JP2004208085A - スピーカシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】広い音場を得る場合はスピーカの間隔を大きくして設置する必要があり、設置空間を大きく必要とした。
【解決手段】振動軸が互いに略180度の角度となるよう配置されたLチャンネル及びRチャンネル用スピーカユニットと、スピーカユニットの前面にそれぞれ設けられ、スピーカユニットの振動軸と略平行とされた導音板とからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】振動軸が互いに略180度の角度となるよう配置されたLチャンネル及びRチャンネル用スピーカユニットと、スピーカユニットの前面にそれぞれ設けられ、スピーカユニットの振動軸と略平行とされた導音板とからなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、これまでスピーカから発する音が空間上でどのように伝搬し、リスナーの耳まで届くのかについて研究を行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的にL、Rチャンネルのステレオ信号を所定の間隔をあけて配置された2つのスピーカによって再生することにより、録音時の音場空間を再現することが可能であるが、通常はスピーカの振動軸がリスナー方向を向くようスピーカを設置する。このスピーカから音が放射されるが、通常はこの2つのスピーカの間に音像が定位する。従って、広い音場を得る場合はスピーカの間隔を大きくして設置する必要があり、設置空間を大きく必要とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、振動軸が互いに略180度の角度となるよう配置されたLチャンネル及びRチャンネル用スピーカユニットと、スピーカユニットの前面にそれぞれ設けられ、スピーカユニットの振動軸と略平行とされた導音板とからなる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。図1、図2はスピーカシステム1の正面図である。密閉型のエンクロージャ2、3にはそれぞれ、Lチャンネル用スピーカユニット4及びRチャンネル用スピーカユニット5が背中合わせになるよう設けられ、Lチャンネル用スピーカユニット4及びRチャンネル用スピーカユニット5の振動軸は互いに180度の角度とされている。従って、各スピーカユニット4、5からの再生音は互いに反対方向に空間上に放射される。なお、6はエンクロージャ2、3を分離するための隔壁である。
【0006】
スピーカユニット4、5の振動軸と平行になるよう導音壁7、8がそれぞれ設けられている。この導音壁7、8によって、スピーカユニット4、5からの放射される再生音は、直接リスナー方向に向かうのではなく、この導音壁7、8に沿って拡散する。従って、再生される音場空間はスピーカユニット4、5の間隔よりも広くなる。
【0007】
ここで、スピーカユニット4、5からの再生音を振動軸方向に伝達するため、ユニットの前方に筒型の箱を設けることも考えられるが、この場合、再生音は筒内部で共鳴し、本来の音質と異なる音になってしまう。又同様に2枚の壁を90度の角度をもって設けることも考えられるが、壁同士で音が反射し、結果的に筒の場合と同じような共鳴音になってしまう。従って、本実施例のごとく、1枚の平面的な壁を設けるのが音質的に最も好ましい。
【0008】
なお、導音壁7、8の前面に一点鎖線で示すようにグリル9を設けることにより、スピーカシステム1の全体的な形状が直方体となるよう構成しても良い。この場合、グリル9は音をできるだけ透過する素材であることが望ましい。
【0009】
図3及び図4はこのスピーカシステム1をプラズマディスプレイ10の上部に設置した状態を示す正面図及び側面図である。スピーカシステム1からの再生音は、導音板7、8に沿って放射されるため、導音板7、8がないスピーカシステムに比べ、音像が左右方向に広がり、豊かな再生音場を得ることが出来る。
【0010】
図5は他の実施例のスピーカシステム10を示す。スピーカユニット4、5からは放射状に音が拡散する。従って、導音板7、8もスピーカユニット4、5を中心に放射状となるよう構成しても良い。その場合、図3及び図4に示すように例えばプラズマディスプレイ10上に置くことは困難となるが、所要のスピーカスタンドに固定して設置すればよい。
【0011】
なお、上述の実施例においては、ステレオ2チャンネルで実施例を説明したが、このスピーカシステムを6.1チャンネルサラウンド信号の再生用に使用してもよい。この場合、センタースピーカを追加し、その振動軸はリスナー方向に向けるのが望ましい。
【0012】
また、上述の実施例においてはLチャンネル用スピーカユニット4のエンクロージャ2と、Rチャンネル用スピーカユニット5のエンクロージャ3は一体に形成しているが、本発明はこれに限定されることなく、別体で構成しても良い。
【0013】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明によれば、小型ながら広がりのある再生音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカシシテム1の正面図。
【図2】スピーカシシテム1の上面図。
【図3】スピーカシステム1をプラズマディスプレイ10に乗せた状態の正面図。
【図4】スピーカシステム1をプラズマディスプレイ10に乗せた状態の側面図。
【図5】スピーカシステム1の他の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1、10 スピーカシステム
4、5 スピーカユニット
7、8 導音板
【発明の属する技術分野】
本発明は、スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、これまでスピーカから発する音が空間上でどのように伝搬し、リスナーの耳まで届くのかについて研究を行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的にL、Rチャンネルのステレオ信号を所定の間隔をあけて配置された2つのスピーカによって再生することにより、録音時の音場空間を再現することが可能であるが、通常はスピーカの振動軸がリスナー方向を向くようスピーカを設置する。このスピーカから音が放射されるが、通常はこの2つのスピーカの間に音像が定位する。従って、広い音場を得る場合はスピーカの間隔を大きくして設置する必要があり、設置空間を大きく必要とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、振動軸が互いに略180度の角度となるよう配置されたLチャンネル及びRチャンネル用スピーカユニットと、スピーカユニットの前面にそれぞれ設けられ、スピーカユニットの振動軸と略平行とされた導音板とからなる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を説明する。図1、図2はスピーカシステム1の正面図である。密閉型のエンクロージャ2、3にはそれぞれ、Lチャンネル用スピーカユニット4及びRチャンネル用スピーカユニット5が背中合わせになるよう設けられ、Lチャンネル用スピーカユニット4及びRチャンネル用スピーカユニット5の振動軸は互いに180度の角度とされている。従って、各スピーカユニット4、5からの再生音は互いに反対方向に空間上に放射される。なお、6はエンクロージャ2、3を分離するための隔壁である。
