JP2004212316A - 表面形状測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被検面の高さ方向のデータを分解能を保ちつつ高速に取得する。
【解決手段】本発明の表面形状測定装置は、被検面(18)に略共役な位置に配置された複数のピンホール(15−i)を透過した光を、対物レンズ(14)を介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面(17)で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備える。前記ピンホールは、前記被検面からの前記照明光学系および前記受光光学系の光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置され、前記被検面と前記ピンホールとの相対位置を、前記光軸方向と垂直な所定の方向に移動させる走査装置(15b)を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の表面形状測定装置は、被検面(18)に略共役な位置に配置された複数のピンホール(15−i)を透過した光を、対物レンズ(14)を介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面(17)で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備える。前記ピンホールは、前記被検面からの前記照明光学系および前記受光光学系の光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置され、前記被検面と前記ピンホールとの相対位置を、前記光軸方向と垂直な所定の方向に移動させる走査装置(15b)を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路上の検査などに適用される表面形状測定装置に関し、特に、半田ボールなどの微細な凹凸形状の検査に適用される表面形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の検査は、半導体集積回路上を複数のスリット光で斜めに照明し、その反射光の横ずれの分布に基づいて、半導体集積回路上の凹凸形状を検知していた。
しかし、半導体集積回路の高集積化に伴い、半導体集積回路上の半田ボールなどの凹凸は微細化される傾向にあるので、この種の検査装置の検査精度は不十分になりつつある。
【0003】
そこで、共焦点(コンフォーカル)顕微鏡の適用が提案されている。
共焦点顕微鏡は、被検面の高さ方向の分解能(縦分解能)が高く、また、被検面の面方向の分解能(横分解能)も通常の光学顕微鏡とほぼ同等であるという利点を有している。
【0004】
しかしながら、通常の共焦点顕微鏡は、被検面の高さ方向のデータを得るために、ステージや対物レンズを上下させて画像の取り込みを繰り返す必要があり、三次元情報を得るための時間がかかる。
このため、工業製品である半導体集積回路の検査へそのまま適用することは、難しい。
【0005】
特許文献1に記載された三次元撮像装置は、共焦点顕微鏡と同じ原理でありながら被検物の高さ方向のデータを高速に取得できるものとして提案されたものである。
この三次元撮像装置では、ステージや対物レンズを上下させる代わりに、対物レンズと被検物との間に厚さの異なる透明部材を選択的に挿脱させて光路長を変化させる。そして、それら透明部材を回転体などに設けてその挿脱を高速化している。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−30403号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この三次元撮像装置では対物レンズと被検物との間に透明部材を挿入するため、対物レンズの作動距離を長く採らなければならない。よって、使用可能な対物レンズは比較的低倍率(例えば5〜10倍)のものに限定され、回路パターンの集積度が高くなって、測定対象が微細化すると、分解能が不足する。
【0008】
そこで本発明は、分解能を保ちつつ高さ方向のデータを高速に取得可能な構成の表面形状測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の表面形状測定装置は、被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、前記ピンホールは、前記被検面からの前記照明光学系および前記受光光学系の光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置され、前記被検面と前記ピンホールとの相対位置を、前記光軸方向と垂直な所定の方向に移動させる走査装置を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の表面形状測定装置は、請求項1に記載の表面形状測定装置において、前記ピンホールは前記光軸に垂直な面に対して傾斜して配置されたピンホール板に形成され、前記走査装置は、少なくとも前記光軸と前記ピンホール板の法線を含む面と前記光軸に垂直な面とが交差する方向に前記相対移動させ、前記ピンホール板と前記被検面とを前記光軸と異なる軸を中心に相対的に回転させる回転装置をさらに設け、前記ピンホール板と前記被検面との相対回転に同期して、前記受光面に焦点位置が傾斜した前記被検面の画像を得ることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の表面形状測定装置は、被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、前記ピンホールは、前記被検面から光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置した複数のピンホール板にそれぞれ形成され、前記複数のピンホール板は前記光軸と平行な軸を中心に周方向に並んで配置され、前記軸を回転軸として前記複数のピンホール板を前記所定の方向に回転させる回転装置を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の表面形状測定装置は、請求項3に記載の表面形状測定装置において、前記ピンホール板に対して前記被検面を回転させる回転装置を設け、前記被検面の回転に同期して前記受光面上に前記被検面の像を受光し、前記ピンホール板の位置に応じて焦点位置の異なる画像を得ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0014】
[第1実施形態]
図1、図2、図3、図4を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
表面形状測定装置には、対物レンズ14を介して被検面18を照明する照明光学系、及び、被検面18からの光を対物レンズ14を介して受光する受光光学系が備えられる。具体的に、照明光学系には、光源11、コンデンサレンズ12、ハーフミラー13、複数のピンホールが形成されたピンホール板15、対物レンズ14が順に配置される。また、受光光学系には、対物レンズ14、ピンホール板15、ハーフミラー13、リレーレンズ16、撮像素子17が順次配置される。
