JP2004227319A - ソフトウェアコード生成装置、ソフトウェアコード生成方法および記録媒体並びにプログラム - Google Patents

ソフトウェアコード生成装置、ソフトウェアコード生成方法および記録媒体並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実装技術仕様等の変更に容易に対応可能なソフトウェアコード生成装置およびソフトウェアコードの生成方法を提供する。
【解決手段】業務仕様変換手段7は、設計判断情報編集手段5により編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換ルールを上位変換ルール格納手段3から選択し、選択した第1の変換ルールに基づき、業務仕様編集手段で編集された業務仕様を、実装仕様に非依存な論理モジュール構成記述の中間形式へ変換し、中間形式格納手段8に格納する。中間形式変換手段9は、設計判断情報編集手段5により編集された実装仕様に応じた第2の変換ルールを下位変換ルール格納手段4から選択し、選択した第2の変換ルールに基づき、中間形式をソフトウェアコードに変換する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開発者や利用者等が作成した仕様に応じたソフトウェアコードを自動生成するソフトウェアコード生成装置およびソフトウェアコード生成方法に関する。
【0002】
特には、論理モジュール構成(システム構成)や実装方式(実装言語やオペレーションシステム等)等の仕様変更があっても、その仕様変更に容易に対応可能なソフトウェアコード生成装置およびソフトウェアコード生成方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、開発者や利用者が作成した仕様に応じたソフトウェアコードを自動生成するソフトウェアコード生成装置がある。
【0004】
例えば、特許文献1(特開2002−73336号公報)には、以下のようなソフトウェア生成装置が記載されている。
【0005】
開発者等により明確化された要求仕様が種々の方法で分析されることにより、システム分析モデルが作成され、構成部品の登録を行い、構成部品の関連と機能を設定後、その内容をシステム分析モデルと対応づけたデータに変換して記憶する。その後、ソフトウェアコード生成指示にしたがって、ソフトウェアコードの生成を行う構成となっている。
【0006】
また、特許文献2(特表2002−526858号公報)には、開発する対象をモデルとして、実装技術等に依存する部分と非依存の部分に分離してリポジトリに格納するとともに、それらの間の関連を保持するような構成が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−73336号公報
【特許文献2】
特表2002−526858号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、以下のような問題があった。
【0009】
第1の問題点は、実装技術の変化に容易に対応できないということである。以下、この第1の問題点の理由を説明する。
【0010】
例えば、業務仕様や論理モジュール構成仕様に変更がなく、実装仕様すなわち実装言語やOS(オペレーティングシステム)等だけが変更となる場合がある。
【0011】
上記のような変更が生じた場合、特許文献1に記載の技術では、変更となった実装仕様とともに、変更のなかった業務仕様や論理モジュール構成仕様を記載した仕様を新たな仕様として作成し、この新たな仕様に基づき改めてソフトウェアコードを生成しなければならなかった。
【0012】
特許文献2に記載の技術では、モデルとして実装技術に依存する部分と実装技術に非依存の部分に分離されているものの、ツールやコード生成機構としての分離が行われていない。
【0013】
したがって、上記のような変更が生じた場合、モデルとしては実装技術に依存する部分だけ変更すればよいが、ツールやコード生成機構としては分離が行われていないので、実際にソフトウェアコードを生成する際には、特許文献1の場合と同様の処理をしなければならなかった。
【0014】
第2の問題点は、業務機能(業務仕様)の変化に容易に対応できないということである。以下、この第2の問題点の理由を説明する。
【0015】
例えば、論理モジュール構成仕様や実装仕様に変更がなく、業務機能だけが途中で変更となる場合がある。
【0016】
上記の場合、特許文献1に記載の技術では、変更となった業務機能(業務仕様)とともに変更のなかった論理モジュール構成仕様や実装仕様を記載した仕様を新たな仕様として作成し、この新たな仕様に基づき改めてソフトウェアコードを生成しなければならなかった。
【0017】
特許文献2に記載の技術では、モデルとして実装技術に依存する部分と実装技術に非依存の部分に分離されているものの、ツールやコード生成機構としての分離が行われていないので、上記のような変更が生じた場合、モデルとしては実装技術に非依存な部分だけ変更すればよいが、ツールやコード生成機構としては分離が行われていないので、実際にソフトウェアコードを生成する際には、特許文献1の場合と同様の処理をしなければならなかった。
【0018】
第3の問題点は、ソフトウェアコード生成の開発に高いスキルを必要とする人材が必要となることである。
【0019】
上記の理由は、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、変換処理を行う部分が分離されていないため、適切な開発分担が行えないとともに、開発者が業務知識と実装技術の知識とを両方持つ必要があるためである。
【0020】
本発明の目的は、実装技術仕様等の仕様の変更に容易に対応可能なソフトウェアコードの生成装置およびソフトウェアコードの生成方法を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のソフトウェアコードの生成装置は、業務仕様を複数の変換手段により複数回変換してソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成装置であって、前記業務仕様を除いた複数の仕様を含む設計判断情報が編集される設計判断情報編集手段を含み、前記複数の変換手段は前記業務仕様を除いた複数の仕様のいずれか1つに対応して設けられ、それぞれは、対応する仕様に応じた変換を行うことを特徴とする。
【0022】
上記の発明によれば、複数の変換手段のそれぞれが、対応する仕様に応じた変換を行うので、仕様の変更に容易に対応可能となる。また、変更された仕様に対する変換ができない場合は、変更仕様に対応する変換のみ開発すればよいので、仕様の変更に容易に対応可能となる。
【0023】
本願の請求項2に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項1に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記複数の変換手段のそれぞれは、複数種類の変換ルールを格納した変換ルール格納手段を有し、該変換ルール格納手段に格納された複数種類の変換ルールから前記対応する仕様に応じた変換ルールを選択し、選択した変換ルールに基づき変換を行うことを特徴とする。
【0024】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、複数種類の変換ルールを有することで、異なる仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成装置の汎用性が向上する。
【0025】
本願の請求項3に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項2に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記変換ルール格納手段に格納されている変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とする。
【0026】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、変換ルール格納手段に格納されている変換ルールを表示するので、使用者や開発者がこの表示内容を見ることにより、要求仕様に対応する変換ルールが存在しているか否か、すなわち要求仕様に応じたソフトウェアコードが生成可能か否かを判断可能となる。
【0027】
