JP2004227407A - ネットワークを介した名刺の編集 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを介して名刺の編集を行う際のユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】Webサーバとクライアントとをインターネットを介して接続し、名刺編集システムを構築する。Webサーバは、名刺に記載すべき個人情報の編集内容と名刺画像とを同時に確認可能なように、名刺画像CPaと編集欄Raとが一体的に構成された編集ページW2aをクライアントに送信する。また、Webサーバは、クライアントで編集欄Raの各テキストボックスに個人情報が入力されるごとに個人情報を取得し、名刺画像CPaを生成する。
【選択図】 図6
【解決手段】Webサーバとクライアントとをインターネットを介して接続し、名刺編集システムを構築する。Webサーバは、名刺に記載すべき個人情報の編集内容と名刺画像とを同時に確認可能なように、名刺画像CPaと編集欄Raとが一体的に構成された編集ページW2aをクライアントに送信する。また、Webサーバは、クライアントで編集欄Raの各テキストボックスに個人情報が入力されるごとに個人情報を取得し、名刺画像CPaを生成する。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介した名刺の編集に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット等のネットワークに接続された情報端末(クライアント)からネットワークを介して名刺の受発注を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この技術では、発注者は、ブラウザを備えたパーソナルコンピュータなどを用いて、受注者が管理するサーバによって提供される所定のWebページにアクセスする。そして、発注者は、複数用意されたテンプレートの中から好みのデザインやレイアウトを選択し、会社名・団体名、部署名、肩書き、氏名、住所、電話番号、FAX番号、電子メールアドレスなど名刺に記載すべき個人情報を編集・入力する。受注者側のサーバは、入力された個人情報に基づいて、印刷結果となる名刺画像を生成し、発注者側に提供する。そして、発注者はブラウザ上で名刺画像を確認して、発注することが可能である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−15186号公報
【特許文献2】
特開2002−259499号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、クライアントでは、個人情報の編集・入力と、名刺画像の確認とを同時に行えなかったり、個人情報の編集・入力後に、デザインやレイアウトだけを容易に変更できなかったりして、使い勝手が悪かった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、ネットワークを介して名刺の編集を行う際のユーザの利便性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の編集装置は、
クライアントとネットワークを介して接続され、前記クライアントからの指示に基づき名刺の編集を行う編集装置であって、
前記クライアントからの要求に応じて、該クライアントに、前記名刺に記載すべき個人情報を編集するための編集画面を提供する編集画面提供部と、
前記クライアントに提供された前記編集画面上で編集された前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
前記個人情報取得部が前記個人情報を取得するごとに、予め設定された位置に前記個人情報を配置した名刺画像を生成する画像生成部と、
前記クライアントに前記編集画面とともに表示可能なように、前記名刺画像を前記クライアントに提供する画像提供部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
こうすることによって、クライアントで個人情報の編集画面と名刺画像とを同時に確認することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0008】
上記編集装置において、更に、
前記名刺に用いられる複数のテンプレートと、該テンプレートを識別するための識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記クライアントで選択された前記テンプレートに対応する前記識別情報を、前記クライアントから取得する識別情報取得部と、を備え、
前記画像生成部は、前記識別情報に対応した前記テンプレート上に前記個人情報を配置した画像を生成するようにすることができる。
【0009】
「テンプレート」は、名刺の全体的なデザインである。テンプレートに含まれる情報としては、例えば、名刺の背景デザインや、個人情報の段組み、文字サイズ、フォントなどが挙げられる。本発明によって、クライアントでは、複数のテンプレートの中から、ユーザの好みのテンプレートを選択して編集することができる。なお、テンプレートは、クライアントから新たに登録できるようにしてもよい。また、クライアントで選択可能なテンプレートは1つとは限らず、複数のテンプレートを選択可能としてもよい。
【0010】
上記編集装置において、更に、
前記クライアントに、前記複数のテンプレートの中から所定のテンプレートを選択可能なように、前記複数のテンプレートを提供するテンプレート提供部を備えるようにすることができる。
【0011】
こうすることによって、クライアントでは、所望のテンプレートを容易に選択することができる。
【0012】
また、上記記憶部を備える編集装置において、更に、
前記個人情報取得部が取得した前記個人情報を保持する個人情報保持部を備え、
前記画像生成部は、前記個人情報保持部に保持された前記個人情報と、前記識別情報に対応した前記テンプレートとを用いて前記名刺画像を生成するようにすることができる。
【0013】
こうすることによって、クライアントで編集された個人情報を種々のテンプレートに流用することができる。従って、例えば、クライアントでテンプレートを変更する際などに個人情報を編集しなおす煩わしさを回避することができる。
【0014】
本発明の編集装置において、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントからの表示指示に関わらずに、前記クライアントに前記編集画面と前記名刺画像とが併せて表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0015】
