JP2004208308A - オーディオフレームおよび/またはビデオフレームの再生を同期化する方法と装置、ビデオドライバ回路、デコーダボックス - Google Patents

オーディオフレームおよび/またはビデオフレームの再生を同期化する方法と装置、ビデオドライバ回路、デコーダボックス Download PDF

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Abstract

【課題】 オーディオフレームおよび/またはビデオフレームの再生のうまい同期化方法を提供する。
【解決手段】 オーディオフレームおよび/またはビデオフレームの再生を同期化する方法は、フレームのストリームにおいて再生タイムスタンプ(PTS)を検出することを含む。タイムスタンプによって示される再生時刻(t(PTS))は、局部基準クロック(2)によって示される時刻(t(IPCR))と比較される。再生時刻と上記クロックによって示される対応した時刻の間の偏差値の分散値(V)と分散値の平均値(M)に応じて、上記クロックがタイムスタンプによって示される再生時刻にしたがって初期化されるか(107)、フレームの再生が調整される(109、110)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ビデオフレームおよび/またはオーディオフレームの再生時刻を示すタイムスタンプを含むデータストリームから生成される上記フレームの再生を同期化する方法と装置に関する。本発明は、特に、大容量ディジタル記録媒体上で読み取られる圧縮データストリームに適用される。この圧縮データストリームは、本明細書において以下MPEG規格と呼ぶMPEG−2規格(ISO/IEC 13812−2)にしたがって圧縮されたデータストリームであってもよい。
ビデオフレームおよび/またはオーディオフレームは、放送源によるMPEGデータストリームライブ放送(衛星放送、ケーブル放送、ディジタル地上波放送、DVB(「ディジタルビデオ放送」))から、MPEGデコーダによって生成される。上記フレームは、1つの音声・映像プログラムまたはデータストリーム中の多重化されたいくつかの音声・映像プログラムに含まれている。
上記フレームは、その再生の直前に、放送源によって送信され、データストリームに含まれている時間基準から生成されたクロックに対して同期化される。この時間基準は、MPEG規格では「プログラムクロック基準」またはPCRと呼ばれている。この時間基準は、上記フレームのMPEG符号化を調整するクロックと同期させた状態で、MPEGデータストリーム中に挿入されている。この時間基準によって、PLL(「位相同期ループ」)回路などによる支援を受け、プログラムに関連する基準クロックを復号側で生成することができる。以下の説明において、このクロックをプログラムクロックと呼ぶ。
データストリームは、上記フレームの再生のそれぞれの時刻を示すプレゼンテーションタイムスタンプも含んでいる。このタイムスタンプによって、上記フレームの再生をプログラムクロックに対して同期化することができる。このタイムスタンプは、MPEG規格では「プレゼンテーションタイムスタンプ」またはPTSと呼ばれている。そして、上記フレームの復号と表示は、上記フレームがプログラムクロックに対してPTSによって定められる時刻において再生されるように、リアルタイムの制限に従うことによって行われる。ビデオ復号とオーディオ復号は別個の処理であるが、各ビデオフレームと各オーディオフレームは、同一の所定の時刻において再生されるようにプログラムクロックと同期化される。つまり、ビデオフレームとオーディオフレームは、それぞれプログラムクロックと同期し、かつ、相互にも同期している。
上記フレームが生成されるデータストリームがリアルタイムに受信されるのではなく、ハードディスクまたはDVD(「ディジタルビデオディスク」)のような大容量ディジタル記録媒体上で読み取られるとき、リアルタイムという概念は失われる。具体的には、たとえ媒体上に基本ストリーム(すなわちES)、または、パケット化された基本ストリーム(すなわちPES)の形で保存されているデータストリームが、なおPCRとPTSを含んでいても、復号処理は全く異なった方法で行われる。具体的には、リアルタイム復号の場合よりもはるかに大容量のバッファ処理が必要になる。さらに、データの出力に関しても大きな違いがある。具体的には、データの出力速度がはるかに高速で、かつ、バーストモードにある。以上の違いは、データストリームの部分読み取りに関して、ハードディスクにアクセスを行う独特の方法に起因する。
さらに、同期は、早送りや巻き戻しのような高度な読み取りモード(「トリックモード」)にしたがって読み取りが行われる間にも、ハードディスクへのランダムアクセスが必要なときにも、維持されなければならない。また、同期は、リアルタイムに受信されたプログラムの再生からハードディスク上で読み取られたプログラムの再生に移行するとき、または、その逆のとき、あるいは、ハードディスク上で読み取られた第1のプログラムの再生から第2のプログラムの再生に移行するとき、広告またはその他のシーケンスをプログラムの再生に挿入する(「シームレス・スプライシング」)間にも、維持されなければならない。
本発明の第1の態様は、ビデオフレームまたはオーディオフレームの再生を互いに独立に同期化することに関する。ビデオを同期化するために、本発明は、データストリーム中に存在する一連のプレゼンテーションタイムスタンプを解析することと、局部的に生成された基準クロックに対する遅れまたは進みにしたがって、フレームの再生(すなわち映像の表示)をそれぞれスキップするかまたは繰り返すかの判断をすることにある。オーディオを同期化するために、本発明は、進みがオーディオフレームの再生を繰り返すのではなく、オーディオフレームの再生を停止することによって処理される点を除き、ビデオと同じ処理からなっている。
