JP2004224284A - ウェブサーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】場所や機種に制約されることなく車載制御装置の情報を閲覧可能にするウェブサーバを提供する。
【解決手段】車両2に搭載されるとともに、無線回線によりインターネットに接続する通信手段と、車両の車載制御装置(ECU)との情報の送受信を行う車両情報通信手段とを有し、更に、通信手段を介した他の端末(HomePC3、PDA4、携帯電話5等)からの要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報制御手段とを備えたウェブサーバ。
【選択図】 図1
【解決手段】車両2に搭載されるとともに、無線回線によりインターネットに接続する通信手段と、車両の車載制御装置(ECU)との情報の送受信を行う車両情報通信手段とを有し、更に、通信手段を介した他の端末(HomePC3、PDA4、携帯電話5等)からの要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報制御手段とを備えたウェブサーバ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載制御装置の情報を閲覧可能にするウェブサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
車載のナビゲーションシステムに情報を保管する外部記憶装置(ハードディスクユニット)を搭載し、音楽情報や映像情報を電子的に記憶する装置がある。ユーザは、この外部記憶装置に保存された電子情報を、専用のソフトウェアで再生して、音楽、映像等を楽しむことができる(特許文献1参照)。
【0003】
又、車両には車両の種々の機能を制御する車載制御装置(例えば、エンジンを制御するエンジンECU、トランスミッションを制御するトランスミッションECU等)が搭載されており、各ECU内のコンピュータが装置自身の自己診断機能を備えて、その結果を個々のコンピュータの内部記憶領域に記憶するようになっている。車両点検整備時には、専用テスタを用いてECU内のコンピュータの内部記憶領域に記憶された情報を取り出して、車両コンピュータの状況を把握する。同様に、専用テスタを用い車載制御装置に特殊命令を送ることで、車載制御装置を強制的に駆動することも可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−105988号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記専用テスタは車載制御装置の情報確認を行うことができる特殊なものであり、この専用テスタを用いる以外他に車載制御装置の情報確認を行うことはできなかった。そのため、車載制御装置の不具合発生時には、遠隔地、又は、専用テスタの無い状況下での故障診断を行うことが不可能となり、専用テスタを故障した車両のある場所まで運搬したり、故障した車両を専用テスタが整備されている場所まで移動させたりする必要があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、場所や機種に制約されることなく車載制御装置の情報を閲覧可能にするウェブサーバを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係るウェブサーバは、インターネットに接続するLANボード等の通信手段と、車両の車載制御装置(ECU)との情報の送受信を行う車両情報通信手段と、インターネットに接続された他の端末から通信手段を介して行われた要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報提供手段とを備えている。
【0008】
上記課題を解決する本発明に係るウェブサーバは、更に、車両に搭載されていることを特徴とする。なお、通信手段は無線回線等によりインターネットに接続されてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係るウェブサーバは、車両に搭載されている各種ECU(電子制御装置)から種々の情報を入手することで、複数の制御装置の情報を集約し、ユーザ(例えば、車両のドライバ等)から情報の閲覧要求がされた際に、ユーザの認証を行った後、集約した情報を構築して、ウェブ閲覧形式(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式等)に加工して、データ閲覧を要求してきたユーザの端末へ返信する仕組みを有している。ウェブ閲覧形式を用いることで、ユーザが汎用的なウェブ閲覧ソフト(いわゆる、ウェブブラウザソフト)のみを用意すればよく、特殊なアプリケーション又は端末装置を必要としない。従って、ユーザの閲覧端末を制約することがなく、車外の外部情報端末でありながら車内の車載制御装置の情報を閲覧することができる。このような特徴を有する本発明に係るウェブサーバを、以下に示す図面を参照しながら詳細に説明をする。
【0010】
図1は、本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバと他の端末との相関図である。
【0011】
本発明に係るウェブサーバは、基本的には情報を制御するCPU、プログラムの格納や演算領域となるROM、RAM、情報を記録するハードディスクユニット等の外部記憶装置を有しており、インターネットに接続することで他の端末との通信を行うLANボード等の通信手段を備えている。特に、本発明に係るウェブサーバは、車両の車載制御装置との情報の送受信を行う車両情報通信手段を備え、更に、通信手段を介した他の端末からの閲覧要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報提供手段を備えている。ウェブサーバ自体は、所定の場所に設置されているもの(図1中のウェブサーバ1b参照)であっても、車両2に搭載されているもの(図1中の車載ウェブサーバ1a参照)であってもよく、車両2に搭載されている車載ウェブサーバ1aの場合は、商用公衆無線回線を用いてインターネットへ接続されている。ウェブサーバ1a、1bは、固有のURL又はIPアドレスを有しており、この固有のURL又はIPアドレスにアクセスすることで他の端末とウェブサーバ1a、1bとの情報の送受信が可能となる。
