JP2016118604A - 回転光学素子装置、照明装置および画像投射装置 - Google Patents

回転光学素子装置、照明装置および画像投射装置 Download PDF

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Satoshi Tsuchiya
聡 土屋
藤岡 哲弥
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
御沓 泰成
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
晃尚 三川
Akihisa Mikawa
晃尚 三川
淳 真下
Atsushi Mashita
淳 真下
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Abstract

【課題】回転光学素子にチリや埃が付着するのを阻止することができる回転光学素子装置、照明装置および画像投射装置。【解決手段】回転光学素子たるカラーホイール21は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタからなる円盤状のフィルタ部材201aと、金属材料で構成され、ホイールモータ21aのモータ軸に固定されている押さえ板201bとで構成されている。押さえ板201bのホイールモータ21aと対向するモータ対向面には、カラーホイール21の回転中心から放射状に流れる気流を発生させる気流発生手段たる第一気流発生部204が形成されている。また、押さえ板201bのモータ対向面と反対側の面にも、カラーホイールの回転中心から放射状に流れる気流を発生させる第二気流発生手段たる第二気流発生部205が形成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、回転光学素子装置、照明装置および画像投射装置に関するものである。
従来から、光源からの光を、回転する回転光学素子たるカラーホイールにより時分割に色分割し、画像生成素子にR・G・Bの色を順次、画像形成素子に照射し、画像生成素子にて変調された光を投射光学系にて投射面などの投射面に投写する画像投射装置が知られている。
特許文献1には、カラーホイールに空気を流して、カラーホイールを空冷する画像投射装置が記載されている。この画像投射装置は、ブロワファンにより装置内の空気を取り込んで、取り込んだ空気を、カラーホイールの外周からカラーホイールに流すことで、カラーホイールを冷却している。
特許文献1に記載の画像投射装置においては、装置内を浮遊しているチリや埃が、ブロワファンにより取り込まれる空気とともに取り込まれ、カラーホイールへ流す空気とともにカラーホイールへと移動する。このカラーホイールに移動してきたチリや埃がカラーホイールに付着し、投射画像の輝度が低下するなど、投射画像の品質が低下するおそれがあった。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、回転光学素子を備えた回転光学素子装置において、前記回転光学素子の回転中心から放射状に流れる気流を発生させる気流発生手段を、前記回転光学素子の有効領域外に設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、回転光学素子にチリや埃が付着するのを阻止することができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタと投射面とを示す外観斜視図。 (a)は図1の手前側から見たプロジェクタの内部の斜視図。(b)は図1の奥側から見たプロジェクタの内部の斜視図。 プロジェクタの内部に設けられた光学エンジン部及び光源部の斜視図。 照明部に収納された光学系部品と、光変調部とを示す斜視図。 照明部と第1投射光学系と光変調部とを示す斜視図。 第2投射光学系を、第1投射光学系、照明部および光変調部とともに示す斜視図。 プロジェクタから投射面までの光路を示す説明図。 従来のカラーホイール冷却について説明する図。 カラーホイール装置の概略構成図。 (a)は、カラーホイール装置をホイールモータ配置側と反対側から見た斜視図であり、(b)は、カラーホイール装置200をホイールモータ配置側から見た斜視図。 カラーホイールを回転駆動させているときの空気の流れについて説明する図。 気流発生部の第1変形例を示す図。 気流発生部の第2変形例を示す図。 気流発生部の第3変形例を示す図。 気流発生部の第4変形例を示す図。 気流発生部の第5変形例を示す正面図。 気流発生部の第5変形例を示す側面図。 蛍光ホイールの正面図。 蛍光ホイールが用いられる光源装置を示す概略図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明に係る受光装置を適用可能な画像投射装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像投射装置としてのプロジェクタ1と投射面などの投射面2とを示す外観斜視図である。なお、以下の説明では、図1に示すように投射面2の法線方向をX方向、投射面の短軸方向(上下方向)をY方向、投射面2の長軸方向(水平方向)をZ方向とする。
プロジェクタ1の上面には、投射画像Pの光束が出射する防塵ガラス51が設けられており、防塵ガラス51を通過した光束が投射面2に投射される。また、プロジェクタ1の上面には、ユーザーがプロジェクタ1を操作するための操作部183が設けられている。また、プロジェクタ1の側面には、ピント調整のためのフォーカスレバー33が設けられている。