本発明の第2の態様は、ビデオフレームとオーディオフレームを相互に同期化することに関する。これは、相互同期化と呼ばれている。
このように、本発明は、ビデオフレームまたはオーディオフレームの再生時刻を示すプレゼンテーションタイムスタンプ(PTS)を含むデータストリームを処理することによって生成される上記フレームの再生を同期化する方法であって、少なくともいくつかのプレゼンテーションタイムスタンプの処理は、
処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻と、当該タイムスタンプの処理中に局部基準クロックによって示される時刻の間の現在の偏差値を計算するステップと、
レジスタ内に、以前に処理されたタイムスタンプに対応する偏差値の後に続いて現在の偏差値を保存するステップと、
少なくとも現在の偏差値を含み、レジスタ内において基準偏差値の後に続いて保存されている順序付けられた一連の偏差値の分散値を計算し、この分散値を所定の分散閾値と比較して、
もし分散値が分散閾値よりも大きいならば、現在の偏差値を新しい基準偏差値として選択し、
もし分散値が分散閾値よりも小さいならば、上記一連の偏差値に関する偏差の平均値を計算し、この平均値を所定の平均閾値と比較し、
もし平均値の絶対値が平均閾値よりも大きいならば、局部基準クロックを、処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻に対応する時刻の値に初期化し、現在の偏差値を新しい基準偏差値として選択し、
もし平均値の絶対値が平均閾値よりも小さいならば、処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻と、当該タイムスタンプの処理中に局部基準クロックによって示される時刻の間の偏差値を小さくするように、上記フレームの再生を調整するステップを含む方法を提案する。
したがって、本発明の方法によれば、上記フレームを、ストリームに含まれているPCRとは必ずしも関連していない基準クロック、すなわち、局部基準クロックに対して同期化することができる。そこで、本発明の方法は、記録媒体上で読み取られたデータストリーム、特に、MPEG規格で規定されたESまたはPESから、ビデオ/オーディオデコーダによって生成されたビデオフレームおよび/またはオーディオフレームの再生のために特に用いることができる。
本発明の方法の他の利点は、本発明の方法によって上記フレームの高速同期化が可能になり、それゆえ、1つのストリームから他のストリームに移行するとき(例えば、リアルタイムに受信されたストリームからハードディスク上で読み取られたストリームに移行するとき、または、その逆のとき、あるいは、ライブで受信されたストリームからライブで受信された他のストリームに移行するとき)、または、ストリーム中で順方向または逆方向にスキップを行うとき、短い待ち時間で同期化が可能になることにある。その結果、フレームの順序は同期化処理によってほとんど変化しない。
したがって、引き続いて再生が行われるフレームは、異なるデータストリームに含まれていることもあるし、同一のデータストリームの異なる部分に含まれていることもある。特に、引き続いて再生が行われるフレームを、
MPEG規格で規定された1つまたは複数の放送ストリームで、リアルタイムに放送されたデータストリームと、
大容量ディジタル記録媒体上で読み取られ、異なるプログラムに対応するデータストリームと、
大容量ディジタル記録媒体上で読み取られる同一のプログラムに対応するデータストリームの別々の部分であって、それぞれが、場合によって異なる再生速度で、かつ、場合によって異なる再生方向(順方向または逆方向)で再生されることになっている別々の部分と、
リアルタイムに受信されたストリームと、それに続く大容量ディジタル記録媒体上で読み取られる他のストリーム、または、大容量ディジタル記録媒体上で読み取られるストリームと、それに続くリアルタイムに受信された他のストリームから生成することができる。
(大容量ディジタル記録媒体上で読み取られるデータストリームから生成されたフレームについて、)引き続くフレームシーケンスが異なる再生速度で再生されることになっているとき、局部基準クロックは、これらのフレームシーケンスの各々に対して異なるクロックレートを示す。
本発明の方法は、大容量ディジタル記録媒体上で読み取られるデータストリームと同じくらいうまく、リアルタイムに受信されるデータストリームに適用される。再生されるフレームがリアルタイムに受信されたデータストリームから生成されるとき、局部基準クロックによって定められる、時刻と日付がスタンプされた時刻を、放送源によって送信され、データストリームに含まれているPCRから直接得ることができるのが利点である。
本発明の方法は、再生開始コマンドに応答して実行することができる。
一実施例によると、プレゼンテーションタイムスタンプによって示される再生時刻と、局部基準クロックによって示される対応した時刻の間の偏差値が、この偏差値がゼロでない場合にのみ、レジスタに保存される。したがって、レジスタは、再生されるフレームのストリームの同期不良に対応する偏差値のみを保存している。偏差値がゼロのとき、レジスタに以前保存された偏差値が、新しい基準偏差値として選択される。
新しい基準偏差値が選択されたとき、レジスタに保存されているすべての偏差値を消去することが好ましい。この場合、分散値の計算または平均値の計算のために取り入れられる一連の偏差値は、当該計算の時点でレジスタに保存されているすべての偏差値に対応する。したがって、容量の小さいレジスタで十分である。