【0015】
被検面18とピンホール板15とは対物レンズ14に関し略共役関係にある。また、ピンホール板15と撮像素子17とはリレーレンズ16に関し略共役関係にある。
以上の構成において、光源11から射出した照明光束は、コンデンサレンズ12で集光された後ハーフミラー13で偏向してピンホール板15上の複数のピンホール15−0,15−1,・・・を照明する。
【0016】
ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過した各照明光は、対物レンズ14によって、被検面18或いは被検面18近傍のX方向位置11−0,11−1,・・・にそれぞれ集光点を有し、被検面18のX方向位置18−0,18−1,・・・にそれぞれ入射する。
【0017】
X方向位置18−0,18−1,・・・それぞれの被検面18で生じた反射光は、対物レンズ14に再入射して、ピンホール板15のピンホール15−0,15−1,・・・の位置又はその近傍にそれぞれ集光し、ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過する。
ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過した各光は、ハーフミラー13を透過してリレー光学系16により撮像素子17上の画素17−0,17−1,・・・にそれぞれ集光する。
【0018】
画素17−0,17−1,・・・はピンホール15−0,15−1,・・・にそれぞれ対応しており、これら画素17−0,17−1,・・・の出力から、被検面18のX方向位置18−0,18−1,・・・のデータがそれぞれ得られる。
ここで、本実施形態においてピンホール板15は、角度φだけ傾斜した状態で照明光束に挿入されており、複数のピンホール15−0,15−1,・・・の光軸Zの方向の位置が互いにずれている。
【0019】
このような表面形状測定装置では、ピンホール板15が傾斜しているので、被検面18上の各微小領域18−0,18−1,・・・に個別に入射する照明光の集光点11−0,11−1,・・・は、光軸Zの方向にずれる。
したがって、撮像素子17による1回の撮像では、被検面18上のX方向位置18−0,18−1,・・・の互いに異なる高さのデータが取得される。
【0020】
ここで、本実施形態の表面形状測定装置においては、被検面18上の高さ方向のデータを取得するために、被検面18を少なくともX方向に移動させるステージ19が表面形状測定装置に備えられる。
ステージ19が被検面18をX方向に移動させると、被検面18上では照明光の各集光点11−0,11−1,・・・がX方向に平行移動する。このとき、被検面18において、各集光点11−0,11−1,・・・の軌跡上の或るX方向位置18−iに着目すると、そのX方向位置18−iにおける集光点の高さは変化する。
【0021】
したがって、被検面18をX方向に移動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さのデータを取得することができる。
すなわち、ピンホール板15上の或る座標X15に配置されたピンホール15−iは、ピンホール板15の傾斜角度がφであることから、光軸Zの方向にZ15=X15・tanφだけずれている。
【0022】
さらに、対物レンズ16の倍率(横倍率)をβとすると、被検面18上でピンホール15−iに対応するX方向位置18−iのX座標X18は、X18=X15/βである。
また、この対物レンズ16の縦倍率はβ2なので、そのX方向位置18−iに入射する照明光の集光点11−iは、光軸Zの方向にZ18=Z15/β2だけずれる。すなわち、光軸Zの方向にZ18=X15・tanφ/β2だけずれる。
【0023】
したがって、撮像素子17の任意の座標X17に配置された画素17−jに入射する光の集光点は、光軸Zの方向にβ’・X17・tanφ/β2だけずれる(但し、β’は、リレーレンズ16の倍率)。
このため、本実施形態の表面形状測定装置では、集光点がずれても各画素17−0,17−1,・・・が各光を個別に受光できるよう、その画素サイズは適度に大きく設定されている。
【0024】
以上、本実施形態の表面形状測定装置では、予めピンホール15−0,15−1,・・・の光軸Zの方向の位置をずらしているので、被検面18を光軸Zに垂直な方向(ここではX方向)に移動させるだけで被検面18の各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さのデータを取得することができる。
一般に、被検面18を移動させるステージ19は、その移動方向が光軸Zの方向であるときよりも、光軸Zに垂直な方向であるときの方が、高速移動が可能である。
【0025】
なぜなら、対物レンズ14の重量などを考慮し、対物レンズ14の光軸Zの方向は鉛直方向とされるが、その場合、被検面18を光軸Zの方向に移動させるには、ステージ19は重力に抗した運動をしなければならない。それに対し、光軸Zに垂直な方向に移動させるためには、ステージ19は重力に抗した運動をする必要が無い。
【0026】
また、撮像素子17による撮像の速度は、その駆動タイミングを高速化するだけで十分に高速化可能である。
したがって、本実施形態の表面形状測定装置によれば、高さ方向のデータを高速に取得することができる。
本実施形態の表面形状測定装置において、撮像素子17はピンホール板15と共役な位置に配置される。
【0027】
なお、以上の説明では、被検面18の高さ方向のデータを離散的に取得することについのみ述べたが、本実施形態の表面形状測定装置には、上述した高さ方向のデータを被検面18の面方向の各位置について取得するための工夫も施されている。
例えば、ピンホール板15を回動させる回動機構(符号15bなど)が備えられる。
【0028】
そして、ピンホール板15のサイズは、図1及び図2に示すように、照明光束Lの断面よりも十分に大きく確保され、照明光束Lに挿入されるのは、ピンホール板15の一部とされる。
また、回動の中心線は、光軸Zから外れた位置からピンホール板15の法線方向に延びる直線である。つまり、ピンホール板15は、傾斜角度φを保ったままその直線の周りθの方向に回動する。
【0029】
また、ピンホール板15の外形を円盤状にすることにより、省スペース化を図ることができる。
そして、複数のピンホール15−0,15−1,・・・は、ピンホール板15の径方向に並べて配置される。
この構成では、回動機構15bがピンホール板15を周θの方向に回動させると、被検面18上の照明光の集光点11−0,11−1,・・・はそれぞれ周θの方向に移動する。
【0030】
したがって、ピンホール板15を周θ方向に回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、被検面18の高さ方向のデータを面方向の各位置について取得することができる。
なお、図2では、ピンホールをX方向にしか並べていないが、ピンホール板が360°あるいは180°、120°回転したときに被検面の一枚の画像を得られるようにピンホールを配置すれば、被検面18のデータを効率的に取得できる。
