JP2004220497A - 医療システム及び医療センターの管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】間接業務の効率化や医療設備投資の効率化をはかり、患者にとっての利用しやすい、複数医療機関が集合した医療センターにおける医療システム及び異様センターの管理方法を提供する。
【解決手段】互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院10〜80と、医院よりの依頼を受けてあるいは利用者の依頼を受けて各種医療検査を行う健診センター100と、医院と健診センターに共通の受付・会計業務を行う事務センター200とを集め、各医院のコンピュータは、それぞれ自医院利用者の受診履歴を自医院のコンピュータのみに記録し、原則として他医院からの読み出しを禁止し、他医院よりの受診履歴情報の閲覧要求があった場合には、閲覧要求中の閲覧を許可する範囲を決めて許可した期間・内容での閲覧を許可する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数医療機関が集合した医療センターにおける医療システム及び該医療センターの管理方法に関し、例えば互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と、前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとより構成される医療システム及び医療センターの管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、患者の大規模病院などへの集中により、大規模病院での診察までの待ち時間が長くなり、また効率よく診療行為を終了させる必要が生じ診察にかける時間も問題となってきている。
【0003】
これらの点を改善するとともに、患者の状態を継続的に把握して各種の相談にも総合的に対応可能とするホームドクター化が推進されており、大規模病院で診察を受ける場合には法律で高額の医療費を請求するように改正されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の医療費削減により医療機関の収益が低下し医療機関の負担も大きくなってきており、診察受付業務、会計事務、保険請求事務などの間接業務の効率化や医療設備投資の効率化が強く求められてきている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、例えば、間接業務の効率化や医療設備投資の効率化をはかり、患者にとっての利用しやすい、複数医療機関が集合した医療センターにおける医療システム及び医療センター管理方法を提供することを目的とする。
【0006】
かかる課題を解決する一手段として、例えば以下の構成を備える。
【0007】
即ち、互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、少なくとも複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとにより構成される医療センターにおける医療システムであって、前記各医院のコンピュータは、それぞれ自医院利用者情報を記録する受診履歴記録手段と、他医院よりの前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報の閲覧要求を受付る受付手段と、前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報のうち前記受付手段で受付た閲覧要求中の許可範囲を決めて閲覧を許可する閲覧許可手段と、自医院の診察などのために他医院の前記受診履歴記録手段に記録されている利用者情報の閲覧要求を行う閲覧要求手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
そして例えば、前記事務センターは、医療センター利用者の医療機関利用申し込みを受け付ける受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、前記受付手段は、前記医院毎の利用者順番待ち情報を表示することを特徴とする。
【0009】
または、互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとにより構成される医療センターにおける医療システムであって、前記事務センターは、医療センター利用者の各医療機関に対する利用申し込みを受付る受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、前記会計手段は、前記医療機関よりの受診情報に従って受診者に対する会計処理を行うとともに、薬の処方箋があるときは会計済みを示す表示を前記処方箋に行うことを特徴とする。
【0010】
そして例えば、さらに、前記事務センターの会計手段は、診療報酬情報を前記医院ごとに蓄積し、通信媒体を介して接続可能な医事データセンターに送信する送信手段を含み、前記医事データセンターは、送られてきた医院毎の診療報酬情報に基づいて診療報酬レセプトを作成するレセプト作成手段を備えることを特徴とする。
【0011】
また例えば、更に、前記複数の医院と事務センターと通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備え、前記複数の医院よりの依頼を受けてあるいは利用者の依頼を受けて各種医療健診を行う健診センターを備えることを特徴とする。
【0012】
