JP2004212726A - ヒートシンク付き光伝送部材およびそれを用いたプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ライトトンネル等の光伝送用光学部材の熱による劣化を抑制し、その寿命の低下を極力低減したプロジェクタを提供する。
【課題手段】プロジェクタは、光源60と、光源60からの光を伝送するヒートシンク付きライトトンネル70と、ライトトンネル70からの光を入射し、所定の波長の光を分離するカラーホイール80と、カラーホイール80よって分離された光を変調し、それを投射する投射手段とを有する。ヒートシンク付きライトトンネル70は、貫通孔114が形成されたヒートシンク部110と、貫通孔114から入射された光を出射口122より出射させるライトトンネル本体120と、それらの間に介在されたガラス部材117とを有する。ガラス部材117の面には光を反射させる反射膜がコーティングされる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロジェクタに関し、特に、DMD(Digital Mirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing:DLPはテキサス・インスツルメンツ社の登録商標)方式のプロジェクタにおいて用いられるライトトンネル等の光伝送用の光学部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
DLP方式プロジェクタは、半導体素子からなるDMDに光を照射し、その反射光をレンズ等で拡大投影して画像表示を行うものである。図8(a)に示すように、放電ランプからの光が回転楕円面鏡等のリフレクタ200によって反射され、その反射光がR、G、Bのカラーフィルターを配列した円盤状のカラーホイール201によってRGB光に順次分離される。カラーホイール201に近接されてライトトンネル202またはインテグレータ202が配置され、入射された光はそこで多重反射され均一な強度の光線束203として出射される。DMDは、RGB光に同期して時分割駆動され、画像データに従い照射された光を反射させる。そして反射光は、投影レンズを介してスクリーン上に投影される。このようなカラー映像表示は、一枚のカラーホイールを用いてカラー表示を行うことから、いわゆる単板式光学系とも呼ばれている。
【0003】
上記方法とは別に、色をスクローリングさせてフルカラー映像の表示を行う方法がある。図8(b)にこの方法を示す。リフレクタ200の焦点位置上に、アパーチャー付きのライトトンネル210が配置される。放電ランプからの光は、アパーチャー211を介してライトトンネル210内に入射される。ライトトンネル210の出射口に近接してSCR(Sequential Color Recapture)用のカラーホイール220が配置される。
【0004】
SCR用のカラーホイール220は、RGBのダイクロイックコーティングを有し、RGBのコーティングは、カラーホイールの中心から半径方向にスパイラル状に延び、RGBコーティングを1組としたとき、これらが複数組配列されている。1組のRGBパターンは、ライトトンネル210から出射口の口径に含まれる大きさに設定される。ライトトンネル220から光線束が入射されると、カラーホイール220によってRGBの帯状の光221が出射される。カラーホイール220の回転に伴い、RGBの帯の境界が一定速度で移動される。カラーホイール220によって透過されなかった波長の光は、そこで反射されてライトトンネル210内に入射され、この光はアパーチャー211の構成部材の裏面の反射面212において反射され、再びカラーホイール220に入射される。
【0005】
図5(a)の方法と図5(b)の方法とを比較すると、図5(a)の方法では、カラーホイール201を透過する光は、放電ランプにおいて発光された光の内の1/3であり、即ち、光源の光の利用効率は1/3であるのに対して、図5(b)の方法は、カラーホイール220を透過する光は、放電ランプにおいて発光された光の内の1/3であるが、カラーホイール220において反射された2/3の光が、ライトトンネル210の反射面212によって再び反射してカラーホイール220に入射され、それが再利用されるため、光源の光の利用効率が向上され、明るい投射映像を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SCRによるカラーホイールを用いた方法では、次のような課題がある。ライトトンネル210の入射面においてアパーチャー211を形成する部材は、例えば石英等のガラス部材から構成され、その裏面には反射面212を形成するために光反射膜がコーティングされる。カラーホイール220から反射された光が、反射面212に照射されることで、反射面212の温度が上昇し、反射面212に熱的な変形が生じたり、あるいは損傷が生じるおそれがあり、その結果、ライトトンネル210の寿命も低下してしまう。反射面212の反射効率が低下することは、光源の光の利用効率の低下を意味し、SCRによるカラーホイール220を用いる利点が損なわれてしまう。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、ライトトンネル等の光伝送用光学部材の熱による劣化や損傷を抑制し、その寿命の低下を極力低減したプロジェクタを提供することを目的とする。