プロジェクタ1は、パソコンやビデオカメラ等の外部機器から入力される映像データを基に画像(映像)を生成し、その画像を投射光として、投射面としての投射面2等に拡大投射して、投射面2上に投射画像を生成する装置である。
このような画像投射装置として広く知られた液晶プロジェクタは、近年、光源である光源ランプから射出された光束を投射光に変調する光変調手段を有した液晶パネルの高解像化、光源ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。
また、本実施形態のプロジェクタ1のように、光変調手段にDMD(Digital Micro−mirror Device)を利用した小型軽量な画像投射装置が普及している。このため、オフィスや学校のみならず家庭においても広く、画像投射装置が利用されるようになってきている。
特に、フロントタイプ(前面投射型)のプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも使われるようになってきている。そして、プロジェクタには、大画面の投射画像を投射できること(投射画面の大画面化)とともに、プロジェクタ外に必要とされる投射空間をできるだけ小さくできることが要請されている。
図2はプロジェクタ1の本体カバーを外して内部を見た内部斜視図である。図2(a)は図1の手前側から見たプロジェクタ1の内部の斜視図、図2(b)は図1の奥側から見たプロジェクタ1の内部の斜視図である。
プロジェクタ1は、光学エンジン部100と、白色光を発する光源を有する光源部60とを備えている。光学エンジン部100は、光源からの光を用いて画像を形成する画像形成手段としての画像形成部101と、画像形成部101で形成した画像の光束を投射面2に投射するための投射光学部102とを備えている。
また、光源部60の上方には、PFC電源基板ユニット81が配置されている。
また、図2(a)に示すように、光学エンジン部100に対向して、プロジェクタ内の各装置を制御する制御基板83が配置されている。また、制御基板83に隣接して、光源部60の光源に安定して電力を供給するためのバラスト電源ユニット82が配置されている。
図3は、プロジェクタ1の内部に設けられた光学エンジン部100及び光源部60の斜視図である。
図3に示すように、光学エンジン部100は、光変調部10と照明部20と第一投射光学系30と第二投射光学系40とを備えており、これらが投射面2および投射画像Pの像面と平行な方向のうち図中Y方向に並べて配置されている。また、照明部20の図中右側には、光源装置としての光源部60が配置されている。なお、図中27は、OFF光板である。
光源部60は、光源ブラケット62を有しており、光源ブラケット62の上部に光源としてのハロゲンランプ、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプなどの放電ランプ61が装着さている。また、光源ブラケット62の上部の放電ランプ61の光出射側(光源部60の長手方向他端側)には、リフレクタ63などが保持された保持部材としての光源ホルダ64がネジ止めされている。また、光源ホルダ64の側面には、放電ランプ61の発光管を冷却するための空気が流入する光源給気口64bが設けられている。
図4は、照明部20に収納された光学系部品と、光変調部10とを示す斜視図である。
照明部20は、カラーホイール21、ライトトンネル22、2枚のリレーレンズ23、シリンダミラー24、凹面ミラー25を有している。カラーホイール21は、円盤形状のものであり、ホイールモータ21aの回転部に固定されている。カラーホイール21には、回転方向にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)などのフィルタが設けられている。光源部60からの光Lは、カラーホイール21の周端部に到達する。カラーホイール21の周端部に到達した光は、カラーホイール21の回転により時分割でR、G,Bの光に分離される。
カラーホイール21により分離された光は、ライトトンネル22へ入射する。ライトトンネル22は、四角筒形状であり、その内周面が鏡面となっている。ライトトンネル22に入射した光は、ライトトンネル22内周面で複数回反射しながら、均一な面光源にされてリレーレンズ23へ向けて出射する。
ライトトンネル22を抜けた光は、2枚のリレーレンズ23を透過し、シリンダミラー24、凹面ミラー25により反射され、DMD12の画像生成面上に集光して結像される。
光変調部10は、DMD12が装着されるDMDボード11を備えている。DMD12は、マイクロミラーが格子状に配列された画像生成面を上向きにしてDMDボード11に設けられたソケット11aに装着されている。DMDボード11には、DMDミラーを駆動するための駆動回路などが設けられている。DMDボード11の裏面(ソケット11aが設けられた面と反対側の面)には、DMD12を冷却するための冷却手段としてのヒートシンク13が固定されている。
