JP2004216785A - スクリーン印刷枠とスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷枠収納箱 - Google Patents

スクリーン印刷枠とスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷枠収納箱 Download PDF

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清 勅使川原
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Abstract

【課題】保管場所の省スペース化に資するスクリーン印刷枠と、印刷対象物への印刷位置合わせが容易に行えるとともに、印刷操作の簡便なスクリーン印刷装置と、さらに、スクリーン印刷枠を収納するスクリーン印刷枠収納箱を提供することを課題とする。
【解決手段】およそ方形環状で薄い平面板状の枠であるスクリーン印刷枠とする。また、スクリーン印刷枠設置板支持部材が印刷物載置台に立設され、スクリーン印刷枠設置板が、スクリーン印刷枠設置板支持部材によって印刷物載置台に対して略平行に保持されながら、略鉛直方向に可動なスクリーン印刷装置とする。箱体と、レーン部と、目盛板と、押出装置とを備えたスクリーン印刷枠を収納可能なスクリーン印刷枠収納箱とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン印刷のスクリーン印刷枠とスクリーン印刷装置およびスクリーン印刷枠を収納するスクリーン印刷枠収納箱に関するものであり、特に、印刷される表面である被印刷面がおよそ平面状の形状である印刷対象物を対象にしたスクリーン印刷におけるスクリーン印刷枠とスクリーン印刷装置、そして、スクリーン印刷枠を収納するスクリーン印刷枠収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスクリーン印刷に用いられてきたスクリーン印刷枠は、スクリーンの大きさにもよるが、およそ方形環状で厚さがおよそ10mmから20mmほどであって、スクリーン印刷枠にスクリーンが四方に引っ張られて緊張した状態で貼られているのが一般的であった。
【0003】
このため、使用しないスクリーン印刷枠の保管にあたり、その厚さゆえに、かさばって広い保管スペースを要することとなり、無駄が生じていた。
【0004】
また、スクリーン印刷枠を用いて印刷対象物に印刷するには、一般的には、スクリーン印刷枠にクランプなどの枠固定金具を取り付けて、スクリーン印刷枠の1辺を可動支持し、スクリーン印刷枠内側のスクリーン上にインクを載せ、インクをスキージなどの篦で加圧移動させてスクリーンを通過させ、印刷対象物に所定の文様等を印刷していた。そして、複数の印刷対象物に対して、同じスクリーン印刷枠を用いて続けて印刷を行うには、印刷対象物を差し替えるたびに、枠固定金具に可動支持されたスクリーン印刷枠を、枠固定金具を軸にして傾動させるという操作が必要であった。
【0005】
このため、スクリーン印刷枠を上方に傾動させたときに、スクリーン上のインクがこぼれてしまうといった不都合があり、また、スクリーン印刷枠を下方に傾動させて印刷対象物の所定の印刷位置に合わせるため、視線方向での位置合わせが困難であって適切な取り扱いと技術が必要であり、熟練した技術を持たないと、複数の印刷対象物に対して同じスクリーン印刷枠を用いて続けて印刷するのに時間と手間を要するものとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑み、保管場所の省スペース化に資するスクリーン印刷枠と、印刷対象物への印刷位置合わせが容易に行えるとともに、印刷操作の簡便なスクリーン印刷装置と、さらに、スクリーン印刷枠を収納するスクリーン印刷枠収納箱を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題の解決を図るため、次の手段を用いる。
即ち、スクリーン印刷に用いられる、スクリーンの貼られたスクリーン印刷枠において、略方形環状で薄い平面板状の枠であることを特徴とするスクリーン印刷枠とする。
【0008】
枠縁部をはぜ折りまたは畳み折りとしたスクリーン印刷枠としてもよい。
【0009】
スクリーン印刷枠を保持可能である係止部が設けられたスクリーン印刷枠としてもよい。
【0010】
枠の略中央付近部分に貫通孔を設けるとともに、貫通孔周辺部を、スクリーン印刷枠の両面いずれか一方の側へ、あるいは、枠縁部がはぜ折りまたは畳み折りされた側へ突出させたスクリーン印刷枠としてもよい。
【0011】
スクリーン印刷装置は、少なくとも印刷対象物が載置される印刷物載置台と、スクリーン印刷枠が脱着可能に装着されるスクリーン印刷枠設置板と、スクリーン印刷枠設置板を支持するスクリーン印刷枠設置板支持部材とからなり、スクリーン印刷枠設置板支持部材が、印刷物載置台に立設されるとともに、スクリーン印刷枠設置板が、スクリーン印刷枠設置板支持部材によって印刷物載置台に対して略平行に保持されながら、略鉛直方向に可動であることを特徴とするスクリーン印刷装置とする。
【0012】
スクリーン印刷枠設置板に、スクリーン印刷枠を係止可能である1つまたは複数の係止具と、該係止具を支持する係止具支持部材と、該係止具支持部材を可動制御可能な操作具とを少なくとも備えたスクリーン印刷装置としてもよい。
【0013】
上記に記載のスクリーン印刷枠を装着可能であるスクリーン印刷装置としてもよい。
【0014】
上記係止具の端部が、上記請求項4に記載のスクリーン印刷枠の貫通孔に係止可能であり、係止具支持部材に、係止具が移動可能に挿通される溝が配されたスクリーン印刷装置としてもよい。
【0015】
印刷物載置台に、印刷対象物が載置される位置を調節可能であって、且つ、印刷対象物を保持可能である、印刷物位置調節保持具を備えたスクリーン印刷装置としてもよい。
【0016】
スクリーン印刷装置上方に横架された支持棒に定滑車が備えられるとともに、定滑車に、スクリーン印刷枠設置板と該スクリーン印刷枠設置板と略同重量の錘が連動連架されたスクリーン印刷装置としてもよい。
【0017】
スクリーン印刷枠収納箱は、少なくとも略直方体状の箱体と、箱体内部に備わる、複数の溝が設けられたレーン部と、レーン部の溝に対応した目盛りが表示される目盛板と、レーン部に収納されたスクリーン印刷枠を箱体の外部へ押し出す押出装置とを備えるとともに、上記押出装置には、少なくともスクリーン印刷枠を個別に押出可能である移動体と移動体を支持可能である移動体支持部材とを備え、さらに、上記移動体は、少なくとも目盛板に表示された目盛りを指示する目盛指示部材と、スクリーン印刷枠に当接して箱体の外部へ押出可能である押出部材とを備え、少なくとも目盛指示部材と押出部材とは連動連結され、上記移動体は、上記移動体支持部材に沿って移動可能であり、さらに、目盛指示部材が箱体外部に突出され、且つ、押出部材が箱体内部に収容突出された構成である、上記のスクリーン印刷枠を収納可能であることを特徴とするスクリーン印刷枠収納箱とする。