さらに、処理されているタイムスタンプに対応する偏差値をレジスタに保存した後、もしレジスタが所定の数よりも少ない偏差値を保存していれば、当該タイムスタンプの処理を中断してもよい。このような閾値の導入によって、局部基準クロックのクロックレートを変更する前に、フレームの同期化不良を確認するための最小の期間を取り入れることが可能になる。このようにすると、さらに、適切でない再同期化を避けることによって、ユーザに見える、または、ユーザに聞こえるアーチファクトが減る。
本発明の第2の態様は、ビデオフレームとオーディオフレームを並列に再生するために、ビデオフレームの再生とオーディオフレームの再生を同期化する方法であって、
第1の態様による方法にしたがって、ビデオフレームの再生を同期化するステップと、
これと並列に、第1の態様による方法にしたがって、オーディオフレームの再生を同期化するステップと、
ビデオフレームの再生と関連づけられている局部基準クロックと、オーディオフレームの再生と関連づけられている局部基準クロックを、一方の局部基準クロックを他方の局部基準クロックにロックすることによって相互に同期化するステップを含む方法に関する。
「ビデオフレームの再生の同期化に並行して」という表現は、ビデオフレームの再生の同期化と、オーディオフレームの再生の同期化が、異なる経路によって同時に実行されることを意味するものとする。特に、ビデオフレームの再生を同期化するために使用される少なくともいくつかの手段は、オーディオフレームの再生を同期化するために使用される手段と異なっている。
したがって、ビデオフレームとオーディオフレームの再生は、最初は相互に独立に同期化され、次いで相互に同期化される。このような方法によって、再生のまさに始めからスループットが適切に調整されている各種のビデオフレームとオーディオフレームの再生開始を担保しながら、各種の上記フレームに特有の制限および/または要件を取り入れることが可能になる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様の方法を実施する装置に関する。
本発明の第4の態様は、第3の態様による装置を含むビデオドライバ回路に関する。
本発明の第5の態様は、第4の態様による回路を含むデコーダボックス(「セットトップボックス」)に関する。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1および2において、再生装置に出力されるフレームは、ビデオフレーム(表示される映像に対応するようなフレーム)、または、オーディオフレーム(映像と関連づけられた音声に対応するようなフレーム)である。
図1において、符号10は、本発明の第1の実施形態による同期化方法を実施するのに適したフレーム調整装置を示す。調整装置10は、特に、処理部1と、局部基準クロック2と、フレームスループット管理部4を含む。
クロック2はカウンタの形で実施され、クロックのクロックレート(すなわち、カウンタの計数速度)は、例えば、公称読み取り速度(x1)に対して90kHzに等しい。クロックレートは、カウンタのコマンドに読み取り速度因子を加えることによって、早送りまたはスローモーションのために、増加または減少させることができる。
管理部4は、ビデオ/オーディオデコーダ13によって出力された未調整のスループットを有するフレームのストリームを入力として受信する。出力部において、管理部4は、調整されたスループットを有するフレームのストリームを再生装置14に出力する。再生装置は、(ビデオ用の)表示画面または(オーディオ用の)1つまたは複数のスピーカを含み、フレームが連続的または準連続的に入力される入力部を備えている。デコーダ13は、大容量ディジタル記録媒体11a上のデータを読み取る機能を有する読み取り装置11によって、または、場合によっては、受信装置12によって出力されたデータから、未調整のスループットを有するフレームのストリームを生成する。受信装置12は、衛星放送、ケーブル放送、ディジタル地上波放送によって放送された放送ストリームを、リアルタイム放送源12aから受信する。この放送ストリームは、多重化された形で、1つまたは複数のプログラムからのビデオデータ、オーディオデータ、その他のデータを含んでいる。受信装置12は、この放送ストリームの多重分離を行う。さらに、受信装置12は、場合によっては、例えば、スクランブル解除、アクセス制御などのような他の機能を実行する。デコーダ13は、読み取り装置11、次いで受信装置12から、または、この逆の順序で受信したデータストリームを順次に復号することができる。
管理部4は、フレームが再生のために出力される前にいくらかのフレームを一時的に保存するようになっているバッファメモリ5にさらに結合されている。フレームのこのバッファ処理によって、デコーダ13から受信したフレームのスループットとは独立に、再生装置14に出力されるフレームのスループットを変えることができる。
処理部1は、メモリレジスタ3に保存されているディジタルデータにアクセスすることができる。例えば、同時に保存される最大16個または32個のディジタル値に対応する、レジスタ3の制限された記憶容量は、本発明の方法を実施するのに十分かもしれない。このような制限された容量のレジスタは、高い動作速度と両立する。レジスタ3は、処理部1によって、処理部1によって計算された現在の偏差値を時間の順序で保存するように制御される。処理部1は、さらに、レジスタ3に保存されているすべてのディジタルデータの即時の再初期化を命令してもよい。レジスタ3の再初期化という表現は、処理部1がレジスタ3内に保存されているすべての偏差値を消去する動作を意味するものとする。