【0031】
しかも、上記したように本実施形態の表面形状測定装置では、対物レンズ14と被検面18との間の距離を保つ必要が無いので、対物レンズ14として高倍率・高開口数の対物レンズ(倍率10より高く例えば50、開口数0.8など)を使用することができる。
したがって、本実施形態の表面形状測定装置によれば、分解能を保つことが可能である。
【0032】
なお、ピンホール板15を、その回転軸と光軸Zとが僅かに外れる位置にφ°傾けて配置し、光軸Zに対してφ°傾いた回転軸で回転させるようにしてもよいことは言うまでもない。
この場合には、図3(a)(b)(c)(d)に例示したように、ピンホールの配列を曲線的(例えば螺旋状)にすれば、データの取得効率を高めることができる。また、図3(e)に示すように、ランダムに配置してもよい。因みに、これらの図3(a)(b)(c)(d)(e)に例示したピンホール板は、ニッポーディスクとも呼ばれている。なお、図3(a)(c)(d)では、黒点でピンホールを示し、図3(b)(e)では白丸でピンホールを示した。
【0033】
なお、ピンホール板15の形状は円盤状に限らず、図4に示すような矩形状でもよいことは言うまでもない。
また、面方向のデータを取得するためのピンホール板15の移動は、周θ方向の回動以外に、図4に示すようにY方向への平行移動であってもよい。
この場合も、ピンホールの列を、その移動方向(図4の例ではY方向)に複数並べれば、データの取得効率を高めることができる(図4の例では点線部)。
【0034】
また、何れの場合であっても、ピンホール板15において隣り合うピンホール同士の間隔は、通過光同士が混ざらないよう十分に広く採られる。具体的には、ピンホール同士の間隔は、表面形状測定装置の分解能に相当する距離の約50倍以上に確保される。
[第2実施形態]
図5、図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0035】
図5は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
図5において図1に示すものと同じものについては同一の符号を付した。
本実施形態の表面形状測定装置では、第1実施形態の表面形状測定装置と同様、複数のピンホール25−0,25−1,・・・がX方向(光軸Zに垂直な方向)に並べて配置されたピンホール板25が傾斜配置される。
【0036】
但し、本実施形態の表面形状測定装置には、ピンホール板25と同じピンホール板26が用意され、ピンホール板25とピンホール板26とは照明光学系と受光光学系とに個別に配置される。
具体的には、一方のピンホール板25は照明光学系と受光光学系との分岐点(すなわちハーフミラー13)の前段に挿入され、他方のピンホール板26は、分岐点の後段に挿入される。
【0037】
このとき、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・と、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・とは、互いに共役関係にある。すなわち、ピンホール板26についても、ピンホール板25と同様に傾斜配置される。
この構成において、光源11から射出した照明光束は、コンデンサレンズ12で集光された後、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・を照明する。
【0038】
ピンホール25−0,25−1,・・・を個別に通過した各照明光は、ハーフミラー13で偏向され、対物レンズ14を透過することによって被検面18又はその近傍にそれぞれ集光点を有し、被検面18上のX方向位置18−0,18−1,・・・にそれぞれ入射する。
ここで、各々の前記集光点を結ぶ線は、被検面18に対しφ/βの角度を有するのは図1と同様である。
【0039】
X方向位置18−0,18−1,・・・のそれぞれで生じた反射光は、対物レンズ14に再入射し、ハーフミラー13を透過した後、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・の位置又はその近傍にそれぞれ集光し、ピンホール26−0,26−1,・・・を個別に通過する。
ピンホール26−0,26−1,・・・を個別に通過した各光は、リレーレンズ16により撮像素子17上の各画素17−0,17−1,・・・に集光する。
【0040】
また、本実施形態の表面形状測定装置にも、X方向に被検面18を移動させるステージ29が備えられる。
したがって、被検面18をX方向に移動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、離散的な各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さ方向のデータを取得することができる。
【0041】
次に、高さ方向のデータを被検面18の面方向の各位置について取得する方法について説明する。
先ず、本実施形態の表面形状測定装置では、ピンホール板を移動させないよう工夫することにより、ピンホール板25とピンホール板26との共役関係を安定して保つことができる。
【0042】
よって、面方向のデータを取得するに当たり、ステージ29が利用される。つまり、本実施形態のステージ29には、光軸Zからずれた中心の周りθ方向に被検面18を回動させる機構が付加される。
そして、本実施形態では、光軸Zから僅かに外れた回転軸の周りのθ方向に被検面18を回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動することによって、被検面18の面方向のデータが取得される。
【0043】
この構成では、可動部がステージ29のみなので、測定の安定性が期待できる。
また、この場合、ステージ29は、θ方向に回動する基部とその基部に対して被検面18をX方向、或いはX及びY方向に走査させる第2の走査機構とを備えることが好ましい。
なお、図6は、本実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【0044】
この表面形状測定装置では、受光光学系側のピンホール板26の位置に、複数の受光部37−0,37−1,・・・を有した受光素子37が配置され、リレー光学系16が省略される。
この受光素子37の受光部37−0,37−1,・・・は、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・と同じ位置に配置される。つまり、受光素子37の各受光部37−0,37−1,・・・は、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・と共役関係にある。また、受光部37−0,37−1,・・・のサイズは、ピンホールと略同じである。
【0045】
この構成では、リレーレンズ16を要しないので、図5のリレーレンズ16において発生していた収差の分だけ、測定の高精度化が期待できる。
[第3実施形態]
図7、図8を参照して本発明の第3実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0046】
図7は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
