JP2004231209A - 物品投入装置及びこの装置に好適な包装袋 - Google Patents

物品投入装置及びこの装置に好適な包装袋 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟な包装袋の袋口を簡単に開封でき、被包装物を該包装袋内に簡単確実に投入し得る物品投入装置を提供する。
【解決手段】被包装物を投入するための誘導具20と、包装袋を離脱可能に複数枚吊下する支持枠体13と、包装袋の袋口近傍に貼着し袋口を開封する袋口開封手段30とを備え、誘導具20は先端部が先細で径方向へ伸縮自在で且つ柔軟性を有するホッパー23からなり、例えば、所定長さの筒状網体を使用し、この筒状網体の一端を拡開してリング枠21に固定する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装しにくい長尺な野菜、例えばアスパラ、長ねぎ、ゴボウ或いは長芋などを柔軟な包装袋、例えばプラスチック製包装袋の中に簡単確実に投入し得る物品投入装置及びこの装置に好適な包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットなどで販売されている野菜類、例えばなす、きゅうり、アスパラ、長ねぎ、ゴボウ、長芋などは、透明なプラスチックフィルムで形成された包装袋に袋詰めされ、商品棚などに陳列されている。これらの野菜類の袋詰め作業は、生産者から集荷し、スーパーマーケットなどに納入されるまでの過程で行われ、殆ど手作業で行われている。これらの袋詰め作業のうち、特に長尺な野菜、例えばアスパラ、長ねぎ、ゴボウ或いは長芋等の袋詰めは、包装袋に長尺なプラスチック製のものが使用されることから、包装袋が柔軟且つ透明であるため袋口を探すのが面倒で開封しづらく、またこの袋口から長尺野菜を投入しても、長尺野菜が袋の途中に引っ掛かってしまい底部までスムーズに投入できず、これら長尺野菜の袋詰め作業には多大な労力と時間が費やされていた。
【0003】
このような袋詰めの煩わしい作業を軽減するために、これまで多くの物品投入装置及び包装袋が提案されている。
物品投入装置としては、例えば傾斜させて配置したほぼ樋状の支持枠体内に物品を収納する多数枚の収納袋を重ねて配置し、その収納袋の挿入口を順次開放する開放操作機構を支持枠体内に設け、この開放操作機構を収納袋の挿入口内に進入して挿入口を開放する回動可能な開放プレートと、その開放プレートを回動させる回動操作レバーとで構成した物品投入装置が知られている。(例えば、特許文献1)。
また、包装袋の開口部に被包装物の導入を案内する案内筒を設け、被包装物の投入時に、案内筒の先端を萎めて包装袋の開口部に挿入し、挿入した後に案内筒の先端を拡開させるようにした物品投入装置(例えば、特許文献2)、更に、筒状に形成された可撓性のホッパーを昇降自在に備え、このホッパーを扁平状乃至開口状に変形自在とした物品投入装置も知られている。(例えば、特許文献3)。
更に、ゴボウ等の長尺な物を収納する包装袋としては、例えば被包装品を入れる開口部を有する包装袋の開口部上方位置に、包装袋を外部装置に支持させるための被支持部を形成し、包装袋を引っ張ることによって包装袋を支持体から引放すことができる引外し部が形成された包装袋が知られている。(例えば、特許文献4)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−189216号 (第2頁 図2)
【特許文献2】
実公平2−34166号 (実用新案登録請求の範囲 図1)
【特許文献3】
特開2000−177711号(第3頁左欄 図5)
【特許文献4】
