JP2004216098A - 貼付シートまたはテープ - Google Patents

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JP2004216098A JP2003043389A JP2003043389A JP2004216098A JP 2004216098 A JP2004216098 A JP 2004216098A JP 2003043389 A JP2003043389 A JP 2003043389A JP 2003043389 A JP2003043389 A JP 2003043389A JP 2004216098 A JP2004216098 A JP 2004216098A
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Taizo Haruyama
泰三 春山
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Abstract

【課題】圧着等して貼り付ける前であれば、貼り直しが容易であり、支持体が伸縮性はあるが腰のないものであっても支持体の特性を損なうことなく、被着体への貼り付けの際、粘着剤層同士がくっつかないようにして貼り付けることができ、貼付ミスを減らすことが可能となる腰のある貼付シートまたはテープを提供する。
【解決手段】支持体2の片面側に被着体との貼付用の粘着剤層が積層されてなり、前記粘着剤層の被着体との貼付面に凹凸が形成され、網状体30が前記支持体と前記粘着剤層との間に介装されてなる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、貼付シートまたはテープに関するものである。さらに詳しくは、この発明は、皮膚等の被着体面に直接貼り付けて使用するのに適した貼付シートまたはテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、支持体の片面側に粘着剤を塗布してなる絆創膏、ドレッシング剤、固定シート、粘着剤に医薬品、化粧品等の薬効成分等を添加した経皮投与に用いる貼付剤等といった皮膚等の被着体に貼り付けて使用する各種貼付シートまたはテープが開発されてきている。
このような貼付シートまたはテープに属するものの一つとして、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。これは、防水救急絆創膏であって、支持体に粘着剤層が積層されたもので、粘着剤層には太さ10〜30デニール、空隙率85〜95%、目付3〜10gのネットが入れられた構造をしており、係る構成によって、大きな変形に対しても充分追随して貼付でき、皮膚と絆創膏との界面からの水の侵入を阻止し、貼付しやすく、製造も容易で低コストな防水救急絆創膏を提供しようとするものである。
貼付シートまたはテープにおいて使用される粘着剤には、長時間の使用に耐えるだけの十分な粘着力が必要とされる。粘着力が強いと、使用中に剥がれることがなく好ましいが、粘着剤が被着体に接触するだけで強い粘着力が発現し、接触させただけであっても、剥がして貼り直すことは困難となる。そのため、貼り直しをしないように、貼付シートやテープを被着体の貼り付けるべき箇所に一回で上手く貼り付けることが必要であるが、往々にしてずれてしまい失敗することはよく経験することである。貼付位置がずれた場合、貼付シート等を無理に剥がすと痛みが生ずる上に、角質が剥離されたりして粘着剤に付着し、貼り直すと粘着性が劣ることになる。また、例えば、屈曲部位に貼り付けるのに適した貼付シートのように伸縮性があるが腰のない支持体を使用したものでは、張り付けの際に粘着剤同士がくっつかないように細心の注意が必要であり、また、張り直しのために剥がすときにも粘着剤同士がくっつかないように上手く剥がすことは困難であって、粘着剤同士がくっつくと貼り直しができなくなってしまう。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2598503号公報(第3欄第3〜14行、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような実情に鑑み鋭意研究の結果創案されたものであり、圧着等して貼り付ける前であれば、貼り直しが容易な貼付シートまたはテープを提供することを目的とするものであり、また、前記目的に加え、支持体が伸縮性はあるが腰のないものであっても貼り付け易い貼付シートまたはテープを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の貼付シートまたはテープ(以下、特に区別しない限り「貼付シート」は、テープを含むものとして使用する。)は、支持体の片面側に被着体との貼付用の粘着剤層が積層されてなり、前記粘着剤層の被着体との貼付面に凹凸が形成されてなることを特徴とする。