本願の請求項4に係る発明のソフトウェアコードの生成装置は、論理モジュール構成仕様と実装仕様とを含む実現仕様と業務仕様とを備えた要求仕様に応じたソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成装置であって、前記業務仕様が編集される業務仕様編集手段と、前記実現仕様が編集される設計判断情報編集手段と、前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換規定に基づき、前記業務仕様編集手段で編集された業務仕様を中間形式に変換する第1の変換手段と、前記中間形式を格納する格納手段と、前記設計判断情報編集手段で編集された実装仕様に応じた第2の変換規定に基づき、前記格納手段に格納された中間形式をソフトウェアコードに変換する第2の変換手段とを含むことを特徴とする。
【0028】
上記の発明によれば、実装仕様の変化に容易に対応可能となる。
【0029】
すなわち、上記の発明は、例えば当初の要求仕様に対して実装仕様のみに変化が発生した場合、既に第1の変換手段によって生成され、格納手段に格納されている中間形式を変更することなく、設計判断情報編集手段により、変更後の実装仕様を指定することにより、新たな実装仕様に対応するソフトウェアコードを生成可能なため、実装仕様の変化に容易に対応可能となる。
【0030】
換言すると、変更のない業務仕様や論理モジュール構成仕様について再度同じような変換動作を行うことを避けることが可能となる。
【0031】
また、仮に希望する実装仕様に対応した第2の変換規定を第2の変換手段が備えていない場合でも、その実装仕様に対応する変換規定のみを追加開発すればよいことになり、中間形式や第1の変換規定の変更は不要なため、実装仕様の変化への対応が容易となる。
【0032】
また、設計判断情報編集手段による種々の実装仕様の指定により、1つの中間形式を種々の実装仕様に反映可能となるので、中間形式の汎用性が向上する。
【0033】
また、上記の発明によれば、業務仕様の追加または論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。その理由は、業務仕様が追加された際、または論理モジュール構成仕様が変更された際には、これらに対応する第1の変換規定のみ追加や変更すればよいことになり、第2の変換規定の変更は不要なため、業務仕様の追加や論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。
【0034】
また、上記の発明によれば、ソフトウェアコード生成装置の開発において、開発者のスキルに応じた開発分担が容易に行え、開発効率が向上する。その理由は、業務仕様すなわち業務知識を必要とする第1の変換規定と実装知識を必要とする第2の変換規定とが独立しているので、どちらかの知識だけで該当部分の開発が可能となっているためである。
【0035】
本願の請求項5に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項4に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記第1の変換手段は、前記業務仕様を、互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールを格納した第1の変換ルール格納手段と、前記第1の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第1の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換ルールを、前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換する業務仕様変換手段とを含み、前記第2の変換手段は、前記中間形式を互いに異なる実装仕様に対応する複数種類のソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第2の変換ルールを格納した第2の変換ルール格納手段と、前記第2の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第2の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された実装仕様に応じた第2の変換ルールを、前記第2の変換規定として選択し、選択した第2の変換規定により前記中間形式を前記ソフトウェアコードに変換する中間形式変換手段とを含むことを特徴とする。
【0036】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、異なる論理モジュール構成仕様および異なる実装仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成装置の汎用性が向上する。
【0037】
本願の請求項6に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項5に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記第1および2の変換ルール格納手段に格納されている第1および第2の変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とする。
【0038】
上記の発明によれば、上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、第1および第2の変換ルール格納手段に格納されている第1および第2の変換ルールを表示するので、使用者や開発者がこの表示内容を見ることにより、要求仕様に対応する第1や第2の変換ルールが存在しているか否か、すなわち要求仕様に応じたソフトウェアコードが生成可能か否かを判断可能となる。
【0039】
本願の請求項7に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項4に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記実装仕様は、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様とを含み、前記第2の変換手段は、前記設計判断情報編集手段で編集されたオペレーティングシステム仕様に応じた第3の変換規定に基づき、前記格納手段に格納された中間形式を第2の中間形式に変換する第3の変換手段と、前記第2の中間形式を格納する第2の格納手段と、前記設計判断情報編集手段で編集された実装言語仕様に応じた第4の変換規定に基づき、前記第2の格納手段に格納された第2の中間形式をソフトウェアコードに変換する第4の変換手段とを含むことを特徴とする。
【0040】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、第3および第4の変換手段を含むので、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様のみが当初の要求仕様から変更になった場合でも、変更のない他の仕様に応じた変換動作を行うことなく、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様の変更に対して容易に対応可能となる。
【0041】