さらに本発明は、光源の光の利用効率の高いカラーホイールを用いたプロジェクタを提供することを目的とする。
さらに本発明は、鮮明で明るい投射映像を得ることができるプロジェクタを提供することを目的とする。
さらに本発明は、SCRに適したヒートシンク付き光学部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光伝送部材は、光を入射させるための貫通孔が形成されたヒートシンク部と、前記ヒートシンク部に結合され、前記貫通孔から入射された光を出射口より出射させる光伝送部とを有し、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との間に前記出射口からの光を反射させる反射部が形成されている。これにより、光伝送部の反射部において発生された熱がヒートシンク部より放熱されるため、反射部の熱的な劣化や損傷を防止し、その寿命を改善することができる。
【0009】
好ましくは反射部は、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との接合部に介在される反射部材によって構成される。反射部材は、例えばガラス材を用い、ガラス材の表面に光反射膜をコーティングするものであっても良い。あるいは、反射部材を用いることなく、ヒートシンク部の面に反射面を形成するようにしてもよい。後者の場合、例えばヒートシンク部および前記光伝送部を石英やパイレックス(登録商標)のようなガラス材から構成し、両者を一体型に構成するようにしてもよい。この場合、一体型は、両部材を接着材等により結合するものであっても良い。
【0010】
好ましくはヒートシンク部には中央に向かって傾斜する反射面が形成される。こうすることで、反射面を利用してヒートシンク部の貫通孔に光を入射させることができ、光の入射高率を高めることができる。
【0011】
光伝送部は、例えば、ロッド状のライトトンネルを用いることができる。また、これ以外のインテグレータのような伝送部材を用いることもできる。
【0012】
本発明に係るプロジェクタは、光源と、前記光源からの光を伝送するヒートシンク付き光伝送部材と、前記光伝送部材からの光を入射し、所定の波長の光を分離する分離手段と、前記分離手段によって分離された光を変調する変調手段と、変調された光を投射する投射手段とを有する。そして、前記ヒートシンク付き光伝送部材は、前記光源からの光を入射させるための貫通孔が形成されたヒートシンク部と、前記ヒートシンク部に結合され、前記貫通孔から入射された光を出射口より出射させる光伝送部と、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との間に前記出射口からの光を反射させる反射部とを有する。これにより、光伝送部材の熱的な劣化や損傷を防止し、光源からの光の利用効率の低下を抑制することができる。
【0013】
好ましくは前記分離手段によって反射された光が前記光伝送部の出射口から入射され、該入射された光が前記反射部によって反射されて前記出射口から前記分離手段に再度入射される。分離手段は、少なくともR、G、Bのカラーフィルターをスパイラル状に複数配列し、一定速度で回転されるカラーホイールを用いることができる。
【0014】
好ましくはヒートシンク部は、そのほぼ中央に前記貫通孔を配し、かつその外周より前記貫通孔に向けて傾斜された反射面を有し、前記光源からの光が前記ヒートシンク部の前記貫通孔に収束される。さらにヒートシンク部の接合面には凹部が形成され、該凹部に前記光伝送部が挿入され固定されるようにすることができる。この場合、光伝送部はライトトンネルを含み、前記ライトトンネルが前記凹部に挿入され、前記ライトトンネルと前記ヒートシンクの凹部との間に反射部材が介在されるように構成することが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るDLP方式プロジェクタの主要な構成を示すブロック図である。プロジェクタ1は、画像信号11を入力し、これをDMDと同じ画素数のRGBデジタル画像データに変換する前処理部10と、前処理部10からのデジタル画像データに基づきDMD50の駆動を制御するとともにランプ駆動回路30及びカラーホイール駆動部40等の制御を行う制御部20とを有する。ランプ駆動回路30は、光源60の放電ランプの起動及び起動後の放電ランプのAC駆動を制御する。カラーホイール駆動部40は、カラーホイール80を回転させ、光源60からヒートシンク付きライトトンネル70を介して入射された光をRGBに分離させる。照明光学系90は、カラーホイール80からのRGB光をコンデンサレンズやミラーを介してDMD50の画像領域を照明する。DMD50は、各画素に相当するミラーをアレイ状に配置させ、それらのミラーをスイッチングさせて入射光を反射させる。投射光学系100は、DMD50からの反射光を拡大投射しスクリーン上に画像を表示させる。