これによれば、粘着剤層の貼付面の凹凸により、被着体に軽く接触した状態では、強く貼り付けられることがなく、貼り直しが可能で、圧着することにより必要とする所定期間にわたり被着体から剥がれたり、ずれたりすることがない。
【0006】
そして、前記した貼付シートにおいて、網状体を備えることが好ましく、具体的には、網状体が前記支持体と前記粘着剤層との間に介装されてなるものが採用できる。
ここにおいて、網状体を適宜選択することで、支持体の特性を損なうことなく、貼付シートの腰を向上させることができることになる。そのため、被着体への貼り付けの際、粘着剤層同士がくっつかないようにして貼り付けることができ、貼付ミスを減らすことが可能となる。また、貼付ミスが生じたとしても、粘着剤層の貼付面の凹凸により、被着体に軽く接触した状態では、強く貼り付いてしまうことがなく、被着体から貼付シートを剥がす際貼付シートに腰があることから、粘着剤層同士がくっつかないようにして剥がすことが容易となる。とりわけ、支持体に伸縮性はあるが腰のない場合には有効であり、その場合に用いる網状体は伸縮性のあるものを使用すればよい。
【0007】
前記の網状体が前記支持体と前記粘着剤層との間に介装されてなるものにおいて、前記支持体に前記網状体が接着しているものであることが好ましい。支持体と網状体との接着は、接着剤による接着の他、支持体、網状体の少なくとも一方が熱溶着性のある素材の場合は、熱による接着等が採用できる。接着剤を用いる場合、使用する接着剤は、支持体、網状体の素材等に応じて適宜選択すればよい。
【0008】
前記支持体と前記網状体が接着されて一体化しているものによれば、貼付シートを被着体に貼り付けたり、剥離等する際に、網状体が一種のリブとして機能するとともに、支持体と網状体との間でずれたり、滑ったりせずに一体となって変形することになり、必要とする腰をもった貼付シートを容易に得ることができる。また、支持体と網状体とが接着して一体化している側に粘着剤層が粘着することから、支持体と粘着剤層との粘着が強固かつ確実に行われることになり、貼付シートを被着体から剥離する際の粘着剤層と支持体との分離の恐れがなくなることにもなる。また、この貼付シートは、支持体に網状体が一体に接着されたものに、粘着剤層を重ね合わせることで、製造することができることから、網状体のずれ等がなく、均一な製品を容易・確実に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示し、さらに詳しくこの発明について説明する。もちろんこの発明は以下の実施の形態によって限定されるものではない。
【0010】
この発明で使用する粘着剤層には、皮膚等に貼り付けて使用するのに適した粘着性、強度、弾性を有するものであれば、特に限定されるものではなく、従来より絆創膏、ドレッシング剤、固定シート、貼付剤において使用されていると同様アクリル系、ゴム系、ホットメルト系、シリコーン系の粘着剤を使用することができる。
【0011】
医療用、化粧用とするには、粘着剤層に混合可能な薬効成分等を混合すればよい。より具体的には、貼り付けて皮膚を通して生体に投与するのに使用される既知の薬剤、化粧品等が使用でき、消炎鎮痛剤、精神安定剤、ステロイド剤、降圧剤、無痛化剤、抗コレステロール剤、抗ガン剤、気管支拡張剤、血管拡張剤、利尿剤、強心剤、精力増進剤、抗ヒスタミン剤、鎮咳剤、抗鬱剤、制吐剤、抗真菌剤、抗菌剤、ビタミン類、保湿剤、美白剤、収れん剤、制汗剤、消臭剤、抗アクネ剤、動植物抽出液、チンキ剤などが例示できる。
なお、粘着剤層には、酸化防止剤、保存剤、紫外線吸収剤、可溶化剤、充鎮剤、乳化剤、pH調整剤、吸収促進剤、吸水剤等を、貼付シートとしての安定性、安全性、効能を助長させる等の目的で添加することができる。
【0012】
この発明で使用する支持体としては、貼付シートの適用箇所に応じ伸縮性または非伸縮性のものを選択すればよいが、貼付シートの保形性を保ち、皮膚の曲面に沿って滑らかに変形する材質であれば、特に限定されるものではなく、従来より絆創膏、ドレッシング剤、固定シート、貼付剤において使用されていると同様のものが使用できる。より具体的には、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイロン、レーヨン等のフィルム、あるいは、不織布、ニット、布、紙が例示できる。これらは、単層であってもよく、また、これらのうちから選択された2層以上の積層体とされたものであってもよい。このうちポリウレタン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレンのフィルムが好ましく、その厚さは、一般には、10μm以上100μm以下とすることが好ましい。
【0013】
