JP2004222778A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別遊技状態の発生確率の設定手段について、不正に容易に設定を変更することができない構成を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】抽選手段における特別遊技状態を発生させる選択確率を複数段階で設定変更可能に構成し、前記抽選手段の設定変更の制御を行う設定変更制御手段と、前記設定変更制御手段の設定変更制御を有効化させる設定変更制御有効化手段と、電源切断時においても記憶保持手段にて記憶されている遊技に関わる情報をクリア操作手段によりクリア可能なクリア手段とを備え、前記設定変更制御有効化手段は、前記設定変更制御手段による設定変更制御状態となることを要求する設定変更制御要求操作手段を含み、電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号があった場合に、前記設定変更制御手段による設定変更制御を有効化するようにした。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抽選手段の抽選結果に基づいて変動表示装置で変動表示ゲームを実行し、導出表示される結果が予め定められた特別表示態様となった場合に特別遊技状態を発生する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機としての例えばパチンコ遊技機は、遊技盤上に複数の識別情報による変動表示ゲームを表示可能な表示装置(変動表示装置)と、始動入賞口を設け、該始動入賞口へ遊技球が入賞した場合に、演出制御装置における表示制御により該変動表示装置において複数の識別情報を変動表示させることで変動表示ゲームを行うようにしたものが知られている。
また、変動表示ゲームが行われている間に再度始動入賞口へ遊技球が入賞した場合には、始動記憶として順次、加算記憶され、当該変動表示ゲームが終了した後に、該始動記憶が減算されるとともにその始動記憶分の変動表示ゲームが行われるようになっていた。
【0003】
上記変動表示ゲームは、識別情報として数字等からなる複数の図柄で構成される図柄列を、変動表示装置に形成された例えば左、中、右の表示領域の各々で変動表示させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点で、各表示領域の変動表示を例えば左、右、中の順に停止させて各々所定の図柄を停止表示することで結果態様を導出するようになっている。
上記各表示領域における変動表示は、図柄列における順序に従って順次図柄を例えばスクロールさせながら更新表示することで行われている。なお、この結果態様は始動入賞時に抽出された乱数に基づいて例えば変動表示ゲームの開始当初で既に決定されているものであり、前記複数の表示領域の変動表示は、既に決定されている結果態様と一致するように各図柄が停止制御されるようになっている。
【0004】
そして、変動表示ゲームが終了した際に複数の表示領域の各々に停止表示された各図柄が予め定められた特別結果態様(大当り結果態様:例えば、「1,1,1」、「2,2,2」・・・等のぞろ目数字の何れか)を形成した場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態(大当り遊技状態)を発生させ、例えば遊技盤に設けられている変動入賞装置(大入賞口)を作動させて開放部材(開閉扉等)を開状態に変換することで遊技者が多量の遊技球(遊技価値)を獲得可能なチャンスを提供して、興趣を高めるようになっていた。
【0005】
ところで、従来のパチンコ遊技機には、複数種類の大当り確率のうち、何れかの大当り確率に設定できる設定操作部(例えばキー操作によるもの)が主基板(遊技制御装置)に設けられていた。
この大当り確率を変更する設定操作部は、電源投入時にのみ設定変更可能となっており、大当り確率を高くした場合(例えば1/250)には、1日の営業時間中にかなりの大当りが見込まれ、遊技者に大きな利益の獲得の機会を与えることができる。また逆に、大当り確率を低くした場合(例えば1/400)には、遊技者に対する利益を低めに設定することができる。これにより、遊技店では、例えば、各遊技機にて1日毎あるいは複数日毎に設定変更や釘調整を行うことでメリハリをつけた営業を行うことができるようになる。
【0006】
このような構成例を示す先行技術文献としては下記のものなどがある。
【特許文献1】
特許第2694521号公報
【特許文献2】
特開平2−124189号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のパチンコ遊技機においては、店員の監視を逃れて勝手に大当り確率を変更してしまう不正行為の発生が問題となっている。具体的には、不正行為者が、前面扉を僅かに開けて手やピアノ線等のワイヤを挿入して設定操作部を操作するだけで、確率が比較的容易に変更されてしまうという危険性があった。
特に、複数の不正行為者によって行われる不正行為では、実行状態を周囲から見えないように人影を作って隠すことにより、遊技店の店員や監視カメラから不正行為の実体が把握できないようにされる場合もある。
【0008】
また、上述のような設定操作部の不正な操作を行う際に、制御装置自体を破壊する等の不正行為を伴うような場合には、故意に変更された高い確率によって不当に多量の賞球が払い出される状態が管理装置等にも送信されず、不正行為が行われた痕跡が残らないため、遊技店が不正行為の発生に気付くまで時間がかかる危険性が高く、損害額が大きくなってしまうという問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、特別遊技状態の発生確率の設定手段について、不正行為を働こうとする者が容易に設定を変更することができない構成を備えた遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明に係る遊技機は、始動条件の成立に基づいて所定の選択確率で特別遊技状態の発生に関わる抽選を行う抽選手段(遊技制御装置2000)を備えて、該抽選手段の抽選結果に基づいて変動表示装置(102)で実行する変動表示ゲームを所定の表示態様に導出表示可能に制御し、導出表示した結果が予め定められた特別表示態様となった場合に特別遊技状態を発生させる遊技機において、前記抽選手段における特別遊技状態を発生させる選択確率を複数段階で設定変更可能に構成し、前記抽選手段の設定変更の制御を行う設定変更制御手段(遊技制御装置2000)と、前記設定変更制御手段の設定変更制御を有効化させる設定変更制御有効化手段(遊技制御装置2000)と、電源切断時においても記憶可能な記憶保持手段にて記憶されている遊技に関わる所定の情報をクリア操作手段(RAM初期化スイッチSW1)によりクリア可能なクリア手段(遊技制御装置2000)とを備え、前記設定変更制御有効化手段は、前記設定変更制御手段による設定変更制御状態となることを要求する設定変更制御要求操作手段(スイッチSW−X)を含み、電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号があった場合に、前記設定変更制御手段による設定変更制御を有効化するようにした。
【0011】
これにより、電源投入の操作に伴って、クリア操作手段および設定変更制御要求操作手段を操作するように構成されているので、一時期に操作する操作箇所が多く、設定変更可能となる状態に容易にさせないので、不正行為者の故意による不正な設定変更を行い難くすることができる。
