JP2004215398A - 充電スタンド、充電システム及び充電サービスの提供方法 - Google Patents

充電スタンド、充電システム及び充電サービスの提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高速に充電可能な充電電池を用いた充電スタンド、充電システム及び充電サービスの提供方法を提供する。
【解決手段】充電スタンド3は、表示装置32と、充電電池21に充電する充電器本体34と、充電電池21の電池電圧を検知し、該検知された電池電圧と予め定められた基準電圧値に基づき充電可能か否かを判定する電圧計測部31cと、充電電池21のインピーダンスを検知し、予め定められた電池識別参照データに基づき高速充電対応電池か否かを判定するインピーダンス計測部31fと、電圧計測部31cにより充電可能と判定された場合に、前記インピーダンス計測部31fでの判定結果に応じた充電電流に基づく充電指令を充電器本体34に行い、インピーダンス計測部31fでの判定結果に応じた充電電池の充電予想時間を表示装置32に表示させる充電管理部31dとを備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速に充電可能な充電スタンド、充電システム及び充電サービスの提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話端末や携帯情報端末、ノート型パーソナルコンピュータなどを駆動するための充電電池を充電するには、数十分から数時間程度の充電時間が必要である。この充電を行うため、家庭や職場などにその充電電池専用の充電器を接続し、充電を行っているのが現状である。
【0003】
また、家庭や職場以外でも充電を可能とすべく、例えばコンビニエンスストア店舗などに、セルフサービス式充電スタンドを配置する方法も考えられている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−245841号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した充電電池を用いた場合、携帯して電話端末や情報端末、ノート型パーソナルコンピュータなどを利用している際に電池切れが起こった場合には、充電器のある家庭や職場などに戻るまで、それら端末の使用ができなかった。どうしても使用を継続したい場合のために、例えば携帯電話端末専用の電池カートリッジをコンビニエンスストアなどの店舗に揃えていた。
【0006】
携帯電話端末利用者は、この電池カートリッジを購入し、携帯電話端末に装着することで、充電器による充電を行うまでの間利用できるサービスもあったが、一般に充電電池とは別の電池が用いられるもので、しかも高価であり、十分なサービスとはいえなかった。
【0007】
また、セルフサービス式充電スタンドを利用する場合でも、充電時間が比較的長く、利便性の高いサービスとはいえなかった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高速に充電可能な充電電池を充電するための充電スタンド、充電システム及び充電サービスの提供方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の一の観点によれば、充電電池を充電する充電器本体と、前記充電電池の電池電圧を検知し、該検知された電池電圧と予め定められた基準電圧値に基づき充電可能か否かを判定する電圧計測部と、前記充電電池のインピーダンスを検知し、予め定められた電池識別参照データに基づき高速充電対応電池か否かを判定するインピーダンス計測部と、前記電圧計測部により充電可能と判定された場合に、前記インピーダンス計測部での判定結果に応じた充電電流に基づく充電指令を前記充電器本体に行う充電管理部とを具備してなることを特徴とする充電スタンドが提供される。
【0010】
また、本発明の別の観点によれば、充電電池を充電する充電器本体と、前記充電電池の電池電圧を検知し、該検知された電池電圧と予め定められた基準電圧値に基づき充電可能か否かを判定する電圧計測部と、前記充電電池のインピーダンスを検知し、予め定められた電池識別参照データに基づき高速充電対応電池か否かを判定するインピーダンス計測部と、前記電圧計測部により充電可能と判定された場合に、前記インピーダンス計測部での判定結果に応じた充電電流に基づく充電指令を前記充電器本体に行う充電管理部とを備えた充電スタンドと、前記複数の充電スタンドの各々から前記課金データを受信して集計処理を行う管理サーバとを具備してなることを特徴とする充電システムが提供される。
【0011】
さらに本発明の別の観点によれば、充電器本体に充電電池が接続されたことを検知して、前記充電電池の電池電圧及びインピーダンスを検知し、前記検知された電池電圧に基づき充電可能か否かの第1の判定を行い、前記第1の判定により充電可能と判定された場合には、前記検知されたインピーダンスに基づき高速充電可能な電池か否かの第2の判定し、前記第2の判定結果に応じた充電電流を発生させて前記充電器本体から前記充電電池に充電を行い、前記充電の利用回数及び充電料金からなる課金データを管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記課金データを受信して集計処理を行うことを特徴とする充電サービスの提供方法が提供される。