この発明で使用する網状体としては、例えば、支持体が伸縮性のあるものの場合、支持体の伸縮性を阻害しないもの等使用する支持体の特性を損なうことなく、貼付シートの腰を向上させることができるものを適宜選択すればよいが、破断伸び率が支持体のそれよりも大きいことが好ましい。具体的には、綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維、ナイロン、ポリアミド、ポリエステル等の合成繊維、ガラス繊維等の無機繊維からなる糸を用いた網状体が例示できる。
【0014】
網状体に使用される糸の太さ、網状体の空隙率は、使用する繊維の材質によって異なり、特に限定されるものではないが、一般には、糸の太さは40〜130μm、交点間距離は0.3mm〜3.0mmであることが好ましい。太さが400μm未満の糸は、製造が困難で、高価となることから好ましくない。太さが130μmを超えると、貼付シートを凹凸のある部位に貼り付ける際の皮膚の凹凸面への追従性が劣り、また、肘、膝等の屈曲部に貼り付けた場合、貼付シートが貼付部位から浮き上がり易くなったりすることから好ましくない。交点間距離が0.3mm未満では貼付する際の、網状体の空隙から露出する粘着剤層の有効面積が少なくなり好ましくない。交点間距離が3.0mmを超えると貼付シートの腰を向上させることへの寄与が期待できず好ましくない。
【0015】
次に、図面に基づいて、この発明の貼付シートをより具体的に説明する。
図1は、この発明の貼付シートの一実施形態を示す説明図である。
図1に示される貼付シート1は、支持体2の片面側に粘着剤層3が積層形成されてなるものであって、粘着剤層3の貼付面が凹凸となっており、粘着剤層3の凸部の頂部に離型紙4が接触しているものである。図1においては、粘着剤層3は、支持体2側の均一な厚さの第1粘着剤層3aと凸状の第2粘着剤層3bとの2層からなっており、その境界を便宜上破線であらわしているが、1層のものであってもよい。
【0016】
粘着剤層の貼付面に形成された凹凸の縦断面形状、平面形状、凹凸の高低差(すなわち、凸部の高さ)、占有面積等は、貼付に際し、粘着剤層3の貼付面の凸部の頂部が被着体面に軽く接触した状態では、強く貼り付くことがなく、被着体面から容易に剥離し、貼り直しが容易で、圧着することにより、粘着剤層の凹凸の貼付面全体が被着体に貼り付き、必要とする所定の期間にわたり皮膚等から剥がれたり、ずれたりしない、貼付面が得られるといった条件を満たすものであれば特に限定されるものではなく、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、貼付シートの対象製品等に応じ、適宜決定される。凸部の縦断面形状としては、三角形状、矩形状、台形等が採用でき、平面形状としては、三角形状、矩形状、円形、楕円形等が採用できる。
なお、図1における貼付面の凸部形状は、例えば、縦断面が矩形状で、平面が円形の、いわゆる、微小円柱状のものとして示している。
【0017】
図1に示すような貼付シート1においては、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、貼付シートの対象製品等に応じ、支持体2の厚さを15〜100μm、粘着剤層3の厚さを20〜100μm、凸部の高さを5〜95μm、凸部の占有面積を5〜80%とすることが好ましい。凸部の高さが5μm未満の場合、凹部まで接着し有用でなくなる。また、95μmを超えると凸部の形状維持が難しくなる。凸部占有面積は5%未満の場合には凹部まで接着し有用でなくなる。また、80%を超えると接着面積が増えるため、圧着する前の段階で粘着力が高くなってしまい、貼り直しが困難になる。より好ましいのは、凸部の高さが10〜60μm、占有面積が10〜30%である。凸部の占有面積が小さい場合は、凸部の高さを、その形状維持が可能な範囲で高くすることが、粘着剤層3の凸部が皮膚等と接触したとき、凹部が皮膚等と接触しないことのために必要であり、占有面積が大きい場合は、凸部の高さは低くてもよくなる。
【0018】
次に、図1に示す貼付シート1の製造方法の一例を図2に示す。
図2(a)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、ドクターロール、リバースロール等の塗工機6によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤を均一な所定厚さになるように塗布し、凹凸のない第1粘着剤層3aを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された支持体2を第1粘着剤層3aの上から重ね合わせ、支持体2に第1粘着剤層3aを積層させて、支持体側用ウェッブ8とし、巻き取る。一方、図2(b)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、グラビアロール等の模様塗り可能な塗工機10によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤で所定の模様状の第2粘着剤層3bを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された平滑な離型紙4を第2粘着剤層3bの上に重ね合わせ、離型紙4、第2粘着剤層3b、離型紙4を積層させ、貼付側用ウェッブ11として巻き取る。