JP2004209961A - Webサービス機能を有する画像形成装置 - Google Patents

Webサービス機能を有する画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、利用者が使用するコンピュータ端末に複数の画像形成機能を利用するための複数のドライバをインストールすることなく、また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、Webサービスの提供を可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の課題は、ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエスト又は該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストを受信し、該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手段と、プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置によって達成される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者が使用するコンピュータ端末に、複数の画像形成機能を利用するために複数のドライバ・ソフトウェアをインストールすることなく、標準的なWebサービス対応ソフトウェアをインストールするだけでよく、また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、Webサービスの提供を可能とし、他の機器からの処理要求も統一的に処理することが可能となる画像形成装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が一般的に知られている。このような複合型の画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する3種類のアプリケーションを設け、アプリケーションの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の複合型画像形成装置においては、ネットワークを介して接続される複数のPC(パーソナルコンピュータ)からプリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナ等の機能を利用する場合、各PCに各画像形成機能に応じたドライバ等のソフトウェアをインストールする必要があった。また、PCにインストールされるそれらソフトウェアは、該PCの機種及びオペレーティングシステムに対応したものでなければならない。また、同様な要求がサーバー等の機器との間でも要求されることがあるが、要求される処理のプロトコルや処理単位が異なるため、実装時には両方の要求を満たすようにする必要があった。更に、従来の利用形態では、ドライバによって決まった処理しか行うことができない等の制限があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、利用者が使用するコンピュータ端末に複数の画像形成機能を利用するための複数のドライバ・ソフトウェアをインストールすることなく、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、画像形成装置の機能をネットワークを介してインターネット標準の各種Webプロトコルを利用してアクセス可能なプログラマブルなアプリケーションコンポーネントとして利用できると共に、Webサービスの要求をWebブラウザから行うことを可能とする画像形成装置を提供することである。また、画像形成装置内又は画像形成装置と他装置間とにおいて、Webサービスが他Webサービスとやり取りする分散環境を実現する画像形成装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエスト又は該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストを受信し、該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手段と、プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段とを有するように構成される。
【0006】
このような画像形成装置では、ネットワークを介して接続された機器の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、例えば、SOAPからの第一プロトコルによる第一処理リクエストを受信した際には第一プロトコルによる第一処理レスポンスによって、或いは、例えば、Webブラウザ等からの第二プロトコルによる第二処理リクエストを受信した際には機器にて表示可能な表示形式に従って第二処理レスポンスによって処理結果をWebサービスとして提供することができる。従って、第一処理リクエスト及び第二処理リクエストのWebサービスの要求に対して、同一のWebサービス提供処理手段による処理結果をWebサービスとして提供することができるため、第一処理リクエスト及び第二処理リクエストの夫々にWebサービス提供処理手段を開発する必要がない。
【0007】
上記第一プロトコルは、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)である。また、上記第二プロトコルによる処理レスポンスは、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)によって提供される。
【0008】
上記内部情報は、画像情報、画像情報についてのステータス情報、及び、機器本体の設定を変更したりネットワークIPを変更したりする制御パラメータ等の情報を示す。
【0009】
画像形成装置がWebサービスを提供するという観点において、本発明は、請求項2に記載されるように、少なくとも上記Webサービス提供処理手段を有するアプリケーションと、上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0010】
このような画像形成装置では、コンピュータ装置としての機能を有し、画像形成に使用されるハードウェア資源を直接制御することができると共に、ネットワークを介して接続された機器へWebサービスを提供することができる。
【0011】
Webサービスを提供するための処理の実体を有するという観点において、本発明は、請求項3に記載されるように、上記Webサービス提供処理手段は、Webサービスに関する処理を実行するWebサービス実行手段を有するように構成することができる。
【0012】
このような画像形成装置では、Webサービスを提供するための処理の実体がWebサービス提供処理手段に独立してあるため、複数のプロトコル(例えば、SOAPと、HTTP及びHTML)に関する知識を必要としないWebサービス実行手段の開発を行うことができる。
【0013】
第一プロトコルに従って第一処理リクエストを処理するという観点において、本発明は、請求項4に記載されるように、複数の上記Webサービス提供処理手段を有し、上記複数のWebサービス提供処理手段によって共有可能であって、上記第一プロトコルに従って上記メッセージを制御するプロトコル処理手段とを有するように構成することができる。
【0014】
このような画像形成装置では、第一処理リクエストを第一プロトコルに従って処理できると共に、複数のWebサービス提供処理手段によって共有されるため、各Webサービス提供処理手段を開発する際には、SOAP等の第一プロトコルに関する処理部の開発を削減することができる。
【0015】
メッセージの処理を共有するという観点において、本発明は、請求項5に記載されるように、上記複数のWebサービス提供処理手段によって共有可能であって、上記第一処理リクエスト内に所定記述形式に従って記述された上記メッセージを上記Webサービス提供処理手段によって処理可能な形式に変換すると共に、該第一処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する際の同一の処理方法によって上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する記述形式処理手段を有するように構成することができる。
【0016】
このような画像形成装置では、例えば、XML(eXtensible Markup Language)によって記述されたメッセージの処理を、複数のWebサービス提供処理手段によって共有可能となる。従って、各Webサービス提供処理手段を開発する際には、メッセージに関する処理部の開発を削減することができる。
【0017】
第一プロトコルに従う第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルに従うWebブラウザを利用した端末からの第二処理リクエストの両方の処理を可能とするという観点において、本発明は、請求項6に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、上記ネットワークを介して、上記機器からの上記第一及び第二処理リクエストの受信及び上記機器への上記第一及び第二処理レスポンスの送信を所定ネットワーク通信プロトコルに従って制御するネットワーク通信制御手段と、上記第二処理リクエストを処理し、その処理結果に基づいて、上記Webサービス実行手段を実行する処理リクエスト処理手段とを有するように構成することができる。
【0018】
第一処理リクエストと第二処理リクエストとを別々に分配するという観点に置いて、本発明は、請求項7に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、上記ネットワーク通信制御手段が上記第一処理リクエストを受信した場合、該第一処理リクエストのリクエスト種別を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて上記複数のWebサービス提供処理手段の一つに上記第一処理リクエストを分配し、上記第二処理リクエストを受信した場合、上記第二処理リクエストのリクエスト種別を解析し、その解析結果に基づいて、上記処理リクエスト処理手段に上記第二処理リクエストを分配する分配手段と、上記第二処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報に対応する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第二振分手段とを有するように構成される。また、本発明は、請求項8に記載されるように、上記第一処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報によって特性されるWebサービスを実行する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第一振分手段を有するように構成される。
【0019】
このような画像形成装置では、第一プロトコルに従う第一処理リクエストと第一プロトコル以外の第二プロトコルに従うWebブラウザを利用した端末からの第二処理リクエストとを処理可能とするため、第一処理リクエスト及び第二処理リクエストによる同一のWebサービスの要求に対して、同一のWebサービス提供処理手段による処理結果をWebサービスとして提供することができる。
【0020】
上記リクエスト種別とは、例えば、HTTPによるメソッドを示し、GET METHOD又はPOST METHOD等である。
【0021】
上記特定情報とは、Webサービス実行手段を特定するような情報であって、例えば、URL(Uniform Resource Locator)又はURI(Uniform Resource Indicator)である。
【0022】
複数のWebサービス提供処理手段へ処理を振り分けるという観点において、本発明は、請求項9に記載されるように、上記複数のWebサービス提供処理手段の夫々に対応させて複数の上記第一振分手段と複数の上記第二振分手段とを有するように構成される。
【0023】
このような画像形成装置では、第一処理リクエスト及び第二処理リクエストのいずれによっても複数のWebサービス提供処理手段への処理の振り分けを可能とする。
【0024】
第二処理レスポンスの内容をネットワークを介して接続される機器にて表示可能とするという観点から、本発明は、請求項10に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、上記第一処理リクエストに対する同一処理によって上記Webサービス提供処理手段から提供される上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を示す上記第二処理レスポンスを上記表示形式に従って作成する表示形式作成手段を有するように構成される。