【0012】
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラム、このプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体としても成立する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施形態に係る充電システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、この充電システム1は、携帯電話端末2と、充電スタンド3と、この充電スタンド3と通信ネットワーク4でデータを送受可能に接続された管理サーバ5から構成される。管理サーバ5には、複数の充電スタンド3が接続されている。また、充電スタンド3は、例えばコンビニエンスストア店舗6に配置されている。携帯電話端末2には、充電電池21が装着される。この充電電池21を電源として携帯電話端末2が駆動する。充電電池21には2種類あり、1つは高速に充電が可能な高速充電電池、もう1つは高速な充電はできない標準型充電電池である。
【0015】
図2は高速充電電池21の構成の一例を示す図である。
【0016】
まず、この高速充電電池21の製造手順に沿って高速充電電池21の構成を説明する。
【0017】
ポリフッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに溶解させた溶液に、LiCoO粉末(平均粒径:10μm)と、導電剤としてのアセチレンブラックおよび人造黒鉛を加えて撹拌混合し、LiCoO90.3重量%、アセチレンブラック2.5重量%、人造黒鉛3重量%、ポリフッ化ビニリデン4重量%からなる正極合剤塗液を調製した。この正極合剤塗液をアルミニウム箔(1N30、厚さ20μm)の両面に目付量190g/mで塗布し、乾燥した後、圧延機を用いて厚さ139μm前記正極の合剤層の空隙率が25%になるように加圧成形して正極68を作製した。
【0018】
一方、メソフェーズピッチを原料としたメソフェーズピッチ炭素繊維(MCF)をアルゴンガス雰囲気下、1000℃で炭素化した後、平均繊維長30 μm、平均繊維径11μm、粒度1〜80μmで90体積%が存在するように、かつ粒径0.5μm以下の粒子が5%以下になる様に適度に粉砕した後、アルゴン雰囲気下で3000℃にて黒鉛化することにより炭素質物を製造した。
【0019】
次いで、ポリフッ化ビニリデンをN−メチル−2−ピロリドンに溶解させた溶液に炭素質物と人造黒鉛を加えて撹拌混合し、合剤組成が炭素質物86.5重量%、人造黒鉛9.5重量%、ポリフッ化ビニリデン4重量%からなる負極合剤塗液を調製した。これを銅箔(NC−WS、厚さ12μm)の両面に目付量80g/mで塗布し、乾燥した後、圧延機で加圧成形することにより厚さ124μmの負極67を作製した。この際、成形後の正極の設計容量に対する負極の設計対向電極容量の比(容量バランス)が、1.05以上1.15以下になるように充填密度と電極長さを調節した。
【0020】
負極リードタブ74としては、全厚さが0.1mmで幅4mmの短冊状材料から成り、幅4mmで50μm厚の銅板からなる第1層を、厚さ25μmのニッケルの第2層及び第3層で両側から挟み込んだ三層構造体(ニッケルと銅のクラッド処理加工品)を用いた。これを、負極の銅箔部分に電極群を形成した時に負極リードタブ74が外側になるように超音波溶接機により溶接した。一方、正極リードタブ73は、幅4mmで100μm厚のアルミ製で正極のアルミ箔部分に電極群を形成した時に最内周側で、かつ、正極リードタブ73が内側になるように超音波溶接機により溶接した。
【0021】
正極、ポリエチレン製多孔質フィルムからなるセパレータ69、負極およびポリエチレン製多孔質フィルムからなるセパレータ69で1層を構成するユニットとし、この順序で捲回積層し、負極かつ未塗布部銅箔部分が最外周側に位置するように渦巻き状に形成した。この時、正・負極共電極先端部および末端部には活物質が塗布搭載されていない部分を設け、捲回時電極テンション0.4MPaとし捲回により電極群66を作製した。
【0022】
この電極群66を、底周縁部に底絶縁板65が内装された負極端子兼用の金属電池容器64である有底円筒状容器内に装填し、金属電池容器64内で電極群66の一方部(例えば図中左側部)が容器64内側面と接触するように固定されるように負極リードタブ74を金属電池容器64の底部内側に抵抗溶接接続し、正極リードタブ73を金属電池容器64の開口部側に配置する封口体70にレーザー溶接接続する。
【0023】
つづいて、金属電池容器64内に、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)の混合溶媒(混合体積比1:2)に六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1M溶解した非水電解液80を液量6g注液し、電極群66に非水電解液80を減圧下で十分に含浸させた。