図7において図1に示すものと同じものについては同一の符号を付した。
本実施形態の表面形状測定装置は、第1実施形態の表面形状測定装置において、ピンホール板15、及び回動機構15bの代わりに、ピンホール素子45、及び回動機構45bが備えられ、かつステージ19が省略されたものである。
【0047】
図8は、本実施形態のピンホール素子45を説明する図である。
ピンホール素子45は、光軸Zから外れた位置に、光軸Zと平行な直線の周りθの方向に回動可能な回動部材45−0を有し、かつその回動部材45−0の側壁に、照明光束Lに選択的に挿入すべき複数のピンホール板(例えば、5枚のピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5)を、光軸Zの位置をずらしつつ周θの方向に並べて固定したものである。ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5は、例えば、螺旋階段状に配置される。
【0048】
なお、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5の各面は、それぞれ光軸Zに垂直である。また、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−4の外形をそれぞれ扇状にすることで、省スペース化を図ることができる。
本実施形態の回動機構45bは、この回動部材45−0を介してピンホール素子45を回動させる。
【0049】
この構成では、回動機構45bがピンホール素子45を回動させると、照明光束Lに挿入されるピンホール板は、ピンホール板45−1、45−2、45−3、45−4、45−5、というように順次変化する。
各ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5の光軸Zの方向の位置は互いにずれているので、このときに被検面18上に集光する照明光の集光点も光軸Zの方向に順次変化する。
【0050】
したがって、ピンホール素子45を回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、被検面18の高さ方向のデータを取得することができる。なお、以上の説明では、被検面18の高さ方向のデータを離散的に取得することについてのみ述べたが、本実施形態の表面形状測定装置には、高さ方向のデータを面方向の各位置について取得するための工夫も施されている。
【0051】
例えば、本実施形態のピンホール素子45のピンホール板45−1,45−2,45−3,45−5の各々は共に、上記した回動動作により被検面18の画像を一枚ずつ得られるようそれぞれピンホールを配置している。
また、データ取り込み時にピンホール素子45を固定とし、被検面18を回動させることとすれば、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−5のそれぞれにおけるピンホールの配列は、図3(a)(b)(c)(d)に例示したように、曲線的(例えば螺旋状)にしたり、ランダムにしたりすることが考えられる。
【0052】
この場合、ステージは、光軸Zから僅かに外れた回転軸の周りのθ方向に回動する基部と、その基部に対して被検面をX方向、或いはX及びY方向に走査させる第2の走査機構を備えることが好ましい。
[その他]
上記第1実施形態では、高さ方向のデータを取得する際、被検面18をX方向に移動させているが、ピンホール15をX方向に移動させてもよい。但し、被検面18を移動させる方が、より安定した移動が図られる。
【0053】
また、その移動方向は、X方向だけでなく、X及びY方向としてもよいことは言うまでもない。
また、第1実施形態、第2実施形態では、光軸Zの方向の位置のずれた複数のピンホールの配置方向が直線的である場合を主に説明したが、それらピンホールの配置方向は、曲線的であってもよい。被検面とピンホールとの相対移動の方向が、ピンホールの配置方向と同じであれば、高さ方向のデータを取得することができる。
【0054】
また、第3実施形態では、ピンホール板を螺旋階段状に構成すると共にピンホール素子を回動させたが、ピンホール板を階段状に構成すると共に、ピンホール素子を平行移動させてもよい。但し、平行移動よりも回動させた方が安定した測定が可能である。
また、第3実施形態では、ピンホール板を高さ順に設けたが、高さ順に設けていなくてもよいことはいうまでもない。
【0055】
また、本発明の表面形状測定装置において面方向のデータを取得する方法については、上記したものに限らず、共焦点顕微鏡に適用されうる各種の方法の何れかを適用することができる。
但し、第2実施形態、第3実施形態においては、上記したように、面方向のデータを取得するための移動機構に、高さ方向のデータを取得するための移動機構を兼用することで、省スペース化や測定の安定を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、分解能を保ちつつ高さ方向のデータを高速に取得可能な構成の表面形状測定装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
【図2】第1実施形態において面方向のデータを取得する方法を説明する図である。
【図3】ピンホールの配列のバリエーションを示す図である。
【図4】ピンホールの移動方向のバリエーションを示す図である。
【図5】第2実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
【図6】第2実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【図7】第3実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【図8】第3実施形態のピンホール素子45を説明する図である。
【符号の説明】
11 光源
12 コンデンサレンズ
13 ハーフミラー
14 対物レンズ
15,25,26 ピンホール板
15b,45b 回動機構
16 リレーレンズ
17 撮像素子
18 被検面
19,29 ステージ
37 受光素子
45 ピンホール素子
45−1,45−2,45−3,45−4,45−5 ピンホール板
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路上の検査などに適用される表面形状測定装置に関し、特に、半田ボールなどの微細な凹凸形状の検査に適用される表面形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の検査は、半導体集積回路上を複数のスリット光で斜めに照明し、その反射光の横ずれの分布に基づいて、半導体集積回路上の凹凸形状を検知していた。
しかし、半導体集積回路の高集積化に伴い、半導体集積回路上の半田ボールなどの凹凸は微細化される傾向にあるので、この種の検査装置の検査精度は不十分になりつつある。
【0003】
そこで、共焦点(コンフォーカル)顕微鏡の適用が提案されている。
共焦点顕微鏡は、被検面の高さ方向の分解能(縦分解能)が高く、また、被検面の面方向の分解能(横分解能)も通常の光学顕微鏡とほぼ同等であるという利点を有している。