更に例えば、前記健診センターは、前記各医院よりの検査依頼に対して検査依頼に従った検査結果を各医院毎に分別記録する分別記録手段と、前記分別記録手段に記録されている検査結果を検査依頼医院のみ閲覧許可する検査結果閲覧許可手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また例えば、更に、前記各医院あるいは前記健診センターと通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備え、前記複数の医院あるいは前記健診センターよりの医療検査依頼を受付、依頼された検査を行って検査結果を前記通信媒体を介して検査依頼元に送る検査センターを備えることを特徴とする。
【0014】
または、互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとより構成される医療センターにおける医療センター管理方法であって、前記各医院は、それぞれ自医院利用者情報を記録する受診履歴記録手段を備え、他医院よりの前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報の閲覧要求を受付、前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報のうち前記受付た閲覧要求中の許可範囲を決めて閲覧を許可し、他の医院からは当該受診履歴を記録した医院の閲覧許可を受けなければ閲覧できないように制御すると共に、自医院の診察のために他医院の前記受診履歴記録手段に記録されている利用者情報の閲覧要求を可能とすることを特徴とする。
【0015】
そして例えば、前記事務センターは、医療センター利用者の医療機関利用申し込みを受け付ける受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、前記受付手段で受け付けた前記医院あるいは健診センター毎の利用者の順番待ち情報を表示して各医院及び健診センターの利用者に対する受付処理を一括して行うとともに、各医院及び健診センター利用者の会計処理を一括して行う医療センター管理方法とすることを特徴とする。
【0016】
更にまた、互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとより構成される医療センターにおける医療センター管理方法であって、前記事務センターは、医療センター利用者の各医療機関に対する利用申し込みを受付る受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、前記会計手段を用いて前記医療機関よりの受診情報に従って受診者に対する会計処理を行うとともに、薬の処方箋があるときは会計済みを示す表示を前記処方箋に行うことを特徴とする。
【0017】
また例えば、さらに、前記事務センターの会計手段は、診療報酬情報を前記医院ごとに蓄積し、通信媒体を介して接続可能な医事データセンターに送信可能とし、前記医事データセンターは、送られてきた医院毎の診療報酬情報に基づいて診療報酬レセプトを作成する医療センター管理方法とすることを特徴とする。
【0018】
更に例えば、前記医療センターは、通信媒体を介して前記各医院及び前記事務センターとデータ通信が可能なコンピュータを備える健診センターを備え、前記健診センターは、前記各医院よりの依頼を受けてあるいは利用者の依頼を受けて各種医療健診を行い、前記各医院よりの検査依頼に対して、検査依頼に従った検査結果を各医院毎に分別記録し、前記分別記録されている検査結果を検査依頼医院のコンピュータのみに閲覧許可して前記検査結果は検査を依頼した医院からのみアクセス可能に制御する医療センター管理方法とすることを特徴とする。
【0019】
また例えば、更に、前記各医院あるいは前記健診センターは、前記複数の医院あるいは前記健診センターよりの各種の検査を行う検査センターに医療検査依頼を行い、前記検査センターは前記複数の医院あるいは前記健診センターより依頼された検査を行って検査結果を通信媒体を介して検査依頼元に送る医療センター管理方法とすることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。本実施の形態例では、例えば一つのビル、あるいは同一フロアに複数の医院を配置し、間接業務を各医院でできるだけ共通化してコストダウンを図るとともに、例えば一部検査業務を行う検査機関を至近距離に招聘し、患者が効率よく診療を受けることができるようにして患者の利便性も向上させている。
【0021】
〔第1の実施の形態例〕
【0022】
図1は本発明に係る一発明の実施の形態例の医療センターの各医院配置例を説明するための図である。
【0023】
図1において、10は内科医院、20は小児科医院、30は泌尿器科医院、40は耳鼻科医院、50は眼科医院、60は皮膚科医院、70は整形外科(及び外科)医院、71は整形外科医院のリハビリ室、80は歯科医院である。
【0024】
また、100は健診センターであり、健診のほかに各種検診を行うことができ、健診センター100は各医院よりの依頼にしたがって各種の医療検査も行う。200は各医院共通の受付事務、会計事務などを担当する事務センターである。
【0025】
本実施の形態例においては、例えばワンフロアーに上記各提携医院が集合した形態をとっており、エレベーターホール部分などを各医院に共通の待合エリアとして共同利用することとし、待合ホールの例えば中央部あるいは出入り口近傍に受付・会計カウンターを備える事務センター200を配置している。
【0026】
そして、受付・会計カウンター内後方、あるいは待合ホールのよく見える位置に後述する患者順番表示盤を設置し、各受診者の診察までの状況が目視確認できるようになっている。
【0027】