【0024】
そして、金属電池容器64の開口部側には、ガラス・樹脂やセラミックスなどの絶縁体により構成されるガスケット72を介した正極端子71および圧力開放弁(ラプチャー)61・破裂板押さえ板63を装填して金属電池容器64内と共に封口体70によって、封口体70の境界全周部は機械的に嵌合し密閉された。封口体70は、予め薄肉部を設けた変形圧力1.5MPa(約15kg/cm)とした電流遮断弁機構及び破断圧力2.6MPa(約26kg/cm)とした圧力開放弁61(ラプチャー)機構を設けた構造を形成している。
【0025】
なお、電極群66の平均直径は17.0mmとなり金属電池容器64の内径が17.56mmである事から見かけ上接する部位は、該容器内側面円周部の約1/3周となる。
【0026】
以上のようにして、設計公称容量1600mAhの円筒形リチウムイオン二次電池(18650サイズ(直径18mm、高さ65mm))を組み立てた。
【0027】
なお、高速充電ができない標準的な充電電池は、高速充電電池と基本的には同一の構成乃至構造である。
【0028】
相違点は以下の項目である。
【0029】
正極 目付量:270g/m
厚さ :185μm
負極 目付量:110g/m
厚さ :168μm
以上のような電極仕様で、設計公称容量1800mAhの円筒形リチウムイオン二次電池(18650サイズ(直径18mm、高さ65mm))を組み立てた。
【0030】
なお、電極群66の平均直径は17.4mmとなり金属電池容器64の内径が17.56mmである事から見かけ上接する部位は、該容器内側面円周部ほぼ全周となる。
【0031】
このように構成された高速充電電池21は、1〜5分程度で50〜80%程度の容量まで充電できる電池であり、充電レートは60C〜12C程度である。また、本電池の外観形状は円筒形を特定するものではなく、例えばアルミラミネート型電池やアルミ缶電池などの角型電池でも良い。このような高速充電電池の構成では、電池のサイズで若干変わるが概ね定格容量は角型電池では1000mAh以下、円筒形電池では2000mAh以下となる。
【0032】
また、このような構成により、高速に充電可能で、かつ安全性及び長期信頼性に優れた充電電池が実現される。
【0033】
図3は充電スタンド3の詳細な構成の一例を示す図である。図3に示すように、処理回路31にインタフェース31aを介して表示装置32、入力装置33、充電器本体34、カード読取/書込装置35、貨幣金額検知装置36が接続されている。表示装置32は、CRTや液晶ディスプレイなどの電子データを電子的に表示する表示部32aと、充電状態をランプの点灯の有無で知らせるための充電状態表示ランプ32bからなる。入力装置33は、例えば表示部32aと一体的に形成されたタッチパネルでもよいし、表示部32aとは別個に設けられたキー入力部などにより構成されてもよい。
【0034】
カード読取/書込装置35はカード挿入部37に挿入されたカードの読取及び書込処理を行う。貨幣金額検知装置36は、貨幣取扱装置38から投入された貨幣の金額を検知して処理回路31に出力する。
【0035】
充電器本体34は、処理回路31の充電管理部31dの制御に基づき、ケーブル41によりコネクタ22を介して接続された充電電池21に充電する充電機能を有する。
【0036】
充電電池21の電池電圧及びインピーダンスは、ケーブル41、充電器本体34を介して処理回路31に出力され、電圧計測部31c及びインピーダンス計測部31fで検知される。電圧計測部31cは、充電電池21から検知した電池電圧と、データ記憶部31bに格納された基準電圧値を比較し、充電可否を判定し、その判定結果は充電管理部31dに出力される。充電管理部31dは、判定結果を表示部32aに表示させる。
【0037】
インピーダンス計測部31fは、充電電池21から検知したインピーダンスと、データ記憶部31bに格納された電池識別参照データを電池識別部31eに出力する。電池識別部31eは、検知インピーダンス値と電池識別参照データに基づき、検知された充電電池が高速充電電池か、あるいは高速の充電ができない標準充電電池か否かを判定し、判定結果を充電管理部31dに出力する。充電管理部31dは、判定結果を表示部32aに表示させるとともに、判定結果に応じた電力供給指令を充電器本体34に行う。充電器本体34は、充電管理部31dの電力供給指令に応じた電力をケーブル41及びコネクタ22を介して充電電池21に供給する。
【0038】
データ記憶部31bには、基準電圧値、電池識別参照データ、電圧−充電深度対応データが格納されている。
【0039】
基準電圧値は、充電器本体34に接続された電池が充電可能な電池か否かを判定するための電圧値である。この基準電圧値よりも検知した電圧値が低い場合には、過放電を受けた電池である事や電池内部での短絡を発生した可能性が高いため、充電不能であると判定される。
【0040】
また、電池識別参照データは、例えば交流インピーダンスと直流インピーダンスの関係式である。この関係式と、充電器本体34を介して検知された直流及び交流インピーダンスに基づき、高速充電が可能か否かが判定される。