例えば、電源投入操作手段としての電源投入スイッチやクリア操作手段、設定変更制御要求操作手段を両手で操作しなければならない位置に離して配置し、遊技機の裏面側(前面枠の裏面側)を大きく開放しなければ操作できない構成とすることにより、たとえ不正行為者が前面枠を少し開けたとしても、設定変更ができないようにすることで不正な行為の発生を抑制することができる。
【0012】
また、不正行為者が無理に不正な設定変更を行おうとする場合には、前面枠を大きく開放させなければならないので、不正行為の実行状態を隠すことが難しくなり、遊技店側は不正行為を発見し易くなるという利点もある。
【0013】
また、前記抽選手段は、乱数を生成する乱数生成範囲を複数種類有し、前記設定変更制御手段で設定された選択確率に対応した一つの乱数生成範囲内で乱数を生成するようにした乱数生成手段を備えるようにしてもよい。これにより、不正行為者の故意による不正な設定変更を行い難くして、不正な行為の発生を抑制することができる。
【0014】
また、電源投入を行うために手動で操作可能な電源投入操作手段を備え、前記クリア操作手段は、常態位置から特定位置へと手動で押圧操作可能な操作部と、押圧操作された場合に常態位置へと復帰させるための復帰手段とから構成され、前記操作部が特定位置へ押圧操作されていることを条件にクリア操作信号を出力可能とし、前記設定変更制御要求操作手段は、手動で操作可能であるとともに、操作された状態を維持可能に構成され、少なくとも前記電源投入操作手段と前記クリア操作手段とは、遊技機の裏面側に離隔して配設され、前記設定変更制御有効化手段は、前記電源投入操作手段が操作され電源投入された際に、前記クリア操作手段が押圧操作された状態で、且つ前記設定変更制御要求操作手段が設定制御状態を要求する状態であった場合に、前記設定変更制御を有効化可能にできる。したがって、遊技機(前面枠)を大きく開放させないと設定変更を行うことができないので、不正行為者による故意の設定変更を行い難くすることができ、また、不正行為を発見し易くすることができるので、不正行為者による不正行為を有効に抑制することができる。
【0015】
一方、遊技店側で正規に設定変更する場合には、遊技機(前面枠)を大きく開放させて両手を用いて操作することにより、設定変更を容易に行うことができ、作業負担が増大することもない。
【0016】
また、前記記憶保持手段に記憶されている設定情報を表示可能な情報表示手段を備え、前記情報表示手段は、前記設定制御手段が有効化状態になった場合に前記設定情報を表示可能としてもよい。これにより、設定内容を確認することができ、正しく設定できたか否かを把握することができる。
【0017】
また、前記記憶保持手段は、前記設定情報の来歴を記憶可能に構成され、前記情報表示手段は、前記来歴を表示可能としてもよい。これにより、当該遊技機における設定状況を把握することができ、営業情報として活用することができると共に、設定変更以前に遊技店が意図しない不正な設定変更が行われていなかったかを確認することができる。
【0018】
また、電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号が無い場合に、予め定められた特定の選択確率に変更可能な特殊設定変更制御手段を備えるようにしてもよい。これにより、特定の乱数生成範囲にすぐに設定変更したい場合に、手間のかかる設定制御手段を経ずに早期に設定変更できる。特にどの設定(乱数生成範囲)になっているかを確認しなくとも一度で更新できるので作業性が良い。
【0019】
また、例えば複数の乱数生成範囲(例えば、1〜250(1/250)、1〜350(1/350)、1〜400(1/400)等)があり、この特殊設定制御手段によりその中で最も低い確率(乱数生成範囲、例えば1/400)に更新するようにしたならば、何らかの操作(例えば不正行為や遊技店店員による誤操作)によってこの特殊設定制御手段が実行されたとしても、意図しない特別遊技状態の発生過多を生じることを抑制でき、遊技店側に損害を与えることを防止できる。
【0020】
また、電源投入から不定期に繰り返し特定処理を実行可能なメイン制御処理と、このメイン制御処理に対して定期的な割込みを行う割込制御処理とから遊技の進行が制御される制御処理機能を備え、前記メイン制御処理は、電源投入時に前記クリア操作手段からのクリア操作信号の監視を行うクリア操作信号監視処理を含み、前記割込制御処理には、前記設定変更制御の設定変更の監視を行う設定変更監視処理を含むようにしてもよい。これにより、設定制御を時間管理が容易な割込制御処理に包含させ、クリア操作信号監視処理を時間管理が必要ないメイン制御処理に包含させたので、プログラムを効率よく簡素化する事ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の構成例を示すものである。
図1において、符号100で示されているのは遊技盤であり、符号は省略したが、遊技機の前面枠は本体枠(外枠)にヒンジを介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤100は前面枠の裏面に取り付けられた収納フレーム(図示省略)に収容される。
【0022】
この遊技盤100の前面に、下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊技(大当たり遊技)における演出表示を行なう変動表示装置102、普通電動役物からなり前記変動表示ゲームの始動条件を与える特図始動入賞口103、前記普通電動役物の始動条件を与える普図始動ゲート104,105、アタッカーと呼ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,108,109,110、特図始動入賞口への入賞により始動記憶として記憶された始動記憶数を表示する特図始動入賞記憶表示器121、変動表示を利用した補助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図始動ゲート104への遊技球の通過に伴う記憶数を所定数(例えば最大4個)まで表示する普図始動記憶表示器123、遊技の演出効果を高める装飾ランプ124,125、打球の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられている。
【0023】
変動表示装置102は、液晶表示器等で構成され、遊技盤100の略中央部に配置されるセンター役物(センターケース)200の表示枠210の後方に配設される。
【0024】
なお、特に限定されるわけでないが、この実施例では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜110のそれぞれに対応してそこへ入賞した球を検出するためにマイクロスイッチや非接触型のセンサからなる入賞センサが設けられている。即ち、特図始動入賞口103の内部には特図始動センサSS1が、普図始動ゲート104,105には普図始動センサSS2,SS3が配置され、変動入賞装置106の内部にはカウントセンサSS4と継続入賞センサSS5、一般入賞口107〜110の内部には入賞(入賞口)センサSS6〜SS10がそれぞれ配置されている。そして、遊技球がこれらの変動入賞装置あるいは各種入賞口に入賞すると、特図始動センサSS1,カウントセンサSS4,入賞口センサSS6〜SS10から入賞球検出信号が後述の遊技制御装置200へ送られ、遊技制御装置2000から排出制御装置3000へ賞球数データが送信されて、球排出装置による賞球排出が行われるようになっている。
【0025】
ここで、前記普図始動ゲート104,105への通過球が普図始動センサSS2,SS3により検出されると普通図柄表示器122が所定時間変動表示動作されると共に、その間にさらに普図始動ゲート104,105への通過球が発生するとその球数が記憶され、その記憶数に応じて普図始動入賞記憶表示器123が点灯される。そして、普通図柄表示器122の変動表示が停止したときにその表示内容が所定の態様になると前記普通電動役物からなる特図始動入賞口103が開成される。