【0018】
目盛板の目盛りに対応して凹部ないし貫通孔の設けられた目盛指示補助部材と、上記凹部ないし貫通孔に係止可能であり、上記移動体に連結される凸状部材とを備えたスクリーン印刷枠収納箱としてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。実施形態は、本発明の趣旨から逸脱しない限り適宜変更可能なものである。
【0020】
図1(イ)に、本発明であるスクリーン印刷枠の上面図、図1(ロ)に、図1(イ)で図示するA−Aにおけるスクリーン印刷枠の断面図、図2に、印刷物載置台の上面図、図3に、印刷物載置台の底面図、図4(イ)に、印刷物位置調節保持具の側面図、図4(ロ)に、印刷物位置調節保持具の正面図、図5に、スクリーン印刷枠設置板の上面図、図6に、スクリーン印刷枠設置板の底面図、図7(イ)に、係止具支持部材の上面図、図7(ロ)に、係止具であるスライドピンが取り付けられた係止具支持部材の上面図、図8(イ)に、係止具である固定ピンの正面図、図8(ロ)に、係止具である固定ピンの側面図、図8(ハ)に、係止具であるスライドピンの正面図、図8(ニ)に、係止具であるスライドピンの側面図、図9(イ)に、押圧方向分配具の正面図、図9(ロ)に、押圧方向分配具の上面図、図10に、スクリーン印刷枠設置板に内部における、係止具支持部材と係止具支持部材に取り付けられたスライドピンの様子を示した、図5に図示するC−Cにおける概略断面図、図11に、スクリーン印刷枠設置板に内部における、固定ピンの取り付けの様子を示した、図5に図示するC−Cにおける概略断面図、図12に、スクリーン印刷枠設置板にスクリーン印刷枠が装着された際の、係止具である固定ピンの位置における装着の様子を示した概略断面図、図13に、操作具であるレバーの上面図、図14に、本発明であるスクリーン印刷装置の全体の様子を示す概略斜視図、図15に、本発明であるスクリーン印刷枠収納箱の概観を示す概略斜視図、図16に、スクリーン印刷枠収納箱の内部の様子を示す概略斜視図、図17に、スクリーン印刷枠収納箱の概略側面図、図18に、スクリーン印刷枠収納箱の押出装置の説明図、図19に、スクリーン印刷枠を押し出すときのスクリーン印刷枠収納箱の押出装置の作動状態を示した説明図、図20に、目盛指示補助部材の周辺の様子を示す概略斜視図を示す。
【0021】
<スクリーン印刷枠>
まず、図1を参照にして、スクリーン印刷枠から説述する。
本発明であるスクリーン印刷枠(1)は、およそ方形環状で薄い平面板状の枠である。具体的には、例えば、正方形や長方形のような方形状の外形の薄い平板から、外形とほぼ相似形状で外形よりも小さく平板のほぼ中央部分の内側を切り抜かれた枠である。必ずしも方形状の外形である必要はなく、例えば、図1に図示するように正方形または長方形の4つの角を切り落とした、厳密には八角形のような形状でもよい。このようにすることによって、取り扱い中に尖った4つの角で怪我をする危険性がなくなる。また、平板の内側を切り抜く形状も、外形と完全な相似形状である必要はなく、例えば、上記のような八角形の外形に対して、切り抜かれる内側の形状は長方形のような四角形状でもよい。なお、切り抜かれた内形の角部分、即ちスクリーン印刷枠の内側枠縁部(3)の角部分については、不必要な応力が加わり亀裂が入ることを予防するために、角を落とすようにしてもよい。例えば、具体的には、角部分を曲率を付けて削り取るようにする。
【0022】
スクリーン印刷枠の外側枠縁部(2)および/または内側枠縁部(3)を、はぜ折りまたは畳み折りにしてもよい。この場合、全ての枠縁部を、スクリーン印刷枠(1)の同じ平面側に折り返すことが好適である。このようにすることによって、スクリーン印刷枠(1)の強度が増す。また、内側枠縁部(3)の厚さがはぜ折りまたは畳み折りをしない場合に比しておよそ倍になることで、スクリーン(6)上に載せたインクがこぼれる虞を低減できる。
【0023】
スクリーン印刷枠(1)には、これを保持するための係止部を設けてもよい。係止部の形状や係止部を設ける位置は格別の限定はないものの、スクリーン印刷の際に不便を期さぬよう、通常は、スクリーン印刷枠(1)の外側枠縁部(2)と内側枠縁部(3)との間の枠中央部か外側枠縁部(2)に設けるようにする。
このようにすることによって、安定したスクリーン印刷が可能になる。
【0024】
スクリーン印刷枠(1)の枠中央部に貫通孔(4)を設けるようにしてもよい。このようにすることによって、軽量化とスクリーン印刷枠(1)の強度の増大が可能になる。さらに、貫通孔周辺部(5)を、スクリーン印刷枠の両面の一方側へ突出させるようにしてもよい。あるいは、貫通孔周辺部を、枠縁部がはぜ折りまたは畳み折りされた側へ突出させるようにしてもよい。このようにすることによって、後述するスクリーン印刷装置(200)のスクリーン印刷枠設置板(20)にスクリーン印刷枠(1)を取り付ける際に、貫通孔(4)を係止部として利用できる。なお、貫通孔周辺部(5)を、枠縁部がはぜ折りまたは畳み折りされた側へ突出させるようにする場合には、貫通孔周辺部(5)の突出した高さを、はぜ折りまたは畳み折りされた枠縁部の厚さよりも大きくすることが好適であるが、スクリーン印刷装置(200)について説述する際に、再度説述する。
【0025】
スクリーン印刷枠(1)には、スクリーン(6)が貼り付けられる。スクリーン(6)の材質、スクリーン(6)を引っ張って緊張させる貼付方法や貼付するための接着方法などはいずれも従来例と異なるものではない。例えば、スクリーン(6)の材質としては、シルク・ステンレスなどでよく、接着方法も通常の接着剤でよい。また、スクリーン印刷枠(1)の材質も従来例の如く、アルミニウム等でよい。
【0026】
また、スクリーン(6)に版膜を作成する方法も、従来例と異なるところではない。例えば、手工芸的手法でも、写真(光工学)的手法でもよい。
【0027】
本実施形態例では、スクリーン印刷枠(1)は、上述したように、薄い平面板で長方形状の4つの角を切り落としたおよそ八角形の外形に対して、この外形に対して相似形状で内部を切り抜いた枠とする。また、外側枠縁部(2)と内側枠縁部(3)は、スクリーン印刷枠(1)の同じ側にはぜ折りにする。さらに、スクリーン印刷枠(1)の枠中央部に貫通孔(4)を複数設ける。貫通孔(4)の個数は、後述するスクリーン印刷装置(200)のスクリーン印刷枠設置板(20)に設けられた係止具であるピン(30)(31)の個数と同じとする。貫通孔周辺部(5)は、はぜ折りされた側へ突出するようにし、その突出された貫通孔周辺部(5)の高さは、はぜ折りされた部分の厚さよりも大きくする。