【0041】
具体的な判定手法は以下の通りである。
【0042】
充電電池21(二次電池)のインピーダンスをインタフェース31aを介してインピーダンス計測部31fで計測する。この時のインピーダンス測定では直流インピーダンスと交流インピーダンスの2つの方式がある。
【0043】
直流インピーダンスとは、測定対象である電池に直流電流源を接続し既知の測定電流値を流し、この時電池間にインピーダンスに比例した電圧降下が生じた電池電圧値と、電流を流す前の電池電圧値との差ΔVをその電池に流した既知の電流値で除し算出された結果の値である。
【0044】
この直流インピーダンス測定法は例えば直流四端子法を用い、充電電池21の正極68には電流源のマイナス端子、電池の負極67にはプラス端子を接続するいわゆる電池を放電する状態になるように接続されている。また、本測定では電流値は通常放電時よりも大きな値であり例えば5A、また、通電時間は瞬時間でよく例えば0.5秒である。よって、内蔵されている電池に対しては影響を与える電気量ではない。電気量は例えば0.7mAh(5A×0.5秒/3600)と非常に小さな量である。
【0045】
一方、交流インピーダンスとは一般に次のように定義される。測定対象である電池に交流電流源を接続し既知の測定電流値を流し、この電池にはインピーダンスに比例した交流電圧が生じる。この時の交流周波数はIEC(InternationalElectro−technicalCommission)規格に準じた1kHzである。また、通電する交流電流値も10mAと小さく、また、交流であるために電池に対してはまったく影響を与えない。この時の交流電位ΔVを既知の交流電流値で除し算出された結果の値が交流インピーダンス値である。
【0046】
このように、2種類のインピーダンスを計測する事で電池が高速充電可能電池可否かを判断できる。
【0047】
高速充電可能電池は、交流インピーダンス(ACI)と直流インピーダンス(DCI)との間に次の関係式が成り立っている。
【0048】
DCI≦ACI×1.5
この関係式を、データ記憶部31bに判定式として格納しておく。
【0049】
例えばリチウムイオン二次電池の標準サイズである18650型(直径18mm、高さ65mmの円筒型)を例にすると、
高速充電可能電池の場合には、ACI=35mΩ、DCI=45mΩであり、DCIは35×150%=52.5mΩと計算され、実測値の45mΩよりも大きな値となる。これに対し、標準電池の場合、ACI=60mΩ、DCI=100mΩとなる。DCIは60×150%=90mΩと計算され、実測値の100mΩよりも小さな値となる。なお、直流インピーダンス(DCI)の測定においては、例えば電流値20Aで時間1秒通電した場合の電圧降下ΔVから算出した結果が直流インピーダンスとして採用される。
【0050】
このように、前述の判定式に検知された直流インピーダンス値と交流インピーダンス値を代入し、式が成立するか否かを判定することにより、高速充電対応電池か標準型電池かを判定することができる。
【0051】
なお、電池識別参照データとして、基準直流インピーダンス値を格納しておいてもよい。この場合、基準直流インピーダンス値と充電器本体34を介して検知された直流インピーダンスを比較し、検知値の方が低い場合には高速充電可能と判定し、高い場合には高速充電不能と判定する。例えば、基準直流インピーダンス値は、円筒型電池の場合は40mΩ、角型電池の場合は80mΩに予め設定されてもよい。
【0052】
さらに望ましくは、直流インピーダンス、交流インピーダンス、電池電圧値などの検出値に応じて電池種別を判定する電池判定部を充電管理部31dや電池識別部31eなどに設け、かつ、この電池判定部によって判定される電池の外観形状や電池容量などの電池の種別に応じた基準直流インピーダンス値や関係式などの電池識別参照データを格納しておく。これにより、電池の種別に応じた高速充電の可否の正確な判定が可能となる。
【0053】
電圧−充電深度対応データの一例を図7に示す。横軸は電池の充電深度、縦軸は電池電圧(開回路電圧OCV)である。充電深度は、電池の許容充電容量に対する残存する電池容量の割合である。この電圧−充電深度対応データを参照することにより、充電の対象とする充電電池21の電池電圧に応じた充電深度を得ることができる。
【0054】
課金処理部31gは、カード挿入部37、カード読取/書込装置35、貨幣金額検知装置36、貨幣取扱装置38などを制御し、課金準備処理及び課金本処理、課金データ送信処理を実行する。
【0055】
貨幣取扱装置38、貨幣金額検知装置36により、貨幣によりこの充電スタンド3を利用する場合の貨幣の投入、読取、釣銭排出、貨幣取込保持などが実行される。貨幣取扱装置38は具体的には例えば、貨幣投入口、貨幣投入口から投入された貨幣が貨幣金額検知装置36で読み取られ、釣銭を排出するための釣銭口、投入された貨幣を充電スタンド3本体内に取込み、また釣銭が必要になった場合に釣銭として排出するための貨幣保持機構などにより構成される。
【0056】
また、カード挿入部37、カード読取/書込装置35により、カードによりこの充電スタンド3を利用する場合のカードの挿入、読取、課金処理に基づく書換等がなされる。