【0026】
この開成された特図始動入賞口103あるいは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞すると変動表示装置102が所定時間変動表示動作されるとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。
【0027】
そして、特別始動入賞口103への入賞に関連して抽出された乱数値の判定を行なった後に、当該判定結果に対応した停止図柄を導出すべく、変動表示装置102における変動表示を開始し、所定時間経た後に前記停止図柄にて停止すべく変動表示を終了する。
【0028】
次いで、前記変動表示の終了を契機に、当該変動表示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、変動表示ゲームの結果態様として特別表示態様(例えば、7,7,7)を導出表示させると共に、特別遊技状態を発生させ、前記変動入賞装置106が所定時間又は所定入賞球数に達するまで開成される。
【0029】
さらに、前記変動入賞装置106内には一般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入賞領域に遊技球が入賞したことを条件として前記変動入賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0030】
遊技盤100における前記のような遊技の進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生成は、前記遊技制御装置2000が一連のプログラムを実行することによって行なわれる。また、前記変動表示装置102における変動表示制御は、遊技制御装置2000とは別個に設けられた演出制御装置(演出制御手段)4000によって、遊技制御装置2000の制御に従って行われる。
【0031】
次に、図2に基づいて、パチンコ遊技機1の裏面側の機構について説明する。
図2に示すように、このパチンコ遊技機1の裏面側(前面枠の裏面側)には、遊技者に供給する遊技球を貯留しておくタンク511や、遊技盤100上の一般入賞口107,108,109,110や変動入賞装置106などの入賞口へ遊技球が入賞した場合にその入賞に対して所定数の賞球を排出したり球貸し要求があった場合に所定数の貸球を排出する球排出装置512、タンク511から遊技球を整列させて球排出装置512へ導くシュート513、変動表示装置102や変動入賞装置106など遊技盤100に設置された種々の機器を制御する遊技制御基板を収容した遊技制御装置2000、球排出装置512の動作制御を行う排出制御基板を収容した排出制御装置3000、パチンコ遊技機1が設置される島設備から供給される電源を受けて各装置類に所定電圧の動作電源を分配する電源供給ユニット514、CRユニット600の本体と遊技機とを接続するためのCRユニット用中継基板515、操作ダイヤルの操作に基づき遊技球を1個ずつ遊技領域内に打ち込む球発射装置116などが設置されている。
【0032】
なお、電源供給ユニット514の背面には、遊技制御装置2000内のRAM211c(図3参照)に格納されている遊技制御情報や確率設定に関する情報を初期化させる押しボタンスイッチで構成されるRAM初期化スイッチSW1(クリア操作手段)が設けられている。このRAM初期化スイッチSW1は、電源供給ユニット514の外部に露出している部位に、指で操作可能に5mm程度の押圧ストロークを有するものであり、常態位置(凸状態)から特定位置(凹状態)へと手動で操作可能な操作部と、押圧操作された場合に常態位置へと復帰させるための復帰手段(バネ等)から構成されている。また、RAM初期化スイッチSW1は、スイッチが操作されると遊技制御装置2000に信号を出力するようになっている。
【0033】
また、電源供給ユニット514内には、電源投入時に、遊技制御装置2000のCPU211aに対して、制御を開始させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発生回路515が設けられている。また、電源供給ユニット514内には、コンデンサーや充電式バッテリーで構成され、RAM211cに対して停電発生時等に情報保持用の電源を供給するバックアップ電源516が設けられている。また、図示は省略したが、遊技制御装置2000や演出制御装置4000に対しては、各々の装置で使用される電圧が電源投入状態において供給されている。なお、前記RAM211cに対しては、電源投入状態の時にもバックアップ電源516から電源供給するようにしても良いし、バックアップ電源516とは異なる電源を供給するようにしてもよい。
【0034】
また、遊技制御装置2000の背面には、設定操作部を構成する左右に回動可能な鍵スイッチ機構Kとセグメント表示器等で構成される情報表示器Hが設けられている。
【0035】
鍵スイッチ機構Kには、鍵(図示せず)の挿入口が設けられ、鍵を挿入口へ挿入及び取り外しができる基準位置があり、この基準位置を基点に時計方向と反時計方向に回動可能となっている。そして、例えば鍵を反時計方向に回動させ、内蔵されるスイッチSW−Xがオンとなった場合には、後述の電源スイッチとの同時操作によって確率設定を可能な状態に設定したり、あるいは電源投入時の単独操作によって情報表示器Hの表示(例えば、確率設定を1〜3の三段階の中から選択するようになっている場合には、設定値に対応する「1」〜「3」の何れかの表示)を行うことができる。
【0036】
また、鍵を時計方向に回動させて、内蔵されるスイッチSW−Yがオンとなる毎に、設定情報を更新(例えば1づつインクリメントするなど)することができる。即ち、例えば確率設定を1〜3の三段階の中から選択するようになっている場合に、スイッチSW−Yをオンする毎に1→2→3→1→・・・と順次更新することができる。なお、本実施形態では、確率設定の操作を行った後、鍵を左右に回動させない状態(即ち、スイッチSW−XおよびスイッチSW−Yの何れもがオフとなる基準位置)で5秒間経過した時点で、確率設定が確定されるようになっている。
【0037】
また、図2において符号4000は、演出制御装置であり、変動表示装置102やスピーカ、装飾用のランプ・LED等の各種演出装置の動作制御を行っている。この演出制御装置4000の背面には中継基板4001が設置されている。
また、図2上、演出制御装置4000の右上方には、配線中継基板700が設けられており、この配線中継基板700上に、パチンコ遊技機本体への主電源をオン・オフさせる電源投入操作手段としての電源スイッチSW2が配設されている。
【0038】
なお、本実施形態では、電源投入スイッチSW2と前記RAM初期化スイッチSW1とは、遊技機裏面において片方の手で同時に操作できないように離隔して配設される。よって、容易に同時操作されるのを防いでいる。またさらに、電源スイッチSW2が図示省略したヒンジ(前面枠と本体枠とを開閉回動可能にする)の側に設けられているので、電源スイッチSW2を操作する場合には、前面枠を大きく開いた状態にしなければならず、操作する場合は操作行為が周囲に認識されるようになっている。
【0039】
次に、図3に基づいて、遊技制御装置2000と演出制御装置4000の一例を説明する。図3は、遊技制御装置2000と演出制御装置4000の概略構成を示すブロック図である。