次いで、図2(c)に示すように、前記支持体側用ウェッブ8を巻き出し、離型紙4を剥離し、第1粘着剤層3aを露出させた状態で、ラミネーター7に供給する。他方、前記貼付側用ウェッブ11を巻き出し、一方の離型紙4を剥離し、第2粘着剤層3bの一方を露出させた状態で、ラミネーター7に供給し、前記第1粘着剤層3aに第2粘着剤層3bを積層させて、貼付シート用ウェッブ12とし、巻き取る。剥離された離型紙4、4は適宜巻き取る。このように一方の離型紙4を剥離させるには、第2粘着剤層3bを挟む離型紙4、4の剥離性に差のあるものを使用し、剥離性の良好な離型紙を剥離させるようにすればよい。
【0019】
図1に示す貼付シート1とするには、前記貼付シート用ウェッブ12を所定サイズに切断すればよい。また、貼付テープとするには、前記貼付シート用ウェッブ12を所定の細幅にスリットして巻き取ればよい。
図1に示すような貼付シート1は、第1粘着剤層3aと第2粘着剤層3bの粘着性を変えたり、粘着性の異なる粘着剤を使用することによって、貼り直しを容易とすること等ができ、また、粘着剤層に薬効成分等を混合させたものである場合は、第1粘着剤層3aに遅効性の薬効成分等を混合させ、第2粘着剤層3bに即効性の薬効成分等を混合させて、薬効成分等の効き目を調節することなども可能である等の利点がある。
【0020】
図3は、貼付シートの他の実施形態を示す説明図である。
図3は、図1に示される粘着剤層が2層からなる貼付シートではなく、粘着剤層が1層からなる貼付シート21であって、支持体2の片面側に粘着剤層22が積層形成されてなり、被着体との貼付面の凹凸が離型紙23の凹凸によって形成されてなるものである。
【0021】
図3に示される貼付シート21は、例えば、図4に示すようにして製造すればよい。すなわち、図4に示されるように、エンボス等によって凹凸面が形成された離型紙23を巻き出し、離型紙23上にドクターロール、リバースロール等の塗工機6によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤を塗布し、粘着剤層の離型紙側に凹凸を形成させる。次いで、ラミネーター7において、巻き出された支持体2を粘着剤層の上に重ね合わせ、支持体2と粘着剤層22とを積層させて、貼付シート用ウェッブ24とし、巻き取る。
前記したと同様にして、得られた貼付シート用ウェッブを所定サイズに切断等すれば、必要とする貼付シートまたはテープを得ることができる。
【0022】
図5に貼付シートの他の実施形態を示す。
この貼付シート31は、網状体30が支持体2と粘着剤層32との間に介装されてなるものであって、前記網状体30の網目で前記支持体2と前記粘着剤層32とが粘着固定されており、粘着剤層32の被着体との貼付面が凹凸となっており、粘着剤層32の凸部の頂部に離型紙4が接触しているものである。粘着剤層32は、支持体2側の第1粘着剤層32aと凸状の第2粘着剤層32bとの2層からなるものであって、その境界を図1と同様に便宜上破線であらわしている。網状体を適宜選択することで、支持体の特性を損なうことなく、貼付シートの腰を向上させることができることになる。これによって、被着体への貼り付けの際、粘着剤層同士がくっつかないようにして貼り付けることができ、貼付ミスを減らすことが可能となる。なお、図5においては、支持体2が網状体30の箇所で盛り上がった形状に変形したものとして示されている。これは、例えば、伸縮性はあるが腰のない支持体2と、これに比べ伸縮性がなく、厚く、格段に腰が強い離型紙4を使用した場合であって、支持体2側で変形した状態となっていることを示すものである。この場合、使用に際し、離型紙4を剥離すると、離型紙4による拘束がなくなり、支持体2が平らになり、網状体30の形状の影響が粘着剤層32側に凸状として現れ、第2粘着剤層32の凸状と重畳された凸状を呈することになる。支持体と離型紙の組合せによっては、例えば、離型紙が支持体に比べ格段に柔軟で腰がない場合は、網状体の形状の影響が離型紙側に凸状として現れるようになる。
【0023】
粘着剤層の貼付面に形成された凹凸の縦断面形状、平面形状、凹凸の高低差(すなわち、凸部の高さ)、占有面積等は、貼付に際し、粘着剤層32の貼付面の凸部の頂部が被着体面に軽く接触した状態では、強く貼り付くことがなく、被着体面から容易に剥離し、貼り直しが容易で、圧着することにより、粘着剤層の凹凸の貼付面全体が被着体に貼り付き、必要とする所定の期間にわたり皮膚等から剥がれたり、ずれたりしない貼付面が得られるといった条件をみたすものであれば特に限定されるものではなく、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、網状体、貼付シートの対象製品等を勘案して、適宜決定すればよい。