【0012】
車載ウェブサーバ1aの場合、車載ウェブサーバ1aが商用公衆無線回線の通信機能を有することでインターネット網に接続できるとともに、車両2内では情報の安全性のため、車載制御装置(ECU)間の通信ラインとゲートウェイ(以下、GWと略す。)を介して接続されている。車載ウェブサーバ1aは単独で携帯情報端末4(以下、PDAと略す。)とも通信可能であり、通信する際は有線で車載ウェブサーバ1aに直接接続してもよいし、ブルートゥース等の短距離の無線技術を用いてもよい。なお、GWは車載ウェブサーバ1aとECUとの間に設置されて、互いにやり取りする信号を変換する機能を担っている。このような信号変換を行うことで、第3者が車載ウェブサーバ1aにアクセスしても、ECU情報の開示や制御を行えないようなセキュリティの役割を果たすこととなる。
【0013】
ウェブサーバ1bが所定の場所に設置されている場合は、車載されている通信機能つきのコンピュータ等を用い、インターネットを介してウェブサーバ1bにECU情報を蓄積していく。この場合、車載ウェブサーバ1aのようにリアルタイムにECU情報を取得することはできないが、逆に、事故などにより車載のウェブサーバに不具合が起こった場合でも、事前のECU情報が蓄積されているため、車両の事前の状況を把握することができる。
【0014】
ECUは、エンジン、トランスミッション、エアコン等車両に搭載される殆どの制御機器を制御している。ウェブサーバ1a、1bを利用すれば、ECU自身が備えている故障診断機能を利用することも可能となり、又、故障履歴も閲覧できることから、各販売会社や修理工場でこれまでの故障履歴を参照することができ、よりよいサービスの提供を行うことも可能となる。
【0015】
つまり、本発明に係るウェブサーバ1a、1bは、ウェブ閲覧形式でアクセスすることができるため、従来の専用テスタの機能も果たすことができる。具体的には、外部の他の端末上でウェブサーバ1a、1bを介してECU情報の閲覧ができるとともに、特定の機能を実行する命令をウェブサーバ1a、1b、GWを介してECUに送信することもできる。従って、専用テスタがないような遠隔地などでも、一般的な端末で一般的なウェブブラウザを用いることで容易に専門的なテストを行うことが可能となる。なお、命令をウェブサーバに送信する際には、例えば、CGI(Common Gateway Interface)等を用いて命令の送受信を行う。
【0016】
いずれのウェブサーバ1a、1bも、インターネットを介することで、外部の他の端末から接続され、ウェブサーバ1a、1bの内部に保管されたユーザの車両のECU情報を閲覧することができる。この場合、ユーザは、家庭に設置してあるHomePC3からも、インターネット閲覧ソフトを用いることで情報を閲覧することができるし、又、PDA4や携帯電話5等からも閲覧をすることができる。この時、ウェブサーバ1a、1bは、閲覧要求をしてきた端末において最適なウェブ閲覧形式の表示になるように、車載制御装置の情報を端末の種類に応じたウェブ閲覧形式に構築しなおして情報提供を行っている。
【0017】
なお、車載Webサーバ1aは、上記のように車載制御装置の情報を保管し、ウェブ閲覧形式で提供するだけではなく、カーナビゲーションの機能を備えることもできるし、音楽、映像等の娯楽電子情報の保管や再生の機能を備えることも可能である。
【0018】
図2は、本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバのフローチャートである。
図2に示すフローチャートは、ウェブサーバが車載されていても、所定の場所に設置されていても同様に動作するものである。
【0019】
ステップS1では、車両の状況に応じて車内の各種のECU情報が自動的に収集されてウェブサーバ側へ入力される。この時点では、ECU情報はウェブ閲覧形式に加工されている必要はなく、例えば、安全性や通信量を考慮して特殊な形式の情報であってもよい。
【0020】
ステップS2では、ECU情報の閲覧要求があるかどうかを確認する。閲覧要求がない場合は通常の状態で待機し、適宜なタイミングでECU情報を蓄積していく。閲覧要求がある場合は次のステップへ進む。
【0021】
ステップS3では、外部の他の端末から閲覧を要求する要求者(ユーザ)の特定、閲覧形式の特定を行う。ECU情報は不特定の要求者にも閲覧を許可できる情報ではないため、閲覧要求者のIDやパスワードを管理して照合することで、特定の要求者のみ閲覧可能にする。そして、ステップS4、S5では、閲覧形式を一般的に用いられているウェブ形式に加工することで、専用のソフトウェアや端末を用いる必要がないようにしている。しかも、閲覧する端末機種の依存性をできるだけなくすために、例えば、閲覧を要求する機種が携帯電話であれば、携帯電話に最適な表示のウェブ閲覧形式になるように、又、閲覧を要求する機種がPDAであれば、PDAに最適な表示のウェブ閲覧形式になるように、ECU情報が要求されるたびに適切なウェブ閲覧形式に構築しなおして情報配信を行っている。
【0022】