DMD12の画像生成面には、可動式の複数のマイクロミラーが格子状に配列されている。各マイクロミラーは鏡面をねじれ軸周りに所定角度傾斜させることができ、「ON」と「OFF」の2つの状態を持たせることができる。マイクロミラーが「ON」のときは、図4の矢印L2に示すように、放電ランプ61からの光を第一光学系70(図7参照)に向けて反射する。「OFF」のときは、先の図4に示すOFF光板27に向けて放電ランプ61からの光を反射する(図4の矢印L1参照)。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画像データの画素ごとに光の投射を制御することができ、画像を生成することができる。不図示のOFF光板27に向けて反射された光は、熱となって吸収され外側の空気の流れで冷却される。
図5は、照明部20と第一投射光学系30と光変調部10とを示す斜視図である。
第一投射光学系30は、照明部20の上方に配置されており、複数のレンズで構成された第一光学系70(図7参照)を保持した投射レンズ部31と、この投射レンズ部31を保持するレンズホルダー32とを有している。このレンズホルダー32が、照明部20の上部にネジなどにより固定されている。
また、投射レンズ部31には、フォーカスギヤ36が設けられており、フォーカスギヤ36には、アイドラギヤ35が噛み合っている。アイドラギヤ35には、レバーギヤ34が噛み合っており、レバーギヤ34の回転軸には、フォーカスレバー33が固定されている。フォーカスレバー33の先端部分は、先の図1に示すように、装置本体から露出している。
フォーカスレバー33を動かすと、レバーギヤ34、アイドラギヤ35を介して、フォーカスギヤ36が回動する。フォーカスギヤ36が回動すると、投射レンズ部31内の第一光学系70を構成する複数のレンズが、それぞれ所定の方向へ移動し、投射画像のピントが調整される。
図6は、第二投射光学系40を、第一投射光学系30、照明部20および光変調部10とともに示す斜視図である。
第二投射光学系40は、第二光学系を構成する折り返しミラー41と、凹面状の曲面ミラー42とを備えている。曲面ミラー42の光を反射する面は、球面、回転対称非球面、自由曲面形状などにすることができる。また、第二投射光学系40は、曲面ミラー42から反射した光像を透過するとともに、装置内の光学系部品を防塵するための防塵ガラス51も備えている。
第二投射光学系40は、折り返しミラー41と防塵ガラス51とを保持するミラーブラケット43を有している。また、曲面ミラー42を保持する自由ミラーブラケット44と、ミラーブラケット43および自由ミラーブラケット44が取り付けられるミラーホルダー45とを有している。
ミラーホルダー45は、箱型の形状をしており、上面、下面および図中X方向奥側が開口しており、上から見たとき、略コの字状の形状をしている。ミラーホルダー45の上部開口のZ方向手前側と奥側とのそれぞれでX方向に延びる縁部は、傾斜部と、平行部で構成されている。傾斜部は、図中X方向手前側端部からX方向奥側へ行くにつれて、上昇するように傾斜している。平行部は図中X方向と平行である。また、傾斜部が、平行部より図中X方向手前側にある。また、ミラーホルダー45の上部開口の図中X方向手前側のZ方向に延びる縁部は、図中Z方向と平行になっている。
ミラーブラケット43は、ミラーホルダー45の上部に取り付けられる。ミラーブラケット43は、ミラーホルダー45の上部開口縁部の傾斜部と当接する図中X方向手前側端部からX方向奥側へ行くにつれて、上昇するように傾斜した傾斜面43aを有している。また、ミラーホルダー45の上部開口部縁部の平行部と当接するX方向に平行な平行面43bを有している。傾斜面43aと平行面43bとは、それぞれ開口部を有しており、傾斜面43aの開口部を塞ぐように、折り返しミラー41が保持されており、平行面43bの開口部を塞ぐように防塵ガラス51が保持されている。
折り返しミラー41は、板バネ状のミラー押さえ部材46によりZ方向両端が、ミラーブラケット43の傾斜面43aに押し付けられることにより、ミラーブラケット43の傾斜面43aに位置決め保持されている。折り返しミラー41のZ方向の一方側端部には、2個のミラー押さえ部材46により固定されており、他方側端部には、1個のミラー押さえ部材46により固定されている。
防塵ガラス51は、Z方向両端が、板バネ状のガラス押さえ部材47によりミラーブラケット43の平行面43bに押し付けられることにより、ミラーブラケット43に位置決め固定されている。防塵ガラス51は、Z方向両端それぞれ1個のガラス押さえ部材47により保持されている。
曲面ミラー42を保持する自由ミラーブラケット44は、図中X方向奥側から手前側へ向けて下降するように傾斜した腕部44aをZ軸方向手前側と奥側とに有している。また、自由ミラーブラケット44は、腕部44aの上部でこれら二つの腕部44aを連結する連結部44bを有している。自由ミラーブラケット44は、ミラーホルダー45の図中X方向奥側の開口を曲面ミラー42が覆うように、腕部44aがミラーホルダー45に取り付けられている。
曲面ミラー42の上端が、防塵ガラス51側端部の略中央部が、板バネ状の自由ミラー押さえ部材49により自由ミラーブラケット44の連結部44bに押し付けられている。また、曲面ミラーの第一光学系側の図中Z軸方向両端が、ネジにより自由ミラーブラケット44の腕部44aに固定されている。
第二投射光学系40は、第一投射光学系30のレンズホルダー32に積載固定される。具体的には、ミラーホルダー45の下部には、レンズホルダー32の上面と対向する下面451が設けられている。この下面451には、第一投射光学系30にネジ止めするための筒状形状のネジ止め部45aが複数個所形成されている。第二投射光学系40は、第一投射光学系30のレンズホルダー32に設けられた不図示の各ネジ貫通孔にネジを貫通させ、各ネジ止め部45aにネジをネジ止めすることにより、第一投射光学系30にネジ止めされる。