【0024】
図5に示すような貼付シート31においては、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、網状体、貼付シートの対象製品等に応じ、支持体2の厚さを10〜100μm、粘着剤層32の厚さを20〜100μm、網状体30の糸の太さを40〜130μm、糸の交点間距離を0.3〜3.0mm、凸部の高さを5〜95μm、凸部の占有面積を5〜80%とすることが好ましい。凸部の高さが5μm未満の場合、凹部まで接着し有用でなくなる。また、95μmを超えると凸部の形状維持が難しくなる。凸部占有面積は5%未満の場合には凹部まで接着し有用でなくなる。また、80%を超えると接着面積が増えるため、圧着する前の段階で粘着力が高くなってしまい、貼り直しが困難になる。より好ましいのは、凸部の高さが10〜60μm、占有面積が10〜30%である。凸部の占有面積が小さい場合は、凸部の高さを、その形状維持が可能な範囲で高くすることが、粘着剤層32の凸部が皮膚等と接触したとき、凹部が皮膚等と接触しないことのために必要であり、占有面積が大きい場合は、凸部の高さは低くてもよい。
【0025】
次に、図5に示す貼付シート31の製造方法の一例を図6に示す。
図6(a)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、ドクターロール、リバースロール等の塗工機6によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤を均一な所定厚さになるように塗布し、凹凸のない第1粘着剤層32aを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された網状体30を第1粘着剤層32aの上に重ね合わせ、巻き出された支持体2を網状体の上に重ね合わせ、支持体2、網状体30、第1粘着剤層32a、離型紙4を積層させ、支持体側用ウェッブ34として巻き取る。一方、図6(b)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、グラビアロール等の模様塗り可能な塗工機10によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤で所定の模様状の第2粘着剤層32bを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された平滑で、前記離型紙4とは剥離性の異なる離型紙4を第2粘着剤層32bの上方から重ね合わせ、離型紙4、第2粘着剤層32b、離型紙4を積層させ、貼付側用ウェッブ35として巻き取る。次いで、図6(c)に示すように、前記支持体側用ウェッブ34を巻き出し、離型紙4を剥離し、第1粘着剤層32aを露出させた状態で、ラミネーター7に供給する。他方、前記貼付側用ウェッブ35を巻き出し、一方の離型紙4を剥離し、第2粘着剤層32bの一方を露出させた状態で、ラミネーター7に供給し、前記第1粘着剤層32aに第2粘着剤層32bを積層させて、貼付シート用ウェッブ36とし、巻き取る。剥離された離型紙4、4は適宜巻き取る。
前記したと同様にして、得られた貼付シート用ウェッブを所定サイズに切断等すれば、必要とする貼付シートまたはテープを得ることができる。
【0026】
なお、図6(a)において、網状体の糸の太さ、糸の交点間距離、第1粘着剤層の材質、厚さ等を選択することによって、網状体の形状に依存した凹凸が第1粘着剤層の貼付面に必要とする凹凸として表れるようにすることが可能な場合には、前記したような貼付面に凹凸を形成するための第2粘着剤層を省略してもよい。この場合は、粘着剤層の凸部の形状、占有面積等は、主として、使用する網状体に依存することになる。
【0027】
図7に貼付シートのさらに他の実施形態を示す。
この貼付シート41は、支持体2と網状体30とを接着剤42によって一体化したものである点が、図5に示した貼付シートと相違するものである。被着体との貼付面が凹凸となっており、粘着剤層43の凸部の頂部に離型紙4が接触している。支持体と網状体の少なくとも一方が熱溶着性のある素材の場合は、接着剤に代えて熱接着によって、支持体と網状体を一体化させてもよい。なお、図7においても、支持体2が網状体30の箇所で盛り上がった状態として示されている。これは、図5について説明したと同様の理由によるものであることから説明を省略する。
【0028】