特開平5−85551号(第2右欄 図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許文献1に記載された物品投入装置は、特殊構造の開放操作機構を必要とし、この開放操作機構によって、支持枠体内に収容配置した収納袋の挿入口を順次開放し、その開放した挿入口から収納袋内に物品を投入するもので、開放プレートを開封の度に収納袋内へ挿入しなければならないことから、開放プレートが収納袋の内壁に衝突し収納袋を破損する恐れがあり、また、物品を挿入口から収納袋内に押し込まなければならず、袋詰め作業を効率的に行うことは難しかった。
また、前記特許文献2、3に記載されたホッパーを使用した物品投入装置は、何れもそのホッパーは、その下端部を先細りにして収納袋の挿入口に挿入し、挿入した後にこの下端部を拡開するもので、そのためホッパーの下端部を特殊構造にすると共に拡開機構を必要とし、ホッパーの構造が複雑化し、更にホッパーを上下に移動させる移動機構を必要としていた。
更に、前記特許文献4に記載された包装袋は、袋体を手に持つことなく、一方の手で開口部を広く開けた状態で他方の手で被包装品を容易に袋詰めするものであるが、一方の手で開口部を開けた状態に維持しなければならないので、開口部の開封作業が面倒であった。
【0006】
本発明は、この従来技術が抱えている課題を解消することに着目してなされたものである。
本発明の目的は、柔軟な袋口を極めて簡単に開封でき被包装物を柔軟な包装袋内に簡単確実に挿入し得る物品投入装置を提供することにある。
【0007】
また本発明の目的は、柔軟な袋口を極めて簡単に開封でき長尺な被包装物を柔軟な包装袋内に簡単確実に投入し得る物品投入装置を提供することにある。
【0008】
更に本発明は、前記物品投入装置に好適な包装袋を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の手段により達成できる。
【0010】
本発明の物品投入装置は、支柱等に固定され被包装物を包装袋内へ誘導する誘導具と、この誘導具の下方にあって柔軟な包装袋を離脱可能に複数枚吊下する支持枠体と、該包装袋の袋口近傍に貼着し袋口を開封する袋口開封手段とを備え、該誘導具は先端部が先細で径方向へ伸縮自在で且つ柔軟性を有するホッパーからなり、そのホッパー先端部を該袋口より若干下方に垂下させ、該袋口開封手段の操作により該袋口縁近傍を貼着し、この袋口縁を該ホッパー先端部に摺接移動させて該ホッパー先端部を袋口内へ挿入し、該ホッパーから被包装物を投入する際に、該被包装物で該ホッパー先端部を拡開させ包装袋内へ被包装物が投入されるようになしたことを特徴とする。
そして、前記誘導具は、径方向に伸縮自在で且つ柔軟性を有する筒状網体と、この筒状網体を固定し被包装物の投入可能な誘導口を有するリング枠とからなり、該筒状網体の一端を径方向に拡開して該リング枠に取付け、他端を先細に縮径したホッパーであることが好ましい。また、前記袋口開封手段の貼着には、着脱可能な粘着部材を用い、この粘着部材は、前記包装袋と平行な支軸を中心に回動可能な回転体に設けることが好ましい。
【0011】
上記の物品投入装置においては、先ず、ホッパー先端部を袋口より若干下方に垂下させ、袋口開封手段の操作により、粘着部材に柔軟な袋口縁近傍を貼着し引っ張る。すると、袋口縁が粘着部材に貼着されて引っ張られ、袋口縁部がホッパーの下端部に当接し、袋口縁及びホッパー下端部は共に柔軟性を有しているので、これらが共に所定の方向へ変形屈曲して、袋口縁がホッパー下端部を摺接しながら潜り抜ける。袋口縁がホッパーの下端部を潜り抜けると、ホッパー下端部は、自身の復元力により元の垂下状態に戻り、ホッパー下端部が包装袋の袋口内へ移動する。次いで、ホッパーから被包装物を投入すると、この被包装物がホッパー先端部を拡開させるので包装袋内へ被包装物が投入される。
この装置によると、薄く且つ柔軟な袋口を簡単に開封できると共に、構造複雑なホッパーを使用することなく、長尺被包装物を簡単に包装袋へ投入することが可能になる。
【0012】
また、誘導具は、所定長さの筒状網体を使用し、この筒状網体の一端を拡開してリング枠に固定するだけでホッパーが形成できるので、ホッパーの構造が極めて簡単で、しかも特殊な部材を使用することなく、市販の製品を加工するだけで製作できる。