本願の請求項8に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項7に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記第1の変換手段は、前記業務仕様を、互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールを格納した第1の変換ルール格納手段と、前記第1の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第1の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換ルールを、前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換する業務仕様変換手段とを含み、前記第3の変換手段は、前記中間形式を互いに異なるオペレーティングシステム仕様に対応する複数種類の前記第2の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第3の変換ルールを格納した第3の変換ルール格納手段と、前記第3の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第3の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集されたオペレーティングシステム仕様に応じた前記第3の変換ルールを、前記第3の変換規定として選択し、選択した第3の変換規定により前記中間形式を前記第2の中間形式に変換する第2の中間形式変換手段とを含み、前記第4の変換手段は、前記第2の中間形式を互いに異なる実装言語仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第4の変換ルールを格納した第4の変換ルール格納手段と、前記第4の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第4の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された実装言語仕様に応じた前記第4の変換ルールを、前記第4の変換規定として選択し、選択した第4の変換規定により前記第2の中間形式を前記ソフトウェアコードに変換する第3の中間形式変換手段とを含むことを特徴とする。
【0042】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、異なるオペレーティングシステム仕様および実装言語仕様に容易に対応可能となり、ソフトウェアコード生成装置の汎用性が向上する。
【0043】
本願の請求項9に係る発明のソフトウェアコード生成装置は、請求項8に記載のソフトウェアコード生成装置において、前記第1と第3と第4の変換ルール格納手段に格納されている第1と第3と第4の変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とする。
【0044】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、第1と第3と第4の変換ルール格納手段に格納されている第1と第3と第4の変換ルールを表示するので、使用者がこの表示内容を見ることにより、要求仕様に対応する第1や第3、第4の変換ルールが存在しているか否か、すなわち要求仕様に応じたソフトウェアコードが生成可能か否かを判断可能となる。
【0045】
本願の請求項10に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、業務仕様を複数の変換手段により複数回変換してソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成方法であって、前記業務仕様を除いた複数の仕様を含み、前記複数の仕様の各々が前記複数の変換手段のいずれか1つに対応する設計判断情報を編集し、前記複数の変換手段のそれぞれが対応する前記仕様に応じた変換を順番に行うことを特徴とする。
【0046】
上記の発明によれば、複数の変換手段のそれぞれが、対応する仕様に応じた変換を順番に行うので、仕様の変更に容易に対応可能となる。また、変更された仕様に対する変換ができない場合は、変更仕様に対応する変換のみ開発すればよいので、仕様の変更に容易に対応可能となる。
【0047】
本願の請求項11に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、請求項10に記載のソフトウェアコード生成方法において、前記順番に行われる変換のそれぞれは、対応する前記仕様に応じた変換ルールを、変換ルール格納手段に格納してある複数種類の変換ルールから選択し、選択した変換ルールに基づき変換を行うことを特徴とする。
【0048】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、複数種類の変換ルールの中から対応する仕様に応じた変換ルールを選択するので、異なる仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成の汎用性が向上する。
【0049】
本願の請求項12に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、論理モジュール構成仕様と実装仕様とを含む実現仕様と業務仕様とを備えた要求仕様に応じたソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成方法であって、前記業務仕様を編集する業務仕様編集ステップと、前記実現仕様を編集する実現仕様編集ステップと、前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換規定に基づき、前記業務仕様編集ステップで編集した業務仕様を中間形式に変換する第1の変換ステップと、前記中間形式を格納する格納ステップと、前記実現仕様編集ステップで編集した実装仕様に応じた第2の変換規定に基づき、前記格納ステップで格納した中間形式をソフトウェアコードに変換する第2の変換ステップとを含むことを特徴とする。
【0050】
上記の発明によれば、実現仕様編集ステップによる種々の実装仕様の指定により、中間形式を種々の実装仕様に反映可能となるので、中間形式の汎用性が向上する。
【0051】
また、実現仕様編集ステップによる種々の論理モジュール構成仕様の指定により、1つの業務仕様を種々の論理モジュール構成仕様に反映可能となるので、業務仕様の汎用性が向上する。
【0052】
また、ソフトウェアコード生成装置の開発において、開発者のスキルに応じた開発分担が容易に行え、開発効率が向上する。その理由は、業務仕様すなわち業務知識を必要とする第1の変換規定と実装知識を必要とする第2の変換規定とが独立しているので、どちらかの知識だけで該当部分の開発が可能となっているためである
本願の請求項13に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、請求項12に記載のソフトウェアコード生成方法において、前記第1の変換ステップは、前記業務仕様を互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の前記中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた前記第1の変換ルールを前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換するステップであり、前記第2の変換ステップは、前記中間形式を互いに異なる実装仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第2の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した実装仕様に応じた前記第2の変換ルールを、前記第2の変換規定として選択し、選択した第2の変換規定により前記中間形式を前記ソフトウェアコードに変換するステップであることを特徴とする。
【0053】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、異なる論理モジュール構成仕様および異なる実装仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成の汎用性が向上する。
【0054】
本願の請求項14に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、請求項12に記載のソフトウェアコード生成方法において、前記実装仕様は、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様とを含み、前記第2の変換ステップは、前記実現仕様編集ステップで編集したオペレーティングシステム仕様に応じた第3の変換規定に基づき、前記格納ステップで格納した中間形式を第2の中間形式に変換する第3の変換ステップと、前記第2の中間形式を格納する第2の格納ステップと、前記実現仕様編集ステップで編集した実装言語仕様に応じた第4の変換規定に基づき、前記第2の格納ステップで格納した第2の中間形式をソフトウェアコードに変換する第4の変換ステップとを含むことを特徴とする。
【0055】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、第3および第4の変換ステップを含むので、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様のみが当初の要求仕様から変更になった場合でも、変更のない他の仕様に応じた変換動作を行うことなく、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様の変更に対して容易に対応可能となる