本実施の形態例では、受診者の受診医療機関として図1に示す各医療機関が互いに協同して総合的な医療サービスを提供できるようにしているが、さらに、事務センター200で集中的に行っている会計処理に続くほぼ1ヶ月毎のレセプト発行処理を外部医事データセンターで行うことにより各医院の経理負荷を軽減でき、さらに集中的な処理により診療報酬の改定、法律改正などがあっても速やかに、かつ容易に適用できる。
【0028】
このため、医療センターと外部の医事データセンター間もデータ通信可能に構成されており、他に、在宅医療への対応、設備に対する保守点検などを行うサービスセンターなどとも例えばインターネット通信網を介して接続可能に構成している。
【0029】
この医療センターにおけるネットワークシステムのシステム構成を図2に示す。図2は本実施の形態例の医療センターにおけるネットワークシステムの構成を説明するための図である。図2において、上述した第1図の構成と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
【0030】
図1に示す各医院にはそれぞれ医療情報などを管理するとともに自医院で診察した患者の医療履歴情報を記憶するコンピュータ装置である内科端末15、小児科端末25、泌尿器科端末35、耳鼻科端末45、眼科端末55、皮膚科端末65、外科/整形外科端末75、歯科端末85が設置されている。以上の各端末及び後述するセンターの端末間は医療センター内LANで互いに接続されている。
【0031】
健診センター100では、検査結果を登録する検査結果登録サーバ140及び健診センター100と他の各医院端末間のデータ通信が可能な健診センター端末150を備えており、健診センター端末150を介して他の医院との検査情報のアクセス制御を行う。
【0032】
健診センター100は、各医院より依頼のあった検査のほかに、医院とは独立して各種の健康診断、人間ドッグなどの健診業務を行っており、これらの健診のための装置よりの情報収集制御するとともに健診結果を記憶する健診システム110が備えられている。
【0033】
さらに、各種画像の取り扱いを必要とする検査を行う装置よりの情報収集制御及び検査結果画像の記憶を行う検査画像システム120を備えており、例えば超音波検査、CT検査、MRI検査、エックス(X)線や造影剤を用いる検査、内視鏡検査などの検査結果の制御を行う。
【0034】
さらにまた、臨床検査装置よりの情報収集制御を行う臨床検査システム130を備えており、例えば一般検査のほかに、各医院よりの依頼などに従った血液検査、生化学検査、尿検査、免疫学的検査、血清検査、輸血検査、微生物検査、生理検査、病理検査などを行う。
【0035】
各医院よりの依頼に従って患者の検査などを行った場合には、その検査結果情報が検査結果登録サーバ140に登録される。検査結果情報は検査結果登録サーバ140中の各医院ごとに設定されたフォルダ内に格納され、検査依頼医院の端末のみがフォルダから検査情報を閲覧可能に制御し、検査依頼医院以外のアクセスを当該医院よりの特別許可を受けた場合を除き原則として禁止している。
【0036】
事務センター200では、各医院、健診センター100の受診者に対する受付処理と会計処理を制御するとともに、診療報酬を含む診察会計情報を記憶する受付会計サーバ220、新規来院者に対する受付処理と会計処理を行うための受付会計端末250、来院者が自分で診察受付先医院を指定して受診申し込みを行うための受付端末A260、受付端末B270、受付端末C280、受付端末260〜280から、あるいは受付会計端末250からの診察受付に従った診察までの順番を受付番号で一覧表示する患者順番待表示盤290を備えている。
【0037】
患者順番待表示盤290は、受診先医院あるいは健診センター毎に、診察が受けられるのが何番目であるかを例えば受付番号表示で確認できるようになっており、受付端末260〜280などから診察申し込みを行った患者に対する診察待ち状態、診察受付状態、会計状況などを表示する。
【0038】
この結果、受診者は診察するまでの時間をある程度予想できるようになっている。また、事務センター200での会計進行状況なども表示され、会計までの時間も把握することができる。
【0039】
受付会計サーバ220は医事データセンター300に接続可能であり、例えば医療センターの毎日の各医院、健診センター100における診療報酬額情報を医事データセンター300にリアルタイムで送る。
【0040】
医事データセンター300では、受付会計サーバ220より送られる診療報酬情報を基に各医療機関ごとにレセプト処理を行い、月が変わると直ちにレセプトの発行を行う。これにより、医療機関のレセプト発行に伴う業務負荷をほとんどなくすことができる。
【0041】
また、240は外部接続サーバであり、外部ネットワークと医療センター内LANシステムとのインタフェースを司るとともに、外部ネットワークとのデータを監視して、ウイルスの侵入や送出、ハッカーの侵入などを未然に防止する外部ネットワークセキュリティサーバとしても機能している。
【0042】
外部接続サーバ240を介して他のインターネット通信網などに接続可能であり、在宅治療を行う患者宅500、医療センターのネットワークシステムのサポートセンター400とも接続可能である。
【0043】
更に、他に、体組織の検査、あるいは血液検査、尿検査をはじめとする各種の医療検査を専門に行う検査センター600とも提携関係にあり、必要に応じて検査センター600に検査を依頼することができる体制となっている。これによりより効率的に検査結果を得られる体制としている。
【0044】
各医院端末及び健診センター100のセンター端末150は通信媒体を介して検査センター600との間でデータ通信可能に構成されている。各医院あるいは健診センター100が検査センター600に検査を依頼する場合には、検査依頼元から検査試料を検査センター600に送る。検査センター600では、依頼された検査を行ったのち、検査結果を依頼元に通信媒体を介して送信する。