更に、袋口開封手段の貼着には、着脱可能な粘着部材を用い、この粘着部材を包装袋と平行な支軸を中心に回動可能な回転体に設ける。すると、薄く且つ柔軟な袋口に着脱自在に貼着するので、袋口の開封及び包装袋の離脱が簡単になる。また、回転体の回動により粘着部材の貼着する場所が移動し、同じ箇所での貼着が少なくなるので、粘着部材を長持ちさせることが可能となる。また包装袋を引っ張ると粘着部材が回転するので、包装袋口の離脱が容易になる。
したがって、この物品投入装置によると、ホッパーが比較的短く簡単な構造のものでも、長尺被包装物でも比較的短いものでも簡単確実に包装袋へ投入できる。
【0013】
また、本発明の物品投入装置は、前記誘導具の上方に、長尺筒状部材を有する補助誘導機構を付設し、この補助誘導機構の操作により、該誘導具で該長尺筒状部材をガイドして包装袋内へ導入し、この長尺筒状部材から被包装物を包装袋へ投入するようになしたことを特徴とする。
そして前記補助誘導機構は、長尺被包装物を誘導する長尺案内部材と、被包装物の投入時に該長尺案内部材を該誘導具でガイドして包装袋内へ導入する移動手段とで構成し、また前記長尺案内部材は、その先端部が前記誘導具のホッパー入口に挿入して置くことが好ましい。
前記の補助誘導機構を持たない物品投入装置は、ホッパーが比較的短いので、長尺な被包装物でも比較的短いものを包装袋へ投入するのに適している。しかし、これより長尺のものになると、ホッパーが短いため不安定になり、長尺被包装物が倒れるので投入が難しく、また、ホッパーの先端が包装袋内に入り込む長さが短いので、長尺な被包装物をスムーズに袋内へ誘導できない恐れがある。
このような場合、この補助誘導機構を付設した物品投入装置を用い、ホッパーに長尺案内部材を継ぎ足して、この長尺案内部材で長尺被包装物を誘導して包装袋内へ投入する。この際、長尺案内部材をホッパーの入口の配置しているので、案内部材の導入がスムーズになる。
【0014】
更に、本発明の包装袋は、表面生地体とこの表面生地体より若干長い裏面生地体とを長手方向で重ね合わせ、重ね合わせた該表面及び該裏面生地体の両側部及び底部をそれぞれシールし、この底部と反対側の表面生地体の一端部を開放して開口部を形成した細長包装袋からなり、この開口部横の少なくとも表面生地体の両側に切込みを設けたことを特徴とする。
この包装袋は、両側端に切込みが設けられているので、切込みを入れない包装袋より表面生地体が裏面生地体より容易に接離でき袋口の開封が容易になる。この包装袋は、前記の物品投入装置に好適であるが、他の用途にも転用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明は、図面に記載された形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲に包含されることは言うまでもない。
図1は、本発明の包装袋への物品投入装置の第1の実施形態を示す外観斜視図、図2は図1の物品投入装置の正面図、図3は図1の物品投入装置の側面図、図4は図1の筒状網体を示す外観斜視図である。
物品投入装置10は、袋詰め作業場の床面や作業台などの上に載置可能な基台11(図2参照)と、この基台に立設された支柱12と、被包装物を包装袋内へ誘導する誘導具20と、この誘導具20及び柔軟性を有する包装袋40を多数枚吊下する支持バー14を固定する細長板状の支持枠体13と、柔軟な包装袋の袋口縁に貼着し袋口を開口する袋口開封手段30とからなる。
【0016】
支柱12の上方には、支持枠体13を垂直方向に縦長になるようにその裏面を固定し、支柱12の下方には湾曲状アームを支持する支持体32を固定する。支持枠体13の表面には、その上方に被包装物を包装袋へ誘導する誘導具20を、その下方に複数枚の柔軟な包装袋を垂下状態で吊下する2本の支持バー14をそれぞれ固定する。