【0028】
<スクリーン印刷装置>
次に、スクリーン印刷装置(200)について説述する。以下の実施形態例は、基本的に上述したスクリーン印刷枠(1)を使用する場合の実施形態例であるが、必ずしも上述したスクリーン印刷枠(1)のみ使用可能ということではなく、スクリーン印刷枠の取り付け方法を適宜変更するだけで、従来のスクリーン印刷枠を使用することが可能である。
【0029】
以下では、便宜上、まずスクリーン印刷装置を(200)構成する主たる部材について説述し、その上で、スクリーン印刷装置(200)の全体構造とスクリーン印刷装置(200)を用いたスクリーン印刷の手順を説述することにする。なお、本発明であるスクリーン印刷装置(200)の基本的な構成部材は、おおまかに、印刷対象物を載置する印刷物載置台(10)と、スクリーン印刷枠(1)を脱着可能に装着するスクリーン印刷枠設置板(20)と、スクリーン印刷枠設置板(20)を支持するスクリーン印刷枠設置板支持部材からなる。
【0030】
<印刷物載置台>
まず、図2、3、4を参照にして、本発明であるスクリーン印刷装置(200)の土台ともなる印刷物載置台(10)から説述する。
印刷物載置台(10)には、印刷対象物が載置される。載置される印刷対象物の形状は、格別の限定を付すものではないが、例えば、長方形のような方形状の形状であることを一般的な対象とする。そして、印刷される面である被印刷面は、およそ平面状の形状であることが好ましい。ただし、被印刷面は、厳に平面である必要はなく、多少の曲率を有する曲面であってもよい。印刷を行う際、スキージ等でスクリーンを押圧することでスクリーンが被印刷面に圧着されるからである。
【0031】
印刷物載置台(10)の形状には、格別の限定はないが、通常は、直方体状の形状とする。材質についても、格別の限定はなく、例えば、鉄、アルミニウムでよい。
【0032】
印刷物載置台(10)には、適宜印刷対象物の載置位置を調節し、さらに、印刷対象物を保持する印刷物位置調節保持具(15)を設けても良い。以下に具体例を示す。
印刷物載置台(10)の印刷対象物を載置する載置面(12)には、1つまたは複数の溝(16)が設けられるが、通常は複数の溝(16)を設ける。図2、3では、3つの溝(16)を図示している。各溝(16)の方向には格別の限定はないが、通常は、後述するスクリーン印刷枠設置板(20)の各辺に平行に設ける。
【0033】
そして、印刷物載置台(10)の各溝(16)の直下方には、表面にねじ溝を設けたスライドバー(17)を配置する。なお、各スライドバー(17)は、相互に干渉しないように、高さをずらして設置される。各スライドバー(17)は、一方の端部が印刷物載置台(10)に回転可能に支持され、さらに、他方の端部は印刷物載置台(10)の外部に設けられる操作具、例えばダイアル(11)に連動連結される。
【0034】
印刷物位置調節保持具(15)は、各スライドバー(17)に1つずつ取り付けられる。形状は格別の限定はなく、本実施形態例では、およそL字形の部材にスライドバー(17)の表面に設けられたねじ溝に噛み合うねじ溝を設けた貫通孔(15a)を有するおよそ直方体の部材を組み合わせた形状としている。なお、印刷物位置調節保持具(15)の位置調節は、ダイアル(11)の回転操作によって行う。また、スライドバー(17)の表面のねじ溝と印刷物位置調節保持具(15)の貫通孔(15a)に設けられたねじ溝が噛み合っているため、印刷物位置調節保持具(15)を適当な位置でひとたび止めるだけで、印刷対象物をその位置に合わせて載置する場合でも、印刷物位置調節保持具(15)がスライドバー(17)の軸方向に動くことはなく、印刷対象物をその位置における保持することが可能となる。
【0035】
印刷物載置台(10)には、後述するスクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)を設置するための貫通孔(18)を設けた突出部(19)を設ける。
【0036】
<スクリーン印刷枠設置板>
次に、図5ないし13を参照にして、スクリーン印刷枠設置板(20)について説述する。
スクリーン印刷枠設置板(20)の上面投影した形状は、スクリーン印刷枠(1)が脱着可能に取り付けられることを考慮して、スクリーン印刷枠(1)とおよそ同じ形状とするのが好ましい。即ち、本実施形態例では、およそ長方形状である。また、スクリーン印刷枠設置板(20)の1辺には、後述のスクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)を取り付けるための貫通孔(28)を設けた突出部(29)を設ける。材質については、格別の限定はなく、例えば、鉄、アルミニウムなどでよい。
【0037】
スクリーン印刷枠設置板(20)の内部には、スクリーン印刷枠(1)を取り付けるための係止具である2種類のピン(30)(31)が備えられている。安定したスクリーン印刷枠(1)の取り付けのためには、ピン(30)(31)の個数は複数とするのが好ましい。そして、上述した通り、ピン(30)(31)の個数は、スクリーン印刷枠(1)に設けられた貫通孔(4)の個数と同じにする。但し、スクリーン印刷枠(1)を係止する目的を果たすのであれば、必ずしもピン(30)(31)の個数とスクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)との個数は一致する必要はなく、ピン(30)(31)の個数が、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)の個数よりも少なくてもよい。
【0038】
ピン(30)(31)の形状は、スクリーン印刷枠設置板(20)に固定設置される固定ピン(30)と、後述する係止具支持部材(32a)(32b)に移動可能に設置されるスライドピン(31)の2種類がある。
【0039】
固定ピン(30)の形状は、およそ円柱状であり、その一方端部に、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)に係止可能な、およそノズル状の突起部(30a)が設けられる。また、円柱状の部分には、スクリーン印刷枠設置板(20)に設けられたボルトが嵌入するねじ穴(30b)が設けられる。
【0040】
