JP2004223064A - 遊技機 - Google Patents

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JP2004223064A JP2003016134A JP2003016134A JP2004223064A JP 2004223064 A JP2004223064 A JP 2004223064A JP 2003016134 A JP2003016134 A JP 2003016134A JP 2003016134 A JP2003016134 A JP 2003016134A JP 2004223064 A JP2004223064 A JP 2004223064A
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Takeshi Otani
武 大谷
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Abstract

【課題】遊技盤の見易さを妨げることなく透明板枠ユニットの透明板上にタッチパネルを配し、遊技に必要な操作機能を持たせことができると共に、前記透明板枠ユニットとタッチパネルをセットとして着脱可能とすることで、再利用を容易に行う。
【解決手段】ガラス16にタッチパネル50を貼り付け、このタッチパネル50の複数の操作領域68に分けて、遊技者等が押圧操作することで、複数の操作を押圧操作位置に基づいて識別することができる。ガラス枠ユニット20は再利用可能であるため、機種が変更されても操作位置が変わることがない。操作領域はタッチパネルコントローラ66内の識別テーブルを変更するのみで、様々な操作スイッチとして利用でき、本体内枠14や開閉枠15等にスイッチを設ける必要がなくなる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体に設けられた発射装置の操作によって遊技球を遊技盤へ発射し、当該遊技盤面に沿って移動することで遊技を実行可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチンコ機では、遊技者が発射装置を操作することで、その操作量に応じた強度でパチンコ球が発射される構成となっている。
【0003】
発射されたパチンコ球は、遊技盤面と、これに対向しているガラス板との間の空間を落下し、遊技盤に設けられた釘や風車に当たり、予期せぬ方向に跳ねながら落下することで、所定の入賞口に入賞するか、或いはアウト口に収容されることになる。
【0004】
遊技の一例を挙げると、例えば第1種パチンコ機では、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0005】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。この表示部は、複数の列(例えば3列)の図柄変動パターン画面が構成され(背景画面もある)、この変動する図柄変動パターン演出後に停止したときの図柄の並びで当/外を報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0006】
ところで、遊技者は、遊技中、発射装置を所定の強度で把持している途中で一旦発射を停止したい場合、別途設けた発射停止スイッチを押圧することで、発射装置を所定強度に維持したまま発射を停止させることができる。
【0007】
また、近年では、図柄変動時間を遊技者の意志で短縮させるためのスイッチや、副図柄を備えた遊技盤において、この副図柄を遊技者の介入操作で停止させるスイッチ等が必要な場合がある。
【0008】
このような場合、パチンコ機の本体(発射装置や球受け皿が設けられている部位)の設計を変更し、新たに上記スイッチ類を配置しなければならない。
【0009】
また、パチンコ機には、従来から球貸しボタン(スイッチ)や返却ボタン(スイッチ)等が存在し、これらは本体の設計変更の度にその位置が変更され、遊技者は新規のパチンコ台ではスイッチの位置をその都度確認しなければならない。
【0010】
ここで、スイッチに関する技術として、特許文献1には、パチスロ機におけるドラムの周面に付与された図柄を見せるための透明部分(可変表示窓)が設けられたLCDパネルを配し、この可変表示窓以外の部分にスイッチ表示部を含む画像を表示したことが開示されている。
【0011】
この特許文献1では、LCDパネルのスイッチ表示部の領域がタッチパネルとなっており、これを押圧することでスイッチ表示部に該当する機能が実行される構成である。
【0012】
このようなLCDパネルを、例えば、ガラス板等に貼り付けることで、仕様変更、機種変更に関わらず、スイッチ位置を固定的とすることができる。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−300724公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1では、遊技者に図柄を見せる領域可変表示窓と、スイッチ表示部とが別個に設けられており、スイッチ表示部が透明とはなっていないため、このままの技術をパチンコ機のガラス板に適用すると、遊技盤が見えなくなってしまい、遊技に支障をきたすことになる。
【0015】
また、上記特許文献1では、適用されるLCDパネルが当該パチスロ機のテーマに即した図柄が予めプリントされるため、再利用という概念がなく、着脱も容易ではない。
【0016】
