JP2004214132A - 偏向ヨーク - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビセットまたはモニターセット等におけるインライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、それらの磁束経路に配置されたコアを備えた偏向ヨークは、CRTのファンネル角型化によるコーンハレーションの発生と水平偏向感度良化の両立が困難という問題がある。
【解決手段】コア4の小径側端面を、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、また、そのコア4の小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとした構成の偏向ヨークとし、コーンハレーションの発生を抑制し、水平偏向感度を良化できる偏向ヨークとする。
【選択図】 図1
【解決手段】コア4の小径側端面を、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、また、そのコア4の小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとした構成の偏向ヨークとし、コーンハレーションの発生を抑制し、水平偏向感度を良化できる偏向ヨークとする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インライン配置の3本の電子銃から発射される電子ビームの動集中が、各々一対の水平、垂直偏向コイルによる偏向磁界で自動的に行われるセルフコンバーゼンス方式カラー受像管に装着し使用される偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にテレビセットまたはモニターセットにおいて、偏向ヨークの消費電力値はセット全体の消費電力の根幹を占めており、特に水平偏向の消費電力(以下、水平偏向感度と称す)がセッのト消費電力に与える影響は大きい。
【0003】
近年、従来のCRTファンネル(図4(a)参照)に対し、CRTファンネルカーブの偏向ヨーク装着付近をフェイス面形状と同じ角型(図4(b)参照)にし、偏向ヨーク径を極限まで小さくし、水平偏向感度を小さく抑える方法が主流となりつつあるが、新たにコーンハレーションという現象が問題となってきている(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
ここで、図4(a)は従来のCRTを背面から見た図、図4(b)は従来のCRTを背面から見た角型のファンネル形状図で、図5はコーンハレーションの発生を示す図である。
【0005】
このコーンハレーションは、テレビなどフェイス面有効径以上に電子ビームを偏向させる場合、図5に示すように電子ビームがファンネル内部に衝突し、その反射光がフェイス面中央に反射し、画面中央付近の輝度を部分的に上昇、コントラストが劣化するという現象である。
【0006】
このコーンハレーションと前述の水平偏向感度は相反する作用で、水平偏向感度を良化させるとコーンハレーションが問題となり、またコーンハレーションを改善すると水平偏向感度が劣化する。
【0007】
従来、このジレンマの調整は、コーンハレーション限界まで水平偏向感度を良化するという、いわば妥協的調整を行っている。
【0008】
水平偏向感度を良化させる方法として、
▲1▼ 水平偏向コイルの電子銃側を電子銃方向へ延長する。
【0009】
▲2▼ 水平偏向コイルの電子銃側ストレート部の内径を出来る限り小さくする。
【0010】
▲3▼ 水平偏向コイルのスクリーン側を出来る限り短くする。
【0011】
▲4▼ 水平偏向コイルのベンドアップ部の形状を小さくする。
の何れか、または幾つかを組合わせた方法により、コーンハレーション発生の限界まで水平偏向感度を良化させるというような調整を行っている。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−106106号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような調整はコーンハレーションの発生皆無が主体となるため、水平偏向感度の調整はコーンハレーションに左右され、最適解が得られず、テレビセットとしての消費電力値の増大を招いている。
【0014】
また、水平偏向コイルをカットアンドトライ的に調整するため、その検討にかなりの時間を費やしている。
【0015】
そこで、本発明は、偏向ヨークの主要部品であるコア長を調整することにより、コーンハレーションと水平偏向感度の両立が得られる偏向ヨークを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、少なくとも前記偏向コイルの付近に、前記偏向コイルの少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコアとを有し、前記コアは大径側と小径側を有しており、その小径側の同半径部の管軸方向、電子銃側長さが2mmから7mmと短いコアを有することと、前記コアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側のベンドアップ部スクリーン側端面より、10mm〜15mmの距離をもつように配置する偏向ヨークの構成とした。
【0017】
本発明によれば、調整工数が削減、また、コーンハレーションが維持でき、水平偏向感度を良化させた偏向ヨークを実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、少なくとも偏向コイルの付近に、偏向コイルの少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコアとを有し、コアは大径側と小径側を有しており、その小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとした構成の偏向ヨークであり、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化するという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の偏向ヨークにおいて、コアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側のベンドアップ部スクリーン側端面より、10mm〜15mmの距離をもつように配置した構成としたものであり、同じくコーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化するという作用を有する。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における偏向ヨークをX方向面より見た側面図である。
【0022】
図1に示すように、この偏向ヨークは、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイル1と、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイル3と、少なくとも前記偏向コイル1、3の付近に、前記偏向コイル1、3の少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコア4とを有している。具体的には水平偏向コイル1が組み込まれたセパレータ2の外側に垂直偏向コイル3が組み込まれ、その外側にコア4が取り付けられている。そして、前記コア4は大径側と小径側を有しており、その小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さは7mmと短くしてあり、また、このコア4の小径側端面を、水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離が10mmとなるように配置している。
【0023】