【0045】
検査を依頼した医院あるいは健診センターは、通信媒体を介して送られてくる検査結果を受け取る。これにより迅速に、且つ確実に検査結果を受け取ることができる。
【0046】
以上のネットワークシステムにおいて、各医院で診察した患者の診察情報(カルテ情報等)は、健診センター100に検査を依頼した場合の検査情報を除き自医院のコンピュータ端末にのみ格納されており、他の医院から当該患者情報をアクセスすることはできない。
【0047】
例外は、LAN接続されている他の医院より、自己の保有している患者情報のアクセス(閲覧請求)を要求してきたときに、当該アクセスを許可した場合で、患者のために開示したほうがよいと判断された場合に限り閲覧可能とする期間と閲覧させる内容を限ってアクセスを要求してきた医院のコンピュータ端末からのみ限定的に患者情報の閲覧を許可する。
【0048】
これにより、患者の診療情報の漏洩を防ぐとともに、必要とする場合には患者情報の閲覧が可能となり、重複した診療を避け、適切な対応とともに各医師がセカンドオピニオンの役割を果たすことが可能となる。
【0049】
以下、本実施の形態例の患者の新規来院より再来院までの流れを図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。図3は本実施の形態例の来院患者に対する処理を説明するためのフローチャートであり、図4は図3の健診センター100での検査処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0050】
診察を受けようとする患者は、本実施の形態例の医療センターのあるフロアーに来る。まずステップS1で新規来院か否か、即ち後述する当該医療センターに共通の診察カードをすでに持っているか否かを判断する。
【0051】
新規来院である場合には事務センター200の受付カウンターに行き、ステップS2に示す受付処理を行う。受付処理では、新規来院である旨報知し、申し込み用紙に患者属性データ(自己の氏名、性別、生年月日、血液型、病歴、アレルギー体質であるかなどの特記事項や住所など)を記入して登録を依頼し、各医院に共通の共通診察券を発行してもらう。
【0052】
そして、ステップS3において、来院の理由、現在の症状を告知するなどして診察を受ける医院を決め決定した医院に対する診察申し込みを行う。申し込みが終了すると申し込み番号が付与され、待ち状態が患者順番待表示盤290に表示されることになる。そしてステップS4に進む。
【0053】
ステップS4では、受付に診察券を渡し、診察の順番がくるのを待つ。診察の順番がきた場合にはステップS10に進み、診察を受けることになる。
【0054】
なお、健診センター100での健診を希望した場合ですでに予約されている場合であっても事務センター200で受付処理を行い、その後に発行された診察券を健診センター100に示して健診を受けることになる。
【0055】
ステップS10において診療を行った医師は、ステップS11で診察者に対して医療検査を行う必要があるか否かを判断する。医療検査が必要であればステップS20に進み、健診センター100への紹介状を作成するとともに検査処方を作成して受診者に渡し、健診センター100における検査処理を行わせる。
【0056】
なお、ここで検査対象が生体組織の場合や血液検査、尿検査、便の検査等の場合、あるいは健診センター100ではできない検査をしたい場合など、医師が健診センター100に検査を依頼するよりも検査専門の検査センター600に検査を依頼すべきと判断した場合には、検査センター600に検査を依頼すると共に検査対象を検査センター600に送る。この検査依頼を受けた検査センター600では、検査対象を受け取ると依頼された検査を行い、検査結果を通信媒体を介して依頼元に送信する。
【0057】
検査の依頼元では、検査センター600から検査結果が送られて来たか否かを監視、あるいは確認し、検査結果が送られて来た場合にはこれを確認する。
【0058】
検査センター600に検査を依頼しないステップS20の健診センターでの健診を行った場合には、健診が終了すると、受診者は再び医院に戻り、ステップS10で診察を受診する。これにより、すべての検査システムを各医院で備えなくとも、健診センター100の検査システムを利用した必要かつ十分な検査を受診者に受けさせることができる。また、健診センター100でできない検査があっても、あるいは検査結果のみを得たい場合には、検査センター600を利用した検査を行うこともできる。
【0059】
なお、この健診センター100での検査等は即日可能でない場合も考えられ、このような場合には当日の検査ではなく、次回予約形式で健診センターの検査予約を行い、健診センター100の予約日時に検査を受けて担当医院の受診を申し込むことになる。
【0060】
一方、ステップS11において健診あるいは検査の必要がないと判断された場合にはステップS12に進み、必要に応じて次回の受診予約を行い、また医師が薬の処方箋を書いて受診者に渡す。なお、このとき、処方した薬の情報を受診者に示してもよく、薬の特徴、効能などを印刷出力してもよい。さらに、患者の要求にしたがってカルテの印刷出力も可能である。その後、受診者は待合ホールに戻り、会計処理の順番がくるのを待つ。なお、ステップS12において、次回予約の必要がない場合にはそのままステップS13の会計処理に移行する。
【0061】
会計処理では、診察の終了した受診者より順次診察内容に従った(診療報酬額表に従った)診療報酬請求などを行い、受診者より診療報酬の支払いを受け取る。
【0062】