本発明は上記事実を考慮し、遊技盤の見易さを妨げることなく透明板枠ユニットの透明板上にタッチパネルを配し、遊技に必要な操作機能を持たせことができると共に、前記透明板枠ユニットとタッチパネルをセットとして着脱可能とすることで、再利用を容易に行うことができる遊技機を得ることが目的である。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、少なくとも遊技球を発射するための発射装置、並びに払出又は賞球された遊技球を貯留する貯留皿を備えると共に、遊技盤を取付可能な遊技盤取付開口が設けられた本体と、前記本体における遊技盤取付開口に対して開閉可能に取付けられた内枠と、前記本体内枠に対して着脱可能に取付けられる取付部、及び前記内枠の閉止状態で前記遊技盤と対向する透明板を保持するホルダ部を備えた透明板枠ユニットと、前記透明板ユニットの透明板に設けられ、予め定められた領域へのタッチ操作によって、当該領域に設定した遊技の進行に影響を与える操作部としての機能を備え、前記遊技盤上の遊技球の移動が目視確認可能な透過率を有するタッチパネルと、前記透明板枠ユニット及びタッチパネルがセットとなって前記本体内枠から着脱されることを特徴としている。
【0018】
請求項1記載の発明によれば、内枠に対して透明板枠ユニットが着脱可能であるため、この透明板枠ユニットは、本体内枠や外枠が新規に交換されたとしても、再利用が可能である。ここで、遊技の進行に影響に与える操作部となり得るタッチパネルを前記透明板に貼り付ける。
【0019】
これにより、従来本体内枠等に設けていた操作スイッチ(操作ボタン)が不要となる。また、透明板枠ユニットの再利用と同時に操作機能(タッチパネル)も再利用されることになり、機種変更があっても操作位置が変わることがない。
【0020】
また、タッチパネルは、遊技盤上の遊技球の移動が目視確認可能な透過率を有しているため、遊技の進行の妨げとなることはない。
【0021】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記タッチパネルに対応して貼り付けられ、当該タッチパネルの操作領域を識別する識別シートをさらに有することを特徴としている。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、タッチパネルを複数の領域に分けて、複数の機能を持たせる場合、その領域を識別するために識別シートを貼り付ける。すなわち、識別シートは、最も単純な構成は格子状の罫線を付与することで、この罫線によって囲まれた領域単位で操作機能を識別することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記識別シートには、前記遊技盤に設けられた装飾部の輪郭に合わせた形状の図形がプリントされていることを特徴としている。
【0024】
請求項3に記載の発明によれば、識別シートが透明板又はタッチパネルに対して着脱可能とされているため、前記遊技盤に設けられた装飾部の輪郭に合わせた形状の図形がプリントし、この図形に囲まれた領域を操作領域とすることで、領域を識別するための図形が遊技盤上の装飾部の輪郭と重なり、目立たなくすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1及び図2には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機10が示されている。パチンコ機10は外枠12を備え、外枠12の前面には、遊技盤32が取付けられた本体内枠14の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。
【0026】
また、本体内枠14には、開閉枠15が開閉可能に取付けられており、この開閉枠15の窓部には、所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス16をホルダ18に装着したガラス枠ユニット20の一側部が取付部19(図4参照)を介して開閉可能に取付けられている。このガラス枠ユニット20と開閉枠15は、本体内枠14の他側部(図1の右辺部)に設けられた施錠装置(シリンダ)22により施錠されるようになっている。また、ガラス枠ユニット20は、開閉枠15に対して着脱可能となっている(図4参照)。
【0027】
ここで、図5(A)及び(B)に示される如く、このガラス枠ユニット20において、遊技者側に位置するガラス16の表面には、タッチパネル50が貼り付けられている。
【0028】
タッチパネル50は、所定の透過率薄肉矩形状で可撓性を有しており、ガラス枠ユニットの底辺に沿って所定の高さ寸法で幅方向全域に渡って設けられている。なお、透過率は直接遊技盤32の見やすさに影響するため、透過率が高いものほど適しているが、透過率90%前後あれば十分である。
【0029】
タッチパネル50は、図6(A)に示される如く、ドットスペーサ52を介して一対のITC膜54が対向して配設され、その上にPET層56が設けられた層構造となっている。
【0030】
一対のITC膜54は、前記ドットスペーサ52と通常自身の剛性で所定の隙間を保っているが、図6(B)に示される如く、PET層56側から指58等で押圧すると、互いに接触するように変形する。また、指58による押圧を解除すると、自身の弾性力で離間状態に復帰する。
【0031】
ドットスペーサ52は、所定寸法(5mm〜10mm程度)の格子状に配列されており、その1マスが指58による押圧単位(ドット領域)となる。
【0032】