【0004】
しかしながら、通常の共焦点顕微鏡は、被検面の高さ方向のデータを得るために、ステージや対物レンズを上下させて画像の取り込みを繰り返す必要があり、三次元情報を得るための時間がかかる。
このため、工業製品である半導体集積回路の検査へそのまま適用することは、難しい。
【0005】
特許文献1に記載された三次元撮像装置は、共焦点顕微鏡と同じ原理でありながら被検物の高さ方向のデータを高速に取得できるものとして提案されたものである。
この三次元撮像装置では、ステージや対物レンズを上下させる代わりに、対物レンズと被検物との間に厚さの異なる透明部材を選択的に挿脱させて光路長を変化させる。そして、それら透明部材を回転体などに設けてその挿脱を高速化している。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−30403号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この三次元撮像装置では対物レンズと被検物との間に透明部材を挿入するため、対物レンズの作動距離を長く採らなければならない。よって、使用可能な対物レンズは比較的低倍率(例えば5〜10倍)のものに限定され、回路パターンの集積度が高くなって、測定対象が微細化すると、分解能が不足する。
【0008】
そこで本発明は、分解能を保ちつつ高さ方向のデータを高速に取得可能な構成の表面形状測定装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の表面形状測定装置は、被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、前記ピンホールは、前記被検面からの前記照明光学系および前記受光光学系の光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置され、前記被検面と前記ピンホールとの相対位置を、前記光軸方向と垂直な所定の方向に移動させる走査装置を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の表面形状測定装置は、請求項1に記載の表面形状測定装置において、前記ピンホールは前記光軸に垂直な面に対して傾斜して配置されたピンホール板に形成され、前記走査装置は、少なくとも前記光軸と前記ピンホール板の法線を含む面と前記光軸に垂直な面とが交差する方向に前記相対移動させ、前記ピンホール板と前記被検面とを前記光軸と異なる軸を中心に相対的に回転させる回転装置をさらに設け、前記ピンホール板と前記被検面との相対回転に同期して、前記受光面に焦点位置が傾斜した前記被検面の画像を得ることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の表面形状測定装置は、被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、前記ピンホールは、前記被検面から光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置した複数のピンホール板にそれぞれ形成され、前記複数のピンホール板は前記光軸と平行な軸を中心に周方向に並んで配置され、前記軸を回転軸として前記複数のピンホール板を前記所定の方向に回転させる回転装置を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の表面形状測定装置は、請求項3に記載の表面形状測定装置において、前記ピンホール板に対して前記被検面を回転させる回転装置を設け、前記被検面の回転に同期して前記受光面上に前記被検面の像を受光し、前記ピンホール板の位置に応じて焦点位置の異なる画像を得ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0014】
[第1実施形態]
図1、図2、図3、図4を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
表面形状測定装置には、対物レンズ14を介して被検面18を照明する照明光学系、及び、被検面18からの光を対物レンズ14を介して受光する受光光学系が備えられる。具体的に、照明光学系には、光源11、コンデンサレンズ12、ハーフミラー13、複数のピンホールが形成されたピンホール板15、対物レンズ14が順に配置される。また、受光光学系には、対物レンズ14、ピンホール板15、ハーフミラー13、リレーレンズ16、撮像素子17が順次配置される。
【0015】
被検面18とピンホール板15とは対物レンズ14に関し略共役関係にある。また、ピンホール板15と撮像素子17とはリレーレンズ16に関し略共役関係にある。
以上の構成において、光源11から射出した照明光束は、コンデンサレンズ12で集光された後ハーフミラー13で偏向してピンホール板15上の複数のピンホール15−0,15−1,・・・を照明する。
【0016】
ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過した各照明光は、対物レンズ14によって、被検面18或いは被検面18近傍のX方向位置11−0,11−1,・・・にそれぞれ集光点を有し、被検面18のX方向位置18−0,18−1,・・・にそれぞれ入射する。
【0017】
X方向位置18−0,18−1,・・・それぞれの被検面18で生じた反射光は、対物レンズ14に再入射して、ピンホール板15のピンホール15−0,15−1,・・・の位置又はその近傍にそれぞれ集光し、ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過する。
ピンホール15−0,15−1,・・・を個別に通過した各光は、ハーフミラー13を透過してリレー光学系16により撮像素子17上の画素17−0,17−1,・・・にそれぞれ集光する。
【0018】
画素17−0,17−1,・・・はピンホール15−0,15−1,・・・にそれぞれ対応しており、これら画素17−0,17−1,・・・の出力から、被検面18のX方向位置18−0,18−1,・・・のデータがそれぞれ得られる。
ここで、本実施形態においてピンホール板15は、角度φだけ傾斜した状態で照明光束に挿入されており、複数のピンホール15−0,15−1,・・・の光軸Zの方向の位置が互いにずれている。
【0019】
このような表面形状測定装置では、ピンホール板15が傾斜しているので、被検面18上の各微小領域18−0,18−1,・・・に個別に入射する照明光の集光点11−0,11−1,・・・は、光軸Zの方向にずれる。
したがって、撮像素子17による1回の撮像では、被検面18上のX方向位置18−0,18−1,・・・の互いに異なる高さのデータが取得される。
【0020】
ここで、本実施形態の表面形状測定装置においては、被検面18上の高さ方向のデータを取得するために、被検面18を少なくともX方向に移動させるステージ19が表面形状測定装置に備えられる。
ステージ19が被検面18をX方向に移動させると、被検面18上では照明光の各集光点11−0,11−1,・・・がX方向に平行移動する。このとき、被検面18において、各集光点11−0,11−1,・・・の軌跡上の或るX方向位置18−iに着目すると、そのX方向位置18−iにおける集光点の高さは変化する。