【0057】
また、課金方法としては貨幣やカード方式に特定するものではなく各種の認証方法を用いても良い。
【0058】
また、特に図示していないが、処理回路31は例えばCPU、メモリなど、一般的なコンピュータシステムとしての構成を備え、インタフェース31a、通信ネットワーク4を介した管理サーバ5とのデータ通信や、データ記憶部31bに格納されたデータの表示部32aへの表示などを実行可能である。
【0059】
次に、図4を用いて本実施形態に係る充電システムの動作を説明する。
【0060】
まず、この充電システム1適用の前提として、充電電池21により駆動される携帯電話端末2が採用され、またコンビニエンスストア店舗6など各所に図3に示すような充電スタンド3を設置し、かつ各充電スタンド3と管理サーバ5を通信ネットワーク4により接続する。
【0061】
携帯電話端末2を利用中、充電電池21の電池切れが起こった場合、あるいは起こりそうな場合、携帯電話を持ってコンビニエンスストア店舗6に行き、充電スタンド3を操作を開始する(s1)。
【0062】
充電スタンド3を操作する前の待受状態では、例えばデータ記憶部31bに格納され広告データが処理回路31により読み出されて表示装置32に表示され、あるいはインタフェース31aを介して管理サーバ5から受信した広告データが処理回路31により表示装置32に表示される。これにより、充電スタンド3は充電を行わない状態でも、広告塔としての機能を果たすことができ、充電スタンド3を有効に利用できる。
【0063】
携帯電話端末2のユーザが入力装置33を用いて充電を要求するためのデータ入力を行うと、処理回路31の充電管理手段31bは、表示部32aに例えば「充電器に携帯電話を接続して下さい」とメッセージ表示させる(s2)。
【0064】
これに応答して、ユーザは携帯電話端末2の充電電池21を充電器本体34にケーブル41を介して接続する(s3)。
【0065】
この電池接続により、充電サービスの提供処理が開始される(s4)。
【0066】
以下、充電サービスの提供処理(s4)の詳細を図5を用いて説明する。
【0067】
充電器本体34への端末の接続が処理回路31により検知されると(s21)、課金処理部31gは、課金準備処理(s22)を実行する。
【0068】
図6は課金準備処理(s22)のフローチャートの一例を示す図である。
【0069】
図6に示すように、課金処理部31gが表示部32aに「この携帯電話は充電可能です。充電は1回100円です。カードを投入し、あるいは貨幣を投入下さい。」など、充電料金支払を要求するメッセージを表示させる(s221)。携帯電話端末のユーザは、このメッセージに応答して、カードをカード挿入部37に挿入し、あるいは貨幣取扱装置38の貨幣投入口に貨幣を投入する(s222)。カードが挿入された場合、カード読取/書込装置35は挿入されたカードの金額データを読み取り、インタフェース31aを介して課金処理部31gに出力する。貨幣が投入された場合、貨幣金額検知装置36は貨幣貨幣投入口に投入された投入金額を読み取り、金額データとして課金処理部31gに出力する。
【0070】
課金処理部31gは、金額データが例えばデータ記憶部31bに予め格納された規定充電料金以上か否かを判定し(s8)、規定充電料金以上の場合、課金準備処理を終了し(s224)、図5の(s23)に進む。
【0071】
充電料金未満の場合、貨幣による金額投入では、表示部32aに投入金額を表示した上で貨幣の追加投入の待ち状態とし、表示画面は変更されず、カード挿入の場合、表示部32aに「残金が不足しております。追加の金額を貨幣により投入するか、別のカードを挿入して下さい。」と表示し、追加の貨幣あるいは新規カード投入の待ち状態とする(s225)。カードが排出された場合には、別のカードの待ち状態とする。このように、充電料金未満の場合には、投入金額が充電料金以上になるまで(s222)〜(s225)を繰り返し、貨幣あるいはカードによる追加の金額投入の待ち状態が繰り返される。
【0072】
なお、貨幣、カード以外による決済を選択することもできる。例えば(s221)における料金支払いメッセージの表示に応答してユーザが入力装置33を選択して端末自動決済を選択し、あるいは選択せずとも自動で、端末自動決済処理を実行してもよい。この端末自動決済処理は、例えば端末の端末製造番号などの端末固有の識別情報を充電器本体34が充電電池21から検知して課金処理部31gに出力する。課金処理部31gは、この端末固有の識別情報と、ユーザにより入力された暗証番号やID番号などをインタフェース31a、通信ネットワーク4を介して管理サーバ5に送信する。管理サーバ5は、受信した暗証番号、ID番号、端末固有識別情報などを、予め管理サーバ5のデータベースに格納されたこれらデータとを照合し、一致する場合には認証可能であることを示す判定結果を、一致しない場合には認証不可であることを示す判定結果を処理回路31に送信する。課金処理部31gは、受信した認証判定結果が認証可能である場合には課金準備処理を終了させ(s23)に進み、認証不可である場合には(s221)で待機する。
【0073】