本願の請求項15に係る発明のソフトウェアコード生成方法は、請求項14に記載のソフトウェアコード生成方法において、前記第1の変換ステップは、前記業務仕様を互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の前記中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた前記第1の変換ルールを前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換するステップであり、前記第3の変換ステップは、前記中間形式を互いに異なるオペレーティングシステム仕様に対応する複数種類の前記第2の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第3の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集したオペレーティングシステム仕様に応じた前記第3の変換ルールを、前記第3の変換規定として選択し、選択した第3の変換規定により前記中間形式を前記第2の中間形式に変換するステップであり、前記第4の変換ステップは、前記第2の中間形式を互いに異なる実装言語仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第4の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集された実装言語仕様に応じた前記第4の変換ルールを、前記第4の変換規定として選択し、選択した第4の変換規定により前記第2の中間形式を前記ソフトウェアコードに変換するステップであることを特徴とする。
【0056】
上記の発明によれば、上記と同様の効果を奏するとともに、異なるオペレーティングシステム仕様および実装言語仕様に容易に対応可能となり、ソフトウェアコード生成の汎用性が向上する。
【0057】
本願の請求項16に係る発明のプログラムは、請求項9ないし15のいずれか1つに記載されたソフトウェアコード生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0058】
上記の発明によれば、上記プログラムをコンピュータに実行させることによって、上記の装置や方法を容易に実現することが可能になる。
【0059】
本願の請求項17に係る発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、請求項9ないし15のいずれか1つに記載されたソフトウェアコード生成方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0060】
上記の発明によれば、その記録内容であるプログラムをコンピュータに読み取らせることによって、上記の装置や方法を容易に実現することが可能になる。
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す一実施例に基づき説明する。
【0062】
(実施例1)
まず、本実施例の概要を説明する。
【0063】
本実施例は、ソフトウェアコードの生成を、業務仕様から、言語やOS等の実装仕様に非依存な論理モジュール構成記述(以下「中間形式」という。)へ変換する第1の変換と、論理モジュール構成記述すなわち中間形式からソフトウェアコードへ変換する第2の変換とに多段階に分けて生成する。
【0064】
さらに、どのような論理モジュール構成、およびどのような実装方式を取るかの判断に基づき、第1および第2の変換として、予め用意したジェネレータ部品等の変換ルールの中から所望の変換ルールを選択することにより、プロジェクトにより論理モジュール構成や実装方式に変更があっても、その変更に対応したソフトウェアコードを容易に生成できるものである。
【0065】
具体的には、設計判断情報編集手段により、どのような実現方法、すなわち実現仕様(論理モジュール構成仕様と実装仕様)を取るかを設計判断情報として指定し、指定された設計判断情報に応じた第1および第2の変換を段階的に適用することによりソフトウェアコードの生成を行う。
【0066】
指定された設計判断情報に応じた第1の変換は、実装非依存でかつ論理モジュール構成仕様に応じた中間形式を業務仕様から生成する。
【0067】
指定された設計判断情報に応じた第2の変換は、生成された中間形式を実装仕様に基づいて変換することにより、ソフトウェアコードを生成する。
【0068】
上記のようにすることで、論理モジュール構成や実装方法などの仕様変更に対する影響範囲を小さくすることが可能となる。
【0069】
以下、図1を参照して本実施例を具体的に説明する。
【0070】
図1は、本実施例のソフトウェアコード生成システム、つまりソフトウェアコード生成装置を示したブロック図である。
【0071】
同図において、業務仕様編集手段1は、利用者の操作により、本システムの要求仕様に含まれる業務仕様が入力・修正される。業務仕様格納手段2は、業務仕様編集手段1で作成された業務仕様を格納する。
【0072】
第1の変換ルール格納手段としての上位変換ルール格納手段3は、業務仕様を、言語やOS等と独立な論理アーキテクチャ等を記述した中間形式に変換する複数種類の第1の変換ルールを格納する。複数種類の第1の変換ルールのそれぞれは、業務仕様を互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の中間形式のいずれかにそれぞれ変換する。
【0073】
第2の変換ルール格納手段としての下位変換ルール格納手段4は、上記中間形式をソフトウェアコードに変換する複数種類の第2の変換ルールを格納する。複数種類の第2の変換ルールのそれぞれは、中間形式を互いに異なる実装仕様に対応する複数種類のソフトウェアコードのいずれかにそれぞれ変換する。
【0074】
設計判断情報編集手段5は、上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールと下位変換ルール格納手段4に格納されている複数種類の第2の変換ルールを表示部5aにより参照可能である。
【0075】
また、設計判断情報編集手段5は、使用者の操作により、業務システムをどのように実現するかという実現方式としての設計判断情報が入力や修正され、その結果を設計判断情報格納手段6に格納する。つまり、設計判断情報編集手段5から本システムの要求仕様に含まれる設計判断情報が入力または修正される。
【0076】
設計判断情報としては、例えば、GUI(Graphical User Interface)画面を利用した業務システムの場合、クライアントサーバ型のシステムにするか、スタンドアローン型のシステムにするか、Webを利用した多層システムにするかなど、業務システムの論理的なモジュール構成(システム構成)仕様すなわち論理モジュール構成仕様と、各論理的モジュールやそれらの間の通信手段をどのような言語、OS、ミドルウェアを利用して実現するかなどの実装手段に関する実装仕様などの情報が含まれる。
【0077】
さらに、実装仕様としては、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様などの情報が含まれる。
【0078】
業務仕様変換手段7は、上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールと、設計判断情報格納手段6に格納されている設計判断情報、具体的には論理モジュール構成仕様とを参照して、さらに言えば設計判断情報と業務仕様に基づき、複数種類の第1の変換ルールの中から適切な変換ルールを選択し、業務仕様格納手段7に格納された業務仕様、すなわち業務仕様編集手段1で編集された業務仕様を中間形式に変換して中間形式格納手段8に格納する。
【0079】
なお、業務仕様変換手段7と上位変換ルール格納手段3とで第1の変換手段を構成する。
【0080】
中間形式変換手段9は、下位変換ルール格納手段4に格納されている複数種類の第2の変換ルールと、設計判断情報格納手段6に格納されている設計判断情報、具体的には実装仕様とを参照して、複数種類の第2の変換ルールの中から適切な変換ルールを選択し、中間形式格納手段8に格納された中間形式、すなわち業務仕様変換手段7が生成した中間形式をソフトウェアコードに変換してコード格納手段10に格納する。