【0025】
このような画像形成装置では、機器からの第二処理リクエストに応じて実行されたWebサービスの処理結果を、該機器にて表示可能となるような処理レスポンスを作成することができる。よって、該画像形成装置は、例えば、汎用的なWebブラウザを有する機器に対してWebサービスを提供することができる。
【0026】
各Webサービス提供処理手段による処理結果を機器にて表示可能とするという観点から、本発明は、請求項11に記載されるように、上記表示形式作成手段は、上記記述形式処理手段によって上記第一処理リクエストに応じた上記処理結果と同様に処理された上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を、上記記述形式の書式スタイルに基づいて、上記表示形式に従った上記処理結果に変換する記述形式変換手段を有するように構成することができる。
【0027】
このような画像形成装置では、各Webサービス提供処理手段による所定記述形式に従って処理された処理結果を、上記記述形式の書式スタイルに基づいて、機器にて表示可能な表示形式に従った上記処理結果に変換することができる。
【0028】
上記書式スタイルとは、例えば、XSL(eXtensible Stylesheet Language)である。この書式スタイルによって、上記記述形式変換手段は、XMLに従って記述された処理結果をHTMLに従って記述されるように変換することができる。
【0029】
また、上記課題を解決するため、本発明は、請求項12に記載されるように、ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストとを受信し、該第一処理リクエストに応じた処理結果を示す該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手段と、プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段と、上記Webサービス提供処理手段を構成する上記第一処理リクエストと上記第二処理リクエストとによって共有される少なくとも一つ以上の処理単位を実行することによって上記内部情報を処理し、その処理結果を用いて付加処理を行うことによって上記第一又は第二処理リクエストに応じた上記処理結果を生成し、該処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供する複合Webサービス提供処理手段とを有するように構成される。
【0030】
このような画像形成装置では、機器は、SAOP等の第一プロトコルによって又はHTTP及びHTML等の第二プロトコルによってWebブラウザを介して画像形成処理を実行することができるため、該機器に、該画像形成処理を実行させるために専用のドライバ等のソフトウェアをインストールする必要がない。また、機器は、その機種又はオペレーティングシステムに依存することなく該画像形成装置に対して該画像形成処理を実行させることができる。更に、複合Webサービス提供処理手段によって、Webサービスを提供するのに必要なWebサービス提供処理手段の複数の処理単位が組み合わされることによって制御されるため、機器は、各Webサービスの機能を意識することなく、1回の処理リクエストによって、複数のWebサービスによる最終的な処理結果のみを取得することができる。よって、画像形成装置間の通信回数及び制御処理を大幅に削減することが可能となる。
【0031】
上記第一プロトコルは、例えば、SOAP(Simple Object Access Protocol)である。また、上記第二プロトコルによる処理レスポンスは、例えば、HTML(Hypertext Markup Language)によって提供される。
【0032】
上記内部情報は、画像情報、画像情報についてのステータス情報、及び、機器本体の設定を変更したりネットワークIPを変更したりする制御パラメータ等の情報を示す。
【0033】
画像形成装置がWebサービスを提供するという観点において、本発明は、請求項13に記載されるように、少なくとも上記Webサービス提供処理手段と上記複合Webサービス提供処理手段とを有するアプリケーションと、上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0034】
このような画像形成装置では、コンピュータ装置としての機能を有するため、ネットワークを介して接続された機器へWebサービスを提供することができる。
【0035】
複数の処理単位を組み合せて実行するという観点において、本発明は、請求項14に記載されるように、上記複合Webサービス提供処理手段は、該複合Webサービス提供処理手段における処理単位であって、上記Webサービス提供処理手段の上記処理単位を組み合せて実行する少なくとも一つの複合処理実行手段とを有するように構成することができる。また、複数のWebサービス提供処理手段を組み合せて実行するという観点において、本発明は、請求項15に記載されるように、少なくとも1つの上記処理単位を有する複数の上記Webサービス提供処理手段を有し、上記複合処理実行手段は、上記複数のWebサービス提供処理手段の上記処理単位を複数組み合せて上記内部情報を処理するように構成することができる。
【0036】
プロトコルの異なる第一処理リクエストと第二処理リクエストに対する処理の一部を共有するという観点において、本発明は、請求項16に記載されるように、上記第一プロトコルに従って上記第一処理リクエスト及び上記第一処理レスポンスの上記メッセージを制御するプロトコル処理手段と、上記第一処理リクエスト内に上記所定記述形式に従って記述された上記メッセージを上記Webサービス提供処理手段によって処理可能な形式に変換すると共に、該第一処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する際の同一の処理方法によって上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する記述形式処理手段とを有し、上記プロトコル処理手段と上記記述形式処理手段とは、上記複数のWebサービス提供処理手段及び上記複合Webサービス提供処理手段によって共有されるように構成することができる。
【0037】
このような画像形成装置では、プロトコルが異なる第一処理リクエストと第二処理リクエストに対する処理が共有されると共に、複数のWebサービス提供処理手段及び複合Webサービス提供処理手段によってそれら処理が共有されるため、第一処理リクエストと第二処理リクエストとの夫々に応じた処理部を開発する必要がなく、また、複数のWebサービス提供処理手段と複合Webサービス提供処理手段との夫々に応じた処理部を開発する必要がない。従って、開発工数を大幅に削減することが可能となる。
【0038】
上記所定記述形式は、例えば、XML(eXtensible Markup Language)である。
【0039】
同一の通信プロトコルにて受信後、夫々の特性に応じて第一処理リクエストと第二処理リクエストを処理し、適切にWebサービスを実行するという観点において、本発明は、請求項17に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、上記ネットワークを介して、上記機器からの上記第一及び第二処理リクエストの受信及び上記機器への上記第一及び第二処理レスポンスの送信を所定ネットワーク通信プロトコルに従って制御するネットワーク通信制御手段と、上記第二処理リクエストを処理し、その処理結果に基づいて、上記Webサービス実行手段を実行する処理リクエスト処理手段とを有するように構成することができる。また、本発明は、請求項18に記載されるように、上記Webサービス通信制御手段は、上記ネットワーク通信制御手段が上記第一処理リクエストを受信した場合、該第一処理リクエストのリクエスト種別を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて上記複数のWebサービス提供処理手段の一つに上記第一処理リクエストを分配し、上記第二処理リクエストを受信した場合、上記第二処理リクエストのリクエスト種別を解析し、その解析結果に基づいて、上記処理リクエスト処理手段に上記第二処理リクエストを分配する分配手段と、上記第二処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報に対応する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第二振分手段とを有するように構成することができる。更に、本発明は、請求項19に記載されるように、上記第一処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報によって特性されるWebサービスを実行する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第一振分手段を有するように構成することができる。
【0040】
このような画像形成装置では、同一の通信プロトコルで第一処理リクエスト及び第二処理リクエストを受信した後、第一処理リクエストによって特定されるWebサービス実行手段に振り分ける第一振分手段と、第ニ処理リクエストによって特定されるWebサービス実行手段に振り分ける第ニ振分手段とを有することによって、プロトコルの異なる第一処理リクエストと第二処理リクエストとによる同一のWebサービスの実行を可能とすることができる。
【0041】
上記所定ネットワーク通信プロトコルは、http(Hypertext Transfer Protocol)である。
【0042】
また、本発明は、請求項20から21に記載されるように、上記画像形成装置での処理を行う画像形成方法とすることもできる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0044】
本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する画像形成装置(以下、融合機と言う)は、例えば、図1に示すような機能構成を成す。図1は、本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【0045】
図1において、融合機1200は、プロッタ1201と、スキャナ1202と、FCU(Fax Control Unit)1320と、その他ハードウェアリソース1203などを有するとともに、プラットフォーム1220とアプリケーション1230とから構成されるソフトウェア群1210と、融合機起動部1240とを備えている。
【0046】
融合機起動部1240は、融合機1200の電源投入時に先ず始めに実行され、プラットフォーム1220やアプリケーション1230を起動する。
【0047】
プラットフォーム1220は、アプリケーション1230からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させる下記に示すコントロールサービス1250と、一または複数のハードウェア資源の管理をおこない、コントロールサービス1250からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャー(SRM(System Resource Manager)1223)と、OS(Operating System)1221とを有する。
【0048】
このコントロールサービス1250は、複数のサービスモジュールにより形成され、具体的には、SCS(System Control Service)1222と、ECS((Engine Control Service)1224と、MCS(Memory Control Service)1225と、OCS(Operation panel Control Service)1226と、FCS(FAX Control Service)1227と、NCS(Network Control Service)1228と、IMH(Imaging Memory Handler)1229とがある。なお、このプラットフォーム1220は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーションからの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェースを有する。
【0049】
OS1221は、UNIX(登録商標)などのオペレーティング・システムであり、プラットフォーム1220並びにアプリケーション1230の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。オープンソースのUNIX(登録商標)を用いることにより、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネットワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易となる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0050】
