JP2004230103A

JP2004230103A - 壁面収納型仏壇

Info

Publication number: JP2004230103A
Application number: JP2003025931A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Matsuda; 尊之松田
Original assignee: MEMORIAL WORLD KK
Current assignee: MEMORIAL WORLD KK
Priority date: 2003-02-03
Filing date: 2003-02-03
Publication date: 2004-08-19

Abstract

【課題】和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅において、特にその室内において違和感なく設置することができ、部屋の形態をライフスタイルに合わせたものとすることができる壁面収納型仏壇を提供することである。
【解決手段】住宅内の壁面の所定の高さに箱形の仏壇収納スペースを形成するとともに、仏壇収納スペース内に仏壇を収納し、仏壇収納スペースの下部には仏壇収納スペース内に収納した仏壇の扉体と調和する化粧部を設け、住宅の室内に違和感なく仏壇を取り付けたことを特徴とする壁面収納型仏壇。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、仏壇を室内に独立したものとしてではなく、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅において、その室内に造り付けの状態で違和感なく設けることができ、ライフスタイルに合わせた形でご先祖様を供養できる壁面収納型仏壇に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
仏壇は、荘厳さ、雅等の雰囲気を持つ伝統的なデザインのものが主流であるが、近年はライフスタイルの変化や住宅事情等から、近代的なデザインのもの、小形化したもの等の需要も多くなっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これまでに提案されている仏壇においては、すべて独立した仏壇の形態を持っていることから、その置き場所には制約が多く、必ずしも満足できるものではなかった。
【０００４】
本発明は、このような点に鑑みて提案されるもので、その目的とするところは、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅において、特にその室内において違和感なく設置することができ、部屋の形態をライフスタイルに合わせたものとすることができる壁面収納型仏壇を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の壁面収納型仏壇は、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅において、その室内の壁面の所定の高さに箱形の仏壇収納スペースを形成するとともに、仏壇収納スペース内に仏壇を収納し、仏壇収納スペースの下部には仏壇収納スペース内に収納した仏壇の扉体と調和する化粧部を設け、住宅の室内に違和感なく仏壇を取り付けたことを特徴とするものである。
【０００６】
この発明の壁面収納型仏壇は、上記仏壇収納スペースおよび仏壇がそれぞれ箱型に形成されていることをも特徴とするものである。
【０００７】
この発明の壁面収納型仏壇は、上記仏壇の扉体と化粧部とで一体化したデザインを形成してなることをも特徴とするものである。
【０００８】
上記壁面収納型仏壇においては、住宅室内の壁面に、あらかじめ仏壇収納用としてそのスペースを確保しておくようにしても良いし、初めはこのような決ったスペースとしてではなく、多目的の空間収納スペースとして形成しておき、あとでそのスペース内に合ったユニット化した仏壇を選択して収納して用いるようにしてもよい。もちろんいずれの場合も、仏壇収納スペースや空間収納スペースの下部には仏壇収納スペースや空間収納スペース内に収納した仏壇の扉体と調和する化粧部を設けておくことが必要である。
【０００９】
仏壇は、仏壇収納スペースや空間収納スペース内に収めることを前提に、外形は箱形を呈し、天面や両側面には装飾的な工夫は一切施す必要がない。仏壇の大きさは、規格品をあらかじめ複数種用意しておき、この中から仏壇収納スペースや空間収納スペースに合ったものを選択するようにしても良いし、仏壇収納スペースや空間収納スペースの寸法に合わせたオーダーメード方式で製作するようにしても良い。
【００１０】