こうすることによって、クライアントで表示に関する設定を行うことなく、編集画面と名刺画像との確認を同時に行うことができる。
【0016】
上記編集装置において、例えば、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが別ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0017】
こうすることによって、クライアントでは、編集画面と名刺画像との配置を任意に変更することができる。
【0018】
また、前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが同一ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにしてもよい。
【0019】
こうすることによって、クライアントでは、常に同じ画面構成で編集画面と名刺画像とを確認することができる。
【0020】
本発明の編集装置において、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記名刺画像の縦方向の長さと、横方向の長さとの比に基づいて、前記編集画面および前記名刺画像の配置を切り換えて、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0021】
こうすることによって、クライアントで編集画面と名刺画像とを見易くすることができる。
【0022】
なお、名刺画像の外形形状は、通常の矩形形状とは限らず、種々の形状を取り得る。従って、名刺画像の「縦方向の長さ」、「横方向の長さ」は、例えば、名刺画像の輪郭線に外接し、画面に対して水平および垂直な辺を有する矩形の縦方向および横方向の長さとすることができる。
【0023】
本発明の編集装置において、
前記個人情報取得部は、前記クライアントの利用者の送信指示に関わらずに、所定のタイミングで、前記個人情報を取得するようにすることができる。
【0024】
こうすることによって、利用者が名刺画像の送信指示を入力することなく、所定のタイミングで随時名刺画像を生成し、クライアントに表示させることができる。
【0025】
上記編集装置において、所定のタイミングとしては、種々のタイミングを設定可能であるが、例えば、
前記編集画面は、前記個人情報の複数の項目について、別個に編集可能に構成されており、
前記所定のタイミングは、前記クライアントに提供された編集画面上で、前記各項目が入力されるごとのタイミングであるようにすることができる。
【0026】
こうすることによって、クライアントでは、各項目の入力に同期して、編集装置から受信した名刺画像を表示して確認することができる。
【0027】
なお、所定のタイミングとしては、各項目の入力ごとのタイミングの他に、例えば、文字入力の際の漢字変換の確定のタイミングや、30秒ごとなど所定周期のタイミングなどを設定可能である。
【0028】
本発明は、上述の編集装置としての構成の他、編集方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0029】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、編集装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.名刺編集システムの構成:
B.Webサーバの構成:
C.名刺編集処理:
D.変形例:
【0031】
A.名刺編集システムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての名刺編集システムの構成を示す説明図である。この名刺編集システムは、クライアント10と、Webサーバ100とを、インターネットINTを介して接続することによって構成されている。なお、図1では、1つのクライアント10がインターネットINTを介してWebサーバに接続されている例を示したが、複数のクライアントがWebサーバ100に接続可能である。
【0032】
クライアント10は、汎用のパーソナルコンピュータであり、ディスプレイや、キーボードや、マウスなどを備えている。また、クライアント10は、Webページを閲覧したり、いわゆるWebプログラムを動作させたりするためのWebブラウザを備えている。
【0033】
Webサーバ100は、名刺編集を行うためのコンピュータプログラムを備えており、名刺に記載すべき個人情報を編集するためのWebページをクライアント10に送信し、クライアント10での個人情報の入力に応じて、後述する名刺編集処理を実行し、その処理結果に基づいて、動的にWebページを生成し、クライアント10に送信する。Webサーバ100は、本発明の編集装置に相当する。
【0034】
なお、インターネットINTには、印刷業者のパーソナルコンピュータ20や、取引先のパーソナルコンピュータ30が接続されており、クライアント10からの指示により、Webサーバ100で編集された名刺画像を印刷業者に送信して名刺の印刷を発注したり、取引先に配信したりすることが可能である。
【0035】
B.Webサーバの構成:
図2は、Webサーバ100の構成を示す説明図である。Webサーバ100は、図示する各機能ブロックをソフトウェア的に備えている。
【0036】
主制御部110は、各機能ブロックの全体制御を行う。通信部120は、インターネットINTを介して、クライアント10と各種データのやり取りを行う。通信部120は、例えば、Webページ提供部150によって提供されたWebページをクライアント10に送信したり、クライアント10からユーザIDおよびパスワードを取得したり、名刺に記載すべき個人情報を取得したり、名刺に用いられる、後述するテンプレートの識別IDを取得したりする。通信部120は、本発明の個人情報取得部、識別情報取得部に相当する。
【0037】
認証部130は、クライアント10から受信したユーザIDおよびパスワードに基づいて、認証処理を行う。個人情報保持部140は、クライアント10から受信した個人情報を一時的に保持する。
【0038】
Webページ提供部150は、予め用意され、各クライアントに共通のWebページを提供したり、顧客データベース180に予め用意された名刺に用いられるテンプレートを提供したり、クライアント10で個人情報を編集するための編集画面を提供したり、画像生成部170で生成された名刺画像を提供したりする。Webページ提供部150は、編集画面と名刺画像とを一体的に組み合わせて、動的にWebページを生成する機能も有している。本実施例では、Webページは、HTML(HyperText Markup Language)で記述されるものとした。DHTML(Dynamic HTML)やXML(eXtensible Markup Language)など他のマークアップ言語を用いるようにしてもよい。Webページ提供部150は、本発明の編集画面提供部、画像提供部、テンプレート提供部に相当する。
