に表示されていた画面(図示外)が表示される。
【0028】
また、音声入力データが「ちゅうし」でない場合には(S37:NO)、音声入力データが「へんかん」であるか否かを判定する(S39)。音声入力データが「へんかん」である場合には(S39:YES)、音声入力変換処理を行う(S41)。この音声入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が行われる。この処理については、図7のフローチャートを参照して後述する。そして、S5へ戻る。音声入力データが「へんかん」でない場合には(S39:NO)、音声入力データを入力フィールド表示データエリアに記憶することにより、入力フィールド151aに表示し(S43)、S5へ戻る。ここで、すでに入力フィールド表示データエリアにデータが記憶され、入力フィールド151aに文字又は数字が表示されている場合には、記憶されているデータの後に追加記憶して入力フィールド151aに表示する。
【0029】
さらに、S5において、入力フィールド151aにタッチされていないと判定された場合には(S5:NO)、音声入力へ切り替えるか否かを判断するために、書名入力画面151の表示又は前回の入力から5秒経過したか否かを判定する(S27)。この判定は入力待ち時間カウンタの値が「5」以上であるか否かにより行われる。5秒経過していない場合には(S27:NO)、まだ入力フィールド151aへのタッチを待つのでS5へ戻る。5秒経過した場合には(S27:YES)、音声入力へ切り替えるのでS29へ進み、スピーカ17から音声による音声入力への切り替えの案内を出力して(S29)、音声入力データの受付処理を行い(S31〜S43)、S5へ戻る。
【0030】
S41又はS43の処理を終えてS5へ戻ると、入力方法は音声入力装置16からの音声入力から、タッチパネル14による文字入力へ戻ることになるので、タッチパネル14による文字入力を行いたい場合には、文字入力を行うことができる。また、続けて音声入力を行いたい場合には、入力フィールド151aに触れずに5秒経過すると自動的に音声入力へ切り替わるので(S5:NO、S27:NO、S29)、引き続き音声入力を行うことができる。
【0031】
以上の処理を繰り返し実施することにより、タッチパネル14からの文字入力又は音声入力装置16からの音声入力により入力フィールド151aへ表示されるデータが入力され、最終的に確定ボタン151cが選択されたり(S17:YES)、音声により「かくてい」と入力されることにより(S33:YES)、入力フィールド151aのデータが入力データ記憶エリア182に記憶されて(S19,S35)、本フィールド入力処理は終了する。
【0032】
次に、図6のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の中の文字入力変換処理について説明する。この文字入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換がタッチパネル14からの文字入力により行われる。
【0033】
まず、変換を行うデータがあるか否かを判定する(S101)。入力フィールド表示データエリアになにも記憶されていない場合や変換処理を終えていない入力データがない場合には、変換を行うデータがないと判定し(S101:NO)、そのまま処理を終了する。変換処理を行うデータがある場合には(S101:YES)、そのデータを変換した漢字やカタカナの変換候補を、変換データ記憶エリアに記憶されているデータベースの中から取得し、変換候補リスト画面(図示外)を作成してディスプレイ15に表示する(S103)。次いで、タッチパネル14の圧力変化により、変換候補リスト画面に表示されている変換候補のうちのどれが選択されているか否かを判定する(S105)。タッチパネル14の圧力変化を感知せず、変換候補の選択がなされていない場合には(S105:NO)、繰り返し変換候補が選択されているか否かを判定する(S105)。変換候補の選択がなされた場合には(S105:YES)、選択された変換候補を入力フィールド表示データエリアに追加記憶し、入力フィールド151aへ表示する(S107)。そして処理を終了し、フィールド入力処理へ戻る。
【0034】
次に、図7のフローチャートを参照して、フィールド入力処理の中の音声入力変換処理について説明する。この音声入力変換処理では、入力フィールド151aに入力された文字データの漢字変換やカタカナ変換が音声入力装置16からの音声入力により行われる。
【0035】
まず、変換を行うデータがあるか否かを判定する(S201)。入力フィールド表示データエリアになにも記憶されていない場合や変換処理を終えていない入力データがない場合には、変換を行うデータがないと判定し(S201:NO)、そのまま処理を終了する。変換処理を行うデータがある場合には(S201:YES)、そのデータを変換した漢字やカタカナの変換候補、変換データ記憶エリアに記憶されているデータベースの中から取得し、変換候補リスト画面(図示外)を作成してディスプレイ15に表示する(S203)。次いで、スピーカ17から音声で変換候補の選択を促す案内を出力する(S205)。この案内は例えば、「画面に表示されている変換候補リストから選択し、番号を仰って下さい。」である。次いで、音声入力装置16が音声を認識し、音声データとして入力を受け付け、文字データに変換された音声入力データがあるか否かを判定する(S207)。音声入力データがない場合には(S207:NO)、繰り返し音声入力データがあるか否かを確認する(S207)。
【0036】
音声入力データがある場合には(S207:YES)、音声入力データが変換候補リスト画面に表示されている番号であるか否かを判定する(S209)。例えば、変換処理を行うデータが「ほん」であり、変換候補リスト画面に表示されている変換候補として「本」「翻」「奔」「叛」「反」「ホン」が挙げられ、夫々に「1:本」「2:翻」「3:奔」「4:叛」「5:反」「6:ホン」と番号が振られているとすると、音声入力データが「1」〜「6」に一致するか否かを判定する。表示されている番号である場合には(S209:YES)、その番号の変換候補を入力フィールド表示データエリアに追加記憶し、入力フィールド151aへ表示する(S211)。そして処理を終了し、フィールド入力処理へ戻る。表示されている番号でない場合には(S209:NO)、「もう一度、画面に表示されている変換候補の番号を仰ってください。」等のエラーの案内をスピーカから出力し(S213)、S207へ戻り引き続き音声入力データがあるか否かの確認を行う(S207)。