そして、処理部1は、公称速度に対して加速または減速された速度で読み取るコマンドを取り入れるために、装置10の外部から読み取り速度因子を受信することができる。
クロック2は基準クロックレートを有し、処理部1に規則的な間隔で時間基準を出力する。クロック2は、それがいかなる外部の時間基準がなくても動作することができるという意味で、局部基準クロックと呼ばれる。クロック2が出力し、本明細書で以下IPCR(「内部プログラムクロック基準」)と呼ぶ時間基準は、クロック2の初期化の時刻に対する時間を特定する。クロック2のこのような初期化は、再生装置14へのフレームの出力があったときに処理部1によって命令される。
受信装置12は、源12aによって送信され、[背景技術]で説明したPCRである時間基準を受信する。デコーダ13が受信装置12から受信したデータストリームを処理するとき、IPCRは、源12aによって送信されたPCRにもとづくことが好ましい。一例では、PCRは直接IPCRを構成する。その場合、クロック2は、それ自体公知の方法、例えばPLL(「位相同期ループ」)によって、クロック2自身を受信したPCRに同期させるだけである。
デコーダによって受信されるデータストリームは、[背景技術]で説明したPTSであるプレゼンテーションタイムスタンプをさらに含む。このPTSは、管理部4に送信される未調整のスループットを有するフレームのストリームの中に含まれている。管理部4は、管理部4が受信したフレームのストリームの中にPTSを検出すると、そのことを処理部1に通知する。処理部1は、返信において、そのフレームのストリームを調整するコマンドを管理部4に送信することができる。
図2は、図1の装置によって実施され得る、ビデオフレームまたはオーディオフレームのストリームを調整する方法のステップを示すフローチャートである。
管理部4がPTSを検出すると、管理部4はこのPTSによって示される再生時刻t(PTS)を処理部1に送信する。図2に示されているステップ100で、処理部1は、時刻t(PTS)をクロック2から受信した最新のIPCRによって特定され、以下の説明および図面ではt(IPCR)で示されている時刻と比較する。もし時刻t(PTS)が時刻t(IPCR)に等しいならば、再生装置14へのフレームの送信がクロック2と同期していることを示している。次に、レジスタ3が再初期化され(ステップ101)、処理部1は、管理部4が信号のストリーム中に次のPTSを検出するのを待つ(ステップ111)。次に、次のPTSの処理するための上記の処理が繰り返される。
もし時刻t(PTS)が時刻t(IPCR)と異なっているならば、装置14へのフレームの送信が、クロック2と同期していないことを示している。この場合、処理部1は、時刻t(PTS)と時刻t(IPCR)の間の偏差値Δを計算する。一例では、Δはt(PTS)の値からt(IPCR)の値を差し引いた値に等しい。もしΔが正ならば、フレームの再生がクロック2のクロックレートに対して進んでいることを示している。逆に、もしΔが負ならば、フレームの再生がクロック2のクロックレートに対して遅れていることを示している。Δの値はレジスタ3に保存される(ステップ102)。
次に、処理部1は、レジスタ3が指定された個数の保存された偏差値、例えば16個の偏差値を含んでいるかどうかを調べる(ステップ103)。もしこの偏差値の個数に達していなければ、処理部1は、管理部4がフレームのストリーム中に次のPTSを検出するのを待つ(ステップ111)。
レジスタ3が指定された個数の偏差値を含んでいるとき、処理部1は、レジスタ3に含まれている一連の偏差値から分散値Vと平均値Mを計算する(ステップ104)。分散値Vは、レジスタ3に保存されている各偏差値と上記偏差値の平均値の間の差の二乗の総和のような、または、絶対値としてみなしたこれらの差の最大値のような、統計学の分野で公知の種類の分散である。平均値Mは、例えば、レジスタ3に保存されている偏差値の総和をこれらの偏差値の個数で割った値として計算することができる。
次に、処理部1は、計算された分散値Vを所定の分散閾値VSと比較する(ステップ105)。分散閾値VSは、フレーム(ビデオまたはオーディオ)の種類に依存させてもよい。
もし分散値VがVSよりも大きければ、ストリーム管理部4によってデコーダ13から受信されたフレームのスループットに急激かつ大きな変動があることを示している。好ましい実施形態(不図示)では、処理部1は、このような変動がいくつかのPTSにわたって確認されるのを待つ。待っている間、処理部1は、フレームの再生に関するいかなる変化も命令しない。処理部1は、レジスタ3の再初期化を命令し(ステップ101)、管理部4がデータストリーム中に次のPTSを検出するのを待つ(ステップ111)。上記変動の急激かつ大きいという性質は、後続する複数のPTSマーカに対して、もし小さな新しい分散値Vが得られれば、確認される。
逆に、もし分散値VがVSよりも小さいならば、デコーダ13から受信したフレームのストリームのスループットが安定していることを示している。次に、処理部1は、平均値Mを平均閾値MSと比較する(ステップ106)。閾値MSもまた、フレームの種類に依存させてもよい。
もし平均値Mの絶対値の方が閾値MSの絶対値よりも大きいならば、クロック2のクロックレートに対して、装置14へのフレームの送信に数PTSにわたる系統的なシフトが存在することを示している。次に、このようなシフトは、処理部1がクロック2を時刻t(PTS)で再初期化することを命令することによって補正される(ステップ107)。次に、レジスタ3は再初期化され(ステップ101)、次のPTSが待機される(ステップ111)。