本発明に係るウェブサーバは、色々な適用の可能性があり、例えば、車両の施錠を忘れた場合、盗難防止のために、遠隔地の端末からウェブサーバ1a、1bを介してドアロック機構のECUを制御して車両の施錠を行ってみたり、車両が盗難にあった場合、遠隔地の端末からドアをロックして、エンジンがかからないようにしてみたりすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、車載制御装置の情報確認又は制御を、場所、機種を問うことなく任意の情報端末で行うことができる。従って、車載制御装置の不具合発生時、遠隔地又は専用テスタの無い状況下であっても、任意の情報端末を用いて故障診断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバと他の端末との相関図である。
【図2】本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバのフローチャートである。
【符号の説明】
1a 車載ウェブサーバ
1b ウェブサーバ
2 車両
3 Home PC
4 PDA
5 携帯電話
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載制御装置の情報を閲覧可能にするウェブサーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
車載のナビゲーションシステムに情報を保管する外部記憶装置(ハードディスクユニット)を搭載し、音楽情報や映像情報を電子的に記憶する装置がある。ユーザは、この外部記憶装置に保存された電子情報を、専用のソフトウェアで再生して、音楽、映像等を楽しむことができる(特許文献1参照)。
【0003】
又、車両には車両の種々の機能を制御する車載制御装置(例えば、エンジンを制御するエンジンECU、トランスミッションを制御するトランスミッションECU等)が搭載されており、各ECU内のコンピュータが装置自身の自己診断機能を備えて、その結果を個々のコンピュータの内部記憶領域に記憶するようになっている。車両点検整備時には、専用テスタを用いてECU内のコンピュータの内部記憶領域に記憶された情報を取り出して、車両コンピュータの状況を把握する。同様に、専用テスタを用い車載制御装置に特殊命令を送ることで、車載制御装置を強制的に駆動することも可能である。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−105988号公報(第2−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記専用テスタは車載制御装置の情報確認を行うことができる特殊なものであり、この専用テスタを用いる以外他に車載制御装置の情報確認を行うことはできなかった。そのため、車載制御装置の不具合発生時には、遠隔地、又は、専用テスタの無い状況下での故障診断を行うことが不可能となり、専用テスタを故障した車両のある場所まで運搬したり、故障した車両を専用テスタが整備されている場所まで移動させたりする必要があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、場所や機種に制約されることなく車載制御装置の情報を閲覧可能にするウェブサーバを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明に係るウェブサーバは、インターネットに接続するLANボード等の通信手段と、車両の車載制御装置(ECU)との情報の送受信を行う車両情報通信手段と、インターネットに接続された他の端末から通信手段を介して行われた要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報提供手段とを備えている。
【0008】
上記課題を解決する本発明に係るウェブサーバは、更に、車両に搭載されていることを特徴とする。なお、通信手段は無線回線等によりインターネットに接続されてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明に係るウェブサーバは、車両に搭載されている各種ECU(電子制御装置)から種々の情報を入手することで、複数の制御装置の情報を集約し、ユーザ(例えば、車両のドライバ等)から情報の閲覧要求がされた際に、ユーザの認証を行った後、集約した情報を構築して、ウェブ閲覧形式(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)形式等)に加工して、データ閲覧を要求してきたユーザの端末へ返信する仕組みを有している。ウェブ閲覧形式を用いることで、ユーザが汎用的なウェブ閲覧ソフト(いわゆる、ウェブブラウザソフト)のみを用意すればよく、特殊なアプリケーション又は端末装置を必要としない。従って、ユーザの閲覧端末を制約することがなく、車外の外部情報端末でありながら車内の車載制御装置の情報を閲覧することができる。このような特徴を有する本発明に係るウェブサーバを、以下に示す図面を参照しながら詳細に説明をする。
【0010】
図1は、本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバと他の端末との相関図である。
【0011】
本発明に係るウェブサーバは、基本的には情報を制御するCPU、プログラムの格納や演算領域となるROM、RAM、情報を記録するハードディスクユニット等の外部記憶装置を有しており、インターネットに接続することで他の端末との通信を行うLANボード等の通信手段を備えている。特に、本発明に係るウェブサーバは、車両の車載制御装置との情報の送受信を行う車両情報通信手段を備え、更に、通信手段を介した他の端末からの閲覧要求に対して、ユーザを特定した後、車両情報手段により集約された車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報提供手段を備えている。ウェブサーバ自体は、所定の場所に設置されているもの(図1中のウェブサーバ1b参照)であっても、車両2に搭載されているもの(図1中の車載ウェブサーバ1a参照)であってもよく、車両2に搭載されている車載ウェブサーバ1aの場合は、商用公衆無線回線を用いてインターネットへ接続されている。ウェブサーバ1a、1bは、固有のURL又はIPアドレスを有しており、この固有のURL又はIPアドレスにアクセスすることで他の端末とウェブサーバ1a、1bとの情報の送受信が可能となる。