誘導具20は、物品を投入できる大きさの誘導口を有する円環状のリング枠21と、このリング枠の一部に固定された基部22とからなり、基部22を支持枠体13に取付ける。円環状のリング枠21には、所定の長さを有するホッパー23を取付ける。このホッパー23は、リング枠21に取付ける前は、図4に示すように所定の長さ及び径を有する細長な筒状網体23’であって、その内周面が当接していてもよい。この筒状網体23’には、所定の目数、折巾を有するネット、例えば「ネトロン」(商標名)を使用する。目数は、周囲の網目数を言い、折巾は、最大の拡開長さ、すなわち折巾内での拡開であれば復元力により原状に戻る長さを言う。
【0017】
このような筒状網体23’を用い、その一端23aを外方向へ拡開し、この拡開した円形状の端部縁を適宜の固着手段、例えば糸、細金等によりリング枠21の周囲に固定する。すると、この筒状網体23’は、図1に示すようにリング枠21の固定部分から下端部23bに向けて徐々に先細な漏斗状をなして垂下される。垂下したホッパーの下端部23bは、支持枠体13に垂下される包装袋40の袋口43より若干下方に垂下するように位置調整する。この位置調整は、ホッパー23の長さ又は包装袋を垂下する支持バー14の取付け位置等を変更して行うが、垂下の長さL(図2、3参照)、すなわち袋口43からホッパー下端部23b間までの長さは、概ね5cm前後に設定する。この長さLは、筒状網体23’の弾性力或いは包装袋40の種類にもよっても異なり、これらの特性及び種類に応じて適宜の長さに選定する。
なお、ホッパーを筒状網体で形成したが、これに限定されず、先端部が先細で径方向へ伸縮自在で且つ柔軟性を有するものであれば、その構成又は材料は任意のもの、例えば合成樹脂又は布等で形成したものを使用できる。
【0018】
また、袋口開封手段30は、ほぼ中央部が円弧状に屈曲し弾性を有するバネ体31と、このバネ体の基端31aに取付けた支持体32と、先端部31bに設けた貼着手段33とからなる。バネ体31は、金属或いは合成樹脂材で作られる。また貼着手段33は、包装袋の表面生地に着脱自在に貼着して袋口を開封するものである。
この貼着手段33は、バネ体31の先端部31bに固定されたロール支持体34と、この支持体34に回動可能に軸支し回転体(ロール)35と、このロール35の外周に巻き付けた粘着部材36と、この粘着部材36が露出した面と反対方向でロール支持体34に取付けた把手37からなる。
粘着部材36には、包装袋の表面生地に貼着し、簡単に剥離できる接着材、例えばPVA(ポリビニルアルコール)を使用する。PVAを使用すると、長時間使用により粘着力が徐々に低下するが、水洗いすることにより粘着力を回復させることができる。
【0019】
図6は、この物品投入装置に好適な包装袋の正面図であって、図(a)、図(b)はそれぞれ異なるタイプの包装袋を示している。
包装袋40は、長尺野菜を詰めることができるように、所定の横幅と、この横幅に比べて縦長が若干長い細長封筒状の包装袋からなり、例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム等の合成樹脂フィルムを素材として、細長い表面生地体41と、この表面生地体41の裏面側に配置され、同表面生地体と同一幅で、若干長い裏面生地体42とで形成する。
表面生地体41、裏面生地体42は、同一素材でも、或いは異なる素材でもよく、また、透明、半透明乃至不透明材料でもよく、更にこの素材は、上記の合成樹脂フィルムに限定されることなく、紙類を使用してもよい。
【0020】
この包装袋40は、表面生地体41と裏面生地体42とを重ね合わせた状態で両生地体41、42の両側部及び底部が熱シールや接着剤等により閉着し、表面生地体41は底部と反対の一端部41aで開放し、この部分に開口部(袋口)43を設けた細長封筒状に形成する。