図3に示されているように、遊技制御装置2000は遊技に必要な役物制御を行う半導体集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)からなる遊技用マイクロコンピュータ211と、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)212と、各種センサからの信号を受け入れる入力インターフェース213と、ソレノイドなどの駆動手段に対する駆動信号や他の制御装置に対する制御信号を出力したりする出力インターフェース214とを含んで構成される。
【0040】
前記遊技用マイクロコンピュータ211は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)211aと、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)211bおよびRAM(ランダムアクセスメモリ)211c、割込み制御回路(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズチップ用のICとして製造されている。CPU211aが行なう遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはROM211bに格納されている。
【0041】
遊技制御装置2000には、入力インターフェース213を介して、特図始動入賞口103内の特図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105内の普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106内の継続入賞領域に対応した継続入賞センサSS5と一般入賞領域に対応したカウントセンサSS4、一般入賞口107〜110内の入賞口センサSS6〜SSnからの検出信号などが入力される。
【0042】
一方、遊技制御装置2000からは出力インターフェース214を介して、普通図柄表示器122等に対する表示駆動信号、普通電動役物を開閉駆動する普電ソレノイド315の駆動信号、演出制御装置4000に対するデータ信号、変動入賞装置106の大入賞口を開閉駆動するアタッカーソレノイド(大入賞口ソレノイド)314の駆動信号、排出制御装置3000への制御信号や図示しない遊技店の管理装置に対して大当り発生などのデータを送信する盤用外部出力端子(データ出力端子)312への信号などが出力される。
【0043】
また、遊技制御装置2000には、電源供給装置(電源ユニット)514が接続されている。
この電源供給装置514は、停電発生時等において、遊技用マイクロコンピュータ211内のRAMに記憶された各種データを保持するバックアップ電源516を備えると共に、RAM211cに格納されている遊技制御情報や確率設定に関する情報を初期化させる押しボタンスイッチで構成されるRAM初期化スイッチSW1および電源投入時に遊技制御装置2000のCPU211aに対して、制御を開始させるためのリセット信号を発生させるリセット信号発生回路515が設けられている。
【0044】
演出制御装置4000は、マイクロコンピュータ(CPU)421、遊技制御装置2000とのインタフェース回路422、制御用プログラムを記憶するPRGROM426A、各種キャラクタ等の画像データを記憶するCGGROM426B、CPU421の作業領域を提供したり遊技制御装置2000から送られて来たデータや表示データを記憶するランダムアクセスメモリ(DRAM)424、変動表示装置102を表示駆動する画像表示プロセッサ(ビデオディスプレイプロセッサ:VDP)425、表示すべき画像データを一時的に格納するフレームバッファとしてのDRAM427などで構成される。
【0045】
CPU421には、変動表示ゲームの変動パターン(演出パターン)を決定するための演出パターン決定乱数カウンタ等が設定されたRAMを備えている。
また、CPU421にはインタフェース回路428を介して演出用のスピーカ5001および装飾用のランプ・LED5002が接続されている。また、画像表示プロセッサ425にはLCD(液晶ディスプレイ)用のインタフェース回路429を介して変動入賞装置102が接続されている。
【0046】
演出制御装置4000のCPU421には、インターフェース422を介して、前記遊技制御装置2000から変動表示コマンドや停止図柄データ、停止コマンドなどの表示制御情報等が入力される。また、PRGROM426Aには主にプログラム等が、CGGROM426Bには画像データ(図柄データ、動画キャラクタデータ、背景画データ、テクスチャデータ等)が格納されている。
【0047】
遊技制御装置2000から表示制御情報が入力されるとインターフェース422からCPU421に対して受信割込みがかかり、これに応じてCPU421は受信データ(表示制御情報)をDRAM424のバッファ領域に格納する。そして、CPU421は遊技制御装置2000からの表示指令信号(コマンド)に基づいて、変動表示ゲームの変動パターン(演出パターン)等を決定し、その決定に基づいて、PRGROM426Aに格納されているプログラムを実行し、2Dの画像情報(図柄表示情報、動画キャラクタ画面情報、背景画情報等)を作成したり、3Dの画像情報(図柄用オブジェクト、動画キャラクタ用オブジェクト、背景用オブジェクト)の座標演算(ジオメトリ演算)等を行い、これらの演算結果をDRAM424に格納する。
【0048】
VDP425は、DRAM424に格納された画像情報に基づいて、2Dまたは3Dの画像の描画(レンダリング)を行って、フレームバッファとしてのDRAM427に格納する。そして、DRAM427の画像を所定のタイミング(垂直同期信号V−SYNCと水平同期信号H−SYNCに合わせて)で、LCDインターフェース428へ送出して、液晶ディスプレイで構成される変動表示装置102に出力する。
【0049】
VDP425が行う描画処理は、2Dと3Dの点描画、線描画、トライアングル描画、ポリゴン描画を行い、さらに3D描画では、テクスチャマッピング(テクスチャリング)、ライティング処理、アルファプレンディング、シェーディング処理(グローシェーディング等)、陰面消去(Zバッファ処理等)を行って、CPU421が設定した3DオブジェクトをフレームバッファとしてのDRAM427へ描画する。なお、フレームバッファは、2Dのフレームバッファと3Dのフレームバッファをそれぞれ設定しておき、2Dの画像を3Dの画像に重ね合わせて出力(オーバーレイ)することが可能である。
【0050】
VDP425と変動表示装置102の間のLCDインターフェース429は、変動表示装置102の種類に応じて適宜選択可能であり、ここでは変動表示装置102として液晶ディスプレイを用いたが、CRT、ELあるいはプラズマ方式のディスプレイを採用する場合には、これらのディスプレイデバイスに対応するインターフェースを採用することとなる。
【0051】
PRGROM426Aには、制御プログラム、表示プログラム(仮想3次元空間に相当する3次元座標系にオブジェクトおよび視点を設定するための設定情報を導出するプログラムを含む)等を格納している。
【0052】
CGGROM426Bには、変動表示ゲームに用いる識別図柄、背景、動画キャラクタ等の2Dデータおよび3Dオブジェクトデータ(ポリゴンデータ)、テクスチャデータを格納している。
【0053】
3Dの描画表示は、仮想3次元空間の座標系内に、視点およびCGGROM426Bから読み出した各種のオブジェクトを設定し、そのオブジェクトを変動させたり視点を変位させる、いわゆるジオメトリ演算処理を行う。また、仮想3次元空間の座標系内のオブジェクトを視点に基づく投影平面に投影した2次元座標情報である投影情報を生成する。その投影情報に基づいて、各オブジェクトの各ポリゴンの頂点にテクスチャを合うように変形して、描画を行い、全てのオブジェクトへテクスチャを描画すると、表示画像(フレームバッファとしてのDRAM427)を変動表示装置102に出力する。