図7は、プロジェクタ1から投射面2までの光路図である。
第一光学系70を構成する投射レンズ部31を透過した光束は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間で、DMD12で生成された画像に共役な中間像を形成する。この中間像は、折り返しミラー41と曲面ミラー42との間に曲面像として結像される。次に、中間像を結像した後の発散する光束は、凹面状の曲面ミラー42に入射し、収束光束になり、曲面ミラー42により中間像を「さらに拡大した画像」にして投射面2に投射結像する。
本実施形態のプロジェクタ1は、第一光学系70を構成する複数の投射レンズを投射面と略平行に設定している。そして、光束を折り返しミラー41、及び曲面ミラー42で反射して、投射面2に拡大投射する。このように構成することにより、光学エンジン部100を縦型で3次元的にコンパクトに設計することができる。
次に、本実施形態の特徴点について説明する。
カラーホイール21を高速で回転させる必要があるため、ホイールモータ21aが発熱する。ホイールモータ21aが高温となると、カラーホイール21を安定的に回転することができなくなり、投射画像が劣化する。また、ホイールモータ21aの熱や、光源部60からの熱、放電ランプ61からの光束が光学有効領域で作用する際に発する熱によりカラーホイール21も温度上昇する。カラーホイール21が高温となることで、カラーホイール21が熱変形するおそれもある。
そのため、図8に示すように、ブロワにより装置の空気を取り込み、ブロワで取り込んだ空気を、カラーホイール21の外周からカラーホイール21の回転中心に向けて流すことで、カラーホイール21を冷却するものがある。カラーホイール21は回転することで、遠心力が生じており、遠心力は、回転中心から離れるほど大きくなる。図8に示すように、カラーホイール21の外周からカラーホイール21の回転中心に向けて流した空気は、カラーホイール表面との粘性抵抗によりカラーホイールの回転方向に沿って流れるとともに、カラーホイール21の強い遠心力により、外側へ流され、カラーホイールの外周から流れ出る。その結果、カラーホイールの外周付近の一部にしか空気が流れず、十分にカラーホイールを冷却することができない。
また、ブロワで取り込んだ空気を、カラーホイール21へ流すことにより、装置内を浮遊しているチリや埃なども、カラーホイールに流れる空気とともに、次から次へとカラーホイールへ移動してくる。チリや埃は、カラーホイールに流れる空気とともに、カラーホイールの表面を流れた後、カラーホイールの周囲を漂い、カラーホイールの表面に近づいてくる。カラーホイール表面の空気の流れがある箇所では、カラーホイールに近づいてきたチリや埃を空気の流れにより、カラーホイールの外周へ運び出すことができ、チリや埃の付着が阻止される。しかし、それ以外の場所では、チリや埃が付着してしまう。カラーホイールに塵や埃が付着すると、投射画像の輝度が低下するなど、投射画像の品質が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、カラーホイールへのチリや埃の付着を阻止でき、かつ、カラーホイール良好に空冷できるように構成した。以下、図面を用いて具体的に説明する。
図9は、カラーホイール装置200の概略構成図である。
回転光学素子装置たるカラーホイール装置200は、回転光学素子たるカラーホイール21と、カラーホイール21を回転駆動させるホイールモータ21aと、ホイールモータ21aを制御するフレキシブル基板からなるモータ制御基板202とを備える。カラーホイール21は、中心部に穴が設けられ、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)のフィルタからなる円盤状のフィルタ部材201aと、金属材料で構成され、ホイールモータ21aのモータ軸210aに固定されている押さえ板201bとで構成されている。フィルタ部材201aが、押さえ板201bの外周に嵌め込まれている。
図10(a)は、カラーホイール装置200をホイールモータ配置側と反対側から見た斜視図であり、図10(b)は、カラーホイール装置200をホイールモータ配置側から見た斜視図である。
図10(b)に示すように、カラーホイールの光学有効領域外である押さえ板201bのホイールモータ21aと対向するモータ対向面には、カラーホイール21の回転中心から放射状に流れる気流を発生させる気流発生手段たる第一気流発生部204が形成されている。また、図10(a)に示すように、押さえ板201bのモータ対向面と反対側の面にも、カラーホイールの回転中心から放射状に流れる気流を発生させる第二気流発生手段たる第二気流発生部205が形成されている。
第一気流発生部204と第二気流発生部205は、同じ形状をしており、押さえ板201bから突出し、回転中心から外周に向って延びる凸状部204a,205aが等間隔に6個設けられたものである。かかる構成とすることで、カラーホイール21が図中矢印A方向に回転すると、図中矢印Xに示すように、凸状部204a,205aが空気を回転中心から外周に向けて空気を押し出す。押し出された空気は、カラーホイール21の表面に沿って外周へ流れていく。これにより、カラーホイール21の回転中心から放射状にカラーホイール21の表面に沿って流れる気流が発生する。