また、裏面生地体42は、上端が所定長さのところで折返して裏面生地体42の端部側上面に接合し、この折返し面に支持バー14へ挿入し、包装袋40を吊下する複数の開孔44を形成する。また各開孔44には、折返し端に向けてミシン目45を設け、包装袋40を支持枠体13の支持バー14(図1参照)に吊下し、この状態から包装袋40を引っ張った際に、包装袋40はこのミシン目45から破断され、包装袋40の引離しを容易にする。
【0021】
図6(b)に示した包装袋40’は、上記包装袋40の袋口43の両端部、すなわち表面生地体41’と裏面生地体42’とを重合した両側に、所定大きさの切込み46’を形成したものである。したがって、その他の構成、材料等は同じであるので、同一構成の部分には同一符号を用いこの符号にダッシュを付してその説明を省略する。
この切込み46’は、表面生地体41’及び裏面生地体42’のうち、表面生地体41’に形成する。勿論、両生地体に設けてもよい。この切込み形状は、任意の形状、例えば、円弧状、半円形状、三日月形状、角型形状でもよく、単に両側端面を溶着しない状態のものでもよい。これらの形状は、包装袋を構成する材料、厚み等を考慮して任意のものが選択される。
この切込み46’を設けることにより、袋口43’の開口時に表面生地体41’が裏面生地体42’より切り込みを設けた分だけ容易に剥がし易くなるので、前記長さLの調整がより簡単になる。
【0022】
次に、物品投入装置10及び包装袋40を使用し、包装袋への被包装物の袋詰めを説明する。図3は図1の物品投入装置の側面図、図5は図3側面図をもとに包装袋へ長尺野菜等の袋詰め作業を説明する説明図である。
図3に示すように、支持枠体23の支持バー14に複数枚の包装袋40を筒状網体の下端部23bがその袋口43より下方へ長さLまで延びるように吊下する。
この包装袋の吊下状態において、図5(a)に示すように袋口開封手段30の把手37に手指を入れバネ体31を矢印Aに示す時計回りに回動して、支持枠体12に吊下されている一枚目の包装袋40の表面生地体41に(図6(a)参照)貼着手段33を押し当て、粘着部材36を表面生地体41の上縁部41aに貼着させる。
【0023】
次いで、図5(b)に示すように貼着手段33を表面生地体41の上縁部41aに貼着させたまま把手37をバネ体31の弾性に抗して矢印Bに示す反時計方向へ回動させる。すると、表面生地体41の上縁部41aが粘着部材36に貼着されて引張られ、上縁部41aがホッパー23の下端部23bに当接し、上縁部41a及び下端部23bは、共に柔軟性を有しているので、これらが共に反時計方向へ変形屈曲して上縁部41aが下端部23aを摺接しながら潜り抜ける。表面生地体41の上縁部41aがホッパーの下端部23bを潜り抜けると、図5(c、d)に示すように、ホッパーの下端部23bは、自身の復元力により元の垂下状態に戻り、ホッパーの下端部23bが包装袋41の袋口43内へ移動される。
【0024】
ホッパー23の下端部23bが包装袋41の袋口43へ挿入された後に、複数本のアスパラ46をほぼ同時にリング20の誘導口へ投入する。すると、アスパラ46はホッパー23の内周面に沿ってほぼ自重により落下し、下端部23bを押し拡げ包装袋40内へ投下される。
次いで、包装袋40を下方へ引っ張る。すると、表面生地体41の上縁部41aが粘着部材36から接離するとともに、ミシン目45(図6(a)参照)から破断され、支持バー14から包装袋40が引離される。
この物品投入装置10では、包装袋に図6(a)に示す包装袋40を使用したが、別タイプの包装袋40’を使用することもできる。この包装袋40’は、両側端に切込みが設けられているので、切込みを入れない包装袋40より表面生地体41’が裏面生地体42’より容易に接離でき袋口43’の開封が容易になる。
【0025】
この物品投入装置10は、ホッパー23が比較的短いので、長尺野菜でも比較的短いもの、例えばアスパラ等を包装袋へ投入するのに適している。しかし、これより長尺のもの、例えば長ネギ、ゴボウ、或いは長芋になると、ホッパー23が短いため不安定になり、長尺野菜が倒れ投入するのが難しく、また、ホッパーの先端が包装袋内に入り込む長さが短いので、長尺野菜をスムーズに袋内へ誘導できない恐れがある。