【0054】
なお、入力インターフェース422の手前には、信号伝達方向規制手段であるバッファ回路430を設けており、遊技制御装置2000から演出制御装置4000への信号入力のみを許容し、演出制御装置4000から遊技制御装置2000への信号出力を禁止するようになっている。
【0055】
次に、図4から図9を参照して、RAMの初期化処理および確率設定制御処理の処理手順について説明する。
図4は、電源スイッチSW2の投入により実行される遊技制御装置の初期化処理を含むメイン制御処理の制御手順を示すフローチャートである。なお、初期化処理は、電源スイッチSW2により電源が投入され、リセット信号の入力変化があってCPU211aの動作開始後に行われる処理である。
処理が開始されると、まずステップS100で全出力ポートの初期設定が行われ、次いでステップS101に移行してRAM初期化スイッチSW1がオンされているか否かが判定される。
【0056】
ステップS101でRAM初期化スイッチSW1がオンされていないと判定された場合には、ステップS102に移行して正常電源復帰か否か、即ちRAM211cに格納されているバックアップされていたデータが正常であるか否かが判定される。そして、正常であると判定された場合にはステップS103に移行して、電源遮断時の状態に復帰させる電源復帰処理を行って、通常処理であるステップS109の電源遮断時の所定の処理から実行する。
これにより、RAM初期化スイッチSW1が押されない状態で電源スイッチSW2がオンした場合、RAM211cのバックアップされていたデータが正常であると判定された際、電源遮断時の状態から復帰が行われる。
【0057】
また、RAM初期化スイッチSW1が押されていない状態で電源スイッチSW1をオンした場合、RAM211cのデータが正常でないと判定された際には、ステップS104に移行する。
また、遊技店の店員がRAM初期化スイッチSW1を片手で押しながら、もう一方の手で電源スイッチSW2をオンした場合、ステップS104に移行する。
【0058】
ステップS104では、スタックポインタに初期設定値を設定してからステップS105に移行して、RAM211cの所定記憶領域のクリアと初期設定が行われる。なお、この初期設定では、確率設定情報以外の遊技制御情報に関しては無条件で初期設定とする。確率設定情報は、後述する設定変更要求操作に基づいて値を変化させる。
【0059】
次いで、ステップS106に移行して、サブ制御装置としての演出制御装置4000に対して、RAM211cの所定記憶領域の初期化を行ったことを報知するためのコマンドを送信する。これにより、ランプやLEDの点灯あるいは所定の音声出力により、RAM211cの所定記憶領域の初期化を行った旨を確認することができる。また、本実施形態では、RAM初期化スイッチSW1を押しながら電源スイッチSW2を押さなければRAM211cの所定記憶領域の初期化が行われないように構成され、不正行為者による故意のRAMクリア等が行われ難いようになっているが、万が一不正にRAM初期化スイッチSW1と電源スイッチSW2が同時にオンされた場合でも上記のようにランプやLEDの点灯あるいは所定の音声出力によって報知が行われるので、不正行為を発見し易いという効果がある。
【0060】
次いで、ステップS107で割込を許可してからステップS108に移行し、確率設定確定か否か、即ち本実施形態では、後述するタイマ割込処理の確率設定制御処理にて、確率設定が確定済みと判断した後にステップS109に進み、通常処理である各種乱数の更新処理を行う。
なお、メイン制御処理では、初期化処理を実行した後は、通常処理である各種乱数更新処理を電源が投入されている間中、繰り返し実行する。
【0061】
次に、図5のフローチャートを参照してタイマ割込処理の処理手順について説明する。なお、このタイマ割込処理は、メイン制御処理を実行中に4ms毎に実行されている。
この処理が開始されると、まずステップS200でレジスタを待避させてステップS201に移行し、入力処理を行いスイッチ読み込み処理と入力が確定されたか否かを監視した後、ステップS202に移行する。
【0062】
ステップS202では、出力処理を行い、外部情報出力、ソレノイド出力、遊技機エラー状態信号を出力ポートに出力する。次いで、ステップS203に移行して確率の設定変更等を行う確率設定制御処理を実行する。この確率設定制御処理の詳細については後述する。
【0063】
次いで、ステップS204に移行して、確率設定制御処理における確率設定が確定したか否かを判定する。そして、確定していないと判定された場合にはステップS213にジャンプしてレジスタの復帰を行った後、メイン制御処理へリターンする。
【0064】
一方、確率設定が確定したと判定された場合にはステップS205に移行し、コマンド送信処理を実行して、表示器コマンドの送信、排出コマンド、音声コマンド、ランプコマンドの編集と送信を実行してステップS206に移行する。
【0065】
ステップS206では、乱数更新処理を実行して、大当り乱数、大当り図柄乱数、普図当り乱数の更新や、左図柄生成乱数、中図柄生成乱数、右図柄生成乱数、停止図柄パターン乱数、変動パターン乱数の更新を行った後、ステップS207に移行する。なお、大当り乱数の更新は、タイマ割込処理を実行する毎に、+1ずつ更新するものであり、前述した確率設定での確定した制御値に対応した乱数生成範囲(例えば設定1の場合は1〜250の範囲)で値が更新される。つまり、乱数の上限値まで+1ずつ更新し、上限値に達したら1から再び+1ずつ更新する。
【0066】
ステップS207では、大当り初期値乱数更新処理を実行し、大当り初期値乱数を更新する。なお、前記ステップS206の大当り乱数は、特定のタイミングでこの大当り初期値乱数を取得し、更新の初期値としている。
【0067】
次いで、ステップS208に移行し、エラー監視処理を実行する。具体的には、賞球検出スイッチ検出エラー監視処理、賞球払出過剰エラー監視処理が行われる。
【0068】
続いてステップS209に移行して、スイッチ監視処理を行う。この処理で監視されるスイッチは、例えば大当り乱数や大当り図柄乱数を取り込むための始動口スイッチや、普図当り乱数を取り込むゲートスイッチや、各入賞口スイッチ、Vスイッチ、カウントスイッチ等である。なお、ここでの大当り乱数を取り込むことが乱数値の抽選にあたる。
【0069】
次いで、ステップS210で特図ゲーム処理を、ステップS211で普図ゲーム処理を、ステップS212で外部情報編集処理をそれぞれ実行してからステップS213に移行し、レジスタの復帰を行った後、メイン処理へリターンする。
なお、ここでの特図ゲーム処理にて変動表示ゲーム全般の制御を行っており、変動表示ゲーム開始条件が成立した際に、始動入賞記憶がある場合、記憶していた大当り乱数値を予め定められている判定値と判定して抽選結果を設定し、この結果に基づいて変動表示ゲームを実行する。
【0070】
次に図6のフローチャートを参照して、前出の確率設定制御処理の処理手順について説明する。