また、一対のITC膜52には、図7に示される如く、それぞれXライン信号線60と、Yライン信号線62が設けられている(単純マトリクス)。
【0033】
このXライン信号線60とYライン信号線62とは、それぞれフラットケーブル64を介して、後述するタッチパネルコントローラ66(図3参照)に接続されている。なお、フラットケーブル64は、ガラス枠ユニット20が開閉枠15に開閉可能に取付けられたときの回転中心側から出て、遊技盤32の裏面に配設されるタッチパネルコントローラ66へと至るようになっており、ガラス枠ユニット20の開閉動作時で最も変形が少ない位置となっている。
【0034】
ここで、特定のドット領域が指58で押圧されると、当該ドット領域内で交差するXライン信号線60とYライン信号線62とが電気的接続状態となり、これを前記タッチパネルコントローラ66で認識することで、操作位置を特定することができる。
【0035】
本実施の形態では、図5(A)に示される如く、複数のドット領域を群として、複数(8〜10)の機能領域68を定めている(詳細後述)。すなわち、同一の機能領域68内のドット領域が操作された場合、タッチパネルコントローラ66では同一操作と判断するようになっており、この結果、タッチパネルコントローラ66からは機能領域分の異なる機能選択信号が出力されることになる。
【0036】
ガラス枠ユニット20の下方位置には、パチンコ機本体内の払出賞球装置162(図3参照)から賞球払出口23を通して払い出された賞球や貸球を貯留して発射装置164(図3参照)へと誘導する球皿部24を備えた一体皿26が配設されている。
【0037】
一体皿26は、その一側部(図1の左辺部)が内枠14に対して開閉可能に取付けられている。一体皿26の前面には、左側下部に灰皿28が配置され、右側下部には発射装置164(図3参照)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル30が設けられている。
【0038】
また内枠14の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤32が窓部に対応して設置されている。
【0039】
遊技盤32は、外バンド36及び内バンド37とレール飾り38、39とによって囲まれた略円形状の遊技領域40が形成されている。
【0040】
図2に示される如く、遊技領域40には、センター役物42、当該センター役物42に設けられた特別図柄表示装置(LCD)43、並びに大入賞口(変動入賞装置)44等の役物、始動入賞口46や通過装置48、風車49等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口47が配置されている。
【0041】
なお、本実施形態のパチンコ機10は、パチンコ球を打ち出す発射装置164(図3参照)を遊技盤32の左側下方に配置して遊技球を上方に発射する機種であり、従来機種に比べ、アウト口54の位置を下げることにより遊技領域40が拡大されている。
【0042】
またパチンコ機10の正面には、図2に示すように、ガラス枠ユニット20の前面に、賞球表示灯や完了表示灯等の機能を有する複数の表示灯72、73がガラス16を取り囲むように配列されており、左上隅近傍と右側端上部に、遊技の効果音を発生するスピーカー74、76が配置されている。
【0043】
図3には、パチンコ機10を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板151という)。
【0044】
なお、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側のホールコンピュータ208に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0045】
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板150からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板151が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
【0046】
払出制御基板152は、払出賞球装置162を制御して、球貸し時の払出し、入賞時の賞球に応じてパチンコ球を払い出すものであり、音声制御基板154は、パチンコ機10に設けられたスピーカ74、76からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156は、パチンコ機10に取り付けられた複数の表示灯72、73の点灯・消灯を制御し、発射制御基板158は、発射装置164を制御して、遊技者によるハンドル30の操作に応じてパチンコ球を打ち出す。
【0047】
図柄表示制御基板160は、前記特別図柄表示装置43と接続されており、主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。
【0048】
前記主制御基板150には、始動入賞口46に設けられた始動入賞センサ168、通過装置48に設けられた通過センサ172、並びに大入賞口44に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ173が接続されている。なお、大入賞口44には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板150に接続されている。
【0049】