【0012】
車載ウェブサーバ1aの場合、車載ウェブサーバ1aが商用公衆無線回線の通信機能を有することでインターネット網に接続できるとともに、車両2内では情報の安全性のため、車載制御装置(ECU)間の通信ラインとゲートウェイ(以下、GWと略す。)を介して接続されている。車載ウェブサーバ1aは単独で携帯情報端末4(以下、PDAと略す。)とも通信可能であり、通信する際は有線で車載ウェブサーバ1aに直接接続してもよいし、ブルートゥース等の短距離の無線技術を用いてもよい。なお、GWは車載ウェブサーバ1aとECUとの間に設置されて、互いにやり取りする信号を変換する機能を担っている。このような信号変換を行うことで、第3者が車載ウェブサーバ1aにアクセスしても、ECU情報の開示や制御を行えないようなセキュリティの役割を果たすこととなる。
【0013】
ウェブサーバ1bが所定の場所に設置されている場合は、車載されている通信機能つきのコンピュータ等を用い、インターネットを介してウェブサーバ1bにECU情報を蓄積していく。この場合、車載ウェブサーバ1aのようにリアルタイムにECU情報を取得することはできないが、逆に、事故などにより車載のウェブサーバに不具合が起こった場合でも、事前のECU情報が蓄積されているため、車両の事前の状況を把握することができる。
【0014】
ECUは、エンジン、トランスミッション、エアコン等車両に搭載される殆どの制御機器を制御している。ウェブサーバ1a、1bを利用すれば、ECU自身が備えている故障診断機能を利用することも可能となり、又、故障履歴も閲覧できることから、各販売会社や修理工場でこれまでの故障履歴を参照することができ、よりよいサービスの提供を行うことも可能となる。
【0015】
つまり、本発明に係るウェブサーバ1a、1bは、ウェブ閲覧形式でアクセスすることができるため、従来の専用テスタの機能も果たすことができる。具体的には、外部の他の端末上でウェブサーバ1a、1bを介してECU情報の閲覧ができるとともに、特定の機能を実行する命令をウェブサーバ1a、1b、GWを介してECUに送信することもできる。従って、専用テスタがないような遠隔地などでも、一般的な端末で一般的なウェブブラウザを用いることで容易に専門的なテストを行うことが可能となる。なお、命令をウェブサーバに送信する際には、例えば、CGI(Common Gateway Interface)等を用いて命令の送受信を行う。
【0016】
いずれのウェブサーバ1a、1bも、インターネットを介することで、外部の他の端末から接続され、ウェブサーバ1a、1bの内部に保管されたユーザの車両のECU情報を閲覧することができる。この場合、ユーザは、家庭に設置してあるHomePC3からも、インターネット閲覧ソフトを用いることで情報を閲覧することができるし、又、PDA4や携帯電話5等からも閲覧をすることができる。この時、ウェブサーバ1a、1bは、閲覧要求をしてきた端末において最適なウェブ閲覧形式の表示になるように、車載制御装置の情報を端末の種類に応じたウェブ閲覧形式に構築しなおして情報提供を行っている。
【0017】
なお、車載Webサーバ1aは、上記のように車載制御装置の情報を保管し、ウェブ閲覧形式で提供するだけではなく、カーナビゲーションの機能を備えることもできるし、音楽、映像等の娯楽電子情報の保管や再生の機能を備えることも可能である。
【0018】
図2は、本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバのフローチャートである。
図2に示すフローチャートは、ウェブサーバが車載されていても、所定の場所に設置されていても同様に動作するものである。
【0019】
ステップS1では、車両の状況に応じて車内の各種のECU情報が自動的に収集されてウェブサーバ側へ入力される。この時点では、ECU情報はウェブ閲覧形式に加工されている必要はなく、例えば、安全性や通信量を考慮して特殊な形式の情報であってもよい。
【0020】
ステップS2では、ECU情報の閲覧要求があるかどうかを確認する。閲覧要求がない場合は通常の状態で待機し、適宜なタイミングでECU情報を蓄積していく。閲覧要求がある場合は次のステップへ進む。
【0021】
ステップS3では、外部の他の端末から閲覧を要求する要求者(ユーザ)の特定、閲覧形式の特定を行う。ECU情報は不特定の要求者にも閲覧を許可できる情報ではないため、閲覧要求者のIDやパスワードを管理して照合することで、特定の要求者のみ閲覧可能にする。そして、ステップS4、S5では、閲覧形式を一般的に用いられているウェブ形式に加工することで、専用のソフトウェアや端末を用いる必要がないようにしている。しかも、閲覧する端末機種の依存性をできるだけなくすために、例えば、閲覧を要求する機種が携帯電話であれば、携帯電話に最適な表示のウェブ閲覧形式になるように、又、閲覧を要求する機種がPDAであれば、PDAに最適な表示のウェブ閲覧形式になるように、ECU情報が要求されるたびに適切なウェブ閲覧形式に構築しなおして情報配信を行っている。
【0022】
本発明に係るウェブサーバは、色々な適用の可能性があり、例えば、車両の施錠を忘れた場合、盗難防止のために、遠隔地の端末からウェブサーバ1a、1bを介してドアロック機構のECUを制御して車両の施錠を行ってみたり、車両が盗難にあった場合、遠隔地の端末からドアをロックして、エンジンがかからないようにしてみたりすることも可能である。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、車載制御装置の情報確認又は制御を、場所、機種を問うことなく任意の情報端末で行うことができる。従って、車載制御装置の不具合発生時、遠隔地又は専用テスタの無い状況下であっても、任意の情報端末を用いて故障診断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバと他の端末との相関図である。