支払いが終了するとステップS14に進み、先に受け取った共通診療券を受け取るとともに、医師より渡された処方箋があれば処方箋に医院での会計終了印を押印してもらう。
【0063】
その後受診者は必要に応じてステップS15の医薬受領を行うために処方箋を持って処方薬局に行き、薬の処方箋を渡して処方箋に従った医薬品を受取、代金を支払う。なお、このとき、医療センターの提携薬局では、処方箋に会計済み印が押印していない場合には医療センターでの会計を行うことを薦め、薬の受け渡しは行わない。このため、医療センターでの未清算の受診者の発生を抑えることができる。
【0064】
図4は健診センター100での検査処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【0065】
検査処理においては、まずステップS21で検査を必要とする医院の担当医が健診センター100への紹介状を書くとともに検査指示箋を作成して受診者に渡し、健診センター100へ行って検査を受けてくることを依頼する。
【0066】
受診者は、ステップS22に示すように紹介状と指示箋をもって健診センター100に行き、紹介状と指示箋を渡して指示に従った検査を受ける。本実施の形態例では、あたかも同じ医院内かのような至近距離の健診センターで必要な検査を受けることができる。健診センター100では、指示箋に従って受診者の検査を行う。
【0067】
検査が終了すると、例えば看護師が受診者を受診医院に誘導するとともに、検査結果を紹介医院のために割り当ててある専用フォルダに登録する。なお、当日速やかに検査結果を出せない場合には、検査結果が出た段階で紹介医院のために割り当ててある専用フォルダに登録する。
【0068】
紹介医院のために割り当ててある専用フォルダに検査結果を登録するとステップS24に進み、紹介医院の端末に検査結果の登録を報知する。このため、紹介医院では端末から登録が報知されるまで他の診療行為を続けられるとともに、登録されると登録の事実を速やかに知ることができる。
【0069】
登録の事実を確認した紹介医院では、ステップS25に示すように検査結果をLAN経由で自己の端末で受領して、検査処理を終了する。なお、検査画像がフイルムに撮像されて現像されているような場合において、詳細画像が必要な場合には、紹介医院は別途フイルムを受領して診断する。
【0070】
以上説明したように本実施の形態例によれば、各診療科目の専門医院が寄り集まって総合的な診察が可能であるため、例えば複数の医院での診察が必要な患者であってもほんの僅かの移動で必要な診療を迅速に受けられる。また、例えば、診察した結果他の医院で治療したほうがよいと判断される場合においても、速やかに同一フロアー内の他の医院で診察を受けることができる。
【0071】
また、検査システムを各医院ごとに備えるのではなく、各医院で共通に検査指示箋を依頼できる健診センターを隣接して有するため、設備投資効率をあげることができ、より質の高い医療環境に整備することが可能となる。この結果、複数の医院の集合体からなる医療センターとしての総合力を発揮して受診者の信頼を得ることもできる。
【0072】
さらに本実施の形態例の医療センターでは、各医院間で患者のプライバシーに十分な配慮をした上での診察に必要な患者情報の共有も可能であり、効率のよい診療が行えるとともに、不測の事態を未然に有効防止できる。以下、本実施の形態例の医療センターにおける患者情報の閲覧を可能とする患者情報閲覧制御を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0073】
各医院のコンピュータは図5に示す患者情報閲覧制御処理を行っており、患者情報閲覧制御ではステップS31で他医院のコンピュータに登録されている患者情報が必要であるか否かを調べる。
【0074】
例えば受診者が医療センターの他の医院で受診したことがあり、あるいは検査を行ったことがあり、この受診時のカルテなどを閲覧すれば受診者に対して適切な医療行為が行えると予想される場合や、重複検査が防げる場合、あるいは他の医院で処方した医薬を参考として薬の処方を行う必要のある場合、他の医院で受診した病歴により処置を変える必要がある場合などにおいては、他の医院に登録されている患者情報の閲覧が必要であると判断することになる。
【0075】
患者情報の閲覧が必要であると判断するとステップS32に進み、閲覧を希望する情報の具体的な内容、期間の範囲を決定する。そして続くステップS33において、該当する他医院のコンピュータに決定した範囲での患者情報の閲覧を要求する。
【0076】
そしてステップS34で要求に対する他の医院よりの応答を監視し、閲覧請求が許可されたか否かを調べる。ここで閲覧請求が認められなかった場合には要求患者情報の閲覧をあきらめステップS31に戻る。
【0077】
一方、ステップS34で閲覧請求が許可された場合にはステップS35に進み、他の医院で許可した閲覧範囲を確認する。例えば要求がすべて認められる場合に限るものではなく、閲覧請求した期間が短縮される場合のほか、閲覧を求めた患者情報のうちの一部の情報のみ閲覧が許可されることもありえる。この閲覧許可範囲は、強制されるものではなく、閲覧請求された医院側で適宜決めることができるからである。
【0078】
許可された閲覧の範囲を確認し、閲覧を行う価値があると判断した場合には、ステップS36で許可された範囲での患者情報をアクセスし、閲覧請求を行う。
【0079】
そしてステップS37において、アクセスして読み出した閲覧許可情報を表示して医師が患者情報を目視確認する。続くステップS38において、閲覧を終了するのか否かを判断する。閲覧を続行するにはステップS37に戻る。一方、閲覧を終了する場合にはステップS31に戻り次の制御に委ねる。
【0080】