【0039】
データベース参照部160は、顧客データベース180を参照する。顧客データベース180は、後述するように、予め登録されたテンプレートを顧客ごとに記憶している。データベース180は、また、個人の顧客が任意に利用可能なテンプレートも記憶している。画像生成部170は、クライアント10で選択されたテンプレートと、クライアント10で入力された個人情報とを用いて名刺画像を生成する。
【0040】
図3は、顧客データベース180内のデータの一例を模式的に示す説明図である。図示するように、顧客データベース180は、顧客IDおよび顧客名ごとに、複数のテンプレートを記憶している。こうすることによって、クライアント10では、予め用意された複数のテンプレートの中から、ユーザの好みのテンプレートを選択することができる。各テンプレートは、各テンプレートを特定するための識別IDと対応付けられている。各テンプレートには、名刺の背景デザインや、文字サイズ,フォント,位置など個人情報の段組みなどが予め設定されている。
【0041】
C.名刺編集処理:
図4は、Webサーバ100とクライアント10とによって行われる名刺編集処理の流れを示すフローチャートである。図の左側に、クライアント10での処理を示した。図の右側には、Webサーバ100での処理を示した。
【0042】
まず、クライアント10が、Webサーバ100の名刺編集を行うためのホームページにアクセスすると(ステップS100)、Webサーバ100は、クライアント10に、Webページ提供部150によって提供されたログインページを送信する(ステップS105)。クライアント10は、ユーザがログインページで入力したユーザIDおよびパスワードをWebサーバ100に送信する(ステップS110)。Webサーバ100は、認証部130によって、クライアント10から取得したユーザIDおよびパスワードに基づいて認証処理を行う(ステップS115)。この際、Webサーバ100は、ユーザIDに基づいて、顧客を特定する。
【0043】
ステップS115において、クライアント10の正当性が確認されると、クライアント10は、Webサーバ100にテンプレート選択ページを要求する(ステップS120)。Webサーバ100は、データベース参照部160によって、顧客データベース180を参照し、Webページ提供部150によって、ステップS115において特定された顧客に対応したテンプレート選択ページを生成して、送信する(ステップS125)。
【0044】
図5は、クライアント10のディスプレイに表示されるテンプレート選択ページW1の一例を示す説明図である。ここでは、顧客データベース180に2つのテンプレートが登録されている「○○株式会社」(図3参照)用のテンプレート選択ページW1を例示した。図示するように、本実施例では、テンプレート選択ページW1には、選択可能なテンプレートのデザインが表示され、ユーザは、ラジオボタンによって所望のテンプレートを選択するものとした。こうすることによって、クライアントでは、所望のテンプレートを容易に選択することができる。また、本実施例のテンプレート選択ページW1では、印刷面を「片面」とするか、「両面」とするかの選択も可能である。ラジオボタンのチェック位置によって、テンプレートの識別IDが特定される。
【0045】
なお、本実施例では、ラジオボタンによってテンプレートを選択するものとしたが、例えば、テンプレート選択ページW1にテキストボックスを用意し、テンプレートの識別IDを入力するようにしてもよい。また、本実施例では、ユーザは、1つのテンプレートを選択するものとしたが、複数のテンプレートを選択可能としてもよい。
【0046】
ユーザがテンプレート選択ページW1で所望のテンプレートを選択し、「OKボタン」をクリックすると、クライアント10は、選択されたテンプレートに対応する識別IDなどの情報をWebサーバ100に送信する(図4、ステップS130)。Webサーバ100は、クライアント10から取得した識別IDに基づいてテンプレートを特定し、Webページ提供部150によって、名刺の編集ページを生成して、クライアント10に送信する(ステップS135)。
【0047】
図6および図7は、クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。本実施例では、名刺画像の縦方向の長さと、横方向の長さとの比に基づいて、編集ページの画面構成を切り換えるものとした。図6には、名刺の向きが縦(縦長)のテンプレートが選択された場合の編集ページW2aを示した。図7には、名刺の向きが横(横長)のテンプレートが選択された場合の編集ページW2bを示した。
【0048】
名刺の向きが縦のテンプレートの場合には、図6に示したように、名刺画像CPaと個人情報の編集欄Raとが横(左右)に並ぶように、編集ページW2a上に配置される。一方、名刺の向きが横のテンプレートの場合には、図7に示したように、名刺画像CPbと個人情報の編集欄Rbとが縦(上下)に並ぶように、編集ページW2b上に配置される。このように配置することによって、編集ページW2a,W2bを見易くすることができる。編集欄Ra,Rbには、「部署名」、「肩書き」、「氏名」などの項目ごとに、個人情報を入力するためのテキストボックスが用意されている。
【0049】
ユーザが各項目のテキストボックスに個人情報を入力すると(図4、ステップS140)、クライアント10は、入力された個人情報をWebサーバ100に送信する(ステップS150)。本実施例では、例えば、図6に示したように、「肩書き」のテキストボックスに「部長」と入力し、カーソルCを「氏名」のテキストボックスに移動すると、「肩書き」の項目が一旦確定し、このタイミングで個人情報を送信するものとした。こうすることによって、Webサーバ100は、クライアント10のユーザが個人情報の送信指示を意識せずに、個人情報を取得することができる。
【0050】
Webサーバ100は、クライアント10から個人情報を取得すると、個人情報保持部140に取得した個人情報を保持し、この個人情報と、ステップS135で特定されたテンプレートを用いて、画像生成部170によって、名刺画像を生成する(ステップS152)。そして、Webサーバ100は、ステップS152で生成された名刺画像を用いた編集ページW2aをクライアント10に送信する(ステップS154)。例えば、図6に示したように、編集欄Raの「部署名」と「肩書き」とに個人情報が入力されている場合、編集ページW2aには、テンプレートに「営業部」(部署名)と「部長」(肩書き)とが記載された名刺画像CPaが配置される。
【0051】