【0016】
図2に光源からSCR用カラーホイールに至る光学系を示す。同図において、光源60は、回転楕円面鏡等を有するリフレクタ61とその光軸に取り付けられた放電ランプ62とを含む。放電ランプ62は、例えばキセノンアークショートランプ、メタルハライドランプ、あるいは超高圧水銀ランプなどが用いられる。リフレクタ61は、放電ランプ62からの可視光を反射し赤外光を透過するようなダイクロックミラーやコールドミラーが用いられる。
【0017】
本実施の形態では、リフレクタ61の光軸上に、ヒートシンク付きライトトンネル70が配置される。図3にヒートシンク付きライトトンネルの構成を示す。ライトトンネル70は、熱導電率の高い金属、例えばアルミニウムやマグネシウムから構成されたヒートシンク部110と、ヒートシンク部110に接続されるライトトンネル本体120とを有する。ヒートシンク部110は、矩形状を有し、その表面111に複数の水平な放熱フィン112を互いに離間して配している。表面111の各周辺から中央に向けて傾斜する面113が形成され、各傾斜面113によって角錐状の窪みが形成される。各傾斜面113は、光をよく反射するように鏡面状態に仕上げ加工されるか、あるいは高反射率部材をコーティングし、傾斜面113に反射面が形成される。ヒートシンク部110の中央、すなわち角錐状の窪みには、S1の径を有する円形状の貫通孔114が形成される。貫通孔114は、光源60からの光をライトトンネル本体120へ入射させるためのアパーチャーとして機能する。
【0018】
ヒートシンク部110の裏面115のほぼ中央に、矩形状の一定の深さを有する凹部116が形成される(図4参照)。凹部116には、貫通孔114が延び、貫通孔114の中心は凹部116の中心一致する。ガラス部材117は、パイレックス(登録商標)あるいは石英等の耐熱性のガラス板を含み、その平面形状及び厚さは凹部116の平面形状及び深さに対応する。ガラス部材117の中央には円形状の貫通孔118が形成され、貫通孔118の大きさはS1であり、貫通孔114の大きさに等しい。また、ガラス部材117の両面117a、117bには、それぞれ光を反射させるための反射膜がコーティングされている。なお、ガラス部材117の両面に反射膜をコーティングするのは、凹部116への挿入における方向性をなくし、実装を容易にするためである。従って、ガラス部材117の少なくとも面117aに反射膜が形成されていれば良い。
【0019】
ガラス部材117は、ヒートシンク部110の凹部116内に挿入され、その一方の面117aが接着剤等により凹部116の面に密着状態で貼り付けられる。このとき、ヒートシンク部110の貫通孔114と、ガラス部材117の貫通孔118との中心が一致し両者が連通される。ガラス部材117の他方の面117bがライトトンネル本体120の入射口121に接着剤等により貼り付けられ、ヒートシンク付きライトトンネルが構成される。ライトトンネル本体120は、矩形状であってその内部に中空の空間が形成される。入射口121から入射された光は内壁で全反射を繰り返され、出射口122から均一な照度の光となって出射される。出射口122のアスペクト比(横:縦)は、プロジェクタによって投影される映像の大きさを決定する。アスペクト比は、例えば、4:3あるいは16:9である。
【0020】
図5に、SRCに用いられるカラーホイールの構成例を示す。SRC用カラーホイール80は、ガラス円盤上にスパイラル状に配列されたR、G、Bの帯状のダイクロイックコーティング81、82、83を有する。R、G、Bのダイクロイックミラー81、82、83を一組とするパターンが、ホイールの中心から外周に向けて複数配列される。中心の開口84は、駆動モータの回転軸と結合される部分である。
【0021】
R、G、Bの帯状のコーティング81、82、83は、ライトトンネル70の出射口122内に含まれる大きさに設定される必要がある。図6に出射口の大きさとRGBの大きさとの関係を示す。同図に示すように、ライトトンネル70の出射口122には、一組のR、G、Bのコーティング81、82、83が含まれる。これにより、カラーホイール80に出射口122の光線束が入射されると、そこから帯状のR、G、B光が透過される。カラーホイール80が一定速度で回転されると、図6(a)、(b)、(c)に示すように、RGBの境界が一定速度Vで移動する。
【0022】