【0026】
このような長尺野菜の包装袋への投入に最適な物品投入装置を以下に説明する。図7は本発明の物品投入装置の第2の実施形態を示す斜視図である。
この物品投入装置50は、前記物品投入装置10に誘導補助機構60を付設したものである。したがって、説明を簡略化するために、前記物品投入装置10と共通する部分の説明は省略し異なる構成について説明する。
誘導補助機構60は、ほぼ円錐筒状をなした長尺案内部材70と、この案内部材を垂直方向に上下動させる移動機構80とからなる。
長尺案内部材70は、合成樹脂等で形成され、長尺包装袋40のほぼ半分乃至それ以上の長さと、外周がリング枠20の内径より若干短く、リング枠20内をスムーズに通り抜け可能な径を有し、所定長さの筒状体71と、この筒状体71から下方へ延びた円錐体72とからなる。
円錐体72は、筒状体71の長さに比べて3倍乃至それ以上長く下方へ延び、円推面に複数の切込みを入れ複数のガイド片72a〜72xを形成する。これらのガイド片72a〜72xは、その先端部は自由端となっている。
【0027】
また、移動機構80は、下端の表面81aを筒状体71の外壁に固定し裏面にギヤ歯81bを設けた移動片81と、このギヤ歯81bと契合するギヤ歯82aを有し支持体83により支持枠体13に取付けた歯車82と、移動片81を袋口開封手段30と連動して上下方向へ移動させる移動手段(図示省略)とからなる。
なお、移動手段は、移動片81を袋口開封手段30と連動して上下動させるものであるが、この公知の手段を使用するので、その説明を省略する。
前記のように誘導補助機構60を長尺案内部材70と移動機構80とで構成し、移動機構80を操作し、長尺案内部材70のガイド片72a〜72xの先端部は、自由端となっているので予め纏めてリング枠20内に挿入して置く。
【0028】
この物品投入装置50を用い、長尺被包装物を包装袋へ袋詰めする手順を説明する。図8は図7の物品投入装置の側面図、図9は図8の側面図をもとに長尺被包装物を包装袋へ袋詰する工程を示す説明図である。
先ず、支持枠体13の支持バー14に複数枚の包装袋40を吊下し、袋口開封手段30により、袋口43を開封し、ホッパー23の下端部23bを袋口43内に挿入させる。この操作は、前記物品投入装置10における開封・挿入操作(図5(a)〜(c))と同じであるので、詳細説明は省略する。図8、図9(a)は、図5(a)〜(c))と同様にホッパー23の下端部23bが袋口43内に挿入された状態を示している。
ホッパー23の下端部23bが袋口43内に挿入された後に、図9(b)(c)に示すように、移動機構80を操作し、長尺案内部材70を降下させ、各ガイド片72a〜72xの先端部でホッパー23の先端部23bを拡開させて、長尺案内部材70を包装袋40内へほぼ半分近くまで挿入する。このとき、各ガイド片72a〜72xの先端部は、自由端となっているが、各ガイド片72a〜72xの先端部が予めホッパー23内に挿入されているので、これらのガイド片はホッパー23にガイドされて包装袋40内へスムーズに挿入される。
次いで、長尺被包装物90、例えば長ネギを長尺案内部材70内へ投入する。すると、長ネギは、長尺案内部材70の各ガイド片72a〜72xを押し拡げ包装袋40内へ投入される。続いて、包装袋40を下方へ引っ張って支持バー14から包装袋40を引離す。(図9(e)、(f))。
この長尺案内部材70及び長尺野菜90の投入の際、投入が進むに従い袋40内に空気が封じ込まれこれらの投入の障害となるが、各ガイド片72a〜72xの間にスリット(隙間)が形成されているので、袋内に溜まった空気はこの隙間から袋口を通り外へ放出され投入がスムーズになる。