SRM1223は、SCS1222とともにシステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであり、プロッタ1201やスキャナ1202などのエンジン部、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロニクスI/F、ネットワークI/F、IEEE1394I/F、RS232CI/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0051】
具体的には、このSRM1223は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるかどうか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングをおこない、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施するようにしてもよい。
【0052】
SCS1222は、アプリ管理(機能1)、操作部制御(機能2)、システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)(機能3)、LED表示(機能4)、リソース管理(機能5)、割り込みアプリ制御(機能6)等の複数の機能を行う。具体的には、アプリ管理(機能1)では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこなう。操作部制御(機能2)では、アプリの操作部使用権の排他制御をおこなう。システム画面表示(機能3)では、操作部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン部の状態に対応する警告画面の表示をおこなう。LED表示(機能4)では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこなう。リソース管理(機能5)では、アプリ(ECS)がジョブを実行するにあたって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスをおこなう。割り込みアプリ制御(機能6)では、特定のアプリを優先動作せさるための制御及びサービスをおこなう。
【0053】
ECS1224は、FCU1320、プロッタ1201、スキャナ1202、その他ハードウェアリソース1203などのエンジン部を制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0054】
MCS1225は、メモリ制御をおこなうものであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などをおこなう。
【0055】
OCS1226は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理などをおこなう。
【0056】
FCS1227は、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を使ったファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信をおこなうためのAPI(Application Program Interface)を提供する。
【0057】
NCS1228は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介をおこなう。
【0058】
本実施例において、NCS1228は、複数のプロトコルのうちhttpd(Hypertext Transfer Protocol Daemon)2によって、インターネットを介して接続されるネットワーク機器とのデータ通信をHTTP(Hypertext Transfer Protocol)で制御し、HTTPリクエストヘッダで指定される処理に必要な複数のWebサービスを関数コールによって起動し、その複数のWebサービスによる処理結果をHTTPレスポンスで該ネットワーク機器へ通知する。Webサービスは、例えば、XML(eXtensible Markup Language)によって記述されたメッセージに従って処理を行う。
【0059】
IMH1229は、イメージデータを仮想メモリ領域(ユーザー仮想空間)から物理メモリへマップする。プロセスの起動に応じて、システムコールを行ない、プロセス用の仮想メモリ領域をマップしたり、マップした仮想メモリ領域をプロセスの終了時に開放する処理等を行う。
【0060】
アプリケーション1230は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ1211と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ1212と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ1213と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ1214と、WebサービスアプリケーションであるWebサービス処理アプリ1215と、配信用アプリケーションである配信アプリ1217とを有する。
【0061】
各アプリケーション1211〜1217は、プラットフォーム1220上の各プロセスを利用して動作実行し得るため、画面制御、キー操作制御およびジョブ生成などをおこなう画面表示制御プログラムがその主体となる。なお、NCS1228により接続されたネットワークを介して新たなアプリケーションをネットワーク経由で搭載することもできる。また、各アプリケーションはアプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0062】
Webサービス処理アプリ1215は、SOAP(Simple Object Access Protocol)又は所定記述形式に従ってメッセージ交換を行うメッセージ処理部80と、API(Application Program Interface)を介してコントロールサービス1250を利用して所定処理を行い、その処理結果をWS−API(Web Service Application Program Interface)を介してWebサービスとして提供する少なくとも1つ以上のWebサービスファンクション(WSF)1400とを有する。
【0063】
このように、融合機1200は、各アプリで共通的に必要となる処理をプラットフォーム1220で一元的に処理する。
【0064】
次に、融合機1200のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、この融合機1200は、オペレーションパネル1310と、FCU(ファックスコントロールユニット)1320、プロッタ1201、スキャナ1202及びその他ハードウェア1203とで構成されるエンジン部1350と、コントローラ1300のASIC1301とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス1309等で接続した構成となる。FCU1320は、受信したファックスデータを格納するための不揮発性メモリ1321と、FCU1320内での時間を計測するためのRTC(Real Time Clock)1322とを有し、通常G3規格に従ってファックスデータの送受信を行う。FCU1320は、オプションとして更にG3規格とG4規格とを搭載しても良い。
【0065】
コントローラ1300は、ASIC1301にMEM−C1302、HDD(Hard Disk Drive)1303などを接続するとともに、このASIC1301とCPU1304とをCPUチップセットのNB1305を介して接続している。このように、NB1305を介して接続する理由は、CPU1304自体のインターフェイスが公開されていないためである。
【0066】
ここで、このASIC1301とNB1305は、単にPCIを介して接続されているのではなく、AGP1308を介して接続されている。このようにAGP1308を介して接続することとした理由は、この融合機1200がプラットフォーム1220やアプリケーション1230を形成する複数のプロセスを実行制御する関係上、これらを低速のPCIで接続したのでは、パフォーマンスが低下するからである。
【0067】
CPU1304は、融合機1200の全体制御をおこなうものであり、具体的には、OS1221上でプラットフォーム1220を形成するSCS1222、SRM1223、ECS1224、MCS1225、OCS1226、FCS1227、NCS1228をそれぞれプロセスとして起動して実行させるとともに、アプリケーション1230を形成するプリンタアプリ1211、コピーアプリ1212、ファックスアプリ1213、スキャナアプリ1214、Webサービス処理アプリ1215、配信アプリ1217を起動して実行させる。
【0068】
NB1305は、CPU1304とMEM−P1306、SB1307、ASIC1301とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1306は、融合機の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、MEM−C1302は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC1301は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
【0069】
NB1305は、PCIバスを介してSB1307と接続する他、ネットワーク通信を制御するNIC(Network Interface Card)1311と、USBディスクとして扱うことでデータを取り込むことができるUSB(Universal Serial Bus)ターゲット1312と、IEEE1394専用のケーブルで接続可能なIEEE13941313と、パラレルケーブルによって接続可能なセントロニクス1314と、シリアルケーブルによって接続可能なシリアル1315と、他のUSBターゲット(例えば、パーソナルコンピュータ)と接続し大容量の画像データの送受信を可能とするUSBホスト1316とを接続する。
【0070】
SB1307は、NB1305とROM、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。SB1307は、コントローラ1300での時間を計測するRTC(Real Time Clock)1323を有する。また、SB1307は、内部にUSBホストを有し、例えば、USB接続のカメラを接続することで画像データを取り込むことが可能であり、また、他のUSBターゲットからデータを受け取ることも可能である。
【0071】
融合機1200では、SB1307、NIC1311、USBターゲット1312、IEEE13941313、セントロニクス1314、シリアル1315、USBホスト1316、FCU1320の標準のG3、G3オプション、G4オプションの複数のポートを介して送受信されるデータがHDD1303に蓄積され一元的に管理される。
【0072】
HDD1303は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージであり、オペレーションパネル1310は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示をおこなう操作部である。
【0073】
したがって、ASIC1301には、MEM−C1302を接続するためのRAMインターフェイスと、HDD1303を接続するためのハードディスクインターフェースが設けられ、これらの記憶部に対して画像データの入出力をおこなう場合には、入出力先がRAMインターフェイスまたはハードディスクインターフェースに切り替えられる。
【0074】
AGP1308は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェイスであり、システムメモリに高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
【0075】
以下、上述したような図1に示す機能構成、及び、図2に示すハードウェア構成を有する融合機1200がWebサービスを提供するための機能構成例について説明する。ここで、Webサービスとは、ネットワーク機器からのHTTPリクエストによるサービス要求に応じて、融合機1200が所定の処理を行ない、その処理結果をHTTPレスポンスとしてネットワーク機器へ提供することを言う。
【0076】