クライアント10は、個人情報の入力中に、ユーザによって、図6に示した「変更」ボタンが押され、テンプレートの変更指示があった場合には(ステップS160)、ステップS120に戻り、Webサーバ100にテンプレート選択ページを要求する。このとき、個人情報保持部140には、既に入力された個人情報を保持しているので、Webサーバ100がテンプレートを変更した編集ページをクライアント10に送信する際には、保持された個人情報を用いて名刺画像を生成することができる。こうすることによって、クライアント10で、テンプレートを変更するたびに個人情報を編集しなおす煩わしさを回避することができる。
【0052】
ステップS160において、テンプレートの変更がなければ、名刺編集処理を終了するか否かを判断する(ステップS170)。ユーザによって、図6に示した「終了」ボタンが押されなければ、名刺編集処理を終了しないと判断して、ステップS140に戻る。「終了」ボタンが押された場合には、名刺編集処理を終了すると判断し、名刺編集処理を終了する。
【0053】
なお、名刺編集処理の終了時に、個人情報を顧客データベース180に保存するようにしてもよい。顧客が複数の社員を有する企業などの場合、個人情報を社員番号などの識別情報と対応付けて保存することが好ましい。こうすることによって、後から個人情報の再編集を行い易くすることができる。
【0054】
以上説明した本実施例の名刺編集システムによれば、クライアント10での個人情報の編集と同期して、Webサーバ100で名刺画像の生成を行い、クライアント10で個人情報の編集欄と名刺画像とを同時に確認することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0055】
D.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0056】
D1.変形例1:
上記実施例では、クライアント10とWebサーバ100(編集装置)とがインターネットINTを介して接続されるものとしたが、これに限られない。クライアントと編集装置とは、インターネットINTの代わりに、他のWAN(WideArea Network)や、LAN(Local Area Network)を介して接続されるものとしてもよい。
【0057】
D2.変形例2:
上記実施例では、Webサーバ100は、同一ウィンドウで名刺の編集欄と名刺画像とが表示されるように、編集ページを生成し送信するものとしたが、それぞれを別個に送信してもよい。また、名刺の編集欄と名刺画像とを別ウィンドウで表示するものとしてもよい。こうすることによって、クライアント10のユーザは、各ウィンドウをディスプレイ上で自由に配置することができる。
【0058】
D3.変形例3:
上記実施例では、画像生成部170における名刺画像の生成タイミングは、編集ページでの個人情報の各項目が入力されるごとのタイミングとしたが、これに限られない。例えば、文字入力の際の漢字変換の確定のタイミングや、30秒ごとなど所定周期のタイミングなど種々のタイミングを設定可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての名刺編集システムの構成を示す説明図である。
【図2】Webサーバ100の構成を示す説明図である。
【図3】顧客データベース180内のデータの一例を模式的に示す説明図である。
【図4】Webサーバ100とクライアント10とによって行われる名刺の編集処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】クライアント10のディスプレイに表示されるテンプレート選択ページW1の一例を示す説明図である。
【図6】クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。
【図7】クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…クライアント
20…パーソナルコンピュータ(印刷業者)
30…パーソナルコンピュータ(取引先)
100…Webサーバ
110…主制御部
120…通信部
130…認証部
140…個人情報保持部
150…Webページ提供部
160…データベース参照部
170…画像生成部
180…顧客データベース
INT…インターネット
W1…テンプレート選択ページ
W2a,W2b…編集ページ
CPa,CPb…名刺画像
Ra,Rb…編集欄
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介した名刺の編集に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット等のネットワークに接続された情報端末(クライアント)からネットワークを介して名刺の受発注を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この技術では、発注者は、ブラウザを備えたパーソナルコンピュータなどを用いて、受注者が管理するサーバによって提供される所定のWebページにアクセスする。そして、発注者は、複数用意されたテンプレートの中から好みのデザインやレイアウトを選択し、会社名・団体名、部署名、肩書き、氏名、住所、電話番号、FAX番号、電子メールアドレスなど名刺に記載すべき個人情報を編集・入力する。受注者側のサーバは、入力された個人情報に基づいて、印刷結果となる名刺画像を生成し、発注者側に提供する。そして、発注者はブラウザ上で名刺画像を確認して、発注することが可能である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−15186号公報
【特許文献2】
特開2002−259499号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術では、クライアントでは、個人情報の編集・入力と、名刺画像の確認とを同時に行えなかったり、個人情報の編集・入力後に、デザインやレイアウトだけを容易に変更できなかったりして、使い勝手が悪かった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、ネットワークを介して名刺の編集を行う際のユーザの利便性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の編集装置は、
クライアントとネットワークを介して接続され、前記クライアントからの指示に基づき名刺の編集を行う編集装置であって、
前記クライアントからの要求に応じて、該クライアントに、前記名刺に記載すべき個人情報を編集するための編集画面を提供する編集画面提供部と、
前記クライアントに提供された前記編集画面上で編集された前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
前記個人情報取得部が前記個人情報を取得するごとに、予め設定された位置に前記個人情報を配置した名刺画像を生成する画像生成部と、