逆に、もし平均値Mの絶対値がゼロではないが閾値MSより小さいならば、クロック2のクロックレートに対して、デコーダ13から受信したフレームに小さな時間シフトが存在することを示している。この場合、このシフトは、処理部1が装置14へのフレームの送信を調節することを命令することによって補償される。次に、処理部1は、管理部4に対して、管理部4がフレームのスループットを調整するようにフレームのストリームを変更するコマンドを送信する。フレームのストリームのスループットの調整という表現は、再生がクロック2の時刻t(IPCR)とほぼ同期して行われるように調整を行う動作を意味するものとする。スクリーン14に送信される信号のストリームの調整は、平均値Mの符号すなわち正または負を検出することによって次のように行われる(ステップ108)。すなわち、
平均値Mが負であり、したがって、クロック2のクロックレートに対してフレームが遅れを示しているとき、処理部1は、管理部4に少なくとも1つのフレームをスキップするように命令する(ステップ109)。そうすると、装置14に送信されるフレームのストリームは、クロック2と同期しながら継続される。
逆に、平均値Mが正であり、クロック2のクロックレートに対してフレームが進みを示しているとき、処理部1は、管理部4に装置14へのフレームの送信に遅延を導入することを命令する(ステップ110)。ビデオに関しては、この遅延は、管理部4に1つまたは複数のビデオフレームを1回または複数回繰り返すことを命令することによって達成される。オーディオに関しては、処理部1は、オーディオフレームのストリームの進みを補償するために、管理部4に2つのオーディオフレームの送信の間に指定された期間待機することを命令することができる。こうすると、装置14に送信されるフレームのストリームは、クロック2と同期しながら継続される。
上述した同期方法は、反復されるレジスタ3の初期化によって進行しながら、レジスタ3の内容の特別な管理を実現している。このような管理によって、限定された容量のレジスタ3を使用することが可能になる。この管理は、本明細書では例によって説明されたが、代わりに他の同等の管理形態を用いてもよいことは理解されるべきである。
本発明の同期方法によって、たとえフレームが異なるプログラム(異なるプログラムクロックを有している)に含まれるときであっても、または、デコーダ13によって受信されるデータストリームの不連続な部分に含まれるときでも(媒体13aからトリックモードで読み取る場合)、これらのフレームを自動的かつ連続的に再生することができる。また、本発明の同期方法によって、あるプログラムの再生中に広告を円滑に挿入することができる(「シームレス・スプライシング」)。例えば、広告のシーケンスを、広告のシーケンスの期間には映画の再生を中断し、次いで広告のシーケンスの後に遅延を全く入れないで当該映画の再生に戻ることによって、映画の再生の間に挿入してもよい。
本発明の同期化方法は、フレームの再生開始時にも実行することができる。この場合、再生開始のコマンドの受信と、フレームの最初のシーケンスのPTSの上述の処理の間に、中間ステップを含めることができる。この中間ステップは、クロック2を、ストリーム管理部4によって検出された最初のPTSによって示される時刻t(PTS)に対応する時刻の値に初期化することを含む。これによって、シーケンスの最初のPTSから直ちに同期化をすることができる。
中間ステップは、再生しようとする最初のフレームをバッファメモリ5に記録することも含めることができる。バッファメモリ5で利用できるこれらのフレームは、装置14上のフレームの実際の再生に対する、デコーダ13によって送信されるフレームのストリームの進みに対処することができる。このような進みによって、デコーダ13によって送信されたフレームのストリームの後続する遅延を補償することができる。
本発明の方法は、2つの異なるフレームのストリームのそれぞれの再生を相互に同期化するためにも使用することができる。この2つのフレームのストリームは、例えば、同一のプログラムのビデオフレームのストリームとオーディオフレームのストリームである。
図3は、例えば、ビデオデコーダ25(デコーダ2)とオーディオデコーダ35(デコーダ1)によってそれぞれ生成されるビデオフレームのストリームとオーディオフレームのストリームの双方を受信する装置40を概略的に示している。通常、デコーダ25および35は、図1のビデオ/オーディオデコーダ13に対応する同一の回路内に含まれている。
一般に、オーディオ復号は、ビデオ復号よりも高速であるので、表示装置26に送信されるビデオフレームを、一連のスピーカ(不図示)に信号を出力する増幅器36に送信されるオーディオフレームと同期させることが必要になる。この同期は、ビデオフレームとオーディオフレームを、それぞれ表示装置26と増幅器36へ再生する時点で行われる。
このために、総合ストリーム調整装置40は、ビデオデコーダ25から送信されるビデオフレームのストリームに作用する第1の2次ストリーム調整装置20と、オーディオデコーダ35から送信されるオーディオフレームのストリームに作用する第2の2次ストリーム調整装置30を含む。2次調整装置20および30は相互に独立であって、それぞれ、ビデオフレームのストリームを調整されたスループットで表示装置26に送信し、オーディオフレームのストリームを調整されたスループットで増幅器36に送信する。
2次調整装置20および30は、それぞれ、図1のブロック図に関連して上述した調整装置10の構成と同一の構成を有している。特に、2次調整装置20および30は、処理部21および31(図3においてそれぞれ処理部2および1)と、クロック22および32(それぞれクロック2および1)と、ストリーム管理部24および34(それぞれストリーム管理部2および1)をそれぞれ含む。簡単のため、これらの素子のみが図3に示されている。