以下、SOAP及びHTMLによるWebサービスの提供を可能とする融合機1200の機能構成について図3で説明する。図3は、Webサービスを提供する融合機の機能構成例を示す図である。図3において、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。融合機1200は、SOAPによってWebサービスの提供を受けるネットワーク機器10Aと、HTMLによってWebサービスの提供を受けるネットワーク機器10Bとにネットワーク15を介して接続される。
【0077】
図3において、融合機1200は、HTTPに従った通信制御を行うと共に、内部のWebサービス提供処理部に処理を分配するWebサーバー500と、複数のWebサービス提供処理部としてファイル管理Webサービス提供処理部40及び他Webサービス提供処理部49と、スキャナ1202と、HDD1303と、プロッタ1201と、オペレーションパネル1310と、FCU(FAXコントロールユニット)1320等とを有する。複数のWebサービス提供処理部40及び49は、夫々Webサービスファンクション(WSF)1400を有する。
【0078】
図3に示す機能構成例の場合、ファイル管理Webサービス提供処理部40は、Webサービスファンクション(WSF)1400として、HDD1303に蓄積される文書(ファイル)を管理するファイル管理実行部400を有する。また、複数のWebサービス提供処理部40及び49は、図1に示すWebサービス処理アプリ1215内に構成される。
【0079】
Webサーバー500は、HTTPに従った通信制御を行うhttpd2と、HTTPリクエストに対応するWebサービス提供処理部40又は49へ処理を分配するディストリビューター(Distributor)30と、ネットワーク15を介して受信したGET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501と、HTTPリクエストで示されるWebサービスの処理をファイル管理実行部400に振り分けるディスパッチャー(Dispatcher)60Bと、ファイル管理実行部400から通知される処理結果を示すHTML(Hypertext Markup Language)24を作成するHTML作成部502とを有する。ここで、HTTPリクエストはHTTPに従ったデータ通信によって、Webサービスを要求することを示し、HTTPレスポンスは該Webサービスの処理結果を通知する応答を示す。
【0080】
ディストリビューター30は、HTTPリクエストがSOAPによるHTTPリクエストであるか否かを判断する判断部を有する。SOAPを指定するHTTPリクエストである場合、SOAPActionで指定されるWebサービス提供処理部40又は49へ処理を分配する。一方、SOAPを指定しないHTTPリクエストである場合、つまり、GET又はPOST METHODによるHTTPリクエストである場合、HTTPリクエストをHTTPリクエスト処理部501に通知する。
【0081】
更に、HTML作成部502は、XML処理部50によって生成されたXMLを所定のXSL(eXtensible Stylesheet Language)25を用いてHTMLフォーマットに変換するXSLプロセッサ503を有する
また、XMLで記述されたメッセージを処理するXML処理部50と、SOAPに従ってメッセージ交換を行うSOAP処理部70とを有する。XML処理部50と、SOAP処理部70とは、複数のWebサービス提供処理部40及び49とで共有される。
【0082】
XML処理部50は、SOAPを指定するHTTPレスポンスのボディ部の生成方法と同様に、SOAPを指定しないHTTPレスポンスのボディ部をXMLで記述して生成する。更に、SOAP処理部70は、Webサービスの処理内容を示す処理メッセージに基づいてファイル管理実行部400に振り分けるディスパッチャー(Dispatcher)60Aを有する。
【0083】
なお、融合機1200において、説明の便宜上、複数のWebサービス提供処理部として、ファイル管理Webサービス提供処理部40と他Webサービス提供処理部49のみが示されるが、更に多くのWebサービス提供処理部を有する構成とすることもできる。この場合、SOAP処理部70は、複数のWebサービス提供処理部の夫々の実行部に処理を振り分ける複数のディスパッチャー60Aを備えるようにする。また、それら複数のWebサービス提供処理部によって、XML処理部50及びSOAP処理部70は共有される。同様に、複数のディスパッチャー60Bが複数のWebサービス提供処理部に対応させて備えられる。
【0084】
また、ネットワーク15を介して融合機1200と接続されるネットワーク機器10Aは、キーボード又はマウス等の入力装置からの入力データを制御すると共に、モニタ9Aに表示させる出力データとを制御する入出力制御部11Aと、融合機1200に対するWebサービスの処理内容及び融合機1200からのWebサービスの処理結果をXMLによって処理するXML処理部13と、HTTPに従ったリクエストの生成及びレスポンスを解析するリクエスト/レスポンス処理部14とを有する。ネットワーク15を介して融合機1200と接続されるネットワーク機器10Bは、キーボード又はマウス等の入力装置からの入力データを制御すると共に、モニタ9Bに表示させる出力データとを制御する入出力制御部11Bを有し、HTTPに従ったリクエストの生成及びレスポンスを表示するWebブラウザ23を有する。
【0085】
先ず、ネットワーク機器10Aからの要求に応じてWebサービスを提供する処理フローについて説明する。ネットワーク機器10Aを利用する利用者は、所望のWebサービスを融合機1200へ要求するための画面から融合機1200へ要求する(ステップS101)。利用者によるWebサービスの要求に応じて、入出力制御部11Aは、リクエスト/レスポンス処理部14へ要求データを通知する(ステップS102)。リクエスト/レスポンス処理部14は、入出力制御部11からの要求データに基づいてHTTPリクエストを生成し(ステップS103)、XML処理部13が処理内容をXMLによってHTTPリクエストのボディ部に記述すると、SOAP処理部12によってSOAPに従ってHTTPリクエストがネットワーク15を介して融合機1200へ送信される(ステップS104)。
【0086】
融合機1200のWebサーバー500は、httpd2によってHTTPリクエストを受信すると、ディストリビューター30によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定されるWebサービス提供処理部へ受信したHTTPリクエストを分配する(ステップS105)。例えば、HTTPリクエストのヘッダ部でファイル管理Webサービス提供処理部40が指定されていた場合、ファイル管理Webサービス提供処理部40がディストリビューター30によって関数コールされる。
【0087】
ファイル管理Webサービス提供処理部40において、SOAP処理部70は、HTTPリクエストをSOAPに従って処理して、SOAPヘッダ部で指定されるファイル管理実行部400に処理を振り分けるディスパッチャー60Aに通知する(ステップS106)。ディスパッチャー60Aは、HTTPリクエストのヘッダ部で処理内容を振り分けて、XML処理部50に通知する(ステップS107)。XML処理部50は、XMLで記述されたHTTPリクエストのボディ部において処理内容を示すメッセージをファイル管理実行部400で解釈可能な記述に変換してファイル管理実行部400を実行する(ステップS108)。ファイル管理実行部400は、処理内容に従ってHDD1303に対して処理を実行し、その処理結果を取得する(ステップS109)。例えば、処理内容に指定される文書の追加、更新、又は削除等の処理を実行する。
【0088】
処理結果を取得したファイル管理実行部400はXML処理部50へその処理結果を通知する(ステップS110)。XML処理部50は、通知された処理結果をXMLで記述したXML26を生成してHTTPレスポンスのボディ部をに設定するために、SOAP処理部70に通知する(ステップS111)。そして、Webサーバー500は、httpd2を介してXMLで記述された処理結果をボディ部とするSOAPに従ったHTTPレスポンスをネットワーク機器10Aに送信する(ステップS112)。
【0089】
ネットワーク機器10AにてHTTPレスポンスが受信されると、XML処理部13は、HTTPレスポンスのボディ部を解析して処理結果を取得し(ステップS113)、リクエスト/レスポンス処理部14は、その取得した処理結果をモニタ9Aに表示させる出力データとして入出力制御部11Aに渡す(ステップS114)。そして、入出力制御部11Aは、受け取った出力データをモニタ9Aに表示させるように制御する(ステップS115)。
【0090】
上記より、ネットワーク機器10Aは、予め取り決めておいたXMLによる記述形式に従ってHTTPリクエストのボディ部に処理内容を記述することによって、融合機1200に対して遠隔地からWebサービスの要求を行うことができる。また、融合機1200は、予め取り決めておいたXMLによる記述形式に従ってHTTPレスポンスのボディ部に処理結果を記述することによって、遠隔地にあるネットワーク機器10Aに対してWebサービスの提供を行うことが可能となる。融合機1200は、ネットワーク15を介して、複数のネットワーク機器10Aに対して、Webサービスを提供することも可能である。
【0091】
次に、ネットワーク機器10Bからの要求に応じてWebサービスを提供する処理フローについて説明する。ネットワーク機器10Bを利用する利用者は、モニタ9Bに表示されるWebサービスを融合機1200へ要求するための画面から融合機1200へ所望のWebサービスを要求し、入出力制御部11Bはその要求データを受信する(ステップS121)。Webブラウザ23は、入出力制御部11Bが受信した要求データに基づいて、GET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを生成してネットワーク15を介して融合機1200へ送信する(ステップS122)。
【0092】
融合機1200はネットワーク機器10BからHTTPリクエストを受信すると、Webサーバー500によってHTTPリクエストを解析する。つまり、ネットワーク通信制御を行うhttpd2がHTTPリクエストを受信すると、ディストリビューター30によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される、例えば、メソッド(GET METHOD又はPOST METHOD)に応じた解析がなされるようにHTTPリクエストがHTTPリクエスト処理部501に分配される(ステップS123)。
【0093】
HTTPリクエスト処理部501は、メソッドに応じてボディ部から処理内容を取得し、例えば、ヘッダ部でURL(Uniform Resource Locator)又はURI(Uniform Resource Indicator)によってファイル管理Webサービスが指定されている場合、ディスパッチャー60Bによって、ファイル管理実行部400へ処理内容に応じた処理の振り分けを行う(ステップS124)。ファイル管理実行部400は、処理内容に従ってHDD1303に対して処理を実行し、その処理結果を取得する(ステップS125)。例えば、処理内容に指定される文書の追加、更新、又は削除等の処理を実行する。
【0094】
処理結果を取得したファイル管理実行部400はXML処理部50へその処理結果を通知する(ステップS126)。XML処理部50は、SOAPによるHTTPレスポンスのボディ部を生成するのと同様に、通知された処理結果をXMLで記述したXML26を生成して、HTTPレスポンスのボディ部に設定するために、Webサーバー500のHTML作成部502に通知する(ステップS127)。HTML作成部502は、XSLプロセッサ503によって所定のXSL25を用いてHTMLフォーマットに変換したHTML24を生成し、httpd2にHTML24の送信を依頼する(ステップS128)。httpd2は、httpに従ってHTML24をネットワーク機器10Bへ送信する(ステップS129)。
【0095】
ネットワーク機器10BにてHTTPレスポンスが受信されると、Webブラウザ23は、入出力制御部11Bによってモニタ9BへHTML24を表示させる(ステップS130)。
【0096】
上記より、ネットワーク機器10Bは、融合機1200との間で特別なメッセージ交換方法を必要とせずに、Webブラウザ23を利用するのみで、融合機1200からWebサービスの提供を受けることができ、RPC(Remote Procedure Call)を実現することができる。また、Webサーバー500に、各Webサービスの実行部における処理の特性に応じてXSL25を備えるようにすることで、ネットワーク機器10Bへ処理結果を表示する際にWebサービス毎の表示画面を提供することが可能となる。