前記クライアントに前記編集画面とともに表示可能なように、前記名刺画像を前記クライアントに提供する画像提供部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
こうすることによって、クライアントで個人情報の編集画面と名刺画像とを同時に確認することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0008】
上記編集装置において、更に、
前記名刺に用いられる複数のテンプレートと、該テンプレートを識別するための識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記クライアントで選択された前記テンプレートに対応する前記識別情報を、前記クライアントから取得する識別情報取得部と、を備え、
前記画像生成部は、前記識別情報に対応した前記テンプレート上に前記個人情報を配置した画像を生成するようにすることができる。
【0009】
「テンプレート」は、名刺の全体的なデザインである。テンプレートに含まれる情報としては、例えば、名刺の背景デザインや、個人情報の段組み、文字サイズ、フォントなどが挙げられる。本発明によって、クライアントでは、複数のテンプレートの中から、ユーザの好みのテンプレートを選択して編集することができる。なお、テンプレートは、クライアントから新たに登録できるようにしてもよい。また、クライアントで選択可能なテンプレートは1つとは限らず、複数のテンプレートを選択可能としてもよい。
【0010】
上記編集装置において、更に、
前記クライアントに、前記複数のテンプレートの中から所定のテンプレートを選択可能なように、前記複数のテンプレートを提供するテンプレート提供部を備えるようにすることができる。
【0011】
こうすることによって、クライアントでは、所望のテンプレートを容易に選択することができる。
【0012】
また、上記記憶部を備える編集装置において、更に、
前記個人情報取得部が取得した前記個人情報を保持する個人情報保持部を備え、
前記画像生成部は、前記個人情報保持部に保持された前記個人情報と、前記識別情報に対応した前記テンプレートとを用いて前記名刺画像を生成するようにすることができる。
【0013】
こうすることによって、クライアントで編集された個人情報を種々のテンプレートに流用することができる。従って、例えば、クライアントでテンプレートを変更する際などに個人情報を編集しなおす煩わしさを回避することができる。
【0014】
本発明の編集装置において、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントからの表示指示に関わらずに、前記クライアントに前記編集画面と前記名刺画像とが併せて表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0015】
こうすることによって、クライアントで表示に関する設定を行うことなく、編集画面と名刺画像との確認を同時に行うことができる。
【0016】
上記編集装置において、例えば、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが別ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0017】
こうすることによって、クライアントでは、編集画面と名刺画像との配置を任意に変更することができる。
【0018】
また、前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが同一ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにしてもよい。
【0019】
こうすることによって、クライアントでは、常に同じ画面構成で編集画面と名刺画像とを確認することができる。
【0020】
本発明の編集装置において、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記名刺画像の縦方向の長さと、横方向の長さとの比に基づいて、前記編集画面および前記名刺画像の配置を切り換えて、前記編集画面と前記名刺画像とを提供するようにすることができる。
【0021】
こうすることによって、クライアントで編集画面と名刺画像とを見易くすることができる。
【0022】
なお、名刺画像の外形形状は、通常の矩形形状とは限らず、種々の形状を取り得る。従って、名刺画像の「縦方向の長さ」、「横方向の長さ」は、例えば、名刺画像の輪郭線に外接し、画面に対して水平および垂直な辺を有する矩形の縦方向および横方向の長さとすることができる。
【0023】
本発明の編集装置において、
前記個人情報取得部は、前記クライアントの利用者の送信指示に関わらずに、所定のタイミングで、前記個人情報を取得するようにすることができる。
【0024】
こうすることによって、利用者が名刺画像の送信指示を入力することなく、所定のタイミングで随時名刺画像を生成し、クライアントに表示させることができる。
【0025】
上記編集装置において、所定のタイミングとしては、種々のタイミングを設定可能であるが、例えば、
前記編集画面は、前記個人情報の複数の項目について、別個に編集可能に構成されており、
前記所定のタイミングは、前記クライアントに提供された編集画面上で、前記各項目が入力されるごとのタイミングであるようにすることができる。
【0026】
こうすることによって、クライアントでは、各項目の入力に同期して、編集装置から受信した名刺画像を表示して確認することができる。
【0027】
なお、所定のタイミングとしては、各項目の入力ごとのタイミングの他に、例えば、文字入力の際の漢字変換の確定のタイミングや、30秒ごとなど所定周期のタイミングなどを設定可能である。
【0028】
本発明は、上述の編集装置としての構成の他、編集方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0029】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、編集装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.名刺編集システムの構成:
B.Webサーバの構成:
C.名刺編集処理:
D.変形例:
【0031】
A.名刺編集システムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての名刺編集システムの構成を示す説明図である。この名刺編集システムは、クライアント10と、Webサーバ100とを、インターネットINTを介して接続することによって構成されている。なお、図1では、1つのクライアント10がインターネットINTを介してWebサーバに接続されている例を示したが、複数のクライアントがWebサーバ100に接続可能である。