一方、ステップS31で他医院に対する患者情報閲覧請求を行わない場合にはステップS40に進む。ステップS40では他の医院のコンピュータより自コンピュータに登録されている患者情報の閲覧要求があるか否かを調べる。他のコンピュータよりの閲覧請求がなければステップS31に戻る。
【0081】
一方、ステップS40で他の医院のコンピュータより自コンピュータに登録されている患者情報の閲覧要求がある場合にはステップS41に進み、閲覧請求の範囲を受取表示画面に表示する。
【0082】
続いてステップS42において、医師はこの要求内容を確認し、閲覧を許可するか否かを判断する。閲覧請求を許可する必要がないと判断した場合には閲覧請求不許可を報知してステップS31に戻る。
【0083】
一方、ステップS42で閲覧請求に対して閲覧を許可する場合にはステップS43に進み、閲覧を許可する範囲を決定する。例えば閲覧を許可する期間を許可時点より24時間とし、要求のあった患者情報の中の健診センターでの検査結果と近時の来院時のカルテのみとするなど、決定する。
【0084】
続くステップS44において、閲覧を請求してきた医院のコンピュータ端末に対してステップS43で決定した閲覧許可範囲を報知する。
【0085】
そしてステップS45において、閲覧を許可した範囲で閲覧要求を行った医院のコンピュータよりの患者情報のアクセスを認めるように設定する。健診センター100での登録患者情報の閲覧を許可する場合には、健診センター100の自医院用フォルダに記憶されている患者情報のうちの閲覧を許可した患者情報の範囲でのみ、閲覧要求のあった医院のコンピュータよりのアクセスを許可するように要求する。そしてステップS31に戻る。以後は閲覧を許可した範囲内の情報を、許可された他の医院のコンピュータからアクセスできるようにする。
【0086】
以上説明したように本実施の形態例の医療センターでは、カルテなどの患者情報を、受診した各医療機関のコンピュータのみにそれぞれ独自に保持し、他の医院からのアクセスを原則禁止し、情報を管理している医療機関からの特別許可をうけた範囲でのみ他の医院などのコンピュータからアクセス可能とすることにより。患者のプライバシー保護が最優先される医療機関においてもカルテなどの情報をコンピュータ管理でき、かつ秘匿性も担保された情報管理が実現する。
【0087】
他医院は、患者情報が必要なときには適宜秘匿性を確保したまま必要な情報を閲覧することができ、効率よく、かつ信頼性の高い医療行為を行える。
【0088】
また、事務センター200で会計処理を一括して行っていることから、容易に診療報酬額などのレセプト処理に必要な各種の情報を医事データセンター300にオンライン送信でき、以後速やかにレセプト作成が行える。
【0089】
さらに、複数種の疾患を患っているような利用者も、単に医療センターに行くのみで続けて適切な医療機関より必要な医療行為を受けることができ利便性が大きく向上する。
【0090】
また、本実施の形態例の医療センターは、大病院などとは相違して異なる種類の医療機関が集積した形態をとるため、開業医よりの紹介状がないと初診料が高額となるようなこともない。
【0091】
さらに、各医院の医師も基本的には変更がなく、病院のように担当となる医師が途中で変わるようなこともなく、永続的に利用者の状態を把握することが望めるため、受診者の体の特性を考慮にいれた適切な医療行為を受けることができる。
【0092】
なお、以上に説明した医事データセンター300では、各医院、健診センター100の診察情報を受領し、レセプト作成などの各種必要な情報処理を行うが、医事データセンター300では、本実施の形態例の医療センターのみならず、他の独立の開業医院よりの診察データに対する処理を行うこともできる。更に、医療センターの構成医院からの独自の診察情報を受領して事務センター200を経由せずに独自の医療データ処理を受け付けることも可能である。
【0093】
〔第2の実施の形態例〕
以上の説明は、医療センターの各医院に近接して、あるいは同フロアに健診センター100を備える例を説明した。しかしながら本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば健診センター100を備えず、各医院で必要な検査を行い、各医院で行えない検査は検査センター600に依頼するようにしても良い。健診センター100を近接して備えない場合には、受診者に紹介状を渡し、健診をしてもらえばよい。
【0094】
健診センター100を備えていない場合であっても、各医院の受付業務や事務を共通化することができ、各医院及び受診者は上記第1の実施の形態例とほぼ同様の恩恵を受けることができる。
【0095】
〔第3の実施の形態例〕
以上の説明は、医療センターの事務センター200の受付端末より受付処理を行って初めて診察予約が行える例を説明した。しかしながら本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば、事務センターにおいて、通信回線を介したインターネット経由での診察予約を受け付けるように制御しても良い。
【0096】
診察予約を行える受信者側の装置としては、インターネットなどに接続されたパーソナルコンピュータよりのアクセスであっても、モバイル端末よりのアクセスであっても、あるいは携帯電話のメール機能を利用したアクセスであってもよい。又は、コンビニエンスストアなどに設置されるオンライン端末からであっても良い。
【0097】
このオンラインによる診察予約の受付を行う第3の実施の形態例では、例えば、外部接続サーバ240あるいは事務センター200の受付会計サーバ220に予約受付のためのホームページを作成し、利用者がこの予約受付のホームページにアクセスして行うように構成することが考えられる。
【0098】