再び図2に戻って、ライトトンネル70は、ヒートシンク部110の貫通孔114がリフレクタ61の焦点位置に配置されるように、リフレクタ61に対して位置決めされ、また、ライトトンネル本体120の出射口122に近接してカラーホイール80が位置決めされる。放電ランプからの光は、リフレクタ61によって反射され、その反射光が貫通孔114を介してライトトンネル本体120の入射口121に入射される。仮にライトトンネル70が位置ずれされたとしても、貫通孔114に直接入射されない光は、ヒートシンク部110の傾斜面113によって反射され、ライトトンネル本体120に導かれる。
【0023】
ライトトンネル70に入射された光は、その出射口122からカラーホイール80に入射される。カラーホイール80に入射された光のうち、Rのカラーフィルター81においてRが透過され、それ以外の波長の光がそこで反射される。同様にG、Bのフィルター82、83においてG、Bの光が透過され、それ以外の波長の光が反射される。つまり、1/3の光がカラーホイール80を透過され、2/3の光がそこで反射される。反射された光はライトトンネル70の出射口122からトンネル本体120内に再び入射され、それらの光が入射口121に接着されたガラス部材117の反射面117bによって反射されて出射口122へ向かい、カラーホイール80に再び入射される。
【0024】
カラーホイール80からの反射光によって照射されたガラス部材117の反射面117aは、その照射光の一部によって熱に変換されるが、それらの熱はヒートシンク部110によって放散され、ガラス部材117の温度上昇が抑制される。複数の放熱フィン112により放熱面積が増加されることで放熱特性がより向上される。ここでは図示しないが、放熱フィン112に対峙させて冷却ファンを配置させることで、放熱フィン112を冷却するようにしてもよい。これにより、ガラス部材117の反射面117aの熱的な変形、劣化、損傷等が抑制され、ガラス部材117すなわちライトトンネル120の寿命を改善するとともに、光の利用効率の低減を極力抑制することができる。
【0025】
図7は本発明の第2の実施の形態に係るヒートシンク付きライトトンネルの断面図である。本実施の形態に係るヒートシンク付きライトトンネル140は、第1の実施の形態と異なり、ヒートシンク部とライトトンネル本体とを一体型にしたものである。ヒートシンク付きライトトンネル140は、パイレックス(登録商標)や石英等のガラス材によるヒートシンク部141と、これに一体に接続されたライトトンネル本体120とを有する。両者の間に、第1の実施の態様で用いたガラス部材は介在されず、ライトトンネル本体120の入射口121がヒートシンク部141の裏面142に形成された矩形状の凹部143内に接合される。ヒートシンク部141の基本的な形状は、第1の実施態様のときと同様であるが、本例では凹部143の底面(貫通孔114の領域を除く)に光反射膜がコーティングされ、反射面144が形成されている。また、ヒートシンク部141の表面の傾斜面145にも光反射膜がコーティングされる。
【0026】
カラーホイール80によって反射された光は、ライトトンネル本体120の出射口122から内部に入射され、そして反射面144によって反射されて再び出射口122からカラーホイール80に入射される。
【0027】
第2の実施形態に係るヒートシンク付きライトトンネル140は、ヒートシンク部141とライトトンネル本体120とを同質のガラス部材により一体型に構成するため、第1の実施形態に比較して部品点数を少なくし軽量化を図ることができ、またヒートシンク部141とライトトンネル本体120の熱膨張係数も等しいことから接合部における熱による歪を緩和することができる。
【0028】
上記実施の態様は、DLP方式のプロジェクタを例に説明したが、勿論、これ以外の液晶デバイスを用いたプロジェクタや、リア投射型のプロジェクタ等に広く適用することができる。
【0029】
また上記実施の態様では、光伝送部材として内部に空間が形成されたライトトンネルを例に説明したが、これ以外の形状のライトトンネルや他のインテグレータにも適用することができる。ライトトンネルやインテグレータ等の光伝送部材の断面形状、大きさ、材質等は、使用されるプロジェクタの環境、大きさ、設計状態等に応じて当業者であれば容易に変更することができる。
【0030】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係る光伝送部材によれば、ヒートシンク部と光伝送部との間に光伝送部の出射口から内部に反射されてきた光を反射する反射部が形成されることにより、反射部において発生された熱がヒートシンク部より放熱されるため、反射部の熱的な劣化や損傷を防止し、その寿命を改善することができる。さらに、このような光伝送部材をプロジェクタに用いることで、光源からの光の利用効率が高く、明るい投射映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るプロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は本実施の形態に係るプロジェクタの光源からカラーホイールに至る光学系を示す図である。