【0021】
したがって、被検面18をX方向に移動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さのデータを取得することができる。
すなわち、ピンホール板15上の或る座標X15に配置されたピンホール15−iは、ピンホール板15の傾斜角度がφであることから、光軸Zの方向にZ15=X15・tanφだけずれている。
【0022】
さらに、対物レンズ16の倍率(横倍率)をβとすると、被検面18上でピンホール15−iに対応するX方向位置18−iのX座標X18は、X18=X15/βである。
また、この対物レンズ16の縦倍率はβ2なので、そのX方向位置18−iに入射する照明光の集光点11−iは、光軸Zの方向にZ18=Z15/β2だけずれる。すなわち、光軸Zの方向にZ18=X15・tanφ/β2だけずれる。
【0023】
したがって、撮像素子17の任意の座標X17に配置された画素17−jに入射する光の集光点は、光軸Zの方向にβ’・X17・tanφ/β2だけずれる(但し、β’は、リレーレンズ16の倍率)。
このため、本実施形態の表面形状測定装置では、集光点がずれても各画素17−0,17−1,・・・が各光を個別に受光できるよう、その画素サイズは適度に大きく設定されている。
【0024】
以上、本実施形態の表面形状測定装置では、予めピンホール15−0,15−1,・・・の光軸Zの方向の位置をずらしているので、被検面18を光軸Zに垂直な方向(ここではX方向)に移動させるだけで被検面18の各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さのデータを取得することができる。
一般に、被検面18を移動させるステージ19は、その移動方向が光軸Zの方向であるときよりも、光軸Zに垂直な方向であるときの方が、高速移動が可能である。
【0025】
なぜなら、対物レンズ14の重量などを考慮し、対物レンズ14の光軸Zの方向は鉛直方向とされるが、その場合、被検面18を光軸Zの方向に移動させるには、ステージ19は重力に抗した運動をしなければならない。それに対し、光軸Zに垂直な方向に移動させるためには、ステージ19は重力に抗した運動をする必要が無い。
【0026】
また、撮像素子17による撮像の速度は、その駆動タイミングを高速化するだけで十分に高速化可能である。
したがって、本実施形態の表面形状測定装置によれば、高さ方向のデータを高速に取得することができる。
本実施形態の表面形状測定装置において、撮像素子17はピンホール板15と共役な位置に配置される。
【0027】
なお、以上の説明では、被検面18の高さ方向のデータを離散的に取得することについのみ述べたが、本実施形態の表面形状測定装置には、上述した高さ方向のデータを被検面18の面方向の各位置について取得するための工夫も施されている。
例えば、ピンホール板15を回動させる回動機構(符号15bなど)が備えられる。
【0028】
そして、ピンホール板15のサイズは、図1及び図2に示すように、照明光束Lの断面よりも十分に大きく確保され、照明光束Lに挿入されるのは、ピンホール板15の一部とされる。
また、回動の中心線は、光軸Zから外れた位置からピンホール板15の法線方向に延びる直線である。つまり、ピンホール板15は、傾斜角度φを保ったままその直線の周りθの方向に回動する。
【0029】
また、ピンホール板15の外形を円盤状にすることにより、省スペース化を図ることができる。
そして、複数のピンホール15−0,15−1,・・・は、ピンホール板15の径方向に並べて配置される。
この構成では、回動機構15bがピンホール板15を周θの方向に回動させると、被検面18上の照明光の集光点11−0,11−1,・・・はそれぞれ周θの方向に移動する。
【0030】
したがって、ピンホール板15を周θ方向に回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、被検面18の高さ方向のデータを面方向の各位置について取得することができる。
なお、図2では、ピンホールをX方向にしか並べていないが、ピンホール板が360°あるいは180°、120°回転したときに被検面の一枚の画像を得られるようにピンホールを配置すれば、被検面18のデータを効率的に取得できる。
【0031】
しかも、上記したように本実施形態の表面形状測定装置では、対物レンズ14と被検面18との間の距離を保つ必要が無いので、対物レンズ14として高倍率・高開口数の対物レンズ(倍率10より高く例えば50、開口数0.8など)を使用することができる。
したがって、本実施形態の表面形状測定装置によれば、分解能を保つことが可能である。
【0032】
なお、ピンホール板15を、その回転軸と光軸Zとが僅かに外れる位置にφ°傾けて配置し、光軸Zに対してφ°傾いた回転軸で回転させるようにしてもよいことは言うまでもない。
この場合には、図3(a)(b)(c)(d)に例示したように、ピンホールの配列を曲線的(例えば螺旋状)にすれば、データの取得効率を高めることができる。また、図3(e)に示すように、ランダムに配置してもよい。因みに、これらの図3(a)(b)(c)(d)(e)に例示したピンホール板は、ニッポーディスクとも呼ばれている。なお、図3(a)(c)(d)では、黒点でピンホールを示し、図3(b)(e)では白丸でピンホールを示した。
【0033】
なお、ピンホール板15の形状は円盤状に限らず、図4に示すような矩形状でもよいことは言うまでもない。
また、面方向のデータを取得するためのピンホール板15の移動は、周θ方向の回動以外に、図4に示すようにY方向への平行移動であってもよい。
この場合も、ピンホールの列を、その移動方向(図4の例ではY方向)に複数並べれば、データの取得効率を高めることができる(図4の例では点線部)。
【0034】
また、何れの場合であっても、ピンホール板15において隣り合うピンホール同士の間隔は、通過光同士が混ざらないよう十分に広く採られる。具体的には、ピンホール同士の間隔は、表面形状測定装置の分解能に相当する距離の約50倍以上に確保される。
[第2実施形態]
図5、図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0035】
図5は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
図5において図1に示すものと同じものについては同一の符号を付した。
本実施形態の表面形状測定装置では、第1実施形態の表面形状測定装置と同様、複数のピンホール25−0,25−1,・・・がX方向(光軸Zに垂直な方向)に並べて配置されたピンホール板25が傾斜配置される。
【0036】
但し、本実施形態の表面形状測定装置には、ピンホール板25と同じピンホール板26が用意され、ピンホール板25とピンホール板26とは照明光学系と受光光学系とに個別に配置される。
具体的には、一方のピンホール板25は照明光学系と受光光学系との分岐点(すなわちハーフミラー13)の前段に挿入され、他方のピンホール板26は、分岐点の後段に挿入される。
【0037】