【0097】
従って、融合機1200は、SOAPに従ってメッセージ交換を行うことができるネットワーク機器10Aと、Webブラウザ23を有するネットワーク機器10Bとに対して、同じファイル管理実行部400によるWebサービスの提供を行うことができる。ファイル管理実行部400を有するファイル管理Webサービス提供処理部40が、プロトコルの異なる処理リクエストによって共有することができるため、処理リクエストのプロトコル毎にファイル管理Webサービス提供処理部40を開発する必要がない。
【0098】
また、融合機1200では、Webサーバー500にXSL25を備えることによって、XML処理部50でのSOAPを指定するHTTPレスポンスのボディ部の記述とSOAPを指定しないHTTPレスポンスのボディ部の記述の処理を共通化することができる。
【0099】
融合機1200とネットワーク機器10との間でSOAPに従ってメッセージ交換するHTTPリクエスト及びHTTPレスポンスについて図4及び図5で説明する。図4は、SOAPによるHTTPリクエストの例を示す図である。図4に示すHTTPリクエストにおいて、URI(Uniform Resource Indicator)16は、POSTメソッドによってHTTPリクエストが送信されるURIを示し、例えば、「netdoc」である。更に、SOAPAction17でリクエストの目的を表すURIが示され、例えば、「http://foo.bar.com/netdoc/filemanagement」によって「ファイル管理」が指定される。
【0100】
図3の融合機1200のhttpd2のディストリビューター30は、SOAPAction17で指定される「filemanagement」により、ファイル管理Webサービス提供処理部40にHTTPリクエストを分配する。ファイル管理Webサービス提供処理部40は、SOAP処理部70によってSOAPに従ってHTTPリクエストを処理する。SOAP処理部70において、ディスパッチャー60Aは、SOAPAction17で指定される「filemanagement」により、ファイル管理実行部400に処理を振り分ける。また、XML処理部50は、SOAPエンベロープのボディ(<SOAP−ENV:Body>から</SOAP−ENV:Body>まで)にXMLによって記述されるメッセージ18を解析する。例えば、メッセージ18は、<ns:filemanagement>から</ns:filemanagement>までに示される。「filemanagement」は、コマンドを示す。メッセージ18によって要求される処理内容は、<fileId>から</fileId>によって指定されるファイルID「123」を、<operationCode>から</operationCode>によって指定されるオペレーションコード「3」の処理を行うことを示している。例えば、オペレーションコード「3」はファイル削除、オペレーションコード「1」はファイル追加、オペレーションコード「2」はファイル編集を要求する。
【0101】
この場合、ディスパッチャー60Aによって処理が振り分けられたファイル管理実行部400は、XML処理部50によって解析された処理内容に従って、HDD1303からフィルID「123」の文書を削除する。
【0102】
なお、上記例は、一つのコマンド「filemanagement」で、<operationCode>の設定によってファイルの管理方法を指定しているが、ファイル管理の処理を細分し、例えば、ファイル追加Webサービス、ファイル編集Webサービス、及び、ファイル削除Webサービス等のように複数のWebサービスをWebサービスファンクション1400としてWebサービス処理アプリ1215に備えるようにしても良い。この場合、例えば、「fileadd」、「fileedit」、「filedelete」のように、Webサービス毎に一意に対応するコマンドがXMLメッセージ18に設定されるようにすることによって、<operationCode>によるオペレーションコードが不要となる。
【0103】
図5は、SOAPによるHTTPレスポンスの例を示す図である。図5に示すHTTPレスポンスは、ファイル管理Webサービス提供処理部40のSOAP処理部70によって、ファイル管理実行部400の処理結果に基づいて作成される。図5に示すHTTPレスポンスにおいて、SOAP処理部70は、ファイル管理Webサービス提供処理部40の処理結果に基づいて、ステータスコード20として「200」と、説明句21として「OK」を設定する。更に、XML処理部50は、SOAPエンベロープのボディ(<SOAP−ENV:Body>から</SOAP−ENV:Body>まで)にXMLによって記述されるメッセージ22を生成する。コマンド「filemanagement」のレスポンスは、<ns:filemanagementResponse>から</ns:filemanagementResponse>で示され、例えば、<requestId>と</requestId>とのよってリクエストID「10」が設定される。このHTTPレスポンスを受信したネットワーク機器10Aは、XML処理部13によるXMLによって記述されたメッセージ22を処理することによって、処理が正常に行われたことを確認する。
【0104】
次に、一つのWebサービス提供処理部の複数のメソッドを組み合せて実行する複合Webサービス提供処理部を有する融合機1200について説明する。図6は、複合Webサービスを有する融合機の例を説明するための機能構成例を示す図である。図6において、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。融合機1200は、SOAPによってWebサービスの提供を受けるネットワーク機器10Aと、HTMLによってWebサービスの提供を受けるネットワーク機器10Bとにネットワーク15を介して接続される。
【0105】
図6において、融合機1200は、主に、HTTPに従った通信制御を行うと共に、内部のWebサービス提供処理部に処理を分配するWebサーバー500と、複数のWebサービス提供処理部としてファイル管理Webサービス提供処理部40、他Webサービス提供処理部49及び複合Webサービス提供処理部90と、XMLで記述されたメッセージを処理するXML処理部50と、ネットワーク機器10との間でSOAPに従うメッセージ交換を制御するSOAP処理部70と、スキャナ1202と、HDD1303と、プロッタ1201と、オペレーションパネル1310と、FCU1320等とを有する。
【0106】
XML処理部50とSOAP処理部70とは、複数のWebサービス提供処理部40、49及び90とで共有される。また、複数のWebサービス提供処理部40、49及び90は、図1に示すWebサービス処理アプリ1215内に構成される。
【0107】
Webサーバー500は、HTTPに従った通信制御を行うhttpd2と、HTTPリクエストに対応するWebサービス提供処理部へ処理を分配するディストリビューター(Distributor)30と、ネットワーク15を介して受信したGET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501と、HTTPリクエストで示されるWebサービスの処理を各Webサービス提供処理部毎に処理を振り分けるディスパッチャー60B及び68Bと、各Webサービス提供処理部40、90及び49から通知されるXMLで記述された処理結果をHTML24で作成するHTML作成部502とを有する。HTML作成部502は、XML処理部50によって生成されたXMLをHTMLフォーマットに変換するXSLプロセッサ503を有する。ここで、HTTPリクエストはHTTPに従ったデータ通信によって、Webサービスを要求することを示し、HTTPレスポンスは該Webサービスの処理結果を通知する応答を示す。
【0108】
ディストリビューター30は、HTTPリクエストがSOAPによるHTTPリクエストであるか否かを判断する判断部を有する。SOAPによるHTTPリクエストである場合、SOAPActionで指定されるWebサービス提供処理部40又は49へ処理を分配する。一方、SOAPによるHTTPリクエストでない場合、つまり、GET又はPOST METHODによるHTTPリクエストである場合、HTTPリクエストをHTTPリクエスト処理部501に通知する。
【0109】
ファイル管理Webサービス提供処理部40は、HDD1303に蓄積されている文書を特定する文書IDのリストを取得する文書IDリスト取得メソッド401と、文書IDに対応するHDD1303に蓄積されている文書に関する書誌情報を取得する書誌情報取得メソッド402とを有する。メソッドは、ファイル管理Webサービス提供処理部40でのWebサービスの処理の単位を示し、ファイル管理Webサービス提供処理部40は、複数のメソッドによって図1に示すWebサービスファンクション1400を構成し、ネットワーク機器10A又は10Bからの要求に応じたWebサービスの提供を行う。図3に示される第一機能構成例の場合、複数のメソッドとして、文書IDリスト取得メソッド401と書誌情報取得メソッド402とに限定されるものではなく、これらメソッド以外に複数のメソッドを構成することも可能である。
【0110】
複合Webサービス提供処理部90の文書一覧作成複合メソッド800は、文書IDリスト取得メソッド401を利用して文書IDのリストを取得する文書IDリスト取得部801と、書誌情報取得メソッド402を利用して文書IDに対応する書誌情報を取得する書誌情報取得部802と、取得した書誌情報に基づいて文書一覧を作成する文書一覧作成部803とを有する。文書一覧作成複合メソッド800は、文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402を利用しているため、それらメソッドの実体を備えてはいない。よって、文書一覧作成複合メソッド800を実現するために開発される部分は、主に、文書一覧作成部803のみである。そのため、開発効率を大幅に削減することができる。また、複合Webサービス提供処理部90は、文書一覧作成複合メソッド800のような処理単位及びメソッドの実体を備えたメソッドによる処理単位を複数有する集合体を図1に示すWebサービスファンクション1400として構成する。
【0111】
SOAP処理部70は、更に、各Webサービス提供処理部40及び90に処理を振り分けるディスパッチャー(Dispatcher)60A、68A等を有し、例えば、ファイル管理Webサービス提供処理部40の各メソッド401又は402へ処理を振り分けるディスパッチャー60Aと、複合Webサービス提供処理部90の文書一覧作成複合メソッド800に対して処理を振り分けるディスパッチャー68Aと、他Webサービス提供処理部49のメソッドに対して処理を振り分ける他のディスパッチャー(図示せず)とを有する。なお、融合機1200において、説明の便宜上、複数のWebサービス提供処理部として、ファイル管理Webサービス提供処理部40と、複合Webサービス提供処理部90と、他Webサービス提供処理部49のみが示されるが、更に多くのWebサービス提供処理部を有する構成とすることもできる。また、それら複数のWebサービス提供処理部によって、XML処理部50及びSOAP処理部70は共有される。
【0112】
また、ネットワーク15を介して融合機1200と接続されるネットワーク機器10A及びネットワーク機器10Bの機能構成は、図3に示すネットワーク機器10A及びネットワーク機器10Bと同様であるため、その説明を省略する。
【0113】
先ず、ネットワーク機器10Aからの要求に応じてWebサービスを提供する処理フローについて説明する。ネットワーク機器10Aを利用する利用者は、所望のWebサービスを融合機1200へ要求するための画面から融合機1200へ要求する(ステップS31)。例えば、利用者は、融合機1200のHDD1303に蓄積された文書の一覧を提供するWebサービスをモニタ9Aの画面から要求したとする。利用者によるWebサービスの要求に応じて、入出力制御部11Aは、リクエスト/レスポンス処理部14へ要求データを通知する(ステップS32)。リクエスト/レスポンス処理部14は、入出力制御部11からの要求データに基づいてリクエストを生成し、生成したリクエストをSOAP処理部12に通知する(ステップS33)。SOAP処理部12は、XML処理部13利用者が所望するWebサービスの処理内容をXMLによってHTTPリクエストのボディ部を記述し、SOAPに従ってHTTPリクエストを生成する。そして、該HTTPリクエストをネットワーク15を介して融合機1200へ送信する(ステップS34)。
【0114】
融合機1200のhttpd2は、HTTPリクエストを受信すると、ディストリビューター30によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定されるWebサービス提供処理部へ受信したHTTPリクエストを分配する(ステップS35)。例えば、HTTPリクエストのヘッダ部で複合Webサービス提供処理部90が指定されていた場合、複合Webサービス提供処理部90がディストリビューター30によって実行される。