スライドピン(31)の形状は、およそ円柱状であり、その一方端部には、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)に係止可能な、およそノズル状の突起部(31a)が設けられる。また、円柱状の部分には、後述する係止具支持部材(32a)(32b)に設けられた溝(34)の縁が移動可能に嵌合するスライド溝(31b)が設けられる。
【0041】
図10、11、12に図示するように、各ピン(30)(31)のノズル状の突起部(30a)(31a)は、スクリーン印刷枠設置板(20)の下底部から突出する。この突出した各ピン(30)(31)のノズル状の突起部(30a)(31a)が、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)に係り、スクリーン印刷枠(1)を留めることが可能となる。なお、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔周辺部(5)は、上述したとおり、はぜ折りした側へ突出しているため、各ピン(30)(31)のノズル状の突起部(30a)(31a)は係止しやすくなっている。また、係止を容易にすることを考慮して、貫通孔周辺部(5)をはぜ折りされた側へ突出させるようにする場合には、貫通孔周辺部(5)の突出した高さを、はぜ折りされた枠縁部の厚さよりも大きくすることが好ましい。
【0042】
また、スクリーン印刷枠設置板(20)の角の1つには、操作具であるレバー(40)が設けられる。レバー(40)の操作の便益を考慮して、レバー(40)を取り付けるスクリーン印刷枠設置板(20)の角は、後述するスクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)を取り付けるための突出部(29)が設けられた1辺の側に位置する角以外の角に取り付けるのが好ましい。本実施形態例では、スクリーン印刷枠設置板(20)の上面投影の形状はおよそ長方形状であるので、上記突出部(29)の設けられた一辺とは反対側の辺の両端いずれか一方の角にレバー(40)を取り付ける。
【0043】
上述した固定ピン(30)は、レバー(40)の取り付けられた角とは対角に位置するスクリーン印刷枠設置板(20)の2辺の内側に備えられ、すべてスクリーン印刷枠設置板(20)に固定される。一方、残りのスクリーン印刷枠設置板(20)の2辺、即ち、レバー(40)の取り付けられた角を挟むスクリーン印刷枠設置板(20)の2辺の内側に備えられるスライドピン(31)は可動設置される。つまり、レバー(40)の取り付けられた角を挟む2辺の内側には、係止具支持部材(32a)(32b)が備えられており、この係止具支持部材(32a)(32b)にスライドピン(31)が移動可能に取り付けられている。
【0044】
係止具支持部材(32a)(32b)の形状は、図7、10に図示するように、およそ直方体状である。そして、係止具支持部材(32a)(32b)の中央部分には溝(34)が設けられており、スライドピン(31)はこの溝(34)に沿って滑動可能である。この溝は、図7に図示するように、直線的な溝部(34a)と半円弧状の曲率を有する溝部(34b)からなる。スライドピン(31)は、半円弧上の曲率を有する溝部(34b)に嵌入し、直線的な溝部(34a)の縁がスライドピン(31)のスライド溝(31b)に移動可能に嵌合するようにして、スライドピン(31)を係止具支持部材(32a)(32b)に取り付ける。
【0045】
各係止具支持部材(32a)(32b)の一端、即ち、レバー(40)の取り付けられている角とは反対側の端部には、バネ(37)が取り付けられている。また、各係止具支持部材(32a)(32b)の他方端部(32c)、即ち、レバー(40)の取り付けられている角の側の端部には、図9に図示する、押圧方向分配具(33)が備えられる。押圧方向分配具(33)は、およそ90度の角度を挟む長方形状の2面(33b)を有している。この2面(33b)が、各係止具支持部材(32a)(32b)の端部(32c)に当接している。また、押圧方向分配具(33)には、ねじ溝を有するねじ穴(33a)が設けられている。このねじ穴(33a)にねじ溝を有するおよそ円柱状のレバー押圧ピン(33c)が嵌入される。レバー押圧ピン(33c)の、押圧方向分配具(33)に嵌入される端部とは反対側の端部は、レバー(40)に当接する。
【0046】
レバーの形状は、図13に図示するように、レバー押圧ピン(33c)に当接する端部(42)は、およそ半円弧状の曲面となっている。この端部(42)とは反対側の端部は取っ手(41)となる。そして、端部(42)にレバー(40)の回転軸(43)が設けられるとともに、スクリーン印刷枠設置板(20)の角にレバー支持部材(45)を介して回転自在に取り付けられる。この半円弧状の曲面の端部(42)は、レバー(40)を回転軸(43)中心に回転してスクリーン印刷枠設置板(20)に取っ手(41)が押し付けられた状態において、レバー押圧ピン(33c)をスクリーン印刷枠設置板(20)へと押し込むことが可能であり、一方、レバー(40)の取っ手(41)をスクリーン印刷枠設置板(20)から引き離すと、レバー押圧ピン(33c)の端部がレバー(40)の半円弧状の曲面に沿って滑るようにして、スクリーン印刷枠設置板(20)から飛び出てくるようになる。これは、上述した係止具支持部材(32a)(32b)に取り付けられたバネ(37)の伸張力による。なお、レバー押圧ピン(33c)が押し込まれた状態においても当然バネ(37)の伸張力は働くが、この伸張力によって飛び出ようとするレバー押圧ピン(33c)の突出力は、レバー(40)の回転軸(43)方向に向かうようにすることで、レバー(40)がこの力によって自由に回転してしまうことを防止できる。つまり、レバー(40)は任意の位置で静止可能となる。
【0047】
スクリーン印刷枠設置板に、スクリーン印刷枠を装着する方法は、上述したように、各ピン(30)(31)で係止する方法に限定されるものではなく適宜変更可能である。例えば、スクリーン印刷枠設置板の下底面に、この下底面に略平行に回転可能に軸接続された係止部、より具体的に例えば、一般的な絵画の額縁の裏側に設けられているような係止部を複数設ける。一方、スクリーン印刷枠には、この係止部を受ける凹部を複数設ける。そして、スクリーン印刷枠をスクリーン印刷枠設置板に装着するには、このスクリーン印刷枠の凹部に、スクリーン印刷枠設置板の係止部を回転させて係止するようにしてもよい。
【0048】
また、スクリーン印刷枠設置板に装着されるスクリーン印刷枠は、本実施形態例では、スクリーン印刷枠が本発明であるスクリーン印刷枠であることを主眼としているが、必ずしも、本発明であるスクリーン印刷枠のみを対象とするものではない。従来のような肉厚のスクリーン印刷枠であっても、例えば上述のごとく係止方法を変更することによって装着可能になる。