総合調整装置40は、2次調整装置20および30の種々の素子にコマンドを送信することができる総合ストリーム管理部41をさらに含む。2つのクロック22および32のクロックレートは同一であって、例えば90kHz(ビデオおよびオーディオ読み取り速度因子がそれぞれ掛けられる)に等しい。
管理部24は、ビデオフレームのストリーム中にPTS(ここではPTS2で示されている)を検出し、検出したPTSに対応する時刻(時刻t(PTS2))を処理部21に通知する。クロック22は、各PTSの検出に対応する時刻を示し、この時刻をt(IPCR2)で示して処理装置21に通知する。
同様に、オーディオストリームの管理部34は、オーディオフレームのストリーム中にPTS(図ではPTS1で示されている)を検出し、検出したPTSに対応する時刻t(PTS1)を処理部31に通知する。クロック32は、各PTSの検出に対応する時刻t(IPCR1)を処理装置31に通知する。時刻t(PTS1)は、もともと、時刻t(IPCR2)とは関連がない。
調整装置40は、PTSから生成された、というよりはむしろ、PTSから回復されたプログラムクロックである第3のクロック(不図示)を含むことが好ましい。
総合管理部41によって再生開始コマンドが受信されると、2つのストリーム、すなわち、ビデオストリームおよびオーディオストリームのフレームの再生が開始される。
オーディオフレームのストリームの再生は、対応する時刻t(PTS1)とt(IPCR1)を用いて、図1および2と関連して説明した方法で開始される。同時にそして独立に、ビデオフレームのストリームの再生が、対応する時刻t(PTS2)およびt(IPCR2)を用いて開始される。
クロック32(または22)は、ストリーム管理部34(または24)によって検出された最初のPTSの時刻t(PTS1)(またはt(PTS2))で初期化してもよい。この場合、ストリーム管理部34(または24)は、増幅器36に(またはスクリーン26に)、調整されたスループットで、クロック32と同期化されたオーディオ(またはビデオ)フレームのストリームを送信する。
総合管理部41による再生開始コマンドの受信と、増幅器36への(または表示装置26への)オーディオ(またはビデオ)フレームの出力開始の間、プログラムの最初のオーディオ(またはビデオ)フレームが、ストリーム管理部34(または24)によってバッファメモリに保存される。このようなバッファメモリは、図1のバッファメモリ5に対応する。このバッファメモリが満杯になると、ストリーム管理部34(または24)は、スループットが調整され、クロック32(または22)と同期されたストリームの形で、オーディオ(またはビデオ)フレームを増幅器36に(または表示装置26に)送信し始める。
このときに再生されるビデオフレームとオーディオフレームのストリームは、それぞれ調整されたスループットを有しているが、必ずしも相互に同期していない。例えば、オーディオフレームはビデオフレームに対して進んでいることがあり得る。2つのクロック22および32は、それぞれ時刻t(PTS2)またはt(PTS1)に対応する時刻の値に少なくとも1度は初期化されているが、相互に極めて独立である。
ビデオフレームのストリームとオーディオフレームのストリームの相互同期(すなわち相互間の同期)得るために、総合管理部41は、クロック32をクロック22によって示されている時刻にロックすることを命令する。このロックは、図2のフローチャートに関連して上述した方法を適用し、クロック22の初期化が命令されたときにはいつでも、クロック32をクロック22によって示されている時刻に初期化することによって、うまく実行することができる。
クロック32をクロック22によって示される時刻に初期化する前であっても、2つのクロック22および32は、ビデオフレームのストリームとオーディオフレームのストリームがそれぞれ独立に同期化する対象を形成するので、同じデータストリーム(したがって、同じプログラムクロックに関連づけられている)から生じる情報(すなわち、それぞれPTS2およびPTS1のPTS)にもとづいて相互に接近した時刻を原理的に示す。つまり、クロック22と32は原理的に反同期的である。
総合管理部41は、2つのクロック22および32によってそれぞれ示される時刻が特定の閾値よりも小さな偏差を示さない限り、上記初期化を遅延させることができる。このような付加的条件によって、オーディオフレームのストリームがビデオフレームのストリームと過度に高頻度に同期化されることに起因する重大な変更をひとりでに受けることがないようにできる。
同様に、総合管理部41は、クロック22および32の読み取り速度因子が等しくなければ、上記初期化を命令しない。読み取り速度因子は、プログラムの読み取り速度を変更するコマンドがビデオフレームのストリームとオーディオフレームのストリームに同じ敏速さで影響を与えないため、このコマンドを受信した直後には瞬間的に等しくない可能性がある。
クロック22によって示される時刻によるクロック32の初期化にもとづいて、2つのクロック22および32は、総合管理部41によって相互に同期化され、共通の時刻を出力する。つまり、t(IPCR1)=t(IPCR2)である。特に、上述の例では、クロック32は、各瞬間において、クロック22によって出力された時刻を再現する。このとき、ビデオフレームの送信は、図2のフローチャートを参照して上述した方法にしたがって継続される。この方法によると、クロック22は、ビデオフレームのストリームのPTSにしたがって初期化することができる。このようにして得られたビデオフレームの同期化は、ビデオフレームのストリームのわずかな変更しか引き起こさない。