【0115】
複合Webサービス提供処理部90は、SOAPに従ったHTTPリクエストを処理するために、SOAP処理部70に受信したHTTPリクエストを通知する(ステップS36)。SOAP処理部70は、SOAPに従ってHTTPリクエストを処理し、ディスパッチャー68は、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される文書一覧作成複合メソッド800に処理を振り分けて、HTTPのメソッドに応じてXML処理部50を実行する(ステップS37)。XML処理部50は、XMLで記述されたHTTPリクエストのボディ部において処理内容を示すメッセージを文書一覧作成複合メソッド800で解釈可能な記述に変換して、文書一覧作成複合メソッド800に通知する(ステップS38)。
【0116】
文書一覧作成複合メソッド800は、先ず、文書IDリスト取得部801によって、ファイル管理Webサービス提供処理部40の文書IDリスト取得メソッド401を関数コールする(ステップS39)。文書IDリスト取得メソッド401は、HDD1303で管理している文書を識別する文書IDを取得して文書IDリストを作成する。この場合、文書IDリスト取得メソッド401(listID(docIDList))は、文書ID「101」、「102」、「103」とを取得したとすると、文書IDリスト(docIDList)を、docIDList={101, 102, 103, 0}(「0(ゼロ)」は終了を示す)のように設定し文書IDリスト取得部801に通知する(ステップS40)。
【0117】
文書一覧作成複合メソッド800は、続けて、書誌情報取得部802によってファイル管理Webサービス提供処理部40の書誌情報取得メソッド402を関数コールする(ステップS41)。書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、書誌情報取得部802から通知された文書IDで書誌情報を問い合わせ、書誌情報を作成する。例えば、文書ID「101」について書誌情報を取得する場合、書誌情報取得部802は、書誌情報取得メソッド402(getProps(docID,props))をgetProps(101,props)のようにして関数コールする。
【0118】
コールされた書誌情報取得メソッド402は、HDD1303に対して指定された文書IDで書誌情報を問い合わせ、該書誌情報を書誌情報取得部802へ通知する(ステップS42)。つまり、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802から通知された文書ID「101」でHDD1303から書誌情報を取得する。そして、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802へ通知するための書誌情報を作成する。例えば、書誌情報は、prop={文書ID, 文書名, ページ数, 所有者, 0}(「0(ゼロ)」は書誌情報の終了を示す)として作成され、この場合、prop={101, ”蓄積文書1”, 3, “ユーザー1”, 0}のように文書ID「101」に対して設定される。書誌情報取得メソッド402は、指定された文書IDに対する書誌情報の作成結果を文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802へ通知する。
【0119】
文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802は、その他の文書ID「102」及び「103」について、上記同様の処理を繰り返して、全ての文書情報を取得する。
【0120】
文書一覧作成複合メソッド800は、更に、文書一覧作成部803によって、文書一覧を作成し、その文書一覧をXMLで記述するためにXML処理部50へ通知する(ステップS43)。つまり、文書一覧作成部803は、文書一覧を、例えば、docList={{101, ”蓄積文書1”, 3, ”ユーザー1”,0},{102, ”蓄積文書2”,10, ”ユーザー2”,0},{103, ”蓄積文書3”, 1, ”ユーザー1”,0},0}のように作成する。この作成された文書一覧(docList)がXML処理部50に通知される。XML処理部50は、文書一覧(docList)を受け取ると、XMLで記述したXML26を生成してSOAP処理部70へ通知する(ステップS44)。SOAP処理部70は、XMLで記述された文書一覧を受け取ると、HTTPレスポンスのボディ部に受け取ったXMLで記述された文書一覧を設定してSOAPに従ってHTTPレスポンスを生成する(ステップS45)。
【0121】
このような機能構成例において、複合Webサービス提供処理部90が文書一覧作成複合メソッド800によって、文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402の実体を備えることなく、複数のメソッドを組み合せて一連のWebサービスの処理を行うことができる。よって、ネットワーク機器10Aは、融合機1200が提供可能なWebサービスの単位を意識することなく、一回のHTTPリクエストによって一連のWebサービスの提供を受けることができる。
【0122】
更に、図6において、ファイル管理Webサービス提供処理部40自身によってWebサービスを提供することも可能である。つまり、httpd2がネットワーク機器10からHTTPリクエストを受信すると(ステップS34),ディストリビューター30は、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される書誌情報取得のWebサービスの要求に応じて、ファイル管理Webサービス提供処理部40の書誌情報取得メソッド402へ受信したHTTPリクエストを分配する(ステップS35−3)。
【0123】
ファイル管理Webサービス提供処理部40は、SOAPに従ったHTTPリクエストを処理するために、SOAP処理部70に受信したHTTPリクエストを通知する(ステップS36−3)。SOAP処理部70は、SOAPに従ってHTTPリクエストを処理し、ディスパッチャー60Aは、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される書誌情報取得メソッド402に処理を振り分けて、HTTPのメソッドに応じてXML処理部50を実行する(ステップS37−3)。XML処理部50は、XMLで記述されたHTTPリクエストのボディ部において処理内容を示すメッセージを書誌情報取得メソッド402で解釈可能な記述に変換して、書誌情報取得メソッド402に通知する(ステップS38−3)。
【0124】
書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、XML処理部50で処理されたメッセージで指定される文書IDで書誌情報を問い合わせて、その書誌情報をXMLで記述するためにXML処理部50へ通知する(ステップS43−3)。XML処理部50では、書誌情報をXMLで記述したXML26が生成される。更に、SOAP処理部70において、HTTPレスポンスのボディ部にXML26を設定してSOAPに従ってHTTPレスポンスが生成され(ステップS45―3)、httpd2からネットワーク機器10へ送信される(ステップS46−3及びS47)。
【0125】
このように、融合機1200は、ネットワーク機器10Aからの書誌情報の提供を要求するHTTPリクエストに応じて、実体を備えた書誌情報取得メソッド402自身を実行することができる。また、同様にして、文書IDリスト取得メソッド401自身を実行することも可能である。
【0126】
よって、融合機1200は、画像を形成すると共に、実際にWebサービスを提供するための処理を行う複数のメソッドと、それらの組み合せによって、幅広いWebサービスを提供することができる。
【0127】
次に、ネットワーク機器10Bからの要求に応じてWebサービスを提供する処理フローについて説明する。ネットワーク機器10Bを利用する利用者は、モニタ9Bに表示されるWebサービスを融合機1200へ要求するための画面から融合機1200へ所望のWebサービスを要求し、入出力制御部11Bはその要求データを受信する(ステップS51)。Webブラウザ23は、入出力制御部11が受信した要求データに基づいて、GET METHOD又はPOST METHODによるHTTPリクエストを生成してネットワーク15を介して融合機1200へ送信する(ステップS52)。例えば、Webブラウザ23は、
GET /documentList.cgi HTTP/1.1
のようなGETメソッドによるHTTPリクエストを送信する。
【0128】
融合機1200のWebサーバー500のhttpd2が、ネットワーク機器10から受信したHTTPリクエストを受信すると、ディストリビューター30は、HTTPリクエストのGETメソッドに基づいてGETメソッドによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501に該HTTPリクエストを分配する(ステップS53)。HTTPリクエスト処理部501は、ディスパッチャー68によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される文書一覧作成複合メソッド800に処理を振り分ける(ステップS54)。例えば、「documentList.cgi」によって、「documentList.cgi」に相当する文書一覧作成複合メソッド800が実行される。
【0129】
文書一覧作成複合メソッド800は、先ず、文書IDリスト取得部801によって、ファイル管理Webサービス提供処理部40の文書IDリスト取得メソッド401を関数コールする(ステップS55)。文書IDリスト取得メソッド401は、HDD1303で管理している文書を識別する文書IDを取得し(ステップS56)、文書IDリストを作成する。この場合、文書IDリスト取得メソッド401(listID(docIDList))は、文書ID「101」、「102」、「103」とを取得したとすると、文書IDリスト(docIDList)を、docIDList={101, 102, 103, 0}(「0(ゼロ)」は終了を示す)のように設定し文書IDリスト取得部801に通知する(ステップS57)。
【0130】
文書一覧作成複合メソッド800は、続けて、書誌情報取得部802によってファイル管理Webサービス提供処理部40の書誌情報取得メソッド402を関数コールする(ステップS58)。書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、書誌情報取得部802から通知された文書IDで書誌情報を問い合わせ、書誌情報を作成する。例えば、文書ID「101」について書誌情報を取得する場合、書誌情報取得部802は、書誌情報取得メソッド402(getProps(docID,props))をgetProps(101,props)のようにして関数コールする。
【0131】
コールされた書誌情報取得メソッド402は、HDD1303に対して指定された文書IDで書誌情報を問い合わせ、該書誌情報を書誌情報取得部802へ通知する(ステップS59)。つまり、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802から通知された文書ID「101」でHDD1303から書誌情報を取得する。そして、書誌情報取得メソッド402は、書誌情報取得部802へ通知するための書誌情報を作成する。例えば、書誌情報は、prop={文書ID, 文書名, ページ数, 所有者, 0}(「0(ゼロ)」は書誌情報の終了を示す)として作成され、この場合、prop={101, ”蓄積文書1”, 3, “ユーザー1”, 0}のように文書ID「101」に対して設定される。書誌情報取得メソッド402は、指定された文書IDに対する書誌情報の作成結果を文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802へ通知する。
【0132】
文書一覧作成複合メソッド800の書誌情報取得部802は、その他の文書ID「102」及び「103」について、上記同様の処理を繰り返して、全ての文書情報を取得する。
【0133】