予約受付は、再審の受診者、あるいは健診センター100と予め契約している受診者に対して行う。予約を行う診察希望者などは、患者コードなど受診者に特有のID番号を有しており、このID番号を用いて当該ホームページをアクセスする。
【0099】
ホームページにおいては、予約ガイダンスに従って受信希望者情報を入力し、予約先を指定すると共に必要に応じて予約希望日時情報などを指定入力する。
【0100】
この予約要求を受け付けた外部接続サーバ240あるいは事務センター200の受付会計サーバ220は、予約希望先端末に、予約希望が来ていることを報知する。なお、このとき、端末から報知音を出力して注意を喚起することが望まれる。他に、予約受付を報知する専用の報知装置を備えてここから報知してもよく、電話(医療センター内内線電話、あるいは外線電話等)を自動発呼して予約要求がある旨を報知してもよい。
【0101】
予約要求を受けた医院あるいは健診センター100は、予約を受けられるか否か、予約を受けられない場合には予約が受けられる条件を判断し、予約受付結果として外部接続サーバ240あるいは事務センター200の受付会計サーバ220に返送する。
【0102】
受付結果を受信した外部接続サーバ240あるいは事務センター200の受付会計サーバ220は、結果を予約要求者に送る。予約要求者は、受付結果を確認し、予約が可能な場合で予約を行う場合にはその旨を指定入力し、予約を断念する場合にはその旨を指定入力することになる。
【0103】
予約がなされた場合には、事務センター200の受付会計サーバ220は予約状況を記録し、予約要求のあった医院あるいは健診センター100に予約を行ったことを報知する。そして予約した診察希望者が医療センターに来たときに予約先に案内することになる。
【0104】
このように第3の実施の形態例によれば、直接医療センターに来なくても診療予約が可能となり、更に利便性が向上する。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の医療機関が集合して医療センターを構成するため、利用者は1箇所の医療機関へ行くのみで満足の行く医療行為を迅速に受けられる。さらに、担当となる医師が途中で代わることもなく一貫した医療行為を受けることができる。
【0106】
また、医療検査を行うための設備を各医院で個別に備える必要がないため効率的な検査を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の医療センターの各医院配置例を説明するための図である。
【図2】本実施の形態例の医療センターにおけるネットワークシステムの構成を説明するための図である。
【図3】本実施の形態例の来院患者に対する処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3の健診センターでの検査処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図5】本実施の形態例医療センターの患者情報閲覧制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 内科医院
15 内科端末
20 小児科医院
25 小児科端末
30 泌尿器科医院
35 泌尿器科端末
40 耳鼻科医院
45 耳鼻科端末
50 眼科医院
55 眼科端末
60 皮膚科医院
65 皮膚科端末
70 整形外科(及び外科)医院
71 整形外科医院のリハビリ室
75 外科/整形外科端末
80 歯科医院
85 歯科端末
100 健診センター
110 健診システム
120 検査画像システム
130 臨床検査システム
140 検査結果登録サーバ
150 健診センター端末
200 事務センター
220 受付会計サーバ
250 受付会計端末
260 受付端末A
270 受付端末B
280 受付端末C
290 患者順番待表示盤

Claims (13)

  1. 互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、少なくとも複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとにより構成される医療センターにおける医療システムであって、
    前記各医院のコンピュータは、
    それぞれ自医院利用者情報を記録する受診履歴記録手段と、
    他医院よりの前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報の閲覧要求を受け付ける受付手段と、
    前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報のうち前記受付手段で受け付けた閲覧要求中の許可範囲を決めて閲覧を許可する閲覧許可手段と、
    自医院の診察などのために他医院の前記受診履歴記録手段に記録されている利用者情報の閲覧要求を行う閲覧要求手段とを備えることを特徴とする医療システム。
  2. 前記事務センターは、
    医療センター利用者の医療機関利用申し込みを受け付ける受付手段と、
    受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、
    前記受付手段は、前記医院毎の利用者順番待ち情報を表示することを特徴とする請求項1記載の医療システム。
  3. 互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとにより構成される医療センターにおける医療システムであって、
    前記事務センターは、
    医療センター利用者の各医療機関に対する利用申し込みを受け付ける受付手段と、