【0032】
クライアント10は、汎用のパーソナルコンピュータであり、ディスプレイや、キーボードや、マウスなどを備えている。また、クライアント10は、Webページを閲覧したり、いわゆるWebプログラムを動作させたりするためのWebブラウザを備えている。
【0033】
Webサーバ100は、名刺編集を行うためのコンピュータプログラムを備えており、名刺に記載すべき個人情報を編集するためのWebページをクライアント10に送信し、クライアント10での個人情報の入力に応じて、後述する名刺編集処理を実行し、その処理結果に基づいて、動的にWebページを生成し、クライアント10に送信する。Webサーバ100は、本発明の編集装置に相当する。
【0034】
なお、インターネットINTには、印刷業者のパーソナルコンピュータ20や、取引先のパーソナルコンピュータ30が接続されており、クライアント10からの指示により、Webサーバ100で編集された名刺画像を印刷業者に送信して名刺の印刷を発注したり、取引先に配信したりすることが可能である。
【0035】
B.Webサーバの構成:
図2は、Webサーバ100の構成を示す説明図である。Webサーバ100は、図示する各機能ブロックをソフトウェア的に備えている。
【0036】
主制御部110は、各機能ブロックの全体制御を行う。通信部120は、インターネットINTを介して、クライアント10と各種データのやり取りを行う。通信部120は、例えば、Webページ提供部150によって提供されたWebページをクライアント10に送信したり、クライアント10からユーザIDおよびパスワードを取得したり、名刺に記載すべき個人情報を取得したり、名刺に用いられる、後述するテンプレートの識別IDを取得したりする。通信部120は、本発明の個人情報取得部、識別情報取得部に相当する。
【0037】
認証部130は、クライアント10から受信したユーザIDおよびパスワードに基づいて、認証処理を行う。個人情報保持部140は、クライアント10から受信した個人情報を一時的に保持する。
【0038】
Webページ提供部150は、予め用意され、各クライアントに共通のWebページを提供したり、顧客データベース180に予め用意された名刺に用いられるテンプレートを提供したり、クライアント10で個人情報を編集するための編集画面を提供したり、画像生成部170で生成された名刺画像を提供したりする。Webページ提供部150は、編集画面と名刺画像とを一体的に組み合わせて、動的にWebページを生成する機能も有している。本実施例では、Webページは、HTML(HyperText Markup Language)で記述されるものとした。DHTML(Dynamic HTML)やXML(eXtensible Markup Language)など他のマークアップ言語を用いるようにしてもよい。Webページ提供部150は、本発明の編集画面提供部、画像提供部、テンプレート提供部に相当する。
【0039】
データベース参照部160は、顧客データベース180を参照する。顧客データベース180は、後述するように、予め登録されたテンプレートを顧客ごとに記憶している。データベース180は、また、個人の顧客が任意に利用可能なテンプレートも記憶している。画像生成部170は、クライアント10で選択されたテンプレートと、クライアント10で入力された個人情報とを用いて名刺画像を生成する。
【0040】
図3は、顧客データベース180内のデータの一例を模式的に示す説明図である。図示するように、顧客データベース180は、顧客IDおよび顧客名ごとに、複数のテンプレートを記憶している。こうすることによって、クライアント10では、予め用意された複数のテンプレートの中から、ユーザの好みのテンプレートを選択することができる。各テンプレートは、各テンプレートを特定するための識別IDと対応付けられている。各テンプレートには、名刺の背景デザインや、文字サイズ,フォント,位置など個人情報の段組みなどが予め設定されている。
【0041】
C.名刺編集処理:
図4は、Webサーバ100とクライアント10とによって行われる名刺編集処理の流れを示すフローチャートである。図の左側に、クライアント10での処理を示した。図の右側には、Webサーバ100での処理を示した。
【0042】
まず、クライアント10が、Webサーバ100の名刺編集を行うためのホームページにアクセスすると(ステップS100)、Webサーバ100は、クライアント10に、Webページ提供部150によって提供されたログインページを送信する(ステップS105)。クライアント10は、ユーザがログインページで入力したユーザIDおよびパスワードをWebサーバ100に送信する(ステップS110)。Webサーバ100は、認証部130によって、クライアント10から取得したユーザIDおよびパスワードに基づいて認証処理を行う(ステップS115)。この際、Webサーバ100は、ユーザIDに基づいて、顧客を特定する。
【0043】
ステップS115において、クライアント10の正当性が確認されると、クライアント10は、Webサーバ100にテンプレート選択ページを要求する(ステップS120)。Webサーバ100は、データベース参照部160によって、顧客データベース180を参照し、Webページ提供部150によって、ステップS115において特定された顧客に対応したテンプレート選択ページを生成して、送信する(ステップS125)。
【0044】
図5は、クライアント10のディスプレイに表示されるテンプレート選択ページW1の一例を示す説明図である。ここでは、顧客データベース180に2つのテンプレートが登録されている「○○株式会社」(図3参照)用のテンプレート選択ページW1を例示した。図示するように、本実施例では、テンプレート選択ページW1には、選択可能なテンプレートのデザインが表示され、ユーザは、ラジオボタンによって所望のテンプレートを選択するものとした。こうすることによって、クライアントでは、所望のテンプレートを容易に選択することができる。また、本実施例のテンプレート選択ページW1では、印刷面を「片面」とするか、「両面」とするかの選択も可能である。ラジオボタンのチェック位置によって、テンプレートの識別IDが特定される。
【0045】
なお、本実施例では、ラジオボタンによってテンプレートを選択するものとしたが、例えば、テンプレート選択ページW1にテキストボックスを用意し、テンプレートの識別IDを入力するようにしてもよい。また、本実施例では、ユーザは、1つのテンプレートを選択するものとしたが、複数のテンプレートを選択可能としてもよい。
【0046】