ストリーム管理部34によるオーディオフレームの送信もまた継続されるが、ビデオフレームと関連づけられたクロック22に制御されるようにして継続される。オーディオ信号に用いられる同期化方法は、図2を参照して説明し、平均値Mの絶対値を平均閾値と比較するステップ106が、ステップ107とともに省略される方法に対応している。分散値のテストがYESであるときには、ステップ105は、体系的に次にステップ108に進む。
このようにして達成されるオーディオ信号の送信は、ビデオフレームの再生の同期化によって引き起こされるクロック22の初期化に後続する。このようにして、オーディオフレームのストリームは、ビデオフレームのストリームに対して同期化される。この同期化は、オーディオフレームのスキップ、または、オーディオフレームのストリーム中に待機用の遅延を導入することだけによって達成される。以上のことから、具体的に、増幅器36に送信される調整されたスループットを有するオーディオフレームのストリームは、表示装置26に送信されるビデオフレームのストリームよりも多くの変更を示すという結果になる。これは、2つのストリームの相互同期をビデオフレームのストリームを優先して実行するからである。このような動作方法は、ユーザが、ビデオストリームと関連した、不規則性に対する知覚能力よりも劣った、オーディオストリームの不規則性に対する知覚能力を有しているということを考えると、適切である。
ビデオフレームとオーディオフレームのストリームの相互同期化方法の他の実施形態では、優先権はオーディオフレームのストリームに与えられてもよい。この場合、クロック22は、クロック32によって示される時刻を再現する。
優先権は、指定された環境に応じ、または、ユーザによって入力される対応したコマンドに応じ、2つのストリームのいずれか一方に割り当ててもよい。このとき、優先権は、総合管理部41によって割り当ててもよい。
上述した相互同期化方法を可逆的にしてもよい。もし2つのクロック22および23がロックされている場合、主管理部41は、ストリーム管理部24または34の一方(主管理部41によってクロック22または32の一方にロックが課されていても、相互に独立に動作を継続する)が、上記特定の閾値より大きい偏差のために、それぞれクロック22または32の初期化を必要とするとき、2つのクロック22および23のロックを解除することができる。具体的には、このような偏差は、2つのクロック22および32の間に、これらが分離されることを必要とするような大きなずれが存在することを示している。このことは、ビデオフレームのストリームまたはオーディオフレームのストリームの不連続が、他方のストリームに直接対応する部分がなくて発生するとき(例えば、読み取りの速度および/または方向の変化があったとき、または、フレームの原点の変化があったとき)に起こりうる。
調整装置20および30が正確に処理をすることができないほど高速にプログラムが読み取られるとき、次の措置によってクロック22と32の間の相互同期化を最良に維持することができる。
調整装置20(ビデオ)は、圧縮データストリーム中のデータの複数の部分をスキップするコマンドをデコーダ25に送信することができる。デコーダは、返信において、不連続の存在について調整装置20に通知する。この場合、調整装置は、同期の維持を目的とせずに、直ちにクロック22を再初期化する。2つのクロックがロックされるとき、オーディオは直ちに新たな基準について通知される。
調整装置30(オーディオ)は、同じ方法を逆に適用する。さらに、オーディオがビデオに対して非常に遅延された状態になるならば、調整装置30は、オーディオデータのストリームの一部分をスキップするか、または、オーディオフレームを1つずつスキップするコマンドをデコーダ35に送信することもできる。この場合、必要なスキップのバイトサイズは、スキップするオーディオフレームの数にオーディオデータのストリームの2値のスループットを掛けることによって定められる。スキップされるフレームの数は、現在のPTSと現在のPTRの間の偏差の関数として定められる。
本発明の第1の実施形態による方法を実施する装置のブロック図である。 本発明による方法のステップのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による方法を実施する装置のブロック図である。
符号の説明
1 処理部
2 (局部基準)クロック
3 (メモリ)レジスタ
4 ストリーム管理部(フレームスループット管理部)
5 バッファメモリ
10 フレーム調整装置
11 読み取り装置
11a 記録媒体(大容量ディジタル記録媒体)
12 受信装置
12a リアルタイム放送源
13 ビデオ/オーディオデコーダ
14 再生装置
100〜111 ステップ
20 第1の2次ストリーム調整装置
21 処理部2
22 クロック2
24 ストリーム管理部2
25 デコーダ2(ビデオデコーダ)
26 表示装置
30 第2の2次ストリーム調整装置
31 処理部1
32 クロック1
34 ストリーム管理部1
35 デコーダ1(オーディオデコーダ)
36 増幅器
40 総合ストリーム調整装置
41 総合ストリーム管理部

Claims (17)

  1. ビデオフレームまたはオーディオフレームの再生時刻を示すタイムスタンプ(PTS)を含むデータストリームを処理することによって生成された前記フレームの再生を同期化する方法であって、少なくともいくつかのタイムスタンプ(PTS)の処理が、
    処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻(t(PTS))と、当該タイムスタンプの処理中に局部基準クロック(2)によって示される時刻(t(IPCR))の間の現在の偏差値を計算するステップと、