図11は、カラーホイール21を回転駆動させているときの空気の流れについて説明する図である。図11(a)は、カラーホイール装置200の平面図であり、(b)は、カラーホイール装置200の側面図である。
図11に示すようにカラーホイール21が回転すると、カラーホイール21のホイールモータ側は、第一気流発生部204により、回転中心から放射状にカラーホイール21のモータ側の面に沿って流れる気流Xが発生する。これにより、カラーホイール21のモータ側の面のいずれの箇所であっても、チリや埃が近づいてくると、その気流Xにより、カラーホイールの外周へ流され、カラーホイール21の外へ運ばれる。その結果、カラーホイール21のモータ側の面にチリや埃が付着するのを阻止することができる。
また、カラーホイール21のモータと反対側は、第一気流発生部204により、回転中心から放射状にカラーホイール21のモータと反対側の面に沿って流れる気流Xが発生する。これにより、カラーホイール21のモータと反対側の面にチリや埃が近づいてくると、その気流Xにより、カラーホイールの外周へ流され、カラーホイール21の外へ運ばれる。その結果、カラーホイール21のモータと反対側の面にチリや埃が付着するのを阻止することができる。
また、カラーホイールの停止時に、カラーホイールにチリや埃が付着しても、上記カラーホイールの表面に沿って回転中心から放射状に流れる気流Xにより吹き飛ばして除去することができる。
これにより、カラーホイール21表面に付着したチリや埃による投射画像の輝度低下を抑制でき、投射画像の品質低下を抑制することができる。
また、回転中心からカラーホイール21の表面に沿って放射状に流れる気流Xにより、カラーホイール21全体を空冷することができる。これにより、カラーホイール21が高温となるのを抑制することができ、カラーホイール21が熱変形するのを抑制することができる。
また、第一気流発生部により、回転中心から放射状に空気を流すことにより、カラーホイール21のモータ側の回転中心付近が負圧となる。その結果、ホイールモータ21aから、カラーホイール21の回転中心に向って流れる気流X2が発生する。これにより、ホイールモータ21aが、この気流X2により空冷され、ホイールモータ21aが高温となるのを抑制することができる。その結果、カラーホイール21を安定的に回転することができ、投射画像の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態では、押さえ板201bを金属で構成している。これにより、押さえ板201bと一体で形成された金属からなる各気流発生部204,205の凸状部204a,205aが放熱フィンのような働きをし、カラーホイールの熱を凸状部で放熱することができる。これにより、カラーホイールの温度上昇をより一層抑制することができる。
また、本実施形態においては、冷却ファンなどの送風手段を設けずに、カラーホイール21およびホイールモータ21aを冷却することができ、送風手段を設ける構成に比べて、装置のコストダウンを図ることができる。また、送風手段を設ける構成に比べて、装置の小型化を図ることができる。
また、特開2009−75588号公報には、法線方向に延びる複数のフィンが等間隔に設けられたリング状の放熱部材をホイールモータの回転軸に固定したカラーホイール装置が記載されている。カラーホイールを回転駆動させると、放熱部材が回転し、放熱部材のフィンが空気を押し出して回転中心から放射状に流れる気流が発生する。しかし、このホイールユニットは、カラーホイールと放熱部材とを回転軸方向に離間して設けている。よって、このカラーホイール装置では、放射状に流れる気流が、カラーホイールから回転軸方向に離れた位置で発生する。従って、このカラーホイール装置の構成では、カラーホイール表面には、回転中心から放射状に流れる気流が発生せず、カラーホイール表面へのチリや埃の付着を阻止することができない。
また、各気流発生部204,205の凸状部204a,205aの形状は、図10に示す形状に限られない。例えば、図12に示すように、図10に示す構成にくらべて、凸状部の本数を増やしてもよい。これにより、回転中心からカラーホイール21の表面に沿って放射状に流れる気流の流量を増やすことができる。その結果、良好にカラーホイール21へのチリや埃の付着を阻止することができ、かつ、良好にカラーホイール21に付着したチリや埃を吹き飛ばすことができる。また、カラーホイール21を良好に空冷することができる。また、第一気流発生部204の凸状部204aの数を増やすことで、ホイールモータ21aから、カラーホイール21の回転中心に向う気流の流量も増やすことができ、ホイールモータ21aを良好の空冷することができる。
また、先の図10、図12に示した各気流発生部204,205の凸状部204a,205aは、中央が両端よりも回転方向下流側に位置するような円弧形状をしているが、図13に示すように、凸状部204a,205aを直線形状としてもよい。
また、各気流発生部204,205の凸状部204a,205aを図14に示すような形状としてもよい。かかる構成とすることで、図14(b)に示すMの範囲で空気を押し出すことができ、効率よく放射状の気流を発生させることができる。また、各気流発生部204,205の凸状部204a,205aを図15に示すような形状としてもよい。この図15に示す凸状部204a,205aの形状は、回転方向上流側から下流側へ向けて徐々に高さが高くなるような形状である。