ユーザがテンプレート選択ページW1で所望のテンプレートを選択し、「OKボタン」をクリックすると、クライアント10は、選択されたテンプレートに対応する識別IDなどの情報をWebサーバ100に送信する(図4、ステップS130)。Webサーバ100は、クライアント10から取得した識別IDに基づいてテンプレートを特定し、Webページ提供部150によって、名刺の編集ページを生成して、クライアント10に送信する(ステップS135)。
【0047】
図6および図7は、クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。本実施例では、名刺画像の縦方向の長さと、横方向の長さとの比に基づいて、編集ページの画面構成を切り換えるものとした。図6には、名刺の向きが縦(縦長)のテンプレートが選択された場合の編集ページW2aを示した。図7には、名刺の向きが横(横長)のテンプレートが選択された場合の編集ページW2bを示した。
【0048】
名刺の向きが縦のテンプレートの場合には、図6に示したように、名刺画像CPaと個人情報の編集欄Raとが横(左右)に並ぶように、編集ページW2a上に配置される。一方、名刺の向きが横のテンプレートの場合には、図7に示したように、名刺画像CPbと個人情報の編集欄Rbとが縦(上下)に並ぶように、編集ページW2b上に配置される。このように配置することによって、編集ページW2a,W2bを見易くすることができる。編集欄Ra,Rbには、「部署名」、「肩書き」、「氏名」などの項目ごとに、個人情報を入力するためのテキストボックスが用意されている。
【0049】
ユーザが各項目のテキストボックスに個人情報を入力すると(図4、ステップS140)、クライアント10は、入力された個人情報をWebサーバ100に送信する(ステップS150)。本実施例では、例えば、図6に示したように、「肩書き」のテキストボックスに「部長」と入力し、カーソルCを「氏名」のテキストボックスに移動すると、「肩書き」の項目が一旦確定し、このタイミングで個人情報を送信するものとした。こうすることによって、Webサーバ100は、クライアント10のユーザが個人情報の送信指示を意識せずに、個人情報を取得することができる。
【0050】
Webサーバ100は、クライアント10から個人情報を取得すると、個人情報保持部140に取得した個人情報を保持し、この個人情報と、ステップS135で特定されたテンプレートを用いて、画像生成部170によって、名刺画像を生成する(ステップS152)。そして、Webサーバ100は、ステップS152で生成された名刺画像を用いた編集ページW2aをクライアント10に送信する(ステップS154)。例えば、図6に示したように、編集欄Raの「部署名」と「肩書き」とに個人情報が入力されている場合、編集ページW2aには、テンプレートに「営業部」(部署名)と「部長」(肩書き)とが記載された名刺画像CPaが配置される。
【0051】
クライアント10は、個人情報の入力中に、ユーザによって、図6に示した「変更」ボタンが押され、テンプレートの変更指示があった場合には(ステップS160)、ステップS120に戻り、Webサーバ100にテンプレート選択ページを要求する。このとき、個人情報保持部140には、既に入力された個人情報を保持しているので、Webサーバ100がテンプレートを変更した編集ページをクライアント10に送信する際には、保持された個人情報を用いて名刺画像を生成することができる。こうすることによって、クライアント10で、テンプレートを変更するたびに個人情報を編集しなおす煩わしさを回避することができる。
【0052】
ステップS160において、テンプレートの変更がなければ、名刺編集処理を終了するか否かを判断する(ステップS170)。ユーザによって、図6に示した「終了」ボタンが押されなければ、名刺編集処理を終了しないと判断して、ステップS140に戻る。「終了」ボタンが押された場合には、名刺編集処理を終了すると判断し、名刺編集処理を終了する。
【0053】
なお、名刺編集処理の終了時に、個人情報を顧客データベース180に保存するようにしてもよい。顧客が複数の社員を有する企業などの場合、個人情報を社員番号などの識別情報と対応付けて保存することが好ましい。こうすることによって、後から個人情報の再編集を行い易くすることができる。
【0054】
以上説明した本実施例の名刺編集システムによれば、クライアント10での個人情報の編集と同期して、Webサーバ100で名刺画像の生成を行い、クライアント10で個人情報の編集欄と名刺画像とを同時に確認することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0055】
D.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0056】
D1.変形例1:
上記実施例では、クライアント10とWebサーバ100(編集装置)とがインターネットINTを介して接続されるものとしたが、これに限られない。クライアントと編集装置とは、インターネットINTの代わりに、他のWAN(WideArea Network)や、LAN(Local Area Network)を介して接続されるものとしてもよい。
【0057】
D2.変形例2:
上記実施例では、Webサーバ100は、同一ウィンドウで名刺の編集欄と名刺画像とが表示されるように、編集ページを生成し送信するものとしたが、それぞれを別個に送信してもよい。また、名刺の編集欄と名刺画像とを別ウィンドウで表示するものとしてもよい。こうすることによって、クライアント10のユーザは、各ウィンドウをディスプレイ上で自由に配置することができる。
【0058】
D3.変形例3:
上記実施例では、画像生成部170における名刺画像の生成タイミングは、編集ページでの個人情報の各項目が入力されるごとのタイミングとしたが、これに限られない。例えば、文字入力の際の漢字変換の確定のタイミングや、30秒ごとなど所定周期のタイミングなど種々のタイミングを設定可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての名刺編集システムの構成を示す説明図である。
【図2】Webサーバ100の構成を示す説明図である。
【図3】顧客データベース180内のデータの一例を模式的に示す説明図である。
【図4】Webサーバ100とクライアント10とによって行われる名刺の編集処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】クライアント10のディスプレイに表示されるテンプレート選択ページW1の一例を示す説明図である。
【図6】クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。
【図7】クライアント10のディスプレイに表示される編集ページの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…クライアント
20…パーソナルコンピュータ(印刷業者)