課金準備処理が終了すると、充電器本体34に接続された充電電池21の充電回路の電池電圧とインピーダンスは、充電器本体34、インタフェース31aを介して電圧計測部31c及びインピーダンス計測部31fで検知される(s23)。電圧計測部31cは、データ記憶部31bに格納された基準電圧値を読み出し、検知された充電電池21の電池電圧とこの基準電圧値を比較し、充電可能な電池か否かを判定する。検知した電池電圧が基準電圧値よりも低い場合には、電圧計測部31cは充電不可と判定する。この場合、電圧計測部31cは表示部32aに「この電池は充電できません。もう一度、接続を確かめて下さい。または、電池が健全ではありませんので新しい電池と交換して下さい。」と表示する(s40)。これにより、充電システム1による充電がなされずに操作が終了し、再度待受画面が表示される。このような健全でない電池となる要因としては、接触不具合以外は、一般に何らかの原因で電池が過放電状態となる、また電池の内部で短絡が発生したことが考えられる。したがって、このような異常な電池の充電には発熱を伴う可能性が高いため、電池を安全方向(充電しない)に回避するでトラブル発生の防止となる。
【0074】
一方、検知した電池電圧が基準電圧値よりも高い場合には、電圧計測部31cは充電可能と判定し、(s24)に進む。
【0075】
(s24)では、インピーダンス計測部31fが検知した直流インピーダンス及び交流インピーダンスの値と、データ記憶部31bに格納された交流インピーダンスと直流インピーダンスの関係式を電池識別部31eに出力する。電池識別部31eは、これら関係式及び検知インピーダンス値に基づき高速充電対応電池か否かを判定する。高速充電対応電池と判定した場合、電池識別部31eは高速充電対応である旨のメッセージを表示部32aに表示し(s25a)、高速充電対応電池でないと判定した場合、電池識別部31eは標準型充電池である旨のメッセージを表示する(s25b)。望ましくは、電池識別部31eは、高速充電可能か否かのみならず、電池の電池の外観形状や電池容量などを含めた電池の種別を識別する。この識別は、インピーダンス値に基づいてなされる。
【0076】
充電管理部31dは、この判定結果に応じた充電電流の設定を行う(s26)。
【0077】
充電器本体34の充電機能における充電電流は、最大でも60A程度でよい。携帯電話の電池容量は一般に500〜1000mAh程度であり、1分間充電、すなわち60C充電を行ったとしてもこの程度の電流値で十分である。この際、充電電圧の上限は、通常充電時と同様に4.2Vに設定し、最終的にはその上限電圧で定電圧充電(CV)できるように制御される事が望ましい。
【0078】
大電流の定電流で充電する場合、電池電圧に過電圧が加わり、4.2Vを超えることが起こり得る。そこで、例えば▲1▼定電流ではなく、大電流をパルス的に通電する方法、▲2▼充電電流の大きさを最初は大きく設定し、徐々に小さくする方法、▲3▼選択する電流値で充電した場合に電池に加わる過電圧分の見積を行い、その見積分を加えた値を定電流充電(CC)の上限とし、電流の変化に応じて過電圧分見積分を変化させながら充電を進める方法、などの手法を採用するのが望ましい。これら▲1▼〜▲3▼の手法は、例えば充電管理手段31bが▲1▼〜▲3▼に示すような電力(電流や電圧)を加えるための電力(電流や電圧)パターンを出力させ、この電力パターンを充電器本体34に出力し、これに基づき充電器本体34が所望の電力パターンに基づく充電を行うようにすればよい。もちろん、充電器本体34でこの電圧パターンを発生させるようにしてもよい。
【0079】
次に、充電管理部31dは、例えば検知された充電電池21の電池電圧に基づき、データ記憶部31bに格納された電圧−充電深度対応データを参照して検知電圧に対応する充電深度を算出し、さらにこの充電深度と前記電力パターンに基づき充電予測時間を概算する(s27)。望ましくは、電池識別部31eで識別された電池の外観形状や高速充電可否などの電池種別毎に充電予測時間を算出する。算出された充電予測時間は、充電準備可能である旨のメッセージとともに表示部32aに表示される(s28)。
【0080】
そして、充電管理部31dは、電池の種別(高速か標準か否か)、充電電流値、充電完了までの概算時間が得られたか否かを最終判断し(s29)、得られていれば(s30)に進み、充電状態表示ランプ32bを点灯させるとともに、表示部32aに充電中である旨のメッセージを表示させる。得られていなければこれら電池の種別、充電電流値、概算時間を再度算出する。
【0081】
次に、充電管理部31dは、充電器本体34に充電電流値を出力し、充電指令を行う。充電器本体34は、充電電池21に充電電流を通電し、充電を開始する(s31)。
【0082】