ここで32型102度角型ファンネル用としての上記構成の偏向ヨークにおいて、コーンハレーション発生の偏向ヨークプルバック量と水平偏向感度は、
・コーンハレーション発生プルバック量:4.5mm
・水平偏向感度:28mHA2
となっている。
【0024】
上記状態を基準に、コア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さを短くする、言い換えればコア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離を長くしていくと、図2の本発明の実施の形態1における偏向ヨークの側面図に示すように、コア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さが2mmまでは、また、コア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離が15mmまでは、コーンハレーション、水平偏向感度共に変化しない。しかし、それを超えるとコーンハレーションは変化しないが、水平偏向感度は劣化する。その量は1mmあたり1%の劣化量を示す。
【0025】
また、逆にコア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さを7mmより長くする、言い換えればコア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離を10mmより短くすると、水平偏向感度は変化しないが、コーンハレーションが短くなる。その変化量は1mmあたり1mmの劣化量を示す。
【0026】
これは、水平偏向コイル1の磁界中心および水平偏向コイルネック側ベンドアップの磁界と、コア4の小径側ストレート長の位置に密接な関連がある。
【0027】
図3は水平偏向コイル1の管軸方向の磁界強度を示す図ですが、コア4の小径側ストレート部が短くなり、この磁界強度の一番大きい部分を越えそうな位置になると、コーンハレーションは変化しないが、水平偏向感度は劣化する現象を引き起こす。また、コア4の小径側ストレート部が長くなり、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップに近づくと、そのベンドアップの漏れ磁界をコア4が吸収し、コーンハレーションを劣化させる。
【0028】
以上のように、コア4の小径側端面を、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、そのコア4の小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとすることで、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化できる偏向ヨークを実現することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は偏向ヨークにおけるコアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、また、そのコアの小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmにした構成とするので、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化できる偏向ヨークを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における偏向ヨークをX方向面より見た側面図
【図2】本発明の実施の形態1における偏向ヨークの側面図
【図3】水平偏向コイルの管軸方向の磁界強度を示す図
【図4】(a)従来のCRTを背面から見た図
(b)従来のCRTを背面から見た角型のファンネル形状図
【図5】コーンハレーションの発生を示す図
【符号の説明】
1 水平偏向コイル
2 セパレータ
3 垂直偏向コイル
4 コア
【発明の属する技術分野】
本発明は、インライン配置の3本の電子銃から発射される電子ビームの動集中が、各々一対の水平、垂直偏向コイルによる偏向磁界で自動的に行われるセルフコンバーゼンス方式カラー受像管に装着し使用される偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にテレビセットまたはモニターセットにおいて、偏向ヨークの消費電力値はセット全体の消費電力の根幹を占めており、特に水平偏向の消費電力(以下、水平偏向感度と称す)がセッのト消費電力に与える影響は大きい。
【0003】
近年、従来のCRTファンネル(図4(a)参照)に対し、CRTファンネルカーブの偏向ヨーク装着付近をフェイス面形状と同じ角型(図4(b)参照)にし、偏向ヨーク径を極限まで小さくし、水平偏向感度を小さく抑える方法が主流となりつつあるが、新たにコーンハレーションという現象が問題となってきている(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
ここで、図4(a)は従来のCRTを背面から見た図、図4(b)は従来のCRTを背面から見た角型のファンネル形状図で、図5はコーンハレーションの発生を示す図である。
【0005】
このコーンハレーションは、テレビなどフェイス面有効径以上に電子ビームを偏向させる場合、図5に示すように電子ビームがファンネル内部に衝突し、その反射光がフェイス面中央に反射し、画面中央付近の輝度を部分的に上昇、コントラストが劣化するという現象である。
【0006】
このコーンハレーションと前述の水平偏向感度は相反する作用で、水平偏向感度を良化させるとコーンハレーションが問題となり、またコーンハレーションを改善すると水平偏向感度が劣化する。
【0007】
従来、このジレンマの調整は、コーンハレーション限界まで水平偏向感度を良化するという、いわば妥協的調整を行っている。
【0008】
水平偏向感度を良化させる方法として、
▲1▼ 水平偏向コイルの電子銃側を電子銃方向へ延長する。
【0009】
▲2▼ 水平偏向コイルの電子銃側ストレート部の内径を出来る限り小さくする。
【0010】
▲3▼ 水平偏向コイルのスクリーン側を出来る限り短くする。
【0011】
▲4▼ 水平偏向コイルのベンドアップ部の形状を小さくする。
の何れか、または幾つかを組合わせた方法により、コーンハレーション発生の限界まで水平偏向感度を良化させるというような調整を行っている。
【0012】
【特許文献1】
特開2000−106106号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のような調整はコーンハレーションの発生皆無が主体となるため、水平偏向感度の調整はコーンハレーションに左右され、最適解が得られず、テレビセットとしての消費電力値の増大を招いている。
【0014】
また、水平偏向コイルをカットアンドトライ的に調整するため、その検討にかなりの時間を費やしている。
【0015】
そこで、本発明は、偏向ヨークの主要部品であるコア長を調整することにより、コーンハレーションと水平偏向感度の両立が得られる偏向ヨークを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、少なくとも前記偏向コイルの付近に、前記偏向コイルの少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコアとを有し、前記コアは大径側と小径側を有しており、その小径側の同半径部の管軸方向、電子銃側長さが2mmから7mmと短いコアを有することと、前記コアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側のベンドアップ部スクリーン側端面より、10mm〜15mmの距離をもつように配置する偏向ヨークの構成とした。
【0017】