【0049】
<スクリーン印刷枠設置板支持部材>
スクリーン印刷枠設置板支持部材の形状は、本実施形態例においては、滑らかなスクリーン印刷枠設置板の滑動を考慮して、およそ円柱形状とする。本実施形態例では、パイプ(50)とする。パイプ(50)の個数は、安定したスクリーン印刷枠設置板(20)の滑動を考慮して2本とする。なお、必ずしもスクリーン印刷枠設置板支持部材の形状を円柱状にする必要はなく、例えば、角柱状でもよく適宜変更可能である。
【0050】
<スクリーン印刷装置>
パイプ(50)は、およそ鉛直方向に印刷物載置台(10)に設けられた突出部(19)の貫通孔(18)に固定立設する。さらに、パイプ(50)は、スクリーン印刷枠設置板(20)に設けられた突出部(29)の貫通孔(28)にも滑動可能に挿通される。
【0051】
各パイプ(50)の上端部には、およそ円柱形状の部材が横架される。この円柱状の横架部材は、本実施形態例ではパイプ(51)とする。このパイプ(51)には、複数の定滑車(52)が、パイプ(51)の軸方向に対してほぼ固定されて設けられる。定滑車(52)の個数に限定はないが、本実施形態例では2個としている。
【0052】
定滑車(52)の両側には、一方の側にスクリーン印刷枠設置板(20)が、他方の側には、錘である分銅(55)が、ワイヤ(54)を介して連動連架されている。ワイヤ(54)とスクリーン印刷枠設置板(20)、ワイヤ(54)と分銅(55)との取り付け方法に限定はなく、本実施形態例では、L字型の取り付け部材(56)を介して取り付けている。また、スクリーン印刷枠設置板(20)と分銅(55)の各重量、より正確には、上述したL字型のような取り付け部材(56)をおのおのに加えた各重量は、ほぼ一致させる。このようにすることによって、ストッパーなどを設けることなく、スクリーン印刷枠設置板(20)は、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)の任意の高さにおいて静止可能となる。
【0053】
なお、スクリーン印刷装置(200)全体の総重量を減らし軽量化する場合には、例えば下記のような方法を講じてもよい。
スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)の本数を1本とし、このパイプ(50)にスクリーン印刷枠設置板(20)を取り付ける。スクリーン印刷枠設置板(20)の、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)を挿通する貫通孔(28)を設けた突出部(29)の側壁部に、ねじ溝を有する貫通孔を設ける。このねじ溝を有する貫通孔に、このねじ溝に噛み合うねじ溝を有するボルトを締めるか緩めるかによるスクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)との摩擦力によって、スクリーン印刷枠設置板(20)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)の任意の高さにおいて静止させるようにする。
【0054】
あるいは、上述したような方法に代えて、下記のような方法を講じてもよい。即ち、スクリーン印刷枠設置板(20)の突出部(29)に、玄関扉のラッチと同様の機構を組み込み、さらにこのラッチを操作可能なノブを設ける。一方、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)表面にラッチが係止可能な切り欠き部を設ける。ノブを操作することでラッチが切り欠き部から解離し、スクリーン印刷枠設置板(20)が滑動可能となり、また、切り欠き部にラッチが係ることでスクリーン印刷枠設置板(20)が静止可能となる。
【0055】
以上のような構成とすれば、錘である分銅(55)ほどの重量を低減できることになる。また、分銅(55)を用いた本実施形態例のような構成とする場合に置いて、必ずしも横架部材であるパイプ(51)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)の上端部に横架させなければならないものではなく、適宜、背板などを設けるなどして横架部材を支持するようにしてもよい。
【0056】
<スクリーン印刷の手順>
以下に、本発明であるスクリーン印刷枠(1)とスクリーン印刷装置(200)を用いた場合のスクリーン印刷の手順を示す。
(A) スクリーン印刷装置(200)におけるスクリーン印刷枠設置板(20)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)に沿って上方に引き上げて静止させる。
【0057】
(B) スクリーン印刷枠設置板(20)に取り付けられているレバー(40)を回動させ、レバー(40)の取っ手(41)をスクリーン印刷枠設置板(20)から解離させる。すると、スクリーン印刷枠設置板(20)の内部の、スライドピン(31)が取り付けられた係止具支持部材(32a)(32b)が、各端部に取り付けられたバネ(37)の伸張力によって、レバー(40)の取り付けられた方向へと押し出され、スライドピン(31)がおよそ所定の位置、即ち、スライドピン(31)のノズル状の突起部(31a)がスクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)に挿通可能な位置に配置される。
【0058】
(C) スクリーン(6)の貼られたスクリーン印刷枠(1)を、スクリーン印刷装置(200)におけるスクリーン印刷枠設置板(20)の下底面に配置する。この際、スクリーン印刷枠(1)に設けられた貫通孔(4)の位置と、スクリーン印刷枠設置板(20)の下底面から突出するノズル状の突起部(30a)(31a)の位置が一致するようにする。
【0059】
(D) この状態で、再びレバー(40)を回動させてレバー(40)の取っ手(41)をスクリーン印刷枠設置板(20)へと押し戻す。このことによって、スクリーン印刷枠設置板(20)の内部に設けられたレバー押圧ピン(33c)が押圧方向分配具(33)を押し込み、さらに、スライドピン(31)を取り付けた係止具支持部材(32a)(32b)を押すことになる。この際、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔(4)に挿通したスライドピン(31)のノズル状突起部(31a)がスクリーン印刷枠(1)の貫通孔周辺部(5)に係り、スクリーン印刷枠(1)が、スクリーン印刷枠設置板(20)に装着される。
【0060】
(E) 一方、印刷物載置台(10)の載置面(12)に印刷対象物を載置する。