望ましくは、この充電中、表示される充電完了までの時間を時間経過とともに減算し、充電が完了する際に、その充電完了までの時間が0となるようにするのが望ましい。なお、充電の対象とする充電電池は最短で1分程度、最長でも5分程度で充電が完了する事が望ましい。また、望ましくは、充電完了までの残り時間のみならず、現在の充電状態を、充電電池の容量に対する現在の充電容量の割合として%表示したり、その充電器本体34でどこまで充電可能か否かを%表示してもよい。これら%表示の充電状態は、例えば充電予想時間、充電開始から経過した時間などに基づき算出した概略値でもよいし、充電中の充電電池21の電池電圧を逐次充電器本体34が検知し、その検知電圧に基づき充電深度を算出することにより得てもよいし、予めデータ記憶部31bに格納された充電状態、充電予想時間、充電容量などを対応付けたデータを読み出すことにより得てもよい。
【0083】
充電器本体34は、例えば一般家庭用電源としてコンセントなどを介して供給される交流電源を電源とし、これに基づきACアダプタにより直流電流を発生させる方式でもよいし、大容量の電池を電源としてもよいし、最終端に大電流を印加するコンデンサをバッテリパックのように配置してもよい。コンデンサを配置することにより、直流電源あるいは電池の小型化に寄与する。
【0084】
充電が終了するまでこれら処理が繰り返される(s32)。
【0085】
充電が終了すると、充電管理部31dは、充電状態表示ランプ32bを消灯するとともに、表示部32aに「充電が終了しました。課金情報をご確認しました後に充電器から外して下さい。」など、充電が終了したことをユーザに報知するメッセージを表示する(s33)。このメッセージにより、ユーザは充電が完了したことを確認できる。また、このメッセージ表示とともに、課金処理部31gは課金本処理を実行する(s34)。課金本処理では、充電量に基づき充電料金を算出する。この充電料金の算出は、予めデータ記憶部31bに格納された充電量と充電料金との対応データを参照して得てもよい。
【0086】
貨幣投入による場合には、投入された金額から充電料金を差し引いた残金の排出処理を実行する。具体的には例えば貨幣取扱装置38の貨幣保持機構から残金に対応する釣銭を取り出し、釣銭口から排出する。
【0087】
カード投入による場合には、算出された残金データへの金額データの書換処理を行い、カードをカード挿入部37から排出する。
【0088】
以上により、充電サービス提供処理(s4)が終了する。
【0089】
ユーザは、(s33)の充電終了表示と課金情報を確認した後、携帯電話端末2を充電器本体34から取り外す(s5)。
【0090】
例えば充電回数、充電料金などの課金データは、課金処理部31gによりインタフェース31a、通信ネットワーク4を介して管理サーバ5に送信される(s6)。課金データの送信タイミングは、充電が行われる毎になされてもよいし、複数回充電が行われた後一定時間おきになされてもよい。管理サーバ5は、得られた課金データに基づき集計処理を実行したり(s7)、貨幣やカードによらない場合には携帯電話端末から得られたデータに基づく口座引き落とし処理などを行う。
【0091】
このように本実施形態によれば、携帯電話端末2に搭載した充電電池21が電池切れになった場合、瞬時に電池の充電ができる。また、この充電の際に、課金することにより、充電サービスによるビジネスモデルが実現される。また、充電スタンド3を、管理サーバ5の管理の下でコンビニエンスストア店舗6など各所に設置することにより、充電電池21を搭載した端末の利用範囲が広がる。また、充電スタンド3の設置場所は、コンビニエンスストア店舗内に限らず、電話ボックス、鉄道の駅の売店、ガソリンスタンド、スーパーマーケット、パチンコ店、本屋、散髪店、美容院や自動販売機などに設置あるいは付設することができる。さらに、貸事務所など、専用場所でもよいし、階段の踊り場などの空きスペースのある場所のいかなる場所に設定することができる。
【0092】
本発明は上記実施形態に限定されない。
【0093】
充電時間が1〜5分程度の高速充電電池を充電システム1による充電の対象としたが、必ずしも充電時間が高速ではない標準型充電電池にも充電システム1を適用可能である。この場合、表示部32aに「標準型充電池を充電しています。充電時間は○○分です。」など、充電時間が高速では無い旨を充電管理部31dが表示させることで対応すればよい。
【0094】
また、充電器本体34はあらゆる携帯電話端末のコネクタに接続できるように、各種アダプタやケーブルを用意してもよい。可能で有れば、海外で販売されている携帯電話端末のコネクタに接続可能なケーブルやアダプタを用意する事も望ましい。
【0095】
また、例えば充電スタンド3から管理サーバ5に、利用状況や稼働状況を逐次報告し、管理サーバ5側で各充電スタンド3をモニタするように構成してもよい。また、管理サーバ5から配信され、あるいは充電スタンド3自身で表示部32aに表示する広告情報としては、設置場所によって異なる、あるいは同一の、充電に関する情報とは異なる情報でもよい。例えば、時刻、天気予報などでもよいし、電話ボックスなどに設置する場合には、当該電話会社のサービス案内、新規製品の案内でもよいし、ガソリンスタンドに設置する場合には、道路渋滞情報などでもよいし、一般的なコマーシャルでもよい。この場合、情報提供サービス会社などと提携してビジネスを運営してもよい。
【0096】