【0081】
なお、中間形式変換手段9と下位変換ルール格納手段4とで第2の変換手段を構成する。
【0082】
次に、図1を参照して、本実施例の動作について詳細に説明する。
【0083】
利用者や開発者は、業務仕様編集手段1を操作することにより、開発対象である業務システムの業務仕様を作成したり修正したりする。
【0084】
ここで業務仕様とは、例えば、GUI画面を利用した業務システムの場合には、画面の種類と画面間の遷移および各画面での表示情報やユーザ入力情報等を記述したもので、おもにユーザからのシステム要件(要求仕様)について、実現方式すなわち実現仕様に依存しない形式で記述したものである。
【0085】
図2は業務仕様の具体例を示したもので、業務仕様は図2に示したようにXML(eXtensible Markup Language)形式等で記述することができる。
【0086】
業務仕様編集手段1を用いて作成された業務仕様は、業務仕様編集手段1によって業務仕様格納手段2に格納される。
【0087】
また、利用者は、設計判断情報編集手段5を操作することにより、開発対象である業務システムをどのように実現するかの実現方式、すなわち実現仕様を決定し、決定した実現仕様を設計判断情報とする。設計判断情報の具体例としては、上述した論理モジュール構成仕様と実装仕様などの情報が含まれる。なお、実装仕様としては、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様の情報を含む。
【0088】
図3は設計判断情報の具体例を示したもので、設計判断情報は図3のようにXML形式等で記述することができる。
【0089】
なお、図3では、論理モジュール構成仕様を論理アーキテクチャ要素で示し、実装仕様を実装方法要素で示してある。さらに詳述すると、実装仕様としては、論理モジュール(モジュールname)ごとにオペレーティングシステム仕様と実装言語仕様という2つの仕様を、それぞれ実装OS要素と実装言語要素とで示してある。
【0090】
なお、上述したように、利用者や開発者は、設計判断情報編集手段5を操作する際に、上位変換ルール格納手段3と下位変換ルール格納手段4に格納されている変換ルールの種類を表示部5aの表示により参照可能である。
【0091】
よって、設計の選択肢、すなわち業務仕様と実現仕様とを含む要求仕様に対応する変換ルールが、上位変換ルール格納手段3や下位変換ルール格納手段4に存在しているかどうか、すなわち、業務仕様からコード生成が可能であるかどうかを判断可能となる。
【0092】
参照の仕方としては、上位変換ルール格納手段3および下位変換ルール格納手段4に格納されている変換ルールのすべての種類を表示部5aに表示するようにしてもよいし、設計判断情報編集手段5で指定した変更ルールが存在しているか否かという情報を表示部5aに表示するようにしてもよい。
【0093】
設計判断情報編集手段5を用いて作成された設計判断情報は、設計判断情報編集手段5によって設計判断情報格納手段6に格納される。
【0094】
業務仕様格納手段2に格納された業務仕様は、業務仕様変換手段7によって、中間形式に変換される。
【0095】
業務仕様変換手段7による変換は、設計判断情報に基づき、さらに言えば設計判断情報と業務仕様に基づき、上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールの中から選択された第1の変換ルール用いて、業務仕様を中間形式に変換するものである。
【0096】
第1の変換ルールは、例えば、業務仕様や中間形式をXML形式とするのであれば、XSLT(eXtensible Stylesheet Language Transformation)のようにテンプレートとして記述したり、もしくは変換ロジックを記述したJava(登録商標)クラスとして実現することができる。
【0097】
業務仕様変換手段7が、上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールの中からどの変換ルールを選択するかは、設計判断情報に記述された論理アーキテクチャの仕様すなわち論理モジュール構成仕様を参照して行う。さらに言えば、業務仕様変換手段7による選択は、上記論理モジュール構成仕様と業務仕様編集手段で編集された業務仕様とに基づいて行う。
【0098】
例えば、論理モジュール構成がクライアントサーバ型の構成では、大きく分けてクライアント側のシステムモジュールとサーバ側のシステムモジュールがあり、業務仕様をそれぞれのモジュールに分割し、マッピングするための変換ルールを選択する必要がある。
【0099】
つまり、業務仕様変換手段7は、論理モジュール構成仕様に応じた変換ルールを上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールの中から選択する。さらに言えば、業務仕様変換手段7は、論理モジュール構成仕様と業務仕様に応じた変換ルールを上位変換ルール格納手段3に格納されている複数種類の第1の変換ルールの中から選択する。
【0100】
業務仕様変換手段7は、選択した変換ルールを実行して中間形式を生成し、生成した中間形式を中間形式格納手段8に格納する。
【0101】
ここで中間形式について改めて説明すると、実装言語やOSあるいはミドルウェア等の実装仕様から独立な形式で、どのような論理モジュール構成があり、それぞれの論理モジュールがどのような属性や処理を担当しているかを記述したものである。
【0102】
図4は中間形式の具体例を示したもので、中間形式は図4に示すようにXML形式等で記述することができる。
【0103】
中間形式格納手段8に格納された中間形式は、中間形式変換手段9によって、ターゲットとなるソフトウェアコードに変換され、コード格納手段10に格納される。
【0104】
中間形式変換手段9による変換は、下位変換ルール格納手段4に格納されている複数種類の第2の変換ルールの中から、設計判断情報に基づき選択された第2の変換ルールを実行する変換である。なお、第2の変換ルールは、第1の変換ルールと同様にして実現可能である。
【0105】
中間形式変換手段9が、下位変換ルール格納手段4に格納されている複数種類の第2の変換ルールの中からどの変換ルールを選択するかは、設計判断情報に記述された実装方法すなわち実装仕様の指定を参照して行う。
【0106】
例えば、クライアント側を第1のOS(例えば、Windows(登録商標))上で第1の言語(例えば、Visual Basic(登録商標))を利用し、サーバ側を第1のOSと異なる第2のOS(例えば、Linux)上で第1の言語と異なる第2の言語(例えば、Java(登録商標))を利用してそれぞれ実現する場合には、それぞれの実装方法にあったソフトウェアコードを生成するための変換ルールを選択する必要がある。
【0107】
本実施例は、上述したようにソフトウェアコードの自動生成を複数の変換手段による多段階の変換処理で行い、それぞれの変換処理の変換ルールが、実装仕様に非依存の第1の変換ルール(第1の変換規定)と実装仕様に依存する第2の変換ルール(第2の変換規定)とに分離されている。
【0108】
よって、設計判断情報編集手段5による種々の実装仕様の指定により、第1の変換ルールにより生成され中間形式格納手段8に格納されている中間形式を、種々の実装仕様に反映可能となり、中間形式の汎用性が向上する。
【0109】
また、複数の変換手段のそれぞれが、対応する仕様に応じた変換を行うので、仕様の変更に容易に対応可能となる。また、変更された仕様に対する変換ができない場合は、変更された仕様に対応する変換のみ開発すればよいので、仕様の変更に容易に対応可能となる。
【0110】
また、設計判断情報編集手段5による種々の論理モジュール構成仕様の指定により、業務仕様を種々の論理モジュール構成仕様が反映された中間形式に変換可能となるので、業務仕様の汎用性が向上する。
【0111】
また、当初の要求仕様に対して実装仕様のみが変化した際には、すでに第1の変換ルールに基づき開発した中間形式を変更することなく、設計判断情報編集手段5により、変更後の実装仕様を新たに指定することにより、新たな実装仕様に応じたソフトウェアコードを生成することが可能となる。
【0112】
つまり、変更のない仕様に対して再度変換処理を行うことなく、変換処理の簡略化が図れ、実装技術の変化に容易に対応可能となる。
【0113】
また、希望する実装仕様に対応した第2の変換規定を第2の変換手段が備えていない場合でも、その実装仕様に対応する変換規定のみを追加開発すればよいので、中間形式や第1の変換規定の変更が不要となり、実装仕様の変化への対応が容易となる。