【0061】
(F) スクリーン印刷枠(1)の装着されたスクリーン印刷枠設置板(20)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)に沿って下方に降ろし、印刷対象物の所望の被印刷面にスクリーン(6)の文様が合うように、印刷対象物の位置を決める。この際、印刷物載置台(10)に設けられたダイアル(11)を回して、印刷対象物に当接するように印刷物位置調節保持具(15)の位置を調節する。
【0062】
(G) スクリーン(6)上に所望のインクを載せ、さらにスキージでインクをスクリーン(6)上で押圧移動させて、印刷対象物の被印刷面に印刷を行う。
【0063】
(H) スクリーン印刷枠設置板(20)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)に沿って上方に引き上げ、被印刷面に印刷された印刷対象物を取り外す。
【0064】
続けて同じスクリーン印刷枠(1)を用いて同様の印刷対象物に印刷を繰り返すには、印刷対象物を再び印刷物載置台(10)に載置すればよい。この際、印刷物載置台(10)に設けられた印刷物位置調節保持具(15)に当接するように載置するだけでよく、再び上記(F)で説述したような位置合わせを行う必要はない。そして、上述した(G)(H)の手順を繰り返す。このことによって、同じスクリーン印刷枠(1)を用いて同様の印刷対象物に印刷を簡便に繰り返すことができる。また、スクリーン印刷枠(1)をある1辺を軸にして傾動させることがないので、位置合わせが不要であり、インクが枠からこぼれる虞もない。
【0065】
また、印刷対象物に応じて、スクリーン印刷枠(1)の交換を行うようにしてもよい。スクリーン印刷枠(1)の交換方法は、スクリーン印刷装置(200)におけるスクリーン印刷枠設置板(20)を、スクリーン印刷枠設置板支持部材であるパイプ(50)に沿って上方に引き上げて静止させた上で、スクリーン印刷枠設置板(20)に取り付けられているレバー(40)を回動させ、レバー(40)の取っ手(41)をスクリーン印刷枠設置板(20)から解離させるだけでよい。このことによって、スクリーン印刷枠(1)の貫通孔周辺部(5)に係ったスライドピンのノズル状の突起部(31a)が解離して、スクリーン印刷枠(1)を、スクリーン印刷枠設置板(20)から取り外すことが可能となる。
【0066】
<スクリーン印刷枠収納箱>
次に、図15ないし20を参照の上、スクリーン印刷枠(1)を格納可能なスクリーン印刷枠収納箱(60)について説述する。
スクリーン印刷枠収納箱(60)は、およそ直方体状の箱体(61)からなる。箱体(61)の内側底面部と内側上面部には、複数の溝が設けられたレーン部(71)(72)が備えられる。この溝に、スクリーン印刷枠(1)の外側枠縁部(2)が当接するようにして、上下のレーン部(71)(72)に挟まれてスクリーン印刷枠(1)は収納される。
【0067】
箱体(61)には、蝶番(63)を介して開閉可能な扉(62)を設けるようにしてもよい。扉(62)と箱体(61)にロック部(64)(65)を設けることで、扉(62)にロックを掛けられるようにしてもよい。扉(62)を設けることで、スクリーン印刷枠収納箱(60)に収納されたスクリーン印刷枠(1)を埃から護ることができる。
【0068】
箱体(61)の内側底面部に設けられたレーン部(72)の、箱体(61)の扉(62)とは反対側の端部と、箱体(61)の扉(62)とは正面反対側の壁部との間には隙間部(78)が設けられる。この隙間部(78)は、後述する、箱体(61)内部に突出して収容される押出部材(92)が、後述する目盛板(80)とおよそ平行に移動できるだけの広さで設けられる。
【0069】
また、箱体(61)の扉(62)とは正面反対側の箱体(61)の壁部には、スクリーン印刷枠受部(73)が設けられる。スクリーン印刷枠受部(73)の形状に限定はないが、本実施形態例では、断面が、コ字型形状とする。また、スクリーン印刷枠受部(73)の箱体(61)壁部からの高さは、およそ隙間部(78)の幅に相当する。
このようにすることによって、スクリーン印刷枠受部(73)は、スクリーン印刷枠(1)が箱体(61)に収納された際、隙間部(78)の上部空間にスクリーン印刷枠(1)が突出するのを防ぐことを可能にする。
【0070】
箱体(61)の底部には、箱台(69)が設けられる。箱台(69)には、およそ等間隔に番号などの目盛りが付られた目盛板(80)が設けられている。この目盛りは、レーン部(71)(72)の溝に対応している。レーン部(71)(72)の各溝に収納されたスクリーン印刷枠(1)と目盛りとが対応するため、例えば、別途、スクリーン印刷枠(1)と目盛りの対応表を備えておくことで、後でスクリーン印刷枠収納箱(60)から所望のスクリーン印刷枠(1)を取り出すことが容易になる。
【0071】
次に、箱体(61)のレーン部(71)(72)の溝に収納されたスクリーン印刷枠(1)を、箱体(61)の外部へ押し出す押出装置について説述する。
本実施形態例においては、押出装置は、箱台(69)に設けられる。また、押出装置は、おおまかに、箱体(61)に設けられた目盛板(80)に対して、およそ平行に移動可能な移動体と、この移動体を支持する移動体支持部材からなる。
【0072】
移動体は、目盛板(80)の目盛りを指示する目盛指示部材(91)と、スクリーン印刷枠(1)を箱体(61)の外部へと押出する押出部材(92)と、目盛指示部材(91)および押出部材(92)を支持する盤体(100)からなる。目盛指示部材(91)と押出部材(92)とは、連結棒(96)と目盛指示部材連結具(97a)・押出部材連結具(97b)とを介して連動する構成である。また、移動体は、移動体支持部材によって、移動可能に支持されている。
【0073】
即ち、図18、19に図示するように、移動体支持部材はおよそ円柱状のパイプ(95)とし、箱台(69)に目盛板(80)とおよそ平行になるように取り付けられる。このパイプ(95)には、盤体(100)が取り付けられる。盤体(100)には、パイプ(95)を挿通可能なパイプ取付部(95a)と、目盛指示部材ステー(98a)と、押出部材ステー(98b)と、押出部材受部(99)とが設けられる。盤体(100)は、パイプ取付部(95a)によってパイプ(95)に取り付けられることで、パイプ(95)の軸方向に滑動可能となる。目盛指示部材ステー(98a)には、目盛指示部材(91)が軸回転可能に取り付けられ、一方、押出部材ステー(98b)には、押出部材(92)が軸回転可能に取り付けられる。押出部材受部(99)は、押出部材(92)を受け止めて静止させる。
【0074】