    以前に処理されたタイムスタンプに対応する偏差値の後に続いて前記現在の偏差値をレジスタ(3)内に保存するステップ(102)と、
    −少なくとも前記現在の偏差値を含み、前記レジスタ内に基準偏差値の後に続いて保存されている順序付けられた一連の偏差値の分散値(V)を計算し(104)、前記分散値を所定の分散閾値と比較して、
    もし前記分散値が前記分散閾値(VS)よりも大きいならば、前記現在の偏差値を新しい基準偏差値として選択し、
    もし前記分散値が前記分散閾値(VS)よりも小さいならば、前記一連の偏差値に関する偏差の平均値(M)を計算し、前記平均値を所定の平均閾値(MS)と比較し(106)、
    もし前記平均値の絶対値が前記平均閾値よりも大きいならば、前記局部基準クロックを、処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻に対応する時刻の値に初期化し(107)、前記現在の偏差値を新しい基準偏差値として選択し、
    もし前記平均値の絶対値が前記平均閾値よりも小さいならば、処理されているタイムスタンプによって示される再生時刻と、当該タイムスタンプの処理中に前記局部基準クロックによって示される時刻の間の偏差値を小さくするように、前記フレームの再生を調整するステップを含む方法。
  2. 前記フレームの再生の前記調整は、前記一連の偏差値に関する偏差の前記平均値が負のときには、少なくとも1つのフレームをスキップすること(109)を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フレームの再生の前記調整は、前記一連の偏差値に関する偏差の前記平均値が正のときには、前記フレームの再生に一時停止を導入すること(110)を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記現在の偏差値がゼロでない場合のみ、前記現在の偏差値を前記レジスタに保存し、もし前記現在の偏差値がゼロならば、以前に前記レジスタに保存した偏差値を選択する、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 新しい基準偏差値が選択されたとき、前記レジスタに保存されているすべての偏差値を消去し、前記分散値の計算と前記平均値の計算のために取り入れられる前記一連の偏差値は、前記計算の時点で前記レジスタに保存されているすべての偏差値に対応する、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記レジスタに前記現在の偏差値を保存した後、もし前記レジスタが所定の数よりも少ない偏差値を保存しているならば、タイムスタンプの前記処理を中断する(103、111)、請求項5に記載の方法。
  7. 再生開始コマンドに応答して、かつ、タイムスタンプの前記処理の開始前に、前記局部基準クロックを、処理される最初のタイムスタンプによって示される再生時刻に対応する時刻の値に初期化することをさらに含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記再生開始コマンドを受信してから、受信した前記フレームをバッファメモリ(5)に記録し始めることを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記データストリームを大容量ディジタル記録媒体(11a)上で読み取る、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記データストリームをリアルタイム放送源(12a)からリアルタイムに受信する、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記局部基準クロックのクロックレートを、受信した前記データストリームに含まれている時間基準(PCR)と同期させる、請求項10に記載の方法。
  12. ビデオフレームとオーディオフレームを並列に再生するために、前記ビデオフレームの再生と前記オーディオフレームの再生を同期化する方法であって、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の方法にしたがって、前記ビデオフレームの再生を同期化するステップと、
    これと並列に、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法にしたがって、前記オーディオフレームの再生を同期化するステップと、
    前記ビデオフレームの再生と関連づけられている局部基準クロック(22)と、前記オーディオフレームの再生と関連づけられている局部基準クロック(32)を、一方の局部基準クロックを他方の局部基準クロックにロックすることによって相互に同期化するステップを含む方法。
  13. 前記ロックは、各場合において、前記一方の局部基準クロックを前記他方の局部基準クロックの時刻の値に初期化することによって行われる、請求項12に記載の方法。
  14. 所定の瞬間において、前記2つの局部基準クロックのそれぞれによって示される時刻が所定の閾値よりも小さな偏差値を示す場合にのみ、前記一方の局部基準クロックを前記他方の局部基準クロックの時刻の値に初期化する、請求項12または13に記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の方法を実施する手段を含む装置。
  16. 請求項15に記載の装置を含むビデオドライバ回路。
  17. 請求項16に記載の回路を含むデコーダボックス。
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