本発明によれば、調整工数が削減、また、コーンハレーションが維持でき、水平偏向感度を良化させた偏向ヨークを実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、少なくとも偏向コイルの付近に、偏向コイルの少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコアとを有し、コアは大径側と小径側を有しており、その小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとした構成の偏向ヨークであり、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化するという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の偏向ヨークにおいて、コアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側のベンドアップ部スクリーン側端面より、10mm〜15mmの距離をもつように配置した構成としたものであり、同じくコーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化するという作用を有する。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における偏向ヨークをX方向面より見た側面図である。
【0022】
図1に示すように、この偏向ヨークは、インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイル1と、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイル3と、少なくとも前記偏向コイル1、3の付近に、前記偏向コイル1、3の少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコア4とを有している。具体的には水平偏向コイル1が組み込まれたセパレータ2の外側に垂直偏向コイル3が組み込まれ、その外側にコア4が取り付けられている。そして、前記コア4は大径側と小径側を有しており、その小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さは7mmと短くしてあり、また、このコア4の小径側端面を、水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離が10mmとなるように配置している。
【0023】
ここで32型102度角型ファンネル用としての上記構成の偏向ヨークにおいて、コーンハレーション発生の偏向ヨークプルバック量と水平偏向感度は、
・コーンハレーション発生プルバック量:4.5mm
・水平偏向感度:28mHA2
となっている。
【0024】
上記状態を基準に、コア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さを短くする、言い換えればコア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離を長くしていくと、図2の本発明の実施の形態1における偏向ヨークの側面図に示すように、コア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さが2mmまでは、また、コア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離が15mmまでは、コーンハレーション、水平偏向感度共に変化しない。しかし、それを超えるとコーンハレーションは変化しないが、水平偏向感度は劣化する。その量は1mmあたり1%の劣化量を示す。
【0025】
また、逆にコア4の小径側の管軸方向同径部(ストレート部)の長さを7mmより長くする、言い換えればコア4の小径側端面の水平偏向コイル電子銃側ベンドアップのスクリーン側端面からの距離を10mmより短くすると、水平偏向感度は変化しないが、コーンハレーションが短くなる。その変化量は1mmあたり1mmの劣化量を示す。
【0026】
これは、水平偏向コイル1の磁界中心および水平偏向コイルネック側ベンドアップの磁界と、コア4の小径側ストレート長の位置に密接な関連がある。
【0027】
図3は水平偏向コイル1の管軸方向の磁界強度を示す図ですが、コア4の小径側ストレート部が短くなり、この磁界強度の一番大きい部分を越えそうな位置になると、コーンハレーションは変化しないが、水平偏向感度は劣化する現象を引き起こす。また、コア4の小径側ストレート部が長くなり、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップに近づくと、そのベンドアップの漏れ磁界をコア4が吸収し、コーンハレーションを劣化させる。
【0028】
以上のように、コア4の小径側端面を、水平偏向コイル1の電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、そのコア4の小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとすることで、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化できる偏向ヨークを実現することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は偏向ヨークにおけるコアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側ベンドアップ部のスクリーン側端面より10mm〜15mmに配置し、また、そのコアの小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmにした構成とするので、コーンハレーション発生を抑制し、水平偏向感度を最適に良化できる偏向ヨークを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における偏向ヨークをX方向面より見た側面図
【図2】本発明の実施の形態1における偏向ヨークの側面図
【図3】水平偏向コイルの管軸方向の磁界強度を示す図
【図4】(a)従来のCRTを背面から見た図
(b)従来のCRTを背面から見た角型のファンネル形状図
【図5】コーンハレーションの発生を示す図
【符号の説明】
1 水平偏向コイル
2 セパレータ
3 垂直偏向コイル
4 コア
Claims (2)
- インライン型電子銃の配列方向に偏向を行う一対の水平偏向コイルと、配列方向に垂直な方向に偏向を行う一対の垂直偏向コイルと、少なくとも前記偏向コイルの付近に、前記偏向コイルの少なくとも1つの磁束経路に配置された磁性材料で作られたコアとを有し、前記コアは大径側と小径側を有しており、その小径側の管軸方向同径長を2mm〜7mmとしたことを特徴とする偏向ヨーク。
- コアの小径側端面を、水平偏向コイルの電子銃側のベンドアップ部スクリーン側端面より、10mm〜15mmの距離をもつように配置したことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002049A JP2004214132A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002049A JP2004214132A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004214132A true JP2004214132A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32819900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002049A Pending JP2004214132A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004214132A (ja) |
-
2003
- 2003-01-08 JP JP2003002049A patent/JP2004214132A/ja active Pending
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