この構造によれば、貼付シート41を被着体に貼り付けたり、剥離等する際に、網状体30が一種のリブとして機能するとともに、支持体2と網状体30との間でずれたり、滑ったりせずに一体となって変形することになり、必要とする腰をもった貼付シート41が容易に得ることができる。また、支持体2と網状体30とが接着して一体化していることから、貼付シート41を被着体から剥離する際の粘着剤層43と支持体2との分離の恐れがなくなることにもなる。この貼付シート41は、支持体2に網状体30が一体に接着されたものに、粘着剤層43を重ね合わせることで製造することができることから、網状体30のずれ等がなく、均一な製品を容易・確実に得ることができる。粘着剤層43は、支持体22側の第1粘着剤層43aと凸状の第2粘着剤層43bとの2層からなるものであって、その境界を図1と同様に便宜上破線であらわしている。網状体を適宜選択することで、支持体の特性を損なうことなく、貼付シートの腰を向上させることができることになる。これによって、被着体への貼り付けの際、粘着剤層同士がくっつかないようにして貼り付けることができ、貼付ミスを減らすことが可能となる。
【0029】
粘着剤層の貼付面に形成された凹凸の縦断面形状、平面形状、凹凸の高低差(すなわち、凸部の高さ)、占有面積等は、貼付に際し、粘着剤層43の貼付面の凸部の頂部が被着体面に軽く接触した状態では、強く貼り付くことがなく、被着体面から容易に剥離し、貼り直しが容易で、圧着することにより、粘着剤層の凹凸の貼付面全体が被着体に貼り付き必要とする所定の期間にわたり皮膚等から剥がれたり、ずれたりしない貼付面が得られるといった条件をみたすものであれば特に限定されるものではなく、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、網状体、貼付シートの対象製品等を勘案して、適宜決定すればよい。
【0030】
図7に示すような貼付シート41においては、使用する粘着剤、支持体、貼付シートの単位面積当たりの重量、網状体、貼付シートの対象製品等に応じ、支持体2の厚さを10〜100μm、粘着剤層43の厚さを20〜100μm、網状体の糸の太さを40〜130μm、糸の交点間距離を0.3〜3.0mm、凸部の高さを5〜95μm、凸部の占有面積を5〜80%とすることが好ましい。より好ましいのは、凸部の高さが10〜60μm、占有面積が10〜30%である。凸部の占有面積が小さい場合は、凸部の高さを、その形状維持が可能な範囲で高くすることが、粘着剤層43の凸部が皮膚等と接触したとき、凹部が皮膚等と接触しないことのために必要であり、占有面積が大きい場合は、凸部の高さは低くてもよい。
【0031】
次に、図7に示す貼付シート41の製造方法の一例を図8に示す。
図8(a)に示されるように、巻き出された支持体2の上面に、ドクターロール、リバースロール等の塗工機6Aによって、接着剤を塗布し、次いで、ラミネーター7において、支持体2と巻き出された網状体30とを重ね合わせて接着させ、支持体用ウェッブ44として巻き取る。次に、図8(b)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、ドクターロール、リバースロール等の塗工機6Bによって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤を均一な所定厚さになるように塗布し、凹凸のない第1粘着剤層43aを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された支持体用ウェッブ44を第1粘着剤層43aの上に重ね合わせ、支持体側用ウェッブ45として巻き取る。一方、図8(c)に示されるように、巻き出された平滑な離型紙4上に、グラビアロール等の模様塗り可能な塗工機10によって、アクリル系、ゴム系、ホットメルト系またはシリコーン系粘着剤で所定の模様状の第2粘着剤層43bを形成させ、次いで、ラミネーター7において、巻き出された前記離型紙4とは剥離性の異なる平滑な離型紙4を第2粘着剤層43bの上方から重ね合わせ、離型紙4、第2粘着剤層43b、離型紙4を積層させ、貼付側用ウェッブ46として巻き取る。次いで、図8(d)に示すように、前記支持体側用ウェッブ45を巻き出し、離型紙4を剥離し、第1粘着剤層43aを露出させた状態で、ラミネーター7に供給する。他方、前記貼付側用ウェッブ46を巻き出し、一方の離型紙4を剥離し、第2粘着剤層43bの一方を露出させた状態で、ラミネーター7に供給し、前記第1粘着剤層43aに第2粘着剤層43bを積層させて、貼付シート用ウェッブ47とし、巻き取る。剥離された離型紙4、4は適宜巻き取る。
前記したと同様にして、得られた貼付シート用ウェッブを所定サイズに切断等すれば、必要とする貼付シートまたはテープを得ることができる。
なお、支持体と網状体が熱溶着可能なものの場合は、前記した支持体と網状体とを接着剤で接着することに代え、熱によって両者を一体に熱接着させるようにすればよい。
また、図8(b)において、網状体の糸の太さ、糸の交点間距離、第1粘着剤層の材質、厚さ等を選択することによって、網状体の形状に依存した凹凸が第1粘着剤層の貼付面に必要とする凹凸として表れるようにすることが可能な場合には、前記したような貼付面に凹凸を形成するための第2粘着剤層を省略してもよい、この場合は、粘着剤層の凸部の形状、占有面積等は、主として、使用する網状体に依存することになる。