盤体(100)には、さらに、連結棒支持部材(94)が取り付けられる。連結棒(96)の両端部には、それぞれ、目盛指示部材連結具(97a)、押出部材連結具(97b)が取り付けられ、連絡棒(96)は、各連結具(97a)(97b)を介して、目盛指示部材(91)、押出部材(92)と連結される。
【0075】
連絡棒支持部材(94)と押出部材連結具(97b)の間には、バネ(93)が取り付けられる。
【0076】
箱台(69)には、さらに、目盛指示補助部材(106)が移動体支持部材であるパイプ(95)とおよそ平行に取り付けられる。目盛指示補助部材(106)には、目盛板(80)に付された目盛りに対応するように、およそ等間隔に貫通孔(107)が設けられる。一方、盤体(100)には、この貫通孔(107)に係止する尖端部を有する凸状部材であるピン(105)が固設される。ピン(105)は、盤体(100)とともに移動し、盤体(100)が移動するに従って、ピン(105)の尖端部が目盛指示補助部材(106)の貫通孔(107)に係止する。このようにすることによって、目盛指示部材(91)は、目盛板(80)の目盛りに位置するところで、一旦停止することが可能となり、容易に目盛板(80)の目盛りと目盛指示部材(91)との位置合わせが容易になる。なお、目盛指示補助部材(106)には、必ずしも貫通孔(107)が設けられなければならないものではなく、例えば、ピン(105)の尖端部が係止する凹部を設けてもよい。なぜなら、ピン(105)の尖端部を完全に目盛指示補助部材(106)を貫通する必要はなく、ピン(105)の尖端部が引っ掛かる程度に係止すればよいからである。
【0077】
押出部材(92)の形状は適宜変更してよいものであるが、本実施形態例では、図17、18、19に図示するように、およそL字型形状とする。押出部材(92)の押出部材ステー(98b)の取り付けられた端部とは反対の端部は、スクリーン印刷枠(1)の収納される箱体(61)の内部に突出して収納される。押出部材(92)は薄く、スクリーン印刷枠(1)を個別に押し出すことが可能である。
【0078】
<スクリーン印刷枠収納箱の使用方法>
次に、本発明であるスクリーン印刷枠収納箱(60)の使用方法を、押出装置などの機構の説述を併せて説述する。
【0079】
(A) スクリーン印刷枠収納箱(60)の扉(62)を開扉し、スクリーン印刷枠(1)を、スクリーン印刷枠収納箱(60)のレーン部(71)(72)の溝に沿って、スクリーン印刷枠(1)を挿入する。この際、当該スクリーン印刷枠(1)に予め割り当てられた目盛りに対応する溝に挿入すると、上述した対応表に参照して取り出すことができて好都合となる。挿入されたスクリーン印刷枠(1)は、扉(62)とは正面反対側の箱体(61)の壁部に設けられたスクリーン印刷枠受部(73)によって止められる。扉(62)を閉じれば、収納は完了する。
【0080】
(B) スクリーン印刷枠(1)をスクリーン印刷枠収納箱(60)の外部へ取り出すには、まず、扉(62)を開扉する。
【0081】
(C) 次に、所望のスクリーン印刷枠(1)の収納される溝に対応する目盛りに、目盛指示部材(91)を目盛板(80)とおよそ平行に滑動させて位置を合わせる。なお、このとき、押出部材(92)も目盛指示部材(91)と連動して、所望のスクリーン印刷枠(1)に対応して位置することとなる。目盛指示部材(91)を滑動させると、目盛指示部材(91)などが取り付けられた盤体(100)に設けられたピン(105)が、目盛指示補助部材(106)の貫通孔(107)に係止し、このことによって、容易に所望のスクリーン印刷枠(1)の収納される溝に対応する目盛りの位置に、目盛指示部材(91)の位置を合わせることができる。
【0082】
(D) 目盛指示部材(91)を下方に押し下げる。このとき、押出部材(92)は、目盛指示部材(91)の動作に連動して傾動し、所望のスクリーン印刷枠(1)だけに当接してこれを押し出す。
【0083】
(E) 押出部材(92)によって押し出されてきた所望のスクリーン印刷枠(1)を引き出すことで、このスクリーン印刷枠(1)をスクリーン印刷枠収納箱(60)の外部へ取り出すことができる。
【0084】
【発明の効果】
請求項1に記載のスクリーン印刷枠とすることによって、スクリーン印刷枠の厚さが薄くなり、保管場所の省スペース化に資することとなる。
【0085】
請求項2に記載のスクリーン印刷枠とすることによって、枠縁部をはぜ折りまたは畳み折りとすることで強度を増大させることができる。
【0086】
請求項3、4に記載のスクリーン印刷枠とすることによって、係止部を設けることで安定したスクリーン印刷が可能となり、特に貫通孔である係止部を設けることによって、軽量化と本発明であるスクリーン印刷装置に容易に係止して利用可能となる。
【0087】
請求項5に記載のスクリーン印刷装置とすることによって、印刷操作が簡便で、印刷対象物の被印刷面へのスクリーン印刷枠の位置合わせが容易になる。また、電力を要しない機械式装置であるので、スクリーン印刷装置の設置場所が限定されることがない。
【0088】
請求項6に記載のスクリーン印刷装置とすることによって、スクリーン印刷枠の着脱が操作具の操作だけで行えるという簡便さを有する。
【0089】
請求項7、8に記載のスクリーン印刷装置とすることによって、本発明であるスクリーン印刷枠を使用する場合に、スクリーン印刷枠設置板にスクリーン印刷枠の貫通孔に係止可能な係止具を設けることで、スクリーン印刷枠の装着が容易になる。
【0090】
請求項9に記載のスクリーン印刷装置とすることによって、同様の印刷対象物に対して、逐一被印刷面の位置合わせをすることなく続けて印刷が可能となり印刷効率がよくなる。
【0091】
請求項10に記載のスクリーン印刷装置とすることによって、スクリーン印刷枠設置板を、スクリーン印刷枠設置板を上下方向に動かすという単純な操作だけで、スクリーン印刷枠設置板支持部材の任意の高さに静止させることが可能となり、簡便且つ効率的な操作性に寄与する。
【0092】
請求項11に記載のスクリーン印刷枠収納箱とすることによって、本発明である複数のスクリーン印刷枠をコンパクトに収納でき、かつ、所望のスクリーン印刷枠だけをスクリーン印刷枠収納箱から取り出すことが容易に行える。
【0093】
請求項12に記載のスクリーン印刷枠収納箱とすることによって、スクリーン印刷枠収納箱に設けられた目盛板の目盛りに対して、目盛指示部材の位置合わせが容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) 本発明であるスクリーン印刷枠の上面図
(ロ) 図1(イ)で図示するA−Aにおけるスクリーン印刷枠の断面図
【図2】印刷物載置台の上面図
【図3】印刷物載置台の底面図