また、充電スタンド3はカードで利用可能としたが、カードはキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーカードなどのような一般的に用いられるカードでもよいし、充電専用のプリペイドカードを発行し、これで決済を行うようにしてもよい。また、充電スタンド3の設置場所に応じて独特のサービスを行ってもよい例えばガソリンスタンドに設置する場合には、課金システムにおいて、表示部32aに「ガソリンが〜リットル以上ご購入の場合は、充電料金はいただきません。」や、「累計でガソリンの給油量が〜リットルを超えたら、無料充電が10回できます。」というように、その充電スタンド設置場所で本来提供されるサービスの利用による割引サービスを実施してもよい。この場合、ガソリンスタンドで発行するカードに、充電スタンドで利用可能なカード機能を付加してもよい。
【0097】
また、例えばコンビニエンスストア店舗に設置する場合、充電サービスの運営者がコンビニエンスストアから料金をもらい、充電料金は割引あるいは無料とするという運営方法にしてもよい。
【0098】
上記実施形態では、携帯電話端末2に用いられる充電電池21を例に説明したが、二次電池を駆動用電池として用いる携帯型電子機器であればこれに限定されない。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルカメラなどの携帯型の端末に用いられる充電電池にも本充電システムを適用可能である。この場合、充電スタンド3を例えば上記施設以外にも設置可能となり貸事務所、新幹線などの高速鉄道の車内、旅館・ホテルなどの宿泊施設の空きスペースなど、ノート型パーソナルコンピュータやPDA・デジタルカメラなどを利用する箇所に配置するのが望ましい。
【0099】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、高速に充電可能な充電サービスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る充電システムの全体構成を示す図。
【図2】高速充電電池の構成の一例を示す図。
【図3】同実施形態に係る充電スタンドの詳細な構成の一例を示す図。
【図4】同実施形態に係る充電システムの動作を示すフローチャート。
【図5】同実施形態に係る充電サービスの提供処理の詳細のフローチャート。
【図6】同実施形態に係る課金準備処理のフローチャートの一例を示す図。
【図7】同実施形態に係る電圧−充電深度対応データの一例を示す図。
【符号の説明】
1…充電システム、2…携帯電話端末、3…充電スタンド、4…通信ネットワーク、5…管理サーバ、6…コンビニエンスストア店舗、21…充電電池、22…コネクタ、31…処理回路、32…表示装置、33…入力装置、34…充電器本体、35…カード読取/書込装置、36…貨幣金額検知装置、37…カード挿入部、38…貨幣取扱装置

Claims (4)

  1. 充電電池を充電する充電器本体と、前記充電電池の電池電圧を検知し、該検知された電池電圧と予め定められた基準電圧値に基づき充電可能か否かを判定する電圧計測部と、前記充電電池のインピーダンスを検知し、予め定められた電池識別参照データに基づき高速充電対応電池か否かを判定するインピーダンス計測部と、前記電圧計測部により充電可能と判定された場合に、前記インピーダンス計測部での判定結果に応じた充電電流に基づく充電指令を前記充電器本体に行う充電管理部とを具備してなることを特徴とする充電スタンド。
  2. 更に、表示装置を設け、前記充電管理部は、前記インピーダンス計測部での判定結果に応じた前記充電電池の充電予想時間を前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項1記載の充電スタンド。
  3. 充電電池を充電する充電器本体と、前記充電電池の電池電圧を検知し、該検知された電池電圧と予め定められた基準電圧値に基づき充電可能か否かを判定する電圧計測部と、前記充電電池のインピーダンスを検知し、予め定められた電池識別参照データに基づき高速充電対応電池か否かを判定するインピーダンス計測部と、前記電圧計測部により充電可能と判定された場合に、前記インピーダンス計測部での判定結果に応じた充電電流に基づく充電指令を前記充電器本体に行う充電管理部とを備えた充電スタンドと、前記複数の充電スタンドの各々から前記課金データを受信して集計処理を行う管理サーバとを具備してなることを特徴とする充電システム。
  4. 充電器本体に充電電池が接続されたことを検知して、前記充電電池の電池電圧及びインピーダンスを検知し、前記検知された電池電圧に基づき充電可能か否かの第1の判定を行い、前記第1の判定により充電可能と判定された場合には、前記検知されたインピーダンスに基づき高速充電可能な電池か否かの第2の判定し、前記第2の判定結果に応じた充電電流を発生させて前記充電器本体から前記充電電池に充電を行い、前記充電の利用回数及び充電料金からなる課金データを管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記課金データを受信して集計処理を行うことを特徴とする充電サービスの提供方法。
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