【0032】
【実施例】
次に、実施例を比較例とともに示しさらに詳しく説明する。
実施例、比較例において、自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否を以下のようにして行った。
【0033】
<自重粘着力試験>幅25mm×長さ75mmに裁断した貼付シートの試験片をベークライト板に自重で貼り付け、JIS Z 0237に基づき、引張試験機(オートグラフAGS−500NG、(株)島津製作所製)によって180度方向に300mm/分の速度で剥離し、剥離力を自重粘着力とした。そして、貼り直し性の良否は、自重粘着力試験における、自重粘着力が100N/m以下の場合を良好○とし、100N/mを超える場合を不良×とした。100N/m以下であれば、剥がした際に支持体がカールせず剥がれ、また粘着力が弱いため、角質剥離等がなく、貼り直しが容易である。
【0034】
<圧着粘着力試験> 幅25mm×長さ75mmに裁断した貼付シートの試験片をベークライト板に自重で貼り付け、荷重2kgのローラを一往復させて密着させた後、JIS Z 0237に基づき、引張試験機(オートグラフAGS−500NG、(株)島津製作所製)によって180度方向に300mm/分の速度で剥離し、剥離力を自重粘着力とした。
【0035】
(実施例1)
図1に示した構造の貼付シートを、図2に基づいて製造し、これを用いて試験片を作製した。
支持体として、厚さ80μmのポリウレタンフィルムを用いた。粘着剤として、アクリル系粘着剤(商品名;PE−300、日本カーバイド(株)製)を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、直径20μm、深さ30μmの微小円柱状の穴を模様状に均一に刻設したグラビアロールを用いて形成した。凸部の占有面積は、20%である。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0036】
(実施例2)
図5に示した構造の貼付シートを、図6に基づいて製造し、これを用いて試験片を作製した。
支持体として、厚さ30μmのポリウレタンフィルムを用いた。網状体として、太さ50μm、交点間距離1.5mmのナイロン製ネットを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、実施例1で使用したと同一のグラビアロールを用いて形成した。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0037】
(実施例3)
図6(a)の段階において、網状体の形状に依存した凹凸が第1粘着剤層の粘着材層の貼着面に凹凸として表れたものを貼付シートとし、これを用いて試験片を作製した。
支持体として、厚さ30μmのポリウレタンフィルムを用いた。網状体として、太さ50μm、交点間距離1.5mmのナイロン製ネットを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが40μmとなるように塗布した。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0038】
(実施例4)
図7に示した構造の貼付シートを、図8に基づいて製造し、これを用いて試験片を作製した。
支持体として、厚さ30μmのポリウレタンフィルム、網状体として、太さ50μm、交点間距離1.5mmのナイロン製ネットを用い、ウレタン系接着剤を用いて接着させた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが40μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、実施例1で使用したと同一のグラビアロールを用いて形成した。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0039】
(比較例1)
図2(a)の段階の支持体に第1粘着剤層が積層されたものを貼付シートとし、これを用いて試験片を作製した。この貼付シートにおいては、第1粘着剤層の離型紙との接触面は、平滑となっている。
支持体として、厚さ80μmのポリウレタンフィルムを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが40μmとなるように塗布した。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0040】
(比較例2)
実施例1と同様にして試験片を作製した。