【図3】図3はヒートシンク付きライトトンネルの構成を示し、同図(a)は斜視図、同図(b)は正面図、同図(c)はX−X線断面図である。
【図4】図4は図3に示すヒートシンク付きライトトンネルの組立図である。
【図5】図5はカラーホイールの構成を示す平面図である。
【図6】図6は出射口のサイズとR、G、Bのフィルターの大きさとの関係を示す図である。
【図7】図7は第2の実施の形態に係るヒートシンク付きライトトンネルの断面図である。
【図8】図8は従来のプロジェクタのライトトンネルの光学系を示す図である。
【符号の説明】
10:前処理部、 20:制御部、
30:ランプ駆動回路、 40:カラーホイール駆動部、
50:DMD、 60:光源、
70、140:ヒートシンク付きライトトンネル、
80:カラーホイール、 110、141:ヒートシンク部、
112:放熱フィン、 113:傾斜面(反射面)
114:貫通孔、 116:凹部、
117:ガラス部材、 117a:反射面、
120:ライトトンネル本体、 121:入射口、
122:出射口

Claims (17)

  1. 光を入射させるための貫通孔が形成されたヒートシンク部と、前記ヒートシンク部に結合され、前記貫通孔から入射された光を出射口より出射させる光伝送部とを有し、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との間に前記出射口からの光を反射させる反射部が形成されている、光伝送部材。
  2. 前記反射部は、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との接合部に介在される反射部材によって構成される、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記反射部は、前記ヒートシンク部の面に形成される、請求項1に記載のプロジェクタ。
  4. 前記ヒートシンク部および前記光伝送部がガラス材から構成され、前記ヒートシンク部と前記光伝送部とが一体型に構成される、請求項3に記載の光伝送部材。
  5. 前記ヒートシンク部は、その表面に複数の放熱フィンを有する、請求項1ないし4いずれかに記載の光伝送部材。
  6. 前記ヒートシンク部はその中央に向かって傾斜する反射面を含む、請求項1ないし5いずれかに記載の光伝送部材。
  7. 前記光伝送部は、ライトトンネルを含む、請求項1ないし6いずれかに記載の光伝送部材。
  8. 光源と、
    前記光源からの光を伝送するヒートシンク付き光伝送部材と、
    前記光伝送部材からの光を入射し、所定の波長の光を分離する分離手段と、
    前記分離手段によって分離された光を変調する変調手段と、
    変調された光を投射する投射手段とを有し、
    前記ヒートシンク付き光伝送部材は、前記光源からの光を入射させるための貫通孔が形成されたヒートシンク部と、前記ヒートシンク部に結合され、前記貫通孔から入射された光を出射口より出射させる光伝送部と、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との間に前記出射口からの光を反射させる反射部とを有する、プロジェクタ。
  9. 前記分離手段によって反射された光が前記光伝送部の出射口から入射され、該入射された光が前記反射部によって反射されて前記出射口から前記分離手段に再び入射される、請求項8に記載のプロジェクタ。
  10. 前記反射部は、前記ヒートシンク部と前記光伝送部との接合部に介在される反射部材によって構成される、請求項8または9に記載のプロジェクタ。
  11. 前記反射部は、前記ヒートシンク部の接合面に形成される、請求項8または9に記載のプロジェクタ。
  12. 前記分離手段は、少なくともR、G、Bのカラーフィルターを複数配列し、一定速度で回転されるカラーホイールを含む、請求項8ないし11いずれかに記載のプロジェクタ。
  13. 前記光伝送部はその出射口から所定のアスペクト比の光線束を出射し、前記光線束が前記カラーホイールに入射されるとき、前記光線束は少なくともR、G、Bのカラーフィルターの領域を同時に照射する、請求項12に記載のプロジェクタ。
  14. 前記ヒートシンク部は、そのほぼ中央に前記貫通孔を配し、かつその外周より前記貫通孔に向けて傾斜された反射面を有し、前記光源からの光が前記ヒートシンク部の前記貫通孔に収束される、請求項8ないし13いずれかに記載のプロジェクタ。
  15. 前記ヒートシンク部の接合面には凹部が形成され、該凹部に前記光伝送部が固定される、請求項8ないし14いずれかに記載のプロジェクタ。
  16. 前記光伝送部はライトトンネルを含み、前記ライトトンネルが前記凹部に挿入され、前記ライトトンネルと前記ヒートシンクの凹部との間に反射部材が介在される、請求項15に記載のプロジェクタ。
  17. 前記変調手段はDMDを含む、請求項8ないし16いずれかに記載のプロジェクタ。
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