【0006】
スピーカユニット4、5の振動軸と平行になるよう導音壁7、8がそれぞれ設けられている。この導音壁7、8によって、スピーカユニット4、5からの放射される再生音は、直接リスナー方向に向かうのではなく、この導音壁7、8に沿って拡散する。従って、再生される音場空間はスピーカユニット4、5の間隔よりも広くなる。
【0007】
ここで、スピーカユニット4、5からの再生音を振動軸方向に伝達するため、ユニットの前方に筒型の箱を設けることも考えられるが、この場合、再生音は筒内部で共鳴し、本来の音質と異なる音になってしまう。又同様に2枚の壁を90度の角度をもって設けることも考えられるが、壁同士で音が反射し、結果的に筒の場合と同じような共鳴音になってしまう。従って、本実施例のごとく、1枚の平面的な壁を設けるのが音質的に最も好ましい。
【0008】
なお、導音壁7、8の前面に一点鎖線で示すようにグリル9を設けることにより、スピーカシステム1の全体的な形状が直方体となるよう構成しても良い。この場合、グリル9は音をできるだけ透過する素材であることが望ましい。
【0009】
図3及び図4はこのスピーカシステム1をプラズマディスプレイ10の上部に設置した状態を示す正面図及び側面図である。スピーカシステム1からの再生音は、導音板7、8に沿って放射されるため、導音板7、8がないスピーカシステムに比べ、音像が左右方向に広がり、豊かな再生音場を得ることが出来る。
【0010】
図5は他の実施例のスピーカシステム10を示す。スピーカユニット4、5からは放射状に音が拡散する。従って、導音板7、8もスピーカユニット4、5を中心に放射状となるよう構成しても良い。その場合、図3及び図4に示すように例えばプラズマディスプレイ10上に置くことは困難となるが、所要のスピーカスタンドに固定して設置すればよい。
【0011】
なお、上述の実施例においては、ステレオ2チャンネルで実施例を説明したが、このスピーカシステムを6.1チャンネルサラウンド信号の再生用に使用してもよい。この場合、センタースピーカを追加し、その振動軸はリスナー方向に向けるのが望ましい。
【0012】
また、上述の実施例においてはLチャンネル用スピーカユニット4のエンクロージャ2と、Rチャンネル用スピーカユニット5のエンクロージャ3は一体に形成しているが、本発明はこれに限定されることなく、別体で構成しても良い。
【0013】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明によれば、小型ながら広がりのある再生音を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカシシテム1の正面図。
【図2】スピーカシシテム1の上面図。
【図3】スピーカシステム1をプラズマディスプレイ10に乗せた状態の正面図。
【図4】スピーカシステム1をプラズマディスプレイ10に乗せた状態の側面図。
【図5】スピーカシステム1の他の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
1、10 スピーカシステム
4、5 スピーカユニット
7、8 導音板
Claims (2)
- 振動軸が互いに略180度の角度となるよう配置されたLチャンネル及びRチャンネル用スピーカユニットと、
該スピーカユニットの前面にそれぞれ設けられ、該スピーカユニットの振動軸と略平行とされた導音板とからなることを特徴とするスピーカシステム。 - 前記導音板は、前記スピーカユニットから離れるにつれてその幅が広がるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375615A JP2004208085A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375615A JP2004208085A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | スピーカシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004208085A true JP2004208085A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375615A Pending JP2004208085A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004208085A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012509643A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | マイクロソフト コーポレーション | ハンドセット向け音響透過開口部 |
JP2016082567A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-16 | サーモス株式会社 | スピーカー装置及びスピーカーシステム |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375615A patent/JP2004208085A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012509643A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | マイクロソフト コーポレーション | ハンドセット向け音響透過開口部 |
JP2016082567A (ja) * | 2014-10-09 | 2016-05-16 | サーモス株式会社 | スピーカー装置及びスピーカーシステム |
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