このとき、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・と、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・とは、互いに共役関係にある。すなわち、ピンホール板26についても、ピンホール板25と同様に傾斜配置される。
この構成において、光源11から射出した照明光束は、コンデンサレンズ12で集光された後、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・を照明する。
【0038】
ピンホール25−0,25−1,・・・を個別に通過した各照明光は、ハーフミラー13で偏向され、対物レンズ14を透過することによって被検面18又はその近傍にそれぞれ集光点を有し、被検面18上のX方向位置18−0,18−1,・・・にそれぞれ入射する。
ここで、各々の前記集光点を結ぶ線は、被検面18に対しφ/βの角度を有するのは図1と同様である。
【0039】
X方向位置18−0,18−1,・・・のそれぞれで生じた反射光は、対物レンズ14に再入射し、ハーフミラー13を透過した後、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・の位置又はその近傍にそれぞれ集光し、ピンホール26−0,26−1,・・・を個別に通過する。
ピンホール26−0,26−1,・・・を個別に通過した各光は、リレーレンズ16により撮像素子17上の各画素17−0,17−1,・・・に集光する。
【0040】
また、本実施形態の表面形状測定装置にも、X方向に被検面18を移動させるステージ29が備えられる。
したがって、被検面18をX方向に移動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、離散的な各X方向位置18−0,18−1,・・・の各高さ方向のデータを取得することができる。
【0041】
次に、高さ方向のデータを被検面18の面方向の各位置について取得する方法について説明する。
先ず、本実施形態の表面形状測定装置では、ピンホール板を移動させないよう工夫することにより、ピンホール板25とピンホール板26との共役関係を安定して保つことができる。
【0042】
よって、面方向のデータを取得するに当たり、ステージ29が利用される。つまり、本実施形態のステージ29には、光軸Zからずれた中心の周りθ方向に被検面18を回動させる機構が付加される。
そして、本実施形態では、光軸Zから僅かに外れた回転軸の周りのθ方向に被検面18を回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動することによって、被検面18の面方向のデータが取得される。
【0043】
この構成では、可動部がステージ29のみなので、測定の安定性が期待できる。
また、この場合、ステージ29は、θ方向に回動する基部とその基部に対して被検面18をX方向、或いはX及びY方向に走査させる第2の走査機構とを備えることが好ましい。
なお、図6は、本実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【0044】
この表面形状測定装置では、受光光学系側のピンホール板26の位置に、複数の受光部37−0,37−1,・・・を有した受光素子37が配置され、リレー光学系16が省略される。
この受光素子37の受光部37−0,37−1,・・・は、ピンホール板26のピンホール26−0,26−1,・・・と同じ位置に配置される。つまり、受光素子37の各受光部37−0,37−1,・・・は、ピンホール板25のピンホール25−0,25−1,・・・と共役関係にある。また、受光部37−0,37−1,・・・のサイズは、ピンホールと略同じである。
【0045】
この構成では、リレーレンズ16を要しないので、図5のリレーレンズ16において発生していた収差の分だけ、測定の高精度化が期待できる。
[第3実施形態]
図7、図8を参照して本発明の第3実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0046】
図7は、本実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
図7において図1に示すものと同じものについては同一の符号を付した。
本実施形態の表面形状測定装置は、第1実施形態の表面形状測定装置において、ピンホール板15、及び回動機構15bの代わりに、ピンホール素子45、及び回動機構45bが備えられ、かつステージ19が省略されたものである。
【0047】
図8は、本実施形態のピンホール素子45を説明する図である。
ピンホール素子45は、光軸Zから外れた位置に、光軸Zと平行な直線の周りθの方向に回動可能な回動部材45−0を有し、かつその回動部材45−0の側壁に、照明光束Lに選択的に挿入すべき複数のピンホール板(例えば、5枚のピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5)を、光軸Zの位置をずらしつつ周θの方向に並べて固定したものである。ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5は、例えば、螺旋階段状に配置される。
【0048】
なお、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5の各面は、それぞれ光軸Zに垂直である。また、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−4の外形をそれぞれ扇状にすることで、省スペース化を図ることができる。
本実施形態の回動機構45bは、この回動部材45−0を介してピンホール素子45を回動させる。
【0049】
この構成では、回動機構45bがピンホール素子45を回動させると、照明光束Lに挿入されるピンホール板は、ピンホール板45−1、45−2、45−3、45−4、45−5、というように順次変化する。
各ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−4,45−5の光軸Zの方向の位置は互いにずれているので、このときに被検面18上に集光する照明光の集光点も光軸Zの方向に順次変化する。
【0050】
したがって、ピンホール素子45を回動させると共に、それに同期して撮像素子17を駆動すれば、被検面18の高さ方向のデータを取得することができる。なお、以上の説明では、被検面18の高さ方向のデータを離散的に取得することについてのみ述べたが、本実施形態の表面形状測定装置には、高さ方向のデータを面方向の各位置について取得するための工夫も施されている。
【0051】
例えば、本実施形態のピンホール素子45のピンホール板45−1,45−2,45−3,45−5の各々は共に、上記した回動動作により被検面18の画像を一枚ずつ得られるようそれぞれピンホールを配置している。
また、データ取り込み時にピンホール素子45を固定とし、被検面18を回動させることとすれば、ピンホール板45−1,45−2,45−3,45−5のそれぞれにおけるピンホールの配列は、図3(a)(b)(c)(d)に例示したように、曲線的(例えば螺旋状)にしたり、ランダムにしたりすることが考えられる。