【0037】
尚、音声入力装置16が音声入力手段に相当し、タッチパネル14が文字入力手段に相当し、スピーカ17が音声出力手段に相当し、ディスプレイ15が画面出力手段に相当する。また、図5に示すフィールド入力処理のフローチャートのS23〜S27、S31の処理を実施するCPU10がキオスク端末1の入力方法切替手段として機能し、S29の処理を実施するCPU10がキオスク端末1の入力方法切替提示手段として機能する。
【0038】
以上説明したように、上記実施の形態のキオスク端末1では、入力画面が表示されたり、タッチパネル14からの入力を受け付けたりしてから、一定時間経過後までに、タッチパネル14からの入力を受け付けない場合には、自動的に音声入力装置16からの入力の受け付けに切り替わる。また、音声入力装置16からの入力に切り替わった際には、スピーカ17から音声による案内が出力され、操作者に入力が音声入力に切り替えられたことを報知している。
【0039】
尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態では、画面に1つの入力フィールドしか存在していないが、これは1つに限らず複数の入力フィールドが存在していてもよい。また、上記実施の形態では、入力されたデータを削除する方法について特に記載していないが、これは、1文字削除ボタンや全て削除ボタン等を変換ボタン、確定ボタン及び中止ボタンと同様に画面に設け、入力フィールド表示エリアに記憶されているデータを削除するようにしてもよい。さらに、音声入力においても、音声入力データが「さくじょ」、「けす」、「ひともじけす」、「ぜんぶけす」、「いちもじさくじょ」、「ぜんさくじょ」等、データを削除する旨のものであれば、入力フィールド表示エリアに記憶されているデータを削除するようにしてもよい。
【0040】
また、上記実施の形態では、1つの入力フィールドにおける入力について、文字入力から音声入力に切り替わり、音声入力により1フレーズの音声データの入力が行われ、入力フィールド151aに表示されたり、音声入力変換処理が行われたりした都度、文字入力に戻っている。しかし、文字入力に戻るタイミングはこれに限らず、1つの入力フィールドへの入力が終了した時点(「かくてい」の入力があった時点)で文字入力に戻ったり、1つの入力画面全ての入力が終了した時点で文字入力に戻ったり、キオスク端末1で行われる一連の処理の全てが終了した時点で文字入力に戻ったりしても良い。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のキオスク端末では、入力方法切替手段は、画面出力手段で入力項目が出力された際に、まず文字入力手段からの入力の受付を行い、入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに文字入力手段からの入力がない場合には、音声入力手段からの入力の受付を行うことができる。したがって、文字入力手段による入力方法がわからずに戸惑っている操作者に対しては、音声入力手段に自動で切り替えることができるので、機械操作に不慣れな操作者は音声で入力することができて便利である。また、タッチパネルやキーによる文字入力の操作に慣れている操作者は音声入力手段によらず、文字入力手段を利用することができる。
【0042】
また、請求項2に係る発明のキオスク端末では、請求項1に記載の発明の効果に加えて、入力方法切替提示手段は、入力方法切替手段により、音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、画面出力手段又は音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示することができる。したがって、操作者は、入力方法の切り替えが行われたことを知ることができるため、スムースに音声入力手段による入力を行うことができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施の形態のキオスク端末ネットワークシステムの構成図である。
【図2】図2は、キオスク端末1の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、キオスク端末1のタッチパネル14に表示される書名入力画面151のイメージ図である。
【図4】図4は、キオスク端末1のタッチパネル14に表示される50音入力画面152のイメージ図である。
【図5】図5は、キオスク端末1で実施されるフィールド入力処理のフローチャートである。
【図6】図6は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の文字入力変換処理のフローチャートである。
【図7】図7は、キオスク端末1のCPU10が実施するフィールド入力処理の中の音声入力変換処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 キオスク端末
2 サーバ
3 館内ネットワーク
4 インターネット
10 CPU10
14 タッチパネル
15 ディスプレイ
16 音声入力装置
17 スピーカ
Claims (2)
- 通信ネットワークに接続可能であり、操作者からの指示を音声で入力する音声入力手段と、操作者からの指示を文字で入力する文字入力手段と、操作者へのメッセージを音声で出力する音声出力手段と、操作者からの指示が入力される入力項目又は操作者へのメッセージを表示する画面を出力する画面出力手段とを備え、操作者と対話を行って目的の処理を遂行する対話型のキオスク端末であって、
前記画面出力手段で前記入力項目が出力された際に、まず前記文字入力手段からの入力の受付を行い、前記入力項目が表示された時点から所定時間経過後までに前記文字入力手段からの入力がない場合には、前記音声入力手段からの入力の受付を行う入力方法切替手段を備えたことを特徴とするキオスク端末。 - 前記入力方法切替手段により、前記音声入力手段からの入力へ切り替えられた際に、前記画面出力手段又は前記音声出力手段が、入力方法が切り替えられた旨のメッセージを提示する入力方法切替提示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のキオスク端末。
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