支持体として、厚さ80μmのポリウレタンフィルムを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、直径20μm、深さ3μmの微小円柱状の穴を模様状に均一に刻設したグラビアロールを用いて形成した。凸部の占有面積は、20%である。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0041】
(比較例3)
実施例1と同様にして試験片を作製した。
支持体として、厚さ80μmのポリウレタンフィルムを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、直径20μm、深さ30μmの微小円柱状の穴を模様状に均一に刻設したグラビアロールを用いて形成した。凸部の占有面積は、3%である。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0042】
(比較例4)
実施例1と同様にして試験片を作製した。
支持体として、厚さ80μmのポリウレタンフィルムを用いた。粘着剤として、実施例1で使用したと同じアクリル系粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、直径20μm、深さ30μmの微小円柱状の穴を模様状に均一に刻設したグラビアロールを用いて形成した。凸部の占有面積は、85%である。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0043】
(比較例5)
実施例2と同様にして試験片を作製した。
支持体として、厚さ30μmのポリウレタンフィルムを用いた。網状体として、太さ150μm、交点間距離3.0mmのナイロン製ネットを用いた。粘着剤として、アクリル粘着剤を用い、第1粘着剤層の厚さが30μmとなるように塗布した。第2粘着剤層は、実施例1で使用したと同一のグラビアロールを用いて形成した。
得られた試験片を用いた自重粘着力試験、圧着粘着力試験、貼付シートの貼り直し性の良否の結果は、表1に示すとおりである。
【0044】
【表1】
Figure 2004216098
【0045】
【発明の効果】
この発明は、以上詳しく説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を発現する。
すなわち、支持体の片面側に被着体との貼付用の粘着剤層が積層されてなり、前記粘着剤層の被着体との貼付面に凹凸が形成されてなることを特徴とする貼付シートによれば、粘着剤層の貼付面の凹凸により、被着体に軽く接触した状態では、強く貼り付けられることがない。そのため、貼付ミスをしても容易に被着体から剥がして、正しい箇所に貼り直しをすることができる。
また、上記の貼付シートにおいて、網状体を備えたもの、より具体的には、網状体が前記支持体と前記粘着剤層との間に介装され、前記網状体の網目を介して前記支持体と前記粘着剤層とが粘着固定されてなる貼付シートによれば、貼付シートの腰が向上することになり、粘着剤層同士がくっつかないようにして貼り付けることができ、貼付ミスを減らすことが可能となる。また、貼付ミスが生じたとしても、粘着剤層の貼付面の凹凸により、被着体に軽く接触した状態では、強く貼り付けられることがなく、被着体から貼付シートを剥がす際貼付シートに腰があることから、粘着剤同士がくっつかないようにして剥がすことが容易となる。とりわけ、肘、膝等の屈曲部位に貼り付ける貼付シートのように支持体に伸縮性はあるが腰のない場合には有効であり、その場合に用いる網状体は伸縮性のあるものが使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の貼付シートの一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1に示す貼付シートの製造方法の一例を示す説明図である。
【図3】この発明の貼付シートの他の実施形態を示す説明図である。
【図4】図3に示す貼付シートの製造方法を示す説明図である。
【図5】この発明の貼付シートのさらに他の実施形態を示す説明図である。
【図6】図5に示す貼付シートの製造方法の一例を示す説明図である。
【図7】この発明の貼付シートのさらに他の実施形態を示す説明図である。
【図8】図7に示す貼付シートの製造方法の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、21、31、41 貼付シート
2 支持体
3、22、32、43 粘着剤層

Claims (3)

  1. 支持体の片面側に被着体との貼付用の粘着剤層が積層されてなり、前記粘着剤層の被着体との貼付面に凹凸が形成されていることを特徴とする貼付シートまたはテープ。
  2. 網状体が前記支持体と前記粘着剤層との間に介装されてなることを特徴とする請求項1記載の貼付シートまたはテープ。
  3. 前記支持体に前記網状体が接着しているものであることを特徴とする請求項2記載の貼付シートまたはテープ。
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