【0052】
この場合、ステージは、光軸Zから僅かに外れた回転軸の周りのθ方向に回動する基部と、その基部に対して被検面をX方向、或いはX及びY方向に走査させる第2の走査機構を備えることが好ましい。
[その他]
上記第1実施形態では、高さ方向のデータを取得する際、被検面18をX方向に移動させているが、ピンホール15をX方向に移動させてもよい。但し、被検面18を移動させる方が、より安定した移動が図られる。
【0053】
また、その移動方向は、X方向だけでなく、X及びY方向としてもよいことは言うまでもない。
また、第1実施形態、第2実施形態では、光軸Zの方向の位置のずれた複数のピンホールの配置方向が直線的である場合を主に説明したが、それらピンホールの配置方向は、曲線的であってもよい。被検面とピンホールとの相対移動の方向が、ピンホールの配置方向と同じであれば、高さ方向のデータを取得することができる。
【0054】
また、第3実施形態では、ピンホール板を螺旋階段状に構成すると共にピンホール素子を回動させたが、ピンホール板を階段状に構成すると共に、ピンホール素子を平行移動させてもよい。但し、平行移動よりも回動させた方が安定した測定が可能である。
また、第3実施形態では、ピンホール板を高さ順に設けたが、高さ順に設けていなくてもよいことはいうまでもない。
【0055】
また、本発明の表面形状測定装置において面方向のデータを取得する方法については、上記したものに限らず、共焦点顕微鏡に適用されうる各種の方法の何れかを適用することができる。
但し、第2実施形態、第3実施形態においては、上記したように、面方向のデータを取得するための移動機構に、高さ方向のデータを取得するための移動機構を兼用することで、省スペース化や測定の安定を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、分解能を保ちつつ高さ方向のデータを高速に取得可能な構成の表面形状測定装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
【図2】第1実施形態において面方向のデータを取得する方法を説明する図である。
【図3】ピンホールの配列のバリエーションを示す図である。
【図4】ピンホールの移動方向のバリエーションを示す図である。
【図5】第2実施形態の表面形状測定装置の構成図である。
【図6】第2実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【図7】第3実施形態の表面形状測定装置の変形例である。
【図8】第3実施形態のピンホール素子45を説明する図である。
【符号の説明】
11 光源
12 コンデンサレンズ
13 ハーフミラー
14 対物レンズ
15,25,26 ピンホール板
15b,45b 回動機構
16 リレーレンズ
17 撮像素子
18 被検面
19,29 ステージ
37 受光素子
45 ピンホール素子
45−1,45−2,45−3,45−4,45−5 ピンホール板
Claims (4)
- 被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、
前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、
前記ピンホールは、前記被検面からの前記照明光学系および前記受光光学系の光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置され、
前記被検面と前記ピンホールとの相対位置を、前記光軸方向と垂直な所定の方向に移動させる走査装置を備えた
ことを特徴とする表面形状測定装置。 - 請求項1に記載の表面形状測定装置において、
前記ピンホールは前記光軸に垂直な面に対して傾斜して配置されたピンホール板に形成され、
前記走査装置は、少なくとも前記光軸と前記ピンホール板の法線を含む面と前記光軸に垂直な面とが交差する方向に前記相対移動させ、
前記ピンホール板と前記被検面とを前記光軸と異なる軸を中心に相対的に回転させる回転装置をさらに設け、
前記ピンホール板と前記被検面との相対回転に同期して、前記受光面に焦点位置が傾斜した前記被検面の画像を得る
ことを特徴とする表面形状測定装置。 - 被検面に略共役な位置に配置された複数のピンホールを透過した光を、対物レンズを介して被検面に導入する照明光学系と、
前記被検面からの反射光を前記対物レンズで集光し、前記複数のピンホールまたは前記複数のピンホールと共役位置にある複数のピンホールを介して、前記複数のピンホールと共役な位置にある受光面で受光して前記受光面に前記被検面の画像を形成する受光光学系とを備え、
前記ピンホールは、前記被検面から光軸方向の高さが互いに異なる位置に配置された複数のピンホール板にそれぞれ形成され、
前記複数のピンホール板は前記光軸と平行な軸を中心に周方向に並んで配置され、
前記軸を回転軸として前記複数のピンホール板を前記所定の方向に回転させる回転装置を備える
ことを特徴とする表面形状測定装置。 - 請求項3に記載の表面形状測定装置において、
前記ピンホール板に対して前記被検面を回転させる回転装置を設け、
前記被検面の回転に同期して前記受光面上に前記被検面の像を受光し、
前記ピンホール板の位置に応じて焦点位置の異なる画像を得る
ことを特徴とする表面形状測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003001865A JP2004212316A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 表面形状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003001865A JP2004212316A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 表面形状測定装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004212316A true JP2004212316A (ja) | 2004-07-29 |
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ID=32819776
Family Applications (1)
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JP2003001865A Pending JP2004212316A (ja) | 2003-01-08 | 2003-01-08 | 表面形状測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004212316A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2003
- 2003-01-08 JP JP2003001865A patent/JP2004212316A/ja active Pending
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