文書一覧作成複合メソッド800は、更に、文書一覧作成部803によって、文書一覧を作成し、その文書一覧をXMLで記述するためにXML処理部50へ通知する(ステップS60)。つまり、文書一覧作成部803は、文書一覧を、例えば、docList={{101, ”蓄積文書1”, 3, ”ユーザー1”,0},{102, ”蓄積文書2”,10, ”ユーザー2”,0},{103, ”蓄積文書3”, 1, ”ユーザー1”,0},0}のように作成する。この作成された文書一覧(docList)がXML処理部50に通知される。XML処理部50は、文書一覧(docList)を受け取ると、SOAPに従ったHTTPレスポンスのボディ部の生成と同様の記述方法によって、XMLで記述したXML26を生成してWebサーバー500へ通知する(ステップS61)。通知を受けると、Webサーバー500は、HTML作成部502を実行する。HTML作成部502は、XSLプロセッサ503によって、所定のスタイルリストを示すXSL25に基づいて、XML26をHTMLフォーマットに変換する。HTML作成部502は、このHTMLフォーマットに従う処理結果を示すHTML24によるHTTPレスポンスを作成し、httpd2へ該HTTPレスポンスの送信を要求する(ステップS62)。httpd2は、HTTPレスポンスをネットワーク15を介してネットワーク機器10Bへ送信する(ステップS63)。
【0134】
ネットワーク機器10BにてHTTPレスポンスが受信されると、Webブラウザ23は、入出力制御部11によってモニタ9へHTML24を表示させる(ステップS64)。
【0135】
更に、図6において、ファイル管理Webサービス提供処理部40自身によってWebサービスを提供することも可能である。つまり、httpd2がネットワーク機器10BからHTTPリクエストを受信すると(ステップS52),ディストリビューター30は、HTTPリクエストのGETメソッドに基づいてGETメソッドによるHTTPリクエストを処理するHTTPリクエスト処理部501に該HTTPリクエストを分配する(ステップS53)。HTTPリクエスト処理部501は、ディスパッチャー60によって、HTTPリクエストのヘッダ部で指定される書誌情報取得メソッド402に処理を振り分ける(ステップS54−3)。
【0136】
書誌情報取得メソッド402は、HDD1303で管理している文書に対して、HTTPリクエストによって指定される文書IDで書誌情報を問い合わせ、書誌情報を作成し、その書誌情報をXMLで記述したXML26を生成するためにXML処理部50へ通知する(ステップS60−3)。以後、上述したステップS61からS63の処理によって、書誌情報がネットワーク機器10Bに提供される。
【0137】
このように、融合機1200は、ネットワーク機器10からの書誌情報の提供を要求するHTTPリクエストに応じて、実体を備えた書誌情報取得メソッド402自身を実行することができる。また、同様にして、文書IDリスト取得メソッド401自身を実行することも可能である。
【0138】
よって、融合機1200は、画像を形成すると共に、実際にWebサービスを提供するための処理を行う複数のメソッドと、それらの組み合せによって、幅広いWebサービスを提供することができる。
【0139】
上記機能構成例において、ネットワーク機器10Bは、融合機1200との間で特別なメッセージ交換方法を必要とせずに、Webブラウザを利用するのみで、融合機1200からWebサービスの提供を受けることができ、RPC(Remote Procedure Call)を実現することができる。また、複合Webサービス提供処理部90が文書一覧作成複合メソッド800によって、文書IDリスト取得メソッド401及び書誌情報取得メソッド402の実体を備えることなく、複数のメソッドを組み合せて一連のWebサービスの処理を行うことができる。よって、複数のメソッドの組み合せて一連のWebサービスの処理を行うことができる。よって、ネットワーク機器10Bは、融合機1200が提供可能なWebサービスの単位を意識することなく、一回のHTTPリクエストによって一連のWebサービスの提供を受けることができる。
【0140】
更に、このような複合Webサービス提供処理部90が、プロトコルの異なる処理リクエストによって共有することができる。従って、処理リクエストのプロトコル毎に複合Webサービス提供処理部90を開発する必要がない。
【0141】
また、上記機能構成例において、融合機1200では、Webサーバー500にXSL25を備えることによって、XML処理部50でのSOAPを指定するHTTPレスポンスのボディ部の記述とSOAPを指定しないHTTPレスポンスのボディ部の記述の処理を共通化することができる。
【0142】
図6に示すXML処理部50は、文書一覧(docList)を、例えば、図7に示すようなXMLで記述する。図7は、XML処理部にてXMLで記述された文書一覧の例を示す図である。図7より、記述53は文書ID「101」の書誌情報を示し、記述54は文書ID「102」の書誌情報を示し、記述55は文書ID「103」の書誌情報を示す。例えば、記述53において、文書ID「101」の書誌情報は、文書名が「蓄積文書1」、ページ数が「3」ページ、所有者が「ユーザー1」であることを示している。
【0143】
また、ネットワーク機器10AのSOAP処理部12で作成され、融合機1200へ送信されるHTTPリクエストは、例えば、図8に示すように記述される。図8は、SOAPによるHTTPリクエストの例を示す図である。図8は、SOAPによるHTTPリクエストの例を示す図である。図8に示すHTTPリクエストのHTTPヘッダ部73おいて、URI74は、POSTメソッドによってHTTPリクエストが送信されるURIを示し、例えば、「netdoc」である。更に、SOAPAction75でリクエストの目的を表すURIが示され、例えば、「http://foo.bar.com/netdoc/documentList」によって「文書一覧」が指定される。融合機1200のhttpd2がHTTPリクエストを受信し、SOAP処理部70がHTTPヘッダ部75を解析する。SOAP処理部70は、<SOAP−ENV:Envelope>から</SOAP−ENV:Envelope>を解析し、<ns:documentList>から</ns:documentList>までのXMLで記述された処理内容を示すメッセージを取得する。このXMLメッセージは、XMLメッセージにおいて、例えば、<listtype>に設定されている“1”が全ての文書について一覧を作成することを示す場合、文書一覧作成複合メソッド800は、そのメッセージの指示に基づいて、文書IDリスト取得部801と、書誌情報取得部802と、文書一覧作成部803とによって、融合機1200にて管理される全文書の一覧を取得する。
【0144】
文書一覧は、XML処理部50でXMLにて記述された後、SOAP処理部70でHTTPレスポンスが作成され、例えば、図9に示すようなHTTPレスポンスを生成する。図9は、SOAPによるHTTPレスポンスの例を示す図である。図9に示すHTTPレスポンスの例において、SOAP処理部70は、HTTPヘッダ部78を作成し、更に、HTTPボディ部79を作成する。HTTPボディ部79として、<SOAP−ENV:Envelope>から</SOAP−ENV:Envelope>が作成される。<ns:documentListResponse>から</ns:documentListResponse>までに示されるメッセージ91は、XML処理部50によって文書一覧作成複合メソッド800からの文書一覧をXMLで記述したメッセージである。
【0145】
このようなHTTPレスポンスがネットワーク機器10Aへ通知され、SOAP処理部12によって<SOAP−ENV:Body>から</SOAP−ENV:Body>にメッセージ91を取り出し、その取り出されたメッセージ91は、XML処理部13によってモニタ9Aに表示すべき文書一覧情報を取り出してリクエスト/レスポンス処理部14に通知される。更に、文書一覧情報はリクエスト/レスポンス処理部14によって画面データとして処理され、例えば、図11に示すように、入出力制御部11Aによってモニタ9Aに表示される。
【0146】
一方、図7に示すXMLで記述された文書一覧は、XSL25に基づいて、HTML作成部502のXSLプロセッサ503によって、図10に示すようなHTMLで記述された文書一覧に変換される。図10は、HTML作成部にてHTMLで記述された文書一覧の例を示す図である。図10において、記述93は、HTTPレスポンスのヘッダ部を示し、記述99は、HTTPレスポンスのボディ部を示す。
【0147】
記述99において、記述94は、HTMLのヘッダ部を示し、ネットワーク機器10Bの利用者が要求したWebサービスに対応するタイトル「文書一覧」を表示するための記述である。記述95は、文書一覧の項目名を表示するための記述である。記述96は、図7に示すXMLによる記述53がHTMLに変換された記述である。記述97は、図7に示すXMLによる記述54がHTMLに変換された記述である。記述98は、図7に示すXMLによる記述55がHTMLに変換された記述である。
【0148】
このようにHTMLに変換された記述によって、ネットワーク機器10Bのモニタ9Bには、図11に示されるような画面が表示される。図11は、ネットワーク機器側に表示される画面例を示す図である。図11に示される画面92において、文書名、ページ数、所有者等の項目名に対応させて、文書一覧が表示される。また、SOAPに従ったHTTPレスポンスによっても、ネットワーク機器10Aのモニタ9Aには、同様の画面が表示される。
【0149】
以上より、本発明に係る融合機1200は、WebサービスをSOAPによるメッセージ交換によって可能とすると共に、HTMLによる提供をも可能とする。よって、ネットワーク機器10A及び10Bの利用者に対して同様のWebサービスを提供することができる。
【0150】
また、SOAPを指定したHTTPリクエストに対しても、SOAPを指定しないHTTPリクエストに対しても、同一のWebサービスファンクションを実行することができる。更に、SOAPを指定したHTTPレスポンスに対しても、SOAPを指定しないHTTPレスポンスに対しても、XML処理部50にて生成されたXML26を使用してボディ部を生成することができる。
【0151】
上記実施例において、同一のWebサービスファンクションでSOAP対応とWebブラウザ対応とを可能とする例を説明したが、その他にネットワーク機器との間で独自に取り決めた独自プロトコルにも対応するように、異なる3のプロトコルに対応することも可能である。例えば、HTTPリクエスト及びHTTPレスポンスのボディ部に独自に取り決めたXMLによる記述を設定した独自プロトコルによってネットワーク機器に同一のWebサービスを提供するようにしても良い。
【0152】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、利用者が使用するコンピュータ端末に複数の画像形成機能を利用するために複数のドライバ・ソフトウェアをインストールすることなく、標準的なWebサービス対応ソフトウェアをインストールするだけでよい。また、該コンピュータ端末の機種又はオペレーティングシステムに依存することなく、複数の画像形成機能を有する融合機への処理要求を行うことができるだけでなく、他の機器からの処理要求も統一的に処理することが可能となる。
【0153】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】Webサービスを提供する融合機の機能構成例を示す図である。
【図4】SOAPによるHTTPリクエストの例を示す図である。
【図5】SOAPによるHTTPレスポンスの例を示す図である。
【図6】複合Webサービスを有する融合機の例を説明するための機能構成例を示す図である。
【図7】XML処理部にてXMLで記述された文書一覧の例を示す図である。
【図8】SOAPによるHTTPリクエストの例を示す図である。
【図9】SOAPによるHTTPレスポンスの例を示す図である。
【図10】HTML作成部にてHTMLで記述された文書一覧の例を示す図である。
【図11】ネットワーク機器側に表示される画面例を示す図である。
【符号の説明】
2 httpd(Hypertext Transfer Protocol Daemon)
30 ディストリビューター
40〜49 Webサービス提供処理部
50 XML処理部
60A、60B ディスパッチャー
70 SOAP処理部
1200 融合機、
1201 プロッタ 1202 スキャナ
1210 ソフトウェア群
1230 アプリケーション、 1220 プラットフォーム
1221 OS、 1222 SCS
1223 SRM、 1224 ECS
1225 MCS、 1226 OCS
1227 FCS、 1228 NCS
1229 IMH、 1240 融合機起動部
1300 コントローラ、 1301 ASIC
1302 MEM−C、 1303 HDD
1304 CPU、 1305 NB
1306 MEM−P、 1307 SB
1308 AGP、 1310 オペレーションパネル
1311 NIC、 1312 USBターゲット
1313 IEEE1394 1314 セントロニクス
1315 シリアル 1316 USBホスト
1320 FAXコントロールユニット