また、図16に示すように、気流発生部204を、相似形の四角形状の複数の凸状部204aを、同心状に配置したものでもよい。図17は、図16に示すカラーホイール装置の側面図である。図17に示すように、この気流発生部204においては、回転中心側の凸状部ほど、押さえ板201bからの高さが高くなっている。
この図16、図17に示す構成でも、図16の矢印Xに示すように、四角形状の凸状部204aの各辺で空気を外側へ押し出すことができ、回転中心からカラーホイール21の表面に沿って放射状に流れる気流を発生させることができる。また、図16、図17に示す構成では、凸状部の放熱容量を増やすことができ、カラーホイール21の熱を凸状部204aで良好に放熱することができる。また、図16、図17に示す例では、各凸状部204aを四角形状であるが、多角形状であれば、同様の機能を発揮することができる。
また、上述では、回転光学素子としてのカラーホイールに本発明を適用した例について説明したが、回転光学素子として蛍光ホイールに本発明を適用することができる。
図18は、蛍光ホイール304の正面図である。
蛍光ホイール304は、金属などの円盤状の基盤304Aの一方の盤面上に、蛍光体が周方向に成膜された構造になっている。詳しくは、蛍光ホイール304上には、互いに異なる複数の波長帯域の光を蛍光する複数種類の蛍光体層、具体的には、赤蛍光体層304Rと黄蛍光体層304Yと緑蛍光体層304Gとが設けられている。これら蛍光体層に青色レーザー光Bが照射される。赤蛍光体層304Rは、青色波長帯域の光Bが照射されると、赤色の波長帯域の光Rを射出する蛍光体を含んだ層である。同様に、緑蛍光体層304G及び黄蛍光体層304Yは、青色波長帯域の光Bが照射されると、それぞれ、緑色及び黄色の波長帯域の光G,Yを射出する蛍光体が含まれている。また、蛍光ホイール304の基盤304Aの一部には、照射される青色レーザー光Bが透過するための透過部304Cが、例えば基盤を切り欠くなどの方法で設けられている。蛍光ホイール304上には、各蛍光体層304R,304Y,304G及び透過部304Cが、半周に1つずつ、合計2つずつ配置されている。また、この蛍光ホイール304の基盤304Aの回転中心付近には、気流発生部204Aが形成されている。この例では、基盤304Aに直接、気流発生部204Aが形成されているが、凸状部が形成された円盤状の気流発生部材を、基盤304Aに接着固定して、蛍光ホイール304に気流発生部を形成してもよい。
図19は、蛍光ホイール304が用いられる光源装置300を示す概略図である。
LDモジュール302から射出される複数の青色レーザー光Bは、第一集光光学系306Aによって集光される。第一集光光学系306Aによって集光された青色レーザー光Bは、第一ダイクロイックミラー307Aを通して第二集光光学系306Bによって更に集光される。その後、回転光学素子装置たる蛍光ホイールユニット320の蛍光ホイール304に導かれる。蛍光ホイール304は、ホイールモータ305により回転駆動している。第二集光光学系306Bを通して導かれた青色レーザー光Bが、回転駆動する蛍光ホイール304上の赤蛍光体層304Rを照射する期間では赤色波長帯域の光Rが生成される。また、緑蛍光体層304Gを照射する期間では緑色波長帯域の光Gが生成される。また、黄蛍光体層304Yを照射する期間では黄色波長帯域の光Yが生成され、透過部304Cを透過する期間では青色レーザー光Bが蛍光ホイール304を透過する。
各蛍光体層304R,304Y,304Gで生成された各色波長帯の光R,Y,Gは、第二集光光学系306Bによって集光され、第一ダイクロイックミラー307Aに導かれる。第一ダイクロイックミラー307Aは、青色の波長帯域光Bを透過し、その他の波長帯域光を反射する特性を備える。よって、LDモジュール302から射出される青色レーザー光Bについては、第一ダイクロイックミラー307Aを透過する。しかし、蛍光ホイール304上の各蛍光体層304R,304Y,304Gで生成された各色波長帯の光(青色波長帯域とは別の波長帯域の光)R,Y,Gは、第一ダイクロイックミラー307Aで反射される。第一ダイクロイックミラー307Aで反射した各蛍光体層304R,304Y,304Gからの光R,Y,Gは、第一リレーレンズ308A、第一反射ミラー309A、第二リレーレンズ308Bを通して第二ダイクロイックミラー307Bに導かれる。第二ダイクロイックミラー307Bは、青色の波長帯域光Bを反射し、その他の波長帯域光を透過する特性を備える。よって、各蛍光体層304R,304Y,304Gからの光R,Y,Gは、第二ダイクロイックミラー307Bを透過し、第4リレーレンズ308Dを通して本光源装置300から外部へ出力される。
一方、蛍光ホイール304上の透過部304Cを通過した青色レーザー光Bは、第3集光光学系306Cによって集光され、第二反射ミラー309B及び第3リレーレンズ308Cを通して第二ダイクロイックミラー307Bに導かれる。上述したとおり、第二ダイクロイックミラー307Bは、青色の波長帯域光Bを反射する特性を備える。よって、第二ダイクロイックミラー307Bに導かれる青色レーザー光Bは、第二ダイクロイックミラー307Bで反射し、第4リレーレンズ308Dを通して本光源装置300から外部へ出力される。