仏壇は、仏壇収納スペースや空間収納スペース内に収め、通常は仏壇の扉体を閉じておくことにより、化粧部と一体化したデザインの家具としての外観だけとなる。仏壇を使用する場合には、扉体を開けて仏壇を開放し、例えば礼膳を仏壇内から引き出して供養する。なお扉体の開閉方法は問わないが、観音開き方式が好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る壁面収納型仏壇の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図１はこの発明の壁面収納型仏壇の１実施例を示す正面図、図２は壁面収納型仏壇部分の扉体を開いた状態の正面図、図３はその概略断面図である。
【００１２】図１は和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅において、その室内の壁面の所定の高さに箱形の仏壇収納スペース１１を形成するとともに、仏壇収納スペース１１内に仏壇１２を収納した状態を示したものである。また上記仏壇収納スペース１１の下部には仏壇収納スペース１１内に収納した仏壇１２の扉体１３と調和する化粧部１４を設けたので、住宅の室内に違和感なく仏壇１２を取り付けることができる。
図２および図３に示した仏壇１２は、地板１２ａ、側板１２ｂ、背板１２ｃ、底板１２ｄのすべてが平板で形成された四角形の箱形を呈し、この内部は普通の仏壇となっている。１２ｅは礼膳である。
もちろん上記仏壇１２には、その適所に納骨のためのスペースを用意しておくことも望ましいことである。
【００１３】
上記構成の壁面収納型仏壇は、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅の壁面を造り付ける時に、その適宜の位置に仏壇収納スペース１１を形成しておく。ただし、この収納スペース１１は予め大きくとっておき、仏壇のサイズに合わせてスペーサを取り付けることにより、当該スペースの大きさを任意に調整できるようにしておいてもよい。また、上記仏壇収納スペース１１は、壁面であればどのような部屋に設けてあっても良い。
【００１４】上記仏壇収納スペース１１の下部に設けた、仏壇収納スペース１１内に収納した仏壇１２の扉体１３と調和する化粧部１４は、壁面に貼り付けた構造であっても、またそれ自体が棚や引出し等を備えた家具としての構造を備えたものであっても構わない。ちなみに、化粧部１４と上記扉体１３とは、その材質や形状のみならず、デザイン等においても調和させておくことが必要である。
【００１５】以上のようにすると、仏壇の扉体１３と化粧部１４とが渾然として一体化したデザインとして、例えば家具調等に形成させることが可能となる。したがって仏壇を取り付けた室内の雰囲気と調和し、ライフスタイルの上でも何ら違和感のない仏壇を提供することが可能となった。
【００１６】
【発明の効果】
本発明は以上のように、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅等の室内に形成した仏壇収納スペース内に仏壇を収納するとともに、仏壇収納スペースの下部には仏壇収納スペース内に収納した仏壇の扉体と調和する化粧部を設けたものである。この結果、仏壇の扉を閉じておけば、普通の家具、例えばクローゼット状の外観となり、部屋と調和していて違和感が全くない。そして、仏壇の扉体を開ければ仏壇内部がそのまま現われるので、供養もしやすい。よって、場所をとらず、ライフスタイルに合わせた仏壇の提供が可能である。
【００１７】すなわち、和風や洋風の住宅、あるいはマンションやアパート等の集合住宅等のどのタイプの住宅であっても、常に先祖に手を合わせ、先祖とともに喜び、ともに悲しむ習慣を失わうことのない日常生活を送れるようにすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る壁面収納型仏壇の一実施例の正面図である。
【図２】壁面収納型仏壇の扉体を開いた状態の正面図である。
【図３】壁面収納型仏壇の概略断面図である。
【符号の説明】
１１仏壇収納スペース
１２仏壇
１２ａ地板
１２ｂ側板
１２ｃ背板
１２ｄ底板
１２ｅ礼膳
１３扉体
１４化粧部

Claims

住宅内の壁面の所定の高さに箱形の仏壇収納スペースを形成するとともに、仏壇収納スペース内に仏壇を収納し、仏壇収納スペースの下部には仏壇収納スペース内に収納した仏壇の扉体と調和する化粧部を設け、住宅の室内に違和感なく仏壇を取り付けたことを特徴とする壁面収納型仏壇。
仏壇収納スペースおよび仏壇がそれぞれ箱型に形成されている請求項１に記載の壁面収納型仏壇。
仏壇の扉体と化粧部とで一体化したデザインを形成してなる請求項１または２に記載の壁面収納型仏壇。