【0114】
また、業務仕様の追加または論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。その理由は、業務仕様が追加された際、または論理モジュール構成仕様が変更された際には、これらに対応する最初の変換規定のみ追加や変更すればよいことになり、以降の変換規定の変更が不要となり、業務仕様の追加や論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。
【0115】
また、ソフトウェアコード生成技術の開発において、開発者のスキルに応じた開発分担が容易に行えるので、開発効率が向上する。その理由は、業務仕様すなわち業務知識を必要とする第1の変換規定と実装知識を必要とする第2の変換規定とが独立しているので、どちらかの知識だけで該当部分の開発が可能となっているためである。
【0116】
また、上位変換ルール格納手段3が複数種類の第1の変換ルールを格納しているので、異なる論理モジュール構成仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成の汎用性が向上する。
【0117】
また、下位変換ルール格納手段4が複数種類の第2の変換ルールを格納しているので、異なる実装仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成の汎用性が向上する。
【0118】
(実施例2)
次に、本発明の実施形態の他の実施例(実施例2)について、図面を参照して詳細に説明する。
【0119】
図5は、実施例2のソフトウェアコード生成システム、つまりソフトウェアコード生成装置を示したブロック図である。なお、図5において、図1と同一構成または同一機能のものには、同一符号を附してある。
【0120】
図5において、第1の下位変換ルール格納手段41は、中間形式格納手段8に格納されている中間形式を、OSで提供されている機能に対応づけた第2の中間形式に変換する複数種類の第3の変換ルールを格納する。複数種類の第3の変換ルールのそれぞれは、中間形式を互いに異なるOS仕様に対応する複数種類の第2の中間形式のいずれかにそれぞれ変換する。
【0121】
中間形式変換手段91は、設計判断情報のうち、OSのみの情報すなわちオペレーティングシステム仕様を取り出し、取り出したオペレーティングシステム仕様に対応する第3の変換ルールを、第1の下位変換ルール格納手段41に格納されている複数種類の第3の変換ルールの中から第3の変換規定として選択する。
【0122】
第3の変換規定を選択すると、中間形式変換手段91は、この第3の変換規定に基づき、中間形式を、取り出したオペレーティングシステム仕様に記載されているOSで提供されている機能に対応づけた第2の中間形式に変換し、第2の中間形式を中間形式格納手段81に格納する。
【0123】
第2の下位変換ルール格納手段42は、中間形式格納手段81に格納されている第2の中間形式をソフトウェアコードに変換する複数種類の第4の変換ルールを格納する。複数種類の第4の変換ルールのそれぞれは、第2の中間形式を互いに異なる実装言語に対応する複数種類のソフトウェアコードのいずれかにそれぞれ変換する。
【0124】
中間形式変換手段92は、設計判断情報のうち実装言語の情報すなわち実装言語仕様を取り出し、取り出した実装言語仕様に対応する第4の変換ルールを、第2の下位変換ルール格納手段42に格納されている複数種類の第4の変換ルールの中から第4の変換規定として選択する。
【0125】
第4の変換規定を選択すると、中間形式変換手段92は、この第4の変換規定に基づき、第2の中間形式をターゲットとなるソフトウェアコードに変換し、コード格納手段10に格納する。
【0126】
つまり、図5に示した実施例2では、中間形式格納手段および中間形式変換手段および下位変換ルール格納手段がそれぞれ2つ設けてあり、全体として3段階の変換処理を行うことによりソフトウェアコード生成を行っている。
【0127】
よって、実施例2によれば、OSは不変で、実装言語のみ変更になった場合、例えば、第1のOSを継続して利用するが、言語が第1の言語から第1の言語と異なる第2の言語に変更となった場合に、中間形式格納手段8や中間形式格納手段81に格納され、すでに開発済みの中間形式および第2の中間形式を変更することなく、変更となった実装言語に対応する部分のみの変換ルールを変更するだけで対応可能となり、仕様変更に伴う変換ルールの変更の影響範囲を小さくすることができる。
【0128】
なお、表示部5aは、上位変換ルール格納手段3に格納されている第1の変換ルールと第1の下位変換ルール格納手段41に格納されている第3の変換ルールと第2の下位変換ルール格納手段42に格納されている第4の変換ルールを表示する。
【0129】
よって、利用者は、表示部5aの表示によって、要求仕様に対応する第1、第3および第4の変換ルールが存在しているか否か、すなわち要求仕様に応じたソフトウェアコードが生成可能か否かを判断可能となる。
【0130】
本実施例(実施例2)は、第3および第4の変換手段を含むので、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様のいずれか一方のみが当初の要求仕様から変更になった場合でも、変更のない他の仕様に応じた変換動作を行う必要がなくなり、オペレーティングシステム仕様または実装言語仕様の変更に対して容易に対応可能となる。
【0131】
また、中間形式を互いに異なるオペレーティングシステム仕様に対応する複数種類の第2の中間形式にそれぞれ変換する複数の第3の変換ルールの中から、設計判断情報編集手段で編集されたオペレーティングシステム仕様に応じた第3の変換ルールを第3の変換規定として選択し、選択した第3の変換規定により中間形式を第2の中間形式に変換するので、異なるオペレーティングシステム仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成装置の汎用性が向上する。
【0132】
また、第2の中間形式を互いに異なる実装言語仕様に対応する複数種類のソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数の第4の変換ルールの中から、設計判断情報編集手段で編集された実装言語仕様に応じた第4の変換ルールを第4の変換規定として選択し、選択した第4の変換規定により第2の中間形式をソフトウェアコードに変換するので、異なる実装言語仕様に対応可能となり、ソフトウェアコード生成装置の汎用性が向上する。
【0133】
なお、上記では、変換処理を2段や3段に分けた実施例を示したが、例えば、設計判断情報編集手段を用いて入力または変更される実現仕様に含まれる仕様の種類が3種類以上ある場合には、変換ルールを格納した下位変換ルール格納手段と中間形式変換手段および中間形式格納手段を、上記仕様の種類の数に応じた数だけ設けることで、各中間形式変換手段が各仕様に応じた変換処理を受け持つことが可能となり、より多段階の変換処理を有する構成を実現できる。
【0134】
上記のように、各変換手段が各仕様に応じた変換処理を受け持つことにより、実装仕様の変更に容易に対応可能となる。つまり、変更のあった仕様に対応する変換処理を選択し、選択した変換処理を実行することにより、仕様の変更への対応が容易になる。
【0135】
以上説明した各実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【0136】
また、本発明の目的は、上記実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、コンピュータを備えたシステムや装置に供給し、そのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0137】
上記の場合、プログラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムコードを記録した記録媒体が本発明を構成することになる。
【0138】
【発明の効果】
本発明によれば、実装仕様の変化に容易に対応可能となる。すなわち、例えば当初の要求仕様に対して実装仕様のみに変化が発生した場合、既に第1の変換手段によって生成され、格納手段に格納されている中間形式を変更することなく、設計判断情報編集手段により、変更後の実装仕様を指定することにより、新たな実装仕様に対応するソフトウェアコードを生成可能なため、実装仕様の変化に容易に対応可能となる。