【図4】(イ) 印刷物位置調節保持具の側面図
(ロ) 印刷物位置調節保持具の正面図
【図5】スクリーン印刷枠設置板の上面図
【図6】スクリーン印刷枠設置板の底面図
【図7】(イ) 係止具支持部材の上面図
(ロ) 係止具であるスライドピンが取り付けられた係止具支持部材の上面図
【図8】(イ) 係止具である固定ピンの正面図
(ロ) 係止具である固定ピンの側面図
(ハ) 係止具であるスライドピンの正面図
(ニ) 係止具であるスライドピンの側面図
【図9】(イ) 押圧方向分配具の正面図
(ロ) 押圧方向分配具の上面図
【図10】スクリーン印刷枠設置板に内部における、係止具支持部材と係止具支持部材に取り付けられたスライドピンの様子を示した、図5に図示するC−Cにおける概略断面図
【図11】スクリーン印刷枠設置板に内部における、固定ピンの取り付けの様子を示した、図5に図示するC−Cにおける概略断面図
【図12】スクリーン印刷枠設置板にスクリーン印刷枠が装着された際の、係止具である固定ピンの位置における装着の様子を示した概略断面図
【図13】操作具であるレバーの上面図
【図14】本発明であるスクリーン印刷装置の全体の様子を示す概略斜視図
【図15】本発明であるスクリーン印刷枠収納箱の概観を示す概略斜視図
【図16】スクリーン印刷枠収納箱の内部の様子を示す概略斜視図
【図17】スクリーン印刷枠収納箱の概略側面図
【図18】スクリーン印刷枠収納箱の押出装置の説明図
【図19】スクリーン印刷枠を押し出すときのスクリーン印刷枠収納箱の押出装置の作動状態を示した説明図
【図20】目盛指示補助部材の周辺の様子を示す概略斜視図
【符号の説明】
1 スクリーン印刷枠
2 外側枠縁部
3 内側枠縁部
4 貫通孔
5 貫通孔周辺部
6 スクリーン
10 印刷物載置台
11 ダイアル
15 印刷物位置調節保持具
16 溝
17 スライドバー
18 貫通孔
19 突出部
20 スクリーン印刷枠設置板
28 貫通孔
29 突出部
30 固定ピン
31 スライドピン
32a 係止具支持部材
32b 係止具支持部材
33 押圧方向分配具
33c レバー押圧ピン
34 溝
37 バネ
40 レバー
50 パイプ
51 パイプ
52 定滑車
54 ワイヤ
55 分銅
60 スクリーン印刷枠収納箱
61 箱体
62 扉
63 蝶番
69 箱台
71 レーン部
72 レーン部
73 スクリーン印刷枠受部
78 隙間部
80 目盛板
91 目盛指示部材
92 押出部材
93 バネ
94 連結棒指示部材
95 パイプ
95a パイプ取付部
96 連結棒
97a 目盛指示部材連結具
97b 押出部材連結具
98a 目盛指示部材ステー
98b 押出部材ステー
99 押出部材受部
100 盤体
105 貫通孔
106 目盛指示補助部材
107 貫通孔
200 スクリーン印刷装置

Claims (12)

  1. スクリーン印刷に用いられる、スクリーンの貼られたスクリーン印刷枠において、
    略方形環状で薄い平面板状の枠であることを特徴とするスクリーン印刷枠。
  2. 枠縁部をはぜ折りまたは畳み折りとした、請求項1に記載のスクリーン印刷枠。
  3. スクリーン印刷枠を保持可能である係止部が設けられた、請求項1または2に記載のスクリーン印刷枠。
  4. 枠の略中央付近部分に貫通孔を設けるとともに、
    貫通孔周辺部を、スクリーン印刷枠の両面いずれか一方の側へ、あるいは、枠縁部がはぜ折りまたは畳み折りされた側へ突出させた、請求項1ないし3いずれかに記載のスクリーン印刷枠。
  5. 少なくとも
    印刷対象物が載置される印刷物載置台と、
    スクリーン印刷枠が脱着可能に装着されるスクリーン印刷枠設置板と、
    スクリーン印刷枠設置板を支持するスクリーン印刷枠設置板支持部材と
    からなり、
    スクリーン印刷枠設置板支持部材が、印刷物載置台に立設されるとともに、
    スクリーン印刷枠設置板が、スクリーン印刷枠設置板支持部材によって印刷物載置台に対して略平行に保持されながら、略鉛直方向に可動であることを特徴とするスクリーン印刷装置。
  6. スクリーン印刷枠設置板に、
    スクリーン印刷枠を係止可能である1つまたは複数の係止具と、
    該係止具を支持する係止具支持部材と、
    該係止具支持部材を可動制御可能な操作具と
    を少なくとも備えた、請求項5に記載のスクリーン印刷装置。
  7. 上記スクリーン印刷枠が、請求項1ないし4いずれかに記載のスクリーン印刷枠である、請求項5または6に記載のスクリーン印刷装置。
  8. 上記係止具の端部が、上記請求項4に記載のスクリーン印刷枠の貫通孔に係止可能であり、
    係止具支持部材に、係止具が移動可能に挿通される溝が配された、請求項6または7に記載のスクリーン印刷装置。
  9. 印刷物載置台に、
    印刷対象物が載置される位置を調節可能であって、且つ、印刷対象物を保持可能である、印刷物位置調節保持具を備えた、請求項5ないし8いずれかに記載のスクリーン印刷装置。
  10. スクリーン印刷装置上方に横架された支持棒に定滑車が備えられるとともに、定滑車に、スクリーン印刷枠設置板と該スクリーン印刷枠設置板と略同重量の錘が連動連架された、請求項5ないし9いずれかに記載のスクリーン印刷装置。
  11. 少なくとも
    略直方体状の箱体と、
    箱体内部に備わる、複数の溝が設けられたレーン部と、
    レーン部の溝に対応した目盛りが表示される目盛板と、
    レーン部に収納されたスクリーン印刷枠を箱体の外部へ押し出す押出装置と
    を備えるとともに、
    上記押出装置には、少なくともスクリーン印刷枠を個別に押出可能である移動体と移動体を支持可能である移動体支持部材とを備え、
    さらに、
    上記移動体は、少なくとも目盛板に表示された目盛りを指示する目盛指示部材と、スクリーン印刷枠に当接して箱体の外部へ押出可能である押出部材とを備え、
    少なくとも目盛指示部材と押出部材とは連動連結され、
    上記移動体は、上記移動体支持部材に沿って移動可能であり、
    さらに、目盛指示部材が箱体外部に突出され、且つ、押出部材が箱体内部に収容突出された構成である
    請求項1ないし4いずれかに記載のスクリーン印刷枠を収納可能であることを特徴とするスクリーン印刷枠収納箱。
  12. 目盛板の目盛りに対応して凹部ないし貫通孔の設けられた目盛指示補助部材と、
    上記凹部ないし貫通孔に係止可能であり、上記移動体に連結される凸状部材と
    を備えた請求項11に記載のスクリーン印刷枠収納箱。
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