1321 不揮発性メモリ 1322、1323 RTC
1350 エンジン部

Claims (22)

  1. ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストとを受信し、該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手段と、
    プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも上記Webサービス提供処理手段を有するアプリケーションと、
    上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記Webサービス提供処理手段は、
    Webサービスに関する処理を実行するWebサービス実行手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 複数の上記Webサービス提供処理手段を有し、
    上記複数のWebサービス提供処理手段によって共有可能であって、上記第一プロトコルに従って上記メッセージを制御するプロトコル処理手段とを有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 上記複数のWebサービス提供処理手段によって共有可能であって、上記第一処理リクエスト内に所定記述形式に従って記述された上記メッセージを上記Webサービス提供処理手段によって処理可能な形式に変換すると共に、該第一処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する際の同一の処理方法によって上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する記述形式処理手段を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 上記Webサービス通信制御手段は、
    上記ネットワークを介して、上記機器からの上記第一及び第二処理リクエストの受信及び上記機器への上記第一及び第二処理レスポンスの送信を所定ネットワーク通信プロトコルに従って制御するネットワーク通信制御手段と、
    上記第二処理リクエストを処理し、その処理結果に基づいて、上記Webサービス実行手段を実行する処理リクエスト処理手段とを有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 上記Webサービス通信制御手段は、
    上記ネットワーク通信制御手段が上記第一処理リクエストを受信した場合、該第一処理リクエストのリクエスト種別を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて上記複数のWebサービス提供処理手段の一つに上記第一処理リクエストを分配し、上記第二処理リクエストを受信した場合、上記第二処理リクエストのリクエスト種別を解析し、その解析結果に基づいて、上記処理リクエスト処理手段に上記第二処理リクエストを分配する分配手段と、
    上記第二処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報に対応する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第二振分手段とを有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項記載の画像形成装置。
  8. 上記第一処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報によって特性されるWebサービスを実行する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第一振分手段を有することを特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
  9. 上記複数のWebサービス提供処理手段の夫々に対応させて複数の上記第一振分手段と複数の上記第二振分手段とを有することを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
  10. 上記Webサービス通信制御手段は、
    上記第一処理リクエストに対する同一処理によって上記Webサービス提供処理手段から提供される上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を示す上記第二処理レスポンスを上記表示形式に従って作成する表示形式作成手段を有することを特徴とする請求項5乃至9のいずれか一項記載の画像形成装置。
  11. 上記表示形式作成手段は、
    上記記述形式処理手段によって上記第一処理リクエストに応じた上記処理結果と同様に処理された上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を、上記記述形式の書式スタイルに基づいて、上記表示形式に従った上記処理結果に変換する記述形式変換手段を有することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  12. ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストとを受信し、該第一処理リクエストに応じた処理結果を示す該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手段と、
    プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段と、
    上記Webサービス提供処理手段を構成する上記第一処理リクエストと上記第二処理リクエストとによって共有される少なくとも一つ以上の処理単位を実行することによって上記内部情報を処理し、その処理結果を用いて付加処理を行うことによって上記第一又は第二処理リクエストに応じた上記処理結果を生成し、該処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供する複合Webサービス提供処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 少なくとも上記Webサービス提供処理手段と上記複合Webサービス提供処理手段とを有するアプリケーションと、
    上記画像形成処理で利用されるハードウェア資源を管理すると共に、上記アプリケーションからの利用要求に応じて、該ハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    該アプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 上記複合Webサービス提供処理手段は、該複合Webサービス提供処理手段における処理単位であって、上記Webサービス提供処理手段の上記処理単位を組み合せて実行する少なくとも一つの複合処理実行手段とを有するこことを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装置。
  15. 少なくとも1つの上記処理単位を有する複数の上記Webサービス提供処理手段を有し、
    上記複合処理実行手段は、上記複数のWebサービス提供処理手段の上記処理単位を複数組み合せて上記内部情報を処理することを特徴とする請求項14記載の画像形成装置。
  16. 上記第一プロトコルに従って上記第一処理リクエスト及び上記第一処理レスポンスの上記メッセージを制御するプロトコル処理手段と、
    上記第一処理リクエスト内に上記所定記述形式に従って記述された上記メッセージを上記Webサービス提供処理手段によって処理可能な形式に変換すると共に、該第一処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する際の同一の処理方法によって上記第二処理リクエストに応じた上記処理結果を該所定記述形式に従って処理する記述形式処理手段とを有し、
    上記プロトコル処理手段と上記記述形式処理手段とは、上記複数のWebサービス提供処理手段及び上記複合Webサービス提供処理手段によって共有されることを特徴とする請求項15又は16記載の画像形成装置。
  17. 上記Webサービス通信制御手段は、
    上記ネットワークを介して、上記機器からの上記第一及び第二処理リクエストの受信及び上記機器への上記第一及び第二処理レスポンスの送信を所定ネットワーク通信プロトコルに従って制御するネットワーク通信制御手段と、
    上記第二処理リクエストを処理し、その処理結果に基づいて、上記Webサービス実行手段を実行する処理リクエスト処理手段とを有することを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  18. 上記Webサービス通信制御手段は、
    上記ネットワーク通信制御手段が上記第一処理リクエストを受信した場合、該第一処理リクエストのリクエスト種別を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて上記複数のWebサービス提供処理手段の一つに上記第一処理リクエストを分配し、上記第二処理リクエストを受信した場合、上記第二処理リクエストのリクエスト種別を解析し、その解析結果に基づいて、上記処理リクエスト処理手段に上記第二処理リクエストを分配する分配手段と、
    上記第二処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報に対応する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第二振分手段とを有することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項記載の画像形成装置。
  19. 上記第一処理リクエスト内のWebサービスを特定する特定情報を上記第一プロトコルに従って解析し、その解析結果に基づいて、該特定情報によって特性されるWebサービスを実行する上記Webサービス実行手段に処理を振り分ける第一振分手段を有することを特徴とする請求項17又は18記載の画像形成装置。
  20. ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストとを受信し、該第一処理リクエストに応じた処理結果を示す該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二プロトコルに従った第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手順と、
    プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手順へ提供するWebサービス提供処理手順とを有することを特徴とする画像形成方法。
  21. ネットワークを介して接続された機器からの所定メッセージを交換する第一プロトコルを指定する第一処理リクエストと該第一プロトコル以外の第二プロトコルを指定する第二処理リクエストとを受信し、該第一処理リクエストに応じた処理結果を示す該第一プロトコルに従った第一処理レスポンスと該第二処理レスポンスとを送信するWebサービス通信制御手順と、
    プロトコルの異なる上記第一処理リクエストと第二処理リクエストとを受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手順へ提供するWebサービス提供処理手順と、
    上記Webサービス提供処理手順を構成する上記第一処理リクエストと上記第二処理リクエストとによって共有される少なくとも一つ以上の処理単位を実行することによって上記内部情報を処理し、その処理結果を用いて付加処理を行うことによって上記第一又は第二処理リクエストに応じた上記処理結果を生成し、該処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供する複合Webサービス提供処理手順とを有することを特徴とする画像形成方法。
  22. ネットワークを介して接続された機器から所定メッセージを交換する第一プロトコルと、該機器にて表示可能な表示形式を指定する第二プロトコルと、該機器との間で取り決めた独自の第三プロトコルとの少なくとも2つ以上に対応可能なWebサービス通信制御手段と、
    上記対応可能な2つ以上のプロトコルによる要求を受付けて画像形成装置に関する内部情報の処理を共有し、その処理結果を上記Webサービス通信制御手段へ提供するWebサービス提供処理手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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