この処理では、まずステップS300にて、電源投入時に初期設定を行った後に初めてこの処理を実行するか否かが判定される。ステップS300でYESと判定(初期設定を行った場合の初めての実行と判定)された場合には、ステップS301に移行して、確率設定が未だ確定していないと設定してステップS304に移行する。このステップS304では、スイッチSW−Xがオンされているか否かを判定する。すなわち、鍵が基準位置(ニュートラル状態)よりも反時計方向に回動された状態になっているか否かを判定するものである。ここで、この時のスイッチSW−Xは、電源スイッチSW2の電源投入操作する前から鍵を回動させるか、或いは電源スイッチSW2の電源投入操作とほぼ同時に鍵を回動させることでこのステップS304でオン検出可能となっており、このスイッチSW−Xの回動状態は、電源投入時に確率設定を要求するための操作となり、よって、鍵(スイッチSW−X)は、設定制御要求操作手段を構成する。そして、スイッチSW−Xがオンの時、つまり設定制御要求操作手段からの要求操作信号があるときには、ステップS305に移行する。ステップS305に移行することで確率の設定変更可能な状態(設定制御が有効化された状態)となり、ステップS305では、バックアップされていた、それまでの確率設定情報を取得する。次にステップS307に移行し、設定制御を完了させる際に用いられるタイマ初期値を設定する。そして、ステップS308に移行し、前記ステップS305で取得した確率設定値を情報表示器に出力する設定を行ってこの処理を終了し、前出の図5の処理にリターンする。
【0071】
再びタイマ割込み処理にて、この確率設定制御処理が実行される場合には、ステップS300でNOと判定され、ステップS302に移行して確率設定が確定したか否かが判定される。ステップS302では、確率設定状態の場合には、未だ確率設定が確定していないのでNOと判定され、ステップS309に移行し、確率設定が確定している時、つまり、確率設定済みの場合にはYESと判定され、ステップS303に移行する。
【0072】
ステップS309では、鍵スイッチ機構KのスイッチSW−Yがオンされたか否か(即ち、信号にエッジ部が出力されたか否か)が判定される。
そして、スイッチSW−Yがオンされた(鍵が時計方向に回動された状態)と判定された場合には、ステップS306に移行して確率設定値を+1インクリメントしてステップS307に移行する。ここで、確率設定値は、例えば、設定値1(確率1/250)、設定値2(確率1/350)、設定値3(確率1/400)の三段階の中から選択され、ステップS306が実行される毎(即ち、鍵が時計方向に回動されてスイッチSW−Yがオンされる毎)に、例えば1→2→3→1→・・・というように更新される。
【0073】
また、ステップS309でスイッチSW−Yはオンされていないと判定された場合には、ステップS310でスイッチSW−XとスイッチSW−Yの論理積が「0」か否か、即ち鍵スイッチ機構Kの鍵がニュートラル状態になったか否かが判定され、YESと判定された場合にはステップS307以降の処理に進み、NOと判定された場合にはステップS311に移行する。
【0074】
ステップS311では、スイッチSW−XとスイッチSW−Yがオフ状態を維持、つまり鍵がニュートラル状態に維持されているか否かが判定され、NOと判定された場合にはステップS308の処理に進み、YESと判定された場合にはステップS312に移行して制御タイマを−1デクリメントしてステップS313に進む。つまり、鍵がニュートラル状態に維持されている場合にはタイマが減算されて、鍵が操作された場合(時計方向への操作、ニュートラル位置への操作)には再びタイマが設定されるのである。
【0075】
ステップS313では、制御タイマがタイムアップしたか否かが判定され、NOと判定された場合には前出の図5の処理にリターンして処理を継続し、YESと判定された場合にはステップS314に移行して確率設定の確定を設定した後、ステップS315に進む。
【0076】
ステップS315では、確率設定値に対応する乱数上限値をセーブする。つまり、ここで、確定した確率設定値に応じた乱数生成範囲の上限を記憶し、ここで記憶した値を上限値として大当り乱数の上限値が定まり、前記した大当り乱数の更新処理に対応して更新処理が実行される。その後ステップS316に進み、情報表示器Hの消灯データを出力して前出の図5の処理にリターンする。以上が確率設定値の設定制御に関わる処理である。
【0077】
一方、ステップS300がYESで、ステップS304にて、スイッチSW−Xがオンでないとき、つまり電源投入時の初期設定直後に設定制御要求操作手段からの要求操作信号がないときにはステップS317に移行し、ステップS317では、確率設定初期情報を取得する。ここで、確率設定初期情報とは、RAM初期化スイッチが電源投入時にオンされていた場合や正常な電源復帰時でない場合であって、さらに設定制御要求がされない場合に、設定される確率設定情報であり、確率設定値が複数存在する場合には予め大当り確率が最も低確率となる設定値が定められている。そして、ステップS314に移行されて確率設定確定を設定され、次にステップS315で確率設定値に対する乱数上限値をセーブする。つまり、ここで、確定した確率設定値に応じた乱数生成範囲の上限を記憶し、ここで記憶した値を上限値として大当り乱数の上限値が定まり、前記した大当り乱数の更新処理に対応して更新処理が実行される。そして、最後にステップS316で情報表示器の消灯データを出力してこの処理を終了する。以上が確率設定値の特殊設定制御に関わる処理である。
【0078】
一方、ステップS300でNOと判定(即ち、初期設定後2回目以降の実行と判定)された場合には、ステップS302に移行して確率設定が確定したか否かが判定される。ここで確定していると判定された場合には、既に確率設定済みであるのでステップS316にジャンプし、情報表示器Hの消灯データを出力して前出の図5の処理にリターンする。また、ステップS303で鍵スイッチ機構KのスイッチSW−Xがオンされた(即ち、鍵が反時計方向に回動された状態)と判定された場合には、ステップS308にジャンプして情報表示器Hに確率設定値に対応する表示データ(例えば、確率設定値を1〜3の3段階の中から選択する場合には現在の設定値)を出力した後、前出の図5の処理にリターンする。
【0079】
このように、電源投入時であって、且つ、初期設定された後(RAM初期化スイッチSWがオンされているとき)の処理で、遊技店の店員が所持する鍵を用いて鍵スイッチ機構KのスイッチSW−XやスイッチSW−Yが操作されないと確率を変更できないようになっているので、不正行為者が故意に設定値を変更する事態を抑止することができる。
また、設定値は状態表示器Hに表示されるので、設定内容を確認することができ、正しく設定できたか否かを把握することができる。
【0080】
ここで、図7の表を参照して、電源投入時に、設定変更要求操作がされた場合(スイッチSW−Xがオンされた場合)と、されなかった場合(スイッチSW−Xがオフの場合)およびRAM初期化スイッチSW1の操作の有無等の組み合わせを整理する。
【0081】
まず、RAM初期化スイッチSW1がオンされた状態またはRAM211cの内容が保持されていない電源投入時(初期時)で、設定変更要求操作が無い場合には、確率設定値は初期値(最低確率)とする。また、この場合にはRAM211cの記憶領域において確率設定値以外のデータは全てクリアされる。
【0082】
また、同状態で、設定変更要求操作があっても、設定変更操作(スイッチSW−Yの操作)した新たな設定値に更新する。但し、RAM211cの記憶領域において設定値以外のデータは全てクリアされる。
【0083】
また、RAM211cの内容が保持されている状態での電源投入時(復旧時)であって、設定変更要求操作が無い場合には、設定値は前回記憶している設定値とされる。また、設定値以外のデータも前回の値のままとされる。
【0084】
また、同状態で、設定変更要求操作が有る場合には、設定値の変更はできず、設定値は前回記憶している設定値とされる。また、設定値以外のデータも前回の値のままとされる。
【0085】