また、この主制御基板150には、始動入賞口46に設けられた電動チューリップ47を開閉させるためのソレノイド174、大入賞口44を開閉させるためのソレノイド175が接続されている。
【0050】
また、主制御基板150では、特別図柄や普通図柄の当/外抽選がなされ、この抽選結果に基づく特別図柄表示装置43での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0051】
なお、図示は省略したが、遊技盤32に設けられる普通図柄表示装置や保留ランプ等も主制御基板150によって制御されるようになっている。
【0052】
ここで、主制御基板150には、前記タッチパネル50からの信号を解析するタッチパネルコントローラ66が接続されている。
【0053】
タッチパネル50の前記操作領域68は、それぞれオン・オフスイッチとしての機能を持つため、本実施の形態では、発射停止操作領域68A、音量調整操作領域68B、球貸し操作領域68C、球返却操作領域68Dとして設定している。また、必要に応じて、遊技仕様により遊技の進行に必要な変動時間短縮操作領域68E、サブ図柄停止操作領域68F等として設定することができる。
【0054】
上記設定された各領域は、タッチパネル50とガラス板16との間に積層されるように貼り付けられた領域識別シート70によって目視可能となっている。すなわち、領域識別シート70は、透明で前記各領域の境界線上に罫線70Aが付与されている。この罫線70Aにより、遊技者は各領域を確実に識別して操作(指58による押圧)することが可能となっている。
【0055】
また、このようなそれぞれの領域が操作されることによって、当該操作機能が異なる信号として主制御基板150へ送出され、当該操作機能に準じた動作等が実行されるようになっている。例えば、発射停止操作領域68Aが操作されると、ハンドル30が所定の強度で把持されていたとしても、発射が一時的に停止され、操作を解除するとほぼ同一の発射強度で発射が再開する。
【0056】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0057】
(通常の遊技の流れ)
遊技者がハンドル30を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0058】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド36及び内バンド37に案内されて盤面の釘や風車49等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、始動入賞口46にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動パターン)を選択し(乱数カウンタで選択してもよい)、特別図柄表示装置43に図柄変動パターンを表示する。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0059】
すなわち、当り時の図柄変動制御が終了すると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口44がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0060】
ここで、本実施の形態のパチンコ機では、ガラス板16には、領域識別シート70及びタッチパネル50が貼り付けられており、領域識別シート70に付与された罫線70Aによって、タッチパネル50が異なる操作機能を指示する複数の領域に分類されている。
【0061】
例えば、遊技者がハンドル30を所定の強度で把持しているとき、一時的に発射を停止させたい場合、従来は、ハンドル30の近傍にメカ的なスイッチ(ボタン)として設けられていた発射停止ボタンを廃止して、当該タッチパネル50上の1つの領域の割り当てる。これにより、遊技者は割り当てられた領域(発射停止操作領域68A)を指58で押圧することで、この操作領域が操作されたことをタッチパネルコントローラ66によって認識し、当該認識した信号を主制御基板150へ送出する。主制御基板150では、前記信号を受信することで、発射制御基板158を制御して、パチンコ球の発射を一時的に停止する。
【0062】
前記発射停止操作領域68Aの押圧が解除されると、タッチパネルコントローラ66から主制御基板150へ送出している信号が解除され、発射が再開する。このとき、ハンドル30は所定の発射強度で保持しているため、遊技者が同一の条件(ほぼ同一の発射強度)で遊技を再開することができる。
【0063】
上記のような発射停止ボタンは、パチンコ機の設計仕様によりその位置が変更となったり、機種によって場所が異なっていると、遊技者にとっては、操作しずらいことがあった。しかし、本実施の形態では、ガラス板16の一部を操作領域68としたため、操作がし易くなる。また、ガラス板16が嵌め込まれたガラス枠ユニット20は再利用されるため、機種変更があっっても操作位置が変わることがないため、遊技者に違和感を与えることがない。
【0064】
また、発射停止操作領域68Aの他、音量調整操作領域68B、球貸し操作領域68C、球返却操作領域68Dを設けることで、本体内枠14や開閉枠15等に設けていたスイッチ類を全て排除することができ、本体内枠14や開閉枠15等の設計の自由度を増すことができる。
【0065】
また、近年では、遊技者が介入する遊技が含まれた遊技仕様を持つパチンコ機が存在する。例えば、図柄変動を短縮させたり、サブ図柄(例えば、確率変動抽選等に用いる)を手動で停止指示するような場合、その都度、それらの機能に応じたスイッチ類を追加しなければならなかった。