このように、回転駆動する蛍光ホイール304の半周期に相当する周期で、LDモジュール302からの青色レーザー光B、蛍光ホイール304上の赤蛍光体層304Rからの赤色光R、蛍光ホイール304上の黄蛍光体層304Yからの黄色光Y、蛍光ホイール304上の緑蛍光体層304Gからの緑色光Gが、光源装置300の同一箇所から順次出力される。
光源装置300から順次出力されたR,Y,G,Bの光は、DMDなどの画像形成素子に照射され、画像生成素子にて変調された光が、投射光学系にて投射面などの投射面に投写される。
図18に示すように、気流発生部204Aを設けることにより、回転中心から蛍光ホイールの各蛍光体層304R,304Y,304Gを有する面に沿って放射状に流れる気流が発生し、蛍光体層にチリや埃が付着するのを抑制することができる。また、気流により、蛍光ホイール304を良好に空冷することができる。また、蛍光ホイール304のホイールモータ305と対向する面にも気流発生部を設けることで、蛍光ホイールのホイールモータ側の面も空冷することができ、より一層蛍光ホイールを空冷することができる。また、ホイールモータ305から蛍光ホイール304の回転中心に向う気流が発生し、この気流でホイールモータ305を空冷することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
回転するカラーホイール21などの回転光学素子を備えたカラーホイール装置などの回転光学素子ユニットにおいて、回転光学素子の回転中心から放射状に流れる気流を発生させる気流発生部などの気流発生手段を、前記回転光学素子の有効領域外(本実施形態では押さえ板201b)に設けた。
特許文献1に記載の画像投射装置において、カラーホイールなどの回転光学素子にチリや埃が付着する理由は、以下のとおりである。すなわち、回転光学素子へ流す空気とともに回転光学素子へ移動してきたチリや埃は、回転光学素子に流れる空気とともに、回転光学素子の表面を移動した後、その空気とともに回転光学素子から流れ出る。回転光学素子から流れ出たチリや埃は、回転光学素子の周囲を漂い、回転光学素子の表面へと再度、移動してくる。
特許文献1に記載の画像投射装置は、上述したように、回転光学素子の外周から回転光学素子に空気を流し込んでいる。この回転光学素子の外周から流れ込んできた空気は、回転光学素子表面との粘性抵抗により回転光学素子の回転方向に沿って流れながら、回転光学素子の遠心力により外側へ流れていき、回転光学素子から流れ出る。そのため、回転光学素子へ流れ込んできた空気は、回転光学素子の表面の外周側の一部にしか流れない。回転光学素子の周囲を漂い、回転光学素子の表面へと移動したきたチリや埃のうち、空気の流れがある箇所に移動してきたチリや埃は、回転光学素子に流れ込んできた空気の流れにより流され回転光学素子へ付着することがない。しかし、上述した空気の流れがない箇所へ移動してきたチリや埃は、空気の流れで流されることなく、回転光学素子の表面に付着してしまうのである。
これに対し、態様1では、気流発生手段により、カラーホイール21などの回転光学素子の回転中心から放射状に流れる気流を発生させている。このように、回転中心から放射状に空気を流すので、回転光学素子の外周から空気を流す特許文献1に記載の画像投射装置とは異なり、回転光学素子表面全域で回転中心から外周へ向う気流を発生させることができる。これにより、回転光学素子の表面のいずれの箇所においても、回転光学素子の表面に近づいてきたチリや埃を、この回転中心から放射状に流れる気流により回転光学素子の外周へ運んで、外周から放出することができる。その結果、回転光学素子の表面全域で、チリや埃が付着するのを阻止することができ、投射画像の品質が低下するのを抑制することができる。
(態様2)
(態様1)において、第一気流発生部204などの気流発生手段は、カラーホイール21などの回転光学素子を回転駆動させるホイールモータ21aなどの駆動源から回転光学素子の回転中心に流れる第二の気流X2を発生させる。
これによれば、実施形態で説明したように、第二の気流X2でホイールモータ21aなどの駆動源を空冷することができ、駆動源の温度上昇を抑制することができる。これにより、カラーホイール21などの回転光学素子を安定的な回転を維持することができ、投射画像の劣化を抑制することができる。
(態様3)
(態様1)または(態様2)において、カラーホイール21などの回転光学素子のホイールモータ21aなどの駆動源と対向する対向面と反対側の面に沿って放射状に流れる気流を発生させる第二気流発生部205などの第二気流発生手段を備える。
これによれば、実施形態で説明したように、カラーホイール21などの回転光学素子のホイールモータ21aなどの駆動源と対向する対向面と反対側の面に近づいてきたチリや埃を、第二気流発生部205などの第二気流発生手段により発生させた気流によりカラーホイールの外周へ運び出し、回転光学素子の駆動源と対向する対向面と反対側の面にチリや埃が付着するのを阻止することができる。また、回転光学素子の回転が停止しているときに、この反対側の面に付着したチリや埃を上記気流により吹き飛ばして除去することができる。これにより、この反対側の面に付着したチリや埃により、回転光学素子を通過した光束の輝度が低下するのを抑制することができ、投射画像の劣化を抑制することができる。
(態様4)
(態様1)乃至(態様3)いずれかにおいて、気流発生部などの気流発生手段を、金属材料で構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、気流発生部などの気流発生手段により、カラーホイール21などの回転光学素子の熱を放熱することができ、カラーホイールの温度上昇を抑制することができる。