【図2】本発明に係る実施形態の一例を示すウェブサーバのフローチャートである。
【符号の説明】
1a 車載ウェブサーバ
1b ウェブサーバ
2 車両
3 Home PC
4 PDA
5 携帯電話
Claims (2)
- インターネットに接続する通信手段と、
車両の車載制御装置との情報の送受信を行う車両情報通信手段と、
前記通信手段を介した他の端末からの要求に対して、ユーザを特定した後、前記車両情報手段により集約された前記車載制御装置の情報を、所定の閲覧形式に構築して提供する情報提供手段と
を備えたことを特徴とするウェブサーバ。 - 車両に搭載されていることを特徴とする請求項1に記載のウェブサーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016912A JP2004224284A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | ウェブサーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003016912A JP2004224284A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | ウェブサーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004224284A true JP2004224284A (ja) | 2004-08-12 |
Family
ID=32904201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003016912A Pending JP2004224284A (ja) | 2003-01-27 | 2003-01-27 | ウェブサーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004224284A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350564A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Toyota Motor Corp | 車両管理システム |
JP2008118282A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toyota Motor Corp | 車両用音響装置、及び、外部音源装置 |
US20140317729A1 (en) * | 2012-02-20 | 2014-10-23 | Denso Corporation | Data communication authentication system for vehicle gateway apparatus for vehicle data communication system for vehicle and data communication apparatus for vehicle |
JP2015020579A (ja) * | 2013-07-18 | 2015-02-02 | 矢崎総業株式会社 | 電装システム |
-
2003
- 2003-01-27 JP JP2003016912A patent/JP2004224284A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006350564A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Toyota Motor Corp | 車両管理システム |
JP2008118282A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toyota Motor Corp | 車両用音響装置、及び、外部音源装置 |
US20140317729A1 (en) * | 2012-02-20 | 2014-10-23 | Denso Corporation | Data communication authentication system for vehicle gateway apparatus for vehicle data communication system for vehicle and data communication apparatus for vehicle |
US9489544B2 (en) | 2012-02-20 | 2016-11-08 | Denso Corporation | Data communication authentication system for vehicle gateway apparatus for vehicle data communication system for vehicle and data communication apparatus for vehicle |
JP2015020579A (ja) * | 2013-07-18 | 2015-02-02 | 矢崎総業株式会社 | 電装システム |
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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