JP2004232264A - カギシリンダー保護用係止構造 - Google Patents

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Manabu Tateishi
学 立石
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】一般的に市販されているカギシリンダーをそのまま使用する装置の開閉扉のロック構造の場合、カギシリンダーに付随するストッパーに頼らずに、別体でこのカギシリンダーを保護する構造が必要であり、装置に不慣れな保守要員が無理な力を加えても破損を防止することが出来る構造を提案することを目的とする。
【解決手段】開閉用扉の施錠として用いられるカギシリンダーに設けられたロックプレートの係止構造であって、前記カギシリンダーとは別体で前記ロックプレートの可動範囲を制限する係止材を備えたことを特徴としており、カギシリンダーに付随するストッパーに頼らずに、別体でこのカギシリンダーを保護することができ、破損を防止することができるカギシリンダー保護用係止構造である。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保守メンテナンスを必要とする装置等に取り付けられている開閉用扉に用いられるカギシリンダーを保護するための係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
保守メンテナンスを必要とする装置に取り付けられている開閉用扉には、いたずらを防止する上でカギを使用している。このカギ自体は一般的に売られている市販のカギであり、そのカギを使用することで他の装置との統一化が可能となるため、保守管理者指定の場合が多い。しかし、市販のカギを使用する場合、一般的にはあまり考えられないような力でカギを回したり、操作しやすいように特殊な大きな挿し込みキーを使用することまでは考慮されていないのが一般的である。
【0003】
従来の技術の構造について図1から図4を参照しながら説明する。
従来技術では、筐体1にメンテナンス時に開け閉めを行う、開閉用扉2があり、この扉は、カギシリンダー3によって、施錠される構造である。
このとき、図3に示す開閉用扉裏面図のように、開閉用扉2には、カギシリンダー3が取り付けられており、キーを挿し込み、回転させることによりロックプレート4が90度回転して、扉が施錠される構造である。
このカギシリンダー3は、一般的に市販されているカギシリンダーであり、カギの統一化を行うことで、保守要員のメンテナンスのしやすさを促すものであり、保守管理者指定のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の一般的に市販されているカギシリンダーの場合、あらゆる使用条件を考慮されておらず、装置に詳しくない保守要員が無理な力で90度以上の回転を加えた場合、カギシリンダー3のストッパー5により、通常は90度以上の回転を阻止する構造のものであるが、これが破損する可能性が十分に考えられる構造のものであった。よって、開閉用扉に市販品のカギシリンダーを取り付けただけでは、十分な強度を有する構造というものではなく、破損の可能性がある構造となっていた。
つまり、市販のカギをそのまま使用する装置の開閉扉の場合、カギを無理に回してしまい、カギシリンダーの破損が起こり得るという問題点があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、従来技術の説明のように、一般的に市販されているカギシリンダーをそのまま使用する装置の開閉扉のロック構造の場合、カギシリンダーに付随するストッパーに頼らずに、別体でこのカギシリンダーを保護する構造が必要であり、装置に不慣れな保守要員が無理な力を加えても破損を防止することが出来る構造を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題を解決するための本発明は、開閉用扉の施錠として用いられるカギシリンダーに設けられたロックプレートの係止構造であって、前記カギシリンダーとは別体で前記ロックプレートの可動範囲を制限する係止材を備えたことを特徴としており、カギシリンダーに付随するストッパーに頼らずに、別体でこのカギシリンダーを保護することができ、破損を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図5及び図6を参照しながら説明する。
本発明では、 図5に示す開閉用扉裏面構造図のように、開閉用扉2には、カギシリンダー3が取り付けられており、キーを挿し込み、回転させることによりロックプレート4が90度回転して、扉を施錠する構造である。また、カギシリンダー3にはカギシリンダー3のストッパー5は存在しているが、このストッパーには頼らず、図7に示す構造図のような別体である、ロックプレートストッパー6を取り付けることにより、キーを挿し込み90度以上の回転を加えた場合、このロックプレートストッパー6に、回転するロックプレート4が当たり、回り止めの役目をする。このことにより、90度以上の回転を防止できる構造である。
また、ロックプレートストッパー6は、ロックプレート4が直接当たって止まる構造のため、ロックプレート4が回転した時に当たるポイント9と、ロックプレート4が回転した時に当たるポイント8の部分で、接触する構造となる。その時、この部分の塗装が剥がれる恐れがあるため、塗装を必要としなくても、十分な防錆効果のあるステンレス素材を使用するものであり、開閉用扉2との固定は取付ネジ7によって行う構造である。また、ステンレス素材を使用することで、十分な強度を有することができる構造となる。
また、開閉用扉2は、装置の外観部品であるため、塗装が必要であり、製作性も考慮してアルミ素材を使用している。よって、このロックプレートストッパー6とは材質、塗装の有無もあり、別体の取り付けで実現している構造である。
また、このことで、カギシリンダー3の取り付けも容易に行うことが出来る構造となる。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、挿し込みキーに無理な力を加えて回転させてもカギシリンダーの破損が起こらない構造となる。
また、ロックプレートストッパーの材質はステンレス素材を使用することにより、十分な強度と、防錆性を考慮しているため、強度的に強く、腐食性に優れている構造となる。
また、ロックプレートストッパーは塗装なしのステンレス製のため、ロックプレートが当たっても塗装の剥がれが起こらず、そこから腐食が発生することもない。
また、ロックプレートストッパーと開閉用扉の固定方法は、取付ネジにより固定する構造であり、そのことにより、容易にカギシリンダーを取り付けることができ、組立性を考慮した構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の構成図である。
【図2】従来技術の構成図である図1のA−A断面図である
【図3】従来技術の開閉用扉の裏面図である。
【図4】従来技術の開閉用扉の側面図である。
【図5】本願発明の開閉用扉の裏面図である。
【図6】本願発明の開閉用扉の側面図である。
【図7】本願発明のロックプレートストッパー各平面図である。
【符号の説明】
1…筐体、2…開閉用扉、3…カギシリンダー、4…ロックプレート、5…カギシリンダーストッパー、6…ロックプレートストッパー、7…取付ネジ、8…ロックプレートが回転したときに当たるポイント1、9…ロックプレートが回転したときに当たるポイント2

Claims (1)

  1. 開閉用扉の施錠として用いられるカギシリンダーに設けられたロックプレートの係止構造であって、前記カギシリンダーとは別体で前記ロックプレートの可動範囲を制限する係止材を備えたことを特徴とするカギシリンダー保護用係止構造。
JP2003020108A 2003-01-29 2003-01-29 カギシリンダー保護用係止構造 Pending JP2004232264A (ja)

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