(態様5)
(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、カラーホイール21などの回転光学素子が、円形状である。
これによれば、気流発生手段による回転中心から放射状に流れる気流を、回転光学素子表面に沿って良好に流すことができる。
(態様6)
(態様5)において、回転光学素子が、カラーホイールまたは蛍光ホイールである。
これによれば、カラーホイールを透過または蛍光ホイールを反射した光束の輝度の低下を抑制でき、かつ、カラーホイールまたは蛍光ホイールの温度上昇を抑制することができる。
(態様7)
カラーホイール装置200などの回転光学素子ユニットを備え、上記回転光学素子ユニットのカラーホイール21などの回転光学素子から光を、投射画像を生成するDMDなどの画像生成素子に照射する照明部20などの照明装置において、上記回転光学素子ユニットとして、(態様1)乃至(態様6)いずれかの回転光学素子ユニットを用いた。
これによれば、良好な投射画像を生成することができる照明装置を提供することができる。
(態様8)
放電ランプ61などの光源と、光源からの光を、投射画像を生成するDMDなどの画像生成素子へ照射する照明部20などの照明手段とを備え、画像生成素子で生成された投射画像を投射面に投射するプロジェクタ1などの画像投射装置において、照明手段として、(態様7)の照明装置を用いた。
これによれば、良好な投射画像を投射することができる画像投射装置を提供することができる。
1:プロジェクタ
2:投射面
10:光変調部
20:照明部
21:カラーホイール
21a:ホイールモータ
30:第一投射光学系
31:投射レンズ部
40:第二投射光学系
41:折り返しミラー
42:曲面ミラー
60:光源部
61:放電ランプ
70:第一光学系
100:光学エンジン部
101:画像形成部
102:投射光学部
200:カラーホイール装置
201a:フィルタ部材
201b:押さえ板
202:制御基板
204 第一気流発生部
204a:凸状部
204A:気流発生部
205:第二気流発生部
210a:モータ軸
300:光源装置
300 本光源装置
304:蛍光ホイール
304A:基盤
304R,304Y,304G:蛍光体層
305:ホイールモータ
320:蛍光ホイールユニット
特開2007−316319号公報

Claims (8)

  1. 回転光学素子を備えた回転光学素子装置において、
    前記回転光学素子の回転中心から放射状に流れる気流を発生させる気流発生手段を、前記回転光学素子の有効領域外に設けたことを特徴とする回転光学素子装置。
  2. 請求項1に記載の回転光学素子装置において、
    前記気流発生手段は、前記回転光学素子を回転駆動させる駆動源から前記回転光学素子の回転中心に流れる第二の気流を発生させることを特徴とする回転光学素子装置。
  3. 請求項1または2に記載の回転光学素子装置において、
    前記回転光学素子の前記駆動源と対向する対向面と反対側の面に沿って放射状に流れる気流を発生させる第二気流発生手段を備えることを特徴とする回転光学素子装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の回転光学素子装置において、
    前記気流発生手段を、金属材料で構成したことを特徴とする回転光学素子装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の回転光学素子装置において、
    前記回転光学素子が、円形状であることを特徴とする回転光学素子装置。
  6. 請求項5に記載の回転光学素子装置において、
    前記回転光学素子が、カラーホイールまたは蛍光ホイールであることを特徴とする回転光学素子装置。
  7. 回転光学素子装置を備え
    上記回転光学素子装置の回転光学素子からの光を、投射画像を生成する画像生成素子に照射する照明装置において、
    上記回転光学素子装置として、請求項1乃至6いずれかに記載の回転光学素子装置を用いたことを特徴とする照明装置。
  8. 光源と、
    光源からの光を、投射画像を生成する画像生成素子へ照射する照明手段とを備え、
    前記画像生成素子で生成された投射画像を投射面に投射する画像投射装置において、
    前記照明手段として、請求項7に記載の照明装置を用いたことを特徴とする画像投射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018084140A1 (ja) * 2016-11-02 2018-05-11 京セラ株式会社 カラーホイール用基板、カラーホイールおよびプロジェクタならびにカラーホイール用基板の製造方法
US11092799B2 (en) 2018-09-13 2021-08-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Phosphor wheel apparatus, lighting apparatus, and projection type image display apparatus

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