包装袋は、別タイプの包装袋40’をも使用することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の物品投入装置によると、薄く且つ柔軟な袋口を簡単に開封できると共に、構造複雑なホッパーを使用することなく、長尺被包装物を簡単に包装袋へ投入することができる。
また、補助誘導機構を付設した物品投入装置によると、更に長尺な被包装物を簡単に包装袋へ投入することができる。
更に、包装袋は、その袋口を簡単に開封でき、上記物品投入装置に使用することにより、開封作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物品投入装置の第1の実施形態を示す外観斜視図。
【図2】図1の物品投入装置の正面図。
【図3】図1の物品投入装置の側面図。
【図4】図1の筒状網体を示す外観斜視図。
【図5】図3側面図をもとに包装袋へ長尺被包装物の袋詰め作業を説明する説明図。
【図6】物品投入装置に好適な包装袋の正面図。
【図7】本発明の物品投入装置の第2の実施形態を示す斜視図。
【図8】図8は図7の物品投入装置の側面図。
【図9】図8の側面図をもとに長尺被包装物を包装袋へ袋詰め作業を説明する説明図。
【符号の説明】
10、50 物品投入装置
11 基台
12 支柱
13 支持枠体
14 支持バー
20 誘導具
21 リング枠
22 基部
23 ホッパー
23’ 筒状網体
23b ホッパー先端部
30 袋口開封手段
33 貼着手段
34 ロール支柱体
40、40’ 包装袋
43、43’袋口

Claims (7)

  1. 支柱等に固定され被包装物を包装袋内へ誘導する誘導具と、この誘導具の下方にあって柔軟な包装袋を離脱可能に複数枚吊下する支持枠体と、該包装袋の袋口近傍に貼着し袋口を開封する袋口開封手段とを備え、該誘導具は先端部が先細で径方向へ伸縮自在で且つ柔軟性を有するホッパーからなり、そのホッパー先端部を該袋口より若干下方に垂下させ、該袋口開封手段の操作により該袋口縁近傍を貼着し、この袋口縁を該ホッパー先端部に摺接移動させて該ホッパー先端部を袋口内へ挿入し、該ホッパーから被包装物を投入する際に、該被包装物で該ホッパー先端部を拡開させて包装袋内へ被包装物が投入されるようになしたことを特徴とする物品投入装置。
  2. 前記誘導具は、径方向に伸縮自在で且つ柔軟性を有する筒状網体と、この筒状網体を固定し被包装物の投入可能な誘導口を有するリング枠とからなり、該筒状網体の一端を径方向に拡開して該リング枠に取付け、他端を先細に縮径したホッパーであることを特徴とする請求項1記載の物品投入装置。
  3. 前記袋口開封手段の貼着には、着脱可能な粘着部材を用いたことを特徴とする請求項1記載の物品投入装置。
  4. 前記粘着部材は、前記包装袋と平行な支軸を中心に回動可能な回転体に設けたことを特徴とする請求項3記載の物品投入装置。
  5. 前記誘導具の上方に、長尺筒状部材を有する補助誘導機構を付設し、この補助誘導機構の操作により、該誘導具で該長尺筒状部材をガイドして包装袋内へ導入し、この長尺筒状部材を介して被包装物が包装袋へ投入されるようになしたことを特徴とする請求項1〜4記載の何れかの物品投入装置。
  6. 前記補助誘導機構は、長尺被包装物を誘導する長尺案内部材と、被包装物の投入時に該長尺案内部材を該誘導具でガイドして包装袋内へ導入する移動手段とからなることを特徴とする請求項5記載の物品投入装置。
  7. 前記請求項1〜6の何れかの物品投入装置の支持枠体に吊下される包装袋であって、この包装袋は、表面生地体とこの表面生地体より若干長い裏面生地体とを長手方向で重ね合わせ、重ね合わせた該表面及び該裏面生地体の両側部及び底部をそれぞれシールし、この底部と反対側の表面生地体の一端部を開放して開口部を形成した細長包装袋からなり、この開口部横の少なくとも表面生地体の両側に切込みを設けたことを特徴とする包装袋。
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