このように、設定値の変更の可否は、電源投入時の状態に応じて変化するようになっており、不正行為者が確率設定値を故意に変更しようとしても容易には操作できないようになっており、不正行為の発生を未然に防止することができる。次に、図8と図9を参照して、確率設定値の来歴を表示できるようにした実施形態について説明する。
【0086】
このような構成とする場合には、図2において、遊技制御装置2000の背面に配設されたセグメント表示器からなる情報表示器Hに代えて、図8(a)または(b)のような複数のLEDからなる情報表示部を設ける。
図8(a)の例では、設定値1,2,3に対応させた3個のLED列800が6段にわたって設けられている。なお、最下段には他より大きなLEDが配設され今日の設定値を表示するようになっている。また、他の5段は下方から順に1日前〜5日前の設定値を表示するようになっている。この実施形態では、電源断時あるいは電源投入時に、その時の設定値を記憶し、その値を例えば5日分記憶しておき、表示するものである。
【0087】
また、図8(b)の例では、設定値1,2,3に対応させた3個のLED列801が3段にわたって設けられている。なお、最下段には他より大きなLEDが配設され今回の設定値を表示するようになっている。また、他の2段は下方から順に前回、前々回の設定値を表示するようになっている。この実施形態では、設定変更を行う毎に、それまでの設定値を記憶(例えば2回前まで記憶)しておき、表示するものである。
図8(b)に示すような確率設定値の来歴を表示させる場合の確率設定制御処理の処理手順を示す図9のフローチャートは、図6のフローチャートと類似している。
【0088】
図9と図6のフローチャートの違いについて説明する。
図9の処理手順においてステップS420とステップS421を除くステップS400〜ステップS416は、図6に示す確率設定制御処理のフローチャートの処理手順ステップS300〜ステップS316と同じである。
【0089】
図9のフローチャートでは、ステップS401で確率設定を未確定に設定した後にステップS420に移行して、確率設定記憶をシフトして更新する。また、ステップS404でスイッチSW−Xがオンされていると判定された場合にはステップS405に移行し、確率設定情報を取得した後、ステップS421に進んで、情報表示部に設定来歴に対応する表示データを出力させている。
これにより、図8(b)のように確率設定を変更する毎の来歴を表示させることができる。この来歴表示により、当該遊技機における設定状況を把握することができ、営業情報として活用することができると共に、設定変更以前に遊技店が意図しない不正な設定変更が行われていなかったかを確認することも可能となる。
【0090】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、RAM初期化スイッチSW1および電源スイッチSW2の取付位置は、図2に示した場合に限らず、操作者が両手を使わなければ操作できないような位置であれば何処であってもよい。
【0091】
また、設定変更制御が可能である遊技機であるならばパチンコ遊技機に限らずその他の遊技機、例えばパチスロ遊技機やアレンジボール遊技機等にも適用可能である。
【0092】
また、確率設定値の記憶を前述した実施形態では、バックアップ可能なRAMに記憶する例を示したが、RAMとは別にEEPROMのような記憶手段に記憶するようにしてもよい。また、設定変更を行う操作手段は、設定制御要求操作手段と別に設けてもよい。
【0093】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、始動条件の成立に基づいて所定の選択確率で特別遊技状態の発生に関わる抽選を行う抽選手段を備えて、該抽選手段の抽選結果に基づいて変動表示装置で実行する変動表示ゲームを所定の表示態様に導出表示可能に制御し、導出表示した結果が予め定められた特別表示態様となった場合に特別遊技状態を発生させる遊技機において、前記抽選手段における特別遊技状態を発生させる選択確率を複数段階で設定変更可能に構成し、前記抽選手段の設定変更の制御を行う設定変更制御手段と、前記設定変更制御手段の設定変更制御を有効化させる設定変更制御有効化手段と、電源切断時においても記憶可能な記憶保持手段にて記憶されている遊技に関わる所定の情報をクリア操作手段によりクリア可能なクリア手段とを備え、前記設定変更制御有効化手段は、前記設定変更制御手段による設定変更制御状態となることを要求する設定変更制御要求操作手段を含み、電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号があった場合に、前記設定変更制御手段による設定変更制御を有効化するようにしたので、電源投入の操作に伴って、クリア操作手段および設定変更制御要求操作手段を操作するように構成されているので、一時期に操作する操作箇所が多く、設定変更可能となる状態に容易にさせないので、不正行為者の故意による不正な設定変更を行い難くすることができるという効果がある。
【0094】
また、不正行為者が無理に不正な設定変更を行おうとする場合には、前面枠を大きく開放させなければならないので、不正行為の実行状態を隠すことが難しくなり、遊技店側は不正行為を発見し易くなるという効果もある。
【0095】
また、請求項2に係る発明によれば、前記抽選手段は、乱数を生成する乱数生成範囲を複数種類有し、前記設定変更制御手段で設定された選択確率に対応した一つの乱数生成範囲内で乱数を生成するようにした乱数生成手段を備えるようにできるので、不正行為者の故意による不正な設定変更を行い難くして、不正な行為の発生を抑制することができるという効果がある。
【0096】
また、請求項3に係る発明によれば、電源投入を行うために手動で操作可能な電源投入操作手段を備え、前記クリア操作手段は、常態位置から特定位置へと手動で押圧操作可能な操作部と、押圧操作された場合に常態位置へと復帰させるための復帰手段と、から構成され、前記操作部が特定位置へ押圧操作されていることを条件にクリア操作信号を出力可能とし、前記設定変更制御要求操作手段は、手動で操作可能であるとともに、操作された状態を維持可能に構成され、少なくとも前記電源投入操作手段と前記クリア操作手段とは、遊技機の裏面側に離隔して配設され、前記設定変更制御有効化手段は、前記電源投入操作手段が操作され電源投入された際に、前記クリア操作手段が押圧操作された状態で、且つ前記設定変更制御要求操作手段が設定制御状態を要求する状態であった場合に、前記設定変更制御を有効化可能とすることができる。したがって、遊技機(前面枠)を大きく開放させないと設定変更を行うことができないので、不正行為者による故意の設定変更を行い難くすることができ、また、不正行為を発見し易くすることができるので、不正行為者による不正行為を有効に抑制することができるという効果がある。一方、遊技店側で正規に設定変更する場合には、遊技機(前面枠)を大きく開放させて両手を用いて操作することにより、設定変更を容易に行うことができ、作業負担が増大することもない。
【0097】
また、請求項4に係る発明によれば、前記記憶保持手段に記憶されている設定情報を表示可能な情報表示手段を備え、前記情報表示手段は、前記設定制御手段が有効化状態になった場合に前記設定情報を表示可能としてもよいので、設定内容を確認することができ、正しく設定できたか否かを把握することができるという効果がある。
【0098】
また、請求項5に係る発明によれば、前記記憶保持手段は、前記設定情報の来歴を記憶可能に構成され、前記情報表示手段は、前記来歴を表示可能とできるので、当該遊技機における設定状況を把握することができ、営業情報として活用することができると共に、設定変更以前に遊技店が意図しない不正な設定変更が行われていなかったかを確認することができるという効果がある。
【0099】