30…パーソナルコンピュータ(取引先)
100…Webサーバ
110…主制御部
120…通信部
130…認証部
140…個人情報保持部
150…Webページ提供部
160…データベース参照部
170…画像生成部
180…顧客データベース
INT…インターネット
W1…テンプレート選択ページ
W2a,W2b…編集ページ
CPa,CPb…名刺画像
Ra,Rb…編集欄
Claims (13)
- クライアントとネットワークを介して接続され、前記クライアントからの指示に基づき名刺の編集を行う編集装置であって、
前記クライアントからの要求に応じて、該クライアントに、前記名刺に記載すべき個人情報を編集するための編集画面を提供する編集画面提供部と、
前記クライアントに提供された前記編集画面上で編集された前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
前記個人情報取得部が前記個人情報を取得するごとに、予め設定された位置に前記個人情報を配置した名刺画像を生成する画像生成部と、
前記クライアントに前記編集画面とともに表示可能なように、前記名刺画像を前記クライアントに提供する画像提供部と、
を備える編集装置。 - 請求項1記載の編集装置であって、更に、
前記名刺に用いられる複数のテンプレートと、該テンプレートを識別するための識別情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記クライアントで選択された前記テンプレートに対応する前記識別情報を、前記クライアントから取得する識別情報取得部と、を備え、
前記画像生成部は、前記識別情報に対応した前記テンプレート上に前記個人情報を配置した画像を生成する、
編集装置。 - 請求項2記載の編集装置であって、更に、
前記クライアントに、前記複数のテンプレートの中から所定のテンプレートを選択可能なように、前記複数のテンプレートを提供するテンプレート提供部を備える、
編集装置。 - 請求項2記載の編集装置であって、更に、
前記個人情報取得部が取得した前記個人情報を保持する個人情報保持部を備え、
前記画像生成部は、前記個人情報保持部に保持された前記個人情報と、前記識別情報に対応した前記テンプレートとを用いて前記名刺画像を生成する、
編集装置。 - 請求項1記載の編集装置であって、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントからの表示指示に関わらずに、前記クライアントに前記編集画面と前記名刺画像とが併せて表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供する、
編集装置。 - 請求項5記載の編集装置であって、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが別ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供する、
編集装置。 - 請求項5記載の編集装置であって、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記クライアントにおいて、前記編集画面と前記名刺画像とが同一ウィンドウで表示されるように、前記編集画面と前記名刺画像とを提供する、
編集装置。 - 請求項1記載の編集装置であって、
前記編集画面提供部と前記画像提供部とは、前記名刺画像の縦方向の長さと、横方向の長さとの比に基づいて、前記編集画面および前記名刺画像の配置を切り換えて、前記編集画面と前記名刺画像とを提供する、
編集装置。 - 請求項1記載の編集装置であって、
前記個人情報取得部は、前記クライアントの利用者の送信指示に関わらずに、所定のタイミングで、前記個人情報を取得する、
編集装置。 - 請求項9記載の編集装置であって、
前記編集画面は、前記個人情報の複数の項目について、別個に編集可能に構成されており、
前記所定のタイミングは、前記クライアントに提供された編集画面上で、前記各項目が入力されるごとのタイミングである、
編集装置。 - クライアントとネットワークを介して接続された編集装置によって、前記クライアントからの指示に基づき名刺の編集を行う編集方法であって、
(a)前記クライアントからの要求に応じて、該クライアントに、前記名刺に記載すべき個人情報を編集するための編集画面を提供する工程と、
(b)前記クライアントに提供された前記編集画面上で編集された前記個人情報を取得する工程と、
(c)前記個人情報を取得するごとに、予め設定された位置に前記個人情報を配置した名刺画像を生成する工程と、
(d)前記クライアントに前記編集画面とともに表示可能なように、前記名刺画像を前記クライアントに提供する工程と、
を備える編集方法。 - クライアントとネットワークを介して接続され、前記クライアントからの指示に基づき名刺の編集を行う編集装置の動作を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記クライアントからの要求に応じて、該クライアントに、前記名刺に記載すべき個人情報を編集するための編集画面を提供する機能と、
前記クライアントに提供された前記編集画面上で編集された前記個人情報を取得する機能と、
前記個人情報を取得するごとに、予め設定された位置に前記個人情報を配置した名刺画像を生成する機能と、
前記クライアントに前記編集画面とともに表示可能なように、前記名刺画像を前記クライアントに提供する機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項12記載のコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
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JP2003016331A JP2004227407A (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | ネットワークを介した名刺の編集 |
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Cited By (1)
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JP2012118998A (ja) * | 2005-06-23 | 2012-06-21 | Microsoft Corp | 電子ビジネスカードの送信および受信 |
-
2003
- 2003-01-24 JP JP2003016331A patent/JP2004227407A/ja active Pending
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