【0139】
換言すると、変更のない業務仕様や論理モジュール構成仕様について再度同じような変換動作を行うことを避けることが可能となる。
【0140】
また、仮に希望する実装仕様に対応した第2の変換規定を第2の変換手段が備えていない場合でも、その実装仕様に対応する変換規定のみを追加開発すればよいことになり、中間形式や第1の変換規定の変更は不要なため、実装仕様の変化への対応が容易となる。
【0141】
また、設計判断情報編集手段による種々の実装仕様の指定により、1つの中間形式を種々の実装仕様に反映可能となるので、中間形式の汎用性が向上する。
【0142】
また、上記の発明によれば、業務仕様の追加または論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。その理由は、業務仕様が追加された際、または論理モジュール構成仕様が変更された際には、これらに対応する第1の変換規定のみ追加や変更すればよいことになり、第2の変換規定の変更は不要なため、業務仕様の追加や論理モジュール構成仕様の変更に対して容易に対応可能となる。
【0143】
また、上記の発明によれば、ソフトウェアコード生成装置の開発において、開発者のスキルに応じた開発分担が容易に行え、開発効率が向上する。その理由は、業務仕様すなわち業務知識を必要とする第1の変換規定と実装知識を必要とする第2の変換規定とが独立しているので、どちらかの知識だけで該当部分の開発が可能となっているためである。
【0144】
また、複数の変換手段のそれぞれが、対応する仕様に応じた変換を行うので、仕様の変更に容易に対応可能となる。また、変更された仕様に対する変換ができない場合は、変更仕様に対応する変換のみ開発すればよいので、仕様の変更に容易に対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示したブロック回路図。
【図2】図1の業務仕様編集手段1により編集される業務仕様の具体例を示した図。
【図3】図1の設計判断情報編集手段5により編集される設計判断情報の具体例を示した図。
【図4】図1の中間形式格納手段8に格納される中間形式の具体例を示した図。
【図5】本発明の他の実施例を示したブロック回路図。
【符号の説明】
1 業務仕様編集手段
2 業務仕様格納手段
3 上位変換ルール格納手段
4 下位変換ルール格納手段
41 第1の下位変換ルール格納手段
42 第2の下位変換ルール格納手段
5 設計判断情報編集手段
5a 表示部
6 設計判断情報格納手段
7 業務仕様変換手段
8 中間形式格納手段
81 中間形式格納手段
9 中間形式変換手段
91 中間形式変換手段
92 中間形式変換手段
10 コード格納手段

Claims (17)

  1. 業務仕様を複数の変換手段により複数回変換してソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成装置であって、
    前記業務仕様を除いた複数の仕様を含む設計判断情報が編集される設計判断情報編集手段を含み、
    前記複数の変換手段は前記業務仕様を除いた複数の仕様のいずれか1つに対応して設けられ、それぞれは、対応する仕様に応じた変換を行うことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  2. 請求項1に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記複数の変換手段のそれぞれは、複数種類の変換ルールを格納した変換ルール格納手段を有し、該変換ルール格納手段に格納された複数種類の変換ルールから前記対応する仕様に応じた変換ルールを選択し、選択した変換ルールに基づき変換を行うことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  3. 請求項2に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記変換ルール格納手段に格納されている変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  4. 論理モジュール構成仕様と実装仕様とを含む設計判断情報と業務仕様とを備えた要求仕様に応じたソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成装置であって、
    前記業務仕様が編集される業務仕様編集手段と、
    前記設計判断情報が編集される設計判断情報編集手段と、
    前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換規定に基づき、前記業務仕様編集手段で編集された業務仕様を中間形式に変換する第1の変換手段と、
    前記中間形式を格納する格納手段と、
    前記設計判断情報編集手段で編集された実装仕様に応じた第2の変換規定に基づき、前記格納手段に格納された中間形式をソフトウェアコードに変換する第2の変換手段と
    を含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  5. 請求項4に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記第1の変換手段は、
    前記業務仕様を、互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールを格納した第1の変換ルール格納手段と、
    前記第1の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第1の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換ルールを、前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換する業務仕様変換手段とを含み、
    前記第2の変換手段は、
    前記中間形式を互いに異なる実装仕様に対応する複数種類のソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第2の変換ルールを格納した第2の変換ルール格納手段と、
    前記第2の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第2の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された実装仕様に応じた第2の変換ルールを、前記第2の変換規定として選択し、選択した第2の変換規定により前記中間形式を前記ソフトウェアコードに変換する中間形式変換手段と
    を含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  6. 請求項5に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記第1および2の変換ルール格納手段に格納されている第1および第2の変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  7. 請求項4に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記実装仕様は、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様とを含み、
    前記第2の変換手段は、
    前記設計判断情報編集手段で編集されたオペレーティングシステム仕様に応じた第3の変換規定に基づき、前記格納手段に格納された中間形式を第2の中間形式に変換する第3の変換手段と、
    前記第2の中間形式を格納する第2の格納手段と、
    前記設計判断情報編集手段で編集された実装言語仕様に応じた第4の変換規定に基づき、前記第2の格納手段に格納された第2の中間形式をソフトウェアコードに変換する第4の変換手段と
    を含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  8. 請求項7に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記第1の変換手段は、
    前記業務仕様を、互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールを格納した第1の変換ルール格納手段と、