また、請求項6に係る発明によれば、電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号が無い場合に、予め定められた特定の選択確率に変更可能な特殊設定変更制御手段を備えるようにできるので、特定の乱数生成範囲にすぐに設定変更したい場合に、手間のかかる設定制御手段を経ずに早期に設定変更できるという効果がある。
【0100】
また、請求項7に係る発明によれば、電源投入から不定期に繰り返し特定処理を実行可能なメイン制御処理と、このメイン制御処理に対して定期的な割込みを行う割込制御処理とから遊技の進行が制御される制御処理機能を備え、前記メイン制御処理は、電源投入時に前記クリア操作手段からのクリア操作信号の監視を行うクリア操作信号監視処理を含み、前記割込制御処理には、前記設定変更制御の設定変更の監視を行う設定変更監視処理を含むようにできるので、設定制御を時間管理が容易な割込制御処理に包含させ、記憶更新操作信号監視処理を時間管理が必要ないメイン制御処理に包含させたので、プログラムを効率よく簡素化する事ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の構成例を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏機構を示す裏面図である。
【図3】パチンコ遊技機の裏側に設けられる制御系全体の構成例を示すブロック図である。
【図4】初期化処理の制御手順を示すフローチャートである。
【図5】タイマ割込処理の制御手順を示すフローチャートである。
【図6】確率設定制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】電源投入時の操作状況と操作結果を示す表である。
【図8】確率設定値の来歴を表示可能な情報表示部の構成例を示す説明図である。
【図9】確率設定値の来歴を表示させる場合の確率設定制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
100 遊技盤
101 ガイドレール
102 変動表示装置
103 始動入賞口
104,105 普図始動ゲート
106 変動入賞扉(球受部材)
107,108 一般入賞口
121 特図始動入賞記憶表示器
122 普通図柄表示器
124,125 装飾ランプ
126 打球方向変換部材
2000 遊技制御装置
211 遊技用マイクロコンピュータ
211a CPU
211b ROM
211c RAM
212 クロック生成回路
213 入力インターフェース
214 出力インターフェース
3000 排出制御装置
314 アタッカーソレノイド(大入賞口SOL)
315 普通電動役物駆動ソレノイド(普電SOL)
316 誘導部材ソレノイド
SS4 カウントセンサ(特定の入賞領域)
SS5 継続センサ(特別の入賞領域)
4000 演出制御装置
421 表示制御用マイクロコンピュータ
422 インタフェース回路
424 DRAM
425 VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)
426A PRGROM
426B CGGROM
427 フレームバッファ(DRAM)
430 バッファ
514 電源供給装置
515 リセット信号発生回路
516 バックアップ電源
5001 スピーカ
5002 ランプ・LED
K 鍵スイッチ機構(設定操作部、設定変更制御有効化手段)
SW1 RAM初期化スイッチ(クリア操作手段)
SW2 電源スイッチ(電源投入操作手段)
SW−X 設定変更制御要求操作手段
SW−Y クリア操作手段

Claims (7)

  1. 始動条件の成立に基づいて所定の選択確率で特別遊技状態の発生に関わる抽選を行う抽選手段を備えて、該抽選手段の抽選結果に基づいて変動表示装置で実行する変動表示ゲームを所定の表示態様に導出表示可能に制御し、導出表示した結果が予め定められた特別表示態様となった場合に特別遊技状態を発生させる遊技機において、
    前記抽選手段における特別遊技状態を発生させる選択確率を複数段階で設定変更可能に構成し、
    前記抽選手段の設定変更の制御を行う設定変更制御手段と、
    前記設定変更制御手段の設定変更制御を有効化させる設定変更制御有効化手段と、
    電源切断時においても記憶可能な記憶保持手段にて記憶されている遊技に関わる所定の情報をクリア操作手段によりクリア可能なクリア手段と、
    を備え、
    前記設定変更制御有効化手段は、
    前記設定変更制御手段による設定変更制御状態となることを要求する設定変更制御要求操作手段を含み、
    電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号があった場合に、前記設定変更制御手段による設定変更制御を有効化することを特徴とする遊技機。
  2. 前記抽選手段は、
    乱数を生成する乱数生成範囲を複数種類有し、前記設定変更制御手段で設定された選択確率に対応した一つの乱数生成範囲内で乱数を生成するようにした乱数生成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 電源投入を行うために手動で操作可能な電源投入操作手段を備え、
    前記クリア操作手段は、常態位置から特定位置へと手動で押圧操作可能な操作部と、押圧操作された場合に常態位置へと復帰させるための復帰手段と、から構成され、前記操作部が特定位置へ押圧操作されていることを条件にクリア操作信号を出力可能とし、
    前記設定変更制御要求操作手段は、手動で操作可能であるとともに、操作された状態を維持可能に構成され、
    少なくとも前記電源投入操作手段と前記クリア操作手段とは、遊技機の裏面側に離隔して配設され、前記設定変更制御有効化手段は、前記電源投入操作手段が操作され電源投入された際に、前記クリア操作手段が押圧操作された状態で、且つ前記設定変更制御要求操作手段が設定制御状態を要求する状態であった場合に、前記設定変更制御を有効化可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記記憶保持手段に記憶されている設定情報を表示可能な情報表示手段を備え、
    前記情報表示手段は、前記設定制御手段が有効化状態になった場合に前記設定情報を表示可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記記憶保持手段は、前記設定情報の来歴を記憶可能に構成され、
    前記情報表示手段は、前記来歴を表示可能としたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 電源投入時に、前記クリア操作手段からのクリア操作信号があり、且つ前記設定変更制御要求操作手段からの設定変更制御状態を要求する操作信号が無い場合に、予め定められた特定の選択確率に変更可能な特殊設定変更制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の遊技機。
  7. 電源投入から不定期に繰り返し特定処理を実行可能なメイン制御処理と、このメイン制御処理に対して定期的な割込みを行う割込制御処理とから遊技の進行が制御される制御処理機能を備え、
    前記メイン制御処理は、電源投入時に前記クリア操作手段からのクリア操作信号の監視を行うクリア操作信号監視処理を含み、
    前記割込制御処理には、前記設定変更制御の設定変更の監視を行う設定変更監視処理を含むようにしたことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の遊技機。
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