【0066】
しかし、本実施の形態では、タッチパネル50の領域に変動時間短縮操作領域68E、サブ図柄停止操作領域68F等として割り当てることで、何ら設計の変更が不要であり、単純なソフト変更(タッチパネルコントローラ66内の割り当てテーブルの変更)で済み、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0067】
以上説明したように本実施の形態では、着脱可能なガラス枠ユニット20のガラス16にタッチパネル50を貼り付け、このタッチパネル50の複数の操作領域68に分けて、遊技者等が押圧操作することで、複数の操作を押圧操作位置に基づいて識別することができる。また、ガラス枠ユニット20は再利用可能であるため、機種が変更されても操作位置が変わることがない。さらに、この操作領域はタッチパネルコントローラ66内の識別テーブルを変更するのみで、様々な操作スイッチとして利用でき、本体内枠14や開閉枠15等にスイッチを設ける必要がなくなる。このため、本体内枠14や開閉枠15の設計の自由度を増すことができる。
【0068】
なお、本実施の形態では、ガラス板16の下部にのみタッチパネル50を配設したが、図8に示される如く、ガラス板16の全域に亘ってタッチパネル50を設けるようにしてもよい。
【0069】
また、領域識別シート70に付与した境界線を単純な格子状の罫線70Aとしたが、透過する遊技盤32上の装飾部材の輪郭に併せた罫線ものであってもよい。この場合、罫線は、比較的目立たなくなり、遊技者がパチンコ球の落下状態に集中している場合の目障りとなることがない。
【0070】
さらに、本実施の形態では、単純マトリクス方式で操作位置検出を行ったが、TFTを用いたアクティブマオトリクス方式の操作位置検出を行ってもよい。
【0071】
また、タッチパネル50は、抵抗膜方式(ITC)に限らず、超音波方式、アナログ容量結合方式、静電容量方式等、様々な方式が適用可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、遊技盤の見易さを妨げることなく透明板枠ユニットの透明板上にタッチパネルを配し、遊技に必要な操作機能を持たせことができると共に、前記透明板枠ユニットとタッチパネルをセットとして着脱可能とすることで、再利用を容易に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】本実施の形態に係る遊技機の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機における制御系のブロック図である。
【図4】開閉枠とガラスユニットとを取り外した状態の分解斜視図である。
【図5】(A)は本実施の形態に係るタッチパネルが貼り付けられたガラス枠ユニットの正面図、(B)は図5(A)のVB−VB線断面図である。
【図6】タッチパネルの構造を示す側面断面図であり、(A)は非操作時、(B)は操作時を示す。
【図7】タッチパネルの回路構成の概略を示す正面図である。
【図8】変形例に係るパチンコ機の正面図である(ガラス面前面タッチパネル)。
【符号の説明】
10 パチンコ機
32 遊技盤
14 本体内枠
15 開閉枠
16 ガラス
18 ホルダ(ホルダ部)
19 取付部
20 ガラス枠ユニット
19 取付部
50 タッチパネル
66 タッチパネルコントローラ
30 ハンドル
40 遊技領域
150 主制御基板
152 払出制御基板
158 発射制御基板
68A 発射停止操作領域
68B 音量調整操作領域
68C 球貸し操作領域
68D 球返却操作領域
68E 変動時間短縮操作領域
68F サブ図柄停止操作領域
70 領域識別シート(識別シート)
70A 罫線

Claims (3)

  1. 少なくとも遊技球を発射するための発射装置、並びに払出又は賞球された遊技球を貯留する貯留皿を備えると共に、遊技盤を取付可能な遊技盤取付開口が設けられた本体内枠と、
    前記本体内枠における遊技盤取付開口に対して開閉可能に取付けられた開閉枠と、
    前記開閉枠に対して着脱可能に取付けられる取付部、及び前記本体内枠の閉止状態で前記遊技盤と対向する透明板を保持するホルダ部を備えた透明板枠ユニットと、
    前記透明板ユニットの透明板に設けられ、予め定められた領域へのタッチ操作によって、当該領域に設定した遊技の進行に影響を与える操作部としての機能を備え、前記遊技盤上の遊技球の移動が目視確認可能な透過率を有するタッチパネルと、
    前記透明板枠ユニット及び透明タッチパネルがセットとなって前記本体内枠から着脱されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記タッチパネルに対応して貼り付けられ、当該タッチパネルの操作領域を識別する識別シートをさらに有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記識別シートが透明板又はタッチパネルに対して着脱可能とされ、前記遊技盤に設けられた装飾部の輪郭に合わせた形状の図形がプリントされていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
JP2003016134A 2003-01-24 2003-01-24 遊技機 Pending JP2004223064A (ja)

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