    前記第1の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第1の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換ルールを、前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換する業務仕様変換手段とを含み、
    前記第3の変換手段は、
    前記中間形式を互いに異なるオペレーティングシステム仕様に対応する複数種類の前記第2の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第3の変換ルールを格納した第3の変換ルール格納手段と、
    前記第3の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第3の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集されたオペレーティングシステム仕様に応じた前記第3の変換ルールを、前記第3の変換規定として選択し、選択した第3の変換規定により前記中間形式を前記第2の中間形式に変換する第2の中間形式変換手段とを含み、
    前記第4の変換手段は、
    前記第2の中間形式を互いに異なる実装言語仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第4の変換ルールを格納した第4の変換ルール格納手段と、
    前記第4の変換ルール格納手段に格納された複数種類の第4の変換ルールの中から、前記設計判断情報編集手段で編集された実装言語仕様に応じた前記第4の変換ルールを、前記第4の変換規定として選択し、選択した第4の変換規定により前記第2の中間形式を前記ソフトウェアコードに変換する第3の中間形式変換手段とを含む
    ことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  9. 請求項8に記載のソフトウェアコード生成装置において、
    前記第1と第3と第4の変換ルール格納手段に格納されている第1と第3と第4の変換ルールを表示する表示部をさらに含むことを特徴とするソフトウェアコード生成装置。
  10. 業務仕様を複数の変換手段により複数回変換してソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成方法であって、
    前記業務仕様を除いた複数の仕様を含み、前記複数の仕様の各々が前記複数の変換手段のいずれか1つに対応する設計判断情報を編集し、
    前記複数の変換手段のそれぞれが対応する前記仕様に応じた変換を順番に行う
    ことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  11. 請求項10に記載のソフトウェアコード生成方法において、
    前記順番に行われる変換のそれぞれは、対応する前記仕様に応じた変換ルールを、変換ルール格納手段に格納してある複数種類の変換ルールから選択し、選択した変換ルールに基づき変換を行うことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  12. 論理モジュール構成仕様と実装仕様とを含む実現仕様と業務仕様とを備えた要求仕様に応じたソフトウェアコードを生成するソフトウェアコード生成方法であって、
    前記業務仕様を編集する業務仕様編集ステップと、
    前記実現仕様を編集する実現仕様編集ステップと、
    前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた第1の変換規定に基づき、前記業務仕様編集ステップで編集した業務仕様を中間形式に変換する第1の変換ステップと、
    前記中間形式を格納する格納ステップと、
    前記実現仕様編集ステップで編集した実装仕様に応じた第2の変換規定に基づき、前記格納ステップで格納した中間形式をソフトウェアコードに変換する第2の変換ステップと
    を含むことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  13. 請求項12に記載のソフトウェアコード生成方法において、
    前記第1の変換ステップは、
    前記業務仕様を互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の前記中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた前記第1の変換ルールを前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換するステップであり、
    前記第2の変換ステップは、
    前記中間形式を互いに異なる実装仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第2の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した実装仕様に応じた前記第2の変換ルールを、前記第2の変換規定として選択し、選択した第2の変換規定により前記中間形式を前記ソフトウェアコードに変換するステップである
    ことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  14. 請求項12に記載のソフトウェアコード生成方法において、
    前記実装仕様は、オペレーティングシステム仕様と実装言語仕様とを含み、
    前記第2の変換ステップは、
    前記実現仕様編集ステップで編集したオペレーティングシステム仕様に応じた第3の変換規定に基づき、前記格納ステップで格納した中間形式を第2の中間形式に変換する第3の変換ステップと、
    前記第2の中間形式を格納する第2の格納ステップと、
    前記実現仕様編集ステップで編集した実装言語仕様に応じた第4の変換規定に基づき、前記第2の格納ステップで格納した第2の中間形式をソフトウェアコードに変換する第4の変換ステップと
    を含むことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  15. 請求項14に記載のソフトウェアコード生成方法において、
    前記第1の変換ステップは、
    前記業務仕様を互いに異なる論理モジュール構成仕様に対応する複数種類の前記中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第1の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集した論理モジュール構成仕様に応じた前記第1の変換ルールを前記第1の変換規定として選択し、選択した第1の変換規定に基づき前記業務仕様を前記中間形式に変換するステップであり、
    前記第3の変換ステップは、
    前記中間形式を互いに異なるオペレーティングシステム仕様に対応する複数種類の前記第2の中間形式にそれぞれ変換する複数種類の第3の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集したオペレーティングシステム仕様に応じた前記第3の変換ルールを、前記第3の変換規定として選択し、選択した第3の変換規定により前記中間形式を前記第2の中間形式に変換するステップであり、
    前記第4の変換ステップは、
    前記第2の中間形式を互いに異なる実装言語仕様に対応する複数種類の前記ソフトウェアコードにそれぞれ変換する複数種類の第4の変換ルールの中から、前記実現仕様編集ステップで編集された実装言語仕様に応じた前記第4の変換ルールを、前記第4の変換規定として選択し、選択した第4の変換規定により前記第2の中間形式を前記ソフトウェアコードに変換するステップである
    ことを特徴とするソフトウェアコード生成方法。
  16. 請求項9ないし15のいずれか1つに記載されたソフトウェアコード生成方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  17. 請求項9ないし15のいずれか1つに記載されたソフトウェアコード生成方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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