    受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、
    前記会計手段は、前記医療機関よりの受診情報に従って受診者に対する会計処理を行うとともに、薬の処方箋があるときは会計済みを示す表示を前記処方箋に行うことを特徴とする医療システム。
  4. さらに、前記事務センターの会計手段は、診療報酬情報を前記医院ごとに蓄積し、通信媒体を介して接続可能な医事データセンターに送信する送信手段を含み、
    前記医事データセンターは、送られてきた医院毎の診療報酬情報に基づいて診療報酬レセプトを作成するレセプト作成手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の医療システム。
  5. 更に、前記複数の医院と事務センターと通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備え、前記複数の医院よりの依頼を受けてあるいは利用者の依頼を受けて各種医療健診を行う健診センターを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の医療システム。
  6. 前記健診センターは、
    前記各医院よりの検査依頼に対して検査依頼に従った検査結果を各医院毎に分別記録する分別記録手段と、
    前記分別記録手段に記録されている検査結果を検査依頼医院のみ閲覧許可する検査結果閲覧許可手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の医療システム。
  7. 更に、前記各医院あるいは前記健診センターと通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備え、前記複数の医院あるいは前記健診センターよりの医療検査依頼を受付、依頼された検査を行って検査結果を前記通信媒体を介して検査依頼元に送る検査センターを備えることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の医療システム。
  8. 互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとより構成される医療センターにおける医療センター管理方法であって、
    前記各医院は、それぞれ自医院利用者情報を記録する受診履歴記録手段を備え、他医院よりの前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報の閲覧要求を受付、前記受診履歴記録手段に記録されている自医院利用者情報のうち前記受け付けた閲覧要求中の許可範囲を決めて閲覧を許可し、他の医院からは当該受診履歴を記録した医院の閲覧許可を受けなければ閲覧できないように制御すると共に、自医院の診察のために他医院の前記受診履歴記録手段に記録されている利用者情報の閲覧要求を可能とすることを特徴とする医療センター管理方法。
  9. 前記事務センターは、
    医療センター利用者の医療機関利用申し込みを受け付ける受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、前記受付手段で受け付けた前記医院あるいは健診センター毎の利用者の順番待ち情報を表示して各医院及び健診センターの利用者に対する受付処理を一括して行うとともに、各医院及び健診センター利用者の会計処理を一括して行うことを特徴とする請求項8記載の医療センター管理方法。
  10. 互いに通信媒体を介してデータ通信が可能なコンピュータを備える、複数の医院と前記各医院に共通の受付・会計業務を行う事務センターとより構成される医療センターにおける医療センター管理方法であって、
    前記事務センターは、
    医療センター利用者の各医療機関に対する利用申し込みを受け付ける受付手段と、受診した前記医療センター利用者に対する前記医療機関の会計処理を行う会計手段とを備え、
    前記会計手段を用いて前記医療機関よりの受診情報に従って受診者に対する会計処理を行うとともに、薬の処方箋があるときは会計済みを示す表示を前記処方箋に行うことを特徴とする医療センター管理方法。
  11. さらに、前記事務センターの会計手段は、診療報酬情報を前記医院ごとに蓄積し、通信媒体を介して接続可能な医事データセンターに送信可能とし、
    前記医事データセンターは、送られてきた医院毎の診療報酬情報に基づいて診療報酬レセプトを作成することを特徴とする請求項9又は請求項10記載の医療センター管理方法。
  12. 前記医療センターは、通信媒体を介して前記各医院及び前記事務センターとデータ通信が可能なコンピュータを備える健診センターを備え、
    前記健診センターは、前記各医院よりの依頼を受けてあるいは利用者の依頼を受けて各種医療健診を行い、前記各医院よりの検査依頼に対して、検査依頼に従った検査結果を各医院毎に分別記録し、前記分別記録されている検査結果を検査依頼医院のコンピュータのみに閲覧許可して前記検査結果は検査を依頼した医院からのみアクセス可能に制御することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載の医療センター管理方法。
  13. 更に、前記各医院あるいは前記健診センターは、前記複数の医院あるいは前記健診センターよりの各種の検査を行う検査センターに医療検査依頼を行い、前記検査センターは前記複数の医院あるいは前記健診センターより依頼された検査を行って検査結果を通信媒体を介して検査依頼元に送ることを特徴とする請求項11又は請求項12記載の医療センター管理方法。
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